JP7405874B2 - 物理的要素のセットから入力データの特定値を決定するための方法 - Google Patents

物理的要素のセットから入力データの特定値を決定するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、個人用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するためのツールの少なくとも1つの入力データの特定値を、物理的要素のセットから決定するための方法に関する。本発明はまた、関連付けられた物理的要素のセットに関する。本発明はさらに、関連付けられた決定デバイスに関する。
化粧品工業の1つの目的は、その消費者の体験を向上させることである。具体的には、使用者のニーズおよび特定の特徴にますます適合した製品を提案する傾向が強い。この傾向は、一般に「カスタマイズ」と呼ばれる。
化粧製品およびサービスのカスタマイズは、人体のどの部分にも関係し得るが、顔(メイクアップまたはケア製品、具体的にはファンデーション)および毛髪(たとえばケアまたはカラーリング製品)など、身体の露出した部分では特に関心をひくものである。
このようにして、使用者の皮膚の1つまたは複数の特徴を使用して、好適なファンデーション(たとえばLANCOME(登録商標)による「Le Teint Particulier」(登録商標))を推奨することが知られている。また、使用者の毛髪の異なる特性からその組成物が決定されるカスタムヘアケア製品を提案することが知られている(たとえば、特許文献1、ならびに特許文献2および特許文献3参照)。
カスタマイズの概念は、単に使用者のカテゴリに各々対応する多かれ少なかれ多種多様の製品を提供することをはるかに超えるものであり、1つの難しさはしばしば、特定の個人の特徴に応じて使用者に最も適切な製品を推奨する能力である。
前述の文献に記載されているように、カスタマイズの概念は、一般に、当該の使用者に固有の1つまたは複数のデータを得ることを目指す第1の分析ステップを含み、これらのデータは、使用者の関連する身体部分に適用されることを意図された適切な処理および/または1つもしくは複数の適切な製品を決定するために使用される。
最近まで、分析ステップは、しばしば、美容師またはビューティーアドバイザーなどの専門家によって手作業でまたは視覚的に行われていた。具体的には、使用者に質問表に記入してもらい、その回答が、最も適していると考えられる製品を上記の使用者に推奨するために使用され得ることが知られている(具体的には特許文献4参照)。そのような技法は極めて不確かで、正確さを欠いていることは明らかと思われる。
欧州特許第0,443,741号明細書 国際公開第2004/002300 A2号明細書 米国特許第9,316,580号明細書 米国特許公開第2014/0216492号明細書 米国特許第5,478,238号明細書 米国特許第9,519,927号明細書
したがって、所与の個人に固有のデータを決定する際の精度を高め、改善する必要がある。
そのために、本開示は、所定の身体ゾーンの特徴に対応する物理的要素のセットから、個人用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するためのツールの少なくとも1つの入力データの個人についての特定値を決定するための方法に関し、各物理的要素が、セットの他の物理的要素とは異なり、身体ゾーンの特徴を表す、少なくとも1つの知覚特性、特に視覚的または触覚的特性を有し、各物理的要素が、識別子と関連付けられ、各識別子が、データベースに記憶されたマッチテーブルに従って、上記の身体ゾーンを特徴づける上記の入力データの少なくとも1つのあらかじめ定義された値と関連付けられ、データベースが、計算機によってアクセス可能であり、この方法は、
- 物理的要素のセットの中から、個人についての物理的要素を選択するステップと、
- 選択された物理的要素の識別子を、計算機によって取得するステップと、
- 計算機によって、マッチテーブルに従って取得された識別子に対応する入力データのあらかじめ定義された値を決定するステップと
を含む。
そのような方法は、所与の個人に固有のデータを簡単かつ正確に決定することを可能にする。実際、物理的要素の知覚特性は、個人のニーズおよび/または要望に応じて物理的要素のセットの中からの物理的要素の容易な選択を可能にし、この物理的要素の知覚特性が、身体ゾーンの特徴を表している。選択された物理的要素に応じて、方法は、身体ゾーンを正確に特徴づけることを可能にするあらかじめ定義された値に戻ることを可能にする。決定された値は、個人に固有の化粧アクションを決定するためのツールの入力データとして使用されることを意図されている。
そのような方法は、したがって、所与の個人に提供される化粧サービスのカスタマイズという状況において特に適している。具体的には、そのような方法は、美容専門家と顧客との間の対話および理解を容易にすることを可能にする。具体的にはこの方法は、サロンにおいて個人が楽しい経験をすること、および共通の土台で美容専門家とコミュニケーションすることを可能にする。美容専門家にとってこの方法は、より落ち着いた環境で働きながら、カスタマイズ可能な、使いやすい物理的要素(たとえば、髪色チャート)をもつことを可能にする。たとえば、(たとえば、物理的オブジェクトが毛髪を視覚的に表すものであるとき)クライアントが物理的オブジェクトを介してヘアダイカラーを選択すること、ならびに、方法の取得および決定ステップにより、選択された物理的オブジェクトによって表されるカラーリングデータのすべてをヘアスタイリストが使用することが可能である。
