JP7428599B2 - システム構築支援装置およびその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の機能を有するシステムを分析して行われる新たなアーキテクチャへの移行や再構築を含むシステムの構築を支援するための技術に関する。
従来から業務システム等(以下、単にシステムと称する)においては、複数の、つまり、より多くの機能・サービスが実装されており、利用者の操作等に応じて選択された機能・サービスを実行する構成を採っている。いわゆる「モノリシック(一枚岩)」なアーキテクチャでシステム(以下、統合システムを称する)が構築されている。
これに対して、現在、マイクロサービスアーキテクチャ、コンテナ化、クラウド化などによる、モノリシックなシステムが有する任意の機能に分解したアーキテクチャのシステム(以下、コンポーネントシステムと称する)が提案されている。
このようなコンポーネントシステムの構築では、従来の統合システムからの移行など統合システムの機能を移行させることが多い。このための技術として、特許文献1に記載の技術が提案されている。
特許文献1には、生成したアプリケーションをクラウド環境に容易に配置するために、「アプリケーションを生成する情報処理装置で実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置を、前記アプリケーションを生成するための定義情報を取得する定義情報取得手段と、前記定義情報取得手段により取得された定義情報に基づき、前記アプリケーションを生成する生成手段と、クラウド環境への接続に用いる接続情報を取得する接続情報取得手段と、前記アプリケーションに係る履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、前記接続情報取得手段により取得された接続情報を用いて前記クラウド環境に接続し、前記履歴情報取得手段により取得されたアプリケーションに係る履歴情報に基づき、前記生成手段により生成されたアプリケーションを当該クラウド環境に配置する配置手段として機能させるためのプログラム」が開示されている。
特開2019-91415号公報
ここで、統合システムでは、機能・サービスを実行するためのデータベースが、各機能で共有されている。これに対して、コンポーネントシステムでは、データベースを個別に用意するなど、データベースについても小規模化することが望まれている。
しかしながら、特許文献1では、その機能やアプリケーションに応じたクラウド環境の整備は考慮されていたが、データベースの再配置、つまり、機能に応じてデータベースを用意することについては考慮されていない。つまり、特許文献1では、クラウド環境下において、単に「生成されたアプリケーションが利用する」「仮想データベースサーバ18」を用意するのみである。このため、特許文献1では、常に各機能で共用される大規模なデータベースを用意する必要があった。
そこで、本発明では、データベースについても考慮したコンポーネントシステムへの移行、再構築を含む構築を支援することを課題とする。
上記の課題を解決するために、コンポーネントシステムの構築において、分析対象となる統合システムにおけるデータベースに対する「アクセス履歴情報」を用いて、データベースを構成するデータ項目が「個別データ」か「共通データ」かを区分けする。この際、「アクセス履歴」が示すアクセス元となる機能を用いて、「個別データ」か「共通データ」かを区分けすることが望ましい。
より具体的な本発明の一態様として、複数の機能および、前記複数の機能で共用され複数のデータ項目で構成される共用データベースからなる統合システムに基づいて、コンポーネントシステムを構築するためのシステム構築支援装置において、前記統合システムのアクセス元機能により前記共用データベースを構成するデータ項目にアクセスされたことを示し、前記アクセス元機能およびアクセス先であるデータ項目が対応付けられたアクセス履歴情報を記憶する記憶装置と、前記コンポーネントシステムに含まれる第1の機能を識別する第1の機能名を用いて、前記アクセス履歴情報を検索して、前記第1の機能がアクセス元となるデータ項目を特定し、前記アクセス履歴情報を用いて、特定された前記データ項目に対して、前記複数の機能に含まれる第2の機能からのアクセスの有無を判定し、前記第2の機能からのアクセスが無いと判定した場合に、特定された前記データ項目が前記第1の機能における個別データであると判定する処理部を有するシステム構築支援装置が含まれる。
さらに、本発明には、システム構築支援装置を用いたシステム構築支援方法や、システム構築支援装置をコンピュータとして機能させるコンピュータプログラムやこれを格納した記憶媒体も含まれる。
本発明によれば、構築されるシステムのアプリケーション・機能に応じたデータベースの構築を可能とするシステム構築を支援することが可能になる。
本発明の一実施例の概念を示す図。 本発明の一実施例におけるシステム構成図。 本発明の一実施例における各種履歴情報の生成を説明するための図。 本発明の一実施例におけるシステム構築支援装置の全体処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例で用いられるアクセス履歴集計テーブルを示す図。 本発明の一実施例でのアクセス元一覧の表示画面を示す図。 本発明の一実施例のステップS4の詳細における第1の例を示すフローチャート。 本発明の一実施例のステップS4の詳細における第2の例を示すフローチャート。 本発明の一実施例で用いられる区分結果テーブルを示す図。 本発明の一実施例での区分結果を一覧で表示する表示画面を示す図。 本発明の一実施例でのグラフィカルに表示する表示画面を示す図。
以下、本発明の一実施例を、図面を用いて説明する。まず、図1に、本実施例の概念を示す。統合システムにおいては、n個の機能群が1つのシステムとして構成されている。例えば、生産管理システムは、「製造指示」「品質管理」「生産計画」「プロセス管理」「実績分析」といったn個の機能群で構成される1つの統合システムとして構成される。また、この統合システムでは、これらn個の機能群が1つのデータベース(DB)を共用している。つまり、図1に示す生産管理システムは、各機能からアクセス可能な共用データベースを有している。
