JP7412643B2 - Elevator work aids - Google Patents
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Description
本開示は、昇降路内に設けられるエレベータの作業補助装置に関するものである。 The present disclosure relates to an elevator work assisting device provided in a hoistway.
従来、昇降路の底部における作業者の作業空間を確保するために、支柱が昇降路の底部に設けられたエレベータが知られている。支柱は、エレベータの通常運転時には昇降路の底部に横たわっている。また、支柱は、エレベータの保守時に作業者によって昇降路の底部に立てられる。支柱が昇降路の底部に立てられている状態では、かごが最下階よりも下方へ移動すると、かごが支柱に当たってかごの下方への移動が阻止される(例えば特許文献1参照)。 BACKGROUND ART Conventionally, elevators are known in which columns are provided at the bottom of a hoistway in order to secure a work space for workers at the bottom of the hoistway. The column lies at the bottom of the hoistway during normal operation of the elevator. Further, the support column is erected at the bottom of the hoistway by a worker during maintenance of the elevator. In a state where the support is erected at the bottom of the hoistway, when the car moves below the lowest floor, the car hits the support and the downward movement of the car is blocked (for example, see Patent Document 1).
しかし、特許文献1に示されている従来のエレベータでは、エレベータの保守時に作業者が昇降路の底部に入って支柱を立てる必要がある。従って、昇降路の底部における作業者の作業負担が大きくなってしまう。
However, in the conventional elevator shown in
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、昇降路の底部における作業者の作業負担の軽減を図ることができるエレベータの作業補助装置を得ることを目的とする。 The present disclosure has been made to solve the above-mentioned problems, and an object of the present disclosure is to obtain an elevator work assisting device that can reduce the work burden on workers at the bottom of a hoistway.
本開示によるエレベータの作業補助装置は、かごが移動する昇降路内に固定される支持具と、支持具に支持されており、昇降路の高さ方向において昇降路の底部とかごとの間に配置されるかご受け構造体と、かご受け構造体に接続されており、乗場敷居に接続される索条体とを備え、支持具は、昇降路を上から見たとき、かごの領域から外れた位置に固定されるようになっており、かご受け構造体の状態は、かご受け構造体が支持具から乗場敷居に達する敷居到達状態と、かご受け構造体が乗場敷居から外れる退避状態との間で変化可能になっており、昇降路を上から見たとき、かご受け構造体の状態が敷居到達状態になることによりかご受け構造体の一部がかごの領域に重なり、かご受け構造体の状態が退避状態になることによりかご受け構造体がかごの領域から外れる。 An elevator work auxiliary device according to the present disclosure includes a support that is fixed in a hoistway in which a car moves, and is supported by the support and is disposed between the bottom of the hoistway and the car in the height direction of the hoistway. a car receiving structure connected to the car receiving structure and a cable member connected to the landing sill; The car receiving structure is fixed in position, and the state of the car receiving structure is between the threshold reaching state where the car receiving structure reaches the landing sill from the support and the retracted state where the car receiving structure comes off from the landing sill. When the hoistway is viewed from above, when the state of the car receiving structure reaches the threshold state, a part of the car receiving structure overlaps the area of the car, and the state of the car receiving structure changes. By changing the state to the retracted state, the car receiving structure moves out of the area of the car.
本開示によるエレベータの作業補助装置によれば、昇降路の底部における作業者の作業負担の軽減を図ることができる。 According to the elevator work assisting device according to the present disclosure, it is possible to reduce the work burden on the worker at the bottom of the hoistway.
