JP7416922B2 - アップリンク空間関係インジケーション及び電力制御 - Google Patents

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Description

本特許出願は、無線デバイスに関し、より具体的には、アップリンク空間関係及び電力制御を管理するための装置、システム、及び方法に関する。
無線通信システムの使用が急速に増大している。無線デバイス、特に無線ユーザ機器デバイス(user equipment device、UE)が普及している。さらに、メッセージング、電子メール、ブラウジング、ビデオストリーミング、ショートビデオ、音声ストリーミング、リアルタイムゲーム、又は様々なその他のオンラインサービスを提供するアプリケーションなど、無線通信を実行するか又はそれに依存する、UE上でホストされているアプリケーション(又はアプリ)が多数存在している。
場合によっては、アップリンク基準信号とダウンリンク基準信号との間の空間関係、フィルタリング挙動、及び/又は累積閉ループ電力制御などのパスロスパラメータが不明確になり得る。よって、この分野における改善が望まれる。
ユーザ機器デバイス(UE)がアップリンク基準信号用のビームを選択し、及び/又はパスロス測定を実行するための技術、装置、システム、及び方法が開示されている。
いくつかの実施形態では、UEは、基地局との接続を確立することができ、アップリンク基準信号の空間関係が上位層シグナリングによって提供されていないことを判定し、パスロス測定用のダウンリンク基準信号が上位層シグナリングによって構成されていないことを判定し得る。よって、UEは、ダウンリンク共有チャネル用のデフォルトビーム、ダウンリンク基準信号用のビーム、及び/又はスケジューリングダウンリンク制御チャネルを有する疑似コロケーションを使用して、アップリンク基準信号用のビームを選択することができる。
いくつかの実施形態では、UEは、基地局との接続を確立することができ、パスロス測定の短縮された待ち時間が有効であると判定し得る。UEは、短縮された待ち時間に応じて、1つ以上のパスロスパラメータを選択し、パラメータに基づいてパスロスを測定し得る。
いくつかの実施形態では、UEは、基地局との接続を確立することができ、ダウンリンク基準信号の更新を受信し得る。更新に応じて、UEは、パスロス測定をリセットし得る。
この発明の概要は、本書に記載の主題のいくつかの簡易的な概要を提供することが意図されている。従って、上記の特徴は、単なる例であり、本明細書に記載の主題の範囲又は趣旨をなんら狭めると解釈されるべきでないことが理解されよう。本明細書に記載の主題の他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、図、及び特許請求の範囲から明らかになる。
次の詳細な説明を、次の図面と併せて考慮すれば、開示されている実施形態のより良い理解を得ることができる。
いくつかの実施形態に係る、例示的な無線通信システムを示す。 いくつかの実施形態に係る、ユーザ機器(User Equipment、UE)デバイスと通信する基地局(Base Sation、BS)を示す。 いくつかの実施形態に係る、UEの例示的なブロック図を示す。 いくつかの実施形態に係る、BSの例示的なブロック図を示す。 いくつかの実施形態に係る、セルラー通信回路の例示的なブロック図を示す。 いくつかの実施形態による、5G NR基地局の例を示す。 いくつかの実施形態による、5G NR基地局の例を示す。 いくつかの実施形態に係る、ビーム選択のための例示的な方法を示すフローチャート図である。 いくつかの実施形態に係る、ビーム選択の態様を示すタイミング図である。 いくつかの実施形態に係る、短縮された待ち時間を有するパスロスパラメータを決定するための例示的な方法を示すフローチャート図である。 いくつかの実施形態に係る、短縮された待ち時間を有するパスロス測定の態様を示すタイミング図である。 いくつかの実施形態に係る、更新されたダウンリンク基準信号を用いたパスロス測定用の例示的な方法を示すフローチャート図である。及び いくつかの実施形態に係る、潜在的な標準変化を示す。 いくつかの実施形態に係る、潜在的な標準変化を示す。
本発明は種々の変更及び代替形態を受けるが、その特定の実施形態が例として図面に示され、本明細書において詳細に説明される。しかし、図面及びそれらに対する詳細な説明は、本発明を、開示されている特定の形態に限定することを意図するものではなく、逆にその意図は、添付の請求項によって定義される本発明の趣旨及び範囲内に入る全ての変更、均等物及び代替物を範囲に含むことを理解されたい。
略称
本特許出願では、以下の略語が使用される。
UE:ユーザ機器
BS:基地局
ENB:eNodeB(基地局)
LTE:ロングタームエボリューション
UMTS:ユニバーサル移動体通信システム
RAT:無線アクセス技術
RAN:無線アクセスネットワーク
E-UTRAN:進化型UMTS地上RAN
CN:コアネットワーク
EPC:進化型パケットコア
MME:モビリティ管理エンティティ
HSS:ホーム加入者サーバー
SGW:サービングゲートウェイ
PS:パケット交換
CS:回線交換
EPS:進化型パケット交換システム
RRC:無線リソース制御
IE:情報要素
UL:アップリンク
DL:ダウンリンク
RS:基準信号
用語
以下は、本開示で使用されている用語の用語集である。
記憶媒体-様々なタイプの非一時的メモリデバイス又は記憶デバイスのうちのいずれか。用語「記憶媒体」は、例えば、CD-ROM、フロッピーディスク、又はテープデバイスなどのインストール媒体、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、Rambus RAMなどのコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、フラッシュ、例えば、ハードドライブ、又は光学ストレージなどの磁気媒体などの不揮発性メモリ、レジスタ、又は他の類似のタイプのメモリ要素などを含むことが意図されている。記憶媒体は、他のタイプの非一時的メモリ、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。加えて、記憶媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステムにおいて位置してもよく、又はインターネットなどのネットワークを介して第1のコンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステムにおいて位置してもよい。後者のインスタンスでは、第2のコンピュータシステムは、実行のために、プログラム命令を第1のコンピュータシステムに提供することができる。用語「記憶媒体」は、異なる場所において、例えば、ネットワークを介して接続された異なるコンピュータシステムにおいて存在することができる2つ以上の記憶媒体を含んでもよい。記憶媒体は、1つ以上のプロセッサによって実行され得る(例えば、コンピュータプログラムとして具現化された)プログラム命令を記憶してもよい。
キャリア媒体-上記の記憶媒体、並びにバス、ネットワークなどの物理的伝達媒体、及び/又は電気信号、電磁信号、若しくはデジタル信号などの信号を伝達する他の物理的伝達媒体。
プログラム可能ハードウェア要素-プログラム可能相互接続を介して接続された複数のプログラム可能機能ブロックを備える、様々なハードウェアデバイスを含む。例として、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、プログラム可能論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラム可能オブジェクトアレイ(Field Programmable Object Array、FPOA)、及び複合PLD(Complex PLD、CPLD)が挙げられる。プログラム可能機能ブロックは、細かい粒度のもの(組み合わせ論理又はルックアップテーブル)から粗い粒度のもの(演算論理装置又はプロセッサコア)にまで及ぶことができる。プログラム可能ハードウェア要素はまた、「再構成可能論理」と称されることがある。
コンピュータシステム-パーソナルコンピュータシステム(personal computer、PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワークアプライアンス、インターネットアプライアンス、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、テレビシステム、グリッドコンピューティングシステム、又は他のデバイス若しくはデバイスの組み合わせを含む、様々なタイプのコンピューティング又は処理システムのうちのいずれか。一般に、用語「コンピュータシステム」は、記憶媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する任意のデバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するように広義に定義され得る。
ユーザ機器(UE)(又は「UEデバイス」)-移動式又は携帯式であり、無線通信を実行する、様々な種類のコンピュータシステムデバイスのうちのいずれか。UEデバイスの例としては、携帯電話若しくはスマートフォン(例えば、iPhone(商標)、Android(商標)ベースの電話)、ポータブルゲームデバイス(例えば、Nintendo DS(商標)、PlayStation Portable(商標)、Gameboy Advance(商標)、iPhone(商標))、ラップトップ、着用可能なデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、PDA、ポータブルインターネットデバイス、音楽プレーヤ、データ記憶デバイス、又は他のハンドヘルドデバイスなどが挙げられる。一般に、用語「UE」又は「UEデバイス」は、ユーザによって容易に持ち運ばれ無線通信が可能である任意の電子、コンピューティング及び/又は電気通信デバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するように広義に定義され得る。
無線デバイス-無線通信を実行する様々なタイプのコンピュータシステムデバイスのうちのいずれか。無線デバイスは、ポータブル(若しくはモバイル)であることができ、又はある場所に定置若しくは固定されてもよい。UEは、無線デバイスの一例である。
通信デバイス-通信を実行する様々なタイプのコンピュータシステム又はデバイスのうちのいずれか。通信は、有線又は無線であることができる。通信デバイスは、ポータブル(若しくはモバイル)であることができ、又はある場所に定置若しくは固定されてもよい。無線デバイスは、通信デバイスの一例である。UEは、通信デバイスの別の例である。
基地局-用語「基地局」は、基地局の通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、固定の場所に設置されており、無線電話システム又は無線システムの一部分として通信するために使用される無線通信局を含む。
処理要素-ユーザ機器又はセルラーネットワークデバイスなどのデバイス内で機能を実行することが可能な、様々な要素又は要素の組み合わせを指す。処理要素は、例えば、プロセッサ及び関連付けられたメモリ、個々のプロセッサコアの部分又は回路、プロセッサコア全体、プロセッサアレイ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)などの回路、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素、及び上記のものの様々な組み合わせのうちのいずれかを含んでもよい。