これに対して、本実施例では、この統合システムのうち、任意の機能を切り出し、つまり、分解し、コンポーネントシステムを構築する。図1に示す例では、「製造指示」と「実績分析」の各機能を分解している。また、コンポーネントシステムの構築においては、n個の機能の少なくとも2機能で共通する共通機能も設けることが望ましい。そして、このコンポーネントシステムでは、各機能が例えば疎に結合されている。
ここで、コンポーネントシステムでは、統合システムの機能を分解して構成されるが、データベースについても分解が必要となる。図1の例に示すように、「製造指示」がDB1(個別データベース)、「共通機能」がDB2(共通データベース)、「実績分析」がDB3(個別データベース)と、各機能に対応付けてデータベースの分解も行うことが必要になる。つまり、共用データベースを構成する各データ項目が、各機能で用いる共通データか、機能に特化した個別データ化を区分することが必要になる。そこで、本実施例では、統合システムに対応するコンポーネントシステムを構築する際に、共用データベースを、コンポーネントシステムの各データベースに分解、特に、各データ項目を共通データと個別データへ区分する構成を提案する。なお、本実施例では、上記のように、生産管理システムやその機能を例に挙げるが、適用先はこれに限らない。また、コンポーネントシステムとしては、いわゆるマイクロサービス、コンテナ化、クラウド化など、その構築手法は特に限定されない。
次に、図2に、本実施例におけるシステム構成図を示す。本実施例のシステム構成には、本実施例の主たる処理を実行するシステム構築支援装置10、システム構築支援装置10とネットワーク31を介して接続される端末装置21、端末装置22が含まれる。この端末装置21や22は、利用者から入力されるシステム構築支援装置10への指示を送信したり、システム構築支援装置10からの処理結果を受信したりする。これら端末装置21や22は、いわゆるコンピュータで実現され、ラップトップPC(ノートPC)やタブレット、スマートフォンなどで実現できる。なお、本実施例では、端末装置21や22を設けたが、入出力機能をシステム構築支援装置10に設け、端末装置21や22を省略してもよい。
ここで、システム構築支援装置10の構成を説明する。システム構築支援装置10は、サーバ等いわゆるコンピュータで実現でき、処理部11、通信I/F(インターフェース)12、主記憶装置13および補助記憶装置14を有する。そして、これらの各構成要素は、互いにバスなどの通信路を介して接続されている。
また、処理部11は、CPUのような各種演算・処理を行う演算装置で実現できる。また、この処理部11は、主記憶装置13に格納されたプログラムに従ってその演算・処理を実行する。
また、通信I/F12は、ネットワーク31と接続し、他の装置との送受信を実行する。さらに、主記憶装置13は、いわゆるメモリで実現でき、アクセス履歴集計テーブル作成プログラム131やデータ区分プログラム132を格納している。さらに、補助記憶装置14は、HDDやSSDで実現でき、アクセス履歴集計テーブル141や区分結果テーブル142を格納している。
なお、本実施例では、補助記憶装置14をシステム構築支援装置10の内部に設けたが、外部に設けてもよい。例えば、ネットワーク31と接続するファイルシステムとして構成し、端末装置21や22からアクセス可能とする構成としてもよい。また、アクセス履歴集計テーブル作成プログラム131、データ区分プログラム132やアクセス履歴集計テーブル141や区分結果テーブル142については、後述する。
また、ネットワーク32は、システム構築支援装置10を運営する企業等のイントラネットで実現することが望ましい。
次に、図2には、統合システムとして構築されている生産管理システム40と生産管理システム40が用いるデータベース50が記載されている。生産管理システム40は、モノリシックなシステムとして構築されている。つまり、生産管理システム40は、複数の機能を実行する機能部41を有する。この機能部41は、実績分析機能部411、製造指示機能部412およびプロセス管理機能部413を有する。生産管理システム40もコンピュータとして実現できるため、これら各機能部はプログラムに従ってその機能を実行する。なお、本実施例では、実績分析機能部411、製造指示機能部412およびプロセス管理機能部413の3つを挙げたが、これらに限定されない。さらに、データベース50が図1で説明した共用データベースに該当する。
また、生産管理システム40は、記憶部42を有し、データ項目アクセス履歴421、データ項目アクセス履歴422およびデータ項目アクセス履歴423を記憶している。これら各データ項目アクセス履歴は、機能部ごとのデータベース50へアクセスした履歴を示す情報である。本実施例では、実績分析機能部411の履歴がデータ項目アクセス履歴421であり、製造指示機能部412の履歴がデータ項目アクセス履歴422であり、プロセス管理機能部413の履歴がデータ項目アクセス履歴423である。そして、各データ項目アクセス履歴421~423は、各機能部411~413がデータベース50に格納されたデータ項目にアクセスした際に生成される。なお、各データ項目アクセス履歴421~423の内容については、後述する。
さらに、生産管理システム40は、データベース50に接続している。データベース50は、生産管理システム40の各機能部411~413がその処理のためにアクセスするデータ51を格納している。このデータ51は、複数のデータ項目(データ項目1、2…)で構成される。また、データベース50は、データベース50が管理するアクセス履歴であるDBアクセス履歴52を格納している。このDBアクセス履歴52の内容については、追って説明する。
