JP7426851B2 - 端末装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、放送または通信により提供されるコンテンツと連動してIoT(Internet of Things)機器を動作させる端末装置及びプログラムに関し、特に、コンテンツ自体または当該コンテンツの各シーンに記述されたメタデータに応じてIoT機器を選択し、当該IoT機器を動作させる技術に関する。
従来、放送局は、映像、音声、テキスト等の多様な種類のコンテンツを保持しており、これらのコンテンツを、テレビ、スマートフォン等の機器を通じて、視聴者へ提供している。
一方で、IoT機器に関する研究開発が盛んに行われており、家庭の電化製品をはじめ様々なIoT機器が開発されている。IoT機器は、インターネットに接続された機器をいい、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、テレビ、ロボット掃除機、電球、エアコン、空気清浄機、冷蔵庫等である。
これらのIoT機器は、同じくIoT機器であるスマートフォン若しくはパーソナルコンピュータ、またはネットワーク上のサーバ等により、ローカルなネットワーク上またはインターネット上から管理及び制御される。
IoT機器の種類、状態、可能な動作等のメタデータを把握するため、IoT機器のシングディスクリプション(Thing Description、以下、「TD」という。)を参照する方法が、例えば非特許文献1に提案されている。
IoT機器を管理及び制御する例えばスマートフォン等の端末装置は、IoT機器のTDを参照することにより、当該IoT機器の種類、状態、可能な動作等を確認し、制御することができる。端末装置に保持されたアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリ」という。)は、IoT機器のTDを参照することにより、例えばIoT機器の種類がロボット掃除機であることを把握する。また、アプリは、例えばIoT機器の電源の状態を取得することができ、掃除を開始するように動作させることができること等を把握する。
コンテンツと連携したIoT機器の動作としては、例えば特許文献1、非特許文献2に提案されている。特許文献1では、コンテンツの種類等を示すメタデータとしてコンテンツディスクリプション(Content Description、以下、「CD」という。)を用いることが記載されている。前述のTDには、当該IoT機器が再生可能なコンテンツの種類も含まれる。
特許文献1に記載された端末装置は、ユーザの状況に合わせてコンテンツを再生するIoT機器を選択し、選択したIoT機器が再生可能なコンテンツを前記TDから把握し、前記CDを用いて、選択したIoT機器に対して適切なコンテンツを提示する。これにより、IoT機器は、対応するコンテンツを再生することができる。
非特許文献2には、放送局がコンテンツ及びCDを提供し、IoT機器を動作させる放送連携IoT制御アーキテクチャが記載されている。IoT機器を動作させるアプリは、TDを用いて管理対象のIoT機器の種類及び動作を把握する。放送局から提供されるCDには、シーンに応じた演出を実現するために、対象となるIoT機器の種類または動作が指定される。そして、アプリは、管理対象のIoT機器の中から、CDにて指定された種類または動作に対応するIoT機器を探索し、探索したIoT機器を動作させる。
特開2019-161374号公報
"Web of Things (WoT) Thing Description, W3C Candidate Recommendation 6 November 2019"、[online]、W3C、[令和2年1月27日検索]、インターネット<https://www.w3c.org/TR/wot-thing-description/> H.Ogawa, H.Ohmata, M.Ikeo, A.Fujii and H.Fujisawa,"System Architecture for Content-Oriented IoT Services",in Proc. IEEE International Conference on Pervasive Computing and Communications Workshops (PerCom Workshops),June 2019,pp. 383-386.
前述のとおり、端末装置に保持されたアプリは、IoT機器のTDを参照することにより、当該IoT機器がどのような種類のコンテンツを再生可能であるかについて機械的に判断することができる。そして、アプリは、CDに記述された種類に対応するコンテンツのメディアを当該IoT機器にて再生することができる。
また、アプリは、IoT機器のTDを参照することにより、当該IoT機器の種類及び動作を把握し、CDに記述されたIoT機器の種類及び動作に応じてIoT機器を機械的に動作させることができる。
しかしながら、放送局は、各家庭内に存在する全ての種類のデバイスを把握することができないため、全てのIoT機器に対する種類及び動作を、事前にCDに記述することができない。
例えば、コンテンツが重要なシーンに差し掛かるときに、音を出しているIoT機器を静かにさせる、という動作を実現する場合を想定する。このような動作を実現するためには、対象となる全てのIoT機器を事前に特定しておき、特定した全てのIoT機器の種類及び動作をCDに事前に記述しておく必要がある。
しかしながら、前述のとおり、放送局は各家庭内に存在する全ての種類のデバイスを把握できないことから、対象となるIoT機器を特定できず、結果として、音を出しているIoT機器を静かにさせるためのIoT機器の種類及び動作を指定することができない。
このため、具体的なIoT機器の種類及び動作をCDに記述することなく、簡易な記述(例えば、静かにさせる、音量を下げる旨の記述)により、所望のIoT機器に対して所望の動作を実現させることが望まれていた。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、コンテンツの再生に伴いIoT機器を動作させる際に、コンテンツのCD及びIoT機器のTDを利用することで、簡易な仕組みにてIoT機器に対する所望の動作を実現可能な端末装置及びプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の端末装置は、IoT(Internet of Things)機器の種類、状態及び動作を含むメタデータが記述されたTD(Thing Description)、並びにコンテンツのメタデータが記述されたCD(Content Description)に基づいて、前記コンテンツの再生に伴う所定の動作を前記IoT機器に実行させる端末装置において、当該端末装置と接続可能な前記IoT機器の前記TDを取得するTD取得部と、再生される前記コンテンツの前記CDを取得するCD取得部と、前記CD取得部により取得された前記CDに含まれる記述であって、前記IoT機器を含む環境についての指示内容が定義された環境記述に基づいて、前記TD取得部により取得された前記TDに対応する前記IoT機器に対し、前記指示内容を実現するために、当該IoT機器の前記TDに記述された前記動作を実行させる機器制御部を備え、さらに前記機器制御部が以下の構成を備えたことを特徴とする。
求項の端末装置は、前記端末装置において、前記機器制御部が、ユーザ操作により、前記指示内容を含むと共に、当該指示内容を実現したときの状態を設定状態として含む第1テーブルを事前に設定する事前設定部と、前記事前設定部により設定された前記第1テーブルから、前記CDに含まれる前記環境記述に定義された前記指示内容に対応する前記設定状態を読み出し、前記IoT機器から、前記CDに含まれる前記環境記述に定義された前記指示内容に関連する状態であって、当該IoT機器の前記TDに記述された前記状態を取得する取得処理を行い、当該状態が前記設定状態に達しているか否かを判定する判定処理を行い、前記状態が前記設定状態に達していると判定した場合、前記指示内容が実現されたと判断し、前記IoT機器に対し、当該IoT機器の前記TDに記述された前記動作については動作実行なしとして何ら前記動作を実行させず、前記状態が前記設定状態に達していないと判定した場合、前記指示内容が実現されていないと判断し、前記IoT機器に対し、当該IoT機器の前記TDに記述された前記動作を実行させる実行処理を行い、前記指示内容が実現されたと判断するまで、前記取得処理、前記判定処理及び前記実行処理を繰り返す制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項の端末装置は、前記端末装置において、前記機器制御部が、ユーザ操作により、前記指示内容及び前記IoT機器を含むと共に、当該IoT機器の前記TDに記述された前記動作であって、前記指示内容を実現するための前記動作、または前記動作を実行させないことを示す動作実行なしを設定動作として含む第2テーブルを事前に設定する事前設定部と、前記事前設定部により設定された前記第2テーブルから、前記CDに含まれる前記環境記述に定義された前記指示内容に対応する前記IoT機器及び前記設定動作を読み出し、前記IoT機器に対し、前記設定動作に応じて、当該設定動作の示す前記動作を実行させるか、または何ら前記動作を実行させない制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項の端末装置は、請求項またはに記載の端末装置において、前記TDには複数の動作が記述されており、前記制御部が、前記IoT機器に対する前記動作の実行に伴い、前記複数の動作のうちの前記実行に伴う前記動作の回数を動作回数としてカウントすると共に、何ら前記動作を実行させなかった場合の動作実行なしの回数を前記動作回数としてカウントし、所定回数の前記カウントが完了した後に、前記IoT機器について、前記複数の動作のそれぞれにおける前記動作回数のうち最大の動作回数の前記動作または前記動作実行なしを特定し、前記IoT機器に対し、特定した前記動作を実行させるか、または何ら前記動作を実行させない、ことを特徴とする。
さらに、請求項のプログラムは、コンピュータを、請求項1からまでのいずれか一項に記載の端末装置として機能させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、コンテンツの再生に伴いIoT機器を動作させる際に、コンテンツのCD及びIoT機器のTDを利用することで、簡易な仕組みにてIoT機器に対する所望の動作を実現することができる。