特定の実施形態によれば、方法は、単独で考えられる、または任意の技術的に可能な組合せによる、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含む。
- 方法は、個人用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するために、入力データの決定された値に応じてツールを動作させるためのステップを含む。
- 動作ステップは、
a. - 上記の入力データに対する決定された値に応じて入力データによって特徴づけられる身体ゾーンに対応する個人の身体ゾーンのモデルを決定するステップ、および/または
b. - 上記の入力データに対する決定された値に応じて身体ゾーンに対応する入力データによって特徴づけられる個人の身体ゾーンに適用される化粧製品組成物を決定するステップ、および/または
c. - 上記の入力データに対する決定された値に応じて入力データによって特徴づけられる身体ゾーンに対応する個人の身体ゾーンに施される処理を決定するステップ。
- 方法は、入力データによって特徴づけられる身体ゾーンに対応する個人の身体ゾーンに関係する少なくとも1つの測定値を受け取るためのステップを含み、測定値は、測定計器によって個人で取得され、個人の身体ゾーンのモデルは、受け取った測定値に応じて得られる。
- 動作ステップは、入力データによって特徴づけられる身体ゾーンに対応する個人の身体ゾーンの動きを、センサーによって、各瞬間に取得するステップを含み、個人の身体ゾーンのモデルは、取得された動きに応じて、各瞬間に得られる。
- 動作ステップは、画面への個人の身体ゾーンのモデルの表示を含み、画面は有利には、コネクテッド・ミラーである。
- 物理的要素のセットの各物理的要素は、同じ支持体に取り付けられ、支持体は有利にはカタログである。
- 物理的要素は、写真と、ポストイットと、ファブリックと、小像(figurine)と、ミニチュア製品と、毛髪の房、人造皮膚サンプル、フェイクまつげ、フェイク眉毛、またはフェイク爪など、人体の一部の実際のまたは偽のサンプルとから構成されるリストから選ばれる。
- 入力データによって特徴づけられる身体ゾーンは、髪、まつげ、または眉毛などの毛髪のセットであり、入力データは、髪色を表す特性、毛髪の長さを表す特性、毛髪のタイプを表す特性、毛髪の寿命を表す特性、白髪のパーセンテージを表す特性、上記の特性の変動性を表す特性、および上記の特性の少なくとも2つの組合せから生じる特性から選ばれる、または
- 入力データによって特徴づけられる身体ゾーンは、顔の皮膚などの皮膚であり、入力データは、皮膚の色を表す特性、皮膚の質感を表す特性、皮膚の老化を表す特性、上記の特性の変動性を表す特性、および上記の特性の少なくとも2つの組合せから生じる特性から選ばれる、または
- 入力データによって特徴づけられる身体ゾーンは、少なくとも1つの爪を含み、入力データは、爪の色を表す特性、爪の状態を表す特性、爪の寿命を表す特性、爪の頑丈さを表す特性、上記の特性の変動性を表す特性、および上記の特性の少なくとも2つの組合せから生じる特性から選ばれる。
本開示はまた、上記で定義した決定方法において使用されるように構成された物理的要素のセットに関し、各物理的要素は、セットの他の物理特性とは異なっており所定の身体ゾーンの特徴を表す、少なくとも1つの知覚特性、特に視覚的または触覚的特性を有し、各物理的要素は、識別子と関連付けられ、各識別子は、データベースに記憶されたマッチテーブルに従って上記の身体ゾーンを特徴づける上記の入力データの少なくとも1つのあらかじめ定義された値と関連付けられる。
特定の一実施形態によれば、識別子は、番号、一連の英数字、バーコード、無線識別マーカー、近距離通信マーカー、および視覚的識別を可能にするマーカーから選ばれる。
本開示はさらに、所定の身体ゾーンの特徴に対応する物理的要素のセットから、個人用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するためのツールの少なくとも1つの入力データの個人についての特定値を決定するためのデバイスに関し、各物理的要素は、セットの他の物理的要素とは異なり、身体ゾーンの特徴を表す、少なくとも1つの知覚特性、特に視覚的または触覚的特性を有し、各物理的要素は、識別子と関連付けられ、各識別子は、データベースに記憶されたマッチテーブルに従って上記の身体ゾーンを特徴づける上記の入力データの少なくとも1つのあらかじめ定義された値と関連付けられ、デバイスは、データベースにアクセスできる計算機を備え、計算機は、
- 物理的要素のセットから個人について選択された物理的要素の識別子を取得することと、
- マッチテーブルに従って取得された識別子に対応する入力データのあらかじめ定義された値を決定することと
を行うように構成される。
