JP7416550B2 - 低減させられた背景およびピーク重複を伴うトップダウン分析のための入手方略 - Google Patents
低減させられた背景およびピーク重複を伴うトップダウン分析のための入手方略 Download PDFInfo
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Description
本願は、その内容が参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる2019年1月31日に出願された米国仮特許出願第62/799,600号の利益を主張する。
本明細書の教示は、イオンの電荷状態に基づいて、測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離するための質量分析システムおよび方法に関する。より具体的に、イオン測定値は、(i)単一の電子増倍管検出器によって測定されたイオンパルスの強度に基づいて、(ii)鏡像電荷検出器(image-charge detector)によって測定された過渡時間ドメイン信号から変換された周波数ドメインピークの強度に基づいて、または、(iii)異なる強度範囲を測定する2つ以上の電子増倍管アナログ-デジタル変換(ADC)検出器を使用することによって、電荷状態によって分離される。
例えば、トップダウン質量分析(MS)タンパク質分析では、質量スペクトルにおける質量または質量対電荷(m/z)ピークの重複が、重大な問題である。このタイプの分析では、1~200個のアミノ酸の長さを有し、1~50個の異なる電荷状態を有する生成イオンを含む非常に広い範囲の異なる断片または生成イオンが、生成される。生成イオンピークは、単一のスペクトルにおいて互いに大量に重なり合う。加えて、重複は、非常に広範であり得るので、最も高い質量分解能を伴う質量分析計(フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴(FT-ICR)またはオービトラップ)であっても、そのような重なり合ったピークの畳み込みを解くことができない。結果として、多くの生成イオンが、多くの場合、トップダウンタンパク質分析において失われ、多くのタンパク質の配列包括度を限定する。
質量分析(MS)は、それらの化合物から形成されるイオンのm/z値の分析に基づく化学化合物の検出および定量化のための分析技法である。MSは、サンプルからの1つ以上の着目化合物のイオン化、前駆イオンの生成、および前駆イオンの質量分析を伴う。
電子ベースの解離(ExD)、紫外線光解離(UVPD)、赤外線光解離(IRMPD)、および衝突誘発解離(CID)が、多くの場合、タンデム質量分析(MS/MS)のための断片化技法として使用される。ExDは、限定ではないが、電子捕捉解離(ECD)または電子伝達解離(ETD)を含むことができる。CIDは、タンデム質量分析計における解離のための最も従来的な技法である。
図1は、本教示の実施形態が実装され得るコンピュータシステム100を図示するブロック図である。コンピュータシステム100は、情報を通信するためのバス102または他の通信機構と、情報を処理するためのバス102と結合されるプロセッサ104とを含む。コンピュータシステム100は、プロセッサ104によって実行されるべき命令を記憶するために、バス102に結合されたランダムアクセスメモリ(RAM)または他の動的記憶デバイスであり得るメモリ106も含む。メモリ106は、プロセッサ104によって実行されるべき命令の実行中に一時変数または他の中間情報を記憶するためにも使用され得る。コンピュータシステム100は、プロセッサ104のための静的情報および命令を記憶するためのバス102に結合された読み取り専用メモリ(ROM)108または他の静的記憶デバイスをさらに含む。磁気ディスクまたは光学ディスク等の記憶デバイス110が、情報および命令を記憶するために提供され、バス102に結合される。
上で説明されるように、トップダウンタンパク質分析等のいくつかの質量分析法分析方法では、質量スペクトルにおける質量またはm/zピークの重複が、重大な問題である。加えて、重複は、非常に広範であり得るので、最も高い質量分解能を伴う質量分析計であっても、そのような重なり合ったピークの畳み込みを解くことができない
種々の実施形態において、イオンが、単一のアナログ-デジタル変換器(ADC)検出器を使用して、測定され、次いで、電荷状態に従って分離される。上で説明されるように、従来の電子増倍管ADC検出器において発生させられる一次電子の数は、入射イオンの電荷状態に依存する。したがって、高荷電イオンは、より多くの一次電子を発生させ、ADC検出器によってデジタル化されるより強い電子信号をもたらす。これは、異なる電荷状態を有する個々のイオンに関する実質的に異なる応答をもたらす。
図12は、種々の実施形態による、単一の電子増倍管ADC検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離するためのシステムを示す例示的概略図1200である。図12のシステムは、質量分析計1210と、プロセッサ1220とを含む。質量分析計1210は、質量分析器1217を含む。
図13は、種々の実施形態による、単一の電子増倍管ADC検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法1300を示すフローチャートである。