本発明の実施形態による端末装置を含み、コンテンツ受信機とIoT機器を連携動作させる全体構成例を示す概略図である。 端末装置のハードウェア構成例を示す概略図である。 制御部の構成例を示すブロック図である。 機器制御部の処理例を示すフローチャートである。 ロボット掃除機のTDの例を示す図である。 電球のTDの例を示す図である。 空気清浄機のTDの例を示す図である。 フィギュアスケート番組のCDの例を示す図である。 実施例1の機器制御部の構成例を示す図である。 実施例1におけるテーブルの構造例を示す図である。 実施例1における事前設定部の処理例を示すフローチャートである。 図11の処理例における端末装置の画面例を説明する図である。 実施例1における制御部の処理例を示すフローチャートである。 音量を下げる処理(ステップS1304)を示すフローチャートである。 実施例1における動作実行前の状態を示す図である。 実施例1における動作実行後の状態を示す図である。 実施例2の機器制御部の構成例を示す図である。 実施例2におけるテーブルの構造例を示す図である。 実施例2における事前設定部の処理例を示すフローチャートである。 図19の処理例における端末装置の画面例を説明する図である。 実施例2における制御部の処理例を示すフローチャートである。 実施例2における動作実行前の状態を示す図である。 実施例2における動作実行後の状態を示す図である。 実施例3の機器制御部の構成例を示す図である。 実施例3におけるテーブルの構造例を示す図である。 実施例3における制御部の動作回数カウント処理例を示すフローチャートである。 実施例3における制御部の動作回数カウント完了後の処理例を示すフローチャートである。 実施例3における動作実行前の状態を示す図である。 実施例3における動作実行後の状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。本発明は、IoT機器のTDを取得すると共に、コンテンツのCDを取得し、CDに記述された抽象環境記述(IoT機器を含む環境についての抽象的な指示内容が定義された記述)に基づいて、所定のIoT機器に対し、指示内容を実現するための動作を実行させることを特徴とする。
これにより、コンテンツの再生に伴い、抽象環境記述に応じてコンテンツのシーンに連動した動作をIoT機器に実行させることができる。このときに使用するCDには、具体的なIoT機器の種類等の記述が不要である。つまり、コンテンツのCD及びIoT機器のTDを利用することで、簡易な仕組みにてIoT機器に対する所望の動作を実現することができる。
〔全体構成〕
まず、本発明の実施形態による端末装置を含む全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態による端末装置を含み、コンテンツ受信機とIoT機器を連携動作させる全体構成例を示す概略図である。
このシステムは、放送局2に設けられたCDサーバ4及びコンテンツサーバ5、並びに家3に設けられた端末装置1、コンテンツ受信機6、TDサーバ7及びIoT機器8により構成される。
コンテンツ受信機6は、コンテンツサーバ5から放送波として送信されたコンテンツを受信して再生し、コンテンツ受信機6と端末装置1とが連携することで、コンテンツ情報を端末装置1へ送信する。
端末装置1は、例えばスマートフォンであってもよいし、パーソナルコンピュータであってもよい。端末装置1は、Hybridcast(登録商標)の端末連携機能等を利用することで、コンテンツ受信機6からコンテンツ情報を受信する。端末連携機能については、以下の文献を参照されたい。
[非特許文献]
放送通信連携システム仕様、IPTVFJ STD-0010 2.2版
端末装置1は、コンテンツ情報に基づいて、放送局2のコンテンツメタデータであるCDを取得するための問合せを、例えばインターネット等のネットワークを介してCDサーバ4に対して行い、CDサーバ4からCDを受信する。また、端末装置1は、IoT機器8のメタデータであるTDを取得するための問合せをTDサーバ7に対して行い、TDサーバ7からTDを受信する。
これにより、端末装置1は、コンテンツ受信機6からコンテンツ情報を取得することで、CDサーバ4から当該コンテンツのCDを取得することができる。また、端末装置1は、TDサーバ7から家3の中の(家庭内の)IoT機器8のTD(図1の例では、家庭内のロボット掃除機8-1、電球8-2及び空気清浄機8-3のそれぞれのTD)を取得することができる。
端末装置1は、コンテンツ受信機6によるコンテンツの再生に伴い、TDに基づいてIoT機器8を動作させる。また、端末装置1は、コンテンツと連携するようにIoT機器8を動作させる場合、CD及びTDに基づいて、所定のIoT機器8に対し、CDに記述された抽象環境記述に従った動作を実行させる。端末装置1の詳細については後述する。
TDサーバ7は、家庭内のローカルネットワークに接続され、家庭内のIoT機器8を、例えばWoT(Web of Things)にて制御管理しており、IoT機器8のメタデータであるTDを登録する。図1の例では、TDサーバ7にはロボット掃除機8-1、電球8-2及び空気清浄機8-3のそれぞれのTDが登録される。
尚、コンテンツが放送波にて送信されるのではなく、例えばインターネット等のネットワークを介して送信される場合、コンテンツ受信機6及び端末装置1は同一の装置であってもよい。また、コンテンツがネットワークを介して送信される場合、CDサーバ4及びコンテンツサーバ5は同一の装置であってもよい。
TDサーバ7は、家庭内のローカルネットワークに接続されるようにしたが、家庭外の外部ネットワークに接続されるようにしてもよい。この場合、外部ネットワークに接続されたTDサーバ7は、家庭内で新たなIoT機器8が設置される際に、新たなIoT機器8のTDを登録する。また、IoT機器8は、自らのTDを端末装置1へ直接送信するようにしてもよい。
〔端末装置1〕
次に、図1に示した端末装置1について詳細に説明する。図2は、端末装置1のハードウェア構成例を示す概略図である。この端末装置1は、CPU11と、プログラム、テーブル及びデータ等を記憶するROM及びRAMからなる記憶部12と、プログラム、テーブル及びデータ等を記憶する記憶装置(例えばハードディスク装置)13と、当該端末装置1を使用するユーザによるタッチパネル等の操作に伴い、所定のデータを入力制御する操作/入力部14と、ユーザに対しデータ入力操作等を促すための画面情報を表示する表示出力インタフェース部15と、インターネット等の放送/通信網、及びWi-Fi(登録商標)等の規格に従う無線通信を介してコンテンツ、プログラム及びデータ等を送受信する通信部16と、を備えて構成され、これらの構成部はシステムバス17を介して相互に接続される。
記憶装置13には、端末装置1の基本的な機能を提供するOS(オペレーティングシステム)プログラム、所定のアプリ及びWebブラウザ等のプログラム、これらのプログラムにて使用する各種テーブル及びデータ等が記憶されている。
これらのプログラム、並びにこれらのプログラムにて使用する各種テーブル及びデータ等は、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもでき、通信部16により、ネットワークを介して送受信することもできる。
所定のアプリは、CD及びTDに基づいて、所定のIoT機器8に対し、CDに記述された抽象環境記述に従ってコンテンツと連携するように動作させるためのプログラムである。
尚、所定のアプリは、当該端末装置1が処理を行うときに、CPU11により記憶装置13から記憶部12のRAMに読み出されて実行される。また、各種テーブル及びデータは、所定のアプリの実行に伴い生成され、CPU11によって記憶部12のRAMから記憶装置13へ書き込まれ、また、所定のアプリの実行に伴い、CPU11によって記憶装置13から記憶部12のRAMに読み出される。Webブラウザについても同様である。
ここで、OSプログラムは、CPU11により実行され、端末装置1の基本的な機能として、記憶部12、記憶装置13、操作/入力部14、表示出力インタフェース部15及び通信部16を管理する。そして、このOSプログラムがCPU11によって実行された状態で、前述のアプリ及びWebブラウザが起動される。
制御部10は、CPU11及び記憶部12により構成され、CPU11が記憶装置13に記憶されたアプリ及びWebブラウザ等を記憶部12に読み出して実行することにより、端末装置1全体を統括制御する。図2は、アプリ及びWebブラウザ等が記憶装置13から記憶部12に読み出された状態を示している。このように、端末装置1は、図2に示したハードウェア構成により、制御部10がアプリ及びブラウザ等に従って各種処理を行う。
〔制御部10(アプリが起動したときの制御部10)〕
次に、アプリが起動したときの制御部10について説明する。図3は、制御部10(端末装置1)の構成例を示すブロック図であり、アプリが起動したときの機能構成を示している。
この制御部10は、CD取得部20、CD記憶部21、TD取得部22、TD記憶部23及び機器制御部24を備えている。図3には、本発明に直接関連する構成部のみを示しており、直接関連しない構成部は省略してある。
CD取得部20は、コンテンツ情報を取得するためのコンテンツ情報要求をコンテンツ受信機6へ送信し、コンテンツ受信機6からコンテンツ情報を取得する。そして、CD取得部20は、取得したコンテンツ情報に基づいて、コンテンツ情報が示すコンテンツのCDを取得するためのCD要求をCDサーバ4へ送信し、CDサーバ4からコンテンツのCDを取得し、CDをCD記憶部21に格納する。
CD取得部20は、必要なときに(例えばコンテンツ受信機6によりコンテンツが再生されるときに)、CD記憶部21からコンテンツのCDを読み出し、読み出したCDを機器制御部24に出力する。
TD取得部22は、IoT機器8のTDを取得するためのTD要求をTDサーバ7へ送信し、TDサーバ7からIoT機器8のTDを取得する。これにより、当該端末装置1と接続可能な家庭内に設置された全てのIoT機器8のTD(図1の例では、ロボット掃除機8-1、電球8-2及び空気清浄機8-3のそれぞれのTD)が取得される。TD取得部22は、IoT機器8のTDをTD記憶部23に格納する。
TD取得部22は、必要なときに(例えばコンテンツ受信機6によりコンテンツが再生されるときに)、TD記憶部23からIoT機器8のTDを読み出す。そして、TD取得部22は、読み出したTDを機器制御部24に出力する。
(機器制御部24)
機器制御部24は、CD取得部20からCDを入力すると共に、TD取得部22からTDを入力し、CD及びTDに基づいて、再生されるコンテンツと連携するように、CDに記述された抽象環境記述に従ってIoT機器8を動作させる。
