JP7399408B2 - 歯科用機器の液体配管を浄化する液体処理ノズル - Google Patents

歯科用機器の液体配管を浄化する液体処理ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP7399408B2
JP7399408B2 JP2019190685A JP2019190685A JP7399408B2 JP 7399408 B2 JP7399408 B2 JP 7399408B2 JP 2019190685 A JP2019190685 A JP 2019190685A JP 2019190685 A JP2019190685 A JP 2019190685A JP 7399408 B2 JP7399408 B2 JP 7399408B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
screw
flow path
screw members
treatment nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019190685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021065265A (ja
Inventor
寛幸 川合
正彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Environmental Technology Council
WASEDA BUSINESS CONSULTING CO., LTD.
Original Assignee
New Environmental Technology Council
WASEDA BUSINESS CONSULTING CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Environmental Technology Council, WASEDA BUSINESS CONSULTING CO., LTD. filed Critical New Environmental Technology Council
Priority to JP2019190685A priority Critical patent/JP7399408B2/ja
Priority to PCT/JP2020/037076 priority patent/WO2021075260A1/ja
Priority to US17/769,564 priority patent/US20240122674A1/en
Priority to TW109134028A priority patent/TW202130331A/zh
Priority to EP20876514.9A priority patent/EP4046593A4/en
Publication of JP2021065265A publication Critical patent/JP2021065265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7399408B2 publication Critical patent/JP7399408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/0061Air and water supply systems; Valves specially adapted therefor
    • A61C1/0076Sterilising operating fluids or fluid supply elements such as supply lines, filters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G15/00Operating chairs; Dental chairs; Accessories specially adapted therefor, e.g. work stands
    • A61G15/14Dental work stands; Accessories therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/16Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L2/18Liquid substances or solutions comprising solids or dissolved gases

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

本発明は、歯科用機器へ液体を供給する液体配管を浄化する液体処理ノズルに関する。
従来、歯科ユニットへ水道水を供給する配管内に形成されるバイオフィルムを除去するために、配管に取り付けられ、キャビテーション水を生成する液体処理ノズルがある(特許文献1)。液体処理ノズルの液体流路内へ突出するねじ部材によってキャビテーションを発生させ、それによって、配管内にバイオフィルムが形成されることを抑制する。特許文献1の液体処理ノズルは、ハンドピース及びうがいスピットンが設けられた歯科ユニットへ水道水を供給する配管に設けられている。ハンドピースへ供給される水道水の流量は毎分0.04リットルから毎分0.3リットルと比較的小流量であるが、うがいスピットンへ供給される水道水の流量は毎分0.3リットルから毎分2リットルと比較的大流量である。両方の流量に対応できるように、液体処理ノズルは、比較的大流量の水道水を供給することができる内径が10mmから15mm程度の配管に接続されている。
したがって、液体処理ノズルの液体入口の内径を比較的大きくすることができるので、液体入口からねじ部材が設けられた絞り孔にかけてのテーパー部の角度を大きくすることができる。これによって、テーパー部で液体の流速を速くし、絞り孔に設けられたねじ部材によってキャビテーションを発生させることができる。
特開2018-75334号公報
しかし、歯科ユニットと歯科用機器とを接続する配管は、液体の流量が毎分0.04リットルから毎分0.2リットル程度の比較的小さいので、内径が3mmから5mm程度と比較的小さい。このため、歯科ユニットと歯科用機器とを接続する配管に液体処理ノズルを取り付けた場合、液体処理ノズルの液体入口の内径が小さくなってしまうため、液体の流速を速くするためのテーパー部を十分に形成することができない。そのため、液体処理ノズルによって、十分なキャビテーションを発生させることができないおそれがある。
そこで、本発明は、液体の流量が比較的小さい配管に接続された場合であっても配管内にバイオフィルムが形成されることを抑制することができる液体処理ノズルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一実施例によるハンドピースと水道元配管との間の液体配管に接続される液体処理ノズルは、
液体入口と、液体出口と、前記液体入口と前記液体出口を連通する液体流路と、が形成されたノズル本体と、
前記液体流路の内面から前記液体流路の中へ突出する複数の突出部と、
を備え、
前記複数の突出部は、前記液体入口から前記液体出口へ向かう液体の流れ方向において前記液体流路の上流側から下流側へ行くにつれて、前記液体流路の内面から前記液体流路の中へ突出する突出量が徐々に大きくなるように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、液体の流量が比較的小さい配管に接続された場合であっても配管内にバイオフィルムが形成されることを抑制することができる液体処理ノズルを提供することができる。