チャネル-送信側(送信機)から受信機に情報を伝達するために使用される媒体。「チャネル」の特性は、異なる無線プロトコルに従って異なることがあるため、本明細書で使用されるとき、用語「チャネル」は、この用語がそれを参照して使用されるデバイスのタイプの規格に合致するように使用されるとして考えられることに留意されたい。いくつかの規格では、チャネル幅は、(例えば、デバイス能力、帯域条件などに依存して)可変であることができる。例えば、LTEは、1.4MHz~20MHzのスケーラブルなチャネル帯域幅をサポートしてもよい。対照的に、WLANのチャネルは22MHz幅を有してもよく、Bluetoothのチャネルは1Mhz幅を有してもよい。他のプロトコル及び規格は、異なるチャネルの定義を含み得る。さらに、いくつかの規格は、複数のタイプのチャネル、例えば、アップリンク若しくはダウンリンクのための異なるチャネル、及び/又は、データ、制御情報などの異なる使用のための異なるチャネルを定義及び使用することができる。
帯域-用語「帯域」は、帯域の通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、チャネルが同じ目的で使用される又は除外される、スペクトルの部分(例えば、無線周波数スペクトル)を含む。
自動的に-ユーザ入力がアクション又は動作を直接指定又は実行することなく、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムによって実行されるソフトウェア)又はデバイス(例えば、回路、プログラム可能ハードウェア要素、ASICなど)によって実行される行動又は動作を指す。よって、用語「自動的に」は、ユーザが入力を提供して動作を直接実行する、ユーザによって手動で実行又は指定される動作とは対照的である。自動手順は、ユーザによって提供された入力によって開始されてもよいが、「自動的に」実行される後続のアクションはユーザによって指定されない、すなわち、ユーザが、実行するそれぞれのアクションを指定する、「手動で」実行されない。例えば、ユーザが、それぞれのフィールドを選択することと、情報を指定する入力を提供することとによって(例えば、情報のタイピング、チェックボックスの選択、ラジオボタンの選択などによって)、電子フォームに記入することは、コンピュータシステムが、ユーザアクションに応じて、フォームを更新しなければならなくても、フォームに手動で記入することである。フォームは、コンピュータシステムによって自動的に記入されてもよく、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムで実行するソフトウェア)は、フィールドへの回答を指定するユーザ入力なしに、フォームのフィールドを分析し、フォームに記入する。上記のように、ユーザは、フォームの自動記入を呼び出すことができるが、フォームの実際の記入には関与しない(例えば、ユーザは、フィールドへ回答を手動で指定しているのではなく、むしろ、回答は自動的に完了されている)。本明細書は、ユーザが取ったアクションに応じて自動的に実行される動作の様々な例を提供する。
おおよそ-ほぼ正しい値又は正確な値を指す。例えば、おおよそは、精密な(又は所望の)値の1~10パーセント以内である値を指すことができる。しかしながら、実際の閾値(又は許容差)は、用途に依存し得ることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、「おおよそ」は、ある指定された又は所望の値の0.1%以内を意味することがあり、様々な他の実施形態では、閾値は、所望に応じて、又は特定の用途による必要に応じて、例えば、2%、3%、5%などであってもよい。
同時-タスク、プロセス、又はプログラムが少なくとも部分的に重畳して実行される、並列実行又はその性能(parallel execution or performance)を指す。例えば、同時は、タスクがそれぞれの計算要素で並列に(少なくとも部分的に)実行される「強」若しくは厳密並列を使用して、又は、タスクが、インターリーブ式で、例えば、実行スレッドの時分割多重化によって実行される「弱並列」を使用して、実装され得る。
ように構成されている-様々な構成要素が、1つ以上のタスクを実行する「ように構成されている」として記載され得る。このようなコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(単数又は複数)を実行する「構造を有する」ことを一般に意味する広範な記載である。従って、構成要素は、構成要素がタスクを現在実行していないときでも、このタスクを実行するように構成され得る(例えば、電気導体のセットは、2つのモジュールが接続されていないときでも、モジュールを別のモジュールに電気的に接続するように構成されていてもよい)。いくつかのコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(単数又は複数)を実行する「回路を有する」ことを一般に意味する構造の広範な記載であってもよい。従って、構成要素は、構成要素が現在オンでないときでも、タスクを実行するように構成され得る。一般に、「ように構成されている」に対応する構造を形成する回路は、ハードウェア回路を含んでもよい。
様々な構成要素が、説明における便宜上、タスク(単数又は複数)を実行するとして記載され得る。このような説明は、語句「ように構成されている」を含むとして解釈されるべきである。1つ以上のタスクを実行するように構成されている構成要素の記載は、その構成要素について米国特許法第112条(f)の解釈を実施しないことが、明示的に意図されている。
図1及び図2-通信システム
図1は、いくつかの実施形態に係る、簡略化された例示的な無線通信システムを示す。図1のシステムは、可能なシステムの単なる一例であり、本開示の特徴は、様々なシステムのうちのいずれかにおいて所望に応じて実装されてもよいことに留意されたい。
図に示すように、例示的な無線通信システムは、基地局102を含み、基地局102は、伝達媒体を介して、1つ以上のユーザデバイス106A、106B~106Nなどと通信する。ユーザデバイスのそれぞれは、本明細書では、「ユーザ機器」(User Equipment、UE)と称され得る。よって、ユーザデバイス106は、UE又はUEデバイスと称される。
基地局(base station、BS)102は、無線基地局(base transceiver station、BTS)又はセルサイト(「セルラー基地局」)であってもよく、UE106A~106Nとの無線通信を可能にするハードウェアを含み得る。
基地局の通信エリア(又は、カバレッジエリア)は、「セル」と称され得る。基地局102及びUE106は、無線通信技術又は電気通信規格とも呼ばれる、GSM、UMTS(例えば、WCDMA、又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)、LTE、LTE-Advanced(LTE-A)、5Gニューラジオ(5G NR)、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)などの様々な無線アクセス技術(RAT)のいずれかを使用して、伝送媒体を介して通信するように構成することができる。基地局102がLTEの状況下で実装される場合、代わりに「eNodeB」又は「eNB」と称される場合があることに留意されたい。基地局102が5G NRの状況下で実装される場合、「gNodeB」又は「gNB」と称される場合があることに留意されたい。
図示されるように、基地局102はまた、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の中で、セルラーサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)などの電気通信ネットワーク、及び/又はインターネット)と通信する機能を備えることもできる。従って、基地局102は、ユーザデバイス間の、かつ/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を促進してもよい。具体的には、セルラー基地局102は、音声、SMS、及び/又はデータサービスなどの様々な電気通信能力をUE106に提供してもよい。
同一の又は異なるセルラー通信規格に従って動作する基地局102及び他の同様の基地局は、従って、1つ以上のセルラー通信規格を介して、地理的エリアにわたってUE106A~106N及び同様のデバイスに連続性のある又はほぼ連続性のある重複するサービスを提供することができる、セルのネットワークとして提供され得る。
従って、図1に示されるように、基地局102は、UE106A~106Nに対して、「サービングセル」として機能することができる一方、各UE106は、「隣接セル」と称され得る1つ以上の他のセル(他の基地局102B~102Nによって提供され得る)から信号を受信する(場合によってはその通信範囲内にある)こともできる。このようなセルはまた、ユーザデバイス間の通信、及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にすることが可能である。このようなセルは、「マクロ」セル、「マイクロ」セル、「ピコ」セル、及び/又はサービスエリアサイズの様々な他の粒度のうちのいずれかを提供するセルを含んでもよい。他の構成も可能である。
いくつかの実施形態では、基地局102は、次世代基地局、例えば、5Gニューラジオ(5G NR)基地局、又は「gNB」であってもよい。いくつかの実施形態では、gNBは、旧式発展型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)ネットワーク及び/又はNRコア(NR Core、NRC)ネットワークに接続され得る。加えて、gNBセルは、1つ以上の遷移及び受信点(Transition and Reception Points、TRP)を含むことができる。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
UE 106は、複数の無線通信規格を使用して通信することが可能であってもよいことに留意されたい。例えば、UE 106は、所望であれば、少なくとも1つのセルラー通信プロトコル(例えば、GSM、UMTS(例えば、WCDMA又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)、LTE、LTE-A、5G NR、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)など)に加えて、無線ネットワークプロトコル(例えば、Wi-Fi)及び/又はピアツーピア無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth、Wi-Fiピアツーピアなど)を使用して通信するように構成されていてもよい。UE 106はまた又は代替として、所望であれば、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS、例えばGPS又はGLONASS)、1つ以上のモバイルテレビ放送規格(例えば、ATSC-M/H)、及び/又は任意の他の無線通信プロトコルを使用して通信するように構成され得る。無線通信規格の(3つ以上の無線通信規格を含む)他の組み合わせも可能である。
図2は、いくつかの実施形態に係る、基地局102と通信するユーザ機器106(例えば、デバイス106A~106Nのうちの1つ)を示す。UE 106は、携帯電話、ハンドヘルドデバイス、コンピュータ若しくはタブレット、又は実質上任意のタイプの無線デバイスなどのセルラー通信能力を有するデバイスであってもよい。
UE106は、メモリに記憶されたプログラム命令を実行するように構成されたプロセッサを含んでもよい。UE 106は、このような記憶された命令を実行することによって、本明細書に記載の方法の実施形態のいずれかを実行してもよい。代わりに、又は加えて、UE106は、本明細書で説明される方法の実施形態のいずれか、又は本明細書で説明される方法の実施形態のいずれかの任意の部分を実行するように構成された、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能なハードウェア要素を含んでもよい。
