JP7407764B2 - 飛翔体追跡システム、飛翔経路予測方法、監視衛星、および、地上設備 - Google Patents

飛翔体追跡システム、飛翔経路予測方法、監視衛星、および、地上設備 Download PDF

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Description

本開示は、飛翔体追跡システム、飛翔経路予測方法、監視衛星、および、地上設備に関する。
近年、超音速で滑空する飛翔体の登場により、飛翔体の打上げ検知、飛翔経路追跡、あるいは着地位置の予測といった衛星による監視が期待されている。
滑空段階の飛翔体を検知して追跡する手段として、飛翔体が大気圏に侵入する時の大気摩擦による温度上昇を赤外線で検知することが有望視されている。また、滑空段階の飛翔体を赤外線で検知する手段は、低軌道周回衛星群から監視することが有望と考えられている。
特許文献1は、低軌道を周回する少ない衛星機数で地球全球面内における特定緯度の地域を網羅的に監視するための監視衛星について開示している。
特開2008-137439号公報
低軌道(LEO:Low Earth Orbit)からの監視では、静止軌道からの監視と比較して、人工衛星から飛翔体までの距離が近距離となる。低軌道での監視衛星をLEO衛星ともいう。LEO衛星による常時監視および通信回線維持のためには、膨大な数の衛星が必要となる。さらに、地球固定座標系に対してほぼ固定して見える静止衛星とは異なり、LEO衛星は時々刻々飛翔位置が移動する。このため、赤外監視装置を具備した監視装置と通信衛星群との構成、および、監視装置と通信衛星群とのデータ伝送方法が課題となる。よって、LEO衛星により飛翔体情報を予め正確に予測することが難しいという課題もある。
本開示は、複数回の飛翔体追跡実績に基づく飛翔体情報を、人工知能による機械学習により解析することにより、迅速かつ正確に飛翔体情報を予測することを目的とする。
本開示に係る飛翔体追跡システムは、
赤外監視装置を具備する複数の監視衛星で構成する衛星コンステレーションと地上システムとにより構成され、飛翔体の発射探知と追跡をする飛翔体追跡システムにおいて、
上記赤外監視装置は、複数の波長帯を同時に検知する検出装置を具備し、
上記地上システムは、
飛翔体の噴射するプルームの波長特性と噴射パターンと飛翔距離の相関関係、および過去に打ち上げられた飛翔体の飛翔経路を記録したデータベースと、
上記データベースに記載されたデータを人工知能により機械学習し、新規に取得した飛翔体情報から波長特性と噴射パターンを認識して飛翔予測距離を導出する解析装置とを具備し、
上記赤外監視装置が、複数の波長帯の飛翔体情報を取得し、
上記解析装置が、複数波長の構成比率により飛翔体推薬または飛翔体の種別を同定し、間欠的になされる噴射回数と噴射時間、および噴射から噴射までの時間インターバルにより飛翔体噴射パターンを同定し、機械学習の結果を用いて、飛翔体の飛翔予測距離を導出する。
本開示に係る飛翔体追跡システムによれば、複数回の飛翔体追跡の実績に基づく飛翔体情報を、人工知能による機械学習により解析することで、迅速かつ正確に飛翔予測距離を予測することを目的とする。
極域以外で交差する複数の軌道面を有する衛星コンステレーションの例を示す図。 実施の形態1に係る衛星コンステレーション形成システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係る衛星コンステレーションの衛星の構成の一例を示す図。 実施の形態1に係る衛星コンステレーションの衛星の構成の別例を示す図。 実施の形態1に係る衛星コンステレーション形成システムが備える地上設備の構成例を示す図。 実施の形態1に係る衛星コンステレーション形成システムの機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る宇宙物体情報の構成例を示す図。 実施の形態1に係る軌道予報情報の構成例を示す図。 実施の形態1に係る飛翔体対処システムおよび飛翔体追跡システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係る飛翔体追跡システムの構成例1を示す図。 実施の形態1に係る飛翔体追跡システムの構成例2を示す図。 実施の形態1に係る推薬の種別による噴射プルームの輝度分布の相違を示す図。 実施の形態1に係る飛翔体種別と飛翔距離の実績を示す図。 実施の形態1に係る第1種別の飛翔体における噴射パターンのプロファイル例を示す図。 実施の形態1に係る第2種別の飛翔体における噴射パターンのプロファイル例を示す図。 実施の形態1に係る第3種別の飛翔体における噴射パターンのプロファイル例を示す図。 実施の形態1に係る教師モデルである飛翔経路モデルの例を示すイメージ図。 図17の発射位置座標と飛翔方向のモデル例を示す図。 実施の形態1に係る飛翔経路予測と着地(着弾)位置の推定を示すイメージ図。 実施の形態1に係る飛翔体追跡システムにおける時系列情報伝達順序の例を示す模式図。 実施の形態1に係る飛翔体追跡システムによる飛翔経路予測方法の例を示す模式図。 実施の形態1は、図20の実測データの具体的なイメージ図。 実施の形態1に係る飛翔体追跡システムによる飛翔経路予測方法の別例を示す模式図。 図23の飛翔体追跡実績の具体的なイメージ図。
以下、本開示の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。また、以下の図面では各構成の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向あるいは位置が示されている場合がある。それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置、器具、あるいは部品といった構成の配置および向きを限定するものではない。
実施の形態1.
