JP7421664B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子制御装置に関する。
従来の電子制御装置の一例として、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
概略を説明すれば、この電子制御装置は、モータ要素を収容するモータハウジングの端部に、モータを駆動制御する回路基板を収容する基板ハウジングを接続することにより、制御対象である電動モータと一体に構成されている。
特開2016-63619号公報
しかしながら、前記従来の電子制御装置では、例えばモータの回転軸など、モータの内部を通じて基板ハウジング内に水分が浸入することについて、何ら考慮されていない。このため、モータの内部を通じて基板ハウジング内に水分が浸入してしまい、その結果、電子回路の短絡など、電子制御装置に悪影響を及ぼすおそれがあった。
そこで、本発明は、前記従来の電子制御装置の技術的課題に鑑みて案出されたものであり、モータ側から電子制御装置側への、モータ内部を通じた水分の浸入を抑制することができる電子制御装置を提供することを目的としている。
本発明は、その一態様として、回路基板のモータ側の面に、モータ回転軸側から浸入した水分が回路基板のモータとは反対側の面へ及ぶのを抑制する防水機構が設けられている。
本発明によれば、モータ側から電子制御装置側への、モータ内部を通じた水分の浸入を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子制御装置の斜視図である。 本発明に係る電子制御装置の第1実施形態を示し、当該電子制御装置をカバー部材側からみた分解斜視図である。 本発明に係る電子制御装置の第1実施形態を示し、当該電子制御装置をモータ側からみた分解斜視図である。 図2の軸線Zに沿って切断した電子制御装置の縦断面図である。 図2に示す接続部材を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 本発明に係る電子制御装置の第2実施形態を示し、当該電子制御装置をカバー部材側からみた分解斜視図である。 本発明に係る電子制御装置の第2実施形態を示し、当該電子制御装置をモータ側からみた分解斜視図である。 図6の軸線Zに沿って切断した電子制御装置の縦断面図である。 本発明に係る電子制御装置の第3実施形態を示し、当該電子制御装置をカバー部材側からみた分解斜視図である。 本発明に係る電子制御装置の第3実施形態を示し、当該電子制御装置をモータ側からみた分解斜視図である。 図9の軸線Zに沿って切断した電子制御装置の縦断面図である。
以下、本発明に係る電子制御装置の実施形態について、図面に基づいて詳述する。なお、本実施形態では、本発明に係る電子制御装置を、従来と同様に、自動車の電動パワーステアリング装置に適用した例を示す。また、以下では、モータの回転軸線Zに沿う方向を「軸方向」、回転軸線Zに直交する方向を「径方向」、回転軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。
(電子制御装置の構成)
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子制御装置E1の外観を表した電子制御装置E1の斜視図を示している。
図1に示すように、本発明に係る電子制御装置Eは、制御対象であるモータの軸方向端部に直列に配置されていて、いわゆる機電一体に、モータ1と一体に構成されている。そして、この電子制御装置Eとモータ1とからなるモータユニットMUは、図示外のパワーステアリング装置に搭載されることで、図示外のステアリングホイールから入力される入力トルクに応じたアシストトルクを生成し、運転者の操舵操作をアシストする。
モータ1は、モータ回転軸11の第1端部111が図示外の任意の減速機構を介して図示外のパワーステアリング装置の操舵軸やラック軸等に接続される。これにより、モータ1にて生成されたアシストトルクが前記減速機構を介して前記操舵軸や前記ラック軸に伝達され、当該アシストトルクにより前記操舵軸の回転や前記ラック軸の移動がアシストされる。
図2は、本実施形態に係る電子制御装置E1を備えたモータユニットMUをカバー部材40側から見た分解斜視図を示している。図3は、本実施形態に係る電子制御装置E1を備えたモータユニットMUをモータ1側から見た分解斜視図を示している。図4は、図2の軸線Zに沿って切断したモータユニットMUの縦断面図を示している。なお、図2~図4の説明では、便宜上、軸方向のうち、モータ1が配置される側を「第1端部側Z1」、電子制御装置E1が配置される側を「第2端部側Z2」として説明する。
図2~図4に示すように、モータ1は、概ね円筒状に形成され、第2端部側Z2が開口形成されたモータハウジングとしての第1ハウジング10と、第1ハウジング10の内部に収容されたモータ要素(ステータ13及びロータ14)と、このモータ要素によって回転駆動されるモータ回転軸11と、を備える。すなわち、このモータ1は、三相モータ、例えば三相交流型ブラシレスモータであって、前記モータ要素によってモータ回転軸11が回転駆動されることで、モータ回転軸11の第1端部111に連係する前記図示外の減速機構を介して前記図示外のパワーステアリング装置の操舵軸やラック軸等にアシストトルクを付与する。
第1ハウジング10は、比較的放熱性の高い金属材料、例えばアルミニウム合金材料によって有底円筒状に形成されており、前記モータ要素を内部に収容する概ね円筒状に形成された第1ハウジング筒状部101と、この第1ハウジング筒状部101の第1端部側Z1を閉塞する第1ハウジング端壁部102と、が一体に形成されている。この第1ハウジング10は、第1ハウジング筒状部101の第2端部側Z2の開口部外周側における周方向の所定位置に、複数(本実施形態では3箇所)の第1ハウジングフランジ部103が径方向外側に突出するように設けられ、この第1ハウジングフランジ部103を介して第2ハウジング20と連結される。また、第1ハウジング端壁部102の中央部には、モータ回転軸11の第1端部111が貫通する第1軸貫通孔104が、軸方向に貫通するように形成されている。第1軸貫通孔104には、モータ回転軸11の第1端部111を回転可能に支持する第1軸受(ベアリング)B1が設けられている。
前記モータ要素は、第1ハウジング筒状部101に嵌合し、鉄心(ティース)にコイル(U相、V相、W相の三相巻線)が巻回されてなるステータ13と、このステータ13の内周側に所定の隙間を介して回転可能に収容され、外周側に複数の永久磁石140を周方向において交互に磁極が変化するように設けられた円筒状のロータ14と、を有する。ロータ14の内周部には、モータ回転軸11が圧入によって固定されていて、ロータ14とモータ回転軸11とが一体に回転可能となっている。モータ回転軸11の第1端部111は、ロータ14の第1端部側Z1へ延出し、第1端部111に連係される図示外の減速機構を介してアシストトルクを出力する出力部として機能する。他方、モータ回転軸11の第2端部112は、第2端部側Z2へ延出し、第2端部112に設けられたマグネットMGを介してモータ回転軸11の回転位置(回転角)の検出に供する回転検出部として機能する。