本発明はまた、物理的要素のセットから、個人用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するためのツールの少なくとも1つの入力データの特定値を決定するための方法に関し、各物理的要素は、セットの他の物理的要素とは異なり、身体ゾーンの特徴を表す、少なくとも1つの知覚特性、特に視覚的または触覚的特性を有し、各物理的要素は、識別子と関連付けられ、各識別子は、データベースに記憶されたマッチテーブルに従って上記の身体ゾーンを特徴づける上記の入力データの少なくとも1つのあらかじめ定義された値と関連付けられ、データベースは、計算機によってアクセス可能であり、この方法は、
- 物理的要素のセットの中から、個人についての物理的要素を選択するステップと、
- 選択された物理的要素の識別子を、計算機によって取得するステップと、
- 計算機によって、マッチテーブルに従って取得された識別子に対応する入力データのあらかじめ定義された値を決定するステップと
を含む。
本開示はさらに、物理的要素のセットから、個人用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するためのツールの少なくとも1つの入力データの特定値を決定するためのデバイスに関し、各物理的要素は、セットの他の物理的要素とは異なり、身体ゾーンの特徴を表す、少なくとも1つの知覚特性、特に視覚的または触覚的特性を有し、各物理的要素は、識別子と関連付けられ、各識別子は、データベースに記憶されたマッチテーブルに従って上記の身体ゾーンを特徴づける上記の入力データの少なくとも1つのあらかじめ定義された値と関連付けられ、デバイスは、データベースにアクセスできる計算機を備え、計算機は、
- 物理的要素のセットから個人について選択された物理的要素の識別子を取得することと、
- マッチテーブルに従って取得された識別子に対応する入力データのあらかじめ定義された値を決定することと
を行うように構成される。
本発明の他の特徴および利点は、単に一例として、図面に関連して行う、本発明の実施形態の以下の説明を読むと明らかになるであろう。
物理的要素のセットと、入力データの特定値を決定するためのデバイスと、化粧アクションを決定するためのツールとを含むシーンの一例の概略図である。 物理的要素のセットの一例の概略図である。 図1の決定デバイスの一例の概略図である。 個人用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するためのツールへの所与の個人に固有の少なくとも1つの入力データを物理的要素のセットから決定するための方法の例示的な実施形態のフローチャートである。 ツールによって決定された化粧アクションの一例の概略図である。 ツールによって決定された化粧アクションの別の例の概略図である。 決定ツールを制御することを可能にする対話型オブジェクトの一例の概略図である。
本開示の残りの部分において、「毛髪」という用語は、個人の体表面上に植え込まれる場所にかかわらず、個人のあらゆるタイプの毛髪を指す。毛髪は、個人の毛包系および毛管系を包含する。髪、まつげ、および眉毛は、毛髪の例である。
概して、「化粧製品」という用語は、人体の表面部分(表皮、毛包系および毛管系、爪、唇、ならびに外性器)、または歯および口腔粘膜を、排他的にまたは主として清潔にする、それらに香りをつける、それらの外見を変える、それらを保護する、それらをよい状態または正常な体臭で維持するために、それらと接触して置かれることを意図されたいずれかの物質または混合物を指す。
たとえば、化粧製品は、髪など、個人の毛髪を染めるために、それらと接触して置かれることを意図された、「染料」とも呼ばれる染色調合剤(dye formula)である。そのような染料は、永続的または一時的なものである。
化粧製品の「色」という用語は、参照個人(reference individual)の毛髪または毛髪のモデルに化粧製品が適用された時点の目に見える色または色のレンダリングを示す。個人による毛髪の性質および寿命の違いを考慮すると、色のレンダリングは、参照個人または毛髪のモデルに得られるレンダリングに対して、化粧製品が所与の個人の毛髪に適用されると異なるものになることがある。
図1は、物理的要素10のセット、化粧アクションを決定するためのツール12用に、入力データDEの特定値を決定するためのデバイス11、ツール12、ならびにシーンにおいて行動している個人Iを含むシーンの一例を示している。具体的には、図示の例では、個人Iは、物理的要素10のセットおよび決定デバイス11と対話している。
具体的には、入力データDEの特定値は、処理される所定の身体ゾーン、すなわちその後にツール12によって化粧アクションが決定され得る身体ゾーンを特徴づける。
物理的要素10のセットは、少なくとも2つの物理的要素10、有利には3つ以上の物理的要素10を含む。「物理的要素」は、個人によって操作されることが可能なオブジェクトを指す。
各物理的要素10は、セットの他の物理的要素10とは異なり、身体ゾーン、具体的には処理される所定の身体ゾーンの特徴を表す、少なくとも1つの知覚特性、特に視覚的または触覚的特性を有する。
身体ゾーンの特徴は、たとえば、寸法および/または色、および/または損耗の状態、および/または老化の状態、および/または身体的特異性(physical specificity)である。説明の残りの部分において、「身体ゾーン」および「人体の一部」という用語は等しいことは、当業者には理解されよう。
