JP7411343B2 - 可動コネクタ - Google Patents

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Description

本出願による開示は、可動コネクタ、可動コネクタの製造方法、可動コネクタと接続対象物との接続構造に関する。
接続対象物と導通接続する電気コネクタとして、フローティング機能を有する可動コネクタが知られている。可動コネクタは、例えば基板に設置する固定ハウジングと、接続対象物と嵌合接続する可動ハウジングと、可動ハウジングを固定ハウジングに対して変位可能に支持する可動部を有する端子とを備えている。従来の可動コネクタの一例は、特開2006-286530号公報に記載されている。この従来の可動コネクタは、可動部が複数本に分岐しているため、可動部の柔軟性を確保でき、しかも可動部全体として大きな電流を流すこともできる。
特開2006-286530号公報、図10
しかしながら、前述した従来の可動コネクタの端子は、単一の金属片により構成されている。そして単一の金属片に複数の可動部を同時にプレス成形することから、可動部における設計値に対する寸法精度が低下して、可動部どうしで相互に異なる形状になるおそれがある。1つの端子に設けた複数の可動部の形状が互いに異なる場合、それらの可動部が弾性変形すると、特定の可動部に応力が集中して破断するおそれがある。特に振動及び衝撃が発生し易い環境で使用される可動コネクタでは、可動部が繰り返し弾性変形するため、より一層、破断し易くなる。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。本発明は、端子が複数の可動部を有する可動コネクタについて、電気コネクタとしての接続信頼性を高めることを目的とする。
上記目的を達成すべく本発明は、以下の特徴を有する。
即ち、本発明は、第1のハウジングと、接続対象物と接続する第2のハウジングと、前記第1のハウジングに対して前記第2のハウジングを変位可能に支持する可動部を有する端子とを備える可動コネクタについて、前記端子は、前記可動部を有し、相互に別部品として形成されている複数の第1の端子部と、複数の前記第1の端子部と別部品として形成されており前記接続対象物と導通接触する第2の端子部と、複数の前記第1の端子部と前記第2の端子部とを導通接触する端子部間接触部とを有することを特徴とする。
前記可動コネクタによれば、可動部を有する第1の端子部と、接続対象物と導通接触する第2の端子部とが別部品である。このため第1の端子部と第2の端子部とを別々に形成することができ、第1の端子部と第2の端子部とが一体構造であることを原因として生じうる第1の端子部における設計値に対する寸法精度の低下を抑制できる。即ち、従来技術の端子のように、接続対象物と接触する接触片と可動部とを1つの端子に一体形成する場合、接触片の重量が重いことから端子全体をプレス成形の金型内で安定して載置できずに動くことがあり、それが原因で可動部の設計値に対する寸法精度が低下することを、本発明者は見出した。これに対して可動部を有する第1の端子部と接続対象物と接触する第2の端子部とを別部品とした本発明であれば、第1の端子部を第2の端子部と別々にプレス成形できる。このため、第1の端子部の各可動部の設計値に対する寸法精度の低下を抑制でき、端子の接続信頼性を高めることが可能である。
複数の第1の端子部は、相互に別部品として形成されている。複数の可動部を単一の端子に有する従来の可動コネクタでは、同一の曲げ角度を有するように複数の可動部を同時に成形するのが難しく、可動部どうしが相互に異なる形状になるおそれがある。これに対して本発明では、複数の第1の端子部を別部品として構成することで、それぞれ第1の端子部を成形できるため、可動部どうしが相互に異なる形状になることを抑制できる。
前記第2の端子部は、前記端子部間接触部から伸長して前記接続対象物と導通接触する複数の接触片を有するように構成できる。
本発明によれば、第2の端子部が複数の接触片を有するので、1つの接触片が接触不良となっても、他の接触片は接続対象物と導通接触を維持できる。このためすべての接触片が接触不良とならない限り、何れかの接触片が接続対象物に対する導通接触を維持することができる。また、複数の接触片は、端子部間接触部から伸長する。このためすべての接触片が接触不良とならない限り、何れかの接触片が端子部間接触部を通じて第1の端子部との導通を維持することができる。
複数の前記第1の端子部は同一形状に構成できる。
本発明によれば、複数の第1の端子部が同一形状であるため、振動を受けて弾性変形する可動部が破断するのを抑制することができる。
