JP7415640B2 - 認証方法、情報処理装置、及び認証プログラム - Google Patents

認証方法、情報処理装置、及び認証プログラム Download PDF

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本発明は、認証方法、情報処理装置、及び認証プログラムに関する。
生体認証は、指紋、掌紋、静脈等の生体特徴を用いて本人確認を行う技術である。生体認証では、認証対象者から取得された生体特徴と、登録テンプレートに予め登録された生体特徴とが比較(照合)され、それらの生体特徴が一致するか否かを示す比較結果に基づいて、認証対象者に対する認証が行われる。登録テンプレートに登録された生体特徴は、登録生体情報と呼ばれることもある。
昨今、店舗におけるキャッシュレス決済、銀行のATM(Automated Teller Machine)、入退室管理、空港の出入国審査等の様々な用途で、生体認証が利用されている。生体認証は、IDカードの提示又はパスワードの入力なしに本人を特定することができるため、利便性が高く、なりすましによる犯罪の抑制にも有効である。
しかしながら、個人を特定するための生体認証では、多数の登録者の中から個人を特定するまでに長い時間がかかる。例えば、手のひらの静脈画像を用いた静脈認証の場合、1:1の照合処理が約500マイクロ秒(0.5ms)で完了するとしても、100万人の登録者の照合処理には約500秒(8分20秒)かかることになり、実用的ではない。
そこで、2段階のハイブリッド生体認証方式が利用されることがある。ハイブリッド生体認証方式では、最初に、高速な照合処理により候補者を絞り込んで候補者のリストが生成され、次に、リストに含まれる各候補者の登録生体特徴を用いて、本人特定の信頼性が高い生体認証により個人が特定される。候補者のリストは、絞り込みリストと呼ばれることもある。
高速な照合処理としては、例えば、データサイズが小さく、かつ、ハミング距離等を用いて高速な照合が可能な、顔画像による認証(顔認証)を用いることができる。例えば、100万人の候補者を1/100に絞り込む場合、絞り込みリストには1万人の候補者のみが含まれる。
顔認証では、顔が似ている2人の人物の顔画像の類似度が高くなることがあるため、本人特定の信頼性は低い。しかし、静脈認証、指紋認証等では、本人特定の信頼性が高いため、顔認証により絞り込んだ候補者から、静脈認証、指紋認証等により個人を特定することで、高速かつ信頼性の高いハイブリッド生体認証方式が実現される。
顔認証により100万人の候補者を1/100に絞り込むための処理時間の目安は、例えば、約10秒である。一方、1:1の静脈認証が約500マイクロ秒かかる場合、1万人の静脈認証は約5秒で完了する。したがって、顔認証及び静脈認証を用いたハイブリッド生体認証方式の総処理時間の目安は約15秒となり、500秒よりもはるかに短い。
このように、大規模な登録テンプレートに対して、生体認証を用いて個人を特定する場合、ハイブリッド生体認証方式を用いることが効果的である。ただし、上述した処理時間はあくまでも一般的な目安であり、生体認証に用いる情報処理装置の仕様及び生体認証の種類によって、処理時間は異なってくる。情報処理装置は、コンピュータと呼ばれることもある。
生体認証に関連して、静脈パターン認証手段と顔認証手段の両方で本人確認ができたときに、本人であることを確認する個人認証装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。画像処理に関連して、OpenCV(Open Source Computer Vision Library)を利用したラベリング処理も知られている(例えば、非特許文献1~非特許文献3を参照)。
特開2018-10393号公報
"Python+OpenCVを利用したラベリング処理"、[online]、Drone-Biz、[令和2年1月31日検索]、インターネット<URL:https://dronebiz.net/tech/opencv/labeling> "OpenCVを使ったラベリング"、[online]、GitHub、[令和2年1月31日検索]、インターネット<URL:https://github.com/atinfinity/lab/wiki/OpenCV%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0> "使っている人いるのかな?OpenCV3.0から入ったラベリング処理について"、[online]、Qiita、[令和2年2月4日検索]、インターネット<URL:https://qiita.com/wakaba130/items/9d921b8b3eb812e4f197>
上述したように、100万人の登録者に対して、顔認証及び静脈認証を用いたハイブリッド生体認証方式を適用した場合、生体認証の処理時間の目安は約15秒である。しかし、生体認証を開始してから認証結果が返されるまでの待ち時間が15秒である場合、認証対象者であるユーザには、体感的に長く感じることが多い。そこで、生体認証を開始する前に、予め顔認証により候補者を絞り込んで、静脈認証の対象となる絞り込みリストを生成しておくことが効果的である。
しかしながら、予め絞り込みリストを生成しておく方法では、絞り込みリストを用いた静脈認証に失敗した場合、絞り込みリストを再度生成するため、ユーザの待ち時間がさらに長くなることがある。
なお、かかる問題は、顔認証及び静脈認証を用いたハイブリッド生体認証方式に限らず、顔認証及び他の生体認証を用いたハイブリッド生体認証方式においても生ずるものである。
1つの側面において、本発明は、顔画像と顔画像以外の生体情報とを用いた生体認証において、認証処理の負荷を軽減することを目的とする。
1つの案では、コンピュータは、第1リスト及び第2リストを生成する。第1リストは、認証対象者が写っている第1撮影画像に含まれる顔画像の第1顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む。第2リストは、認証対象者が写っている第2撮影画像に含まれる顔画像の第2顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む。
コンピュータは、第1類似度情報及び第2類似度情報を求める。第1類似度情報は、第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、第1顔情報との間の類似度に関する情報である。第2類似度情報は、第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、第2顔情報との間の類似度に関する情報である。
コンピュータは、第1類似度情報及び第2類似度情報に基づいて、第1リスト及び第2リストのうちいずれかのリストを、第3リストとして選択する。コンピュータは、第3リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、認証対象者に対する認証を行う。
1つの側面によれば、顔画像と顔画像以外の生体情報とを用いた生体認証において、認証処理の負荷を軽減することができる。
