JP7397471B2 - 模型船試験自動化システム - Google Patents

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Description

本発明は、模型船を用いて水槽で行う抵抗試験や自航試験等の自動化を可能とする模型船試験自動化システムに関する。
図10は模型船の概略構成を示す図であり、図10(a)は側面図、図10(b)はプロペラボス周辺の断面図である。なお、図10(a)では模型船の内部に配置された機器類も表している。
模型船は、模型船本体1と、プロペラ2と、モーター/ギアボックス等の駆動手段3と、自航動力計4と、舵5を備える。スターンチューブ6内に通された駆動軸7は、一端側はジョイント8により自航動力計4と接続し、他端側にはプロペラ2とプロペラキャップ9が装着され、中間部にはスリーブ10が嵌着されている。プロペラボス11には、キー12が挿入されるキー溝13が形成されている。舵5は舵軸14により模型船本体1に取り付けられている。また、模型船本体1のうち、スターンチューブ6の前端側下方の船底には、駆動軸7から浸水した水を堰き止める堰15が設けられている。模型船は長さ数百メートル等の水槽16を利用した模型船試験に用いられる。
図11は従来の模型船試験に用いる模型船の概略構成図であり、図11(a)は抵抗試験における状態を示し、図11(b)は自航試験における状態を示している。
図11(a)に示すように、抵抗試験においては、駆動軸7の一端側は自航動力計4と切り離される。また、駆動軸7の他端にはボスキャップ17が装着される。一方、図11(b)に示すように、自航試験においては、駆動軸7と自航動力計4がジョイント8によって接続される。また、駆動軸7の他端にはプロペラ2が装着される。
このため、抵抗試験を実施した後に自航試験を実施する場合は、自航試験に合わせた状態換装を行うため模型船本体1にプロペラ2を装着する。プロペラ2の装着には、ボスキャップ17の取り外しと、駆動軸7を船体の外側へ引き出してのプロペラ2の装着(溝あわせ)と、ジョイント8による自航動力計4の接続及び固定と、プロペラキャップ9の装着及び固定が必要である。なお、曳引車18上には、駆動手段3を制御する制御盤19と、自航動力計4のデータを記録するデータロガー20が設けられる。
また、自航試験を実施した後に抵抗試験を実施する場合は、抵抗試験に合わせた状態換装を行うため模型船本体1からプロペラ2を取り外す。この場合は、ジョイント8の取り外しと、プロペラキャップ9の固定解除及び取り外しと、船体の内側への駆動軸7の引き込み(駆動軸7から浸水しない程度)と、プロペラ2の取り外しと、浸水予防としてのボスキャップ17の装着を行う。
また、プロペラ2を装着せずにスラスト等の計測を行うアイドル計測を実施する場合は、駆動軸7を船体の外側へ引き出してのダミーボスの装着(溝あわせ)と、ジョイント8による自航動力計4の接続及び固定と、プロペラキャップ9の装着及び固定を行う。
これらの状態換装は、舵5とプロペラ2との間隔が狭い(数mm)こともあり、手が入らずそのままでは作業できないため、舵5を舵軸14まわりに回転させて隙間を作ってプロペラ2やプロペラキャップ9等を装着する必要があり、手間がかかっている。
ここで、特許文献1には、大洋船及び内水船について、プロペラを解体することなく、プロペラシャフトのパッキンや軸受等を交換するシステムが開示されている。
また、特許文献2には、自由に変形し得る弾性体で構成される実物縮尺の模型船を用い、同一共試体で水槽内における試験を繰り返す模型船の自由変形制御システムが開示されている。
また、特許文献3には、主台車の走行方向と直交する方向に主台車上で走行する副台車に設けられた回転盤に、水槽内に浮かべられた模型船を拘束する位置が、主台車、副台車および回転盤の制御変数に応じ予め求められた模型船の曳航による加速終了後の回転盤に対する相対位置に設定されるように、模型船拘束位置調整手段が設けられた模型船用試験水槽設備が開示されている。