この場合、機器制御部24は、例えばIoT機器8の状態を取得するための機器状態要求をIoT機器8へ送信し、IoT機器8から、機器状態要求に対応する機器状態応答を受信する。これにより、IoT機器8の状態を取得することができる。また、機器制御部24は、IoT機器8を動作させるための制御要求をIoT機器8へ送信し、IoT機器8から、制御要求に対応する制御結果応答を受信する。これにより、IoT機器8に対して所望の動作を実行させることができる。
図4は、図3に示した機器制御部24の処理例を示すフローチャートである。まず、コンテンツ受信機6によるコンテンツの再生に伴い、機器制御部24は、CD取得部20から当該コンテンツのCDを入力すると共に、TD取得部22から家庭内に設置された全てのIoT機器8のTDを入力する(ステップS401)。
機器制御部24は、CDに記述された1または複数の抽象環境記述を順次処理するにあたり、CDに未処理の抽象環境記述が含まれているか否かを判定する(ステップS402)。機器制御部24は、ステップS402において、CDに未処理の抽象環境記述が含まれていると判定した場合(ステップS402:Y)、所定のIoT機器8に対し、抽象環境記述に従った所定の動作を実行させる(ステップS403)。動作の実行は、CDに記述された時刻に行われる。
抽象環境記述として、例えば「静かにさせる」ことが記述されている場合、機器制御部24は、入力したTDに対応するIoT機器8に対し、「静かにさせる」ための動作を実行させる。
後述する実施例1では、機器制御部24は、IoT機器8から音量“SoundPressureLEvel”の状態を現在音量として取得し、予め設定されたテーブルから設定音量を取得する。そして、機器制御部24は、IoT機器8に対し、現在音量が設定音量以下となるように、当該IoT機器8のTDに記述された複数の動作を順次実行させる。
また、後述する実施例2では、機器制御部24は、予め設定されたテーブルからIoT機器8の設定動作を取得する。そして、機器制御部24は、IoT機器8に対し設定動作を実行させる。
また、後述する実施例3では、機器制御部24は、後述する実施例1,2において、IoT機器8に対して実行させた動作の回数、及び動作が実行されなかった場合の動作実行なしの回数をカウントする。そして、機器制御部24は、所定回数のカウントの処理が完了した後、カウント数の最も多い事象を特定し、特定した事象に応じて、IoT機器8に対して動作を実行させるか、または何ら動作を実行させない。
図4に戻って、機器制御部24は、ステップS403から移行して、当該抽象環境記述を処理済みに設定し(ステップS404)、ステップS402へ移行する。そして、機器制御部24は、CDに未処理の抽象環境記述が含まれている限り、ステップS403,S404の処理を行う。
一方、機器制御部24は、ステップS402において、CDに未処理の抽象環境記述が含まれていないと判定した場合(ステップS402:N)、CDに含まれる全ての抽象環境記述の処理が完了したとして、当該処理を終了する。
〔IoT機器8のTD〕
次に、IoT機器8のTDについて詳細に説明する。図5は、ロボット掃除機8-1のTDの例を示す図であり、図6は、電球8-2のTDの例を示す図であり、図7は、空気清浄機8-3のTDの例を示す図であり、TDには、それぞれのIoT機器8のメタデータが記述されている。
TDは、schema.orgを拡張したiotschema.orgに基づきJSON-LDの書式にて記述される。TDの記述方式については、以下の文献を参照されたい。
[非特許文献]
“schema.org”、[online]、[令和2年2月11日検索]、インターネット<http://schema.org/>
[非特許文献]
“iotschema.org”、[online]、[令和2年2月11日検索]、インターネット<http:// http://iotschema.org/>
[非特許文献]
“JSON-LD 1.1 A JSON-based Serialization for Linked Data”、[online]、W3C、[令和2年2月11日検索]、インターネット<https://www.w3.org/2018/jsonld-cg-reports/json-ld/>
図5~図7に示すように、TDは、IoT機器8の種類“@type”(行番号3)、IoT機器8の可能な動作“actions”及びIoT機器8の状態“properties”等の情報から構成される。
動作は、IoT機器8に対して実行させることが可能な動作を示し、図5では行番号7~35、図6では行番号7~22、図7では行番号7~20に記述されている。状態は、IoT機器8から取得することが可能な状態を示し、図5では行番号36~59、図6では行番号23~62、図7では行番号21~56に記述されている。
図5に示すロボット掃除機8-1のTDの例を参照して、このTDには、可能な動作として電源オン“turnOn”、電源オフ“turnOff”及び蓄電“chargeBattery”が記述されている。
機器制御部24は、例えば電源オン“turnOn”の制御要求をロボット掃除機8-1へ送信することにより、ロボット掃除機8-1に対し電源オンを実行させることができる。そして、機器制御部24は、ロボット掃除機8-1から制御要求に対応する制御結果応答を受信する。具体的には、機器制御部24は、ロボット掃除機8-1に対し電源オンを実行させるために、行番号6,9の記述に基づいて“https://XXXX/cleaner/TurnOn”のサイトへアクセスすることで、制御要求を送信する。
また、このTDは、状態として運転状態“operationStatus”及び音量“soundPressureLEvel”が記述されている。運転状態はオンまたはオフであり、音量の状態は、デシベルを単位とした数値であることが記述されている。
機器制御部24は、例えば音量“soundPressureLEvel”の機器状態要求をロボット掃除機8-1へ送信することにより、ロボット掃除機8-1から音量(デシベル)の機器状態応答を受信する。具体的には、機器制御部24は、ロボット掃除機8-1の音量を取得するために、行番号6,49の記述に基づいて“https://XXXX/cleaner/SoundPressureLEvel”のサイトへアクセスすることで、機器状態要求を送信する。
図6に示す電球8-2のTDの例を参照して、このTDは、可能な動作として色設定“setColour”が記述されている。色設定の動作は、赤色の値として0~255、緑色の値として0~255、青色の値として0~255の範囲で設定されることが記述されている。
機器制御部24は、例えば赤色の値200、緑色の値200及び青色の値200の色設定“setColour”の制御要求を電球8-2へ送信する。これにより、機器制御部24は、電球8-2に対し、赤色の値200、緑色の値200及び青色の値200の色設定を実行させることができる。そして、機器制御部24は、電球8-2から制御要求に対応する制御結果応答を受信する。
また、このTDは、状態として運転状態“operationStatus”、色“currentColour”及び音量“soundPressureLEvel”が記述されている。運転状態はオンまたはオフであり、色は、赤色の値として0~255、緑色の値として0~255、青色の値として0~255の範囲であり、音量は、デシベルを単位とした数値であることが記述されている。
図7に示す空気清浄機8-3のTDの例を参照して、このTDは、可能な動作としてレベル設定“setLevel”が記述されている。レベル設定の動作は、レベル3~0の範囲で設定されることが記述されている。
機器制御部24は、例えばレベル2のレベル設定“setLevel”の制御要求を空気清浄機8-3へ送信することにより、空気清浄機8-3に対し、レベル2のレベル設定を実行させることができる。そして、機器制御部24は、空気清浄機8-3から制御要求に対応する制御結果応答を受信する。
また、このTDは、状態として運転状態“operationStatus”、レベル“currentLevel”及び音量“soundPressureLEvel”が記述されている。運転状態はオンまたはオフであり、レベルは3~0の範囲であり、音量は、デシベルを単位とした数値であることが記述されている。
〔コンテンツのCD〕
次に、コンテンツのCDについて詳細に説明する。図8は、フィギュアスケート番組のCDの例を示す図であり、このCDには、コンテンツがフィギュアスケート番組の場合のメタデータが記述されている。
CDは、コンテンツの種類“@type”(行番号6、この例ではテレビ番組)、コンテンツのシーンを表す記述“hasPart”(シーン記述)等の情報から構成される。このCDには、コンテンツの種類がテレビ番組であり、コンテンツの開始時刻として“20XX-12-24T12:34:56+09:00”が記述されている。また、シーン記述として、コンテンツの開始時刻から300秒後に、選手Aの演技が開始されることが記述されている。
機器制御部24は、CDに記述されたコンテンツの開始時刻“20XX-12-24T12:34:56+09:00”から、コンテンツ受信機6によりコンテンツが再生されるタイミングを判断することができる。
CDには、抽象的な推奨環境を実現するための指示内容が定義された抽象環境記述が記述されている。この抽象環境記述は、シーン記述である“hasPart”内に含まれる。図8の例では、「“environmentalSound”:“quiet”」が抽象環境記述である。
“environmentalSound”は、この抽象環境記述の動作を実行させるために用意された項目であり、“myvoc”として“http://XXXXXXX”に宣言される(行番号4)。“http://XXXXXXX”は、インターネット上に用意されたCD用の語彙リストである。“http://XXXXXXX”には、“environmentalSound”がtext(テキスト)で値を取り、この例では“quiet”及び“silent”が指定されることが記載される。
このCDでは、選手Aが演技を開始するときに、“environmentalSound”を“quiet”に設定することが抽象的な環境情報として推薦されることが記述されている。また、それ以外の語彙は“@vocab”として“http://schema.org”を利用することが記述されている。
抽象環境記述は、IoT機器8を含む家庭内の推奨環境を実現するための抽象的な指示内容が定義された記述である。図8に示す「“environmentalSound”:“quiet”」の抽象環境記述は、指示内容として“quiet”を含み、家庭内の環境を「静かにさせる」ことを示している。