なお、生産管理システム40は、ネットワーク32と接続している。ネットワーク32は、生産管理システム40を運用している企業などのイントラネットで実現することが望ましい。そして、ネットワーク32には、図示しないが、生産管理システム40と通信可能な端末装置と接続されている。これら端末装置は、生産管理システム40での分析結果や生産に関する指示を表示したり、利用者から生産管理システム40への入力を受け付けたりする。
また、ネットワーク32には、ファイルシステム60が接続されている。このファイルシステム60は、データ項目アクセス履歴421~423から作成されたデータ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴52から作成されたDBアクセス履歴テーブル62を格納している。これらデータ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62は、生産管理システム40が生成する。なお、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62の内容は、追って説明する。
さらに、ファイルシステム60は、生産管理システム40に関する情報を記録する生産管理システム管理テーブル63を格納することがより望ましい。生産管理システム管理テーブル63には、少なくとも生産管理システム40が有する各機能を識別する機能名やその関数などが記録されている。
ここで、本実施例では、システム構築支援装置10は、ネットワーク31とネットワーク32を介して、ファイルシステム60に接続可能としている。この場合、ネットワーク31とネットワーク32は異なる組織のイントラネットであれば、間にインターネットのような広域ネットワークを設けることが望ましい。また、システム構築支援装置10と生産管理システム40の管理組織が同じである場合、これらを1つのネットワークを介して接続する構成としてもよい。
この構成により、システム構築支援装置10は、ファイルシステム60にアクセスし、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62を利用することができる。ここで、システム構築支援装置10と生産管理システム40の管理組織が異なる場合、システム構築支援装置10からファイルシステム60へのアクセスが許可されないことがある。この場合、図2に示すように、可搬性の記憶媒体70を介して、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62を、システム構築支援装置10で利用できるようにしてもよい。また、記憶媒体70にも、ファイルシステム60と同様に、生産管理システム管理テーブル63を格納していることが望ましい。
次に、図3~図11を用いて、本実施例の処理の詳細を説明する。図3は、本実施例の処理の前提となる生産管理システム40の運用の際のおける各種履歴情報の生成を説明するための図である。履歴情報には、データ項目アクセス履歴421~423、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴52、DBアクセス履歴テーブル62が含まれる。図3には、生産管理システム40の実績分析機能部411、製造指示機能部412およびプロセス管理機能部413を示している。
実績分析機能部411では、実績集計や生産管理におけるKPI算出といった関数に従った処理を行っている。そして、実績集計の関数を用いる際に、実績分析機能部411は、データベース50にアクセスする。具体的には、実績分析機能部411は、データ51のデータ項目「DataA1」~「DataA10」で構成されるデータテーブルにアクセスする。そして、集計した実績に基づいてKPI算出の関数を用いる際に、実績分析機能部411は、データ51のデータ項目「DataB1~B20」や「DataD1~D40」を構成するデータテーブルにアクセスする。これらアクセスしたことを示す履歴は、生産管理システム40のOS(Operation System)の機能、実績分析機能部411もしくは履歴作成機能部などにより、ログであるデータ項目アクセス履歴421として記録される。
そして、生産管理システム40のOS等により、データ項目アクセス履歴421から実績分析機能部411のデータ項目アクセス履歴テーブル61-1が作成される。ここで、生産管理システム40のOS等では、csvファイルやJSON形式のようなテキストデータであるデータ項目アクセス履歴421を、表(テーブル)形式のデータであるデータ項目アクセス履歴テーブル61-1に変換することが含まれる。また、このデータ項目アクセス履歴テーブル61-1は、データ項目として、「DataA1~A10」「DataB1~B20」および「DataD1~D40」が設けられている。図3に示すデータ項目は、データテーブルを単位としているが、各データ項目を単位としてもよい。さらに、データ項目アクセス履歴テーブル61-1は、データ項目などにより、ソートされていてもよい。これらの作成方法や構造は、後述するデータ項目アクセス履歴テーブル61-2、データ項目アクセス履歴テーブル61-3やDBアクセス履歴テーブル62でも同様である。
そして、各データ項目に対して、アクセス元機能、アクセス元関数およびアクセス時刻が対応付けられて記憶されている。ここで、アクセス元機能は、アクセスした機能(機能部)を識別する情報であり、本実施例で構築を支援するコンポーネントシステムの機能の候補である。アクセス元関数は、アクセスの際にアクセス元機能でアクセスに用いられた関数を識別する情報である。このアクセス元関数は、省略してもよい。そして、アクセス時刻は、アクセス元機能がアクセスした時間を示す情報である。図3では、「朝」「夜」といった情報で示しているが、年月日および時間(時分秒)で記録してもよい。
なお、図3に示すデータ項目アクセス履歴テーブル61-1のうち、「DataD1~DataD40」であるデータ項目については、「-」が記録されている。これは、実績分析機能部411がアクセスしたものの、「DataD1~D40」が示すデータ項目を利用しなかったことを示している。
