JP7414676B2 - 負荷推定装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、負荷推定装置、方法およびプログラムに関する。
製造現場および物流現場などにおいて、作業者の作業時間および休憩時間を割り当てる際に、例えば、作業者の負荷推定が必要となる。作業者の負荷推定として、例えば、作業テーブルから負荷を推定する手法が知られている。この手法は、作業者が事前に決められた作業テーブルに従って作業するものと見なし、作業テーブルに含まれる各作業に対応付けられた負荷値に基づいて負荷推定を行う。しかし、この手法では、作業者の動作などが反映されていないため、推定された負荷と実際の負荷とが乖離する可能性がある。
また、別の作業者の負荷推定として、動作センサを用いて負荷を推定する手法が知られている。この手法は、作業者に装着された動作センサによって取得されたセンサデータから、負荷を推定し、負荷が一定以上となった場合に警告を発するものである。しかし、この手法では、短時間の休憩(例えば、休憩時間における休憩など)で解消する負荷であるのか、或いは長時間の休息(例えば、当日の作業を切り上げて安静にするなど)で解消する負荷であるのかという負荷の性質まで推定することは困難であった。
特開2019-115651号公報 特開2019-103609号公報
本発明が解決しようとする課題は、負荷の性質を考慮した負荷推定を行うことができる負荷推定装置、方法およびプログラムを提供することである。
一実施形態に係る負荷推定装置は、取得部と、動作推定部と、動作負荷推定部と、姿勢推定部と、姿勢負荷推定部と、第1の累積負荷推定部と、第2の累積負荷推定部とを備える。取得部は、計測対象からのセンサデータを取得する。動作推定部は、センサデータに基づいて計測対象の身体部位の動作を推定する。動作負荷推定部は、動作の情報に基づいて身体部位の動作負荷を推定する。姿勢推定部は、センサデータに基づいて身体部位の姿勢を推定する。姿勢負荷推定部は、姿勢の情報に基づいて身体部位の姿勢負荷を推定する。第1の累積負荷推定部は、動作負荷に基づいて第1の累積負荷を推定する。第2の累積負荷推定部は、動作負荷および姿勢負荷に基づいて第1の累積負荷よりも負荷解消にかかる期間の長い第2の累積負荷を推定する。
図1は、第1の実施形態に係る負荷推定装置を含む負荷推定システムの構成を例示するブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る負荷推定装置の構成を例示するブロック図である。 図3は、第1の実施形態における計測対象の状態と動作負荷と姿勢負荷と長期負荷との関係を説明する図である。 図4は、第1の実施形態に係る負荷推定装置の動作を例示するフローチャートである。 図5は、第2の実施形態に係る負荷推定装置の構成を例示するブロック図である。 図6は、第2の実施形態における足の状態と負荷係数とを対応付けたテーブルである。 図7は、第2の実施形態における腰の状態と負荷係数とを対応付けたテーブルである。 図8は、第2の実施形態における前腕の状態と負荷係数とを対応付けたテーブルである。 図9は、第2の実施形態における上腕の状態と負荷係数とを対応付けたテーブルである。 図10は、第2の実施形態における上腕の運動強度と上腕の状態との関係を説明する図である。 図11は、第2の実施形態に係る負荷推定装置の動作を例示するフローチャートである。 図12は、第3の実施形態に係る負荷推定装置の構成を例示するブロック図である。 図13は、第3の実施形態における作業種別と複数の身体部位の状態とを対応付けたテーブルである。 図14は、第3の実施形態に係る負荷推定装置の動作を例示するフローチャートである。 図15は、第3の実施形態の応用例における作業種別と複数の身体部位の負荷係数を対応付けたテーブルである。 図16は、第3の実施形態の応用例における上腕の運動強度と上腕の状態との関係を説明する図である。 図17は、一実施形態における計測対象と複数の身体部位の長期累積負荷値とを対応付けたテーブルである。 図18は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成を例示するブロック図である。
以下、図面を参照しながら、負荷推定装置の実施形態について詳細に説明する。実施形態は、計測対象からのセンサデータを用いて短期負荷および長期負荷を推定する負荷推定装置に関する。実施形態において、短期負荷は、例えば、短時間の休憩を要する負荷である。短時間の休憩とは、例えば、休憩時間における休憩および昼休みなど、当日の作業の合間などに設けられる休憩である。長期負荷は、例えば、長時間の休息を要する負荷である。長時間の休息とは、例えば、当日の作業を切り上げて安静にする、および翌日を休みにするなど、当日の作業の枠外での休憩である。或いは、短期負荷は、例えば、一定時間未満の休息で解消できる可能性のある性質の負荷である。長期負荷は、例えば、一定時間以上の休息で解消できる可能性のある性質の負荷である。即ち、長期負荷は、短期負荷よりも負荷解消にかかる期間が長いという性質を有する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る負荷推定装置を含む負荷推定システムの構成を例示するブロック図である。図1の負荷推定システム1は、負荷推定装置100と、出力装置110と、一つ以上のセンサとを備える。図1では、一つ以上のセンサとして、第1のセンサ121、第2のセンサ122、第3のセンサ123、および第4のセンサ124を例示する。一つ以上のセンサは、同一計測対象についての一つ以上のセンサデータを取得する。負荷推定装置100は、一つ以上のセンサデータに基づいて、短期負荷および長期負荷を推定する。出力装置110は、短期負荷および長期負荷に基づく表示データを表示する。尚、負荷推定システム1は、他の計測対象についてのセンサデータを取得するセンサを含んでもよい。計測対象は、例えば、工場などの作業現場で作業をする作業者である。
出力装置110は、例えば、モニタである。出力装置110は、負荷推定装置100から表示データを受け取る。出力装置110は、表示データを表示する。尚、出力装置110は、表示データを表示可能であればモニタに限らない。例えば、出力装置110は、プロジェクタおよびプリンタでもよい。また、出力装置110は、スピーカを備えてもよい。