本実施の形態では、複数の監視衛星を有する監視システムと、複数の通信衛星を有する衛星情報伝送システムと、飛翔体に対処する陸海空の対処アセットを具備する対処システムとにより構成される飛翔体対処システム401について説明する。また、上述の監視システムと衛星情報伝送システムとにより構成される飛翔体追跡システム406について説明する。
例えば、飛翔体の発射時の噴霧(プルーム)を静止軌道衛星に搭載した赤外監視装置で探知して、飛翔初期段階の移動情報に基づき着弾予測して対処システムで対応する飛翔体対処システムが存在する。
発射時噴霧は極めて高温な気体が広域に広がるため、静止軌道からの監視でも探知可能であった。
しかしながら昨今HGV(Hypersonic boost-Glide Vehicle)と呼ばれる飛翔途中で間欠的に噴射して飛翔経路を変更する飛翔体が登場して新しい脅威となっている。噴射を止めた飛翔体を追跡するためには、温度上昇した飛翔体の本体を温度検知する必要があるため、高分解能かつ高感度の赤外監視が必要となる。
そこで低軌道(LEO)衛星群の衛星コンステレーションにより、静止軌道よりもはるかに近距離から飛翔体を監視する監視システムが期待されている。LEO衛星コンステレーションで常時監視をして、飛翔体発射探知後に即座に対処アセットに情報を伝達する仕組みが待望されている。
LEO衛星により常時監視および通信回線維持のためには膨大な数の衛星が必要となる。さらに、地球固定座標系に対してほぼ固定して見える静止衛星とは異なり、LEO衛星は時々刻々飛翔位置が移動するため、赤外監視装置を具備した監視装置と、通信衛星群の構成およびデータ伝送方法の仕組みが必要である。
また、このような赤外監視装置を具備した監視衛星群を有する監視システムに加え、通信衛星群がメッシュ状の衛星コンステレーション通信網を形成する衛星情報伝送システムが期待されている。この衛星情報伝送システムを利用して飛翔体発射を探知して対処システムに飛翔体情報を準リアルタイムで伝送する手段を提供する。なお情報伝送に資する時間遅れと、衛星が最速タイミングで情報授受できるまでの待ち時間を考慮して、準リアルタイムと呼んでいる。
上述のように、発射後間欠的に噴射して飛翔方向を変更するHGVの登場により、静止軌道から監視する監視衛星では飛翔体対処が困難となり、LEOコンステレーションによる飛翔体対処システムが待望されている。
本実施の形態では、飛翔体発射探知した飛翔体情報から飛翔距離と着弾位置を推定する飛翔経路予測方法を提供する。特に、予めデータベース化した推薬ないし飛翔体の種別、噴射プロファイルの情報と、過去の飛翔体の飛翔実績を人工知能(AI:Artificial Intelligence)により機械学習を行い、上述の飛翔経路予測方法を提供する。
図1は、衛星コンステレーション20の一例として、極域以外で交差する複数の軌道面21を有する衛星コンステレーション20の例を示す図である。
上述したように、監視システムおよび衛星情報伝送システムは、衛星コンステレーションとして形成される。
図1の衛星コンステレーション20では、同一軌道面において同一高度で複数の衛星30が飛翔している。衛星30は人工衛星ともいう。
図1の衛星コンステレーション20では、複数の軌道面の各軌道面21の軌道傾斜角が約90度ではなく、かつ、複数の軌道面の各軌道面21が互いに異なる面に存在する。図1の衛星コンステレーション20では、任意の2つの軌道面が極域以外の地点で交差する。図1に示すように、軌道傾斜角が90度よりも傾斜している複数の軌道面の交点は軌道傾斜角に応じて極域から離れていく。また、軌道面の組合せによって赤道近傍を含む多様な位置で軌道面が交差する可能性がある。
図1の衛星コンステレーション20の他には、複数の軌道面の各軌道面の軌道傾斜角が約90度であり、複数の軌道面が極域近傍で交差するといった構成の衛星コンステレーションもある。
図2から図6を用いて衛星コンステレーション20を形成する衛星コンステレーション形成システム600における衛星30と地上設備700の例について説明する。衛星コンステレーション形成システム600は、単に衛星コンステレーションと呼ばれることがある。
図2は、衛星コンステレーション形成システム600の構成例である。
衛星コンステレーション形成システム600は、コンピュータを備える。図2では、1つのコンピュータの構成を示しているが、実際には、衛星コンステレーション20を構成する複数の衛星の各衛星30、および、衛星30と通信する地上設備700の各々にコンピュータが備えられる。そして、複数の衛星の各衛星30、および、衛星30と通信する地上設備700の各々に備えられたコンピュータが連携して、衛星コンステレーション形成システム600の機能を実現する。以下において、衛星コンステレーション形成システム600の機能を実現するコンピュータの構成の一例について説明する。
衛星コンステレーション形成システム600は、衛星30と地上設備700を備える。衛星30は、地上設備700の通信装置950と通信する通信装置32を備える。図2では、衛星30が備える構成のうち通信装置32を図示している。
衛星コンステレーション形成システム600は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
衛星コンステレーション形成システム600は、機能要素として、衛星コンステレーション形成部11を備える。衛星コンステレーション形成部11の機能は、ハードウェアあるいはソフトウェアにより実現される。
衛星コンステレーション形成部11は、衛星30と通信しながら衛星コンステレーション20の形成を制御する。
図3は、衛星コンステレーション形成システム600の衛星30の構成の一例である。
衛星30は、衛星制御装置31と通信装置32と推進装置33と姿勢制御装置34と電源装置35とを備える。その他、各種の機能を実現する構成要素を備えていてもよいが、図3では、衛星制御装置31と通信装置32と推進装置33と姿勢制御装置34と電源装置35について説明する。図3の衛星30は、通信装置32を具備する通信衛星308の例である。
衛星制御装置31は、推進装置33と姿勢制御装置34とを制御するコンピュータであり、処理回路を備える。具体的には、衛星制御装置31は、地上設備700から送信される各種コマンドにしたがって、推進装置33と姿勢制御装置34とを制御する。