次に、製造指示機能部412においても、製造指示a1の関数を実行すると、データベース50のデータ項目「DataB1~B20」および「DataC1~C30」にアクセスする。そして、生産管理システム40のOS等により、データ項目アクセス履歴422が記録される。そして、生産管理システム40のOS等がデータ項目アクセス履歴422からデータ項目アクセス履歴テーブル61-2を作成する。
また、同様に、プロセス管理機能部413によりプロセス管理a1の関数を実行すると、データベース50のデータ項目「DataC1~C30」にアクセスする。そして、生産管理システム40のOS等により、データ項目アクセス履歴423が記録される。これを受けて、生産管理システム40のOS等が、データ項目アクセス履歴423からデータ項目アクセス履歴テーブル61-3を作成する。なお、生産管理システム40のOS等は、データ項目アクセス履歴テーブル61-1~61-3からデータ項目アクセス履歴テーブル61を作成してもよい。さらに、これらデータ項目アクセス履歴テーブル61-1~61-3をデータ項目アクセス履歴テーブル61として扱ってもよい。
さらに、データベース50側でも、上記のアクセスに応じて、DBアクセス履歴52が記録される。これは、データベース管理ソフトや生産管理システム40のOSなどにより記録される。そして、データベース管理ソフトなどが、DBアクセス履歴52からDBアクセス履歴テーブル62を作成する。ここでも、データベース管理ソフトなどが、テキスト形式のDBアクセス履歴52を、表形式のDBアクセス履歴テーブル62を変換してもよい。また、データベース管理ソフトなどでは、DBアクセス履歴テーブル62の作成において、データ項目でソートして作成してもよい。
以上のように、生産管理システム40の運用の際に、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62が作成されている。但し、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62の処理は、この後説明するシステム構築支援装置10の処理として実行してもよい。
さらに、一年などある程度の期間に運用された生産管理システム40について、これらのデータ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62の作成を行うことが望ましい。この期間としては、例えば、製造物の生産サイクルなど生産管理システム40の各機能が一通り以上実行される期間であることが好適である。このような期間であることで、本来アクセスされるべきデータ項目がアクセスされないことで、精度が低下することを防止できる。
次に、図4は、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62を用いたシステム構築支援装置10の全体処理を示すフローチャートである。
本フローチャートの各ステップは、アクセス履歴集計テーブル作成プログラム131やデータ区分プログラム132に従って、処理部11により実行される。以下、」説明を簡単にするために、アクセス履歴集計テーブル作成プログラム131に従った処理については、「アクセス履歴集計テーブル作成部111」をその処理主体として説明する。また、データ区分プログラム132に従った処理については、「データ区分部112」をその処理主体として説明する。
まず、ステップS1において、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、データ項目アクセス履歴テーブル61およびDBアクセス履歴テーブル62からアクセス履歴集計テーブル141を作成する。このために、まず、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、通信I/Fを利用して、ネットワーク31および32を介して、ファイルシステム60からデータ項目アクセス履歴テーブル61およびDBアクセス履歴テーブル62を読み出す。この際、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、記憶媒体70からデータ項目アクセス履歴テーブル61およびDBアクセス履歴テーブル62を読み出してもよい。
そして、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、データ項目アクセス履歴テーブル61およびDBアクセス履歴テーブル62をマージして、アクセス履歴集計テーブル141を作成する。続いて、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、このアクセス履歴集計テーブル141を、補助記憶装置14に格納する。なお、本実施例のアクセスには、参照、読み出し、書き込みが含まれるが、これら以外を含んでもよいし、いずれかが含まれていなくともよい。
このアクセス履歴集計テーブル141を、図5に示す。アクセス履歴集計テーブル141は、データ項目、アクセス元機能、アクセス元関数、アクセス時刻で構成される。これらの各項目は、データ項目アクセス履歴テーブル61およびDBアクセス履歴テーブル62の各項目に対応している。このため、アクセス元関数は省略してもよい。
ここで、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、データ項目アクセス履歴テーブル61およびDBアクセス履歴テーブル62の各レコードを比較し、一致するものをアクセス履歴集計テーブル141の1レコードとして特定する。そして、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、これらをマージしてアクセス履歴集計テーブル141を作成する。ここで、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、一致するレコードがない場合もアクセス履歴集計テーブル141の1レコードとする。これは、データ項目アクセス履歴テーブル61ないしDBアクセス履歴テーブル62の作成の際もしくはデータ項目アクセス履歴421~423やDBアクセス履歴52の記録の際にエラーが発生することを考慮したためである。