本発明によれば、端子が複数の可動部を有する可動コネクタについて、電気コネクタとしての接続信頼性を高めることができる。
第1実施形態による可動コネクタの正面、右側面、平面を含む外観斜視図。 図1の可動コネクタの平面図。 図2のIII-III線断面図。 図1の可動コネクタの正面、右側面、底面を含む外観斜視図。 図1の可動コネクタの端子の背面、右側面、平面を含む外観斜視図。 図5の端子の右側面図。 第2実施形態の可動コネクタに備える端子の正面、右側面、平面を含む外観斜視図。 図7の端子の右側面図。 第3実施形態の可動コネクタに備える端子の正面、右側面、平面を含む外観斜視図。 図9の端子の背面、右側面、平面を含む外観斜視図。 図10のXI-XI線断面図。
以下、図面を参照しつつ実施形態を説明する。ここに開示する実施形態では、図1で示す「ソケットコネクタ」としての可動コネクタ1を例示して説明する。しかし本発明の可動コネクタは、「ソケットコネクタ」に限定されるものではない。
本明細書、特許請求の範囲に記載されている「第1」「第2」「第3」「第4」という用語は、発明や実施形態の異なる構成要素を区別するために用いるものであり、特定の順序や優劣を示すために用いるものではない。したがって、本明細書及び特許請求の範囲では、「第5」以上の用語を使用することがある。また、本明細書、特許請求の範囲では、説明の便宜上、可動コネクタ1の幅方向、左右方向、端子3の配列方向(端子配列方向)、長手方向を「X」、奥行き方向、前後方向、短手方向を「Y」、高さ方向、上下方向、接続対象物の挿抜方向を「Z」として説明する。しかしながら、それらの方向の特定は、いずれも可動コネクタ1の実装方法、使用方法、設置姿勢を限定するものではない。
第1実施形態〔図1~図6〕
可動コネクタ1の接続構造
可動コネクタ1は、「取付対象物」としての基板P1(第1の基板)に実装される。具体的には、基板P1の表面P11に表面実装される(SMT)。可動コネクタ1は、相手コネクタP2と嵌合接続し、相手コネクタP2に備える相手端子P21と導通接続する。この場合、相手コネクタP2と相手端子P21は、可動コネクタ1が接続する「接続対象物」を構成する。相手端子P21は、平板形状であり、後述する可動ハウジング5に挿入されることで可動コネクタ1と導通接続する。相手端子P21の板幅は、後述する挿入孔5b1の長手方向に相応する長さである。相手コネクタP2は、図示しない相手基板(第2の基板)に対して実装されている。したがって、可動コネクタ1は、「取付対象物」としての基板P1(第1の基板)と相手基板(第2の基板)とを接続する「基板間コネクタ」として構成されている。
また、本実施形態の可動コネクタ1は、大電流を流すことができる「大電流対応可動コネクタ」として構成されている。可動コネクタ1を実装する基板P1の表面P11には、後述する端子3の複数の基板接続部6aと接触しつつ半田付けされる単一の回路接点部P12を有している。したがって端子3は、1つの相手端子P21と1つの回路接点部P12とを接続するための、分岐した導通経路を有している。
可動コネクタ1の構成
可動コネクタ1は、ハウジング2と端子3を備える。
ハウジング2は、硬質樹脂の樹脂成形体で形成されている。ハウジング2は、「第1のハウジング」としての固定ハウジング4と、「第2のハウジング」としての可動ハウジング5とを有する。
固定ハウジング4は、第1の周壁4aと第1の上壁4bとを有する。第1の周壁4aは、筒軸方向が相手端子P21の挿抜方向Zに沿う角筒状に形成されている。第1の周壁4aは、端子3の配列方向Xに沿う一対の第1の側壁4a1と、第1の側壁4a1と交差する前後方向Yに伸長する一対の第2の側壁4a2とを有する。一対の第1の側壁4a1は、固定ハウジング4の前壁及び後壁として形成されている。一対の第2の側壁4a2は、固定ハウジング4の右壁及び左壁として形成されている。第1の周壁4aの四隅には、外向きに突出する固定金具取付用突起4cが形成されている。固定金具取付用突起4cには、固定金具4c1がそれぞれ取付けられており、固定金具4c1が基板P1に半田付けされることで、固定ハウジング4が基板P1に固定される。
第1の上壁4bには、端子3の配列方向Xに沿って長く形成されている開口部4b1が形成されている。開口部4b1は、第1の上壁4bを貫通する長方形状の孔にて形成されている。第1の上壁4bの外縁の側には、端子3の配列方向Xに沿って伸長する細長いスリット4b2が形成されている。スリット4b2は、端子3が通電により発生する熱を固定ハウジング4の外部に排出するための放熱孔である。したがって、可動コネクタ1を大電流対応可動コネクタとして用いる場合に有効である。