通信装置32は、地上設備700と通信する装置である。あるいは、通信装置32は、同一軌道面の前後の衛星30、あるいは、隣接する軌道面の衛星30と通信する装置である。具体的には、通信装置32は、自衛星に関する各種データを地上設備700あるいは他の衛星30へ送信する。また、通信装置32は、地上設備700から送信される各種コマンドを受信する。
推進装置33は、衛星30に推進力を与える装置であり、衛星30の速度を変化させる。
姿勢制御装置34は、衛星30の姿勢と衛星30の角速度と視線方向(Line Of Sight)といった姿勢要素を制御するための装置である。姿勢制御装置34は、各姿勢要素を所望の方向に変化させる。もしくは、姿勢制御装置34は、各姿勢要素を所望の方向に維持する。姿勢制御装置34は、姿勢センサとアクチュエータとコントローラとを備える。姿勢センサは、ジャイロスコープ、地球センサ、太陽センサ、スター・トラッカ、スラスタおよび磁気センサといった装置である。アクチュエータは、姿勢制御スラスタ、モーメンタムホイール、リアクションホイールおよびコントロール・モーメント・ジャイロといった装置である。コントローラは、姿勢センサの計測データまたは地上設備700からの各種コマンドにしたがって、アクチュエータを制御する。
電源装置35は、太陽電池、バッテリおよび電力制御装置といった機器を備え、衛星30に搭載される各機器に電力を供給する。
衛星制御装置31に備わる処理回路について説明する。
処理回路は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。つまり、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
専用のハードウェアは、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
図4は、衛星コンステレーション形成システム600の衛星30の構成の別例である。
図4の衛星30では、図3の構成に加え、監視装置36を備える。
監視装置36は、物体を監視する装置である。具体的には、監視装置36は、宇宙物体、飛翔体、あるいは陸海空の移動体といった物体を監視あるいは観測するための装置である。監視装置36は、観測装置ともいう。
例えば、監視装置36は、飛翔体が大気圏に侵入する時の大気摩擦による温度上昇を赤外線で検知する赤外監視装置である。監視装置36は、飛翔体の発射時のプルームないし飛翔体本体の温度を検知する。赤外監視装置は赤外線監視装置ともいう。
あるいは、監視装置36は、光波ないし電波の情報収集装置でもよい。監視装置36は、物体を光学系で検知する装置でもよい。監視装置36は、観測衛星の軌道高度と異なる
高度を飛翔する物体を光学系で撮影する。具体的には、監視装置36は可視光学センサであってもよい。
図4の衛星30は、監視装置36と通信装置32を具備する監視衛星307の例である。監視衛星307は、複数の監視装置36を備えていてもよい。また、監視衛星307は、複数種類の監視装置36を備えていてもよい。
図5は、衛星コンステレーション形成システム600が備える地上設備700の構成例である。
地上設備700は、全ての軌道面の多数衛星をプログラム制御する。地上設備700は、地上装置あるいは地上システムともいう。地上装置は、地上アンテナ装置、地上アンテナ装置に接続された通信装置、あるいは電子計算機といった地上局と、地上局にネットワークで接続されたサーバあるいは端末としての地上設備から構成される。また、地上装置には航空機、自走車両、あるいは移動端末といった移動体に搭載された通信装置を含んでも良い。
地上設備700、すなわち地上システムは、本開示の実施の形態で説明する衛星コンステレーション、または、飛翔体対処システム、または、監視システム、または、衛星情報伝送システム、または、対処システムを運用制御する。
地上設備700、すなわち地上システムのハードウェア構成は、本開示の実施の形態で説明する対処地上センター、または、衛星統合指令センターと同様である。
地上設備700は、各衛星30と通信することによって衛星コンステレーション20を形成する。地上設備700は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
地上設備700は、機能要素として、軌道制御コマンド生成部510と、解析予測部520を備える。軌道制御コマンド生成部510および解析予測部520の機能は、ハードウェアあるいはソフトウェアにより実現される。
通信装置950は、衛星コンステレーション20を構成する衛星群の各衛星30を追跡管制する信号を送受信する。また、通信装置950は、軌道制御コマンド55を各衛星30に送信する。
解析予測部520は、衛星30の軌道を解析予測する。
軌道制御コマンド生成部510は、衛星30に送信する軌道制御コマンド55を生成する。
軌道制御コマンド生成部510および解析予測部520は、衛星コンステレーション形成部11の機能を実現する。すなわち、軌道制御コマンド生成部510および解析予測部520は、衛星コンステレーション形成部11の例である。
図6は、衛星コンステレーション形成システム600の機能構成例を示す図である。
衛星30は、さらに、衛星コンステレーション20を形成する衛星コンステレーション形成部11bを備える。そして、複数の衛星の各衛星30の衛星コンステレーション形成部11bと、地上設備700の各々に備えられた衛星コンステレーション形成部11とが連携して、衛星コンステレーション形成システム600の機能を実現する。なお、衛星30の衛星コンステレーション形成部11bは、衛星制御装置31に備えられていてもよい。
図7は、本実施の形態に係る宇宙物体情報の例である。
宇宙物体情報には、宇宙物体を識別する宇宙物体ID(Identifier)と、軌道情報とが設定される。軌道情報には、予報軌道情報と実績軌道情報が含まれる。宇宙物体は例えば、衛星である。
予報軌道情報は、元期、軌道要素、予測誤差、情報提供事業装置ID、および情報更新日を含む。
予報軌道情報は、時刻、位置座標、計測誤差、情報提供事業装置ID、および情報更新日を含む。
図8は、本実施の形態に係る軌道予報情報の例を示す図である。
衛星コンステレーション形成システム600、地上設備700、あるいは衛星30は、宇宙物体の軌道の予報値が設定された軌道予報情報を備える。