また、データ項目アクセス履歴テーブル61ないしDBアクセス履歴テーブル62のうち、アクセス時刻が一致しないレコードについては、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、それぞれのアクセス時刻を記録したレコードとすることが望ましい。この例を、図5の1レコード目に記載する。このことで、アクセス履歴集計テーブル141のレコード数、つまり、データ量の増加を削減できる。
なお、本実施例では、アクセス履歴集計テーブル141を用いるが、少なくともアクセス元機能とデータ項目が対応付けられたアクセス履歴情報を用いることが可能である。アクセス履歴集計テーブル作成部111は、このアクセス履歴情報として、データ項目アクセス履歴テーブル61およびDBアクセス履歴テーブル62のいずれか一方を用いてよい。また、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、アクセス履歴集計テーブル141を含むアクセス履歴情報を、データ項目アクセス履歴テーブル61およびDBアクセス履歴テーブル62のいずれか一方を用いて作成してもよい。この際、DBアクセス履歴テーブル62を用いて作成することがより望ましい。
さらに、アクセス履歴集計テーブル作成部111が、アクセス履歴集計テーブル141を作成する際、所定条件を満たすデータを用いて作成する構成としてもよい。この所定条件には、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62のアクセス時刻やアクセス頻度が含まれる。
例えば、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62で予め定められた一定期間以上古いアクセス確認できない場合、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、アクセス履歴集計テーブル141の対象外とする。また、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62で予め定められた一定の頻度ないし回数以下のアクセス確認できない場合、アクセス履歴集計テーブル作成部111は、アクセス履歴集計テーブル141の対象外とする。これらの所定条件は組み合わせて用いられてもよい。
さらに、データ項目アクセス履歴テーブル61やDBアクセス履歴テーブル62の作成でも、同様に所定条件を用いて実行してもよい。
これらのことで、後述のステップS4では、所定条件を満たさないアクセスを除外できる。さらに、アクセス履歴集計テーブル141やデータ項目アクセス履歴テーブル61、DBアクセス履歴テーブル62は所定条件を利用せず作成して、ステップS4の判断の際に、この所定条件を用いてもよい。このことは、ステップS4の記述箇所で説明する。
次に、ステップS2において、データ区分部112は、アクセス元一覧を作成する。そして、データ区分部112は、通信I/Fを用いて、ネットワーク31を介して端末装置21や端末装置22に、この一覧を表示させる。図6に、アクセス元一覧を表示する表示画面201の例を示す。なお、データ区分部112は、アクセス元一覧を、ファイルシステム60ないし記憶媒体70に格納された生産管理システム管理テーブル63を用いて作成する。つまり、データ区分部112は、生産管理システム管理テーブル63に記録された生産管理システム40の有する各機能名を一覧とする。
図6に示すように、端末装置21ないし22の利用者は、選択ボタン2011への指定により、切り出したい機能名を指定できる。つまり、端末装置21ないし22は、構築するコンポーネントシステムの機能の指定を受け付ける。そして、端末装置21ないし22は、選択された切り出したい機能名(機能)を、ネットワーク31を介して、システム構築支援装置10に通知する。本実施例の選択された切り出したい機能名は、「実績分析」(実績分析機能部411)とする
なお、本ステップS6において、データ区分部112は、端末装置21ないし端末装置22へ、利用者に図6に示す表示画面と同様の切り出し済機能名を選択する画面を表示させてもよい。つまり、データ区分部112は、端末装置21ないし22を介して、既に特定されているコンポーネントシステムの機能の指定を受け付ける。このために、データ区分部112は、図6に示す選択ボタン2011で、「切り出し済」を選択できるよう表示させる。このように、「切り出し済」の選択を可能とするために、データ区分部112は、区分結果テーブルを用いる。図9に示す区分結果テーブル142のアクセス元機能が記録されている機能については、「切り出し済」として選択可能になる。
このことで、後述するステップS8の結果表示の際に、データ区分部112は、今回切り出している機能および切り出し済の機能を併せて、端末装置21や22に表示させることが可能になる。なお、切り出し済の機能に、「無し」も含めてもよい。
次に、ステップS3において、データ区分部112は、指定された切り出したい機能名を用いて、アクセス履歴集計テーブル141を検索する。つまり、データ区分部112は、アクセス履歴集計テーブル141のアクセス元機能に「実績分析」を含むデータ項目を検索する。この結果、データ区分部112は、1レコード目(データ項目名:DataA1~A10)、2レコード目(データ項目名:DataB1~B20)および6レコード目(データ項目名:DataD1~D40)の各データ項目を特定する。
次に、ステップS4において、データ区分部112は、ステップS3で特定された各データ項目について、他の機能からのアクセスの有無を判定する。つまり、データ区分部112は、アクセス履歴集計テーブル141のデータ項目がDataA1~A10、DataB1~B20およびDataD1~D40のいずれかである各レコードにおいて、アクセス元機能が「実績分析」以外のレコードがないかを確認する。
この結果、データ区分部112は、データ項目DataA1~A10およびDataD1~D40については、他の機能からのアクセスは無いと判定する。このため、データ項目DataA1~A10およびDataD1~D40に対しては、ステップS5の処理へ進む。つまり、データ区分部112は、データ項目DataA1~A10およびDataD1~D40を、「実績分析」の個別データと区分する。