歯科ユニット及び歯科ユニットに接続された外部機器を示す図。 洗浄水ホースに接続された液体処理ノズルを示す図。 実施例1の液体処理ノズルの断面図。 実施例1の液体処理ノズルの横断面図。 変形例の突出部の拡大断面図。 歯科医院で実際に使われていたホースの写真を示す図。 金属ジョイント側のホースに通した綿棒の写真を示す図。 反対側先端のホースに通した綿棒の写真を示す図。 ホースから排出される汚れの7分後の写真を示す図。 液体処理ノズルを使用したホースから排出される汚れの7分後の写真の拡大図。 ホースから排出される汚れの11分後の写真を示す図。 ホース内の残渣の写真を示す図である。 長さ50cm、被膜込み重量2.26gのチューブの写真を示す図。 通水を開始してから5分経過後のチューブの写真を示す図。 通水を開始してから6分経過後のチューブの写真を示す図。 通水を開始してから10分経過後のチューブの写真を示す図。 通水を開始してから10分経過後及び15分経過後のチューブの写真を示す図。 通水を開始してから20分経過後のチューブの写真を示す図。 液体処理ノズルを接続して3分間通水したチューブの写真を示す図。 実施例2の液体処理ノズルの断面図。 実施例2の液体処理ノズルの横断面図。 実施例3の液体処理ノズルの断面図。 実施例3の液体処理ノズルの横断面図。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。
(歯科ユニット)
図1は、歯科ユニット300及び歯科ユニット300に接続された外部機器(以下、歯科用機器という)705を示す図である。歯科ユニット300は、歯科医院の診察室の床面Fに据え付けられた歯科治療椅子400と、ユニット本体410と、治療用テーブル420を備えている。ユニット本体410の上部には、うがい用洗浄水を吐出する吐出部511を有するうがいスピットン411が設けられている。うがいスピットン411は、歯科治療椅子400に座った被治療者がうがい可能な位置関係で歯科治療椅子400に隣接して配置されている。
治療用テーブル420には、エンジンハンドピース、超音波スケーラハンドピース、スリーウェイシリンジ、エアタービンハンドピース等のエア又は電動によって駆動される複数のハンドピース421が設けられている。治療用テーブル420は、歯科治療椅子400の傍らに立つ歯科医によって被治療者への処置操作が可能な位置関係で歯科治療椅子400に隣接して配置されている。本実施例においては、二つの治療用テーブル420が歯科治療椅子400の両側にそれぞれ配置されている。
ハンドピース421は、手で握る本体に設けられたスイッチやフットペダルによって駆動・非駆動が切り替えられるとともに、水供給チューブ502を介して洗浄水が供給される。水供給チューブ502は、内径が3mm以上5mm以下程度のゴム又は樹脂製のチューブであり、ハンドピース421を駆動する際の洗浄水の通過流量は毎分0.03リットル以上毎分0.3リットル以下程度である。他方、うがいスピットン411の吐出部511は、スイッチ又はセンサによって駆動される給水バルブ(不図示)を有するうがい洗浄水配管549に接続されている。吐出部511へは、うがい洗浄水配管549を通して毎分0.5リットル以上毎分2リットル以下程度の洗浄水が供給される。
ハンドピース421及び吐出部511へ供給される洗浄水は、遊離塩素濃度が0.1ppm以上1ppm以下の消毒水道水である(溶存オゾン濃度が0.1ppm以上1ppm以下のオゾン消毒水道水であってもよい)。歯科治療椅子400の下部には、分配制御ボックス542が設けられている。ハンドピース配管部548及びうがい洗浄水配管部549は、分配制御ボックス542に接続されている。分配制御ボックス542は、複数の配管を介して歯科ユニット用洗浄水供給装置500に接続されている。また、分配制御ボックス542は、エア供給元配管544を介してエアコンプレッサ543に接続されている。
歯科ユニット用洗浄水供給装置500は、歯科治療椅子400に付随する配管ボックス(いわゆるジャンクションボックス)531を有する。配管ボックス531は、歯科治療椅子400の下方で床面F上に固定されている。配管ボックス531は、電気配線444、排水管445、吸引配管446及び洗浄水主配管540を含む。電気配線444は、一端部が電源部430に接続され、他端部が配管ボックス531のコネクタ430aに接続されている。電気配線444は、電源部430からの電力をコネクタ430aに接続された電気配線451を介して歯科治療椅子400の電動駆動部へ供給する。排水管445は、一端部が排水部432に接続され、他端部が配管ボックス531の排水管継手432aに接続されている。排水管445は、うがいスピットン411からの排水を排水管継手432aに接続された排水管452を介して排水部432へ排水する。
吸引配管446は、一端部が吸引源433に接続され、他端部が配管ボックス531の吸引継手部433aに接続されている。吸引配管446は、吸引継手部433aを介して口腔内吸引用の配管453に接続されている。洗浄水主配管540は、一端部が止水栓541を介して水道元配管431に接続され、他端部が配管ボックス531の洗浄水継手533を介して洗浄水主配管547に接続されている。洗浄水主配管547は、分配制御ボックス542に接続されている。洗浄水主配管547は、分配制御ボックス542を介してハンドピース配管部548及びうがい洗浄水配管部549へ洗浄水を供給する。
(歯科用機器)
歯科用機器705は、駆動部725、ハンドピース706及びハンドピース706へ洗浄水及び電力を供給するホース707を有する。歯科用機器705の駆動部725は、洗浄水ホース(液体配管)703及び電気コード704によって歯科ユニット300に接続されている。洗浄水ホース703は、歯科ユニット300の分配制御ボックス542を介して水道元配管431に接続されている。しかし、洗浄水ホース703は、歯科ユニット300の分配制御ボックス542を介さずに直接に水道元配管431に接続されていてもよい。電気コード704は、歯科ユニット300の電気配線451、コネクタ430a及び電気配線444を介して電源部430に接続されている。
歯科用機器705と歯科ユニット300を接続する洗浄水ホース703には、液体処理ノズル701が設けられている。液体処理ノズル701は、歯科ユニット300の分配制御ボックス542の近傍に配置されている。液体処理ノズル701と分配制御ボックス542の間には、手動又は電動の止水栓702が設けられている。なお、水道元配管431からの洗浄水の供給を停止する止水栓541が設けられていれば、止水栓702は必ずしも設けられている必要はない。また、洗浄水ホース703が直接に水道元配管431に接続される場合には、液体処理ノズル701を直接に水道元配管431に接続し、液体処理ノズル701に洗浄水ホース703を接続してもよい。
(液体処理ノズル)
以下、液体処理ノズル701を説明する。図2は、洗浄水ホース703に接続された液体処理ノズル701を示す図である。液体処理ノズル701の両端部には、ユニオンねじ713が形成されている。洗浄水ホース703の端部には、ユニオンつば703aが形成されている。ユニオンつば703aにユニオンナット708が取り付けられている。ユニオンねじ713、ユニオンつば703a及びユニオンナット708は、洗浄水ホース703を回転させずに液体処理ノズル701を洗浄水ホース703に接続するユニオン継手を構成する。ユニオンナット708をユニオンねじ713にねじ込むことによって、液体処理ノズル701は、洗浄水ホース703にユニオン継手によって接続される。液体処理ノズル701のカバー711には、洗浄水の流れの方向を示すマーク712が設けられている。マーク712は、洗浄水の流れに対する液体処理ノズル701の取り付け向きを示す。
