医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステムの概略の例示的な実施形態を示す図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステムの概略の例示的な実施形態を示す図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステムの概略の例示的な実施形態を示す図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステムの概略の例示的な実施形態を示す図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステムの別の概略の例示的な実施形態を示す図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステムの概略の例示的な実施形態を示す図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステムの概略の例示的な実施形態を示す図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステムの概略の例示的な実施形態を示す図である。
その中に含有されている濃縮物を含有するマルチ・コンパートメント・バッグのトップダウン図である。
部分的なバリア壁部をその内部体積の中に有する例示的なバッグを示す図である。
シールによってそのメイン体積から区分された隔離された流体のアリコートを有する例示的なバッグを示す図である。
バッグの中の流体をパッケージングするために実行され得る複数の例示的なアクションを詳述するフローチャートである。
その周辺シールの開放領域の中に配設されているサンプリング・リザーバーを有する別の例示的なバッグを示す図である。
バッグの残りの部分との流体連通から隔離されているサンプリング・リザーバーを備えた、図4の例示的なバッグを示す図である。
第1のコンパートメントおよび第2のコンパートメントを備えた例示的なバッグを示す図である。
ミシン目をその中に有するシールを備えた例示的なバッグを示す図である。
バッグの中の流体をパッケージングするために実行され得る複数の例示的なアクションを詳述する別のフローチャートである。
例示的な充填ノズルを示す図である。
バッグを充填するために、および、サンプリングのための流体のアリコートを収集するために使用され得る、例示的なマルチ・ルーメン充填ノズルを示す図である。
バッグの中の流体をパッケージングするために実行され得る複数の例示的なアクションを詳述する別のフローチャートである。
充填物受け入れセットの概略的な例を示す図である。
投与セットを有する例示的なバッグの分解図である。
投与セットを有する例示的なバッグのトップダウン図である。
別の例示的なバッグのトップダウン図である。
別の例示的なバッグのトップダウン図である。
シールされて閉じられているある段階にある、投与セットおよび充填ラインを含むバッグの図である
別の例示的なバッグのトップダウン図である。
さらなる別の例示的なバッグのトップダウン図である。
例示的なマニホールドの図である。
別の例示的なマニホールドを含む例示的な充填物受け入れセットの図である。
例示的な充填物受け入れセットの斜視図である。
例示的な充填物受け入れセットの断面図である。
別の例示的な充填物受け入れセットの断面図である。
流体によって充填されている例示的な充填物受け入れセットのバッグの断面図である。
充填物受け入れセットと流体連通しないようにシールされた充填されたバッグを備えた例示的な充填物受け入れセットの断面図である。
バッグが充填物受け入れセットからカットされた状態の例示的な充填物受け入れセットの断面図である。
充填物受け入れセットのバッグが流体によって充填されている状態の例示的な充填物受け入れセットの断面図である。
例示的な充填物受け入れセットの断面図である。
例示的な充填物受け入れセットの断面図である。
例示的な充填物受け入れセットの概略図である。
例示的な充填物受け入れセットの例示的なマニホールドのトップダウン図である。
例示的な充填物受け入れセットの例示的なマニホールドの断面図である。
例示的な充填物受け入れセットのバッグを充填するために使用され得る例示的なマニホールドのバルブ作動の進行を示す図である。
例示的な充填物受け入れセットのマニホールドのための作動ブロックを示す図である。
濃縮物供給入口部から例示的なマニホールドを通して流体をポンプ送りするために実行され得るバルブ作動の進行を示す図である。
ある体積の流体が例示的なマニホールドを通してバッグへ移送されていることを示す図である。
別の例示的な充填物受け入れセットの概略的な例を示す図である。
例示的な充填物受け入れセットの別の概略的な例を示す図である。
充填物受け入れセットを構築するために使用され得る複数の層の材料を示す図である。
充填物受け入れセット材料の層同士の間に設置されている充填物受け入れセットのアクセス・エレメントを示す図である。
例示的な充填物受け入れセットを画定する材料の層同士の間に形成されたシールを示す図である。
例示的な充填物受け入れセットを示す図である。
蒸気が充填物受け入れセットの一部分へ供給されている状態の例示的な充填物受け入れセットを示す図である。
バッグが例示的な充填物受け入れセットを通して充填されていることを示す図である。
セットの第1のバッグが充填されてセットから切断された状態になっており、セットの第2のバッグが流体を充填されている状態の例示的な充填物受け入れセットを示す図である。
セットの第1および第2のバッグが充填されてセットから切断された状態になっており、セットの第3のバッグが流体を充填されている状態の例示的な充填物受け入れセットを示す図である。
例示的な充填物受け入れセット生産および充填システムのブロック図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするための例示的なシステムの斜視図である。
システムのさまざまな内部コンポーネントを明らかにするために、エンクロージャーの一部分が透明に示された状態の、図54の例示的なシステムの斜視図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするための別の例示的なシステムのトップダウン図である。
図56に示されている例示的なシステムの側面図である。
図56に示されている例示的なシステムの別の側面図である。
例示的なバッグ・フィーダーの斜視図である。
バッグを完全に装填された例示的なバッグ・フィーダーの斜視図である。
フィード・プレートが装填位置から解放された状態の例示的なバッグ・フィーダーの斜視図である。
バッグ・フィーダーの中に据え付けられているバッグのポートに対してバッグ・フィーダーのフィード・プレートが付勢されている状態の例示的なバッグ・フィーダーの斜視図である。
バッグ・フィーダーの中の適切な場所にバッグを保持するリテンション・ピンを有する例示的なバッグ・フィーダーの底部正面斜視図である。
例示的なバッグ・フィーダーおよび例示的なグラスパーのボトムアップ図であり、例示的なグラスパーは、バッグ・フィーダーのリテンション・ピンを後退させるために、および、バッグを収集するために、バッグ・フィーダーへ前進している、図である。
例示的なバッグ・フィーダーおよび例示的なグラスパーの斜視図であり、例示的なグラスパーは、バッグ・フィーダーから収集されたバッグを保持している、図である。
例示的なバッグ充填ステーションの斜視図である。
未充填のバッグが充填ステーションにおいてドッキングされている状態の例示的なバッグ充填ステーションの斜視図である。
充填ステーションにおいてドッキングされている充填されたバッグを有する例示的なバッグ充填ステーションの斜視図である。
例示的なバッグ充填ステーションおよび例示的なグラスパーの斜視図であり、例示的なグラスパーは、充填されたバッグを充填ステーションから収集するために、充填ステーションへ前進させられている、図である。
充填されたバッグを保持している例示的なグラスパー、および、充填ステーションの充填ノズルと整合されている枢動式ドレイン入口部を備えた充填ステーションの斜視図である。
付勢されているドレイン入口部を有する充填ステーションの一部分のトップダウン図である。
その中に設置されているストッパー・ディスペンサーを有する例示的なシーリング・ステーションの斜視図である。
後退位置に配設されている例示的なフォロワー・アッセンブリを有する例示的なシーリング・ステーションの斜視図である。
例示的なストッパー・ディスペンサーの斜視図である。
例示的なストッパー・マガジンの中のストッパーと接触するように付勢されている例示的なフォロワー・アッセンブリを有する例示的なシーリング・ステーションの斜視図である。
ストッパー・ディスペンサーの退出ポートを露出させるためにディスペンサーのカバーが変位された状態の、その中に設置されている例示的なストッパー・ディスペンサーを有する例示的なシーリング・ステーションの斜視図である。
シーリング・ステーションのディスペンサー受容部の中に据え付けられている例示的なストッパー・ディスペンサーを有する例示的なシーリング・ステーションの斜視図である。
図77Aの示された領域の詳細図である。
シーリング・ステーションにおける適切な場所にあるバッグのポートの中へディスペンサーからストッパーを押し込むために、シーリング・ステーションの例示的なラムが例示的なストッパー・ディスペンサーの中へ前進させられた状態の例示的なシーリング・ステーションの斜視図である。
シーリング・ステーションの例示的なラムが後退位置にあり、ストッパーが例示的なフォロワー・アッセンブリを介して例示的なストッパー・ディスペンサーの退出ポートとのアライメント状態へと前進させられた状態の例示的なシーリング・ステーションの斜視図である。
例示的なシーリング・ステーションおよび例示的なグラスパーの斜視図であり、例示的なグラスパーが、シールされたバッグをシーリング・ステーションから収集した、図である。
面取りされたポート開口部を備えた退出ポートを有する例示的なストッパー・ディスペンサーの斜視図である。
図81Aの示された部分の詳細図である。
図81A~図81Bのストッパー・ディスペンサーがその中に据え付けられた状態の、および、ディスペンサーの中に保持されたストッパーの一部分の上方にバッグのポートが部分的に前進させられた状態の、例示的なシーリング・ステーションの断面図である。
面取りされたポート開口部および退出ポート・ディテント部材を備えた退出ポートを有する別の例示的なストッパー・ディスペンサーの図である。
例示的なストッパー・ディスペンサーのカバー・プレートが除去された状態の別の例示的なストッパー・ディスペンサーの斜視図である。
ストッパーを充填されている例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
ストッパーを部分的に空にされた例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
ストッパーを空にされている例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
別の例示的なストッパー・ディスペンサーの分解図である。
ストッパーを充填されている例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
ディスペンサーの退出ポートと一致しているストッパーがディスペンスされた状態の例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
ディスペンサーの退出ポートとのアライメント状態へとストッパーを前進させるために、付勢部材の力の下で回転させられた例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
ストッパーを部分的に空にされている例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
ディスペンサーの退出ポートと一致しているストッパーがディスペンスされた状態の例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
付勢部材の力の下でディスペンサーの退出ポートとのアライメント状態へと次の利用可能なストッパーを前進させるためにインデックス付けされた例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
別の例示的なストッパー・ディスペンサーの分解図である。
ディスペンサーの退出ポートと一致しているストッパーがディスペンスされた状態の例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
ディスペンサーの例示的なフォロワー・ブロックに対して働かされる付勢力を介して、ディスペンサーの退出ポートとのアライメント状態へとストッパーが前進させられた状態の例示的なストッパー・ディスペンサーのトップダウン図である。
例示的なストッパー・ディスペンサーおよび例示的なスピード・ローダーの斜視図である。
例示的なストッパー・ディスペンサーおよび例示的なスピード・ローダーの斜視図である。
例示的なスピード・ローダーによってストッパーにより充填された例示的なストッパー・ディスペンサーの斜視図である。
例示的な検疫リポジトリの斜視図である。
検疫リポジトリの中に含まれ得る例示的なホルダーの斜視図である。
容量までバッグを充填された例示的な検疫リポジトリの斜視図である。
その中に据え付けられたバイアルを有する例示的なサンプリング・フィクスチャーの斜視図である。
例示的なバイアル・アクセス・ドアおよびバイアルがその中に据え付けられた状態の例示的なサンプリング・フィクスチャーの斜視図である。
例示的なラベリング・アッセンブリ、および、ロボット・グラスパーによってラベリング・アッセンブリへ変位されているバッグの側面図である。
バッグがラベル付けされているプロセス中の例示的なラベリング・アッセンブリの側面図である。
ラベリング・アッセンブリにおいてラベル付けされたバッグをグラスパーが保持している状態の例示的なラベリング・アッセンブリの側面図である。
システムの中に含まれ得る例示的な出力シュートの斜視図である。
例示的な出力シュートの中に入れられているバッグの斜視図である。
例示的な出力シュートから退出するバッグの斜視図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするための別の例示的なシステムの斜視図である。
システムのエンクロージャーの一部分が透明に示された状態の、図111の医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステムの別の斜視図である。
例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
例示的なバッグ・リテイナーのトップダウン図である。
パッケージング・アッセンブリの例示的なバッグ・リテイナーにおいてドッキングされているバッグをグラスパーが把持している状態の例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
パッケージング・アッセンブリの例示的なバッグ・リテイナーから自由にされたバッグをグラスパーが保持している状態の例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
ロボット・マニピュレーターのグラスパーによって保持されているバッグをパッケージング・アッセンブリの例示的な充填ノズルとのアライメント状態へと前進させた例示的なロボット・マニピュレーターを備えた例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
バッグのポートの中のパッキング・アッセンブリの例示的な充填ノズルを備えた例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
例示的な充填ノズルおよび付勢アッセンブリの分解図である。
充填されたバッグがパッケージング・アッセンブリの例示的なロボット・マニピュレーターの例示的なグラスパーによって保持された状態の例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
充填されたバッグがパッケージング・アッセンブリの例示的なシーリング・ステーションへ変位された状態の例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
充填されたバッグがパッケージング・アッセンブリの例示的なシーリング・ステーションへ変位された状態の例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
パッケージング・アッセンブリの例示的なシーリング・ステーションの例示的な支持クレードルの中へバッグのポートを挿入するように、充填されたバッグが変位された状態の例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
例示的な支持クレードルの斜視図である。
パッケージング・アッセンブリの例示的な支持クレードルの中に配設されているバッグのポートの中へストッパーを押し込むように、例示的なシーリング・ステーションの例示的なラムが作動された状態の例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
充填されてシールされたバッグがパッケージング・アッセンブリの例示的なロボット・マニピュレーターの例示的なグラスパーによって保持された状態の例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
方向付けシュートを備えた例示的なパッケージング・アッセンブリの正面図である。
少なくとも1つのバッグおよび投与セットをそれぞれが保持するパケットを含有することができる例示的なキャリアの斜視図である。
キャリアのコンパートメントから除去された例示的なパケットを有する例示的なキャリアの斜視図である。
キャリアのコンパートメントから除去された例示的なパケットを有する例示的なキャリアの斜視図であり、パケットは、カバー・フラップを開いた状態にしている、図である。
例示的なバッグおよび例示的な投与セットがパケットから除去された状態の例示的なキャリアの斜視図である。
キャリアのコンパートメントの中に設置され得る複数の例示的なパケットの斜視図である。
キャリアとともに含まれ得るスパイキング・アダプターの斜視図である。
例示的な充填ステーションのブロック図である。
別の例示的な充填ステーションのブロック図である。
例示的な充填ステーションの斜視図である。
例示的な充填ステーションの別の斜視図である。
例示的な充填ステーションの別の斜視図である。
充填ステーションの中に含まれ得る例示的なスパイク・ポートのトップダウン図である。
医療用流体を生産およびパッケージングするための例示的なシステムの中に含まれ得る例示的な流体回路のブロック図である。
所望の流体を発生させるために実行され得る複数の例示的なアクションを詳述するフローチャートである。
例示的な結晶構成要素ディスペンサーを含む例示的な混合回路の一部分を示す図である。
例示的な混合回路の中に含まれ得るドージング・マニホールドを示す図である。
例示的な結晶構成要素ディスペンサーの斜視図である。
結晶構成要素ディスペンサーの内部コンポーネントを示すために一部分が取り去られ状態の、図142の例示的な結晶構成要素ディスペンサーを示す図である。
例示的な結晶構成要素ディスペンサーの斜視図である。
結晶構成要素ディスペンサーの内部コンポーネントを示すために一部分が取り去られ状態の、図144の例示的な結晶構成要素ディスペンサーを示す図である。
例示的な結晶構成要素ディスペンサーの中に含まれ得る例示的なパドル・ホイールの斜視図である。
例示的な結晶構成要素ディスペンサーの斜視図である。
結晶構成要素ディスペンサーの内部コンポーネントを示すために一部分が取り去られ状態の、図147の例示的な結晶構成要素ディスペンサーを示す図である。
例示的な結晶構成要素ディスペンサーの中に含まれ得る例示的なディスペンシング・アッセンブリの側面図である。
図149の例示的なディスペンシング・アッセンブリの断面図である。
例示的な結晶構成要素ディスペンサーの例示的なディスペンシング・アッセンブリの中に含まれ得る例示的なディスペンシング・ディスクの斜視図である。
例示的な結晶構成要素ディスペンサーの中に含まれ得る例示的なディスペンシング・アッセンブリの斜視図である。
図152Aに示されている例示的なディスペンシング・アッセンブリの分解図である。
別の例示的な結晶構成要素ディスペンサーの正面図である。
特定のコンポーネントが除去された状態の、図153Aの例示的な結晶構成要素ディスペンサーの斜視図である。
結晶構成要素ディスペンサーの中に含まれ得る例示的な出口部がその上にドッキングされた状態のドージング・マニホールドの例示的なポートの斜視図である。
図154に示されている例示的なポートおよび例示的な出口部の断面図である。
結晶構成要素ディスペンサーの中に含まれ得る別の例示的なディスペンシング・アッセンブリの側面図である。
結晶構成要素ディスペンサーの中に含まれ得る例示的なディスペンシング・アッセンブリの側面図である。
結晶構成要素ディスペンサーの中に含まれ得る例示的なディスペンシング・アッセンブリの側面図である。
例示的なチューブ溶接アッセンブリの斜視図である。
例示的なチューブ溶接アッセンブリの別の斜視図である。
チューブ溶接アッセンブリの中に含まれ得る例示的な導管ディスペンサーの斜視図である。
例示的な導管ディスペンサーの分解図である。
チューブ溶接アッセンブリの中に含まれ得る例示的な導管フィード・アッセンブリの分解図である。
例示的なチューブ溶接アッセンブリのコンポーネントの斜視図である。
例示的なチューブ溶接アッセンブリのコンポーネントの斜視図である。
例示的なチューブ溶接アッセンブリの中に含まれ得る例示的なオクルーダー・アッセンブリの斜視図である。
例示的なチューブ溶接アッセンブリの中に含まれ得る例示的なオクルーダー・アッセンブリのトップダウン図である。
例示的なチューブ溶接アッセンブリの中に含まれ得る例示的なオクルーダー・アッセンブリの斜視図である。
例示的なチューブ溶接アッセンブリの中に含まれ得る例示的なカッター・アッセンブリの斜視図である。
例示的なオクルーダー・アッセンブリおよび例示的なカッター・アッセンブリによって閉塞されているチュービングのピースの断面図である。
例示的なチューブ溶接アッセンブリのコンポーネントの斜視図である。
チューブ溶接アッセンブリの中に含まれ得る例示的なバッグ・シーリング・アッセンブリの斜視図である。
例示的なバッグ・シーリング・アッセンブリの例示的なジョーの分解図である。
サンプル・アリコートがバッグ・シーリング・アッセンブリによって隔離されている充填ポートを有する例示的なバッグの正面図である。
バッグの充填ポートの中にシールされたサンプル・アリコートを有する例示的なバッグの正面図である。
これらの態様および他の態様は、図面を参照して、本開示のさまざまな実施形態の以下の詳細な説明から、より明らかになることとなる。
ここで図1を参照すると、医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステム10が示されている。システム10は、エンクロージャー12を含む。エンクロージャー12は、任意の適切な認証レベルのクリーン・ルームであることが可能である。また、エンクロージャー12は、クリーン・ルームの内側に設置され得るハウジングであることが可能である。そのような実施形態では、エンクロージャー12またはそのコンパートメントは、周囲の環境よりも高い認証レベルに適合するように構築され得る。追加的に、エンクロージャー12の中には、異なるクリーン・ルーム・レベル標準に適合するコンパートメントが存在していることが可能である。
エンクロージャー12の中には、複数のシステム10コンポーネントが収容され得る。たとえば、医療用水生産デバイス14が、システム10のエンクロージャー12の中に含まれ得る。医療用水生産デバイス14は、任意の適切な水生産デバイス、たとえば、濾過デバイス(木炭、ウルトラフィルター、エンドトキシン除去フィルター、逆浸透、マイクロフィルター、デプス・フィルターなど)、蒸留デバイス、脱気デバイス(蒸留デバイスがそれを兼用してもよい)、UV光源、化学的処理デバイス、交換樹脂、電気脱イオンユニットなど、または、それらの組み合わせなどであることが可能であり、または、それを含むことが可能である。特定の実施形態において、医療用水生産デバイス14は、2016年4月12日に発行された「Water Vapor Distillation Apparatus, Method, and System」という標題の米国特許第9,308,467号(代理人整理番号第K97号)に説明されているような蒸留デバイスであることが可能であり、それは、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。代替的に、医療用水生産デバイス14は、2019年3月29日に出願された「Water Distillation Apparatus, Method, and System」という標題の出願第16/370,038号(代理人整理番号第Z37号)に説明されているような蒸留デバイスであることが可能であり、それは、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。医療用水生産デバイス14は、さまざまな公定の仕様に適合する水を発生させることが可能であり、または、何らかの非公定の仕様を忠実に守る水を発生させることが可能である。医療用水生産デバイス14は、たとえば、USP(または、別の薬局方)注射用水(WFI)、高純度水、低パイロジェン水などを生産することが可能である。
代替的な実施形態において、医療用水生産デバイス14は、エンクロージャー12の中に含まれなくてもよい。その代わりに、医療用水生産デバイス14は、クリーン・ルームの中の別個のエンクロージャーの中にあってもよく、または、いくつかの実施形態では、非クリーン・ルーム環境の中に、もしくは、システム10の残りの部分よりも低い認証クリーン・ルーム環境の中に位置付けされ得る。医療用水生産デバイス14の出力は、医療用水生産デバイス14の出口部からシステム10の残りの部分へ配管され得る。医療用水生産デバイス14は、任意の適切な供給源16から入力水を受け取ることが可能である。いくつかの例において、この供給源16は、自治体の水供給ラインであることが可能である。代替的な実施形態において、供給源16は、前処理された(たとえば、濾過、UV、軟化を介した)水のリザーバーであることが可能である(医療用水生産デバイス14がそこから引き出される)。いくつかの実施形態において、供給源16は、大きなコンテナまたはブラダーであることが可能である。システム10が公定の流体を生産する場合、供給源16は、公定の流体を発生させるために使用され得る許容可能な供給源に関して特定された任意の要件に適合することが可能である。たとえば、供給源は、EPA許容飲料水であることが可能である。
医療用水生産デバイス14が精製水を発生させるとき、水は、さまざまな品質試験を受けた後に、出口ライン18に出力され得る。いずれかの出力水が品質試験に不合格となった場合には、出力水は、廃棄場所へ転向され得、または、さらなる精製のために医療用水生産デバイス14の入力へ再循環され得る。システム10の出力ライン18は、マニホールド20に接続することが可能である。マニホールド20は、流体チャネルと、1つもしくは複数のバルブまたはアクチュエーターとを含むことが可能であり、1つもしくは複数のバルブまたはアクチュエーターは、精製水入力フローを複数の別個の出口流体チャネルへと選択的に分けるかまたは方向付ける。いくつかの実施形態において、マニホールド20は、バルブを欠いていてもよく、その代わりに、入って来る精製水を受動的に分岐してもよい。マニホールド20は、複数のカップリングを含むことが可能である。これらのカップリングは、充填物受け入れセット24のマニホールド・インターフェース・エレメント22に連結することが可能である。充填物受け入れセット24は、少なくとも1つのIVバッグ26および投与セット28を含むことが可能である。いくつかの実施形態において、マニホールド・インターフェース・エレメント22は、ルアー・フィッティングであることが可能である。代替的な実施形態において、マニホールド・インターフェース・エレメント22は、クイック・コネクト・フィッティングであることが可能である。いくつかの実施形態において、投与セット28は、マニホールド20(それは、マニホールド20から延在するポート突起部を含むことが可能である)に結合されるかまたは固定的に取り付けられていてもよい。また、マニホールド20は、バーブ付きフィッティング(barbed fitting)を含むことが可能であり、投与セット28チュービングは、バーブ付きフィッティングを介して固定される。
図1に示されている例示的な実施形態において、充填物受け入れセット24は、複数のIVバッグ26および投与セット28を含む。そのような実施形態では、複数のIVバッグ26および投与セット28は、1束またはパッケージ30の中に束ねられ得、1束またはパッケージ30は、システム10の中へのそれらの据え付けを促進させる。いくつかの実施形態において、パッケージ30は、ディスペンサーとして作用することが可能であり、ディスペンサーは、たとえば、最上部のバッグ26および投与セット28がシステム10のロボット・グラスパーによって収集されることを可能にする。それぞれの充填物受け入れセット24は、50~100個までのまたはそれを上回るバッグ26投与セット28のペアを含むことが可能である(ただし、1~50ペアのものでも可能であり、または、100ペアよりも大きいものでも可能である)。投与セット28長さは、臨床的に有用となるように選ばれ得るか、バッグ26がそれに取り付けられている投与セット28を介して充填される場合に、充填するときの過度のインピーダンス問題を呈するほどには長くならないように選ばれ得る。いくつかの実施形態において、投与セット28は、約0.75~2.5メートル(たとえば、1メートル)であることが可能である。マニホールド・インターフェース・エレメント22は、コネクターであることが可能であり、コネクターは、マニホールド20と同様に、アクセサリー・チュービング・セット上のカップリング・エレメントとインターフェース接続することができる。そのようなアクセサリー・チュービング・セットは、延長ライン、マルチウェイ・コネクター(たとえば、Yセット、Vセット、およびTセットなど)、または、潜在的にさまざまなアクセス・ポートを含むことが可能である。
精製水が医療用水生産デバイス14によって生産されるときに、水は、マニホールド20を介して、充填物受け入れセット24のそれぞれのIVバッグ26へルーティングされ得る。それぞれのIVバッグ26は、容量(または、所望の容量、プリセットされた容量、または、容量の下方の所定の量)まで充填され、次いで、システム10から除去され得る。それぞれのバッグ26に取り付けられている投与セット28は、システム10によってプライミングされた状態に残され得る(たとえば、バッグ26が投与セット28を通して充填されている場合)。特定の実施形態において、マニホールド・インターフェース・エレメント22は、多軸ロボット・マニピュレーターを介して、マニホールド20から切り離され、システム10によってキャップされ得る。いくつかの実施形態において、クランプは、切り離す前にまたは切り離し動作の間に、投与セット28に適用されるか、または、セット28上で作動位置へ変位され得る。代替的に、シールは、投与セット28チュービングまたは他の充填導管の中に発生させられ得、チュービングは、マニホールド20から切断され得る。このシールは、熱、誘電溶接もしくはRF溶接、または、任意の他の適切なプロセスを介して発生させられ得る。そのような実施形態では、投与セット28は、シール場所の上流にブランチを含み、バッグ26の中の内容物へのアクセスを可能にすることができる。代替的な実施形態において、ユーザーは、バッグ26および投与セット28を充填物受け入れセット24の残りの部分から手動で切り離すことが可能である。
また、システム10は、1つまたは複数のコントローラーを含む制御システム15を含むことが可能である。制御システム15は、マニホールド・アクチュエーターまたはバルブ、医療用水生産デバイス14、任意のロボット・グラスパーおよびマニピュレーターの動作を管理することが可能であり、また、バッグ26をその所望の体積まで充填するために、センサー・データを使用することが可能である。制御システム15の中で使用され得るコントローラーは、マイクロプロセッサー、FPGA、PLCなどを含むことが可能である。制御システム15は、システム10のさまざまなセンサー、マニピュレーター、および他のハードウェアとデータ通信(有線または無線)することが可能である。
ここで図2Aを参照すると、システム10は、いくつかの実施形態において、さまざまなタイプの溶液を有するバッグ26を生み出すように構成され得る。溶液は、コロイド溶液または晶質溶液であることが可能である。生産される溶液は、生理学的な規範に関して、等張性であるか、低張性であるか、または高張性であることが可能である。たとえば、溶液は、たとえば、正常生理食塩水、半正常生理食塩水、または、任意の他の濃度の生理食塩水など、さまざまな塩溶液を含むことが可能である。また、溶液は、リンガー溶液、ハルトマン溶液、糖溶液(たとえば、D5W)、糖生理食塩水溶液(たとえば、D5NS、2/3 D5W、および1/3 NS)、Gelofusine、Dextran、Hetastarch、アルブミン、Ionosteril、Sterofundin ISO、Plasma-lyteなどを含むことが可能である。そのような実施形態では、システム10は、濃縮物または結晶性前駆体の1つまたは複数のバルク・カートリッジまたはリザーバー40、42のための受容部を含むことが可能である。これらのバルク・カートリッジ40、42は、ポンプ38、36につながる流体ラインと連通することが可能である。ポンプ38、36は、医療用水生産デバイス14の出力の中への濃縮物の比体積を計量することが可能である。
また、医療用水生産デバイス14の出力ストリームは、ポンプ46によってポンプ送りされ、バルク・リザーバー40、42から導入される任意の濃縮物と混合される流体の量をモニタリングすることが可能である。いくつかの例において、アキュムレーターまたは保管体積(図示せず)が、医療グレードの水の供給を維持するために含まれ得、命令された場合に医療用水生産デバイス14の出力速度よりも速い速度で、溶液が生産され得るようになっている。このアキュムレーター体積は、特定の実施形態において、医療用水生産デバイス14の中に維持され得る。
充填物受け入れセット24へ進行する前に、任意の濃縮物および水が均一に混合されることを保証するために、混合体積34が、システム10の中に含まれ得る。この混合体積34は、さまざまなバッフルまたは障害物を含む内部を有することが可能であり、バッフルまたは障害物は、入って来るフローを分裂させ、混合体積34の中での流体の混合を推進する。また、混合体積34は、均一な混合を助長する長いおよび/または曲がりくねった経路を提示することができるチュービングの広がりを含むことが可能である。また、逆止バルブ32が、医療用水生産デバイス14からの出力ライン18上に含まれ得、医療用水生産デバイス14への混合溶液の任意の逆流を防止することが可能である。システム10のさまざまなバルブ36、38、46およびポンプの制御は、制御システム15を介して指揮され得る。
いくつかの実施形態において、および、図2Bに示されているように、医療用水生産デバイス14は、結晶形態で濃縮物を含有するバルク・カートリッジ40、42と連通することができる出力を有することが可能である。医療用水生産デバイス14の出力は、バルク・カートリッジ40、42を通過し、飽和された溶液またはほぼ飽和された溶液として退出することが可能である。ポンプ45が、バルク・カートリッジ40、42を通る医療用水生産デバイス14の出力ストリームの送達を補助するために提供され得る。バルク・カートリッジ40、42を退出する流体は、組成モニタリング(たとえば、導電率センシング、温度センシング、偏光度センシングなど)を受け得、組成モニタリングは、ポンプ38、36によって実現される決定された下流混合比を制御システム15に知らせることが可能である。
ここで図3を参照すると、医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステム10が示されている。システム10は、充填物受け入れセット24を通して充填することとは対照的に、個々のバッグ26を充填するように構成されている。図3の医療用水生産デバイス14が精製水を発生させるときに、水は、さまざまな品質試験を受けた後に、出口ライン18へ出力され得る。システム10の出力ライン18は、充填ノズルまたはディスペンサー1420に接続することが可能である。ディスペンサー1420は、テーパー付きの出口部を含むことが可能であり、テーパー付きの出口部は、バッグ26または他の行先コンテナの入口部の中へ導入され得る。代替的に、ディスペンサー1420は、行先コンテナ上のフィッティングと嵌合するフィッティング(たとえば、ルアー・ロック、クイック・コネクトなど)を含むことが可能である。
図3に示されている例示的な実施形態において、システム10は、バッグ・フィーダー128の中に含まれ得る複数のIVバッグ26を含む。そのような実施形態では、複数のIVバッグ26は、システム10の中へのそれらの据え付けを促進させるカートリッジまたはディスペンサー(たとえば、マガジン1430など)の中に含まれ得る。いくつかの実施形態において、マガジン1430は、ディスペンサーとして作用することが可能であり、ディスペンサーは、たとえば、最前部のバッグ26がシステム10のロボット・マニピュレーター1422によって収集されることを可能にする。任意の適切なロボット・マニピュレーター1422が含まれ得、たとえば、1つまたは複数の多軸ロボット・アームが含まれ得る。それぞれのマガジン1430は、たとえば、10~50個のバッグ26を保持することが可能であるが、より多いまたはより少ない数のバッグ26のための容量を有するマガジン1430も使用され得る。
いくつかの実施形態において、バッグ26は、オーバー・パック60の中に提供され得、オーバー・パック60は、特定の実施形態において、シールされたバッグ、パウチ、またはブリスター・パックであることが可能である。オーバー・パック60は、(たとえば、70%イソプロピルアルコールまたは別の適切な薬剤によって)クリーニングされ、エンクロージャー12の中へ導入され得る。次いで、個々のバッグ26は、手動でまたは自動化された方式で(ロボット・マニピュレーター1422を介して)、オーバー・パック60から引き出され、システム10の中に含まれるマガジン1430の中に据え付けられ得る。また、バッグ26で満杯の1つまたは複数の事前装填されたマガジン1430は、オーバー・パック60の中に提供され得る。事前装填されたマガジン1430は、必要に応じて、オーバー・パック60から除去され、バッグ・フィーダー128の中に据え付けられ得る。
いくつかの実施形態において、さまざまな保護キャップまたはフィルムが、バッグ26のいくつかのコンポーネントの上に含まれ得る。たとえば、フィルムまたはキャップは、バッグ26のポート上に含まれ得る。システム10の中へバッグ26を据え付けるために、オーバー・パック60から除去された後のバッグ26の操作が必要とされる場合には、これが、無菌の接続の確立を促進させることが可能である。キャップまたはフィルムは、システム10への接続または据え付けの直前に除去され得る。代替的に、フィルムまたはキャップは、充填の間に穿孔され得る。
精製水が医療用水生産デバイス14によって生産されるとき、水は、ディスペンサー1420によってそれぞれのIVバッグ26に出力され得る。ロボット・マニピュレーター1422は、バッグ・フィーダー128からバッグ26を収集し、充填のためにそれらをディスペンサー1420に変位させることが可能である。それぞれのIVバッグ26は、容量または何らかの他の所望の体積まで充填され、次いで、ディスペンサー1420から出力される流体についてのさまざまな試験が完了される間に、システム10から除去されるか、または、検疫部1424の中に設置され得る。いくつかの実施形態において、シールが、バッグ26につながる充填導管の中に発生させられ得る。このシールは、熱、誘電溶接もしくはRF溶接、ストッパーもしくは他のシーリング部材の据え付け、または、任意の他の適切なプロセスを介して発生させられ得る。
ここで図4Aを参照すると、医療用流体を生産およびパッケージングするための別のシステム10が示されている。図3に関して説明されているように、システム10は、充填物受け入れセット24を通して充填することとは対照的に、個々のバッグ26を充填するように構成されている。図4Aの例示的なシステム10は、さまざまなタイプの溶液を有するバッグ26を生み出すように構成されている。図4Aのシステム10は、図2Aに関して説明されているコンポーネントを含み、溶液を発生させるために、混合動作を達成する。図4Bは、個々のバッグ26を充填するように構成されている、医療用流体を生産およびパッケージングするための別のシステム10を示している。このシステム10は、バッグ26を充填するためのさまざまなタイプの溶液を発生させるために、図2Bに関連して上記に説明されているコンポーネントを含む。
他の実施形態において、および、ここで図5Aおよび図5Bを参照すると、バルク・リザーバー40、42は使用されなくてもよい。その代わりに、バッグ26は、適当な量の濃縮物を封入することが可能である(それぞれのバッグ26の中に点描パターンとして示されている)。この濃縮物は、バッグ26の中へ事前にパッケージングされ得る。医療用水生産デバイス14からの流体がバッグ26に流入するとき、濃縮物の量は、所望の最終的な溶液濃度を発生させるのに十分である可能性がある。濃縮物は、いくつかの実施形態において、液体の形態で提供され得る。代替的な実施形態において、濃縮物は、粉末または凍結乾燥薬物であることが可能である。さらなる他の実施形態において、濃縮物は、それぞれのバッグ26の中に提供されるアンプルまたは同様の構造体の中に含まれ得る。アンプルが使用される場合、アンプルは、アンプルの中に含有されている材料へのアクセスを可能にするように、中断可能またはフランジブル(frangible)であることが可能である。アンプルは、いくつかの実施形態において、システム10によって機械的に破壊可能であることが可能であり、または、システム10によって作り出される超音波によって粉砕され得る。可能なときには、より軽量のおよび/またはより嵩張らない濃縮物の形態が使用され得る。たとえば、飽和溶液の代わりに、結晶性固体が使用され得るが、両方ともが可能である。
ここで図6を参照すると、特定の実施形態において、バッグ26は、マルチチャンバー・バッグ26であることが可能である。1つのチャンバー50は、空であることが可能であり、また、液体濃縮物、凍結乾燥濃縮物、結晶性濃縮物、または、他の粉末状の濃縮物(チャンバー54の中に点描パターンとして示されている)を含有する少なくとも1つの濃縮物チャンバー54に隣接していることが可能である。チャンバー50、54は、1つまたは複数のシール52を介して、互いとの連通から分離され得る。シール52は、ユーザーまたはマシンによって中断可能であり得る。たとえば、シール52は、フランジブルを含むことが可能であり、または、シール52は、剥離可能であることが可能である。実施形態に応じて、チャンバー50とチャンバー54との間のシール52は、ユーザーによって、または、バッグ26の生産の間にシステム10によって破られ得る。いくつかの例において、シール52は、バッグ26の生産の後に、バッグ26の使用に時間的により近接した時点まで維持され得る。これは、たとえば、混合溶液が比較的に短い保存可能期間を有する場合に行われ得る。シール52がシステム10のコンポーネントによって破壊される場合、シール54は、医療用水生産デバイス14からの水によってバッグ26を充填する前または後に破壊され得る。システム10は、バッグ26に導入される任意の水と濃縮物とを混合することを補助するシェイカー、バイブレーター、機械的な攪拌機、または、他のコンポーネントを含むことが可能である。いくつかの実施形態において、バッグ26への進入ポートは、バッグ26に進入する水が、バッグ26の中に含まれる任意の濃縮物を旋回または乱流混合することを助長する構造体を含むことが可能である。シールが剥離可能である場合、それは、シール形成の間にプロセス特質を変更することによって発生させられ得る。たとえば、バッグ26の周辺シールを形成するために使用されるものよりも低い熱、電力、溶接時間などが、剥離可能なシールを作製するために用いられ得る。特定の例では、システム10は、1セットのローラーまたは同様の圧力アプリケーターを含むことが可能であり、それは、任意の剥離可能なシールを壊すためにバッグ26に対して動作することが可能である。
バッグ26がその中に何らかの形態の濃縮物を提供されている場合、バッグ26は、人間によって、マシンによって、または、その両方によって容易に識別可能となるようにコード化され得る。バッグ26は、たとえば、カラー・コード化され得る(カラーA=生理食塩水、カラーB=リンガー溶液、カラーC=糖溶液など)。カラー・コード化は、バッグ26の全体に適用されなくてもよい。バッグ26のシームは、カラー・コード化され得、または、バッグ26は、カラー・コード化のストライプ、ブロック、またはゾーンを含むことが可能である。また、カラー・コード化の場所、または、カラー・コード化のゾーンの形状は、バッグ26全体で異なっていてもよい。また、バッグ26は、機械可読のしるし、たとえば、バーコード、データ・マトリックス、無線で問い合わせ可能なタグなどを含むことが可能である。いくつかの実施形態において、バッグ26は、また、体積によってカラー・コード化され得、または、さまざまなセット特質によってカラー・コード化され得る。たとえば、ビュレット、注入ポートなどを有する投与セット28は、それを備えないものとは異なるカラー・コード化を有することが可能である。
いくつかの実施形態において、バッグ26は、カラー以外の人間またはマシンが観察可能な特徴に基づいて差別化され得る。たとえば、いくつかの実施形態において、バッグ26またはその一部分は、追加的にまたはその代わりに、異なる幾何学形状(たとえば、細長い形状、正方形、円筒形状など)を有することが可能である。丸形または多角形の断面を有する任意の形状が使用され得る。また、バッグ26の中のコンパートメントの場所は、視覚的に差別化可能な方式で異なっていることが可能であり、コンパートメント場所は、その中に保持されている濃縮物に依存することが可能である。たとえば、第1の濃縮物は、角部コンパートメントまたはバッグ26の中に位置付けされ得る。そのようなコンパートメントを画定するシールは、バッグ26の側部から走り、それに対して実質的に垂直の角度で延在するバッグ26の別の側部へ延在することが可能である。第2の濃縮物は、コンパートメント54の中に貯蔵され得、コンパートメント54は、バッグ26の縁部に対して平行なバッグ26の長さまたは幅に延在するシール52によって画定されるバッグ26の側部に沿って走っている(たとえば、図6を参照)。2019年4月15日に出願された「Medical Treatment System and Methods Using a Plurality of Fluid Line」という標題の米国出願第16/384,082号(代理人整理番号第Z55号)に説明されているタイプの任意のバッグ26が使用され得、その文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
ここで図7を参照すると、例示的なバッグ26が示されている。バッグ26は、本明細書で説明されているシステム10のいずれかによって、本明細書で説明されている流体のいずれかによって充填され得る。広範な医療用流体のいずれかが、バッグ26の中に含有され得る。例示的なバッグ26がさまざまなシナリオのいずれかにおいて使用され得るが、図7に示されているバッグ26は、バッグ26の中に含有されている流体が、現場で、または意図した使用地点の近くにおいて混合およびパッケージングされる用途に良く適している可能性のある特徴を含む。たとえば、バッグ26は、溶液が使用されることとなる病院、クリニック、透析クリニック、手術センター、または、他の医療業務機関の中のシステム10によって充填され得る。代替的に、バッグ26は、軍の野戦病院の中において、または、災害救助活動の現場において、システム10によって充填され得る。例示的なバッグ26は、患者への送達のためにバッグ26の中へ充填される所定の体積の流体から、流体のアリコートがその中に隔離されることを可能にすることができる特徴を含む。このアリコートは、バッグ26の中に充填された流体から生成され得、または、それを代表するものであることが可能である。そのようなバッグ26は、システム10がバッグ26を個別に充填する実施形態において使用され得る。代替的に、そのようなバッグ26は、充填物受け入れセット24の中に含まれ得る。
バッグ26に関連付けられるアリコートが、バッグ26の中へ充填されるすべての他の流体から隔離されるので、アリコートは、患者への投与を意図した流体によって充填され得るメイン体積にもアクセスすることなく、個別にアクセスされ得る。これは、メイン体積の中の流体を組成的に代表する流体のサンプルが、試験のために隔離されたアリコートから抽出されることを可能にすることができる。バッグ26の中へ充填される流体のメイン体積は、アリコートに実行されるサンプリングによって乱されないままであることが可能である。したがって、アリコートは、バッグ26全体が損なわれるかまたは廃棄される必要なしに、バッグ26の中の流体のサンプリングを可能にすることができる。結果として、バッグ26が使用のために取り除かれる前に、それぞれのバッグ26をテストすることが可能であり得る。追加的に、これは、バッグ26が充填されているときに実行することが困難であるかまたは実行不可能である特定の試験が、バッグ26が充填された後に実施されることを可能にすることができる。たとえば、培養または待機期間を必要とする試験は、バッグ26の中に隔離されたアリコートからサンプリングされた流体に対して実施され得る。充填した後に、バッグ26は、この試験が完了されるまで、検疫部の中に保持され得る。バッグ26の中の流体が事前定義された合格判定基準を満たすということを試験が示すと、バッグ26は、使用のために解放され得る。
図7に示されているように、例示的なバッグ26は、2つのポート392を含む。これらのポート392は、バッグ26の内部体積を画定している周辺シール1200の中へシールされ得る。ポート392は、バッグ26の中の流体の充填および送達のために、バッグ26の中へのおよびバッグ26から外への流体連通を提供することが可能である。一方は、たとえば、充填の後にシールされる充填アクセスであることが可能である。他方は、送達ポートであることが可能であり、送達ポートは、バッグ26の中の流体が患者への送達のために必要とされるときに、それにアクセスするためにスパイクされ得る。バッグ26が充填物受け入れセット24の一部として含まれている場合、充填ポート392は、マニホールド20に接続され得る。
示されているように、バッグ26は、部分的なバリア壁部1202を含む。部分的なバリア壁部1202は、バッグ26の内部体積の一部分1203を、バッグ26の内部体積の残りの部分またはメイン体積1205から実質的に区分することが可能である。しかし、部分的なバリア壁部1202は、少なくとも1つのギャップまたは中断領域1204によって解消され得る。ギャップ領域1204は、バッグ26の区分された部分1203とバッグ26の内部体積1205の残りの部分との間に流体経路を提供することが可能である。バッグ26が充填されるときに、バッグ26のメイン体積1205および区分された部分1203の両方が、流体を受け入れることが可能である。ギャップ領域1204が、区分された部分1203をメイン体積1205と流体連通した状態に維持するので、区分された部分1203およびメイン体積1205の中へ充填される流体は、組成的に同じであるはずである。
