JP7398205B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
移動体のアフターマーケットに参入する事業者にとって、潜在的な顧客である移動体の利用者や、その利用者が利用する移動体に関する情報を効率よく収集することは、重大な関心事である。
そのため、移動体の利用者や、その利用者が利用する移動体に関する情報を効率よく収集するための技術の開発が行われている(例えば、特許文献1参照)。
所定移動体を利用するユーザによる所定端末の利用に基づいて、当該ユーザに関する情報をユーザ情報として取得するユーザ情報取得手段と、
前記ユーザによる前記所定端末の利用に基づいて、前記所定移動体に関する情報を移動体情報として取得する移動体情報取得手段と、
前記ユーザ情報と前記移動体情報とを紐付けて管理する管理手段と、
前記管理手段の管理の内容に基づいて、前記所定移動体に関する商品又は役務の前記ユーザへの提供を支援する処理を実行する支援手段と、
を備える。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
サーバ1と、ユーザ端末2-1乃至2-nの夫々とは、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
なお、以下、ユーザ端末2-1乃至2-nの夫々を個別に区別する必要がない場合、これらをまとめて「ユーザ端末2」と呼ぶ。
即ち、本サービスは、自動車を利用するユーザに関する情報(以下、「ユーザ情報」と呼ぶ)、当該自動車に関する情報(以下、「自動車情報」と呼ぶ)、及び当該ユーザの当該自動車の利用に関する情報(以下、「カーライフ情報」と呼ぶ)を収集して管理し、ユーザに好適な、自動車に関する商品や役務の提供を支援するサービスである。
なお、本サービスにおいてユーザとは、自動車を所有する者のみならず、カーリースや自動車ローン等を利用した結果所有者が他人になっている自動車を主に利用する者をも含む、広義の概念である。
また、ユーザは、本サービスの提供者によって提供されるアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリ」と呼ぶ)をユーザ端末2にインストールしているものとする。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要な情報等も適宜記憶される。
入力部17は、キーボードやマウス等各種ハードウェアで構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種情報を記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば、図1の例でいえば、ユーザ端末2等)との間で行う通信を制御する。
ここで、図3のCPU41乃至ドライブ51及びリムーバブルメディア61の夫々は、図2のCPU11乃至ドライブ20及びリムーバブルメディア31の夫々と基本的に同様の機能と構成を有している。即ち図3と図2の対応する各部分、例えば図3のCPU41と図2のCPU11は基本的に同様の機能と構成を有している。このため、以下では、これらの説明を省略する。
即ち、タッチ操作入力部46は、例えば表示部47に積層される静電容量式又は抵抗膜式(感圧式)の位置入力センサにより構成され、タッチ操作がなされた位置の座標を検出する。
また、表示部47は、液晶等のディスプレイにより構成され、各種画像を表示する。
このように、本実施形態では、タッチ操作入力部46と表示部47とにより、タッチパネルが構成されている。
なお、本実施形態ではユーザ端末2は、スマートフォン等で構成される。
ここで、本サービスに関連する一連の処理とは、ユーザ情報、自動車情報及びカーライフ情報をユーザから取得して管理し、その管理の内容に基づき、当該ユーザが利用する自動車に関する商品又は役務の、当該ユーザへの提供を支援する処理である。以下、このような一連の処理を「商品役務提供処理」と呼ぶ。
サーバ1のCPU11においては、ユーザ情報取得部101と、自動車情報取得部102と、管理部103と、支援部104と、カーライフ情報取得部105と、特定情報取得部106と、提示部107と、証明情報取得部108とが機能する。
また、サーバ1の記憶部18の一領域には、検査DB200と、カタログDB300とが設けられている。
ここで、本実施形態におけるユーザ端末2の利用とは、ユーザ端末2にインストールされたアプリの利用を意味する。
例えば、電話番号、名前、住所、生年月日及びメールアドレス等、ユーザの属性情報やユーザへのアクセス情報は、ユーザ情報の一例である。
まずユーザ情報取得部101は、商品役務提供処理の開始時に、ユーザ端末2にインストールされたアプリを介して、ユーザの電話番号をユーザ情報として取得する。さらにユーザ情報取得部101は、SMS(Short Message Service)認証によって、ユーザが当該電話番号を利用可能であることを担保する。
それとは別に、ユーザ情報取得部101は、ユーザ端末2にインストールされたアプリのインターフェースを介して、ユーザに、ユーザの、名前、住所、生年月日、メールアドレス等を入力させて、ユーザ情報として取得する。
商品役務提供処理の一連の流れにおける、ユーザ情報取得部101によるユーザ情報の取得については、図5を用いて後述する。
ここで、所定自動車とは、ユーザが使用者又は主な利用者である、所定の自動車をいう。即ち、本サービスにおいて自動車情報とは、所定自動車に関する各種情報である。
なおここで、自動車情報とは、所定自動車に関する情報であり、所定自動車の検査に関する情報(以下、「検査情報」と呼ぶ)と、所定自動車の属する車種全体に関する諸元や仕様の情報(以下、「カタログ情報」と呼ぶ)を含む情報をいう。
検査情報及びカタログ情報の詳細な内容やその取得方法については、特定情報取得部106の説明において後述する。
ここで、管理部103の管理の内容とは、管理部103において所定の態様で紐付けられて管理されるユーザ情報と自動車情報及びそれらの関係性の全体をいう。
即ち支援部104は、紐付けて管理されるユーザ情報と自動車情報及びそれらの関係性に基づいて、ユーザにとって好適な、各種各様の所定自動車に関する商品や役務の提供を支援することができる。