種々の実施形態において、コンピュータプログラム製品が、そのコンテンツが、単一の電子増倍管ADC検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法を実施するようにプロセッサ上で実行される命令を伴うプログラムを含む有形コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。方法は、1つ以上の異なるソフトウェアモジュールを含むシステムによって実施される。
上で説明されるように、電子増倍管検出器では、発生させられる一次電子の数は、入射イオンの電荷状態に依存する。電子増倍管検出器のこの特性は、それらが、電荷状態に基づいてイオンを分離することを可能にする。しかしながら、電子増倍管検出器は、イオン電荷状態に比例する強度を生成する唯一のタイプの検出器ではない。具体的に、鏡像電荷検出器も、イオン電荷状態に比例する強度を生成することができる。実際に、鏡像電荷検出器は、加えて、イオン電荷状態とともに線形に変動する強度を生成することができる。
図16は、種々の実施形態による、単一の鏡像電荷検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離するためのシステムを示す例示的概略図1600である。図16のシステムは、質量分析計1610と、プロセッサ1620とを含む。質量分析計1610は、質量分析器1617を含む。
図17は、種々の実施形態による、単一の電子増倍管鏡像電荷検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法1700を示すフローチャートである。
種々の実施形態において、コンピュータプログラム製品が、そのコンテンツが、単一の電子増倍管鏡像電荷検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法を実施するようにプロセッサ上で実行される命令を伴うプログラムを含む有形コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。方法は、1つ以上の異なるソフトウェアモジュールを含むシステムによって実施される。
上で説明されるように、Chernushevich et al.は、電荷状態に基づいてイオンを分離するために、複数のTDC検出器を使用した。しかしながら、TDC検出器は、イオン信号の強度を測定せず、したがって、電荷状態を直接測定しない。各TDC検出器は、TDC検出器によって測定される強度を限定するために、CFDデバイスも要求する。結果として、複数のTDC検出器の使用は、強度および電荷状態の範囲を発見するために、追加の処理およびハードウェアを要求する。
図19は、種々の実施形態による、複数の電子増倍管ADC検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離するためのシステムを示す例示的概略図1900である。図19のシステムは、質量分析計1910と、プロセッサ1920とを含む。質量分析計1910は、質量分析器1917を含む。
図21は、種々の実施形態による、複数の電子増倍管ADC検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法2100を示すフローチャートである。
種々の実施形態において、コンピュータプログラム製品が、そのコンテンツが、単一の電子増倍管鏡像電荷検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法を実施するようにプロセッサ上で実行される命令を伴うプログラムを含む有形コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。方法は、1つ以上の異なるソフトウェアモジュールを含むシステムによって実施される。
Claims (30)
- 単一の電子増倍管アナログ-デジタル変換(ADC)検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離するためのシステムであって、前記システムは、
質量分析器を含む質量分析計であって、前記質量分析器は、イオン電荷状態に比例する強度を伴う検出されたイオンに関する検出パルスを生成する電子増倍管ADC検出器を含む、質量分析計と、
プロセッサと
を備え、
前記プロセッサは、
前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送される複数のイオンから前記ADC検出器に衝突する各イオンに関するパルスを検出するように前記質量分析器に命令することと、
ピーク発見を使用して検出された各パルスに関するピークを計算することと、
各ピークに関する強度を計算することと、
各ピークの前記強度を2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、前記比較に基づいて、前記2つ以上の所定の強度範囲に対応する2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各ピークを記憶することと、
前記2つ以上のデータセットのうちの各データセットにおけるピークを組み合わせることによって、前記2つ以上のデータセットのうちの各々に関する質量スペクトルを作成し、電荷状態に基づいて、前記質量分析器によって検出されたイオンに関する2つ以上の質量スペクトルを生成することと