また、第1ハウジング10の第2端部側Z2の開口端部には、モータ回転軸11の第2端部112を回転可能に支持する第2軸受(ベアリング)B2を内周に保持するベアリングホルダ12が嵌合されている。このベアリングホルダ12は、軸方向に沿って延出し、第1ハウジング10とこれに対向する後述の第2ハウジング20に跨るように設けられていて、第1端部側Z1が第1ハウジング10に嵌合すると共に、第2端部側Z2が後述する第2ハウジング20に嵌合する。
ここで、本実施形態では、ベアリングホルダ12は、後述するように、第1ハウジング10と第2ハウジング20とが螺子によって固定されることで第2ハウジング20に対して共締め固定される構成となっているが、かかる態様に限定されるものではない。すなわち、ベアリングホルダ12については、第1ハウジング10と第2ハウジング20との締結力によって固定するほか、第1ハウジング10及び第2ハウジング20に対してカシメ固定してもよい。具体的には、第1、第2ハウジング10,20とベアリングホルダ12とが嵌合により重なり合う部分について、それぞれ周方向の複数箇所(例えば3箇所)を外周側から潰すようにかしめることによって固定してもよい。
具体的には、ベアリングホルダ12は、概ね円筒状に形成されたホルダ筒状部121と、このホルダ筒状部121の第2端部側Z2を閉塞するホルダ端壁部122と、を有し、概ね有底円筒状に形成されている。そして、ホルダ端壁部122の中央部には、モータ回転軸11の第2端部112を第2端部側Z2へ臨ませる第2軸貫通孔123が、軸方向に沿って貫通形成されていて、この第2軸貫通孔123の第1端部側Z1の孔縁部には、円筒状に形成されたボス部124が、第1端部側Z1へ向かって軸方向に沿って突出形成されている。ボス部124の内周側には、第2端部側Z2へ向かって段差状に拡径する軸受保持部124aが設けられていて、この軸受保持部124aの内側に、第2軸受B2が圧入されている。
ホルダ筒状部121には、軸方向の両側から第1ハウジング10と後述する第2ハウジング20が当接する、円環状のホルダフランジ部125が、径方向外側へ向けて突出形成されている。さらに、ホルダ筒状部121の外周側には、ホルダフランジ部125を挟んで軸方向の両側に、それぞれシール収容溝が円環状に形成されていて、第1端部側Z1のシール収容溝にOリングである第1シール部材S1が収容され、第2端部側Z2のシール収容溝にOリングである第2シール部材S2が収容されている。すなわち、第1シール部材S1は、第1ハウジング10に弾性的に当接することにより、第1ハウジング10とベアリングホルダ12との間を液密にシールする。同様に、第2シール部材S2は、第2ハウジング20に弾性的に当接することにより、第2ハウジング20とベアリングホルダ12との間を液密にシールする。
なお、他の実施態様として、前述したようにベアリングホルダ12を第1、第2ハウジング10,20とカシメ固定する場合には、前記第1、第2シール部材S1,S2ではなく、液状の硬化性樹脂(例えばFIPG:Formed In Place Gasket)によって、ベアリングホルダ12と第1、第2ハウジング10,20との間を液密にシールしてもよい。
また、ホルダ筒状部121の内周側であってボス部124との間には、樹脂モールドによって各相の前記コイルに給電するためのバスバー(図示外)を内部に埋設してなるバスバーモールド15が収容されている。バスバーモールド15は、概ね円環状に形成されていて、このバスバーモールド15の第2端部側Z2の端面には、モータ回転軸11の回転軸線Zを挟んで互いに平行となるように直線状に設けられた第1端子モールド部151と、第2端子モールド部152と、が突出形成されている。
第1端子モールド部151は、ホルダ端壁部122に軸方向に沿って長円状に貫通形成された第1貫通孔122aを通じて第2ハウジング20側へ臨み、第2端子モールド部152は、ホルダ端壁部122に軸方向に沿って長円状に貫通形成された第2貫通孔122bを通じて第2ハウジング20側へ臨むように構成されている。そして、第1端子モールド部151からは、U相、V相、W相からなる第1の巻線端子である第1U相端子U1、第1V相端子V1及び第1W相端子W1が、第2端部側Z2に向かって軸方向に沿って突出している。同様に、第2端子モールド部152からは、U相、V相、W相からなる第2の巻線端子である第2U相端子U2、第2V相端子V2及び第2W相端子W2が、第2端部側Z2に向かって軸方向に沿って突出している。
ここで、第1貫通孔122aでは、第1端子モールド部151及び第1U相端子U1、第1V相端子V1及び第1W相端子W1との間に液体シールLSが充填され、この液体シールLSによって、第1貫通孔122aと第1端子モールド部151及び第1U相端子U1、第1V相端子V1及び第1W相端子W1との間が液密にシールされている。同様に、第2貫通孔122bでは、第2端子モールド部152と第2U相端子U2、第2V相端子V2及び第2W相端子W2との間に液体シールLSが充填され、この液体シールLSによって、第2貫通孔122bと第2端子モールド部152及び第2U相端子U2、第2V相端子V2及び第2W相端子W2との間が液密にシールされている。
また、ホルダ端壁部122には、第2軸貫通孔123の第2端部側Z2に、マグネットMGを収容するマグネット収容部123aが、第2端部側Z2に向かって段差状に拡径形成されている。さらに、ホルダ端壁部122には、後述する第1基板50と対向する第2端部側Z2の側面において、マグネット収容部123aの外周縁に、横断面凹状をなす円環状のシール溝が形成されていて、このシール溝に、Oリングである第3シール部材S3が収容されている。この第3シール部材S3は、第1基板50に弾性的に当接することにより、ホルダ端壁部122と第1基板50との間を液密にシールする。
また、ホルダ端壁部122の第2端部側Z2の側面には、第1、第2貫通孔122a,122bよりも径方向外側の位置に、それぞれ後述する接続部材80との接続に供する第1接続突起126,126が、軸方向に沿って突出して設けられている。この第1接続突起126,126は、第1ハウジング端壁部102と一体に設けられていて、それぞれ第1基板50を貫通するように設けられた第1突起貫通孔55,55を貫通することにより、第1基板50の固定ないし位置決めに供する。なお、第1接続突起126,126は、それぞれ横断面がほぼ円形となるように形成されていて、先端部には、先細りとなる円錐テーパ部が形成されている。
電子制御装置E1は、モータ1とほぼ同径の外径を有する概ね円筒状に形成されていて、モータ1の第2端部側Z2に接続される。具体的には、電子制御装置E1は、第1ハウジング10に対して螺子によって固定される第2ハウジング20の内部に収容された回路基板である第1基板50及び第2基板60と、第2ハウジング20の第2端部側Z2に接続され、第3ハウジング30の内部に収容される回路基板である第3基板70と、第3ハウジング30の第2端部側Z2に取り付けられるカバー部材40と、を有する。
第2ハウジング20は、比較的放熱性の高い金属材料、例えばアルミニウム合金材料によって有底円筒状に形成されており、第1端部側Z1が開口する概ね円筒状に形成された第2ハウジング筒状部21と、この第2ハウジング筒状部21の第2端部側Z2を閉塞する隔壁である第2ハウジング隔壁部22と、が一体に形成されている。