固定ハウジング4の内側には、収容空間4dが形成されている。収容空間4dには、可動ハウジング5と端子3の一部が収容されている。収容空間4dを形成する一対の第1の側壁4a1の各内側面4a11には、溝状に形成された複数の固定ハウジング用端子固定部4eが形成されている。複数の固定ハウジング用端子固定部4eは、後述する各端子接続室5eと対応する位置に、端子配列方向Xに並べて形成されている。
可動ハウジング5は、第2の周壁5aと第2の上壁5bと隔壁5cとを有する。第2の周壁5aは、角筒状に形成されており、端子配列方向Xに沿って形成されている一対の第3の側壁5a1と、前後方向Yに沿って形成されている一対の第4の側壁5a2とを有する。一対の第3の側壁5a1には、端子配列方向X及び前後方向Yに沿って突出する突起5dが、それぞれ形成されている。突起5dは、平面視ではm字状の枠形状に形成されている(図2参照)。突起5dは、正面視では薄板状に形成されている。突起5dの内側には、孔5d1が形成されている。この孔5d1は、通電によって端子3が収容空間4dに発する熱を、固定ハウジング4の開口部4b1を通じて排出するための通路として機能する。即ち、孔5d1は放熱孔として機能する。突起5dは、図3で示すように、第3の側壁5a1の高さ方向Zにおける中央と上端との間の位置に形成されている。このため突起5dが孔5d1の無い平板形状である場合には、通電により端子3から出る熱が、収容空間4d内から固定ハウジング4の開口部4b1へと流れるのを遮るおそれがある。突起5dが熱の対流を遮ってしまうと、収容空間4dに熱が籠もるおそれがある。しかしながら、突起5dに孔5d1を設けることで、収容空間4dの熱を固定ハウジング4の外部に排出し易くすることができる。
第2の上壁5bには、隔壁5cの両側に、相手端子P21の挿入孔5b1が形成されている。挿入孔5b1は四角錐面形状のテーパー面及び孔面が挿抜方向Zに沿う孔により形成されている。
可動ハウジング5の内側には、複数の端子接続室5eが形成されている。端子接続室5eどうしは隔壁5cによって仕切られている。端子接続室5eには、複数の可動ハウジング用端子固定部5fが形成されている。複数の可動ハウジング用端子固定部5fは、より具体的には、第1の端子部用固定部5f1と、第2の端子部用固定部5f2とを有する。第1の端子部用固定部5f1は、第3の側壁5a1の内側面5a11に、溝状に形成されている。第2の端子部用固定部5f2は、隔壁5cから端子配列方向Xで端子接続室5eに向けて突出する一対の突起部5f3に、端子接続室5eに向けて開口する溝状に形成されている。突起部5f3は、第3の側壁5a1の内側面5a11と隣接して設けられている。このように可動ハウジング5(各端子接続室5e)の内側には、第1の端子部用固定部5f1と第2の端子部用固定部5f2が、前後方向Y及び高さ方向Zで位置をずらして隣接して設けられている。これによって端子3が、別部材である第1の端子部6と第2の端子部7に分割していて、それぞれに端子部材用固定部が必要であっても、可動ハウジング5の内側面でコンパクトに固定することができる。
端子3は、1つの端子3ごとに、複数の第1の端子部6と1つの第2の端子部7とを有する。第1の端子部6と第2の端子部7は、いずれも導電性金属板にて形成されている。第1の端子部6と第2の端子部7とは、材料とする導電性金属板の板厚が異なる。即ち、第1の端子部6の板厚は、第2の端子部7の板厚よりも薄い。第1の端子部6と第2の端子部7とを別部品とすることで、第1の端子部6については、後述する可動部6cの柔軟性に適した、比較的板厚の薄い第1の導電性金属板を選定することができる。また、第2の端子部7については、後述する接触片7cが所定の接触圧で相手端子P21と確実に接触できる、比較的板厚の厚い第2の導電性金属板を選定することができる。
第1の端子部6は、基板接続部6aと、第1の固定部6bと、可動部6cと、第2の固定部6dと、「端子部間接触部」としての第2の端子部用接触部6eとを有する。第1の端子部6は、基板接続部6aから第2の端子部用接触部6eにかけて、その順番で繋がるように形成されている。また、可動コネクタ1では、第1の端子部6を複数備えており、それらはそれぞれ別部材として形成されている。それらの複数の第1の端子部6は、同一形状に形成されている。そのため複数の第1の端子部6は、振動を受けて弾性変形する可動部6cが破断するのを抑制することができる。