洗浄水の流れ方向712において、液体処理ノズル701の上流側には、フィルター726が設けられている。本実施例において、フィルター726は、ステンレス製金網である。フィルター726は、例えば、樹脂製メッシュであってもよい。フィルター726は、ごみを捕集することができる。液体処理ノズル701は、ユニオン継手によって容易に洗浄水ホース703に着脱可能である。したがって、例えば、液体処理ノズル701が詰まった場合には、止水栓702を閉じ、液体処理ノズル701を洗浄水ホース703から取り外す。フィルター726を取り外して、ごみを取り除く。液体処理ノズル701へ液体の流れ方向と反対の方向に空気又は水を通すことによって詰まりを解消することができる。その後、フィルター726を取り付け、液体処理ノズル701をユニオン継手によって容易に洗浄水ホース703に装着することができる。
図3は、実施例1の液体処理ノズル701の断面図である。矢印Xは、液体の流れ方向を示す。液体処理ノズル1は、ノズル本体714及びノズル本体714を覆うカバー711を備える。ノズル本体714は、円筒状の大径部714a及び大径部714aの両側に円筒形の小径部714bを備える。カバー711は、大径部714aに取り付けられている。ユニオンねじ713は、小径部714bに形成されている。中心軸線Oに沿って断面が円形の液体流路715がノズル本体714を貫通して形成されている。液体流路715は、流れ方向Xの上流側の端部(図3の左側の一方の端部)に液体入口716を、流れ方向Xの下流側の端部(図3の右側の他方の端部)に液体出口717を開口している。液体流路715は、液体入口716と液体出口717を連通する。流れ方向Xにおいて液体流路715の中間位置に、液体入口4及び液体出口5の径より小径の円形断面の絞り孔718が形成されている。絞り孔718の断面積は、液体入口716の面積より小さい。液体入口716から絞り孔718までの液体流路715は、流入室719を形成する。絞り孔718から液体出口717までの液体流路715は、流出室720を形成する。
ノズル本体714及びカバー711は、例えば、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、ナイロン、ポリカーボネート、ポリアセタール、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ジュラコン(登録商標)などの樹脂材料からつくられている。しかし、ノズル本体714及びカバー711は、例えば、ステンレス鋼や真鍮などの金属、又は、アルミナ等のセラミックスからつくられていてもよい。
液体処理ノズル701の全長は、例えば、20mm以上60mm以下である。液体処理ノズル701の外径は、例えば、10mm以上35mm以下である。洗浄水ホース703は、ゴム、樹脂などの材料からつくられており、3mm以上8mm以下程度の内径を有する。液体処理ノズル701の液体入口716及び液体出口717の内径は、洗浄水ホース703の内径と略同じである。絞り孔718の内径は、例えば、2mm以上3mm以下である。流入室719は、液体入口716から絞り孔718まで先細りの形状の面(以下、テーパー面という)719aを有する。同様に、流出室720は、液体出口717から絞り孔718までテーパー面720aを有する。流入室719及び流出室720のテーパー面719a、720aの傾斜角度αは、例えば、0°以上12°以下である。本実施例の絞り孔718のアスペクト比は、4以上6以下である。しかし、絞り孔718のアスペクト比は、これに限定されるものではなく、4より小さくてもよいし、6より大きくてもよい。
絞り孔718の内面718aには、複数の突出部10a、10b、10c、10d、10eが設けられている。複数の突出部10a、10b、10c、10d、10eは、絞り孔718の内面718aからそれぞれの最も突出している部分が流入室719のテーパー面719aから流れ方向Xに延長した仮想の延長面721上に±0.1mm程度の所定の許容値の範囲内で位置するように配置されている。本実施例の液体処理ノズル701は、液体の流量が少ない内径が小さい洗浄水ホース703に取り付けられる。洗浄水ホース703の内径に相当する液体入口716の内径から絞り孔718の内径までテーパーにしても、流入室719のテーパー面719aの傾斜角度αが小さく、流れる液体の十分な減圧効果を得られないおそれがある。流入室719のテーパー面719aの傾斜角度αを十分に確保しようとすると、絞り孔718の内径が小さくなりすぎて十分な流量を確保できないおそれがある。そこで、絞り孔718の内径を十分な大きさに確保しつつテーパー面719aと同様の減圧効果を発揮させるために、複数の突出部10a、10b、10c、10d、10eの先端が仮想の延長面721上に配置されるように構成している。このように構成することによって、液体の流量を確保しつつ絞り孔718を通過する液体の流速を大きくすることができる。
図4は、実施例1の液体処理ノズル701の横断面図である。図4(a)は、図3のIVA-IVA線に沿って取った断面図である。大径部714aには、大径部714aの外周面から絞り孔718へ貫通する4つのねじ孔722aが略90度間隔で形成されている。ねじ孔722aには、ねじ部材723aがねじ込まれている。ねじ部材723aの先端部が突出部10aを構成する。ねじ部材723aのねじ先すなわち最も突出している部分は、絞り孔718の内面718aから距離Laだけ離れている。距離Laは、ねじ部材723aの突出量である。ノズル本体714の液体流路715の中心軸線Oに直交する平面への投影において、突出部10aが中心軸線Oを取り囲む十字形態に4つ配置され、4つの突出部10aが形成する十字の中心位置に液体流通ギャップが形成される。
図4(b)は、図3のIVB-IVB線に沿って取った断面図である。大径部714aには、大径部714aの外周面から絞り孔718へ貫通する4つのねじ孔722bが略90度間隔で形成されている。図4(a)に示すねじ孔722aと図4(b)に示すねじ孔722bは、略45度ずれている。ねじ孔722bには、ねじ部材723bがねじ込まれている。ねじ部材723bの先端部が突出部10bを構成する。ねじ部材723bのねじ先すなわち最も突出している部分は、絞り孔718の内面718aから距離Lbだけ離れている。距離Lbは、ねじ部材723bの突出量である。4つの突出部10a(第一の組)は、流れ方向Xにおいて4つの突出部10b(第二の組)の上流側に配置されている。距離Lbは、距離Laより大きい。
ノズル本体714の液体流路715の中心軸線Oに直交する平面への投影において、突出部10bが中心軸線Oを取り囲む十字形態に4つ配置され、4つの突出部10bが形成する十字の中心位置に液体流通ギャップが形成される。絞り孔718に組み込まれた4つのねじ部材723aの組と4つのねじ部材723bの組は、中心軸線Oに沿った方向(流れ方向X)において互いにずれた位置に配置されている。
図4(c)は、図3のIVC-IVC線に沿って取った断面図である。大径部714aには、大径部714aの外周面から絞り孔718へ貫通する4つのねじ孔722cが略90度間隔で形成されている。図3に示す中心軸線Oに沿って見たときに、図4(a)に示すねじ孔722aと図4(c)に示すねじ孔722cは、略重なる。ねじ孔722cには、ねじ部材723cがねじ込まれている。ねじ部材723cの先端部が突出部10cを構成する。ねじ部材723cのねじ先すなわち最も突出している部分は、絞り孔718の内面718aから距離Lcだけ離れている。距離Lcは、ねじ部材723cの突出量である。距離Lcは、距離Lbより大きい。