軌道予報情報には、衛星軌道予報情報とデブリ軌道予報情報とが含まれる。衛星軌道予報情報には、衛星の軌道の予報値が設定されている。デブリ軌道予報情報には、デブリの軌道の予報値が設定されている。
軌道予報情報には、例えば、宇宙物体ID、予報元期、予報軌道要素、および予報誤差といった情報が設定される。
宇宙物体IDは、宇宙物体を識別する識別子である。図8では、宇宙物体IDとして、衛星IDとデブリIDが設定されている。宇宙物体は、具体的には、宇宙空間に打ち上げられるロケット、飛翔体、人工衛星、宇宙基地、デブリ除去衛星、惑星探査宇宙機、ミッション終了後にデブリ化した衛星あるいはロケットといった物体である。
予報元期は、複数の宇宙物体の各々の軌道について予報されている元期である。
予報軌道要素は、複数の宇宙物体の各々の軌道を特定する軌道要素である。予報軌道要素は、複数の宇宙物体の各々の軌道について予報されている軌道要素である。図8では、予報軌道要素として、ケプラー軌道6要素が設定されている。
予報誤差は、複数の宇宙物体の各々の軌道において予報される誤差である。予報誤差には、進行方向誤差、直交方向誤差、および誤差の根拠が設定されている。このように、予報誤差には、実績値が内包する誤差量が根拠とともに明示的に示される。誤差量の根拠としては、計測手段、位置座標情報の精度向上手段として実施したデータ処理の内容、および、過去データの統計的評価結果の一部あるいはすべてが含まれる。
なお、本実施の形態に係る軌道予報情報では、宇宙物体について、予報元期と予報軌道要素が設定されている。予報元期と予報軌道要素により、宇宙物体の近未来における時刻と位置座標を求めることができる。例えば、宇宙物体についての近未来の時刻と位置座標が、軌道予報情報に設定されていてもよい。
このように、軌道予報情報には、元期と軌道要素、あるいは、時刻と位置座標を含む宇宙物体の軌道情報が具備され、宇宙物体の近未来の予報値が明示的に示されている。
また、あるいは、衛星コンステレーション形成システム600、地上設備700、あるいは衛星30は、宇宙物体の軌道の実績値が設定された軌道実績情報を備えていてもよい。
***飛翔体対処システム401の構成および機能概要***
***飛翔体追跡システム406の構成および機能概要***
図9は、本実施の形態に係る飛翔体対処システム401および飛翔体追跡システム406の構成例を示す図である。
なお、図9は、飛翔体対処システム401および飛翔体追跡システム406の一例であり、下記の機能を実現することができれば他の構成であってもよい。
飛翔体追跡システム406は、衛星コンステレーション20と、地上システム810とにより構成される。飛翔体追跡システム406は、飛翔体601の発射探知と追跡を行う。
飛翔体対処システム401は、衛星コンステレーション20と、地上システム810と、対処アセット801とにより構成される。
衛星コンステレーション20は、赤外監視装置を具備し、低軌道で飛行する複数の監視衛星307で構成される監視システム404である。
飛翔体対処システム401は、監視システム404と、通信システムである衛星情報伝送システム403の両衛星システムと情報の送受信を行う地上システム810を備える。
監視衛星307が飛翔体601の発射探知後に、近傍を飛翔する監視衛星群が当該飛翔体601の情報取得を継続するために、位置座標を伝達する必要がある。本実施の形態に係る飛翔体対処システム401によれば、近傍を通過する通信衛星308を経由して、監視衛星群に監視指令を与えることができる。
飛翔体対処システム401は、監視システム404と、衛星情報伝送システム403と、対処システム405を備える。
監視システム404は、監視装置と通信装置を具備する複数の監視衛星307を有する。
衛星情報伝送システム403は、通信装置を具備する複数の通信衛星308を有する。
対処システム405は、飛翔体601に対処する陸海空の対処アセット801を具備する。対処システム405は、対処地上センター802を経由して情報を受信してもよいし、地上システム810、監視衛星307、あるいは通信衛星308から情報を受信してもよい。
飛翔体対処システム401は、監視システム404が飛翔体601を監視して生成した飛翔体情報を、衛星情報伝送システム403を経由して、対処システム405に伝送する。
例えば、監視衛星307は、赤外監視装置により、飛翔体601の発射時プルームと、温度上昇して飛翔する飛翔体601とを、高温対象として検知する。そして、監視システム404は、飛翔体601に関する時刻情報と位置情報とを含む飛翔体情報を、衛星情報伝送システム403を経由して、対処システム405に伝送する。
滑空飛翔体追跡方法は、複数の監視衛星307で構成する衛星コンステレーション20により取得した飛翔体監視情報を地上システム810で解析し、発射後に大気圏上空まで軌道高度を下げた後に滑空飛行する滑空飛翔体を追跡する方法である。
監視衛星307は、監視装置36として、地心方向を指向する第一の赤外監視装置と、地球周縁を指向する第二の赤外監視装置とを具備する。
第一の赤外監視装置は、飛翔体発射時に伴う高温噴霧を探知し、飛翔経路モデルの起点となす。
第二の赤外監視装置は、噴射終了後に温度上昇した飛翔体本体を宇宙背景で検知する。
地上システム810は、監視装置36の第一の赤外監視装置が検出した飛翔体発射探知情報を起点として、複数の飛翔経路モデルの中から、飛翔経路を予測時刻に監視可能な後続監視衛星を選択する。そして、地上システム810は、発射探知した監視衛星から、選択した後続監視衛星へ情報伝送する。なお、発射探知情報には、発射位置、発射時間、および発射方向といった情報が含まれる。また、発射探知情報には、発射探知後の経過時間と、対応する飛翔体の飛翔距離と飛翔高度とが含まれていてもよい。
噴射終了後の飛翔体本体について、南北方向に視線ベクトルを有する監視衛星が、飛翔体の通過時刻、経度、および高度情報を計測する。また、噴射終了後の飛翔体本体について、東西方向に視線ベクトルを有する監視衛星が、飛翔体の通過時刻、緯度、および高度情報を計測する。
地上システム810は、飛翔経路モデルと実軌道の乖離を評価して飛翔経路モデルを補正し、次の後続監視衛星で飛翔体監視を継続する。
<飛翔体追跡システム406:構成例1>
図10は、本実施の形態に係る飛翔体追跡システム406の構成例1を示す図である。
図9および図10を用いて、飛翔体追跡システム406の構成例1について説明する。