基板接続部6aは、基板P1の配線パターンにはんだ付けされ、基板回路と導通接続する。第1の固定部6bは、基板接続部6aの一端側に形成されており、高さ方向Zの上向きに伸長する。可動部6cは、第1の固定部6bと第2の固定部6dとに繋がっており、固定ハウジング4に対して可動ハウジング5を変位可能に弾性支持する。即ち、可動部6cは「可動片」として構成されている。また、可動部6cは、第1の固定部6bから可動ハウジング5に向けて傾斜しつつ高さ方向Zの上向きに伸長する第1の伸長部6c1を有する。第1の伸長部6c1の上端には、逆U字状に折り返される屈曲部6c2を有する。屈曲部6c2の他端側には、可動ハウジング5に向けて傾斜しつつ高さ方向Zの下向きに伸長する第2の伸長部6c3を有する。第2の伸長部6c3の下端には、可動ハウジング5に向けて伸長する第3の伸長部6c4を有する。第3の伸長部6c4は、基板P1の表面と平行に伸長する。第3の伸長部6c4の他端側には、高さ方向Zの上向きに伸長する第4の伸長部6c5を有する。第4の伸長部6c5の他端側は、第2の固定部6dに繋がっている。第2の固定部6dは、可動ハウジング5の第1の端子部用固定部5f1に対して圧入されて保持される。第2の端子部用接触部6eは、第2の固定部6dから第2の端子部7に向けて近づくように伸長する弾性腕6e1と、弾性腕6e1の先端に形成された湾曲形状の中継接点部6e2とを有する。第2の端子部用接触部6eは、弾性腕6e1の弾性力によって、中継接点部6e2が第2の端子部7の接触基部7aに対して押圧接触している。第2の端子部用接触部6eは、導電性金属板を曲げ加工して形成されたロール面が、第2の端子部7の接触基部7aに対して押圧接触する。第2の端子部用接触部6eと接触基部7aは、本発明の「端子部間接触部」を構成する。
第2の端子部7は、接触基部7aと、第3の固定部7bと、接触基部7aから伸長する複数の接触片7cとを有する。接触基部7aは、平板状の基部として形成されている。その平板状の基部の表面は、すべての第2の端子部用接触部6eの中継接点部6e2の押圧接触を受けつつ導通接触する接触受け面7a1となっている。第3の固定部7bは、接触基部7aの両板縁に形成した小突起として構成されている。この第3の固定部7bは、前述した可動ハウジング5の第2の端子部用固定部5f2に圧入されることで、可動ハウジング5に保持される。複数の接触片7cは、接触基部7aから伸長している。複数の接触片7cは、相対的に長い第1の接触片7c1と、第1の接触片7c1よりも相対的に長さの短い第2の接触片7c2とを有する。本実施形態では、第1の接触片7c1が2本であり、第2の接触片7c2が1本である。第1の接触片7c1と第2の接触片7c2には、それぞれ接触基部7aから端子接続室5eの前後方向Yの中央に向けて伸長する弾性腕7c3、7c4と、各弾性腕7c3、7c4の先端に形成された湾曲形状の接触部7c5とを有する。
可動コネクタ1の嵌合接続
可動コネクタ1と接続対象物としての相手コネクタP2(相手端子P21)との嵌合接続について説明する。相手コネクタP2は、可動コネクタ1の2つの端子接続室5eに挿入する2つの相手端子P21を備えている。
可動コネクタ1と相手コネクタP2とを嵌合接続するには、それらを互いに近づく方向に移動させて、相手端子P21を可動ハウジング5の挿入孔5b1から端子接続室5eに挿入する。この際に、相手端子P21が挿入孔5b1の孔軸に対して端子配列方向X又は前後方向Yで位置ずれしていても、その位置ずれは、可動ハウジング5が変位することで吸収することができる。可動ハウジング5の変位は、端子3の可動部6cが弾性変形することで行われる。
端子接続室5eに挿入された相手端子P21は、先ず第1の接触片7c1の接触部7c5が相手端子P21と接触した後に、第2の接触片7c2の接触部7c5が相手端子P21と接触する。即ち、第1の接触片7c1の接触部7c5の位置と第2の接触片7c2の接触部7c5の位置は、相手端子P21の挿入方向Zで互いにずれている。したがって、第1の接触片7c1の接触部7c5と第2の接触片7c2の接触部7c5とが、同時に相手端子P21と接触するような可動コネクタと比べて、相手端子P21を挿入する挿入力を低減することができる。即ち、仮に、第1の接触片7c1の接触部7c5と第2の接触片7c2の接触部7c5とが同時に相手端子P21と接触する場合には、相手端子P21の挿入力によって可動ハウジング5が変位して基板P1に当接することになる。そうすると、可動ハウジング5に押圧された基板P1が過剰に撓んで、配線パターンや可動コネクタ1を固定するはんだ部分に割れ等の不具合が生じるおそれがある。しかしながら、前述のように第1の接触片7c1の接触部7c5と第2の接触片7c2の接触部7c5とは、相手端子P21と接触するタイミングがずれている。したがって、可動コネクタ1であれば相手端子P21の挿入力を分散させることができ、前記不具合の発生を抑制することができる。