ノズル本体714の液体流路715の中心軸線Oに直交する平面への投影において、突出部10cが中心軸線Oを取り囲む十字形態に4つ配置され、4つの突出部10cが形成する十字の中心位置に液体流通ギャップが形成される。絞り孔718に組み込まれた4つのねじ部材723bの組と4つのねじ部材723cの組は、中心軸線Oに沿った方向(流れ方向X)において互いにずれた位置に配置されている。
図4(d)は、図3のIVD-IVD線に沿って取った断面図である。大径部714aには、大径部714aの外周面から絞り孔718へ貫通する2つのねじ孔722dが反対向きに形成されている。2つのねじ孔722dの向きは、略180度異なる。ねじ孔722dには、ねじ部材723dがねじ込まれている。ねじ部材723dは、絞り孔718の内面718aから最も突出している部分がねじ部材723dの先端ではなく、ねじ軸部(ねじの腹)である。ねじ部材723dのねじ軸部は、液体流路715の中心軸線Oを挟んで互いに平行になるように配置されている。2つの平行なねじ部材723dの間に液体流通ギャップが形成される。ねじ部材723dの最も突出しているねじ軸部が突出部10dを構成する。ねじ部材723dの最も突出しているねじ軸部は、絞り孔718の内面718aから距離Ldだけ離れている。距離Ldは、ねじ部材723dの突出量である。距離Ldは、距離Lcより大きい。
図4(e)は、図3のIVE-IVE線に沿って取った断面図である。大径部714aには、大径部714aの外周面から絞り孔718へ貫通する2つのねじ孔722eが反対向きに形成されている。2つのねじ孔722eの向きは、略180度異なる。図4(d)に示すねじ孔722dと図4(e)に示すねじ孔722eは、略90度ずれている。ねじ孔722eには、ねじ部材723eがねじ込まれている。ねじ部材723eは、絞り孔718の内面718aから最も突出している部分がねじ部材723eの先端ではなく、ねじ軸部である。ねじ部材723eのねじ軸部は、液体流路715の中心軸線Oを挟んで互いに平行になるように配置されている。2つの平行なねじ部材723eの間に液体流通ギャップが形成される。ねじ部材723eの最も突出しているねじ軸部が突出部10eを構成する。ねじ部材723eの最も突出しているねじ軸部は、絞り孔718の内面718aから距離Leだけ離れている。距離Leは、ねじ部材723eの突出量である。距離Leは、距離Ldより大きい。
図4(d)に示す2つのねじ部材723d及び図4(e)に示す2つのねじ部材723eを、ノズル本体714の液体流路715の中心軸線Oに直交する平面へ投影すると、井桁形状(ハッシュマーク)になる。井桁形状の中心が中心軸線O上にあるとよい。
突出部10a、10b、10c、10d、10eが絞り孔718の内面718aから突出する距離La、Lb、Lc、Ld、Leは、以下の関係を有する。
La<Lb<Lc<Ld<Le
突出部10a、10b、10c、10d、10eは、液体の流れ方向Xの上流から下流へ行くにつれて徐々に絞り孔718の内面718aから突出する距離La、Lb、Lc、Ld、Leが大きくなる。このように、突出部10a、10b、10c、10d、10eの最も突出している部分をつなぐ仮想曲面が液体の流れ方向Xの上流から下流へ向かって先細りの形状になる。これによって、絞り孔718を通過する液体の流速が更に速くなり、突出部10a、10b、10c、10d、10eによって液体中にキャビテーションを発生させる可能性を高めることができる。
ねじ部材723a、723b、723c、723d、723eは、ステンレス、炭素鋼、アルミ合金、銅合金又は樹脂などの材料からつくられている。ねじ部材723a、723b、723c、723d、723eは、チタン合金などの耐食性材料、ハステロイ(登録商標)やインコネル(登録商標)などの耐熱材料、又は、石英やアルミナなどの耐摩耗性のあるセラミック材料からつくられていてもよい。
突出部10a、10b、10c、10d、10eを構成するねじ部材723a、723b、723c、723d、723eは、一本のねじ山がらせん状に形成されている。突出部10a、10b、10c、10d、10eは、複数ほんのねじ山がらせん状に形成されたものであってもよい。突出部10a、10b、10c、10d、10eは、山部及び溝部が形成されているとよい。山部及び溝部は、らせん状に一体化せず、周方向に閉じたものを突出部10a、10b、10c、10d、10eの軸線方向に複数密接配列してもよい。突出部10は、突出部10の軸線方向に山部と溝部が交互に配列された複数の山部と複数の溝部が設けられているとよい。
また、山部及び溝部は、突出部10a、10b、10c、10d、10eの周方向に全周形成されている必要は必ずしもなく、一部に形成されていてもよい。図5は、変形例の突出部110の拡大断面図である。図5に示すように、キャビテーションポイントとしての機能を発揮しにくい流れ方向Xの下流側において、突出部110の下流側の面に突出部110の軸線方向に延在する切り欠き部110aを形成してもよい。切り欠き部110aによって、突出部110の山部111及び溝部112を周方向の一部区間で切り欠いた構成にしてもよい。
なお、突出部10cの距離Lcを大きくすると突出部10c同士が接触するが、4つの突出部10cが形成する十字の中心位置に液体流通ギャップが形成されていればよい。例えば、突出部10cの距離Lcを大きくして突出部10c同士が接触しないように流れ方向Xにずらして配置することもできる。しかし、中心位置に液体流通ギャップが形成されていないと、洗浄水ホース703の内壁に付着したバイオフィルムの剥離および洗浄効果が低減する。したがって、4つの突出部10cが形成する十字の中心位置に液体流通ギャップが形成されるように、突出部10cの距離Lcを設定するとよい。
本実施例においては、突出部10a、10b、10c、10d、10eをねじ部材723a、723b、723c、723d、723eによって形成した。しかし、突出部10a、10b、10c、10d、10eは、ノズル本体714と一体に形成されてもよい。 突出部10a、10b、10c、10d、10eは、溝のない円柱形状でもよい。また、突出部10a、10b、10c、10d、10eは、断面が三角形、四角形、五角形、六角形等の多角形である多角柱形状でもよい。本実施例においては、5組の突出部10a、10b、10c、10d、10eが設けられている。しかし、突出部の組の数は、5組に限らず、3組でも4組でもよいし、6組以上の突出部が設けられていてもよい。
液体処理ノズル701には、液体流路715の中心軸線Oに直交する平面に沿って取った断面において、ねじ部材723a、723b、723cのねじ先が中心軸線Oに向くタイプ(タイプA)と、ねじ部材723d、723eのねじ軸部が中心軸線Oに最も近づくタイプ(タイプB)とが設けられている。本実施例において、タイプAは、流れ方向XにおいてタイプBの上流側に配置されている。しかし、本実施例は、これに限定されるものではなく、タイプAが流れ方向XにおいてタイプBの下流側に配置されていてもよい。また、タイプAとタイプBが、流れ方向Xの上流側から下流側へ向かって、例えば、タイプA、タイプB、タイプA、タイプB、タイプAの順番で交互に配置されていてもよい。
本実施例によれば、液体の流量が比較的小さい洗浄水ホース703に液体処理ノズル701が接続された場合であっても洗浄水ホース703内にバイオフィルムが形成されることを抑制することができる。
(液体処理ノズル701を用いた実験)
以下、液体処理ノズル701を用いた実験を説明する。液体処理ノズル701の使用環境を表1に示す。
Figure 0007399408000001
(実験1)
1-1 実験内容