一つ以上のセンサは、例えば、計測対象の複数の身体部位に装着されたウェアラブルデバイスに内蔵される。以降では、ウェアラブルデバイスとセンサとは同様の意味で用いることとする。複数の身体部位は、例えば、手首、上腕、足首、上腿、腰、背中、および頭などである。一つ以上のセンサのうちの各センサは、例えば、加速度データ、角速度データ、地磁気データ、気圧データ、温湿度データ、筋電位データ、および脈派データなどの少なくとも一つの計測データをセンサデータとして取得する。好適には、各センサは、少なくとも加速度データおよび角速度データをセンサデータとして取得する。計測データは、複数のチャネルを含んでもよい。例えば、計測データが加速度データである場合、センサデータは、加速度の各方向成分に対応する3チャネル分の計測データを含む。また、計測データが角速度データである場合、センサデータは、角速度の各方向成分に対応する3チャネル分の計測データを含む。本実施形態では、一つ以上のセンサとして、第1のセンサ121、第2のセンサ122、第3のセンサ123、および第4のセンサ124を利用する場合について説明される。
第1のセンサ121は、例えば、計測対象の足首に装着される。第1のセンサ121は、計測対象の足の状態をセンサデータとして計測する。第1のセンサ121は、計測したセンサデータを負荷推定装置100へと出力する。
第2のセンサ122は、例えば、計測対象の腰に装着される。第2のセンサ122は、計測対象の腰の状態をセンサデータとして計測する。第2のセンサ122は、計測したセンサデータを負荷推定装置100へと出力する。
第3のセンサ123は、例えば、計測対象の手首に装着される。第3のセンサ123は、計測対象の手首(前腕)の状態をセンサデータとして計測する。第3のセンサ123は、計測したセンサデータを負荷推定装置100へと出力する。
第4のセンサ124は、例えば、計測対象の上腕に装着される。第4のセンサ124は、計測対象の上腕の状態をセンサデータとして計測する。第4のセンサ124は、計測したセンサデータを負荷推定装置100へと出力する。
図2は、第1の実施形態に係る負荷推定装置の構成を例示するブロック図である。図2の負荷推定装置100は、データ取得部210(取得部)と、動作推定部220と、動作負荷推定部230と、姿勢推定部240と、姿勢負荷推定部250と、短期負荷推定部260(第1の累積負荷推定部)と、長期負荷推定部270(第2の累積負荷推定部)とを備える。尚、動作推定部220および姿勢推定部240は、一つの推定部としてまとめられてもよい。言い換えると、動作推定部220において、姿勢推定部240の各処理が行われてもよいし、姿勢推定部240において、動作推定部220の各処理が行われてもよい。
データ取得部210は、第1のセンサ121、第2のセンサ122、第3のセンサ123、および第4のセンサ124のそれぞれからセンサデータを取得する。以降では、それぞれのセンサデータを区別する必要が無い場合、単にセンサデータとする。データ取得部210は、取得したセンサデータを動作推定部220および姿勢推定部240へと出力する。尚、データ取得部210は、取得したセンサデータを、図示しない記憶部へ記憶させてもよいし、外部のサーバへ送信してもよい。
動作推定部220は、データ取得部210からセンサデータを受け取る。動作推定部220は、センサデータに基づいて計測対象の身体部位の動作を推定する。動作推定部220は、推定した動作の情報(動作情報)を動作負荷推定部230へと出力する。尚、動作推定部220は、特定の身体部位を含む一カ所以上の身体部位に装着された一つ以上のセンサからのセンサデータを用いて、特定の身体部位の動作を推定してもよいし、特定の身体部位の動作と一カ所以上の他の身体部位の動作とを推定してもよいし、計測対象の全身の動作を推定してもよい。
具体的には、動作推定部220は、センサデータのパターンから、計測対象の身体部位の運動量を推定する。より具体的には、動作推定部220は、例えば、静止時のセンサパターンと作業時のセンサパターンとの差分のパターンを用いて、身体部位が動いた量と動いていた時間との積、および加速度の二回積分などを用いて運動量を算出する。また、動作推定部220は、一般的に知られている一つ以上のアルゴリズムを実行することによって運動量を算出してもよい。尚、動作推定部220は、運動量から運動強度を算出してもよい。
なお、動作推定部220は、身体部位の動作の種類を推定してもよい。この場合、動作推定部220は、センサデータを入力すると身体部位の動作の種類を出力するように学習された機械学習の学習済みモデルを用いて動作の種類を推定してもよい。また、動作推定部220は、センサデータのパターンから、計測対象が作業中か否か、および休憩中か否かの少なくともいずれかを推定してもよい。
動作負荷推定部230は、動作推定部220から動作情報を受け取る。動作負荷推定部230は、動作情報に基づいて動作負荷を推定する。動作負荷推定部230は、推定した動作負荷の情報(動作負荷情報)を短期負荷推定部260および長期負荷推定部270へと出力する。
具体的には、動作負荷推定部230は、動作情報に運動量が含まれる場合、例えば、算出された運動量に対して、一般的に知られている一つ以上のアルゴリズムを実行することによって動作負荷を推定する。
姿勢推定部240は、データ取得部210からセンサデータを受け取る。姿勢推定部240は、センサデータに基づいて計測対象の姿勢を推定する。姿勢推定部240は、推定した姿勢の情報(姿勢情報)を姿勢負荷推定部250へと出力する。尚、姿勢推定部240は、特定の身体部位を含む一カ所以上の身体部位に装着された一つ以上のセンサからのセンサデータを用いて、特定の身体部位の姿勢を推定してもよいし、特定の身体部位の姿勢と一カ所以上の他の身体部位の姿勢とを推定してもよいし、計測対象の全身の姿勢を推定してもよい。
具体的には、姿勢推定部240は、センサデータのパターンから、計測対象の身体部位の姿勢の種類を推定する。より具体的には、姿勢推定部240は、例えば、センサパターンの特徴量と姿勢の種類とを対応付けたテーブルを用いて特徴量マッチングによって姿勢の種類を推定する。また、姿勢推定部240は、一般的に知られている一つ以上のアルゴリズムを実行することによって姿勢の種類を算出してもよい。尚、姿勢推定部240は、センサデータを入力すると姿勢の種類を出力するように学習された機械学習の学習済みモデルを用いて姿勢の種類を推定してもよい。
なお、姿勢推定部240は、センサデータのパターンから、計測対象が作業中か否か、および休憩中か否かの少なくともいずれかを推定してもよい。
姿勢負荷推定部250は、姿勢推定部240から姿勢情報を受け取る。姿勢負荷推定部250は、姿勢情報に基づいて姿勢負荷を推定する。姿勢負荷推定部250は、推定した姿勢負荷の情報(姿勢負荷情報)を長期負荷推定部270へと出力する。
具体的には、姿勢負荷推定部250は、姿勢情報に対して、一般的に知られている一つ以上のアルゴリズムを実行することによって姿勢負荷を推定する。