飛翔体追跡システム406の構成例1は、人工知能による機械学習を地上システム810で地上処理する構成である。
飛翔体追跡システム406は、赤外監視装置361を具備する複数の監視衛星307で構成する衛星コンステレーション20と、地上システム810により構成される。飛翔体追跡システム406は、飛翔体601の発射探知と追跡をして、飛翔体の飛翔経路を予測する。
監視衛星307の構成は、図4で説明したものと同様であるため、図4で説明した構成は省略している。ただし、監視衛星307は監視装置36として赤外監視装置361を備える。また、赤外監視装置361は複数の波長帯を同時に検知する検出装置362を具備する。
地上システム810の構成についても、上述した構成については省略する。
地上システム810は、飛翔体の噴射するプルームの波長特性と噴射パターンと飛翔距離の相関関係、および過去に打ち上げられた飛翔体の飛翔経路を記録したデータベース811を備える。また、地上システム810は、データベース811に記載されたデータを人工知能により機械学習し、新規に取得した飛翔体情報から波長特性と噴射パターンを認識して飛翔予測距離を導出する解析装置812を具備する。人工知能により機械学習することを、AI機械学習する、ともいう。
飛翔体追跡システム406の構成例1は、飛翔体601が発射されると以下の処理を行う。
赤外監視装置361は、複数の波長帯の飛翔体情報461を取得する。
解析装置812は、複数波長の構成比率により飛翔体推薬または飛翔体の種別を同定し、間欠的になされる噴射回数と噴射時間、および噴射から噴射までの時間インターバルにより飛翔体噴射パターンを同定し、機械学習の結果を用いて、飛翔体の飛翔予測距離462を導出する。具体的には、解析装置812は、新規の飛翔体について、飛翔体推薬または飛翔体の種別を同定し、飛翔体噴射パターンを同定し、機械学習により得られた飛翔経路モデルを用いて、飛翔体の飛翔予測距離462を導出する。
<飛翔体追跡システム406:構成例2>
図11は、本実施の形態に係る飛翔体追跡システム406の構成例2を示す図である。
図9および図11を用いて、飛翔体追跡システム406の構成例2について説明する。
監視衛星307の構成は、図4で説明したものと同様であるため、図4で説明した構成は省略している。
地上システム810の構成についても、上述した構成については省略する。
飛翔体追跡システム406の構成例2は、AI機械学習を監視衛星307においてオンボード処理する構成である。
赤外監視装置361は、検出装置362と、データベース811と、解析装置812を具備する。
検出装置362、データベース811、および解析装置812の機能は、飛翔体追跡システム406の構成例1で説明したものと同様である。
飛翔体追跡システム406の構成例1は、飛翔体601が発射されると以下の処理を行う。
赤外監視装置361は、複数の波長帯の飛翔体情報461を取得する。
解析装置812は、複数波長の構成比率により飛翔体推薬または飛翔体の種別を同定し、間欠的になされる噴射回数と噴射時間、および噴射から噴射までの時間インターバルにより飛翔体噴射パターンを同定し、機械学習の結果を用いて、飛翔体の飛翔予測距離462を導出する。
飛翔予測距離462は、例えば、通信衛星308を介して地上システム810に送信される。
飛翔体追跡システム406の構成例2では、監視衛星307が、人工知能による機械学習を実現するアルゴリズムを搭載する解析装置812を具備する。そして、監視衛星307が、飛翔経路予測方法を用いて飛翔体の飛翔予測距離を導出する。
<飛翔体追跡システム406による飛翔経路予測方法>
<<飛翔体の飛翔予測距離の予測方法>>
飛翔体追跡システム406の構成例1または構成例2による飛翔経路予測方法における飛翔体の飛翔予測距離の予測方法について説明する。
飛翔体追跡システム406では、地上システム810または監視衛星307のいずれかが、データベース811と、解析装置812を具備する。
飛翔体追跡システム406では、以下の飛翔経路予測方法が実施される。
赤外監視装置361が、発射された飛翔体601について、複数の波長帯の飛翔体情報461を取得する。
解析装置812が、複数波長の構成比率により飛翔体推薬または飛翔体種別を同定し、間欠的になされる噴射回数と噴射時間、および噴射から噴射までの時間インターバルにより飛翔体噴射パターンを同定し、機械学習の結果を用いて、飛翔体601の飛翔予測距離462を導出する。具体的には、解析装置812は、新規の飛翔体について、飛翔体推薬または飛翔体の種別を同定し、飛翔体噴射パターンを同定し、機械学習により得られた飛翔経路モデルを用いて、飛翔体の飛翔予測距離462を導出する。
<<飛翔体の着弾位置の予測方法(着地位置の推定)>>
飛翔体追跡システム406の構成例1による飛翔経路予測方法における、飛翔体の着弾位置463の予測方法について説明する。
地上システム810が具備するデータベース811が、飛翔体の発射位置座標と飛翔方向、飛翔体の発射から着弾までの時系列飛翔距離、および飛翔高度プロファイル、から構成される飛翔経路をモデル化した、典型的な複数の飛翔経路モデル111を格納する。
飛翔経路モデル111は、モデルとなる飛翔体の飛翔経路を表すデータであり、モデル識別子と飛翔高度プロファイルとを含む。
複数の飛翔経路モデルは、互いに異なるモデル識別子と、互いに異なる飛翔経路を表す飛翔高度プロファイルと、を含む。
飛翔高度プロファイルは、発射位置と飛翔方向と時系列飛翔距離と時系列飛翔高度との関係を示して飛翔経路を表す。
時系列飛翔距離は、各経過時間における飛翔距離である。
時系列飛翔高度は、各経過時間における飛翔高度である。
監視衛星307が飛翔体601の発射を探知した後に、解析装置812は、予めデータベース811に登録されている複数の飛翔経路モデル111を用いて、飛翔体601の着弾位置463を予測する。具体的には、解析装置812は、飛翔体601の発射位置座標を起点として、複数の飛翔経路モデル111の中から、当該飛翔体601の飛翔経路に適合する飛翔経路モデル111を選択し、飛翔体の着弾位置463を予測する。なお、飛翔体601の発射位置座標は、位置座標が既知である監視衛星307から、発射探知した視線ベクトルと地表面の交点として導出される。
<<飛翔体の飛翔経路464の予測方法(飛翔経路予測)>>
飛翔体追跡システム406の構成例1による飛翔経路予測方法における、飛翔体の飛翔経路464の予測方法について説明する。