以上のようにして相手端子P21が所定の深さまで挿入されると、可動コネクタ1と相手コネクタP2との嵌合接続が完了する。
可動コネクタ1と相手コネクタP2との接続構造
可動コネクタ1と相手コネクタP2とが嵌合接続した可動コネクタ1の接続構造の特徴について説明する。
振動及び衝撃が作用する環境(本明細書で「振動環境」という。)で使用される場合、可動コネクタ1(基板P1)と相手コネクタP2との間で相対変位が生じる可能性がある。可動コネクタ1と相手コネクタP2とが相対変位した場合、可動ハウジング5は、端子配列方向Xと前後方向Yでは、可動ハウジング5の第2の周壁5aが固定ハウジング4の開口部4b1に対して当接するまで変位することができる。可動ハウジング5の変位は、端子3の可動部6cによって弾性的に支持される。また、可動ハウジング5は、相手端子P21の挿入方向Zでは、基板P1に対して当接するまで変位することができる。可動ハウジング5は、相手端子P21の抜去方向Zでは、突起5dが固定ハウジング4の第1の上壁4bと当接するまで変位することができる。
可動コネクタ1は、2つの相手端子P21と導通接触する。可動コネクタ1の2つの端子接続室5eには、端子3が前後方向Yで対向するように2列に配置されており、それらの端子3は、同一の相手端子P21と接触する。各端子3は、第2の端子部7の複数の接触片7cを介して相手端子P21と接触する。したがって相手端子P21を流れる電流は、複数の接触片7cに分流される。続いて、第2の端子部7の接触基部7aには、複数本の第1の端子部6が導通接触している。したがって、複数の接触片7cを通じて分流された電流は、接触基部7aを通じて、複数の第1の端子部6に再び分流される。
ここで、それぞれの第1の端子部6の可動部6cには、可動ハウジング5を弾性支持するための柔軟性が求められる。このため可動部6cは、その断面積を小さく(細く)するのが好ましい。しかしながら、可動部6cの1本あたりの断面積を小さくすると抵抗値が大きくなってしまうという課題がある。そこで、可動コネクタ1では、端子3を、相手端子P21と導通接触する接触側端子(第2の端子部7)と、可動部6c(可動片)を有するフローティング側端子(第1の端子部6)とに分割する構造としている。これによって、可動部6cを有するフローティング側端子(第1の端子部6)の本数と可動部6cの断面積とを、自由に設定できるようにしている。つまり、可動コネクタ1は、可動部6cの本数と細さを調整することで、要求仕様を充足する所定の抵抗値と可動ハウジング5を弾性支持する柔軟性とを両立できるようにしている。可動コネクタ1は、そのように所定の抵抗値と柔軟性とを両立する大電流対応可動コネクタとして構成されている。
そして、複数の第1の端子部6をそれぞれ流れる電流は、基板P1の同一の回路接点部P12に流れる。このようにして、可動コネクタ1は、相手端子P21から流れる電流を基板P1の回路接点部P12に二段階の分流経路を通じて流すことができる。
可動コネクタ1の特徴
さらに可動コネクタ1の特徴を説明する。
可動コネクタ1によれば、端子3が、可動部6cを有し、固定ハウジング4に保持され、導電性部材により別部品として形成されている複数の第1の端子部6を有する。このためすべての第1の端子部6が導通不良とならない限り、何れかの第1の端子部6が導通することができる。
複数の第1の端子部6は、それぞれ別部品として形成されている。このため複数の可動部を単一の端子に有する従来の可動コネクタと比べると、複数の第1の端子部6は、それぞれ別々に成形することができるため、可動部6cどうしが相互に異なる形状になることを抑制できる。そして、可動部6c間での形状相違を原因として、特定の可動部6cが振動を受けて破断し易くなるような不具合の発生を低減することができ、端子3の接続信頼性を高めることが可能である。
複数の第1の端子部6と第2の端子部7とは、導電性部材により互いに別部品として形成されている。このため複数の第1の端子部6と第2の端子部7とを別々に形成することができ、可動部6cを有する複数の第1の端子部6について設計値に対する寸法精度の低下を抑制できる。また、固定ハウジング4に対する可動ハウジング5の保持位置が、設計上の保持位置に対してずれることがある。しかしながら、第1の端子部6と第2の端子部7とは別体の導電性金属片により形成されているため、可動ハウジング5を固定ハウジング4に対して設計上の適正な位置で保持しやすくなる。