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるエレベータを示す側面図である。図2は、図1の昇降路の底部を示す拡大図である。図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。図において、昇降路1内には、かご2及び釣合おもり3が設けられている。かご2及び釣合おもり3は、昇降路1の高さ方向へ昇降路1内を移動可能になっている。昇降路1内の上部には、巻上機4が設置されている。巻上機4は、かご2及び釣合おもり3を移動させる駆動力を発生する。Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view showing an elevator according to a first embodiment. FIG. 2 is an enlarged view of the bottom of the hoistway of FIG. 1. FIG. 3 is a sectional view taken along line III-III in FIG. 2. In the figure, a
巻上機4は、駆動綱車41を有している。駆動綱車41には、懸架体としての複数の主ロープ5が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもり3は、複数の主ロープ5によって昇降路1内に吊り下げられている。かご2及び釣合おもり3は、駆動綱車41の回転により、昇降路1の高さ方向へ昇降路1内を移動する。なお、図1では、複数の主ロープ5が1本の主ロープ5として示されている。懸架体としては、ロープではなくベルトが用いられていてもよい。
The
建物の各階には、乗場出入口21が設けられている。昇降路1は、各階において、乗場出入口21を通して乗場に開放されている。ここで、乗場から昇降路1を見たときの左右方向を昇降路1の幅方向とする。また、昇降路1の幅方向及び鉛直方向のいずれにも直交する方向を昇降路1の奥行き方向とする。このとき、各階における乗場出入口21の間口方向は、昇降路1の幅方向と一致している。
A hall entrance/
各階に設けられた乗場出入口21のそれぞれの下部には、乗場敷居23が乗場出入口21の間口方向に沿って配置されている。乗場敷居23は、各階の床に固定されている。乗場敷居23の上面には、図2及び図3に示すように、敷居溝24が乗場出入口21の間口方向に沿って設けられている。敷居溝24には、一対の乗場ドア22のそれぞれの下端部が挿入されている。各階においては、一対の乗場ドア22が乗場出入口21の間口方向へ移動することにより乗場出入口21が開閉される。
A
昇降路1内には、図3に示すように、一対のかごガイドレール6と、一対の釣合おもりガイドレール7とが設置されている。一対のかごガイドレール6は、昇降路1の幅方向において互いに対向している。かご2は、一対のかごガイドレール6の間に配置されている。一対の釣合おもりガイドレール7は、昇降路1の幅方向において互いに対向している。釣合おもり3は、一対の釣合おもりガイドレール7の間に配置されている。
In the
昇降路1を上から見たとき、かご2は、釣合おもり3よりも乗場出入口21に近い位置に配置されている。従って、一対のかごガイドレール6は、一対の釣合おもりガイドレール7よりも乗場出入口21に近い位置に配置されている。かご2及び釣合おもり3が昇降路1内を移動するときには、かご2が一対のかごガイドレール6に案内され、釣合おもり3が一対の釣合おもりガイドレール7に案内される。
When the
昇降路1の底部には、図示しないエレベータ機器が設置されている。エレベータ機器としては、例えばかご緩衝器、釣合おもり緩衝器が挙げられる。昇降路1の底部に設置されているエレベータ機器に対して作業者が保守作業を行うときには、昇降路1の底部における作業者の作業空間を確保するために、エレベータの作業補助装置8が用いられる。作業補助装置8は、昇降路1の底部へのかご2の侵入を阻止する。昇降路1の底部は、昇降路1内の空間のうち、かご2が最下階に停止したときのかご2の下端部よりも下方に存在する空間である。
Elevator equipment (not shown) is installed at the bottom of the
昇降路1内には、一対の作業補助装置8が設けられている。一対の作業補助装置8のそれぞれは、昇降路1の高さ方向において昇降路1の底部とかご2との間に設けられている。本実施の形態では、一対の作業補助装置8のうち、一方の作業補助装置8が一方のかごガイドレール6に取り付けられ、他方の作業補助装置8が他方のかごガイドレール6に取り付けられている。一方の作業補助装置8の構成は他方の作業補助装置8の構成と同様である。従って、一方の作業補助装置8の構成についてのみ説明する。
A pair of work
作業補助装置8は、かご受け構造体9と、支持具10と、索条体11とを有している。
The work
支持具10は、昇降路1内に固定されている。本実施の形態では、支持具10がかごガイドレール6に固定されている。また、昇降路1を上から見たとき、支持具10は、図3に示すように、かご2及び釣合おもり3のそれぞれの領域から外れた位置に固定されている。支持具10は、固定板101と、傾斜板102とを有している。
The
固定板101は、かごガイドレール6の背面に重なっている。これにより、固定板101は、昇降路1の幅方向に直交して配置されている。また、固定板101は、図示しないレールクリップによってかごガイドレール6に着脱可能に固定されている。
The fixed
傾斜板102は、固定板101の端部に固定されている。また、傾斜板102は、固定板101に対して傾斜している。固定板101は、傾斜板102が固定された端部を乗場出入口21側に向けて昇降路1内に固定されている。支持具10を上から見たとき、傾斜板102は、昇降路1の幅方向の中央に近づきながら乗場出入口21に向かう方向へ固定板101の端部から突出している。
The
かご受け構造体9は、支持具10に支持されている。また、かご受け構造体9は、昇降路1の高さ方向において昇降路1の底部とかご2との間に配置されている。本実施の形態では、最下階の床面に合わせた高さにかご受け構造体9が配置されている。
The
かご受け構造体9は、伸縮可能な長尺部材である。また、かご受け構造体9は、複数の第1リンク部材91と、複数の第2リンク部材92とを有している。複数の第1リンク部材91及び複数の第2リンク部材92は、直列に連結された複数のリンク部材である。即ち、かご受け構造体9は、複数の第1リンク部材91及び複数の第2リンク部材92が直列に連結されたリンク部材連結体となっている。かご受け構造体9では、第1リンク部材91と第2リンク部材92とが交互に直列に連結されている。
The
互いに隣り合う2つのリンク部材である第1リンク部材91及び第2リンク部材92は、連結軸93によって互いに連結されている。連結軸93は、第1リンク部材91及び第2リンク部材92のそれぞれの長手方向の端部同士を連結している。互いに隣り合う2つのリンク部材である第1リンク部材91及び第2リンク部材92同士は、連結軸93を中心に回転可能になっている。連結軸93は、第1リンク部材91及び第2リンク部材92のそれぞれの長手方向に直交している。ここで、連結軸93に沿った方向をかご受け構造体9の幅方向とする。本実施の形態では、かご受け構造体9の幅方向を水平にした状態でかご受け構造体9が支持具10に支持されている。
A
各第1リンク部材91は、棒状の部材である。各第2リンク部材92は、一対のリンク板921を有している。一対のリンク板921は、かご受け構造体9の幅方向において互いに対向している。