を行う、システム。 - 前記プロセッサは、各ピークに関する到着時間をさらに計算し、各ピークの前記強度と各ピークの前記到着時間とは、各ピークに関する強度および到着時間対を形成する、請求項1に記載のシステム。
- 前記2つ以上のデータセットのうちの各データセットにおけるピークを組み合わせることは、各データにおけるピークの強度および到着時間対をヒストグラムに組み合わせ、前記ヒストグラムから前記質量スペクトルを作成することを含む、請求項2に記載のシステム。
- 前記プロセッサは、前記2つ以上のデータセットのうちの1つ以上の他のデータセットの中に各ピークをさらに記憶する、請求項1に記載のシステム。
- 前記2つ以上の異なる所定の強度範囲は、重複している少なくとも2つの範囲を含む、請求項1に記載のシステム。
- 前記プロセッサは、前記少なくとも2つの範囲に対応するデータセットをさらに組み合わせ、1つ以上の重複していない強度範囲に対応する1つ以上のデータセットを生成する、請求項5に記載のシステム。
- 前記プロセッサは、各ピークの前記強度を2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、入手中、2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各ピークを記憶する、請求項1に記載のシステム。
- 前記プロセッサは、各ピークの前記強度を2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、入手後、2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各ピークを記憶する、請求項1に記載のシステム。
- 前記質量分析計は、前記ADC検出器が任意の所与の時間に単一のイオン衝突のみを受け取るように、前記質量分析器にイオンを伝送する、請求項1に記載のシステム。
- イオン源デバイスをさらに含み、前記質量分析計は、解離デバイスをさらに含み、前記プロセッサは、
サンプルのタンパク質をイオン化し、イオンビームにおいて前記タンパク質に関する複数の前駆イオンを生成するように前記イオン源デバイスに命令することと、
前記イオンビームにおける前記複数の前駆イオンを解離させ、前記イオンビームにおいて異なる電荷状態を伴う複数の生成イオンを生成するように前記解離デバイスに命令することと、
前記複数の生成イオンが前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送される前記複数のイオンであるように、前記複数の生成イオンを前記質量分析器に伝送するように前記質量分析計に命令することと
によって、トップダウンタンパク質分析をさらに提供する、請求項1に記載のシステム。 - 前記ADC検出器は、マルチチャネルデジタイザを備え、前記プロセッサは、前記マルチチャネルデジタイザの各デジタイザから前記ADC検出器に衝突する各イオンに関するパルスを検出するように前記質量分析器に命令する、請求項1に記載のシステム。
- 前記マルチチャネルデジタイザの各デジタイザは、前記2つ以上の異なる所定の強度範囲のうちの異なる所定の強度範囲内のパルスをデジタル化するように適合されている、請求項11に記載のシステム。
- 単一の電子増倍管アナログ-デジタル変換(ADC)検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法であって、前記方法は、
プロセッサを使用して、質量分析器の電子増倍管ADC検出器に衝突する各イオンに関するパルスを検出するように質量分析計の前記質量分析器に命令することであって、前記ADC検出器に衝突する各イオンは、前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送される複数のイオンからのものであり、前記ADC検出器は、イオン電荷状態に比例する強度を伴う検出されたイオンに関する検出パルスを生成する、ことと、
前記プロセッサを使用して、ピーク発見を使用して検出された各パルスに関するピークを計算することと、
前記プロセッサを使用して、各ピークに関する強度を計算することと、
前記プロセッサを使用して、各ピークの前記強度を2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、前記比較に基づいて、前記2つ以上の所定の強度範囲に対応する2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各ピークを記憶することと、
前記プロセッサを使用して、各データセットにおけるピークを組み合わせることによって前記2つ以上のデータセットのうちの各々に関する質量スペクトルを作成し、電荷状態に基づいて、前記質量分析器によって検出されたイオンに関する2つ以上の質量スペクトルを生成することと
を含む、方法。 - 非一過性および有形コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えているコンピュータプログラム製品であって、前記記憶媒体のコンテンツは、命令を伴うプログラムを含み、前記命令は、単一の電子増倍管アナログ-デジタル変換(ADC)検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法を実施するためにプロセッサ上で実行され、
前記方法は、
システムを提供することであって、前記システムは、1つ以上の異なるソフトウェアモジュールを備え、前記異なるソフトウェアモジュールは、制御モジュールと、分析モジュールとを備えている、ことと、