ここでカーライフ情報とは、ユーザ情報や自動車情報とは異なる、ユーザの所定自動車の利用に関する付加的な情報をいう。具体的には例えば、カーライフ情報とは、自動車の改造をするか否か、駐車場の屋根の有無、所定自動車の利用頻度等の情報である。
このように、ユーザ情報や自動車情報のみならず、カーライフ情報も、ユーザによるユーザ端末2の利用に基づいて取得される。その結果、アフターマーケットのマーケティングにおける、ユーザ情報や自動車情報のみならず、カーライフ情報の入力の作業にかかる手間を低減させることができる。
その結果、支援部104は、紐付けて管理するユーザ情報、自動車情報、カーライフ情報に基づいて、ユーザにとってさらに一段と好適な、各種各様の所定自動車に関する商品や役務の提供を支援することができる。
このように、アプリを利用して、ユーザ情報、自動車情報、及びカーライフ情報を集約することで、ユーザとアフターマーケットの事業者をマッチングさせる仕組みを設けることも出来る。具体的には例えば、ユーザ情報(例えば生年月日等)、自動車情報(例えば車種や車齢等)及びカーライフ情報(例えば、所定自動車の利用頻度等)を利用して、当該ユーザに最適な自動車保険の商品を提供する事業者を選択する仕組みを設けることができる。
利用状況提供部121は、ユーザ情報、自動車情報、及びカーライフ情報の取得の際のユーザによるユーザ端末2の利用に基づくパラメータを含む1以上のパラメータに基づいて、ユーザによる所定自動車とユーザ端末2との少なくとも一方の利用状況の度合いを示す情報を取得又は生成して、ユーザ端末2を介してユーザに提供する。
また特に、カーライフ情報の取得の際のユーザによるユーザ端末2の利用に基づくパラメータの一例としては、上述した所定自動車の利用に関するアンケートへの回答率がある。
このようなポイントやランクを付与されることによって、ユーザは、自身のユーザ端末2の利用の状況を容易に把握することができる。
また、前述のように、カーライフ情報取得部105によるカーライフ情報の取得は、ユーザによるユーザ端末2の利用に基づいてなされる。即ち、ユーザによってユーザ端末2が利用されるほど、カーライフ情報取得部105によってカーライフ情報が取得されることになる。そのため、上述のアンケートに対する回答等のユーザによるユーザ端末2の利用は、アフターマーケットの事業者にとってのみならず、商品や役務にかかるコストの最適化を通して、ユーザを含むアプリの利用者全体にとっての利益となる。
利用状況提供部121は、ユーザ端末2の利用に基づくポイントやクラスを付与することにより、ユーザによるユーザ端末2の利用を促進し、上述のアプリの利用者全体にとっての利益を増大させることができる。
より正確には、特定情報取得部106は、ユーザによってユーザ端末2を介して撮像された所定自動車のナンバープレートの画像から、当該ナンバープレートに示された自動車登録番号を認識する。
ここで、自動車登録番号は、自動車のナンバープレートに示される情報であり、後述するように、その自動車の車検証に含まれる情報へのアクセスに必要な情報である。
また、特定情報取得部106がナンバープレートの画像から自動車登録番号を認識する手法は問わず、本サービスの提供者は、画像処理等に関連する任意の手法を採用することができる。
即ち、自動車情報取得部102は、所定自動車を特定可能な情報である自動車登録番号を用いて、所定自動車の車検証に含まれる情報及びそれに付帯する情報である検査情報を、検査DB200から取得する。
なおここで検査情報とは、自動車情報の少なくとも一部であり、上述のように、所定自動車の車検証に含まれる情報及びそれに付帯する情報をいう。具体的には例えば、所定自動車の車種に関する情報は、検査情報の一例である。
また検査DB200は、検査情報を保持する形態や具体的な形式を問わずに格納するデータベースである。
ここで、当該検査情報に基づいて所定自動車の車種が一意に特定できない場合、自動車情報取得部102は、ユーザ端末2を介してユーザに候補車種のリストを提示し、一の車種を選択させることで、所定自動車の車種を特定する。
即ち、自動車情報取得部102は、上述のように取得された検査情報に基づいて特定された所定自動車の車種に基づいて、検査情報には含まれない、当該車種全体についての情報(以下、「カタログ情報」と呼ぶ)を、カタログDB300から取得する。
このようにして、自動車情報取得部102は、検査情報を補完して、自動車情報をより完全なものとする。
ここで、例えば当該車種の標準装備やオプション装備等の情報は、カタログ情報の例である。
また、カタログDB300は、多種多様な車種のカタログ情報を、保持する形態や具体的な形式を問わずに格納するデータベースである。
即ち、提示部107は、特定情報取得部106が所定自動車のナンバープレートの画像から認識した自動車登録番号を、ユーザ端末に表示してユーザに提示することにより、ユーザによる当該自動車登録番号の確認を促す。
そして、特定情報取得部106は、ユーザによるユーザ端末の利用により、当該自動車登録番号の加工がなされた場合、当該加工がなされた自動車登録番号をさらに取得する。
即ち、特定情報取得部106は、当該自動車登録番号の提示をされたユーザが、当該自動車番号に誤りを発見して修正をした場合、その修正がされた自動車番号をさらに取得して、先に認識した自動車登録番号を修正する。
自動車登録番号の取得からユーザによる自動車登録番号の修正までの一連の処理については、図7を用いて後述する。
しかしながら、特定情報取得部106によるナンバープレートの画像に基づいた自動車登録番号の認識は、当該画像の撮像状況によっては困難であるため、特定情報取得部106は誤った自動車登録番号を認識し得る。
そのため、提示部107は、認識した自動車登録番号をユーザに提示して確認させることで、必要に応じた撮り直しや修正を可能とする。これにより、自動車登録番号の誤認識が制限される。
そこで、自動車情報取得部102は、利用時間以外のタイミングで自動車登録番号が得られた場合、検査情報の検査DB200からの取得を禁止し、次以降の利用時間のタイミングで、検査情報の検査DB200から取得を許可する。
