JP7405412B2 - 三次元計測システム、三次元計測装置、三次元計測方法、及び三次元計測プログラム - Google Patents

三次元計測システム、三次元計測装置、三次元計測方法、及び三次元計測プログラム Download PDF

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本発明は、三次元計測システム、三次元計測装置、三次元計測方法、及び三次元計測プログラムに関する。
家畜を屠畜後に整形して食品とした枝肉は、国や地域で統一された基準、あるいは、企業独自の基準に基づいて、格付される。枝肉の格付は、出荷された家畜の適正な価格形成と生産者保護に重要な役割を果たしている。枝肉の格付は、主に目視評価により行われているが、より精度の高い格付への要求から、枝肉の形質を数値化する技術の開発が期待されている。
枝肉の格付のために、枝肉の形質を計測して数値化する方法が従来技術として知られている。特許文献1には、枝肉に接触子を接触させて枝肉の外形を計測する技術が記載されている。また、非特許文献1には、等高線法により、枝肉に等高線を投影して枝肉の形質を計測する技術が記載されている。さらに、非特許文献2には、単眼視法により、一定方向から枝肉を撮像した画像に基づいて枝肉の形質を計測する技術が記載されている。さらに、3Dスキャナにより得られる三次元データを、枝肉の評価に利用する試みもある。
三次元データは、枝肉の評価への利用は報告されてはいないが、例えば測量分野では写真計測等の手法が既に利用されており、立体物の計測に非常に有用である。この写真計測を応用した技術として、複数のカメラで撮像して得られた静止画像データに基づいて立体物の三次元データを生成する特許文献2に記載された技術が知られている。
また、特許文献3には、枝肉の移動空間の側方に配置されたカメラで撮像した画像に基づいて、屠体の三次元データを計測することが記載されている。
再公表特許2016/002630(2016年1月7日公開) 再公表特許2015/108071(2015年7月23日公開) WO2018/167089(2018年9月20日公開)
Craigie et al.,Meat Science,92(4),307-318,2012 Lorenzo et al.,Animal,12(1),174-182,2018
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、装置を枝肉に接触させるため接触部を常に清潔に保つ衛生管理が必要であり、また、装置を接触させることができない部分は計測できないという問題がある。また、非特許文献1に記載された技術では、常に生産ラインを進んでいる枝肉を計測のために制止させなければならず生産性の低下を招き、また、等高線が映し出された面のみが計測可能であり、斉一に評価するために枝肉を常に一定方向から撮像する必要があるという問題がある。さらに、非特許文献2に記載された技術では、カメラに正対する面のみが計測可能であり、斉一に評価するために枝肉を常に一定方向から撮像する必要がある上に、枝肉の肋張り(腹腔の形状、ロースの太さと関係)のような凹凸は評価できず、断面積や体積は求められない。
また、特許文献2に記載された技術では、被写体を、複数のカメラが固定された支持体に囲まれた中央部分に配置して撮像する必要があり、生産ラインに干渉することなく枝肉を撮像することは困難である。
さらに、特許文献3に記載された技術では、枝肉の移動空間の側方から撮影しているため、枝肉の内側の窪み部分がカメラの死角となる。したがって特許文献3に記載された技術では、この死角部分の3Dデータを枝肉の重量や吊り下げ時の重心に基づき補完する必要があるため煩雑であると共に、3Dデータの信頼性に疑問がある。
本発明の一態様は、生産ラインを進んでいる枝肉を制止させることなく、枝肉の形質を数値化することが可能なシステムを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、例えば、以下に示す態様に係る発明を提供する。
1)吊り下げられた状態で所定の方向に移動する対象物の三次元データを計測する三次元計測システムであって、前記対象物の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方であって、側方ではない位置において、当該対象物を撮像するカメラと、前記カメラが撮像した画像に基づいて、前記対象物の三次元データを計測する三次元計測部とを備え、前記対象物は、食肉であり、前記食肉は、枝肉又は部分肉であり、前記対象物は、吊り下げ具を介して接続されたレールに沿って搬送中である三次元計測システム。
2)前記カメラとは異なる方向から前記対象物を撮像する他のカメラを少なくとも1つ備えている、1)の三次元計測システム。
