JP7399406B2 - 精子形成誘導用培地 - Google Patents
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Description
本願は下記を提供する。
[2] 該インビトロ精子形成誘導が精巣器官培養を含む、[1]に記載の剤。
[3] アスコルビン酸および/またはその誘導体をさらに含有する、[1]または[2]に記載の剤。
[4] グルタチオンをさらに含有する、[1]~[3]のいずれか1項に記載の剤。
[5] リゾリン脂質をさらに含有する、[1]~[4]のいずれか1項に記載の剤。
[6] インビトロ精子形成誘導に使用するための、トコフェロールおよび/またはトコフェロール誘導体を含有する培地。
[7] 該インビトロ精子形成誘導が精巣器官培養を含む、[6]に記載の培地。
[8] アスコルビン酸および/またはその誘導体をさらに含有する、[6]または[7]に記載の培地。
[9] グルタチオンをさらに含有する、[6]~[8]のいずれか1項に記載の培地。
[10] リゾリン脂質をさらに含有する、[6]~[9]のいずれか1項に記載の培地。
[11] [1]、[2]、[4]および[5]のいずれか1項に記載の剤または[6]、[7]、[9]および[10]のいずれか1項に記載の培地と組み合わせて使用するための、アスコルビン酸および/またはその誘導体を含有する剤。
[12] [1]、[2]、[3]および[5]のいずれか1項に記載の剤または[6]、[7]、[8]および[10]のいずれか1項に記載の培地と組み合わせて使用するための、グルタチオンを含有する剤。
[13] [1]、[2]、[3]および[4]のいずれか1項に記載の剤または[6]、[7]、[8]および[9]のいずれか1項に記載の培地と組み合わせて使用するための、リゾリン脂質を含有する剤。
[14] トコフェロールおよび/またはトコフェロール誘導体を含有する培地を使用することを特徴とする、インビトロ精子形成誘導方法。
[15] インビトロ精子形成誘導のための培地に使用するための、トコフェロールおよび/またはトコフェロール誘導体を含有する剤;および
該剤をインビトロ精子形成誘導に使用される培地に使用することの説明;
を含む、インビトロ精子形成誘導における培地用キット。
本開示において、トコフェロール誘導体は、これらに限定されないが、例えば、α-トコトリエノール、β-トコトリエノール、γ-トコトリエノール、δ-トコトリエノール、トコフェロール酢酸エステル(例えば酢酸 DL-α-トコフェロール)、トコフェロールリン酸エステル、トコフェロール硫酸エステル、トコフェロールグリコシルエステル、およびそれらの塩(例えばカルシウム塩、マグネシウム塩、ナトリウム塩(例えばトコフェリルリン酸Na))が挙げられる。
トコフェロールおよびトコフェロール誘導体には、D体、L体およびDL体が存在しうるがその何れを用いても良い。
本開示の培地において、トコフェロールおよび/またはトコフェロール誘導体は、1種を単独で用いても良く、複数種を組み合わせて用いても良い。
本開示において、トコフェロールおよびトコフェロール誘導体の製造方法は特に限定されず、例えば、天然物由来であっても、生物的または化学的に合成されても良く、また天然物由来物を化学的に修飾したものであっても良い。
塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノイソプロパノールアミン塩、トリイソプロパノールアミン塩等が挙げられる。
アスコルビン酸およびアスコルビン酸誘導体には、D体、L体、およびDL体が存在しうるがその何れを用いても良い。
本開示において、アスコルビン酸またはその塩、リン酸-Lアスコルビン酸Na、リン酸-L-アスコルビン酸Mg、アスコルビン酸グルコシド(例えばL-アスコルビン酸 2-グルコシド)、アスコルビルエチル、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、および/またはアスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸を用いることが好ましい。
本開示の培地において、アスコルビン酸および/またはその誘導体は、1種を単独で用いても良く、複数種を組み合わせて用いても良い。
本開示において、アスコルビン酸およびその誘導体の製造方法は特に限定されず、例えば、天然物由来であっても、生物的または化学的に合成されても良く、また天然物由来物を化学的に修飾したものであっても良い。
アルブミン(例えば培地中濃度が0.1~10w/v%、好ましくは1~8w/v%、よりこのましくは2~6w/v%、さらにより好ましくは3~5w/v%、またさらに好ましくは4w/v%);
脂肪酸(好ましくはカプリル酸でない)(例えば培地中濃度が600~6000μmol/L、好ましくは1000~4000μmol/L、より好ましくは1500~2500μmol/L:例えば、