短期負荷推定部260は、動作負荷推定部230から動作負荷情報を受け取る。短期負荷推定部260は、動作負荷情報に基づいて短期負荷(第1の累積負荷)を推定する。具体的には、短期負荷推定部260は、所定の時間に行われた同一の動作負荷を累積することによって短期負荷を推定する。尚、短期負荷推定部260は、所定の時間に行われた同一の動作負荷の回数が増加するに従って累積負荷の加算割合を減少させてもよい。
なお、動作負荷を動作および負荷値の組として表した場合、短期負荷推定部260は、所定の時間に行われた同一の動作についての負荷値を累積することによって短期負荷を累積してもよい。
長期負荷推定部270は、動作負荷推定部230から動作負荷情報を受け取り、姿勢負荷推定部250から姿勢負荷情報を受け取る。長期負荷推定部270は、動作負荷情報および姿勢負荷情報に基づいて長期負荷(第2の累積負荷)を推定する。具体的には、長期負荷推定部270は、所定の時間に行われた同一の動作負荷の回数、および同一の姿勢負荷の継続時間に基づいて長期負荷を推定する。尚、長期負荷推定部270は、推定された長期負荷に基づいて負荷解消に係る予測時間を算出してもよい。
図3は、第1の実施形態における計測対象の状態と動作負荷と姿勢負荷と長期負荷との関係を説明する図である。図3では、計測対象の状態として、時系列に4つの状態311から314までが示されている。具体的には、状態311は、時刻t0から時刻t2まで作業が行われたことを示す。状態312は、時刻t2から時刻t3まで休憩していたことを示す。状態313は、時刻t3から時刻t5まで作業が行われたことを示す。状態314は、時刻t5から時刻t6まで休憩していたことを示す。
また、図3には、時刻t0から時刻t6までの期間に対応するグラフ320、グラフ330、およびグラフ340が示されている。グラフ320は動作負荷(短期負荷)に対応し、グラフ330は姿勢負荷に対応し、グラフ340は長期負荷に対応する。尚、図3のグラフ320、グラフ330、およびグラフ340は、特定の動作、或いは特定の姿勢に関するものとする。また、これらの動作および姿勢は、例えば、センサデータの波形から類推されてよい。尚、以下の説明では、計測対象の特定の動作および特定の姿勢が推定されているものとする。
時刻t0において、計測対象が作業を開始すると、動作負荷推定部230は、計測対象の動作負荷を推定する。また、短期負荷推定部260は、推定された動作負荷情報に含まれる負荷値を時間経過と共に累積する。これにより、グラフ320の波形には、時刻t0から時刻t2までにおいて、非線形に増加する負荷値の累積値(累積負荷値)が示されている。
また、時刻t0において、姿勢負荷推定部250は、計測対象の姿勢負荷を推定する。説明の都合上、作業対象は、作業中において特定の姿勢を維持し続けているものとする。また、姿勢負荷情報には、特定の姿勢に対応した負荷値が含まれているものとする。これにより、グラフ330の波形には、時刻t0から時刻t2までにおいて、特定の姿勢に対応した負荷値plが一定に示されている。
また、時刻t0において、長期負荷推定部270は、動作負荷情報と姿勢負荷情報とに基づいて長期負荷になり得る負荷値を時間経過と共に累積する。例えば、長期負荷推定部270は、姿勢負荷が継続して発生している時間長Tpl1に対応する時刻t0から時刻t2までにおいて、姿勢負荷による負荷値を時間経過と共に累積する。さらに、長期負荷推定部270は、短期負荷における累積負荷値が閾値th1を越える時刻t1から時刻t2までにおいて、短期負荷による負荷値を更に累積させる。これにより、グラフ340の波形には、時刻t0から時刻t1までと、時刻t1から時刻t2までとにおいて、それぞれ略線形に増加する負荷値の累積値(累積負荷値)が示されている。また、グラフ340の波形において、時刻t0から時刻t1までに対応する区間341の傾きよりも、時刻t1から時刻t2までに対応する区間342の傾きの方が大きく示されている。これは、時刻t1以降において、動作負荷が長期負荷に組み込まれていることを意味する。
次に、時刻t2において、計測対象の休憩状態を契機に、短期負荷推定部260は、負荷値の累積を終了し、累積負荷値を初期値(例えば、ゼロ)にする。また、休憩状態では負荷推定を行わないこととする。よって、グラフ320の波形には、時刻t2から時刻t3までにおいて、ゼロを示す累積負荷値が示されている。
また、時刻t2において、姿勢負荷推定部250は、作業対象が休憩状態であることを推定し、負荷値を推定しないか、負荷値をゼロとする。これにより、グラフ330の波形には、時刻t2から時刻t3までにおいて、ゼロを示す負荷値が示されている。
また、時刻t2において、長期負荷推定部270は、長期負荷に組み込まれる動作負荷および姿勢負荷が無いため、これまでに累積された負荷値をそのまま維持する。これにより、グラフ340の波形には、時刻t2から時刻t3までに対応する区間343において、区間341と区間342とを経て累積された累積負荷値ll1が示されている。
次に、時刻t3において、作業対象が再び作業を開始すると、動作負荷推定部230は、計測対象の動作負荷を推定する。また、短期負荷推定部260は、推定された動作負荷情報に含まれる負荷値を時間経過と共に累積する。これにより、グラフ320の波形には、時刻t3から時刻t5までにおいて、非線形に増加する累積負荷値が表示されている。
また、時刻t3において、姿勢負荷推定部250は、計測対象の姿勢負荷を推定する。ここで、作業対象は、状態311と同様の作業を行っているものとする。よって、グラフ330の波形には、時刻t3から時刻t5までにおいて、負荷値plが一定に示されている。
また、時刻t3において、長期負荷推定部270は、動作負荷情報と姿勢負荷情報とに基づいて長期負荷になり得る負荷値を時間経過と共に累積する。例えば、長期負荷推定部270は、姿勢負荷が継続して発生している時間長Tpl2に対応する時刻t3から時刻t5までにおいて、姿勢負荷による負荷値を時間経過と共に累積する。さらに、長期負荷推定部270は、短期負荷における累積負荷値が閾値th1を越える時刻t4から時刻t5までにおいて、短期負荷による負荷値を更に累積させる。これにより、グラフ340の波形には、時刻t3から時刻t4までと、時刻t4から時刻t5までとにおいて、それぞれ略線形に増加する累積負荷値が示されている。また、グラフ340の波形において、時刻t3から時刻t4までに対応する区間344の傾きよりも、時刻t4から時刻t5までに対応する区間345の傾きの方が大きく示されている。これは、時刻t4以降において、動作負荷が長期負荷に組み込まれていることを意味する。
次に、時刻t5において、計測対象の休憩状態を契機に、短期負荷推定部260は、負荷値の累積を終了し、累積負荷値をゼロにする。よって、グラフ320の波形には、時刻t5から時刻t6までにおいて、ゼロを示す累積負荷値が示されている。