Each
第1リンク部材91と第2リンク部材92との連結部分では、一対のリンク板921の間に第1リンク部材91が挿入されている。また、第1リンク部材91と第2リンク部材92との連結部分では、連結軸93が第1リンク部材92及び一対のリンク板921を貫通している。
At the connecting portion between the
かご受け構造体9の一端部は、敷居側端部となっている。かご受け構造体9の他端部は、反敷居側端部となっている。かご受け構造体9の敷居側端部の位置は、かご受け構造体9の反敷居側端部の位置よりも乗場敷居23に近い位置となっている。かご受け構造体9の反敷居側端部は、支持具10に取り付けられている。本実施の形態では、かご受け構造体9の敷居側端部が形成されているリンク部材が第1リンク部材91となっている。また、本実施の形態では、かご受け構造体9の反敷居側端部が形成されているリンク部材が第2リンク部材92となっている。
One end of the
かご受け構造体9の反敷居側端部は、支持軸12によって傾斜板102に取り付けられている。支持軸12は、傾斜板102に対して直交している。また、支持軸12は、水平に配置されている。かご受け構造体9は、支持具10に対して支持軸12を中心に回転可能になっている。かご受け構造体9における各連結軸93は、支持軸12と平行である。
The opposite end of the
かご受け構造体9の状態は、敷居到達状態と、退避状態との間で変化可能である。なお、図2及び図3では、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときの一対の作業補助装置8が示されている。
The state of the
かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときには、かご受け構造体9が支持具10から乗場敷居23に達している。具体的には、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるとき、昇降路1の幅方向においてかご受け構造体9の反敷居側端部の位置よりも昇降路1の中央に近い位置でかご受け構造体9の敷居側端部が最下階の乗場敷居23に達している。これにより、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときには、昇降路1を上から見ると、昇降路1の幅方向及び昇降路1の奥行き方向のいずれに対してもかご受け構造体9が傾斜している。また、昇降路1を上から見たとき、作業補助装置8では、図3に示すように、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態になることにより、かご受け構造体9の一部がかご2の領域に重なる。
When the
かご受け構造体9の状態が退避状態であるときには、かご受け構造体9が乗場敷居23から外れている。昇降路1を上から見たとき、作業補助装置8では、かご受け構造体9の状態が退避状態になることにより、かご受け構造体9がかご2の領域から外れる。
When the
図4は、図2の作業補助装置8を示す拡大図である。図5は、図4のかご受け構造体9の状態が退避状態であるときの作業補助装置8を示す拡大図である。かご受け構造体9の状態は、図4に示すように、かご受け構造体9が伸びることにより敷居到達状態になる。また、かご受け構造体9の状態は、図5に示すように、かご受け構造体9が縮むことにより退避状態になる。
FIG. 4 is an enlarged view showing the
ここで、互いに隣り合う2つのリンク部材である第1リンク部材91及び第2リンク部材92を互いに連結する連結軸93から第1リンク部材91及び第2リンク部材92のそれぞれの長手方向に沿って延びる2つの直線がなす角度をリンク間角度とする。このとき、かご受け構造体9は、リンク間角度が180°に近づく方向へ第1リンク部材91及び第2リンク部材92同士が回転することにより展開される。かご受け構造体9が展開されると、図4に示すように、複数の第1リンク部材91及び複数の第2リンク部材92が同一直線上に並んでかご受け構造体9が伸びる。
Here, along the respective longitudinal directions of the
かご受け構造体9は、リンク間角度が小さくなる方向へ第1リンク部材91及び第2リンク部材92同士が回転することにより折り畳まれる。かご受け構造体9が折り畳まれると、図5に示すように、第1リンク部材91と第2リンク部材92との連結部分が折れ曲がってかご受け構造体9が縮む。
The
かご受け構造体9の敷居側端部が形成された第1リンク部材91には、突起94が設けられている。突起94は、第1リンク部材91の長手方向及びかご受け構造体9の幅方向のいずれにも直交する方向へ第1リンク部材91から突出している。かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときには、突起94が第1リンク部材91から下方へ突出している。また、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときには、最下階の乗場敷居23における敷居溝24に突起94が嵌る。これにより、かご受け構造体9は、乗場敷居23に固定される。
A
索条体11は、かご受け構造体9に接続されている。本実施の形態では、かご受け構造体9の敷居側端部が形成された第1リンク部材91に索条体11が接続されている。また、索条体11は、最下階の乗場敷居23にも接続されている。索条体11は、かご受け構造体9から乗場敷居23にわたって垂れ下がっている。一対の作業補助装置8のそれぞれでは、かご受け構造体9の状態が退避状態になっているときにかご2が最下階に停止しても、かご2が索条体11に干渉しない十分な長さに索条体11の長さが確保されている。索条体11としては、ワイヤ、ロープ、チェーンなどが用いられている。
The
次に、一対の作業補助装置8の取り扱い方法について説明する。一対のかごガイドレール6には、作業補助装置8がそれぞれ予め取り付けられている。エレベータの通常運転時には、一対の作業補助装置8のそれぞれにおいてかご受け構造体9の状態が退避状態となっている。この状態では、かご2及び釣合おもり3が昇降路1内を移動しても、かご2及び釣合おもり3に各作業補助装置8が干渉することはない。
Next, a method of handling the pair of work
昇降路1の底部に設置されているエレベータ機器に対する保守作業を行うときには、作業者が最下階の乗場出入口21を開く。また、作業者は、最下階よりも上方へかご2を移動させる。これにより、最下階の乗場にいる作業者は、乗場敷居23に接続されている各索条体11を引くことができる。この後、作業者は、各作業補助装置8において、索条体11を引きながら、かご受け構造体9の敷居側端部を乗場敷居23に近づける。これにより、かご受け構造体9が伸びて、かご受け構造体9の敷居側端部が乗場敷居23に達する。このようにして、各作業補助装置8では、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態になる。
When performing maintenance work on elevator equipment installed at the bottom of the