即ち、利用時間以外のタイミングで自動車登録番号が得られた場合、自動車情報取得部102は、検査情報の検査DB200からの取得を待ち行列に保存して、次以降の利用時間で当該検査情報を、定期動作によって検査DB200から取得する。
その結果、サーバ1は、利用時間以外の時間においても、全体の流れを止めることなく、商品役務提供処理に含まれる一連の処理を実行することができる。
証明情報取得部108は、ユーザによってユーザ端末2を介して得られた、当該QRコード(登録商標)にコード化されて埋め込まれた情報を証明情報として取得する。
そして管理部103は、証明情報取得部108によって証明情報が取得された場合、検査情報を自動車情報の少なくとも一部として、ユーザ情報に紐付けて管理する。
ユーザが当該自動車を利用可能でなければ、ユーザ情報と自動車情報を紐付けるという本サービスのコンセプトに合致しない。そのため、所定自動車が確かにユーザによって利用可能であることを確認する方法が必要である。本サービスでは、車検証に示されたQRコード(登録商標)をスキャンさせることで、当該ユーザが車検証にアクセス可能であることを確認し、それをもってユーザが所定自動車を利用可能だと認定する仕組みを採用する。
なおここで、何らかの理由でユーザが車検証を利用できない等の場合、当該ユーザは、ユーザ端末2にインストールされたアプリを介した所定自動車の車台番号の手入力により、QRコード(登録商標)のスキャンに代えることができる。
ここで、マイカー情報提供部122には、売却情報提供部131と、リコール情報提供部132と、車検情報提供部133と、オイル交換情報提供部134と、タイヤ情報提供部135とか設けられている。以下、これらの機能ブロックの機能について、詳細に説明していく。
具体的には、売却情報提供部131は、自動車情報と、図示しないデータベースから取得した所定自動車の売却に関する情報とに基づいて、所定自動車を所定時点で売却することの好適さにかかる指数(以下、「売り時指数」と呼ぶ)を生成する。そして売却情報提供部131は、売り時指数を、ユーザ端末2を介してユーザに提供する。
また、売却情報提供部131によって取得される所定自動車の売却に関する情報としては、例えば所定自動車の車種の次回モデルチェンジ時期や、自動車オークション市場の季節変動等がある。ここで、これらはあくまでも例示であり、売却情報提供部131は、所定自動車の売却に関する、ありとあらゆる情報を取得しうる。ここで、売却情報提供部131は、これらの所定自動車の売却に関する情報に基づいて売り時指数を生成するのみならず、これらの情報そのものを、ユーザに提供することもできる。
売却情報提供部131による処理の結果の一例については、図10を用いて後述する。
例えば、リコール情報提供部132は、自動車情報に基づいて、所定自動車に関するリコールの有無や内容に関する情報を図示しないデータベースから取得して、ユーザ端末2を介してユーザに提供することができる。
リコール情報提供部132による処理の結果の一例については、図10を用いて後述する。
例えば、車検情報提供部133は、所定自動車の次回の車検の時期や、当該車検を割安で提供する店舗や、当該車検にかかる税金に関する情報を図示しないデータベースから取得して、ユーザ端末2を介してユーザに提供することができる。
車検情報提供部133による処理の結果の一例については、図11を用いて後述する。
例えば、オイル交換情報提供部134は、所定自動車のオイル交換時期に関する情報や、オイル交換を割安で提供する店舗の情報を、図示しないデータベースから取得して、ユーザに提供することができる。
オイル交換情報提供部134による処理の結果の一例については、図11を用いて後述する。
例えば、タイヤ情報提供部135は、所定自動車に適合するタイヤの商品情報を、図示しないデータベースから取得して、ユーザ端末2を介してユーザに提供することができる。
タイヤ情報提供部135による処理の結果の一例については、図11を用いて後述する。
例えば、ニュース提供部123は、所定のニュースに関する情報を、図示しないデータベースから取得して、ユーザ端末2を介してユーザに提供することができる。
ニュース提供部123による処理の結果の一例については、図12を用いて後述する。
例えば、レビュー提供部124は、所定のレビューに関する情報を、図示しないデータベースから取得して、ユーザ端末2を介してユーザに提供することができる。
レビュー提供部124による処理の結果の一例については、図13を用いて後述する。
より正確には、ステップS1において、ユーザ情報取得部101は、ユーザから、SMS認証の手法を用いて、ユーザの電話番号を取得する。
ここで、SMS認証の手法とは、次のような一連の処理をいう。
即ち、ユーザ情報取得部101は、アプリを介して、ユーザ端末2に入力された、ユーザの電話番号を取得する。
ユーザ情報取得部101は、当該電話番号にSMSを介して暗証コードを送信する。
ユーザ情報取得部101は、アプリを介して、ユーザ端末2に入力された暗証コードを取得して認証する。
以上の一連の処理により、ユーザ情報取得部101は、ユーザの電話番号を取得し、さらに当該ユーザが確かにその電話番号を利用可能であることを担保する。
より正確には、特定情報取得部106は、ユーザによってユーザ端末2を介して撮像された所定自動車のナンバープレートの画像から、当該ナンバープレートに示された自動車登録番号を認識する。
即ち、自動車情報取得部102は、所定自動車を特定可能な情報である自動車登録番号を用いて、所定自動車の車検証に含まれる情報及びそれに付帯する情報である検査情報を、検査DB200から取得する。
ここで、検査情報に基づいて所定自動車の車種が一意に特定できない場合、自動車情報取得部102は、ユーザ端末2を介してユーザに候補車種のリストを提示し、一の車種を選択させることで、所定自動車の車種を特定する。
即ち、自動車情報取得部102は、検査情報に含まれる所定自動車の車種に関する情報に基づいて、検査情報には含まれない、当該車種全体についてのカタログ情報を、カタログDB300から取得し、検査情報を補完する。