第2ハウジング筒状部21の第1端部側Z1の開口部外周側には、第1ハウジングフランジ部103に対応する周方向位置に、複数(本実施形態では3箇所)の第2ハウジング第1フランジ部23が径方向外側に突出するように設けられていて、この第2ハウジング第1フランジ部23を介して第1ハウジング10と連結される。すなわち、この第2ハウジング第1フランジ部23にそれぞれ貫通するように形成された貫通孔230を貫通する第1スクリュSW1が第1ハウジングフランジ部103に設けられた各雌ねじ穴103aにねじ込まれることにより、第2ハウジング20が第1ハウジング10に固定されるようになっている。
第2ハウジング筒状部21の第2端部側Z2の開口部外周側には、第3ハウジング30の後述する第3ハウジングフランジ部31に対応する周方向位置に、複数(本実施形態では3箇所)の第2ハウジング第2フランジ部24が径方向外側に突出するように設けられていて、この第2ハウジング第2フランジ部24を介して第3ハウジング30と連結される。すなわち、第3ハウジング30の第3ハウジングフランジ部31を貫通する第2スクリュSW2が第2ハウジング第2フランジ部24にそれぞれ設けられた各雌ねじ孔240にねじ込まれることにより、第3ハウジング30が第2ハウジング20に固定されるようになっている。
また、第2ハウジング筒状部21は、第1端部側Z1が、概ね一定の外径を有する平坦状に形成される一方、第2端部側Z2の端部に、段差状に縮径する第2ハウジング縮径部211が形成されている。第2ハウジング縮径部211は、第3ハウジング30の第1端部側Z1の内側面に嵌合可能な外径となっている。さらに、第2ハウジング縮径部211の外周側には、周方向に連続する円環状のシール収容溝が形成されていて、当該シール収容溝にOリングである第4シール部材S4が収容されている。すなわち、この第4シール部材S4が第3ハウジング30の内側面に弾性的に当接することにより、第2ハウジング20と第3ハウジング30との間が液密にシールされるようになっている。
第2ハウジング隔壁部22は、比較的厚肉に形成されていて、第1端部側Z1の側面には、第1接続突起126,126と対向する位置に、第1接続突起126,126と同様の第2接続突起26,26が、軸方向に沿って突出して設けられている。この第2接続突起26,26は、第2ハウジング隔壁部22と一体に設けられていて、それぞれ第2基板60を貫通するように設けられた第2突起貫通孔66,66を貫通することにより、第2基板60の固定ないし位置決めに供する。なお、第2接続突起26,26は、第1接続突起126,126と同様に、それぞれ横断面がほぼ円形となるように形成されていて、先端部には、先細りとなる円錐テーパ部が形成されている。さらに、第2ハウジング隔壁部22は、第2ハウジング隔壁部22に第2基板60が当接して配置されることによって当該第2基板60の熱を放散する、いわゆるヒートシンクとしても機能する。
第3ハウジング30は、比較的放熱性の高い金属材料、例えばアルミニウム合金材料により、軸方向の両側に開口する概ね円筒状に形成されてなるもので、外周側には、第2ハウジング20との固定に供する第3ハウジングフランジ部31が、径方向外側に突出して設けられている。第3ハウジングフランジ部31には、第2スクリュSW2が貫通する貫通孔310が形成されていて、この貫通孔310を貫通する第2スクリュSW2が第2ハウジング第2フランジ部24にねじ込まれることにより、第3ハウジング30が第2ハウジング20に固定されるようになっている。
また、第3ハウジング30の第2端部側Z2の端面には、カバー部材40に設けられた後述する環状突条部44が係合可能な係合溝32が、周方向に連続するように、円環状に設けられている。なお、この係合溝32は、カバー部材40の環状突条部44に対して十分大きな溝幅を有し、当該係合溝32には、カバー部材40の環状突条部44との間に、液体シールLSが充填されるようになっている。すなわち、この液体シールLSによって、第3ハウジング30の係合溝32とカバー部材40の環状突条部44との間が液密にシール可能となっている。
カバー部材40は、合成樹脂材料により一体に形成されてなるものであり、概ね円板状に形成され、第3ハウジング30の第2端部側Z2の開口部を閉塞するカバー部41と、このカバー部41の第2端部側Z2に突出するように設けられ、第3基板70に設けられた図示外の端子と外部機器との接続に供するコネクタ部42と、を有する。このカバー部材40は、カバー部41の外周側に設けられた複数(本実施形態では3箇所)のカバーフランジ部43を介して、第3ハウジング30と共に第2ハウジング20に共締め固定される。すなわち、カバーフランジ部43には、それぞれ第2スクリュSW2が貫通可能な貫通孔430が形成されていて、この貫通孔430を貫通した第2スクリュSW2が第3ハウジングフランジ部31の各貫通孔310を通じて第2ハウジング第2フランジ部24の各雌ねじ穴103aにねじ込まれることによって、第3ハウジング30と共に第2ハウジング20に共締め固定されるようになっている。
カバー部41の第1端部側Z1の側面には、第3ハウジング30の係合溝32に係合可能な環状突条部44が、第1端部側Z1に向かって突出形成されている。なお、この環状突条部44は、第3ハウジング30の係合溝32の溝幅及び溝深さに対して若干小さい寸法に設定されている。すなわち、環状突条部44は第3ハウジング30の係合溝32に係合した状態で当該係合溝32との間に僅かな隙間を有し、この隙間に液体シールLSが充填されることにより、当該環状突条部44と第3ハウジング30の係合溝32との間が液密にシール可能となっている。
また、カバー部41の第1端部側Z1の側面には、環状突条部44の内周側であってモータ回転軸11の回転軸線Zを挟んで対称となる位置に、第3基板70の固定に供する一対の基板取付部45,45が、第3基板70と対向するように突出形成されている。この基板取付部45,45は、概ね円筒状を呈し、内部には、それぞれ第3基板70を貫通する第5スクリュSW5が螺合可能な雌ねじ部450,450が形成されている。すなわち、第3基板70を貫通した第5スクリュSW5が各基板取付部45,45の雌ねじ部450,450にねじ込まれることによって、第3基板70がカバー部41に固定されるようになっている。
外部コネクタ部42は、カバー部41に貫通形成された図示外の端子貫通孔を介して外部へ臨む、第3基板70に設けられた図示外の端子を包囲して外部機器に接続する雄コネクタである。この外部コネクタ部42は、第1コネクタ部46、第2コネクタ部47及び第3コネクタ部48からなる、概ね矩形状をなす3つのコネクタ部を有し、それぞれ図示外の雌コネクタを介して外部の電源(車両のバッテリ)や他の電子制御装置等と接続可能となっている。これにより、電子制御装置E1に対して外部のバッテリ電源から電力が供給されると共に、外部のセンサ類から車両運転状態等の検出信号が入力され 、また、電子制御装置E1からパワーステアリング装置の制御状態信号が車両側の電子制御装置(ECU)へ出力可能となっている。
第1基板50は、樹脂材料、例えばガラスエポキシ樹脂によって形成された回路基板であって、主として電力変換部として機能する。この第1基板50は、外周側に貫通形成された一対の第1基板貫通孔51,51を介してベアリングホルダ12に固定される。すなわち、第1基板50は、第1基板貫通孔51,51を貫通する第3スクリュSW3がそれぞれベアリングホルダ12のホルダ雌ねじ穴127,127にねじ込まれることにより、ベアリングホルダ12に固定されるようになっている。