また、データ区分部112は、データ項目DataB1~B20については、他の機能からのアクセスは有ると判定する。このため、データ項目DataB1~B20に対しては、ステップS6の処理へ進む。つまり、データ区分部112は、データ項目DataB1~B20を、共通データに区分する。
但し、アクセス履歴集計テーブル141のデータ項目D1~D40のアクセス元関数が「-」を示している。つまり、データ項目D1~D40は、実績分析機能部411で利用されていないことを示している。このため、データ区分部112は、データ項目D1~D40を、不要データと区分することが望ましい。この区分を行うために、データ区分部112は、アクセス履歴集計テーブル141のアクセス元関数を用いる。つまり、アクセス元関数が「-」を示す場合、データ区分部112は、区分の未対象である「不要データ」とする。
ここで、ステップS4の詳細を示す2つ例を、図7および図8を用いて説明する。図7は、ステップS4の詳細における第1の例を示すフローチャートである。まず、ステップS411において、データ区分部112は、他の機能名、つまり、「実績分析」以外の機能名を特定する。このために、データ区分部112は、生産管理システム管理テーブル63を用いる。データ区分部112は、この生産管理システム管理テーブル63から「実績分析」以外の機能名を特定する。
次に、ステップS412において、データ区分部112は、ステップS411で特定された他の機能名を用いて、アクセス履歴集計テーブル141を検索する。つまり、データ区分部112は、アクセス履歴集計テーブル141のアクセス元機能が、他の機能名であるレコードを特定する。この結果、データ区分部112は、アクセス元機能が「製造指示」である3レコード目のデータ項目DataB1~B20、同じく4レコード目のデータ項目DataC1~C30を特定する。また、データ区分部112は、アクセス元機能が「プロセス管理」である5レコード目のデータ項目DataC1~C30も特定する。
次に、ステップS413において、データ区分部112は、ステップS3とステップS412の結果を突き合せる。つまり、データ区分部112は、「実績分析」を用いて特定されたデータ項目と、「実績分析」以外の機能名を用いて特定されたデータ項目を比較する。この結果、不一致のデータ項目、つまり、「実績分析」を用いて特定されたデータ項目に特有のデータ項目に対してはステップS5の処理へ進む。この場合、データ区分部112は、データ項目DataA1~A10およびDataD1~D40を、「実績分析」の個別データと区分する。但し、本実施例では、DataD1~D40は、生産管理システム40で利用されていないため、上述のようにデータ区分部112は、これを「不要データ」と区分する。
また、比較の結果、一致するデータ項目、つまり、「実績分析」以外の機能名を用いて特定されたデータ項目にも含まれるデータ項目に対しては、ステップS6の処理へ進む。この場合、データ区分部112は、データ項目DataB1~B20は、「実績分析」と「製造指示」の両方でアクセスされるので、これを共通データに区分する。
以上で、図7の説明、つまり、ステップS4の詳細における第1の例の説明を終わる。次に、図8を用いて、ステップS4の詳細における第2の例を説明する。図8は、ステップS4の詳細における第2の例を示すフローチャートである。まず、ステップS421において、データ区分部112は、ステップS3で検索されたデータ項目のデータ項目名を特定する。つまり、データ区分部112は、アクセス履歴集計テーブル141のアクセス元機能が「実績分析」である「データ項目」を特定する。図5の例では、データ区分部112は、データ項目名として、DataA1~A10、DataB1~B20およびDataD1~D40を特定する。
次に、ステップS422において、データ区分部112は、ステップS421で特定されたデータ項目名を用いて、アクセス履歴集計テーブル141を検索する。つまり、データ区分部112は、データ項目がDataA1~A10、DataB1~B20およびDataD1~D40であるレコードを特定する。この結果、データ区分部112は、1レコード目のデータ項目DataA1~A10、2レコード目のDataB1~B20、3レコード目のDataB1~B20および6レコード目のデータ項目DataD1~D40を特定する。
次に、ステップS423において、データ区分部112は、ステップS3とステップS412の結果を突き合せる。つまり、データ区分部112は、「実績分析」を用いて特定された各レコード(データ項目)と、このデータ項目が示すデータ項目名を用いて特定された各レコード(データ項目)を比較する。この結果、不一致のデータ項目、つまり、「実績分析」を用いて特定されたデータ項目に特有のデータ項目に対してはステップS5の処理へ進む。この場合、データ区分部112は、データ項目DataA1~A10およびDataD1~D40を、「実績分析」の個別データと区分する。但し、本実施例では、DataD1~D40は、生産管理システム40で利用されていないため、上述のようにデータ区分部112は、これを「不要データ」と区分する。
また、比較の結果、一致するデータ項目、つまり、データ項目名を用いて特定された各レコード(データ項目)にも含まれるデータ項目に対しては、ステップS6の処理へ進む。この場合、データ区分部112は、データ項目DataB1~B20は、「実績分析」と「製造指示」の両方でアクセスされるので、これを共通データに区分する。
なお、ステップS4において、データ区分部112は、他の機能からのアクセスの有無を、上述の所定条件データを用いて判定してもよい。つまり、データ区分部112は、アクセス履歴集計テーブル141に他の機能のアクセスが記録されている場合であっても、そのアクセスが所定条件を満たさない場合、アクセスは無いと判定する。所定条件には、上述のアクセスの頻度、回数、時期の少なくとも1つが含まれる。