移動状態の人物の画像を示す図である。 情報処理装置の機能的構成図である。 生体認証処理のフローチャートである。 生体認証システムの機能的構成図である。 登録情報を示す図である。 リストを示す図である。 類似度の分布を示す図である。 クライアント端末が行う情報生成処理のフローチャートである。 サーバが行う生体認証処理のフローチャートである。 情報処理装置のハードウェア構成図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
例えば、店舗におけるキャッシュレス決済の場合、顧客が入店したときに、店舗の天井又は壁に設置されたカメラで顧客の画像を撮影することができる。そして、撮影された画像から、顧客の顔画像の特徴を表す顔情報を生成し、顔情報を用いて予め候補者を絞り込んでおくことが可能である。これにより、購入商品の清算のために静脈認証を行う際には、すでに絞り込みリストが生成されており、実際に顧客が認証結果を待つ待ち時間は、5秒に短縮される。
しかし、入店時の顧客のように、移動状態の人物は必ずしもカメラの方向を向いているとは限らないため、移動状態の人物を撮影した画像に含まれる顔画像は、人物を正面から撮影した顔画像ではない可能性がある。
図1は、移動状態の人物の画像の例を示している。図1の画像に写っている人物は、カメラの存在を意識しておらず、カメラの方向を向いていない。したがって、この画像に含まれる顔画像は、人物を正面から撮影した顔画像ではなく、顔認証に適しているとは言えない。このように、移動状態の人物を撮影した場合、顔認証に適していない顔画像が取得されることが多い。
一方、登録テンプレートに登録者の顔情報を登録する際には、登録者を正面から撮影した顔画像を用いて登録顔情報を生成することが多い。このため、同一人物であっても、登録顔情報と認証対象の顔情報との差分が大きくなり、認証対象者本人が絞り込みリストから除外される可能性がある。
静脈認証では、静脈認証に適した静脈画像が取得できるため、静脈認証において認証対象者に対応する登録静脈情報が見つからない場合は、認証対象者本人が絞り込みリストから漏れていることが分かる。この場合、認証対象者の静脈画像から生成された静脈情報を、すべての登録者の登録静脈情報と比較することで、本人を特定することができる。しかしながら、上述したように、100万人の登録者の照合処理には約8分20秒かかる。
そこで、静脈画像を検出する静脈センサの前にカメラを設置しておき、静脈認証による本人特定に失敗した場合、改めて認証対象者を正面から撮影する方法が考えられる。この方法では、顔認証に適した顔画像が取得できるため、顔認証による絞り込みを再度行って、適切な絞り込みリストを生成することができる。したがって、天井又は壁に設置されたカメラで撮影した顔画像による絞り込みが失敗し、静脈認証による本人特定に失敗した場合であっても、最終的には本人を特定することができる。
しかし、絞り込みリストを再度生成する方法では、失敗した1回目の静脈認証に5秒かかった後に、再度の絞り込みに10秒かかり、さらに再度の静脈認証に5秒かかるため、ユーザに認証結果を返すのに20秒かかることになり、実用的ではない。
図2は、実施形態の情報処理装置の機能的構成例を示している。図2の情報処理装置201は、生成部211、選択部212、及び認証部213を含む。
図3は、図2の情報処理装置201が行う生体認証処理の例を示すフローチャートである。まず、生成部211は、第1リスト及び第2リストを生成する(ステップ301)。第1リストは、認証対象者が写っている第1撮影画像に含まれる顔画像の第1顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む。第2リストは、認証対象者が写っている第2撮影画像に含まれる顔画像の第2顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む。
次に、選択部212は、第1類似度情報及び第2類似度情報を求める(ステップ302)。第1類似度情報は、第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、第1顔情報との間の類似度に関する情報である。第2類似度情報は、第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、第2顔情報との間の類似度に関する情報である。
次に、選択部212は、第1類似度情報及び第2類似度情報に基づいて、第1リスト及び第2リストのうちいずれかのリストを、第3リストとして選択する(ステップ303)。そして、認証部213は、第3リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、認証対象者に対する認証を行う(ステップ304)。
図2の情報処理装置201によれば、顔画像と顔画像以外の生体情報とを用いた生体認証において、認証処理の負荷を軽減することができる。
図4は、図2の情報処理装置201を含む生体認証システムの機能的構成例を示している。図4の生体認証システムは、クライアント端末401、撮像装置402、生体センサ403、通信ネットワーク404、及びサーバ405を含む。図4の生体認証システムは、例えば、店舗の決済システム、金融機関の金融処理システム、入退室管理システム、又は空港の出入国審査システムに含まれるシステムであってもよい。店舗の決済システムの場合、撮像装置402は、店舗の天井又は壁に設置され、生体センサ403は、購入商品の清算を行うキャッシュレジスタの近くに設置される。
クライアント端末401は、認証対象者の映像及び生体画像を取得する情報処理装置であり、映像取得部411、生体画像取得部412、処理部413、記憶部414、通信部415、及び出力部416を含む。
サーバ405は、図2の情報処理装置201に対応し、顔認証部421、生成部422、選択部423、生体認証部424、通信部425、及び記憶部426を含む。生成部422、選択部423、及び生体認証部424は、図2の生成部211、選択部212、及び認証部213にそれぞれ対応する。
クライアント端末401の通信部415とサーバ405の通信部425は、通信ネットワーク404を介して互いに通信することができる。通信ネットワーク404は、例えば、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)である。
撮像装置402は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)等の撮像素子を有するカメラであり、認証対象者の映像を撮影する。撮像装置402によって撮影された映像には、時系列に連続する複数の画像が含まれている。各時刻の画像は、撮影画像の一例である。各時刻の画像は、フレームと呼ばれることもある。撮像装置402は、撮影した映像をクライアント端末401へ出力する。
生体センサ403は、例えば、静脈センサ、指紋センサ、画像センサ(カメラ)等であり、手のひら、指等の生体を撮影して、静脈画像、指紋画像、掌紋画像等の生体画像を取得する。例えば、生体センサ403が静脈センサである場合、生体センサ403は、近赤外線等を手のひらに照射して、手の内部の血管等を撮影する。生体センサ403は、取得した生体画像をクライアント端末401へ出力する。