第1基板50の第2端部側Z2の面には、モータリレーFET52等のスイッチング素子がモータ回転軸11の回転軸線Zを通る基準線Yに対して線対称に配置されていて、当該スイッチング素子によって冗長系となる二重系の電力変換回路部が構成されている。これにより、一方の電力変換回路部が失陥した場合であっても、他方の電力変換回路部によって操舵アシスト制御を持続することが可能となり、持続性の高い操舵アシスト制御が確保されている。
また、第1基板50には、基準線Yに対して線対称となるように、第1U相端子U1、第1V相端子V1及び第1W相端子W1が貫通する長孔形状の第1三相端子貫通孔541と、第2U相端子U2、第2V相端子V2及び第2W相端子W2が貫通する長孔形状の第2三相端子貫通孔542と、が貫通形成されている。すなわち、第1三相端子貫通孔541を介してモータ1側から延びる第1U相端子U1、第1V相端子V1及び第1W相端子W1を第2基板60側へ臨ませると共に、第2三相端子貫通孔542を介してモータ1側から延びる第2U相端子U2、第2V相端子V2及び第2W相端子W2を第2基板60側へ臨ませるようになっている。
さらに、第1基板50の第2端部側Z2の面には、第1基板50上に設けられた図示外のパターン回路を介してモータリレーFET52等のスイッチング素子に電気的に接続される第1バッテリ電源端子Vb1、第1インバータ電源端子Vi1及び第1GND端子G1と、第2インバータ電源端子Vi2、第2バッテリ電源端子Vb2及び第2GND端子G2が、基準線Yに対して線対称となるようにはんだ付けされている。そして、この第1バッテリ電源端子Vb1、第1インバータ電源端子Vi1及び第1GND端子G1は、第1三相端子貫通孔541を介してモータ1側から第2基板60側へ臨む第1U相端子U1、第1V相端子V1及び第1W相端子W1と一列に整列するように配置される。また、同様に、第2バッテリ電源端子Vb2、第2インバータ電源端子Vi2及び第2GND端子G2は、第2三相端子貫通孔542を介してモータ1側から第2基板60側へ臨む第2U相端子U2、第2V相端子V2及び第2W相端子W2と一列に整列するように配置される。
また、第1基板50の中央位置には、第1基板50を挟んで第1端部側Z1及び第2端部側Z2の両面に、それぞれ回転角センサREが実装されている。この回転角センサREは、モータ回転軸11に設けられた回転検出部としてのマグネットMGと協働することにより、モータ回転軸11の回転位相や回転数を検出する。なお、この回転角センサREには、防水コーティングが施されていて、この防水コーティングによって、モータ1の内部を通じて電子制御装置E1側へ浸入した水分から回転角センサREが保護されている。
併せて、第1基板50は、第1端部側Z1の面が、水分を基板材料が吸収し膨張することを防止するために銅箔等の防水材料によってコーティングされていることが望ましい。これにより、モータ1の内部を通じて電子制御装置E1側に浸入した水分から第1基板50を保護することができる。なお、第1基板50をモータ1の内部を通じて浸入する水分から保護する手段としては、上述したように第1端部側Z1の面を銅箔によってコーティングするほか、例えば第1基板50自体を耐水性に優れたセラミック基板で形成してもよい。
第2基板60は、樹脂材料、例えばガラスエポキシ樹脂によって形成された回路基板であって、主として電源回路部として機能する。この第2基板60は、外周側に貫通形成された一対の第2基板貫通孔61,61を介して第2ハウジング20の第2ハウジング隔壁部22に固定される。すなわち、第2基板60は、第2基板貫通孔61,61を貫通する第4スクリュSW4がそれぞれ第2ハウジング隔壁部22の隔壁部雌ねじ穴25,25にねじ込まれることにより、第2基板60の第2端部側Z2の面が第2ハウジング隔壁部22に当接した状態で固定されるようになっている。
第2基板60の第1端部側Z1の面には、電源リレーFET62や電解コンデンサ63等の電子部品が、モータ回転軸11の回転軸線Zを通る基準線Yに対して線対称に配置されていて、当該電子部品によって冗長系となる二重系の電源回路部が構成されている。これにより、一方の電源回路部が失陥した場合であっても、他方の電源回路部によって操舵アシスト制御を持続可能となり、持続性の高い操舵アシスト制御が確保されている。
さらに、第2基板60の第1端部側Z1の面には、第1基板50の第1バッテリ電源端子Vb1、第1インバータ電源端子Vi1及び第1GND端子G1と対向する位置に、第2基板60に設けられた図示外のパターン回路を介して電源リレーFET62や電解コンデンサ63等の電子部品と電気的に接続される第1バッテリ電源端子Vb1、第1インバータ電源端子Vi1及び第1GND端子G1がはんだ付けされている。同様に、第2基板60の第1端部側Z1の面には、第1基板50の第2バッテリ電源端子Vb2、第2インバータ電源端子Vi2及び第2GND端子G2と対向する位置に、第2基板60に設けられた図示外のパターン回路を介して電源リレーFET62や電解コンデンサ63等の電子部品と電気的に接続される第2バッテリ電源端子Vb2、第2インバータ電源端子Vi2及び第2GND端子G2がはんだ付けされている。
ここで、第1基板50と第2基板60とは、一対の接続部材である第1接続部材801及び第2接続部材802を介して互いに接続されている。この第1接続部材801及び第2接続部材802は、いずれも樹脂材料により概ね矩形ブロック状に形成されたものであって、相互に同一形状をなし、第1基板50と第2基板60とに挟み込まれることで、第1基板50と第2基板60とを、第1接続部材801及び第2接続部材802の高さ寸法分だけ、一定の軸方向距離を隔てた状態で接続する。
第1接続部材801及び第2接続部材802の各背面には、それぞれ背面側に突出する第1取付基部81及び第2取付基部82が設けられていて、第1、第2取付基部81,82を介して第1基板50及び第2基板60と物理的に接続される。すなわち、第1取付基部81及び第2取付基部82には、それぞれ軸方向に貫通する第1係合孔810及び第2係合孔820が形成されていて、第1基板50を貫通する第1接続突起126,126と、第2基板60を貫通する第2接続突起26,26とが、第1係合孔810及び第2係合孔820に係合することにより、第1基板50と第2基板60とが物理的に接続される。
第1接続部材801は、図4、図5に示すように、第1、第2端面801a,801bに、それぞれ第1バッテリ電源端子穴HVb1、第1インバータ電源端子穴HVi1、第1U相端子穴HU1、第1V相端子穴HV1、第1W相端子穴HW1及び第1GND端子穴HG1が開口形成されている。同様に、第2接続部材802においても、第1、第2端面802a,802bに、それぞれ第2バッテリ電源端子穴HVb2、第2インバータ電源端子穴HVi2、第2U相端子穴HU2、第2V相端子穴HV2、第2W相端子穴HW2及び第2GND端子穴HG2が開口形成されている。