図6は、歯科医院で実際に使われていたホースの写真を示す図である。実証実験として、図6に示す歯科医院で実際に使われていたホースを使う。ホースに液体処理ノズル701を取り付けて水道水を流してナノバブル水を発生させたものと、ホースに液体処理ノズル701を取り付けずに水道水を流したものとで、排出される汚れと一定時間通水後の残渣を比較した。
金属ジョイント側および反対側先端を30mm切断し、綿棒を通しホース内壁の状況を確認した。図7は、金属ジョイント側のホースに通した綿棒の写真を示す図である。図8は、反対側先端のホースに通した綿棒の写真を示す図である。金属ジョイント側は濃黄色の汚染が見られ(図7)、反対側先端は黒色の汚染が確認された(図8)。色の違いから、金属ジョイント側は細菌によるバイオフィルムの形成、反対側は黒カビなど真菌の付着があるものと推測される。
1-2 実験プロトコル
内部が黒色に汚染されたホース先端(金属ジョイント反対側)を100mmの長さで2本切断し、一方のホース21内に、液体処理ノズル701によって生じたナノバブル水を通水させ、他方のホース22(比較対象)内に水道水を通水した。水温は、35℃である。流水量は、ナノバブル水および水道水ともに毎分50ミリリットルに設定した。ホース21、22は透明ではない為、一定時間通水して、ホース21、22から排出される汚れの状況を目視で確認した。排出される汚れが少なくなってきたら通水を止めてホースを切開し、内部の状況を確かめた。
1-3 実験結果
図9は、ホース21、22から排出される汚れの7分後の写真を示す図である。図9の左側は、水道水を通水したホース22であり、図9の右側は液体処理ノズル701を使用したホース21である。図10は、液体処理ノズル701を使用したホース21から排出される汚れの7分後の写真の拡大図である。通水を開始してから7分経過後、液体処理ノズル701を使用したホース21のみに黒色点状の断片が流出し、耐水ペーパーがこれらを捕捉した。しかし、水道水を通水したホース22からは特に流出物は見られなかった。
図11は、ホース21、22から排出される汚れの11分後の写真を示す図である。図11の左側は、水道水を通水したホース22であり、図11の右側は液体処理ノズル701を使用したホース21である。図11から分かるように、11分後に液体処理ノズル701を使用したホース21からのみ黒色点状の断片及び細かい藻状の外観の汚れが排出されることが確認された。液体処理ノズル701を使用していない水道水を通水したホース22からは汚れが排出されていないことが確認された。その後、通水を開始してから20分経過後から30分にかけて両者とも変化なく、30分経過した時点で通水を中止した。
図12は、ホース21、22内の残渣の写真を示す図である。ホース21、22内残渣の有無を確認するために、ホース21、22を縦に切開し、白色紙にホース21、22内側を擦りつけて、右側に移動させた。図12の上側は、液体処理ノズル701によって生成されたナノバブル水を通水したホース21であり、下側は、液体処理ノズル701を使用せずに水道水を通水したホース22である。液体処理ノズル701によって生成されたナノバブル水を通水したホース21には、全く残渣が無かった。液体処理ノズル701を使用せずに水道水を通水したホース22には、黒色の汚染残渣が確認された。
1-4 考察
以上の結果から、次の考察をした。
・ 使用済みホース内の細菌によるバイオフィルムや、黒カビなど真菌の付着は、直前まで殺菌剤として塩素が含まれる水道水が通水している状態で培養したものであり、水道水だけではホース内の汚染は避けられないことがあらためて確認された。
・ 今回の実験により、水道水を通水するのみでは、一度付着した汚染物質の剥離・洗浄効果はほとんどないのに対し、液体処理ノズル701によって生成されたナノバブル水を毎分50ミリリットル通水することによって、明らかな剥離・洗浄効果を有することが確認された。
(実験2)
実験2は、納豆ペーストによる実験である。
2-1 実験内容
液体処理ノズル701のバイオフィルムの剥離効果を定量的に計測するために、透明なチューブに納豆ペーストによる疑似バイオフィルムを付着させ、目視による比較実験を行った。
2-2 実験プロトコル
透明ビニールチューブ(外径2mm、内径1mm、長さ50cm)2本(チューブ31及びチューブ32)に、疑似バイオフィルム(納豆ペースト50%、多糖類50%混合、ゲル状)を封入した。12時間後の半乾燥時に0.5mmワイヤをチューブ31及びチューブ32に貫通させ中央を空洞化し、チューブ31及びチューブ32の内壁が疑似バイオフィルムで被覆された状態にした。チューブ31及びチューブ32ともに、疑似バイオフィルムを封入した時の重量は2.85gであり、72時間後の乾燥時の重量は2.26gであった。図13は、長さ50cm、被膜込み重量2.26gのチューブ31及びチューブ32の写真を示す図である。図13(a)は、チューブ31を示す。図13(b)は、チューブ32を示す。チューブ31へは、液体処理ノズル701によって生成されたナノバブル水を35℃の水温で毎分50ミリリットルの流量で通水した。チューブ32へは、液体処理ノズル701を使用せずに水道水を35℃の水温で毎分50ミリリットルの流量で通水した。チューブ31及びチューブ32へ同時に通水を開始し、時間経過によるチューブ31及びチューブ32内の被膜除去能を観察した。
2-3 実験結果
通水を開始してから2分後に、液体処理ノズル701によって生成されたナノバブル水が通水されているチューブ31において、被膜の剥離が発現した。図14は、通水を開始してから5分経過後のチューブ31及びチューブ32の写真を示す図である。下側のチューブがチューブ31である。上側のチューブがチューブ32である。液体処理ノズル701を使用した場合、5分経過後には、チューブ31の内壁の被膜が略除去された。液体処理ノズル701を使用していない場合、5分経過後には、チューブ32の内壁の被膜の60%程度がまだ残存していた。
図15は、通水を開始してから6分経過後のチューブ31及びチューブ32の写真を示す図である。図15(a)は、通水を開始してから6分経過後のチューブ31の写真を示す拡大図である。図15(b)は、通水を開始してから6分経過後のチューブ32の写真を示す拡大図である。図16は、通水を開始してから10分経過後のチューブ31及びチューブ32の写真を示す図である。下側のチューブがチューブ31である。上側のチューブがチューブ32である。通水を開始してから10分経過後に、液体処理ノズル701を使用したチューブ31から排出される水は、目視で透明になり、バイオフィルムの除去に成功した。図17は、通水を開始してから10分経過後及び15分経過後の液体処理ノズル701を使用していないチューブ32の写真を示す図である。図17(a)は、通水を開始してから10分経過後のチューブ32の写真を示す図である。図17(b)は、通水を開始してから15分経過後のチューブ32の写真を示す図である。通水を開始してから10分経過後から15分経過まで液体処理ノズル701を使用していないチューブ32の観察を継続したが、被膜の残存状態に変化は見られなかった。
図18は、通水を開始してから20分経過後のチューブ31及びチューブ32の写真を示す図である。図18の左側のチューブは、液体処理ノズル701を使用せずに水道水を通水したチューブ32であり、右側のチューブは、液体処理ノズル701によって生成されたナノバブル水を通水したチューブ31である。通水を開始してから20分経過した後でも、液体処理ノズル701を使用せずに水道水を通水したチューブ32(図18の左側)では被膜の残存状態に変化は見られなかったので、通水を一旦停止した。