この後、作業者は、各作業補助装置8において、かご受け構造体9の突起94を乗場敷居23の敷居溝24に嵌める。これにより、各かご受け構造体9が乗場敷居23に固定される。かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときには、かご2が最下階よりも下方へ移動しようとすると、かご2がかご受け構造体9と干渉し、昇降路1の底部へのかご2の侵入が阻止される。これにより、昇降路1の底部における作業者の作業空間が確保される。
Thereafter, the worker fits the
この後、作業者は、最下階の乗場出入口21から昇降路1の底部に入り、エレベータ機器に対して保守作業を行う。
Thereafter, the worker enters the bottom of the
エレベータ機器に対する保守作業の終了後、作業者は、昇降路1の底部から最下階の乗場出入口21を通って最下階の乗場に移動する。この後、作業者は、各作業補助装置8の突起94を乗場敷居23の敷居溝24から外し、各かご受け構造体9の敷居側端部を棒などの道具によって支持具10に向けて押す。これにより、各作業補助装置8では、かご受け構造体9が縮み、かご受け構造体9の状態が退避状態になる。この後、作業者は、最下階の乗場出入口21を閉じる。これにより、エレベータ機器に対する保守作業が終了する。
After the maintenance work on the elevator equipment is completed, the worker moves from the bottom of the
このような作業補助装置8では、かご受け構造体9に接続された索条体11が乗場敷居23に接続されている。また、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態と退避状態との間で変化可能になっている。このため、作業者が乗場から索条体11を引くことにより、かご受け構造体9の状態を退避状態から敷居到達状態に変化させることができる。これにより、昇降路1の底部へのかご2の侵入をかご受け構造体9によって阻止することができる。従って、作業者が昇降路1の底部に入らずに昇降路1の底部における作業者の作業空間を確保することができる。このようなことから、作業者の作業空間を確保する作業を作業者が昇降路1の底部に入って行う必要がなくなり、昇降路1の底部における作業者の作業負担の軽減を図ることができる。
In such a work
また、かご受け構造体9の状態は、かご受け構造体9が伸びることにより敷居到達状態になり、かご受け構造体9が縮むことにより退避状態になる。このため、退避状態になっているときのかご受け構造体9の配置スペースの縮小化を図ることができる。これにより、昇降路1内のスペースを有効に活用することができる。
Further, the state of the
また、かご受け構造体9は、直列に連結された複数の第1リンク部材91及び複数の第2リンク部材92を有している。また、互いに隣り合う2つのリンク部材である第1リンク部材91及び第2リンク部材92が連結軸93を中心に回転可能に連結されている。このため、第1リンク部材91及び第2リンク部材92同士の回転によってかご受け構造体9を伸縮させることができ、かご受け構造体9の構造を簡単にすることができる。
Further, the
実施の形態2.
図6は、実施の形態2による作業補助装置を示す側面図である。各作業補助装置8は、復元機構95を有している。復元機構95は、かご受け構造体9が縮む方向へかご受け構造体9に力を加える機構である。復元機構95は、かご受け構造体9に設けられている。
FIG. 6 is a side view showing the work assisting device according to the second embodiment. Each work
復元機構95は、複数の単位機構部951を有している。各単位機構部951は、互いに隣り合う2つのリンク部材である第1リンク部材91及び第2リンク部材92を互いに近づける方向へ力を発生する。即ち、互いに隣り合う第1リンク部材91及び第2リンク部材92には、かご受け構造体9が折り畳まれて縮む方向へ単位機構部951の力が加わっている。
The
各単位機構部951は、弾性体951aと、第1接続部951bと、第2接続部951cとを有している。
Each
第1接続部951bは、第1リンク部材91に固定されている。第2接続部951cは、第2リンク部材92に固定されている。本実施の形態では、第1リンク部材91の長手方向の中間部に第1接続部951bが固定されており、第2リンク部材92の長手方向の中間部に第2接続部951cが固定されている。また、本実施の形態では、第1リンク部材91の長手方向及び連結軸93に沿った方向のいずれにも直交する方向へ第1リンク部材91から第1接続部951bが突出している。さらに、本実施の形態では、一対のリンク板921の間の空間に第2接続部951cが固定されている。第1接続部951b及び第2接続部951cとしては、ピンがそれぞれ用いられている。
The first connecting
弾性体951aの一端部は、第1接続部951bに接続されている。弾性体951aの他端部は、第2接続部951cに接続されている。弾性体951aは、第1接続部951bと第2接続部951cとが互いに近づく方向へ弾性復元力を発生している。これにより、各単位機構部951は、第1リンク部材91と第2リンク部材92との間のリンク間角度が小さくなる方向へ弾性体951aの弾性復元力を第1リンク部材91及び第2リンク部材92に加えている。本実施の形態では、弾性体951aとしてばねが用いられている。
One end portion of the
エレベータの通常運転時には、一対の作業補助装置8のそれぞれにおいて、かご受け構造体9の状態が復元機構95の力によって退避状態に保たれている。各作業補助装置8において、かご受け構造体9の状態を退避状態から敷居到達状態にするときには、乗場にいる作業者が索条体11を引くことにより、復元機構95の力に逆らって、かご受け構造体9が展開される。これにより、かご受け構造体9が伸びて、かご受け構造体9の敷居側端部が乗場敷居23に達する。このようにして、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態になる。
During normal operation of the elevator, the state of the
各作業補助装置8において、かご受け構造体9の状態を敷居到達状態から退避状態に戻すとき、作業者は、かご受け構造体9の突起94を乗場敷居23の敷居溝24から外すとともに、索条体11を引く力を弱める。これにより、かご受け構造体9は、復元機構95の力によって自動的に折り畳まれて縮む。このようにして、かご受け構造体9の状態が退避状態になる。本実施の形態における他の構成は、実施の形態1と同様である。
In each work
このような作業補助装置8では、かご受け構造体9が縮む方向へ復元機構95の力がかご受け構造体9に加わっている。このため、かご受け構造体9を支持具10に向けて押さなくても、復元機構95の力によってかご受け構造体9を縮めることができる。これにより、かご受け構造体9の状態を敷居到達状態から容易に退避状態にすることができる。
In such a work
実施の形態3.