たとえば、各物理的要素10は、身体ゾーンを視覚的に表すもの、または身体ゾーンを触感的に表すものを有する。「表すもの(representative)」は、物理的要素10が人体の一部に関する少なくとも1つの情報を与えることを意味する。
有利には、物理的要素10は、写真と、ポストイットと、ファブリックと、小像と、ミニチュア製品と、毛髪の房、人造皮膚サンプル、フェイクまつげ、フェイク眉毛、またはフェイク爪など、人体の一部の実際のまたは偽のサンプルとから構成されるリストから選ばれる。
有利には、物理的要素10のセットの各物理的要素10は、同じ支持体10Aに着脱可能または着脱不可能に取り付けられる。支持体10Aは、好ましくは個人Iによって持ち運び可能であるか、または個人Iによって操作可能である。
支持体10Aは、たとえばカタログである。「カタログ」という用語は、物理的要素10がその中に記録される制作物を指す。写真の形態の物理的要素10を含む例示的なカタログ10Aが、図1によって示されている。毛髪の房の形態の物理的要素10を含む別の例示的なカタログが、図2によって示され、そのようなカタログがしたがって髪色チャートを形成する。
各物理的要素10は、識別子と関連付けられる。「識別子」は、物理的要素10のセットの中から物理的要素10を識別することを可能にするデータを指す。識別子は、たとえば物理的要素10に記録されるか、またはそれの一体部分である。
有利には、各物理的要素10の識別子は一意である。
識別子はたとえば、番号、一連の英数字、バーコード、無線識別マーカー(RFIDチップ)、近距離通信マーカー(NFCチップ)、および視覚的識別を可能にするマーカーから構成されるリストから選ばれる。バーコードは、たとえばQR(クイックレスポンス)コードである。
各識別子は、データベース13(図1に見ることができる)に記憶されたマッチテーブルに従って身体ゾーンを特徴づける決定ツール12の入力データDEの少なくとも1つのあらかじめ定義された値と関連付けられる。
有利には、当該の入力データは、寸法および/または色および/または損耗および/または老化および/または身体的特異性に関して、人体の一部を特徴づけることを可能にする。各入力データDEによって仮定されるあらかじめ定義された値は、したがってそれぞれ、異なる考えられるサイズ、異なる考えられる色、異なる考えられる損耗の状態、異なる考えられる老化の状態、および異なる考えられる身体的特異性から選ばれる。より一般的には、入力データDEは、所定の身体ゾーンに関する物理化学的特徴である。
たとえば、入力データDEによって特徴づけられる身体ゾーンが、髪、まつげ、または眉毛など、毛髪のセットであるとき、入力データDEは、髪色を表す特性、髪の長さを表す特性、髪のタイプを表す特性、髪の寿命を表す特性、白髪のパーセンテージを表す特性、上記の特性の変動性を表す特性、および上記の特性の少なくとも2つの組合せから生じる特性から選ばれる。
別の例では、入力データDEによって特徴づけられる身体ゾーンが、顔の皮膚などの皮膚であるとき、入力データDEは、皮膚の色を表す特性、皮膚の質感を表す特性、皮膚の老化を表す特性、上記の特性の変動性を表す特性、および上記の特性の少なくとも2つの組合せから生じる特性から選ばれる。
さらに別の例では、入力データによって特徴づけられる身体ゾーンが、少なくとも1つの爪を含むとき、入力データDEは、爪の色を表す特性、爪の状態を表す特性、爪の寿命を表す特性、爪の頑丈さを表す特性、上記の特性の変動性を表す特性、および上記の特性の少なくとも2つの組合せから生じる特性から選ばれる。
「入力データ」という用語は、文脈に応じて、入力データ(たとえば、色、サイズ、および状態)のセットを指すことは、当業者には理解されよう。識別子は、その場合、セットの入力データの各々に対してあらかじめ定義された値と関連付けられる。
決定デバイス11は、決定ツール12の入力データDEの特定値を決定するように構成される。言い換えれば、決定デバイス11の出力は、決定ツール12の少なくとも1つの入力に対応する。
そのような決定デバイス11の一例が、図3に示されている。この例では、決定デバイス11は、計算機14を含む。
計算機14は、コンピュータプログラム製品18と対話することができる。コンピュータプログラム製品18と計算機14の対話は、決定ツール12の入力データDEの少なくとも1つの特定値を決定するための方法を実施することを可能にする。
計算機14は、コンピュータである。より一般的には、計算機14は、計算機14のレジスタおよび/またはメモリ内の電子または物理量として表されたデータを、メモリ、レジスタ、または他のタイプの表示、送信、もしくは記憶デバイス内の物理データに対応する他の同様のデータに処理することおよび/または変換することができる電子計算機である。
計算機14は、処理ユニット22と、メモリ24と、情報媒体リーダー26とを備えるプロセッサ20を含む。図3によって示されている例では、計算機14は、たとえばキーボード28および/またはタッチセンサー式インターフェースと、ディスプレイ30とを備えるマンマシンインターフェース27もまた備える。
コンピュータプログラム製品18は、可読情報媒体を含む。可読情報媒体とは、計算機14によって、通常は計算機14の処理ユニット22によって、読取り可能な媒体である。可読情報媒体は、電子命令を記憶するのに適し、コンピュータシステムのバスに結合できる媒体である。