店舗の決済システムの場合、顧客が入店したときに、撮像装置402は、顧客の映像を認証対象者の映像として撮影する。そして、顧客が購入商品の清算を行う際に、生体センサ403は、顧客の生体画像を認証対象者の生体画像として取得する。
まず、クライアント端末401の映像取得部411は、撮像装置402から映像を取得して、記憶部414に格納する。処理部413は、映像に含まれる各画像に対する顔認識を行い、人物の顔が認識できた画像P1を選択して、画像P1から顔が写っている顔画像を抽出する。抽出された顔画像は、認証対象者の顔画像として採用される。
次に、処理部413は、映像に含まれる複数の画像のうち、画像P1の撮影時刻の前後所定時間内に撮影された画像の中から、画像P2及び画像P3を選択し、画像P2及び画像P3それぞれから顔画像を抽出する。画像P2及び画像P3は、画像P1以外の画像のうち、画像P1に写っている認証対象者と同じ人物が写っていると推定される画像である。
撮像装置402は、1秒間に複数の画像を取得できる。例えば、1秒間に10枚の画像を取得するカメラの場合、100ms毎に1枚の画像が取得されるため、処理部413は、画像P1の前後500ms内に撮影された画像の中から、画像P2及び画像P3を選択してもよい。例えば、画像P2は、画像P1の500ms前に撮影された画像であってもよく、画像P3は、画像P1の500ms後に撮影された画像であってもよい。
処理部413は、例えば、画像P1において認証対象者が写っている領域の位置と、画像P1以外の画像において物体が写っている領域の位置とを比較することで、画像P1以外の画像の中から画像P2及び画像P3を選択することができる。このとき、処理部413は、例えば、非特許文献1~非特許文献3に記載されたラベリング処理を行うことで、画像P1以外の画像に認証対象者が写っているか否かを判定することができる。
ラベリング処理では、各時刻の画像から物体が写っている物体領域が検出され、各物体領域のラベルと領域情報が出力される。領域情報には、物体領域の外接矩形の頂点の座標、外接矩形の幅及び高さ、物体領域の面積(画素数)及び重心の座標が含まれる。処理部413は、ラベリング処理を行うことで、各画像から人物が写っている物体領域を検出し、2枚の画像の間で各物体領域の位置を比較する。そして、処理部413は、一方の画像の物体領域の位置と他方の画像の物体領域の位置との距離が、所定値よりも小さい場合、2つの物体領域に同一人物が写っていると判定する。
物体領域の位置としては、外接矩形のいずれかの頂点の座標又は物体領域の重心の座標を用いることができる。時系列に連続する数枚の画像の場合、同一人物の動作に大きな変化が起こることはあまりないため、2枚の画像における同一人物の重心はほぼ等しいと仮定できる。したがって、2枚の画像の間で物体領域の重心の座標を比較することで、同一人物が写っているか否かを精度良く判定することができる。判定に用いる所定値は、例えば、外形矩形の幅又は高さの5%~10%の値であってもよい。
次に、処理部413は、画像P1~画像P3各々から抽出された顔画像から、顔画像の特徴を表す顔情報を生成する。顔情報としては、例えば、HOG(Histograms of Oriented Gradients)特徴量、SIFT(Scaled Invariance Feature Transform)特徴量、SURF(Speeded-Up Robust Features)特徴量等を用いることができる。顔情報は、BRIEF(Binary Robust Independent Elementary Features)特徴量又は顕著性(Saliency)であってもよい。
画像に写っている人物の顔が認識できた場合であっても、図1に示したように、顔の角度によっては、顔認証処理に適していない顔画像が取得されることがある。そこで、撮影時刻の異なる画像P1~画像P3それぞれから顔画像を抽出して、顔情報を生成することで、顔認証処理に適した顔情報が生成される可能性が高くなる。
次に、通信部415は、画像P1~画像P3それぞれから生成された顔情報を、サーバ405へ送信する。
サーバ405の通信部425は、クライアント端末401から、画像P1~画像P3の顔情報を受信する。記憶部426は、登録者である複数の人物それぞれの登録情報431を記憶する。
図5は、登録情報431の例を示している。図5の登録情報431は、ID、登録顔情報、及び登録生体情報を含む。IDは、人物の識別情報であり、登録顔情報は、登録時に人物の顔画像から生成された顔情報であり、登録生体情報は、登録時に人物の生体画像から生成された生体情報である。生体情報としては、生体画像から生成されたパターンを用いることができる。生体画像から生成されたパターンは、静脈パターン、指紋パターン、掌紋パターン等である。
αi(i=1~N)は、i番目の人物のIDであり、Fiは、i番目の人物の登録顔情報であり、Biは、i番目の人物の登録生体情報である。αi、Fi、及びBiは、互いに対応付けられている。Nは登録者の総数を表し、1以上の整数である。登録者の総数は、100万人~数百万人であってもよい。
顔認証部421は、クライアント端末401から受信した各顔情報の顔認証処理を行う。顔認証処理において、顔認証部421は、クライアント端末401から受信した顔情報と、登録情報431に含まれる各顔情報との間の類似度を計算する。類似度は、一致率と呼ばれることもある。
生成部422は、類似度に基づいて候補者を絞り込むことで、リスト432-1~リスト432-3を生成して、記憶部426に格納する。リスト432-j(j=1~3)は、画像Pjの顔情報を用いて生成されたリストである。生成部422は、登録情報431に含まれる登録者の中から、画像Pjの顔情報に対する類似度が大きい順に所定数の候補者を選択し、選択された候補者のIDをリスト432-jに記録することで、リスト432-jを生成する。
図6は、リスト432-jの例を示している。図6のリスト432-jは、ID及び類似度を含む。IDは、人物の識別情報であり、類似度は、画像Pjの顔情報と、IDに対応する登録顔情報との間の類似度である。
βi(i=1~K)は、i番目の人物のIDであり、Siは、i番目の人物の登録顔情報に対する類似度である。βi及びSiは、互いに対応付けられており、βiは、Siが大きい順にソートされている。Kはリスト432-jに含まれる候補者の人数を表し、1以上かつN以下の整数である。登録者の総数が100万人~数百万人である場合、候補者の人数は、1万人~数万人であってもよい。
顔認証処理では、顔が似ている人物の場合は、ある程度の類似度が得られ、同一人物の場合は、特出した類似度が得られる傾向にある。ある程度の類似度は、例えば、60%~70%くらいであり、特出した類似度は、例えば、90%くらいである。このような顔認証処理の特性から、リスト432-jに認証対象者が含まれている場合の類似度の分布と、リスト432-jに認証対象者が含まれていない場合の類似度の分布との間には、大きな差異が発生する。