前記制御モジュールを使用して、質量分析器の電子増倍管ADC検出器に衝突する各イオンに関するパルスを検出するように質量分析計の前記質量分析器に命令することであって、前記ADC検出器に衝突する各イオンは、前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送される複数のイオンからのものであり、前記ADC検出器は、イオン電荷状態に比例する強度を伴う検出されたイオンに関する検出パルスを生成する、ことと、
前記分析モジュールを使用して、ピーク発見を使用して検出された各パルスに関するピークを計算することと、
前記分析モジュールを使用して、各ピークに関する強度を計算することと、
前記分析モジュールを使用して、各ピークの前記強度を2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、前記比較に基づいて、前記2つ以上の所定の強度範囲に対応する2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各ピークを記憶することと、
前記分析モジュールを使用して、各データセットにおけるピークを組み合わせることによって、前記2つ以上のデータセットのうちの各々に関する質量スペクトルを作成し、電荷状態に基づいて、前記質量分析器によって検出されたイオンに関する2つ以上の質量スペクトルを生成することと
を含む、コンピュータプログラム製品。 - 鏡像電荷検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離するためのシステムであって、前記システムは、
質量分析器を含む質量分析計であって、前記質量分析器は、鏡像電荷検出器を含む、質量分析計と、
プロセッサと
を備え、
前記プロセッサは、
前記質量分析器内の複数のイオンの振動によって前記鏡像電荷検出器において誘発された過渡時間ドメイン信号を検出するように前記質量分析器に命令することであって、前記複数のイオンは、前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送される、ことと、
前記過渡時間ドメイン信号を複数の周波数ドメインピークに変換することであって、前記複数の周波数ドメインピークのうちの各周波数ドメインピークは、前記複数のイオンのうちのあるイオンに対応する、ことと、
各周波数ドメインピークの強度を2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、前記比較に基づいて、前記2つ以上の所定の強度範囲に対応する2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各周波数ドメインピークを記憶することと、
各データセットにおける周波数ドメインピークを組み合わせ、各データセットにおける前記組み合わせられた周波数ドメインピークを質量電荷比(m/z)ピークに変換することによって、前記2つ以上のデータセットのうちの各々に関する質量スペクトルを作成し、電荷状態に基づいて、前記質量分析器によって検出されたイオンに関する2つ以上の質量スペクトルを生成することと
を行う、システム。 - 前記プロセッサは、フーリエ変換を使用して、前記過渡時間ドメイン信号を複数の周波数ドメインピークに変換する、請求項15に記載のシステム。
- 前記プロセッサは、前記過渡時間ドメイン信号を複数の周波数ドメインピークに変換し、各周波数ドメインピークの強度を計算し、各周波数ドメインピークの強度を2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、入手中、2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各周波数ドメインピークを記憶する、請求項15に記載のシステム。
- 前記プロセッサは、前記過渡時間ドメイン信号を複数の周波数ドメインピークに変換し、各周波数ドメインピークの強度を計算し、各周波数ドメインピークの強度を2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、入手後、2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各周波数ドメインピークを記憶する、請求項15に記載のシステム。
- 前記質量分析計は、前記質量分析器が、特定のm/zおよび電荷状態の単一のイオンのみを含むように、前記質量分析器にイオンを伝送する、請求項15に記載のシステム。
- イオン源デバイスをさらに含み、前記質量分析計は、解離デバイスをさらに含み、前記プロセッサは、
サンプルのタンパク質をイオン化し、イオンビームにおいて前記タンパク質に関する複数の前駆イオンを生成するように前記イオン源デバイスに命令することと、
前記イオンビームにおける前記複数の前駆イオンを解離させ、前記イオンビームにおいて異なる電荷状態を伴う複数の生成イオンを生成するように前記解離デバイスに命令することと、
前記複数の生成イオンが前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送される前記複数のイオンであるように、前記複数の生成イオンを前記質量分析器に伝送するように前記質量分析計に命令することと
によって、トップダウンタンパク質分析をさらに提供する、請求項15に記載のシステム。 - 鏡像電荷検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法であって、前記方法は、
