JP7421564B2 - 荷電粒子パルスを光パルスと同期させる方法および装置 - Google Patents

荷電粒子パルスを光パルスと同期させる方法および装置 Download PDF

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、2019年2月22日に出願された米国仮出願第62/809,350号の利益および優先権を主張するものであり、この仮出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
開示の実施形態は概して、X線パルスおよび荷電粒子パルスに関するものであり、より詳細には、荷電粒子パルスを光パルスと同期させること(例えば、光パルスを基準にした荷電粒子パルスの到達時間を決定すること)に関するものである。
最先端のX線光源は、フェムト秒(fs)レベルの時間分解能が所望される時間分解科学研究に有用である。そのような研究では、レーザ・ビーム、X線ビーム、および電子ビームを含む複数のビームが、同一レベル(例えば、フェムト秒)で同期されることで、新たな科学が実現される。このレベルの同期を実現することは、この分野における差し迫った課題である。
一態様では、方法は、第1の光ビームを指向させて第1の領域における第1の場所で荷電粒子ビームと交差させ、第1のX線ビームを生成することを含む。方法は、第1のX線ビームの少なくとも一部が衝突する検出器上の位置を検出することと、その位置に基づいて、第1の光ビームを基準にした荷電粒子ビームのタイミング同期を決定することとを含む。
いくつかの実施形態では、第1の光ビームは、第1の光ビームの複数のパルスを含み、荷電粒子ビームは、荷電粒子ビームの複数のパルスを含む。第1の光ビームの複数のパルスのそれぞれのパルスが、荷電粒子ビームの複数のパルスのそれぞれのパルスに衝突する場合、第1のX線ビームのパルスが生成される。タイミング同期は、第1の光ビームのそれぞれのパルスと、荷電粒子ビームのそれぞれのパルスとの間のものである。
いくつかの実施形態では、方法は、第1の光ビームが荷電粒子ビームと交差する前に、第2の光ビームを指向させて荷電粒子ビームと交差させ、第2のX線ビームを生成することと;第2のX線ビームを実験用エンドステーションに指向させることと、をさらに含む。いくつかの実施形態では、第1の光ビームおよび第2の光ビームは、共通光源から誘導される。
いくつかの実施形態では、方法は、共通光源から第3の光ビームを実験用エンドステーションに指向させることをさらに含む。いくつかの実施形態では、荷電粒子ビームは、第1の領域における磁場によって生じる湾曲した軌跡に沿って進行する。いくつかの実施形態では、タイミング同期は、湾曲した軌跡に沿った位置の関数であり、この位置は、第1の光ビームが荷電粒子ビームと交差する位置である。いくつかの実施形態では、検出器上の位置は、湾曲した軌跡に沿った位置によって決定され、この位置は、第1の光ビームが荷電粒子ビームと交差する位置である。
いくつかの実施形態では、方法は、磁場の大きさを選択することで、荷電粒子ビーム中の中心エネルギーを有する荷電粒子が、選択された経路に沿って進行するようにすることを含む。いくつかの実施形態では、共通光源に由来するエネルギーの大きい方の部分が、第1の光ビームではなく第2の光ビームにある。
いくつかの実施形態では、方法は、第1のX線パルスが衝突する検出器上の第1の位置を記録することを含み、第1のX線パルスは、荷電粒子ビームの第1のパルスと第1の光ビームの第1のパルスとを用いて発生させる。方法は、第2のX線パルスが衝突する検出器上の第2の位置を記録することをさらに含み、第2のX線パルスは、荷電粒子ビームの第2のパルスと第1の光ビームの第2のパルスとを用いて発生させる。方法は、第1の位置と第2の位置との間の距離を、第1の光ビームのそれぞれのパルスを基準にした、荷電粒子ビームのそれぞれのパルスのそれぞれの到達時間どうしの間の時間遅延に変換することを含む。
いくつかの実施形態では、距離を時間遅延に変換することは、第1の場所と検出器との間の距離に基づく。いくつかの実施形態では、第1のX線パルスは、逆コンプトン散乱(ICS)を通じて生成される。いくつかの実施形態では、パルス状荷電粒子ビームは、相対論的ビームである。いくつかの実施形態では、第1の光ビームは、パルス状レーザ・ビームである。いくつかの実施形態では、荷電粒子ビームは、電子ビームを含む。いくつかの実施形態では、電子ビームは、電子のパルスを含む。
いくつかの実施形態では、第1の光ビームは、光のパルスを含み、光のパルスの繰り返し率は、電子のパルスの繰り返し率に等しい。いくつかの実施形態では、繰り返し率は1kHzである。
一態様では、時間同期装置は、荷電粒子ビームによって生成されたX線パルスが検出器に衝突する位置を測定するように構成される検出器と、X線パルスが衝突する検出器上の位置の画像を生成するように構成されるカメラと;1つまたは複数のプロセッサと、検出器上の位置を荷電粒子ビームと光ビームとの間のタイミング同期の測定結果に変換する命令を記憶するメモリとを含む計算機システムと、を含む。
いくつかの実施形態では、X線パルスは、荷電粒子ビームを光源からの光ビームと衝突させることによって生成される。いくつかの実施形態では、荷電粒子ビームは、磁場を有する領域において光ビームと衝突する。いくつかの実施形態では、磁場は、湾曲した軌跡上を荷電粒子ビームに進行させるように構成される。いくつかの実施形態では、検出器は、真空に保たれる筐体内に置かれるように構成される。いくつかの実施形態では、カメラは、筐体の外側に置かれるように構成される。いくつかの実施形態では、検出器はシンチレータを含み、シンチレータは、X線パルスによって励起される場合にルミネッセンスを放射するように構成される。いくつかの実施形態では、シンチレータは、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)スクリーンを含む。いくつかの実施形態では、荷電粒子ビームは、加速器によって生成される。いくつかの実施形態では、荷電粒子ビームは、相対論的ビームである。いくつかの実施形態では、光ビームは、パルス状レーザ・ビームを含む。いくつかの実施形態では、荷電粒子ビームは、電子ビームを含む。いくつかの実施形態では、電子ビームは、電子のパルスを含む。いくつかの実施形態では、光ビームは、光のパルスを含み、光のパルスの繰り返し率は、電子のパルスの繰り返し率に等しい。いくつかの実施形態では、繰り返し率は1kHzである。