図7は、実施の形態3による作業補助装置のかご受け構造体が乗場敷居に固定されている状態を示す拡大図である。かご受け構造体9の敷居側端部が形成された第1リンク部材91には、貫通孔911が設けられている。貫通孔911は、第1リンク部材91の長手方向及びかご受け構造体9の幅方向のいずれにも直交する方向へ第1リンク部材91を貫通している。
FIG. 7 is an enlarged view showing a state in which the car receiving structure of the work assisting device according to the third embodiment is fixed to the landing threshold. A through
乗場敷居23には、ねじ穴231が設けられている。ねじ穴231は、敷居溝24の底面から乗場敷居23の下面に達している。
A
作業補助装置8は、固定ボルト96を有している。固定ボルト96は、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときにかご受け構造体9を乗場敷居23に固定する固定具である。
The work
固定ボルト96のねじ部は、貫通孔911に通されている。また、固定ボルト96のねじ部は、ねじ穴231に取り付けられている。かご受け構造体9は、貫通孔911に通された固定ボルト96のねじ部がねじ穴231に締め込まれることにより、乗場敷居23に固定されている。かご受け構造体9が固定ボルト96によって乗場敷居23に固定されている状態では、かご受け構造体9の敷居側端部が乗場敷居23の上面に重なっている。本実施の形態では、敷居溝24に嵌る突起94はかご受け構造体9に設けられていない。
The threaded portion of the fixing
かご受け構造体9は、固定ボルト96がねじ穴231から外れることにより乗場敷居23から外れる。本実施の形態における他の構成は、実施の形態1と同様である。
The
このような作業補助装置8では、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときにかご受け構造体9が固定ボルト96によって乗場敷居23に固定される。このため、乗場敷居23にかご受け構造体9をより確実に固定することができ、かご受け構造体9が乗場敷居23から意図せず外れることをより確実に防止することができる。
In such a work
実施の形態4.
図8は、実施の形態4による作業補助装置のかご受け構造体が乗場敷居に固定されている状態を示す拡大図である。各作業補助装置8は、把持具97を有している。把持具97は、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときにかご受け構造体9を乗場敷居23に固定する固定具である。把持具97は、ボルト971と、押さえ部材972とを有している。
FIG. 8 is an enlarged view showing a state in which the car receiving structure of the work assisting device according to the fourth embodiment is fixed to the landing threshold. Each work
押さえ部材972は、板状の部材である。押さえ部材972には、ねじ穴973が設けられている。ねじ穴973は、押さえ部材972の厚さ方向へ押さえ部材972を貫通している。押さえ部材972は、乗場敷居23の下面に重なっている。かご受け構造体9の敷居側端部が形成された第1リンク部材91は、乗場敷居23の上面に重なっている。かご受け構造体9の敷居側端部が形成された第1リンク部材91と押さえ部材972との間には、乗場敷居23の一部が挟まれている。
The pressing
かご受け構造体9の敷居側端部が形成された第1リンク部材91には、貫通孔912が設けられている。貫通孔912は、第1リンク部材91の長手方向及びかご受け構造体9の幅方向のいずれにも直交する方向へ第1リンク部材91を貫通している。
A through
ボルト971のねじ部は、貫通孔912に通されている。また、ボルト971のねじ部は、ねじ穴973に取り付けられている。貫通孔912に通されたボルト971のねじ部がねじ穴973に締め込まれることにより、第1リンク部材91と押さえ部材972との間に乗場敷居23が把持されている。これにより、かご受け構造体9は、乗場敷居23に固定されている。即ち、かご受け構造体9と押さえ部材972との間に乗場敷居23が把持されることにより、かご受け構造体9が乗場敷居23に固定されている。かご受け構造体9が乗場敷居23に固定されている状態では、突起94が敷居溝24に嵌っている。
The threaded portion of the
かご受け構造体9は、ねじ穴973に対するボルト971の締め込みが緩められることにより、乗場敷居23から外れる。本実施の形態における他の構成は、実施の形態1と同様である。
The
このような作業補助装置8では、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときにかご受け構造体9が把持具97によって乗場敷居23に固定される。このため、乗場敷居23にかご受け構造体9をより確実に固定することができ、かご受け構造体9が乗場敷居23から意図せず外れることをより確実に防止することができる。また、ボルトを取り付けるためのねじ穴を乗場敷居23に設ける加工を行う手間をなくすことができる。
In such a work
また、かご受け構造体9と押さえ部材972との間に乗場敷居23が把持された状態でかご受け構造体9の突起94が敷居溝24に嵌るようになっている。このため、乗場敷居23から外れる方向へかご受け構造体9が乗場敷居23に対してスライドすることを突起94によって防止することができる。これにより、乗場敷居23にかご受け構造体9が固定された状態をさらに確実に維持することができる。
Further, the
実施の形態5.
