JP7411499B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、ステレオ画像に基づいて距離画像を得る画像処理装置に関する。
自動車等の車両には、ステレオカメラにより得られたステレオ画像に基づいて距離画像を生成するものがある。例えば、特許文献1には、一対の画像データに基づいて距離データを生成し、この距離データを、記憶部に記憶された補正データを用いて補正する技術が開示されている。
特開2019-7830号公報
画像処理装置では、距離画像の精度が高いことが望まれており、さらなる精度の向上が期待されている。
距離画像の精度を高めることができる画像処理装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態に係る第1の画像処理装置は、画像補正部と、距離画像生成部と、蓄積部と、代表値算出部と、補正マップデータ生成部とを備えている。画像補正部は、第1の補正マップデータを用いて、第1の左画像および第1の右画像を含むステレオ画像における第1の左画像の画素値の位置を縦方向に移動させることにより第2の左画像を生成するとともに、第2の補正マップデータを用いて、第1の右画像の画素値の位置を縦方向に移動させることにより第2の右画像を生成するように構成される。距離画像生成部は、第2の左画像および第2の右画像に基づいて、互いに対応する第2の左画像における左画像点および第2の右画像における右画像点を特定することにより、距離画像を生成するように構成される。蓄積部は、第2の左画像における区分された複数の左画像領域のうちの左画像点が属する左画像領域と、左画像点および右画像点の縦方向における位置の間の差分値に応じた第1の値とを関連付けて記憶するとともに、第2の右画像における区分された複数の右画像領域のうちの右画像点が属する右画像領域と、差分値に応じた第2の値とを関連付けて記憶するように構成される。代表値算出部と、複数の左画像領域のそれぞれにおいて、その左画像領域に関連付けて記憶された複数の第1の値の代表値である第1の代表値を算出するとともに、複数の右画像領域のそれぞれにおいて、その右画像領域に関連付けて記憶された複数の第2の値の代表値である第2の代表値を算出するように構成される。補正マップデータ生成部は、複数の左画像領域のそれぞれにおける第1の代表値に基づいて第1の補正マップデータを生成するとともに、複数の右画像領域のそれぞれにおける第2の代表値に基づいて第2の補正マップデータを生成するように構成される。
本開示の一実施の形態に係る第2の画像処理装置は、画像補正部と、距離画像生成部と、蓄積部と、代表値算出部と、補正マップデータ生成部とを備えている。画像補正部は、補正マップデータを用いて、第1の左画像および第1の右画像を含むステレオ画像に対して、第1の左画像の画素値の位置および第1の右画像の画素値の位置を縦方向において互いに反対方向に移動させることにより第2の左画像および第2の右画像を生成するように構成される。距離画像生成部は、第2の左画像および第2の右画像に基づいて、互いに対応する第2の左画像における左画像点および第2の右画像における右画像点を特定することにより、距離画像を生成するように構成される。蓄積部は、ステレオ画像における区分された複数の画像領域のうちの左画像点および右画像点のうちの一方または双方に応じた画像領域と、左画像点および右画像点の縦方向における位置の間の差分値に応じた値とを関連づけて記憶するように構成される。代表値算出部は、複数の画像領域のそれぞれにおいて、その画像領域に関連付けて記憶された複数の値の代表値を算出するように構成される。補正マップデータ生成部は、複数の画像領域のそれぞれにおける代表値に基づいて補正マップデータを生成するように構成される。
本開示の一実施の形態に係る第1の画像処理装置および第2の画像処理装置によれば、距離画像の精度を高めることができる。
本開示の一実施の形態に係る画像処理装置の一構成例を表すブロック図である。 図1に示したステレオカメラの車両における配置例を表す説明図である。 図1に示したステレオカメラが生成した左画像および右画像の一例を表す説明図である。 左画像領域および右画像領域の一例を表す説明図である。 対応点の一例を表す説明図である。 図1に示した補正制御部の一動作例を表すフローチャートである。 図1に示した差分値蓄積部の一動作例を表す説明図である。 図1に示した代表値算出部の一動作例を表す説明図である。 図1に示した補正マップデータ生成部の一動作例を表す説明図である。 変形例に係る画像処理装置の一構成例を表すブロック図である。 図10に示した差分値蓄積部の一動作例を表す説明図である。 図10に示した差分値蓄積部の他の動作例を表す説明図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態>
[構成例]
図1は、一実施の形態に係る画像処理装置(画像処理装置1)の一構成例を表すものである。画像処理装置1は、ステレオカメラ11と、処理部20とを有している。画像処理装置1は、自動車等の車両10に搭載される。
ステレオカメラ11は、車両10の前方を撮像することにより、互いに視差を有する一組の画像(左画像PLおよび右画像PR)を生成するように構成される。ステレオカメラ11は、左カメラ11Lと、右カメラ11Rとを有する。左カメラ11Lおよび右カメラ11Rのそれぞれは、レンズとイメージセンサとを含んでいる。