そして、第1接続部材801の第1端面801a側の第1バッテリ電源端子穴HVb1、第1インバータ電源端子穴HVi1、第1U相端子穴HU1、第1V相端子穴HV1、第1W相端子穴HW1及び第1GND端子穴HG1には、第1基板50側から延びる第1バッテリ電源端子Vb1、第1インバータ電源端子Vi1、第1U相端子U1、第1V相端子V1、第1W相端子W1及び第1GND端子G1が接続され、第1接続部材801の第2端面801b側の第1バッテリ電源端子穴HVb1、第1インバータ電源端子穴HVi1及び第1GND端子穴HG1には、第2基板60側から延びる第1バッテリ電源端子Vb1、第1インバータ電源端子Vi1及び第1GND端子G1が接続される。同様に、第2接続部材802の第1端面802a側の第2バッテリ電源端子穴HVb2、第2インバータ電源端子穴HVi2、第2U相端子穴HU2、第2V相端子穴HV2、第2W相端子穴HW2及び第2GND端子穴HG2には、第1基板50側から延びる第2バッテリ電源端子Vb2、第2インバータ電源端子Vi2、第2U相端子U2、第2V相端子V2、第2W相端子W2及び第2GND端子G2が接続され、第2接続部材802の第2端面802b側の第2バッテリ電源端子穴HVb2、第2インバータ電源端子穴HVi2及び第2GND端子穴HG2には、第2基板60側から延びる第2バッテリ電源端子Vb2、第2インバータ電源端子Vi2及び第2GND端子G2が接続される。これにより、第1基板50と第2基板60とが、第1接続部材801及び第2接続部材802を介して電気的に接続されている。
また、第1接続部材801に直交する面であって回転軸線Z側に臨む内側面には、第1コンデンサ基板831が配置されている。この第1コンデンサ基板831には、第1インバータ電源端子Vi1と第1GND端子G1を接続してなるパターン回路841が形成されていて、当該パターン回路841には3つの電解コンデンサ85が第1接続部材801の幅方向に整列するかたちで実装されている(図5参照)。また、同様に、第2接続部材802においても、回転軸線Z側に臨む内側面に、第2コンデンサ基板832が配置されている。この第2コンデンサ基板832には、第2インバータ電源端子Vi2と第2GND端子G2を接続してなるパターン回路842が形成されていて、当該パターン回路842には3つの電解コンデンサ85が実装されている(図5参照)。
なお、パターン回路841,842について、本実施形態では当該パターン回路841,842の全体を第1、第2コンデンサ基板831,832の表面に形成したもの例示しているが、当該態様に限定されるものではなく、例えば当該パターン回路841,842の一部を第1、第2コンデンサ基板831,832の裏面に形成することも可能である。この場合、第1、第2コンデンサ基板831,832の表面のスペースを有効活用でき、電解コンデンサ85のレイアウト性が向上すると共に、第1、第2コンデンサ基板831,832をより小型化できるメリットがある。
第3基板70は、樹脂材料、例えばガラスエポキシ樹脂によって形成された回路基板であって、主として制御回路部として機能する。この第3基板70は、外周側に貫通形成された一対の第3基板貫通孔71,71を介してカバー部材40のカバー部41に固定される。すなわち、第3基板70は、第3基板貫通孔71,71を貫通する第5スクリュSW5がそれぞれカバー部41に形成された各基板取付部45,45の雌ねじ部450,450にねじ込まれることにより、第3基板70がカバー部41に固定されるようになっている。
第3基板70の第1端部側Z1の面には、概ね中央位置に、マイコンであるMPU72等の電子部品が実装されていて、この電子部品によって制御回路部が構成されている。他方、第3基板70の第2端部側Z2の面には、電解コンデンサ73等の電子部品が実装されている。
さらに、第3基板70の第2端部側Z2の面には、当該第3基板70の両面に設けられた図示外のパターン回路に接続される図示外の複数の端子がはんだ付けされている。この図示外の各端子は、カバー部41に貫通して設けられた図示外の各端子貫通孔を介して第1コネクタ部46、第2コネクタ部47及び第3コネクタ部48の内側に臨み、当該第1~第3コネクタ部46~48に接続される図示外の雌コネクタを介して外部機器に接続される。
ここで、第2基板60と第3基板70とは、第2基板60に対する電力供給や制御信号の送受信に供する内部コネクタCNを介して、相互に電気的に接続されている。この内部コネクタCNは、第2基板60の第2端部側Z2の面に設けられた第2基板側コネクタCN1と、第3基板70の第1端部側Z1の面に設けられた第3基板側コネクタCN2と、で構成されている。そして、第2基板側コネクタCN1と第3基板側コネクタCN2とは、第2ハウジング隔壁部22に概ね矩形状に貫通して形成されたコネクタ連通孔27を介して相互に接続可能となっている。
なお、上述したように、本実施形態では、内部コネクタCNの一態様として、当該内部コネクタCNが、第2基板60に対する電力供給と、第2基板60との制御信号の送受信と、を兼ねる構成となっているが、当該内部コネクタCNを分離して、電力供給コネクタと信号伝送コネクタとをそれぞれ別のコネクタによって構成することも可能である。
(本実施形態の作用効果)
前記従来の電子制御装置は、例えばモータ回転軸を伝うなど、モータの内部を通じて基板ハウジング内に水分が浸入することについては、何ら考慮されていなかった。このため、モータの内部を通じて基板ハウジング内に水分が浸入し、その結果、電子回路の短絡など、電子制御装置に悪影響を及ぼすおそれがあった。
これに対して、本実施形態に係る電子制御装置E1によれば、以下の効果が奏せられることで、前記従来の電子制御装置の課題を解決することができる。
前記電子制御装置E1は、モータ1を駆動制御する電子制御装置であって、モータ1は、モータ1の駆動力を伝える第1端部111と、第1端部111の反対側に位置する第2端部112と、を有するモータ回転軸11を備え、前記電子制御装置E1は、モータ1の第2端部112側に設けられ、モータ1を駆動制御する電子部品を実装する回路基板(第1基板50)と、回路基板(第1基板50)のモータ1側の面に設けられ、モータ回転軸11側から浸入した水分が回路基板(第1基板50)のモータ1とは反対側の面へ及ぶのを抑制する防水機構(第3シール部材S3)と、を備えている。
このように、本実施形態では、第1基板50のモータ1側の面に防水機構である第3シール部材S3が設けられていることで、当該第3シール部材S3によって、モータ1の内部を通じて浸入した水分が第1基板50の反モータ側の面へと及んでしまう不具合を抑制することが可能となり、当該水分が電子制御装置E1に与える悪影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、前記防水機構は、回路基板(第1基板50)のモータ1側の面と、この面に対向する、モータ1の回路基板(第1基板50)側の面と、の間に介在するOリングである。
このように、防水機構を構成する第3シール部材S3が、第1基板50とこれに対向するモータ1(ベアリングホルダ12)との間に介在するOリングで構成されていることにより、このOリングである第3シール部材S3によって、例えばモータ回転軸11を伝うなど、モータ1の内部を通じて浸入した水分を堰き止めることができる。これにより、モータ1の内部を通じて浸入した水分が第1基板50とモータ1(ベアリングホルダ12)との間を通じて第1基板50の外側(径方向外側)へ回り込むことを抑制することが可能となり、当該水分が第1基板50の反モータ1側(第2端部側Z2)の面へ浸入する不具合を抑制することができる。
なお、この場合、Oリングである第3シール部材S3については、第1基板50とモータ1(ベアリングホルダ12)に対する良好な当接(弾接)状態を確保するために、第1基板50とモータ1とを互いに近接する方向へ付勢して当該第3シール部材S3に対して効果的に予圧が付与されることが好ましい。そこで、本実施形態では、後述するように、第1スクリュSW1の締結力や、第3スクリュSW3の締結力に基づいて、第1基板50とモータ1(ベアリングホルダ12)とが互いに近接する方向へ付勢した状態で固定されていることで、第3シール部材S3の良好なシール性が担保されている。