3)前記カメラは、前記対象物の上側及び下側の両方に設けられている、1)又は2)の三次元計測システム。
4)前記カメラは、前記対象物の動線と交差する鉛直軸を中心軸として略同心円状に複数設けられている、1)~3)のいずれかの三次元計測システム。
5)前記対象物の移動空間外であって、前記対象物の移動空間の側方に、前記対象物を撮像するカメラをさらに備えている、1)~4)のいずれかの三次元計測システム。
6)前記対象物は、所定の方向に水平移動する、1)~5)のいずれかの三次元計測システム。
7)前記対象物が前記カメラの撮像領域内に侵入したことが検出された場合に、複数の前記カメラに対して、撮像を指示する撮像指示信号を送信する撮像指示部をさらに備えている、2)~5)のいずれかの三次元計測システム。
8)前記対象物は、枝肉を背割り(屠体の正中線に沿って左右に分割)した半丸を、それらの窪んだ部分が互いに対向するように共に吊り下げたものである、1)から)のいずれかの三次元計測システム。
)前記三次元計測部は、計測した前記三次元データを参照して、前記対象物の体積及び断面積の少なくとも一方を計測する、1)から)のいずれかの三次元計測システム。
10)吊り下げられた状態で所定の方向に移動する対象物の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方であって、側方ではない位置において、当該対象物を撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップにおいて撮像した画像に基づいて、前記対象物の三次元データを計測する三次元計測ステップとを含み、前記対象物は、食肉であり、前記食肉は、枝肉又は部分肉であり、前記対象物は、吊り下げ具を介して接続されたレールに沿って搬送中である三次元計測方法。
11)吊り下げられた状態で所定の方向に移動する対象物の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方であって、側方ではない位置において、前記対象物を撮像した画像に基づいて、前記対象物の三次元データを計測する三次元計測部を備え、前記対象物は、食肉であり、前記食肉は、枝肉又は部分肉であり、前記対象物は、吊り下げ具を介して接続されたレールに沿って搬送中である三次元計測装置。
12)11)に記載された三次元計測装置としてコンピュータを機能させるための三次元計測プログラムであって、前記三次元計測部として、コンピュータを機能させるための三次元計測プログラム。
本発明の一態様によれば、吊り下げられた状態で移動している対象物の三次元データを計測することができる。
本発明の一実施形態に係る三次元計測システムの構成要素を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る三次元計測システムの概要を示す図である。 本発明の一実施形態に係る三次元計測システムの概要を示す他の図である。 枝肉の三次元データと、カメラの配置とを示す図である。 実施例1において枝肉を三次元計測した結果を示す図である。 実施例1において枝肉を三次元計測した他の結果を示す図である。 実施例1において枝肉を三次元計測したさらに他の結果と、その数値を示す図である。 実施例1において正常な枝肉と奇形のある枝肉との形態の違いを示す図である。 実施例1において枝肉の一部を三次元計測した結果を示す図である。 実施例2のカメラの配置を示す図である。 実施例2において枝肉を三次元計測した結果を示す図である。 実施例2において三次元計測した枝肉の断面形状、断面積及び周囲長を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。本発明の一実施形態に係る三次元計測システム100は、三次元計測部13とカメラ20とを備えている。三次元計測システム100は、吊り下げられた状態で所定の方向に移動する対象物の三次元データを計測するものである。カメラ20は、対象物の移動空間外であって、対象物の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方において、当該対象物を撮像する。三次元計測部13は、カメラ20が撮像した画像に基づいて、対象物の三次元データを計測する。図1に示すように、三次元計測システム100において、三次元計測部13は、三次元計測装置10に含まれている。図1は、本発明の一実施形態に係る三次元計測システム100の構成要素を示すブロック図である。
三次元計測システム100は、このような構成により、吊り下げられた状態で移動している対象物の三次元データを計測することができる。三次元計測システム100によれば、3Dスキャナ、MRI、CT等のように、対象物を長時間静止させる必要がない。また、三次元計測システム100によれば、MRIやCTのように高価な装置は必要なく、対象物の大きさにも制約がない。