また、時刻t5において、姿勢負荷推定部250は、作業対象が休憩状態であることを推定し、負荷値を推定しないか、負荷値をゼロとする。これにより、グラフ330の波形には、時刻t5から時刻t6までにおいて、ゼロを示す負荷値が示されている。
また、時刻t5において、長期負荷推定部270は、長期負荷に組み込まれる動作負荷および姿勢負荷が無いため、これまでに累積された負荷値をそのまま維持する。これにより、グラフ340の波形には、時刻t5から時刻t6までに対応する区間346において、累積負荷値ll1をベースとして区間344と区間345とを経て累積された累積負荷値ll2が示されている。
なお、負荷推定装置100は、図示しないメモリおよびプロセッサを備えてもよい。メモリは、例えば、負荷推定装置100の動作に関する各種プログラム(例えば、作業者の負荷を推定する負荷推定プログラムなど)を記憶する。プロセッサは、メモリに保存された各種プログラムを実行することで、データ取得部210、動作推定部220、動作負荷推定部230、姿勢推定部240、姿勢負荷推定部250、短期負荷推定部260、および長期負荷推定部270の各機能を実現する。
以上、第1の実施形態に係る負荷推定システム1および負荷推定装置100の構成について説明した。次に、負荷推定装置100の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
図4は、第1の実施形態に係る負荷推定装置の動作を例示するフローチャートである。図4のフローチャートの処理は、ユーザよって負荷推定プログラムが実行されることで開始する。
(ステップS410)
負荷推定プログラムが実行されると、データ取得部210は、計測対象からのセンサデータを取得する。
(ステップS420)
センサデータを取得した後、動作推定部220は、取得されたセンサデータに基づいて計測対象の動作を推定する。
(ステップS430)
動作を推定した後、動作負荷推定部230は、推定された動作に基づいて動作負荷を推定する。
(ステップS440)
動作負荷を推定した後、姿勢推定部240は、センサデータに基づいて計測対象の姿勢を推定する。
(ステップS450)
姿勢を推定した後、姿勢負荷推定部250は、推定された姿勢に基づいて姿勢負荷を推定する。
なお、ステップS440およびステップS450の処理は、ステップS410の処理の後に行われてもよい。また、ステップS440およびステップS450の処理は、ステップS420およびステップS430の処理と共に行われてもよい。
(ステップS460)
姿勢負荷を推定した後、短期負荷推定部260は、推定された動作負荷に基づいて短期負荷を推定する。
(ステップS470)
短期負荷を推定した後、長期負荷推定部270は、推定された動作負荷および推定された姿勢負荷に基づいて長期負荷を推定する。ステップS470の処理の後、負荷推定プログラムを終了する。尚、ステップS470の処理は、ステップS460の処理と共に行われてもよい。
なお、センサデータをリアルタイムで取得している場合、ステップS470の処理の後、ステップS410へ戻り、以降の処理を繰り返すものとする。また、負荷推定プログラムは、ユーザによる指示で終了してもよい。
以上説明したように、第1の実施形態に係る負荷推定装置は、計測対象からのセンサデータを取得し、センサデータに基づいて計測対象の身体部位の動作を推定し、動作の情報に基づいて身体部位の動作負荷を推定し、センサデータに基づいて身体部位の姿勢を推定し、姿勢の情報に基づいて身体部位の姿勢負荷を推定し、動作負荷に基づいて第1の累積負荷を推定し、動作負荷および姿勢負荷に基づいて第1の累積負荷よりも負荷解消にかかる期間の長い第2の累積負荷を推定する。
従って、第1の実施形態に係る負荷推定装置は、負荷の性質を考慮した負荷推定を行うことができる。また、第1の実施形態に係る負荷推定装置を利用することによって、作業従事者の生産性を効率的に高める作業計画作りが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、負荷推定装置の基本的な構成および動作について説明した。他方、第2の実施形態では、負荷推定装置において、身体部位の状態に対応する負荷係数を用いて動作負荷推定および姿勢負荷推定を行うことについて説明する。
図5は、第2の実施形態に係る負荷推定装置の構成を例示するブロック図である。図5の負荷推定装置500は、データ取得部510と、動作推定部520と、動作負荷推定部530と、姿勢推定部540と、姿勢負荷推定部550と、短期負荷推定部560(第1の累積負荷推定部)と、長期負荷推定部570(第2の累積負荷推定部)と、モデル記憶部580とを備える。尚、データ取得部510、動作推定部520、姿勢推定部540、短期負荷推定部560、および長期負荷推定部570は、データ取得部210、動作推定部220、姿勢推定部240、短期負荷推定部260、および長期負荷推定部270と同様の構成であるため、説明を省略する。
モデル記憶部580は、身体部位の状態と負荷係数とを対応付けた負荷テーブル(第1のテーブル)を記憶する。身体部位は、例えば、足、腰、上腕、および前腕に分類される。身体部位の状態は、例えば、動作および姿勢に分類される。負荷係数は、例えば、負荷の度合いによって分類される。また、負荷係数は、例えば、全身の重さに対する身体部位の重さの比率、または身体部位の重さと身体部位の筋肉量との関係の少なくともいずれかに基づいて決められる。モデル記憶部580は、負荷テーブルを動作負荷推定部530および姿勢負荷推定部550へと出力する。
図6は、第2の実施形態における足の状態と負荷係数とを対応付けたテーブルである。図6のテーブル600(負荷テーブル)では、足の状態が動作および姿勢に分類されている。足の状態としての動作(足の動作)は、例えば、「歩行」、「屈伸」、「昇る」、および「降りる」の四つに分類されている。分類された足の動作には、それぞれ負荷係数「3」、「5」、「7」、および「4」が対応付けられている。また例えば、足の状態としての姿勢(足の姿勢)は、「伸長」、「屈曲」、および「中腰」の三つに分類されている。分類された足の姿勢には、それぞれ負荷係数「1」、「3」、および「7」が対応付けられている。
図7は、第2の実施形態における腰の状態と負荷係数とを対応付けたテーブルである。図7のテーブル700(負荷テーブル)では、腰の状態が動作および姿勢に分類されている。腰の状態としての動作(腰の動作)は、例えば、「屈曲から伸長」および「伸長から屈曲」の二つに分類されている。分類された腰の動作には、それぞれ負荷係数「5」および「2」が対応付けられている。また例えば、腰の状態としての姿勢(腰の姿勢)は、「伸長」、「屈曲」、および「座位屈曲」の三つに分類されている。分類された腰の姿勢には、それぞれ負荷係数「1」、「3」、および「0」が対応付けられている。