即ち、ユーザ情報取得部101は、ユーザ端末2を利用して、ユーザの、名前、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス等の情報を、アプリのインターフェースを介した手動入力により取得する。
即ち、カーライフ情報取得部105は、ユーザ端末2を介して、所定自動車の利用に関するアンケートをユーザに提示し、ユーザからの回答をカーライフ情報として取得する。
即ち、利用状況提供部121は、ユーザによるユーザ端末2の利用にかかるパラメータに基づいて、ユーザ端末2の利用状況の度合いを示すポイントと、そのポイントの多寡に応じたランクをユーザに付与する。
ここで、処理の終了指示は、特に限定されないが、本実施形態では、ユーザ端末2のいわゆるスリープ状態等への移行指示が採用されている。つまり、ユーザ端末2においてスリープ状態等への移行指示がなされない限り、ステップS11においてNOであると判断され処理はステップS7にもどされ、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ユーザ端末2においてスリープ状態等への移行指示がなされると、ステップS11においてYESであると判断されて、商品役務提供処理は終了になる。
上述したように、図5のフローチャートのステップS9においては、ユーザ端末2の利用状況の度合いを示すポイントと、そのポイントの多寡に応じたランクが、各ユーザに付与される。
図6Aは、それらのポイントやランクの状況をユーザに提示するため、ユーザ端末2に表示される画像の一例を示す図である。
表示領域D6-3には、カーライフスコアの多寡に基づいてユーザに付与されるランクが表示される。即ち、ユーザには、ゴールドランクが付与されている。ここで、より多くのカーライフスコアを付与されたユーザほど、より高位のランクが付与される。
表示領域D6-4には、カーライフ情報の取得に際してユーザに提示される、所定自動車の利用に関するアンケートへの、当該ユーザの回答率が表示されている。ここで、ユーザのアンケートへの回答率は80%である。即ち、回答率をさらに高めることで、ユーザは、さらに多くのカーライフスコアを付与されることができる。
そして、ユーザは、表示領域D6-1のメニューM6-2をタップすることにより、当該アンケートへ回答するための画面へと、画面表示を遷移させることができる。
図6Bは、図6Aの表示領域D6-1のメニューM6-2をタップしたユーザのユーザ端末2に表示される画像の一例を示す図である。
即ち、図6Bは、当該ユーザに、アンケートのどの部分に回答するかの選択を促すための画像の一例を示す図である。
表示領域D6-1では、メニューM6-2(「スコアアップ」)が選択されている。即ち、ユーザ端末2のタッチパネルは、ユーザが、アンケートへの回答を通してスコアアップをするための機能を発揮している。
表示領域D6-5は、ユーザが、アンケートのどの部分に回答するかを選択するための領域である。ユーザは、例えば表示領域D6-6をタップすることで、アンケートに含まれる「マイカー」と題された部分に回答することを選択できる。
即ち、図6Cは、当該ユーザに、回答をする質問の選択を促すための画像の一例を示す図である。
ここで、ユーザは、例えば表示領域D6-8をタップすることで、「カー用品はどこで購入しますか?」という質問に回答することができる。
即ち、図6Dは、当該ユーザに、「カー用品はどこで購入しますか?」という質問を選択したユーザに、回答を促すための画像の一例を示す図である。
またここで、サーバ1の利用状況提供部121は、ユーザのアンケートに対する回答率の上昇に応じて、ユーザに付与するカーライフスコアやランクの情報を更新する。
図7Aは、ユーザ端末2を介して所定自動車のナンバープレートを撮像したユーザのユーザ端末2に表示される画像の一例を示す図である。
図7Aにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D7-1乃至D7-4と、ボタンB7-1乃至B7-3とが表示される。
また、ユーザ端末2を介して撮像された画像は、一定期間表示領域D7-1に表示され、以下に説明するように、特定情報取得部106によって取得された自動車登録番号との照合に利用される。
表示領域D7-4には、提示部107によって提示される、自動車登録番号が表示される。これにより、ユーザは、表示領域D7-1に表示される画像と、当該自動車登録番号の内容とを比較して照合することができる。そして、ユーザは、手動入力による修正を所望する場合はボタンB7-1を、ナンバープレートの画像の撮り直しを所望する場合はボタンB-2を、当該自動車登録番号が正しいことを認証する場合はボタンB7-3をタップする。即ち、当該自動車登録番号が正しくない場合で、表示領域D7-1に表示される画像が粗かったり、ブレていたりするとき、撮り直しで解決する可能性があるため、手動入力での修正に加えて、撮り直しという選択肢がユーザに与えられる。
このように、自動車登録番号の認識に用いられた画像と、その画像に基づいて取得された自動車登録番号とを並べて表示することで、その自動車登録番号が正しく取得されているか否かの確認が容易になる。また、表示領域D7-4には、自動車登録番号がナンバープレート上での配置の通りに表示されるため、当該確認が、より容易になる。
図7Bにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D7-4及び表示領域D7-5と、入力受付部F7-1乃至F7-6と、ボタンB7-4及びボタンB7-5が表示される。
図7Aと同様、表示領域D7-4には、取得された自動車登録番号が表示される。また、当該自動車登録確認番号に含まれる各要素が、予め入力受付部F7-1乃至F7-6の夫々に入力されている。例えば、入力受付部F7-2には、取得された自動車登録番号に含まれる「八王子」という要素が予め入力されている。
このように、自動車登録番号の手動入力での修正を行う場合は、取得された自動登録番号の内容が入力受付部F7-1乃至F7-6に予め入力されることで、ユーザは必要な箇所のみ修正すればよく、結果としてユーザの修正にかかる手間が低減される。