(対象物)
三次元計測システム100により三次元データを計測する、吊り下げられた状態で移動している対象物は、対象物の一端が支持され、他端が支持されていない状態で移動している対象物が意図される。このような対象物の例として、対象物の一端が吊り下げ具により支持され、他端が中に浮いているような状態で搬送されている対象物が意図される。
三次元計測システム100により三次元データを計測する対象物は、予め定められた所定の方向に移動する。対象物の移動には、水平移動、斜め上方移動、斜め下方移動、鉛直上下移動が含まれる。また、対象物は、その鉛直軸を中心に回転してもよい。
三次元計測システム100により三次元データを計測する対象物は、食肉であってもよい。食肉の例として、家畜を屠畜した後に、屠体を整形して食品とした枝肉又は部分肉が挙げられる。家畜の種類は特に限定されないが、例えば、牛、豚、めん羊、山羊、馬、鶏等が挙げられ、特に牛及び豚である。三次元計測システム100は、枝肉のように表面形状が複雑な対象物であっても、精度よく三次元データを計測することができる。
また、枝肉は、食肉センター等において生産ラインを手動又は自動で移動させながら整形、分割又は出荷準備されるものである。生産ラインにおいて、枝肉は、高速で水平移動するような場合もある。対象物が枝肉である場合、その移動速度は、通常、0.1m/秒以上、3m/秒以下であり得る。三次元計測システム100は、移動している対象物の三次元データを計測するので、枝肉のように生産ラインを進む対象物であっても、生産性を低下させずに三次元データを計測することができる。
また、三次元計測システム100により三次元データを計測する対象物は、吊り下げ具を介して接続されたレールに沿って搬送されていてもよい。レールに沿った対象物の搬送は、手動であっても自動であってもよい。対象物を手動で搬送する場合、例えば、レールから吊り下げられた対象物を、人の手で押し出す。対象物を自動で搬送する場合、例えば、対象物を懸垂式コンベアにより搬送する。
三次元計測システム100は、図2に示すように、吊り下げ具23に吊り下げられた枝肉21を、レール22に沿って搬送しながら、三次元データを計測することができる。図2は、本発明の一実施形態に係る三次元計測システムの概要を示す図である。吊り下げ具23に吊り下げられた枝肉21は、吊り下げ具23との接点を中心としてその体軸周りに自由回転するように吊り下げられている。また、枝肉21を吊り下げ具23に引っ掛けるためにハンガー24を使用し、その腕部分が回転するようになっている場合には、枝肉21を背割り(屠体の正中線に沿って左右に分割)した左右の半丸が独立して回転可能である。なお、図2に示すように、吊り下げ具23には、枝肉21の半丸2本を吊り下げてもよいし、例えば牛のように半丸1本の重量が大きい場合には、半丸1本のみを吊り下げてもよい。
(カメラ)
カメラ20は、吊り下げられた状態で所定の方向に移動する対象物の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方において、対象物の移動空間外に設けられ、対象物を撮像する(撮像ステップ)。カメラ20は、ステレオカメラであってもよい。カメラ20は、撮像した画像を三次元計測装置10に送信する。ここで、カメラ20が撮像し、三次元計測装置10に送信する画像は、静止画像である。
三次元計測システム100において、カメラ20は、複数設けられ、互いに異なる方向から対象物を撮像するようになっていてもよい。カメラ20の台数は特に限定されないが、例えば30台以上設けられていることによって、より精度よく三次元データを計測することができる。本実施形態においては、以下、カメラ20を複数備える構成を例として説明する。
カメラ20は、三次元計測装置10の撮像指示部11から撮像を指示する撮像指示信号を受信して撮像を実行する。複数のカメラ20による撮像は、互いに略同時に実行される。すなわち、複数のカメラ20のそれぞれは、互いに略同時に撮像指示信号を受信する。複数のカメラ20の全てが、互いに略同時に撮像を実行することで、略同時に撮像された画像が得られる。ここで、「略同時」とは、同時のみならず、同時からわずかにずれた一定時間内も含むことを意図している。すなわち、同時に撮像することがより好ましいが、全てのカメラ20が同じ状態の枝肉21を撮像できるように、全てのカメラ20が一定時間内に撮像を行えればよい。カメラ20は、撮像した画像データを画像取得部12に送信する。
カメラ20は、図2に示すように、吊り下げ具23に吊り下げられた状態でレール22に沿って搬送されている枝肉21の上側に2つ設けられている。枝肉21は、矢印に示す方向、すなわちX方向にレール22に沿って搬送されている。カメラ20は、レール22よりも上側に設けられているので、枝肉21の移動空間外であり、枝肉21の移動を妨げない。すなわち、カメラ20は、対象物あるいは対象物を吊り下げて搬送する搬送手段よりも上側に設けられていることが好ましい。カメラ20は、例えば、枝肉21の上端から斜め上(鉛直方向に0~200cm、水平方向に50~200cm離れた位置)に設けてもよい。