抽象環境記述には、IoT機器8の種類、動作等のIoT機器8に関する具体的な情報は含んでいない。抽象環境記述には、例えば「静かにさせる」のように、抽象的な指示内容が定義される。
また、図8に示すシーン記述内には、開始オフセット時間として「“startOffset”:“300.0”」が記述されている。つまり、このシーン記述は、コンテンツの開始時刻である“20XX-12-24T12:34:56+09:00”から開始オフセット時間「“startOffset”:“300.0”」のタイミングで、家庭内の環境を静かにさせる、ことを示している。
機器制御部24は、このタイミングの時刻になると、例えばロボット掃除機8-1等からそれぞれの状態を取得し、状態に応じて、ロボット掃除機8-1等に対し、家庭内の環境を静かにさせるための動作を実行させる。これにより、ロボット掃除機8-1等の音量を下げることができる。
〔実施例1〕
次に、実施例1について説明する。実施例1は、コンテンツの重要なシーンのタイミングで、IoT機器8の音レベルを所定量以下に下げる例である。具体的には、実施例1は、IoT機器8から音量“SoundPressureLEvel”の状態を現在音量として取得し、予め設定されたテーブルから設定音量を取得し、IoT機器8に対し、現在音量が設定音量以下となるように、TDに記述された複数の動作を順次実行させる。
図9は、実施例1の機器制御部24の構成例を示す図である。この機器制御部24-1は、事前設定部30-1、記憶部31-1及び制御部32-1を備えている。
(事前設定部30-1)
事前設定部30-1は、コンテンツが再生される前に、当該コンテンツのCDに基づいて、“http://XXXXXXX”のサイトから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の値を取得する。そして、事前設定部30-1は、ユーザ操作に従い、当該値の示す“quiet”及び“silent”のそれぞれについて音量を設定し、これを設定音量とする。
事前設定部30-1は、“quiet”及び“silent”のそれぞれについて設定音量を含むテーブルを設定し、テーブルを記憶部31-1に格納する。
図10は、実施例1におけるテーブルの構造例を示す図であり、事前設定部30-1により記憶部31-1に格納されたテーブルを示している。このテーブルは、コンテンツが再生される前に設定される。
このテーブルは、抽象環境記述の“environmentalSound”の値(“quiet”及び“silent”)、及び当該値に対応する設定音量が対となって構成される。この例では、テーブルには、抽象環境記述の“environmentalSound”の値“quiet”について、音量の設定状態として設定音量40dBが格納され、“silent”について、音量の設定状態として設定音量20dBが格納されている。
図11は、実施例1における事前設定部30-1の処理例を示すフローチャートであり、“environmentalSound”の値に対する音量の選択処理を示している。図12は、図11の処理例における端末装置1の画面例を説明する図である。
端末装置1のアプリが起動した後、事前設定部30-1は、コンテンツの再生に先立って、当該コンテンツのCDに記述された“http://XXXXXXX”のサイトへアクセスする。事前設定部30-1は、当該サイトから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の値を取得する(ステップS1101)。この例では、“quiet”及び“silent”が取得される。
事前設定部30-1は、CDに記述された1または複数の抽象環境記述の“environmentalSound”を順次処理するにあたり、未処理の“environmentalSound”の値があるか否かを判定する(ステップS1102)。事前設定部30-1は、ステップS1102において、未処理の“environmentalSound”の値があると判定した場合(ステップS1102:Y)、“environmentalSound”の値のリストを表示する(ステップS1103)。この例では、“quiet”及び“silent”が表示される。
事前設定部30-1は、ユーザ操作に従い、“quiet”及び“silent”のうちのいずれかを選択し、選択した項目について音量のリストを表示し、音量のリストから音量を選択し(ステップS1104)、ステップS1102へ移行する。そして、事前設定部30-1は、全ての値についての音量選択の処理が完了するまで、ステップS1103,1104の処理を行う。音量のリストとして、複数の音量に加え、「何もしない」の項目も表示される。
ここでは、例えば以下の文献の示す騒音の目安等を参考にして、ユーザ操作に従い、“quiet”について40dBが選択され、“silent”について20dBが選択されたものとする。
[非特許文献] 末岡伸一、内田英夫、菊地英男、鴨志田均、門屋真希子、田中進、“「騒音の目安」 作成調査結果について”、全国環境研究誌、vol.34、no.4、pp.254-261、2009
一方、事前設定部30-1は、ステップS1102において、未処理の“environmentalSound”の値がないと判定した場合(ステップS1102:N)、“environmentalSound”の全ての値について音量選択の処理が完了したとして、当該処理を終了する。そして、事前設定部30-1は、図10に示したテーブルを設定し、テーブルを記憶部31-1に格納する。
このように、事前設定部30-1により、ユーザ操作に従い、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の値(“quiet”及び“silent”)に対する音量(設定音量)を含むテーブルが設定される。
(制御部32-1)
図9に戻って、制御部32-1は、取得したTD及びCDに基づいて、TDに対応するIoT機器8から、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”に関連する音量“SoundPressureLEvel”の状態を現在音量として取得する。また、制御部32-1は、記憶部31-1に格納されたテーブルから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)に対応する設定音量を取得する。そして、制御部32-1は、IoT機器8に対し、現在音量が設定音量以下となるように、当該IoT機器8のTDに記述された1または複数の動作を順次実行させる。
図13は、実施例1における制御部32-1の処理例を示すフローチャートである。まず、制御部32-1は、CD取得部20から、再生されるコンテンツのCDを入力すると共に、TD取得部22から家庭内に設置された全てのIoT機器8のTDを入力する(ステップS1301)。
制御部32-1は、CDに記述された1または複数のシーン記述“hasPart”を順次処理するにあたり、CDに未処理のシーン記述が含まれているか否かを判定する(ステップS1302)。制御部32-1は、ステップS1302において、CDに未処理のシーン記述が含まれていると判定した場合(ステップS1302:Y)、シーン記述に抽象環境記述の“environmentalSound”が含まれているか否かを判定する(ステップS1303)。
制御部32-1は、ステップS1303において、シーン記述に抽象環境記述の“environmentalSound”が含まれていると判定した場合(ステップS1303:Y)、シーン記述に含まれる所定時刻に、所定のIoT機器8に対し、音量“SoundPressureLEvel”を下げるための所定動作を実行させ(ステップS1304)、ステップS1305へ移行する。ステップS1304の音量を下げる処理の詳細については後述する。
一方、制御部32-1は、ステップS1303において、シーン記述に抽象環境記述の“environmentalSound”が含まれていないと判定した場合(ステップS1303:N)、ステップS1305へ移行する。
制御部32-1は、ステップS1303(N),S1304から移行して、当該シーン記述を処理済みに設定し(ステップS1305)、ステップS1302へ移行する。そして、制御部32-1は、CDに未処理のシーン記述が含まれている限り、ステップS1303~S1305の処理を行う。
一方、制御部32-1は、ステップS1302において、CDに未処理のシーン記述が含まれていないと判定した場合(ステップS1302:N)、CDに含まれる全てのシーン記述の処理が完了したとして、当該処理を終了する。
図14は、音量を下げる処理(ステップS1304)を示すフローチャートである。図13のステップS1304の処理は、シーン記述に抽象環境記述の“environmentalSound”が含まれていると判定された場合に、IoT機器8に対し、音量“SoundPressureLEvel”を下げるための動作を実行させる処理である。
制御部32-1は、CDに記述されたシーン記述に抽象環境記述の“environmentalSound”が含まれていると判定すると、記憶部31-1に格納されたテーブルから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容に対応する設定音量を読み出す。
制御部32-1は、取得した全てのTDに対応する全てのIoT機器8に対して順次処理するにあたり、未処理のIoT機器8があるか否かを判定する(ステップS1401)。
制御部32-1は、ステップS1401において、未処理のIoT機器8があると判定した場合(ステップS1401:Y)、未処理のIoT機器8のうち1台のIoT機器8を選択する。
制御部32-1は、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”に関連する状態(本例では、現在の音量“SoundPressureLEvel”の状態)を特定する。例えば、制御部32-1は、抽象環境記述と状態とが対となって格納されたテーブルから、抽象環境記述の“environmentalSound”に対応する状態(の識別子)を読み出し、抽象環境記述の“environmentalSound”に関連する状態を特定する。この場合、抽象環境記述に関連する状態は、予め設定されるようにしてもよい。
制御部32-1は、選択したIoT機器8における現在の音量“SoundPressureLEvel”の状態を取得する(ステップS1402)。具体的には、制御部32-1は、IoT機器8における現在の音量“SoundPressureLEvel”の状態を取得するための機器状態要求をIoT機器8へ送信し、現在の音量“SoundPressureLEvel”の状態の機器状態応答を受信する。これにより、現在の音量“SoundPressureLEvel”の状態を現在音量として取得することができる。