UE 106は、1つ以上の無線通信プロトコル又は技術を使用して通信するための1つ以上のアンテナを含み得る。いくつかの実施形態では、UE106は、例えば、単一の共用無線機を使用するCDMA2000(1xRTT/1xEV-DO/HRPD/eHRPD)若しくはLTEを使用して、及び/又は、単一の共用無線機を使用するGSM若しくはLTEを使用して、通信するように構成されていてもよい。共有無線機は、無線通信を実行するために、単一のアンテナに連結することができる、又は複数のアンテナ(例えば、複数入力複数電力、即ち「MIMO」の場合)に連結することができる。一般に、無線機は、ベースバンドプロセッサ、アナログRF信号処理回路(例えば、フィルタ、ミキサ、発振器、増幅器などを含む)、又は(例えば、デジタル変調及び他のデジタル処理のための)デジタル処理回路の任意の組み合わせを含んでもよい。類似して、無線機は、上記のハードウェアを使用して1つ以上の受信及び送信チェーンを実装してもよい。例えば、UE 106は、上記の技術などの複数の無線通信技術間で、受信及び/又は送信チェーンの1つ以上の部分を共用し得る。
いくつかの実施形態では、UE106は、任意の数のアンテナを含んでもよく、アンテナを使用して指向性無線信号(例えば、ビーム)を送信及び/又は受信するように構成されていてもよい。同様に、BS102は、任意の数のアンテナを含むことができ、アンテナを使用して指向性無線信号(例えば、ビーム)を送信及び/又は受信するように構成してもよい。そのような指向性信号を受信及び/又は送信するために、UE106及び/又はBS102のアンテナは、異なるアンテナに異なる「重み」を適用するように構成され得る。これらの異なる重みを適用するプロセスは、「プリコーディング」と称され得る。
いくつかの実施形態では、UE106は、UE106が使用して通信するように構成されているそれぞれの無線通信プロトコルについて(例えば、別個のアンテナ及び他の無線メカニズム成要素を含む)別個の送信及び/又は受信チェーンを含んでもよい。さらなる可能性として、UE 106は、複数の無線通信プロトコルの間で共用される1つ以上の無線機、及び単一の無線通信プロトコルによってもっぱら使用される1つ以上の無線機を含み得る。例えば、UE106は、LTE又は5G NR(あるいは、LTE又は1xRTT又はLTE又はGSM)のいずれかを使用して通信するための共有無線機と、Wi-Fi及びBluetoothのそれぞれを使用して通信するための別々の無線機とを含み得る。他の構成も可能である。
図3-UEのブロック図
図3は、いくつかの実施形態に係る、通信デバイス106の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図3の通信デバイスのブロック図は、可能な通信デバイスの単なる一例であることに留意されたい。実施形態によれば、通信デバイス106は、他のデバイスの中でもとりわけ、ユーザ機器(User Equipment、UE)デバイス、モバイルデバイス若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線ステーション、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、又はポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。図に示すように、通信デバイス106は、コア機能を実行するように構成されている構成要素300のセットを含むことができる。例えば、構成要素のこのセットは、システムオンチップ(System On Chip、SOC)として実装されてもよく、SOCは、様々な目的のための部分を含むことができる。代替として、構成要素のこのセット300は、様々な目的のための別個の構成要素又は構成要素のグループとして実装されてもよい。構成要素のセット300は、通信デバイス106の様々な他の回路に結合(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合されてもよい。
例えば、通信デバイス106は、(例えば、NANDフラッシュ310を含む)様々なタイプのメモリ、(例えば、コンピュータシステム、ドック、充電ステーション、マイクロフォン、カメラ、キーボードなどの入力デバイス、スピーカなどの出力デバイスなどに接続するための)コネクタI/F 320などの入出力インタフェース、通信デバイス106と一体化されてもよく又は外部にあってもよいディスプレイ360、並びに、5G NR、LTE、GSMなどのセルラー通信回路330、及び近距離から中距離の無線通信回路329(例えば、Bluetooth(商標)及びWLAN回路)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、通信デバイス106は、例えばイーサネットのためのネットワークインタフェースカードなどの有線通信回路(図示せず)を含むことができる。
セルラー通信回路330は、図に示すように、アンテナ335及び336などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。近距離から中距離の無線通信回路329はまた、図に示すように、アンテナ337及び338などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。代替として、近距離から中距離の無線通信回路329は、アンテナ337及び338に(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することに加えて又はこの代わりに、アンテナ335及び336に(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。近距離から中距離の無線通信回路329及び/又はセルラー通信回路330は、例えば、多重入出力(Multiple-Input Multiple Output、MIMO)構成における複数の空間ストリームを受信及び/又は送信するための複数の受信チェーン及び/又は複数の送信チェーンを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、以下でさらに説明するように、セルラー通信回路330は、複数のRAT用の(専用のプロセッサ及び/又は無線機を含むか、及び/又はそれらに、例えば通信可能に直接若しくは間接的に結合されている)専用受信チェーン(例えば、LTE用の第1の受信チェーン、及び5G NR用の第2の受信チェーン)を含んでもよい。加えて、いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、特定のRAT専用の無線機間で切り替えられ得る単一の送信チェーンを含むことができる。例えば、第1の無線機は、第1のRAT、例えばLTE専用であってもよく、専用の受信チェーン、及び追加の無線機、例えば、第2のRAT、例えば、5G NR専用であることができ専用の受信チェーン及び共用の送信チェーンと通信することができる第2の無線機と共用される送信チェーンと通信してもよい。
通信デバイス106はまた、1つ以上のユーザインタフェース要素を含む、及び/又は1つ以上のユーザインタフェース要素と共に使用するように構成されていてもよい。ユーザインタフェース要素は、(タッチスクリーンディスプレイであってもよい)ディスプレイ360、(分離したキーボードであってもよく、又はタッチスクリーンディスプレイの一部分として実装されてもよい)キーボード、マウス、マイクロフォン、及び/若しくはスピーカ、1つ以上のカメラ、1つ以上のボタン、並びに/又は情報をユーザに提供すること及び/又はユーザ入力を受信若しくは解釈することが可能である様々な他の要素のうちのいずれかなどの様々な要素のうちのいずれかを含んでもよい。
通信デバイス106は、1つ以上のスマートカード345をさらに含んでもよく、スマートカード345は、1つ以上のユニバーサル集積回路カード(Universal Integrated Circuit Card、UICC)345などの加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)機能を含む。
図に示すように、SOC300は、通信デバイス106のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)302と、グラフィック処理を実行することができ、表示信号をディスプレイ360に提供することができる表示回路304とを含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)302は、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、MMU)340に結合されてもよく、MMU340は、アドレスをプロセッサ(単数又は複数)302から受信し、これらのアドレスを、メモリ(例えば、メモリ306、読み出し専用メモリ(Read Only Memory、ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)における場所に変換し、並びに/又は表示回路304、近距離無線通信回路229、セルラー通信回路330、コネクタI/F 320、及び/若しくはディスプレイ360などの他の回路若しくはデバイスに変換する、ように構成されていてもよい。MMU 340は、メモリ保護及びページテーブル変換又はセットアップを実行するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、MMU 340は、プロセッサ(単数又は複数)302の一部分として含まれてもよい。
上記のように、通信デバイス106は、無線及び/又は有線通信回路を使用して通信するように構成されていてもよい。通信デバイス106は、第1のRATに従って第1のネットワークノードにアタッチする要求を送信し、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のRATに従って動作する第2のネットワークノードとの実質的に同時の接続を維持する能力を有することのインジケーションを送信するように構成されていてもよい。無線デバイスはまた、第2のネットワークノードにアタッチするための要求を送信するように構成されていてもよい。要求は、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとの実質的に同時の接続を維持することが可能であるという示唆を含んでもよい。さらに、無線デバイスは、第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとのデュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)が確立されているというインジケーションを受信するように構成されていてもよい。
本明細書に記載されるように、通信デバイス106は、同じ周波数キャリアにおける複数の無線アクセス技術、及び本明細書に記載されている様々な他の技術による送信を実行するために、多重化を使用する機能を実行するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含むことができる。通信デバイス106のプロセッサ302は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴の一部分又は全てを実装するように構成されていてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ302は、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)として構成されていてもよい。あるいは(又は追加して)、通信デバイス106のプロセッサ302は、他の構成要素300、304、306、310、320、329、330、340、345、350、360のうちの1つ以上と連携して、本明細書で説明する機能の一部又は全てを実施するように構成することができる。
加えて、本明細書に記載するように、プロセッサ302は、1つ以上の処理要素を含むことができる。よって、プロセッサ302は、プロセッサ302の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(Integrated Circuit、IC)を含むことができる。加えて、それぞれの集積回路は、プロセッサ(単数又は複数)302の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