図2は、車両10におけるステレオカメラ11の配置例を表すものである。左カメラ11Lおよび右カメラ11Rは、この例では、車両10の車両内において、車両10のフロントガラス100の上部近傍に、車両10の幅方向に所定距離だけ離間して配置される。左カメラ11Lおよび右カメラ11Rは、互いに同期して撮像動作を行う。左カメラ11Lは左画像PLを生成し、右カメラ11Rは右画像PRを生成する。左画像PLは複数の画素値を含み、右画像PRは複数の画素値を含む。左画像PLおよび右画像PRは、ステレオ画像PICを構成する。
図3は、ステレオ画像PICの一例を表すものであり、図3(A)は左画像PLの一例を示し、図3(B)は右画像PRの一例を示す。この例では、車両10が走行している走行路における車両10の前方に、他車両(先行車両90)が走行している。左カメラ11Lはこの先行車両90を撮像することにより左画像PLを生成し、右カメラ11Rはこの先行車両90を撮像することにより右画像PRを生成する。
左画像PLおよび右画像PRは、ステレオ画像PICを構成する。ステレオカメラ11は、所定のフレームレート(例えば60[fps])で撮像動作を行うことにより、一連のステレオ画像PICを生成するようになっている。
処理部20(図1)は、ステレオカメラ11から供給されたステレオ画像PICに基づいて、車両10の前方の物体を認識するように構成される。車両10では、例えば、処理部20が認識した物体についての情報に基づいて、例えば、車両10の走行制御を行い、あるいは、認識した物体についての情報をコンソールモニタに表示することができるようになっている。処理部20は、例えば、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)、処理データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)などにより構成される。処理部20は、画像補正部21と、距離画像生成部22と、補正制御部24と、物体認識部28とを有している。
画像補正部21は、ステレオ画像PICに含まれる左画像PLおよび右画像PRを、フロントガラス100による画像歪みを低減するように補正することにより、左画像PL1および右画像PR1を生成するように構成される。すなわち、フロントガラス100における左カメラ11Lの撮像面の前方のガラス部分や、右カメラ11Rの撮像面の前方のガラス部分において、光学特性が均一であることが望ましいが、実際には均一でない場合があり得る。この場合には、例えば、左画像PLや右画像PRが歪むことがあり得る。特に、左画像PLおよび右画像PRにおいて、縦方向における歪みが互いに異なる場合には、距離画像生成部22は、このような左画像PLおよび右画像PRに基づいてステレオマッチング処理を行うことが難しくなり、その結果、距離画像PZの精度が低下するおそれがある。そこで、画像処理装置1では、画像補正部21が、左画像PLおよび右画像PRを、フロントガラス100による画像歪みを低減するように補正するようになっている。
画像補正部21は、補正マップデータMLを用いて、左画像PLを補正することにより左画像PL1を生成する。補正マップデータMLは、縦方向(Y方向)の画像歪みを補正するための補正値δのマップデータである。補正マップデータMLの複数の補正値δは、画素単位の補正値であり、左画像PLの複数の画素にそれぞれ対応している。画像補正部21は、例えば、左画像PLにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMLにおける複数の補正値δに応じてそれぞれ縦方向に移動させることにより、左画像PL1を生成する。
同様に、画像補正部21は、補正マップデータMRを用いて、右画像PRを補正することにより右画像PR1を生成する。補正マップデータMRは、縦方向(Y方向)の画像歪みを補正するための補正値δのマップデータである。補正マップデータMRの複数の補正値δは、画素単位の補正値であり、右画像PRの複数の画素にそれぞれ対応している。画像補正部21は、例えば、右画像PRにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMRにおける複数の補正値δに応じてそれぞれ縦方向に移動させることにより、右画像PR1を生成するようになっている。
距離画像生成部22(図1)は、画像補正部21により生成された左画像PL1および右画像PR1に基づいて、ステレオマッチング処理やフィルタリング処理などを含む所定の画像処理を行うことにより、距離画像PZを生成するように構成される。距離画像PZは、複数の画素値を含む。複数の画素値のそれぞれは、この例では視差値である。言い換えれば、複数の画素値のそれぞれは、3次元の実空間における、各画素に対応する点までの距離に対応する。なお、これに限定されるものではなく、例えば、複数の画素値のそれぞれは、3次元の実空間における、各画素に対応する点までの距離を示す値であってもよい。
距離画像生成部22は、対応点算出部23を有している。対応点算出部23は、左画像PL1および右画像PR1に基づいてステレオマッチング処理を行うことにより、互いに対応する2つの画像点(左画像点CPLおよび右画像点CPR)を含む対応点CPを特定するように構成される。そして、対応点算出部23は、左画像PL1における左画像点CPLの位置についての情報、および右画像PR1における右画像点CPRの位置についての情報を、補正制御部24に供給するようになっている。対応点算出部23は、例えばテンプレートマッチングにより対応点CPを特定してもよいし、局所特徴量に基づく特徴量マッチングにより対応点CPを特定してもよい。