図7は、リスト432-jに含まれる類似度の分布の例を示している。横軸はIDを表し、縦軸は類似度(%)を表す。図7(a)は、リスト432-jに認証対象者が含まれている場合の類似度の分布の例を示している。この場合、類似度の分布は、最上位のIDの類似度が特出している曲線で表される。図7(b)は、リスト432-jに認証対象者が含まれていない場合の類似度の分布の例を示している。この場合、類似度の分布は、なだらかな曲線で表される。
したがって、類似度の分布が図7(a)のような曲線で表される場合は、リスト432-jに認証対象者が含まれている可能性が高いと判定することができる。一方、類似度の分布が図7(b)のような曲線で表される場合は、リスト432-jに認証対象者が含まれている可能性が低いと判定することができる。
選択部423は、リスト432-1~リスト432-3に含まれる類似度の情報を用いて、生体認証部424が用いる絞り込みリスト433を生成し、記憶部426に格納する。具体的には、選択部423は、リスト432-jに含まれる各類似度を所定の閾値と比較する。
閾値よりも大きな類似度に対応するIDが含まれている場合、選択部423は、リスト432-jに認証対象者が含まれている可能性が高いと判定する。一方、閾値よりも大きな類似度に対応するIDが含まれていない場合、選択部423は、リスト432-jに認証対象者が含まれていない可能性が高いと判定する。以下では、閾値よりも大きな類似度を特出類似度と記載し、特出類似度に対応するIDを特出IDと記載することがある。
選択部423は、いずれか1つのリスト432-jに特出IDが含まれており、かつ、他のリスト432-jに特出IDが含まれていない場合、特出IDを含むリスト432-jを絞り込みリスト433として選択する。これにより、リスト432-1~リスト432-3のうち、2つのリスト432-jに特出IDが含まれていない場合であっても、認証対象者が含まれている可能性が高い絞り込みリスト433を生成することができる。
なお、図6のリスト432-jでは、類似度が大きい順にIDがソートされているため、選択部423は、最上位の類似度を閾値と比較するだけで、リスト432-jに特出IDが含まれているか否かを判定することができる。しかし、類似度が大きい順にIDがソートされていない場合であっても、各類似度を閾値と比較することで、特出IDが含まれているか否かを判定することができる。したがって、リスト432-j内のIDは必ずしもソートされていなくてもよい。
ところで、画像に写っている認証対象者の顔の角度によっては、認証対象者の顔情報と他人の登録顔情報との間の類似度が大きくなり、特出類似度に相当することがある。この場合、特出IDを含むリスト432-jを絞り込みリスト433として選択しても、絞り込みリスト433に認証対象者が含まれていない可能性がある。
そこで、選択部423は、2つ以上のリスト432-jに特出IDが含まれており、かつ、それらのリスト432-jに含まれる特出IDが異なる場合、それらのリスト432-jから、すべての特出IDを含む絞り込みリスト433を生成する。
例えば、リスト432-1~リスト432-3のすべてに特出IDが含まれている場合、選択部423は、リスト432-1~リスト432-3をマージして、K個を超えるIDを含むテンポラリリストを生成する。テンポラリリストには、リスト432-1~リスト432-3の間で重複しないすべてのIDが含まれている。テンポラリリストに含まれる各IDの類似度としては、リスト432-1~リスト432-3に含まれる類似度の最大値が用いられる。
次に、選択部423は、テンポラリリストから類似度が大きい順にK個のIDを選択し、選択されたK個のIDを含む絞り込みリスト433を生成する。したがって、絞り込みリスト433のデータフォーマットは、リスト432-1~リスト432-3と同様である。
例えば、K=10000であり、リスト432-2及びリスト432-3に、リスト432-1と重複しない20個のIDが含まれている場合、テンポラリリストに含まれるIDの個数は10020個となる。これらの10020個のIDの中から、類似度が大きい順に10000個のIDが選択され、選択されたIDを含む絞り込みリスト433が生成される。
このように、リスト432-1のIDのうち、類似度の小さなIDを、リスト432-2及びリスト432-3の特出IDと入れ替えることで、絞り込みリスト433に認証対象者が含まれる可能性をさらに高めることができる。
なお、リスト432-1~リスト432-3のいずれにも特出IDが含まれていない場合、選択部423は、通信部425を介して、再送依頼をクライアント端末401へ送信する。
クライアント端末401の通信部415は、サーバ405から再送依頼を受信する。再送依頼を受信した場合、処理部413は、映像に含まれる各画像に対する顔認識から顔情報の生成までの処理を再度行う。そして、通信部415は、生成された顔情報をサーバ405へ再送する。
サーバ405の通信部425は、クライアント端末401から顔情報を再度受信し、生成部422は、リスト432-1~リスト432-3を再度生成し、選択部423は、絞り込みリスト433を再度生成する。
次に、クライアント端末401の生体画像取得部412は、生体センサ403から認証対象者の生体画像を取得して、記憶部414に格納する。処理部413は、認証対象者の生体画像から生体情報を生成し、通信部415は、認証対象者の生体情報をサーバ405へ送信する。
サーバ405の通信部425は、クライアント端末401から生体情報を受信する。生体認証部424は、登録情報431から、絞り込みリスト433に含まれる各IDに対応する登録生体情報を取得し、取得した登録生体情報と受信した生体情報とを比較する。そして、生体認証部424は、比較結果に基づいて認証対象者に対する認証を行い、認証結果434を生成して、記憶部426に格納する。
生体認証部424は、例えば、受信した生体情報と各登録生体情報との間の類似度を計算し、最大の類似度を有する登録生体情報に対応付けられたIDを、認証結果434として記憶部426に格納する。これにより、認証対象者が特定される。通信部425は、認証結果434をクライアント端末401へ送信する。
クライアント端末401の通信部415は、サーバ405から認証結果434を受信する。出力部416は、認証結果434を出力する。
図4の生体認証システムによれば、認証対象者の生体情報による認証が開始される前に、認証対象者の顔情報に基づいて、認証対象者が含まれている可能性が高い絞り込みリスト433が生成される。絞り込みリスト433を用いて生体情報による認証を行うことで、本人特定に失敗する可能性が低くなり、認証対象者を確実に特定することができる。したがって、候補者の絞り込みと生体情報による認証とを再度繰り返す必要がなくなるため、認証処理の負荷が軽減され、認証対象者の待ち時間が短縮される。
なお、クライアント端末401は、画像P2又は画像P3の一方のみを選択して、選択された画像の顔情報を、画像P1の顔情報とともにサーバ405へ送信してもよい。この場合、サーバ405は、画像P1の顔情報と、画像P2又は画像P3の一方の顔情報とを用いて、2つのリストを生成し、それらのリストから絞り込みリスト433を生成する。