さらに、本明細書に記載するように、セルラー通信回路330及び近距離無線通信回路329はそれぞれ、1つ以上の処理要素及び/又はプロセッサを含むことができる。換言すれば、1つ以上の処理要素又はプロセッサが、セルラー通信回路330に含まれてもよく、同様に、1つ以上の処理要素又はプロセッサが、近距離無線通信回路329に含まれてもよい。よって、セルラー通信回路330は、セルラー通信回路330の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(Integrated Circuit、IC)を含むことができる。加えて、それぞれの集積回路は、セルラー通信回路330の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。同様に、近距離無線通信回路329は、近距離無線通信回路329の機能を実行するように構成されている1つ以上のICを含むことができる。加えて、それぞれの集積回路は、近距無線離通信回路329の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。
図4-基地局のブロック図
図4は、いくつかの実施形態に係る、基地局102の例示的なブロック図を示す。図4の基地局は、可能な基地局の単なる一例であることに留意されたい。図に示すように、基地局102は、基地局102のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)404を含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)404はまた、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、MMU)440に結合されてもよく、MMU440は、プロセッサ(単数又は複数)404からアドレスを受信し、これらのアドレスをメモリ(例えば、メモリ460及び読み出し専用メモリ(Read Only Memory、ROM)450)又は他の回路若しくはデバイスにおける場所に変換する、ように構成されていてもよい。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含んでもよい。ネットワークポート470は、電話ネットワークに結合し、図1及び図2における上記のように、UEデバイス106などの複数のデバイスに、電話ネットワークへのアクセスを提供する、ように構成されていてもよい。
ネットワークポート470(又は追加のネットワークポート)はまた又は代替として、セルラーネットワーク、例えばセルラーサービスプロバイダのコアネットワークに結合するように構成されていてもよい。コアネットワークは、モビリティ関連サービス及び/又は他のサービスを、UEデバイス106などの複数のデバイスに提供することができる。一部の場合には、ネットワークポート470は、コアネットワークを介して電話ネットワークに結合することができ、及び/又はコアネットワークは、(例えば、セルラーサービスプロバイダによってサービス提供される他のUEデバイス間で)電話ネットワークを提供することができる。
いくつかの実施形態では、基地局102は、次世代基地局、例えば、5Gニューラジオ(5G NR)基地局、又は「gNB」であってもよい。このような実施形態では、基地局102は、旧式発展型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)ネットワーク及び/又はNRコア(NR Core、NRC)ネットワークに接続されてもよい。加えて、基地局102は、5G NRセルと考えられてもよく、1つ以上の遷移及び受信点(Transition and Reception Point、TRP)を含むことができる。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ434、可能な場合、複数のアンテナを含んでもよい。無線機430及び少なくとも1つのアンテナ434は、無線送受信機として動作するように構成されていてもよく、UEデバイス106と通信するようにさらに構成されていてもよい。アンテナ434は、無線機430と通信チェーン432を介して通信できる。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン、又は両方であってもよい。無線機430は、5G NR、LTE、LTE-A、GSM、UMTS、CDMA2000、Wi-Fiなどを含むがこれらには限定されない様々な無線通信規格を介して通信するように構成されていてもよい。
基地局102は、複数の無線通信規格を使用して無線通信するように構成されていてもよい。いくつかのインスタンスでは、基地局102は、複数の無線機を含むことができ、複数の無線機は、基地局102が複数の無線通信技術に従って通信することを可能にし得る。例えば、1つの可能性として、基地局102は、LTEに従って通信を実行するためのLTE無線機、及び5G NRに従って通信するための5G NR無線機を含んでよい。このような場合、基地局102は、LTE基地局及び5G NR基地局の両方として動作することが可能であってもよい。別の可能性として、基地局102は、マルチモード無線機を備えることができる。このマルチモード無線機は、複数の無線通信技術(例えば、5G NR及びWi-Fi、LTE及びWi-Fi、LTE及びUMTS、LTE及びCDMA2000、UMTS及びGSM、等)のうちのいずれかに従って、通信を行うことができる。
本明細書にその後にさらに記載するように、BS 102は、本明細書に記載の特徴を実装する又はこれらの実装をサポートするためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含むことができる。基地局102のプロセッサ404は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の方法の一部分又は全てを実装する又はこれらの実装をサポートするように構成されていてもよい。代替として、プロセッサ404は、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、若しくは特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)として、又はこれらの組み合わせとして構成されていてもよい。代替として(又は加えて)、BS 102のプロセッサ404は、他の構成要素430、432、434、440、450、460、470のうちの1つ以上と共同して、本明細書に記載の特徴の一部分又は全てを実装する又はこれらの実装をサポートするように構成されていてもよい。
加えて、本明細書に記載するように、プロセッサ(単数又は複数)404は、1つ以上の処理要素を含んでもよい。よって、プロセッサ(単数又は複数)404は、プロセッサ(単数又は複数)404の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(Integrated Circuit、IC)を含むことができる。加えて、それぞれの集積回路は、プロセッサ(単数又は複数)404の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
さらに、本明細書に記載するように、無線機430は、1つ以上の処理要素を含んでもよい。よって、無線機430は、無線機430の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(Integrated Circuit、IC)を含むことができる。加えて、それぞれの集積回路は、無線機430の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。
図5-セルラー通信回路のブロック図
図5は、いくつかの実施形態に係る、セルラー通信回路の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図5のセルラー通信回路のブロック図は、可能なセルラー通信回路の単なる一例であることに留意されたい。別個のアンテナを使用してアップリンク活動を実行するための異なるRATのための十分なアンテナを含む又はアンテナに結合された回路などの他の回路も可能である。実施形態によると、セルラー通信回路330は、上述した通信デバイス106などの通信デバイスに含まれてもよい。上記述べられたように、通信デバイス106は、他のデバイスの中で、ユーザ機器(UE)デバイス、モバイルデバイス若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線基地局、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップ、ノートブック、若しくはポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。
セルラー通信回路330は、(図3に)示すように、アンテナ335a、335b及び336などの1つ以上のアンテナに、(例えば、通信可能に、直接的又は間接的に)結合することができる。いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、複数のRAT用の(専用のプロセッサ及び/又は無線機を含むか、及び/又はそれらに、例えば通信可能に直接若しくは間接的に結合されている)専用受信チェーン(例えば、LTE用の第1の受信チェーン、及び5G NR用の第2の受信チェーン)を含んでもよい。例えば、図5に示すように、セルラー通信回路330は、モデム510及びモデム520を含んでもよい。モデム510は、第1のRAT、例えば、LTE又はLTE-Aなどに従って通信するように構成されていてもよく、モデム520は、第2のRAT、例えば、5G NRなどに従って通信するように構成されていてもよい。
図に示すように、モデム510は、1つ以上のプロセッサ512、及びプロセッサ512と通信するメモリ516を含んでもよい。モデム510は、無線周波数(Radio Frequency、RF)フロントエンド530と通信してもよい。RFフロントエンド530は、無線信号を送信及び受信するための回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド530は、受信回路(receive circuitry、RX)532及び送信回路(transmit circuitry、TX)534を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路532は、ダウンリンク(downlink、DL)フロントエンド550と通信してもよく、DLフロントエンド550は、アンテナ335aを介して無線信号を受信するための回路を含んでもよい。
類似して、モデム520は、1つ以上のプロセッサ522、及びプロセッサ522と通信するメモリ526を含んでもよい。モデム520は、RFフロントエンド540と通信してもよい。RFフロントエンド540は、無線信号を送信及び受信するための回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド540は、受信回路542及び送信回路544を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路542は、DLフロントエンド560と通信してもよく、DLフロントエンド560は、アンテナ335bを介して無線信号を受信するための回路を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、スイッチ(例えば、及び/又はコンバイナ、マルチプレクサなど)570は、送信回路534をアップリンク(uplink、UL)フロントエンド572に結合することができる。加えて、スイッチ570は、送信回路544をULフロントエンド572に結合してもよい。ULフロントエンド572は、アンテナ336を介して無線信号を送信するための回路を含んでもよい。よって、セルラー通信回路330が(例えば、モデム510を介してサポートされるような)第1のRATに従って送信するための命令を受信したとき、スイッチ570は、モデム510が第1のRATに従って信号を(例えば、送信回路534及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)送信することを可能にする第1の状態に切り替えられてもよい。類似して、セルラー通信回路330が(例えば、モデム520を介してサポートされるような)第2のRATに従って送信するための命令を受信したとき、スイッチ570は、モデム520が第2のRATに従って信号を(例えば、送信回路544及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)送信することを可能にする第2の状態に切り替えられてもよい。