ここで、他例として、第1基板50や第2ハウジング20に対して締結力を発生させない構成、例えば第1基板50を接続部材801,802にのみ固定した場合や、第1ハウジング10と第2ハウジング20とを接着によって固定した場合には、第1ハウジング10又は第2ハウジング20を、組み付け状態で第1基板50とモータ1(ベアリングホルダ12)とが互いに近接する方向へ付勢力が作用するような寸法関係とすることにより、第3シール部材S3のシール性を担保することができる。
また、本実施形態では、モータ1は、三相巻線(U相、V相、W相のコイル)を有し、モータ1には、モータ回転軸11の軸方向に延出し、モータ回転軸11の第2端部112側を支持するベアリング(第2軸受B2)を保持するベアリングホルダ12が設けられ、ベアリングホルダ12には、三相巻線(U相、V相、W相のコイル)の各端子がモータ1側から回路基板(第1基板50)側へ前記軸方向に貫通する貫通孔(第1貫通孔122a及び第2貫通孔122b)が設けられ、貫通孔(第1貫通孔122a及び第2貫通孔122b)は、液体シールLSで覆われている。
このように、ベアリングホルダ12をモータ1側から第1基板50側へと貫通する第1貫通孔122a及び第2貫通孔122bが液体シールLSで覆われていることにより、当該第1貫通孔122a及び第2貫通孔122bを通じてモータ1側から第1基板50側へ浸入する水分を堰き止めることが可能となる。これにより、モータ1の内部から三相巻線を伝って電子制御装置E1側に浸入した水分が第1貫通孔122a及び第2貫通孔122bを通じて第1基板50の反モータ1側(第2端部側Z2)の面へ及んでしまう不具合を抑制することができる。
また、本実施形態では、モータ1の少なくとも一部を収容する第1ハウジング10と、モータ回転軸11の第2端部112と向かい合う隔壁(第2ハウジング隔壁部22)を有し、隔壁(第2ハウジング隔壁部22)よりもモータ1側(第1端部側Z1)の内部空間に回路基板(第1基板50)を収容する筒状の第2ハウジング20と、第1ハウジング10と第2ハウジング20の間には、モータ回転軸11の軸方向に延出し、第1ハウジング10と第2ハウジング20とが螺子(第1スクリュSW1)により固定されることで第2ハウジング20に共締め固定されるベアリングホルダ12を有し、ベアリングホルダ12には、モータ回転軸11の第2端部112側を支持するベアリング(第2軸受B2)が保持され、ベアリングホルダ12の回路基板(第1基板50)側の面と、回路基板(第1基板50)のベアリングホルダ12側の面との間には、前記Oリング(第3シール部材S3)が配置されている。
このように、第1ハウジング10と第2ハウジング20とが第1スクリュSW1により締結されることで、当該第1スクリュSW1の締結力により、ベアリングホルダ12が第2ハウジング20に付勢された状態で固定されることとなる。すなわち、第1スクリュSW1の締結力によって、Oリングである第3シール部材S3が弾性変形(潰れ変形)することとなり、この弾性変形(潰れ変形)した第3シール部材S3によって、第1基板50とベアリングホルダ12との間をより効果的にシールすることができる。
また、本実施形態では、モータ1の少なくとも一部を収容する第1ハウジング10と、モータ回転軸11の第2端部112と向かい合う隔壁(第2ハウジング隔壁部22)を有し、隔壁(第2ハウジング隔壁部22)よりもモータ1側(第1端部側Z1)の内部空間に回路基板(第1基板50)を収容する筒状の第2ハウジング20と、第1ハウジング10と第2ハウジング20の間には、モータ回転軸11の軸方向に延出し、第1ハウジング10と第2ハウジング20とに嵌合するベアリングホルダ12を有し、ベアリングホルダ12には、モータ回転軸11の第2端部112側を支持するベアリング(第2軸受B2)が保持され、ベアリングホルダ12の回路基板(第1基板50)側の面と、回路基板(第1基板50)のベアリングホルダ12側の面との間には、前記Oリング(第3シール部材S3)が配置され、回路基板(第1基板50)とベアリングホルダ12とは螺子(第3スクリュSW3)によって固定されている。
このように、ベアリングホルダ12に対して第1基板50が第3スクリュSW3により締結されることで、当該第3スクリュSW3の締結力により、第1基板50がベアリングホルダ12側に付勢された状態で固定されることとなる。すなわち、第3スクリュSW3の締結力によって、Oリングである第3シール部材S3が弾性変形(潰れ変形)することとなり、この弾性変形(潰れ変形)した第3シール部材S3によって、第1基板50とベアリングホルダ12との間をより効果的にシールすることができる。
また、本実施形態では、モータ回転軸11の第2端部112には、マグネットMGが取り付けられ、回路基板(第1基板50)のモータ1側(第1端部側Z1)の面には、マグネットMGと向かい合う位置に、モータ回転軸11の回転角を検出する回転角センサREが実装されていて、回路基板(第1基板50)は、モータ1を駆動制御する制御回路部(MPU72)をさらに備え、制御回路部(MPU72)には、回転角センサREとの間で信号の入出力を行うセンサ信号部(図示外)を有している。
このように、第1基板50の第1端部側Z1の面において、回転角センサREがモータ回転軸11に対向して配置されていることで、モータ1内部からの水分の浸入によって回転角センサREが失陥したとき、当該失陥をもって水分の浸入を検知可能となる。これにより、モータ1側からの水分の浸入を早期に検知でき、異常対応に供する。
また、本実施形態では、回転角センサREは、複数設けられ、制御回路部(MPU72)は、前記センサ信号部に入力される各回転角センサREからの信号の有無に応じて、当該信号を検出可能な回転角センサREに基づいてモータ1を駆動制御している。
このように、回転角センサREが複数(本実施形態では第1基板50の両面に1つずつ、合計2つ)設けられていることにより、失陥していない方の回転角センサREを用いてモータ1を駆動制御することが可能となり、冗長制御に供する。
また、本実施形態では、回転角センサREは、防水コーティングされている。
このように、回転角センサREが防水コーティングされていることにより、たとえモータ1側から水分が浸入してしまった場合であっても、センサ機能の維持を図ることができる。
また、本実施形態では、回路基板(第1基板50)のモータ1側(第1端部側Z1)の面は、銅箔によってコーティングされている。
このように、第1基板50のモータ1側(第1端部側Z1)の面が、銅箔によってコーティングされていることにより、当該銅箔によって、第1基板50におけるモータ1側から浸入した水分の吸収が抑制され、当該水分が電子制御装置E1に与える悪影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、回路基板(第1基板50)は、セラミック基板であることが望ましい。
このように、第1基板50が、比較的耐水性に優れたセラミック基板で構成されていることにより、当該セラミック基板によって、第1基板50におけるモータ1側から浸入した水分の吸収が抑制され、当該水分が電子制御装置E1に与える悪影響を抑制することができる。
[第2実施形態]