また、クライアント端末401は、M枚(Mは4以上の整数)の画像の顔情報を、サーバ405へ送信してもよい。この場合、サーバ405は、M枚の画像の顔情報を用いてM個のリストを生成し、M個のリストから絞り込みリスト433を生成する。
次に、各リスト432-jに含まれる類似度が特出類似度であるか否かを判定するための閾値の決定方法について説明する。
選択部423は、例えば、リスト432-jに含まれる複数の類似度の分布を示す分布情報に基づいて、リスト432-jに対する閾値を決定する。分布情報としては、例えば、リスト432-jに含まれる複数の類似度の標準偏差又は分散を用いることができる。図6のリスト432-jの場合、類似度Si(i=1~K)の標準偏差σは、次式により計算される。
Figure 0007415640000001
式(1)のS0は、S1~SKの平均値を表す。
顔認証処理では、他人であっても40%~60%程度の類似度が得られることが多く、同一人物の場合は、80%以上の類似度が得られることが多い。例えば、K=10000の場合、10000個のIDの中に認証対象者が含まれているとしても、それ以外のIDの類似度は40%~60%程度である。40%~60%程度の類似度がほぼ均等に分布していると仮定すると、S0は50%程度になり、式(1)から標準偏差σは3程度になる。
この場合、例えば、S0+6σ(約68%)~S0+7σ(約71%)を、リスト432-jに対する閾値として採用することができる。類似度がS0+σ(約53%)~S0+5σ(65%)の範囲である場合、他人である可能性が高くなり、類似度がS0+6σを超える場合、認証対象者である可能性が高くなるため、S0+6σ以上の閾値を用いることが好ましい。選択部423は、S0の値に応じて、S0に加算する値を増減してもよい。
このように、各リスト432-jに含まれる類似度の分布情報に基づいて閾値を決定することで、各リスト432-jに適した閾値が設定される。したがって、リスト432-jに特出IDが含まれるか否かを、精度良く判定することができる。
図8は、図4のクライアント端末401が行う情報生成処理の例を示すフローチャートである。まず、処理部413は、撮像装置402から取得された映像の検出範囲に含まれる各画像に対する顔認識を行い(ステップ801)、人物の顔が認識されたか否かをチェックする(ステップ802)。人物の顔が認識されない場合(ステップ802,NO)、処理部413は、検出範囲を変更してステップ801以降の処理を繰り返す。
人物の顔が認識された場合(ステップ802,YES)、処理部413は、画像P1~画像P3を選択して、各画像から顔画像を抽出し、抽出された顔画像から顔情報を生成する(ステップ803)。そして、通信部415は、画像P1~画像P3それぞれから生成された顔情報を、サーバ405へ送信する(ステップ804)。
次に、処理部413は、生体センサ403が認証対象者の生体画像を取得する前に、サーバ405から再送依頼を受信したか否かをチェックする(ステップ805)。再送依頼を受信した場合(ステップ805,YES)、クライアント端末401は、ステップ801以降の処理を繰り返す。
再送依頼を受信しない場合(ステップ805,NO)、生体画像取得部412は、生体センサ403から認証対象者の生体画像を取得する(ステップ806)。そして、処理部413は、取得された生体画像から認証対象者の生体情報を生成し(ステップ807)、通信部415は、認証対象者の生体情報をサーバ405へ送信する(ステップ808)。
次に、通信部415は、サーバ405から認証結果434を受信し(ステップ809)、出力部416は、認証結果434を出力する(ステップ810)。
図9は、図4のサーバ405が行う生体認証処理の例を示すフローチャートである。
まず、通信部425は、クライアント端末401から、画像P1~画像P3それぞれの顔情報を受信する(ステップ901)。
次に、顔認証部421は、画像P1~画像P3それぞれの顔情報の顔認証処理を行い、生成部422は、顔認証処理の結果に基づいて、リスト432-1~リスト432-3を生成する(ステップ902)。
次に、選択部423は、各リスト432-jに含まれる類似度の分布情報に基づいて閾値を決定し、決定された閾値を用いて、各リスト432-jに特出IDが含まれているか否かをチェックする(ステップ903)。
いずれのリスト432-jにも特出IDが含まれていない場合(ステップ903,NO)、通信部425は、再送依頼をクライアント端末401へ送信し(ステップ909)、サーバ405は、ステップ901以降の処理を繰り返す。
いずれか1つ以上のリスト432-jに特出IDが含まれている場合(ステップ903,YES)、選択部423は、特出IDを含むリスト432-jの個数をチェックする(ステップ904)。
特出IDを含むリスト432-jが1つのみである場合(ステップ904,YES)、選択部423は、特出IDを含むリスト432-jを絞り込みリスト433として選択する(ステップ905)。
一方、複数のリスト432-jが特出IDを含んでおり、かつ、それらのリスト432-jに含まれる特出IDが異なる場合(ステップ904,NO)、選択部423は、それらのリスト432-jから絞り込みリスト433を生成する(ステップ910)。ただし、複数のリスト432-jに含まれる特出IDが同じIDである場合、選択部423は、いずれかのリスト432-jを絞り込みリスト433として選択してもよい。
次に、通信部425は、クライアント端末401から、認証対象者の生体情報を受信する(ステップ906)。次に、生体認証部424は、絞り込みリスト433に含まれる各IDに対応する登録生体情報と、受信した生体情報とを比較することで、認証対象者に対する認証を行い、認証結果434を生成する(ステップ907)。そして、通信部425は、認証結果434をクライアント端末401へ送信する(ステップ908)。
図2の情報処理装置201の構成は一例に過ぎず、情報処理装置201の用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略又は変更してもよい。
図4の生体認証システムの構成は一例に過ぎず、生体認証システムの用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略又は変更してもよい。例えば、登録情報431は、サーバ405の外部のデータベースに格納されていてもよい。この場合、サーバ405は、外部のデータベースから登録情報431を取得して、記憶部426に格納する。
図3、図8、及び図9のフローチャートは一例に過ぎず、情報処理装置201又は生体認証システムの構成又は条件に応じて、一部の処理を省略又は変更してもよい。
図1に示した人物の画像は一例に過ぎず、人物の画像は、人物の移動状態に応じて変化する。図5に示した登録情報431と図6に示したリスト432-jは一例に過ぎず、生体認証システムの用途又は条件に応じて、別のデータフォーマットの登録情報431及びリスト432-jを用いてもよい。図7に示した類似度の分布は一例に過ぎず、類似度の分布は、リスト432-jに応じて変化する。