カメラ20は、枝肉21の上側ではなく、下側にのみ複数設けられていてもよい。この場合、カメラ20は枝肉21の下端よりも下側に設けられていることで、枝肉21の移動空間外であり、枝肉21の移動を妨げない。カメラ20は、枝肉21の下端から斜め下(鉛直方向に0~100cm、水平方向に50~200cm離れた位置)に設けてもよい。
カメラ20は、枝肉21の上側及び下側の両方に、それぞれ複数設けられていてもよい。
枝肉21の上側及び下側の両方から、枝肉21を撮像することによって、枝肉21全体を網羅する三次元データを計測することができる。また、カメラ20は、枝肉21の上側及び下側の少なくとも一方に環状に設けられてもよい。これにより、枝肉21の移動を邪魔することなく、枝肉21がどのような向きであっても、三次元計測が可能である。
カメラ20は、複雑な表面形状を有する枝肉21の表面全体を網羅して撮像するために、互いに異なる方向から枝肉を撮像するように設けられている。カメラ20は、枝肉21を挟んで対向する位置に設けられていることが好ましい。
カメラ20は、生産ライン周囲の限られた空間に設置可能とするために、また、少ない台数で凹凸のある枝肉の全体や広い範囲を被写界深度深く撮像できるように、広角レンズを用いて撮像するものであることが好ましい。さらに、カメラ20は、精度の高い三次元データを計測するために、ピクセルサイズの大きいデジタルカメラであることが好ましく、加えて、カメラ20を複数設ける場合には、それぞれ同じ焦点距離を持つ等価なセットアップのカメラであることが好ましい。
三次元計測システム100は、図3に示すように、枝肉21の移動空間外であって、枝肉21の移動空間の側方に、枝肉を撮像するカメラ20bを備えていてもよい。図3は、本発明の一実施形態に係る三次元計測システムの概要を示す他の図である。図3は、枝肉21の進行方向であるX方向から、枝肉21を見た図である。図3において、三次元計測システム100には、枝肉21の上側に複数のカメラ20aが、枝肉21の下側に複数のカメラ20cが、枝肉21の側方に複数のカメラ20bが、それぞれ設けられている。このように、枝肉21の上側及び下側の少なくとも一方だけでなく、枝肉21の側方にもカメラ20bが設けられていることによって、より精度よく三次元データを計測することができる。
カメラは、図4に示すように、枝肉21の動線と交差する鉛直軸を中心軸として略同心円状に複数設けられていてもよい。図4は、枝肉の三次元データと、カメラ20の配置とを示す図である。図4に示すように、カメラ20a及びカメラ20cは、領域Aで示す枝肉21の移動空間の外に設けられている。
また、図4において、三次元計測システム100は、枝肉21の上側に設けられた複数のカメラ20aと、枝肉21の下側に設けられた複数のカメラ20cとを備えている。カメラ20a及びカメラ20cは、それぞれ、枝肉21の動線と交差する鉛直軸を中心軸Aとして略同心円状に複数設けられている。
カメラ20a及びカメラ20cは、それぞれ、同心円状に等間隔で設けられていてもよい。すなわち、円の中心から同じ角度(例えばn個のカメラを設ける場合は360/n度)を置いて配置されてもよい。これにより、枝肉21を概ね360度方向から網羅して撮像した画像が得られるので、欠損のない三次元データを得ることができ、体積や断面積等の計測に利用可能である。
なお、枝肉21の動線とは、枝肉21の重心の軌跡を意図している。「略同心円」とは、同心円だけでなく、同心円からわずかにずれた位置も含むことを意図している。複数のカメラ20a又はカメラ20cは、複数のカメラ20a又はカメラ20cにより囲まれた領域の内側に中心軸Aが位置するように設けられていてもよい。
(三次元計測装置)
三次元計測装置10は、吊り下げられた状態で所定の方向に移動する対象物の、移動空間の上側及び下側の少なくとも一方において、当該対象物を撮像した画像に基づいて、前記対象物の三次元データを計測する三次元計測部13を備えている。三次元計測装置10は、さらに、撮像指示部11と、画像取得部12と、操作部14と、記憶部15と、表示部17とを含む。三次元計測装置10は、三次元計測システム100に備えられている。撮像指示部11、画像取得部12、及び三次元計測部13は、三次元計測装置10の制御部16の一構成として実現される。
なお、三次元計測システム100において、画像取得部12、記憶部15及び三次元計測部13を、三次元計測装置10内ではなく、クラウドサーバ等の外部装置に備え、インターネットを含む広域通信ネットワークを介して三次元計測装置10の他の構成要素と互いに通信可能に接続されてもよい。