ここで図8も参照すると、バッグ26が充填されると、部分的なバリア壁部1202を解消する任意のギャップ領域1204の中に、シールが生成され得る。これは、完全なバリア壁部1206を発生させることが可能であり、完全なバリア壁部1206は、バッグ26のメイン体積1205を区分された部分1203から完全に隔離する。これは、少なくとも1つのギャップ領域1204においてバッグ26材料を一緒にヒート・シールする(または、その他の方法でシールする)ことによって達成され得る。したがって、流体のアリコートは、バッグ26のメイン体積1205から分別され得る。このアリコートは、メイン体積1205と同じバッグ26の初期の内部体積から発生させられるので、アリコートは、内部アリコートと称され得る。
部分的なバリア壁部1202は、バッグ26の中に発生させられ得、バッグ26が充填され、少なくとも1つの中断領域またはギャップ領域1204がシールされるときに、内部アリコートが、その中に含有されている流体の所望の公称体積を有することとなるようになっている。同様に、部分的なバリア壁部1202は、バッグ26が充填されてギャップ領域1204がシールされるときに、バッグ26の中のメイン体積1205が公称容量体積を有するように配設され得る。内部アリコートは、任意の意図されたサンプリングに十分な所定の体積の流体を含有するようにサイズ決めされ得る。
図8に示されているように、完成したバリア壁部1206は、バッグ26の中の流体が送達されるときに、バッグ26のメイン体積1205の中に含有されている流体がポート392に向けて方向付けられることを助長するように位置決めおよび形状決めされ得る。例では、バッグ26の区分された部分1203は、ポート392に近接するバッグ26の側部において、バッグ26の角部に位置付けされている。完成したバリア壁部1206は、ポート392に向けて傾くスロープ付きのセグメント1208を含む。したがって、バッグ26が(たとえば、重力送りベースの送達のために)吊るされるときに、流体は、完全なバリア壁部1206の領域に沿って捕捉またはポケット化されることを抑制され得る。これは、バッグ26を位置決めし直すためのユーザー介入を必要とすることなく、バッグ26のメイン体積1205の中へ充填される流体のすべてが送達され得るということを保証することを助けることが可能である。他の実施形態において、完成したバリア壁部1206は、流体をポート392に向けて方向付けることを補助する丸みを帯びた特徴を含むことが可能である。代替的な実施形態において、内部アリコートは、ポート392を含むものと対向するバッグ26の側面において、または、ポート392に隣接するものの遠位にあるバッグ26の角部に発生させられ得る。
ここで図9を参照すると、バッグ26の中の流体をパッケージングするために実行され得る複数の例示的なアクションを示すフローチャート1240が示されている。ブロック1242において、充填ノズルは、バッグ26のポート392の中へ導入され得る。流体は、ブロック1244において、充填ノズルを通してバッグ26の内部体積の中へ送達され得る。バッグ26は、所望の体積の流体がバッグ26の内部へ移送されるまで充填され得る。ブロック1246において、ノズルがポート392から除去され得、ポート392がシールされ得る。バッグ26が充填物受け入れセット24の一部として含まれている場合、ノズルは使用されなくてもよい。その代わりに、バッグ26のポート392は、マニホールド20から流体を受け入れることが可能である。所望の量がバッグ26の中へ充填されたときに、ポート392はシールされ得、バッグ26は、本明細書の他のどこかで説明されているように、マニホールドから提供を受け得る。
ブロック1248において、シールが、バッグ26の中に発生させられ得る。このシールは、バッグ26のメイン体積から隔離されているバッグ26の内部体積の中に内部アリコートを生成させることが可能である。ブロック1250において、内部アリコートからの流体のサンプルが収集およびテストされ得る。バッグ26が充填物受け入れセット24の一部として含まれている場合、ノズルは使用されなくてもよい。その代わりに、バッグ26のポート392は、マニホールド20を通して充填され得る。所望の量がバッグ26の中へ充填されたときに、ポート392はシールされ得、バッグ26は、本明細書の他のどこかで説明されているように、マニホールドから提供を受け得る。
ここで図10を参照すると、別の例示的なバッグ26が示されている。示されているように、バッグ26は、2つのポート392を含む。これらのポート392は、バッグ26の内部体積を画定している周辺シール1200の中へシールされ得る。例示的な実施形態において、周辺シール1200は、拡大されたセクション1210を含み、拡大されたセクション1210において、ポート392は、バッグ26の中へ連結されている。拡大されたセクション1210は、周辺シール1200の残りの部分よりも大きい幅を有することが可能であり、その中に画定された1つまたは複数の特徴を有することが可能である。これらの特徴は、周辺シール1200の拡大されたセクション1210が形成されるときに、選択エリアを開いた状態またはシールされていない状態のままにすることによって画定され得る。
例示的な実施形態において、ポート392は、拡大されたセクション1210を通り抜けて延在しなくてもよい。示されているように、ポート392は、拡大されたセクション1210の中へ部分的に延在しており、チャネル1212と整合されている。チャネル1212は、未シール領域であることが可能であり、未シール領域は、周辺シール1200の拡大された部分1210の形成の間に画定される。チャネル1212は、ポート392の終端端部からバッグ26の内部体積へ延在することが可能である。したがって、ポート392は、それらのそれぞれのチャネル1212と組み合わせて、バッグ26の中の流体の充填および送達のために、バッグ26の中へのおよびバッグ26から外への流体連通を提供することが可能である。一方のペアは、たとえば、充填アクセスであることが可能であり、充填アクセスは、充填の後にシールされ、充填ノズル1420またはマニホールド20から流体を受け入れる。他方は、送達流路であることが可能であり、送達流路は、たとえば、バッグ26の中の流体が患者への送達のために必要とされるときに、それにアクセスするためにスパイクされ得る。
示されているように、チャネル1212のうちの1つは、ブランチ1214を含む。ブランチ1214は、サンプリング・リザーバー1216まで延在することが可能であり、サンプリング・リザーバー1216は、周辺シール1200の拡大された部分1210の中に含まれている。サンプリング・リザーバー1216およびブランチ1214は、繰り返しになるが、周辺シールの拡大された部分1210の形成の間に、開放領域として定義され得る。バッグ26が充填されるときに、ブランチ1214およびサンプリング・リザーバー1216は、バッグ26の内部体積と連通していることが可能である。したがって、バッグ26が充填されたときには、サンプリング・リザーバー1216およびバッグ26の内部体積の中の流体は連通していることが可能であり、組成的に同じになっているはずである。バッグ26が満杯になると、および、ここで図11を参照すると、サンプリング・リザーバー1216は、バッグ26の内部体積から隔離され得る。特定の例において、これは、ブランチ1214またはその一部分を閉じられるようにヒート・シールする(または、その他の方法でシールする)ことによって達成され得る。したがって、上記のように、流体の内部アリコートは、バッグ26の中で分別され得る。
ここで図12を参照すると、別の例示的なバッグ26が示されている。示されているように、バッグ26は、3つのポート392を含む。これらのポート392は、バッグ26の周辺シール1200の中へシールされ得る。また、バッグ26は、内部シール1220を含むことが可能である。内部シール1220は、周辺シール1200と連携して、第1の内部コンパートメント1222および第2の内部コンパートメント1224を画定することが可能である。コンパートメント1222、1224は、異なる体積容量を有することが可能である。内部シール1220は、ポート392のうちの2つの間に延在することが可能であり、コンパートメント1222、1224のうちの一方が、単一のポート392を介してアクセス可能であるようになっており、コンパートメント1222、1224のうちの他方が、残りの2つのポート392を介してアクセス可能であるようになっている。1つのポート392のみを介してアクセス可能なコンパートメント1222、1224は、コンパートメント1222、1224のうちの小さい方であることが可能であるが、必ずしもそうである必要はない。例示的な実施形態において、第2のコンパートメント1224は、第1のコンパートメント1222よりも小さい容量を有することが可能である。
より小さい体積のコンパートメント1224は、ポート392を通して充填され得る。次いで、小さい体積のコンパートメント1224につながるポート392はシールされ得る。したがって、より小さいコンパートメント1224は、隔離されたサンプル・アリコートを含有するように充填され得、隔離されたサンプル・アリコートは、さまざまな試験を実行するために引き出され得る。より大きいコンパートメント1222は、患者への送達を意図した医療用流体調製物を含有することが可能である。より大きいコンパートメント1222は、ポート392のうちの1つを通して充填され得、そのポート392は、次いでシールされる。より大きいコンパートメント1222と連通する他方のポート392は、流体の送達のために使用され得る。小さいコンパートメントの中のサンプリング・アリコートは、患者に送達されることとなる流体から流体的に隔離されているコンパートメントの中へ充填されるので、そのアリコートは、外部アリコートと称され得る。両方のコンパートメント1222、1224は、分岐されている充填ラインから同時に充填され得る。したがって、外部アリコートの中の流体は、より大きいコンパートメント1222の中の流体を組成的に代表しているはずである。
内部シール1220は、より大きいコンパートメント1222の中の流体が重力送りを介して投与されるときに、バッグ26のより大きいコンパートメント1222の中に含有されている流体が、ポート392から離れるようにポケット化されることを抑制するように位置決めおよび形状決めされ得る。例では、内部シール1220は、ポート392の軸線に対して実質的に平行な方向にバッグ26の長さに沿って延在する垂直方向シールである。代替的な実施形態において、内部シール1220は、図8に示されているものと同様の傾けられた部分を含むことが可能である。また、流体をポート392に向けて方向付けることを補助する丸みを帯びた輪郭が、他の実施形態において使用され得る。
特定の例において、および、ここで、図13を主に参照すると、内部シール1220は、その中にミシン目1221を備えて構築され得る。ミシン目1221は、内部シール1220の長さ全体に沿って延在することが可能であり、すべては、バッグ26の中へ充填される外部アリコートが、充填後にバッグ26から分離されるためのものである。ミシン目が存在しているバッグ26では、バッグ26のそれぞれのコンパートメント1222、1224は、対応する(たとえば、マッチする)一意の識別子を含むことが可能であり、それは、機械および/または人間が読み取り可能であり得る。たとえば、本明細書で説明されているもののいずれかなど、任意の適切な識別子が使用され得る。これは、バッグ26から分離された外部アリコートに対して行われる任意の試験がバッグ26の残りの(しかし、今では別個の)部分に関連付けられることを可能にすることができる。隔離されたアリコートがバッグ26から分離されることを可能にするミシン目1221は、他のバッグ26の実施形態の中に含まれ得る。たとえば、図7および図8に関連して説明されている部分的なバリア壁部1202は、ミシン目1221を含むことが可能である。追加的に、完全なバリア壁部1206を発生させられるために、部分的なバリア壁部1202の中のギャップ領域1204が充填されるときに発生させられるシールは、ミシン目1221を含むことが可能である。これは、内部アリコートが隔離のためにバッグ26の残りの部分から分離されることを可能にすることができる。
ここで図14を参照すると、バッグ26の中の流体をパッケージングするために実行され得る複数の例示的なアクションを詳述するフローチャート1260が示されている。ブロック1262において、ノズルが、バッグ26の第1のポート392の中へ導入され得、第1のポート392は、バッグ26の中の第1のコンパートメントと連通することが可能である。また、第2のノズルが、ブロック1262において、バッグ26の第2のポート392の中へ導入され得、第2のポート392は、バッグ26の別のコンパートメントと連通することが可能である。ブロック1264においてバッグ26コンパートメントが所望の量に充填されるまで、流体が、バッグ26の中へ送達され得る。ブロック1266において、ノズルが、第1および第2のポート392から除去され得、バッグ26の第1および第2のポートがシールされ得る。これは、第1のコンパートメントを生成させることが可能であり、第1のコンパートメントは、第3のポートと連通していることが可能であり、第1のコンパートメントの内容物は、第3のポートを通して投与され得る。また、これは、試験のために使用され得る第2のコンパートメント(たとえば、より小さいコンパートメント)の中に流体の外部アリコートを生成させることが可能である。ブロック1268において、外部アリコートからのサンプルが、収集およびテストされ得る。バッグ26が充填物受け入れセット24の一部として含まれる場合、ノズルは使用されなくてもよい。その代わりに、バッグ26のポート392は、マニホールド20を通して流体を受け入れることが可能である。所望の量がバッグ26の中へ充填されたときには、ポート392はシールされ得、バッグ26は、本明細書の他のどこかで説明されているように、マニホールド20から提供を受け得る。
ここで図15も参照すると、例示的な充填用具1290が示されている。示されているように、充填用具1290は、第1の充填ノズル1292および第2の充填ノズル1294を含む。そのような充填用具1290は、バッグ26(たとえば、図12に示されているものなど)を充填するために利用され得る。充填用具1290は、共通ライン1296および分岐部1298を含み、分岐部1298は、共通ライン1296の中に流れる流体を、第1および第2のノズル1292、1294のそれぞれに分岐させている。これらのノズル1292、1294のそれぞれは、バッグ26の中に含まれる別個のコンパートメントの中へ流体を送達することが可能である。第2のノズル1294は、非動力バルブに関連付けられ得、非動力バルブは、関連のコンパートメントが容量に到達するときに、そのコンパートメントの中へのフローを停止させる。例示的な実施形態において逆止バルブ1299が示されている。バッグ26のコンパートメントは異なるサイズのものであることが可能であるので、大きいコンパートメントの前に、1つのコンパートメントが完全に充填される可能性がある。コンパートメントのうちの小さい方が充填されると、そのコンパートメントの中の圧力が高くなり始める可能性がある(バッグ26の中の関連のシールは、この圧力に耐えるように十分に健全に構築され得る)。次いで、より小さいコンパートメントが容量まで充填された後に、逆止バルブ1299が作動し、より小さいコンパートメントの中へのさらなるフローを防止することが可能である。
ここで図16を参照すると、いくつかの実施形態において、充填ノズル1230は、バッグ26の中へ充填される流体から流体のアリコートが隔離されることを可能にすることができる特徴を含むことが可能である。このアリコートは、流体がバッグ26の中へ充填されるときに生成され得る。特定の例において、充填動作の間にバッグ26がその容量まで充填された後に、バッグ26を過充填し、バッグ26から流出する流体を収集することによって、アリコートが収集され得る。
示されているように、充填ノズル1230は、バッグ26のポート392の中へ挿入され得る。充填ノズル1230は、第1のルーメン1232および第2のルーメン1234を含むことが可能である。第1のルーメン1232は、流体供給源と流体連通していることが可能であり、流体供給源からポンプ送りされるかまたはその他の方法で送達される流体を受け入れることが可能である。流体供給源からの流体は、第1のルーメン1232を退出し、バッグ26を充填することが可能である。第2のルーメン1234は、充填ノズル1230から外へ延在することが可能であり、アリコート収集リザーバーと連通していることが可能である。バッグ26の容量を超える流体が第1のルーメン1234から放出されるとき、この過充填により、バッグ26の中の流体が第2のルーメン1234を通して押し出され得る。第2のルーメン1234を通してバッグ26から押し出される流体は、バッグ26の中の流体の残りの部分と組成的に同じであるはずである。したがって、過充填の期間の間にアリコート収集リザーバーへ渡る流体は、テストされるときにバッグ26の内容物を代表することが可能である。
代替的な実施形態において、バッグ26は、2つのポート392を含むことが可能である。バッグ26は、ポート392のうちの第1のものを通して過充填され得、ポート392のうちの第2のものは、アリコート収集リザーバーと連通していることが可能である。バッグ26がその容量まで充填された後に、追加的な流体により、バッグ26の中の流体がバッグ26から第2のポート392を通してアリコート収集リザーバーの中へ押し出され得る。アリコート収集リザーバーは、バッグ26から分離され得、第2のポート392は、スパイク可能なアクセスまたはセプタムによって閉じられ得る。充填ノズルは、第1のポート392から除去され得、第1のポート392はシールされ得る。アリコート収集リザーバーの中へ押し込まれた流体は、バッグ26の内部体積から変位させられたので、流体は、バッグ26の中の流体の残りの部分と組成的に同じであるはずであり、アリコートからのサンプルに対して実施される試験は、バッグ26の内容物を代表するはずである。
ここで図17を参照すると、バッグ26の中の流体をパッケージングするために実行され得る複数の例示的なステップを詳述するフローチャート1270が示されている。示されているように、ブロック1272において、ノズル1230が、バッグ26のポート392の中へ導入され得る。ブロック1274において、流体は、バッグが所望の量に充填されるまで、充填ノズル1230の第1のルーメン1232を通してバッグ26の中へ送達され得る。ブロック1276において、追加的な体積の流体が、ノズル1230の第1のルーメン1232を通してバッグ26へ送達され得る。ブロック1278において、バッグ26からのオーバーフローが、ノズル1230の中の第2のルーメン1234を通してアリコート収集リザーバーの中に収集され得る。ブロック1280において、ノズル1230が、ポート392から除去され得、ポート392がシールされて閉じられ得る。ブロック1282において、オーバーフロー・アリコートからの流体がテストされ得る。
ここで図18を参照すると、例示的な充填物受け入れセット24が示されている。示されているように、充填物受け入れセット24は、複数のバッグ26および投与セット28を含む。それぞれの投与セット28のマニホールド・インターフェース・エレメント22は、充填物受け入れセット24の一部として含まれているマニホールド20に取り付けられている。この取り付けは、バッグ26、投与セット28、およびマニホールド20をオーバー・パック60の中へ設置する前に、制御された滅菌環境において実施され得る。オーバー・パック60は、特定の実施形態において、シールされたバッグまたはブリスター・パックであることが可能である。バッグ26、投与セット28、およびマニホールド20の全体は、恐らくオーバー・パック60の中でのパッケージングの後に、適当な方法を介してすべて滅菌され得る。たとえば、ガンマ滅菌、エチレンオキシド、および/または電子ビーム滅菌が使用され得る。オーバー・パック60は、保管の間に充填物受け入れセット24を汚染から保護する滅菌環境を維持することが可能である。本明細書で説明されている任意の充填物受け入れセット24は、上記に概説されているように滅菌され得る。また、バッグ26を個別に充填する実施形態は、上記に説明されているように滅菌されたオーバー・パック60の中に、バッグ26および恐らくディスペンサー(たとえば、バッグ・マガジン)を受け入れることが可能である。本明細書の他のどこかで説明されているストッパー・ディスペンサーが、同様に滅菌され、オーバー・パック60の中に提供され得る。システム10の動作の間に交換される本明細書で説明されている任意の他の消耗品が、オーバー・パック60の中に滅菌されて提供され得る。
いくつかの実施形態において、さまざまな保護キャップまたはフィルムが、充填物受け入れセット24のいくつかのコンポーネント上に含まれ得る。たとえば、フィルムまたはキャップは、別のコンポーネントに事前接続されていないマニホールド20に対する任意のカップラー上に含まれ得る。これは、オーバー・パック60から除去された後のバッグ26および投与セット28の操作が、充填物受け入れセット24をシステム10の中へ据え付けるために必要とされる場合には、無菌の接続の確立を促進させることが可能である。キャップまたはフィルムは、システム10への接続または据え付けの直前に除去され得る。
いくつかの実施形態において、投与セット28のマニホールド・インターフェース・エレメント22は、マニホールド20に事前接続されていなくてもよい。システム10は、自動化された様式で任意の必要な接続を行うことが可能である。これは、2019年4月15日に出願された「Medical Treatment System and Methods Using a Plurality of Fluid Line」という標題の米国出願第16/384,082号(代理人整理番号第Z55号)に説明されているように達成され得、その文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
システム10が自動化された方式で接続を行う実施形態では、マニホールド・インターフェース・エレメント22のそれぞれが、キャップを含むことが可能であり、キャップは、システム10によって除去され得る。そのような実施形態では、システム10は、駆動可能なスレッドを含むことが可能であり、マニホールド・インターフェース・エレメント22が、駆動可能なスレッド上に据え付けられ得る。また、キャップ・リテイナーまたはグラスパーを含む第2のスレッドが含まれ得る。第2のスレッドは、第1のスレッドに向けて変位し、キャップと連結することが可能である。次いで、第2のスレッドは、第1のスレッドから変位され、投与セット28からキャップを除去することが可能である。次いで、第2のスレッドは、第1のスレッドの変位経路から後退することが可能である。第1のスレッドは、マニホールド20に向けて前進させられ、マニホールド20のカップラー上にマニホールド・インターフェース・エレメント22を着座させることが可能である。いくつかの実施形態において、投与セット28または別の充填導管は、穿孔可能なセプタムを含むことが可能であり、穿孔可能なセプタムは、関連のバッグ26および投与セット28の内部体積のための滅菌バリアを維持する。そのような実施形態では、マニホールド20カップラーは、穿孔部材(たとえば、スパイクまたは針など)を含むことが可能であり、第1のスレッドのアクションは、穿孔部材が穿孔可能なセプタムを通り抜けさせられ、穿孔可能なセプタムとシーリング係合し、充填を促進させることを結果として生じさせることが可能である。
また、マニホールド20は、医療用水生産デバイス14の出力との流体連通を確立するためのカップラー62を含むことが可能である。いくつかの実施形態において、このカップラー62は、キャップを含むことが可能であり、上記に説明されている様式で医療用水生産デバイス14からの出力と連通している穿孔部材(たとえば、スパイクまたは針)の中へ追い込まれ得る。他の実施形態において、カップラー62は、ルアー・フィッティングであることが可能である。マニホールド・インターフェース・エレメント22がマニホールド20に事前接続された状態で、オーバー・パック60の中にマニホールド20を提供することによって、バッグ26および投与セット28を医療用水生産デバイス14の出力ストリームと連通した状態に設置するために、単一の接続部のみが作製され得る。これは、複数の無菌の接続部を作製する必要性を排除する。これは、充填物受け入れセット24が大量のバッグ26および投与セット28を含む実施形態において、とりわけ望ましい可能性がある。
バッグ26のそれぞれは、特定の実施形態において、同じ体積のバッグ26であることが可能である。しかし、バッグ26は、望まれる場合には、容量よりも小さい体積まで充填され得る。これは、システム10の中の均一性および簡潔性を可能にすることができる。多くの異なる充填物受け入れセット24(ミニ・バッグ、250ml、500ml、および1リットルなど)をストックするための必要性は存在しないこととなる。いくつかの実施形態において、2つのタイプのセット24が存在することが可能である。一方のタイプのセット24は、比較的に小さい流体体積に関して使用されることを意図したバッグ26のうちの最大体積サイズのバッグであるバッグ26を含むことが可能である。これらのバッグは、非常に小さい体積から何らかの第1の最大体積(たとえば、500ml)までの任意の充填体積に対処することが可能である。他の最大容量カットオフが使用され得る。他方のタイプのセット24は、大きい体積サイズのバッグを含むことが可能であり、大きい体積サイズのバッグは、第1の最大体積よりも高い第2の最大体積までの高体積調製物の範囲にある任意の充填体積に対処することが可能である。バッグ26が充填されているときの特定のバッグ26の中の体積は、たとえば、2019年4月15日に出願された「Medical Treatment System and Methods Using a Plurality of Fluid Line」という標題の米国出願第16/384,082号(代理人整理番号第Z55号)に説明されているようなものなど、スケール、流量計、および/または流体移送モニタリング・システムのうちの少なくとも1つによって決定され得、その文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
いくつかの実施形態において、システム10は、プリンターまたはラベリング・コンポーネントを含むことが可能であり、プリンターまたはラベリング・コンポーネントは、バッグ26の充填体積のインディケーションをバッグ26または投与セット28の上に直接的に提供することが可能である。代替的に、バッグ26が一意の識別子を含むことが可能である場合、システム10は、充填体積をその一意の識別子に関連付けるデータベースと通信することが可能である。通信ネットワークを通して、一意の識別子は、(たとえば、バーコードまたはデータ・マトリックス・スキャナーを介して)調べられ、バッグ26の充填体積に関してデータベースに問い合わせることが可能である。プリンターまたはラベリング・コンポーネントが含まれている場合、プリンターまたはラベラーは、法律または規制によって要求され得る任意の情報をバッグ26上に文書化することも可能である。
バッグ26は、特定の場合において、意図された合計投与体積よりも少ない特定の量まで充填され得る。これが行われ得る1つの場合は、所定の体積の薬物をバッグ26の中へ注入する意図が存在しているときである。そのような場合では、バッグ26は、投与濃度における溶液を発生させるために適当な量の希釈剤を含有するように充填され得る。たとえば、患者が特定の濃度において1リットルの薬物調製物を処方された場合には、バッグ26は、その患者のための正しい濃度の溶液を発生させるために注入されることとなる濃縮された薬物の体積に等しい量だけ、故意に過少充填され得る。システム10は、医師オーダー・エントリー・システムと通信することが可能であり、制御システム15は、バッグ26がそのために発生させられる処方に基づいて、適正な充填体積を決定することが可能である。
また、充填物受け入れセット24は、特定のタイプの薬物のために存在することが可能である。たとえば、充填物受け入れセット24は、光に敏感な薬物(たとえば、アムホテリシンB、ニトログリセリンなど)を備えて構築されており、または、それとともに使用するために装備されている。そのような実施形態では、投与セット28およびバッグ26は、遮光材料から作製され得、または、遮光カバーもしくはスリーブを付けられ得る。いくつかの場合において、ラインまたはバッグ26を形成するために使用される材料は、(たとえば、琥珀色のまたは緑色の材料の)遮光層を含むことが可能である。
特定の例において、異なる特質(たとえば、バッグ・サイズ)を有する複数の充填物受け入れセット24は、システム10の中に同時に据え付けられ得る。システム10は、システム10が遂行しているオーダーに応じて、適当にサイズ決めされた充填物受け入れセット24からバッグ26を充填することが可能である。そのような実施形態では、充填物受け入れセット24は、しるし(たとえば、バーコード、データ・マトリックス、RFIDなど)を含むことが可能であり、しるしは、システム10によって読み取られ、据え付けられたセット24のタイプをシステム10が決定することを可能にすることができる。
ここで図19A~図19Bを参照すると、充填物受け入れセット24の中に含まれているバッグ26および投与セット28は、互いに一体化され得る。これは、特定の実施形態において、投与セット28が事前プライミングされた状態で提供されることを可能にすることができるので、望ましい可能性がある。追加的に、それは、バッグ26をスパイクする必要性を除去することとなる。典型的なバッグ26は保持してスパイクすることが困難である可能性があるので、一体化されたセットは、バッグ26をより使いやすくし、セットアップの間に実施される無菌の接続手順を除去することが可能である。投与セット28は、スパイク・ポート、注入ポートなどをIVバッグの周辺シールの中へ組み込むために使用されるのと同様の様式で、バッグ26の中へ一体化され得る。
バッグ26は、たとえば、可撓性材料の2つの別個のシート84A、Bから構築され得る。シート84A、Bは、溶剤結合、rf溶接、ヒート・シーリング、接着剤、超音波溶接などを含む、任意の適切なタイプのシーリング方法を介して、それらの周辺部において接合され得る。シート84A、Bは、任意の適切な材料または材料の積層体から作製され得る。チュービング82は、同様に構築され得る。積層体の層は、所望の目的を実現するために選ばれて順序付けされ得る。たとえば、蒸気またはガス不浸透性の層または他のバリア層、結合層、溶液適合層、および、補強または耐久性増加層が含まれ得る。選ばれた材料は、意図される滅菌方法、重量、光学的透明度、デュロメーター、可撓性、耐熱性、潤滑性、弾性係数、必要な材料厚さ、成形のしやすさ(たとえば、チュービングの端部へのフィッティングを成形すること)、強度、キンク傾向、遮光能力、誘電/極性特性などによって知らされ得る。バッグおよびチュービングを構築するために使用され得る材料が、下記の表1に提供されている。
シート84A、Bが多層構築体のものである場合、それらは、たとえば、押出ラミネーション・プロセスまたは共押出プロセスにおいて形成され得る。投与セット28のチュービング82は、異なる材料の多層構築体(たとえば、押出成形)として作製され得る。異種材料が使用される場合、接着剤層が、特定の実施形態において存在することが可能である。チュービング82の外側層は、少なくともチュービング82の内側層よりも低い融点範囲を有することが可能である。チュービング82の外側層の融点範囲は、バッグ26材料のものとオーバーラップすることが可能である。構築の間に、チュービング82は、シート84Aとシート84Bとの間で圧縮され、溶接プロセスにおいて加熱され得る。チュービング82の外側層は、バッグ26に接合され得、内側層は、図19Bに示されているようなバッグ26への流入および流出を可能にする開いたルーメン(patent lumen)を維持することが可能である。代替的な実施形態において、バッグ26は、ブロー成形され得る。そのような実施形態では、チュービング82は、同様の溶接プロセスにおいて周辺部において取り付けられ得る。
図20は、別の例示的なバッグ26を示している。図20の例示的なバッグ26は、投与セット28を含む。また、バッグ26は、例示的な充填ポート90を含む。例示的な充填ポート90は、マニホールド20とインターフェース接続するか、または、医療用水生産デバイス14の出力と直接的にインターフェース接続するかのいずれであることが可能である。充填ポート90は、チュービング82に関して上記に説明されているように、バッグ26の中へ一体化され得、自己シーリング・セプタム、プラグ、キャップ、または、同様のシーリング構成体を含むことが可能である。このシーリング部材は、充填プロセスが完了された後に据え付けられ得る。代替的に、シーリング部材は、使用されなくてもよく、その代わりに、溶接されたシールが形成され得る。また、充填ポート90は、注入ポートとして使用され得、注入ポートは、所望の通りに医薬をバッグ26の中へ追加することを可能にすることができる。他の実施形態において、充填ポート90は、投与セット28が取り付けられていないバッグ26の側部に位置付けされ得る。また、充填ポート90は、図21に示されているように、バッグ26を形成するために一緒に接合されるパネルのうちの1つの面の中に含まれ得る。
図22Aは、代替的なバッグ26設計を示しており、そこでは、投与セット28は、本明細書の他のどこかで議論されているように、バッグ26の中へ一体化されているが、別個の充填ライン140を伴っている。充填ライン140は、投与セット28と同様に、バッグ26の中へ一体化され得る。充填ライン140は、カップラー142を含むことが可能であり、カップラー142は、システム10とインターフェース接続し、充填の間に流体ストリームを受け入れる。カップラー142は、犠牲的であり充填後に除去される充填ライン140の一部分上に位置付けされ得る。いくつかの実施形態において、カップラー142は、ラインのこの部分の中へ成形され、その一部を形成することが可能である。カップラー142は、いくつかの例において、ルアー・フィッティングであることが可能である。他の実施形態において、上記に説明されているような穿孔可能なセプタムが含まれ得る。
図22B~図22Dに示されているように、充填ライン140を通してバッグ26を充填した後に、システム10は、充填ライン140のセグメントの中にシール146(図22Dの中の陰影によって示されている)を発生させることが可能である。これは、rf溶接もしくは同様のプロセスを介して生産され得、または、チューブ・シーラー・アッセンブリ906(たとえば、図172に関連して示されて説明されているものなど)が使用され得る。シール146は、システム10のrf溶接ダイ/バー144を介して形成され得る。いくつかの実施形態において、ローラーまたはスクイージー・アッセンブリ145が、溶接ダイ144の導入の前に使用され得る。ローラーまたはスクイージー・アッセンブリ145は、充填ライン140に押し付けることが可能であり、アッセンブリ145のペアまたはローラーまたはスクイージーは、図22Cに示されているように、反対方向に変位させられ、溶接エリア145から液体を押し出すことが可能である。次いで、溶接ダイ144は、充填ライン140の中にシールを形成するために導入され得る。ローラーまたはスクイージー・アッセンブリ145は、シールが発生させられるときに存在したままでもよく、または、存在したままでなくてもよい。シール146が形成されると、カッティング・エレメント148(図22Eを参照)は、充填ライン140の犠牲端部を充填ライン140の残りの部分から分離することが可能である。これは、図22Fに示されているように、バッグ26から延在する充填ライン140のシールされた部分を結果として生じさせることが可能である。好ましくは、充填ライン140のシールされた部分は、バッグが空になるときに投与セット28から隔離されるようになり得る流体の体積を限定するために、最小長さに維持され得る。特定の例において、シール146は、バッグ26の周辺縁部まで延在させられ得る。
ここで図23を参照すると、別のバッグ26設計が示されている。示されているように、バッグ26は、投与セット28を含み、投与セット28は、本明細書の他のどこかで説明されているように、バッグ26に一体化されている。投与セット28は、ドリップ・チャンバー190、ローラー・クランプ192(ただし、別のタイプのクランプが含まれてもよく、または、クランプが含まれなくてもよい)、およびYサイト194(または、他のタイプの分岐部)を含む。バッグ26は、Yサイト194に取り付けられている充填ポート196を通して充填され得る。バッグ26が充填されると、充填ポート196につながるYサイト194からのブランチの部分は(たとえば、高周波溶接によって)シールされ得、充填ポート196は、本明細書の他のどこかで説明されているように、投与セット28からカットされ得る。投与の間に、Yサイト194の残りのブランチは、投与ポート198を含むことが可能であり、投与ポート198は、ルーメンを含み、ルーメンは、他方のブランチのシーリングおよびYサイト194からの除去の後に開いたままである。この投与ポート198は、カニューレ・ラインなどに接続され、バッグ26の内容物を投与することが可能である。そのような実施形態では、カニューレ・ラインは、逆流を防止するための逆止バルブを含むことが可能である。ポート196、198は、いくつかの実施形態において、ルアー・フィッティングを含むことが可能である。このタイプのバッグ26および投与セット28は、事前プライミングされた状態で提供され得る。使用前に、ユーザーは、投与セット28が垂直方向にバッグ26の上方にあるように、バッグ26およびセット28を保持することが可能である。ドリップ・チャンバー190は、必要に応じて絞られ、ドリップ・チャンバー190の中の流体をバッグ26の中へ変位させることが可能である。次いで、ドリップ・チャンバー190がその通常の形状まで復元するときに、バッグ26の中の空気が、ドリップ・チャンバー190の中へ吸い込まれ得る。これは、ドリップ・チャンバー190の中の空気空間を生成させることが可能であり、それは、ドリップ・チャンバー190を動作させるために、および、流量設定の間の滴形成を可視化するために使用される。
ここで図24を参照すると、別の例示的なバッグ26および投与セット28が示されている。示されているように、このバッグ26および投与セット28は、Yサイト194(たとえば、図23を参照)を含まない。その代わりに、投与セット28は、投与ポート198を含む。ドリップ・チャンバー190は、フランジブルまたは破壊可能なバリア200に取り付けられており、バリア200は、ユーザーが投与セット28をプライミングすることができるように、投与の前にユーザーによって破壊され得る。バッグ26は、バッグ26の別の部分の上に充填アクセス202を含むことが可能であり、充填アクセス202は、医療用水生産デバイス14の出力またはマニホールド20とインターフェース接続する。充填されると、このアクセスは、溶接されて閉じられ得、その一部分は、バッグ26からカットされ得る。このプロセスは、図22A~図22Fに示されているバッグ26に関して示されているものと同様であることが可能である。代替的に、充填アクセス202は、ドリップ・チャンバー190の上流に配設されているYサイト194(たとえば、図23を参照)の形態で提供され得る。いくつかの実施形態において、注入ポートは、また、バッグ26の中に含まれ得る。そのような注入ポートは、バッグ26のサイド・パネルの中に含まれ得、または、バッグ26の縁部に(たとえば、投与セット28の取り付けポイントに隣接して)取り付けられ得る。
ここで図25A~図25Cを参照すると、例示的なマニホールド20が示されている。充填物受け入れセット24の中に含まれているマニホールド20は、使い捨てコンポーネントであることが可能である。代替的に、マニホールド20は、使用後に製造業者に戻され、または、別の場所に持ち込まれ、それが別の充填物受け入れセット24において使用されることを可能にするようにクリーニングされ得る。マニホールド20が使い捨てコンポーネントである実施形態では、それは、製造するのが簡単になるように、および、不必要に高価にならないように設計され得る。たとえば、マニホールド20は、複数の流路74を含む材料の射出成形されたブロック68から構築され得る。これらの流路74は、片側において開いていてもよい。図25Cに最良に示されているように、次いで、1つまたは複数のプレート70、72が、ブロック68に取り付けられ、流路74の任意の開放部分をカバーすることが可能である。これらのプレートは、任意の適切な様式(熱、溶剤結合、溶接、締結具(および、恐らくガスケット)、接着剤などを介することを含む)で取り付けられ得る。特定の実施形態において、プレート70、72は、ブロック68上にレーザー溶接され得、ブロック68は、レーザー溶接波長(たとえば、黒色であることが可能である)を吸収するその能力のために少なくとも部分的に選択される材料から作製され得る。この実施形態では、プレート70、72は、レーザーがブロック68を通過することを可能にするように透明であることが可能である。レーザー溶接は、マニホールド20の中に含まれる任意の流路74の周辺の周りでシールすることが可能である。プレート70、72として説明されているが、プレート70、72のうちの少なくとも1つの代わりに可撓性のフィルム・カバーを使用することも、いくつかの例において考えられる。
例示的なマニホールド20のブロック68の対向する面を示す図25Aおよび図25Bを主に参照すると、ブロック68は、流体経路74と連通している複数の通過部76A~76Cを含むことが可能である。また、ブロック68は、複数のフィッティングまたはカップラー78、80を含むことが可能である。カップラー78、80は、いくつかの例示的な実施形態において、ルアー・フィッティングであることが可能である。必要な場合には、プレート70、72は、オリフィスを含むことが可能であり、カップラー78、80は、オリフィスを通って延在することが可能である(たとえば、図25Cを参照)。他の実施形態において、プレート70、72は、カップラー78、80を含むことが可能である。カップラー78は、医療用水生産デバイス14の出力への接続部を形成するために使用され得る。カップラー78は、通過部76Aを取り囲むことが可能であり、通過部76Aは、ブロック68の反対側につながっている。カップラー78に関連付けられる通過部76Aは、ブロック68の反対側において複数の流路74セグメントと流体連通していることが可能である。これらの流路74セグメントは、それらの自身の通過部76Bまでそれぞれ延在することが可能である。例では、流路74は、通過部76Aから半径方向に延在している。任意の所望のルーティング・スキームが、代替的な実施形態において使用され得る。通過部76Bは、ブロック68を通って、カップラー78を含むブロックの側において流路74セグメントまでそれぞれ延在している。そして、これらの流路セグメント74は、別の通過部76Cまで延在しており、別の通過部76Cは、ブロック68を通って延在している。それぞれの通過部76Cは、ブロック68の反対側においてカップラー80まで延在している。カップラー80のそれぞれは、充填物受け入れセット24の中に含まれる投与セット28のマニホールド・インターフェース・エレメント22と連結することが可能である。代替的に、本明細書で説明されている任意のマニホールド・インターフェース・エレメント22は、たとえば、図24の充填アクセス202または図22A~図22Fの充填ライン140など、別の充填アクセス上に含まれ得る。
マニホールド20の別の例を含む充填物受け入れセット24が、図26に示されている。マニホールド20は、ブロック310を含むことが可能である。ブロック310は、それを通るフロー・チャネル312を含むことが可能である。また、ブロック310は、マニホールド20の入口部324を医療用水または医療用流体混合物のためのディスペンサー(たとえば、医療用水生産デバイス14または混合体積34の出力)と連結するためのコネクター・インターフェース314を含むことが可能である。フロー・チャネル312は、複数のブランチ316を含むことが可能であり、複数のブランチ316は、流体チャネル312の壁部318から、ブロック310の面上にあるポート326まで延在している。変位可能なシールが、流体チャネル312の中に含まれ得る。特定の例において、変位可能なロッド320が、流体チャネル312の中に提供され得る。変位可能なロッド320は、シーリング・セクション322を含むことが可能であり、シーリング・セクション322は、柔軟な材料(ゴム、シリコン、さまざまなエラストマーなど)から作製され得、または、柔軟な材料によって被覆され得る。代替的に、シーリング・セクション322は、1つもしくは複数のOリングまたは上昇された柔軟なセクションを含むことが可能である。シーリング・セクション322は、流体チャネルの壁部318に押し付け、壁部318と変位可能なロッド320との間にシールを形成することが可能であり、シーリング・セクション322の一方の側にある流体が、シーリング・セクション322の他方の側に通過することができないようになっている。変位可能なロッド320は、いくつかの実施形態において、プランジャー330であることが可能である(たとえば、図27を参照)。また、変位可能なロッド320は、さまざまな例において、ネジ山付きのロッドまたはリード・スクリュー332であることが可能である(たとえば、図29を参照)。変位可能なロッド320の変位を管理するために使用されるアクチュエーターは、使用される変位可能なロッド320のタイプに基づいて選択され得る。
変位可能なロッド320は、フロー・チャネル312の範囲に沿って作動され、さまざまなブランチ316を入口部324と連通した状態に位置合わせすることが可能である。これは、バッグ26が連続的に(一度に1つ、2つ、または3つなど)充填されることを可能にすることができる。図26に示されている例では、バッグ26は、入口部324と流体連通しており、マニホールド20に進入する流体が、バッグ26に方向付けられ得るようになっている。変位可能なロッド320のシーリング・セクション322は、マニホールド20のポート326に連結されている任意の他のバッグ26への、入って来る流体のフローを防止する。第1のバッグ26が充填された後に、バッグ26は、流体チャネル312からシールされ、マニホールド20から除去され得る。これは、図22A~図22Fに関して説明されているのと同様に、溶接ダイ144および恐らくローラーまたはスクイージー・アッセンブリ145によって達成され得る。次いで、変位可能なロッド320は、流体チャネル312に沿って変位され、次の1つまたは複数のバッグ26を充填のために入口部324に流体連通した状態に位置合わせすることが可能であり、このプロセスが繰り返され得る。3つのバッグのみが示されているが、任意の数のバッグ26が、1つのマニホールド20上に含まれ得る。
追加的に、特定の実施形態において、マニホールド20は、変位可能なロッド320にそれぞれ関連付けられている複数のフロー・チャネル312を含むことが可能である(たとえば、すべてが、互いに平行にまたは概ね平行に延在している)。これは、異なるフロー・チャネル312に連通しているバッグ26を、並行した様式で、または、互いに独立して充填することを可能にすることができる。異なるフロー・チャネル312に関連付けられているバッグ26が並列に充填される場合、さまざまなフロー・チャネル312の変位可能なロッド320は、互いに協働的な様式で(たとえば、恐らく1:1の比率で)移動するように連結され得る。また、システム10は、複数のマニホールド20がシステム10の中に同時に据え付けられ得る場合に、複数のマニホールド20のバッグ26を充填することも可能である。
図27および図28を参照すると、例示的なマニホールド20が示されている。例示的なマニホールド20では、変位可能なロッド320は、プランジャー330として示されている。プランジャー330は、プランジャー・ステム334およびプランジャー・ヘッド336を含み、プランジャー・ヘッド336は、シーリング・セクション336として作用する。変位可能なロッド320としてリード・スクリュー332を含む例が、図29に示されている。また、リード・スクリュー332は、マニホールド20の中に配設されているその終端端部において、シーリング・ヘッド・セクション338を含むことが可能である。示されていないが、マニホールド20のポート326に関連付けられているバッグ26は、さまざまなアクセスを含むことが可能である。それぞれのバッグ26からマニホールド20へ延在するラインに加えて、それぞれのバッグ26は、また、投与セット28、スパイク・ポート、注入ポート、または、本明細書で示されている任意の他のアクセスのうちの1つまたは複数を含むことが可能である。いくつかの例には当てはまる可能性があるが、マニホールド20に取り付けられているすべてのバッグ26が同一である必要があるわけではない。いくつかのバッグ26は、異なるアクセスを含むことが可能であり、または、たとえば、異なる最大充填体積を有することが可能である。さまざまな異なるマニホールド20がシステム10とともに使用され得る場合、マニホールド20は、識別子を含むことが可能であり、識別子は、据え付けられているマニホールド20のタイプに関する情報、または、マニホールド20上に含まれるバッグ26に関する情報を含む。この識別子は、バーコード、データ・マトリックス、RFID、または、任意の他の適切な識別子などのように、機械可読であり得る。この識別子から収集された情報は、マニホールド20上に含まれているバッグ26の充填を制御するために、制御システム15によって使用され得る。
ここで図30~図33の進行を参照すると、例示的な充填シーケンスが示されている。示されているマニホールド20はプランジャー330を含むが、他の変位可能なロッド320(たとえば、リード・スクリュー、ラック・アンド・ピニオン構成体を備えたプランジャー)が、そのような充填シーケンスを通して同様に変位させられ得る。プランジャー330は、そのプランジャー・ヘッド336がマニホールド20のフロー・チャネル312の内部の中に配設された状態で提供され得る。プランジャー330は、マニホールド20の入口部324に突き当てられた位置またはその近位の位置において初期状態にされ得る(たとえば、図28を参照)。マニホールド20は、ディスペンサー340に連結され、フロー・チャネル312を医療用流体供給部と流体連通した状態にすることが可能である。連結は、無菌的に、および、ネジ山付きのフィッティング(たとえば、ルアー・ロックなど)、バーブ付きフィッティング、クイック・コネクト、磁気カップリング、または、任意の他の適切な方法を介して行われ得る。いくつかの実施形態において、連結を行う前に、蒸気がコネクター・インターフェース314を清浄化するために放出され得る。
アクチュエーター(図示せず)は、流体チャネル312から外に所定の距離だけプランジャー330を引き出すことが可能である。プランジャー330を入口部324から離れるように変位させることによって、ポート326または選択された複数のポート326が、入口部324と連通した状態にされ得る。図30に示されている例では、単一のポート326のみが、入口部324と連通した状態にされている。次いで、流体は、フロー・チャネル312を通して、1つまたは複数のポート326と連通しているバッグ26の中へ移送され得る。これは、図30の中の点描を介して表現的に示されている。流体移送は、図31に示されているように、1つまたは複数のバッグ26が所望の量まで充填されると停止され得る。
示されているように、それぞれのバッグ26は、流路を介してポート326に接続され得る。この例におけるポート326は、突き出ているフィッティング(たとえば、バーブ付きフィッティング)を含み、流路を提供するチュービングが、フィッティングの上に連結されている。流路は、シール可能な領域を含むことが可能であり、シール可能な領域は、たとえば、流体フローに対する流路を閉じるために溶接され得る。したがって、シール342は、シール可能な領域において発生させられ、マニホールド20の残りの部分からバッグ26を隔離することが可能である。シール342は、本明細書の他のどこかで説明されているように生成され得る(たとえば、図22A~図22Fを参照)。プランジャー330の変位は、センシング構成体によって追跡され、正しい1つまたは複数のポート326が所与の時間において入口部324と連通していることを保証することが可能である。センシング構成体は、リニア・ポテンショメーター、エンコーダー、プランジャー330上の磁石の場所をモニタリングするホール効果センサー・アレイなどを含むことが可能であり、または、それらの組み合わせを含むことが可能である。それぞれのバッグ26の充填レベルは、バッグ26がその上に載っているスケールを介してモニタリングされ得る。