いくつかの実施形態では、モデム510及びモデム520は、同時に送信し、同時に受信し、及び/又は同時に送信及び受信するように構成され得る。よって、セルラー通信回路330が、第1のRAT(例えば、モデム510によってサポートされる)と第2のRAT(例えば、モデム520によってサポートされる)の両方に従って送信命令を受信すると、コンバイナ570は、モデム510及び520が第1及び第2のRATに従って(例えば、送信回路534、544及びULフロントエンド572を介して)信号を送信することを可能にする第3の状態に切り替えられ得る。言い換えれば、モデムは、通信活動を調整することができ、必要に応じて、任意の時点で送信及び/又は受信機能を実行することができる。
いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、第1のRATに従って動作する第1のネットワークノードにアタッチするための要求を、スイッチが第1の状態にある間、第1のモデムを介して送信し、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のRATに従って動作する第2のネットワークノードとの実質的に同時の接続を維持することが可能であるという示唆を、スイッチが第1の状態にある間、第1のモデムを介して送信する、ように構成されていてもよい。無線デバイスはまた、第2のネットワークノードにアタッチするための要求を、スイッチが第2の状態にある間、第2の無線機を介して送信するように構成されていてもよい。要求は、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとの実質的に同時の接続を維持することが可能であるという示唆を含んでもよい。さらに、無線デバイスは、第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとのデュアルコネクティビティが確立されているという示唆を、第1の無線機を介して受信するように構成されていてもよい。
本明細書に記載されるように、モデム510は、同じ周波数キャリアにおける複数の無線アクセス技術、及び本明細書に記載されている様々な他の技術による送信を実行するために、多重化を使用する機能を実行するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。プロセッサ512は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴の一部分又は全てを実装するように構成されていてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ512は、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)として構成されていてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ512は、他の構成要素530、532、534、550、570、572、335、及び336のうちの1つ以上と共同して、本明細書に記載の特徴の一部分又は全てを実装するように構成されていてもよい。
いくつかの実施形態では、プロセッサ512、522などは、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の方法の一部分又は全てを実行する又はこれらの実行をサポートするように構成されていてもよい。あるいは、プロセッサ512、522などは、FPGA、又はASIC、又はそれらの組み合わせのようなプログラム可能なハードウェア要素として構成され得る。加えて、本明細書で説明するように、プロセッサ512、522などは、1つ以上の処理要素を含んでもよい。よって、プロセッサ512、522などは、プロセッサ512、522などの機能を実行するように構成された1つ以上の集積回路(IC)を含み得る。加えて、各集積回路は、プロセッサ512、522などの機能を実行するように構成された回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含み得る。
本明細書に記載されるように、モデム520は、同じ周波数キャリアにおける複数の無線アクセス技術、及び本明細書に記載されている様々な他の技術による送信を実行するために、多重化を使用する機能を実行するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。プロセッサ522は、例えば、記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の機能の一部分又は全てを実行するように構成されていてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ522は、フィールドプログラム可能ゲートアレイFPGAなどのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路ASICとして構成されていてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ522は、他の構成要素540、542、544、550、570、572、335、及び336のうちの1つ以上と共同して、本明細書に記載の機能の一部分又は全てを実行するように構成されていてもよい。
図6~7-5G NRアーキテクチャ
いくつかの実装態様では、第5世代(5G)無線通信は、他の無線通信標準(例えば、LTE)と同時に最初に配備される。例えば、図6は、次世代コア(NGC)ネットワーク606及び5G NR基地局(例えば、gNB604)の可能なスタンドアロン(SA)実装を示しているが、例えば、図7に示す例示的な非スタンドアロン(NSA)アーキテクチャに応じて、LTEと5Gニューラジオ(5G NR又はNR)との間のデュアルコネクティビティが、NRの初期配置の一部として指定されている。よって、図7に示されるように、進化型パケットコア(EPC)ネットワーク600は、現在のLTE基地局(例えば、eNB602)との通信を継続することができる。加えて、eNB 602は、5G NR基地局(例えば、gNB 604)と通信することができ、EPCネットワーク600とgNB 604との間でデータを渡すことができる。場合によっては、gNB604はまた、EPCネットワーク600を有する少なくともユーザプレーン基準点を有してもよい。よって、EPCネットワーク600は、使用(又は、再使用)されてもよく、gNB 604は、UEのための追加の能力、例えば、増大したダウンリンクスループットをUEに提供するための能力として機能することができる。換言すれば、LTEは、制御プレーンシグナリングのために使用されてもよく、NRは、ユーザプレーンシグナリングのために使用されてもよい。よって、LTEは、ネットワークへの接続を確立するために使用されてもよく、NRは、データサービスのために使用されてもよい。理解されるように、多数の他の非スタンドアロン型アーキテクチャの変種も可能である。
図8及び9-ビーム選択
最新の無線通信システム、例えば、5G NRなどのセルラーシステムでは、UE(例えば、UE106)及び基地局(例えば、BS102)は様々な方法でチャネル条件を測定できるようになっている。サウンディング基準信号(sounding reference signal、SRS)のようなアップリンク(UL)とダウンリンク(DL)基準信号の交換によって、そのような測定が容易になる。
UE及び/又はBSは、例えば、UEとBSとの間の無線リンクの様々な測定を行うことができる。測定は、信号ノイズ比(signal-noise ratio、SNR)、信号対干渉及び雑音比(signal to interference and noise ratio、SINR)、基準信号受信電力(reference signal received power、RSRP)、基準信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)、受信信号強度指標(received signal strength indicator、RSSI)、ブロック誤り率(block error rate、BLER)、ビットエラー率(bit error rate、BER)、チャネルインパルス応答(channel impulse response、CIR)、チャネルエラー応答(channel error response、CER)などの任意の無線リンク測定値を含み得る。UE及び/又はBSは、測定値の履歴を保持することができる。UE/BSは、測定値、又は測定値に基づいて計算されたメトリクスを、1つ以上の閾値と比較することができる。UE/BSは、そのような比較において、例えばヒステリシスのために各種パラメータを使用することができる。測定、閾値、及び/又はパラメータは、BSによって(例えば、ネットワークによって)及び/又はUEによって構成され得る。UE及び/又はBSは任意の時点で、測定値(例えば、直接に及び/又はチャネル品質インジケータ(channel quality indicator、CQI)、チャネル状態CSI)などとして)、比較結果などを互いに、及び/又はネットワークに報告することができる。
様々な可能性の中で、RSRPを使用して、パスロスを推定することができる。例えば、パスロスは、RSRP対(例えば、RSの)送信電力の比に基づいて決定できる。言い換えれば、RSRPは、パスロスに反比例し得る。
3GPPリリース16では、オーバーヘッド及び待ち時間の短縮スキームが指定されるように計画され、さらなる研究については次の態様が考えられる。1)空間関係が上位層シグナリングによって提供されていない場合の専用物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)とSRSとの空間関係仮定、及び2)例えば、メディアアクセス制御(media access control、MAC)制御要素(control element、CE)によって更新され得る、パスロス電力制御パラメータ更新、例えば、パスロス測定用のDL RS、並びにパラメータP0及びアルファの待ち時間短縮。
図8は、UL RSの送信のためのビーム選択の例示的な態様を示すフロー図である。図8の技術により、UEは、ネットワークからの空間関係のインジケーションなしにRSを送信するためのビーム(単数又は複数)を選択できるようになる。図8の方法の態様は、図に示し及び説明したように、BS102と通信しているUE106によって実行することができ、又は、より一般的に、必要に応じて、他のデバイスにおいて、図に示すコンピュータ回路、システム、デバイス、要素、若しくは構成要素のいずれかと共同して実行することができる。例えば、UEのプロセッサ(単数又は複数)(例えば、プロセッサ(単数又は複数)302、プロセッサ(単数又は複数)512及び/又は522など通信回路329又は330に関連付けられたプロセッサ(単数又は複数))、基地局のプロセッサ(例えば、様々な可能性の中で、プロセッサ(単数又は複数)404、又は無線機430及び/又は通信チェーン432に関連付けられたプロセッサ)、又はネットワーク要素(例えば、NGC606、EPC600の任意の構成要素など)のプロセッサ(単数又は複数)は、例示された方法要素の一部分又は全てを、UE又は基地局(単数又は複数)に実行させることができる。例えば、UEのベースバンドプロセッサ又はアプリケーションプロセッサは、図に示す方法要素の一部分又は全てをUEに実行させることができる。本方法の少なくともいくつかの要素は、3GPP仕様文書と関連する通信技術及び/又は特徴に関係するように記載されているが、このような説明は、本開示を限定することを意図するものではなく、方法の態様は、所望に応じて、任意の好適な無線通信システムにおいて使用され得ることに留意されたい。同様に、方法の少なくともいくつかの要素を、UL RSの送信に関連して説明したが、そのような説明は、本開示を限定することを意図するものではなく、本方法の態様は、必要に応じて、データ及び/又は制御情報などの他のタイプの信号を送信するために使用され得る。様々な実施形態では、図に示す方法の要素のうちのいくつかは、同時に実行されてもよく、図に示す順序とは異なる順序で実行されてもよく、他の方法要素によって置換されてもよく、又は省略されてもよい。要望に応じて、追加の方法要素も実行されてもよい。図に示すように、方法は以下のように動作してもよい。