図8は、第2の実施形態における前腕の状態と負荷係数とを対応付けたテーブルである。図8のテーブル800(負荷テーブル)では、前腕の状態が動作および姿勢に分類されている。前腕の状態としての動作(前腕の動作)は、例えば、「屈曲」および「筆記」の二つに分類されている。分類された前腕の動作には、それぞれ負荷係数「2」および「2」が対応付けられている。また例えば、前腕の状態としての姿勢(前腕の姿勢)は、「中空維持」および「脱力」の二つに分類されている。分類された前腕の姿勢には、それぞれ負荷係数「2」および「0」が対応付けられている。
図9は、第2の実施形態における上腕の状態と負荷係数とを対応付けたテーブルである。図9のテーブル900(負荷テーブル)では、上腕の状態が動作および姿勢に分類されている。上腕の状態としての動作(上腕の動作)は、例えば、「水平移動」および「鉛直移動」の二つに分類されている。分類された上腕の動作には、それぞれ負荷係数「1」および「3」が対応付けられている。また例えば、上腕の状態としての姿勢(上腕の姿勢)は、「支え有り維持」、「脱力」、および「中空維持」の三つに分類されている。分類された上腕の姿勢には、それぞれ負荷係数「2」、「0」、および「5」が対応付けられている。
動作負荷推定部530は、動作推定部520から動作情報を受け取り、モデル記憶部580から負荷テーブルを読み出す。動作負荷推定部530は、動作情報および負荷テーブルに基づいて動作負荷を推定する。動作負荷推定部530は、推定した動作負荷の情報(動作負荷情報)を短期負荷推定部560および長期負荷推定部570へと出力する。
具体的には、動作負荷推定部530は、動作情報に、身体部位の動作と、身体部位の動作における運動強度とが含まれる場合、例えば、身体部位の動作における運動強度と、身体部位の動作に対応する負荷係数とを用いて所定の演算(例えば、乗算)を行うことによって負荷値(動作負荷)を推定する。
姿勢負荷推定部550は、姿勢推定部540から姿勢情報を受け取り、モデル記憶部580から負荷テーブルを読み出す。姿勢負荷推定部550は、姿勢情報および負荷テーブルに基づいて姿勢負荷を推定する。姿勢負荷推定部550は、推定した姿勢負荷の情報(姿勢負荷情報)を長期負荷推定部570へと出力する。
具体的には、姿勢負荷推定部550は、姿勢情報に、身体部位の姿勢と、身体部位の姿勢の継続時間とが含まれる場合、例えば、身体部位の姿勢の継続時間と、身体部位の姿勢に対応する負荷係数とを用いて所定の演算(例えば、乗算)を行うことによって負荷値(姿勢負荷)を推定する。
図10は、第2の実施形態における上腕の運動強度と上腕の状態との関係を説明する図である。図10には、上腕の運動強度を時系列に表したグラフ1000が示される。例えば、動作推定部520は、上腕の運動強度が第1の閾値(閾値th2)を越えた場合、上腕の状態が鉛直移動の動作を行っていると推定する。そして、動作推定部520は、上腕の運動強度が閾値th2よりも大きい第2の閾値(閾値th3)を越えた場合、上腕の状態が中空維持の姿勢を維持していると推定する。
具体的には、グラフ1000は、時刻t10から上腕の運動強度が増加し、時刻t20に達すると上腕の運動強度が閾値th2を越える。さらに、グラフ1000は、運動強度が増加し、時刻t21に達すると上腕の運動強度が閾値th3を越え、そのまま時刻t22まで閾値th3を越えた状態が維持される。そして、グラフ1000は、時刻t22において上腕の運動強度が閾値th3を下回り、時刻t30において上腕の運動強度が閾値th2を下回り、時刻t40において上腕の運動強度が初期値(ゼロ)となる。
動作推定部520は、時刻t20から時刻t21までを鉛直移動の動作と推定し、時刻t21から時刻t22までを中空維持の姿勢と推定し、時刻t22から時刻t30までを鉛直移動の動作と推定する。尚、動作推定部520は、中空維持の姿勢を推定しなくてもよい。例えば、動作推定部520は、センサデータのパターンから、時刻t21から時刻t22までを、上腕の動作ではないと推定してもよい。この場合、姿勢推定部540は、センサデータのパターンから、時刻t21から時刻t22までを、上腕の姿勢(中空維持)であると推定する。
以上、第2の実施形態に係る負荷推定装置500の構成について説明した。次に、負荷推定装置500の動作について図11のフローチャートを用いて説明する。
図11は、第2の実施形態に係る負荷推定装置の動作を例示するフローチャートである。図11のフローチャートの処理は、ユーザによって負荷推定プログラムが実行されることで開始する。尚、図11のフローチャートにおけるステップS1110、ステップS1120、ステップS1140、ステップS1160、およびステップS1170は、図4のフローチャートにおけるステップS410、ステップS420、ステップS440、ステップS460、およびステップS470と同様の処理であるため、説明を省略する。
(ステップS1130)
ステップS1120において動作を推定した後、動作負荷推定部530は、推定された動作および負荷テーブルに基づいて動作負荷を推定する。
(ステップS1150)
ステップS1140において姿勢を推定した後、姿勢負荷推定部550は、推定された姿勢および負荷テーブルに基づいて姿勢負荷を推定する。
以上説明したように、第2の実施形態に係る負荷推定装置は、計測対象からのセンサデータを取得し、センサデータに基づいて計測対象の身体部位の動作を推定し、動作の情報および負荷テーブル(第1のテーブル)に基づいて身体部位の動作負荷を推定し、センサデータに基づいて身体部位の姿勢を推定し、姿勢の情報および負荷テーブルに基づいて身体部位の姿勢負荷を推定し、動作負荷に基づいて第1の累積負荷を推定し、動作負荷および姿勢負荷に基づいて第1の累積負荷よりも負荷解消にかかる期間の長い第2の累積負荷を推定する。
従って、第2の実施形態に係る負荷推定装置は、負荷テーブルを用いて動作負荷および姿勢負荷を推定することにより、短期負荷および長期負荷について高精度な負荷推定を行うことができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態および第2の実施形態では、作業者の身体部位の動作および姿勢に基づいて動作負荷推定および姿勢負荷推定が行われることについて説明した。他方、第2の実施形態では、更に作業種別も考慮されて動作負荷推定および姿勢負荷推定が行われることについて説明する。
図12は、第3の実施形態に係る負荷推定装置の構成を例示するブロック図である。図12の負荷推定装置1200は、データ取得部1210と、動作推定部1220と、動作負荷推定部1230と、姿勢推定部1240と、姿勢負荷推定部1250と、短期負荷推定部1260(第1の累積負荷推定部)と、長期負荷推定部1270(第2の累積負荷推定部)と、モデル記憶部1280と、作業種別推定部1290とを備える。尚、動作推定部1220、姿勢推定部1240、短期負荷推定部1260、および長期負荷推定部1270は、動作推定部220、姿勢推定部240、短期負荷推定部260、および長期負荷推定部270と同様の構成であるため、説明を省略する。