図9は、実施の形態5による作業補助装置を示す上面図である。作業補助装置8は、取付部材13を有している。取付部材13は、支持具10に取り付けられている。具体的には、取付部材13が支持軸12によって支持具10の傾斜板102に取り付けられている。支持軸12は、傾斜板102に対して直交している。また、支持軸12は、水平に配置されている。取付部材13は、支持具10に対して支持軸12を中心に回転可能になっている。
FIG. 9 is a top view showing the work assisting device according to the fifth embodiment. The
かご受け構造体9の反敷居側端部は、取付部材13を介して傾斜板102に取り付けられている。かご受け構造体9の反敷居側端部は、取付軸14によって取付部材13に連結されている。取付軸14は、各連結軸93と平行な直線に直交する軸線を持つ軸である。取付軸14は、支持軸12に対して直交している。かご受け構造体9は、取付軸14を中心に回転可能に取付部材13に連結されている。本実施の形態では、かご受け構造体9の反敷居側端部が形成されたリンク部材が第1リンク部材91となっており、かご受け構造体9の敷居側端部が形成されたリンク部材も第1リンク部材91となっている。また、本実施の形態では、かご受け構造体9の反敷居側端部が形成された第1リンク部材91の長手方向に沿って取付軸14が配置されている。
The opposite end of the
突起94は、かご受け構造体9の敷居側端部が形成された第1リンク部材91から各連結軸93と平行な方向へ突出している。これにより、かご受け構造体9が取付軸14を中心に回転して突起94が水平になると、かご受け構造体9の各連結軸93も水平になる。また、かご受け構造体9が取付軸14を中心に回転して突起94が下方を向くと、かご受け構造体9の各連結軸93が鉛直方向に沿って配置される。
The
図10は、図9のかご受け構造体9の突起94が乗場敷居23の敷居溝24に嵌っている状態を示す上面図である。かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときにかご受け構造体9の突起94が乗場敷居23の敷居溝24に嵌ると、突起94が下方を向く。これにより、かご受け構造体9の各連結軸93が鉛直方向に沿って配置される。
FIG. 10 is a top view showing a state in which the
各作業補助装置8において、かご受け構造体9の状態を退避状態から敷居到達状態にするときには、乗場にいる作業者が索条体11を引くことにより、かご受け構造体9が展開される。このとき、各連結軸93が水平に配置されている状態でかご受け構造体9が展開される。これにより、かご受け構造体9が伸びて、かご受け構造体9の敷居側端部が乗場敷居23に達する。このようにして、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態になる。
In each work
この後、作業者は、突起94が下方を向くまで、かご受け構造体9を取付部材13に対して取付軸14を中心に回転させる。これにより、図10に示すように、各連結軸93が鉛直方向に沿って配置される。この後、突起94を敷居溝24に嵌める。これにより、かご受け構造体9が乗場敷居23に固定される。
Thereafter, the operator rotates the
各作業補助装置8において、かご受け構造体9の状態を敷居到達状態から退避状態に戻すとき、作業者は、突起94を敷居溝24から外すとともに、突起94が水平になるまで、かご受け構造体9を取付部材13に対して取付軸14を中心に回転させる。この後、作業者は、かご受け構造体9を支持具10に向けて押す。これにより、かご受け構造体9が折り畳まれて縮む。このようにして、かご受け構造体9の状態が退避状態になる。本実施の形態における他の構成は、実施の形態1と同様である。
In each work
このような作業補助装置8では、各連結軸93と平行な直線に直交する軸線を持つ取付軸14を中心に回転可能にかご受け構造体9が取付部材13に連結されている。このため、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときに各連結軸93を鉛直方向に沿って配置することができる。これにより、鉛直方向に沿った荷重に対するかご受け構造体9の剛性を高めることができる。従って、例えばかご受け構造体9がかご2の荷重を上方から鉛直方向下向きに受けた場合であっても、かご受け構造体9を曲がりにくくすることができ、昇降路1の底部における作業者の作業空間をより確実に確保することができる。
In such a work
実施の形態6.
図11は、実施の形態6による作業補助装置を示す側面図である。図12は、図11のXII-XII線に沿った断面図である。図11及び図12では、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときの作業補助装置8が示されている。一対の作業補助装置8のそれぞれでは、かご受け構造体9が支持具10に対して移動可能になっている。本実施の形態では、かご受け構造体9が支持具10に対して水平方向へ移動可能になっている。支持具10は、昇降路1の内壁面から離れた状態で昇降路1内に固定されている。支持具10は、昇降路1の幅方向においてかごガイドレール6の背面と昇降路1の内壁面との間に配置されている。
FIG. 11 is a side view showing the work assisting device according to the sixth embodiment. FIG. 12 is a sectional view taken along line XII-XII in FIG. 11. 11 and 12 show the
支持具10は、一対の対向板105と、固定板106と、固定ピン107とを有している。
The
固定板106は、かごガイドレール6の背面に重なっている。これにより、固定板106は、昇降路1の幅方向に直交している。また、固定板106は、図示しないレールクリップによってかごガイドレール6に着脱可能に固定されている。
The fixed
一対の対向板105は、固定板106に固定されている。また、一対の対向板105は、鉛直方向において互いに対向している。一対の対向板105の間には、かご受け構造体9が通される空間が形成されている。
A pair of opposing
一対の対向板105のそれぞれは、図11に示すように、固定側対向部105aと、開放側対向部105bとを有している。一対の対向板105のそれぞれでは、開放側対向部105bが固定側対向部105aから乗場敷居23側へ突出している。
As shown in FIG. 11, each of the pair of facing
昇降路1の幅方向に沿って支持具10を見たとき、固定板106は、各固定側対向部105aが互いに対向する範囲にのみ配置されており、各敷居側対向部105bが互いに対向する範囲には配置されていない。固定板106には、一対の対向板105のそれぞれにおける固定側対向部105aのみが固定されている。
When looking at the
固定ピン107は、一対の対向板105のそれぞれにおける開放側対向部105bの間に固定されている。また、固定ピン107は、鉛直方向に沿って配置されている。
The fixing
かご受け構造体9は、軸線を持つ長尺部材である。ここで、かご受け構造体9の軸線に直交する方向をかご受け構造体9の幅方向とする。また、かご受け構造体9の軸線に沿った方向及びかご受け構造体9の幅方向のいずれにも直交する方向をかご受け構造体9の厚さ方向とする。このとき、かご受け構造体9は、かご受け構造体9の厚さ方向を鉛直方向と一致させて配置されている。
The
かご受け構造体9は、本体部材98と、抜け止め部材99と、延長部材100とを有している。
The
本体部材98及び延長部材100のそれぞれは、かご受け構造体9の軸線に沿った部材である。これにより、本体部材98及び延長部材100のそれぞれの長手方向は、かご受け構造体9の軸線に沿った方向と一致している。延長部材100の一端部は、本体部材98の一端部に固定されている。本体部材98の他端部は、かご受け構造体9の反敷居側端部となっている。延長部材100の他端部は、かご受け構造体9の敷居側端部となっている。
Each of the
本体部材98は、一対の長尺板981を有している。一対の長尺板981は、かご受け構造体9の軸線に沿った板である。一対の長尺板981は、かご受け構造体9の幅方向において互いに対向している。