図6~図8は、本発明に係る電子制御装置の第2実施形態を示し、前記第1実施形態に係る電子制御装置E1の第2ハウジング20と第3ハウジング30の構成を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については、前記第1実施形態と同様であるため、当該第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことにより、その説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る電子制御装置E2を備えたモータユニットMUをカバー部材40側から見た分解斜視図を示している。図7は、本実施形態に係る電子制御装置E2を備えたモータユニットMUをモータ1側から見た分解斜視図を示している。図8は、図6の軸線Zに沿って切断したモータユニットMUの縦断面図を示している。なお、図6~図8の説明では、便宜上、軸方向のうち、モータ1が配置される側を「第1端部側Z1」、電子制御装置E2が配置される側を「第2端部側Z2」として説明する。
図6~図8に示すように、本実施形態に係る電子制御装置E2は、前記第1実施形態に係る第3ハウジング30が第2ハウジング20と一体に形成されていて、図8に示すように、第2ハウジング20が、縦断面においてH字形状となるように形成されている。
このように、本実施形態では、前記第1実施形態に係る第3ハウジング30が第2ハウジング20として一体に形成されていることにより、第1実施形態に係る第3ハウジング30やシール部材S4など、部品点数が削減され、電子制御装置E2の組立作業性の向上を図ることができる。
また、上述のような一体構造によって、前記第1実施形態に係る第2ハウジング20と第3ハウジング30との分割部を省略可能となるため、当該分割部を通じた外部からの水分の浸入を抑制できるメリットもある。
[第3実施形態]
図9~図11は、本発明に係る電子制御装置の第3実施形態を示し、前記第2実施形態に係る電子制御装置E2の第2ハウジング20の構成を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については、前記第2実施形態と同様であるため、当該第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことにより、その説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る電子制御装置E3を備えたモータユニットMUをカバー部材40側から見た分解斜視図を示している。図10は、本実施形態に係る電子制御装置E3を備えたモータユニットMUをモータ1側から見た分解斜視図を示している。図11は、図9に示す軸線Zに沿って切断したモータユニットMUの縦断面図を示している。なお、図9~図11の説明では、便宜上、軸方向のうち、モータ1が配置される側を「第1端部側Z1」、電子制御装置E3が配置される側を「第2端部側Z2」として説明する。
図9~図11に示すように、本実施形態に係る電子制御装置E3は、前記第2実施形態に係る第2ハウジング隔壁部22が、ヒートシンク部材90として、第2ハウジング20と別体に構成されている。
ヒートシンク部材90は、比較的放熱性の高い金属材料、例えば第2ハウジング20と同様のアルミニウム合金材料によって概ね円板状に形成されている。このヒートシンク部材90は、第1端部側Z1の面における第1接続突起126,126と対向する位置に、第1接続突起126,126と同様の第2接続突起26,26が軸方向に沿って突出して設けられていて、当該第2接続突起26,26を介して接続部材801,802に固定される。すなわち、ヒートシンク部材90は、第2基板60の第2突起貫通孔66,66を貫通して接続部材801,802の第1係合孔810及び第2係合孔820に係合することにより、第2基板60と共に接続部材801,802に固定されるようになっている。
なお、本実施形態では、第4スクリュSW4を介して第2基板60をヒートシンク部材90に別途締結する構成となっているが、第2接続突起26,26と第2突起貫通孔66,66との嵌め合いによっては、第4スクリュSW4による締結を廃止することも可能である。
以上のように、本実施形態では、隔壁(ヒートシンク部材90)は、第2ハウジング20とは別体に設けられ、第1基板50は、ベアリングホルダ12に固定され、第2基板60は、隔壁(ヒートシンク部材90)に固定されている。
このように、第2ハウジング20と隔壁(ヒートシンク部材90)とを別体としたうえで、第1基板50をベアリングホルダ12に固定すると共に、第2基板60を隔壁(ヒートシンク部材90)に固定することにより、第2ハウジング20や第1基板50及び第2基板60の寸法精度の影響を受けることなく、第1基板50及び第2基板60を第2ハウジング20に適切に収容することができる。
本発明は、前記実施形態で例示した構成や態様に限定されるものではなく、前述した本発明の作用効果を奏し得るような形態であれば、適用対象の仕様やコスト等に応じて自由に変更可能である。
特に、本実施形態では、第1基板50及び第2基板60を樹脂材料(ガラスエポキシ樹脂)により形成した態様を例示して説明したが、当該第1基板50及び第2基板60については、金属材料によって形成された金属基板として形成してもよい。
以上説明した実施形態等に基づく電子制御装置としては、例えば以下に述べる態様のものが考えられる。
すなわち、当該電子制御装置は、その1つの態様において、モータを駆動制御する電子制御装置であって、前記モータは、前記モータの駆動力を伝える第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部と、を有するモータ回転軸を備え、前記電子制御装置は、前記モータの前記第2端部側に設けられ、前記モータを駆動制御する電子部品を実装する回路基板と、前記回路基板の前記モータ側の面に設けられ、前記モータ回転軸側から浸入した水分が前記回路基板の前記モータとは反対側の面へ及ぶのを抑制する防水機構と、を備えている。
前記電子制御装置の好ましい態様において、前記防水機構は、前記回路基板の前記モータ側の面と、この面に対向する、前記モータの前記回路基板側の面と、の間に介在するOリングである。
別の好ましい態様では、前記電子制御装置の態様のいずれかにおいて、前記モータは、三相巻線を有し、前記モータには、前記モータ回転軸の軸方向に延出し、前記モータ回転軸の前記第2端部側を支持するベアリングを保持するベアリングホルダが設けられ、前記ベアリングホルダには、前記三相巻線の各端子が前記モータ側から前記回路基板側へ前記軸方向に貫通する貫通孔が設けられ、前記貫通孔は、液体シールで覆われている。
さらに別の好ましい態様では、前記電子制御装置の態様のいずれかにおいて、前記モータの少なくとも一部を収容する第1ハウジングと、前記モータ回転軸の前記第2端部と向かい合う隔壁を有し、前記隔壁よりも前記モータ側の内部空間に前記回路基板を収容する筒状の第2ハウジングと、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの間には、前記モータ回転軸の軸方向に延出し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが螺子により固定されることで前記第2ハウジングに共締め固定されるベアリングホルダを有し、前記ベアリングホルダには、前記モータ回転軸の前記第2端部側を支持するベアリングが保持され、前記ベアリングホルダの前記回路基板側の面と、前記回路基板の前記ベアリングホルダ側の面との間には、前記Oリングが配置されている。