地上システム810は、飛翔体の発射位置座標と飛翔方向、発射から着弾までの時系列飛翔距離、および飛翔高度プロファイルを含む、飛翔体についてのモデル化された複数の飛翔経路である複数の飛翔経路モデル111を格納したデータベース811を具備する。
地上システム810は、監視衛星307の赤外監視装置361が検出した飛翔体601の発射探知情報を起点として、複数の飛翔経路モデル111を使って、監視衛星307に後続する後続監視衛星の計測した飛翔体監視情報を解析する。後続監視衛星の計測した飛翔体監視情報には、前記後続監視衛星の具備する赤外監視装置で計測した発射探知後の経過時間と、前記飛翔体の飛翔距離と、前記飛翔体の飛翔高度とが含まれる。
地上システム810は、上記飛翔体監視情報を解析することにより、前記複数の飛翔経路モデル111のなかから適合しない飛翔経路モデル111を除外する。
また、地上システム810は、次の後続監視衛星の計測した飛翔体監視情報を解析することにより、前記複数の飛翔経路モデル111のなかから適合しない飛翔経路モデル111を除外する処理を繰り返し実施する。
地上システム810は、除外されずに残った飛翔経路モデル111を、暫定飛翔経路予測モデルと決定する。そして、地上システム810は、前記飛翔体の前記発射探知情報を検出した前記監視衛星に後続する複数の後続監視衛星の計測した飛翔体監視情報に基づき、暫定飛翔経路モデルからの逸脱量を補正して、前記飛翔体の着弾までの飛翔経路464を予測する。
地上システム810は地上設備ともいう。地上設備は、人工知能による機械学習を実現するアルゴリズムを搭載する解析装置812を具備し、上述した飛翔経路予測方法で発射探知された飛翔体601の飛翔予測距離462、着弾位置463、および飛翔経路464を予測する。
図12は、本実施の形態に係る推薬の種別による噴射プルームの輝度分布の相違を示す図である。
図13は、本実施の形態に係る飛翔体種別と飛翔距離の実績を示す図である。
図14は、本実施の形態に係る第1種別の飛翔体における噴射パターンのプロファイル例を示す図である。
図15は、本実施の形態に係る第2種別の飛翔体における噴射パターンのプロファイル例を示す図である。
図16は、本実施の形態に係る第3種別の飛翔体における噴射パターンのプロファイル例を示す図である。
間欠的な噴射機能を有する飛翔体は、予め具体的な飛翔体型式の種別と、採用する推薬の種別、および飛翔可能距離が知られている。よって、短距離用HGV、中距離用HGV、および、遠距離用HGVといったHGVの先見情報をデータベース化することができる。
図12では、第1の推薬による噴射プルームの輝度分布と、第2の推薬による噴射プルームの輝度分布が示されている。
このように、推薬の種別は通常噴射プルームの波長プロファイルの相違として識別が可能であり、複数の赤外波長情報から波長構成比率を評価することで、推薬の種別の同定が可能である。
図13では、短距離用HGVを第1種別の飛翔体、中距離用HGVを第2種別の飛翔体、および、遠距離用HGVを第3種別の飛翔体として、各飛翔体の飛翔距離の実績を示している。
また、図14から図16では、第1種別、第2種別、および第3種別の各飛翔体において、過去に発射された飛翔体の間欠的噴射回数と噴射から噴射までの時間インターバルにより構成される噴射パターン情報、および着弾までの飛翔距離が示されている。
データベース811には、各飛翔体において、過去に発射された飛翔体の間欠的噴射回数と噴射から噴射までの時間インターバルにより構成される噴射パターン情報、および着弾までの飛翔距離が記録されている。
解析装置812は、飛翔体ないし推薬の種別と噴射パターンを機械学習する。そして、解析装置812では、新規に取得した飛翔体601の複数の波長帯の飛翔体情報と噴射パターンを、過去データと照合することにより、飛翔体601の飛翔予測距離が推定可能となる。
飛翔体は、種類あるいは空力形状によりノズル形状が異なる。また、飛翔体は、固体あるいは液体の燃料の種別、および推薬の種別によって噴煙温度およびスペクトルパターンが異なる。このため、AIによる機械学習の情報量を増えるにつれて、飛翔予測距離および飛翔経路の推定精度が向上し、迅速に判定できるという効果がある。
また、飛翔体の発射位置座標と着弾位置座標は、予め先見情報としてデータベースに記録できる。よって、発射位置座標から着弾位置座標までの飛翔プロファイルをパターン化した飛翔経路モデルを予め準備することも可能である。
飛翔体の発射手段として移動式発射装置(TEL:transporter erector launcher)を採用する場合は発射位置座標が不確定となる。しかし、着弾位置までの飛翔距離が長い場合には飛翔経路モデルの許容誤差範囲として扱うことが可能である。
以上のように、AIによる機械学習をして飛翔経路予測することにより、迅速かつ正確に飛翔体の着弾予測が可能となり、対処する成功率が向上するという効果がある。
本実施の形態に係る飛翔体追跡システム406では、監視衛星により発射探知した検知時刻と発射位置座標とで構成される飛翔体情報を監視衛星群に送信する。そして、飛翔体追跡システム406では、後続する監視衛星で検知した飛翔体の検知時刻と位置座標で構成される飛翔体情報を複数回収集して飛翔体の飛翔経路を予測する。
赤外監視装置が複数の波長帯を検知して、発射探知した際のプルームと呼ばれる噴霧の波長構成に基づき、推薬の種別を分析し、また予め収集した発射設備の位置座標情報と、当該発射自装置から発射される飛翔体の種別情報に基づき、飛翔体の種別を予測する。
また、飛翔体追跡システム406では、後続する監視衛星による複数回の追跡監視した飛翔体情報に基づき間欠噴射の有無および噴射から次の噴射までの時間インターバルを分析することにより、飛翔体の種別を類推する。推薬種別あるいは飛翔体種別を類推することにより、短距離、中距離、あるいは長距離といった飛翔距離を正確に類推可能となる。
また、通常、飛翔体情報を予め正確に把握することが難しい。しかし、複数回の飛翔体追跡実績に基づく飛翔体情報を人工知能による機械学習により、上記の波長特性と推薬、飛翔体種別、間欠的噴射有無と噴射インターバル、および飛翔距離の相関関係を統計的に収集分析することにより、迅速かつ正確な分析が可能となる。
<人工知能(AI)による機械学習の補足説明>
図17は、本実施の形態に係る教師モデルである飛翔経路モデルの例を示すイメージ図である。