一例として、可読情報媒体は、フロッピーディスク、光ディスク、CD-ROM、光磁気ディスク、ROMメモリ、RAMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、磁気カード、または光カードである。
プログラム命令を含むコンピュータプログラムは、可読情報媒体に記憶される。コンピュータプログラムは、データ処理ユニット22にロードすることができ、決定ツール12の入力データDEの少なくとも1つの特定値を決定するための方法のステップの少なくとも1つの実施を駆動するのに適している。
決定デバイス11は、マッチテーブルが記憶されたデータベース13にアクセスすることができる。
たとえば、データベース13は、決定デバイス11のリモートサーバに記憶され、したがってデータベース13へのアクセスは、ワイヤレス伝送プロトコルに従って、またはセルラー電気通信ネットワークプロトコルに従って行われる。ワイヤレス伝送プロトコルは、たとえば、IEEE 802.11(Wi-Fi)部会またはIEEE 802.15(Bluetooth)部会の規格に従って確立される。セルラー電気通信ネットワークプロトコルは、たとえば、GSM(モバイル通信用グローバルシステム)規格に従って、またはUMTS(ユニバーサルモバイル電気通信システム)、4G、さらには5G技術に従って確立される。
変形例では、データベース13は、計算機14のメモリ24に記憶され、ワイヤレス伝送プロトコルまたはセルラー電気通信ネットワークなしで計算機14によって直接アクセス可能にする。
化粧アクションを決定するためのツール12は、入力データDEの特定値(具体的には決定デバイス11によって決定される)から、所与の個人I用にカスタマイズされた少なくとも1つの化粧アクションを決定するように構成される。決定された化粧アクションは、したがってツール12の出力データを形成する。
決定された化粧アクションは、たとえば、人体の一部のモデリングアクション、人体の一部に適用される化粧製品組成物を決定するアクション、または人体の一部に対する化粧処理アクション(毛染め、ヘアカット、脱毛、メイクアップ、顔の凹凸の処理)である。
ツール12は、たとえば、コンピュータプログラム製品18の可読情報媒体に記憶されたコンピュータプログラムであるか、または計算機14のメモリに記憶されたアプリケーションもしくはアルゴリズムである。この場合、ツール12は、計算機14によって直接アクセス可能である。
変形例では、ツール12は、決定デバイス11とは別個の物理的実体である。この場合、たとえばツール12は、前述のように、ワイヤード接続によってまたはワイヤレス伝送プロトコルもしくはセルラー電気通信ネットワークによって決定デバイス11と通信する。その場合ツール12は、たとえばコンピュータプログラム製品と対話する計算機を備える。コンピュータプログラム製品と計算機の対話は、個人I用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するための方法を実施することを可能にする。この場合、ツール12の計算機は、たとえば、決定デバイス11の計算機14と同一であり、ツール12のコンピュータプログラム製品は、たとえば、決定デバイス11のコンピュータプログラム製品18と構造的に同一である。
決定ツール12のために所与の個人Iに固有の入力データDEの少なくとも1つの値を、物理的要素10のセットから決定するための方法の例示的な一実施形態について、次に図4のフローチャートを参照して説明する。
この方法は、物理的要素10のセットの中から個人Iについての物理的要素10を選択するためのステップ100を含む。「個人について」とは、個人Iの要望および/またはニーズを考慮することによって選択が行われることを意味する。選択はしたがって演繹的に、個人Iによって異なることになる。このようにして、選択は、所与の個人Iに固有である。そのような選択は、セットの異なる物理的要素10の特有の知覚特性によって可能にされる。
選択は、個人I自身によって、または個人Iの要望および/もしくはニーズを考慮する第三者によって行われる。第三者は、たとえば、美容師、スタイリスト、エステティシャン、またはメイクアップアーティストなどの美容専門家である。
たとえば、髪(またはより一般的には毛髪)を染めるという状況では、物理的要素10が、異なる髪色を表す視覚性(visual)をもたらすとき、選択は、目標の染料色に対応する物理的要素10を選択することからなる。あるいは、選択は、個人Iの自毛の色、または個人Iの現在の髪色(具体的には毛髪がすでに染められているとき)に対応する物理的要素10を選択することからなる。
別の例では、髪(より一般的には毛髪)をカットするために、物理的要素10が異なるヘアカットを表す視覚性をもたらすとき、選択は、目標のヘアカットまたは個人Iの現在のヘアカットに対応する物理的要素10を選択することからなる。
さらに別の例では、顔のメイクアップアクションの場合、物理的要素10が顔用の異なるメイクアップオプション(たとえば、異なるファンデーション)を表す視覚性をもたらすとき、選択は、目標のメイクアップに対応する物理的要素10を選択することからなる。より具体的には、ファンデーションの場合、たとえば選択は、目標のファンデーションの色、目標のファンデーションの質感、または個人Iの顔の現在の皮膚色もしくは質感に対応する物理的要素10を選択することからなる。