補正制御部24は、左画像PL1における左画像点CPLの位置についての情報、および右画像PR1における右画像点CPRの位置についての情報に基づいて、補正マップデータML,MRを生成するように構成される。補正制御部24は、差分値蓄積部25と、代表値算出部26と、補正マップデータ生成部27とを有している。
差分値蓄積部25は、左画像点CPLの縦方向の位置と右画像点CPRの縦方向の位置との間の差分値nに応じた値を蓄積するように構成される。差分値蓄積部25は、左バッファBUFLと、右バッファBUFRとを有している。
左バッファBUFLは、左画像PL1における区分された複数の左画像領域RLのうちの左画像点CPLが属する左画像領域RLと、左画像点CPLの縦方向の位置と右画像点CPRの縦方向の位置との間の差分値nに応じた値とを関連づけて記憶するように構成される。
右バッファBUFRは、右画像PR1における区分された複数の右画像領域RRのうちの右画像点CPRが属する右画像領域RRと、左画像点CPLの縦方向の位置と右画像点CPRの縦方向の位置との間の差分値nに応じた値とを関連づけて記憶するように構成される。
図4は、複数の左画像領域RLおよび右画像領域RRの一例を表すものである。左画像PL1は、この例では、横方向(X方向)において8つに区分され、縦方向(Y方向)において7つに区分されることにより、56個の左画像領域RLに区分される。左バッファBUFLは、これらの56個の左画像領域RLにそれぞれ対応する56個のバッファBUFLijを有している。ここで、i,jは対応する左画像領域RLの位置を示す係数である。iは横方向の係数であり1以上8以下の値をとり得る。jは縦方向の係数であり1以上7以下の値をとり得る。56個のバッファBUFLijのそれぞれは、差分値nに応じた値を複数個格納することができるようになっている。
同様に、右画像PR1は、この例では、横方向(X方向)において8つに区分され、縦方向(Y方向)において7つに区分されることにより、56個の右画像領域RRに区分される。右バッファBUFRは、56個の右画像領域RRにそれぞれ対応する56個のバッファBUFRijを有している。ここで、i,jは対応する右画像領域RRの位置を示す係数である。56個のバッファBUFRijのそれぞれは、差分値nに応じた値を複数個格納することができるようになっている。
代表値算出部26は、複数の左画像領域RLのそれぞれにおいて、その左画像領域RLに関連づけて記憶された複数個の値の代表値VLを算出するとともに、複数の右画像領域RRのそれぞれにおいて、その右画像領域RRに関連づけて記憶された複数個の値の代表値VRを算出するように構成される。
補正マップデータ生成部27は、複数の左画像領域RLのそれぞれにおける代表値VLに基づいて、画素単位の複数の補正値δを有する補正マップデータMLを生成するとともに、複数の右画像領域RRのそれぞれにおける代表値VRに基づいて、画素単位の複数の補正値δを有する補正マップデータMRを生成するように構成される。
物体認識部28は、左画像PL1および右画像PR1と、距離画像生成部22により生成された距離画像PZとに基づいて、車両10の前方の物体を認識するように構成される。そして、物体認識部28は、その認識結果についてのデータを出力するようになっている。
ここで、画像補正部21は、本開示における「画像補正部」の一具体例に対応する。距離画像生成部22は、本開示における「距離画像生成部」の一具体例に対応する。差分値蓄積部25は、本開示における「蓄積部」の一具体例に対応する。代表値算出部26は、本開示における「代表値算出部」の一具体例に対応する。補正マップデータ生成部27は、本開示における「補正マップデータ生成部」の一具体例に対応する。
ステレオ画像PICは、本開示における「ステレオ画像」の一具体例に対応する。左画像PLは、本開示における「第1の左画像」の一具体例に対応する。右画像PRは、本開示における「第1の右画像」の一具体例に対応する。左画像PL1は、本開示における「第2の左画像」の一具体例に対応する。右画像PR1は、本開示における「第2の右画像」の一具体例に対応する。距離画像PZは、本開示における「距離画像」の一具体例に対応する。左画像点CPLは、本開示における「左画像点」の一具体例に対応する。右画像点CPRは、本開示における「右画像点」の一具体例に対応する。左画像領域RLは、本開示における「左画像領域」の一具体例に対応する。右画像領域RRは、本開示における「右画像領域」の一具体例に対応する。代表値VLは、本開示における「第1の代表値」の一具体例に対応する。代表値VRは、本開示における「第2の代表値」の一具体例に対応する。補正マップデータMLは、本開示における「第1の補正マップデータ」の一具体例に対応する。補正マップデータMPは、本開示における「第2の補正マップデータ」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の画像処理装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1を参照して、画像処理装置1の全体動作概要を説明する。