図18は、図17の発射位置座標と飛翔方向のモデル例を示す図である。
図19は、本実施の形態に係る飛翔経路予測と着地(着弾)位置の推定を示すイメージ図である。
図17において、噴射プルームの波長特性のモデル例は、例えば、図12の推薬の種別による噴射プルームの輝度分布により表される。発射位置座標と飛翔方向のモデル例は、例えば、図18により表される。また、時系列飛翔距離のモデル例は、図14から図16に示す飛翔体の種別ごとの噴射パターンのプロファイル例により表される。
人工知能AIのニューラルネットワークは、正解である教師信号の入力によって問題に最適化されていく教師あり学習と、教師信号を必要としない教師なし学習に分けられる。
予め飛翔体種別、推薬種別、典型的な複数パターンの飛翔モデルを教師モデルとして学習させることにより、発射探知して軌道情報を取得した実測データの推論が、容易かつ迅速になる。推論の結果として、飛翔経路予測と着地位置の推定を実施する。
図20は、本実施の形態に係る飛翔体追跡システム406における時系列情報伝達順序の例を示す模式図である。
図21は、本実施の形態に係る飛翔体追跡システム406による飛翔経路予測方法の例を示す模式図である。
図22は、図20の実測データの具体的なイメージ図である。
飛翔体追跡システム406においては、上記のAI機械学習による飛翔経路予測と、後続監視衛星による追跡監視を繰り返しながら飛翔体を追跡監視し、最終的な着地位置の推定を実施する。
図23は、本実施の形態に係る飛翔体追跡システム406による飛翔経路予測方法の別例を示す模式図である。
図24は、図23の飛翔体追跡実績の具体的なイメージ図である。
図23に示すように、過去の飛翔体追跡実績を機械学習し、教師モデルとして使用した複数の飛翔経路モデルとは異なる飛翔体動作の事例をディープラーニングすることにより、飛翔経路予測の精度向上と迅速化が可能となる。
例えば固定ポイントから発射された飛翔体と移動ポイントから発射された飛翔体との飛翔経路モデルが相違する場合、ディープラーニングにより実測データの機械学習を行うことで、飛翔経路モデルを補完するのが有効である。
***ハードウェアの説明***
ここで、衛星コンステレーション20を形成する衛星コンステレーション形成システム600、地上設備700、地上システム810、あるいは各衛星30といった各装置のコンピュータが備えるハードウェアについて説明する。例えば、図2に記載の地上設備700を用いて説明する。
プロセッサ910は、各装置の機能を実現するプログラムを実行する装置である。
プロセッサ910は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM(Static Random Access Memory)、あるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB(Universal Serial Bus)端子である。なお、入力インタフェース930は、LAN(Local Area Network)と接続されるポートであってもよい。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった表示機器941のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
通信装置950は、レシーバとトランスミッタを有する。通信装置950は、具体的には、通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
各装置の機能を実現するプログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、プログラムだけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ910は、OSを実行しながら、プログラムを実行する。プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されているプログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、各装置の機能を実現するプログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
各装置は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、プログラムを実行する装置である。
プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
各装置の各部の「部」を「処理」、「手順」、「手段」、「段階」、「サーキットリ」あるいは「工程」に読み替えてもよい。また、各装置の各部の「部」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」に読み替えてもよい。「処理」、「手順」、「手段」、「段階」、「サーキットリ」あるいは「工程」は、互いに読み換えが可能である。
以上の実施の形態1のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これらの実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、実施の形態1のいずれかの部分の自由な組み合わせ、あるいは任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態1において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
11,11b 衛星コンステレーション形成部、20 衛星コンステレーション、21 軌道面、30 衛星、31 衛星制御装置、32 通信装置、33 推進装置、34 姿勢制御装置、35 電源装置、36 監視装置、55 軌道制御コマンド、307 監視衛星、308 通信衛星、401 飛翔体対処システム、403 衛星情報伝送システム、404 監視システム、405 対処システム、406 飛翔体追跡システム、510 軌道制御コマンド生成部、520 解析予測部、601 飛翔体、600 衛星コンステレーション形成システム、700 地上設備、801 対処アセット、802 対処地上センター、810 地上システム、811 データベース、910 プロセッサ、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、941 表示機器、950 通信装置、361 赤外監視装置、362 検出装置、812 解析装置、461 飛翔体情報、462 飛翔予測距離、463 着弾位置、464 飛翔経路、111 飛翔経路モデル。