図1によって示される例では、個人Iは、物理的要素10が固定されたカタログを調べ、カタログから特定の物理的要素10を選択する。この例では、物理的要素10は、着脱可能な写真であり、選択された物理的要素10は、カタログから取り外されている。
この方法は次に、選択された物理的要素10の識別子を、決定デバイス11の計算機14によって取得するためのステップ110を含む。
識別子が番号、一連の英数字、または視覚的識別を可能にするマーカーであるとき、識別子は、たとえば個人Iによってまたは第三者によって、マン-マシンインターフェース27を介して決定デバイス11に手動で通信される。
識別子がバーコードであるとき、識別子はたとえば、バーコードリーダーを介して決定デバイス11によって取得される。
識別子が無線識別マーカーであるとき、識別子はたとえば、無線識別リーダーを介して決定デバイス11によって取得される。
識別子が近距離通信マーカーであるとき、識別子はたとえば、近距離通信リーダーを介して決定デバイス11によって取得される。
次に方法は、決定デバイス11の計算機14によって、マッチテーブルに従って取得された識別子に対応する入力データDEのあらかじめ定義された値を決定するためのステップ120を含む。具体的には、入力データDEの値は、対応表に記憶され、取得された識別子に対応する、入力データDEのあらかじめ定義された値を割り当てることによって決定される。
前述のように、この決定ステップ120は、入力データDEが入力データのセットに対応する場合にも当てはまる。この場合、セットの各入力データに対して、あらかじめ定義された値が決定される。
決定ステップ120の終わりでは、得られた入力データDEのあらかじめ定義された値は、それらが個人Iによって直接行われる選択(選定)により、または個人Iの要望および/もしくはニーズに応じて第三者によって行われる選択によって得られるので、個人Iに固有である。
方法は、個人I用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するために、入力データDEの決定された値に応じてツール12を動作させるためのステップ130を含む。「カスタマイズされた」は、それ自体が個人Iの要望および/またはニーズに応じて得られた、個人Iに固有の入力データDEの値に応じて、化粧アクションが決定されることを意味する。決定された化粧アクションは、したがって演繹的に、個人Iによって異なることになる。
動作ステップ130は、具体的にはツール12が決定しようとする化粧アクションのタイプに応じて行われる。
第1の例示的な実施形態では、化粧アクションは、人体の一部からモデルMを決定することからなる。動作ステップは、上記の入力データDEに対する決定された値に応じて入力データDEによって特徴づけられる身体ゾーンに対応する個人Iの身体ゾーンのモデルMを決定することを含む。
この第1の例では、方法は、場合によっては、入力データDEによって特徴づけられる身体ゾーンに対応する個人の身体ゾーンに関係する少なくとも1つの測定値を受け取るための追加のステップを含む。個人Iの身体ゾーンのモデルMはしたがって、受け取った測定値に応じて取得される。測定値は、たとえば、測定計器によって個人Iで取得される。測定計器は、たとえばスキャナである。たとえば、個人Iの毛髪のモデルMの場合、測定値は、個人Iの毛髪のスキャンからもたらされる。受け取るステップは、たとえば、動作ステップ130より上流で行われるか、または動作ステップ130のサブステップである。
この第1の例では、オプションの追加として、動作ステップは、個人Iの身体の一部の動き、たとえば個人Iの毛髪、顔、またはより一般的には頭部の動きを、センサーによって各瞬間に取得するためのステップを含む。人体の一部のモデルMはしたがって、取得された動きに応じて、各瞬間に得られる。「各瞬間に」とは、アクション(具体的には取得またはモデリング)が短い時間間隔で、すなわち事実上リアルタイムで、またはリアルタイムで行われることを意味する。
この第1の例では、動作ステップ130は有利には、ツール12がデバイス11に組み込まれているときは、決定デバイス11のディスプレイ30といった画面に、人体の一部のモデルMを表示することを含む。画面は、たとえば、個人Iの身体ゾーンに関係する測定値および個人Iの身体の一部の動きの説明となるモデルMを表示することができるコネクテッド・ミラーである。
サンプルモデルMが、図5および図6に示されている。
図5の例では、モデルMは、個人Iの頭部に関係し、入力データDEは、目標の髪色である。この例では、個人Iは、写真のカタログから、希望する目標の色に対応する写真(物理的要素)を選択している。これは、方法の終わりに、毛髪が希望する目標の色になった個人Iの頭部のモデルMを得ることを可能にする。この例では、カメラなどのセンサー50が、個人Iの頭部の動きを追跡することを可能にし、カメラ52が、モデルMを表示することを可能にする。
図6の例は、入力データDEが目標の毛髪の長さであるという違いがあるが、図5の例と同様であり、方法の終わりに、毛髪が希望する目標の長さになった個人Iの頭部のモデルMを得ることを可能にする。