一態様では、方法は、電子パルスと光パルスとの間のタイミング同期を決定することと、第1の場所で光パルスを電子パルスと衝突させることによりX線パルスを生成することと、X線パルスが衝突する検出器上の位置を測定することと、その位置、および検出器と第1の場所との間の距離に基づいて、タイミング同期を計算することとを含む。
いくつかの実施形態では、第1の場所は磁場中にあり、電子パルスは円軌跡に沿って進行する。いくつかの実施形態では、タイミング同期を計算することは、電子パルスの円軌跡の曲率半径の値を使用することをさらに含む。いくつかの実施形態では、電子パルスは、光速の99%よりも大きい速度で進行する。
記載の様々な実施形態をよりよく理解するには、以下の「発明を実施する形態」を、以下の諸図面と併せて参照することが望ましく、図中、図全体を通じて、同様の参照数字は、対応する部分を指す。
いくつかの実施形態に準拠する、光源(例えば、自由電子レーザなどのX線光源)を例示する模式図である。 同上。 同上。 いくつかの実施形態による、荷電粒子パルスを光パルスと同期させる(例えば、この場合、荷電粒子パルスと光パルスの相互作用がX線を生成する)装置を例示する模式図である。 いくつかの実施形態による、荷電粒子パルスのエネルギー分布を例示する模式図である。 いくつかの実施形態による、荷電粒子パルスを光パルスと同期させる装置を例示する模式図である。 いくつかの実施形態による、図2Aの装置を較正する方法を例示する模式図である。 いくつかの実施形態による、光パルスを基準にした荷電粒子パルスの時間同期を決定する方法を例示する模式図である。 いくつかの実施形態による、荷電粒子パルスを光パルスと同期させる(例えば、この場合、荷電粒子パルスと光パルスの相互作用がX線を生成する)装置とともにX線源を例示する模式図である。 いくつかの実施形態による、光パルスと荷電粒子パルスとの間の遅延を例示する模式図である。
本開示のいくつかの実施形態は、電子ビームが円弧を移動している間に、レーザを電子ビームと衝突させて(例えば、交差させて、相互作用させて)、後方散乱X線を生成することを含む方法を提供する。以下、本明細書で使用される「衝突」、「交差」、「相互作用」という用語は、別途言及のない限り、電子パルスと光パルスの間の同一種類の相互作用を示す。この後方散乱過程は、逆コンプトン散乱(ICS)である。ICSのX線は、電子と同一方向(例えば、電子の進行方向の接線方向)に放射される。ICSを通じて放射されるX線の方向は、円軌跡に沿った電子パルスの移動に起因して、時間の関数として変化する。これにより、検出器上のX線ビームの位置は、電子レーザの衝突(およびその結果としてのX線生成)のタイミング(よって位置または場所)に応じて変化する。この位置変化は容易に検出されて、フェムト秒スケールの感度でのタイミング測定結果に変換されることで、レーザ・パルス、電子パルス、X線パルスの同期の非常に難しいタイミング測定結果が、単純で確実な位置測定結果に変換される。
図1A~図1Cは、いくつかの実施形態に準拠する、光源100(例えば、自由電子レーザ)を例示する模式図である。簡潔にするために、光源100の最も適切な態様の一部だけを以下で詳細に考察する。
いくつかの実施形態では、光源100は、X線を生成する。いくつかの実施形態では、光源100は、硬X線(例えば、1keVを上回るエネルギーを有するX線)を生成する。いくつかの実施形態では、光源100は、軟X線または極端紫外線を生成する。いくつかの実施形態では、以下に記載のとおり、光源100によって生成される光(例えば、X線)は、空間的および時間的に完全にコヒーレントである(例えば、光源100は、可視光、紫外、赤外、または他の波長で光を放射する従来型のレーザと同様のコヒーレンス特性を有する光を生成する)。いくつかの実施形態では、光源100は、相対論的電子ビームを電磁場(例えば、以下に記載の逆コンプトン散乱の場合には、紫外レーザまたはアンジュレータのいずれかに由来するもの)と相互作用させることによって、光を発生させる。アンジュレータを使用するいくつかの実施形態では、光源100は、従来型のFELよりもはるかに短い(例えば、およそ100メートルとは対照的におよそ10メートルの)アンジュレータを使用して光を発生させる。よって、光源100は、コンパクトX線自由電子レーザ(CXFEL)と称されることもある。
図1Aに、電子バンチを発生させて初期加速する電子光入射器102を示す。例えば、いくつかの実施形態では、4MeVの電子ビームが、ソレノイドとRFガンとを含む4.5セルのXバンド光入射器によって発生する。光入射器に続いて(例えば、その下流に)、1つまたは複数の線形加速器(LINAC)区画(それぞれLINAC区画104a~104c)があり、1つまたは複数のクライストロン(クライストロン106a~106b)から電力供給される。例えば、いくつかの実施形態では、3つの35cm長のLINAC区画104a~106cが、電子ビームを35MeVに加速する。
いくつかの実施形態では、単一のクライストロン106からのRF電力は、いくつかの異なる構成要素に印加される(例えば、クライストロン106bは、LINAC区画104bとLINAC区画104cとの両方だけでなく、RF偏向器空洞と加速器空洞124に電力供給する一方、クライストロン106aは、電子バンチの初期加速とLINAC105cとの両方に電力供給する)。さらに、いくつかの実施形態では、位相シフタ108(例えば、位相シフタ108a~108d)が、様々なクライストロン106により様々な構成要素に供給される電力に、位相シフトを適用する。いくつかの実施形態では、負荷分散と制御のために、RF負荷128(例えば、RF負荷128a~128b)が導入される。