ユーザは、自身の所望する内容が入力受付部F7-1乃至F7-6の夫々に入力された状態で、ボタンB7-4をタップすることで、自身の所望する内容に変更された自動車登録番号を、サーバ1の特定情報取得部106に取得させることができる。
さらにユーザは、自身の所望する内容が入力受付部F7-1乃至F7-6の夫々に入力された状態で、ボタンB7-5をタップすることで、入力受付部F7-1乃至F7-6に含まれる内容を、上述の予め入力された内容へと変更することができる。
図8は、ユーザ端末2を介して、車検証に示されたQRコード(登録商標)を読み込むユーザのユーザ端末2に表示される画像の一例を示す図である。
図8において、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D8-1乃至D8-6が表示される。
表示領域D8-1は、車検証に示されたQRコード(登録商標)を特定するための領域であり、表示領域D8-2と、表示領域D8-2にQRコード(登録商標)が映されるようにユーザにユーザ端末2の位置や角度の調整を促すメッセージが表示される。
表示領域D8-3は、表示領域D8-2に映されたQRコード(登録商標)が正しく読み取られたことを、ユーザに通知するための領域であり、表示領域D8-4乃至D8-6が表示される。
ここで、ユーザは、例えば車検証上に横方向に並んで示される3つのQRコード(登録商標)の左端のものから順に、表示領域D8-2に映されるようにユーザ端末2の位置や角度を適宜調整する。すると、車検証に並ぶQRコード(登録商標)の左端のものが読み取られたときは表示領域D7-1に、中央のものが読み取られたときは表示領域D7-2に、右端のものが正しく読み取られたときは表示領域D7-3に、円状の印が表示される。図8Bは、車検証に並ぶQRコード(登録商標)の左端のものが読み取られた状態に対応する。
ユーザは、表示領域D8-4乃至D8-6の全てに円状の印が表示されるようにすることで、サーバ1の証明情報取得部108に、当該QRコード(登録商標)にコード化されて埋め込まれた証明情報を取得させることができる。
図9は、サーバ1のマイカー情報提供部122から所定の商品又は役務に関する情報の提供を受けようとするユーザのユーザ端末2に表示される画像の一例を示す図である。
図9において、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D9-1乃至D9-5と、表示領域DMと、アイコンSMと、アイコンExclと、メニューM1乃至M4とが表示される。
図10Aは、図9の画像の表示領域D9-1をタップしたユーザのユーザ端末2に表示される画像の一例を示す図である。
表示領域D10-1は、売却情報提供部131によって提供される、所定自動車の売却に関する情報の詳細を表示するための領域であり、今週、先週、及び先月の売り時指数と、所定自動車を今週売却することにかかる好適さに対するまとめが表示される。即ち、今週の売り時指数は100点満点中の76点、先週の売り時指数は100点満点中の74点、先月の売り時指数は100点満点中の69点であり、当該表示によりユーザは、直近は時間の経過とともに売り時指数が上昇していることが把握できる。また、中古車相場、次回の車検の時期、所定自動車の車種の次回モデルチェンジ時期等を考慮して、今週は所定自動車の売却に良いタイミングであることが、文章として示されている。
ユーザは、ボタンB10-1をタップすることで、所定自動車の売却にかかる実際の査定を実行することができる。
図10Bにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D10-3乃至表示領域D10-5が表示される。
リコールはある型式の自動車のうち、その一部が対象となっているものが多く、実際のリコール範囲は車台番号によって特定されるようになっているものが多い。リコール情報提供部132は、所定自動車の型式がリコール対象となっている場合は、そのリコールに関する情報をユーザに提供する。また、所定自動車の車台番号がリコールの範囲に含まれている場合は、図9のアイコンExclが表示される等のハイライト表示が行われ、ユーザの注意を喚起する。
図11Aは、図9の画像の表示領域D9-3をタップしたユーザのユーザ端末2に表示される画像の一例を示す図である。
図11Aにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D11-1及び表示領域D11-2と、入力受付部F11-1とが表示される。
なおここで、ユーザは、入力受付部F11-1に入力する内容を変更することで、車検工場を探す範囲を可変に設定することができる。
図11Bにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D11-3乃至D11-5と、入力受付部F11-2とが表示される。
表示領域D11-4には、次回のオイル交換目安に関する情報が表示される。即ち、表示領域D11-4には、次回のオイル交換の目安時期として、前回のオイル交換日の1年後である2019年6月12日が表示される。また、表示領域D11-4には、次回のオイル交換時の走行距離の目安として、前回のオイル交換時の走行距離に10,000kmを足した、45,000kmが表示される。
なおここで、ユーザは、入力受付部F11-2に入力する内容を変更することで、オイル交換工場を探す範囲を可変に設定することができる。
図11Cにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D11-6及び表示領域D11-7と、入力受付部F11-3と、ボタンB11-1とが表示される。
表示領域D11-7には、タイヤの購入に関する情報が表示される。即ち、表示領域D11-7には、ユーザの住所から30km以内において最安価格で所定自動車に適合するタイヤを販売する「激安タイヤストア」における、タイヤ購入費用の目安である4,240円が表示される。
なおここで、ユーザは、入力受付部F11-3に入力する内容を変更することで、車検工場を探す範囲を可変に設定することができる。
また、ユーザは、ボタンB11-1をタップすることで、画面表示を、タイヤの販売を行う所定のショッピングサイトのものへと遷移させることができる。