制御部32-1は、現在音量が、テーブルから読み出した設定音量よりも大きいか否かを判定する(ステップS1403)。制御部32-1は、ステップS1403において、現在音量が設定音量よりも大きいと判定した場合(ステップS1403:Y)、IoT機器8のTDに記述された1または複数の動作“actions”を順次処理するにあたり、未処理の動作があるか否かを判定する(ステップS1404)。
制御部32-1は、ステップS1404において、未処理の動作があると判定した場合(ステップS1404:Y)、未処理の動作のうち1つの動作を選択する。そして、制御部32-1は、IoT機器8に対し、選択した動作を実行させ(ステップS1405)、ステップS1402へ移行する。そして、制御部32-1は、現在音量が設定音量よりも大きく、かつ未処理の動作がある限り、ステップS1402~S1405の処理を行う。
一方、制御部32-1は、ステップS1403において、現在音量が設定音量よりも大きくないと判定した場合(ステップS1403:N)、またはステップS1404において、未処理の動作がないと判定した場合(ステップS1404:N)、当該IoT機器8の処理が完了したとし、当該IoT機器8に対し、動作実行なしとして何ら動作を実行させず、ステップS1401へ移行する。そして、制御部32-1は、未処理のIoT機器8がある限り、ステップS1401~S1405の処理を行う。
一方、制御部32-1は、ステップS1401において、未処理のIoT機器8がないと判定した場合(ステップS1401:N)、全てのIoT機器8に対し音量を下げる処理が完了したとして、当該処理を終了する。
図1、図5~図8及び図10の例では、制御部32-1は、取得した全てのTDに対応するロボット掃除機8-1、電球8-2及び空気清浄機8-3のそれぞれについて、ステップS1402~S1405の処理を行う。
この場合、制御部32-1は、ロボット掃除機8-1について、ステップS1403にて現在音量が設定音量よりも大きくないと判定するか、またはステップS1404にて未処理の動作がないと判定するまで、ステップS1405において、図5に示したTDの動作“actions”である電源オン“turnOn”、電源オフ“turnOff”及び蓄電“chargeBattery”の動作を順次実行させる。
また、制御部32-1は、電球8-2について、前述の条件を判定するまで、ステップS1405において、図6に示したTDの動作“actions”である赤色、緑色及び青色の値を含む色設定“setColour”の動作を順次実行させる。この場合、制御部32-1は、動作の実行毎に、赤色、緑色及び青色の値のうちの1以上の値を変化させる。また、制御部32-1は、所定回数の動作を実行させたときに、ステップS1404にて未処理の動作がないと判断し、電球8-2の処理が完了したものとして、ステップS1401へ移行する。
また、制御部32-1は、空気清浄機8-3について、前述の条件を判定するまで、ステップS1405において、図7に示したTDの動作“actions”であるレベルを含むレベル設定“setLevel”の動作を順次実行させる。この場合、制御部32-1は、動作の実行毎に、レベルの値を3から順番に0まで変化させる。また、制御部32-1は、全てのレベルの値について動作を実行させたときに、ステップS1404にて未処理の動作がないと判断し、空気清浄機8-3の処理が完了したものとして、ステップS1401へ移行する。
これにより、取得したTDに対応する全てのIoT機器8に対して音量を下げる処理が行われ、全てのIoT機器8における現在の音量“SoundPressureLEvel”の状態を、テーブルに設定された設定音量以下とすることができる。
尚、TDの状態“properties”に、音量“SoundPressureLEvel”が記述されていない場合には、制御部32-1は、ステップS1402において、TDのIoT機器8から現在の音量“SoundPressureLEvel”の状態を取得することができない。このため、制御部32-1は、IoT機器8についてのステップS1402~S1405の処理を行うことなく、当該IoT機器8の処理が完了したとして、ステップS1401へ移行する。
(動作実行前後の状態)
次に、実施例1において、音量を下げるため動作が実行された場合の動作実行前後のIoT機器8の状態について説明する。図15は、実施例1における動作実行前の状態を示す図であり、図16は、実施例1における動作実行後の状態を示す図である。
図15を参照して、動作実行前のロボット掃除機8-1は、運転状態“operetionStatus”が掃除を実施中であり、音量“soundPressureLEvel”が60dBである。動作実行前の電球8-2は、運転状態“operetionStatus”が点灯中であり、音量“soundPressureLEvel”が30dBである。動作実行前の空気清浄機8-3は、運転状態“operetionStatus”が動作中であり、レベル“currentLevel”が3であり、音量“soundPressureLEvel”が50dBである。また、テーブルに格納された設定音量を40dBとする。
ロボット掃除機8-1において、音量“soundPressureLEvel”=60dBが設定音量40dBよりも大きいため、図5に示したTD動作“actions”である電源オン“turnOn”、電源オフ“turnOff”及び蓄電“chargeBattery”の動作が順次実行される。ここで、電源オフ“turnOff”の動作が実行されたときに、音量“soundPressureLEvel”=20dBとなり、設定音量40dB以下となったとする。これにより、ロボット掃除機8-1についての動作は完了する。
また、電球8-2において、音量“soundPressureLEvel”=30dBが設定音量40dB以下であるため、動作は実行されない。
また、空気清浄機8-3において、音量“soundPressureLEvel”=50dBが設定音量40dBよりも大きいため、図7に示したTD動作“actions”であるレベルを含むレベル設定“setLevel”の動作を、レベルの値を変えながら順次実行させる。ここで、レベル1のレベル設定“setLevel”の動作が実行されたときに、音量“soundPressureLEvel”=30dBとなり、設定音量40dB以下となったとする。これにより、空気清浄機8-3についての動作は完了する。
図16を参照して、ロボット掃除機8-1の前述の動作及び空気清浄機8-3の前述の動作が完了すると、動作実行後のロボット掃除機8-1は、運転状態“operetionStatus”が電源オフとなり、音量“soundPressureLEvel”が20dBとなる。動作実行後の電球8-2は、動作実行前と同様に、運転状態“operetionStatus”が点灯中であり、音量“soundPressureLEvel”が30dBである。動作実行後の空気清浄機8-3は、運転状態“operetionStatus”が動作中のままであり、レベル“currentLevel”が1となり、音量“soundPressureLEvel”が30dBとなる。
このように、コンテンツの再生に伴い、コンテンツのCDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)に応じて、全てのIoT機器8の現在音量を、事前に設定された設定音量40dB以下とすることができる。
以上のように、本発明の実施形態の端末装置1によれば、実施例1の機器制御部24-1の事前設定部30-1は、コンテンツが再生される前に、コンテンツのCDに記述された“http://XXXXXXX”のサイトから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の値を取得する。そして、事前設定部30-1は、ユーザ操作に従い、当該値の示す“quiet”及び“silent”のそれぞれについて音量(設定音量)を設定し、設定音量を含むテーブルを設定して記憶部31-1に格納する。
制御部32-1は、取得した全てのTDに対応する全てのIoT機器8から、抽象環境記述の“environmentalSound”に関連する音量“SoundPressureLEvel”の状態を現在音量として取得する。そして、制御部32-1は、記憶部31-1のテーブルから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)に対応する設定音量を取得する。
制御部32-1は、CDに記述されたシーン記述に含まれる所定時刻に、取得した全てのTDに対応する全てのIoT機器8に対し、現在音量が設定音量以下となるように、TDに記述された1または複数の動作を順次実行させる。
このように、コンテンツのCDに抽象環境記述を含めることにより、抽象環境記述に応じてIoT機器8を動作させることができる。例えばコンテンツの重要なシーンにおいて、家庭内のIoT機器8を含む環境を静かにさせたい場合、家庭内に設置されたIoT機器8のTDを利用することで、IoT機器8に対して、音量を下げるための動作を実行させることができる。このため、CDには、具体的なIoT機器8の種類及び動作を記述する必要がなく、簡易な抽象環境記述があればよい。
したがって、コンテンツの再生に伴い、抽象環境記述に応じてコンテンツのシーンに連動した動作をIoT機器8に実行させることができ、IoT機器8を含む環境を、抽象環境記述の指示内容の状態とすることができる。つまり、コンテンツのCD及びIoT機器8のTDを利用することで、簡易な仕組みにてIoT機器8に対する所望の動作を実現することができる。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。実施例2は、ユーザにより事前に設定された内容に応じて、IoT機器8の音レベルを所定量以下に下げる例である。具体的には、実施例2は、予め設定されたテーブルからIoT機器8の設定動作を取得し、IoT機器8に対し設定動作を実行させる。
図17は、実施例2の機器制御部24の構成例を示す図である。この機器制御部24-2は、事前設定部30-2、記憶部31-2及び制御部32-2を備えている。
(事前設定部30-2)
事前設定部30-2は、コンテンツが再生される前に、CDに基づいて、“http://XXXXXXX”のサイトから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の値を取得する。そして、事前設定部30-2は、ユーザ操作に従い、当該値の示す“quiet”及び“silent”のそれぞれについて、IoT機器8の動作を設定し、これを設定動作とする。