パルミチン酸(例えば培地中濃度が200~1800μmol/L、好ましくは300~1000μmol/L、より好ましくは500~700μmol/L)、
ステアリン酸(例えば培地中濃度が200~1800μmol/L、好ましくは300~1000μmol/L、より好ましくは500~700μmol/L)、
オレイン酸(例えば培地中濃度が200~1800μmol/L、好ましくは300~1000μmol/L、より好ましくは500~700μmol/L)、
リノール酸(例えば培地中濃度が30~300μmol/L、好ましくは50~150μmol/L、より好ましくは80~120μmol/L)、および
リノレン酸(例えば培地中濃度が10~150μmol/L、好ましくは20~80μmol/L、より好ましくは30~70μmol/L)
からなる群から選択される脂肪酸の任意の組合せ);
コレステロール(例えば培地中濃度が1~10μg/mL、好ましくは2~5μg/mL、より好ましくは2.5~4μg/mL);
スフィンゴミエリン(例えば培地中濃度が1~10μg/mL、好ましくは2~5μg/mL、より好ましくは2.5~4.5μg/mL);
フォスファチジルコリン(例えば培地中濃度が5~60μg/mL、好ましくは10~40μg/mL、より好ましくは15~25μg/mL);
レチノイン酸(例えば培地中濃度が0.3~3μmol/L、好ましくは0.5~2μmol/L、より好ましくは0.7~1.5μmol/L);
レチノール(例えば培地中濃度が0.3~3μmol/L、好ましくは0.5~2μmol/L、より好ましくは0.7~1.5μmol/L);
テストステロン(例えば培地中濃度が0.3~3μmol/L、好ましくは0.5~2μmol/L、より好ましくは0.7~1.5μmol/L);
トリヨードチロニン(例えば培地中濃度が0.5~6ng/mL、好ましくは1~4ng/mL、より好ましくは1.5~2.5ng/mL);
黄体形成ホルモン(例えば培地中濃度が0.3~3μg/mL、好ましくは0.5~2μg/mL、より好ましくは0.7~1.5μg/mL);
卵胞刺激ホルモン(例えば培地中濃度が0.3~3μg/mL、好ましくは0.5~2μg/mL、より好ましくは0.7~1.5μg/mL);
NaHCO3(例えば培地中濃度が0.5~5g/L、好ましくは1~4g/L、より好ましくは1.2~2.5g/L);
抗菌剤、抗真菌剤等
が挙げられる。
RIKEN BRCから入手したAcr-Gfp transgenic mice (C57BL/6 strain)を交配させ、生後1.5日齢のArc-Gfp (+/+)もしくは(+/-)のマウスを培養試験に用いた。Acr-Gfpマウスの精細胞はmid-pachytene期からGFPを発現し、精子細胞の先体に集積する。全ての動物実験は横浜市立大学動物実験委員会の承認のもと、動物実験指針に従い実施した。
2.1 活性炭及びイオン交換処理
ウシ血清アルブミン(BSA)はSigma社の製品番号A9418を用いた。Dextran(D299100, TRC Canada)を200mLの蒸留水に溶解し、2gの活性炭(Wako)を加え室温で30分間穏やかに撹拌しながらインキュベートした。そこに10gのBSAを加え、HClでpH 3.0に調整した。得られた溶液は、撹拌しながら60℃で60分間インキュベートし、2700gで遠心し上清を回収した。得られた溶液に、1M NaOHを加えてpHを5.5に調整し、0.22μmのフィルター(Millipore Express(商標) PLUS)を通した。ろ液にイオン交換樹脂(Bio-Rex(商標) MSZ 501(D) Resin)を加え4℃で一晩インキュベート後、限外ろ過膜(VIVASPIN TURBO 15, Sartorius)で濃縮し、Bradford法で蛋白質濃度を測定した。得られた溶液をろ過滅菌し、使用まで4℃で保存した。
遊離脂肪酸(パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸)、コレステロール、スフィンゴミエリン、フォスファチジルコリンをエタノールに溶解し、終濃度が表1の通りになるようガラスビーカーに加えた後、エタノールを蒸発させた。そこに蒸留水で8w/v%に調製した試験例2の処理後のBSAを加え、室温で4時間撹拌した。この溶液に2倍濃縮した等量のαMEMを加え、レチノイン酸、レチノール、テストステロン、トリヨードサイロニン、LH、FSH、NaHCO3、抗菌剤-抗真菌剤を終濃度が表1の通りになるよう添加しCDMを作製して精巣組織の培養に用いた。もしくは蒸留水で8w/v%に調製したAlbuMAX(商標)(Gibco(商標))に2倍濃縮した等量のαMEMを加え精巣組織の培養に用いた。