第2の端子部7は、複数の第1の端子部6と接触する接触基部7aを有する。このため複数の第1の端子部6が、1つの接触基部7aに対して共通に導通接触することができる。したがって、すべての第1の端子部6が導通不良とならない限り、何れかの第1の端子部6が共通の接触基部7aに対して導通することができる。
第2の端子部7が複数の接触片7cを有するので、1つの接触片7cが接触不良となっても、他の接触片7cは相手端子P21との導通接触を維持することができる。このためすべての接触片7cが接触不良とならない限り、何れかの接触片7cが相手端子P21に対する導通接触を維持することができる。また、複数の接触片7cは、接触基部7aから伸長する。このためすべての接触片7cが接触不良とならない限り、何れかの接触片7cが接触基部7aを通じて第1の端子部6との導通を維持することができる。
ここで、可動コネクタ1と相手コネクタP2とが嵌合接続した状態で、1つの相手端子P21の各面にそれぞれ導通接触する一対の端子3に着目する。各端子3の第2の端子部7の複数の接触片7cが、相手端子P21に対して押圧接触することで接触位置を維持する力(接触位置の保持力)は、すべての複数の第1の端子部6の可動部6cが弾性変形するために必要な力よりも大きい。したがって、可動ハウジング5が相手端子P21の挿抜方向Zで変位しても、第2の端子部7の接触片7cの接触部7c5と相手端子P21との微摺動は抑制され、接触位置を維持することができる。よって、可動コネクタ1によれば、大電流用途として用いることができ、且つ、複数本の接触片7cを有するコネクタ構造でありながら、微摺動を原因とするめっき剥がれによる導通不良の発生を抑制することができる。
第2実施形態〔図7、図8〕
第2実施形態は、第1実施形態と比較すると端子13が相違し、その他は同じであるため重複説明を省略する。
端子13は、図7で示す1つの端子13ごとに、複数の第1の端子部16と1つの第2の端子部7とを有する。本実施形態の第1の端子部16は第1実施形態の第1の端子部6よりも多く、合計で7本ある。第1の端子部16は、導電性金属板をプレスで打ち抜いて形が作られる。接続対象物である相手端子P21との接触部分は、導電性金属板の破断面となる。このような端子は、「打抜き端子」という。なお、第1実施形態の第1の端子部6は、導電性金属板をプレスで打ち抜いた後、板厚方向で曲げ加工を施して形が作られる。相手端子P21との接触部分は、曲げ加工により形成された曲面となる。このような端子は「曲げ端子」という。
第1の端子部16は、基板接続部16aと、第1の固定部16bと、可動部16cと、第2の固定部16dと、第2の端子部用接触部16eとを有する。このうち、第2の端子部用接触部16eは、接触基部7aとともに「端子部間接触部」を構成する。第2の端子部用接触部16eは、第2の固定部16dから伸長するフロント接触部16fと、第2の固定部16dから伸長しておりフロント接触部16fよりも長さの短いリア接触部16gとを有する。フロント接触部16fとリア接触部16gとは、接触基部7aとの接触方向(前後方向Y)で板厚が重なるように形成されている。フロント接触部16fは、フロント弾性腕16f1とフロント中継接点部16f2とを有する。リア接触部16gは、リア弾性腕16g1とリア中継接点部16g2とを有する。フロント中継接点部16f2とリア中継接点部16g2は、フロント弾性腕16f1とリア弾性腕16g1の弾性力によって、第2の端子部7の接触基部7aに対して押圧接触している。即ち、第2の端子部用接触部16eと接触基部7aの接触構造は、ばね接触構造である。
このような第1の端子部16を備える可動コネクタ1では、第1の端子部16が「打抜き端子」である。このため、端子配列方向Xにおける第1の端子部16の幅は、材料とする導電性金属板の板厚の長さと同じである。このため「曲げ端子」である第1実施形態の端子3と比べて、端子配列方向Xでより多くの第1の端子部16を配列することができる。また、フロント接触部16fとリア接触部16gは、接触基部7aとの接触方向で板厚が重なるように配置されている。このため可動コネクタ1の組立時に、第2の固定部16dを可動ハウジング5に圧入する過程では、先ずフロント中継接点部16f2が接触基部7aと接触する。そしてリア中継接点部16g2は、フロント中継接点部16f2の接触軌跡を辿るように、接触基部7aと接触する。したがって、フロント中継接点部16f2が接触基部7aの接触面に付着している異物を除去するワイピング効果を発揮することができ、少なくともリア中継接点部16g2は、確実に接触基部7aと導通接触することができる。よって接続信頼性の高い可動コネクタ1とすることができる。
第3実施形態〔図9、図10、図11〕