プロセッサを使用して、質量分析器内の複数のイオンの振動によって前記質量分析器の鏡像電荷検出器において誘発された過渡時間ドメイン信号を検出するように質量分析計の前記質量分析器に命令することであって、前記複数のイオンは、前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送される、ことと、
前記プロセッサを使用して、前記過渡時間ドメイン信号を複数の周波数ドメインピークに変換することであって、前記複数の周波数ドメインピークのうちの各周波数ドメインピークは、前記複数のイオンのうちのあるイオンに対応する、ことと、
前記プロセッサを使用して、各周波数ドメインピークの強度を2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、前記比較に基づいて、前記2つ以上の所定の強度範囲に対応する2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各周波数ドメインピークを記憶することと、
前記プロセッサを使用して、各データセットにおける周波数ドメインピークを組み合わせ、各データセットにおける前記組み合わせられた周波数ドメインピークを質量電荷比(m/z)ピークに変換することによって、前記2つ以上のデータセットのうちの各々に関する質量スペクトルを作成し、電荷状態に基づいて、前記質量分析器によって検出されたイオンに関する2つ以上の質量スペクトルを生成することと
を含む、方法。 - 非一過性および有形コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えているコンピュータプログラム製品であって、前記記憶媒体のコンテンツは、命令を伴うプログラムを含み、前記命令は、鏡像電荷検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法を実施するようにプロセッサ上で実行され、
前記方法は、
システムを提供することであって、前記システムは、1つ以上の異なるソフトウェアモジュールを備え、前記異なるソフトウェアモジュールは、制御モジュールと、分析モジュールとを備えている、ことと、
前記制御モジュールを使用して、質量分析器内の複数のイオンの振動によって前記質量分析器の鏡像電荷検出器において誘発された過渡時間ドメイン信号を検出するように質量分析計の前記質量分析器に命令することであって、前記複数のイオンは、前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送される、ことと、
前記分析モジュールを使用して、前記過渡時間ドメイン信号を複数の周波数ドメインピークに変換することであって、前記複数の周波数ドメインピークのうちの各周波数ドメインピークは、前記複数のイオンのうちのあるイオンに対応する、ことと、
前記分析モジュールを使用して、各周波数ドメインピークの強度を2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する2つ以上の異なる所定の強度範囲と比較し、前記比較に基づいて、前記2つ以上の所定の強度範囲に対応する2つ以上のデータセットのうちの1つの中に各周波数ドメインピークを記憶することと、
前記分析モジュールを使用して、各データセットにおける周波数ドメインピークを組み合わせ、各データセットにおける前記組み合わせられた周波数ドメインピークを質量電荷比(m/z)ピークに変換することによって、前記2つ以上のデータセットのうちの各々に関する質量スペクトルを作成し、電荷状態に基づいて、前記質量分析器によって検出されたイオンに関する2つ以上の質量スペクトルを生成することと
を含む、コンピュータプログラム製品。 - 複数の電子増倍管アナログ-デジタル変換(ADC)検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離するためのシステムであって、前記システムは、
質量分析器を含む質量分析計であって、前記質量分析器は、2つ以上の電子増倍管ADC検出器を含み、前記2つ以上のADC検出器のうちの各検出器は、イオン電荷状態に比例する強度を伴う検出されたイオンに関する検出パルスを生成し、前記2つ以上のADC検出器のうちの各検出器は、2つ以上の所定の強度範囲のうちの異なるイオン強度範囲内にある前記検出パルスからのピークを計算するためにピーク発見を使用するように適合され、前記2つ以上の所定の強度範囲は、2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する、質量分析計と、
プロセッサと
を備え、
前記プロセッサは、
前記質量分析器内の複数のイオンからのイオンが前記2つ以上のADC検出器に衝突すると、前記2つ以上のADC検出器のうちの各々を使用して、パルスを同時に検出し、ピークを計算するように前記質量分析器に命令することと、
前記各検出器に対応するデータセットの中に各検出器の各ピークを記憶し、前記2つ以上の異なる電荷状態に対応する2つ以上のデータセットを生成することと、
各データセットにおけるピークを組み合わせることによって、前記2つ以上のデータセットのうちの各々に関する質量スペクトルを作成し、電荷状態に基づいて、前記質量分析器によって検出されたイオンに関する2つ以上の質量スペクトルを生成することと