図10は、図2の情報処理装置201、図4のクライアント端末401、及びサーバ405として用いられる情報処理装置のハードウェア構成例を示している。図10の情報処理装置は、CPU(Central Processing Unit)1001、メモリ1002、入力装置1003、出力装置1004、補助記憶装置1005、媒体駆動装置1006、及びネットワーク接続装置1007を含む。これらの構成要素はハードウェアであり、バス1008により互いに接続されている。情報処理装置がクライアント端末401である場合、図4の撮像装置402及び生体センサ403は、バス1008に接続されていてもよい。
メモリ1002は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。メモリ1002は、図4の記憶部414又は記憶部426として用いることができる。
CPU1001(プロセッサ)は、例えば、メモリ1002を利用してプログラムを実行することにより、図2の生成部211、選択部212、及び認証部213として動作する。
CPU1001は、プログラムを実行することにより、図4の映像取得部411、生体画像取得部412、及び処理部413としても動作する。CPU1001は、プログラムを実行することにより、図4の顔認証部421、生成部422、選択部423、及び生体認証部424としても動作する。
入力装置1003は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、オペレータ又はユーザからの指示又は情報の入力に用いられる。出力装置1004は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータ又はユーザへの問い合わせ又は処理結果の出力に用いられる。出力装置1004は、図4の出力部416として用いることができる。処理結果は、認証結果434であってもよい。
補助記憶装置1005は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。補助記憶装置1005は、フラッシュメモリ又はハードディスクドライブであってもよい。情報処理装置は、補助記憶装置1005にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ1002にロードして使用することができる。補助記憶装置1005は、図4の記憶部414又は記憶部426として用いることができる。
媒体駆動装置1006は、可搬型記録媒体1009を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体1009は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。可搬型記録媒体1009は、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等であってもよい。オペレータ又はユーザは、この可搬型記録媒体1009にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ1002にロードして使用することができる。
このように、処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、メモリ1002、補助記憶装置1005、又は可搬型記録媒体1009のような、物理的な(非一時的な)記録媒体である。
ネットワーク接続装置1007は、通信ネットワーク404に接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェース回路である。情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置1007を介して受信し、それらをメモリ1002にロードして使用することができる。ネットワーク接続装置1007は、図4の通信部415又は通信部425として用いることができる。
なお、情報処理装置が図10のすべての構成要素を含む必要はなく、用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。例えば、オペレータ又はユーザとのインタフェースが不要である場合は、入力装置1003及び出力装置1004を省略してもよい。情報処理装置が可搬型記録媒体1009又は通信ネットワークを利用しない場合は、媒体駆動装置1006又はネットワーク接続装置1007を省略してもよい。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
図1乃至図10を参照しながら説明した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
認証対象者が写っている第1撮影画像に含まれる顔画像の第1顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第1リストと、前記認証対象者が写っている第2撮影画像に含まれる顔画像の第2顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第2リストとを生成し、
前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度に関する第1類似度情報を求め、
前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度に関する第2類似度情報を求め、
前記第1類似度情報及び前記第2類似度情報に基づいて、前記第1リスト及び前記第2リストのうちいずれかのリストを、第3リストとして選択し、
前記第3リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行う、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする認証方法。
(付記2)
前記第1撮影画像は、時系列に連続する複数の撮影画像の中から選択された画像であり、
前記第2撮影画像は、前記第1撮影画像において前記認証対象者が写っている領域の位置と、前記第1撮影画像以外の撮影画像において物体が写っている領域の位置とを比較することで、前記複数の撮影画像のうち前記第1撮影画像以外の撮影画像の中から選択された画像であることを特徴とする付記1記載の認証方法。
(付記3)
前記第3リストを選択する処理は、第1閾値よりも大きな類似度に対応する識別情報が前記第1リストに含まれており、かつ、第2閾値よりも大きな類似度に対応する識別情報が前記第2リストに含まれていない場合、前記第1リストを前記第3リストとして選択する処理を含むことを特徴とする付記1又は2記載の認証方法。
(付記4)
前記第1閾値よりも大きな類似度に対応する第1識別情報が前記第1リストに含まれており、かつ、前記第2閾値よりも大きな類似度に対応する第2識別情報が前記第2リストに含まれており、かつ、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが異なる場合、前記第1リスト及び前記第2リストから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報を含む第4リストを生成し、