充填されたバッグ26は、シール342が生成された後に、マニホールド20から除去され得る。図32に示されているように、バッグ26は、マニホールド20から除去されている。シール342の一部分は、バッグ26がそこから除去されたポート326を閉じる役割を果たすことが可能である。図32に示されているように、プランジャー330は、入口部324に対してより遠位の場所まで引き出され、追加的な1つまたは複数のバッグ26を入口部324と連通した状態にさせることが可能である。流体は、所望の量に充填されるまで、1つまたは複数のバッグ26を充填するために移送され得、シール342は、図33に示されているように形成され得る。これは、マニホールド20上のそれぞれのバッグ26が充填されてマニホールド20から除去されるまで繰り返すことが可能である。
ここで図34を参照すると、別のマニホールド20を含む充填物受け入れセット24が示されている。マニホールド20は、図28~図33に関連して示されて説明されているものと同様であるが、しかし、バッグ26は、代替的な様式でマニホールド20に連結され得る。示されているように、ポート326は、それぞれのバッグ26への流路が連結しているマニホールド20から離れるように延在するフィッティングまたは突起部を含まない。その代わりに、バッグ26への流路を提供する流体ライン344が、ポート326を形成するブロック310の中のオリフィスの中へ挿入されている。流体ライン344は、溶剤結合、接着剤、ネジ山付きのカップリングを介して、または、任意の他の適切な様式を介して、ポート326の中に保たれ得る。
他の実施形態において、マニホールド20とそれぞれのバッグ26との間の流路は、図35に示されているように、ディスコネクト・フィッティング346を含むことが可能である。ディスコネクト・フィッティング346は、別個のシーリング動作の必要性なしに、バッグ26が充填物受け入れセット24から除去されることを可能にすることができる。いくつかの実施形態において、自己シール型の無菌ディスコネクト・フィッティングが使用され得る。そのような実施形態では、フィッティングは、マニホールド20上のすべてのバッグ26が充填された後に、マニホールド20が滅菌されることを可能にするように選択され得る。これは、マニホールド20が再使用されることを可能にすることができる。
ここで図36~図38を参照すると、別の例示的な充填物受け入れセット24の態様が示されている。図36に示されているように、充填物受け入れセット24は、個々のバッグ26の中へ一体化された複数の投与セット28に事前接続されているマニホールド20を含むことが可能である。本明細書で説明されている他の実施形態と同様に、他の充填導管が、例示目的の投与セット28の代わりにマニホールド20に連結され得る。例示的な実施形態において、マニホールド20は、カセット150であることが可能であり、カセット150は、システム10の中へ据え付けられる。カセット150は、流体導入ポート152を含むことが可能であり、流体導入ポート152は、医療用水生産デバイス14からの流体出力ストリームに接続することが可能である。また、カセット150は、複数のカップラー154(たとえば、ルアー・フィッティング)を含むことが可能であり、複数のカップラー154は、セット28(または、充填ライン140、アクセス202、もしくは、他の充填導管)のそれぞれに対するマニホールド・インターフェース・エレメント22に接続することが可能である。
図38に示されているカセット150の断面に最良に示されているように、カセット150は、リジッド本体部156を含むことが可能であり、リジッド本体部156は、特定の例において射出成形され得る。リジッド本体部156は、複数のバルブ・ステーション158A~Iを含むことが可能であり、複数のバルブ・ステーション158A~Iは、可撓性の膜160によって覆われ得る。代替的な実施形態において、複数の可撓性の膜が含まれ得る。たとえば、それぞれのバルブ・ステーション158A~Iは、専用の可撓性の膜によってカバーされ得る。示されている可撓性の膜160は、バルブ158A~Iを開閉するために、それぞれのバルブ・ステーション158A~Iのバルブ・シート162に突き当てられておよびそれから離れるように(機械的にまたは液圧的にも実現可能であるが、典型的には空気圧式に)作動させられ得る。例示的な説明図では、バルブ・ステーション158A~Iのすべてが、閉じた構成で示されている。また、カセット150は、カセット150中間本体部166の反対側に流体バス164を含む。流体バス164は、カセット150の側壁部の中の通過部172を通して流体導入ポート152と連通している。第2の可撓性の膜168が、カセット150のこの側に含まれ、流体バス166をシールする。この第2の可撓性の膜168は、プレート(たとえば、本明細書の他のどこかで説明されているレーザー溶接されたプレートなど)によって置き換えられ得る。流体バス164は、所望のバルブ・ステーション158A~Iのバルブ・シート162から離れるように第1の可撓性の膜160を変位させることによって、所望のバルブ・ステーション158A~Iと連通した状態にされ得る。示されているように、それぞれのバルブ・ステーションは、通過部174を含み、通過部174は、バルブ・ステーション158A~Iから流体バス164へつながっている。これは、流体バス164からバルブ・ステーション158A~Iへの流路を確立することが可能である。また、バルブ・ステーション158A~Iは、カセット150のカップラー154への開口部を含むことが可能であり、流体が流体バス164からバルブ・ステーション158A~Iを通って流れること、そして、カセット150から外へ、関連のカップラー154に取り付けられているバッグ26および投与セット28へ流れることを可能にする。これは、バッグ26が1つずつ(または、2つずつなど)充填されることを可能にすることができる。いくつかの実施形態において、それぞれのバルブ・ステーション158A~Iは、2つ以上のカップラー154に関連付けられ得る。これは、バッグ26が一度に複数個充填される場合に望ましい可能性がある。
図39A~図39Cは、カセット150に取り付けられているバッグ26を充填するために使用され得るバルブ作動の進行を示している。バッグ26は、任意の順序で充填され得るが、ここでは、左から右への様式でバルブ・ステーション158A~Iを開くことによって、順番に充填されるものとして示されている。示されているように、最も左のバルブ・ステーション158Aが、関連のバッグ26を充填するために開かれ得る。満杯になると、バッグ26が、本明細書の他のどこかで説明されているように、カセット150から除去され得る。次いで、バルブ・ステーション158Aが閉じられ得る。次いで、隣接するバルブ・ステーション158Bが、その取り付けられたバッグ26を充填するために開かれ得る。そのバッグ26および取り付けられている投与セット28(または、他の充填アクセス)が、カセット150から除去され得る(たとえば、シールされてカットされる、協調するクイック・コネクトから離脱されるなど)。次いで、バルブ・ステーション158Bが閉じられ得る。次いで、次のバルブ・ステーション158Cが開けられ得、その関連のバッグ26が充填されて除去され得る。このプロセスは、すべてのバッグ26が充填されるまで継続することが可能である。充填されているバッグ26の数、および、したがって、所与の時間に開くバルブ・ステーション158A~Iの数は、医療用水生産デバイス14の流量出力によって決定され得る。システム10が単位時間当たりに特定の数のバッグを出力することが望ましい可能性がある。システム10が、たとえば、50個のバッグ26を低い流量出力で充填したとすれば、バッグ26が利用可能になる前に特定のダウンタイムが存在することとなる。バッグ26を1つずつ(または、一度にいくつかの適当な数の複数ずつ)充填することによって、システム10は、同じ流量出力においてバッグ26の一定の出力を提供することが可能である。
図40に示されているように、カセット150は、システム10の中に含まれる作動ブロック180とインターフェース接続することが可能である。作動ブロック180は、金属(または、ロバストな、寸法的に安定した、熱的に安定した、および/または非多孔性の別の材料)から作製され得、カセット150が作動ブロック180に突き当てられて設置される前に、医療用水生産デバイス14からの高温蒸気またはベンティング・ストリームにさらされ得る。カセット150上の可撓性の膜160は、オーバーレイによってカバーされ得、オーバーレイは、作動ブロック180に対して適用する前に、可撓性の膜160の表面を滅菌状態に維持する。このオーバーレイは、システム10またはオペレーターによって除去され得る。いくつかの実施形態において、カセット150は、システム10のドアの閉鎖およびラッチングによって、作動ブロック180に押し付けられ得る。他の実施形態において、ピストンまたはプレートは、流体バス164を含むカセット150の側部に押し付けられ、カセット150を作動ブロック180に対して押し付け、良好なシールがバルブ・ステーション158A~Iの周りで可撓性の膜160によってなされることを保証することが可能である。これは、ブラダーの膨張、リード・スクリューもしくはカムの回転、十分な力を印加することができるシザー・ジャック、リニア・アクチュエーター、または、任意の他のアクチュエーターの作動を介して行われ得る。
示されているように、作動ブロック180は、複数の圧力経路を含む。これらの圧力経路は、カセット150のバルブ・ステーション158A~Iを開閉するために、(たとえば、空気圧式の)正圧供給源182または負圧供給源184のいずれかと選択的に連通した状態に個別にされ得る。それぞれの制御チャンバー186は、それぞれの制御チャンバー186に関連付けられたバルブ188の動作によって、正圧供給源182または負圧供給源184のいずれかと流体連通した状態に選択的にされ得る。例示的な実施形態において、それぞれの制御チャンバー186は、正の圧力の印加を制御するバルブ、および、負の圧力の印加を制御するバルブに関連付けられている。代替的な実施形態において、単一のバルブが、正圧印加と負圧印加との間で切り替えるために利用され得る。そのような実施形態では、バルブは、故障状態において正の圧力を印加するように設計され得る。正圧供給源182および負圧供給源184は、ポンプ(図示せず)によって特定の圧力設定点に維持されるリザーバーであることが可能である。圧力供給源182、184は、1つまたは複数の圧力センサー191によってモニタリングされ得、1つまたは複数の圧力センサー191は、圧力供給源182、184を圧力設定点に維持するポンプの動作を知らせることが可能である。いくつかの実施形態において、それぞれの制御チャンバー186は、また、圧力センサー192と流体連通した状態になっていてもよい。この圧力センサー192は、予期される通りに圧力がカセット150のバルブ・チャンバー158A~Iに印加されていることをチェックするものとしてモニタリングされ得る。いくつかの実施形態において、医療用水生産デバイス14は、周囲圧力を超える圧力で製品を出力することが可能である。そのような実施形態では、負の圧力は、使用されなくてもよい。その代わりに、製品水の圧力は、バルブ・ステーション158A~Iを開けるために、可撓性の部材160を変位させるために使用され得る。バルブ・ステーション158A~Iを閉じるために使用される正の圧力は、バルブ・ステーション158A~Iのロバストな閉鎖を維持するように、医療用水生産デバイス14の出力圧力よりも十分に高くなるように選ばれ得る。
バッグ26が充填されると、それは、さまざまな方式で、カセット150(または、任意の他のマニホールド20)から除去され得る。たとえば、溶接されたシールが、投与セット28(または、充填ポート140またはアクセス202)のチュービング上に作製され得る。次いで、バッグ26および投与セット28の一部分が、マニホールド20からカットされ得る。これは、図22A~図22Fに関連して上記に説明されているものと同様であり得る。代替的に、投与セット28のチュービングは、つままれるかまたはその他の方法で閉塞され得、投与セット28がカセット150から切り離され得る。次いで、投与セット28は、キャップまたは同様のエレメントによって閉栓され得る。いくつかの例において、それぞれの投与セット28は、スライド・クランプを含むことが可能である。システム10の中に据え付けられるときに、スライド・クランプは、アクチュエーターとインターフェース接続することが可能であり、アクチュエーターは、投与セット28に取り付けられているバッグ26が適当な量まで充填されると変位するように命令される。アクチュエーターの変位は、スライド・クランプの幅の狭いセクションをチュービングに向けて駆動することが可能であり、スライド・クランプの幅の狭いセクションが、投与セット28のチュービングを閉塞させるようになっている。
システム10がさまざまな流体を混合するように構成されている場合、および、ここで図41A~図42を参照すると、カセット150は、複数のバルブ・タイプ・ポンピング・ステーション270A~Cを含むことが可能である。バルブ・タイプ・ポンピング・ステーション270A~Cの協働的な作動を介して、小さい体積の流体が、カセット150を通してポンプ送りされ得る。図41A~図41Fの進行を参照すると、カセット150の3つのバルブ・タイプ・ポンピング・ステーション270A~Cが、カセット150の中に含まれる濃縮物供給入口部272から、流体を小さい体積でポンプ送りするように作動され得る。3つのバルブ・タイプ・ポンピング・ステーション270A~Cが互いに隣接するように示されているが、これは、合理化された例を提供するために行われている。追加的なおよび/または隣接していないバルブ・タイプ・ポンピング・ステーション270A~Cを備えた他の構成が構築され得る。
図41Bに示されているように、第1および第2のバルブ・ステーション270Aおよび270Bが、バルブ・タイプ・ポンピング・ステーションの充填動作を実施するために開けられ得る。これらのバルブ・ステーション270A~Bは、順番にまたは実質的に同時に開けられ得る。これにより、濃縮物供給入口部272からこれらのバルブ・ステーション270A~Bの中への流体フロー278を生じ得る。バルブ充填が完了すると、充填されたバルブ・ステーション270Bが、図41Cに示されているように、第1のバルブ・ステーション270Aを閉じることによって隔離され得る。したがって、第2のバルブ・ステーション270bは、バルブ・ベースの流体ポンピングの間に、中間保持体積としての役割を果たすことが可能である。
次いで、第3のバルブ・ステーション270Cが、図41Dに示されているように、第2のバルブ・ステーション270Bと第3のバルブ・ステーション270Cとの間の流体連通を確立するために開けられ得る。次いで、バルブ・ポンプ・ストロークが、図41Eに示されているように、第2のバルブ・ステーション270Bを閉じることによって実行され得る。これは、バルブ・ポンプ・ストローク体積を中間保持体積から第3のバルブ・ステーション270Cへ移送することとなる。次いで、第3のバルブ・ステーション270Cが、図41Fに示されているように、カセット150に取り付けられているバッグ26に関連付けられているバルブ・ステーション158A~Nに向けてバルブ・ポンプ・ストローク体積をポンプ送りするために閉じられ得る。代替的に、第3のバルブ・ステーション270Cは省略され得、流体は、第2のバルブ・ステーションが閉じられるときに、所望のバルブ・ステーション158A~Nへ移送され得る。これは、ターゲット体積の濃縮物が移送されるまで、所望の通りに繰り返され得る。バルブ・ポンピング・シーケンス当たりのより大きい体積は、複数のバルブ・ステーションを中間保持体積として利用することによって実現され得る。そのような配置のさらなる説明は、2019年4月15日に出願された「Medical Treatment System and Methods Using a Plurality of Fluid Line」という標題の米国出願第16/384,082号(代理人整理番号第Z55号)に提供されており、その文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
所望の体積の濃縮物がバルブ・ベースのポンピング・ストロークを介して移送されると、および、ここで、図42を主に参照すると、ある体積の水が、バッグ26に移送され、濃縮物を最終的な濃度まで希釈することが可能である。最終的な濃度は、患者に投与される準備ができている濃度であることが可能である。また、所定の体積の別の医薬の追加が、次いで患者に投与される最終的な薬剤調製物を作製することを可能にするように、最終的な濃度が定義され得る。例示的な実施形態において、水流入バルブ・ステーション274が、カセット150の最も端にある端部に含まれる。水流入バルブ・ステーション274は、水入口部276と連通することが可能であり、また、開いたときに、水入口部276から流体バス164を通って所望のバルブ・ステーション158A~Nおよび関連のバッグ26への流路を確立することが可能である。水流入バルブ・ステーション274をカセット150の端部に位置決めすることによって、バス164を通る水フローは、バス164の中に残っている任意の濃縮物を所望のバッグ26へフラッシュする役割を果たすことも可能である。いくつかの実施形態において、水を使用する複数のバルブ・ポンピング・ストロークは、特定の濃縮物に特化されていない任意のバルブ・ステーション(たとえば、中間保持体積ステーション)によって実施され、これらのステーションをフラッシュすることが可能である。
バルブ・ステーションおよび/または流体バス164からフラッシュされることとなる濃縮物の体積は、バルブ・ポンプ・ストロークを介して濃縮物をバッグ26の中へポンピングするときに、任意の体積ターゲットの中に考慮され得る。したがって、特定のバッグ26に関して定義される濃縮物の全体積は、フラッシュが終了した後まで、バッグ26の中へ移送されなくてもよい。
図43は、別の代替的な充填物受け入れセット24を示している。示されているように、メイン・ライン204が存在しており、メイン・ライン204は、医療用水生産デバイス14の出力とインターフェース接続することが可能である。バッグ26は、複数のライン206を介して直列にメイン・ライン204から分岐することが可能である。ライン206は、いくつかの実施形態において、T字型接合部においてメイン・ライン204に取り付けられ得る。代替的に、メイン・ライン204は、複数のカップラー・フィッティングを含むことが可能であり、ライン206の協調エレメントが、複数のカップラー・フィッティングに連結することが可能である。充填物受け入れセット24は、マニホールド20として作用するように配置され得る。バッグ26へのライン206は、ラインに作用するオクルーダー構成体によって閉じた状態に維持され得る。代替的に、メイン・ライン204は、バッグ26のうちの1つにつながるライン206へのそれぞれのブランチ・ポイントの上流において閉塞され得る。特定の例において、ライン206は、ピンチ・クランプ302を介して閉鎖され得、ピンチ・クランプ302は、制御システム15のコマンドで機械的に作動され得る。バッグ26は、1つずつ充填され、本明細書の他のどこかで説明されているように、シールした後にメイン・ライン204からカットされ得る(たとえば、図22A~図22Fを参照)。バッグ26が充填されて充填物受け入れセット24から切断されると、別のバッグ26(たとえば、隣接するバッグ)上のピンチ・クランプ302が、そのバッグ26の充填を可能にするために開けられ得る。これは、充填物受け入れセット24の中のすべてのバッグ26が充填されてメイン・ライン204から切断されるまで繰り返すことが可能である。いくつかの実施形態において、2つ以上のバッグ26が一度に充填され得る。バッグ26へのライン206は、上記に説明されているラインまたはアクセスのいずれかと同じ様式で構築され得、本明細書の他のどこかで説明されている特徴のいずれかを含むことが可能である。たとえば、バッグ26は、図22A~図22Fおよび図24と同様の追加的な投与ライン(図示せず)または図23と同様のYサイトを含むことが可能である。また、ドリップ・チャンバー190が含まれ得る。図43に示されている例では、ライン206は、充填ラインとして含まれており、バッグ26は、それらの内部体積への追加的な取り付けられたアクセス(たとえば、投与セット28および注入ポート203など)を含む。
いくつかの実施形態において、および、ここで、図44を主に参照すると、ピンチ・クランプ302は使用されなくてもよい。その代わりに、メイン・ライン204から延在するそれぞれのライン206は、スライド・クランプ300を有することが可能であり、スライド・クランプ300は、システム10の中に据え付けられるときに、ライン206上において、または、それぞれのライン206がメイン・ライン204から分岐するポイントの上流において、閉塞位置にある。スライド・クランプ300は、それぞれのバッグ26の充填を可能にするために、ライン上のフロー許容位置まで変位され得る。いくつかの実施形態において、スライド・クランプ300は、ブロックの中に静止して保持され得、ライン206が、その代わりに変位され、ライン206をスライド・クランプ300のフロー許容セグメントの中へ持って行く。充填した後に、次いで、ライン206を閉塞させるために、ライン206をスライド・クランプ300のフロー禁止部分の中へ持って行くように、ライン206またはスライド・クランプ300のいずれかを変位させることによって、ライン206が閉塞させられ得る。スライド・クランプ300がメイン・ライン204上の適切な場所にある場合に、同じプロセスが使用され得る。バッグ26が所望の量まで充填されると、ライン206がメイン・ライン204から切り離され、キャップされるかまたはシールされ得る。
ここで図45を参照すると、特定の実施形態において、充填物受け入れセット24は、2つの層の材料から構築され得る。たとえば、充填物受け入れセット24は、結合されたシート220または材料のシートから構築され得る。複数のシート220が使用される場合、それらは互いの上に置かれ得る。単一のシート220が使用される場合、シート220は、多層出発材料を生成させるために、自分自身の上に折り畳まれた材料の連続的なシートであることが可能である。図46に示されているように、アクセス・エレメント226、228が、シート220同士の間に、または、折り重ねられたシート220の層同士の間に、規則的な間隔で設置され得る。たとえば、アクセス・エレメント226は、注入ポートであることが可能であり、アクセス・エレメント228は、投与セット28であることが可能である。例示的な実施形態において、示されているアクセス・エレメントの4つのセット(この例では、ペア)のみが存在しているが、しかし、アクセス・エレメント226、228のセットの数は、充填物受け入れセット24の中のバッグ26の数にマッチするように選択され得る。いくつかの実施形態において、アクセス・エレメント226、228の各セットは、3つ以上のアクセス・エレメントを含むことが可能である。他の実施形態では、単一のアクセス・エレメントのみが、それぞれのバッグ26に対して含まれ得る。
ここで図47を参照すると、シール230は、シート220または折り重ねられたシート220の一部分を互いに取り付け、充填物受け入れセット24を形成するように形成され得る。これは、溶接プロセス(たとえば、rf溶接プロセスなど)を介して行われ得る。それぞれのシートに関して選択される材料は、rf溶接可能な材料を含むことが可能であり、PVCなどのような極性プラスチックであることが可能である。たとえば、溶接前に互いに隣接しているシート220または折り重ねられたシート220の層は、そのような材料から作製され得る。充填物受け入れセット24の構築の間に、シート220の一部分またはシート220が溶接され得、シート材料は、シート220の次の部分にインデックス付けされ得る。この部分は、溶接され、インデックス付けなどされ得る。それぞれの溶接動作において形成されるバッグ26の数は、充填物受け入れセット24の中のバッグ26のための合計数よりも少なくてもよい。いくつかの実施形態において、1~4個またはそれ以上のバッグ26が、一度に形成され得る。充填物受け入れセット24の中のバッグ26の数は、溶接動作ごとに形成されるバッグ26の数の偶数倍であるということが好ましい可能性がある。示されているように、シール230は、同様に充填物受け入れセット24のバス部分234の中の流路232を生成させるように形成され得る。それぞれのバッグ26の内部体積は、流路232からそれぞれのバッグ26への側枝部238を介して、バス部分234と流体連通していることが可能である。例では、側枝部238は、すべてバス部分234から同じ方向に延在している。いくつかの実施形態において、側枝部238は、バス部分234の対向する側部から延在することが可能であり、バッグ26が、バス部分234のそれぞれの側部に配設されるようになっている。
形成されたときに、バッグ26、バス部分234、および側枝部238は、すべて平坦になっていることが可能であり、内部体積を実質的にほとんど備えないか全く備えない。充填の間に、シート材料は、バッグ26が充填されることを可能にするように、ならびに、バス部分234および側枝部238においてルーメンを提供するように変位することが可能である。結果として、ホールドアップ体積の空気は、バス部分234および側枝部238の中に存在していないはずであり、したがって、充填の間にバッグ26の中へ移送されない。いくつかの実施形態において、真空が、流路に引かれ得、最小量の空気がシール230によって形成された特徴の中に存在することを保証することが可能である。
溶接およびインデックス付けプロセスは、充填物受け入れセット24を形成するためにシート220全体が溶接されるまで繰り返すことが可能である。1つまたは複数のシート220がインデックス付けされるときに、溶接ダイは、以前に生成された溶接部の中のオーバーラップ領域の少なくとも一部分にわたって延在することが可能である。これは、シール230が充填物受け入れセット24の長さ全体にわたって密閉して形成されることを保証することが可能である。いくつかの実施形態において、アクセス・エレメント226、228のペアが、インデックス付けが行われるたびに、1つまたは複数のシート220の間に導入され得る。図47に示されているように、バッグ26は、互いに接近して形成され得、シート220材料の無駄を最小化するようになっている。
溶接ステーションからインデックス付けされた後に、1つまたは複数のシート220は、図48に示されているように、カッティング・ステーションにおいてカットされ得る。1つまたは複数のシート220のセクションは、別のセクションが溶接されるのと同時にカットされ得る。カッティング・ステーションは、カッティング・ダイを含むことが可能であり、カッティング・ダイは、折り畳まれた1つまたは複数のシート220の中へ前進させられ、バッグ26を切り出す。余分な材料は、充填物受け入れセット24から分離され得る。ポート236が、充填物受け入れセット24の終端端部に含まれ得る。流路232からの側枝部240は、ポート236を通って環境へ延在することが可能である。ポート236は、流体バス234の中の流路232への入口開口部249に隣接して位置付けされ得る。特定の実施形態において、フィッティングが、開口部249に連結され、ディスペンシング部材への接続を促進させることが可能である。
ここで図49を参照すると、システム10の中に据え付けられているとき、ディスペンシング部材250が、開口部249またはそれに付けられているフィッティングの中に受け入れられ得る。これは、充填物受け入れセット24のバス部分234のユーザー操作によって行われ得るが、この連結は、自動化された方式で行われ得る。手動のユーザー操作が利用される場合、ユーザーと充填物受け入れセット24との間の相互作用は、グローブ・ボックス構成体を通して行われ得る。追加的に、オクルーダー252が、バッグ26への第1の側枝部238の上流において流路232を閉じることが可能である。ディスペンシング部材250は、最初に、蒸気ストリームを流路232の中へ出力することが可能である。これは、流路を清浄化することが可能である。蒸気は、医療用水生産デバイス14が蒸留デバイスである場合、医療用水生産デバイス14からのストリーム(たとえば、精製されたがまだ凝縮されていない水蒸気、恐らく、公定の蒸気、たとえば、純粋蒸気など)をベントすることによって提供され得る。蒸気は、ポート236を通ってつながる側枝部240を通して流路232から退出することが可能である。適切な量の蒸気清浄化の後に、ポート236は、図50に示されているように、たとえば、RFシール254によってシールされ得る。
図50に示されているように、ディスペンシング部材250(または、いくつかの実施形態において、蒸気ディスペンサーの除去の後に開口部249に連結された第2のディスペンシング部材)は、バス部分234の流路232へ医療用水フローを出力することが可能である。流体の混合物がバッグ26に提供される場合、混合物は、ディスペンシング部材250によって出力され得る。オクルーダー252は、バッグ26への第1の側枝部238の下流に前進させられ得る。これは、少なくとも1つのバッグ26の内部体積を開口部249と流体連通した状態にさせることが可能である。いくつかの実施形態において、オクルーダー252は、図50に示されているように、バッグ26への第1および第2の側枝部238の中間の流路232上の場所まで変位させられ得る。他の実施形態において、オクルーダー252は、複数のバッグ26を開口部249と流体連通した状態になるように変位させられ得る。ディスペンシング部材250からの医療用水または混合物の出力は、(たとえば、スケールまたは体積変位センシング構成体によってセンシングされるように)バッグ26を適当な量まで充填することが可能であり、ディスペンシングが停止され得る。所与のバッグ26にディスペンスされる体積は、オーダー特有のものであることが可能であり、特定の医薬オーダーに必要とされる希釈剤の量に基づいて選ばれ得る。これは、制御システム15によってコンピューター計算され得、制御システム15は、薬局オーダー・エントリー・システムと通信していることが可能であり、そこからオーダーを受け取る。
図51に示されているように、シール254が、任意の充填されたバッグ26への側枝部238を閉じるために発生させられ得、充填されたバッグ26は、バス部分234からカットされ得る。シールは、RF溶接を介して生成され得、シーリング・プロセスは、たとえば、図22A~図22Fに説明されているように、または、図159~図175に関して説明されているのと同様に実施され得る。オクルーダー252は、1つまたは複数の追加的なバッグ26の内部体積を開口部249と流体連通した状態になるように前進させられ得る。次いで、ディスペンシング部材250は、上記に説明されているように、医療用水または医療用流体混合物を出力し、1つまたは複数のバッグ26を充填することが可能である。図52に示されているように、これは、充填物受け入れセット24の中に含まれるすべてのバッグ26が充填されるまで継続することが可能である。本明細書のどこかで述べられているように、充填物受け入れセット24は、数十個のバッグ26(たとえば、50~100個)を含むことが可能である。
ここで図53も参照すると、バッグ26の溶接、カッティング、および充填は、特定の実施形態において、生産ライン280上の連続的なプロセスであることが可能である。そのような例では、シートまたはシーティング220は、連続的な様式でシーティング供給源282から引き出され得る。シーティング供給源282は、大きいロール、スプール、またはカートンなどであることが可能である。シーティング220は、最初に、生産ライン280のバッグ/バス・フォーマー・コンポーネント284の中へ引き込まれ得る。他のどこかで述べられているように、バッグ/バス・フォーマー284は、プラスチック溶接機(たとえば、RF溶接機など)であることが可能である。シーティング220は、バッグ/バス・フォーマー284を通してインデックス付けされ得、1つまたは複数のバッグがシーティング220の中に一度に形成されるようになっている。バッグ26およびバス234の形成された部分は、生産ライン280のカッター・ステーション286においてシーティング220からカットされ得る。他のどこかで述べられているように、このカッター・ステーションは、ダイ・カッターを含むことが可能である。充填ステーション290は、生産ライン280のオクルーダー288が任意の下流のバッグ26およびシーティング220の未成形のセクションを遮断した状態で、切り出されたバッグ26のうちの1つまたは複数を充填することが可能である。充填されたバッグ26は、生産ライン280のシーリング・ステーション292において、バス234からシールされ得る。シーリング・ステーション292は、RF溶接機を含むことが可能であり、本明細書のどこかで述べられているように、ローラーまたはスクイージーを含むことが可能である。バス234からバッグ26をシールした後に、バッグ26は、生産ライン280のバッグ切断ステーション294によって、バス234からカットされ得る。
代替的な例において、生産ライン280は、ある量のシーティング220からバッグ26およびバス234を形成してカットすることが可能である。しかし、生産ライン280は、バッグ26を充填せず、それらをバス234からカットしなくてもよい。そのような例では、バス234に依然として取り付けられている未充填のバッグ26は、充填コンポーネント、閉塞コンポーネント、シーリング・コンポーネント、およびバッグ切断コンポーネントを有する機関または医療施設に、充填物受け入れセット24として提供され得る。これは、医療施設において必要とされるフロア・スペースの量を最小化することを助けることが可能である。そのような実施形態では、生産ライン280は、パッケージング・ステーションを含むことが可能であり、パッケージング・ステーションは、充填物受け入れセット24の周りにオーバー・パックを適用する。
ここで図54~図55を参照すると、医療用流体を生産およびパッケージングするための例示的なシステム10が示されている。示されているように、システム10は、クリーン・ルーム環境に設置されている。システム10は、エンクロージャー12を含む。例示的な実施形態において、エンクロージャーは、第1のセクション96および第2のセクション98へと仕切られている。図55に最良に示されているように(図55は、エンクロージャー12の一部分が透明になった状態で図54のシステム10を示している)、第1のセクション96は、医療用水生産デバイス14を収容することが可能である。代替的な実施形態において、医療用水生産デバイス14は、その出力がクリーン・ルームに配管された状態で、非クリーン・ルーム(または、より厳しくないクリーン・ルーム)環境にあってもよい。例示的な実施形態において、医療用水生産デバイス14は、蒸留デバイスとして示されており、蒸留デバイスは、複数のフィルター100(たとえば、木炭フィルターおよび/または逆浸透フィルター)によって前処理された水を受け入れる。第1のセクション96は、仕切り102を含むことが可能であり、仕切り102は、第1のセクションを高温コンパートメントおよび冷温コンパートメントへと分割する役割を果たす。エンクロージャー12の第1のセクション96の仕切り102および壁部は、必要に応じて断熱材を含むことが可能であり、システム10の中の他のどこかにある電子機器および表面が蒸留の間に高温にさらされることを防止する。また、第1のセクション96は、容易にクリーニング可能であるように設計された作業表面104を上部に備えてもよい。たとえば、図54に示されている作業表面は、丸みを帯びた角部を有しており、丸みを帯びた角部は、エリアがクリーニングの間に見逃される可能性を最小化する。作業表面104は、充填物受け入れセット24または個々のバッグ26のパッケージを開くために使用され、また、必要に応じてそれらを操作し、充填のためにシステム10の中へ据え付けるための準備ができた状態にするために使用され得る。また、エンクロージャー12の第1の部分96は、ユーザー・インターフェース106(たとえば、タッチ・スクリーンGUIなど)を含むことが可能である。このユーザー・インターフェース106は、医療用水生産デバイス14と相互作用するために使用され得る。また、ユーザー・インターフェース106は、(たとえば、作業表面104もしくは他のシステム10コンポーネントの拭き取りおよびクリーニングのために、または、充填物受け入れセット24の準備のために)チュートリアルの形態の視覚的ガイダンスを提供することが可能である。また、ユーザー・インターフェース106は、医療用水生産デバイス14と相互作用するために使用され得、また、設定の変更、ならびに/または、医療用水生産デバイス14の動作に関係する通知、警告、アラーム、および他のメッセージの表示を可能にする。
また、エンクロージャーの第2の部分98は、ユーザー・インターフェース108を含む。例示的な実施形態において、ユーザー・インターフェース108は、関節運動式のブーム110上に含まれている。ブーム110は、複数のジョイントを含むことが可能であり、複数のジョイントは、ユーザー・インターフェース108がユーザーによって便利な場所に変位されることを可能にすることができる。ユーザー・インターフェース108のベゼル112は、ユーザー・インターフェース108の変位を促進させることができる容易に把持可能なハンドルを含むことが可能である。ユーザー・インターフェース108は、たとえば、タッチ・スクリーンGUIであることが可能である。
ユーザー・インターフェース106、108は、充填物受け入れセット24または(示されている例では)個々のバッグ26を充填するシステム10のコンポーネントと相互作用するために使用され得る。また、ユーザー・インターフェース106、108は、病院、緊急治療センター、手術センター、または、同様の機関のさまざまな医療システムと相互作用するために使用され得る。そのようなシステム10は、医師オーダー入力システム、薬局オーダー・エントリー・システム、医療記録システム、連続的な品質改善システム、薬物エラー低減システム、在庫システム、実験室システム、薬物投与ライブラリなどを含むことが可能である。システム10とインターフェース接続することができる特定の例示的な医療システムは、2013年12月20日に出願された「Computer-Implemented Method, System, and Apparatus for Electronic Patient Care」という標題の米国出願第14/137,421号にさらに詳細に説明されており、その文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。そのようなシステムは、医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステム10の使用状況を追跡し、システム10に送られたオーダーを管理することが可能である。また、これらの他の医療システムは、システム10からの生産をモニタリングし、機関の中での実際のバッグ26の使用量(バッグ保管時間、ケア・エリアごとの溶液使用量、曜日ごとの需要など)に対する分析を実施することが可能である。バッグ26は、この目的のためにデータ収集を促進させるために、一意の識別子を含むことが可能であり、または、一意の識別子に関連付けられ得る。これらの識別子は、投与の前または間に読み取られ、流体が使用されたということ、および、恐らく、機関の中のどこで流体が使用されているかということを示すことが可能である。これは、より良好な在庫管理を可能にし、保管コストおよび保管スペース需要を最小化することが可能である。それは、システム10が「ジャスト・イン・タイム」在庫管理システムの一部として実行されることを可能にすることを助けることが可能である。追加的に、それは、追加的なチェックを可能にし、使用されている流体が特定の患者にとって正しい流体(正しい体積、濃度、用量、禁忌ではないなど)であるということを確認することが可能である。システム10のためのソフトウェア更新は、同様に、これらの他の医療システムを介して提供され得る。
いくつかの場合において、ユーザー・インターフェース108は、ユーザー信用証明のために使用され得、訓練されたまたは資格を有するユーザーのみが、医療用流体を生産およびパッケージングするためのシステム10を動作させることが可能であるということを保証する。これは、承認されたユーザーまたはパス・コードのデータベースに対してチェックされるバイオメトリクス、顔認証、パス・コード入力などを介して達成され得る。バイオメトリクスが使用される場合、ユーザー・インターフェース106、108またはシステム10の別の部分は、適当なセンサー(たとえば、カメラ、指紋スキャナーなど)を装備していることが可能である。
図55に最良に示されているように、エンクロージャー12の第2の部分98は、保管体積またはベイ120を含むことが可能である。保管ベイ120は、少なくとも1つのバッグ・フィーダー128を収容することが可能であり、少なくとも1つのバッグ・フィーダー128は、充填される準備ができている。例示的な実施形態において、2つのバッグ・フィーダー128が、ベイ120の中に収納されている。バッグ・フィーダー128は、ロール・カート122を介してシステム10の中へ据え付けられる。バッグ・フィーダー128は、付勢されたプラットフォーム124を含むことが可能である。バッグ26は、積み重ねられてプラットフォーム124の上に配置され得る。代替的な実施形態において、バッグ26は、充填物受け入れセット24の中に含まれ得、本明細書の他のどこかで説明されているものなどのようなマニホールド20を介して充填され得る。また、バッグ・フィーダー128は、上面126を含むことが可能であり、上面126は、オリフィスを含むことが可能であり、バッグ26は、オリフィスを通して押され得る。バッグ26が(たとえば、ロボット・マニピュレーター、ロボット・フリッパー、または真空グラスパーによって)スタックから除去されるときに、付勢されたプラットフォームは、バッグ・フィーダー128の上面に向けて前進することが可能である。これは、バッグ・フィーダー128が完全に使い切られるまで、別のバッグ26がスタックからの取り出しのために利用可能であるということを保証することが可能である。示されているように、プラットフォーム124のための付勢部材は、スプリングとして示されているが、しかし、プラットフォーム124を変位させる空気圧式の手段、液圧式の手段、または他の手段が、代替的な実施形態において使用され得る。
例示的な実施形態において、真空グラスパー130が、バッグ26をピックアップし、それらを充填ステーションまたはディスペンサーへ変位させるために含まれている。他の実施形態において、充填ノズル・アッセンブリが、最上部のバッグ26まで変位させられ、バッグ26上の充填ポートに連結され得る。バッグ26が投与セット28を通して充填される実施形態では、充填ノズルは、投与セット28上に含まれるアクセスと連結することが可能である。バッグ26は、充填のためにシステム10の充填コンパートメント132へ移送され得る。他の実施形態において、とりわけ、投与セット28または他の導管がバッグ26の中へ一体化されている実施形態では、フリッパーが使用され得る。フリッパーは、パドル部材を含むことが可能であり、パドル部材は、投与セット28チュービングまたは他の導管の経路の下を辿り、バッグ26の下に容易に入り、隣接するバッグ26からバッグ26を分離する。次いで、フリッパーは、バッグ26を充填ステーションに輸送することが可能である。任意の適切なビジョンまたはセンシング・システムが、追加的にまたは代替的に、スタックからのバッグ26の収集および輸送を補助するために使用され得る。
充填ノズルとバッグ26または投与セット28との間の接続が行われるときに、カップリング部材がクリーニングされ得る。たとえば、医療用水生産デバイス14としての役割を果たす蒸留デバイスからのベンティング・ポートは、カップリング表面上に高温蒸気を放出するように位置決めされ得る。代替的に、ベントされた高温蒸気は、充填ノズルを通過し、バッグ26またはセット28のカップリングにおいて放出され得る。
WFIなどのような公定の流体によってバッグ26を充填することが望まれる場合、流体は、医療用水生産デバイス14から提供され得る。システム10が混合流体によってバッグ26を充填するように配置されている実施形態では、(所望の場合には)システム10は、バルク・リザーバー40、42を含むことが可能である。例示の目的のために、バルク・リザーバー40、42は、5%デキストロースおよび30%生理食塩水としてそれぞれラベル付けされている。任意の他の適切なバルク・リザーバー40、42が利用され得、リザーバー40、42の内容物は、生産することが望まれる溶液に依存することとなる。溶液が多成分溶液(たとえば、リンガー溶液)である場合、溶液のさまざまな構成要素のためのバルク・リザーバー40、42が使用され得る。代替的に、その溶液のために必要な成分のすべての混合物の濃縮物を含有する単一のバルク・リザーバー40、42が使用され得る。システム10は、バッグ26に送るための流体を計量するポンピング装置134を含むことが可能である。流体は、所与のバッグ26の中に流体の所望の最終濃度を実現するように計量され得る。特定の例において、ポンピング装置134は、カセット・ベースのポンピング装置であることが可能である。1つのそのような例示的な装置は、2019年4月15日に出願された「Medical Treatment System and Methods Using a Plurality of Fluid Line」という標題の米国出願第16/384,082号(代理人整理番号第Z55号)に提供されており、その文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。システム10が混合流体によってバッグ26を充填する場合、システム10は、センシング・マニホールドを含むことが可能である。センシング・マニホールドは、組成をモニタリングする導電率および温度プローブを含むことが可能である。また、他のタイプの組成センサーが使用され得る。たとえば、システム10は、スペクトロメーター、濁度計、pHプローブ、流体成分のキラル特性をモニタリングするためのポラリメーターなどのようなセンサー、溶存イオン・センサー、溶存酸素センサー、酸化還元電位センサー、屈折計、TOCセンサーなどを含むことが可能である。また、同様のセンサーは、医療用水生産デバイス14からの出力をモニタリングすることが可能であり、または、その中に一体化され得る。また、バイオバーデン・センサーなどのような他のセンサーが含まれ得る。任意の混合物品質センサーからのデータは、分析のためにシステム10の制御システム15へ送られ得る。データは、所与の流体タイプに関する所定の許容限界または閾値と比較され得る。また、そのようなセンサーは、医療用水生産デバイス14によって行われる水品質試験に加えて、冗長チェックとして使用され得る。システム10がさまざまな流体を混合するために装備されている実施形態では、医療用水生産デバイス14からの流体ストリームの中へ濃縮物を消費する前に、品質読み取りを行うことが望ましい可能性がある。上記に説明されているセンサー、または、別のセンシング・マニホールドの中のセンサーは、医療用水生産デバイス14から出力されるWFI水の品質をチェックすることが可能である。
バッグ26が充填されると、それはシールされ、次いで、充填コンパートメント132を退出し、バケット136または同様のホルダーへ渡され得、バケット136は、バッグ26をコンベヤー・アッセンブリ138の上に配置する。コンベヤー・アッセンブリ138は、バッグ26をビンまたは同様の保管場所へ渡すことが可能であり、ビンは、バッグ26が投与のために必要とされるまで、バッグ26を保持する役割を果たすことが可能である。代替的に、コンベヤー・アッセンブリ138は、バッグ26を調合エリアへ搬送することが可能であり、調合エリアでは、追加的な医薬が、自動化された方式または手動の方式で、バッグ26に導入される。いくつかの実施形態において、コンベヤー・アッセンブリ138は、1つもしくは複数の自動化されたおよび/または人間の検査ステーションにバッグ26を渡すことが可能である。バッグ26は、特定の実施形態において、検疫ステーションへ搬送され得、バッグ26は、使用のために許可を与えられるまで、検疫ステーションの中に存在する。
いくつかの例において、センシング・アッセンブリが、システム10によって生産されるバッグ26をモニタリングするために含まれ得る。このセンシング・アッセンブリは、たとえば、バッグ26をイメージングする視覚センサーを含むことが可能である。プロセッサーは、イメージ分析を実施し、欠陥を有する可能性のあるバッグ26を選別して除くことが可能である。たとえば、プロセッサーは、目に見える粒子を有する、不適正なカラー、リーク、過度の空気、および、関心のある他の懸案事項を有する、バッグ26にフラグを立てることが可能である。
ここで図56を参照すると、医療用流体を生産およびパッケージングするための別の例示的なシステム10のトップダウン図が示されている。システム10は、本明細書で説明されているもののいずれかなどのような医療用水生産デバイス14を含むことが可能である。また、システム10は、混合回路348およびセンサー・スイート350を含むことが可能であり、センサー・スイート350は、医療用水生産デバイス14によって生産される精製水の品質、および、混合回路348の中に発生させられる混合流体をモニタリングすることが可能である。センサー・スイート350は、任意の数の異なるタイプの水品質センサーを含むことが可能である。本明細書で説明されている任意の水品質センサーが含まれ得る。混合回路348およびセンサー・スイート350は、図138に関連して説明されている例示的な混合回路348およびセンサー・スイート350であることが可能である。
また、システム10は、エンクロージャー12を含む。エンクロージャー12は、その中に含有されるシステム10のコンポーネントのためのクリーン・ルーム環境を提供することが可能である。また、エンクロージャー12自体が、クリーン・ルーム環境の中に含有され得る。そのような実施形態では、エンクロージャー12は、それが位置付けされている部屋より高いクリーン・ルーム標準において維持され得る。いくつかの実施形態において、エンクロージャー12は、ブロワー・システム(図56に示されていない)によって正圧に保持され得る。例示的な実施形態において、エンクロージャー12は、第1のセクション96および第2のセクション98へと仕切られている。これらのセクションのそれぞれは、わずかに異なる正圧において保持され得る。たとえば、第1のセクション96は、周囲の環境に対して正である第1の圧力において保持され得る。第2のセクション98は、第1の圧力よりも高い圧力において保持され得る。バッグ26の充填は、システム10の最も厳しく制御された環境の中で行うことが可能である。HEPAフィルターなどのようなさまざまなフィルターが含まれ得、正圧を維持するためにエンクロージャー12の中へ吹き込まれる任意の空気がクリーンであることを保証することを助けることが可能である。