ステレオカメラ11は、車両10の前方を撮像することにより、左画像PLおよび右画像PRを含むステレオ画像PICを生成する。処理部20において、画像補正部21は、補正マップデータMLを用いて、左画像PLを補正することにより左画像PL1を生成し、補正マップデータMRを用いて、右画像PRを補正することにより右画像PR1を生成する。距離画像生成部22は、左画像PL1および右画像PR1に基づいて、ステレオマッチング処理やフィルタリング処理などを含む所定の画像処理を行うことにより、距離画像PZを生成する。補正制御部24は、左画像PL1における左画像点CPLの位置についての情報、および右画像PR1における右画像点CPRの位置についての情報に基づいて、補正マップデータML,MRを生成する。物体認識部28は、左画像PL1および右画像PR1と、距離画像生成部22により生成された距離画像PZとに基づいて、車両10の前方の物体を認識する。
(詳細動作)
以下に、補正制御部24の動作について詳細に説明する。
距離画像生成部22の対応点算出部23は、左画像PL1および右画像PR1に基づいてステレオマッチング処理を行うことにより、互いに対応する2つの画像点(左画像点CPLおよび右画像点CPR)を含む対応点CPを特定する。
図5は、ステレオ画像PICにおける対応点CPの一例を表すものである。一般に、対応点算出部23は、1つのステレオ画像PICに基づいて、複数の対応点CPを特定するが、この図5では、そのような複数の対応点CPのうちの1つを描いている。この例では、左画像点CPLは、左画像PL1における複数の左画像領域RLのうち、左から4番目であり上から6番目の左画像領域RLに属し、右画像点CPRは、右画像PR1における複数の右画像領域RRのうち、左から3番目であり上から6番目の右画像領域RRに属している。この例では、左画像PL1における左画像点CPLの縦方向の位置は、右画像PR1における右画像点CPRの縦方向の位置よりも、差分値nだけ低い。すなわち、この例では、フロントガラス100における光学特性の不均一性により、左画像PLおよび右画像PRにおいて、縦方向における歪みが互いに異なっているので、左画像点CPLおよび右画像点CPRの縦方向における位置が互いにずれている。
補正制御部24は、左画像PL1における左画像点CPLの位置についての情報、および右画像PR1における右画像点CPRの位置についての情報に基づいて、補正マップデータML,MRを生成する。
図6は、補正制御部24の一動作例を表すものである。
まず、差分値蓄積部25は、対応点CPに含まれる左画像点CPLおよび右画像点CPRのうちの、左画像点CPLの縦方向の位置と右画像点CPRの縦方向の位置との間の差分値nに応じた値を蓄積する(ステップS101)。
図7は、差分値蓄積部25の一動作例を表すものである。この例では、左画像点CPLは、左から4番目であり上から6番目の左画像領域RLに属するので、差分値蓄積部25は、左バッファBUFLにおけるこの左画像領域RLに対応するバッファBUFL46に“-n/2”を格納する。また、右画像点CPRは、左から3番目であり上から6番目の右画像領域RRに属するので、差分値蓄積部25は、右バッファBUFRにおけるこの右画像領域RRに対応するバッファBUFR36に“n/2”を格納する。左バッファBUFLのバッファBUFL46に格納された“-n/2”、および右バッファBUFRのバッファBUFR36に格納された“n/2”は、左画像点CPLを上方向に“n/2”ずらし、右画像点CPRを下方向に“n/2”ずらすことにより、左画像点CPLおよび右画像点CPRの縦方向における位置が同じになることを意味している。
差分値蓄積部25は、例えば、1つのステレオ画像PICから得られる複数の対応点CPのそれぞれに基づいて、このように、左バッファBUFLおよび右バッファBUFRに、差分値nに応じた値をそれぞれ格納する。これにより、左バッファBUFLにおける複数のバッファBUFLijのそれぞれ、および右バッファBUFRにおける複数のバッファBUFRijのそれぞれには、差分値nに応じた値が格納される。例えば、これらのバッファBUFLij,BUFRijの一部には、差分値nに応じた値が複数個格納される。
次に、代表値算出部26は、複数の左画像領域RLのそれぞれにおいて、その左画像領域RLに関連づけて記憶された複数個の値の代表値VLを算出するとともに、複数の右画像領域RRのそれぞれにおいて、その右画像領域RRに関連づけて記憶された複数個の値の代表値VRを算出する(ステップS102)。
具体的には、代表値算出部26は、複数の左画像領域RLのそれぞれにおいて、その左画像領域RLに関連づけて記憶された複数個の値の個数が所定数TH以上になった場合に、それらの複数個の値の最頻値を、代表値VLとして算出する。
図8は、所定数THの一例を表すものである。所定数THは、複数の左画像領域RLに対してそれぞれ個別に設定されている。例えば、複数の左画像領域RLのうちの上半分の左画像領域RLにおける所定数THは、下半分の左画像領域RLにおける所定数THよりも大きい値に設定される。また、横方向の中央付近の左画像領域RLにおける所定数THは、両端付近の左画像領域RLにおける所定数THよりも大きい値に設定される。所定数THは、対応点算出部23における対応点CPの得られやすさに基づいて設定される。すなわち、一般に、図3に示したように、左画像PLおよび右画像PRの上半分には、例えば車両、建造物、人物などの画像が含まれ、下半分には走行路の画像が含まれるので、画像の上半分では、画像の下半分よりも対応点CPが得られやすい。よって、図8に示したように、例えば、上半分の左画像領域RLにおける所定数THは、下半分の左画像領域RLにおける所定数THよりも大きい値に設定される。