さらに別の好ましい態様では、前記電子制御装置の態様のいずれかにおいて、前記モータの少なくとも一部を収容する第1ハウジングと、前記モータ回転軸の前記第2端部と向かい合う隔壁を有し、前記隔壁よりも前記モータ側の内部空間に前記回路基板を収容する筒状の第2ハウジングと、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの間には、前記モータ回転軸の軸方向に延出し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとに嵌合するベアリングホルダを有し、前記ベアリングホルダには、前記モータ回転軸の前記第2端部側を支持するベアリングが保持され、前記ベアリングホルダの前記回路基板側の面と、前記回路基板の前記ベアリングホルダ側の面との間には、前記Oリングが配置され、前記回路基板と前記ベアリングホルダとは螺子によって固定されている。
さらに別の好ましい態様では、前記電子制御装置の態様のいずれかにおいて、前記モータ回転軸の前記第2端部には、マグネットが取り付けられ、前記回路基板の前記モータ側の面には、前記マグネットと向かい合う位置に、前記モータ回転軸の回転角を検出する回転角センサが実装されていて、前記回路基板は、前記モータを駆動制御する制御回路部をさらに備え、前記制御回路部には、前記回転角センサとの間で信号の入出力を行うセンサ信号部を有している。
さらに別の好ましい態様では、前記電子制御装置の態様のいずれかにおいて、前記回転角センサは、複数設けられ、前記制御回路部は、前記センサ信号部に入力される前記各回転角センサからの信号の有無に応じて、当該信号を検出可能な前記回転角センサに基づいて前記モータを駆動制御する。
さらに別の好ましい態様では、前記電子制御装置の態様のいずれかにおいて、回転角センサは、防水コーティングされている。
さらに別の好ましい態様では、前記電子制御装置の態様のいずれかにおいて、回路基板の前記モータ側の面は、銅箔によってコーティングされている。
さらに別の好ましい態様では、前記電子制御装置の態様のいずれかにおいて、回路基板は、セラミック基板である。

Claims (9)

  1. モータを駆動制御する電子制御装置であって、
    前記モータは、前記モータの駆動力を伝える第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部と、を有するモータ回転軸を備え、
    前記電子制御装置は、
    前記モータの前記第2端部側に前記モータとは隔離されない状態で設けられ、前記モータを駆動制御する電子部品を実装する回路基板と、
    前記回路基板の前記モータ側の面に設けられ、前記モータ回転軸側から浸入した水分が前記回路基板の前記モータとは反対側の面へ及ぶのを抑制する防水機構と、
    を備え
    前記防水機構は、前記回路基板の前記モータ側の面と、この面に対向する、前記モータの前記回路基板側の面と、の間に介在するOリングである
    ことを特徴とする電子制御装置。
  2. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記モータは、三相巻線を有し、
    前記モータには、前記モータ回転軸の軸方向に延出し、前記モータ回転軸の前記第2端部側を支持するベアリングを保持するベアリングホルダが設けられ、
    前記ベアリングホルダには、前記三相巻線の各端子が前記モータ側から前記回路基板側へ前記軸方向に貫通する貫通孔が設けられ、
    前記貫通孔は、液体シールで覆われる
    ことを特徴とする電子制御装置。
  3. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記モータの少なくとも一部を収容する第1ハウジングと、
    前記モータ回転軸の前記第2端部と向かい合う隔壁を有し、前記隔壁よりも前記モータ側の内部空間に前記回路基板を収容する筒状の第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの間には、前記モータ回転軸の軸方向に延出し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが螺子により固定されることで前記第2ハウジングに共締め固定されるベアリングホルダを有し、
    前記ベアリングホルダには、前記モータ回転軸の前記第2端部側を支持するベアリングが保持され、
    前記ベアリングホルダの前記回路基板側の面と、前記回路基板の前記ベアリングホルダ側の面との間には、前記Oリングが配置されている
    ことを特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記モータの少なくとも一部を収容する第1ハウジングと、
    前記モータ回転軸の前記第2端部と向かい合う隔壁を有し、前記隔壁よりも前記モータ側の内部空間に前記回路基板を収容する筒状の第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの間には、前記モータ回転軸の軸方向に延出し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとに嵌合するベアリングホルダを有し、
    前記ベアリングホルダには、前記モータ回転軸の前記第2端部側を支持するベアリングが保持され、
    前記ベアリングホルダの前記回路基板側の面と、前記回路基板の前記ベアリングホルダ側の面との間には、前記Oリングが配置され、
    前記回路基板と前記ベアリングホルダとは螺子によって固定される
    ことを特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記モータ回転軸の前記第2端部には、マグネットが取り付けられ、
    前記回路基板の前記モータ側の面には、前記マグネットと向かい合う位置に、前記モータ回転軸の回転角を検出する回転角センサが実装されていて、
    前記回路基板は、前記モータを駆動制御する制御回路部をさらに備え、
    前記制御回路部には、前記回転角センサとの間で信号の入出力を行うセンサ信号部を有する
    ことを特徴とする電子制御装置。
  6. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記回転角センサは、複数設けられ、
    前記制御回路部は、前記センサ信号部に入力される前記各回転角センサからの信号の有無に応じて、当該信号を検出可能な前記回転角センサに基づいて前記モータを駆動制御する
    ことを特徴とする電子制御装置。
  7. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記回転角センサは、防水コーティングされている
    ことを特徴とする電子制御装置。
  8. 請求項1に記載の電子制御装置であって、
    前記回路基板の前記モータ側の面は、銅箔によってコーティングされている
    ことを特徴とする電子制御装置。
  9. 請求項1に記載の電子制御装置であって、
    前記回路基板は、セラミック基板である
    ことを特徴とする電子制御装置。
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