第1のセクション96は、アンティチャンバーであることが可能であり、アンティチャンバーは、システム10によって使用されるさまざまな消耗品を準備するために利用され得る。たとえば、バッグ26のストック、または、バッグ26を事前装填されたマガジン30は、使用の間にアンティチャンバーの中に維持され得る。また、ストッパー・マガジン466(たとえば、図74Aを参照)が、アンティチャンバーの中にストックされ得る。また、サンプリング・バイアル532(たとえば、図103を参照)が、アンティチャンバーの中のストックの中に維持され得る。これは、システム10の動作の間にエンクロージャー12の内部にアクセスする必要性を最小化することを助けることが可能である。さまざまなラック、棚、ハンガー、コンパートメント、またはホルダーが、コンポーネント・ストックを整理することを補助するために含まれ得る。また、第1のセクション96は、バッグ26が事前定義された基準にしたがって充填されたことを検証するために使用され得る特定の試験機器を含むことが可能である。たとえば、第1のセクション96は、Wilmington MassachusettsのCharles River Laboratories,Inc.から入手可能なEndosafe nexgen-PTSなどのような、エンドトキシンまたはパイロジェン・テスターを含むことが可能である。追加的に、流体回路の中の任意のサンプリング・ポートは、アンティチャンバーを介してアクセス可能であり得る。第1のセクション96は、グローブ・ボックスとして構築され得、アンティチャンバーの中のコンポーネントと相互作用するために使用され得る少なくとも1つのペアのグローブ・インターフェース352を含むことが可能である。
第2のセクション98は、バッグ・フィーダー354、充填ステーション356、およびシーリング・ステーション358を含むことが可能である。バッグ26は、グローブ付きインターフェース352を介してユーザーによってバッグ・フィーダー354の中へ装填され得る。代替的に、充填物受け入れセット24が使用され得る。示されている例では、個々のバッグ26のバルク・コンテナもしくはカートリッジ、または、事前装填されたバッグ・ディスペンサー(たとえば、マガジン)が、アンティチャンバーの中に保持され得、バッグ26は、バッグ・フィーダー354の中に個別に据え付けられ得る。特定の実施形態において、異なる充填容量を有する異なるバッグ26タイプをそれぞれが保持する複数のバッグ・フィーダー354が含まれ得る。グラスパーを含むロボット・アーム360は、バッグ・フィーダー354からバッグ26を収集し、バッグ26を充填ステーション356へ変位させることが可能である。流体は、充填ステーション356においてバッグ26の中へディスペンスされ得る。この流体は、精製水(たとえば、WFI水など)であることが可能であり、または、図2Aおよび図2Bに関連して説明されているものと同様の混合サブシステムにおいて発生させられる流体の混合物であることが可能である。また、バッグ26は、たとえば図5A~図6に関連して上記に説明されているように、濃縮物を含むことが可能である。充填ステーション356から、ロボット・アーム360は、充填されたバッグ26をシーリング・ステーション358へ変位させることが可能である。バッグ26の内部体積へのアクセスは、(たとえば、ストッパリング、RF溶接などを介して)シーリング・ステーション358においてシールされて閉じられ得る。
シーリング・ステーション358から、バッグ26は、エンクロージャー12の第2のセクション98の中に含まれる検疫リポジトリ362へ移動させられ得る。バッグ26が充填されてシールされるとき、バッグ26は、いくらかの期間にわたって検疫リポジトリ362の中に留まることが可能である。たとえば、第1のバッグ26が検疫リポジトリ362の中に保管される前に、サンプリング・バイアル364は、充填ステーション356に持ち込まれ得る。ある体積の流体が、バイアル364にディスペンスされ得る。次いで、バイアル364は、上記に説明されているパイロジェン(たとえば、エンドトキシン)テスターなどのようなテスターに持って行かれ得る。検疫リポジトリ362が満杯になると、または、特定の数のバッグ26が検疫リポジトリ362の中に配置された後に、流体の別のバイアル364が、充填ステーション356において収集され得、テスターにおける第2のテストが実行され得る。制御システム15が検疫リポジトリ362からのバッグ26の解放を可能にするように、前検疫テストおよび後検疫テストの両方が合格することが要求され得る。
バッグ26が検疫部から解放されると、バッグ26はラベル付けされ得る。例示的な実施形態において、エンクロージャー12の第2のセクション98は、ラベラー366を含む。ラベラー366は、サーマル・プリンターなどのような任意の適切なラベラー366であることが可能である。サーマル・リボン転写タイプ・プリンターが、特定の実施形態において、とりわけ望ましい可能性がある。ラベラー366は、システム10によって生産されるバッグ26のそれぞれへのラベルの適用をもたらし促進させることが可能である。ラベルは、接着剤バッキングを介してバッグ26に接着され得る。ラベルは、識別特質、追跡情報、コンピューター可読のしるし、対応する患者情報、使用説明書などと同様に、任意の関連の法令または規制によって要求される情報を含むことが可能である。次いで、バッグ26は、出力368を通してエンクロージャー12から排出され得、出力368は、ゲート付きのまたはドア付きの進入口を有するシュートを含むことが可能である。バッグ26は、出力を通ってエンクロージャー12を退出することが可能であり、出力368の出口部に配設されているコンテナまたはコンベヤー(いずれも図56に示されていない)の中へ放出され得る。
ここで図57を参照すると、図56に示されているエンクロージャー12の側面図が示されている。示されているように、エンクロージャー12の第1のセクション96のサイド・パネル370は、アンティチャンバーの内部を見ることを可能にするように透明であるものとして示されている。示されているように、サイド・パネル370は、ポート372を含むことが可能である。グローブ・インターフェース352は、流体密封の様式でポート372の中へ装着され得る。グローブ・インターフェース352は、平均的な立っているまたは座っているユーザーにとって快適な高さに装着され得る。グローブ・インターフェース352は、滅菌バリアを提供することが可能であり、ユーザーは、滅菌バリアを通して、エンクロージャー12の中のシステム10のさまざまなコンポーネントを操作することが可能である。
ここで図58も参照すると、サイド・パネル370およびグローブ・インターフェース352が除去された状態の例示的なエンクロージャーの側面図が示されている。ハウジング12の第1のセクション96から第2のセクション98への複数のアクセス開口部が含まれ得る。これらのアクセス開口部は、バッグ装填ドア374、バッグ・フィーダー・ポート376、シーリング・ステーション・ポート378、およびバイアル・アクセス・ドア380を含むことが可能である。バッグ・フィーダー・ポート376は、バッグ・フィーダー354の一部分へのアクセスを可能にし、バッグ・フィーダー354が開かれることを可能にすることができ、バッグ26またはバッグ26の事前装填されたディスペンサー(たとえば、マガジンなど)が、バッグ・フィーダー354の中へ装填され得るようになっている。バッグ・フィーダー・ドア374は開けられることができ、バッグ26がバッグ・フィーダー354の中へ装填されるときに、バッグ26がエンクロージャー12の第1のセクション96から第2のセクション98へ渡されることを可能にするようになっている。シーリング・ステーション・ポート378は、開口部を提供することが可能であり、マガジン(たとえば、ストッパーの供給部を含有する)は、開口部を通してシーリング・ステーション358の中に据え付けられ得る。バイアル・アクセス・ドア380は、サンプル収集および試験のために、バイアルがエンクロージャー12の第2のセクション98に導入されることおよびそこから引き出されることを可能にすることができる。これらのコンポーネントとのすべての相互作用は、グローブ・インターフェース352を介していることが可能である。任意のドアは、クリーン・ルームに適当なヒンジ382を含むことが可能である。特定の実施形態において、ヒンジ382は、ディテント・ヒンジであることが可能であり、ディテント・ヒンジは、取り付けられているドアを所定の位置に保持し、そこからの不注意な変位に抵抗しようとする。また、そのようなヒンジは、ドアが所定の位置の範囲内で回転させられると、取り付けられているドアが所定の位置に到達することを支援することが可能である。たとえば、取り付けられているドアを閉じられた状態に保持しようとするディテント・ヒンジが使用され得る。任意のドアは、少なくとも1つのそれぞれの位置センサー384と対にされ得る。位置センサー384は、ドアが開いた状態であるかまたは閉じた状態であるかを検出することが可能である。任意の適切なタイプのセンサーが使用され得るが、しかし、誘導センサーまたは磁気センサー384が、特定の実施形態において好適である可能性がある。また、アンティチャンバー・ドア386が提供され得、アンティチャンバー・ドア386は、ロック可能なラッチ・メカニズム388を含むことが可能であり、ラッチ・メカニズム388は、アンティチャンバー・ドア386を閉位置に保持するために使用され得る。アンティチャンバー・ドア386は、上記に説明されているものと同様の少なくとも1つの位置センサー384と対にされ得る。システム10の制御システム15は、ドア位置センサー384からの出力をモニタリングすることが可能であり、ドアが開いているときにユーザー・インターフェース通知を発生させることが可能である。また、制御システム15は、ドアが開いている場合に、特定のアクションを禁止することが可能である。たとえば、バッグ26の充填は、ドアが開いたままである場合に禁止され得る。
ここで図59を参照すると、リザーバー・ディスペンサーの例示的な実施形態が示されている。例示的な実施形態において、リザーバー・ディスペンサーは、バッグ・フィーダー354として示されている。示されているように、バッグ・フィーダー354は、マガジン部分399およびハウジング・ブロック398を含むことが可能であり、ハウジング・ブロック398は、バッグ・フィーダー354の出口端部を形成することが可能である。いくつかの実施形態において、マガジン部分399は、ハウジング・ブロック398から分離可能であり得る。そのような実施形態では、マガジン部分399は、事前装填された状態で提供され、ハウジング・ブロック398に連結され、使用のためにバッグ・フィーダー354を準備することが可能である。例示的な実施形態において、マガジン部分399は、ハウジング・ブロック398と一体化され、ハウジング・ブロック398に固定される。マガジン部分399は、ユーザーによって開けられ、バッグ26を装填され得、システム10がバッグ26を消費するにつれてバッグ・フィーダー354を通してバッグ26を前進させることが可能である。いくつかの実施形態において、ストリッパー・クリップまたはマガジン・チャージャーが、マガジン部分399の装填を促進させるように提供され得る。事前装填されたマガジン部分399またはストリッパー・クリップが使用される場合、これらのアイテムは、オーバー・パック60の中にクリーンで滅菌された状態で提供されることが可能であり、オーバー・パック60は、マガジンまたはストリッパー・クリップがアンティチャンバーに進入して使用の準備ができると取り去られる。
例示的な実施形態において、マガジン部分399は、複数のガイド390を含む。ガイド390は、バッグ26から延在するチュービングまたはポート392を受け入れるようにサイズ決めされ得る。例示的な実施形態において、ポート392のうちの1つは、フィン394を含み、フィン394は、ガイド390のうちの1つの上に載ることが可能であり、バッグがガイド390から吊り下がることを可能にするようになっている。例では、ガイド390は、互いに平行に延在するレールのペアとして構築されている。スロットが、ガイド390のそれぞれを構成するレール間に存在していることが可能であり、バッグ26のポート392を受け入れるのに十分な幅を有することが可能である。例示的なガイド390は、ハウジング・ブロック398から延在している。ハウジング・ブロック398は、バッグ26がアンティチャンバーからエンクロージャー12の第2のセクション98の中へ給送されるときに、ポート392が通過するためのチャネル400を含むことが可能である。
いくつかの実施形態において、ブロッキング・プレート405(図64の中の実施形態を参照)が、ガイド390間に含まれ得る。これは、ポート392がガイド390間の空間の中へ変位されることを防止することによって、ユーザーがバッグ・フィーダー354の中にバッグ26を誤って装填することを防止することを補助することが可能である。また、いくつかの実施形態において、ストレイトナー部材407(図64の実施形態を参照)が含まれ得る。ストレイトナー部材407は、ガイド390に対して平行に延在することが可能であり、バッグ26が歪んだ配向でガイド390の中に吊り下がることを阻止するように位置決めされ得る。ストレイトナー部材407は、バッグ26のポート392からそのバッグ26の最も近い側縁部までの距離に少なくとも等しい距離だけ、ガイド390から間隔を置いて配置され得る。
また、バッグ・フィーダー354のマガジン部分399は、フォロワーを含むことが可能であり、フォロワーは、例示的な実施形態において、フィード・プレート396として示されている。フィード・プレート396は、付勢部材401(図64に最良に示されている)を介してハウジング・ブロック398に連結され得、付勢部材401は、フィード・プレート396をハウジング・ブロック398に向けて促す。付勢部材401は、さまざまな例において定力スプリングであることが可能である。任意の他の適切なアクチュエーターが、フィード・プレート396をハウジング・ブロック398に向けて駆動するために使用され得る。また、1対のスタンドオフ402が、ハウジング・ブロック398から延在することが可能である。スタンドオフ402は、フィード・プレート・リテイナー403に連結され得る。例示的な実施形態において、ラッチ406を含むことができるラッチ・プレート404が示されている。フィード・プレート396は、プランジャー408に連結され得、プランジャー408は、グローブ・インターフェース352を介して引っ張られ、フィード・プレート396を後退させることが可能である。ラッチ406は、フィード・プレート396とインターフェース接続し、フィード・プレート396を後退位置に保つことが可能であり、後退位置では、フィード・プレート396は、ガイド390からある距離を置いて配置されている。これは、ユーザーがバッグ26をマガジン部分399の中へ装填することを可能にすることができる。代替的な実施形態において、図73に関連して説明されているものと同様の磁気ラッチング構成体が、ラッチ406の代わりに使用され得る。
いくつかの実施形態において、ラッチ406は、(たとえば、トーション・スプリングを介して)ラッチング位置に向けて付勢され得る。フィード・プレート396がプランジャー408を介して引き出されるときに、ラッチ406は、邪魔にならないように押しのけられ、フィード・プレート396が事前定義された開位置まで引き出されたときに、フィード・プレート396とのラッチング係合へと自動的に変位することが可能である。ラッチ406は、スロープ付きのまたは傾斜付きの面410(たとえば、図61を参照)を含むことが可能であり、それは、フィード・プレート396がラッチ406と接触した状態に引き出されるときに、妨害配向からのラッチ406の移動を促進させることが可能である。また、ラッチ406は、窪み部412を含むことが可能であり、窪み部412は、グローブ・インターフェース352を通したラッチ406の動作を補助することが可能である。
ここで図60を参照すると、図59の例示的なバッグ・フィーダー354が、バッグ26を完全に装填された状態で示されている。例示的な実施形態において、バッグ・フィーダー354は、16個のバッグ26の容量を有しているが、しかし、代替的な実施形態では、より多いまたはより少ない数のバッグ26が、据え付けられることができる可能性もある。満杯になると、および、ここで図61も参照すると、ラッチ406は、フィード・プレート396との係合から外れるように変位され得る。次いで、例示的なフィード・プレート396は、フィード・プレート396をハウジング・ブロック398に接続する付勢部材401(図64に最良に示されている)によって働かされる力の下で、バッグ・フィーダー354の中の最後のバッグ26と接触するように変位することが可能である。
ここで図62を参照すると、フィード・プレート396は、バッグ・フィーダー354の中に据え付けられている最後のバッグ26に対して所定の位置に示されている。示されているように、フィード・プレート396は、2つの細長い部材414に沿ってスライドすることが可能である。また、細長い部材414のうちの少なくとも1つは、ガイド390のうちの1つを形成するロッドのうちの1つとして作用することが可能である。また、フィード・プレート396は、突起部416を含むことが可能であり、突起部416は、バッグ26のポート392を押し付けるように間隔を置いて配置され得る。これは、バッグ26がバッグ・フィーダー354の中にコンパクトで空間効率的な様式で保持されることを保証することを助けることが可能である。突起部416は、それぞれのガイド390のスロットの中にフィットするようにサイズ決めされ得る。追加的に、突起部416は、フィード・プレート396が細長い部材414に沿ってその変位範囲の端部まで変位されるときに、マガジン部分399の中に装填されている最後のバッグ26が、ハウジング・ブロック398の中のチャネル400を通って適当な距離だけ前進することができることを保証することが可能である。フィード・プレート396は、それがハウジング・ブロック398のストップ面397(図59を参照)に対して引き寄せられるときに、その変位範囲の端部にあることが可能である。突起部416は、いくつかの例において、ストップ面397からリテンション・ピン420までの距離に少なくとも等しい距離だけ延在することが可能である。他の例では、突起部416は、ストップ面397からリテンション・ピン420までの距離からポート392の直径の所定のパーセンテージをマイナスしたものに等しい距離だけ延在することが可能である。
図63を主に参照すると、システム10のロボット・アーム360(説明のために図示せず、たとえば図56を参照)に取り付けられているグリッパーまたはグラスパー418は、必要に応じてバッグ・フィーダー354からバッグ26を収集することが可能である。示されているように、ガイド390のそれぞれは、1つまたは複数のリテンション・ピン420に関連付けられ得る。リテンション・ピン420は、フィード・プレート396によって働かされる力に対抗して、バッグ・フィーダー354の中の最前部のバッグ26を保持することが可能である。例示的な実施形態において、それぞれのチャネル400の対向する側に2つのリテンション・ピン420が含まれている。例示的なリテンション・ピン420は、ハウジング・ブロック398のチャネル400を通って移行するバッグ26の経路の中へ突出し、それぞれのバッグ26に取り付けられているポート392の通過を妨害するように配設され得る。いくつかの実施形態において、リテンション・ピン420は、ガイド390の軸線に対して10°~20°(たとえば、15°)の角度で配設され得る。
リテンション・ピン420は、妨害位置に付勢され得るが、引き出された位置へ変位可能であり得、引き出された位置では、リテンション・ピン420が、ハウジング・ブロック398の中へ少なくとも部分的に押圧され、バッグ26の移行経路と干渉しないように押圧される。特定の実施形態において、および、図64に示されているように、グラスパー418は、開いているときに、グラスパー418のジョー422A、Bが適当に間隔を置いて配置され得るように構成され得、グラスパー418がバッグ・フィーダー354に向けて前進させられるときに、リテンション・ピン420を妨害位置から引き出された位置へ作動させるようになっている。グラスパー418がバッグ・フィーダー354へ変位されるときに、ジョー422A、Bは、リテンション・ピン420を後退状態へと押圧することが可能である。ジョー422A、Bは、バッグ26上のポート392のフィン394を支持することが可能であり、リテンション・ピン420が後退されているときに、バッグ26が落下しないようになっている。フィード・プレート396によって働かされる力は、最前部のバッグ26をグラスパー418ジョーA、Bの中へ押し込むことを補助することが可能である。フィード・プレート396によって働かされる力の下でのグラスパー418材料およびポート392の摩擦係数は、ジョー422A、Bの閉鎖の前にバッグ26を適切な場所に保持するのに十分であることが可能である。同様のリテンション・ピン420は、図54~図55に関連して説明されているバッグ・フィーダー28の中へ組み込まれ得る。
グラスパー418は、ドライバー419を含むことが可能であり、ドライバー419は、ジョー422A、Bを変位させるための1つまたは複数のアクチュエーターを含む。追加的に、ジョー位置センサー423が含まれ得る。ジョー位置センサー423は、磁場ベースのセンサー(たとえば、誘導センサーまたはホール効果センサーなど)を介して、ジョー422A、Bの場所をモニタリングすることが可能である。システム10の制御システム15は、ジョー位置センサー423の出力をチェックし、バッグ26がグラスパー418によって適正に把持されたかどうかを決定することが可能である。いくつかの実施形態において、制御システム15は、ジョー位置センサー423の位置出力を許容可能な位置の事前定義された範囲と比較することが可能である。ジョー422A、Bがそれらの変位範囲の極限まで変位される(たとえば、完全に閉じた)場合に、制御システム15は、グラスパー418がバッグ26を取り逃したということを推論することが可能である。ジョー422A、Bが、事前定義された範囲の外側で変位するが、変位範囲の極限まで範囲しない場合には、制御システム15は、グラスパーが不適正に把持した(たとえば、図65に示されているようにポート392を取り囲んで閉じるのとは対照的に、ポート392のセグメントを部分的にのみ把持した)ということを推論することが可能である。制御システム15が、ジョー位置センサー423の位置出力が事前定義された範囲から外れているということを決定するときには、制御システム15は、再試行するようにグラスパー418に命令することが可能である。制御システム15がエラーを発生させることができる前に、許容される再試行の数に対して上限が存在することが可能である。バッグ26がバッグ・フィーダー354から取り出されるときに、ジョー位置センサー423がモニタリングされ得るが、制御システム15は、バッグ26がシステム10の中で把持418される任意の他のときに、このチェックを実施することも可能である。
ここで、図65を主に参照すると、ジョー422A、Bがポート392を取り囲んで閉じられると、最前部のバッグ26は、バッグ・フィーダー354から除去され、ロボット・アーム360によって(図示を容易にするために、ロボット・アーム360のグリッパー418のみが示されている)、たとえば、充填ステーション356へ変位され得る。フィード・プレート396は、それをハウジング・ブロック398に取り付ける付勢部材401(図64に最良に示されている)の力の下で前進することが可能である。追加的に、グリッパー418がバッグ・フィーダー354から離れるように変位されるときに、リテンション・ピン420は、妨害位置へ戻るように促され得る。したがって、バッグ・フィーダー354の中の次のバッグ26が前進させられ、グリッパー418による収集のための準備がされることが可能である。
ここで図66を参照すると、例示的な充填ステーション356が示されている。示されているように、充填ステーション356は、充填ノズル430を含むことが可能であり、充填ノズル430は、流体入力ライン432に接続され得る。流体入力ライン432は、センサー・スイート350を通過されて許容可能であると見なされた精製水または混合流体(たとえば、生理食塩水)を運搬することが可能である。充填ノズル430は、ドレイン434の上方にドレイン434とアライメント状態で配設され得る。ドレイン入口部434は、ドレイン導管436につながるテーパー付きの漏斗のような開口部を含むことが可能である。示されているように、ドレイン導管436は、流体入力ライン432よりも大きい直径を有している。例では、ドレイン導管436の直径は、流体入力ライン432の直径の3倍であることが可能である。これは、ドレイン導管436が充填ノズル430からの望ましくないフローまたはドリップを運搬する容量を有するということを保証することを助けることが可能である。
また、充填ステーション354は、充填ステーション・ハウジング・ブロック438から延在するバック・プレート442を含むことが可能である。バック・プレート442は、バッグ特質センサー444A、B、Cのための複数の装着ポイントを含むことが可能である。バッグ特質センサー444A~Cは、システム10とともに利用され得るさまざまなバッグの差別化性状についてのデータを収集することができる任意の適切なセンサーであることが可能である。バッグ特質センサー444A~Cは、バッグ26材料の存在または不存在、カラー、形状、サイズなどをセンシングすることが可能である。好ましくは、バッグ特質センサー444A~Cは、充填ステーション356において適切な場所にあるバッグ26の少なくとも体積を識別するのに十分である。したがって、バッグ特質センサー444A、B、Cは、いくつかの例において、リザーバー体積センシング・アッセンブリを形成することが可能である。
例示的な実施形態において、バッグ特質センサー444A~Cは、充填ステーション356上にドッキングされているバッグ26のタイプを決定するのに十分な情報を収集するように位置決めされている。例示的なバッグ特質センサー444A~Cは、たとえば、ビーム・ブレークまたは反射ベースのセンサーであることが可能であり、それは、その付近におけるバッグ材料の存在または不存在を決定することが可能である。例示的な実施形態において、バッグ存在検出器444Bが含まれており、バッグ26が充填ステーション354の中にドッキングされたかどうかを決定することが可能である。バッグ存在検出器444Bは、システム10の中で使用され得るさまざまなタイプのバッグ26(たとえば、ミニ・バッグから1リットル以上の容量まで)のいずれかを検出することができる位置において、バック・プレート442の上に装着され得る。バッグ26が充填ステーション356において適切な場所にあるということをバッグ存在検出器444Bが検出しない場合に、充填ステーション356は、制御システム15を介して液体をディスペンスすることを抑制され得る。バッグ幅検出器444Aは、バッグ26の幅が特定の値よりも大きいかどうかを検出することができるバック・プレート442の上の場所に含まれて装着され得る。幅検出器444Aは、(その長さにかかわらず)閾値幅値よりも大きい幅を有する任意のバッグ26が幅検出器444Aによってピックアップされることとなることを保証するように、充填ノズル430のより近位に設置され得る。バッグ長さ検出器444Cは、バッグ26が特定の値よりも長いかどうかを検出できる場所において、バック・プレート442の上に装着され得る。バッグ長さ検出器444Cは、充填ノズル430の最も遠位に配設され得る。バッグ特質センサー444A~Cによって収集されたデータに基づいて、制御システム15は、充填ステーション356の中にドッキングされるバッグ26のタイプを決定することが可能である。制御システム15は、たとえば、バッグ特質センサー444A~Cから収集されたデータに基づいて、バッグ26の意図された充填体積を決定し、バッグ26が過充填されないことを保証することが可能である。バッグ特質センサー444A~Cのそれぞれの出力に基づいて意図されたバッグ26充填体積を決定するために、ルックアップ・テーブルなどが使用され得る。他の実施形態は、追加的なバッグ特質センサー444A~Cを含むことが可能である。たとえば、特定の実施形態は、追加的な幅または長さ検出器444A、Cを含み、バッグ26寸法に関係付けられる追加的なデータを提供することが可能である。いくつかの実施形態において、それぞれのバッグ特質センサー444A~Cは、冗長センサーを伴っていてもよい。
例示的な実施形態において、ドレイン入口部434および取り付けられているドレイン導管436は、充填ステーション・ハウジング・ブロック438に枢動可能にまたはその他の方法で変位可能に連結され得る。バッグ26がグラスパー418によって充填ステーション356に導入されるときに、グラスパー418のジョー422A、Bは、ドレイン入口部434およびドレイン導管436を後退位置へ駆動することが可能である。図67に示されているように、充填ステーション356は、充填ステーション・グラスパー440を含むことが可能である。充填ステーション・グラスパー440は、バッグ26のポート392を受け入れるために、グラスパー・ドライバー446によって開かれ、また、ロボット・アーム360(たとえば、図56を参照)が事前プログラムされたバッグ26ドッキング座標まで変位すると、駆動されて閉じられ得る。充填ステーション・グラスパー440およびロボット・アーム360の協働は、制御システム15によって指揮され得る。
図68に示されているように、ロボット・アーム360(たとえば、図56を参照)に取り付けられているグラスパー418は、バッグ26の充填の間に充填ステーション356から離れるように変位され得る。グラスパー418は、充填ステーション356上にドッキングされているバッグ26が充填されているときに、エンクロージャー12の中で他の動作を実施するために使用され得る。たとえば、グラスパー418は、バッグ26が充填ステーション356において充填されている間に、検疫リポジトリ362から完成したバッグ26を取り出し、ラベル付けし、およびディスペンスするために使用され得る。バッグ26が(たとえば、センサー・スイート350の中の1つまたは複数の流量計によって示されるように)所望の量まで充填されると、グラスパー418は戻り、充填されたバッグ26を充填ステーション354から収集することが可能である。図69に示されているように、グラスパー418のジョー422A、Bは、充填されたバッグ26のポート392を取り囲んで閉じられるように作動され得、また、充填ステーション・グラスパー440は、グラスパー・ドライバー446によって開くように駆動され得る。特定の実施形態において、ロボット・アーム360は、さまざまな状況下において、充填ステーション356から離れるように変位されなくてもよい。たとえば、小さな100mLバッグ26が充填されることとなる場合、バッグ26の充填時間は極小であるべきなので、ロボット・アーム360は、適切な場所に留まることが可能である。大きなバッグ26(たとえば、数リットル)が充填される場合、充填時間は、ロボット・アーム360が1つまたは複数の他のタスクを完了することを可能にすることとなる持続期間を有することが可能であるので、グラスパー418は、充填ステーション356から離れるように変位され得る。
ここで図70を参照すると、グラスパー418は、充填されたバッグ26を充填ステーション356から除去することが可能である。充填されたバッグ26は、充填ステーション356から取り出した後に、シーリング・ステーション358に持って行かれ得る。示されているように、ドレイン入口部434は、バッグ26が充填ステーション356から収集されたときに、充填ノズル430とのアライメント状態に自動的に戻ることが可能である。アライメント位置へのドレイン入口部434のこの自動的な戻りを促進させるために、付勢部材(たとえば、図71Bの付勢部材454を参照)が含まれ得る。
ここで図71Aおよび図71Bも参照すると、ドレイン入口部434は、フランジ448に取り付けられ得、フランジ448は、ドレイン入口部434を充填ステーション・ハウジング・ブロック438に枢動可能に装着することが可能である。フランジ448は、トラック450を含むことが可能であり、充填ステーション・ハウジング・ブロック438から延在するピン452が、トラック450の中に配設されている。トラック450の中のピン452が充填ステーション・ハウジング・ブロック438に取り付けられているときに、ピン452は、静止したままであることが可能である。少なくとも1つの付勢部材454が、ピン452に連結されるだけでなく、フランジ448上に含まれる装着ピン456にも連結され得る。装着ピン456は、フランジ448およびドレイン入口部434とともに変位可能であり得る。例では、1つの付勢部材454が描かれており、引張スプリングとして示されているが、他のタイプの付勢部材454が、代替的な実施形態において使用され得る。示されているように、ドレイン入口部434が変位されるときに、トラック450は、静止ピン452に沿って進むことが可能である。装着ピン456と静止ピン452との間の距離は、増加することが可能であり、付勢部材454は伸長され得る(たとえば、図71Bを参照)。付勢部材454が復元するとき(たとえば、バッグ26が充填されて除去された後に)、2つのピン452、456の間の距離が最小化されるかまたは付勢部材454がレスト状態に戻るまで、トラック450は、ピン452に沿って進むことが可能である。示されているように、これは、充填ノズル430に対して整合された状態に戻るように、ドレイン入口部434を自動的に枢動させることが可能である(たとえば、図71Aを参照)。
示されているように、充填ステーション356は、ドレイン入口部センサー437を含むことが可能である。ドレイン入口部センサー437は、ドレイン入口部434の場所をモニタリングすることが可能である。ドレイン入口部センサー437は、任意の適切なセンサー、たとえば、磁場センサー(たとえば、誘導センサーまたはホール効果センサーなど)であることが可能である。いくつかの実施形態において、ドレイン入口部434またはフランジは、ドレイン入口部センサー437によってモニタリングされ得る磁性体または金属体を含むことが可能である。ドレイン入口部センサー437は、代替的に、光学センサーであることが可能である。制御システム15は、ドレイン入口部センサー437から出力信号を受信し、ドレイン入口部434が予期される位置に配設されていることを保証することが可能である。たとえば、制御システム15は、バッグ26が充填されて除去された後に、ドレイン入口部434が充填ノズル430に対して整合された状態に戻ることを検証することが可能である。追加的に、制御システム15は、充填ノズル430のフラッシュまたは流体回路の消毒を命令する前に、ドレイン入口部センサー437の出力をチェックし、ドレイン入口部434が充填ノズル430の下で整合された状態にあるということを保証することが可能である。消毒の間に、高温の精製水が、流体回路を通して送達され、充填ノズル430を通してドレイン入口部434の中へ廃棄され得る。
ここで図72を参照すると、シーリング・ステーション358の例示的な実施形態が示されている。示されているように、シーリング・ステーション358は、ベース・プレート460を含むことが可能である。ラム・ドライバー462が、ベース・プレート460に装着され得る。ラム・ドライバー462は、ストッパーをバッグ26のポート392の中へ駆動することができるラム464の変位を実現することが可能である。いくつかの実施形態において、ラム・ドライバー464は、バッグ26のストッパリングの間にストッパー476に対して少なくとも100lbsの力を働かせることが可能であり得る。レスト463が、ベース・プレート460に取り付けられ得る。バッグ26を保持するグラスパー418は、バッグ26のシーリングの間にレスト463のドッキング面(たとえば、上面)上にドッキングされ得、ラム・ドライバー462によって働かされる力に対してグラスパー418を突き当てるようになっている。例示的な実施形態において、レスト463は、金属棚として示されているが、任意の適切な材料が使用され得る。例では、2つのレスト463が示されている。また、レスト463は、ガイドとして作用することも可能である。示されているように、2つのレスト463は、ギャップによって間隔を離して配置され得、ギャップは、バッグ26がレスト463間に位置決めされることを可能にすることができる。バッグ26は、このギャップの中へ変位され、ラム464の変位の軸線とアライメント状態でバッグ26ポート392を位置決めすることを補助することが可能である。
また、例示的な実施形態においてストッパー・マガジン466として示されているストッパー・ディスペンサーが、例示的なシーリング・ステーション358の中に含まれている。ストッパー・マガジン466は、シーリング・ステーション358の中のマガジン受容部468の中へドッキングすることが可能である。ストッパー・マガジン466は、開口部472を含むことが可能であり、開口部472は、ストッパー・マガジン466がマガジン受容部468において適切な場所にあるときに、ラム464の通過を可能にするように整合およびサイズ決めされている。フォロワー・アッセンブリ470は、ストッパーがディスペンスされるときに、ストッパー・マガジン466を通してストッパーを自動的に前進させるために含まれ得る。
ここで図73を参照すると、例示的な実施形態において、ストッパー・マガジン466は、事前装填された状態で提供され得る。ストッパー・マガジン466は、オーバー・パック60の中にクリーンで滅菌した状態でパッケージングされ得、オーバー・パック60は、システム10のアンティチャンバーの中で開けられ得る。例示的な実施形態において、ストッパー・マガジン466は、22個のストッパー476の容量を有しているが、しかし、他の実施形態では、ストッパー・マガジン466の容量は、より少なくてもよく、または、より大きくてもよい。例示的な実施形態において、カバー・プレート474(たとえば、図72を参照)は、ストッパー476を示すように除去されている。ストッパー・マガジン466をそのオーバー・パック60から除去した後に、ストッパー・マガジン466は、マガジン受容部472上にドッキングされ得る。特定の実施形態において、マガジン受容部472は、さまざまな異なるストッパー・マガジン466の種類を受け入れることが可能である。たとえば、特定の実施形態は、本明細書で示されて説明されているストッパー・マガジン466のいずれかを受け入れることができるマガジン受容部472を有することが可能である。これは、ユーザーが所望の通りに異なる容量のストッパー・マガジン466を使用することを可能にすることができる。いくつかの実施形態において、ストッパー・マガジン466は、除去可能なマガジンでなくてもよい。その代わりに、固定されたマガジンが含まれてもよく、固定されたマガジンは、システム10のオペレーターによって、ベース・プレート460上の適切な場所にある間に、手動で装填されるか、または、スピード・ローダーの支援を受けて装填される。
例示的なストッパー・マガジン466をシーリング・ステーション358の中へ装填するために、フォロワー・アッセンブリ470は、ユーザーによって後退され得る。示されているように、フォロワー・アッセンブリ470は、ハンドル478を含むことが可能である。ハンドル478は、ユーザーがグローブ付きインターフェース352を介してフォロワー・アッセンブリ470のフォロワー482を装填状態へと容易に引っ張ることを可能にすることができる。いくつかの実施形態において、図59に示されているものと同様のラッチが、フォロワー・アッセンブリ470を開状態に保つために含まれ得る。フォロワー・アッセンブリ470が装填状態にあるときに、フォロワー482は、マガジン受容部472上の適切な場所においてストッパー・マガジン466を嵌合させるのに十分なクリアランスが存在するポイントまで変位され得る。
ハンドル478は、フォロワー・ブロック480に連結され得る。フォロワー・ブロック480は、フォロワー482を含むことが可能である。フォロワー・ブロック480は、付勢部材484を介してマガジン受容部472に連結され得る。例示的な実施形態において、付勢部材484は、定力スプリングとして示されているが、しかし、他の実施形態では、他のタイプの付勢部材484が使用され得る。付勢部材484は、フォロワー・ブロック480に対して力を働かせることが可能であり、それは、ストッパー・マガジン466の中の最後の1つまたは複数のストッパー476と密接に接触した状態にフォロワー482を維持する。フォロワー・ブロック480は、1つまたは複数のフォロワー・ガイド502に沿って変位することが可能であり、1つまたは複数のフォロワー・ガイド502は、所定の経路に沿ってフォロワー482の移動を拘束する。例示的な実施形態において、エンド・ブロック504が、マガジン受容部472に対して最も遠位にあるガイド502の端部上に含まれている。エンド・ブロックは、磁石500を含むことが可能である。磁石500は、フォロワー・ブロック480の金属部分と相互作用することが可能であり、ストッパー・マガジン466の装填を行う間に、フォロワー・アッセンブリ470を開位置に保つようになっている。
例示的なストッパー・マガジン466が、マルチ・カラム・マガジンとして示されている。フォロワー482は、互い違いにする突起部(staggering projection)486を含み、互い違いにする突起部486は、フォロワー482のストッパー接触部分から延在している。互い違いにする突起部486は、ストッパー・マガジン466が使い切られるときに、ストッパー476の秩序あるフィーディングを保証することを補助することが可能である。互い違いにする突起部486は、1つのカラムの中のストッパー476が隣接するカラムの中のストッパー476からオフセットされることを助長することが可能である。これは、詰まりを防止することを補助し、複数のカラムからストッパー・マガジン466の中の開口部472(たとえば、図72を参照)への単一のストッパー466の移動を促進させることが可能である。
ここで図74Aおよび図74Bも参照すると、例示的なストッパー・マガジン466の図が示されている。示されているように、ストッパー・マガジン466は、マガジン本体部508を含むことが可能である。マガジン本体部508は、その中に凹んでいる複数のストッパー・トラフ510を含むことが可能である。ディバイダー壁部488は、それぞれのトラフ510を分離し、それを部分的に画定することが可能である。また、ストッパー・マガジン466は、それぞれのトラフ510の側面に位置するリッジ部490を含むことが可能である。任意のディバイダー壁部488およびリッジ部490は、互いに等しい高さになっていることが可能である。いくつかの例において、ストッパー476は、変化する直径のセクションを含むことが可能である。リッジ部490および分割壁部488は、ストッパー476がより大きい直径に移行するストッパー476上のステップ領域512が、リッジ部490および分割壁部488の上面に沿って進むことができるように選択される高さを有することが可能である。また、示されているように、ストッパー・マガジン466は、スリット492を含むことが可能である。スリット492は、フォロワー482を含むフォロワー・アッセンブリ470の一部分の通過がストッパー・マガジン466の中へ入ることおよびストッパー・マガジン466の中で変位することを可能にすることができる。
例示的な実施形態において、ストッパー・マガジン466は、嵌合機能を含み、嵌合機能は、マガジン受容部472上へのストッパー・マガジン466の装着を促進させることが可能である。例示的な実施形態において、2つの装着ピンまたは嵌合ピン494が、ストッパー・マガジン466の中に含まれている。これらの嵌合ピン494は、マガジン受容部472の中のアライメント孔の中に受け入れられ得る。特定の実施形態において、嵌合ピン494、アライメント孔の一部分、または、その両方は、磁気を帯びていることが可能である。これは、ストッパー・マガジン466がマガジン受容部472の中の適切な場所に磁気的に連結されることを可能にすることができる。また、マガジン受容部472は、マガジン・センサー473(たとえば、図77Bを参照)を含むことが可能である。マガジン受容部472の中へのストッパー・マガジン466の適正な嵌合を記録することができるホール効果または誘導センサーが、いくつかの例において使用され得る。また、ストッパー・マガジン466がマガジン受容部472の中に装着されているかどうかをモニタリングするために、他のタイプのセンサー(たとえば、マイクロ・スイッチ、光学センサー、ボタン・タイプ・センサーなど)が使用され得る。いくつかの実施形態において、磁気マガジン・センサー473によるセンシングのための磁性体が、ストッパー・マガジン466の中の他のどこかに含まれ得る。いくつかの実施形態において、システム10の制御システム15は、ストッパー・マガジン466がマガジン受容部472の中に装着されているということをマガジン・センサー473が示さない限り、ラム464の変位を許容しないことが可能である。
ここで図75~図77Bも参照すると、ストッパー・マガジン466は、ブロッキング・エレメントを含むことが可能であり、ブロッキング・エレメントは、ストッパー・マガジン466からのストッパー476の時期尚早の解放を抑制する。例示的なストッパー・マガジン466は、変位可能なハンドル496を含む。変位可能なハンドル496は、ループ、フランジ、または、同様の機能を含むことが可能であり、それは、ユーザーがシステム10のグローブ・インターフェース352を通して変位可能なハンドル496を容易に引っ張ることを可能にする。変位可能なハンドル496は、出口カバー498に連結され得る(たとえば、図74Aを参照)。出口カバー498は、ストッパー・マガジン466からのストッパー476の退出を阻止することが可能である。変位可能なハンドル496は、出口カバー498と一体になっていることが可能であり(図74Bに最良に示されている)、または、リンケージを介してそれに連結され得る。ユーザーが変位可能なハンドル496を変位させるときに、出口カバー498は、ブロッキング位置から離れるように変位されるかまたは引き出され、ストッパー・マガジン466から外へのストッパー476の通過を可能にすることが可能である。変位可能なハンドル496は、ストッパー・マガジン466の本体部508の中に含まれるガイド・スロット506に沿って変位され得る。いくつかの実施形態において、変位可能なハンドル496は、使用前にストッパー・マガジン466から完全に除去され得る。
動作時に、および、図75に示されているように、ユーザーは、引き出された状態への出口カバー498の作動の前に、ストッパー・マガジン466の中のストッパー476に対してフォロワー482を位置決めすることが可能である。したがって、出口カバー498および変位可能なハンドル496が、図76~図77Aに示されているように変位されるときに、ストッパー・マガジン466からの退出ポート514と整合されたストッパー476は、付勢部材484を介してフォロワー482を通して働かされる力の印加を介して、ストッパー・マガジン466の中に摩擦的に保たれ得る。このストッパー476のヘッド部分のみが、ストッパー・マガジン466に対して適切な場所に摩擦的に保持され得る。ストッパー476のステム部分は、ストッパー・マガジン466と接触していない状態であることが可能である。フォロワー482がストッパー476に対抗して配備され、出口カバー498が引き出された状態で、シーリング・ステーション358は、準備完了状態にあると考えられ得る。
ここで図78を参照すると、シーリング・ステーション358が準備完了状態にあるときに、ロボット・アーム360は、グリッパー410を介してバッグ26をシーリング・ステーション358へ変位させることが可能である。グリッパー410は、シールされることとなるバッグ26のポート392を、ストッパー・マガジン466の退出ポート514の下に整合させることが可能である。制御システム15は、ストッパー・マガジン466の開口部472を通してラム464を変位させるように、ラム・ドライバー462に命令することが可能である。ラム464は、ストッパー476のヘッド部分に接触することが可能であり、ストッパー476は、ラム464とともに変位し始めることが可能である。例示的な実施形態において、駆動されたストッパー476は、それがバッグ26のポート392に向けて変位されるときに、ストッパー・マガジン466のガイド部分516に沿ってトラベルすることが可能である。このガイド部分516は、ストッパー476がポート392の軸線と実質的に一致して変位することを保証することが可能である。ストッパー476のステムまたはより小さい直径の部分は、ストッパー476がストッパー・マガジン466のガイド部分516を越えて変位する前に、バッグ26のポート392に進入することが可能である。ラム464は、ストッパー476のステップ512がポート392の頂部に突き当たるまで、ラム・ドライバー462によって駆動され続けることが可能である。特定の実施形態において、ラム464は、ストッパー476のステムまたは小さい直径の部分の少なくとも閾値量がポート392の中に入るまで変位され得る。たとえば、ストッパー476は、ステムの少なくとも75%がポート392の中に入るまで駆動され得る。制御システム15は、ラム・ドライバー462からの位置フィードバックをモニタリングし、ポート392の中へのストッパー476のステム部分のトラベル距離を決定する。
上述のように、いくつかの例において、ストッパー・マガジン466がシーリング・ステーション358の中へ適正に装填されているということをマガジン・センサー473(たとえば、図77Bを参照)が記録しない限り、制御システム15は、ラム464の変位を禁止することが可能である。特定の実施形態において、また、制御システム15は、バッグ検出センサーからのデータをモニタリングすることが可能である。いくつかの実施形態において、たとえば、バッグ26のポート392の存在に関してモニタリングするポート検出センサー475が使用され得る。ポート検出センサー475は、反射率ベースのセンサーなどのような光学センサーであることが可能である。そのようなセンサーは、たとえば、センサーから放出される光の反射の強度をモニタリングすることが可能である。ポート検出センサー475は、バッグ26のポート392がストッパリングのための適正な場所にあるかどうかを検出することが可能である。制御システム15は、ポート392が適正な位置にあるということをポート検出センサー475が示さない限り、ラム464の変位を禁止することが可能である。
ここで図79を参照すると、ストッパー476がポート392とシーリング係合した状態になると、ラム464が引き出され得る。制御システム15は、ラム464を引き出すようにラム・ドライバー462に命令することが可能であり、フォロワー・アッセンブリ470は、ストッパー・マガジン466の中のストッパー476を自動的に前進させることが可能であり、ストッパー・マガジン466の中の次のストッパー476がストッパー・マガジン466の退出ポート514と整合されるようになっている。図80に示されているように、次いで、シールされたバッグ26は、シーリング・ステーション358から検疫リポジトリ362へ変位され得る。
ここで図81A~図81Bを参照すると、いくつかの実施形態において、シーリング・ステーション358は、異なるストッパー・マガジン466を受け入れることが可能であり、または、異なるスタイル、容量を有する、もしくは、異なるストッパー476タイプおよびサイズを含有する、さまざまなストッパー・マガジン466を受け入れるように設計され得る。たとえば、シングル・カラム・マガジン、ドラム・タイプ・マガジン、または、任意の他の適切なタイプのストッパー・マガジン466が使用され得る。図74Aおよび図74Bに示されているストッパー・マガジン466の修正されたバージョンが、図81A~図81Bに示されている。示されているように、ストッパー・マガジン466の退出ポート514は、ストッパー・マガジン466の前方端部までずっと延在する細長い形状である。その細長い形状は、ストッパー476が退出ポート514から外へ変位されるときに、より大きいアライメント公差を可能にすることができる。追加的に、退出ポート514の壁部は、ガイド部分を含むことが可能であり、ガイド部分は、マガジン本体部506の外部面に隣接した退出ポート514壁部の一部分に配設されている。ガイド部分は、いくつかの実施形態において、面取り部477またはフィレットを含むことが可能であり、面取り部477またはフィレットは、退出ポート514およびマガジン本体部506の外部面が出会う縁部に適用されている。そのような面取りされた退出ポート514は、本明細書で説明されているストッパー・マガジン466のいずれに対しても含まれ得る。