事前設定部30-2は、“quiet”及び“silent”のそれぞれについて、IoT機器8及び設定動作を含むテーブルを設定し、テーブルを記憶部31-2に格納する。
図18は、実施例2におけるテーブルの構造例を示す図であり、事前設定部30-2により記憶部31-2に格納されたテーブルを示している。このテーブルは、コンテンツが再生される前に設定される。
このテーブルは、抽象環境記述の“environmentalSound”の値(“quiet”及び“silent”)、IoT機器8(の識別子)及び設定動作(の識別子)が対となって構成される。この例では、テーブルには、抽象環境記述の“environmentalSound”の値“quiet”について、ロボット掃除機8-1の設定動作として電源オフが格納され、電球8-2の設定動作として「-」(何も実行しない、動作実行なし)が格納され、空気清浄機8-3の設定動作としてレベル設定1が格納されている。
また、テーブルには、抽象環境記述の“environmentalSound”の値“silent”について、ロボット掃除機8-1の設定動作として電源オフが格納され、電球8-2の設定動作として「-」(何も実行しない、動作実行なし)が格納され、空気清浄機8-3の設定動作としてレベル設定0が格納されている。
図19は、実施例2における事前設定部30-2の処理例を示すフローチャートであり、“environmentalSound”の値に対するIoT機器8の動作の選択処理を示している。図20は、図19の処理例における端末装置1の画面例を説明する図である。
端末装置1のアプリが起動した後、事前設定部30-2は、図11のステップS1101~S1103と同様の処理を行う。具体的には、事前設定部30-2は、コンテンツの再生に先立って、コンテンツのCDに記述された“http://XXXXXXX”のサイトへアクセスし、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の値を取得する。そして、事前設定部30-2は、IoT機器8のTDを入力し(ステップS1901)、図11のステップS1103のとおり、“environmentalSound”の値のリストを表示する。この例では、“quiet”及び“silent”が表示される。
事前設定部30-2は、ユーザ操作に従い、“quiet”及び“silent”のそれぞれについて、以下のステップS1902~S1904の処理を行う。事前設定部30-2は、取得した全てのTDに対応する全てのIoT機器8のリストを表示し、全てのIoT機器8に対する処理を順次行うにあたり、未処理のIoT機器8があるか否かを判定する(ステップS1902)。例えば、ロボット掃除機8-1、電球8-2及び空気清浄機8-3が表示される。
事前設定部30-2は、未処理のIoT機器8があると判定した場合(ステップS1902:Y)、未処理のIoT機器8のうちのいずれかを選択し、選択したIoT機器8について、当該IoT機器8のTDに記述された動作のリスト(動作リスト)を表示する(ステップS1903)。例えばロボット掃除機8-1の動作リストとして、電源オン“turnOn”、電源オフ“turnOff”及び蓄電“chargeBattery”の動作に加え、「何もしない」が表示される。
事前設定部30-2は、ユーザ操作に従い、動作リストから動作を選択し(ステップS1904)、ステップS1902へ移行する。そして、事前設定部30-2は、全てのIoT機器8についての動作選択の処理が完了するまで、ステップS1903,1904の処理を行う。
一方、事前設定部30-2は、ステップS1902において、未処理のIoT機器8がないと判定した場合(ステップS1902:N)、全てのIoT機器8について動作選択の処理が完了したとして、当該処理を終了する。そして、事前設定部30-2は、図18に示したテーブルを設定し、テーブルを記憶部31-2に格納する。
このように、事前設定部30-2により、ユーザ操作に従い、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の値(“quiet”及び“silent”)のそれぞれについて、全てのTDに対応する全てのIoT機器8の動作(設定動作)を含むテーブルが設定される。
(制御部32-2)
図17に戻って、制御部32-2は、記憶部31-2に格納されたテーブルから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)に対応するIoT機器8及び設定動作を取得する。そして、制御部32-2は、IoT機器8に対し、設定動作を実行させる。
図21は、実施例2における制御部32-2の処理例を示すフローチャートである。まず、制御部32-2は、CD取得部20から、再生されるコンテンツのCDを入力すると共に、TD取得部22から家庭内の全てのIoT機器8のTDを入力する(ステップS2101)。
制御部32-2は、CDに記述された1または複数のシーン記述“hasPart”を順次処理するにあたり、CDに未処理のシーン記述が含まれているか否かを判定する(ステップS2102)。制御部32-2は、ステップS2102において、CDに未処理のシーン記述が含まれていると判定した場合(ステップS2102:Y)、シーン記述に抽象環境記述の“environmentalSound”が含まれているか否かを判定する(ステップS2103)。
制御部32-2は、ステップS2103において、シーン記述に抽象環境記述の“environmentalSound”が含まれていると判定した場合(ステップS2103:Y)、記憶部31-2のテーブルから、抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)に対応する全てのIoT機器8及び設定動作を取得する。
制御部32-2は、シーン記述に含まれる所定時刻に、取得した全てのIoT機器8のそれぞれに対し、対応する設定動作を実行させ(ステップS2104)、ステップS2105へ移行する。この場合、制御部32-2は、設定動作が「-」(何も実行しない、動作実行なし)の場合、IoT機器8に対し、何ら動作を実行させない。
一方、制御部32-2は、ステップS2103において、シーン記述に抽象環境記述の“environmentalSound”が含まれていないと判定した場合(ステップS2103:N)、ステップS2105へ移行する。
制御部32-2は、ステップS2103(N),S2104から移行して、当該シーン記述を処理済みに設定し(ステップS2105)、ステップS2102へ移行する。そして、制御部32-2は、CDに未処理のシーン記述が含まれている限り、ステップS2103~S2105の処理を行う。
一方、制御部32-2は、ステップS2102において、CDに未処理のシーン記述が含まれていないと判定した場合(ステップS2102:N)、CDに含まれる全てのシーン記述の処理が完了したとして、当該処理を終了する。
図1、図5~図8及び図18の例では、制御部32-2は、テーブルから取得した全てのロボット掃除機8-1、電球8-2及び空気清浄機8-3のそれぞれについて、ステップS2104の処理を行う。
この場合、制御部32-2は、ロボット掃除機8-1に対し電源オフ“turnOff”の設定動作を実行させ、電球8-2に対し動作を実行させず、空気清浄機8-3に対し、レベル1のレベル設定“setLevel”の設定動作を実行させる。
これにより、テーブルから取得した全てのIoT機器8に対して、事前に設定された音量を下げるための動作が行われる。
(動作実行前後の状態)
次に、実施例2において、音量を下げるため動作が実行された場合の動作実行前後のIoT機器8の状態について説明する。図22は、実施例2における動作実行前の状態を示す図であり、図23は、実施例2における動作実行後の状態を示す図である。
図22を参照して、動作実行前のロボット掃除機8-1は、運転状態“operetionStatus”が掃除を実施中であり、動作実行前の電球8-2は、運転状態“operetionStatus”が点灯中である。動作実行前の空気清浄機8-3は、運転状態“operetionStatus”が動作中であり、レベル“currentLevel”が3である。
テーブルから、ロボット掃除機8-1の設定動作として電源オフが取得され、電球8-2の設定動作として「-」(何もしない)が取得され、空気清浄機8-3の設定動作としてレベル設定1が取得されたものとする。
ロボット掃除機8-1について、電源オフ“turnOff”の動作が実行され、電球8-2について、動作は実行されない。また、空気清浄機8-3について、レベル1のレベル設定“setLevel”の動作が実行される。これにより、ロボット掃除機8-1及び空気清浄機8-3についての動作は完了する。
図23を参照して、ロボット掃除機8-1の前述の動作及び空気清浄機8-3の前述の動作が完了すると、動作実行後のロボット掃除機8-1は、運転状態“operetionStatus”が電源オフとなる。動作実行後の電球8-2は、動作実行前と同様に、運転状態“operetionStatus”が点灯中である。動作実行後の空気清浄機8-3は、運転状態“operetionStatus”が動作中のままであり、レベル“currentLevel”が1となる。
このように、コンテンツの再生に伴い、コンテンツのCDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)に応じて、全てのIoT機器8に対し、事前に設定された設定動作を実行させ、指示内容の状態とすることができる。
以上のように、本発明の実施形態の端末装置1によれば、実施例2の機器制御部24-2の事前設定部30-2は、コンテンツが再生される前に、コンテンツのCDに記述された“http://XXXXXXX”のサイトから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の値を取得する。そして、事前設定部30-2は、ユーザ操作に従い、当該値の示す“quiet”及び“silent”のそれぞれについて、取得した全てのTDに対応する全てのIoT機器8の動作(設定動作)を設定し、設定動作を含むテーブルを設定して記憶部31-2に格納する。
制御部32-2は、記憶部31-2のテーブルから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)に対応する全てのIoT機器8及び設定動作を取得する。そして、制御部32-2は、CDに記述されたシーン記述に含まれる所定時刻に、取得した全てのIoT機器8に対し、対応する設定動作を実行させる。