回折格子110は、電子バンチの経路(例えば、電子バンチの伝搬方向)に対して透過幾何学的に配置される。いくつかの実施形態では、回折格子110は、最高12MeVの調整可能なエネルギーを有する電子ビームを回折させる。
図1Bおよび図1Cに、LINAC区画104の下流で電子バンチをパターン形成し成形する様々な電子光学系を示す。光源100の電子光学系は、3つの主要区画:ナノパターン撮像区画112、エミッタンス交換(EEX)区画114、および逆コンプトン散乱(ICS)相互作用区画116を含む。いくつかの実施形態では、ICS相互作用区画116は、アンジュレータ(例えば、長さ20m未満のアンジュレータ)で置き換えられる。
ナノパターニング撮像区画112は、LINAC区画104cの下流にあり、いくつかの実施形態では、望遠鏡システムを形成する2つの四重極トリプレット118(例えば、四重極トリプレット118aおよび四重極トリプレット118b)を含む。四重極磁石は、その長手方向の軸からの半径方向の距離とともに大きさを急速に増大させる磁場を作り出す。この特性は、粒子ビームの集束に有用である。
EEX区画114は、収差補正用の六重極電磁石122a~122cと八重極電磁石126とともに、4つの曲げ電磁石120a~120dと、独立して位相調整および電力供給されるRF偏向器空洞および加速器空洞(総称して124)とを含む。
EEX区画114の後、ICS相互作用区画116は、ICS相互作用点132のところで電子ビームサイズを減少させる(例えば、約1ミクロンにする)集束用トリプレット130に始まり、次いで、電子ビームを、逆コンプトン散乱レーザ138にからのICSレーザ場と衝突させる(例えば、逆コンプトン散乱レーザ138からの光が送り込まれ、ICS相互作用点132で再指向されて電子ビームとほぼ平行にされる)。電子ビームがICSレーザ場と衝突することにより、X線(または他の光)136が生成される。ICS相互作用点132の下流では、2つの双極磁石134a~134bがそれぞれ、ビームを曲げてビームダンプ内に入射させる(例えばそれぞれ、水平方向に30度、および90度曲げて、鉛直ビームダンプに入射させる)。いくつかの実施形態では、図1Cに示すとおり、ビームダンプは、x方向に沿って(図面の平面に向かって)、磁石134bの下にある。
いくつかの実施形態では、電子ビームとICSレーザ場との衝突は、双極磁石134aの磁石場中で生じる。ICS相互作用区画116は、光発生装置の一例である。アンジュレータ(図示せず)が、光発生装置の別の例である。
図1Dは、いくつかの実施形態による、パルス状荷電粒子ビーム154とパルス状光ビーム156とのタイミングを同期させる装置150を例示する模式図である。いくつかの実施形態では、パルス状荷電粒子ビームをパルス状光ビームと同期させることは、パルス状光ビームを基準にしたパルス状荷電粒子ビームの到達時間を決定することを含む。以下、パルス状荷電粒子ビームを電子ビームと称することにする。しかし概して、本明細書に開示の方法およびシステムは、イオンまたは他の荷電粒子などの荷電粒子ビームに使用することができる。本明細書で使用されるとおり、「荷電粒子パルス」と「パルス状荷電粒子ビーム」は、別途指示のない限り、同義である。
装置150は、X線検出器を含む。いくつかの実施形態では、X線検出器は、シンチレータ162と、シンチレータ162によって放射された光を測定するカメラ114とを含む。シンチレータ162は、シンチレーションを発揮する材料を含み、このシンチレーションでは、材料が荷電粒子または高エネルギー光子によって叩かれる(またはそうでなければ電離放射線によって励起される)場合に、蛍光または燐光(例えば、ルミネッセンス)によって、可視光または紫外光の小さな閃光が放射される。
シンチレータ162は、X線パルスが衝突する場合に発光し、カメラ164がシンチレータを撮像することで、発光の位置を捉えて測定することができる。いくつかの実施形態では、シンチレータは、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)スクリーンである。状況によっては、場所180での光パルス156と電子ビーム154との衝突におけるICSを通じて生成されるX線パルス170のビーム径は、数十ミクロンのオーダーである。いくつかの実施形態では、シンチレータ162は、少なくとも10μmの空間分解能を与える(例えば、シンチレータ上で10μm以上離れた2つの点を識別することができる)。いくつかの実施形態では、シンチレータは、最小1μmの空間分解能を与える。
いくつかの実施形態では、電子ビームは、加速器160(縮尺通りには描かれていない)によって生成される相対論的ビームである。いくつかの実施形態では、加速器160は、RF銃、クライストロン、シケイン(chicane)、および同類のものの1つまたは複数など、図1A~図1Cに示される構成要素102から130を含む。加速器160は、電子ビームを光源100の最終焦点のところの相互作用領域に送達するのに使用されるあらゆる構成要素を示す。いくつかの実施形態では、相対論的ビームは、光速に近い速度(例えば、光速の70%、80%、90%、99%、99.9%)で進行する電子ビームである。
いくつかの実施形態では、パルス状光ビームは、パルス状レーザ・ビームである。いくつかの実施形態では、パルス状レーザ・ビームは、赤外、可視、または紫外のスペクトルでの波長λを有する。
装置150は、磁場157を有する第1の領域158において動作する。磁場157は、磁石によって生成される。いくつかの実施形態では、磁石は、電磁石である。いくつかの実施形態では、磁石は、永久磁石である。いくつかの実施形態では、磁石は、双極磁石である。加速器では、双極磁石が、ある距離(領域)にわたって均一な磁場を作り出す。その磁場中の荷電粒子の動きは、磁場に垂直な面内で円になる。状況によっては、双極磁石によって作り出された磁場を有する領域内に注入された荷電粒子は、円に沿って進行する(例えば、磁場が荷電粒子の速度に対して垂直な場合)。同一平面上で複数の双極区画を追加することで、荷電粒子ビームの曲げ半径の効果が増大する。