Claims (7)

  1. 赤外監視装置を具備する複数の監視衛星で構成する衛星コンステレーションと地上システムとにより構成され、飛翔体の発射探知と追跡をする飛翔体追跡システムにおいて、
    上記赤外監視装置は、複数の波長帯を同時に検知する検出装置を具備し、
    上記地上システムは、
    飛翔体の噴射するプルームの波長特性と噴射パターンと飛翔距離の相関関係、および過去に打ち上げられた飛翔体の飛翔経路を記録したデータベースと、
    上記データベースに記載されたデータを人工知能により機械学習し、新規に取得した飛翔体情報から波長特性と噴射パターンを認識して飛翔予測距離を導出する解析装置とを具備し、
    上記赤外監視装置が、複数の波長帯の飛翔体情報を取得し、
    上記解析装置が、複数波長の構成比率により飛翔体推薬または飛翔体の種別を同定し、間欠的になされる噴射回数と噴射時間、および噴射から噴射までの時間インターバルにより飛翔体噴射パターンを同定し、機械学習の結果を用いて、飛翔体の飛翔予測距離を導出する
    飛翔体追跡システム。
  2. 赤外監視装置を具備する複数の監視衛星で構成する衛星コンステレーションと地上システムとにより構成され、飛翔体の発射探知と追跡をする飛翔体追跡システムにおいて、
    上記赤外監視装置は複数の波長帯を同時に検知する検出装置と、
    飛翔体の噴射するプルームの波長特性と噴射パターンと飛翔距離の相関関係、および過去に打ち上げられた飛翔体の飛翔経路を記録したデータベースと、
    上記データベースに記載されたデータを人工知能により機械学習し、新規に取得した飛翔体情報から波長特性と噴射パターンを認識して飛翔予測距離を導出する解析装置とを具備し、
    上記赤外監視装置が、複数の波長帯の飛翔体情報を取得し、
    上記解析装置が、複数波長の構成比率により飛翔体推薬または飛翔体種別を同定し、間欠的になされる噴射回数と噴射時間、および噴射から噴射までの時間インターバルにより飛翔体噴射パターンを同定し、機械学習の結果を用いて、飛翔体の飛翔予測距離を導出する
    飛翔体追跡システム。
  3. 赤外監視装置を具備する複数の監視衛星で構成する衛星コンステレーションと地上システムにより構成され、飛翔体の発射探知と追跡をして飛翔体の飛翔経路を予測する飛翔体追跡システムに用いられる飛翔経路予測方法であって、
    上記赤外監視装置は、複数の波長帯を同時に検知する検出装置を具備し、
    上記地上システムまたは監視衛星のいずれかが、
    飛翔体の噴射するプルームの波長特性と噴射パターンと飛翔距離の相関関係、および過去に打ち上げられた飛翔体の飛翔経路を記録したデータベースと、
    上記データベースに記載されたデータを人工知能により機械学習し、新規に取得した飛翔体情報から波長特性と噴射パターンを認識して飛翔予測距離を導出する解析装置を具備し、
    上記赤外監視装置が、複数の波長帯の飛翔体情報を取得し、
    上記解析装置が、
    複数波長の構成比率により飛翔体推薬または飛翔体種別を同定し、間欠的になされる噴射回数と噴射時間、および噴射から噴射までの時間インターバルにより飛翔体噴射パターンを同定し、機械学習の結果を用いて、飛翔体の飛翔予測距離を導出する
    飛翔経路予測方法。
  4. 前記データベースが、飛翔体の発射位置座標と飛翔方向、飛翔体の発射から着弾までの時系列飛翔距離、および飛翔高度プロファイル、から構成される飛翔経路をモデル化した複数の飛翔経路モデルを格納し、
    前記監視衛星が、
    飛翔体の発射を探知した後に、位置座標が既知である監視衛星から発射探知した視線ベクトルと地表面の交点として導出した発射位置座標を起点として、予めデータベースに登録した複数の飛翔経路モデルの中から、当該飛翔体の飛翔経路に適合する飛翔経路モデルを選択し、飛翔体の着弾位置を予測する請求項3記載の飛翔経路予測方法。
  5. 赤外監視装置を具備する複数の監視衛星を備える衛星コンステレーションの監視衛星により取得された飛翔体監視情報を、地上システムで解析し、飛翔体の飛翔経路を予測する飛翔経路予測方法であって、
    前記地上システムは、
    飛翔体の発射位置座標と飛翔方向、飛翔体の発射から着弾までの時系列飛翔距離、および飛翔高度プロファイルを含む、飛翔体についてのモデル化された複数の飛翔経路である複数の飛翔経路モデルを格納したデータベースを具備し、
    前記地上システムは、
    前記監視衛星の前記赤外監視装置が検出した前記飛翔体の発射探知情報を起点として、前記複数の飛翔経路モデルを使って、後続監視衛星の具備する赤外監視装置で計測した発射探知後の経過時間と、前記飛翔体の飛翔距離と、前記飛翔体の飛翔高度とを含む前記後続監視衛星の計測した飛翔体監視情報を解析して、前記複数の飛翔経路モデルのなかから適合しない飛翔経路モデルを除外し、
    次の後続監視衛星の計測した飛翔体監視情報を解析することにより、前記複数の飛翔経路モデルのなかから適合しない飛翔経路モデルを除外する処理を繰り返し実施し、除外されずに残った飛翔経路モデルを、暫定飛翔経路予測モデルと決定し、
    前記飛翔体の前記発射探知情報を検出した前記監視衛星に後続する複数の後続監視衛星の計測した飛翔体監視情報に基づき、暫定飛翔経路モデルからの逸脱量を補正して、前記飛翔体の着弾までの飛翔経路を予測する
    飛翔経路予測方法。
  6. 人工知能による機械学習を実現するアルゴリズムを搭載する解析装置を具備し、
    請求項3に記載の飛翔経路予測方法により飛翔体の飛翔予測距離を導出する監視衛星。
  7. 人工知能による機械学習を実現するアルゴリズムを搭載する解析装置を具備し、
    請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の飛翔経路予測方法により飛翔体の飛翔経路を予測する地上設備。
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