図12Aにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域DMと、メニューM3と、表示領域D12-1乃至D12-3と、アイコンIconと、ボタンB12-1とが表示される。
表示領域D12-1は、ニュース提供部123によって提供されるニュースの見出しを表示するための領域であり、ニュースのイメージ画像やタイトルが表示される。表示領域12-1をタップすることで、ユーザは、当該ニュースの詳細の情報を示す画面を、ユーザ端末2の表示部47に表示することができる。
表示領域D12-2は、ニュースに対するコメントに関する情報を表示するための領域であり、ニュースに対する所定のコメントと、そのコメントを投稿した者の、アイコン、氏名、ランク、及び当該コメントの冒頭部分が表示される。
表示領域D12-3は、ニュースをクリップするための領域である。ボタンB12-1をタップすることで、ユーザは、そのニュースをクリップし、自身がそのニュースに興味を持つことを示すことができる。また、ユーザがボタンB12-1をタップした場合、表示領域D12-3には、ユーザを表すアイコンIconが、当該ニュースをクリップした通算の人数とともに表示される。
図12Bにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D12-4及び表示領域D12-5と、ボタンB12-2乃至B12-4とが表示される。
表示領域D12-4には、ニュースの本文の冒頭部分が表示される。ユーザはボタンB12-2をタップすることで、そのニュースの全文を示す画面を、ユーザ端末2の表示部47に表示させることができる。
表示領域D12-5には、表示領域D12-2に表示されるコメントの全文が表示される。ユーザは、ボタンB12-3をタップすることで、コメントへの共感を示すことができる。
また、ユーザは、ボタンB12-4をタップすることで、コメントの対象であるニュースについて、コメントをすることができる。
図12Cにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D12-6及び表示領域D12-7と、ボタンB12-5が表示される。
表示領域D12-6には、ニュースの全文が表示される。また、表示領域D12-7には、ニュースに含まれる夫々の章の見出しが表示されており、これを利用することで、ユーザは自身の所望する章から、ニュースを読むことができる。
また、ユーザは、ボタンB12-5をタップすることで、ニュースへの共感を示すことができる。
図13Aにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域DMと、表示領域D13-1及び表示領域D13-2と、アイコンP1と、ボタンB13-1と、メニューM4とが表示される。
表示領域D13-1は、ユーザによる所定自動車のレビューを表示するための領域であり、所定自動車の写真に基づいたアイコンP1が、所定自動車の車種(A社 モデルQ 2018年モデル)の情報とともに表示される。ここで、ユーザは、アイコンP1をタップすることで、当該レビューの詳細を示す画面を、ユーザ端末2の表示部47に表示することができる
また、ボタンB13-1は、レビューを閲覧した者が共感の意を示す際にタップされる役割に加え、当該レビューへの共感を示した者の人数を表示する機能を有する。
図13Bにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D13-3乃至D13-6と、ボタンB13-2及びボタンB13-3とが表示される。
表示領域D13-3は、当該レビューの詳細を表示するための領域であり、所定自動車の車種、走行距離、車齢の情報とともに、所定自動車の写真に基づいたアイコンP1が表示される。また、表示領域D13-4には所定自動車の総合評価が、表示領域D13-5には所定自動車の「外装」、「内装」、「走行性能」の各要素への評価が表示される。さらに表示領域D13-6には、ユーザによるコメントの全文が表示される。
ボタンB13-3は、レビューを閲覧した者が共感の意を示す際にタップされる役割に加え、現在まで当該レビューへの共感を示した者の人数を表示する機能を有する。
図13Cにおいて、ユーザ端末2の表示部47には、表示領域D13-7乃至D13-10と、メニューMAと、メニューM16乃至M18とが表示される。
表示領域D13-8は、評価の対象範囲を選択するための領域である。即ち、メニューMAが選択される場合は、所定自動車の車種(A社 モデルQ)の、年式に関わらず全体に対する評価が表示される。また、メニューM16が選択された場合は2016年モデル、メニューM17が選択された場合は2017年モデル、メニューM18が選択された場合は2018年モデルに対する評価が表示される。
表示領域D13-9には、レビューの対象となる車種のイメージが表示される。
表示領域D13-10には、レビューの対象となる車種の総合評価、及び「外装」、「内装」、「走行性能」の各要素への評価が表示される。
即ち、ユーザ情報とは、ユーザへの商品や役務の提供の支援に資する、ユーザに関するありとあらゆる情報を含み得る情報をいう。
(1)所定自動車やユーザの属性を考慮した自動車保険の商品についての案内
(2)自動車保険の一括見積
(3)オートローンの金利の提示や適用
(4)所定自動車の車検やオイル交換等の時期の通知
(5)所定自動車の車検やオイル交換等のメンテナンスを安く提供する店舗の案内
(6)所定自動車の車検にかかる税金の(エコカー減税等も加味した)案内
(7)駐車場に関する案内
(8)所定自動車にかかるリコールの有無やその内容の提供
(9)所定自動車の予想買い取り金額の提供
(10)所定自動車の次回モデルチェンジ時期の予測の提供
(11)所定自動車に適合するタイヤ商品の案内
(12)所定自動車の売却に適切な時期の案内
ここで、これらはあくまでも例示であり、アフターマーケットに関する商品や役務の提供には、所定自動車に関する、ありとあらゆる商品や役務の提供が含まれ得る。
(1)カーライフ情報の取得に際してカーライフ情報取得部105から提示されるアンケートへの回答率。
(2)証明情報取得部108によって証明情報が取得されたか否か