この所定条件の利用は、図7および図8の判定処理でも同様である。つまり、データ区分部112は、ステップS412の検索もしくはステップS413で、所定条件を用いて検索ないし比較結果の判定を行う。特に、ステップS413では、一致するデータ項目があっても、少なくとも一方のデータ項目が所定条件を満たさない場合、データ区分部112は、不一致と判定する。
また、データ区分部112は、ステップS422の検索もしくはステップS423でも、所定条件を用いて検索ないし比較結果の判定を行う。特に、ステップS423では、一致するデータ項目があっても、少なくとも一方のデータ項目が所定条件を満たさない場合、データ区分部112は、不一致と判定する。
以上で、ステップS4の詳細と、ステップS5、ステップS6の説明を終了し、図4に戻りステップS7以降の処理について説明する。
ステップS7において、データ区分部112は、ステップS5およびステップS6での区分の結果を、区分結果テーブル142に記録する。区分結果テーブル142の内容を、図9に示す。区分結果テーブル142は、データ項目、ステップS5およびS6で区分された結果、アクセス元機能およびアクセス元関数を含む。このうち、アクセス元関数は省略してもよい。また、共通データに区分されたDataB1~B20に関しては、本データ項目を共用する機能名である「実績分析」と「製造指示」やこれらが用いるアクセス元関数の「KPI算出」や「製造指示a1」がまとめて対応付けられている。
また、データ区分部112は、アクセス履歴集計テーブル141に、その処理結果を記録してもよい。つまり、ステップS5の区分結果を用いて、データ区分部112は、アクセス履歴集計テーブル141の該当するレコードに「個別データ」であることを記録する。また、ステップS6の区分結果を用いて、データ区分部112は、アクセス履歴集計テーブル141の該当するレコードに「共通データ」であることを記録する。
なお、このような区分結果テーブル142もしくはアクセス履歴集計テーブル141を設けることにより、以降の次の機能を切り出す際、データ区分部112は、この記録がなされたレコードを検索の対象から外し、検索対象レコードを削減することが可能になる。このため、データ区分部112は、「個別データ」や「共通データ」の代わりに、データの判定、区分が済んでいることを示す情報を記録してもよい。
次に、ステップS8において、データ区分部112は、区分結果を、通信I/Fを用いて、ネットワーク31を介して端末装置21や端末装置22に表示させる。この区分結果は、データ項目がいずれの区分であるかを示せればよい。この区分結果を、一覧として表示する表示画面202の一例を、図10に示す。図10に示すように、データ区分部112は、「新規切り出し機能」の区分結果2021と「切り出し済機能」の区分結果2022を、データ項目と区分の結果を対応付けて表示させている。この際、データ区分部112は、「新規切り出し機能」の区分結果2021と「切り出し済機能」の区分結果2022を、選択的に表示させてもよい。
さらに、データ区分部112は、この一覧に、データ項目にアクセスしたアクセス元関数を含めてもよい。また、図示しないが、データ区分部112は、切り出しが済んでいない機能ついても、表示画面202に表示させてもよい。なお、表示画面202においては、「新規切り出し機能」の区分結果2021と「切り出し済機能」の区分結果2022をまとめて1つの表などで表してもよい。
さらに、ステップS8において、データ区分部112は、区分結果をグラフィカルに表示させてもよい。この表示画面203の一例を、図11に示す。図11に示すように、データ区分部112は、「新規切り出し機能」の区分結果2031と「切り出し済機能」の区分結果2032について、それぞれその機能、アクセス元関数およびデータ項目をグラフィカルに対応付けて表示させる。まず、「新規切り出し機能」の区分結果2031では、実績分析のアクセス元関数として、実績集計とKPI算出が存在する。そして、実績集計によりDataA1~A10が個別データとしてアクセスしたことを示している。また、DataD1~D40には、バツ印が表示され、不要データであることが示されている。さらに、DataB1~B20は共通データであることを示している。
また、「切り出し済機能」の区分結果2032では、切り出し済の機能である生産計画のアクセス元関数として、計画策定が存在する。そして、計画策定によりDataC1~C30が個別データとしてアクセスしたことを示している。また、DataF1~F640には、バツ印が表示され、不要データであることが示されている。
なお、データ区分部112は、「新規切り出し機能」の区分結果2031と「切り出し済機能」の区分結果2032を、区別せずまとめて表示させてもよい。さらに、データ区分部112は、表示画面203に、各コンテナ、つまり、構築しようとするコンポーネントシステムの構成要素を表示させる。
次に、ステップS9において、データ区分部112は、データベース構築のための処理を実行する。この処理には、データ区分部112が、区分結果テーブル142を、通信I/Fを利用して、ネットワーク31および32を介して、ファイルシステム60へ送信することが含まれる。そして、ネットワーク32に接続された端末装置を利用して、データベース50から区分結果テーブル142に規定されたデータ項目を読み出し、構築するコンポーネントシステムに適応したデータベースを構築することが可能になる。以上で図4に示すフローチャートの処理が終了するが、本ステップは省略し、ステップS8で処理を終了してもよい。
以上の本実施例では、ステップS2で、切り出したい機能の指定を受け付けている。ここで、この指定は複数の機能名であってもよいし、指定を省略してもよい。後者の場合、アクセス履歴集計テーブル141で代表されるアクセス履歴情報に記録される各機能についてまとめて本実施例の処理を実行することが望ましい。つまり、生産管理システム40のようなモノリシックなシステムに含まれる各機能に対して、本実施例の処理を実行する。
さらに、本実施例では、データ項目アクセス履歴421~423やDBアクセス履歴52を、生産管理システム40のOSやデータベース50の管理装置が収集する構成とした。但し、この収集機能については、生産管理システム40に収集機能部を追加して、これにより実行してもよい。