いくつかの実施形態によれば、UE106は、BS102との接続を確立することができる(802)。接続は、例えば、NRなど、1つ以上の無線標準に従って動作するセルラー接続であってもよく、又はそれを含んでもよい。UEとBSは、例えば、アップリンク(UL)及び/又はダウンリンク(DL)方向にデータ及び/又は制御情報を交換することができる。
BSは、RSの送信及び/又は受信に関連する制御情報をUEに提供することができる。例えば、BSは、UEがDL RSの受信に使用すべき受信ビーム又はUEがUL RSの送信に使用すべき送信ビームのいずれか又は両方を指示することができる。受信ビームと送信ビームは、対応していなくてもよい(例えば、それらは同じであってもよく、又は異なっていてもよい)。いくつかの実施形態では、BSは、UEがRSの送信及び/又は受信のために2つ以上のビームを使用すべきであることを指示することができる。例えば、BSは、UEが複数の異なるビーム(例えば、様々な可能性の中で、疑似オムニビーム及び/又は1つ以上の集束ビームを含む)でRSを送信又は受信すべきであることを指示し得る。ビームは、空間ドメインフィルタ、空間関係、又はアンテナ重みベクトルなどによって指示及び/又は参照することができる。
制御情報は、パスロス測定用のDL RSの更新操作に関連する情報を含み得る。パスロス測定は、RSRP(例えば、及び/又は信号強度の別のインジケータ)を測定し、RSRPを使用してパスロスを推定するプロセスを指し得ることに留意されたい。例えば、BSは、DL RSの更新後に、どのレベル(例えば、レベル1及び/又はレベル3など)を使用して(例えば、電力制御の目的で)パスロスを測定すべきかをUEに指示することができる。同様に、UEは、そのような更新に応答するためのその能力、例えば、パスロス測定プロセスの更新にどれだけの時間がかかるかを、BSに指示することができる。さらに、BSは、パスロスをフィルタリングするためのパラメータ、例えば、忘却係数を指示することができる。BSは、例えば、そのような更新後にレベル1及び/又はレベル3を使用してRSRPを測定するために、1つ以上のタイマ値を指示することができる。
いくつかの実施形態によれば、UE106は、UL信号の空間関係(例えば、ビーム)が構成されているかどうかを判定することができる(804)。UL信号は、UL RS(例えば、SRS)、UL制御チャネル(例えば、PUCCH)、ULデータチャネル(例えば、PUSCH)、及び/又は任意の他のUL送信であり得る。例えば、UEは、ネットワーク(例えば、BS102)が、UL RS、例えば、UEがSRSを送信するために使用すべきビーム(単数又は複数)を指示しているかどうかを判定することができる。
いくつかの実施形態によれば、UL RSの空間関係が構成されている場合、UE106は、空間関係(806)に従ってUL RS用のビームを選択することができる。言い換えれば、UEは、ネットワークによって指示されたビーム(単数又は複数)を選択することができる。
いくつかの実施形態によれば、UL RSの空間関係が構成されていない場合、UE106は、パスロス測定用のDL RSが提供されているかどうかを判定することができる(808)。言い換えれば、UEは、例えば、UEがそれに応じてパスロスを決定し、UL送信電力を調整するための、UL電力制御に使用するDL RSを、BS102が送信しているかどうかを判定することができる。
DL RSが提供されている場合、UEは、DL RSに基づいてビームを識別することができる。例えば、UEは、どの受信ビームがDL RSを最も強く(例えば、又はそうでなければ最もよく)受信するか(例えば、最高のRSRP)を決定することができる。
いくつかの実施形態では、UEは、例えば、パスロスを測定する目的で、UEが DL RSの受信にどの受信ビームを使用すべきかの指示を、ネットワークが提供しているかどうかを判定することができる。そうであれば、UEは、どのビームが指示されているかを判定することができる。
いくつかの実施形態によれば、パスロス用のDL RSが提供されている場合、UE106は、(例えば、パスロス測定用の)DL RSに基づいて、UL RS用の空間フィルタ(例えば、ビーム)を決定することができる(810)。言い換えれば、専用のPUCCH/SRSの空間関係が構成されていない場合、UEは、DL RSに基づいて空間ドメインフィルタを導出する(例えば、ビームを選択する)ことができる。いくつかの実施形態によれば、例えば、図9に示すように、UEは、DL RSの受信に使用する同じ空間ドメインフィルタ(例えば、ビーム)を、PUCCH/SRSの送信に適用することができる。
DL RSの受信に使用するビーム(単数又は複数)は、上位層(例えば、無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリング)を使用して、BSによってUEに指示され得る。さらに、DL RSの受信に使用するビーム(単数又は複数)が、上位層シグナリングによって指示されていない場合、UEは、同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB)の受信に使用するビームに基づいて、(例えば、パスロス測定用の)DL RSを受信するビーム(単数又は複数)を決定することができる。言い換えれば、UEは、SSBの受信に使用する同じビーム(単数又は複数)を使用して、DL RSパスロス測定を受信することができる。UEは、マスタ情報ブロック(master information block、MIB)に基づいて、いつどのようにSSBを復号するかを決定することができる。
いくつかの実施形態によれば、パスロス用のDL RSが構成されていない場合、UE106は、別の通信に使用するビームに基づいて、UL RSの空間フィルタ(例えば、ビーム)を決定することができる(812)。言い換えれば、UEは、UL RS又はDL RS以外の通信に使用する空間フィルタに基づいて、UL RS用の空間フィルタを選択することができる。例えば、UE106は、以下の選択肢のうちの1つ以上によって、空間フィルタを選択することができる。
いくつかの実施形態では、UEは、デフォルトのダウンリンクビーム、例えば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のデフォルトビームに基づいて、UL RS(例えば、半永続的及び/又は周期的SRSなどの専用PUCCH/SRS)の空間ドメインフィルタ(例えば、ビーム)を決定することができる。当然のことながら、他のダウンリンクチャネルを使用してもよい(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のデフォルトビーム)。
デフォルトのPDSCHビームは、監視される制御リソースセット(control resource set、CORESET)の疑似コロケーション(QCL)に基づくことができる。例えば、複数のCORESETが構成されている場合、現在のスロット以前の最新のスロット(例えば、オフセットパラメータKを使用する)のCORESETを使用できる。例えば、PUCCH/SRSが、スロットnにおいて送信される(例えば、送信されようとする)場合、それ以前のスロットn-KにおいてPDSCHに使用されたCORESETを、スロットnにおいてUL RSを送信するために選択することができる。オフセットパラメータKは、上位層シグナリングによって構成されていてもよく、事前定義されてもよく(例えば、K=0、又は任意の他の値)、又はUEの能力に基づいて決定されてもよい(例えば、Kは、UEがビームを切り替える最小量の時間又はスロットの数に基づくことができる)。さらに、異なるサブキャリア間隔について、Kは、同じであっても異なっていてもよい(いくつかの実施形態によれば、例えば、Kは、サブキャリア間隔に依存し得る)。例えば、異なるサブキャリア間隔は、異なるスロット長に関連付けられ得る(例えば、15kHzのサブキャリア間隔については、スロット持続時間は1msであり得るが、30kHzのサブキャリア間隔については、スロット持続時間は0.5msであり得る)。よって、異なるサブキャリア間隔シナリオで同じ時間オフセットを達成するために、スロットオフセットパラメータKの値は異なり得る。
別の例では、Kは、例えば、以下に再現した3GPP技術仕様38.214の表6.4-1及び表6.4-2に示ように、N2に基づくことができる。
Figure 0007416922000001

Figure 0007416922000002
複数のCORESETがスロットn-Kにおいて使用された場合、UEは、最も低いCORESET IDを持つCORESET(例えば、スロットn-Kにおいて使用されたもの)を選択することができる。いくつかの実施形態では、最も高いCORESET IDを持つCORESET、又はネットワークによって指示された他のCORESETを選択することができる。
いくつかの実施形態では、UEは、PDSCH(例えば、又はPDCCHなど)用の1つのアクティブ送信構成インジケーション(TCI)状態内のDL RSに基づいて、UL RS(例えば、半永続的及び/又は周期的SRSなどの専用PUCCH/SRS)の空間ドメインフィルタ(例えば、ビーム)を決定することができる。TCIは、UEに(例えば、UL送信用の)ビームを指示するBSの手段であり得る。さらに、UL RS用の空間ドメインは、TCIによって指示されたCORESETのQCLに基づいて決定され得る。いくつかの実施形態では、CORESETは、UL RSと同じコンポーネントキャリア(component carrier、CC)内のアクティブ帯域幅部分(active bandwidth part、BWP)にあってもよい。様々な可能性の中で、CORESETは、最も高いCORESET IDを持つものであってもよく、最も低いCORESET IDを持つものであってもよく、及び/又は、例えば、上位層シグナリングを使用して、ネットワークによって指示されたものであってもよい。複数のTCI状態が構成されている場合、UEは、様々な可能性の中でも、最初のTCI又は最後のTCI(例えば、最近構成されたもの)に基づいて決定することができる。上述のように、スロットnにおけるPUCCH/SRSは、スロットn-Kにおける対応するTCI状態に基づくべきである。Kは、上述のように決定され得る。
いくつかの実施形態では、UEは、DLチャネル、例えば、スケジューリングPDCCHの、QCLに基づいて、UL RS(例えば、専用の非周期的PUCCH/SRS)の空間ドメインフィルタ(例えば、ビーム)を決定することができる。いくつかの実施形態では、スケジューリングPDCCHと(例えば、非周期的)PUCCH/SRSは、同じCC内にあるか、又は同じバンド内の異なるCC内にあり得る。いくつかの実施形態では、クロスキャリアスケジューリング、又は異なるバンドにおけるCCのクロスキャリアスケジューリングのために、パスロス測定用の空間関係又はDL RSのいずれかが構成され得る。
いくつかの実施形態では、空間ドメインフィルタを決定するために、UEは、送信されるUL RSのタイプを考慮することができる。非周期的UL RS(例えば、PUCCH/SRS)の場合、ビームはDLチャネルのQCLに基づいて選択できる。非周期的UL RSは、例えば、BSからのPDCCHを介して、ネットワークによってトリガされ得ることに留意されたい。従って、UEは、DL信号を受信したビームを使用してUL RSを送信することができる。よって、同じビームを使用して、PDCCHを受信し、UL RSを送信することによって、ビーム切り替えを短縮することができる。他のタイプのUL RSの場合、様々な可能性の中で、例えば、半持続的/周期的PUCCH/SRS、デフォルトのDLビーム又はTCIが使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、UE106は、選択されたビーム(単数又は複数)を使用して、UL信号(例えば、UL RS)を送信することができる(814)。