<撮像指示部>
撮像指示部11は、操作者が操作部14に対して撮像を指示する操作を入力した場合に、複数のカメラ20の全てに対して、撮像を指示する撮像指示信号を送信する。撮像指示部11は、撮像指示信号を任意の通信手段を用いて送信してもよく、例えば、無線通信又は赤外線通信で送信する。撮像指示部11は、複数のカメラ20の全てに対して同時に撮像指示信号を送信する。これにより、複数のカメラ20の全てに、互いに略同時に撮像を実行させる。
撮像指示部11は、また、対象物が撮像領域内に侵入する直前又は撮像領域内に設けられたセンサ(図示せず)が対象物の通過を検出した場合に送信する検出信号を受信し、対象物がカメラ20の撮像領域内に侵入したことが検出された場合に、複数のカメラ20の全てに対して、撮像を指示する撮像指示信号を送信するようになっていてもよい。
<画像取得部>
画像取得部12は、複数のカメラ20が撮像した画像データを取得する。画像取得部12は、複数のカメラ20からの画像データを任意の通信手段を用いて取得してもよく、例えば、無線通信又は有線通信により画像データを受信する。画像取得部12は、取得した画像データを三次元計測部13に送信する。また、画像取得部12は、取得した画像データを記憶部15にも送信してもよい。
<三次元計測部>
三次元計測部13は、画像取得部12から受信した画像データに基づいて、三次元データを計測する(三次元計測ステップ)。三次元計測部13は、ステレオ法、SFM(Structure from Motion)法等を用いて三次元データを計測するが、これらに限定されず、他の計測法により三次元データを計測してもよい。
ステレオ法は、異なる方向から撮像した複数の画像を用いて、三角測量の原理により対象物の三次元データを計測するものである。SFM法は、異なる方向から撮像した複数の画像から抽出した同じ特徴点について、画像間の対応関係により対象物の三次元データを計測するものである。三次元計測部13が計測する三次元データには、対象物の三次元座標データと共に、対象物の色やテクスチャ等の情報のテキストデータや画像データが含まれていてもよい。
三次元計測部13は、互いに異なる方向を撮像する複数のカメラ20により略同時に撮像された画像データに基づいて三次元データを計測するので、吊り下げ状態で移動する対象物のように、平行移動に加えて回転移動もする対象物であっても、好適に三次元データを計測することができる。
三次元計測部13は、計測した三次元データを表示部17に送信する。三次元計測部13は、計測した三次元データを記憶部15にも送信してもよい。
三次元計測部13が計測した三次元データは、枝肉を格付するための枝肉の評価に用いることができる。従来、枝肉の格付は目視評価により行われており、その方法が確立している上に、非常に複雑な格付項目を含んでいる。一方で、より精度が高く斉一な格付が可能になれば有用である。三次元計測システム100によれば、枝肉の三次元データを計測することによって、枝肉の形質を数値化することが可能であり、これに基づき枝肉を格付することで、精度が高く斉一な格付を実現することができる。したがって、計測した枝肉の三次元データに基づく枝肉の格付方法又は評価方法についても本発明の範疇に含まれる。
三次元計測システム100によれば、枝肉の三次元データを計測することによって、表面の特性(形態、色、テクスチャ等)や、表面から定義付けられる任意の形質(全体の又は部分的な体積、断面積等)についても、評価することができる。また、三次元計測システム100によれば、枝肉の体軸周りの方向を揃えなくても斉一に評価することができるので、背割りの失敗や奇形等により方向を揃えることが困難な枝肉であっても好適に評価することができる。さらに、三次元計測システム100によれば、枝肉の表面上の凹凸形状についても計測することが可能であり、複雑な表面形状であっても好適に三次元データを計測することができるので、枝肉の肋張りや、枝肉の各部位の構成である均称についても評価することができる。
また、三次元計測システム100によれば、これまで、枝肉に触れて又は切開することにより接触又は侵襲的に評価していた枝肉の厚みを、非接触及び非侵襲的に評価することができる。三次元計測システム100は、枝肉に非接触であることにより、衛生管理上の問題が生じず、さらに、枝肉に計測用のターゲット等を付す必要もない。また、三次元計測システム100は、枝肉の一部のみ、又は、枝肉を分割した部分肉についても評価することができる。
また、三次元計測システム100によれば、三次元計測部13が計測した三次元データに基づいて、三次元モデルを構築し、任意の方向から対象物を確認することもでき、任意の部分の長さ、体積、断面積等の情報を得ることもできる。また、三次元計測データをスケール校正及び色校正することで、より正確な三次元モデルを構築することができる。なお、得られた三次元モデルを、PTSファイル、OBJファイル、PDFファイル、又はJPEGファイル等として出力し、これらのファイルを枝肉の品質評価や製品情報としてネットオークション等に利用することもできる。