そこで、チューブ32に液体処理ノズル701を接続し、液体処理ノズル701によって生成されたナノバブル水をチューブ32へ再度通水した。図19は、液体処理ノズル701を接続して3分間通水したチューブ32の写真を示す図である。液体処理ノズル701を使用せずに水道水のみを通水した場合には20分が経過しても除去できなかった被膜を、液体処理ノズル701によって生成されたナノバブル水を3分弱通水することによって被膜を完全に除去することができた。
2-4 考察
実験条件が毎分50ミリリットルという超低水量であるので、チューブ内に水道水及びナノバブル水を必要量充満させるために内径1mmの極めて細いチューブを用いた。疑似バイオフィルムの使用量も少なく、チューブの内壁の被膜の厚さは、0.2~0.3mm程度と推定される。実験2においても、液体処理ノズル701は、毎分50ミリリットルの超低水量においても、水道水に比べて圧倒的な大差の被膜剥離効果を発揮した。さらに、20分間水道水を通水して被膜を剥離させることができなかったチューブ32に液体処理ノズル701を接続して通水したところ、水道水では落とせなかった被膜を短時間で除去することができた。この実験から、液体処理ノズル701がバイオフィルムを剥離する優れた効果を有することは明らかであり、液体処理ノズル701によって十分なナノバブル水が生成されていることが分かる。
以上の結果より、実際の歯科クリニックの環境においても、スケーラーの給水回路に液体処理ノズル701を常時接続することによって、給水回路内のバイオフィルム汚染を抑制し、スケーラーの内部を清潔な状態に維持することができる。
以下、実施例2を説明する。実施例2において、実施例1と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例2の歯科ユニット300及び歯科用機器705は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例2の液体処理ノズル801は、4つの突出部10が中心軸線Oを取り囲む十字形態に配置された複数の組を含む。以下、図20及び図21を参照して、実施例2を説明する。
図20は、実施例2の液体処理ノズル801の断面図である。図21は、実施例2の液体処理ノズル801の横断面図である。図20及び図21において、図3及び図4に示す実施例1と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。図20及び図21に示すように、実施例2の液体処理ノズル801は、実施例1と同様のねじ部材723a、723b、723cのみが設けられ、実施例1のねじ部材723d、723e(タイプB)が設けられていない。実施例2の液体処理ノズル801は、液体流路715の中心軸線Oに直交する平面に沿って取った断面において、ねじ部材723a、723b、723cのねじ先が中心軸線Oに向くタイプ(タイプA)のみが配置されている。突出部10a、10b、10cが絞り孔718の内面718aから突出する距離La、Lb、Lcは、以下の関係を有する。
La<Lb<Lc
突出部10a、10b、10cは、液体の流れ方向Xの上流から下流へ行くにつれて徐々に絞り孔718の内面718aから突出する距離La、Lb、Lcが大きくなる。このように、突出部10a、10b、10cの最も突出している部分をつなぐ仮想曲面が液体の流れ方向Xの上流から下流へ向かって先細りの形状になる。これによって、絞り孔718を通過する液体の流速が更に速くなり、突出部10a、10b、10cによって液体中にキャビテーションを発生させる可能性を高めることができる。
本実施例においては、3組の突出部10a、10b、10cが設けられているが、例えば、2組の突出部10a、10bのみが設けられていてもよいし、4組以上の突出部が設けられていてもよい。
本実施例によれば、液体の流量が比較的小さい洗浄水ホース703に液体処理ノズル801が接続された場合であっても洗浄水ホース703内にバイオフィルムが形成されることを抑制することができる。
以下、実施例3を説明する。実施例3において、実施例1と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例3の歯科ユニット300及び歯科用機器705は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例3の液体処理ノズル901は、2つの突出部11が中心軸線Oの両側に対向して配置された複数の組を含む。以下、図22及び図23を参照して、実施例3を説明する。
図22は、実施例3の液体処理ノズル901の断面図である。図23は、実施例3の液体処理ノズル901の横断面図である。図22及び図23において、図3及び図4に示す実施例1と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。図22及び図23に示すように、実施例3の液体処理ノズル901は、実施例1のねじ部材723d、723eと同様なねじ部材733d、733e、733fが設けられている。実施例3の液体処理ノズル901は、ねじ部材733d、733e、733fのねじ軸部が中心軸線Oに最も近づくタイプ(タイプB)のみが配置されている。実施例3においては、実施例1のねじ部材723a、723b、723c(タイプA)が設けられていない。
大径部714aには、大径部714aの外周面から絞り孔718へ貫通する2つのねじ孔732dが反対向きに形成されている。2つのねじ孔732dに対して略90度回転した位置で、大径部714aには、大径部714aの外周面から絞り孔718へ貫通する2つのねじ孔732eが反対向きに形成されている。同様に、2つのねじ孔732eに対して略90度回転した位置で、大径部714aには、大径部714aの外周面から絞り孔718へ貫通する2つのねじ孔732fが反対向きに形成されている。3組のねじ部材733d、733e、733fは、3組のねじ孔732d、732e、732fにそれぞれにねじ込まれている。
ねじ部材733d、733e、733fは、絞り孔718の内面718aから最も突出している部分がねじ部材733d、733e、733fの先端ではなく、ねじ軸部である。2つの平行なねじ部733の間に液体流通ギャップが形成される。ねじ部材733d、733e、733fの最も突出しているねじ軸部が突出部11d、11e、11fを構成する。突出部11d、11e、11fが絞り孔718の内面718aから突出する距離(突出量)L1d、L1e、L1fは、以下の関係を有する。
L1d<L1e<L1f
突出部11d、11e、11fは、液体の流れ方向Xの上流から下流へ行くにつれて徐々に絞り孔718の内面718aから突出する距離L1d、L1e、L1fが大きくなる。このように、突出部11d、11e、11fの最も突出している部分をつなぐ仮想曲面が液体の流れ方向Xの上流から下流へ向かって先細りの形状になる。これによって、絞り孔718を通過する液体の流速が更に速くなり、突出部11d、11e、11fによって液体中にキャビテーションを発生させる可能性を高めることができる。
本実施例においては、3組の突出部11d、11e、11fが設けられているが、例えば、2組の突出部11d、11eのみが設けられていてもよいし、4組以上の突出部が設けられていてもよい。絞り孔718をのぞいたときに、2組の突出部11d、11eが井桁状に配置されているとよい。
本実施例によれば、液体の流量が比較的小さい洗浄水ホース703に液体処理ノズル901が接続された場合であっても洗浄水ホース703内にバイオフィルムが形成されることを抑制することができる。