データ取得部1210は、第1のセンサ121、第2のセンサ122、第3のセンサ123、および第4のセンサ124のそれぞれからセンサデータを取得する。データ取得部1210は、取得したセンサデータを動作推定部1220、姿勢推定部1240、および作業種別推定部1290へと出力する。
作業種別推定部1290は、データ取得部1210からセンサデータを受け取る。作業種別推定部1290は、センサデータに基づいて計測対象の作業種別を推定する。作業種別推定部1290は、推定した作業種別の情報(作業種別情報)を動作負荷推定部1230および姿勢負荷推定部1250へと出力する。
具体的には、作業種別推定部1290は、センサデータのパターンから、計測対象の作業種別を推定する。より具体的には、作業種別推定部1290は、例えば、センサパターンの特徴量と作業種別とを対応付けたテーブルを用いて特徴量マッチングによって作業種別を推定する。また、作業種別推定部1290は、一般的に知られている一つ以上のアルゴリズムを実行することによって作業種別を推定してもよい。尚、作業種別推定部1290は、センサデータを入力すると作業種別を出力するように学習された機械学習の学習済みモデルを用いて作業種別を推定してもよい。
モデル記憶部1280は、負荷テーブル(第1のテーブル)、および作業種別と身体部位の状態とを対応付けた作業種別テーブル(第2のテーブル)を記憶する。作業種別は、例えば、台車押し、機器組立、ロウ付け、および重筋作業などに分類される。モデル記憶部1280は、負荷テーブルおよび作業種別テーブルを動作負荷推定部1230および姿勢負荷推定部1250へと出力する。
図13は、第3の実施形態における作業種別と複数の身体部位の状態とを対応付けたテーブルである。図13のテーブル1300(作業種別テーブル)では、特定の作業種別と、特定の作業種別において発生する身体部位の状態とが対応付けられている。一例を挙げると、作業種別「台車押し」には、足の動作「歩行」および足の姿勢「伸長」、腰の姿勢「伸長」「屈曲」、前腕の姿勢「中空維持」「脱力」、上腕の姿勢「脱力」「中空維持」が対応付けられている。例えば、腰の動作、前腕の動作、および上腕の動作は、作業種別「台車押し」には対応付けられていない。これにより、作業種別に関係のない動作負荷は推定しないなどの処理を行うことができる。
動作負荷推定部1230は、動作推定部1220から動作情報を受け取り、作業種別推定部1290から作業種別情報を受け取り、モデル記憶部1280から負荷テーブルおよび作業種別テーブルを読み出す。動作負荷推定部1230は、動作情報、作業種別情報、負荷テーブル、および作業種別テーブルに基づいて動作負荷を推定する。動作負荷推定部1230は、推定した動作負荷の情報(動作負荷情報)を短期負荷推定部1260および長期負荷推定部1270へと出力する。
具体的には、動作負荷推定部1230は、作業種別情報と作業種別テーブルとを用いて、算出対象の動作を決定する。そして、動作負荷推定部1230は、動作情報に、身体部位の動作と、身体部位の動作における運動強度とが含まれる場合、例えば、身体部位の動作における運動強度と、身体部位の動作に対応する負荷係数とを用いて所定の演算(例えば、乗算)を行うことによって負荷値(動作負荷)を推定する。このとき、動作負荷推定部1230は、動作情報に含まれる身体部位の動作と、算出対象の動作とが不一致の場合、身体部位の動作についての負荷値の推定を行わなくてもよい。これにより、推定された作業種別に関係の無い動作を排除することができる。
姿勢負荷推定部1250は、姿勢推定部1240から姿勢情報を受け取り、作業種別推定部1290から作業種別情報を受け取り、モデル記憶部1280から負荷テーブルおよび作業種別テーブルを読み出す。姿勢負荷推定部1250は、姿勢情報、作業種別情報、負荷テーブル、および作業種別テーブルに基づいて姿勢負荷を推定する。姿勢負荷推定部1250は、推定した姿勢負荷の情報(姿勢負荷情報)を長期負荷推定部1270へと出力する。
具体的には、姿勢負荷推定部1250は、作業種別情報と作業種別テーブルとを用いて、算出対象の姿勢を決定する。そして、姿勢負荷推定部1250は、姿勢情報に、身体部位の姿勢と、身体部位の姿勢の継続時間とが含まれる場合、例えば、身体部位の姿勢の継続時間と、身体部位の姿勢に対応する負荷係数とを用いて所定の演算(例えば、乗算)を行うことによって負荷値(姿勢負荷)を推定する。このとき、姿勢負荷推定部1250は、姿勢情報に含まれる身体部位の姿勢と、算出対象の姿勢とが不一致の場合、身体部位の姿勢についての負荷値の推定を行わなくてもよい。これにより、推定された作業種別に関係の無い姿勢を排除することができる。
以上、第3の実施形態に係る負荷推定装置1200の構成について説明した。次に、負荷推定装置1200の動作について図14のフローチャートを用いて説明する。
図14は、第3の実施形態に係る負荷推定装置の動作を例示するフローチャートである。図14のフローチャートの処理は、ユーザによって負荷推定プログラムが実行されることで開始する。尚、図14のフローチャートにおけるステップS1410、ステップS1430、ステップS1450、ステップS1470、およびステップS1480は、図4のフローチャートにおけるステップS410、ステップS420、ステップS440、ステップS460、およびステップS470と同様の処理であるため、説明を省略する。
(ステップS1420)
ステップS1410においてセンサデータを取得した後、作業種別推定部1290は、センサデータに基づいて計測対象の作業種別を推定する。
(ステップS1440)
ステップS1430において動作を推定した後、動作負荷推定部1230は、推定された動作、推定された作業種別、負荷テーブル、および作業種別テーブルに基づいて動作負荷を推定する。
(ステップS1460)
ステップS1450において姿勢を推定した後、姿勢負荷推定部1250は、推定された姿勢、推定された作業種別、負荷テーブル、および作業種別テーブルに基づいて姿勢負荷を推定する。
以上説明したように、第3の実施形態に係る負荷推定装置は、計測対象からのセンサデータを取得し、センサデータに基づいて計測対象の作業種別を推定し、センサデータに基づいて計測対象の身体部位の動作を推定し、動作の情報、作業種別の情報、負荷テーブル(第1のテーブル)、および作業種別テーブル(第2のテーブル)に基づいて身体部位の動作負荷を推定し、センサデータに基づいて身体部位の姿勢を推定し、姿勢の情報、作業種別の情報、負荷テーブル、および作業種別テーブルに基づいて身体部位の姿勢負荷を推定し、動作負荷に基づいて第1の累積負荷を推定し、動作負荷および姿勢負荷に基づいて第1の累積負荷よりも負荷解消にかかる期間の長い第2の累積負荷を推定する。