第2の例示的な実施形態では、化粧アクションは、入力データDEによって特徴づけられる身体ゾーンに対応する個人Iの身体ゾーンに適用される化粧製品組成物を決定することからなる。動作ステップ130はしたがって、上記の入力データDEに対する決定された値に応じて、個人の上記の身体ゾーンに適用される化粧製品組成物を決定することを含む。
たとえば、個人Iの最初の皮膚色および希望する最終陰影(ツール12の入力データDE)から、化粧品組成物の決定は、たとえばファンデーション製品の場合では特許文献5または特許文献6に記載されている方法によって行われる。
第3の例示的な実施形態では、化粧アクションは、入力データDEによって特徴づけられる身体ゾーンに対応する個人Iの身体ゾーンに施される処理を決定することからなる。動作ステップ130はしたがって、上記の入力データDEに対する決定された値に応じて、上記の身体ゾーンに施される処理を決定することを含む。入力データDEはしたがって、ツール12が診断を決定し、そのような診断に応じて処理を提案することを可能にする。
たとえば、入力データDEが身体の一部の老化に関係する場合、決定されるアクションは、老化を遅くする特定の製品を適用すること、またはたとえば日光暴露を回避するよう勧めることからなってもよい。
さらに、動作ステップ130は、第1、第2、および第3の例示的な実施形態の特徴の1つまたは複数を、これらの特徴が共存できるとき、含んでもよい。
オプションの追加として、いわゆる対話型物理的オブジェクト60のセットもまた、物理的オブジェクト10のセットの中から個人Iに提示される。
好ましくは、各対話型オブジェクト60は、他の物理的オブジェクト60および物理的要素10とは異なる少なくとも1つの知覚特性、特に視覚的または触覚的特性を有する。たとえば、各対話型オブジェクト60は、ツール12のコマンドの視覚見本または質感見本を有する。対話型オブジェクト60はしたがって、個人Iまたは第三者が決定ツール12を制御すること、具体的にはツール12を停止または開始する、またはツール12の使用モード(モデリング、組成物の決定、処理の決定)を変更する、またはツール12によって決定された化粧アクションを確認することを可能にする。
有利には、対話型オブジェクト60は、物理的オブジェクト10と同じ形態を仮定し(たとえば、物理的要素10が写真の場合、対話型オブジェクトは写真である)、適用可能な場合は、物理的要素10と同じ支持体10Aに取り付けられる。
対話型オブジェクトの一例が、図7に示されている。この例では、対話型オブジェクトは、ポストイットタイプである。対話型オブジェクト60Aは、ツール12によって決定されたアクションの確認コマンドを視覚的に表すもの(たとえば、個人Iの希望またはニーズを満たすシミュレーション)を有する。対話型オブジェクト60Bは、ツール12を停止する(またはツール12で進行中のセッションを停止する)コマンドを視覚的に表すものを有する。対話型オブジェクト60Cは、ツール12を開始する(またはツール12による新しいセッションを開始する)コマンドを視覚的に表すものを有する。対話型オブジェクト60Dは、ツール12の使用モードを変更するコマンドを視覚的に表すものを有する(たとえば、ツール12が髪色シミュレーションを決定するように構成されているとき、対話型オブジェクト60Dは、髪色シミュレーション用にツール12を構成することを可能にする)。
各対話型オブジェクトは、識別子と関連付けられる。有利には、各対話型オブジェクトの識別子は一意である。対話型オブジェクトの識別子は、有利には物理的要素10の識別子と同じタイプである。
各識別子は、データベース13に記憶されたツール12の制御コマンドと関連付けられる。
したがって、物理的要素10の場合と同様に、方法は、場合によっては、対話型オブジェクトを選択し、計算機14によって対話型オブジェクトの識別子を取得し、データベース13内の対話型オブジェクトの識別子と関連付けられたコマンドに応じて決定ツール12に命令するためのステップを含む。
したがって、そのような方法が、人体の一部を具体的に説明する入力データの値を、人体の上記の一部を特徴づける少なくとも1つの示差的な知覚特性を有する物理的要素10のセットから取得することを可能にする。これは、個人Iに固有のデータの決定を容易にすることを可能にする。さらに、物理的要素10の知覚特性により、得られるデータの精度もまた向上する。
上記で説明した実施形態は、それらが技術的に適合する限り、新しい実施形態を形成するために組み合わせることができることを当業者は理解するであろう。
10 物理的要素
11 決定デバイス
12 決定ツール
13 データベース
14 計算機
18 コンピュータプログラム製品
20 プロセッサ
22 処理ユニット
24 メモリ
26 情報媒体リーダー
27 マンマシンインターフェース
28 キーボード
30 ディスプレイ

Claims (8)

  1. 所定の身体ゾーンの特徴に対応する物理的要素(10)のセットから、個人(I)用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するためのツール(12)への前記身体ゾーンの前記特徴に対応する少なくとも1つの入力データ(DE)の前記個人(I)についての特定値を決定するための方法であって、各物理的要素(10)が、前記セットの他の物理的要素(10)とは異なっており前記身体ゾーンの前記特徴を表す少なくとも1つの知覚特性、特に視覚的または触覚的特性を有し、各物理的要素(10)が、識別子と関連付けられ、各識別子が、データベース(13)に記憶されたマッチテーブルに従って前記身体ゾーンを特徴づける前記入力データ(DE)の少なくとも1つのあらかじめ定義された値と関連付けられ、前記データベース(13)が、計算機(14)によってアクセス可能であり、前記方法が、