いくつかの実施形態では、第1の領域158は、図1Cの双極磁石134aによって生成される磁場内の領域に対応する(磁場157は双極磁石134aによって発生する)。いくつかの実施形態では、装置150は、磁石を含まず、装置150は、既に磁場157の影響を受けている領域に単に置かれるだけである。例えば、磁場157が既に存在していて、荷電粒子ビーム154をビームダンプの方向に指向させることで、X線パルス170の生成に使用された荷電粒子を安全に処理するようになっており、これはタイミング同期とは独立である。いくつかの実施形態では、装置150は、磁場157を生成するのに使用される磁石を含む。
いくつかの実施形態では、円軌跡の曲率半径R(図1Dに示すとおりのもの)は、約80cmである。そのような曲率半径を生成するのに使用しなければならない磁場は、電子がほぼ光速で移動していると仮定することにより推算できる。磁場が強いほど、生成されるRは小さくなり、時間分解能が向上する。しかし、相互作用領域116から脱する使用済みの電子ビーム104は、ビームダンプで処理されるのが望ましく、これにより、電子ビーム104の可能な軌跡、そしてまたRのサイズが制限される。
電子ビーム104のエネルギーもまたRのサイズに影響を及ぼす。一定磁場のもとでは、電子ビームのエネルギーが増加するにつれて、Rは増加する。図1Eに、電子ビームのエネルギー分布190を示す。エネルギー分布190は、中心エネルギー192と、電子エネルギーの広がり194とを有する。いくつかの実施形態では、磁場強度が調整される(例えば、電磁石を通る電流のサイズを調整することによって)ことで、中心エネルギー192を有する電子が、中心エネルギー192の値によらず同一軌跡(すなわち、同一R)を保つようにしてある。
磁場強度を変化させて電子を同一軌跡に保つことは、相互作用領域116から脱する使用済み電子ビームの大部分を確実にビームダンプに到達させるのに役立つ。いくつかの実施形態では、典型的なエネルギー(例えば、中心エネルギー192)は、約20MeVである。いくつかの実施形態では、電子エネルギーの範囲は、コンパクトX線光源(CXLS)では、7~40MeVである。CXFELとは対照的に、CXLSから生成されたX線パルスはコヒーレントではない。
いくつかの実施形態では、パルス状光ビームは、第1の繰り返し率を有するレーザ源からのパルス状レーザ・ビームである。換言すれば、レーザ光のパルスは、第1の繰り返し率でレーザ源から放射される。いくつかの実施形態では、光156を生成するレーザ源は、トルンプ・ディラ(Trumpf Dira) 200-1 Yb:YAG増幅器である。いくつかの実施形態では、トルンプ・ディラは、1kHzの繰り返し率で200mJのパルスエネルギーを有する1.5ps長のパルスを発生させる。光学系(例えば、ミラー、ビームスプリッタなど)は、図1Dに示すとおり、レーザ源からの光156を指向させて、電子ビーム154と交差または衝突(例えば、相互作用)させるようにする。
いくつかの実施形態では、電子ビームは、第2の繰り返し率の電子パルス列である。いくつかの実施形態では、第1の繰り返し率は第2の繰り返し率に等しい。いくつかの実施形態では、第1の繰り返し率および第2の繰り返し率は、ともに1kHzである。
図4にタイミング列400を示すが、これは、加速器160から放射される電子のパルス(例えば、404a、404b、404c、404d)の繰り返し率と同一の繰り返し率(例えば、1kHz)で、レーザ源が光パルス(例えば、402a、402b、402c、402d)を生成するものである。電子のパルスどうしの間には、ショット間ジッタ(jitter)がある。また、光パルスどうしの間にもショット間ジッタがある。より簡潔にするために、図4には、ショット間ジッタのない光パルスを示す。概して、光パルスと電子パルスの両方にジッタがある。いくつかの実施形態では、レーザ光パルス402a~402dは、電子パルスと比較して、ショット間のタイミング・ジッタが小さい。本明細書に記載のタイミング同期は、対応する光パルスを基準にした各電子パルスの到達時間を測定することができる。
例えば、光パルス402aと電子パルス404aとの間の第1の遅延406aは、光パルス402bと電子パルス404bとの間の遅延406bよりも大きい。時間遅延の変化の大きさは、図4では例示を目的として誇張されている。遅延406a~406dの差に起因して、電子パルス404a~404dによって発生したX線パルスは、電子パルスに対応する光パルスを基準にしたその電子パルスの到達時間(例えば、それぞれの電子-光対の間:404aと402a;404bと402bなど)に応じて、シンチレータ162(図1Dに示す)上の異なる空間的場所に出現することになる。
レーザ・パルスの繰り返し率が電子パルスの繰り返し率と同一である場合(ジッタを除く)、本明細書に開示される方法および装置は、加速器160によって生成される電子パルス毎にショット間のタイミング同期を提供する方法を提供する。例えば、光ポンプパルス(例えば、第1の部分106a)とX線プローブパルス(例えば、X線パルス320a)とを含む実験では、光ポンプパルスを基準にしたX線プローブパルス毎の正確なタイミングが決定され、これは、光パルス(例えば、402a)と電子パルス(例えば、404a)の両方にショット間ジッタがある場合であってもそうである。換言すると、(1)実験に直接送られる光、(2)プロービング用のX線パルスの生成に用いられる光、および(3)タイミング同期用のX線パルスの生成に用いられる光が、共通のレーザ源に由来するので、光パルスのジッタは同一であり、X線パルスのタイミングを、実験に用いられる光のタイミングに同期させることができる。