従って、第3の実施形態に係る負荷推定装置は、作業種別を推定し、負荷テーブルおよび作業種別テーブルを用いて動作負荷および姿勢負荷を推定することにより、短期負荷および長期負荷について高精度な負荷推定を行うことができる。
(第3の実施形態の応用例)
第3の実施形態では、身体部位の状態と負荷係数とが対応付けられた負荷テーブル、および作業種別と作業者の身体部位の状態とが対応付けられた作業種別テーブルを用いて負荷推定が行われることについて説明した。他方、第3の実施形態の応用例では、作業種別と作業者の身体部位の負荷係数とが対応付けられたテーブル(作業種別負荷テーブル)を用いて負荷推定が行われることについて説明する。
図15は、第3の実施形態の応用例における作業種別と複数の身体部位の負荷係数を対応付けたテーブルである。図15のテーブル1500(作業種別負荷テーブル)では、作業種別は、「台車押し」、「機器組立」、「ロウ付け」、および「重筋作業」の四つに分類されている。一例を挙げると、作業種別「台車押し」には、足の負荷係数「2」、腰の負荷係数「1」、前腕の負荷係数「2」、および上腕の負荷係数「3」が対応付けられている。作業種別負荷テーブルの負荷係数は、例えば、作業種別に応じた身体部位の平均的な負荷に基づいて決定される。尚、作業種別負荷テーブルは、身体部位の動作および身体部位の姿勢のそれぞれについて用意されてもよい。
図16は、第3の実施形態の応用例における上腕の運動強度と上腕の状態との関係を説明する図である。図16には、上腕の運動強度を時系列に表したグラフ1600が示される。例えば、動作推定部1220は、上腕の運動強度が第1の閾値(閾値th2)を越えた場合、上腕の状態として負荷が発生している(負荷発生中)と推定する。
具体的には、グラフ1600は、時刻t10から上腕の運動強度が増加し、時刻t20に達すると上腕の運動強度が閾値th2を越える。そして、グラフ1600は、そのまま閾値th2を越えた状態が維持され、時刻t30において上腕の運動強度が閾値th2を下回り、時刻t40において上腕の運動強度が初期値(ゼロ)となる。
動作推定部1220は、時刻t20から時刻t30までを負荷発生中であると推定し、負荷発生中の情報を含む動作情報を動作負荷推定部1230へと出力する。そして、動作負荷推定部1230は、動作情報と作業種別情報と作業負荷テーブルとに基づいて動作負荷を推定する。例えば、動作負荷推定部1230は、作業種別情報と作業負荷テーブルとを用いて、身体部位の負荷係数を読み出し、負荷発生中の期間に亘って、身体部位の動作における運動強度と、身体部位の負荷係数とを用いて所定の演算(例えば、乗算)を行うことによって負荷値(動作負荷)を推定する。
以上より、第3の実施形態の応用例に係る負荷推定装置は、身体部位の詳細な状態を推定しない場合であっても、作業種別に応じた負荷値を推定することができる。これにより、動作推定部および姿勢推定部において高精度な推定を行う必要が無いため、負荷推定装置の運用コストの削減が期待できる。
図17は、一実施形態における計測対象と複数の身体部位の長期累積負荷値とを対応付けたテーブルである。図17のテーブル1700は、計測対象別の長期負荷による累積負荷値(長期累積負荷値)を一覧にしたものであり、例えば、表示データとして出力装置110に表示される。テーブル1700には、例えば、計測対象の行に作業員Aおよび作業員Bが表示されている。作業員Aの列には、足の長期累積負荷値「40」、腰の長期累積負荷値「20」、前腕の長期累積負荷値「10」、および上腕の長期累積負荷値「10」がそれぞれ表示されている。また、作業員Aの列では、足の長期累積負荷値「40」を強調する表示(例えば、ハッチング)が施されている。これは、長期累積負荷値が所定の閾値(例えば、40以上)を越えていることを意味する。ここでの所定の閾値は、例えば、当日中の作業の配分を
また、作業員Bの列には、足の長期累積負荷値「20」、腰の長期累積負荷値「40」、前腕の長期累積負荷値「50」、および上腕の長期累積負荷値「30」がそれぞれ表示されている。また、作業員Bの列では、腰の長期累積負荷値「40」および前腕の長期累積負荷値「50」、を強調する表示がされている。
以上より、一実施形態に係る負荷推定装置は、計測対象の身体部位にかかる長期負荷を可視化することができる。これにより、例えば、負荷推定システムを利用する管理者は、出力装置110に表示された、計測対象の長期累積負荷値を確認することによって、計測対象に対して適切な作業および休憩などを割り振ることができる。
図18は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成を例示するブロック図である。コンピュータ1800は、ハードウェアとして、CPU(Central Processing Unit)1810、RAM(Random Access Memory)1820、プログラムメモリ1830、補助記憶装置1840、入出力インタフェース1850を備える。CPU1810は、バス1860を介して、RAM1820、プログラムメモリ1830、補助記憶装置1840、および入出力インタフェース1850と通信する。
CPU1810は、汎用プロセッサの一例である。RAM1820は、ワーキングメモリとしてCPU1810に使用される。RAM1820は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリを含む。プログラムメモリ1830は、負荷推定プログラムを含む種々のプログラムを記憶する。プログラムメモリ1830として、例えば、ROM(Read-Only Memory)、補助記憶装置1840の一部、またはその組み合わせが使用される。補助記憶装置1840は、データを非一時的に記憶する。補助記憶装置1840は、HDDまたはSSDなどの不揮発性メモリを含む。
入出力インタフェース1850は、他のデバイスと接続、或いは通信するためのインタフェースである。入出力インタフェース1850は、例えば、図1に示される出力装置110、第1のセンサ121、第2のセンサ122、第3のセンサ123、および第4のセンサ124との接続、或いは通信に使用される。
プログラムメモリ1830に記憶されている各プログラムはコンピュータ実行可能命令を含む。プログラム(コンピュータ実行可能命令)は、CPU1810により実行されると、CPU1810に所定の処理を実行させる。例えば、負荷推定プログラムは、CPU1810により実行されると、CPU1810に図2、図5、および図12の各部に関して説明された一連の処理を実行させる。
プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態でコンピュータ1800に提供されてよい。この場合、例えば、コンピュータ1800は、記憶媒体からデータを読み出すドライブ(図示せず)をさらに備え、記憶媒体からプログラムを取得する。記憶媒体の例は、磁気ディスク、光ディスク(CD-ROM、CD-R、DVD-ROM、DVD-Rなど)、光磁気ディスク(MOなど)、半導体メモリを含む。また、プログラムを通信ネットワーク上のサーバに格納し、コンピュータ1800が入出力インタフェース1850を使用してサーバからプログラムをダウンロードするようにしてもよい。
実施形態において説明される処理は、CPU1810などの汎用ハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより行われることに限らず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用ハードウェアプロセッサにより行われてもよい。処理回路(処理部)という語は、少なくとも1つの汎用ハードウェアプロセッサ、少なくとも1つの専用ハードウェアプロセッサ、または少なくとも1つの汎用ハードウェアプロセッサと少なくとも1つの専用ハードウェアプロセッサとの組み合わせを含む。図18に示す例では、CPU1810、RAM1820、およびプログラムメモリ1830が処理回路に相当する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…負荷推定システム、100,500,1200…負荷推定装置、110…出力装置、121…第1のセンサ、122…第2のセンサ、123…第3のセンサ、124…第4のセンサ、210,510,1210…データ取得部、220,520,1220…動作推定部、230,530,1230…動作負荷推定部、240,540,1240…姿勢推定部、250,550,1250…姿勢負荷推定部、260,560,1260…短期負荷推定部、270,570,1270…長期負荷推定部、311,312,313,314…状態、320,330,340,1000,1600…グラフ、341,342,343,344,345,346…区間、580,1280…モデル記憶部、600,700,800,900,1300,1500…テーブル、1290…作業種別推定部、ll1,ll2…累積負荷値、Towl1,Towl2,Tpl1,Tpl2…時間長、th1,th2…閾値、pl…負荷値。

Claims (9)

  1. 計測対象からのセンサデータを取得する取得部と、
    前記センサデータに基づいて前記計測対象の身体部位の動作を推定する動作推定部と、 前記動作の情報に基づいて前記身体部位の動作負荷を推定する動作負荷推定部と、
    前記センサデータに基づいて前記身体部位の姿勢を推定する姿勢推定部と、
    前記姿勢の情報に基づいて前記身体部位の姿勢負荷を推定する姿勢負荷推定部と、
    前記動作負荷に基づいて第1の累積負荷を推定する第1の累積負荷推定部と、
    前記動作負荷および前記姿勢負荷に基づいて前記第1の累積負荷よりも負荷解消にかかる期間の長い第2の累積負荷を推定する第2の累積負荷推定部と
    を具備する、負荷推定装置。
  2. 前記第2の累積負荷推定部は、所定の時間に行われた同一の前記動作負荷の回数、および同一の前記姿勢負荷の継続時間に基づいて前記第2の累積負荷を推定する、
    請求項1に記載の負荷推定装置。
  3. 前記第1の累積負荷推定部は、所定の時間に行われた同一の前記動作負荷の回数が増加するに従って累積負荷の加算割合を減少させる、
    請求項1または請求項2に記載の負荷推定装置。
  4. 前記第2の累積負荷推定部は、前記第2の累積負荷に基づいて負荷解消にかかる予測時間を算出する、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の負荷推定装置。
  5. 前記動作および前記姿勢と、負荷係数とを対応付けた第1のテーブルを記憶する記憶部 を更に具備し、
    前記動作負荷推定部は、前記動作の情報と前記第1のテーブルとに基づいて前記動作負荷を推定し、
    前記姿勢負荷推定部は、前記姿勢の情報と前記第1のテーブルとに基づいて前記姿勢負荷を推定する、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の負荷推定装置。
  6. 前記負荷係数は、全身の重さに対する身体部位の重さの比率、または身体部位の重さと身体部位の筋肉量との関係の少なくともいずれかに基づく、
    請求項5に記載の負荷推定装置。
  7. 前記センサデータに基づいて前記計測対象が行っている作業の種別を推定する作業種別推定部
    を更に具備し、
    前記記憶部は、前記作業の種別と、前記動作および前記姿勢とを対応付けた第2のテーブルを記憶し、
    前記動作負荷推定部は、前記動作の情報と前記第1のテーブルと前記作業の種別と前記第2のテーブルとに基づいて前記動作負荷を推定し、
    前記姿勢負荷推定部は、前記姿勢の情報と前記第1のテーブルと前記作業の種別と前記第2のテーブルとに基づいて前記姿勢負荷を推定する、
    請求項6に記載の負荷推定装置。
  8. コンピュータが、
    計測対象からのセンサデータを取得することと、
    前記センサデータに基づいて前記計測対象の身体部位の動作を推定することと、
    前記動作の情報に基づいて前記身体部位の動作負荷を推定することと、
    前記センサデータに基づいて前記身体部位の姿勢を推定することと、
    前記姿勢の情報に基づいて前記身体部位の姿勢負荷を推定することと、
    前記動作負荷に基づいて第1の累積負荷を推定することと、
    前記動作負荷および前記姿勢負荷に基づいて前記第1の累積負荷よりも負荷解消にかかる期間の長い第2の累積負荷を推定することと
    を具備する、負荷推定方法。
  9. コンピュータを、
    計測対象からのセンサデータを取得する手段と、
    前記センサデータに基づいて前記計測対象の身体部位の動作を推定する手段と、
    前記動作の情報に基づいて前記身体部位の動作負荷を推定する手段と、
    前記センサデータに基づいて前記身体部位の姿勢を推定する手段と、
    前記姿勢の情報に基づいて前記身体部位の姿勢負荷を推定する手段と、
    前記動作負荷に基づいて第1の累積負荷を推定する手段と、
    前記動作負荷および前記姿勢負荷に基づいて前記第1の累積負荷よりも負荷解消にかかる期間の長い第2の累積負荷を推定する手段
    として機能させるためのプログラム。
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