ここで図81Cを参照すると、特定の実施形態において、バッグ26のポート392は、ポート392のシーリングの前に、ストッパー・マガジン466退出ポート514の中へ変位され得る。ストッパー・マガジン466の退出ポート514上の面取り部477は、このアクションを促進させるように設計され得る。図81Cに示されているように、退出ポート514と一致しているストッパー476にラム464が接触するまで、ラム464は、ストッパー・マガジン466の中へ追い込まれ得る。ラム464は、この位置に停留され得、グラスパー418は、ストッパー476がポート392の中へ部分的に(たとえば、25~35%以下)据え付けられるように、バッグ26を上昇させることが可能である。ラム464は、これが起こるときに、ストッパー476が上向きに押されることを阻止することが可能である。ストッパー・マガジン466の退出ポート514上の面取り部477は、ストッパー476のステムまたはより小さい直径のセクションとのアライメント状態へと、バッグ26のポート392を漏斗状に送り込むかまたは方向付けることが可能である。ストッパー476がポート392の中に部分的に据え付けられると、次いで、ラム464は、ラム・ドライバー462によって作動され、ポート392の中へのストッパー476の据え付けを完了し、バッグ26をシールすることが可能である。
ここで図82A~図82Cを参照する、別の例示的なストッパー・マガジン466の図が示されている。示されているように、例示的なストッパー・マガジン466は、面取り部477を備えた退出ポート514を含む。上記のように、面取り部477は、ストッパー476のステムまたはより小さい直径のセクションとのアライメント状態へと、バッグ26のポート392を漏斗状に送り込むかまたは方向付けることが可能である。追加的に、図82Cに最良に示されているように、ディテント部材479が、退出ポート514の壁部の中に含まれ得る。そのようなディテント部材479は、本明細書で説明されているストッパー・マガジン466のいずれの中にも含まれ得る。例示的な実施形態において、ディテント部材479は、ボール・タイプ・ディテントを含む。代替的な実施形態において、ディテント部材479は、バーブ、バンプ、または他の突起であることが可能である。ディテント部材479は、退出ポート514を通ってトラベルするストッパー476の退出経路の中へ突き出ることが可能である。ストッパー476のステップ領域512は、ディテント部材479に引っ掛かり、ストッパー476をストッパー・マガジン466の中に保つことを補助することが可能である。図82Aに最良に示されているように、ディテント部材479を含む実施形態は、出口カバー498に連結されている変位可能なハンドル496(たとえば、図74Bを参照)および添付のガイド・トラック506(たとえば、図74Bを参照)を省略することが可能である。
ここで図83を参照すると、例示的なドラム・タイプ・ストッパー・マガジン466が示されている。ストッパー・マガジン466は、ドラム本体部630を含むことが可能である。ドラム本体部630は、螺旋状のトラフまたはトラック632を含むことが可能であり、螺旋状のトラフまたはトラック632は、その中にストッパー476を受け入れるのに十分な深さを有することが可能である。また、ストッパー・マガジン466は、定力スプリング634などのような付勢部材を含むことが可能である。定力スプリング634は、フォロワー636に接続され得、フォロワー636は、ストッパー・マガジン466の中の最後のストッパー476の後ろに設置され得る。また、ストッパー・マガジン466は、除去可能なカバー部材(図示せず)を含むことが可能であり、除去可能なカバー部材は、ストッパー・マガジン466上に設置され、ストッパー・マガジン466の中にストッパー476を囲むことが可能である。例示的なドラム・タイプ・ストッパー・マガジン466は、64個のストッパー476の容量を有している。他の実施形態において、容量は、より高くてもよく(たとえば、最大で100個以上)、または、より低くてもよい(たとえば、50個以下)。
ここで図84~図86を参照すると、ストッパー・マガジン466が使い切られるとき、定力スプリング634は、ドラム本体部630の螺旋状の経路632に沿ってフォロワー636を引っ張ることが可能である。そして、これは、ストッパー・マガジン466の中の残りのストッパー476を前進させることが可能である。示されているように、螺旋状の経路632は、トラフ部分640を含むことが可能である。トラフ部分640は、ストッパー476のそれぞれのステムまたは小さい直径のセクションを受け入れることが可能である。したがって、トラフ部分640は、ストッパー476が螺旋状の経路632に沿って変位されるときに、ストッパー476のためのガイドとして作用することが可能である。フォロワー636は、特定の実施形態において、トラフ640に沿って進むようにサイズ決めされ得、したがって、トラフ部分640は、動作の間にフォロワー・ガイドとして作用することも可能である。トラフ部分640は、それぞれの側においてレッジ部642が側面に位置することが可能であり、ストッパー476のステップ領域512が、レッジ部642の上に載ることが可能である。
ストッパー・マガジン466は、図86において空の状態で示されている。示されているように、ストッパー476のための退出ポート638は、ストッパー476のヘッドまたはより大きい直径の部分の寸法に実質的にマッチするようにサイズ決めされ得る。追加的に、退出ポート638は、ガイド壁部644によって少なくとも部分的に取り囲まれ得る。ガイド壁部644は、定力スプリング634がストッパー476を退出部分638を越えて前進させることを防止するように、退出ポート638の前に位置決めされ得る。また、ガイド壁部644は、退出ポート638とのアライメント状態にストッパー476のヘッド部分を位置決めすることを助ける湾曲を備えたガイド面646を有することが可能である。
図86に示されていないが、嵌合ピン492(たとえば、図74Aを参照)が含まれ得る。嵌合ピン492は、マガジン受容部472の中のストッパー・マガジン466の装着を補助することが可能である。また、嵌合ピン492は、マガジン受容部472におけるストッパー・マガジン466の存在をマガジン・センサー473が検出することを可能にすることができる。
ここで図87を参照すると、別の例示的なストッパー・マガジン466の分解図が示されている。示されているように、図87のストッパー・マガジン466は、ドラム・タイプ・マガジンである。ストッパー・マガジン466は、螺旋状のトラフまたはトラック654がその中に形成されたドラム本体部650を含むことが可能である。また、ローター・エレメント656が含まれ得、ローター・エレメント656は、それを通って延在する複数のフルート658を含むことが可能である。フルート658は、ストッパー476をその中に受け入れるようにサイズ決めされ得る。また、付勢アッセンブリ652は、例示的なストッパー・マガジン466の中に含まれ得る。例示的な実施形態において、付勢アッセンブリ652は、例示的な実施形態と同様に、トーション・スプリングまたは巻きスプリング660を含むことが可能である。巻きスプリング660の一部分は、ドラム本体部650およびローター656を通って延在する、付勢アッセンブリ652の中に含まれるスピンドル662に取り付けられ得る。典型的に、巻きスプリング660は、ハウジングの中に含まれ得、ハウジングは、巻きスプリング660をより良好に示すために、図87には示されていない。スピンドル662は、ローター656とインターフェース接続するキー付きセグメント664を含むことが可能である。例示的な実施形態において、キー付きセグメント664は、「D」字形状になっており、ローター656がスピンドル662と連動して回転することを保証することが可能である。他の実施形態において、キー付きセグメント664は、正方形形状または星形形状などのような、異なる断面形状を有することが可能である。動作時に、ユーザーは、スピンドルに取り付けられているノブ666を把持し、スピンドル662を回転させることが可能である。これにより、巻きスプリング660がエネルギーを貯蔵することをもたらし得、エネルギーは、ローター656をターンさせ、螺旋状のトラック654に沿ってストッパー476を前進させるために使用され得る。また、ストッパー・マガジン466は、除去可能なカバー部材(図示せず)を含むことが可能であり、除去可能なカバー部材は、ストッパー・マガジン466の上に設置され、ストッパー476およびローター656をストッパー・マガジン466の中に囲むことが可能である。他のストッパー・マガジン466の実施形態と同様に、嵌合ピン492(たとえば、図74Bを参照)が、マガジン受容部473の中でのストッパー・マガジン466の装着および検出を補助するために含まれ得る。
ここで図88を参照すると、図87の例示的なストッパー・マガジン466のトップダウン図が示されている。示されているように、ストッパー・マガジン466は、ストッパー476が完全に装填されている。例示的なストッパー・マガジン466は、例示的な実施形態において、108個のストッパー476の容量を有しているが、本明細書で説明されている他のストッパー・マガジン466と同様に、容量は、実施形態に応じて、より低くてもよく、または、より大きくてもよい。示されているように、フルート658は、異なる長さのものであり、ローター656の周辺部からローター656の中心に向けて延在している。このさまざまな異なる長さのフルート658は、ストッパー・マガジン466の空間効率を高め、多数のストッパー476がストッパー・マガジン466の中へ装填されることを可能にすることができる。
依然として図88を参照すると、ストッパー476が、ストッパー・マガジン466の退出ポート668に示されている。ストッパー476がその中に配設されたフルート658の縁部は、ストッパー476のヘッド部分に押し付けることが可能である。ストッパー・マガジン466の付勢アッセンブリ652は、ストッパー・マガジン466が動作されるにつれて事前装填され得るので、フルート658は、退出ポート668の壁部に対してストッパー476を摩擦的に保つのに十分な力を、ストッパー476に対して働かせることが可能である。追加的に、退出ポート668におけるストッパー476は、フルート658の壁部に対する干渉を提示することが可能であり、それは、ローター656が付勢アッセンブリ652の力の下で変位することを抑制する。ストッパー476がラム464などによってストッパー・マガジン466から外へ駆動されるときに(図89を参照)、干渉が除去され得、ローター656は自由に回転することができるようになり得る。ローター656は、図90に示されているように、ドラム本体部650の螺旋状のトラック654に沿ってストッパー476を押しながら変位することが可能である。これは、次のストッパー476を退出ポート668の中へ前進させることが可能であり、ローター656のさらなる変位に対する干渉を再び提示することが可能である。
ここで図91を参照すると、ストッパー・マガジン466が使い切られるとき、ローター656のより小さいフルート658が、ストッパー476を空にされ得る。例示的なストッパー・マガジン466は、次の利用可能なストッパー476に自動的にインデックス付けするように配置されており、任意の空のフルート658を自動的にスキップすることとなる。図91に示されている例では、退出ポート668におけるストッパー476は、2つの空のフルート658だけ、次の利用可能なストッパー476から分離されている。ストッパー476が退出ポート668から吐出されるときに(図92を参照)、図93に示されているように、次のストッパー476が退出ポート668とのアライメント状態に進入し、ローター656のさらなる移動に対する干渉を提示するまで、ローター656は、自由に前進することができる。したがって、ストッパー・マガジン466は、必要とされる回転変位が可変であるときにも、次のストッパー476に自動的にインデックス付けすることが可能である。他の実施形態において、示されている付勢アッセンブリ652に加えて、他のローター・ドライブ・アッセンブリが利用され得るということが留意されるべきである。たとえば、モーター付き変位アッセンブリが、付勢アッセンブリ652の代わりに含まれ得る。そのような例では、制御システム15は、マガジン466からディスペンスされるストッパー476の数を追跡し、このカウントを使用し、次のストッパー476を退出ポート668まで前進させるのに適当な量だけ、モーター付き変位アッセンブリがローター656を駆動することを保証することが可能である。
ここで図94を参照すると、別のストッパー・マガジン466の分解図が示されている。示されているように、ストッパー・マガジン466は、マガジン本体部670を含むことが可能である。マガジン本体部670は、トラフ672を含むことが可能である。トラフ672は、ストッパー476のそれぞれのステムまたはより小さい直径のセクションを受け入れることが可能である。したがって、トラフ部分672は、ストッパー476がストッパー・マガジン466の退出ポート690(たとえば、図95を参照)に向けて変位されるときに、ストッパー476のためのガイドとして作用することが可能である。トラフ部分672は、それぞれの側においてレッジ部676が側面に位置することが可能であり、ストッパー476のステップ領域512が、レッジ部676の上に載ることが可能である。また、例示的な実施形態において、ストッパー・マガジン466は、トラフ672の反対側においてマガジン本体部670に取り付けることができる2つのプレート674を含むことが可能である。プレート674は、トラフ672の上に部分的に張り出すことが可能である。これらのプレート674の張り出し部分は、出荷の間に、または、ストッパー・マガジン466がハンドリングされているときに、ストッパー476がストッパー・マガジン466から落下しないことを保証することが可能である。追加的に、退出ポート690は、ガイド壁部678によって少なくとも部分的に取り囲まれ得る。ガイド壁部678は、ストッパー476が退出ポート690を越えて前進することを防止するように、退出ポート690の前に位置決めされ得る。また、ガイド壁部644は、退出ポート690とのアライメント状態にストッパー476のヘッド部分を位置決めすることを助ける湾曲を備えたガイド面680を有することが可能である。
ここで図95および図96も参照すると、ストッパー・マガジン466は、また、フォロワー・アッセンブリ682を含むことが可能である。フォロワー・アッセンブリ682は、フォロワー686を含むフォロワー・ブロック684を含むことが可能である。フォロワー686は、ストッパー接触面を含むことが可能であり、ストッパー接触面は、ストッパー476のヘッドまたはより大きい直径の部分を包み込む円弧状の形状を有している。また、付勢部材688が、フォロワー・アッセンブリ682の中に含まれ得る。例示的な実施形態において、付勢部材688は、定力スプリングとして示されており、定力スプリングは、フォロワー・ブロック684に取り付けられている装着ブロック692に装着されている。図94に最良に示されているように、マガジン本体部670は、ルーティング・チャネル694を含むことが可能であり、ルーティング・チャネル694は、定力スプリングの端部がマガジン本体部670を通してガイド壁部678の外部面上の装着ポイントへフィードされることを可能にする。図95に示されているように、たとえば、定力スプリングの端部は、締結具696を介してガイド壁部の外部面に連結され得る。ストッパー476がマガジン本体部670の退出ポート690からディスペンスされるときに、付勢部材688は、フォロワー・ブロック684に対して力を働かせることが可能であり、その力は、フォロワー・ブロック684、フォロワー686、および、ストッパー・マガジン466の中の任意の残りのストッパー476を、退出ポート690に向けて変位させる。これは、退出ポート690とのアライメント状態へと次のストッパー476を前進させることが可能である。また、例示的な実施形態において、フォロワー・アッセンブリ682は、2つのガイド・レール698を含む。ガイド・レール698は、トラフ部分672の対向する側において、互いに平行に延在することが可能である。これらのガイド・レール698は、フォロワー・ブロック684を通って延在しており、ストッパー476がストッパー・マガジン466からディスペンスされるときに、フォロワー・ブロック684の変位をガイドすることが可能である。他のストッパー・マガジン466の実施形態と同様に、嵌合ピン492が、マガジン受容部473の中でのストッパー・マガジン466の装着および検出を補助するために含まれ得る。
ここで図97~図99を参照すると、さらなる別の例示的なストッパー・マガジン466が示されている。示されているように、ストッパー・マガジン466は、図74Aに示されているものと同様であるが、しかし、ストッパー・マガジン466は、スロット700を含み、スロット700は、ストッパー・トラフ510のそれぞれの底部を通って延在している。これらのスロット700は、ストッパー・マガジン466がスピード・ローダー702を装填されることを可能にすることができる。スピード・ローダー702は、複数のストッパー476を保持することができるストッパー・ラック706を有するプレート704を含むことが可能である。ストッパー・ラック706は、スピード・ローダー702上のストッパー476の間隔を画定することが可能である。例示的な実施形態において、ストッパー476がストッパー・ラック706の中へ設置されているときに、ストッパー476は、ストッパー・マガジン466にとって適当な互い違いのダブル・カラム・タイプ構成で配置され得る。スピード・ローダー702は、オーバー・パックの中にクリーンで滅菌された状態で提供され得る。ユーザーは、システム10のアンティチャンバーの中にスピード・ローダー702のストックを維持することが可能であり、ストッパー・マガジン466は、適切な場所に留まることが可能であり、または、シーリング・ステーション358の中へ一体化され得る。必要に応じて、スピード・ローダー702は、バッグ26シーリング動作の間に、ストッパー・マガジン466を補充するために開かれて使用され得る。
ここで、図98および図99を主に参照すると、ストッパー・マガジン466の中へストッパー476を装填するために、スピード・ローダー702は、ストッパー・マガジン466の中の開口部とアライメント状態に位置決めされ、ストッパー・マガジン466の中へ導入され得る。図74Aと同様に、マガジンは、ディバイダー壁部488を含むことが可能であり、ディバイダー壁部488は、それぞれのトラフ510を分離し、それを部分的に画定することが可能である。また、ストッパー・マガジン466は、それぞれのトラフ510の側面に位置するリッジ部490を含むことが可能である。ディバイダー壁部488およびリッジ部490は、互いに等しい高さになっていることが可能である。その高さは、ストッパー476上のステップ領域512がリッジ部490および分割壁部488の上面に引っ掛かることができるように選択され得、それぞれのストッパー476がそのそれぞれのストッパー・トラフ510の中に吊り下がることを可能にするようになっている。スピード・ローダー702のプレート704は、スリット708を含むことが可能であり、スリット708は、スピード・ローダー702が低下されるときに、分割壁部488がプレート704を通過することを可能にすることができる。プレート704が低下されるときに、リッジ部490および分割壁部488の上面は、ストッパー476を支持し始めることが可能である。このポイントにおいて、プレート704は、ストッパー476に対して変位することが可能である。プレート704のストッパー・ラック706部分がストッパー・トラフ510の中のスロット700を通過し、ストッパー476がラック706から完全に分離されるまで、プレート704は、低下され続けることが可能である。次いで、プレート704は廃棄され得、フォロワー・アッセンブリ(たとえば、図72のフォロワー・アッセンブリ470)は、ストッパー476と接触した状態へと変位され得、ストッパー・マガジン466の中のストッパー476がストッパー・マガジン466からディスペンスされときに、それらが自動的に前進することを可能にするようになっている。
ここで図100を参照すると、例示的な検疫リポジトリ362が示されている。示されているように、検疫リポジトリ362は、複数のラック518を含むことが可能である。例示的な実施形態において、2つのラック518が示されている。他の実施形態では、より多い数のラック518が含まれ得、または、単一のラック518のみが含まれ得る。それぞれのラック518は、複数のホルダー520を含むことが可能であり、複数のホルダー520は、充填されてシールされたバッグ26を支持することが可能である。ホルダーは、リザーバー・ハンガーであることが可能であり、充填されたバッグ26が、リザーバー・ハンガーから吊るされ得る。図100では、1つのバッグ26のみが、ホルダー520上の適切な場所に示されている。例示的な実施形態において、17個のホルダー520が、それぞれのラック518上に含まれている。他の実施形態は、それぞれのラック520上に、より少ないホルダー520を含むことが可能であり、または、それぞれのラック520の上に、より多い数のホルダーを含むことが可能である。
図101は、例示的なホルダー520を示している。ホルダー520は、1セットのアーム522を含むことが可能である。アーム522のそれぞれは、実質的に他方の鏡像であることが可能である。示されているように、アーム522はそれぞれ、そのアーム522の上面526に対して凹んでいるレッジ部524を含む。また、示されているように、レッジ部524のそれぞれは、1セットの窪み部528を含む。窪み部528は、バッグ26のポート392の間隔に等しい距離だけ、互いに間隔を置いて配置され得る。また、それぞれのアーム522は、ラック518へのアーム522の装着部分の最も遠位にあるアーム522の末端部において、傾斜付きの面530を含む。傾斜付きの面530は、アーム522のそれぞれの間に存在し得る小さいギャップの中へバッグ26を方向付けることを助けるガイドとして作用することが可能である。ロボット・アーム360は、バッグ26をホルダー520のそれぞれに前進させることが可能である。バッグ26がホルダー520の中へ変位されるときに、2つのアーム522は、弾性的に広がって離れ、バッグ26を受け入れることを補助することが可能である。バッグ26は、ホルダー520の中へガイドされ得、ポート392がそれぞれのアーム522の中の窪み部528の中に置かれるようになっている。ポート392は、アーム522間のギャップよりも大きい直径を有しているので、バッグ26は、ホルダー520から滑り落ち得ない可能性がある。したがって、2つのアーム522は、バッグ26のためのクレードルを形成することが可能である。示されているように、レッジ部524および窪み部528の縁部は、丸みを帯びていることが可能であり、バッグ26が任意の鋭い面と接触することを防止するようになっている。
ここで図102を参照すると、検疫リポジトリ362は、特定の実施形態において、バッグ26によって完全に充填され得る。他の実施形態において、検疫リポジトリ362は、使用されているバッグ26のタイプに依存する様式で、バッグ26をストックされ得る。たとえば、何らかの所定の体積よりも大きく充填されたバッグ26が生み出されているときに、制御システム15は、1つおきのホルダー520にバッグ26を配置するように、ロボット・アーム360に命令することが可能である。これは、検疫リポジトリが過密状態になる可能性、および、追加的なバッグ26の吊り下げを問題のあるものにする可能性を緩和することが可能である。所定の体積よりも小さい体積まで充填されたバッグ26が生み出されている場合、すべてのホルダー520が、充填されたバッグ26を配置され得る。
ここで図103および図104も参照すると、バッグ26は、1つまたは複数のテストが完了される間に、検疫リポジトリ362の中に留まることが可能である。特定の実施形態において、パイロジェンに関してモニタリングするテストが、検疫リポジトリ362からのバッグ26の解放の前に実行され得る。たとえば、制御システム15は、そのユーザー・インターフェースの上に、テストが予定されているという通知を発生させることが可能である。ユーザーは、サンプリング・フィクスチャー534の中にバイアル532を設置することが可能であり、サンプリング・フィクスチャー534は、次いで、バイアル・アクセス・ドア380を介してエンクロージャー12の第2のセクション98の中へ渡され得る。バイアル532は、使用の前に脱パイロジェン・オーブンの中で処理され得、オーバー・パック60の中で提供され得、オーバー・パック60は、エンクロージャー12のアンティチャンバーの中でのみ開けられることとなる。サンプリング・フィクスチャー534は、カップ状部分536を含むことが可能であり、バイアル532は、カップ状部分536の中に設置され得る。エンクロージャー12の第2のセクション98の中へバイアル532を導入するために、バイアル・アクセス・ドア380が開かれ得、ユーザーが、エンクロージャー12の第2のセクション98に面するバイアル・アクセス・ドア380の側部に取り付けられている受容部542にアクセスできるようになっている。サンプリング・フィクスチャー534は、受容部542の中へドッキングされ得、バイアル・アクセス・ドア380が、再び閉じられ得る。
サンプリング・フィクスチャー534は、側枝部538を有することが可能であり、側枝部538は、拡大されたセグメント540を含む。拡大されたセグメント540は、バッグ26のポート392の寸法を模倣するように形状決めされ得る。これは、ロボット・アーム360上のグラスパー418がサンプリング・フィクスチャー534を収集し、それをエンクロージャー12の第2のセクション98の周りに変位させることを可能にすることができる。ロボット・アーム360は、サンプリング・フィクスチャー534およびバイアル532を充填ステーション356へ変位させることが可能であり、制御システム15は、流体のアリコートがバイアル532の中へディスペンスされるように命令することが可能である。次いで、ロボット・アーム360は、サンプリング・フィクスチャー534およびバイアル532をバイアル・アクセス・ドア380の受容部542に戻すことが可能である。バイアル・アクセス・ドア380は、ユーザーによって再び開かれ得、バイアル532は除去され、エンドトキシン・モニターなどのようなパイロジェン試験装置の中に据え付けられ得る。
典型的には、少なくとも第1および第2のパイロジェン・テストが完了され、事前定義された量(たとえば、何らかの事前定義されたEU/mL閾値)を下回るパイロジェン含有量を示すまで、バッグ26は、検疫リポジトリ362の中に保持され得る。第1のパイロジェン・テストは、現在は検疫リポジトリ362の中にある任意のバッグ26が充填される前に収集された流体サンプルについてのパイロジェン・テストであることが可能である。第2のテストは、検疫リポジトリ362の中のバッグ26のすべてが充填された後に収集された流体のサンプルについてのパイロジェン・テストであることが可能である。いくつかの実施形態において、この第2のテストは、システム10によって充填されることとなるバッグ26の次のグループに対する第1のテストを兼ねることが可能である。いくつかの実施形態において、追加的なパイロジェン試験が実行され得る。
代替的な実施形態において、パイロジェン・テストは、検疫リポジトリ362のそれぞれのラック518が容量まで充填された後に行われ得る。これは、望ましい可能性がある。その理由は、パイロジェン・テストが完了するためにある程度の時間(たとえば、~15分)を要する可能性があるからである。これは、パイロジェン試験が完了されるときに、システム10がバッグ26を充填し続けることを可能にすることができる。1つのラック518は、第2のラック518が充填されている間にテストされ得る。第2のラック518がバッグ26でいっぱいになるときまでに、第1のラック518に関するパイロジェン試験は完了している可能性があり、バッグ26は、ラベル付けするためのおよびシステム10からディスペンスするための準備ができている可能性がある。これは、システム10の効率を高めることを助けることが可能である。その理由は、パイロジェン・テスト(そこでは、検疫リポジトリ362の中の空間を確保するためにバッグ26の充填が停止されなければならない)が完了される間に、ダウンタイムが存在しない可能性があるからである。
ここで図105~図107を参照すると、バッグ26がシステム10からディスペンスされる前に、バッグ26はラベル付けされ得る。図105は、例示的なラベラー366を示している。ラベラー366は、ラベルを生み出すことが可能であり、ラベルは、接着剤を介してそれぞれのバッグ26に接着され得る。ラベラー366は、特定の実施形態において、熱転写リボン・タイプ・ラベラーであることが可能である。示されているように、ラベラー366は、ハウジング550を含むことが可能であり、ハウジング550は、ブランク・ラベルの供給部と、ラベラー366のさまざまな印刷コンポーネントとを囲むことが可能である。また、ラベラー366は、1つまたは複数のローラー552を含むことが可能である。たとえば、検疫リポジトリ362の中の多くのバッグ26が試験に合格すると、ロボット・アーム360(図示を容易にするために、ロボット・アーム360のグリッパー418のみが図105に示されている)は、バッグ26をラベラー366へ変位させることが可能である。バッグ26は、フィード・スロットを含むプレート554を横切って引っ張られ得、ラベル556は、フィード・スロットを通って延在する。ラベル556は、バッグ26の表面に接着することが可能であり、バッグ26は、ローラー552を横切って引っ張られ得る。バッグ26およびその内容物の重量は、バッグ26がローラー552の上を変位するときに、ラベル556をバッグ26にしっかりと連結することを助けることが可能である。
ラベル556の存在に関してモニタリングするために、ラベル・センサー557(図56を参照)が含まれ得る。制御システム15は、ラベル・センサー557から出力信号を受信し、信号を分析し、ラベル556がバッグ26に適用されたかどうかを判定することが可能である。追加的に、制御システム15は、信号を分析し、ラベル556を適用するためにバッグ26をラベラー336へ変位させる前に、ラベル556が存在していることを保証することが可能である。したがって、制御システム15は、ラベル・センサー557を分析し、ラベラー366の中のラベル供給部が空になっているか、または、エラー状態が存在しているかを判定することが可能である。制御システム15は、ラベル・センサー557から受信されるデータに基づいて、ラベル供給部が空である通知またはラベル付けエラーを発生させることが可能である。
ラベル付けされると、および、ここで図108~図110を参照すると、ロボット・アーム360は、バッグ26をエンクロージャー12の出口部へ変位させることが可能である。図108~図110に示されている例では、出口部は、シュート560として示されている。シュート560は、ドア・フラップ562によってカバーされている上部開口部を含むことが可能である。追加的に、シュート560は、漏斗状アーム564を含むことが可能であり、漏斗状アーム564は、バッグ26がロボット・アーム360のグラスパー418によって落とされるとき、バッグ26をシュート560の中へ方向付けることを助けることが可能である。バッグ26がシュート560の中へ落されるときには、ドア・フラップ562は、バッグ26の重量によって、邪魔にならないように回転させられ得る。ドア・フラップ562を閉じた配向に戻すために、トーション・スプリングなどのような付勢部材が含まれ得る。図109および図110に最良に示されているように、ドア・フラップ562は、センシング突起部に取り付けられ得る。ドア・フラップ562が変位されるとき、センシング突起部566は変位することが可能であり、ドア・センサー568がドアの移動をピックアップすることを可能にするようになっている。任意の適切なセンサーが使用され得る。たとえば、ドア・センサー568は、ビーム中断センサーまたは反射ベースのセンサーなどのような、光学センサーであることが可能である。ドア・センサー568は、代替的に、ホール効果センサーなどのような、磁気ベースのセンサーであることが可能である。そのような実施形態では、ドア・フラップ562は、磁石を含むことが可能である。ドア・フラップ562が変位されるときにセンシング突起部566の変位によって機械的に作動されるマイクロ・スイッチまたはボタンも、特定の例において使用され得る。エンコーダーは、ドア・フラップ562がその上に装着されている枢動ピンの変位をモニタリングすることが可能である。他のタイプのセンシング構成体も可能である。バッグ26がシュート560に沿ってトラベルするとき、バッグ26は、それがエンクロージャー12から外へ送達されるときに、退出フラップ570を押し開くことが可能である。退出フラップ570は、リジッドのヒンジ付きドアであることが可能であり、または、図110に示されているような可撓性の材料のピースであることが可能である。
システム10の制御システム15は、ドア・センサー568をモニタリングし、システム10が予期された通りに動作しているということを保証することが可能である。たとえば、制御システム15が、バッグ26をシュート360の中へ解放するようにロボット・アーム360に命令するときに、制御システム15は、ドア・フラップ562が開いたことをドア・センサー568が記録することを保証するようにチェックすることが可能である。また、制御システム15は、ドア・フラップ562が閉じた状態に戻ったということをドア・センサー568が示すということを保証するようにチェックすることが可能である。バッグ26が解放されるときにドア・フラップ562が開いたということをドア・センサー568が示さない場合には、制御システム15は、システム10のユーザー・インターフェース上に通知または警告を発生させることが可能である。また、制御システム15は、ドア・フラップ562が閉じない場合にも、通知を発生させることが可能である。通知は、退出フラップ570をブロックしているアイテムが存在していないこと、および、たとえば、バッグ26がシュート560の中で後ろ向きに登ることを引き起こすアイテムが存在していないことをチェックするように、ユーザーに示すことが可能である。
バッグ26が許容不可能であると見なされる場合に、バッグ26は、ラベル556なしでエンクロージャー12からディスペンスされ得る。たとえば、バッグ26が検疫リポジトリ362の中にある場合、バッグ26は、検疫リポジトリ362から取り出され、ラベル556なしでディスペンスされ得る。充填ステーション356におけるバッグ26の充填の間に、組成センサーが、バッグ26の中へ充填された流体が事前定義されたターゲット組成範囲に適合しないということを示すときには、バッグ26はシールされ、エンクロージャー12出口部からディスペンスされ得る。ラベル556は適用されることができない。代替的な実施形態において、バッグ26が使用されるべきではないということを目立つように示すラベル556が、バッグ26から生み出され得る。たとえば、「人間に使用禁止(NOT FOR HUMAN USE)」などと読み取れるラベル556が生み出され、ディスペンスする前にバッグ26に適用され得る。
ここで図111を参照すると、医療用流体を生産およびパッケージングするための別の例示的なシステム10が示されている。示されているように、システム10は、本明細書に示されているもののいずれかなどのような、医療用水生産デバイス14を含むことが可能である。また、システム10は、特定の溶液(たとえば、0.9%生理食塩水)を発生させるための混合回路348を含むことが可能である。システム10は、センサー・スイート350を含むことが可能であり、センサー・スイート350は、医療用水生産デバイス14によって生産される精製水の品質をモニタリングすることが可能であり、また、混合回路348によって発生させられる溶液をモニタリングすることが可能である。センサー・スイート350は、任意の数の異なるタイプの水品質センサーを含むことが可能である。本明細書で説明されている任意の水品質センサーが含まれ得る。例示的な混合回路348および例示的なセンサー・スイート350は、本明細書において後に説明される。
また、システム10は、エンクロージャー12を含む。エンクロージャー12は、その中に含有されるシステム10のコンポーネントのためのクリーン・ルーム環境を提供することが可能である。また、エンクロージャー12自体が、クリーン・ルーム環境の中に含有され得る。そのような実施形態では、エンクロージャー12は、それが位置付けされている部屋より高いクリーン・ルーム標準において維持され得る。いくつかの実施形態において、エンクロージャー12は、ブロワー・システム600によって正圧に保持され得る。
例示的な実施形態において、エンクロージャー12は、第1のセクション96および第2のセクション98へと仕切られている。これらのセクションのそれぞれは、わずかに異なる正圧において保持され得る。たとえば、第1のセクション96は、周囲の環境に対して正である第1の圧力において保持され得る。第2のセクション98は、第1の圧力よりも高い圧力において保持され得る。バッグ26の充填は、システム10の最も厳しく制御された環境の中で行うことが可能である。HEPAフィルターなどのようなさまざまなフィルターが含まれ得、正圧を維持するためにエンクロージャー12の中へ吹き込まれる任意の空気がクリーンであることを保証することを助けることが可能である。
ここで図112も参照すると、第1のセクション96は、アンティチャンバーであることが可能であり、アンティチャンバーは、システム10によって使用されるさまざまな消耗品を準備するために利用され得る。たとえば、バッグ26のストックが、アンティチャンバーの中に配置され得る。また、ストッパー・マガジン466(たとえば、本明細書で説明されているもののいずれかなど)が、アンティチャンバーの中にストックされ得る。また、サンプリング・バイアル532(たとえば、図103を参照)が、アンティチャンバーの中のストックの中に維持され得る。これは、システム10の動作の間にエンクロージャー12の内部にアクセスする必要性を最小化することを助けることが可能である。また、第1のセクション96は、バッグ26が事前定義された基準にしたがって充填されたことを検証するために使用され得る特定の試験機器を含むことが可能である。流体回路の中のサンプリング・ポートは、同様に、アンティチャンバーを介してアクセス可能であり得る。
第2のセクション98は、グローブ付きインターフェース352を備えたグローブ・ボックス・タイプ・エンクロージャーとして構築され得、グローブ付きインターフェース352は、エンクロージャー12の中のシステム10の特定のコンポーネントを操作するために使用され得る。第2のセクション98は、システムの充填サブシステム610を含むことが可能である。充填サブシステム610は、バッグ・リテイナー602、充填ステーション356、およびシーリング・ステーション358を含むことが可能である。バッグ26は、グローブ付きインターフェース352を介して、エンクロージャー12の第1のセクション96と第2のセクション98との間のドア604を通して、アンティチャンバーから収集され得る。このバッグ26は、バッグ・リテイナー602に配置され得る。グラスパーを含むロボット・マニピュレーター606は、バッグ・リテイナー602からバッグ26を収集し、バッグ26を充填ステーション356へ変位させることが可能である。流体は、充填ステーション356においてバッグ26の中へディスペンスされ得る。この流体は、精製水(たとえば、WFI水)であることが可能であり、または、図2Aおよび図2Bに関連して説明されているものと同様の混合サブシステムにおいて発生させられる流体の混合物であることが可能である。また、バッグ26は、たとえば図5A~図6に関連して上記に説明されているように、濃縮物を含むことが可能である。充填ステーション356から、ロボット・マニピュレーター606は、充填されたバッグ26をシーリング・ステーション358へ変位させることが可能である。バッグ26の内部体積へのアクセスは、(たとえば、ストッパリング、RF溶接などを介して)シーリング・ステーション358においてシールされて閉じられ得る。
示されているように、例示的な実施形態は、一度に単一のバッグ26を保持することができるバッグ・リテイナー602を含む。代替的な実施形態において、バッグ・リテイナー602は、たとえば図59~図65に関連して上記に説明されているものと同様のバッグ・フィーダー354によって置き換えられ得る。同様に、図58の例示的なシステム10に示されているバッグ・フィーダー354は、バッグ・リテイナー602によって置き換えられ得る。バッグ・リテイナー602は、少量のバッグ26のみが生産されることを必要とする実装形態において、または、より小さい設置面積を有するシステム10が望まれ得る実装形態において、有用である可能性がある。バッグ・リテイナー602は、システム10によって充填されるバッグ26のタイプが頻繁に変更されるシナリオにおいて、さらに有用である可能性がある。
ここで図113~図114Bを参照すると、バッグ・リテイナー602は、留め具612を含むことが可能であり、留め具612は、ベース・プレート614に枢動可能に取り付けられ得る。留め具612は開けられ得、ユーザーは、グローブ付きインターフェース352を介して、バッグ・リテイナー602における適切な場所にバッグ26を保持することが可能である。次いで、留め具612は、ベース・プレート614に対して閉じられ得る。留め具612は、バッグ26のポート392を摩擦的に保つことが可能である。いくつかの実施形態において、留め具612、ベース・プレート614、または、留め具612およびベース・プレート614の両方は、受容部616を含むことが可能であり、受容部616は、ポート392上に含まれる部材618を受け入れ、バッグ・リテイナー602の中の適切な場所にバッグ26を保つことを補助する。留め具612は、閉位置にあるときに適切な場所にラッチすることが可能である。このラッチングは、機械的なラッチを介して達成され得、または、ベース・プレート614および留め具612のうちの一方の中の磁石、ならびに、ベース・プレート614および留め具612のうちの他方の中の金属体および/もしくは磁性体を介して達成され得る。また、バッグ・リテイナー602は、バッグ26がそれを通して充填されることとなるバッグ26のポート392を、固定された既知の場所に位置付けすることを補助することが可能である。示されているように、バッグ・リテイナーは、位置付けピン615を含む(図116も参照)。バッグ26は、バッグ・リテイナー602の中へ装填され得、位置付けピン615が充填ポート392の中へ着座されるようになっている。位置付けピン615は固定されているので、位置付けピン615は、バッグ26の取り出しの前に充填ポート392が既知の場所にあることを保証することが可能である。
ここで図115を参照すると、バッグ26がバッグ・リテイナー602の中の適切な場所にある状態で、システム10の制御システム15は、ロボット・マニピュレーター606をバッグ・リテイナー602へ変位させることが可能である。例示的な実施形態において、ロボット・マニピュレーター606は、複数の軸線の周りに変位可能であり得る。例示的な実施形態において、ロボット・マニピュレーター606がそれに沿って変位され得る第1の軸線を画定する第1のレール622が含まれ得る。ロボット・マニピュレーター606は、グラスパー620を含むことが可能であり、グラスパー620は、バッグ26のポート392の周りに閉じ、バッグ26を把持することが可能である。グラスパー620は、ロボット・マニピュレーター606のグラスパー620がそれに沿って変位され得る第2の軸線を画定する第2のレール624上に含まれ得る。第2の軸線は、例示的な実施形態において、第1の軸線に実質的に対して垂直である。
図116に示されているように、バッグ26が把持されると、ロボット・マニピュレーター606は、第2のレール624に沿って下向きにグラスパー620を変位させ、バッグ26を引っ張ってバッグ・リテイナー602から自由にすることが可能である。いくつかの実施形態において、ロボット・マニピュレーター606によって働かされる下向きの力によりバッグ・リテイナー602の留め具612が開き得る。他の実施形態において、力は、留め具612を開くことはできないが、バッグ・リテイナー602の中の適切な場所にバッグ26を保持する任意の摩擦力に打ち勝つのに十分であることが可能である。次いで、ロボット・マニピュレーター606は、第1のレール622に沿って変位し、図117に示されているように、充填ステーション356に向けてバッグ26を移動させることが可能である。
ここで図118Aを参照すると、バッグ26のポート392が充填ノズル430とアライメント状態になるように、ロボット・マニピュレーター606がバッグ26を変位させると、制御システム15は、充填ステーション356に向けてグラスパー620を上昇させるように、ロボット・マニピュレーター606に命令することが可能である。示されている例では、充填ノズル430も変位可能であり、充填ノズル430は、ロボット・マニピュレーター606のグラスパー620が上昇されている間に、ポート392に向けて変位され得る。充填ノズル430は、図118Aに示されているように、充填ノズル430がバッグ26のポート392の中へ進入することを助けるようにテーパー付きになっていることが可能である。充填ノズル430がポート392の中に位置付けされると、制御システム15は、バッグ26の中へ流体をディスペンスするように、充填ステーション356を命令することが可能である。図118Aには示されていないが、いくつかの実施形態において、充填ステーション356は、たとえば図66に関連して示されて説明されているものなど、1セットのバッグ特質センサー444A~Cを含むことが可能である。本明細書の他のどこかで説明されているように、制御システム15は、バッグ特質センサー444A~Cから収集されたデータに基づいて、バッグ26のための充填体積を決定することが可能である。
ここで図118Bを参照すると、充填ノズル430は、付勢部材613を含む付勢アッセンブリ611の中に含まれ得、付勢部材613はバッグ26のポート392の中へ充填ノズル430をきつく押圧する傾向にある力を充填ノズル430に対して働かせる。また、付勢アッセンブリ611は、たとえば、図66に関連して示されて説明されているものなど、本明細書で説明されている他の充填ステーション356の中にも含まれ得る。示されているように、充填ノズル430は、入口部フィッティング617に連結されている(例では、入口部フィッティング617と一体になっている)。例では、導管619のセクションは、入口部フィッティング617および充填ノズル430を接続している。導管619は、フランジ621を含むことが可能である。また、主本体部627およびエンド・キャップ625を含むハウジング623(図118Aを参照)が示されている。エンド・キャップ625は、通路を含むことが可能であり、充填ノズル430は、通路を通って突き出ることが可能であるが、フランジ621が通過するには小さ過ぎる。導管619および付勢部材613がハウジング623の中に収容されているときに、付勢部材613は、ハウジング623の内部面とフランジ621との間に装填され得る。バッグ26のポート392は、充填の間に付勢部材613によって働かされる力に対抗して、充填ノズル430をハウジング623の中へ押圧することが可能である。付勢部材613の復元力は、その結果として、充填ノズル430をポート392の中へロバストに押し込むことが可能である。例では、付勢部材613は、圧縮スプリングとして示されている。代替的な実施形態において、任意の適切な付勢部材613が使用され得る。
ここで図119~図122を参照すると、バッグ26が充填されると、バッグ26は、第2のレール624に沿ってグラスパー620を変位させることによって、充填ノズル430から離れるように低下され得る。また、充填ノズル430が上昇され得る。ロボット・マニピュレーター606は、第1のレール622に沿ってシーリング・ステーション358に向けて変位され得る。シーリング・ステーション358は、支持クレードル626を含むことが可能である。支持クレードル626は、シーリング動作の間にバッグ26のポート392を位置付けして保持することを助けることが可能である。例示的な実施形態において、ロボット・マニピュレーター606は、シールされることとなるポート392がラム464と整合されることとなる位置をわずかに通り過ぎてバッグ26が移動させられるように変位される(図120)。グラスパー620は、第2のレール624に沿って変位され、シーリング・ステーション358に向けてバッグ26を上昇させることが可能である(図121)。次いで、ロボット・マニピュレーター606は、トラックレール622に沿って後戻りするように変位され、ポート392を支持クレードル626の中へ持って行くことが可能である。これは、ラム464とのアライメント状態にポート392をガイドすることが可能である。
ここで図123を参照すると、例示的な支持クレードル626が示されている。示されているように、支持クレードル626は、トラフ760を含むことが可能である。トラフ760は、第1の部分762Aおよび第2の部分762Bを含むことが可能である。トラフ760の第1の部分762Aは、支持クレードル626の上面766の中の漏斗状の開口部764まで延在することが可能である。漏斗状の開口部764は、ストッパー476をトラフの中へ方向付けし、シールされることとなるバッグ26のポート392の軸線とアライメント状態にすることを補助することが可能である。また、第1の部分762Aは、トラフ760のストッパー・ガイド部分と称され得、ストッパー476の大部分を取り囲むようにサイズ決めされ得、ラム464がストッパー476をポート392の中へ並進的に変位させるときに、ストッパー476をガイドするようになっている。トラフ760の第2の部分762Bは、シーリング・プロセスの間にポート392を位置付けすることが可能である。図122に示されているように、ポート392は、トラフ760の軸線に対して概ね垂直の方向に、トラフ760の中へ変位され得る。トラフ760の第2の部分762Bは、輪郭決めされた壁部768が側面に位置することが可能である。輪郭決めされた壁部768は、この垂直の変位が起こるときに、ポート392をトラフ760の第2の部分762Bの中へ導くことを補助することが可能である。また、例示的な支持クレードル626のトラフ760は、レッジ部770を含むことが可能である。レッジ部770は、ストップ表面を形成することが可能であり、ストップ表面は、ストッパー476がバッグ26のポート392の中へ変位されるときに、ストッパー476のステップ516に引っ掛かることが可能である。また、レッジ部770の上方においてトラフ760の側面に位置する2つの除去ノッチ772は、支持クレードル626の中へ凹んでいる。これらのノッチ772は、ストッパー476がポート392の中の適切な場所になると、ポート392が支持クレードル626から外へ容易に変位することを可能にすることができる。
ここで図124も参照すると、ポート392をシールするために、制御システム15は、シールされることとなるバッグ26のポート392に向けてラム464を前進させるように、シーリング・ステーション358のラム・ドライバー462に命令することが可能である。ラム464は、ストッパー・マガジン466からポート392の中へストッパー476を駆動し、ポート392をシールすることが可能である。上述のように、支持クレードル626の漏斗状の開口部764およびストッパー・ガイド部分762Aは、ストッパー476がポート392の中へきれいに進入することを保証することを補助することが可能である。次いで、制御システム15は、ラム464を後退させるように、ラム・ドライバー462に命令することが可能であり、ロボット・マニピュレーター606は、シーリング・ステーション358からバッグ26を除去するように作動され得る。次いで、制御システム15は、図125に示されているように、バッグ26のための落下場所へ、ロボット・マニピュレーター606を変位させることが可能である。
ここで図126を参照すると、充填サブシステム610は、方向付けシュート628を含むことが可能であり、方向付けシュート628は、グラスパー620から解放されると、バッグ26を方向付けることを補助する。また、ロボット・マニピュレーター606は、ガイド・プレート630を含む。ガイド・プレート630は、バッグ26がグラスパー620から解放されるときに、バッグ26が方向付けシュート628上に方向付けられることを保証することが可能である。バッグ26が方向付けシュート628の底部に到達すると、バッグ26は、グローブ付きインターフェース352を介して手動でラベル付けされ得、または、さまざまな試験(たとえば、上記に説明されているエンドトキシン試験)が完了される間に、検疫リポジトリ362の中に配置され得る。