さらに、三次元計測システム100により三次元データを計測する対象物は、枝肉21の左右の半丸を、それらの窪んだ部分が互いに対向するように共に吊り下げたものであってもよい。ここで、半丸の窪んだ部分は、例えば、屠畜前の家畜において腹壁に囲まれた腹腔に対応する部分である。三次元計測システム100においては、後述するように、カメラ20が枝肉21の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方に設けられている。これにより、カメラの死角がないという、顕著な効果を奏する。
すなわち、三次元計測システム100においては、枝肉21の移動空間の上側又は下側から撮影することで、枝肉の内側の窪み部分もカメラ20の死角とならず、撮影範囲に収めることができる。また、三次元計測システム100においては、枝肉2本(例えば、枝肉の左右の半丸の両方)を一緒に吊り下げて移動させる場合でも、2本の枝肉に囲まれた内側部分も含めて撮影範囲に収めることができる。特に、豚肉の場合には、通常、2本の枝肉を一緒に吊り下げて移動させるため、三次元計測システム100の有意性が顕著である。
一方、特許文献3に記載された従来の技術では、枝肉の移動空間の外側であっても、移動空間の側方のみから撮影しているため、枝肉の内側の窪み部分がカメラの死角となる。特許文献3に記載された技術では、この死角部分の3Dデータを枝肉の重量や吊り下げ時の重心に基づき補完しているため煩雑であると共に、3Dデータの信頼性に疑問がある。また、特許文献3に記載された技術では、枝肉2本を一緒に吊り下げて移動させる場合に、2本の枝肉に囲まれた内側部分を撮影範囲に収めることは困難である。
三次元計測システム100では、上述したように、カメラの死角がないため、点群データやメッシュデータに抜けが生じず、正確な3Dモデルを生成することができる。したがって、本件発明では、正確な3Dデータに基づき枝肉の体積及び断面積を正確に算出することができる。また、三次元計測システム100によれば、枝肉の移動空間の側方の空間が空いているため、枝肉の水平移動を邪魔せず、また吊り下げられた枝肉に人がアクセスしやすいという効果も奏する。
また、三次元計測部13は、計測した三次元データを参照して、前記対象物の体積及び断面積の少なくとも一方を計測してもよい。三次元計測部13は、対象物の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方から対象物を撮像した画像データに基づいて三次元データを計測するので、適切な三次元データが得られる。すなわち、例えば、枝肉の内側の窪みや、2本の枝肉に囲まれた内側部分のように、特許文献3に記載されたような従来のカメラ位置では死角になるような部分であっても、撮像範囲に収められるので、画像データに抜けがない。したがって、抜けのない画像データに基づいて計測された三次元データを参照することで、三次元計測部13は、対象物の体積及び断面積を正確に計測することができる。
<操作部>
操作部14は、操作者からの撮像を指示する操作入力を受け付けた場合に、その操作入力を表す信号を制御部16の撮像指示部11に送信する。操作部14は、キーボード、マウス、タッチパネル等であり得る。
<記憶部>
記憶部15は、画像取得部12が取得した画像データや、三次元計測部13が計測した三次元データを記憶する。また、記憶部15は、制御部16が実行するプログラムを記憶する。記憶部15は、例えば、ハードディスク、クラウドサーバ上のメモリ等であり得る。
<表示部>
表示部17は、三次元計測部13が計測した三次元データを表示する。三次元計測部13が計測した三次元データに基づいて生成された三次元モデルを表示してもよい。表示部17は、コンピュータのディスプレイ、スマートフォンやタブレット端末のディスプレイ等であり得る。
〔ソフトウェアによる実現例〕
三次元計測装置10の制御ブロック(特に制御部16に含まれる三次元計測部13)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、三次元計測装置10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラム(三次元計測プログラム)の命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、例えば、該プログラムが記憶されたクラウドサーバから上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔実施例1〕
本発明の一実施例について以下に説明する。