The
抜け止め部材99は、かご受け構造体9の反敷居側端部に固定されている。また、抜け止め部材99は、一対の長尺板981の間に固定されている。本実施の形態では、一対の長尺板981を互いに繋ぐピンが抜け止め部材99として用いられている。抜け止め部材99は、かご受け構造体9の幅方向に沿って配置されている。
The retaining
かご受け構造体9の敷居側端部には、突起94が設けられている。突起94は、延長部材100から下方へかご受け構造体9の厚さ方向に沿って突出している。最下階の乗場敷居23に接続された索条体11は、図11に示すように、延長部材100に接続されている。
A
かご受け構造体9の一部は、一対の対向板105の間の空間に通されている。これにより、かご受け構造体9は、かご受け構造体9の厚さ方向において一対の対向板105の間に挟まれている。かご受け構造体9は、一対の対向板105のそれぞれに案内されながら、一対の対向板105に沿った方向、即ち水平方向へ支持具10に対して移動可能になっている。
A portion of the
固定ピン107は、一対の長尺板981の間に通されている。また、固定ピン107は、本体部材98の長手方向へ一対の長尺板981の間をスライド可能になっている。これにより、かご受け構造体9は、かご受け構造体9の軸線に沿った方向へ固定ピン107に対してスライドされながら、支持具10に対して移動可能になっている。かご受け構造体9が固定ピン107に対してスライド可能な範囲は、抜け止め部材99と延長部材100との間の範囲である。また、かご受け構造体9は、固定ピン107を中心として支持具10に対して回転可能にもなっている。
The fixing
各作業補助装置8では、支持具10に対するかご受け構造体9の移動によって、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態と退避状態との間で変化する。
In each work
かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときには、本体部材98が支持具10に支持されているとともに、延長部材100が乗場敷居23に達している。また、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態であるときには、乗場敷居23の敷居溝24に突起94が嵌まる。
When the
図13は、図12のかご受け構造体9の状態が退避状態であるときの各作業補助装置8を示す断面図である。かご受け構造体9の状態が退避状態であるときには、かごガイドレール6の背面と昇降路1の内壁面との間の空間にかご受け構造体9が配置されている。また、かご受け構造体9の状態が退避状態であるときには、本体部材98の一部が一対の対向板105の間の空間に収まっているとともに、かご受け構造体9が昇降路1の奥行き方向に沿って配置されている。さらに、かご受け構造体9の状態が退避状態であるときには、乗場敷居23に対して支持具10よりも遠い側へ本体部材98の一部が支持具10から突出している。
FIG. 13 is a sectional view showing each
かご受け構造体9の状態を退避状態から敷居到達状態にするときには、索条体11を乗場から引くことにより、乗場敷居23に近づく方向へかご受け構造体9を支持具10に対して移動させる。このとき、かご受け構造体9は、固定ピン107を中心として支持具10に対して回転しながら、抜け止め部材99が固定ピン107に近づく方向へ支持具10に対して移動する。これにより、かご受け構造体9の延長部材100が乗場敷居23に達する。このようにして、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態となる。この後、延長部材100の突起94を敷居溝24に嵌める。
When changing the state of the
また、かご受け構造体9の状態を敷居到達状態から退避状態にするときには、突起94を敷居溝24から外した後、棒などの道具を用いて、乗場敷居23から遠ざかる方向へかご受け構造体9を押す。これにより、かご受け構造体9は、かごガイドレール6の背面と昇降路1の内壁面との間の空間に向けて支持具10に対して移動する。このとき、かご受け構造体9は、固定ピン107を中心として支持具10に対して回転しながら、延長部材100が固定ピン107に近づく方向へ支持具10に対して移動する。これにより、乗場敷居23に対して支持具10よりも遠い側へ本体部材98の一部が支持具10から突出するとともに、本体部材98の一部が一対の対向板105の間の空間に収まる。これにより、かご受け構造体9の状態が退避状態となる。本実施の形態における他の構成は、実施の形態1と同様である。
In addition, when changing the state of the
このような作業補助装置8では、かご受け構造体9が支持具10に対して移動することにより、かご受け構造体9の状態が敷居到達状態と退避状態との間で変化する。このため、かご受け構造体9を伸縮させる必要がなくなる。これにより、かご受け構造体9の構造を簡単にすることができ、作業補助装置8の製造を容易にすることができる。また、かご受け構造体9を伸縮させる必要がなくなることから、かご受け構造体9の剛性を容易に高めることができる。
In such a work
なお、実施の形態2では、復元機構95が実施の形態1におけるかご受け構造体9に適用されている。しかし、復元機構95を実施の形態3~5におけるかご受け構造体9に適用してもよい。
In the second embodiment, the restoring
また、実施の形態3では、かご受け構造体9が固定ボルト96によって乗場敷居23に固定される構成が実施の形態1におけるかご受け構造体9に適用されている。しかし、かご受け構造体9が固定ボルト96によって乗場敷居23に固定される構成を実施の形態2、5及び6におけるかご受け構造体9に適用してもよい。
Furthermore, in the third embodiment, a configuration in which the
また、実施の形態4では、かご受け構造体9が把持具97によって乗場敷居23に固定される構成が実施の形態1におけるかご受け構造体9に適用されている。しかし、かご受け構造体9が把持具97によって乗場敷居23に固定される構成を実施の形態2、5及び6におけるかご受け構造体9に適用してもよい。
Further, in the fourth embodiment, a configuration in which the
また、実施の形態1~5では、第2リンク部材92が一対のリンク板921を有している。しかし、第2リンク部材92の構成は、これに限定されない。例えば、第2リンク部材92を1つのリンク板921のみとしてもよい。このようにしても、第1リンク部材91と第2リンク部材92とを連結軸93によって互いに連結することができる。
Further, in the first to fifth embodiments, the
また、実施の形態1~4では、複数の第1リンク部材91及び複数の第2リンク部材92が直列に連結されたリンク部材連結体がかご受け構造体9として用いられている。しかし、かご受け構造体9は、リンク部材連結体に限定されない。例えば、複数のスライド部材が直列に連結されたスライド部材連結体をかご受け構造体として用いてもよい。この場合、かご受け構造体は、複数のスライド部材同士がスライドすることにより伸縮する。複数のスライド部材としては、例えば複数の筒状部材が用いられる。複数の筒状部材が複数のスライド部材として用いられた場合、互いに隣り合う2つの筒状部材のうち、一方の筒状部材の内側に他方の筒状部材がスライド可能に挿入される。
Further, in the first to fourth embodiments, a link member connected body in which a plurality of
また、各上記実施の形態では、一対の作業補助装置8が昇降路1内に設けられている。しかし、作業補助装置8の数は、これに限定されない。例えば、作業補助装置8の数を1つのみにしてもよい。この場合、一対のかごガイドレール6のいずれか一方にのみ支持具10が固定される。
Further, in each of the embodiments described above, a pair of work
また、各上記実施の形態では、支持具10がかごガイドレール6に固定されている。しかし、支持具10が固定される対象は、これに限定されない。例えば、支持具10が昇降路1の内壁面に固定されていてもよい。