ここで図127~図128を参照すると、特定の実施形態において、システム10は、複数のバッグ26を同時に並列に充填することが可能である。バッグ26は、キャリア1080の中のパケット1082の中に提供され得る。キャリア1080は、複数のコンパートメント1084を含むことが可能であり、パケット1082は、複数のコンパートメント1084の中に保持され得る。例示的な実施形態において、キャリア1080は、6つのコンパートメント1084を含み、6つのパケット1082を保持する。他の実施形態において、コンパートメント1084の数は異なっていてもよい。好ましくは、コンパートメント1084の数は、キャリアの中のすべてのバッグ26が満杯になるときに、ユーザーがキャリア1080を快適に輸送することができるように選択され得る。異なる体積のバッグ26のための異なるキャリア1080は、より多い数のコンパートメント1084を有するより小さい体積のバッグ26のためのキャリア1080を提供され得る。キャリア1080は、たとえば、プラスチック・シーティングまたは医療グレードのワックス・ペーパー製品から構築され得る。そのような材料は、キャリアまたはパケット1082がエンクロージャー12(たとえば、本明細書の他のどこかで説明されているものなど)の中でいっぱいにされ得る場合に好ましい可能性がある。他の実施形態において、カードストックが使用され得る。キャリア1080は、ハンドル1087を含むことが可能であり、ハンドル1087は、ユーザーによる運搬、または、ロボット・アーム360のグラスパー418による把持を促進させることが可能である。
ここで、図129および図130を主に参照すると、それぞれのパケット1082は、カバー・フラップ1086を含むことが可能である。カバー・フラップ1086は、通路1088を含むことが可能であり、充填ライン1090は、通路1088を通って延在することが可能である。カバー・フラップ1086は、パケット1082のパウチ部分1092に固定され得る。バッグ26は、パウチ部分1092の中に提供され得る。パウチ部分1092は、バッグ26が充填されるときに、バッグ26の体積の増加に対処するように膨張可能であり得る。たとえば、パウチ部分の側壁部は、ベローズ機能を含むことが可能である。例示的なバッグ26を明らかにするために、パケット1082は、図130において除去されている。例示的な実施形態において、カバー・フラップ1086が閉位置にあるときに、カバー・フラップ1086をパウチ部分1092に連結するために、マジック・テープ1096のセクションが使用され得る。任意の他の適切なカップリングが使用され得る。パウチ部分1092に保たれているときに、カバー・フラップ1086は、バッグ26に取り付けられている投与セット1094をパケット1082の中の適切な場所に保持することが可能である。スライド・クランプ1098、ローラー・クランプ1100、他の閉塞構成体が、投与セット1094のライン上に閉塞状態で設置され、バッグ26が充填されるときに投与セット1094を通るフローを防止することが可能である。代替的に、投与セット1094は、フランジブルを含むことが可能であり、フランジブルは、ユーザーによって破壊されるまで、それを通るフローを防止する。投与セット1094は、任意の所望の投与セット1094であることが可能であり、ドリップ・チャンバー、ビュレット、分岐部(Yサイト、Tサイトなど)、ルアー・ロック、セプタムなどのうちの1つまたは複数を含むことが可能である。
ここで図131および図132を参照すると、パケット1082から延在する充填ライン1090のそれぞれは、スパイキング・アダプター1102に連結され得る。図132に最良に示されているように、スパイキング・アダプター1102は、複数の半径方向凹部1104を含むことが可能である。凹部1104は、スパイキング・アダプター1102の外部側壁部の中へ凹んでいることが可能である。複数の凹部1104は、キャリア1080によって保持されているパケット1082の数に等しくなっていることが可能である。凹部1104は、それぞれのバッグ26につながる充填ライン1090の終端端部を受け入れて保つようにサイズ決めされ得る。凹部の開口部は、充填ライン1090の外径よりも小さくなるようにサイズ決めされ得る。したがって、充填ライン1090は、充填ライン1090が凹部1104の中へ挿入されるときに変形させられ、その中に含有されると、不注意な除去に抵抗することが可能である。また、スパイキング・アダプター1102は、複数の突起部1106を含むことが可能である。突起部1106は、ロボット・グラスパー418による把持、または、ユーザーの手による把持を促進させることが可能である。凹部1104は、突起部1106のそれぞれの側において、互いに規則的な角度間隔で、間隔を置いて配置されている。示されているように、充填ライン1090の終端端部は、シール部材1108を含むことが可能である。シール部材1108は、セプタムであることが可能であり、セプタムは、充填ライン1090のルーメンへのアクセスを得るために穿孔され得、穿孔部材が引き出されると自己シールすることが可能である。示されているように、スパイキング・アダプター1102の半径方向凹部1104は、充填ライン1090がシーリング部材1108の直ぐ上流において真っ直ぐになっていることを保証することが可能である。
ここで図133Aおよび図134~図136を参照すると、バッグ26を充填するためにスパイキング・アダプター1102を受け入れることができる例示的な充填ステーション1110の複数の図が示されている。充填ステーション1110の概略的な例が、図133Aに示されている。示されているように、充填ステーション1110は、供給源1112を含むことが可能である。供給源1112は、再循環バルブ1114および入口バルブ1116と連通することが可能である。入口バルブ1116は、流体ポンプ1118へのフローをゲートで制御することが可能であり、流体ポンプ1118は、特定の例において、ダイヤフラム・ポンプであることが可能である。流体ポンプ1118は、供給源からヒーター1120へ流体を送達することが可能であり、ヒーター1120は、インライン・ヒーターであることが可能である。また、空気ポンプ1122が、流体ポンプ1118からヒーター1120へつながるラインの中へ配管され得る。液体が空気ポンプ1122の中へ逆流しないことを保証するために、逆止バルブ1123が含まれ得る。ヒーター1120から、流体は、マニホールド1124へ流れることが可能である。マニホールド1124は、スパイク・ポート1126につながる複数の異なる流路へとフローを分けることが可能である。また、スパイク・ポート1126は、再循環バルブ1114に接続され得る。
供給源1112から流れる流体は、スパイキング・アダプター1102の中に配設されているバッグ26の充填ライン1090の中へ送達されることとなるスパイク・ポート1126にルーティングされ得る。充填動作が完了した後に、スパイク・ポート1126のキャップ1130が、シールされて閉じられ得、充填ステーション1110に進入する流体は、ヒーター1120によって加熱されながら再循環され得る。ヒーター1120は、再循環する流体の温度を、事前定義された温度設定点の範囲の中に維持することが可能である。システム10の制御システム15は、十分な期間にわたって、充填ステーション1110の中の水を再循環させ続けることにより、事前定義された温度設定点における消毒をもたらし得る。次いで、この水は、入口バルブ1116を通してドレイン目的地1128へ転向され得る。特定の実施形態において、ヒーター1120は、消毒の間に75~80℃またはそれ以上の温度に流体を維持することが可能である。したがって、スパイク・ポート1126への接続が形成されるたびに、スパイク・ポート1126は、新鮮に滅菌されていることが可能である。
代替的な実施形態において、および、ここで図133Bを参照すると、例示的な充填ステーション1110は、供給源1112を含むことが可能であり、供給源1112は、入口バルブ1116と直接的に連通しており、入口バルブ1116は、再循環バルブを兼ねることが可能である。スパイク・ポート1126は、接続部を含むことが可能であり、接続部は、上記に説明されているように、流体がスパイク・ポート1126を通して再循環されることを可能にすることができ、または、流体をドレイン1128へ流して通すことを可能にすることができる。消毒の間に、流体は、ヒーター1120を通して方向付けられ、温度設定点の範囲内まで加熱され得る。この水は、再循環なしにドレイン・バルブ1115を介してドレイン1128へ渡され得る。
ここで図137も参照すると、例示的なスパイク・ポート1126のトップダウン図が示されている。示されているように、スパイク・ポート1126は、カップのような凹部1132を含むことが可能である。凹部1132は、複数のスパイク1134を含むことが可能である。スパイク1134のそれぞれは、マニホールド1124から延在するラインと連通することが可能である。凹部1132は、スパイキング・アダプター1102を受け入れるようにサイズ決めされ得る。示されているように、スパイク・ポート1126は、アライメント・チャネル1136を含むことが可能である。アライメント・チャネル1136は、スパイキング・アダプター1102の突起部1106を受け入れることが可能である。スパイキング・アダプター1102上の突起部1106は、それらがアライメント・チャネル1136の中にあるときに、充填ライン1090のシーリング部材1108が、凹部1132の中のそれぞれのスパイク1134と一致した状態になることができるように位置決めされ得る。適正なアライメントを保証することを補助するために、他のキーイング・エレメントも使用され得る。スパイキング・アダプター1102を凹部1132の中へ押圧することにより、スパイク1134のそれぞれがそれぞれのシーリング部材1108を貫通させ得、流体が充填ライン1090を通してバッグ26の中へ送達され得るようになっている。スパイキング・アダプター1102の半径方向凹部1104は、それぞれのシーリング部材1108の直ぐ上流の充填ライン1090が真っ直ぐになっていることを保証するので、スパイク1134は、充填ライン1090の側壁部の中へ穿孔することを防止され得る。スパイキング・アダプター1102およびシーリング部材1108は、スパイキング・アダプター1102を凹部1132の中へ押圧する前に、除菌剤によって拭き取られ得る。たとえば、70%イソプロピルアルコールが使用され得る。追加的に、スパイク・ポート1126のキャップ1130は、接続の形成の直前の時間まで、閉じた状態に維持され得る。また、このキャップ1130は、開く前に除菌剤によってクリーニングされ得る。充填導管1090、シーリング部材1108、スパイキング・アダプター1102、およびスパイク・ポート1126を構築するために使用される材料は、使用される除菌剤、および、充填ステーション1110の消毒の間に存在する温度にとって適当になるように選択され得る。
示されているように、スパイク・ポート1126は、凹部1132を取り囲むガスケット部材1136を含むことが可能である。ガスケット部材1136は、キャップ1130が凹部1132の上方で閉位置になっているときに、キャップ1130に対してシールを形成することが可能である。いくつかの実施形態において、閉じた配向にキャップ1130を維持するために、および、キャップ1130とガスケット部材1136との間に少量の圧力が働かされることを保証するために、および、スパイク・ポート1126の不注意な開放を抑制するために、ラッチ(図示せず)が含まれ得る。また、再循環ポート1138が、図137に示されている。キャップ1130が閉じられている状態で、再循環ポート1138は、スパイク1134を介して凹部1132の中へポンプ送りされる流体が、スパイク・ポート1126から除去されること、および、ヒーター1120を通して循環されて戻されることを可能にすることができる。これは、スパイク・ポート1126の中の流体が消毒プロセスの間に所望の温度に維持されることを保証することを助けることが可能である。特定の実施形態において、再循環ポート1138およびドレイン・ポート(図示せず)の両方が、スパイク・ポート1126の中に含まれ得る。
ここで図138を参照すると、本明細書に示されているシステム10のいずれかとともに利用され得る例示的な流体回路710の概略図が示されている。混合回路348およびセンサー・スイート350(たとえば、図56および図111に関して述べられているもの)が、流体回路710の中に含まれ得る。示されているように、流体回路710は、水供給源16から水を引き出すことが可能である。水供給源16は、本明細書で説明されている任意の水供給源であることが可能である。供給源16からの流体は、特定の実施形態において、さまざまな前処理動作のいずれかにさらされ得る。たとえば、濾過または化学的処理が、水が医療用水生産デバイス14に渡る前に実施され得る。例示的な流体回路710では、水供給源16からの流体は、水軟化器712を通過することが可能である。流体は、水軟化器712を通過した後に、1つまたは複数の炭素フィルター714(たとえば、直列の2つの同一の炭素フィルター)を通して濾過され得る。いくつかの例において、粗いフィルターまたはセディメント・フィルターが、炭素フィルター714の上流に含まれ得る。次いで、1つまたは複数の炭素フィルター714を通過した濾過された水は、逆浸透アッセンブリ716を通して濾過され得る。水供給源16に応じて、水軟化器712、炭素フィルター714、および逆浸透アッセンブリ716のうちの1つまたは複数は、随意的であることが可能であり、または、省略され得る。
例示的な流体回路710において、流体は、逆浸透アッセンブリ716から温度調整器718へ渡ることが可能である。温度調整器718は、チラーおよびヒーターのうちの少なくとも1つを含むことが可能である。特定の用途に関して、温度調整器718は省力され得る。温度調整器718は、入って来る水の温度を低下させることが可能であり、または、入って来る水の温度が事前定義された閾値を上回っているということを、温度調整器718の上流の温度センサー(図示せず)が示す場合に、入って来る水の温度を低下させるように動作され得る。いくつかの例において、温度調整器718は、入って来る水の温度が事前定義された閾値を下回るときにバイパスされ得る。次いで、入って来る水は、医療用水生産デバイス14へ流れることが可能である。医療用水生産デバイス14は、本明細書で説明されているもののいずれかであることが可能である。たとえば、医療用水生産デバイス14は、特定の例において、蒸気圧縮蒸留デバイスであることが可能である。
例示的な実施形態において、医療用水生産デバイス14の出力は、クイック・コネクト・フィッティング720を含むことが可能であり、クイック・コネクト・フィッティング720は、フロー回路の残りの部分に接続するために使用され得る。示されているように、医療用水生産デバイス14から渡される流体は、関心のある1つまたは複数の特質に関してテストされ得る。例示的な実施形態において、医療用水生産デバイス14によって生産される水の導電率の冗長測定値を収集するために、2つの導電率センサー722A、Bが使用され得る。システム10の制御システム15は、導電率センサー722A、Bの出力をモニタリングし、水が意図した用途にとって適切であるということを保証することが可能である。たとえば、制御システム15は、注射用水(WFI)品質の水に関して許容された範囲の中の導電率を水が有しているということを保証するためにチェックすることが可能である。導電率センサー722A、B(または、流体回路710の中の他のセンサー)に関する許容閾値は、公定の標準または水のモノグラフにおいて定義され得る。特定の例において、導電率センサー722A、Bは、低い導電率値において高い分解能、精度、および信頼性を有するように選択され得る。特定の実施形態において、低導電率流体をセンシングするために最適化された超純水導電率センサーが使用され得る。また、流体回路710は、全有機体炭素(TOC)モニター724を含むことが可能である。例示的な実施形態において、TOCモニター724は、次いでドレイン726に流れる流体のスリップ・ストリームを受け取るものとして示されている。他の実施形態において、TOCモニターは、インラインになっていることが可能であり、スリップ・ストリーム上に位置付けされていなくてもよい。
初期のセンシングの後に、流体は、入口圧力センサー728に渡ることが可能である。入口圧力センサー728は、入って来る水の圧力をセンシングすることができる少なくとも1つの圧力センサーを含むことが可能である。いくつかの実施形態において、入口圧力センサー728は、サンプリング・ポートまたはセプタムと対にされ得、そこから、流体が、試験のために流体回路710から抽出され得る。入口圧力センサー728から、水は、転向マニホールド730へ流れることが可能である。転向マニホールド730は、医療用水生産デバイス14における水生産が現在のシステム10の需要を超える場合に、システム10が水をドレイン726に転向させることを可能にすることができる。追加的に、転向マニホールド730は、事前定義されたセンシング閾値の外側にあるように測定される水がドレイン726に方向付けられることを可能にすることができる。転向マニホールド730を退出する水は、ポンプ732に流れることが可能であり、ポンプ732は、必要とされる場合に、水の圧力を調節するように動作され得る。制御システム15は、ポンプ732を走らせる前に、入口圧力センサー728からの読み取り値をチェックすることが可能である。たとえば、制御システム15は、ポンプ732を走らせる前に、入口圧力が正であるか、または、何らかの閾値を超えて正になっているということを検証することが可能である。これは、ポンプ732に給電する前に、ポンプ732がポンプ送りするための水を有することを保証することが可能である。ポンプ732から、水は、入口マニホールド734に進行することが可能である。いくつかの実施形態において、ポンプ732は、バイパスを含むことが可能であり、バイパスは、ポンプ732の下流の圧力が所望の値にある場合に、流体がポンプ732へ再循環することを可能にする。入口マニホールド734は、追加的な導電率センサー736を含むことが可能であり、追加的な導電率センサー736は、水の導電率が事前定義された限界内にあるということを再びチェックすることが可能である。また、圧力センサー738は、入口マニホールド734の中に含まれ得、制御システム15によって使用される制御ループのためのフィードバックを提供し、ポンプ732の動作を知らせることが可能である。いくつかの例において、入口マニホールド734は、サンプリング・ポートまたはセプタムを含むことが可能である。
入口マニホールド734から、水は、流体回路710の混合回路348に渡ることが可能である。混合回路348は、複数の流路を含むことが可能である。たとえば、混合回路348は、WFI水経路および少なくとも1つの構成要素経路を含むことが可能である。混合回路348の中の流路の数は、混合されている溶液のタイプ、または、システム10が発生を支援する溶液のタイプに依存することが可能である。特定の実施形態において、流路は、溶液のそれぞれの構成要素コンポーネントのために含まれ得る。例示的なシステム10は、生理食塩水発生回路として示されており、生理食塩水流路およびWFI水流路を含む。
生理食塩水流路に関して、例示的な実施形態において、混合回路348は、結晶構成要素コンテナ740を含むことが可能である。結晶構成要素コンテナ740は、塩化ナトリウムによって充填され得る。他の結晶構成要素が、他の実施形態において使用され得る(たとえば、D5NSまたは透析液が生産される場合では、糖)。流体は、結晶構成要素コンテナに進入し、その中に含有されている塩化ナトリウムを通過し、ある量の塩化ナトリウムを溶解させることが可能である。さまざまな例において、結晶構成要素コンテナ740を離れる流体は、飽和されているかまたはほぼ飽和されていることが可能である。また、いくつかの実施形態において、結晶構成要素コンテナは、リザーバー740として作用することが可能であり、リザーバー740は、その中にある体積の溶液を維持することが可能である。これは、システム10が高い流体需要の期間に容易に対処することを可能にすることができる。次いで、結晶構成要素コンテナ740を退出する流体は、少なくとも1つのフィルターを通過することが可能である。たとえば、粒状の構成要素が結晶構成要素コンテナ740を退出しないことを保証することを助けるために、粗いフィルターが含まれ得る。例では、ウルトラフィルター742が、また、結晶構成要素コンテナ740の下流に示されている。少なくとも1つの導電率センサー744が、ウルトラフィルター742を離れる流体の中の塩化ナトリウムの濃度についてのデータを収集することが可能である。
示されているように、入口マニホールド734を離れる流体は、図138の中の第2のWFI水流路に沿って流れることも可能である。第2の経路は、第2のウルトラフィルター746を含むことが可能である。生理食塩水流体および第2の経路からの水は、混合マニホールド748の中で一緒に混ぜ合わされ得る。適当な濃度の溶液を発生させるために、フロー・コントローラー750A、Bが、流体回路710の中に含まれ得る。フロー・コントローラー750A、Bは、流体の体積を計量し、それを通過する流体の流量を制御することが可能である。システム10の制御システム15は、生理食塩水流路の中の導電率センサー744からのデータを使用し、フロー・コントローラー750A、Bへのコマンドを介して実行され得る混合比を決定することが可能である。したがって、制御システム15は、生理食塩水流路およびWFI水流路からの流体を混ぜ合わせ、0.9%生理食塩水などのようなターゲット濃度の溶液を実現することが可能である。いくつかの実施形態において、混合マニホールド748は、混合タンクによって置き換えられ得、混合タンクは、ある体積の流体を維持し、増加した需要の期間に対処することを助けることが可能である。
流体は、混合マニホールド748を退出し、曲がりくねったおよび/または比較的に長い流路に沿ってトラベルし、混合を助長することが可能である。次いで、流体は、1セットの冗長な導電率センサー752A、752Bを通過することが可能である。これらの導電率センサー752A、Bは、混合回路348を離れる溶液の導電率についてのデータを収集することが可能であり、制御システム15は、システム10が発生させている溶液に関して、導電率が予期されたとおりであるということを保証することが可能である。導電率センサー752A、Bから、溶液は、微粒子センサー754およびディスペンシング・ノズル756に渡ることが可能である。微粒子センサー754は、図138の中のスリップ・ストリームからのフィーディングとして示されているが、しかし、他の実施形態では、微粒子センサー754は、インラインになっており、ディスペンシング・ノズル756の上流にあることが可能である。制御システム15は、微粒子カウンターからのデータをモニタリングし、発生させられた流体が事前定義された微粒子限界に適合することをチェックすることが可能である。微粒子カウンターを離れる流体は、ドレイン726に渡ることが可能である。流体が許容可能であると見なされる場合には、流体は、ディスペンシング・ノズル756に渡ることが可能であり、バッグ26を充填するために使用され得る。代替的に、流体が許容不可能であると見出される場合には、流体は、ディスペンシング・ノズル756からドレイン(たとえば、図71Aのドレイン入口部434を参照)の中へディスペンスされ得、フラッシュ体積の溶液がそれに続くことが可能である。
ここで図139を参照すると、所望の流体を発生およびパッケージングするために実行され得る複数の例示的なアクションを詳述するフローチャート1300が示されている。示されているように、ブロック1302において、システム10の制御システム15は、バッグ26を充填するための要求を受信することが可能である。制御システム15は、そのバッグ26に関してディスペンスするための構成要素質量(たとえば、塩化ナトリウム)を決定することが可能である。この質量は、単位体積当たりの重量による要求されるパーセントの構成要素の溶液(たとえば、0.9%生理食塩水)を発生させるために必要とされる質量であることが可能である。ブロック1304において、バッグ26情報は、1セットのバッグ特質センサー444A~C(たとえば、図66を参照)から収集され得る。ブロック1306において、第1のディスペンシング段階が開始することが可能である。この段階において、バッグ26に送達される流体は、完全にまたは主に構成要素の濃縮物であることが可能である。バッグ26の中へディスペンスされる構成要素質量は、少なくとも1つの導電率センサーおよび流量計またはフロー・コントローラーからの読み取り値によって追跡され得る。ブロック1308において、所望の構成要素質量がバッグ26の中へディスペンスされると、ブロック1310において、第2のディスペンシング段階が開始することが可能である。第2の段階において、WFIは、バッグ26の中へディスペンスされ得る。ディスペンスされるWFIの体積は、流量計またはフロー・コントローラーによって追跡され得る。ブロック1312において、所望の溶液を発生させるために必要とされるWFIの体積がディスペンスされると、ディスペンシングは、ブロック1314において停止することが可能である。また、ブロック1314において、バッグ26は、充填ステーション356から収集され得る。第1の段階において構成要素を送達することによって、第2の段階は、充填ノズルにつながるラインのフラッシュとして活用され得る。これは、ラインの中の実質的にすべての構成要素濃縮物がバッグ26の中へディスペンスされることを保証することが可能である。したがって、制御システム15は、所望の濃度を有する流体を発生させるために、構成要素濃縮物をポンプ送りしようとするときに、ラインの中のホールドアップ体積を考慮に入れる必要がない可能性がある。追加的に、バッグ26が充填された後に、後続のバッグ26が、異なるタイプの溶液によって充填され得、または、異なる濃度の溶液によって充填され得る。これは、バッグ26間のラインの中の流体のパージにおいて、廃棄物および構成要素濃縮物を有することなく行われ得る。
ここで図140を参照すると、特定の実施形態において、流体がそれを通って流れる結晶構成要素コンテナ740は含まれなくてもよい。その代わりに、結晶構成要素ディスペンサー780が使用され得る。示されているように、流体は、入口マニホールド734を退出し、ドージング・マニホールド784に渡ることが可能である。また、ドージング・マニホールド784は、結晶構成要素ディスペンサー780と連通していることが可能である。結晶構成要素ディスペンサー780は、ディスペンシング・アッセンブリ787を介してドージング・マニホールド784の中へ結晶構成要素をディスペンスすることが可能である。モーター785が、ディスペンシング・アッセンブリ878を駆動するために含まれ得る。ドージング・マニホールド784から、流体は、濃縮物リザーバー782へ流れることが可能である。濃縮物リザーバー782が含まれている場合、混合回路348の構成要素流路の少なくとも1つの導電率センサー(たとえば、導電率センサー744)が、濃縮物リザーバー782の内部体積の中に含まれるか、または、それと連通していることが可能である。
ここで図141も参照すると、図140の例示的なドージング・マニホールド784の断面図が示されている。示されているように、ドージング・マニホールド784は、内部キャビティー786を含むことが可能である。内部キャビティー786は、第1のポート788を介して入口マニホールド734と連通していることが可能である。結晶構成要素ディスペンサー780は、第2のポート790を介して内部キャビティー786と連通していることが可能である。第2のポート790の軸線は、結晶構成要素ディスペンサー780から内部キャビティー786の中への構成要素の重力送りを可能にするように配置され得る。内部キャビティー786は、ドージング・マニホールド784の中での活発な混合を助長することを補助することができる特定のフロー・パターンを発生させるように構築され得る。例示的な実施形態において、内部キャビティー786は、バッフル792を含み、バッフル792は、第1のポート788の軸線と一致している。バッフル792は、第2のポート790の直接的に上流に乱流を引き起こすことが可能であり、導入時に結晶構成要素が迅速に混合および溶解するように助長するようになっている。また、バッフル792は、第1のポート788からドージング・マニホールド784の出口部794への流路の断面を狭くすることが可能である。これは、ベンチュリー効果を発生させることが可能であり、ベンチュリー効果により、第2のポート790が内部キャビティー786の中へ開口する場所のフローが、内部キャビティー786の中の他の場所よりも急速になり得る。したがって、構成要素がドージング・マニホールド784に進入するときに、それは、進入ポイントにおいて積み重なることを抑制され得る。他の実施形態において、内部キャビティー786は、複数のバッフル792を含むことが可能である。また、内部キャビティー786は、出口部794の直接的に上流に漏斗領域796を含むことが可能である。漏斗領域796は、内部キャビティー786の中の渦の発生を助長することが可能であり、それは、結晶構成要素ディスペンサー780からディスペンスされる結晶構成要素を溶解させることをさらに補助することが可能である。また、例示的な実施形態において、乱流発生器798が、ドージング・マニホールド784からの流出導管800の中に配設されている。乱流発生器798は、結晶構成要素を溶解させることを助けることができる追加的な補助を提供することが可能である。例示的な実施形態において、乱流発生器798は、ヘリコイド・フライティング(helicoid flighting)を備えたインサートであるが、混合を助長することができる任意のインサートが使用され得る。代替的な実施形態において、ドージング・マニホールド784からの流出導管800は、チュービングのコイルであることが可能であり、それは、それが流体回路710の中の下流コンポーネント(たとえば、導電率センサー744)までトラベルするときに、流出導管800の中の流体の移行時間を増加させる。
ここで図142および図143を参照すると、例示的な結晶構成要素ディスペンサー780が示されている。結晶構成要素ディスペンサー780の一部分は、図143においてディスペンシング・アッセンブリ787のコンポーネントを明らかにするために取り去られている。示されているように、結晶構成要素ディスペンサー780は、構成要素保管コンパートメント802を含むことが可能である。保管コンパートメント802は、出口部804を有することが可能であり、出口部804は、ディスペンシング・アッセンブリ787の中へフィードすることが可能である。例示的な実施形態において、ディスペンシング・アッセンブリ787は、ボア806を含み、オーガー808が、ボア806の中に配設されている。オーガー808は、ドライブ・シャフト810に取り付けられ得る。ドライブ・シャフト810は、モーター785まで延在することが可能であり、モーター785は、オーガー808の回転を引き起こすように動作され得る。オーガー808が回転するときに、構成要素が、ボア806を通してディスペンシング・アッセンブリ787の出口部812に向けて前進させられ得る。出口部は、ドージング・マニホールド784の第2のポート790を介して、ドージング・マニホールド784の内部体積と連通することが可能である。制御システム15は、所望の濃度の溶液を発生させるために、導電率センサー(たとえば、図138の導電率センサー744)から収集されたデータに基づいて、オーガー808の回転を命令することが可能である。
ここで図144~図146を参照すると、例示的な結晶構成要素ディスペンサー780の別の実施形態が示されている。繰り返しになるが、図145において、結晶構成要素ディスペンサー780の一部分は、ディスペンシング・アッセンブリ787のコンポーネントを明らかにするために取り去られている。示されているように、結晶構成要素ディスペンサー780は、構成要素保管コンパートメント802を含むことが可能である。保管コンパートメント802は、出口部804を有することが可能であり、出口部804は、ディスペンシング・アッセンブリ787の中へフィードすることが可能である。例示的な実施形態において、ディスペンシング・アッセンブリ787は、内部ボイド814を含み、パドル・ホイール816が、内部ボイド814の中に配設されている。パドル・ホイール816は、ドライブ・シャフト810に取り付けられ得、ドライブ・シャフト810は、モーター785まで延在することが可能であり、モーター785は、パドル・ホイール816の回転を生じさせるように動作され得る。パドル・ホイール816の回転により、構成要素の体積が保管コンパートメント802からディスペンシング・アッセンブリ787の出口部812へ前進させることが可能である。出口部は、ドージング・マニホールド784の第2のポート790を介して、ドージング・マニホールド784の内部体積と連通することが可能である。制御システム15は、所望の濃度の溶液を発生させるために、導電率センサー(たとえば、図138の導電率センサー744)から収集されたデータに基づいて、パドル・ホイール816の回転を命令することが可能である。
具体的に図146を参照すると、例示的なパドル・ホイール816が、隔離して示されている。示されているように、パドル・ホイール816は、互いに直交して配設されている複数の円形部材818を含む。2つの円形部材818が図146に示されているが、他の実施形態は、より多い数を含むことが可能である。例示的な実施形態において、2つの円形部材818は、互いに実質的に垂直に配設されている。
ここで図147および図148を参照すると、別の例示的なディスペンシング・アッセンブリ787が示されている。繰り返しになるが、図148において、アッセンブリ787のハウジング1018の一部分は、ディスペンシング・アッセンブリ787のコンポーネントを明らかにするために取り去られている。示されていないが、ディスペンシング・アッセンブリ787は、典型的には、構成要素保管コンパートメント802(たとえば、上記に示されて説明されているものなど)に取り付けられ得る。保管コンパートメント802は、ディスペンシング・アッセンブリ787の入口部1010の中へフィードすることが可能である。例示的な実施形態において、ディスペンシング・アッセンブリ787は、内部通路1016を含み、インペラー1012は、内部通路1016の中に配設されている。通路1016は、インペラー1012の回転なしに構成要素が通路1016を通って変位することをインペラー1012が防止するようにサイズ決めされ得る。インペラー1012は、ドライブ・シャフト810に取り付けられ得、ドライブ・シャフト810は、モーター785まで延在することが可能であり、モーター785は、インペラー1012の回転を生じるように動作され得る。インペラー1012の回転により、構成要素の体積が保管コンパートメント802からディスペンシング・アッセンブリ787の出口部1014へ前進させられることが可能である。出口部1014は、ドージング・マニホールド784の第2のポート790を介して、ドージング・マニホールド784の内部体積と連通することが可能である。制御システム15は、所望の濃度の溶液を発生させるために、導電率センサー(たとえば、図138の導電率センサー744)から収集されたデータに基づいて、インペラー1012の回転を命令することが可能である。
ここで図149および図150を参照すると、いくつかの実施形態において、複数の間隔を離して配置された窪み部1022を備えたディスク1020が、インペラー1012の代わりに使用され得る。窪み部1022は、ディスク1020の周りに均一に間隔を置いて配置され得る。例示的な実施形態において、窪み部1022は、72°の均一な角度増分で間隔を置いて配置され得る。窪み部1022は、同じ形状であることが可能である。例では、窪み部1022は、ボウルのようになっている。他の実施形態において、窪み部1022は、オブラウンド(図151を参照)または任意の他の所望の形状になっていることが可能である。ディスク1020が回転させられるとき(ディスク1020は、たとえば図147と同様のモーター785駆動式ドライブ・シャフト810に連結され得る)、窪み部1022は、ディスペンシング・アッセンブリ787の入口部1024とアライメント状態に持って行かれ得る。構成要素は、窪み部1022を充填することが可能である。ディスク1020がさらに回転させられるとき、窪み部1022は、入口部1024を通過し、ディスペンシング・アッセンブリ787の出口部1026と連通した状態になることが可能である。構成要素は、窪み部1022から落下することが可能である。出口部1014は、ドージング・マニホールド784の第2のポート790を介して、ドージング・マニホールド784の内部体積と連通することが可能である。ディスク1020の平坦な窪み部1022のないエリアは、入口部1024を閉鎖し、入口部1024の上に整合されているときに、出口部1026への構成要素の任意の通過を防止することが可能である。
ここで図152Aおよび図152Bを参照すると、別の例示的なディスペンシング・アッセンブリ787が示されている。このディスペンシング・アッセンブリ787は、上記に説明されているディスペンシング・アッセンブリの代わりに使用され得る。図152Bに最良に示されているように、ディスペンシング・アッセンブリ787は、回転可能なディスク820を含むことが可能である。回転可能なディスク820は、ディスク820を通って延在する複数のアパーチャー822を含むことが可能である。回転可能なディスク820は、ハウジング824の中に据え付けられ得る。例示的な実施形態において、ハウジング824は、第1のハウジング部分826および第2のハウジング部分828を含むことが可能である。第1のハウジング部分826は、入口部830を含むことが可能であり、入口部830は、結晶構成要素ディスペンサー780の保管コンパートメント802から延在することが可能である。第2のハウジング部分828は、出口部832を含むことが可能であり、出口部832は、ドージング・マニホールド784の内部体積786と連通していることが可能である。入口部830および出口部832は、互いにオフセットされ得る。回転可能なディスク820が回転させられるとき、ディスク820のアパーチャー822は、保管コンパートメント802からの入口部830とアライメント状態になることが可能である。構成要素は、アパーチャー822の中へ落下することが可能である。次いで、ディスク820は、出口部832に向けて回転させられ得る。アパーチャー822が出口部832の上で回転し始めるとき、構成要素は、ディスペンサー・アッセンブリ787を退出することが可能である。
例示的な実施形態において、ハウジング824は、開口部830を含み、開口部830は、回転可能なディスク820の縁部へのアクセスを提供する。駆動されるホイールは、開口部を通してディスク820の縁部と接触していることが可能であり、所望の溶液を形成するために必要に応じて、回転可能なディスク820が回転させられることを可能にすることができる。代替的な実施形態において、ディスク820は、ドライブ・シャフト810(たとえば、図145を参照)を含むことが可能であり、ドライブ・シャフト810は、モーターによって駆動され、回転可能なディスク820を回転させることが可能である。さらなる他の実施形態において、ディスクの縁部は、歯付きになっていることが可能であり、ドライブ・ホイールが、回転可能なディスク820の回転を生じさせるために含まれ得る。
ここで図153Aおよび図153Bを参照すると、別の例示的な結晶構成要素ディスペンサー780が示されている。示されているように、結晶構成要素ディスペンサー780は、第1のコンパートメント1350および第2のコンパートメント1352を含むことが可能である。第1のコンパートメント1350は、結晶構成要素の供給部を含有する構成要素保管コンパートメント802であることが可能である。第1のコンパートメント1350および第2のコンパートメント1352は、ディスペンシング・アッセンブリ787によって分離され得る。例示的な実施形態において、ディスペンシング・アッセンブリ787は、モーター785によってドライブ・シャフト810を通して駆動される。本明細書で説明されている任意のディスペンシング・アッセンブリ787が使用され得る。第2のコンパートメント1352は、ドージング・マニホールド784の代わりに使用され得る混合コンパートメントであることが可能である。第2のコンパートメント1352は、漏斗領域796を含むことが可能である。示されているように、漏斗領域796は、複数の入口ポート1354A、Bを含む。入口ポート1354A、Bは、WFI水供給源からのラインに連結するクイック・コネクト・フィッティング(たとえば、押し込み式)であることが可能である。示されているように、入口部1354A、Bは、漏斗領域796の反対側に位置決めされている。また、入口部1354A、Bは、第2のコンパートメントに進入する水が漏斗領域796の曲線に対して実質的に接線方向に進入するように配向されている。したがって、水が圧力下で第2のコンパートメント1352の中へ送達されるとき、水の接線方向の流入は、第2のコンパートメント1352の中での流体の渦の形成を助長することが可能である。追加的に、漏斗領域792は、第2のコンパートメント1352の中の流体の導電率をモニタリングすることができる1対の導電率センサー1356を含むことが可能である。
特定の例において、水は、リザーバー充填動作の第1の段階において、入口部1354A、Bを通して第2のコンパートメント1352の中へ送達され得る。これは、第2のコンパートメントの中の流体の渦を確立することが可能である。第2のコンパートメントの充填は、リザーバー充填動作の第2の段階において停止され得る。ディスペンサー・アッセンブリ787は、充填動作の第2の段階の間に、所望の量の構成要素を第1のコンパートメント1350から第2のコンパートメント1352の中へ変位させ始めるように駆動され得る。渦により、結晶構成要素が急速に溶解し得る。リザーバー充填動作の第3の段階において、結晶構成要素ディスペンサー780の出口バルブ1358は、作動されて開き、第2のコンパートメント1352の中の流体が結晶構成要素ディスペンサーを退出し始めること、および、バッグ26などのようなリザーバーに向けて流れ始めることを可能にすることができる。示されているように、曲がりくねった流路1360が、漏斗領域792と出口バルブ1358との間に含まれ、構成要素のロバストな溶解をさらに助長する。また、第3の段階において、流体の追加的な体積が、第2のコンパートメント1352の中へ送達され得る。第1および第3の段階において第2のコンパートメント1352へ送達される流体は、リザーバーの所望の充填体積であることが可能である。好ましくは、ディスペンシング・アッセンブリ787は、第3の段階の終了前に、所望の量の構成要素を第2のコンパートメント1352の中へディスペンスするのに十分な速度で駆動され得る。これは、第3の段階において第2のコンパートメント1352の中へ送達される追加的な体積の水が、任意の構成要素を含有する溶液を第2のコンパートメント1352から外にフラッシュすることを可能にすることができる。第4の段階において、待機期間は、出口バルブ1358が開いた状態で経過し、第2のコンパートメントの中の任意の流体が結晶構成要素ディスペンサー780からリザーバーの中へ渡ることを可能にすることができる。
ここで図154および図155を参照すると、いくつかの実施形態において、結晶構成要素ディスペンサー780は、少なくとも部分的に使い捨てになっていることが可能である(モーター785は、典型的に再使用され得る)。これは、望ましい可能性がある。その理由は、結晶構成要素ディスペンサー780は、流体経路の中の行き止まりである可能性があり、それは、流体回路710(図138を参照)を通る高温水の循環によって消毒することが困難である可能性があるからである。追加的に、給電されていないときに、ディスペンシング・アッセンブリ787が結晶構成要素ディスペンサー780の出口部から入口部への連通を阻止する可能性があるので、結晶構成要素ディスペンサー780を通して高温水を逆流させることは困難である可能性がある。結晶構成要素ディスペンサー780は、以前のカートリッジが使い切られるときにユーザーによって交換される消費可能なシールされたカートリッジの一部として、その使い捨てのコンポーネントを伴う可能性がある。図154および図155は、ディスペンシング・アッセンブリ787の出口部1030部分を示している。同様の配置が、本明細書で説明されているディスペンシング・アッセンブリのいずれかの出口部として含まれ得る。図155に最良に示されているように、出口部部分は、シール部材1032を含むことが可能である。シール部材1032は、フィルム・シールまたは同様の穿孔可能なバリアであることが可能であり、それは、ドージング・マニホールド784の第2のポート790に連結されている結晶構成要素ディスペンサー780の端部をシールする。結晶構成要素ディスペンサー780の反対側端部は、閉じられた保管コンパートメント802に取り付けられ得る。したがって、結晶構成要素ディスペンサー780は、使用前にシールされた状態になっていることが可能である。
示されているように、第2のポート790は、リテイナー・クリップ1036を含むことが可能である。出口部部分1030は、フランジ1038を含むことが可能である。また、第2のポート790は、穿刺部材1034を含むことが可能である。結晶構成要素ディスペンサー780が第2のポート790に嵌合されるときに、クリップ1036は、フランジ1038の通過を可能にするために広がって離れることが可能である。クリップ1036は、フランジ1038が前進させられてクリップ1036を通過した後に、フランジ1038の上方で閉じるように付勢され得る。これは、ドージング・マニホールド784上に結晶構成要素ディスペンサー780を保つことが可能である。穿刺部材1034は、出口部1030が第2のポート790の中へ連結されるときに、シーリング部材1032を穿刺することが可能である。Oリングなどのようなガスケット部材1040が、周囲の環境に対するシールが発生させられることを保証するために含まれ得る。示されているように、出口部1030は、バッフル1042を含み、バッフル1042は、ドージング・マニホールド784の中への構成要素のフローを方向付けまたは限定することが可能である。追加的に、穿刺部材1034は、複数の穿孔部1044を含むことが可能である。穿孔部1044は、ドージング・マニホールド784の中への構成要素のフローを限定することが可能である。これは、特定のディスペンシング・アッセンブリ787によって出力され得る離散的なボーラスとは対照的に、構成要素の一定のフローがドージング・マニホールド784に提供されることを保証することを助けることが可能である。
示されているように、第2のポート790は、また、再循環ポート1046を含むことが可能である。再循環ポート1046は、高温水による消毒の間に、流体ラインが第2のポート790に接続されることを可能にすることができる。消毒を実行することが望まれるときには、結晶構成要素ディスペンサー780が除去され得、キャップ(図示せず)が、第2のポート790の上に据え付けられ、開口部をシールすることが可能である。次いで、高温水が、再循環ポート1046に取り付けられているラインを介して、第2のポート790を通して循環され得る。
ここで図156~図158を参照すると、さらなる別の例示的なディスペンサー・アッセンブリ787が示されている。このディスペンシング・アッセンブリ787は、上記に説明されているディスペンシング・アッセンブリの代わりに使用され得る。示されているように、ディスペンシング・アッセンブリ787は、可撓性のチュービング832のセクションを含むことが可能である。チュービング832は、入口部834から延在することが可能であり、入口部834は、結晶構成要素を含有する保管コンパートメント802と連通していることが可能である。チュービング832は、チュービング832の中への構成要素の重力送りを可能にするように配向され得る。入口部834は、チュービング832の中への構成要素フローの速度を低下させる制限器を含むことが可能である。
チュービング832は、1つまたは複数のクレードル836によって適切な場所に保持され得る。例示的な実施形態において、2つのクレードル836が含まれている。クレードル836は、チュービング832が支持部材838A、Bのペアに突き当てられて上向けに置かれるように、可撓性のチュービング832を位置決めすることが可能である。例示的な実施形態において、支持部材838A、Bのそれぞれのペアは、支持突起部838Aおよび支持ローラー838Bを含む。代替的な実施形態において、支持ローラー838Bまたは支持突起部838Aのみが使用され得る。それぞれのペアの支持部材838A、Bは、オクルーダー840が支持部材838A、Bの間の中間空間の中へ変位され得るように、間隔を離して配置され得る。図157および図158に示されているように、ディスペンシング・アッセンブリ787のオクルーダー840は、支持部材838A、Bの間の、または、支持部材838A、Bのそれぞれのペアの間の空間の中へ作動され得る。これは、可撓性のチュービング832を変形させ、チュービング832を通るフローを防止することが可能である。
チュービング832の寸法が既知である可能性があるので、支持部材838A、Bのそれぞれのペアの間の間隔は、支持部材838A、Bペアのそれぞれの間のチュービングの内部体積が所望の値になるように選択され得る。支持部材838A、Bの下流のペアに関連付けられるオクルーダー840は、チュービング832を通るフローを遮断するように作動され得る(図157を参照)。構成要素は、チュービング832に進入し、支持部材838A、Bのペアの間のチュービング832の体積を充填することが可能である。次いで、上流のオクルーダー840は、支持部材838A、Bのペアの間に構成要素の既知の体積を隔離するように作動され得る。次いで、下流のオクルーダー840が、そのオクルーダー840を後退させるように作動され得る(図158を参照)。これは、構成要素がチュービング832を退出し、ドージング・マニホールド784の中へ進入することを可能にすることができる。
ここで図159~図160を参照すると、特定のシステム10の実施形態において、クリーン・ルーム標準に制御されているエンクロージャー12の外側でバッグ26の充填およびシーリングを実施することが望ましい可能性がある。そのような実施形態では、システム10は、バッグ26の内部体積を周囲の環境に露出させることなく、以前に滅菌されたバッグ26を充填することが可能である。これは、バッグ26のポート392と充填導管との間に無菌の接続を確立することによって達成され得、ここで、ポート392および充填導管の内部は、接続が形成されるまで、周囲の環境からシールされている。流体回路710(たとえば、図138を参照)からの流体は、充填導管を通してバッグ26の内部体積の中へ移送され得る。次いで、充填導管とバッグ26のポート392との間の接続は、無菌の方式で切断され得る。いくつかの実施形態において、充填導管およびポート392は、両者の間の連通が切断されるときに、周囲の環境からシールされ得る。
制御されていないまたはあまり厳しく制御されていない周囲の環境においてバッグ26の充填を促進させることができる例示的な流体パッケージング装置900が、図159~図160に示されている。特定の実施形態において、流体パッケージング装置900は、本明細書の他のどこかで説明されているシーリング・ステーション358のいずれかを交換することが可能である。また、流体パッケージング装置900は、充填ステーション356を兼ねることが可能であり、個別の充填およびシーリング・ステーション356、358の代わりに流体パッケージング装置900が使用されることを可能にする。これは、システム10の複雑さを低減させ、システム10がよりコンパクトにされることを可能にし、バッグ26が充填およびシールされるエリアのきつい環境制御のための要件を限定することが可能である。