10…システム構築支援装置、11…処理部、12…通信I/F、13…主記憶装置、131…アクセス履歴集計テーブル作成プログラム、132…データ区分プログラム、14…補助記憶装置、141…アクセス履歴集計テーブル、142…区分結果テーブル、21…端末装置、22…端末装置、31…ネットワーク、32…ネットワーク、40…生産管理システム、41…機能部、411…実績分析機能部、412…製造指示機能部、413…プロセス管理機能部、42…記憶部、50…データベース、51…データ、52…DBアクセス履歴、60…ファイルシステム、61…データ項目アクセス履歴テーブル、62…DBアクセス履歴テーブル、63…生産管理システム管理テーブル、70…記憶媒体

Claims (10)

  1. 複数の機能および、前記複数の機能で共用され複数のデータ項目で構成される共用デー
    タベースからなる統合システムに基づいて、コンポーネントシステムを構築するためのシステム構築支援装置において、
    前記統合システムのアクセス元機能により前記共用データベースを構成するデータ項目にアクセスされたことを示し、前記アクセス元機能およびアクセス先であるデータ項目が対応付けられたアクセス履歴情報を記憶する記憶装置と、
    前記コンポーネントシステムに含まれる第1の機能を識別する第1の機能名を用いて、前記アクセス履歴情報を検索して、前記第1の機能がアクセス元となるデータ項目を特定し、
    前記アクセス履歴情報を用いて、特定された前記データ項目に対して、前記複数の機能に含まれる第2の機能からのアクセスの有無を判定し、
    前記第2の機能からのアクセスが無いと判定した場合に、特定された前記データ項目
    が前記第1の機能における個別データであると判定する処理部を有することを特徴とする
    システム構築支援装置。
  2. 請求項1に記載のシステム構築支援装置において、
    前記処理部は、
    前記第2の機能を識別する第2の機能名を用いて、前記アクセス履歴情報からデータ項目を検索し、
    前記第1の機能名を用いて検索されたデータ項目のうち、前記第2の機能名を用いて検索されたデータ項目に含まれないデータ項目を、前記個別データであると判定することを特徴とするシステム構築支援装置。
  3. 請求項1に記載のシステム構築支援装置において、
    前記処理部は、
    特定された前記データ項目を識別するデータ項目名を用いて、アクセス履歴集計テーブルから当該データ項目に対するアクセス元となる機能名を識別する機能名を検索し、
    検索された前記機能名が、前記第1の機能名のみであるデータ項目を、前記個別データであると判定することを特徴とするシステム構築支援装置。
  4. 請求項1に記載のシステム構築支援装置において、
    前記処理部は、前記第2の機能から特定された前記データ項目に対して、所定条件を満
    たすアクセスが前記アクセス履歴情報に記録されていない場合に、前記第2の機能からの
    アクセスが無いと判定することを特徴とするシステム構築支援装置。
  5. 請求項4に記載のシステム構築支援装置において、
    前記処理部は、前記所定条件として、予め定めた期間内のアクセスの有無、アクセス回数およびアクセス頻度の少なくとも1つを用いることを特徴とするシステム構築支援装置。
  6. 複数の機能および、前記複数の機能で共用され複数のデータ項目で構成される共用データベースからなる統合システムに基づいて、コンポーネントシステムを構築するためのシステム構築支援装置を用いたシステム構築支援方法において、
    前記統合システムのアクセス元機能により前記共用データベースを構成するデータ項目にアクセスされたことを示し、前記アクセス元機能およびアクセス先であるデータ項目が対応付けられたアクセス履歴情報を、前記システム構築支援装置の記憶装置に記憶し、
    前記システム構築支援装置の処理部
    前記コンポーネントシステムに含まれる第1の機能を識別する第1の機能名を用いて、前記アクセス履歴情報を検索して、前記第1の機能がアクセス元となるデータ項目を特定し、
    前記アクセス履歴情報を用いて、特定された前記データ項目に対して、前記複数の機能に含まれる第2の機能からのアクセスの有無を判定し、
    前記第2の機能からのアクセスが無いと判定した場合に、特定された前記データ項目が前記第1の機能における個別データであると判定することを特徴とするシステム構築支援方法。
  7. 請求項6に記載のシステム構築支援方法において、
    前記処理部は、
    前記第2の機能を識別する第2の機能名を用いて、前記アクセス履歴情報からデータ項目を検索し、
    前記第1の機能名を用いて検索されたデータ項目のうち、前記第2の機能名を用いて検索されたデータ項目に含まれないデータ項目を、前記個別データであると判定することを特徴とするシステム構築支援方法。
  8. 請求項6に記載のシステム構築支援方法において、
    前記処理部は、
    特定された前記データ項目を識別するデータ項目名を用いて、アクセス履歴集計テーブルから当該データ項目に対するアクセス元となる機能名を識別する機能名を検索し、
    検索された前記機能名が、前記第1の機能名のみであるデータ項目を、前記個別データであると判定することを特徴とするシステム構築支援方法。
  9. 請求項6に記載のシステム構築支援方法において、
    前記処理部は、前記第2の機能から特定された前記データ項目に対して、所定条件を満たすアクセスが前記アクセス履歴情報に記録されていない場合に、前記第2の機能からのアクセスが無いと判定することを特徴とするシステム構築支援方法。
  10. 請求項9に記載のシステム構築支援方法において、
    前記処理部は、前記所定条件として、予め定めた期間内のアクセスの有無、アクセス回数およびアクセス頻度の少なくとも1つを用いることを特徴とするシステム構築支援方法。
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