天井から吊り下げた状態の枝肉を異なる方向から複数撮像した画像データを用いて、三次元データを計測した。
本実施例においては、枝肉を静止させた状態で複数の方向から枝肉を撮像することで、移動中の豚の枝肉を複数の方向から同時に撮像した場合と同条件とした。枝肉として、剥皮後に背割りした枝肉A及びBを用いた。枝肉Aは、正常な枝肉であり、背腰長(第1胸椎前縁から最後腰椎後縁までの長さ)66.7cm(実測値)、重量69.5kgであった。枝肉Bは、奇形のある枝肉であり、背腰長65.1cm(実測値)、重量61.0kgであった。
撮像は、枝肉の吊り下げ位置から斜め上方(鉛直方向80cm、水平方向200cm)の18箇所からと、枝肉の下端から斜め下方(鉛直方向50cm、水平方向200cm)の19箇所からとの、全部で37箇所において行った。カメラは、Olympus社製のOM-D E-M5 MarkII(レンズM.ZUIKO DIGITAL 25mm f1.8)を用い、記録画素数3456×2592pxで撮像した。
撮像した画像データをソフトウェアZephyr Pro(3Dflow社)を用いて、SFM法により三次元モデル(点群データおよびテクスチャ付メッシュデータ)を生成した。枝肉に隣接させた100cmものさしによりスケール校正した。生成した三次元モデルを図5及び6に示す。図5に示すように、正常な枝肉について、肋張りのような表面の凹凸形状まで精度よく計測された。また、図6に示すように、奇形のある枝肉についても、正常な枝肉と同様に、精度よく計測された。枝肉形質の実測値と計測値との差を表1に示す。
Figure 0007405412000001
また、上述したように生成した三次元モデルから、ソフトウェアNetfabb(Autodesk社)を用いて、図7に示すように、枝肉Aの重心(図7中P)の座標、体積、断面積等、種々の形質が数値化された。
また、上述したように生成した三次元モデルから、オープンソースソフトウェアCloudCompare(開発者Daniel Girardeau-Montaut)を用いて、図8に示すように、枝肉の形態の違いを可視化した。図8は、枝肉Aの三次元モデルと枝肉Bの三次元モデルとを二乗平均平方根が最小となるよう位置合わせして重ねて示した図である。色の薄い部分が、正常な枝肉Aであり、色の濃い部分が、奇形のある枝肉Bである。
さらに、枝肉の下方の19箇所から撮像した画像データのみを用いても、好適に三次元データが計測された。このように一部の画像データのみから計測した三次元データを用いて、図9に示すように、枝肉の一部のみを表す三次元モデルを生成することができた。
〔実施例2〕
本発明の他の実施例について以下に説明する。
天井に設置されたレールに沿って移動する、吊り下げた状態の枝肉を、その移動空間の下側における異なる方向から同時に複数撮像した画像データを用いて、三次元データを計測した。
本実施例においては、移動中(約0.5m/秒)の豚の枝肉を、複数の方向から略同時に撮像した。シャッタースピードは15msとした。枝肉として、剥皮後に背割りした枝肉Cを用いた。枝肉Cは、正常な枝肉であり、左右の半丸(正中線に沿って左右に分割した枝肉)を、腹腔を内側に向けてレールに吊り下げ、移動させた。
撮像は、図10に示すように、枝肉の下端から斜め下方(鉛直方向30cm、水平方向100cm)の20箇所から行った。カメラは、Omron-Sentec社製のSTC-MCS312POE(レンズは東京パーツセンター社製のTPC-GO6F18-3M)を用い、記録画素数2048×1536pxで撮像した。
撮像した画像データから、ソフトウェアZephyr Aerial(3Dflow社)を用いて、SFM法により三次元モデル(点群データおよびテクスチャ付メッシュデータ)を生成した。生成した三次元モデルを図11に示す。図11に示すように、移動中の枝肉を撮像した画像データを用いて、三次元モデルを生成することができた。
また、上述したように生成した三次元モデルにおいて、図11に示すC1~C17における17の断面形状を、ソフトウェアNetfabb(Autodesk社)を用いて確認した。図11に示すC1~C17における17の断面形状と、その断面積及び周囲長を、図12に示す。図12に示すように、生成した三次元モデルの17の断面は全て、断裂の無い曲線状の輪郭線に囲まれていた。したがって、本実施例によれば、枝肉の腹腔の窪みも死角なく三次元計測できたことがわかった。また、17の断面の形状は、「豚枝肉取引規格の概要」(公益社団法人 日本食肉格付協会)に掲載された断面形状と祖語がなかった。さらに、これら17の断面から、面積および周囲長が計測できた。
このように、枝肉の移動空間の下側にカメラを配置して撮像することによって、垂れ下がった皮下脂肪組織や他方の半丸によっても三次元計測時の死角はできなかった。また、枝肉の移動空間の領域内にカメラを配置しないことによって、枝肉の移動を邪魔することなく枝肉中心軸に対してほぼ等間隔に環状にカメラを配置することが可能となった。その結果、枝肉がどのような向きであっても、三次元計測が可能であることが示された。