図159~図160に示されているように、例示的な流体パッケージング装置900は、充填導管フィード・アッセンブリ902を含むことが可能である。充填導管フィード・アッセンブリ902は、導管ディスペンサー1050(図161を参照)(たとえば、スプールまたはリールなど)から流体パッケージング装置900の中への充填導管のセグメントを前進させることが可能である。充填導管1060(図161を参照)は、シールされている終端端部を有することが可能である。終端端部は、シールされた状態で提供され得、または、以前のバッグ26の充填の後に、シールされた状態になることが可能である。したがって、充填導管1060ルーメンの内部は、周囲の環境と連通しないように維持され得る。充填導管1060は、流体パッケージング装置900のチュービング操作アッセンブリ904(図164を参照)のチューブ・リテイナー934の中へフィードされ得る。
ここで図161および図162を参照すると、導管ディスペンサー1050の例示的な実施形態が示されている。示されているように、導管ディスペンサー1050は、ガイド部分1052およびリール部分1054を含むことが可能である。ガイド部分1052は、円錐台の形態になっていることが可能である。ガイド部分1052は、充填導管フィード・アッセンブリ902が導管ディスペンサー1050から充填導管1060を引っ張り出すときに、ガイド部分1052のアパーチャーから外へ充填導管1060を方向付けることが可能である。ガイド部分1052は、導管ディスペンサー1050を充填導管フィード・アッセンブリ902の上方に位置決めするスタンドなどにガイド部分1052を装着するためのブラケットを含むことが可能である。任意の他の適切な装着部材が、他の実施形態において使用され得る。示されているように、リール部分1054は、ガイド部分1052に連結することが可能である。例示的な実施形態において、バヨネット・マウントが含まれている。ガイド部分1052は、装着ピン1062を含む。リール部分1054は、協調する装着トラック1064を含む。他の実施形態において、磁気カップリング、ネジ山付きのカップリング、締まり嵌め、スナップ・フィット、締結具、接着剤などが使用され得る。特定の実施形態において、ガイド部分1052は、再使用可能なコンポーネントであることが可能である。リール部分1054は、使い捨てであることが可能であり、新しいリール部分1054は、充填導管1060が消費されるときに、ガイド部分1052に連結され得る。
リール部分1054は、充填導管1060のコイルがその中に貯蔵され得るカップのような形状を有することが可能である。オーガナイザー1058が、リール部分1054の中に配設され得る。例示的な実施形態において、オーガナイザー1058は、複数の壁部として示されており、複数の壁部は、充填導管1060がその中に置かれ得るセットまたはトラックを提供することが可能である。ガイド部分1052は円錐台であるので、壁部は、リール部分1054の中心に近接するにつれて高さが増加することが可能である。これは、オーガナイザー1058によって形成されるトラックの中に、より多くの充填導管1060が設置されることを可能にすることができる。代替的な実施形態において、充填導管1060が巻き付けられるマンドレルが、オーガナイザー1058として使用され得る。リール部分1054は、50~100個のバッグ26を充填するのに十分な充填導管1060の長さを保持するようにサイズ決めされ得る。いくつかの実施形態において、リール部分1054は、10~20フィート程度のコイル状の充填導管1060を保持することが可能である。また、さまざまな容量を有するより大きいまたはより小さいリール部分も利用可能であり得る。充填導管1060は、事前プライミングされた滅菌の状態で提供され得る。充填導管1060は、シールされた状態で提供され得、充填導管1060の内部およびその中に含有される流体が、周囲の環境と連通していないようになっている。
図161に最良に示されているように、導管ディスペンサー1050のリール部分1054は、入口オリフィス1066を含むことが可能である。流体回路710(たとえば図138を参照)に延在する充填導管1060の一部分は、入口オリフィス1066を介してリール部分1054の中へ進入することが可能である。また、例示的な実施形態において、入口オリフィス1066の上流で充填導管1060を包み込むスタンドオフ1068が含まれている。スタンドオフ1068は、入口オリフィス1066に進入するときの充填導管1060の中の任意のベンドの半径が、充填導管1060のよじれにつながり得る値よりも大きくなることを保証することを補助することが可能である。特定の実施形態において、流体回路710に接続する充填導管1060の終端端部は、流体接続の確立を促進させるためにクイック・コネクト・フィッティングを含むことが可能である。代替的な実施形態において、入口オリフィス1066は、示されているようなリール部分の上面とは対照的に、リール部分1054の側壁部の中に含まれ得る。他の実施形態において、リール部分1054は、充填導管1060の端部が連通しているクイック・コネクトまたは他のフィッティングを含むことが可能である。リール部分1054は、流体の供給源に連通している協調するフィッティング上にドッキングされ、充填導管1060を供給源と連通した状態にさせることが可能である。これらの代替的な実施形態では、スタンドオフ1068が省略され得る。
また、例示的な実施形態において、オーガナイザー1058は、充填導管1060の任意のよじれを防止することを補助するように配置されている。示されているように、入口オリフィス1066は、オーガナイザー1058によって形成されているトラックの最も内側の部分に開口している。トラックの最も内側の部分は、リール部分1054の中の充填導管1060のよじれを生じ得ない半径を有している。充填導管1060は、内側トラック1070Aに1度巻き付けられ、次いで、オーガナイザー1058壁部の中の切れ目1072を通過して中間トラック1070Bに至ることが可能である。充填導管1060は、中間トラックに1度巻き付けられ、次いで、オーガナイザー1058壁部の中の切れ目1072を通過して最も外側のトラック1070Cに至ることが可能である。リール部分1054がより大きい容量を有する代替的な実施形態では、少なくとも1つの追加的な中間トラック1070Bが存在することが可能である。充填導管1060は、最も外側のトラック1070Cに沿って巻かれ得る。次いで、1つまたは複数の中間トラック1070Bが充填され、最も内側のトラック1070Aがそれに続くことが可能である。この巻き付けプロセスは、充填導管1060がオーガナイザー1058の中へ完全に巻かれるまで繰り返され得る。これは、引っ掛かりまたはよじれにつながりにくい様式で、充填導管1060がディスペンスされることを助長することが可能である。追加的に、示されているように、オーガナイザー1058は、丸みを帯びたまたは面取りされた縁部を含むことが可能であり、それは、充填導管1060がよじれるまたは引っ掛かる機会を同様に限定することが可能である。
充填導管1060が事前プライミングされずに提供される場合、充填導管1060は、流体回路710に接続され得、高温水が、充填導管1060を通してドレインまたはプライミング・リザーバー(たとえば、バッグまたは他のコンテナ)へ送達され得る。制御システム15は、流体パッケージング装置900が新しい導管ディスペンサー1050とともに動作することを制御システム15が可能にすることができる前に、事前定義された期間(それは、高温水の温度に応じてプリセットされ得る)にわたって、高温水が充填導管1060を通って流れることを要求することが可能である。時間期間が満たされると、充填導管1060の下流端部は、バッグまたはチューブ・シーラー・アッセンブリ906(本明細書において後に説明される)によってシールされ得る。これは、使用前に充填導管1060をプライミングされて消毒された状態のままにすることが可能である。
ここで図163を参照すると、例示的な充填導管フィード・アッセンブリ902の分解図が示されている。示されているように、充填導管フィード・アッセンブリ902は、モーター912を含むことが可能である。モーター912は、シャフト914を駆動することが可能であり、シャフト914は、キー付きになっていることが可能である(例示的な実施形態では、「D」字形状の断面を有する)。シャフト914は、第1のギア916またはそれに連結されているフィード・ローラー920の中のオリフィスの中へ嵌合することが可能である。第1のギア916は、第2のギア918と互いに噛み合うことが可能である。ギア916、918のそれぞれは、それぞれのフィード・ローラー920に連結され得る。シャフト914が回転するとき、この回転は、第1および第2のギア916、918に伝達され得、そして、それにより、フィード・ローラー920の回転を生じさせ得る。示されているように、ギア916、918およびフィード・ローラー920は、ハウジング922の中に捕捉され得る。ハウジング922は、フィード通路924を含むことが可能であり、充填導管1060は、フィード通路924を通して変位され得る。示されているように、ローラー920は、凹形表面926を含み、凹形表面926は、充填導管1060の外部表面に接触することが可能である。これは、充填導管1060が充填導管フィード・アッセンブリ902を通して変位されるときに、フィード・ローラー920が充填導管1060のルーメンを崩壊させないまたは妨害しないことを保証することが可能である。フィード・ローラー920またはフィード・ローラー920の凹形表面は、高い摩擦係数を有するエラストマーまたは他の材料から構築され得、フィード・ローラー920が回転させられるときに、充填導管1060のフィードを促進させるようになっている。
再び図159および図160を主に参照すると、例示的な実施形態において、グラスパー418が示されており、グラスパー418は、ロボット・アーム360に取り付けられ得、ロボット・アーム360は、流体パッケージング装置900へおよび流体パッケージング装置900からバッグ26を輸送することが可能である。いくつかの実施形態において、グラスパー418は、充填の間に流体パッケージング装置900に留まることが可能であり、バッグ26を適切な場所に保持することが可能である。バッグ26は、事前滅菌された状態で流体パッケージング装置900に導入され得る。充填のために使用されることとなるバッグ26のポート392は、シールされた状態で提供され得る。したがって、ポート392およびバッグ26の内部体積は、周囲の環境と連通しないように維持され得る。バッグ26が流体パッケージング装置900に導入されるときには、充填のために使用されることとなるポート392は、流体パッケージング装置900のベース・プレート911(図164を参照)を通して、チュービング操作アッセンブリ904のチューブ・リテイナー・アッセンブリ934の中へフィードされ得る。ポート392および充填導管1060の両方がチューブ・リテイナー・アッセンブリ934の中に配設されているときに、それらは、互いに実質的に平行になっていることが可能である。
ここで図164~図165も参照すると、例示的なチュービング操作アッセンブリ904および例示的なベース・プレート911が示されている。示されているように、充填導管フィード・ガイド930(図164に最良に示されている)が含まれており、充填導管フィード・ガイド930は、充填導管1060がチューブ・リテイナー・アッセンブリ934の中へ変位されるときに、充填導管1060を方向付けることが可能である。充填導管フィード・ガイド930は、漏斗のような形状を有することが可能であり、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934の充填導管リテンション・トラフ932の中へ充填導管1060を方向付けることが可能である。同様に、ベース・プレート911は、ポート・ガイド936を含むことが可能であり、ポート・ガイド936は、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934のポート・リテンション・トラフ938の中へバッグ26のポート392を方向付けることを補助することが可能である。流体パッケージング装置900は、チュービング・センサー933、935を含むことが可能であり、チュービング・センサー933、935は、チュービングが充填導管リテンション・トラフ932およびポート・リテンション・トラフ938の中に存在しているかどうかをセンシングすることが可能である。チュービング・センサー933、935は、光学センサー(たとえば、反射率ベースのセンサーなど)であることが可能であり、光学センサーは、充填導管リテンション・トラフ932およびポート・リテンション・トラフ938のそれぞれの中へ延在するウィンドウ937を介して、充填導管リテンション・トラフ932およびポート・リテンション・トラフ938をモニタリングすることが可能である。制御システム15は、チュービング・センサー933、935の出力をモニタリングすることが可能であり、充填導管フィード・アッセンブリ902およびグラスパー418のためのフィードバックとして、チュービング・センサー933、935からのデータを使用することが可能である。
示されているように、チューブ・リテンション・アッセンブリ934は、第1の部分940Aおよび第2の部分940Bを含むことが可能である。第1および第2の部分940A、Bは、ギャップによって分離され得る。チューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1の部分940Aは、第2の部分940Bに対して変位可能であり得、第2の部分940Bは、例示的な実施形態において、ベース・プレート911に固定されている。示されているように、第1の部分940Aは、スレッド本体部942に取り付けられており、スレッド本体部942は、モーター944を介して1セットのガイド・ロッド946に沿って並進的に変位することが可能である。また、スレッド本体部942は、枢動本体部943に連結され得る。枢動本体部943は、ガイド・ロッド945に枢動可能に連結されており、チュービング操作アッセンブリ904およびチューブ・リテンション・アッセンブリ934の取り付けられた第1の部分940Aがガイド・ロッド945の軸線の周りに回転することを可能にすることができる。
追加的に、図165に最良に示されているように、充填導管リテンション・トラフ932およびポート・リテンション・トラフ938はそれぞれ、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1の部分940Aと第2の部分940Bとの間のギャップのそれぞれの側において、拡大された領域948を含むことが可能である。これらの拡大された領域948は、充填導管1060およびポート392がオクルーダー・アッセンブリ908によって平坦化されるときに、充填導管1060およびポート392の形状変化に対処することが可能である。
ここで図166~図168も参照すると、例示的なオクルーダー・アッセンブリ908が示されている。オクルーダー・アッセンブリ908は、モーター952を含むことが可能であり、モーター952は、オクルーダー950が連結されているキャリッジ953を、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934に向けておよびそれから離れるように変位させることが可能である。これにより、充填導管1060およびポート392がそれらのそれぞれの充填導管リテンション・トラフ932およびポート・リテンション・トラフ938の壁部に対抗して平坦化され得る。これは、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934の中に位置付けされているポート392および充填導管1060の両方の少なくとも一部分に沿って、ポート392および充填導管1060から流体を追い出すことが可能である。示されているように、オクルーダー950は、第1の部分956Aおよび第2の部分956Bを含むことが可能である。第1および第2の部分956A、Bは、ギャップによって互いに分離され得る。オクルーダー950の第1の部分956Aと第2の部分956Bとの間のギャップは、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934の第1の部分940Aと第2の部分940Bとの間のギャップとおおよそ同じ幅であることが可能である。また、そのギャップは、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934のものと同じ平面に沿って配設され得る。オクルーダー950の第1および第2の部分956A、Bのそれぞれは、1セットのオクルーダー部材958を含むことが可能である。オクルーダー部材958のそれぞれのセットのオクルーダー部材958は、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の充填導管リテンション・トラフ932とポート・リテンション・トラフ938との間の間隔に等しい距離だけ、互いに間隔を離して配置され得る。これは、オクルーダー950がモーター952によって前進させられるときに、オクルーダー部材958が充填導管リテンション・トラフ932およびポート・リテンション・トラフ938の中へ入ることを可能にすることができる。
示されているように、オクルーダー950の第2の部分956Aは、レール960の上に装着されている。これは、チュービング操作アッセンブリ904のスレッド本体部942(たとえば、図165を参照)が移動させられるときに、オクルーダー950の第2の部分956Bがチューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1の部分940Aに沿って変位することを可能にすることができる。レール960は、ブーム962の上に含まれており、ブーム962は、ガイド・ロッド945(たとえば、図164を参照)に枢動可能に連結され得る。これは、オクルーダー950の第2の部分956Bがチューブ操作アッセンブリ904と連動して回転方向に変位することを可能にすることができる。また、ガイド・ロッド945は、モーター952がチューブ・リテンション・アッセンブリ934に向けておよびそれから離れるようにキャリッジ953および取り付けられたオクルーダー950を変位させるときに、オクルーダー・アッセンブリ908の移動を方向付けることが可能である。
示されているように、オクルーダー950の第1および第2の部分956A、Bは、また、タイ・ピン964を含むことが可能である。タイ・ピン964は、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1および第2の部分940A、Bを通って、オクルーダー950の第1および第2の部分956A、Bの中へ延在することが可能である。タイ・ピン964は、オクルーダー950の第1および第2の部分956A、Bの運動を、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1および第2の部分940A、Bの運動に連結することを助けることが可能である。
オクルーダー950の第2の部分956Bは、締結具961を介してキャリッジ953に連結され得る。具体的には、締結具961は、ブーム962の中の細長いスロットを通って、キャリッジ953の中の受け入れ孔の中へ延在することが可能である。図168に最良に示されているように、オクルーダー950の第2の部分956Bは、また、付勢部材957を介してキャリッジ953に連結され得る。例示的な実施形態において、付勢部材957は、引張スプリングとして示されているが、任意の適切な付勢部材957が使用され得る。付勢部材957は、オクルーダー950の第2の部分956Bがオクルーダー950の第1の部分956Aに向けてガイド・ロッド945(たとえば、図165を参照)の周りに回転することを促す力を働かせることが可能である。付勢部材957は、図171に関連してさらに説明されている。ブーム962の中の細長いスロットは、締結具961のための十分なクリアランスを提供し、この回転が起こることを可能にすることができる。追加的に、キャリッジ953は、転動体軸受959を含むことが可能であり、転動体軸受959は、ブーム962に隣接するキャリッジ953の面からプラウドして(proud of)延在している。転動体軸受959は、ブーム962がキャリッジ953に対して固着することなく枢動することを可能にすることができる。
ここで図169を参照すると、カッター・アッセンブリ910が、流体パッケージング装置900の中に含まれ得る。カッター・アッセンブリ910は、カッター・モーター970によって作動され得、カッター・モーター970は、加熱されたブレード972を駆動することが可能である。加熱されたブレード972は、ブレード・リテイナー974の中に配設され得、ブレード・リテイナー974は、ヒーター976がその中に配設されているチャンバーを含むことが可能である。例示的なヒーター976は、カートリッジ・ヒーターとして示されている。また、ブレード・リテイナー974は、温度センサー980のためのマウント978を含むことが可能であり、温度センサー980は、ヒーター976の動作を管理する制御システム15にデータを提供することが可能である。特定の実施形態において、加熱されたブレード972は、コーティングされ得る金属材料から構築され得る。特定の実施形態において、セラミック・コーティングは、金属材料に適用され得る。セラミック・コーティングは、特定の実施形態において、Cerakote of 7050 6th Street White City,Oregonから入手可能なセラコートであることが可能である。代替的な実施形態において、相乗的表面強化コーティング(たとえば、NASA材料#20386 MSFC Handbook 527F(NEDOX SF-2),Johnson Space Flight Center #D9604Fなど)が使用され得る。そのようなコーティングは、流体パッケージング装置900の動作の間に、加熱されたブレード972が繰り返して再使用されることを可能にすることができる。
示されているように、ブレード・リテイナー974は、カッター・アッセンブリ910のアーム975の上に装着され得、カッター・アッセンブリ910は、ガイド・ロッド945上に連結し、カッター・アッセンブリ910の作動移動を方向付けることを補助することが可能である。したがって、ガイド・ロッド945は、カッター・アッセンブリ910、オクルーダー・アッセンブリ908、チュービング操作アッセンブリ904がすべて拘束される単一の軸線を提供することが可能である。これらのアッセンブリのそれぞれを単一の軸線上に設置することによって、流体パッケージング装置900は、コンパクトな方式で作製され得る。
ここで図170も参照すると、カッター・モーター970は、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934およびオクルーダー950を通って延在するギャップの中へ、加熱されたブレード972を作動させることが可能である。これは、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の充填導管リテンション・トラフ932およびポート・リテンション・トラフ938の中の充填導管1060およびポート392を平坦化するために、オクルーダー・アッセンブリ908が作動されている間に行われ得る。加熱されたブレード972は、加熱されたブレード972がギャップの中へ変位されるときに、ポート392および充填導管1060を切り裂くことが可能である。これは、ポート392および充填導管1060の終端端部をポート392および充填導管の残りの部分から切断することが可能である。充填導管1060およびポート392が平坦化されているので、これらのチューブのルーメンの中に、実質的に液体(たとえば、水または生理食塩水)は存在していない可能性がある。これは、加熱されたブレード972の熱に起因して、液体がヒート・シンク(heat sync)として振る舞わないかまたは沸騰しないことを保証することが可能である。したがって、充填導管1060およびポート392を平坦化することは、充填導管およびポート392のカッティングおよび溶接を簡単化することが可能である。
依然として図170を参照すると、加熱されたブレード972がポート392および充填導管1060を切り裂くとき、ポート392および充填導管1060の材料は、ブレードの面に対抗して溶融され得、シールが、カッティング・アクションの間に、加熱されたブレード972の面に対抗して形成されて維持されるようになっている。これは、充填導管1060およびポート392の内部ルーメンがカットされるときに、それらが周囲の環境に露出されることを防止することが可能である。カッティング・アッセンブリ910が作動位置に保持された状態で、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934の第1の部分940Aは、ポート392および充填導管1060の残りの部分が互いに整合されるかまたは同軸になるまで、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934の第2の部分940Bに対して変位され得る。他のどこかで述べられているように、オクルーダー950の第2の部分956Bは、レール960上に配設され得、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1の部分940Aに連結され得る。したがって、オクルーダー950の第2の部分956Bは、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1の部分940Aと連動して変位することが可能である。これは、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1の部分940Aの変位の間に、充填導管1060が平坦化された閉塞状態のままであるということを保証することが可能である。チューブ・リテイナー・アッセンブリ934の第1の部分940Aは、加熱されたブレード972の第1の側にあることが可能であり、一方では、第2の部分940Bは、加熱されたブレード972の対向する側にあることが可能である。ポート392および充填導管1060の残りの部分の内部ルーメンは、この変位の間に、加熱されたブレード972の対向する面とシーリング接触したままであり、それに沿ってスライドすることが可能である。したがって、ポート392および充填導管1060の残りの部分の内部ルーメンは、それらが互いにアライメント状態に持って行かれるときに、周囲の環境と連通しないように維持され得る。
ここで、図171を主に参照すると、特定の実施形態において、加熱されたブレード972が引き出されるときに、充填導管1060およびポート392は、互いに接合され得、充填導管1060からポート392を通ってバッグ26の内部へ延在する連続的なルーメンが形成されるようになっている。引き出しが起こるとき、ポート392および充填導管1060の残りの部分は、互いに押し付けられ得、接合部が形成されるようになっており、それらの内部が周囲の環境から隔離された状態に維持されるようになっている。示されているように、カッター・アッセンブリ910は、キャリッジ部分982を含むことが可能であり、カム表面984が、キャリッジ部分982の中に提供されている。チュービング操作アッセンブリ904は、カム・フォロワー986を含むことが可能である。カム・フォロワー986は、オクルーダー・アッセンブリ908(たとえば図168を参照)の付勢部材957によって働かされる力を介して、カム表面984に対して適切な場所に保持され得る。この力は、オクルーダー950の第2の部分956Bをチューブ・リテンション・アッセンブリ934(図167を参照)の第1の部分940Aに連結するタイ・ピン964を通して伝達され得る。カッター・アッセンブリ910の加熱されたブレード972がチューブ・リテンション・アッセンブリ934の中へ作動されるときに、カム・フォロワー986は、図171に示されているように、カム表面984の上昇された部分985Aに対して位置決めされ得る。この位置において、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1の部分940Aと第2の部分940Bとの間のギャップ、および、オクルーダー950の第1の部分956Aと第2の部分956Bとの間のギャップが存在していることが可能である。
特定の実施形態において、カウンターウェイトが、チュービング操作アッセンブリ904上に含まれ得る。カウンターウェイトは、チュービング操作アッセンブリ904からカム表面984を越えて延在することが可能である。したがって、カウンターウェイトは、カム・フォロワー986をカム表面984に対して保持することを補助することができる追加的な力を提供することが可能である。いくつかの実施形態において、カウンターウェイトは、付勢部材957の代わりに使用され得る。特定の実施形態において、チュービング操作アッセンブリ904をベース・プレート911に連結する追加的な付勢部材が含まれ得る。この追加的な付勢部材は、カム・フォロワー986をカム表面984に対して保持することを補助することができる追加的な力を提供することが可能である。いくつかの実施形態において、チュービング操作アッセンブリ904を連結する付勢部材は、(上記に説明されているカウンターウェイトの有無にかかわらず)付勢部材957の代わりに使用され得る。
加熱されたブレード972が、カットされた充填導管1060およびポート392から後退され始めるときに、カム・フォロワー986は、カム表面984のスロープ付きのセクション985Bへ移行することが可能である。カム表面984のスロープ付きのセクション985Bは、カム表面984の凹んでいるセクション985Cにつながることが可能である。したがって、カム・フォロワー986がカム表面984のスロープ付きのセクション985Bに沿って通過するときに、付勢部材957(図168を参照)によって働かされる力により、ギャップが閉じ始め得る。具体的には、例示的な実施形態において、この力は、オクルーダー950の第2の部分956Bがガイド・ロッド945の周りに枢動することおよびオクルーダー950(図168を参照)の第1の部分956Aに向けてローラー・エレメント軸受959に対抗して枢動することを引き起こすことが可能である。そして、これは、チューブ・リテンション・アッセンブリ934の第1の部分940Aをオクルーダー950(図167を参照)の第2の部分956Bに接続するタイ・ピン964を介して、チュービング操作アッセンブリ904(たとえば、図164を参照)を引っ張ることが可能である。引っ張り力により、チュービング操作アッセンブリ904がガイド・ロッド945(たとえば、図164を参照)の軸線の周りに回転させられ得る。結果として、以前に整合されたポート392および充填導管1060の残りの部分は、付勢部材957から生じる力を介して互いに向けて駆動され得る。充填導管1060およびポート392の残りの部分は、加熱されたブレード972が邪魔にならないように後退されるときに、互いに溶融し合い、接合部を形成し始めることが可能である。
加熱されたブレード972がチューブ材料から完全に後退されるときに、カム・フォロワー986は、カム表面984の凹んでいる部分985Cに移行することが可能である。付勢部材957によって働かされる力は、ギャップを実質的に閉じ、ポート392および充填導管1060の残りの部分を互いに押し付けることが可能である。これは、接合部の形成が完了することを可能にすることができる。加熱されたブレード972が除去されるときに、ポート392および充填導管1060が一緒に溶融するので、チュービングの内部は、接合プロセスの間に周囲の環境と連通しないように維持され得る。
特定の流体パッケージング装置900の実施形態では、充填導管1060とポート392との間の接合点におけるルーメンは、接合部が形成された後に、常に開いたまままたは完全に開いたままであるとは限らない可能性がある。そのような例では、チューブ・リテイナー・アッセンブリ934の第1の部分および第2の部分940A、Bのうちの一方は、ルーメンを妨害している任意のシールを破壊するために、他方に対して変位され得る。上記に説明されている例示的な実施形態において、チュービング操作アッセンブリ904のスレッド942は、事前定義された距離にわたって複数回往復して駆動され、ルーメンまたはルーメンの一部分を閉鎖する結合部に応力を働かせることが可能である。この応力は、充填導管とポート392との間の接合部の完全性を壊すことなく、ルーメンの中の結合部を壊すことが可能である。次いで、流体が、バッグ26の中へ送達され、バッグ26を充填することが可能である。
充填導管フィード・アッセンブリ902は、フィード通路924がチューブ・リテイナー・アッセンブリ934の変位部分940A、Bの変位の範囲の実質的に中央に整合されるように位置決めされ得る。したがって、スレッドが往復して駆動され、ルーメンの中の任意の潜在的な結合部を壊すときに、充填導管フィード・アッセンブリ902を退出する充填導管1060の角度は、可能な限り小さく維持される。これは、この変位の間に充填導管1060に働かされる軸線方向の応力を限定することが可能であり、新しく形成される接合部を引き離す傾向のあり得る任意の力を限定することが可能である。
ここで図172および図173を参照すると、次いで、チューブ・シーラー・アッセンブリ906が、充填されたバッグ26を流体パッケージング装置900から自由にするために、ポート392をシールしてカットするように作動され得る。繰り返しになるが、これは、ポート392ルーメンまたはバッグ26の内部を周囲の環境に露出させることなく達成され得る。図172および図173に関連して説明されているものなどのようなバッグ・シーラー・アッセンブリ906は、本明細書で説明されている他の実施形態の中に含まれ得る。たとえば、チューブ・シーラー・アッセンブリ906は、図133~図137に関連して説明されている充填ステーション1110の中に含まれ得る。そのようなチューブ・シーラー・アッセンブリ906は、バッグ26から延在する充填ライン1090の長さを短くするために使用され得る。
示されているように、図172および図173の例示的なチューブ・シーラー・アッセンブリ906は、1セットの対向するジョー990を含むことが可能である。対向するジョー990は、モーター付きドライブ992を介して、互いに向けておよび互いから離れるように変位され得る。例示的な実施形態において、対向するジョー990は、トラック994の中へ連結され得、ジョー990は、トラック994に沿って変位され得る。バッグ26のポート392がシールされる準備ができたときに、対向するジョー990は、それぞれのジョー990のシーリング・プレート998同士の間にポート392をつまむように互いに向けて駆動され得る。これは、ポート392のつままれる領域においてルーメンから流体を追い出すことが可能である。
カートリッジ・ヒーターなどのようなヒーター996は、対向するジョー990のそれぞれの中に配設され得る。ヒーター996は、ポート材料を溶融させるのに十分な温度までシーリング・プレート998を加熱するように給電され得る。ポート392がつままれるときに、ポート392のルーメンの壁部が互いに押し付けられ得る。材料が溶融するときに、ポート392のルーメンの壁部は、互いに溶融し合い、ポート392を封鎖することが可能である。シーリング・プレート998のそれぞれは、装着孔を含むことが可能であり、温度プローブ999が、装着孔の中に配設され得る。温度プローブ999からのデータは、制御システム15によって利用され、ヒーター996を介してシーリング・プレート998の加熱を管理することが可能である。
示されているように、ジョー990のそれぞれは、また、カッター・インサート1000を含むことが可能である。カッター・インサート1000は、上昇されたピーク1004を含むことが可能であり、ピーク1004は、それが関連付けられるシーリング・プレート998の中のスロット1002を通って延在することが可能である。例示的な実施形態において、それぞれの対向するジョー990のピーク1004は、互いに同じ平面の中にあり、対向するジョー990がモーター付きドライブ992によって作動されて閉じられるときに、それらが当接することができるようになっている。ピーク1004は、ポート392をカットし、充填されたバッグ26を流体パッケージング装置900から自由にする役割を果たすことが可能である。好ましくは、カッター・インサート1000は、ロバストなシールがシーリング・プレート998によってポート392の中に生成された後にのみ、ポート392を切り裂くことが可能である。いくつかの例において、カッター・インサート1000は、比較的に低い熱伝導率を有する材料から構築され得る。たとえば、カッター・インサート1000は、低い熱伝導率、および、熱劣化に対する高い抵抗を有するプラスチックであることが可能である(たとえば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)のような、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)ファミリーからのプラスチックなど)。代替的な実施形態において、他の適切な材料が使用され得る。カッター・インサート1000を構築するために不十分な導体である材料を使用することは、望ましい可能性がある。その理由は、それが、ポート392が切断される前に、ポート392がロバストなシールを形成するのに適切な温度に到達することを保証することが可能であるからである。ポート392材料が十分に溶融され、ピーク1004によって働かされる圧力が、ポート392を通して押圧してポート392をカットすることができるようになるまで、シーリング・プレート998からの熱は、ポート392を加熱することが可能である。示されているように、ピーク1004は、鈍くて丸みを帯びており、ポート392に沿って任意の1つのポイントにおいて圧力の集中を限定するようになっており、バッグ26の切断の前にロバストなシールが発生させられることを保証することをさらに助ける。
バッグ26が自由にされた状態で、充填導管1060は、充填導管1060とポート392との間に形成された接合部がチューブ・シーラー・アッセンブリ906に位置付けされるように前進させられ得る。チューブ・シーラー・アッセンブリ906は、接合部の上流において充填導管1060の中にシールを形成し、充填導管1060から接合点を切断するように再び作動され得る。次いで、充填導管フィード・アッセンブリ902は、充填導管1060を後退させることが可能であり、充填導管1060のシールされた端部がチューブ・リテイナー・アッセンブリ934の充填導管リテンション・トラフ932の中に配設されるようになっている。次のバッグ26が、流体パッケージング装置900の中へ装填され得、プロセスが、所望の通りに繰り返され得る。
流体パッケージング装置900のモーター944、952、970、992は、特定の実施形態において、空気圧式のまたは液圧式のアクチュエーターと交換され得るということが留意されるべきである。そのような実施形態では、圧縮機およびアキュムレーターは、作動を促進させるために提供され得る。代替的に、加圧ガスの消費可能なカートリッジが、流体パッケージング装置900の中に据え付けられ、マニホールドを介してアクチュエーターのそれぞれに配管され得る。モーター944、952、970、992が使用される場合に、流体パッケージング装置900の中に含まれているモーターのそれぞれは、変位についてのフィードバックを提供することができるエンコーダーが装備され得る。
ここで図174および図175を参照すると、特定の実施形態において、バッグ・シーリング・アッセンブリ906は、バッグ26のポート392の中の流体のサンプルを隔離するために使用され得る。そのような実施形態では、カッター・インサート1000は、シーリング・プレート998のそれぞれの中に含まれなくてもよい。バッグ・シーリング・アッセンブリ906は、必ずしも流体パッケージング装置900を含まない可能性のあるシステム10のさまざまな実施形態の中に含まれ得る。バッグ・シーリング・アッセンブリ906は、たとえば、図54、図56、および図111に示されているシステム10の中に含まれ得る。これは、そのシステム10のエンクロージャー12の中に検疫リポジトリ362(たとえば、図56を参照)を備えることなく、システム10が構築されることを可能にすることができる。バッグ26は充填され得、後のサンプリングのための流体のアリコートは、バッグ26がそれを通して充填されるポート392のセグメントの中に隔離され得る。バッグ26のポート392は、バッグ26の内部体積の近位にある第1の場所1140においてシールされ得る。上記のように、シールが発生させられるときに、ポート392の内部のルーメンの壁部は、互いに溶融し合い、ポート392を通る流路を閉鎖することが可能である。また、図174に示されているように、バッグ26のポート392は、第1の場所1140の上流にある第2の場所1142においてシールされ得る。特定の例において、第1の場所1140におけるシールは、第2の場所1142におけるシールの前に発生させられ得る。第1の場所1140と第2の場所1142との間の距離は、ポート392のルーメン直径および所望のサンプル体積に基づいて選択され得る。
バッグ26が充填され、サンプルがポート392の中に隔離されると、バッグ26は、システム10から解放され得る。ユーザーは、サンプリング器具を使用し、試験のためのサンプルにアクセスすることが可能である。たとえば、ユーザーは、シリンジまたは同様の用具によって、第1の場所と第2の場所との間のポート392を穿刺し、サンプル体積から流体を抽出することが可能である。試験(たとえば、パイロジェン試験)が、サンプルからの流体に対して実行され得る。次いで、ポート392は、第1の場所1140においてカットされ得、第2の場所1142におけるサンプル体積およびシールを含むポート392の部分は、廃棄され得る。
さまざまな代替例および修正例が、本開示から逸脱することなく、当業者によって考案され得る。したがって、本開示は、すべてのそのような代替例、修正例、および変形例を包含することを意図している。追加的に、本開示のいくつかの実施形態が図面に示され、および/または、本明細書で議論されてきたが、本開示はそれに限定されることは意図していない。その理由は、本開示が、当技術分野が許容することとなる限り広い範囲にあるということを意図しており、また、明細書も同様に読まれることを意図しているからである。したがって、上記の説明は、限定的に解釈されるべきではなく、単に特定の実施形態の例証として解釈されるべきである。そして、当業者は、本明細書に添付された特許請求の範囲のおよび精神の中で他の修正例を想定することとなる。上記におよび/または添付の特許請求の範囲に説明されているものとは実質的には異ならない、他のエレメント、ステップ、方法、および技法も、本開示の範囲の中にあるということを意図している。
図面に示されている実施形態は、本開示の特定の例を実証するためにのみ提示されている。そして、説明されている図面は、単に例示目的のためのものに過ぎず、非限定的なものである。図面において、例示目的のために、エレメントのうちのいくつかのサイズは誇張されている可能性があり、特定の縮尺で描写されていない可能性がある。追加的に、同じ番号を有する図面の中に示されているエレメントは、文脈に応じて、同一のエレメントである可能性があり、または、類似のエレメントである可能性がある。
「含む(comprising)」という用語が本明細書および特許請求の範囲において使用される場合、それは、他のエレメントまたはステップを除外しない。単数名詞を参照するときに、不定冠詞または定冠詞が使用される場合(たとえば、「a」、「an」、または「the」)、これは、何か他のことが具体的に述べられていない限り、その名詞の複数形を含む。したがって、「含む(comprising)」という用語は、その後に列挙されるアイテムに制限されるものとして解釈されるべきではない。それは、他のエレメントまたはステップを除外せず、したがって、「アイテムAおよびBを含むデバイス」という表現の範囲は、コンポーネントAおよびBのみからなるデバイスに限定されるべきではない。
そのうえ、「第1の」、「第2の」、および「第3の」などの用語は、明細書において使用されるかまたは特許請求の範囲において使用されるかにかかわらず、同様のエレメントの間を区別するために提供されており、必ずしもシーケンシャルなまたは時系列的な順序を説明するために提供されているとは限らない。そのように使用されている用語は、(そうでないことが明確に開示されていない限り)適当な状況下において相互交換可能であるということ、ならびに、本明細書で説明されている本開示の実施形態は、本明細書で説明または図示されているもの以外のシーケンスおよび/または配置での動作が可能であるということが理解されるべきである。
本発明の第1の態様は、
流体を生産およびパッケージングするためのシステムであって、
水蒸留デバイスと;
前記水蒸留デバイスの出力に連結されており、濃縮物の供給源を含む混合回路であって、前記混合回路は、前記混合回路を通る流体のフローを調節するように構成されており、事前定義された組成の流体を発生させるようになっている、混合回路と;
アンティチャンバーおよびパッケージング・コンパートメントを含むエンクロージャーと;
リザーバー・マガジンおよび出口端部を有する、少なくとも部分的に前記パッケージング・コンパートメントの中にあるリザーバー・ディスペンサーであって、前記リザーバー・ディスペンサーは、アクチュエーターを含み、前記アクチュエーターは、前記リザーバー・マガジンのフォロワーを前記リザーバー・ディスペンサーの前記出口端部に向けて駆動するように構成されている、リザーバー・ディスペンサーと;
前記混合回路に連結されている充填ノズル、および、リザーバー体積センシング・アッセンブリを含む、前記パッケージング・コンパートメントの中の充填ステーションと;
前記パッケージング・コンパートメントの中のシーリング・ステーションと;
複数のリザーバー・ホルダーを有する、前記パッケージング・コンパートメントの中のリポジトリと;
前記パッケージング・コンパートメントの中のラベラー・アッセンブリと;
前記パッケージング・コンパートメントから前記エンクロージャーの外部への出力シュートと
を含む、システムである。
本発明の第2の態様は、
前記システムは、逆浸透ユニットおよびウルトラフィルターのうちの少なくとも1つをさらに含む、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第3の態様は、
前記濃縮物供給源は、精製水入口部および流体濃縮物出口部を有する結晶濃縮物のリザーバーである、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第4の態様は、
前記アンティチャンバーは、可撓性の滅菌バリアを含む、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第5の態様は、
前記可撓性の滅菌バリアは、少なくとも1つのグローブ付きインターフェースを含む、第4の態様に記載のシステムである。
本発明の第6の態様は、
前記シーリング・ステーションは、ラムおよびストッパー・ディスペンサーを含むストッパリング・ステーションであり、前記シーリング・ステーションは、クレードルをさらに含み、前記クレードルは、ストッパー・ガイドと、リザーバーのポートを受け入れるように構成されている部分とを含む、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第7の態様は、
前記アンティチャンバーおよび前記パッケージング・コンパートメントは、仕切りによって分離されており、前記仕切りは、サンプル・コンテナ・ホルダーを有するドアを含む、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第8の態様は、
前記システムは、パイロジェン・テスターをさらに含む、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第9の態様は、
前記システムは、グリッパーを含むロボット・アームをさらに含む、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第10の態様は、
前記システムは、制御システムをさらに含み、前記制御システムは、前記ロボット・アームを変位させ、前記グリッパーを作動させて、前記リザーバー・ディスペンサーからリザーバーを収集し、前記リザーバーを前記充填ステーションへ変位させ、前記リザーバー体積センシング・アッセンブリからのデータを介して前記リザーバーの体積を決定し、前記リザーバーの体積以下の体積の流体によって前記リザーバーを充填することを命令し、前記リザーバーを前記シーリング・ステーションへ変位させ、前記リザーバーをシールすることを命令するように構成されている、第9の態様に記載のシステムである。
本発明の第11の態様は、
前記リザーバー体積センシング・アッセンブリは、1セットのリザーバー特質センサーを含み、前記システムは、制御システムをさらに含み、前記制御システムは、前記リザーバー特質センサーから受信されるデータを分析するように構成されており、また、前記充填ステーションにおいて適切な場所にあるリザーバーの容量を決定するように構成されている、第1の態様に記載のシステムである。
本発明の第12の態様は、
前記制御システムは、前記リザーバー特質センサーからの前記データに基づいて決定される前記リザーバーの前記容量に基づいて、少なくとも1つのフロー・コントローラーの動作を管理するように構成されている、第11の態様に記載のシステムである。
本発明の第13の態様は、
前記制御システムは、前記リザーバーの前記容量に基づいて選択される充填体積を実現するために、ある体積の濃縮物を前記リザーバーに送達し、後続の体積の精製水を前記リザーバーに送達するように、前記少なくとも1つのフロー・コントローラーの動作を管理するように構成されている、第12の態様に記載のシステムである。
本発明の第14の態様は、
流体を生産およびパッケージングするためのシステムであって、
水蒸留デバイスと;
前記水蒸留デバイスの出力に連結されており、濃縮物の供給源を含む混合回路であって、前記混合回路は、複数のフロー・コントローラーを含み、前記複数のフロー・コントローラーは、前記混合回路を通る流体のフローを調節するように構成されており、事前定義された組成の流体を発生させるようになっている、混合回路と;
アンティチャンバーおよびパッケージング・コンパートメントを含むエンクロージャーと;
フィード・プレートおよびハウジング・ブロックを有する、前記パッケージング・コンパートメントの中に一部分を有するリザーバー・ディスペンサーであって、前記リザーバー・ディスペンサーは、付勢部材を含み、前記付勢部材は、前記フィード・プレートを前記ハウジング・ブロックに向けて促す、リザーバー・ディスペンサーと;
前記混合回路に連結されている充填ノズルを含む、前記パッケージング・コンパートメントの中の充填ステーションと;
ラムおよびシーリング部材ディスペンサーを有する、前記パッケージング・コンパートメントの中のシーリング・ステーションと;
複数のリザーバー・ホルダーを有する、前記パッケージング・コンパートメントの中のリポジトリと;
前記パッケージング・コンパートメントの中のラベラーと;
前記パッケージング・コンパートメントから前記エンクロージャーの外部への出力シュートと
を含む、システムである。
本発明の第15の態様は、
前記システムは、逆浸透ユニットおよびウルトラフィルターのうちの少なくとも1つをさらに含む、第14の態様に記載のシステムである。
本発明の第16の態様は、
前記濃縮物供給源は、精製水入口部および流体濃縮物出口部を有する結晶濃縮物のリザーバーである、第14の態様に記載のシステムである。
本発明の第17の態様は、
前記アンティチャンバーは、少なくとも1つのグローブ付きインターフェースを含む、第14の態様に記載のシステムである。
本発明の第18の態様は、
前記アンティチャンバーおよびパッケージング・コンパートメントは、仕切りによって分離されており、前記仕切りは、前記アンティチャンバーから前記パッケージング・コンパートメントへの少なくとも1つのドアを含む、第14の態様に記載のシステムである。
本発明の第19の態様は、
前記システムは、グリッパーを含むロボット・アームをさらに含む、第14の態様に記載のシステムである。
本発明の第20の態様は、