実施例1乃至実施例3の液体処理ノズル701、801、901は、液体の流量が比較的小さい内径が3mm~5mm程度の液体配管に取り付けることができる。しかし、液体処理ノズル701、801、901は、寸法を大きくしても同様の効果を奏することができる。したがって、実施例1乃至実施例3の液体処理ノズル701、801、901は、内径が6mm以上、例えば、10mmから15mm程度の液体配管にも取り付けることができる。すなわち、液体処理ノズル701、801、901は、水道元配管431と歯科ユニット300の間の洗浄水主配管540に取り付けることもできる。また、液体処理ノズル701、801、901は、歯科ユニット300のハンドピース421へ液体を供給する内径が2mm程度の水供給チューブ502に取り付けることもできる。
431・・・水道元配管
421、706・・・ハンドピース
703・・・液体配管
701、801、901・・・液体処理ノズル
716・・・液体入口
717・・・液体出口
715・・・液体流路
714・・・ノズル本体
10a、10b、10c、10d、10e、11d、11e、11f・・・突出部
La、Lb、Lc、Ld、Le、L1d、L1e、L1f・・・距離(突出量)
X・・・流れ方向

Claims (20)

  1. ハンドピースと水道元配管との間の液体配管に接続される液体処理ノズルであって、
    液体入口と、液体出口と、前記液体入口と前記液体出口を連通する液体流路と、が形成されたノズル本体と、
    前記液体流路の内面から前記液体流路の中へ突出する複数の突出部と、
    を備え、
    前記複数の突出部は、前記液体入口から前記液体出口へ向かう液体の流れ方向において前記液体流路の上流側から下流側へ行くにつれて、前記液体流路の内面から前記液体流路の中へ突出する突出量が徐々に大きくなるように配置されていることを特徴とする液体処理ノズル。
  2. 前記複数の突出部のそれぞれの最も突出している部分は、前記液体入口から前記流れ方向の前記下流側へ向かう仮想のテーパー面の上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の液体処理ノズル。
  3. 前記液体流路は、前記液体入口の面積より小さい断面積を有する絞り孔と、前記液体入口と前記絞り孔をつなぐテーパー面と、を含み、
    前記複数の突出部は、前記絞り孔に設けられており、
    前記複数の突出部のそれぞれの最も突出している部分は、前記テーパー面から前記流れ方向に延長した仮想の延長面の上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の液体処理ノズル。
  4. 前記複数の突出部のそれぞれは、山部と溝部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体処理ノズル。
  5. 前記複数の突出部は、複数のねじ部材を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体処理ノズル。
  6. 前記複数のねじ部材は、ねじ先が前記液体流路の中心軸線へ向かうように配置された複数のねじ部材からなる第一の組及び第二の組を含み、
    前記第一の組は、前記流れ方向において前記第二の組の上流側に配置されており、
    前記第二の組の前記複数のねじ部材の前記液体流路の前記内面から前記ねじ先までの距離は、前記第一の組の前記複数のねじ部材の前記液体流路の前記内面から前記ねじ先までの距離より大きいことを特徴とする請求項5に記載の液体処理ノズル。
  7. 前記第一の組及び前記第二の組のそれぞれは、4つのねじ部材が前記中心軸線を取り囲む十字形態に配置され、
    前記4つのねじ部材が形成する十字の中心位置に液体流通ギャップが形成されていることを特徴とする請求項6に記載の液体処理ノズル。
  8. 前記第一の組の前記十字形態と前記第二の組の前記十字形態は、互いに略45度ずれていることを特徴とする請求項7に記載の液体処理ノズル。
  9. 前記複数のねじ部材は、ねじ軸部が前記液体流路の中心軸線を挟んで平行になるように配置された複数のねじ部材からなる第一の組及び第二の組を含み、
    前記第一の組は、前記流れ方向において前記第二の組の上流側に配置されており、
    前記第二の組の前記複数のねじ部材の前記液体流路の前記内面から前記ねじ軸部の最も突出している部分までの距離は、前記第一の組の前記複数のねじ部材の前記液体流路の前記内面から前記ねじ軸部の最も突出している部分までの距離より大きいことを特徴とする請求項5に記載の液体処理ノズル。
  10. 前記第一の組及び前記第二の組のそれぞれは、2つのねじ部材が前記中心軸線を挟んで平行に配置され、
    前記2つのねじ部材の間に液体流通ギャップが形成されていることを特徴とする請求項9に記載の液体処理ノズル。
  11. 前記第一の組の前記2つのねじ部材と前記第二の組の前記2つのねじ部材は、互いに略90度ずれていることを特徴とする請求項10に記載の液体処理ノズル。
  12. 前記複数のねじ部材は、ねじ先が前記液体流路の中心軸線へ向かうように配置された複数のねじ部材からなる第一の組と、ねじ軸部が前記中心軸線を挟んで平行になるように配置された複数のねじ部材からなる第二の組と、を含み、
    前記第一の組は、前記流れ方向において前記第二の組の上流側に配置されており、
    前記第二の組の前記複数のねじ部材の前記液体流路の前記内面から前記ねじ軸部の最も突出している部分までの距離は、前記第一の組の前記複数のねじ部材の前記液体流路の前記内面から前記ねじ先までの距離より大きいことを特徴とする請求項5に記載の液体処理ノズル。
  13. 前記複数のねじ部材は、ねじ先が前記液体流路の中心軸線へ向かうように配置された複数のねじ部材からなる第一の組と、ねじ軸部が前記中心軸線を挟んで平行になるように配置された複数のねじ部材からなる第二の組と、を含み、
    前記第二の組は、前記流れ方向において前記第一の組の上流側に配置されており、
    前記第一の組の前記複数のねじ部材の前記液体流路の前記内面から前記ねじ先までの距離は、前記第二の組の前記複数のねじ部材の前記液体流路の前記内面から前記ねじ軸部の最も突出している部分までの距離より大きいことを特徴とする請求項5に記載の液体処理ノズル。
  14. 前記第一の組は、4つのねじ部材が前記中心軸線を取り囲む十字形態に配置され、
    前記4つのねじ部材が形成する十字の中心位置に液体流通ギャップが形成されており、
    前記第二の組は、2つのねじ部材が前記中心軸線を挟んで平行に配置され、
    前記2つのねじ部材の間に液体流通ギャップが形成されていることを特徴とする請求項12又は13に記載の液体処理ノズル。
  15. 前記ハンドピースは、歯科ユニットに接続される歯科用機器に設けられており、
    前記液体処理ノズルは、前記歯科用機器と前記水道元配管を接続する液体配管又は前記歯科用機器と前記歯科ユニットを接続する液体配管に着脱可能に接続されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の液体処理ノズル。
  16. 前記液体処理ノズルは、前記水道元配管と歯科ユニットの間の液体配管に着脱可能に接続されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の液体処理ノズル。
  17. 前記ハンドピースは、エンジンハンドピース、超音波スケーラハンドピース、スリーウェイシリンジ及びエアタービンハンドピースのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の液体処理ノズル。
  18. 前記液体処理ノズルの両端部は、ユニオン継手によって前記液体配管に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の液体処理ノズル。
  19. 前記流れ方向において前記液体処理ノズルの上流側の前記ユニオン継手にフィルターが取り付けられていることを特徴とする請求項18に記載の液体処理ノズル。