第1実施形態の端子3は、第1の端子部6に「端子部間接触部」としての第2の端子部用接触部6eを設け、第2の端子部7に「端子部間接触部」としての接触基部7aを設ける例を示した。これに対して第3実施形態の端子23は、第1の端子部6と第2の端子部7とを繋ぐ連結部材24を有しており、この点が第1の実施形態と相違する。連結部材24は、「端子部間接触部」を構成する。その他の構成は同じであるため重複説明を省略する。
第1の端子部26は、基板接続部26aと、第1の固定部26bと、可動部26cと、第2の固定部26dと、連結片部26eとを有する。第2の端子部7は、第1実施形態の第2の端子部7の構成に加えて、接触基部7aから突出する矩形片でなる連結突起7dを有する。連結部材24は、導電性金属板にて形成されており、本実施形態では断面C字状(筒状)に形成されている。第1の端子部26の連結片部26eと第2の端子部7の連結突起7dは、それぞれ連結部材24の異なる端部から挿入されている。連結片部26eと連結突起7dは、連結部材24の内側で端部どうしが離間するように配置されている。端部どうしを離間させる理由は、組立時に連結片部26eと連結突起7dが相互に板厚方向で重ならないようにするためである。そして連結突起7dは、かしめ部24aを有する。かしめ部24aは、連結片部26eと連結突起7dに対して潰されることで、連結片部26eと連結突起7dに対してそれぞれかしめられている。このように連結部材24は、第1の端子部26と第2の端子部27とを中継接続するものであり、「第3の端子部」としての機能を有している。
このような第3実施形態の可動コネクタ1では、連結部材24が第1の端子部26と第2の端子部7とに対してかしめられることにより、連結部材24と第1の端子部26及び第2の端子部7とが相互に移動不能な状態で強固に固定される。したがって、振動環境下で可動コネクタ1が使用される場合でも、連結部材24と連結突起7dとが微摺動したり、連結部材24と連結片部26eとが微摺動したりすることがない。よって可動コネクタ1が振動環境下で使用されても、良好な接続信頼性を維持することができる。
変形例
前記実施形態では、第1の端子部6を5本とする例を示したが、その本数は要求仕様に応じて5本以外の複数本とすることができる。これと同様に、第2の端子部7の接触片7cを3本とする例を示したが、その本数は要求仕様に応じて変更してもよい。また、第2の端子部7は、長さの異なる第1の接触片7c1と第2の接触片7c2とを有する構成とする例を示したが、すべて同一の長さでもよく、またすべて異なる長さとしてもよい。
前記第3実施形態では、連結片部26eと連結突起7dは、連結部材24の内側でそれらの端部どうしが離間するように配置する例を示したが、端部どうしを突き合わせて配置することもできる。
前記実施形態では、接続対象物として相手コネクタP2、相手端子P21を例示したが、接続対象物は電気コネクタに限らず、基板(フレキシブル基板、リジッド基板)、端子又は電気素子としてもよい。
1 可動コネクタ
2 ハウジング
3 端子
4 固定ハウジング(第1のハウジング)
4a 第1の周壁
4a1 第1の側壁
4a11 内側面
4a2 第2の側壁
4b 第1の上壁
4b1 開口部
4b2 スリット
4c 固定金具取付用突起
4c1 固定金具
4d 収容空間
4e 固定ハウジング用端子固定部
5 可動ハウジング(第2のハウジング)
5a 第2の周壁
5a1 第3の側壁
5a11 内側面
5a2 第4の側壁
5b 第2の上壁
5b1 挿入孔
5c 隔壁
5d 突起
5d1 孔
5e 端子接続室
5f 可動ハウジング用端子固定部
5f1 第1の端子部用固定部
5f2 第2の端子部用固定部
5f3 突起部
6 第1の端子部
6a 基板接続部
6b 第1の固定部
6c 可動部
6c1 第1の伸長部
6c2 屈曲部
6c3 第2の伸長部
6c4 第3の伸長部
6c5 第4の伸長部
6d 第2の固定部
6e 第2の端子部用接触部(端子部間接触部)
6e1 弾性腕
6e2 中継接点部
7 第2の端子部
7a 接触基部(端子部間接触部)
7a1 接触受け面
7b 第3の固定部
7c 接触片
7c1 第1の接触片
7c2 第2の接触片
7c3 弾性腕
7c4 弾性腕
7c5 接触部
7d 連結突起(端子部間接触部)
13 端子(第2実施形態)
16 第1の端子部(第2実施形態)
16a 基板接続部
16b 第1の固定部
16c 可動部
16d 第2の固定部
16e 第2の端子部用接触部
16f フロント接触部
16f1 フロント弾性腕
16f2 フロント中継接点部
16g リア接触部
16g1 リア弾性腕