いくつかの実施形態では、場所180とシンチレータ112との間の距離L(図1Dに示す)は、約20cm(例えば、40cm未満、30cm未満、20cm未満、10cm未満、5cmより大)である。シンチレータ112は、電子ビームを内部に封入した真空筐体148(図1Cに示す)の内側に置かれ、距離Lは筐体148の範囲内で調整可能である。いくつかの実施形態では、カメラ114は、CCDカメラである。いくつかの実施形態では、カメラ114は、真空筐体の外側にある。いくつかの実施形態では、追加の光学系を使用して、CCDカメラ上のイメージセンサ上にシンチレータ112を撮像する。
ICSを用いると、電子ビーム104の経路の接線方向にX線が放射される。図2Aに、磁場157によって湾曲した電子ビーム104の軌跡を示す。本明細書に開示される方法およびシステムは、光ビーム156のショット間のタイミング・ジッタが低い、そして光ビーム156のあらゆるパルスの到達が、光源を脱した後に実質的に同一時点で同一場所であるとする実施形態には限定されない。むしろ、方法およびシステムは、電子パルスに対応する光パルスを基準にしたその電子パルスの到達時間を検出する(例えば、光パルス402aに対する電子パルス404a)。
例えば、電子ビーム154が、その対応する光パルスよりもわずかに早く到達する場合、X線が放射される方向は、電子ビーム154がわずかに遅く到達する場合とは異なることになる。例えば、電子ビーム154が(光ビーム156を基準に)わずかに早く、相対時間=T1に到達する場合、この電子ビームは、光ビーム156と交差する前に、位置202までさらに長い距離を進行したことになる。逆に、電子ビーム154が(光ビーム156を基準に)わずかに遅れて、相対時間=T2に到達する場合、電子ビーム154は、光ビーム156と交差する前に、位置204までもっと短い距離を進行したことになる。よって、シンチレータ162上のシンチレーションの位置は、パルス状電子ビーム154とパルス状光ビーム156との間のタイミング同期の測定結果に変換可能である。図2にはT1とT2の印が付けされており、T1はT2よりも早い(例えば、電子ビーム154は光ビーム156を基準にさらに早い時間に到着する)。
いくつかの実施形態では、方法およびシステムは、約80fsの時間分解能を与える。例えば、タイミング同期装置150は、第1の電子パルスに対応する光パルスを基準に80fsだけ早くまたは遅く到着するその第1の電子パルスを、第2の電子パルスと区別することができる。
いくつかの実施形態では、装置100は、電子ビーム104と光ビーム106との間のタイミングを同期させるために較正される。例えば較正によって、シンチレータ112上の2つの空間点から放射されたルミネッセンスどうしの間の距離が(電子ビーム104と光ビーム106との間の)特定の時間遅延にどのように対応するかが決定される。
既知の時間遅延
いくつかの実施形態では、電子ビーム154に既知の遅延を適用して、電子ビームにさらなる(既知の)遅延(例えば、500fs)を導入する。概して、この既知の遅延は、電子ビームに電子的に加えるか、または、レーザからの光パルスを遅延させるために光学的に(例えば、可変遅延ステージを通じて光パルスを送ることによって)加えるかすることができる。
遅延した電子ビームと光ビーム156とのICS相互作用から発生するX線パルスによって生成されたルミネッセンスの第1の位置が、シンチレータ162上に記録され、カメラ164によって撮像される。いくつかの実施形態では、電子ビームを基準に遅延しているのは光ビーム156である。電子ビームからこの既知の遅延が除去された後、電子ビームと光ビーム156のICS相互作用から発生した別のX線パルスによって生成されたルミネッセンスの第2の位置が、シンチレータ162上に記録される。第2の(すなわち、遅延した)電子パルスは、タイミング同期の主因である同一のショット間ジッタを受ける。例えば,電子ビームのショット間ジッタは、平均300fsである(時間分解能を80fsとして)。500fsの遅延を適用することで、測定されたパルスは、200fsから800fsの間の実際の遅延のどこかである可能性がある。
図2Bに、検出器(例えば、シンチレータ162)上で観察される電子パルスの分布を示す。いくつかの実施形態では、第1の数の電子パルス(例えば、100個)が、時間遅延なしで測定されることで、電子パルスの到達時間の分布256の平均252が決定される。電子ビームまたは光ビームのいずれかに、既知の時間遅延が加えられ、第2の数の電子パルス(例えば、100個)が、時間遅延ありで測定されることで、電子パルスの到達時間の分布258の平均254が決定される。例えば、画像処理技術を使用して、第1の画像における第1の位置と、第2の画像における第2の位置との間の距離が測定される。平均値252と平均値254の間の空間的な距離256が、較正結果を与える。較正結果は、分布256間の距離と、既知の時間遅延との間の比を取ることによって得られる。例えば、シンチレータ上の10mmの距離は、500fsの時間差(例えば、既知の時間遅延)に対応する。
システムパラメータに基づく時間遅延
図2Cには、システムパラメータをいかに使用して、電子ビームのパルスとパルス状光ビームとの間のタイミング同期を得るかを示す。例示を容易にするために、寸法はy方向に沿って大幅に誇張されている。
電子ビーム154の第1のパルスは、到達時間が早く、その円軌跡に沿ってさらに進行した後、時間t1に、位置222aで光ビーム156と交差する。電子ビーム154の第1のパルスは、光ビーム156とのICSを経て、第1のX線パルス220aを生成し、これがシンチレータ162に衝突する。電子ビーム154の第2のパルスは、到達時間が遅く、その円軌跡に沿ってもっと短い距離を進行した後、t1よりも遅い時間t2に、位置222bで光ビーム156と交差する。電子ビーム154の第2のパルスは、光ビーム156とのICSを経て、第2のX線パルス220bを生成し、これがシンチレータ162に衝突する。
それぞれの光パルスを基準に2つの電子パルスの到達時間の間の時間差Δtは、第1の電子パルスの到達時間t1と、第2の電子パルスの到達時間t2との間の差に等しい。この時間差Δtは、電子ビームが位置222aと位置222bの間の円弧上の距離dsを進行するのに要する時間と等価である。留意されたいのは、