代表値算出部26は、複数の左画像領域RLのそれぞれにおいて、その左画像領域RLに関連づけて記憶された複数個の値の個数が、図8に示した所定数TH以上になった場合に、それらの複数個の値の最頻値を、代表値VLとして算出する。
同様に、代表値算出部26は、複数の右画像領域RRのそれぞれにおいて、その右画像領域RRに関連づけて記憶された複数個の値の個数が、図8に示した所定数TH以上になった場合に、それらの複数個の値の最頻値を、代表値VRとして算出する。
なお、この例では、最頻値を用いて代表値VL,VRを算出したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、平均値を用いて代表値VL,VRを算出してもよい。この場合には、代表値算出部26は、複数の左画像領域RLのそれぞれにおいて、その左画像領域RLに関連づけて記憶された複数個の値の個数が、図8に示した所定数TH以上になった場合に、それらの複数個の値の平均値を、代表値VLとして算出する。同様に、代表値算出部26は、複数の右画像領域RRのそれぞれにおいて、その右画像領域RRに関連づけて記憶された複数個の値の個数が、図8に示した所定数TH以上になった場合に、それらの複数個の値の平均値を、代表値VRとして算出する。
次に、補正マップデータ生成部27は、複数の左画像領域RLのそれぞれにおける代表値VLに基づいて補正マップデータMLを生成するとともに、複数の右画像領域RRのそれぞれにおける代表値VRに基づいて補正マップデータMRを生成する(ステップS103)。
代表値算出部26により算出された代表値VLは、左画像領域RLを単位とした値であり、代表値算出部26により算出された代表値VRは、右画像領域RRを単位とした値である。補正マップデータ生成部27は、左画像領域RLを単位とした代表値VLに基づいて、画素単位の複数の補正値δを有する補正マップデータMLを生成し、右画像領域RRを単位とした代表値VRに基づいて、画素単位の複数の補正値δを有する補正マップデータMRを生成する。
図9は、補正マップデータMLの生成処理の一例を表すものである。この図9には、画素Pでの補正値δを算出する場合における画素Pの近くの左画像領域RL0~RL3を示している。代表値VL0は、左画像領域RL0における代表値VLであり、代表値VL1は、左画像領域RL1における代表値VLであり、代表値VL2は、左画像領域RL2における代表値VLであり、代表値VL3は、左画像領域RL3における代表値VLである。この図9では、左画像領域RL0~RL3のそれぞれは、10個の画素を含むように描いている。なお、これに限定されるものではなく、左画像領域RL0~RL3のそれぞれは、9個以外の画素を含んでもよいし、11個以上の画素を含んでもよい。
補正マップデータ生成部27は、画素Pでの補正値δを算出する際、画素Pの近くの4つの左画像領域RL0~RL3を特定し、これらの4つの左画像領域RL0~RL3の中心位置とこの画素Pの位置との間の距離に応じた重み値w0~w3を算出する。重み値w0は、左画像領域RL0の中心位置と画素Pの位置との距離に応じた値であり、その距離が長いほど小さい値に設定される。同様に、重み値w1は、左画像領域RL1の中心位置と画素Pの位置との距離に応じた値であり、重み値w2は、左画像領域RL2の中心位置と画素Pの位置との距離に応じた値であり、重み値w3は、左画像領域RL3の中心位置と画素Pの位置との距離に応じた値である。そして、補正マップデータ生成部27は、以下の式を用いて画素Pにおける補正値δを算出する。
δ(t+1)=
{(VL0×w0+VL1×w1+VL2×w2+VL3×w3)-δ(t)}×Wr
+δ(t)×Wr
ここで、δ(t)は画素Pにおける現在の補正値であり、δ(t+1)は画素Pにおける次のタイミングでの補正値である。Wrはフィルタ係数であり、0以上1以下の値をとり得る。フィルタ係数Wrが大きい場合には、補正値δは時間の経過に応じて急激に変化し、フィルタ係数Wrが小さい場合には、補正値δは時間の経過に応じてなだらかに変化する。
このようにして、補正マップデータ生成部27は、複数の左画像領域RLのそれぞれにおける代表値VLに基づいて補正マップデータMLを生成する。同様に、補正マップデータ生成部27は、複数の右画像領域RRのそれぞれにおける代表値VRに基づいて補正マップデータMRを生成する。
以上で、図6に示した処理は終了する。補正制御部24は、例えば、処理部20にステレオ画像PICが供給される度に、図6に示した処理を行う。このようにして、補正マップデータML,MRは順次更新される。
画像補正部21は、このようにして生成された補正マップデータML,MRを用いて、左画像PLおよび右画像PRを補正する。具体的には、画像補正部21は、例えば、左画像PLにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMLにおける複数の補正値δに応じてそれぞれ縦方向に移動させることにより、左画像PL1を生成する。また、画像補正部21は、例えば、右画像PRにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMRにおける複数の補正値δに応じてそれぞれ縦方向に移動させることにより、右画像PR1を生成する。これにより、画像処理装置1では、フロントガラス100の不均一性に起因する縦方向の画像歪みを低減することができるので、ステレオマッチング処理を行いやすくすることができるため、距離画像の精度を高めることができる。