(3)ユーザの自動車保険の保険証書や運転免許証等の書類の画像が登録されたか否か
(4)所定自動車の写真がユーザ端末2を介して撮像されたか否か
(5)所定自動車についてのオーナーレビュー(乗り心地や性能の点数化)の投稿状況
(6)所定自動車のアフターマーケットでの価値
(7)ニュース提供部123によって提供されるニュースに対してコメントを付けた回数及び夫々のコメントの量(記事の価値の向上に寄与する行動の状況)
(8)ニュースに対するユーザのコメントに対する他ユーザからの評価(コメントに共感を示した他のユーザの数)
(9)他ユーザとの繋がりの数(自身がフォローする他ユーザの数や、自身をフォローする他ユーザの数。即ち、ソーシャルグラフに対する影響度)
ここで、これらはあくまでも例示であり、利用状況提供部121が利用するパラメータとはユーザ情報、移動体情報、カーライフ情報の取得の際のユーザによるユーザ端末2の利用に基づくありとあらゆる情報であり得る。
(1)車齢が若い場合、中古車価格の落ちが激しいために売り時指数は低い
(2)車齢が5年から9年程度の場合、中古車価格が安定するため売り時指数が高い
(3)車齢が10年等と古い場合、売り時指数はやや高い
(4)次回の車検の時期が近い場合、売り時指数は高い
(5)車検を受けた直後の場合、売り時指数は低い
(6)車検の時期との関係による売り時指数の高い低いは、車齢の影響を受ける。車齢が若い場合は、車検の時期との関係の影響が強く、車齢が古い場合は当該影響を受けにくい
(7)次回モデルチェンジ時期が近いほど売り時指数が高い
(8)自動車オークション市場が活況なほど売り時指数が高い
ここで、これらはあくまでも例示であり、売却情報提供部131は、自動車情報及び所定自動車の売却に関する情報に基づく、ありとあらゆる評価基準を利用しうる。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図4に特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバ1の機能ブロックをユーザ端末2等に移譲させてもよい。逆にユーザ端末2の機能ブロックをサーバ1等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであっても良い。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば、図4のサーバ1)は、
所定移動体(例えば、所定自動車)を利用するユーザによる所定端末(例えば、ユーザ端末2)の利用に基づいて、当該ユーザに関する情報(例えば、ユーザ情報)をユーザ情報として取得するユーザ情報取得手段(例えば、ユーザ情報取得部101)と、
前記ユーザによる前記所定端末の利用に基づいて、前記所定移動体に関する情報を移動体情報(例えば、自動車情報)として取得する移動体情報取得手段(例えば、自動車情報取得部102)と、
前記ユーザ情報と前記移動体情報とを紐付けて管理する管理手段(例えば、管理部103)と、
前記管理手段の管理の内容に基づいて、前記所定移動体に関する商品又は役務の前記ユーザへの提供を支援する処理を実行する支援手段(例えば、支援部104)と、
を備える情報処理装置。
を備える。
また、ユーザ情報と移動体情報とは紐付けられて管理される。そして、この管理内容に基づいて、所定移動体に関する商品又は役務のユーザへの提供(例えばアフターマーケットに関する商品又は役務の提供)に関する支援が行われる。その結果、所定移動体に関する商品又は役務として、ユーザにとって好適な各種各様なものの提供が可能になる。
前記管理手段は、前記ユーザ情報と前記移動体情報とに加えて、前記付加情報を紐付けて管理することができる。
また、ユーザ情報と移動体情報とに加えて付加情報も紐付けられて管理される。そして、この管理内容に基づいて、所定移動体に関する商品又は役務のユーザへの提供(例えばアフターマーケットに関する商品又は役務の提供)に関する支援が行われる。その結果、所定移動体に関する商品又は役務として、ユーザにとってさらに一段と好適な各種各様なものの提供が可能になる。具体的には例えば、アフターマーケットの事業者とユーザをマッチングさせる仕組みを設けることもできる。
を前記支援手段は含むことができる。
また、利用状況を利用して、ユーザの所定移動体や所定端末の利用を促進する仕組みを設けることが可能となる。具体的には例えば、ポイントやランク等の態様によって利用状況を分かり易く表現することで、ユーザの所定移動体や所定端末の利用を促進し得る。ここで、ユーザの所定移動体や所定端末の利用が促進されるほど、ユーザから取得される付加情報の内容は詳細になる。その結果、ユーザに好適な商品又は役務の推定が容易になり、商品又は役務の提供者における負担を削減することが可能となる(例えばアフターマーケットの事業者は、マーケティングにおける費用を削減することが可能となる)。そしてその削減された負担は、翻ってユーザを含むアプリの利用者全体の利益となり得る。このように、利用状況を利用して、ユーザによる所定移動体や所定端末の利用を促進し、それがアプリ利用者全体の利益となる好循環をつくることが可能となる。
をさらに備え、
前記移動体情報取得手段は、前記特定情報に基づいて、前記移動体情報の少なくとも一部の情報であって、前記所定移動体の検査に関する情報を、検査情報(例えば、検査情報)として取得することができる。
をさらに備え、
前記特定情報取得手段は、前記ユーザによる前記所定端末の利用により、前記特定情報の加工がなされた場合、当該加工がなされた当該特定情報をさらに取得することができる。
前記移動体情報取得手段は、前記利用時間以外のタイミングで前記特定情報が得られた場合、前記検査情報の前記記憶媒体からの取得を禁止し、次以降の前記利用時間のタイミングで、前記検査情報の前記記憶媒体からの取得を許可することができる。
これにより例えば、ナンバープレートの画像から特定情報が取得された後、所定移動体の検査情報の取得を実行せずに処理待ち行列に保存して、後段に続く他の処理を先に実行させることができる。その結果、例えばユーザが移動体情報の取得にかかるユーザ端末2の利用を実行できない時間帯が生じることを防止することができる。