であり、ここで、Rは電子ビームの軌跡の曲率半径、θは位置222aと位置222bの間の円弧のなす角度である。電子ビームは光速cに近い速度で進行する。
同様に、X線パルス220aおよび220bがシンチレータに衝突する場所の間の距離Dは、(角度が小さければ)D=L*θという式に従って、電子ビーム(例えば、位置222aおよび222bでのもの)とシンチレータ162との間の距離Lに関係づけられる。θを:

に等しいとおくと
時間差Δtの直接的な尺度:
が得られる。
c、R、Lがすべて既知であるので、Dを測定するとΔtが得られる。電子ビームと光ビームの交点の場所は近接しているので、Lはほぼ一定である(そして近似する目的で一定と仮定することができる)ことが留意される。
図3には、複数の用途用に分割された光をレーザ302に生成させる実施形態に準拠するX線源300を示す。光156の第1の部分156aは、実験で使用するために、実験用エンドステーション312に指向させられる。いくつかの実施形態では、光の第1の部分156cは、実験用エンドステーション312内に置かれた実験試料を励起(例えば、「ポンピング」)するのに使用される。光156の第2の部分156bは、加速器160によって放射された電子ビーム154に向けて、第1のビームスプリッタ304aによって指向させられる。
光156の第2の部分156bはさらに、第2のビームスプリッタ304bによって、2本の別個の腕:第3の部分106cと第4の部分106dとに分割される。第1の腕における光106の第3の部分106cは、相互作用点314に指向させられ、この点では、電子ビーム104と光ビーム106とがICSを通じて相互作用して、パルス状X線ビーム320aを生成し、このX線ビームが、実験用装置設定312に指向させられる。いくつかの実施形態では、相互作用点314で、電子ビーム154のサイズはミクロンレベルである。いくつかの実施形態では、可視光ビームは、数十ミクロンのオーダーのビーム径を有し、さらに狭い電子ビームと容易に交差することができる。
第2の腕における光156の第4の部分156dは、追加の光学系(例えば、鏡304c)によって指向させられることで、磁場157の影響下にある第1の領域158において電子ビーム154と相互作用する。例えば、光の第4の部分156dは、第2の領域316において電子ビーム154と相互作用し、第2のX線パルス320bを生成する。磁場157が存在するので、第2の領域316は、電子ビーム154の円またはらせん状の軌跡に沿っている。可視光ビームは、数十ミクロンのオーダーのビーム径を有するので、円軌跡に沿った複数の位置で、さらに狭い電子ビームと容易に交差することができる。加えて、相対論的ビーム104の時間的プロファイルは、相互作用点314での第1のICS相互作用の後に大きく変化することはない。その結果、第2の領域316における電子ビームの到達時間を測定することは、相互作用点314での電子ビームの到達時間を測定することと等価である。いくつかの実施形態では、相対論的ビーム104の空間プロファイルは、さらなる伝搬後に変化する。
いくつかの実施形態では、第4の部分156dよりも第3の部分156cに、さらに大きいエネルギーが送られる。いくつかの実施形態では、第2の部分156bからのエネルギーの99%が第3の部分156cに送られ、そのエネルギーの1%が第4の部分156dに送られる。
第2の領域316の実際の場所は、電子ビーム104の到達時間に依存する。光の第4の部分106dに対して遅く到達する電子ビームは、図3に例示された相互作用点314にさらに近い場所で光の第4の部分106dと交差する可能性がある。
電子ビームの到達時間が光の第4の部分106dよりも遅い場合、相互作用点314もまた、図3に例示されているよりも-z方向に沿ってさらに下に移動する。そのような場合、第2の領域316から生成されたX線パルスは、シンチレータ112の異なる部分(例えば、シンチレータ112上の+y方向に沿った領域)を叩く可能性がある。
同様に、光の第4の部分106dに対して早く到達する電子ビームは、図3に例示された相互作用点314からさらに遠い場所で、光の第4部分106dと交差する可能性がある。そのような場合、相互作用点314は、図3に図示されているよりも+z方向に沿ってさらに上に移動する。第2の領域316から生成されたX線パルスは、シンチレータ112の異なる部分(例えば、シンチレータ112上の-y方向に沿った領域)を叩く可能性がある。
第3の部分106cおよび第4の部分106dは、同一光源(例えば、レーザ源302)によって生成されるので、それらのタイミング同期は、(例えば、2つの部分の光路長に基づいて)比較的一定であり、容易に決定される。例えば、相互作用点314と第2の領域316との間の絶対距離は、光の第3の部分106cおよび光106の第4の部分106dの、ICSが発生するそれぞれの場所までの光路長どうしの差(すなわち、第2ビームスプリッタ304bの後に第3の部分106cと第4の部分106dとが進行する経路長の差)によって決定される。絶対距離は、レーザ源302からの光ビーム106を基準にした電子ビームの到達時間の影響を受けることはない。よって、(タイミング同期に用いられる)X線パルス320bと、(実験に用いられる)X線パルス320aとのタイミング関係は一定である。シンチレータ112上のX線パルス320bによって生じるシンチレーションの位置の変化は、光パルス106を基準にした電子パルス104の到達時間のショット間の変化を示している。
いくつかの実施形態では、第1のビームスプリッタ304aと第2のビームスプリッタ304bとの間の、第2の部分106bの光路長を変化させることによって、X線パルス320aは、第1の部分106aを基準にして遅延または前進させることができる。第1の部分106aとX線パルス320aとの間の実際のタイミングの微調整は、シンチレータ112に記録された測定結果によって行われる。