前記第4リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行う、
処理を前記コンピュータがさらに実行することを特徴とする付記3記載の認証方法。
(付記5)
前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度の分布を示す第1分布情報に基づいて、前記第1閾値を決定し、
前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度の分布を示す第2分布情報に基づいて、前記第2閾値を決定する、
処理を前記コンピュータがさらに実行することを特徴とする付記3又は4記載の認証方法。
(付記6)
認証対象者が写っている第1撮影画像に含まれる顔画像の第1顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第1リストと、前記認証対象者が写っている第2撮影画像に含まれる顔画像の第2顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第2リストとを生成する生成部と、
前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度に関する第1類似度情報を求め、前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度に関する第2類似度情報を求め、前記第1類似度情報及び前記第2類似度情報に基づいて、前記第1リスト及び前記第2リストのうちいずれかのリストを、第3リストとして選択する選択部と、
前記第3リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行う認証部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記7)
前記第1撮影画像は、時系列に連続する複数の撮影画像の中から選択された画像であり、
前記第2撮影画像は、前記第1撮影画像において前記認証対象者が写っている領域の位置と、前記第1撮影画像以外の撮影画像において物体が写っている領域の位置とを比較することで、前記複数の撮影画像のうち前記第1撮影画像以外の撮影画像の中から選択された画像であることを特徴とする付記6記載の情報処理装置。
(付記8)
前記選択部は、第1閾値よりも大きな類似度に対応する識別情報が前記第1リストに含まれており、かつ、第2閾値よりも大きな類似度に対応する識別情報が前記第2リストに含まれていない場合、前記第1リストを前記第3リストとして選択することを特徴とする付記6又は7記載の情報処理装置。
(付記9)
前記選択部は、前記第1閾値よりも大きな類似度に対応する第1識別情報が前記第1リストに含まれており、かつ、前記第2閾値よりも大きな類似度に対応する第2識別情報が前記第2リストに含まれており、かつ、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが異なる場合、前記第1リスト及び前記第2リストから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報を含む第4リストを生成し、
前記認証部は、前記第4リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行うことを特徴とする付記8記載の情報処理装置。
(付記10)
前記選択部は、前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度の分布を示す第1分布情報に基づいて、前記第1閾値を決定し、前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度の分布を示す第2分布情報に基づいて、前記第2閾値を決定することを特徴とする付記8又は9記載の情報処理装置。
(付記11)
認証対象者が写っている第1撮影画像に含まれる顔画像の第1顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第1リストと、前記認証対象者が写っている第2撮影画像に含まれる顔画像の第2顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第2リストとを生成し、
前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度に関する第1類似度情報を求め、
前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度に関する第2類似度情報を求め、
前記第1類似度情報及び前記第2類似度情報に基づいて、前記第1リスト及び前記第2リストのうちいずれかのリストを、第3リストとして選択し、
前記第3リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行う、
処理をコンピュータに実行させるための認証プログラム。
(付記12)
前記第1撮影画像は、時系列に連続する複数の撮影画像の中から選択された画像であり、
前記第2撮影画像は、前記第1撮影画像において前記認証対象者が写っている領域の位置と、前記第1撮影画像以外の撮影画像において物体が写っている領域の位置とを比較することで、前記複数の撮影画像のうち前記第1撮影画像以外の撮影画像の中から選択された画像であることを特徴とする付記11記載の認証プログラム。
(付記13)
前記第3リストを選択する処理は、第1閾値よりも大きな類似度に対応する識別情報が前記第1リストに含まれており、かつ、第2閾値よりも大きな類似度に対応する識別情報が前記第2リストに含まれていない場合、前記第1リストを前記第3リストとして選択する処理を含むことを特徴とする付記11又は12記載の認証プログラム。
(付記14)
前記第1閾値よりも大きな類似度に対応する第1識別情報が前記第1リストに含まれており、かつ、前記第2閾値よりも大きな類似度に対応する第2識別情報が前記第2リストに含まれており、かつ、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが異なる場合、前記第1リスト及び前記第2リストから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報を含む第4リストを生成し、
前記第4リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行う、
処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする付記13記載の認証プログラム。
(付記15)
前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度の分布を示す第1分布情報に基づいて、前記第1閾値を決定し、