培養開始以後7日毎に経時的に蛍光実体顕微鏡(Leica M205 FA, Leica)で精巣組織を観察した。精細管にそったGFPの発現を精子形成誘導のサインとした。ただし、組織の中心部は栄養素が行き届かず多くの場合GFP発現しないので評価対象外とした。GFP発現の程度を表2のようにスコア化した。実際の組織観察写真とそのGFP発現状態ならびにスコア化の例を図1に示す。
ビタミンEとして、酢酸 DL-α-トコフェロール(Supelco)を使用した。
ビタミンCとして、L-アスコルビン酸 2-グルコシド(Matrix Scientific)を使用した。
グルタチオンとして、グルタチオン(Sigma)を使用した。
表1に示すCDMもしくはCDMにVit.Eのストックソルーション(1mol/L濃度でエタノールに溶解したもの)を培養液に加え、Vit. Eを終濃度が200μmol/Lとなるよう加えて、試験例3と同様の方法で精巣組織を培養した。また、CDMにVit. E 200μmol/Lと、Vit.Cのストックソルーション(1mol/L濃度で蒸留水に溶解したもの)を培養液に加え、Vit. Cの終濃度を100μmol/Lとし、試験例3と同様の方法で精巣組織を培養した。さらにCDMにVit. E 200μmol/L、Vit. C 100μmol/Lと、グルタチオンのストックソルーション(100 mmol/L濃度で蒸留水に溶解したもの)を培養液に加え、グルタチオンの終濃度を300μmol/Lとし、試験例3と同様の方法で精巣組織を培養した。また同時に、AlbuMAX含有αMEMを用いて試験例3と同様の方法で精巣組織を培養した。培養開始から28日目、32日目、39日目のGFP発現をスコア化した。
Vit. Eに加えて、Vit. Cを加えることで、またさらにグルタチオンを加えることで1.5日齢の精巣組織の精子形成誘導効率が向上した。
表1に示すCDMもしくはCDMに試験例5と同様の方法でVit. E、Vit. C、グルタチオンを終濃度がいずれも1μmol/L、10μmol/L、100μmol/L、500μmol/L、1,000μmol/Lとなるよう加えて、試験例3と同様の方法で精巣組織を培養した。また同時に、AlbuMAX含有αMEMを用いて試験例3と同様の方法で精巣組織を培養した。培養開始から35日目、42日目、49日目のGFP発現をスコア化した。
表1に示すCDMに試験例5と同様の方法でVit. E、Vit. C、グルタチオンを終濃度がいずれも1,000μmol/Lとなるよう加えて、試験例3と同様の方法で精巣組織を培養した。また、CDMに試験例5と同様の方法でVit. E、Vit. C、グルタチオンを終濃度がいずれも1,000μmol/Lとなるよう加えて、さらにリゾフォスファチジン酸(LPA、Sigma)のストックソルーション(10 mmol/L濃度で蒸留水に溶解したもの)、リゾフォスファチジルコリン(LPC、Sigma)のストックソルーション(50mg/mL濃度でエタノールに溶解したもの)およびリゾフォスファチジルセリン(LPS、Sigma)のストックソルーション(1 mmol/L濃度でエタノールに溶解したもの)を終濃度がそれぞれ10μmol/L、100μg/mL、1μmol/Lとなるよう加えて試験例3と同様の方法で精巣組織を培養した。また同時に、AlbuMAX含有αMEMを用いて試験例3と同様の方法で精巣組織を培養した。培養開始から27日目、33日目、40日目のGFP発現をスコア化した。
Claims (14)
- インビトロ精子形成誘導のための培地に使用するための剤であって、
該剤はトコフェロール、α-トコトリエノール、β-トコトリエノール、γ-トコトリエノール、δ-トコトリエノール、トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールリン酸エステル、トコフェロール硫酸エステル、トコフェロールグリコシルエステル、およびそれらの塩から選択される少なくとも1種からなるトコフェロールおよび/またはその誘導体を含有し、
該培地は、
グルタチオン、および
アスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸グルコシド脂肪酸、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸ポリリン酸エステル、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸-2,6-ジブチルエステル、アスコルビン酸-2,6-ジパルミチン酸エステル、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸、アスコルビルエチル、およびそれらの塩から選択される少なくとも1種からなるアスコルビン酸および/またはその誘導体を含有し、
該トコフェロールおよび/またはその誘導体の該培地中の終濃度は、500~1500μmol/Lであり、
該グルタチオンの該培地中の終濃度は、500~1500μmol/Lであり、