Further, in each of the above embodiments, the
また、各上記実施の形態では、最下階の床面に合わせた高さにかご受け構造体9が配置されている。しかし、昇降路1の高さ方向におけるかご受け構造体9の位置は、これに限定されない。例えば、最下階よりも1つ上の階の床面に合わせた高さにかご受け構造体9を配置してもよい。
Furthermore, in each of the above embodiments, the
1 昇降路、2 かご、9 かご受け構造体、10 支持具、11 索条体、13 取付部材、14 取付軸、23 乗場敷居、91 第1リンク部材(リンク部材)、92 第2リンク部材(リンク部材)、93 連結軸、95 復元機構、96 固定ボルト(固定具)、97 把持具(固定具)。 1 hoistway, 2 car, 9 car receiving structure, 10 support, 11 cable body, 13 mounting member, 14 mounting shaft, 23 landing sill, 91 first link member (link member), 92 second link member ( link member), 93 connecting shaft, 95 restoring mechanism, 96 fixing bolt (fixing tool), 97 gripping tool (fixing tool).
Claims (7)
前記支持具に支持されており、前記昇降路の高さ方向において前記昇降路の底部と前記かごとの間に配置されるかご受け構造体と、
前記かご受け構造体に接続されており、乗場敷居に接続される索条体と
を備え、
前記支持具は、前記昇降路を上から見たとき、前記かごの領域から外れた位置に固定されるようになっており、
前記かご受け構造体の状態は、前記かご受け構造体が前記支持具から前記乗場敷居に達する敷居到達状態と、前記かご受け構造体が前記乗場敷居から外れる退避状態との間で変化可能になっており、
前記昇降路を上から見たとき、前記かご受け構造体の状態が前記敷居到達状態になることにより前記かご受け構造体の一部が前記かごの領域に重なり、前記かご受け構造体の状態が前記退避状態になることにより前記かご受け構造体が前記かごの領域から外れるエレベータの作業補助装置。 a support fixed within a hoistway in which the car moves;
a car receiving structure supported by the support and disposed between the bottom of the hoistway and the car in the height direction of the hoistway;
and a cable body connected to the car receiving structure and connected to the landing sill,
The support is configured to be fixed at a position outside the area of the car when the hoistway is viewed from above,
The state of the car receiving structure is changeable between a threshold reaching state in which the car receiving structure reaches the landing threshold from the support and a retracted state in which the car receiving structure comes off the landing threshold. and
When the hoistway is viewed from above, the state of the car receiving structure reaches the threshold state, so that a part of the car receiving structure overlaps with the area of the car, and the state of the car receiving structure changes. An elevator work auxiliary device in which the car receiving structure is removed from the area of the car by entering the retracted state.
を備えている請求項1に記載のエレベータの作業補助装置。 The elevator work assistance device according to claim 1, further comprising a fixture that fixes the car receiving structure to the landing threshold when the car receiving structure is in the threshold reaching state.
を備えている請求項3に記載のエレベータの作業補助装置。 The elevator work assistance device according to claim 3, further comprising a restoring mechanism that applies force to the car support structure in a direction in which the car support structure contracts.
互いに隣り合う2つの前記リンク部材同士は、連結軸を中心に回転可能に連結されている請求項3又は請求項4に記載のエレベータの作業補助装置。 The car receiving structure has a plurality of link members connected in series,
The elevator work assistance device according to claim 3 or 4, wherein the two link members adjacent to each other are rotatably connected to each other about a connecting shaft.
を備え、
前記かご受け構造体は、前記連結軸と平行な直線に直交する軸線を持つ取付軸を中心に回転可能に前記取付部材に連結されている請求項5に記載のエレベータの作業補助装置。 a mounting member attached to the support;
6. The elevator work auxiliary device according to claim 5, wherein the car receiving structure is rotatably connected to the attachment member about an attachment shaft having an axis perpendicular to a straight line parallel to the connection axis.
前記かご受け構造体の状態は、前記かご受け構造体が前記支持具に対して移動することにより前記敷居到達状態と前記退避状態との間で変化する請求項1又は請求項2に記載のエレベータの作業補助装置。 The car receiving structure is movable with respect to the support,
The elevator according to claim 1 or 2, wherein the state of the car receiving structure changes between the threshold reaching state and the retracted state by moving the car receiving structure with respect to the support. work aids.
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