これにより、実施例1と同様に、コンテンツの再生に伴い、抽象環境記述に応じてコンテンツのシーンに連動した動作をIoT機器8に実行させることができ、IoT機器8を含む環境を、抽象環境記述の指示内容の状態とすることができる。つまり、コンテンツのCD及びIoT機器8のTDを利用することで、簡易な仕組みにてIoT機器8に対する所望の動作を実現することができる。
また、実施例2では、実施例1のようにTDに記述された全ての動作を実行させる必要がないため、実施例1よりも一層簡易な仕組みにて、所望の動作を実現することができる。
〔実施例3〕
次に、実施例3について説明する。実施例3は、IoT機器8に実行させた動作のうち、動作回数が最も多い動作を特定して実行させることで、IoT機器8の音量レベルを所定量以下に下げる例である。具体的には、実施例3は、前述の実施例1,2において、IoT機器8に対して実行させた1または複数の動作のそれぞれについて、回数をカウントすると共に、何も動作を実行させなかった回数(動作実行なしの回数)をカウントする。そして、所定回数のカウントの処理が完了した後、1または複数の動作及び動作実行なしのうち、カウント数の最も多い事象を特定し、IoT機器8に対し、特定した事象の動作を実行させるか、または特定した事象が動作実行なしの場合、何も動作を実行させない。
図24は、実施例3の機器制御部24の構成例を示す図である。この機器制御部24-3は、事前設定部30-1,2、記憶部31-3及び制御部32-3を備えている。
(事前設定部30-1,2)
実施例3の機器制御部24-3に備えた事前設定部30-1,2は、実施例1の機器制御部24-1に備えた事前設定部30-1、または実施例2の機器制御部24-2に備えた事前設定部30-2である。事前設定部30-1,2は、図10または図18に示したテーブルを記憶部31-3に格納する。
(制御部32-3)
制御部32-3は、記憶部31-3に格納されたテーブルが図10のテーブルである場合、実施例1の制御部32-1と同様の処理を行い、IoT機器8に対し、現在音量が設定音量以下となるように、TDに記述された複数の動作を順次実行させる。また、制御部32-3は、記憶部31-3に格納されたテーブルが図18のテーブルである場合、実施例2の制御部32-2と同様の処理を行い、IoT機器8に対し、テーブルから読み出した設定動作を実行させる。
この場合、制御部32-3は、IoT機器8に対して動作または設定動作を実行させる際に、動作の回数をカウントし、動作毎の動作回数を含むテーブルを記憶部31-3に格納する。また、制御部32-3は、現在音量が設定音量以下である場合、動作実行なしの回数をカウントし、動作実行なしの回数を含むテーブルを複素共役化部31-3に格納する。テーブルに格納された動作毎の動作回数には、動作実行なしの場合の回数が含まれる。
制御部32-3は、所定回数のカウントの処理が完了した後(CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の各値に対応するIoT機器8の動作(動作実行なしを含む)が一定回数以上カウントされた後)、記憶部31-3のテーブル(動作回数を含むテーブル)から、CDに記述された環境抽象記述の“environmentalSound”の指示内容に対応するIoT機器8の複数の動作のそれぞれについて、動作回数を読み出す。そして、制御部32-3は、複数の動作のうち動作回数の最も多い事象(動作または動作実行なし)を特定し、IoT機器8に対し、特定した事象に応じ、動作を実行させるか、または何ら動作を実行させない。
図25は、実施例3におけるテーブルの構造例を示す図であり、制御部32-3により記憶部31-3に格納された、動作回数を含むテーブルを示している。このテーブルは、IoT機器8に対する動作が実行される毎(何ら動作が実行されない場合も含む)に更新される。
このテーブルは、抽象環境記述の“environmentalSound”の値(“quiet”及び“silent”)である指示内容、IoT機器8(の識別子)、動作(の識別子、動作実行なしを含む)及び動作回数が対となって構成される。抽象環境記述の“environmentalSound”の値(“quiet”及び“silent”)である指示内容は、CDに記述された“http://XXXXXXX”のサイトから取得された値である。IoT機器8は、TD取得部22により取得された全てのTDに対応する全てのIoT機器8を示す。本例では、ロボット掃除機8-1、電球8-2及び空気清浄機8-3である。動作は、TD取得部22により取得されたTDに記述された動作、及び動作実行なしを示す。例えば図5に示したように、ロボット掃除機8-1のTDには、動作として電源オフ、電源オン及び蓄電が定義されており、これらの動作及び動作実行なしが当該テーブルに格納されている。動作回数は、抽象環境記述の“environmentalSound”の値(“quiet”及び“silent”)である指示内容において、IoT機器8が動作した回数、または動作実行なしの場合の実行しなかった回数を示す。
尚、電球8-2の動作が色設定である場合、色設定の動作に伴い指定された赤色、緑色及び青色の値毎に動作回数がカウントされる。空気清浄機8-3の動作がレベル設定の場合も、指定されたレベルの値毎に動作回数がカウントされる。
図26は、実施例3における制御部32-3の動作回数カウント処理例を示すフローチャートであり、実施例1,2における制御部32-1,2の処理に加え、動作回数をカウントし、図25に示したテーブルを更新して記憶部31-3に格納する処理を示す。
ステップS2601~S2604,S2606の処理は、図13に示した実施例1におけるステップS1301~S1305の処理、または図21に示した実施例2におけるステップS2101~S2105の処理と同様であるから、ここでは説明を省略する。
制御部32-3は、ステップS2604から移行して、ステップS2604にて実行させた動作の回数(動作回数、動作実行なしの場合の回数を含む)をインクリメントし、テーブルを更新して記憶部31-3に格納し(ステップS2605)、ステップS2606へ移行する。
例えば、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容が“quiet”であり、ステップS2604にてロボット掃除機8-1が電源オフの動作を実行した場合、図25に示したテーブルにおいて、抽象環境記述の“environmentalSound”の値である“quiet”、ロボット掃除機8-1及び電源オフの動作に対応する動作回数がインクリメントされる。
そして、制御部32-3は、ステップS2605にてインクリメントする処理の回数(処理回数)と、予め設定された設定回数とを比較し、処理回数が設定回数に到達したと判定した場合、後述する図27に示す処理へ移行する。
図27は、実施例3における制御部32-3の動作回数カウント完了後の処理例を示すフローチャートであり、IoT機器8に対して最大の動作回数の動作を実行させる処理である。ステップS2701~S2703,S2705は、図26に示したステップS2601~S2603,S2606の処理と同様であるから、ここでは説明を省略する。図26に示したステップS2601~S2603,S2606の処理は、図13に示した実施例1におけるステップS1301~S1303,S1305の処理、または図21に示した実施例2におけるステップS2101~S2103,S2105の処理と同様である。
制御部32-3は、ステップS2703(Y)から移行して、IoT機器8に対して動作を実行させる際に、記憶部31-3のテーブル(図25に示したテーブル)から、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)及び当該IoT機器8のそれぞれの動作について動作回数を読み出す。そして、制御部32-3は、これらの動作回数のうち最大の動作回数の動作を特定する。
制御部32-3は、CDに記述されたシーン記述に含まれる所定時刻に、IoT機器8に対し、特定した動作(最大の動作回数の動作)を実行させ(ステップS2704)、ステップS2705へ移行する。この場合、制御部32-3は、動作実行なしの動作回数が最大の場合、IoT機器8に対し、何ら動作を実行させない。
例えば、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容が“quiet”であり、図25に示したテーブルにおいて、ロボット掃除機8-1については、全ての動作のうち電源オフの動作回数が最大であるとする。電球8-2については、全ての色設定の動作のうち色設定(200,200,200)の動作回数が最大であり、空気清浄機8-3については、全てのレベル設定の動作のうちレベル設定2の動作回数が最大であるとする。
そうすると、制御部32-3は、ステップS2704において、ロボット掃除機8-1に対して電源オフの動作を実行させ、電球8-2に対して、赤色の値200、緑色の値200及び青色の値200の色設定の動作を実行させる。また、制御部32-3は、空気清浄機8-3に対して、レベル2のレベル設定の動作を実行させる。
これにより、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容について、IoT機器8に対して、当該IoT機器8のTDに記述された複数の動作のうち、過去に実行させた最大の動作回数の動作を実行させることができる。
つまり、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容を効率的に実現することができ、IoT機器8を含む環境を、実施例1よりも短時間で指示内容の状態とすることができる。本例の場合、短時間でIoT機器8を含む環境を静かにさせることができる。
尚、図27に示した動作回数カウント完了後の処理において、ユーザ操作により手動にてIoT機器8の動作が実行された場合、制御部32-3は、手動の動作も含めて最大の動作回数の動作を特定するようにしてもよい。具体的には、制御部32-3は、手動にてIoT機器8の動作が実行された場合、その動作の回数(動作回数)をインクリメントしたテーブルを更新して記憶部31-3に格納する。そして、制御部32-3は、図27に示したステップS2704において、テーブルから動作毎の動作回数を読み出し、手動の動作を含めた動作回数のうち最大の動作回数の動作を特定し、IoT機器8に対し、特定した動作を実行させる。
(動作実行前後の状態)
次に、実施例3において、音量を下げるために最大回数の動作が実行された場合の動作実行前後のIoT機器8の状態について説明する。図28は、実施例3における動作実行前の状態を示す図であり、図29は、実施例3における動作実行後の状態を示す図である。