本発明は、吊り下げ状態で移動する対象物を三次元計測する、食品分野、畜産分野等に利用することができる。
10 三次元計測装置
11 撮像指示部
13 三次元計測部
20 カメラ
21 枝肉(対象物)
22 レール
100 三次元計測システム

Claims (12)

  1. 三次元計測システムであって;
    1) 吊り下げられた状態で所定の方向に移動する対象物の三次元データを計測するものであり;
    2) 前記対象物の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方であって、側方ではない位置において、当該対象物を撮像するカメラと;
    3) 前記カメラが撮像した画像に基づいて、前記対象物の三次元データを計測する三次元計測部と;
    を備え、
    前記対象物は、食肉であり、
    前記食肉は、枝肉又は部分肉であり、
    前記対象物は、吊り下げ具を介して接続されたレールに沿って搬送中である
    ことを特徴とする三次元計測システム。
  2. 前記カメラとは異なる方向から前記対象物を撮像する他のカメラを少なくとも1つ備えていることを特徴とする請求項1に記載の三次元計測システム。
  3. 前記カメラは、前記対象物の上側及び下側の両方に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の三次元計測システム。
  4. 前記カメラは、前記対象物の動線と交差する鉛直軸を中心軸として略同心円状に複数設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の三次元計測システム。
  5. 前記対象物の移動空間外であって、前記対象物の移動空間の側方に、前記対象物を撮像するカメラをさらに備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の三次元計測システム。
  6. 前記対象物は、所定の方向に水平移動することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の三次元計測システム。
  7. 前記対象物が前記カメラの撮像領域内に侵入したことが検出された場合に、複数の前記カメラに対して、撮像を指示する撮像指示信号を送信する撮像指示部をさらに備えていることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の三次元計測システム。
  8. 前記対象物は、枝肉を背割りした半丸を、それらの窪んだ部分が互いに対向するように共に吊り下げたものであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の三次元計測システム。
  9. 前記三次元計測部は、計測した前記三次元データを参照して、前記対象物の体積及び断面積の少なくとも一方を計測することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の三次元計測システム。
  10. 吊り下げられた状態で所定の方向に移動する対象物の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方であって、側方ではない位置において、当該対象物を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにおいて撮像した画像に基づいて、前記対象物の三次元データを計測する三次元計測ステップと
    を含み、
    前記対象物は、食肉であり、
    前記食肉は、枝肉又は部分肉であり、
    前記対象物は、吊り下げ具を介して接続されたレールに沿って搬送中である
    ことを特徴とする三次元計測方法。
  11. 吊り下げられた状態で所定の方向に移動する対象物の移動空間の上側及び下側の少なくとも一方であって、側方ではない位置において、前記対象物を撮像した画像に基づいて、前記対象物の三次元データを計測する三次元計測部を備え、
    前記対象物は、食肉であり、
    前記食肉は、枝肉又は部分肉であり、
    前記対象物は、吊り下げ具を介して接続されたレールに沿って搬送中である
    ことを特徴とする三次元計測装置。
  12. 請求項11に記載された三次元計測装置としてコンピュータを機能させるための三次元計測プログラムであって、前記三次元計測部として、コンピュータを機能させるための三次元計測プログラム。
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