前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度の分布を示す第2分布情報に基づいて、前記第2閾値を決定する、
処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする付記13又は14記載の認証プログラム。
201 情報処理装置
211、422 生成部
212、423 選択部
213 認証部
401 クライアント端末
402 撮像装置
403 生体センサ
404 通信ネットワーク
405 サーバ
411 映像取得部
412 生体画像取得部
413 処理部
414、426 記憶部
415、425 通信部
416 出力部
421 顔認証部
424 生体認証部
431 登録情報
432-1~432-3 リスト
433 絞り込みリスト
434 認証結果
1001 CPU
1002 メモリ
1003 入力装置
1004 出力装置
1005 補助記憶装置
1006 媒体駆動装置
1007 ネットワーク接続装置
1008 バス
1009 可搬型記録媒体

Claims (7)

  1. 認証対象者が写っている第1撮影画像に含まれる顔画像の第1顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第1リストと、前記認証対象者が写っている第2撮影画像に含まれる顔画像の第2顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第2リストとを生成し、
    前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度に関する第1類似度情報を求め、
    前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度に関する第2類似度情報を求め、
    前記第1類似度情報及び前記第2類似度情報に基づいて、前記第1リスト及び前記第2リストのうちいずれかのリストを、第3リストとして選択し、
    前記第3リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行う、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする認証方法。
  2. 前記第1撮影画像は、時系列に連続する複数の撮影画像の中から選択された画像であり、
    前記第2撮影画像は、前記第1撮影画像において前記認証対象者が写っている領域の位置と、前記第1撮影画像以外の撮影画像において物体が写っている領域の位置とを比較することで、前記複数の撮影画像のうち前記第1撮影画像以外の撮影画像の中から選択された画像であることを特徴とする請求項1記載の認証方法。
  3. 前記第3リストを選択する処理は、第1閾値よりも大きな類似度に対応する識別情報が前記第1リストに含まれており、かつ、第2閾値よりも大きな類似度に対応する識別情報が前記第2リストに含まれていない場合、前記第1リストを前記第3リストとして選択する処理を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の認証方法。
  4. 前記第1閾値よりも大きな類似度に対応する第1識別情報が前記第1リストに含まれており、かつ、前記第2閾値よりも大きな類似度に対応する第2識別情報が前記第2リストに含まれており、かつ、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが異なる場合、前記第1リスト及び前記第2リストから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報を含む第4リストを生成し、
    前記第4リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行う、
    処理を前記コンピュータがさらに実行することを特徴とする請求項3記載の認証方法。
  5. 前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度の分布を示す第1分布情報に基づいて、前記第1閾値を決定し、
    前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度の分布を示す第2分布情報に基づいて、前記第2閾値を決定する、
    処理を前記コンピュータがさらに実行することを特徴とする請求項3又は4記載の認証方法。
  6. 認証対象者が写っている第1撮影画像に含まれる顔画像の第1顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第1リストと、前記認証対象者が写っている第2撮影画像に含まれる顔画像の第2顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第2リストとを生成する生成部と、
    前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度に関する第1類似度情報を求め、前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度に関する第2類似度情報を求め、前記第1類似度情報及び前記第2類似度情報に基づいて、前記第1リスト及び前記第2リストのうちいずれかのリストを、第3リストとして選択する選択部と、
    前記第3リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行う認証部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 認証対象者が写っている第1撮影画像に含まれる顔画像の第1顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第1リストと、前記認証対象者が写っている第2撮影画像に含まれる顔画像の第2顔情報に基づき選択された複数の候補者それぞれの識別情報を含む第2リストとを生成し、
    前記第1リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第1顔情報との間の類似度に関する第1類似度情報を求め、
    前記第2リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録顔情報と、前記第2顔情報との間の類似度に関する第2類似度情報を求め、
    前記第1類似度情報及び前記第2類似度情報に基づいて、前記第1リスト及び前記第2リストのうちいずれかのリストを、第3リストとして選択し、
    前記第3リストに含まれる複数の候補者それぞれの識別情報に対応付けられた登録生体情報と、前記認証対象者から取得された生体情報とを比較した比較結果に基づいて、前記認証対象者に対する認証を行う、
    処理をコンピュータに実行させるための認証プログラム。
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