相互作用点314を磁場107のすぐ外側にすることで、電子ビーム104の到達時間のいかんにかかわらず、X線光学系を大きく調整することなしに(例えば、一切調整することなしに)、X線パルス320aを実験用エンドステーション312にさらにうまく到達させることができる。そのような場合では、X線パルス320aを生成するのに使用される電子ビームは、円またはらせん状の軌跡に沿って移動する前である。ICSは、電子ビームの進行方向の接線方向に放射されるX線パルスを生成するので、電子ビーム104が直線に沿って(例えば、+z方向に沿って)進行する場合、放射されたX線パルス320aもまた、+z方向に沿って進行する可能性があり、これは、光156の第3の部分156cが電子ビーム154と交差してICSを通じてX線パルスを生成するのが、z方向に沿った実際の場所のどこであるかには関係ない。
X線源300は、1つまたは複数のプロセッサと、測定された位置を、パルス状荷電粒子ビームとパルス状光ビームとの間のタイミング同期の測定結果に変換する命令を記憶するメモリとを含む計算機システム310を、さらに含む。いくつかの実施形態では、計算機システム310は、カメラ164から画像を受け取る。
本明細書では、様々な構成要素を記載するために「第1の」、「第2の」などの用語が使用される場合があるが、これらの構成要素は、これらの用語によっては限定されないのが望ましいことは理解されよう。これらの用語は、ある構成要素を別の構成要素から区別するためだけに使用される。例えば、「第1の部品」のすべての事例の名称が一貫して変更され、かつ「第2の部品」のすべての事例の名称が一貫して変更される限り、記載の意味を変えることなく、第1の部品を第2の部品と称すること、そして同様に、第2の部品を第1の部品と称することが可能であろう。第1の部品と第2の部品は、両方とも部品であるが同一部品ではない。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することだけを目的としており、特許請求の範囲を限定することは意図していない。実施形態の記載および添付の特許請求の範囲で使用されるとおり、単数形の「a」、「an」、および「the」は、文脈が明らかにそれ以外を示しているのでない限り、複数形も含むことが意図される。また、本明細書で使用される用語「および/または」は、関連する列挙された項目の1つまたは複数の可能な組み合わせのいずれかおよびすべてを指すとともに包含することは理解されよう。さらに、用語「含む」および/または「含んでいる」は、本明細書で使用される場合、記載された特徴、完全体、ステップ、操作、要素、および/または構成要素の存在を特定するものであるが、1つまたは複数の他の特徴、完全体、ステップ、操作、要素、構成要素、および/またはそれらの群の存在または追加を排除するものではないことは理解されよう。
本明細書で使用されるとおり、用語「もし(if)」は文脈に応じて、「の場合に」、または「の時点で」、または「の決定に準拠して」、または「の検出に応じて」、記載の条件の先行例が真であることを意味すると解釈される場合がある。同様に、語句「もし「記載の条件の先行例が真である」と判断されるなら」または「もし「記載の条件の先行例が真である」なら」、または「「記載の条件の先行例が真である」場合」とは、文脈に応じて、記載の条件の先行例が真であると「判断する時点で」、または「の判断に準拠して」、または「の判断に応じて」、または「発見する時点で」、または「の発見に応じて」を意味すると解釈される場合がある。
前述の記載は、説明を目的として、特定の実施形態を参照しつつなされたものである。しかし、上記の例示的な考察は、限定列挙であること、または開示された正確な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示に鑑みて、多くの修正および変形が可能である。実施形態は、本発明の原理およびその実用的な応用を最良の形で説明するために選択され記載されたものであり、それによって、当業者が、本発明、および企図された特定の使用に適した様々な変更を伴う様々な実施形態を最良の形で利用することが可能になる。

Claims (36)

  1. 第1の光ビームを指向させて第1の領域の第1の場所で荷電粒子ビームと交差させ、第1のX線ビームを生成することと;
    前記第1のX線ビームの少なくとも一部分が衝突する、検出器上の位置を検出することと;
    前記位置に基づいて、前記第1の光ビームを基準にした前記荷電粒子ビームのタイミング同期を決定することと、
    を含む方法。
  2. 前記第1の光ビームが前記荷電粒子ビームと交差する前に、第2の光ビームを指向させて前記荷電粒子ビームと交差させ、第2のX線ビームを生成することと;
    前記第2のX線ビームを実験用エンドステーションに指向させることと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の光ビームと前記第2の光ビームが共通光源から誘導される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記共通光源から第3の光ビームを前記実験用エンドステーションに指向させることをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記荷電粒子ビームが、前記第1の領域における磁場によって生じる湾曲した軌跡に沿って進行する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記タイミング同期が、前記湾曲した軌跡に沿った位置の関数であり、この位置が、前記第1の光ビームが前記荷電粒子ビームと交差する位置である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記検出器上の位置が、前記湾曲した軌跡に沿った位置によって決定され、この位置が、前記第1の光ビームが前記荷電粒子ビームと交差する位置である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記磁場の大きさを選択することで、前記荷電粒子ビーム中の中心エネルギーを有する荷電粒子が、選択された経路に沿って進行するようにすることを含む、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記共通光源からのエネルギーの大きい方の部分が、前記第1の光ビームではなく前記第2の光ビームにある、請求項3に記載の方法。