このように、画像処理装置1では、補正マップデータMLを用いて左画像PLの画素値の位置を縦方向に移動させることにより左画像PL1を生成するとともに、補正マップデータMRを用いて右画像PRの画素値の位置を縦方向に移動させることにより右画像PR1を生成するようにした。そして、左画像PL1および右画像PR1に基づいて、互いに対応する左画像点CPLおよび右画像点CPRを算出することにより、距離画像PZを生成するようにした。これにより、画像処理装置1では、フロントガラス100の不均一性に起因する縦方向の画像歪みを低減することができるので、ステレオマッチング処理を行いやすくすることができるため、距離画像の精度を高めることができる。
また、画像処理装置1では、左画像PL1における区分された複数の左画像領域RLのうちの左画像点CPLが属する左画像領域RLと、左画像点CPLおよび右画像点CPRの縦方向における位置の間の差分値nに応じた第1の値とを関連づけて記憶するとともに、右画像PR1における区分された複数の右画像領域RRのうちの右画像点CPRが属する右画像領域RRと、差分値nに応じた第2の値とを関連付けて記憶するようにした。そして複数の左画像領域RLのそれぞれにおいて、その左画像領域RLに関連付けて記憶された複数の第1の値の代表値VLを算出し、複数の右画像領域RRのそれぞれにおいて、その右画像領域RRに関連付けて記憶された複数の第2の値の代表値VRを算出するようにした。そして、複数の左画像領域RLのそれぞれにおける代表値VLに基づいて補正マップデータMLを生成するとともに、複数の右画像領域RRのそれぞれにおける代表値VRに基づいて補正マップデータMRを生成するようにした。これにより、画像処理装置1では、例えば車両10が走行している期間において、補正マップデータML,MRを更新することができる。よって、例えば風圧などによりフロントガラス100が歪み、画像歪みが変化した場合でも、その画像歪みに応じて補正マップデータML,MRを更新することができる。その結果、画像処理装置1では、距離画像の精度を高めることができる。特に、画像処理装置1では、最頻値や平均値などの代表値VL,VRを用いて補正マップデータML,MRを生成するようにしたので、例えば、誤検出された対応点CPの影響を抑えることができるため、距離画像の精度を高めることができる。
また、画像処理装置1では、複数の左画像領域RLのそれぞれにおいて、その左画像領域RLに関連づけて記憶された複数の第1の値の個数が所定数TH以上になった場合に代表値VLを算出し、複数の右画像領域RRのそれぞれにおいて、その右画像領域RRに関連づけて記憶された複数の第2の値の個数が所定数TH以上になった場合に代表値VRを算出するようにした。これにより、例えば、左画像領域RLに関連づけて記憶された複数の第1の値の個数が所定数THよりも少ない場合には、代表値VLが算出されないので、少ないデータに基づいて代表値VLが生成されることはなく、そのような少ないデータの補正値δへの影響を抑えることができるため、距離画像の精度を高めることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、補正マップデータMLを用いて左画像PLの画素値の位置を縦方向に移動させることにより左画像PL1を生成するとともに、補正マップデータMRを用いて右画像PRの画素値の位置を縦方向に移動させることにより右画像PR1を生成するようにした。そして、左画像PL1および右画像PR1に基づいて、互いに対応する左画像点および右画像点を算出することにより、距離画像を生成するようにした。これにより、距離画像の精度を高めることができる。
本実施の形態では、左画像PL1における区分された複数の左画像領域のうちの左画像点が属する左画像領域と、左画像点および右画像点の縦方向における位置の間の差分値に応じた第1の値とを関連づけて記憶するとともに、右画像PR1における区分された複数の右画像領域のうちの右画像点が属する右画像領域と、差分値に応じた第2の値とを関連付けて記憶するようにした。そして複数の左画像領域のそれぞれにおいて、その左画像領域に関連付けて記憶された複数の第1の値の代表値VLを算出し、複数の右画像領域のそれぞれにおいて、その右画像領域に関連付けて記憶された複数の第2の値の代表値VRを算出するようにした。そして、複数の左画像領域のそれぞれにおける代表値VLに基づいて補正マップデータMLを生成するとともに、複数の右画像領域のそれぞれにおける代表値VRに基づいて補正マップデータMRを生成するようにした。これにより、距離画像の精度を高めることができる。
[変形例1]
上記実施の形態では、補正マップデータML,MRを用いて左画像PLおよび右画像PRを補正するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、1つの補正マップデータMを用いて左画像PLおよび右画像PRを補正してもよい。以下に、本変形例に係る画像処理装置1Aについて、詳細に説明する。