いくつかの実施形態では、UL RSは、非周期的であり得る。いくつかの実施形態では、UL RSは、周期的であり得る。いくつかの実施形態では、UEは、DLチャネルのQCLに基づいて選択されたビーム(単数又は複数)を使用して非周期的RSを送信することができ、及び/又はTCI及び/又はデフォルトのDLビームに基づいて選択されたビーム(単数又は複数)を使用して周期的又は半永続的RSを送信することができる。
いくつかの実施形態では、図8の技術は、パスロス測定用のSRSに適用できるが、例えば、ビーム管理用のSRSには適用できない。他の実施形態では、図8の技術は、パスロス測定用のSRS及び/又はビーム管理用のSRSに適用できる。
図10-短縮された待ち時間を有するパスロス測定及び電力制御
いくつかの実施形態によれば、電力制御パラメータ更新のための待ち時間(例えば、利用可能な時間量)が短縮されると、(例えば、閾値時間量未満)、パスロス測定及び/又はUL RSの送信用の送信電力に関するUE挙動は不明確になり得る。3GPPリリース15では、パスロスは、例えば、時刻nで、次の式で算出する、上位層でフィルタされた(例えば、経時的に計算されたもの、例えば、直近の値に大部分の重みを与えた加重平均)RSRPに基づいて測定される。
n=(1-a)Fn-1+aMn
式中、Fn-1は、以前の時刻n-1で決定されたフィルタリングされたRSRPであり、Mnは、現在測定されたRSRPであり、aは、上位層(例えば、RRC)シグナリングに基づく係数(例えば、忘却係数)である。
図10は、例えば、パスロス測定用のDL RSの更新に続いて、短縮された待ち時間を有するパスロス計算の例示的な態様を示すフロー図である。図10の技術により、例えば、DL RSパスロス測定用の短縮された待ち時間を有するDL RSの更新に応じて、UEは、パスロスの計算を適応又は修正できるようになる。いくつかの実施形態では、図10の方法の態様は、開ループ電力制御技術に適用できる。図10の方法の態様は、図に示し及び説明したように、BS102と通信しているUE106によって実行することができ、又は、より一般的に、必要に応じて、他のデバイスにおいて、図に示すコンピュータ回路、システム、デバイス、要素、若しくは構成要素のいずれかと共同して実行することができる。例えば、UEのプロセッサ(単数又は複数)(例えば、プロセッサ(単数又は複数)302、プロセッサ(単数又は複数)512及び/又は522など通信回路329又は330に関連付けられたプロセッサ(単数又は複数))、基地局のプロセッサ(例えば、様々な可能性の中で、プロセッサ(単数又は複数)404、又は無線機430及び/又は通信チェーン432に関連付けられたプロセッサ)、又はネットワーク要素(例えば、NGC606、EPC600の任意の構成要素など)のプロセッサ(単数又は複数)は、例示された方法要素の一部分又は全てを、UE又は基地局(単数又は複数)に実行させることができる。例えば、UEのベースバンドプロセッサ又はアプリケーションプロセッサは、図に示す方法要素の一部分又は全てをUEに実行させることができる。本方法の少なくともいくつかの要素は、3GPP仕様文書と関連する通信技術及び/又は特徴に関係するように記載されているが、このような説明は、本開示を限定することを意図するものではなく、方法の態様は、所望に応じて、任意の好適な無線通信システムにおいて使用され得ることに留意されたい。様々な実施形態では、図に示す方法の要素のうちのいくつかは、同時に実行されてもよく、図に示す順序とは異なる順序で実行されてもよく、他の方法要素によって置換されてもよく、又は省略されてもよい。要望に応じて、追加の方法要素も実行されてもよい。図に示すように、方法は以下のように動作してもよい。
いくつかの実施形態によれば、UE106は、(例えば、802に関して上述したように)BS102との接続を確立することができる。
UE106は、BS102からDL RSを受信することができ、DL RSに基づいてパスロス測定を実行することができる。例えば、UEは、例えば、DL RSに基づいて測定されたRSRPに基づいてパスロスを決定することができる。いくつかの実施形態では、UEは、上位層(例えば、レイヤ3、例えば、L3-RSRP)でRSRPを決定することができる。いくつかの実施形態では、パスロス測定は、開ループ電力制御に使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、UE106は、パスロスを測定するためのDL RSの更新を受信し得る(1004)。更新は、様々な可能性の中でも、BS102から送信されてきたMAC CEとして(例えば、又はそれに含まれて)受信され得る。MAC CEによってそのような更新を送信することにより、例えば、RRCなどの上位層シグナリングを使用して同様の更新を送信することと比較して、更新の待ち時間を短縮することができる。言い換えれば、更新は、(例えば、RRCによって提供される同様の更新と比較して)更新を実行する(例えば、応答する)UEの時間を短縮することができる。よって、UEは、更新を実行するために、比較的厳格な時間的制約を有し得る。更新は、送信電力、BSの送信ビーム、UEの受信ビーム、及び/又は時間及び/又は周波数リソースなどのDL RSの1つ以上のパラメータを変更することができる。別のあり得る例としては、BSは、例えば、第1の同期信号ブロック(SSB)から第2の同期信号ブロック(SSB)への、例えば、SSB1からSSB2への、又はその逆の、パスロス測定用に監視されるDL RSを変更することができる。
いくつかの実施形態によれば、UE106は、パスロスを決定し、そして決定されたパスロスに従ってUL RSを送信することができる(1006)。言い換えれば、UEは、更新に従ってDL RSに基づいてパスロスを測定することができ、そして、例えば、UL RSの送信電力の決定のような電力制御に、測定されたパスロスを使用することができる。
いくつかの実施形態では、UEは、レイヤ1で評価されたRSRP(例えば、L1-RSRP)に基づいて、パスロスを測定することができる。例えば、UEは、物理層でRSRPを測定することができる。L1-RSRPは、例えば、L3-RSRPと比較して、迅速に決定され得る。例えば、L1 RSRPは、フィルタリングなしの物理層測定(例えば、式1のような経時的な平均化)に基づくことができる。いくつかの実施形態では、パスロスをL1-RSRP及び/又はL3-RSRP(例えば、上位層フィルタリングされたRSRP)によって測定するかどうかは、(例えば、UEが更新にどれぐらい迅速に応答できるかに基づく)UE能力に基づいて決定され得る。例えば、UE能力は、新しいDL RSがパスロス基準信号として指示される時点の前に、UEがそれを追跡できるかどうかであり得る。例えば、BSは、(例えば、RRC層によって)16個の異なるDL RSを構成し得る。16個の異なるDL RSのうちの最初の1つ(例えば、RS1)が当初のパスロスRSとして(例えば、BSによって)選択され得る。その後、BSは、RS1から異なるDL RS(例えば、RS2)にパスロスRSを変更することを決定し得る。UEが16個のDL RSの各々を(例えば、同時に)追跡することができるならば、例えば、たとえ第1のパスロスRSから第2のパスロスRSに変える時間が限られていても、L3-RSRPを使用することができる。しかしながら、UEが構成されたDL RSのすべてを追跡できない(例えば、又は追跡しない)場合、UEは、RSが(例えば、MAC CEに基づいて)限られた実行時間内に変更される場合、(例えば、一定期間中に)L1-RSRPを使用することができる。
いくつかの実施形態では、UEは、例えば、RRCシグナリングを使用して、その能力(例えば、複数の構成されたDL RSを追跡するか、又はそうでなければ、パスロスRSの変化に迅速に応答する)をBSに信号伝達することができる。いくつかの実施形態では、パスロスをL1-RSRP又はL3-RSRPによって測定し得るかどうかは、例えば、ネットワーク(例えば、BS102)によって、及び/又はUE106によって、上位層シグナリングによって構成され得る。いくつかの実施形態では、L3-RSRPが構成されている場合、BSは、MAC CEを使用するのではなく、例えば、代わりにRRCを使用してパスロス測定用のDL RSを更新することができる。
いくつかの実施形態では、UEは、L3-RSRPに基づいてパスロスを測定することができ、フィルタは、PUSCH/SRS電力制御のためのパスロス測定用のDL RSが、例えば、MAC CEによって更新されると、(例えば、それに応じて)リセットされ得る。例えば、L3-RSRPは、上述の式1を使用してフィルタリングされ得る。DL RS更新後の1回目のRSRP計算では、忘却係数の値、aは、例えば、1回目のRSRP計算が1回目の測定に基づくものになるように、1に設定され得る。この計算は、式2で表すことができる。
n=Mn
更新後の1回目のRSRP計算の後(例えば、2回目及び後続のRSRP計算では)、忘却係数aの値を構成された値に戻して、式1を用いることができる。
いくつかの実施形態では、UEは、例えば、図11に示されるように、一定期間中に(例えば、タイマが満了する前に)、パスロス測定用のDL RSに対する更新を受信すると、L1-RSRPに基づいてパスロスを測定することができる。言い換えれば、更新の受信(例えば、1004における、例えば、MAC CE)に基づいて、UEは、タイマを開始(例えば、又はリセット)し得る。タイマが動作している間(例えば、タイミングウィンドウ1102中に)、UEは、UL RS送信電力制御用のパスロスを、L1-RSRPを使用して決定することができる。タイマが満了すると、UEはL3-RSRPを使用することができる。いくつかの実施形態によれば、タイマ(例えば、L1-RSRPが使用される時間長)は、上位層シグナリング(例えば、RRC)によって構成され得る。そのようなRRCシグナリングは、L1及び/又はL3 RSRP測定に関連するその能力に関するUEからの指示への応答であり得る。
いくつかの実施形態では、UEは、構成更新の待ち時間に基づいて、パスロスを測定するための方法を決定することができる。例えば、構成更新が、例えば、比較的短い待ち時間でMAC CEを介して受信された場合、UEは、迅速に実行/更新され得るパスロス測定方法を選択することができる。例えば、UEは、MAC CEを介した更新後に(例えば、少なくとも一定期間中に)、L1-RSRPを使用してパスロスを測定することを選択することができる。対照的に、構成更新がより長い待ち時間を有する場合(例えば、RRCを介して受信された)、UEは、より長い待ち時間を有するパスロス測定アプローチを選択することができる(例えば、L3-RSRPを使用し続ける)。これらの実施例では、いくつかの実施形態によれば、待ち時間は、UE能力に関係していると見なされ得る。例えば、更新により速く応答することができるUEは、より遅く応答するUEよりも、待ち時間が短いL3-RSRP使用して更新に応答し得る。同様に、L1-RSRPが使用され得る時間長は、UE能力に基づくことができる。例えば、UEは、(例えば、RRCを介して)L3測定を適用するその能力をネットワークに指示し、そして(例えば、L1測定に関連付けられた)タイマ値は、能力に基づいて、(例えば、ネットワークからのRRCシグナリングによって)設定され得る。
図12-更新されたDL RSを用いたパスロス測定