16g2 リア中継接点部
23 端子(第3実施形態)
24 連結部材(端子部間接触部)
24a かしめ部
26 第1の端子部(第3実施形態)
26a 基板接続部
26b 第1の固定部
26c 可動部
26d 第2の固定部
26e 連結片部(端子部間接触部)
P1 基板
P11 表面
P12 回路接点部
P2 相手コネクタ(接続対象物)
P21 相手端子(接続対象物)

Claims (5)

  1. 第1のハウジングと、
    前記第1のハウジングに対して変位可能な第2のハウジングと、
    前記第1のハウジングに対して前記第2のハウジングを変位可能に支持する可動部を有する端子とを備える可動コネクタにおいて、
    前記端子は、
    前記可動部を有し、相互に別部品として形成されている複数の第1の端子部と、
    複数の前記第1の端子部と別部品として形成されており接続対象物と導通接触する第2の端子部と、
    複数の前記第1の端子部が、1つの前記第2の端子部に対して導通接触する端子部間接触部とを有し、
    前記接続対象物との接続方向に対する交差方向に前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して変位する際に、前記可動部が前記交差方向に前記第2のハウジングに反力を付与した状態で弾性変形することを特徴とする
    可動コネクタ。
  2. 第1のハウジングと、
    前記第1のハウジングに対して変位可能な第2のハウジングと、
    前記第1のハウジングに対して前記第2のハウジングを変位可能に支持する可動部を有する端子とを備える可動コネクタにおいて、
    前記端子は、
    前記可動部を有し、相互に別部品として形成されている複数の第1の端子部と、
    複数の前記第1の端子部と別部品として形成されており接続対象物と導通接触する第2の端子部と、
    複数の前記第1の端子部が、1つの前記第2の端子部に対して導通接触する端子部間接触部とを有し、
    前記第1の端子部と前記第2の端子部とは、互いの接触位置を維持した状態で、前記接続対象物との接続方向に対する交差方向で前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して変位することを特徴とする
    可動コネクタ。
  3. 第1のハウジングと、
    前記第1のハウジングに対して変位可能な第2のハウジングと、
    前記第1のハウジングに対して前記第2のハウジングを変位可能に支持する可動部を有する端子とを備える可動コネクタにおいて、
    前記端子は、
    前記可動部を有し、相互に別部品として形成されている複数の第1の端子部と、
    複数の前記第1の端子部と別部品として形成されており接続対象物と導通接触する第2の端子部と、
    複数の前記第1の端子部と前記第2の端子部とを導通接触する端子部間接触部とを有し、
    前記接続対象物との接続方向に対する交差方向に前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して変位する際に、前記可動部が前記交差方向に前記第2のハウジングに反力を付与した状態で弾性変形し、
    前記第2の端子部は、
    前記端子部間接触部から伸長して前記接続対象物と導通接触する複数の接触片を有することを特徴とする
    可動コネクタ。
  4. 第1のハウジングと、
    前記第1のハウジングに対して変位可能な第2のハウジングと、
    前記第1のハウジングに対して前記第2のハウジングを変位可能に支持する可動部を有する端子とを備える可動コネクタにおいて、
    前記端子は、
    前記可動部を有し、相互に別部品として形成されている複数の第1の端子部と、
    複数の前記第1の端子部と別部品として形成されており接続対象物と導通接触する第2の端子部と、
    複数の前記第1の端子部と前記第2の端子部とを導通接触する端子部間接触部とを有し、
    前記第1の端子部と前記第2の端子部とは、互いの接触位置を維持した状態で、前記接続対象物との接続方向に対する交差方向で前記第2のハウジングが前記第1のハウジングに対して変位し、
    前記第2の端子部は、
    前記端子部間接触部から伸長して前記接続対象物と導通接触する複数の接触片を有することを特徴とする
    可動コネクタ。
  5. 複数の前記第1の端子部が同一形状である
    請求項1~請求項いずれか1項記載の可動コネクタ。
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