前記ユーザによる前記所定端末の利用により前記媒体から得られた前記証明情報を取得する証明情報取得手段をさらに備え、
前記管理手段は、前記証明情報が取得された場合、前記検査情報を前記移動体情報の少なくとも一部として、前記ユーザ情報に紐付けて管理することができる。
Claims (9)
- 所定移動体の種類を示す種類情報を含む当該所定移動体の検査に関する情報が検査情報として、当該所定移動体を特定可能な特定情報と対応付けられて第1データベースに保存されており、
前記所定移動体の種類全体についてのカタログ情報が第2データベースに保存されている状態で、
処理を実行する情報処理装置であって、
前記特定情報が付された前記所定移動体を利用するユーザによる所定端末の利用に基づいて、当該ユーザに関する情報をユーザ情報として取得するユーザ情報取得手段と、
前記所定端末に内蔵されたカメラにより、前記特定情報を含む前記所定移動体が前記ユーザにより撮像された結果得られる撮像画像を取得し、当該撮像画像に基づいて前記特定情報を取得する特定情報取得手段と、
取得された前記特定情報に基づいて前記検査情報を前記第1データベースから取得し、当該検査情報に含まれる前記種類情報に基づいて前記カタログ情報を取得する移動体情報取得手段と、
前記所定移動体についての前記検査情報及び前記カタログ情報を移動体情報として、前記ユーザ情報と前記移動体情報とを紐付けて管理する管理手段と、
前記管理手段の管理の内容に基づいて、前記所定移動体に関する商品又は役務の前記ユーザへの提供を支援する処理を実行する支援手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記ユーザによる前記所定端末の利用に基づいて、前記ユーザによる前記所定移動体の利用に関する情報であって、前記ユーザ情報及び前記移動体情報とは異なる情報を、カーライフ情報として取得するカーライフ情報取得手段をさらに備え、
前記管理手段は、前記ユーザ情報と前記移動体情報とに加えて、前記カーライフ情報を紐付けて管理する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザ情報、前記移動体情報、及び前記カーライフ情報の取得の際の前記ユーザによる前記所定端末の利用に基づくパラメータを含む1以上のパラメータに基づいて、前記ユーザによる前記所定移動体と前記所定端末との少なくとも一方の利用状況の度合いを示す情報を取得又は生成して、前記所定端末を介して前記ユーザに提供する利用状況提供手段、
を前記支援手段は含む、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記特定情報取得手段により取得された前記特定情報を、当該所定端末を介して前記ユーザに提示する提示手段、
をさらに備え、
前記特定情報取得手段は、前記ユーザによる前記所定端末の利用により、前記特定情報の加工がなされた場合、当該加工がなされた当該特定情報をさらに取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記検査情報は、利用時間が規定されている前記第1データベースに記憶されており、
前記移動体情報取得手段は、前記利用時間以外のタイミングで前記特定情報が得られた場合、前記検査情報の前記第1データベースからの取得を禁止し、次以降の前記利用時間のタイミングで、前記検査情報の前記第1データベースからの取得を許可する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザが前記所定移動体を利用可能であることを証明する証明情報とともに、前記検査情報の少なくとも一部の複製が示された媒体を、前記ユーザは保持しており、
前記ユーザによる前記所定端末の利用により前記媒体から得られた前記証明情報を取得する証明情報取得手段をさらに備え、
前記管理手段は、前記証明情報が取得された場合、前記検査情報を前記移動体情報の少なくとも一部として、前記ユーザ情報に紐付けて管理する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 少なくとも前記移動体情報に基づいて、前記所定移動体の売却に関する情報を取得又は生成して、前記所定端末を介して前記ユーザに提供する売却情報提供手段
を前記支援手段は含む、
請求項1乃至6のうち何れか1項に記載の情報処理装置。 - 少なくとも前記移動体情報に基づいて、前記所定移動体のリコールに関する情報を取得又は生成して、前記所定端末を介して前記ユーザに提供するリコール情報提供手段
を前記支援手段は含む、
請求項1乃至7のうち何れか1項に記載の情報処理装置。 - 所定移動体の種類を示す種類情報を含む当該所定移動体の検査に関する情報が検査情報として、当該所定移動体を特定可能な特定情報と対応付けられて第1データベースに保存されており、
前記所定移動体の種類全体についてのカタログ情報が第2データベースに保存されている状態で、
処理を実行するコンピュータに、
前記特定情報が付された前記所定移動体を利用するユーザによる所定端末の利用に基づいて、当該ユーザに関する情報をユーザ情報として取得するユーザ情報取得ステップと、
前記所定端末に内蔵されたカメラにより、前記特定情報を含む前記所定移動体が前記ユーザにより撮像された結果得られる撮像画像を取得し、当該撮像画像に基づいて前記特定情報を取得する特定情報取得ステップと、
取得された前記特定情報に基づいて前記検査情報を前記第1データベースから取得し、当該検査情報に含まれる前記種類情報に基づいて前記カタログ情報を取得する移動体情報取得ステップと、
前記所定移動体についての前記検査情報及び前記カタログ情報を移動体情報として、前記ユーザ情報と前記移動体情報とを紐付けて管理する管理ステップと、
前記管理ステップの管理処理の内容に基づいて、前記所定移動体に関する商品又は役務の前記ユーザへの提供を支援する処理を実行する支援ステップと、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
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