図10は、画像処理装置1Aの一構成例を表すものである。画像処理装置1Aは、処理部20Aを備えている。処理部20Aは、画像補正部21Aと、補正制御部24Aとを有している。
画像補正部21Aは、補正マップデータMを用いて、左画像PLおよび右画像PRを補正することにより左画像PL1および右画像PR1を生成する。補正マップデータMは、縦方向の画像歪みを補正するための補正値δのマップデータである。補正マップデータMの複数の補正値δは、画素単位の補正値δである。画像補正部21Aは、例えば、左画像PLにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMにおける複数の補正値δに応じてそれぞれ縦方向に移動させることにより、左画像PL1を生成する。また、画像補正部21Aは、右画像PRにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMにおける複数の補正値δに応じて、左画像PLの画素値の移動方向と反対の方向に移動させることにより、右画像PR1を生成するようになっている。
補正制御部24Aは、左画像PL1における左画像点CPLの位置についての情報、および右画像PR1における右画像点CPRの位置についての情報に基づいて、補正マップデータMを生成するように構成される。補正制御部24Aは、差分値蓄積部25Aと、代表値算出部26Aと、補正マップデータ生成部27Aとを有している。
差分値蓄積部25Aは、上記実施の形態に係る差分値蓄積部25と同様に、左画像点CPLの縦方向の位置と右画像点CPRの縦方向の位置との間の差分値nに応じた値を蓄積するように構成される。差分値蓄積部25は、バッファBUFを有している。
バッファBUFは、この例では、左画像PL1における区分された複数の左画像領域RLのうちの左画像点CPLが属する左画像領域RLと、左画像点CPLの縦方向の位置と右画像点CPRの縦方向の位置との間の差分値nに応じた値とを関連づけて記憶するように構成される。バッファBUFは、この例では、56個の左画像領域RLにそれぞれ対応する56個のバッファBUFijを有している。
図11は、差分値蓄積部25Aの一動作例を表すものである。この例では、左画像点CPLは、左から4番目であり上から6番目の左画像領域RLに属するので、差分値蓄積部25Aは、この左画像領域RLに対応するバッファBUF46に“-n/2”を格納する。
代表値算出部26Aは、上記実施の形態に係る代表値算出部26と同様に、複数の左画像領域RLのそれぞれにおいて、その左画像領域RLに関連づけて記憶された複数個の値の代表値VLを算出するように構成される。
補正マップデータ生成部27Aは、上記実施の形態に係る補正マップデータ生成部27と同様に、複数の左画像領域RLのそれぞれにおける代表値VLに基づいて、画素単位の複数の補正値δを有する補正マップデータMを生成するように構成される。
このようにして生成された補正マップデータMは、上記実施の形態に係る補正マップデータMLと同様である。画像補正部21Aは、例えば、左画像PLにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMにおける複数の補正値δに応じてそれぞれ縦方向に移動させることにより、左画像PL1を生成する。また、画像補正部21Aは、右画像PRにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMにおける複数の補正値δに応じて、左画像PLの画素値の移動方向と反対の方向に移動させることにより、右画像PR1を生成する。これにより、画像処理装置1Aでは、上記実施の形態の場合と同様に、フロントガラス100の不均一性に起因する縦方向の画像歪みを低減することができるので、ステレオマッチング処理を行いやすくすることができるため、距離画像の精度を高めることができる。
なお、この例では、差分値蓄積部25Aは、図11に示したように、複数の左画像領域RLのうちの左画像点CPLが属する左画像領域RLと、左画像点CPLの縦方向の位置と右画像点CPRの縦方向の位置との差分値nに応じた値とを関連づけて記憶するようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、図12に示すように、複数の右画像領域RRのうちの右画像点CPRが属する右画像領域RRと、左画像点CPLの縦方向の位置と右画像点CPRの縦方向の位置との間の差分値nに応じた値とを関連づけて記憶してもよい。この例では、右画像点CPRは、左から3番目であり上から6番目の右画像領域RRに属するので、差分値蓄積部25Aは、この左画像領域RLに対応するバッファBUF36に“n/2”を格納する。このようにして生成された補正マップデータMは、上記実施の形態に係る補正マップデータMRと同様である。この場合、画像補正部21Aは、例えば、右画像PRにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMにおける複数の補正値δに応じてそれぞれ縦方向に移動させることにより、右画像PR1を生成する。また、画像補正部21Aは、左画像PLにおける複数の画素値の位置を、補正マップデータMにおける複数の補正値δに応じて、右画像PRの画素値の移動方向と反対の方向に移動させることにより、左画像PL1を生成する。