該アスコルビン酸および/またはその誘導体の該培地中の終濃度は、100~1500μmol/Lである、剤。 - 該剤がグルタチオンをさらに含有する、請求項1に記載の剤。
- 該インビトロ精子形成誘導が精巣器官培養を含む、請求項1または2に記載の剤。
- 該剤が、アスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸グルコシド脂肪酸、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸ポリリン酸エステル、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸-2,6-ジブチルエステル、アスコルビン酸-2,6-ジパルミチン酸エステル、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸、アスコルビルエチル、およびそれらの塩から選択される少なくとも1種からなるアスコルビン酸および/またはその誘導体をさらに含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の剤。
- 該剤が、リゾリン脂質をさらに含有し、
該リゾリン脂質の該培地中の終濃度は、1~500μmol/Lである、請求項1~4のいずれか1項に記載の剤。 - インビトロ精子形成誘導に使用するための培地であって、
トコフェロール、α-トコトリエノール、β-トコトリエノール、γ-トコトリエノール、δ-トコトリエノール、トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールリン酸エステル、トコフェロール硫酸エステル、トコフェロールグリコシルエステル、およびそれらの塩から選択される少なくとも1種からなるトコフェロールおよび/またはその誘導体 500~1500μmol/L;
グルタチオン 500~1500μmol/L;および
アスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸グルコシド脂肪酸、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸ポリリン酸エステル、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸-2,6-ジブチルエステル、アスコルビン酸-2,6-ジパルミチン酸エステル、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸、アスコルビルエチル、およびそれらの塩から選択される少なくとも1種からなるアスコルビン酸および/またはその誘導体 100~1500μmol/L、
を含有する培地。 - 該インビトロ精子形成誘導が精巣器官培養を含む、請求項6に記載の培地。
- リゾリン脂質 1~500μmol/Lをさらに含有する、請求項6または7に記載の培地。
- 請求項1~3および5のいずれか1項に記載の剤と組み合わせて使用するための、アスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸グルコシド脂肪酸、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸ポリリン酸エステル、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸-2,6-ジブチルエステル、アスコルビン酸-2,6-ジパルミチン酸エステル、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸、アスコルビルエチル、およびそれらの塩から選択される少なくとも1種からなるアスコルビン酸および/またはその誘導体を含有する剤。
- 請求項1および3~5のいずれか1項に記載の剤と組み合わせて使用するための、グルタチオンを含有する剤。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の剤または請求項6または7のいずれか1項に記載の培地と組み合わせて使用するための、リゾリン脂質を含有する剤。
- 該培地は、さらにリゾリン脂質を含有し、
該リゾリン脂質の該培地中の終濃度は、1~500μmol/Lである、請求項1~4、9~11のいずれか1項に記載の剤。 - 請求項6~8のいずれか1項に記載の培地を使用することを特徴とする、インビトロ精子形成誘導方法。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の剤;および
該剤をインビトロ精子形成誘導に使用される培地に使用することの説明書;
を含む、インビトロ精子形成誘導における培地用キット。
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