図12は、例えば、DL RS更新後の、累積閉ループ電力制御挙動を管理する例示的な態様を示すフロー図である。図12の技術により、UEは、そのような更新後にパスロス測定及び電力制御を効率的にリセットできるようになる。図12の方法の態様は、図に示し及び説明したように、BS102と通信しているUE106によって実行することができ、又は、より一般的に、必要に応じて、他のデバイスにおいて、図に示すコンピュータ回路、システム、デバイス、要素、若しくは構成要素のいずれかと共同して実行することができる。例えば、UEのプロセッサ(単数又は複数)(例えば、プロセッサ(単数又は複数)302、プロセッサ(単数又は複数)512及び/又は522など通信回路329又は330に関連付けられたプロセッサ(単数又は複数))、基地局のプロセッサ(例えば、様々な可能性の中で、プロセッサ(単数又は複数)404、又は無線機430及び/又は通信チェーン432に関連付けられたプロセッサ)、又はネットワーク要素(例えば、NGC606、EPC600の任意の構成要素など)のプロセッサ(単数又は複数)は、例示された方法要素の一部分又は全てを、UE又は基地局(単数又は複数)に実行させることができる。例えば、UEのベースバンドプロセッサ又はアプリケーションプロセッサは、図に示す方法要素の一部分又は全てをUEに実行させることができる。本方法の少なくともいくつかの要素は、3GPP仕様文書と関連する通信技術及び/又は特徴に関係するように記載されているが、このような説明は、本開示を限定することを意図するものではなく、方法の態様は、所望に応じて、任意の好適な無線通信システムにおいて使用され得ることに留意されたい。様々な実施形態では、図に示す方法の要素のうちのいくつかは、同時に実行されてもよく、図に示す順序とは異なる順序で実行されてもよく、他の方法要素によって置換されてもよく、又は省略されてもよい。要望に応じて、追加の方法要素も実行されてもよい。図に示すように、方法は以下のように動作してもよい。
いくつかの実施形態によれば、UE106は、(例えば、802に関して上述したように)BS102との接続を確立することができる。
UE106は、BS102からDL RSを受信することができ、DL RSに基づいてパスロス測定を実行することができる。例えば、UEは、例えば、DL RSに基づいて測定されたRSRPに基づいてパスロスを決定することができる。いくつかの実施形態では、UEは、累積閉ループ電力制御係数を維持することができる。例えば、パスロス測定は、閉ループ電力制御に使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、UE106は、(例えば、1004について上述したように)、DL RSの更新を受信し得る。
いくつかの実施形態によれば、UE106は更新に応じて、パスロス測定をリセットし、及び/又は1つ以上のパスロスパラメータをリセットすることができる(1206)。例えば、PUSCH/SRSのパスロス測定用のDL RSが、MAC CEによって更新された場合、UEは、累積閉ループ電力制御係数(例えば、デルタ又はδ)をリセットすることができる。いくつかの実施形態では、電力制御係数は、UEがパスロス測定用のDL RSを更新するために行動を起こすとリセットされ得る。言い換えれば、いくつかの実施形態によれば、電力制御係数は、UEが新たに指示された基準信号に基づいて、電力制御を実行し始めるとリセットされ得る。
いくつかの実施形態では、例えば、図13に示されるように、3GPP TS 38.213 v.15.6.0のセクション7.1.1に対して仕様変更を行うことができる。示されるように、UEは、RS構成の変化に応じて、アクティブBWP(例えば、b)についての電力制御調整状態の累積(例えば、PUSCHの場合、例えば、l)をリセットし得る。電力制御調整状態は、UL RS送信に使用される送信電力を決定するために使用され得る。例えば、累積電力制御係数は、リセットされる前に3dBであり得る(例えば、1206において)。言い換えれば、リセットの前に、UL RSのためにUEによって使用される送信電力は、開ループ電力+3dBに基づくことができる。累積電力制御係数がリセットされると、それ(例えば、デルタ)は0dBに等しくてもよい。それならば、送信電力は開ループ電力(例えば、0dB)である。BSは、送信電力制御(transmit power control、TPC)コマンドシグナリングを使用して、累積電力制御係数(例えば、デルタ)を変更できるが、0dBから開始してもよい。
変更されたRS構成は、上位層(例えば、更新を持つMAC CEに応じて、例えば、UEのMAC層)によって提供され得る。
いくつかの実施形態では、例えば、図14に示されるように、3GPP TS 38.213 v.15.6.0のセクション7.3.1の仕様変更を行うことができる。UEは、SRS構成の変化に応じて、アクティブBWP(例えば、b)についての電力制御調整状態の累積(例えば、SRSの場合、例えば、l)をリセットし得る。
UEは、例えば、リセットされたパスロスパラメータを使用して、1つ以上のUL RSを送信することができる。例えば、UEは、電力制御用のリセットされた電力制御調整状態を使用することができる。
追加情報及び実施例
本開示の実施形態は、様々な形態のうちのいずれかにおいて実現されてもよい。例えば、いくつかの実施形態は、コンピュータにより実行される方法、コンピュータ可読記憶媒体、又はコンピュータシステムとして実現されてもよい。他の実施形態は、ASICなどの1つ以上のカスタム設計されたハードウェアデバイスを使用して実現されてもよい。さらなる他の実施形態は、FPGAなどの1つ以上のプログラム可能ハードウェア要素を使用して実現されてもよい。
くつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体がプログラム命令及び/又はデータを記憶するように構成されていてもよく、プログラム命令は、コンピュータシステムによって実行された場合、コンピュータシステムに、方法、例えば、本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれか、又は本明細書に記載の方法実施形態の任意の組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかの任意のサブセット、又はこのようなサブセットの任意の組み合わせを実行させる。
実施形態によっては、デバイス(例えば、UE)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及びメモリ媒体を含むように構成されていてもよい。ここで、メモリ媒体はプログラム命令を記憶し、プロセッサは、メモリ媒体からプログラム命令を読み込み、実行するように構成される。プログラム命令は、本明細書に記載されている種々の方法の実施形態の任意のもの(又は、本明細書に記載されている方法実施形態の任意の組み合わせ、又は、本明細書に記載されている方法の実施形態のいずれかの任意のサブセット、又はこのようなサブセットの任意の組み合わせ)を実施するために実行可能である。デバイスは、様々な形態のうちのいずれかにおいて実現されてもよい。
個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシー及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されたい。特に、個人特定可能な情報データは、意図されていない又は許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び処理されるべきであり、許可された使用の性質はユーザに明確に示されるべきである。
上記の実施形態は、かなり詳細に記載されているが、上記の開示が完全に理解されれば、多数の変形形態及び修正形態が当業者には明らかになる。以下の特許請求の範囲は、全てのそのような変形形態及び修正形態を包含すると解釈されることが意図されている。

Claims (20)

  1. 方法であって、
    ユーザ機器デバイス(UE)にて、
    アップリンク信号用の空間フィルタがセルラーネットワークによって構成されていないと判定することと、
    パスロス用のダウンリンク基準信号が前記セルラーネットワークによって提供されていないと判定することと、
    アップリンク信号用の空間フィルタが構成されていないとの前記判定、かつパスロス用のダウンリンク基準信号が提供されていないとの前記判定に応じて、別の通信に使用されるビームに基づいて、前記アップリンク信号用に特定の空間フィルタを選択することと、
    及び前記特定の空間フィルタを使用して前記アップリンク信号を送信することと、を含む、方法。
  2. 前記別の通信が、ダウンリンク共有チャネルである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記特定の空間フィルタが、最近のスロットにおいて前記ダウンリンク共有チャネルに使用される制御リソースセットに基づいて選択されている、請求項2に記載の方法。
  4. 前記最近のスロットが、現在のスロットからK個のスロットをオフセットしたものであり、Kが、上位層シグナリングによって構成される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記特定の空間フィルタが、アクティブ送信構成インジケーションの制御リソースセットに基づいて選択されている、請求項2に記載の方法。
  6. 前記特定の空間フィルタが、現在のスロットからK個のスロットをオフセットしたものである最近のスロットにおいて使用された前記アクティブ送信構成インジケーションに基づいて選択されており、Kが、前記UEの能力に基づいて決定される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記アップリンク信号が、非周期的基準信号を含み、前記別の通信が、ダウンリンク制御チャネルである、請求項1に記載の方法。
  8. 方法であって、
    セルラーネットワークにて、
    ユーザ機器デバイス(UE)との接続であって、
    前記UEとの前記接続には、
    第1のアップリンク信号用の空間フィルタが構成されていない、かつ
    パスロス用のダウンリンク基準信号が提供されていない、UEとの接続を確立することと、
    前記UEから、別の通信に使用されるビームに基づいて選択した空間フィルタを使用して、前記第1のアップリンク信号を受信することと、を含む、方法。
  9. 前記別の通信が、ダウンリンク共有チャネルである、請求項に記載の方法。
  10. 前記特定の空間フィルタが、最近のスロットにおいて前記ダウンリンク共有チャネルに使用される制御リソースセットに基づいて選択されている、請求項9に記載の方法。
  11. 前記最近のスロットが、現在のスロットからK個のスロットをオフセットしたものであり、Kが、上位層シグナリングによって構成される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記特定の空間フィルタが、アクティブ送信構成インジケーションの制御リソースセットに基づいて選択されている、請求項9に記載の方法。
  13. 前記特定の空間フィルタが、現在のスロットからK個のスロットをオフセットしたものである最近のスロットにおいて使用された前記アクティブ送信構成インジケーションに基づいて選択されており、Kが、前記UEの能力に基づいて決定される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記別の通信が、ダウンリンク制御チャネルである、請求項8に記載の方法。
  15. 装置であって、
    ユーザ機器デバイス(UE)に、
    アップリンク信号用の空間フィルタがセルラーネットワークによって構成されていないと判定させ、
    パスロス用のダウンリンク基準信号が前記セルラーネットワークによって提供されていないと判定させ、
    アップリンク信号用の空間フィルタが構成されていないとの前記判定、かつパスロス用のダウンリンク基準信号が提供されていないとの前記判定に応じて、別の通信に使用されるビームに基づいて、前記アップリンク信号用に特定の空間フィルタを選択させ、
    前記特定の空間フィルタを使用して、前記アップリンク信号を送信させる、ように構成されているプロセッサを備える、装置。
  16. 前記別の通信が、ダウンリンク共有チャネルである、請求項15に記載の装置。
  17. 前記特定の空間フィルタが、最近のスロットにおいて前記ダウンリンク共有チャネルに使用される制御リソースセットに基づいて選択されている、請求項16に記載の装置。
  18. 前記特定の空間フィルタが、アクティブ送信構成インジケーションの制御リソースセットに基づいて選択されている、請求項15に記載の装置。
  19. 前記プロセッサに動作可能に結合された無線機をさらに備える、請求項15に記載の装置。
  20. 前記アップリンク信号が、非周期的基準信号を含む、請求項15に記載の装置。
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