  20. 前記複数の突出部は、円柱形状又は多角柱形状を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体処理ノズル。
JP2019190685A 2019-10-18 2019-10-18 歯科用機器の液体配管を浄化する液体処理ノズル Active JP7399408B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190685A JP7399408B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 歯科用機器の液体配管を浄化する液体処理ノズル
PCT/JP2020/037076 WO2021075260A1 (ja) 2019-10-18 2020-09-30 歯科用機器の液体配管を浄化する液体処理ノズル
US17/769,564 US20240122674A1 (en) 2019-10-18 2020-09-30 Liquid processing nozzle for purifying liquid piping of dental device
TW109134028A TW202130331A (zh) 2019-10-18 2020-09-30 淨化齒科用機器之液體配管的液體處理噴嘴
EP20876514.9A EP4046593A4 (en) 2019-10-18 2020-09-30 LIQUID TREATMENT NOZZLE FOR PURIFYING A LIQUID PIPE OF A DENTAL DEVICE

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190685A JP7399408B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 歯科用機器の液体配管を浄化する液体処理ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021065265A JP2021065265A (ja) 2021-04-30
JP7399408B2 true JP7399408B2 (ja) 2023-12-18

Family

ID=75538011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019190685A Active JP7399408B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 歯科用機器の液体配管を浄化する液体処理ノズル

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20240122674A1 (ja)
EP (1) EP4046593A4 (ja)
JP (1) JP7399408B2 (ja)
TW (1) TW202130331A (ja)
WO (1) WO2021075260A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174055A (ja) 2014-03-17 2015-10-05 株式会社シバタ ガス溶解装置
WO2016178436A2 (ja) 2015-05-07 2016-11-10 株式会社ウォーターデザイン 液体処理ノズル、それを用いた液体処理方法、ガス溶解方法及びガス溶解装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6670564B2 (ja) * 2015-07-29 2020-03-25 東芝ライフスタイル株式会社 液体用電磁弁、液体用電磁弁の製造方法、及び洗濯機
JP6770276B2 (ja) 2016-11-09 2020-10-14 早稲田ビジネスコンサルティング株式会社 歯科ユニット用洗浄水供給装置及びそれに用いる液体処理ノズル
JP2019190685A (ja) 2018-04-20 2019-10-31 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー 冷却ユニット

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174055A (ja) 2014-03-17 2015-10-05 株式会社シバタ ガス溶解装置
WO2016178436A2 (ja) 2015-05-07 2016-11-10 株式会社ウォーターデザイン 液体処理ノズル、それを用いた液体処理方法、ガス溶解方法及びガス溶解装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW202130331A (zh) 2021-08-16
US20240122674A1 (en) 2024-04-18
WO2021075260A1 (ja) 2021-04-22
JP2021065265A (ja) 2021-04-30
EP4046593A1 (en) 2022-08-24
EP4046593A4 (en) 2023-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120282570A1 (en) Toothcleaning Device
BR0313223A (pt) Aparelho para tratamento superficial
KR100255790B1 (ko) 치과용 유니트체어의 압력수 공급시스템 및 공급장치
JP7399408B2 (ja) 歯科用機器の液体配管を浄化する液体処理ノズル
JP2015159889A (ja) スケーラー用チップ、及びこれを用いたスケーラー
JP5299952B2 (ja) 歯科用診療装置及び歯科用流体管路殺菌装置
CN116849979A (zh) 一种带有干式水气分离装置的医用牙椅
US20220395358A1 (en) Systems and methods for an evacuator adapter
JP6770276B2 (ja) 歯科ユニット用洗浄水供給装置及びそれに用いる液体処理ノズル
KR101031684B1 (ko) 치과용수 관리시스템
JP4375231B2 (ja) 歯周根の治療用具
KR200144382Y1 (ko) 눈 세정기
CN208838206U (zh) 一种超声波洁牙机的尾线结构
KR100944076B1 (ko) 무균 치료를 위한 치과용수 및 공기 공급 장치
CN106580498B (zh) 洁牙喷嘴以及喷水式洁牙器
KR20080016773A (ko) 치과용 정수처리 장치
CN2495276Y (zh) 具有冲洗和灭菌功能的刷牙器
CN204106240U (zh) 淋浴花洒式洁牙器
JP2008295887A (ja) 歯科ユニットのための洗浄水供給装置
CN215739541U (zh) 防回吸牙钻机头
CN105496561B (zh) 一种普外科创伤手术医疗装置
CN214857666U (zh) 一种带供水系统的牙科弯机头
CN218187008U (zh) 一种带漱口水装置的洁牙器
KR200433983Y1 (ko) 정수기가 자체 구비된 치과용 유닛체어
CN216962700U (zh) 一种用于口腔科牙髓治疗的装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7399408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150