    - 物理的要素(10)の前記セットの中から、前記個人(I)についての物理的要素(10)を選択するステップと、
    - 前記選択された物理的要素(10)の前記識別子を、前記計算機(14)によって取得するステップと、
    - 前記計算機(14)によって、前記マッチテーブルに従って取得された前記識別子に対応する前記入力データ(DE)の前記あらかじめ定義された値を決定するステップと
    を含み、
    前記物理的要素(10)が、写真と、ポストイットと、ファブリックと、小像と、ミニチュア製品と、毛髪の房、人造皮膚サンプル、フェイクまつげ、フェイク眉毛、またはフェイク爪のうちの少なくとも一つを含む人体の一部の実際のまたは偽のサンプルとから構成されるリストから選ばれる、
    方法。
  2. 前記個人(I)用にカスタマイズされた化粧アクションを決定するために、前記入力データ(DE)の前記決定された値に応じて前記ツール(12)を動作させるためのステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ツール(12)を動作させるための前記ステップが、
    a. - 前記入力データ(DE)の前記決定された値に応じて前記入力データ(DE)によって特徴づけられる前記身体ゾーンに対応する前記個人(I)の前記身体ゾーンのモデル(M)を決定するステップ、および/または
    b. - 前記入力データ(DE)の前記決定された値に応じて前記身体ゾーンに対応する前記入力データ(DE)によって特徴づけられる前記個人(I)の前記身体ゾーンに適用される化粧製品組成物を決定するステップ、および/または
    c. - 前記入力データ(DE)の前記決定された値に応じて前記入力データ(DE)によって特徴づけられる前記身体ゾーンに対応する前記個人(I)の前記身体ゾーンに施される処理を決定するステップ
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記方法が、前記入力データ(DE)によって特徴づけられる前記身体ゾーンに対応する前記個人(I)の前記身体ゾーンに関係する少なくとも1つの測定値を受け取るためのステップを含み、前記測定値が、測定計器によって前記個人(I)で取得され、前記個人(I)の前記身体ゾーンの前記モデル(M)が、前記受け取った測定値に応じて取得される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ツール(12)を動作させるための前記ステップが、前記入力データ(DE)によって特徴づけられる前記身体ゾーンに対応する前記個人(I)の前記身体ゾーンの動きを、センサー(50)によって、各瞬間に取得するステップを含み、前記取得された動きに応じて各瞬間に、前記個人(I)の前記身体ゾーンの前記モデル(M)が得られる、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記ツール(12)を動作させるための前記ステップが、画面(52)への前記個人(I)の前記身体ゾーンの前記モデル(M)の表示を含み、前記画面(52)が、有利にはコネクテッド・ミラーである、請求項3から5のいずれか一項に記載の決定方法。
  7. 物理的要素(10)の前記セットの各物理的要素(10)が、同じ支持体(10A)に取り付けられ、前記支持体(10A)が有利にはカタログである、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. a. - 前記入力データ(DE)によって特徴づけられる前記身体ゾーンが、髪、まつげ、または眉毛のうちの少なくとも一つを含む毛髪のセットであり、前記入力データ(DE)が、髪色を表す特性、髪の長さを表す特性、髪のタイプを表す特性、髪の寿命を表す特性、白髪のパーセンテージを表す特性、上記の特性の変動性を表す特性、および上記の特性の少なくとも2つの組合せから生じる特性から選ばれる、または
    b. - 前記入力データ(DE)によって特徴づけられる前記身体ゾーンが皮膚であり、前記入力データ(DE)が、皮膚の色を表す特性、皮膚の質感を表す特性、前記皮膚の老化を表す特性、上記の特性の変動性を表す特性、および上記の特性の少なくとも2つの組合せから生じる特性から選ばれる、または
    c. - 前記入力データ(DE)によって特徴づけられる前記身体ゾーンが、少なくとも1つの爪を含み、前記入力データ(DE)が、前記爪の色を表す特性、前記爪の状態を表す特性、前記爪の寿命を表す特性、前記爪の形状を表す特性、前記爪の頑丈さを表す特性、上記の特性の変動性を表す特性、および上記の特性の少なくとも2つの組合せから生じる特性から選ばれる
    請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
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