図28を参照して、所定回数のカウントの処理が完了したとき、すなわち実施例3の最大回数の動作実行前のロボット掃除機8-1は、運転状態“operetionStatus”が掃除を実施中である。動作実行前の電球8-2は、運転状態“operetionStatus”が点灯中であり、色“currentColour”が赤色の値250、緑色の値250及び青色の値250である。動作実行前の空気清浄機8-3は、運転状態“operetionStatus”が動作中であり、レベル“currentLevel”が3である。
テーブルから、ロボット掃除機8-1について電源オフの動作回数が最大であり、電球8-2について色設定(200,200,200)の動作回数が最大であり、空気清浄機8-3についてレベル設定2の動作回数が最大であると判断されるとする。
そうすると、ロボット掃除機8-1について、電源オフ“turnOff”の動作が実行され、電球8-2について、赤色の値200、緑色の値200及び青色の値200の色設定“setColour”の動作が実行される。また、空気清浄機8-3について、レベル2のレベル設定“setLevel”の動作が実行される。
図29を参照して、ロボット掃除機8-1の前述の動作、電球8-2の前述の動作及び空気清浄機8-3の前述の動作が完了すると、動作実行後のロボット掃除機8-1は、運転状態“operetionStatus”が電源オフとなる。動作実行後の電球8-2は、運転状態“operetionStatus”が点灯中のままであり、色“currentColour”が赤色の値200、緑色の値200及び青色の値200となる。動作実行後の空気清浄機8-3は、運転状態“operetionStatus”が動作中のままであり、レベル“currentLevel”が2となる。
このように、コンテンツの再生に伴い、コンテンツのCDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)に応じて、全てのIoT機器8に対し、過去に実行させた複数の動作のうち最大の動作回数の動作を実行させ、指示内容の状態とすることができる。
以上のように、本発明の実施形態の端末装置1によれば、実施例3の機器制御部24-3の制御部32-3は、実施例1の制御部32-1または実施例2の制御部32-2と同様の処理を行うと共に、IoT機器8に対して動作を実行させる際に、その動作をカウントし、動作毎の動作回数を含むテーブルを更新して記憶部31-3に格納する。
制御部32-3は、所定回数のカウント処理が完了した後、記憶部31-3のテーブルから、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容(例えば“quiet”)に対応するIoT機器8の複数の動作のそれぞれについて、動作回数を読み出し、動作回数の最も多い事象を特定する。そして、制御部32-3は、取得した全てのTDに対応する全てのIoT機器8のそれぞれに対し、特定した事象に応じて、対応する動作を実行させるか、または何ら動作を実行させない。
これにより、実施例1,2と同様に、コンテンツの再生に伴い、抽象環境記述に応じてコンテンツのシーンに連動した動作をIoT機器8に実行させることができ、IoT機器8を含む環境を、抽象環境記述の指示内容の状態とすることができる。つまり、コンテンツのCD及びIoT機器8のTDを利用することで、簡易な仕組みにてIoT機器8に対する所望の動作を実現することができる。
また、実施例3では、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容について、IoT機器8に対し、当該IoT機器8のTDに記述された複数の動作のうち、過去に実行させた最大の動作回数の動作を実行させることができる。
このため、実施例1のようにTDに記述された全ての動作を実行させる必要がないため、実施例1よりも一層簡易な仕組みにて、所望の動作を実現することができる。また、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容を、実施例1,2よりも効率的に実現することができ、IoT機器8を含む環境を、短時間で指示内容の状態とすることができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば前記実施例1~3では、CDに記述された抽象環境記述の“environmentalSound”の指示内容を“quiet”とし、家庭内のIoT機器8を含む環境を「静かにさせる」ための処理を説明した。抽象環境記述の指示内容は、例えば「音を上げる」「音量を30dB以下にする」「照明の色を明るくする」「照明の色を緑色にする」「温度を下げる」「温度を20度以下にする」であってもよい。要するに、抽象環境記述の指示内容は、家庭内のIoT機器8を含む環境を所定の状態にするための抽象的な指示内容であれば何でもよい。
1 端末装置
2 放送局
3 家
4 CD(Content Description)サーバ
5 コンテンツサーバ
6 コンテンツ受信機
7 TD(Thing Description)サーバ
8 IoT(Internet of Things)機器
8-1 ロボット掃除機
8-2 電球
8-3 空気清浄機
10 制御部
11 CPU
12 記憶部
13 記憶装置
14 操作/入力部
15 表示出力インタフェース部
16 通信部
17 システムバス
20 CD取得部
21 CD記憶部
22 TD取得部
23 TD記憶部
24 機器制御部
30 事前設定部
31 記憶部
32 制御部

Claims (4)

  1. IoT(Internet of Things)機器の種類、状態及び動作を含むメタデータが記述されたTD(Thing Description)、並びにコンテンツのメタデータが記述されたCD(Content Description)に基づいて、前記コンテンツの再生に伴う所定の動作を前記IoT機器に実行させる端末装置において、
    当該端末装置と接続可能な前記IoT機器の前記TDを取得するTD取得部、
    再生される前記コンテンツの前記CDを取得するCD取得部、及び、
    前記CD取得部により取得された前記CDに含まれる記述であって、前記IoT機器を含む環境についての指示内容が定義された環境記述に基づいて、前記TD取得部により取得された前記TDに対応する前記IoT機器に対し、前記指示内容を実現するために、当該IoT機器の前記TDに記述された前記動作を実行させる機器制御部を備え、
    前記機器制御部は、
    ユーザ操作により、前記指示内容を含むと共に、当該指示内容を実現したときの状態を設定状態として含む第1テーブルを事前に設定する事前設定部と、
    前記事前設定部により設定された前記第1テーブルから、前記CDに含まれる前記環境記述に定義された前記指示内容に対応する前記設定状態を読み出し、
    前記IoT機器から、前記CDに含まれる前記環境記述に定義された前記指示内容に関連する状態であって、当該IoT機器の前記TDに記述された前記状態を取得する取得処理を行い、
    当該状態が前記設定状態に達しているか否かを判定する判定処理を行い、
    前記状態が前記設定状態に達していると判定した場合、前記指示内容が実現されたと判断し、前記IoT機器に対し、当該IoT機器の前記TDに記述された前記動作については動作実行なしとして何ら前記動作を実行させず、
    前記状態が前記設定状態に達していないと判定した場合、前記指示内容が実現されていないと判断し、前記IoT機器に対し、当該IoT機器の前記TDに記述された前記動作を実行させる実行処理を行い、
    前記指示内容が実現されたと判断するまで、前記取得処理、前記判定処理及び前記実行処理を繰り返す制御部と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  2. IoT(Internet of Things)機器の種類、状態及び動作を含むメタデータが記述されたTD(Thing Description)、並びにコンテンツのメタデータが記述されたCD(Content Description)に基づいて、前記コンテンツの再生に伴う所定の動作を前記IoT機器に実行させる端末装置において、
    当該端末装置と接続可能な前記IoT機器の前記TDを取得するTD取得部、
    再生される前記コンテンツの前記CDを取得するCD取得部、及び、
    前記CD取得部により取得された前記CDに含まれる記述であって、前記IoT機器を含む環境についての指示内容が定義された環境記述に基づいて、前記TD取得部により取得された前記TDに対応する前記IoT機器に対し、前記指示内容を実現するために、当該IoT機器の前記TDに記述された前記動作を実行させる機器制御部を備え、
    前記機器制御部は、
    ユーザ操作により、前記指示内容及び前記IoT機器を含むと共に、当該IoT機器の前記TDに記述された前記動作であって、前記指示内容を実現するための前記動作、または前記動作を実行させないことを示す動作実行なしを設定動作として含む第2テーブルを事前に設定する事前設定部と、
    前記事前設定部により設定された前記第2テーブルから、前記CDに含まれる前記環境記述に定義された前記指示内容に対応する前記IoT機器及び前記設定動作を読み出し、
    前記IoT機器に対し、前記設定動作に応じて、当該設定動作の示す前記動作を実行させるか、または何ら前記動作を実行させない制御部と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  3. 請求項またはに記載の端末装置において、
    前記TDには複数の動作が記述されており、
    前記制御部は、
    前記IoT機器に対する前記動作の実行に伴い、前記複数の動作のうちの前記実行に伴
    う前記動作の回数を動作回数としてカウントすると共に、何ら前記動作を実行させなかった場合の動作実行なしの回数を前記動作回数としてカウントし、所定回数の前記カウントが完了した後に、
    前記IoT機器について、前記複数の動作のそれぞれにおける前記動作回数のうち最大の動作回数の前記動作または前記動作実行なしを特定し、前記IoT機器に対し、特定した前記動作を実行させるか、または何ら前記動作を実行させない、ことを特徴とする端末装置。
  4. コンピュータを、請求項1からまでのいずれか一項に記載の端末装置として機能させるためのプログラム。
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