  10. 第1のX線パルスが衝突する前記検出器上の第1の位置を記録することであって、前記第1のX線パルスを、前記荷電粒子ビームの第1のパルスと前記第1の光ビームの第1のパルスとを用いて発生させることと;
    第2のX線パルスが衝突する前記検出器上の第2の位置を記録することであって、前記第2のX線パルスを、前記荷電粒子ビームの第2のパルスと前記第1の光ビームの第2のパルスとを用いて発生させることと;
    前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離を、前記第1の光ビームのそれぞれのパルスを基準にした、前記荷電粒子ビームのそれぞれのパルスのそれぞれの到達時間どうしの間の時間遅延に変換することと、
    を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記距離を前記時間遅延に変換することが、前記第1の場所と前記検出器との間の距離に基づく、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のX線ビームが逆コンプトン散乱(ICS)を通じて生成される、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記パルス状荷電粒子ビームが相対論的ビームである、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記第1の光ビームがパルス状レーザ・ビームである、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記荷電粒子ビームが電子ビームを含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記電子ビームが電子のパルスを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の光ビームが光のパルスを含み、前記光のパルスの繰り返し率が前記電子のパルスの繰り返し率に等しい、請求項16に記載の方法。
  18. 前記繰り返し率が1kHzである、請求項17に記載の方法。
  19. 荷電粒子ビームによって生成されたX線パルスが検出器に衝突する位置を測定するように構成される検出器と;
    前記X線ビームが前記検出器に衝突する位置の画像を生成するように構成されるカメラと;
    1つまたは複数のプロセッサと、前記検出器上の位置を、前記荷電粒子ビームと前記光ビームとの間のタイミング同期の測定結果に変換する命令を記憶するメモリとを含む計算機システムと、
    を含む時間同期装置。
  20. 前記X線パルスが、前記荷電粒子ビームを、光源からの前記光ビームと衝突させることによって生成される、請求項19に記載の時間同期装置。
  21. 前記荷電粒子ビームが、磁場を有する領域内で前記光ビームと衝突する、請求項20に記載の時間同期装置。
  22. 前記磁場が、湾曲した軌跡上を前記荷電粒子ビームに進行させるように構成される、請求項21に記載の時間同期装置。
  23. 前記検出器が、真空に保たれる筐体内に置かれるように構成される、請求項19から22のいずれか一項に記載の時間同期装置。
  24. 前記カメラが、前記筐体の外側に置かれるように構成される、請求項23に記載の時間同期装置。
  25. 前記検出器がシンチレータを含み、前記シンチレータが、前記X線パルスによって励起される場合にルミネッセンスを放射するように構成される、請求項19から24のいずれか一項に記載の時間同期装置。
  26. 前記シンチレータが、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)スクリーンを含む、請求項25に記載の時間同期装置。
  27. 前記荷電粒子ビームが加速器によって生成される、請求項19から26のいずれか一項に記載の時間同期装置。
  28. 前記荷電粒子ビームが相対論的ビームである、請求項19から27のいずれか一項に記載の時間同期装置。
  29. 前記光ビームがパルス状レーザ・ビームを含む、請求項19から28のいずれか一項に記載の時間同期装置。
  30. 前記荷電粒子ビームが電子ビームを含む、請求項19から29のいずれか一項に記載の時間同期装置。
  31. 前記電子ビームが電子のパルスを含む、請求項30に記載の時間同期装置。
  32. 前記光ビームが、光のパルスを含み、前記光のパルスの繰り返し率が、前記電子のパルスの繰り返し率と等しい、請求項31に記載の時間同期装置。
  33. 前記繰り返し率が1kHzである、請求項32に記載の時間同期装置。
  34. 電子パルスと光パルスとの間のタイミング同期を決定することと;
    第1の場所で前記光パルスと前記電子パルスを衝突さることによりX線パルスを生成することと;
    前記X線パルスが衝突する検出器上の位置を測定することと;
    前記位置、および前記検出器と前記第1の場所との間の距離に基づいて、前記タイミング同期を計算することと、
    を含む方法。
  35. 前記第1の場所が磁場中にあり、前記電子パルスが円軌跡に沿って進行する、請求項34に記載の方法。
  36. 前記タイミング同期を計算することが、前記電子パルスの円軌跡の曲率半径の値を使用することをさらに含む、請求項34または35に記載の方法。
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