前記システムは、制御システムをさらに含み、前記制御システムは、前記ロボット・アームを変位させ、前記グリッパーを作動させて、前記リザーバー・ディスペンサーからリザーバーを収集し、前記リザーバーを前記充填ステーションへ変位させ、前記リザーバーを充填することを命令し、前記リザーバーを前記シーリング・ステーションへ変位させ、シーリング部材を前記シーリング部材から前記リザーバーのポートの中へ駆動するように、前記ラムの作動を命令するように構成されている、第19の態様に記載のシステムである。
本発明の第21の態様は、
前記充填ステーションは、1セットのリザーバー特質センサーをさらに含み、前記システムは、制御システムをさらに含み、前記制御システムは、前記リザーバー特質センサーから受信されるデータを分析するように構成されており、また、前記充填ステーションにおいて適切な場所にあるリザーバーの容量を決定するように構成されている、第14の態様に記載のシステムである。
本発明の第22の態様は、
前記制御システムは、前記リザーバー特質センサーからの前記データに基づいて決定される前記リザーバーの前記容量に基づいて、前記フロー・コントローラーの動作を管理するように構成されている、第21の態様に記載のシステムである。
本発明の第23の態様は、
流体を生産およびパッケージングするためのシステムであって、
水精製デバイスと;
前記水精製デバイスの出力に連結されており、濃縮物の供給源を含む混合回路であって、前記混合回路は、事前定義された組成の流体を発生させるように構成されている、混合回路と;
アンティチャンバーおよびパッケージング・コンパートメントを含むエンクロージャーと;
前記アンティチャンバーから前記パッケージング・コンパートメントへ延在するリザーバー・ディスペンサーであって、前記リザーバー・ディスペンサーは、リザーバー・マガジンおよび出口端部を有しており、前記リザーバー・ディスペンサーは、ドライブを含み、前記ドライブは、前記リザーバー・マガジンのフォロワーを前記リザーバー・ディスペンサーの前記出口端部に向けて変位させるように構成されている、リザーバー・ディスペンサーと;
前記混合回路に連結されている充填ノズル、および、リザーバー体積センシング・アッセンブリを含む、前記パッケージング・コンパートメントの中の充填ステーションと;
前記パッケージング・コンパートメントの中のシーリング・ステーションと;
前記パッケージング・コンパートメントの中の少なくとも1つのリザーバー・ハンガーと;
前記パッケージング・コンパートメントの中のラベラーと;
前記パッケージング・コンパートメントから前記エンクロージャーの外部への出力シュートと
を含む、システムである。
本発明の第24の態様は、
前記システムは、逆浸透ユニットおよびウルトラフィルターのうちの少なくとも1つをさらに含む、第23の態様に記載のシステムである。
本発明の第25の態様は、
前記濃縮物供給源は、結晶塩濃縮物のリザーバーである、第23の態様に記載のシステムである。
本発明の第26の態様は、
前記アンティチャンバーは、少なくとも1つのグローブ付きインターフェースを含む、第23の態様に記載のシステムである。
本発明の第27の態様は、
前記アンティチャンバーおよびパッケージング・コンパートメントは、仕切りによって分離されており、前記仕切りは、前記アンティチャンバーと前記パッケージング・コンパートメントとの間に少なくとも1つのドアを含む、第23の態様に記載のシステムである。
本発明の第28の態様は、
前記システムは、グリッパーを含むロボット・アームをさらに含む、第23の態様に記載のシステムである。
本発明の第29の態様は、
前記システムは、ロボット・マニピュレーターおよび制御システムをさらに含み、前記制御システムは、前記ロボット・マニピュレーターを変位させて、前記リザーバー・ディスペンサーからリザーバーを収集し、前記リザーバーを前記充填ステーションへ変位させ、前記リザーバー体積センシング・アッセンブリからのデータを介して前記リザーバーの体積を決定し、前記リザーバーの体積以下の体積の流体によって前記リザーバーを充填することを命令し、前記リザーバーを前記シーリング・ステーションへ変位させ、前記リザーバーをシールすることを命令するように構成されている、第28の態様に記載のシステムである。
本発明の第30の態様は、
前記リザーバー体積センシング・アッセンブリは、1セットのリザーバー特質センサーを含む、第23の態様に記載のシステムである。
本発明の第31の態様は、
前記制御システムは、前記リザーバー特質センサーからの前記データに基づいて決定される前記リザーバーの容量に基づいて、少なくとも1つのフロー・コントローラーの動作を管理するように構成されている、第30の態様に記載のシステムである。
本発明の第32の態様は、
前記制御システムは、前記リザーバー特質センサーからの前記データに基づいて決定される前記リザーバーの容量に基づいて選択される充填体積を実現するために、ある体積の濃縮物を前記リザーバーに送達し、後続の体積の精製水を前記リザーバーに送達するように、前記少なくとも1つのフロー・コントローラーの動作を管理するように構成されている、第30の態様に記載のシステムである。
本発明の第33の態様は、
シーリング部材ディスペンサーであって、
少なくとも1つのトラフおよび退出ポートを含むディスペンサー本体部であって、前記トラフは、複数のシーリング部材を受け入れるように構成されており、前記退出ポートは、前記トラフから前記ディスペンサー本体部の外部面へ延在しており、前記退出ポートは、前記ディスペンサー本体部の前記外部面に隣接してガイド部分を有している、ディスペンサー本体部と;
前記退出ポートを通るシーリング部材の通過を妨害するブロッキング・エレメントと; 前記ディスペンサー本体部に連結されており、前記トラフの上に張り出しているカバーであって、前記カバーは、前記退出ポートと一致しているオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記複数のシーリング部材のうちのシーリング部材が通過するには小さ過ぎる開口部を提示している、カバーと
を含む、シーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第34の態様は、
前記トラフは、螺旋状の経路に沿って延在している、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第35の態様は、
前記ディスペンサー本体部は、ドラムである、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第36の態様は、
前記ガイド部分は、漏斗状の輪郭を含む、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第37の態様は、
前記ガイド部分は、面取りされた縁部である、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第38の態様は、
前記ブロッキング・エレメントは、変位可能である、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第39の態様は、
前記ブロッキング・エレメントは、ハンドルに連結されている出口カバーであり、前記ハンドルの変位は、妨害位置からの前記出口カバーの変位を結果として生じさせる、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第40の態様は、
前記ブロッキング・エレメントは、前記退出ポートの中へ突出するディテント部材を含む、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第41の態様は、
前記ディテント部材は、ボール・ディテントである、第40の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第42の態様は、
前記シーリング部材ディスペンサーは、フォロワーおよび付勢部材をさらに含み、前記付勢部材は、前記フォロワーおよび前記ディスペンサー本体部の一部分に連結されている、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第43の態様は、
前記付勢部材は、定力スプリングである、第42の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第44の態様は、
前記ディスペンサー本体部は、フォロワーを受け入れるようにサイズ決めされている受け入れスリットをさらに含む、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第45の態様は、
前記シーリング部材ディスペンサーは、磁性体をさらに含む、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第46の態様は、
前記シーリング部材ディスペンサーは、シャフトに連結されているローターと、前記シャフトが回転することを促す付勢力を前記シャフトに働かせるように構成されている付勢アッセンブリとをさらに含む、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第47の態様は、
前記シーリング部材ディスペンサーは、シャフトに連結されているローターと、シーリング部材が前記トラフに沿って前記退出ポイントへ変位されるまで、前記ローターを自動的にインデックス付けするように構成されているローター・ドライブ・アッセンブリとを含む、第33の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第48の態様は、
前記シーリング部材ディスペンサーがシーリング部材を使い切られるときに、前記ローターをインデックス付けするための回転変位が変動する、第47の態様に記載のシーリング部材ディスペンサーである。
本発明の第49の態様は、
少なくとも1つのチャネルを含むハウジング・ブロックであって、前記少なくとも1つのチャネルは、前記ハウジング・ブロックを通って延在している、ハウジング・ブロックと;
前記少なくとも1つのチャネルのそれぞれに関連付けられる1セットのリテンション・ピンと;
前記少なくとも1つのチャネルのそれぞれに関連付けられる1セットのガイドであって、スロットが、ガイドのそれぞれのセットの前記ガイド間に画定されている、1セットのガイドと;
少なくとも1つの付勢部材によって前記ハウジング・ブロックに連結されているフィード・プレートであって、前記フィード・プレートは、少なくとも1つのフォロワー突起部を含む、フィード・プレートと;
前記ハウジング・ブロックから前記フィード・プレートを通って延在する細長い部材であって、前記付勢部材は、前記フィード・プレートが前記細長い部材に沿って前記ハウジング・ブロックのストップ面に向けて変位することを促し、前記付勢部材は、前記ガイドの中に配設されているリザーバーのポートと接触した状態へと前記フォロワー突起部を促すように構成されている、細長い部材と
を含む、リザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第50の態様は、
それぞれのリテンション・ピンは、リテンション・ピン付勢部材によって拡張状態へと付勢されており、前記拡張状態では、前記リテンション・ピンが、それが関連付けられる前記チャネルの中へ延在している、第49の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第51の態様は、
リテンション・ピンのそれぞれのセットの前記リテンション・ピンは、リテンション・ピンの前記セットが関連付けられる前記チャネルの対向する側に配設されている、第49の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第52の態様は、
それぞれのリテンション・ピンは、リテンション・ピン付勢部材によって拡張状態へと付勢されており、1セットのリテンション・ピンのうちの前記リテンション・ピンの端部は、前記拡張状態にあるときの前記リザーバーの前記ポートの直径よりも小さい距離だけ、互いに間隔を置いて配置されている、第49の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第53の態様は、
それぞれのリテンション・ピンは、リザーバー・フィーダーからリザーバーを収集するためのグラスパーの導入時に、妨害位置から変位されるように構成されている、第49の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第54の態様は、
前記付勢部材は、定力スプリングである、第49の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第55の態様は、
前記フォロワー突起部の長さは、前記ストップ面から前記リテンション・ピンへの距離に少なくとも等しい、第49の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第56の態様は、
前記リザーバー・フィーディング装置は、前記フィード・プレートを装填配向に保持するためのフィード・プレート・リテイナーをさらに含み、前記フィード・プレート・リテイナーは、少なくとも1つのスタンドオフを介して前記ハウジング・ブロックに連結されている、第49の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第57の態様は、
前記フィード・プレート・リテイナーは、スプリング付勢されたラッチ部材を含む、第56の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第58の態様は、
前記フィード・プレート・リテイナーは、磁石を含み、前記フィード・プレートは、金属体を含む、第56の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第59の態様は、
少なくとも1つのチャネルを含むハウジング・ブロックであって、前記少なくとも1つのチャネルは、前記ハウジング・ブロックを通って延在している、ハウジング・ブロックと;
前記少なくとも1つのチャネルのそれぞれに関連付けられる1セットのリテンション・ピンと;
前記ハウジング・ブロックに連結されているリザーバー・マガジンと;
少なくとも1つの付勢部材によって前記ハウジング・ブロックに連結されているフィード・プレートであって、前記フィード・プレートは、少なくとも1つのフォロワー突起部を含む、フィード・プレートと;
前記ハウジング・ブロックから前記フィード・プレートを通って延在する細長い部材であって、前記付勢部材は、前記フィード・プレートが前記細長い部材に沿って前記ハウジング・ブロックのストップ面に向けて変位することを促し、前記フォロワー突起部が前記リザーバー・マガジンを通って前記ハウジング・ブロックに向けて変位することを促す、細長い部材と
を含む、リザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第60の態様は、
それぞれのリテンション・ピンは、リテンション・ピン付勢部材によって拡張状態へと付勢されており、前記拡張状態では、前記リテンション・ピンが、それが関連付けられる前記チャネルの中へ延在している、第59の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第61の態様は、
リテンション・ピンのそれぞれのセットの前記リテンション・ピンは、リテンション・ピンの前記セットが関連付けられる前記チャネルの対向する側に配設されている、第59の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第62の態様は、
それぞれのリテンション・ピンは、リテンション・ピン付勢部材によって拡張状態へと付勢されており、1セットのリテンション・ピンのうちの前記リテンション・ピンの端部は、前記拡張状態にあるときのリザーバーのポートの直径よりも小さい距離だけ、互いに間隔を置いて配置されている、第59の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第63の態様は、
それぞれのリテンション・ピンは、リザーバー・フィーダーからリザーバーを収集するためのグラスパーの導入時に、妨害位置から変位されるように構成されている、第59の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第64の態様は、
前記付勢部材は、定力スプリングである、第59の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第65の態様は、
前記フォロワー突起部の長さは、前記ストップ面から前記リテンション・ピンへの距離に少なくとも等しい、第59の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第66の態様は、
前記リザーバー・フィーディング装置は、前記フィード・プレートを装填配向に保持するためのフィード・プレート・リテイナーをさらに含み、前記フィード・プレート・リテイナーは、少なくとも1つのスタンドオフを介して前記ハウジング・ブロックに連結されている、第59の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第67の態様は、
前記フィード・プレート・リテイナーは、スプリング付勢されたラッチ部材を含む、第66の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第68の態様は、
前記フィード・プレート・リテイナーは、磁石を含み、前記フィード・プレートは、金属体を含む、第66の態様に記載のリザーバー・フィーディング装置である。
本発明の第69の態様は、
ラム・アクチュエーターによって変位軸線に沿って変位可能なラムと;
シーリング部材ディスペンサーを受け入れるためのシーリング部材ディスペンサー受容部と;
前記受容部の中のシーリング部材ディスペンサーの存在を示す第1の信号を出力するように構成されているシーリング部材ディスペンサー・センサーと;
第1の部分および第2の部分を含むリザーバー・ガイドであって、前記第1の部分および前記第2の部分は、それらの間にギャップを有しており、前記リザーバー・ガイドは、リザーバーが前記ギャップの中に配設されているときに、前記変位軸線とアライメントした状態へとリザーバーのポートをガイドするように構成されており、前記リザーバー・ガイドの前記第1および第2の部分のうちの少なくとも1つは、グラスパー・ドッキング面を含む、リザーバー・ガイドと
を含む、バッグ・シーリング装置である。
本発明の第70の態様は、
前記バッグ・シーリング装置は、ストッパリング装置である、第69の態様に記載のバッグ・シーリング装置である。
本発明の第71の態様は、
前記シーリング部材受容部は、前記ラムおよび前記リザーバー・ガイドの中間に配設されている、第69の態様に記載のバッグ・シーリング装置である。
本発明の第72の態様は、
前記シーリング部材ディスペンサー・センサーは、磁気センサーである、第69の態様に記載のバッグ・シーリング装置である。
本発明の第73の態様は、
前記シーリング部材ディスペンサー・センサーは、ホール効果センサーである、第72の態様に記載のバッグ・シーリング装置である。
本発明の第74の態様は、
前記バッグ・シーリング装置は、前記リザーバー・ガイドの中のリザーバーの存在を示す第2の信号を出力するように構成されているリザーバー検出センサーをさらに含む、第69の態様に記載のバッグ・シーリング装置である。
本発明の第75の態様は、
前記バッグ・シーリング装置は、コントローラーをさらに含み、前記コントローラーは、前記第1および第2の信号のうちの少なくとも1つが存在しないときに、前記ラム・アクチュエーターによる作動を防止するように構成されている、第74の態様に記載のバッグ・シーリング装置である。
本発明の第76の態様は、
前記バッグ・シーリング装置は、光学ポート検出センサーをさらに含み、光学ポート検出センサーは、前記センサーから放出される光の反射の強度に基づいて、変位の軸線とアライメント状態のポートの存在を示す第2の信号を出力するように構成されている、第69の態様に記載のバッグ・シーリング装置である。
本発明の第77の態様は、
前記バッグ・シーリング装置は、コントローラーをさらに含み、前記コントローラーは、前記第1の信号が存在しないときに、前記ラム・アクチュエーターによる作動を防止するように構成されている、第69の態様に記載のバッグ・シーリング装置である。
本発明の第78の態様は、
パッケージング流体のための装置であって、前記装置は、
充填導管の長さを含有するリール部分を有する充填導管ディスペンサーと;
少なくとも1つのフィーディング部材に連結されているアクチュエーターを含むフィーダー・アッセンブリと;
スレッドおよびカム・フォロワーに連結されている第1の部分を有するチュービング・リテイナーであって、前記チュービング・リテイナーは、ベース・プレートに連結されている第2の部分を有しており、前記チュービング・リテイナーは、前記充填導管のセグメントおよびバッグのポートのための受容部を含む、チュービング・リテイナーと;
スレッド・アクチュエーターと;
オクルーダー・アクチュエーターを有するオクルーダー・アッセンブリであって、前記オクルーダー・アクチュエーターは、オクルーダーに装着されているキャリッジに連結されている、オクルーダー・アッセンブリと;
カッター・アクチュエーターを含むカッター・アッセンブリであって、前記カッター・アクチュエーターは、カッティング・エレメントおよびカム表面に連結されており、前記カム表面およびカッティング・エレメントは、互いに一体になって変位するように構成されている、カッター・アッセンブリと;
前記チュービング・リテイナーの前記第1の部分、前記オクルーダー・アッセンブリ、および前記カッター・アッセンブリに連結されているガイドと;
前記カム・フォロワーを前記カム表面に対して促す付勢部材と;
前記スレッド・アクチュエーター、前記オクルーダー・アクチュエーター、および前記カッター・アクチュエーターの動作を管理し、前記充填導管の前記セグメントおよびポートを閉塞させ、カットし、および接合するように構成されているコントローラーと
を含む、装置である。
本発明の第79の態様は、
前記チュービング・リテイナーの前記第1および第2の部分は、第1のギャップによって分離されている、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第80の態様は、
前記オクルーダーは、第2のギャップによって分離されている第1のオクルーダー部分および第2のオクルーダー部分を含む、第79の態様に記載の装置である。
本発明の第81の態様は、
前記第1および第2のギャップは、同じ平面の中に配設されており、前記第1および第2のギャップは、前記カッティング・エレメントをその中に受け入れるようにサイズ決めされている、第80の態様に記載の装置である。
本発明の第82の態様は、
前記オクルーダーは、第1のオクルーダー部分および第2のオクルーダー部分を含み、前記第1のオクルーダー部分は、レールの上に装着されており、前記キャリッジに対して回転可能である、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第83の態様は、
前記オクルーダーは、第1のピンによって前記第1のリテイナー部分に連結されている第1のオクルーダー部分を含み、前記オクルーダーは、第2のピンによって前記第2のリテイナー部分に連結されている第2のオクルーダー部分を含む、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第84の態様は、
前記オクルーダーは、第1および第2のオクルーダー部分を含み、前記第1のオクルーダー部分は、レールの上に装着されており、前記第1のオクルーダー部分および第1のリテイナー部分をリンク接続するピンによって、前記第1のリテイナー部分に連結されており、前記スレッド・アクチュエーターによる前記スレッドの作動が、前記レールに沿った前記第1のオクルーダー部分の変位を結果として生じさせるようになっている、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第85の態様は、
前記カム表面に沿った前記カム・フォロワーの変位は、前記ギャップのサイズを変更する、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第86の態様は、
前記カム表面は、前記カッティング・エレメントが前記ギャップの中に配設されているときに、前記ギャップが最大になり、前記カッティング・エレメントが引き出されるときに、前記ギャップ減少するように形状決めされている、第85の態様に記載の装置である。
本発明の第87の態様は、
前記オクルーダーは、第1の部分および第2の部分を含み、前記第1の部分は、前記キャリッジに対して回転可能であり、リンケージを介して前記第1のリテイナー部分に連結されており、前記付勢部材は、前記オクルーダーの前記第1の部分を前記キャリッジに連結している、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第88の態様は、
前記カッティング・エレメントは、金属プレートおよびコーティングを含む、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第89の態様は、
前記コーティングは、セラミックである、第88の態様に記載の装置である。
本発明の第90の態様は、
前記カッター・アッセンブリは、少なくとも1つの加熱エレメントを含む、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第91の態様は、
前記装置は、チューブ・シーリング・アッセンブリをさらに含み、前記チューブ・シーリング・アッセンブリは、対向したジョーを有しており、前記ジョーは、加熱エレメントおよび低熱伝導率カッティング・インサートをその中にそれぞれ有しており、前記チューブ・シーリング・アッセンブリは、シーリング・アクチュエーターを有しており、前記シーリング・アクチュエーターは、互いに向けておよび互いから離れるように前記ジョーを変位させるように構成されている、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第92の態様は、
前記コントローラーは、ある期間にわたって、前記ポートに対して前記ジョーを変位させるように、前記シーリング・アクチュエーターの動作を管理するように構成されており、前記ジョーは、前記カッティング・インサートが前記ポートを通って押圧するまで、前記ポートを加熱する、第91の態様に記載の装置である。
本発明の第93の態様は、
前記装置は、前記スレッドに連結されているカウンターウェイトをさらに含み、前記カウンターウェイトは、前記カム・フォロワーを前記カム表面に突き当てて保持するように構成されている、第78の態様に記載の装置である。
本発明の第94の態様は、
複数のコンパートメントを含むキャリアと;
投与セットおよび充填ラインに取り付けられる可撓性のリザーバーをそれぞれ収容する複数のパケットと;
複数のリテイナー凹部を含むアダプターであって、前記リテイナー凹部はそれぞれ、その中に配設されている前記充填ラインのうちの1つの端部を有しており、前記リテイナー凹部は、前記充填ラインの前記端部がその中に配設されている前記リテイナー凹部の軸線に沿って真っ直ぐに延在するように、前記充填ラインの前記端部を拘束する、アダプターと;
複数のシーリング部材であって、前記複数のシーリング部材のシーリング部材は、前記充填ラインのそれぞれの端部の中に含まれている、複数のシーリング部材と
を含む、リザーバー充填セットである
本発明の第95の態様は、
前記投与セットは、それに関連付けられる少なくとも1つの閉塞部材を含み、前記閉塞部材は、閉塞状態になっており、前記閉塞状態では、前記投与セットの少なくとも一部分を通るフローが抑制される、第94の態様に記載のリザーバー充填セットである
本発明の第96の態様は、
前記閉塞部材は、ローラー・クランプである、第95の態様に記載のリザーバー充填セットである
本発明の第97の態様は、
前記閉塞部材は、スライド・クランプである、第95の態様に記載のリザーバー充填セットである
本発明の第98の態様は、
前記閉塞部材は、親指クランプである、第95の態様に記載のリザーバー充填セットである
本発明の第99の態様は、
前記キャリアは、ハンドルを含む、第94の態様に記載のリザーバー充填セットである本発明の第100の態様は、
それぞれのパケットは、ポケットおよびフラップを含み、前記可撓性のリザーバーは、前記ポケットの中に配設され、前記フラップは、閉位置において、前記投与セットを前記パケットの中に保つ、第94の態様に記載のリザーバー充填セットである
本発明の第101の態様は、
それぞれのパケットによって収容される前記可撓性のリザーバーは、IVバッグである、第94の態様に記載のリザーバー充填セットである
本発明の第102の態様は、
前記複数のシーリング部材は、セプタムである、第94の態様に記載のリザーバー充填セットである
本発明の第103の態様は、
前記リテイナー凹部は、互いからプリセットされた角度増分で間隔を置いて配置されており、前記角度増分は、充填装置のスパイク・ポートの中のスパイクと整合するように選択されている、第94の態様に記載のリザーバー充填セットである
本発明の第104の態様は、
パッケージング流体のためのシステムであって、
流体供給源と;
複数のスパイクを含むスパイク・ポートと;
インライン・ヒーターと;
少なくとも1つのポンプと;
複数のバルブと;
コントローラーであって、前記コントローラーは、第1のモードにおいて、前記ヒーターに給電して、事前定義された温度設定点まで流体を加熱し、また、前記少なくとも1つのポンプおよび複数のバルブの動作を管理し、事前決定された期間にわたって、前記スパイク・ポートを通る流体を再循環させて、前記スパイク・ポートを消毒し、また、第2のモードにおいて、前記少なくとも1つのポンプおよび複数のバルブの動作を管理して、前記供給源から前記スパイク・ポートの前記スパイクへ流体をルーティングするように構成されている、コントローラーと
を含む、システムである。
本発明の第105の態様は、
前記スパイク・ポートは、凹部を含み、前記スパイクは、前記凹部の中に配設されており、再循環ポートを含む、請求項104に記載のシステムである。
本発明の第106の態様は、
前記スパイク・ポートは、スパイキング・アダプターを受け入れるように構成されており、前記スパイキング・アダプターは、前記スパイキング・アダプターのリテイニング凹部の中に含まれている複数の流体ラインを有しており、前記スパイク・ポートの前記スパイクは、前記スパイキング・アダプターの前記リテイニング凹部と整合するように間隔を置いて配置されている、第105の態様に記載のシステムである。
本発明の第107の態様は、
前記スパイク・ポートは、前記スパイキング・アダプターのアライメント・エレメントと協働するように構成されている少なくとも1つのアライメント・ガイドを含む、第106の態様に記載のシステムである。
本発明の第108の態様は、
前記システムは、パッシブ・マニホールドをさらに含み、前記パッシブ・マニホールドは、共通のポイントからの流体入力を前記スパイク・ポートの前記スパイクのそれぞれへ分岐する、第104の態様に記載のシステムである。
本発明の第109の態様は、
前記スパイク・ポートは、キャップおよびガスケットを含み、前記キャップは、前記キャップが閉じた配向にあるときに、前記ガスケットに当接してシールされている、第104の態様に記載のシステムである。
本発明の第110の態様は、
前記事前定義された温度設定点は、少なくとも70℃である、第104の態様に記載のシステムである。
本発明の第111の態様は、
リザーバーを充填する方法であって、
充填導管およびポートを加熱し、前記充填導管およびポートをカットし、前記充填導管を前記ポートと同軸のアライメント状態へ持って行き、前記ポートのカットされた端部を前記充填導管のカットされた端部に結合することによって、前記充填導管と前記リザーバーの前記ポートとの間に接合部を生成させるステップと;
流体を前記充填導管を通して前記接合部を越えて前記ポートを介して前記リザーバーの中へ送達するステップと;
前記ポートの一部分に対してジョーを作動させ、それぞれのジョーの中の非熱伝導性インサートが前記ポートを通して押圧されるまで、前記ジョーを加熱するステップと
を含む、方法である。
本発明の第112の態様は、
前記充填導管およびポートをカットするステップは、前記充填導管およびポートがその中に配設されているリテイナーの中のギャップの中へ、加熱されたブレードを押し込むステップを含む、第111の態様に記載の方法である。
本発明の第113の態様は、
前記充填導管を前記ポートと同軸のアライメント状態へ持って行くステップは、スレッドを作動させ、前記リテイナーの可動部分を前記リテイナーの静止部分に対して変位させるステップを含み、前記ポートおよび充填導管の前記カットされた端部が、前記加熱されたブレードの対向する表面を横切ってスライドさせられるようになっている、第112の態様に記載の方法である。
本発明の第114の態様は、
前記ポートの前記カットされた端部を前記充填導管の前記カットされた端部に結合するステップは、前記リテイナーの前記可動部分を前記リテイナーの前記静止部分に向けて付勢するステップと、前記加熱されたブレードが前記リテイナーから離れるように後退されるときに、前記リテイナーの前記可動部分に連結されているカム・フォロワーに対して、カム表面を前記加熱されたブレードと一体になって変位させるステップとを含む、第113の態様に記載の方法である。
本発明の第115の態様は、
前記方法は、前記接合部の平面に対して概ね平行の経路に沿って前記スレッドを作動させるステップをさらに含む、第112の態様に記載の方法である。
本発明の第116の態様は、
前記方法は、前記ポートの中の液体のアリコートを前記リザーバーの中の流体から隔離するシールを前記ポートの中に形成するステップをさらに含む、第111の態様に記載の方法である。
本発明の第117の態様は、
前記リザーバーは、バッグである、第111の態様に記載の方法である。
本発明の第118の態様は、
前記方法は、少なくとも1つのセンサーによって、チュービング・リテイナーの中の前記充填導管およびポートのうちの少なくとも1つの存在をセンシングするステップをさらに含む、第111の態様に記載の方法である。
本発明の第119の態様は、
リザーバーを充填する方法であって、
加熱されたカッティング・エレメントによって充填導管およびポートをカットし、前記ポートおよび充填導管のカットされた端部を前記カッティング・エレメントの対向する表面を横切ってスライドさせて、前記充填導管を前記ポートと同軸のアライメント状態へ位置決めし、前記カッティング・エレメントが引き出されるときに、前記ポートのカットされた端部を前記充填導管のカットされた端部に結合することによって、充填導管と前記リザーバーのポートとの間に接合部を生成させるステップと;
流体を前記充填導管を通して前記接合部を越えて前記ポートを介して前記リザーバーの中へ送達するステップと;
前記ポートの一部分に対してジョーを作動させ、それぞれのジョーの中の非熱伝導性インサートが前記ポートを通して押圧されるまで、前記ジョーを加熱するステップと
を含む、方法である。
本発明の第120の態様は、
前記充填導管およびポートをカットするステップは、前記充填導管およびポートがその中に配設されているリテイナーの中のギャップの中へ、前記カッティング・エレメントを押し込むステップを含む、第119の態様に記載の方法である。
本発明の第121の態様は、
前記充填導管を前記ポートと同軸のアライメント状態へ持って行くステップは、スレッドを作動させ、前記リテイナーの可動部分を前記リテイナーの静止部分に対して変位させるステップを含む、第120の態様に記載の方法である。
本発明の第122の態様は、
前記ポートの前記カットされた端部を前記充填導管の前記カットされた端部に結合するステップは、前記リテイナーの前記可動部分を前記リテイナーの前記静止部分に向けて付勢するステップと、前記カッティング・エレメントが前記リテイナーから引き出されるときに、前記リテイナーの前記可動部分に連結されているカム・フォロワーに対して、カム表面を前記カッティング・エレメントと一体になって変位させるステップとを含む、第121の態様に記載の方法である。
本発明の第123の態様は、
前記方法は、前記接合部の平面に対して概ね平行の経路に沿って前記スレッドを作動させるステップをさらに含む、第120の態様に記載の方法である。
本発明の第124の態様は、
前記方法は、前記ポートの中の液体のアリコートを前記リザーバーの中の流体から隔離するシールを前記ポートの中に形成するステップをさらに含む、第119の態様に記載の方法である。
本発明の第125の態様は、
前記リザーバーは、バッグである、第119の態様に記載の方法である。
本発明の第126の態様は、
前記方法は、少なくとも1つのセンサーによって、チュービング・リテイナーの中の前記充填導管およびポートのうちの少なくとも1つの存在をセンシングするステップをさらに含む、第119の態様に記載の方法である。
本発明の第127の態様は、
医療用流体パッケージング・システムのための流体生産システムであって、
水蒸留デバイスと;
逆浸透フィルターおよび炭素フィルターのうちの少なくとも1つを含む複数のフィルターと;
精製水流路および濃縮物流路を含む混合回路であって、前記濃縮物流路は、濃縮物供給源を含み、前記精製水流路および濃縮物流路のそれぞれの上に、フロー・コントローラーおよびウルトラフィルターが存在している、混合回路と;
全有機体炭素センサー、バイオバーデン・センサー、微粒子モニター、複数の超純水導電率センサー、および濃縮物導電率センサーを含む、センサー・スイートと;
第1の段階および第2の段階において、所定の体積の流体をディスペンスするように、前記フロー・コントローラーの動作を管理するように構成されているコントローラーであって、前記第1の段階は、少なくとも主に前記濃縮物流路から流体を送達し、前記第2の段階は、少なくとも主に前記精製水流路から流体を送達し、前記コントローラーは、前記濃縮物導電率センサーからのデータ、事前定義された所望の流体組成、および前記所定の体積に基づいて、前記第1および第2の段階の中の流体を配分する、コントローラーと
を含む、流体生産システムである。
本発明の第128の態様は、
前記水蒸留デバイスは、水蒸気圧縮蒸留デバイスである、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第129の態様は、
前記システムは、セディメント・フィルター、水軟化器、および温度調整器のうちの少なくとも1つをさらに含む、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第130の態様は、
前記コントローラーは、前記センサー・スイートのそれぞれのセンサーからのデータを分析するように構成されており、また、前記流体品質特質が閾値を破ることを前記データが示すときに、エラーを発生させるように構成されている、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第131の態様は、
前記濃縮物供給源は、精製水入口部および濃縮溶液出口部を含む、結晶濃縮物のコンテナである、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第132の態様は、
前記精製水は、注射用品質水の水である、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第133の態様は、
前記システムは、少なくとも1つの手動サンプリング・ポートをさらに含む、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第134の態様は、
前記微粒子カウンターは、前記ウルトラフィルターの下流に配設されている、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第135の態様は、
前記コントローラーは、前記第1の段階の間において、前記濃縮物流路のみからの流体の送達を命令する、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第136の態様は、
前記コントローラーは、前記第2の段階において、前記精製水流路のみからの流体の送達を命令する、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第137の態様は、
前記水蒸留デバイスは、凝縮水リザーバーをその中に含む、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第138の態様は、
前記水蒸留デバイスは、第1の温度範囲および第2の温度範囲において精製水を発生させるように構成されている、第127の態様に記載のシステムである。
本発明の第139の態様は、
前記第1の温度範囲は、40℃を下回っており、前記第2の温度範囲は、60℃を上回っている、第138の態様に記載のシステムである。
本発明の第140の態様は、
前記コントローラーは、消毒段階において、前記フロー・コントローラーの動作を管理するように構成されており、前記消毒段階では、前記コントローラーは、前記第2の温度範囲の中の温度における水を、前記システムを通して、ノズルへ、およびドレインの中へルーティングするように、前記フロー・コントローラーの動作を管理する、第138の態様に記載のシステムである。
本発明の第141の態様は、
医療用流体によってバッグを充填する方法であって、
前記バッグの第1のコンパートメントと連通している前記バッグの第1のポートの中へ第1の充填ノズルを設置し、前記バッグの第2のコンパートメントと連通している前記バッグの第2のポートの中へ第2の充填ノズルを設置するステップであって、前記第1および第2の充填ノズルは、共通のフロー・チャネルを介して流体供給源と連通している、ステップと;
前記バッグの前記第1および第2のコンパートメントの中へ流体を送達するステップと;
前記バッグの前記第1および第2のコンパートメントのうちの小さい方のコンパートメントを完全に充填すると、非動力バルブによって、前記小さい方のコンパートメントの中の流体の送達を停止させるステップと;
前記バッグの前記第1および第2のコンパートメントのうちの大きい方のコンパートメントを完全に充填すると、そのコンパートメントの中への流体の送達を停止させるステップと;
前記第1のコンパートメントと前記第2のコンパートメントとの間に延在するシールの中のミシン目において、前記バッグの前記第1のコンパートメントを前記バッグの第2のコンパートメントから分離するステップと;
前記小さい方のコンパートメントにアクセスし、試験のための流体のサンプルを収集するステップと
を含む、方法である。
本発明の第142の態様は、
前記流体は、注射用水および少なくとも1つの濃縮物の混合物である、第141の態様に記載の方法である。
本発明の第143の態様は、
前記流体は、生理食塩水溶液である、第141の態様に記載の方法である。
本発明の第144の態様は、
前記方法は、前記サンプルに対してエンドトキシン・テストを実施するステップと、エンドトキシンの存在が事前定義されたレベルよりも大きいということを前記エンドトキシン・テストが示すときには、前記大きい方のコンパートメントを廃棄するステップとをさらに含む、第141の態様に記載の方法である。
本発明の第145の態様は、
医療用流体および分離可能なサンプリング・アリコートを含有するためのバッグであって、
第1の充填ポートおよび送達ポートを有する第1のコンパートメントと;
第2の充填ポートを有する第2のコンパートメントと;
前記第1のコンパートメントおよび第2のコンパートメントを分離するシールと;
前記シールの長さに沿って延在するミシン目と
を含む、バッグである。
本発明の第146の態様は、
前記第1のコンパートメントは、前記第2のコンパートメントよりも大きい容量を有している、第145の態様に記載のバッグである。
本発明の第147の態様は、
前記シールは、前記バッグの第1の端部から前記バッグの第2の端部へ前記バッグの長さに沿って延在している、第145の態様に記載のバッグである。
本発明の第148の態様は、
流体を保持するためのリザーバーであって、
前記リザーバーの内部体積を画定するために周辺シールにおいて互いにシールされた材料の第1および第2のシートと;
前記周辺シールにおいて結合されており、前記内部体積の中への流体経路を提供する、少なくとも1つのポートと;
前記周辺シールから延在する内部シールであって、前記内部シールは、前記内部体積の区分された部分、および、前記内部体積のメイン・セクションを画定しており、前記区分された部分は、前記内部シールの中のギャップを介して、前記メイン体積に流体連通している、内部シールと
を含む、リザーバーである。
本発明の第149の態様は、
前記ギャップは、前記リザーバーが充填された後にシールされ、前記区分された部分を前記メイン体積から隔離するように構成されている、第148の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第150の態様は、
前記少なくとも1つのポートは、充填ポートおよび投与ポートを含む、第148の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第151の態様は、
前記区分された部分は、前記メイン体積の体積容量よりも小さい体積容量を有している、第148の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第152の態様は、
前記少なくとも1つのポートのそれぞれは、前記メイン体積と直接的に流体連通している、第148の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第153の態様は、
前記内部シールは、前記リザーバーの中に含有されている流体の重力ベースの投与のために前記リザーバーが吊るされているときに、前記少なくとも1つのポートに向けて流体を方向付ける角度で配設されている、第148の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第154の態様は、
前記リザーバーは、バッグである、第148の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第155の態様は、
流体を保持するためのリザーバーであって、
前記リザーバーの内部体積を画定するために周辺シールにおいて互いにシールされた材料の第1および第2のシートと;
前記周辺シールにおいて結合されており、前記内部体積の中への流体経路を提供する、少なくとも1つのポートであって、前記周辺シールは、拡大された領域を有しており、前記少なくとも1つのポートは、前記拡大された領域の中に位置付けされている、少なくとも1つのポートと;
前記拡大された領域の中に画定されているサンプリング・リザーバーであって、前記サンプリング・リザーバーは、前記少なくとも1つのポートのうちのポートを前記リザーバーの前記内部体積に接続する、前記拡大された領域を通る流路から延在している、サンプリング・リザーバーと
を含む、リザーバーである。
本発明の第156の態様は、
前記サンプリング・リザーバーは、前記拡大された領域の中に含まれているブランチ経路を介して前記流路と連通している、第155の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第157の態様は、
前記ブランチ経路は、前記リザーバーが充填された後にシールされるように構成されており、前記サンプリング・リザーバーを前記内部体積から隔離するようになっている、請求項156に記載のリザーバーである。
本発明の第158の態様は、
前記リザーバーは、バッグである、第155の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第159の態様は、
前記少なくとも1つのポートは、充填ポートおよび投与ポートを含む、第155の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第160の態様は、
前記サンプリング・リザーバーに接続されている前記拡大された領域を通る前記流路は、前記充填ポートを前記内部体積に接続している、第159の態様に記載のリザーバーである。
本発明の第161の態様は、
リザーバーの中に流体をパッケージングする方法であって、
前記リザーバーの充填ポートの中へ充填ノズルを導入するステップと;
事前定義された量の流体を前記充填ノズルを介して前記リザーバーの中へ送達するステップと;
前記充填ノズルを除去するステップと;
前記リザーバーの前記ポートをシールするステップと;
前記リザーバーの中にシールを形成するステップであって、前記シールは、前記リザーバーの残りの部分から隔離されている、前記リザーバーの中の流体の内部アリコートを生成させる、ステップと
を含む、方法である。
本発明の第162の態様は、
前記リザーバーは、バッグである、第161の態様に記載の方法である。
本発明の第163の態様は、
前記シールを形成するステップは、前記リザーバーのメイン内部体積および前記リザーバーの区分された内部体積を画定する、前記リザーバーの中に含まれている部分的な壁部の中にギャップをシールするステップを含み、前記ギャップは、前記メイン体積と区分された内部体積との間に流体連通を提供している、第161の態様に記載の方法である。
本発明の第164の態様は、
前記リザーバーは、前記リザーバーの内部体積を画定する周辺シールにおいて互いに接合されている材料の第1および第2のシートから構築されており、前記シールを形成するステップは、前記周辺シールの拡大された部分の中に画定された流路のセクションをシールして閉じるステップを含む、第161の態様に記載の方法である。
本発明の第165の態様は、
前記周辺シールの前記拡大された部分の中に画定された前記流路の前記セクションをシールして閉じるステップは、前記周辺シールの前記拡大された部分の中に画定されたサンプリング・リザーバーを、前記リザーバーの前記内部体積から隔離する、第164の態様に記載の方法である。
本発明の第166の態様は、
前記方法は、前記内部アリコートからサンプルを収集するステップと、前記サンプルをテストするステップとをさらに含む、第161の態様に記載の方法である。
本発明の第167の態様は、
単一のルーメンを含む第1の部分と;
充填ルーメンおよびサンプリング・ルーメンを含む第2の部分であって、前記充填ルーメンは、前記第1の部分の前記単一のルーメンと連続的になっており、前記充填ルーメンおよび単一のルーメンは、前記第1の部分から前記ノズルの出口部への連続的な流路を画定しており、前記サンプリング・ルーメンは、前記ノズルの前記出口部において開口部を有しており、前記ノズルの側壁部に連結されているサンプル流路と流体連通している、第2の部分と
を含む、充填およびサンプリング・ノズルである。
本発明の第168の態様は、
リザーバーの中に流体をパッケージングする方法であって、
前記リザーバーのポートの中へノズルを導入するステップと;
前記ノズルの第1の部分から前記ノズルの第2の部分を通って延在する連続的な流路を通して、前記リザーバーの中へ、第1の体積の流体を送達するステップと;
前記連続的な流路を通して前記リザーバーの中へ第2の体積の流体を送達するステップであって、前記第2の体積の流体は、前記リザーバーの前記容量を超えている、ステップと;
前記第2の体積の送達の間のオーバーフローを、前記ノズルのサンプリング・ルーメンを通して、前記ノズルに連結されているサンプリング導管の中へ方向付けるステップと
を含む、方法である。
本発明の第169の態様は、
前記方法は、前記オーバーフローをセンシング・アッセンブリに提供するステップをさらに含む、第168の態様に記載の方法である。
本発明の第170の態様は、
前記方法は、前記オーバーフローをバイアルに提供するステップをさらに含む、第16の態様8に記載の方法である。
本発明の第171の態様は、
流体の前記第1の体積は、前記リザーバーの容量に等しい、第168の態様に記載の方法。
本発明の第172の態様は、
前記リザーバーは、バッグである、第168の態様に記載の方法である。
本発明の第173の態様は、
本明細書で示されて説明されているようなシステム、方法、および装置である。