また、例えば、差分値蓄積部25Aは、左画像点CPLと右画像点CPRの間の重心点が属する画像領域と、左画像点CPLの縦方向の位置と右画像点CPRの縦方向の位置との差分値nに応じた値とを関連づけて記憶するようにしてもよい。
以上、実施の形態およびいくつかの変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ステレオカメラ11は車両10の前方を撮像するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、車両10の側方や後方を撮像してもよい。
なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
1,1A…画像処理装置、10…車両、11…ステレオカメラ、11L…左カメラ、11R…右カメラ、20,20A…処理部、21,21A…画像補正部、22…距離画像生成部、23…対応点算出部、24,24A…補正制御部、25,25A…差分値蓄積部、26,26A…代表値算出部、27,27A…補正マップデータ生成部、28…物体認識部、100…フロントガラス、BUF…バッファ、BUFL…左バッファ、BUFR…右バッファ、CP…対応点、CPL…左画像点、CPR…右画像点、M,ML,MR…補正マップデータ、PZ…距離画像、PIC…ステレオ画像、PL,PL1…左画像、PR,PR1…右画像、RL…左画像領域、RR…右画像領域。

Claims (5)

  1. 第1の補正マップデータを用いて、第1の左画像および第1の右画像を含むステレオ画像における前記第1の左画像の画素値の位置を縦方向に移動させることにより第2の左画像を生成するとともに、第2の補正マップデータを用いて、前記第1の右画像の画素値の位置を縦方向に移動させることにより第2の右画像を生成する画像補正部と、
    前記第2の左画像および前記第2の右画像に基づいて、互いに対応する前記第2の左画像における左画像点および前記第2の右画像における右画像点を特定することにより、距離画像を生成する距離画像生成部と、
    前記第2の左画像における区分された複数の左画像領域のうちの前記左画像点が属する左画像領域と、前記左画像点および前記右画像点の縦方向における位置の間の差分値に応じた第1の値とを関連付けて記憶するとともに、前記第2の右画像における区分された複数の右画像領域のうちの前記右画像点が属する右画像領域と、前記差分値に応じた第2の値とを関連付けて記憶する蓄積部と、
    前記複数の左画像領域のそれぞれにおいて、その左画像領域に関連付けて記憶された複数の前記第1の値の代表値である第1の代表値を算出するとともに、前記複数の右画像領域のそれぞれにおいて、その右画像領域に関連付けて記憶された複数の前記第2の値の代表値である第2の代表値を算出する代表値算出部と、
    前記複数の左画像領域のそれぞれにおける前記第1の代表値に基づいて前記第1の補正マップデータを生成するとともに、前記複数の右画像領域のそれぞれにおける前記第2の代表値に基づいて前記第2の補正マップデータを生成する補正マップデータ生成部と
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記代表値算出部は、
    前記複数の左画像領域のそれぞれにおいて、その左画像領域に関連づけて記憶された複数の前記第1の値の個数が所定数以上になった場合に、前記第1の代表値を算出し、
    前記複数の右画像領域のそれぞれにおいて、その右画像領域に関連づけて記憶された複数の前記第2の値の個数が所定数以上になった場合に、前記第2の代表値を算出する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の左画像領域は、第1の左画像領域および第2の左画像領域を含み、
    前記第1の左画像領域における前記所定数は、前記第2の左画像領域における前記所定数と異なる
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の代表値は、前記複数の第1の値の最頻値または前記複数の第1の値の平均値である
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 補正マップデータを用いて、第1の左画像および第1の右画像を含むステレオ画像に対して、前記第1の左画像の画素値の位置および前記第1の右画像の画素値の位置を縦方向において互いに反対方向に移動させることにより第2の左画像および第2の右画像を生成する画像補正部と、
    前記第2の左画像および前記第2の右画像に基づいて、互いに対応する前記第2の左画像における左画像点および前記第2の右画像における右画像点を特定することにより、距離画像を生成する距離画像生成部と、
    前記ステレオ画像における区分された複数の画像領域のうちの前記左画像点および前記右画像点のうちの一方または双方に応じた画像領域と、前記左画像点および前記右画像点の縦方向における位置の間の差分値に応じた値とを関連づけて記憶する蓄積部と、
    前記複数の画像領域のそれぞれにおいて、その画像領域に関連付けて記憶された複数の前記値の代表値を算出する代表値算出部と、
    前記複数の画像領域のそれぞれにおける前記代表値に基づいて前記補正マップデータを生成する補正マップデータ生成部と
    を備えた画像処理装置。
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