を行う、システム。 - 前記2つ以上のADC検出器は、2つ以上のADCデバイスに接続された単一の電子増倍管検出器を備え、前記2つ以上のADCデバイスは、前記単一の電子増倍管検出器の同じ出力をデジタル化し、前記2つ以上のADCデバイスのうちの各ADCデバイスは、2つ以上の所定の強度範囲のうちの異なるイオン強度範囲内にある前記検出パルスからのピークを計算するためにピーク発見を使用するように適合されている、請求項23に記載のシステム。
- 前記2つ以上の異なる所定の強度範囲は、重複している少なくとも2つの範囲を含む、請求項24に記載のシステム。
- 前記プロセッサは、前記少なくとも2つの範囲に対応するデータセットをさらに組み合わせ、1つ以上の重複していない強度範囲に対応する1つ以上のデータセットを生成する、請求項25に記載のシステム。
- 前記質量分析計は、前記2つ以上のADC検出器のうちの各々が任意の所与の時間に単一のイオン衝突のみを受け取るように、前記質量分析器にイオンを伝送する、請求項23に記載のシステム。
- イオン源デバイスをさらに含み、前記質量分析計は、解離デバイスをさらに含み、前記プロセッサは、
サンプルのタンパク質をイオン化し、イオンビームにおいて前記タンパク質に関する複数の前駆イオンを生成するように前記イオン源デバイスに命令することと、
前記イオンビームにおける前記複数の前駆イオンを解離させ、前記イオンビームにおいて異なる電荷状態を伴う複数の生成イオンを生成するように前記解離デバイスに命令することと、
前記複数の生成イオンが前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送される前記複数のイオンであるように、前記複数の生成イオンを前記質量分析器に伝送するように前記質量分析計に命令することと
によって、トップダウンタンパク質分析をさらに提供する、請求項23に記載のシステム。 - 複数の電子増倍管アナログ-デジタル変換(ADC)検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法であって、前記方法は、
プロセッサを使用して、質量分析器内の複数のイオンからのイオンが2つ以上のADC検出器に衝突すると、前記質量分析器の2つ以上のADC検出器のうちの各々を使用して、パルスを同時に検出し、ピークを計算するように質量分析計の前記質量分析器に命令することであって、前記複数のイオンは、前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送され、前記2つ以上のADC検出器のうちの各検出器は、2つ以上の所定の強度範囲のうちの異なるイオン強度範囲内にある前記検出されたパルスからのピークを計算するためにピーク発見を使用するように適合され、前記2つ以上の所定の強度範囲は、2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する、ことと、
前記プロセッサを使用して、各検出器に対応するデータセットの中に前記各検出器の各ピークを記憶し、前記2つ以上の異なる電荷状態に対応する2つ以上のデータセットを生成することと、
前記プロセッサを使用して、各データセットにおけるピークを組み合わせることによって、前記2つ以上のデータセットのうちの各々に関する質量スペクトルを作成し、電荷状態に基づいて、前記質量分析器によって検出されたイオンに関する2つ以上の質量スペクトルを生成することと
を含む、方法。 - 非一過性および有形コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えているコンピュータプログラム製品であって、前記記憶媒体のコンテンツは、命令を伴うプログラムを含み、前記命令は、複数の電子増倍管アナログ-デジタル変換(ADC)検出器を使用して、電荷状態に基づいて、質量分析器によって測定されたイオンを2つ以上の質量スペクトルに分離する方法を実施するようにプロセッサ上で実行され、
前記方法は、
システムを提供することであって、前記システムは、1つ以上の異なるソフトウェアモジュールを備え、前記異なるソフトウェアモジュールは、制御モジュールと、分析モジュールとを備えている、ことと、
プロセッサを使用して、質量分析器内の複数のイオンからのイオンが2つ以上のADC検出器に衝突すると、前記質量分析器の2つ以上のADC検出器のうちの各々を使用して、パルスを同時に検出し、ピークを計算するように質量分析計の前記質量分析器に命令することであって、前記複数のイオンは、前記質量分析計によって前記質量分析器に伝送され、前記2つ以上のADC検出器のうちの各検出器は、2つ以上の所定の強度範囲のうちの異なるイオン強度範囲内にある前記検出されたパルスからのピークを計算するためにピーク発見を使用するように適合され、前記2つ以上の所定の強度範囲は、2つ以上の異なる電荷状態範囲に対応する、ことと、
前記分析モジュールを使用して、前記各検出器に対応するデータセットの中に各検出器の各ピークを記憶し、前記2つ以上の異なる電荷状態に対応する2つ以上のデータセットを生成することと、
前記プロセッサを使用して、各データセットにおけるピークを組み合わせることによって、前記2つ以上のデータセットのうちの各々に関する質量スペクトルを作成し、電荷状態に基づいて、前記質量分析器によって検出されたイオンに関する2つ以上の質量スペクトルを生成することと
を含む、コンピュータプログラム製品。
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