特開昭59-77998号公報 特開昭52-110653号公報 特開2009-121855号公報
模型船試験の効率化のためには、プロペラの装着等を自動化することが有効である。しかし、特許文献1から特許文献3は、いずれも模型船のプロペラの装着等を自動化しようとするものではない。
そこで本発明は、プロペラの模型船本体への装着等を自動化して試験を効率的に実施することができる模型船試験自動化システムを提供することを目的とする。
請求項1記載に対応した模型船試験自動化システムにおいては、水槽を利用した模型船試験の自動化システムであって、模型船本体と、模型船本体に着脱可能なプロペラと、プロペラを駆動軸を介して駆動する駆動手段と、模型船本体にプロペラを自動的に着脱する自動プロペラ着脱手段と、模型船本体にプロペラを装着した状態での試験に供する駆動軸に取り付けられた自航動力計と、駆動軸を駆動手段及び自航動力計とともに模型船本体の前後方向に移動させるスライド手段と、模型船本体に自動プロペラ着脱手段を使用してプロペラを自動的に着脱するにあたりスライド手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、自動プロペラ着脱手段によるプロペラの装着時又は離脱時に、スライド手段により駆動軸を後方又は前方に移動させる制御を行うことを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、プロペラの模型船本体への着脱を自動化して模型船試験の効率を向上させることができる。また、駆動軸とともに自航動力計をスライドでき、プロペラ等の着脱を効率よく短時間で行うことができる。また、駆動軸を前後方向に移動させることにより、プロペラの着脱を効率よく短時間で行うことができる。なお、自動化には模型船試験を自動で行う自動化、無人で行う無人化、自律的に行う自律化を含むものとする
求項記載の本発明は、スライド手段は、駆動手段、自航動力計、及び駆動軸を、模型船本体の上部から吊り下げる形式の上部設置型、又は模型船本体の底面から支持する形式のマウント型であることを特徴とする。
請求項に記載の本発明によれば、上部設置型ではスライド手段を比較的簡便に設置することができ、また、マウント型ではスライド手段を比較的シンプルな構成とすることができる。
請求項記載の本発明は、自動プロペラ着脱手段は、プロペラを模型船本体よりも下方から持ち上げる、又は模型船本体から下方に降ろす昇降手段を有したことを特徴とする。
請求項に記載の本発明によれば、後方の舵等に煩わされることなく、プロペラの上下位置を短時間で着脱位置に合わせることができる。
請求項記載の本発明は、自動プロペラ着脱手段は、把持したプロペラを着脱のために前後方向及び左右方向の少なくとも一方に位置調節する位置調節手段を有したことを特徴とする。
請求項に記載の本発明によれば、プロペラの前後位置及び左右位置を短時間で着脱位置に合わせることができる。
請求項記載の本発明は、制御手段は、昇降手段及び位置調節手段の少なくとも一方を制御して模型船本体にプロペラを駆動軸に心合わせし嵌合させることを特徴とする。
請求項に記載の本発明によれば、プロペラを駆動軸に精度よく装着することができる。
請求項記載の本発明は、自動プロペラ着脱手段は、プロペラを駆動軸に装着後にプロペラを駆動軸に固定し、また離脱時に固定を解除する固定解除手段を有したことを特徴とする。
請求項に記載の本発明によれば、固定解除手段を用いて駆動軸へのプロペラの固定と解除を迅速に行うことができる。
請求項記載の本発明は、制御手段は、自動プロペラ着脱手段を用いてプロペラの装着後又は離脱後にプロペラキャップ又はボスキャップを装着する制御を行うことを特徴とする。
請求項に記載の本発明によれば、プロペラの固定やプロペラ後流の円滑化を図るためのプロペラキャップやボスキャップの着脱を自動化することができる。
請求項記載の本発明は、自動プロペラ着脱手段は、プロペラの着脱時における落下防止機構を有したことを特徴とする。
請求項に記載の本発明によれば、万が一、プロペラが落下しかけた場合に完全に落下することを防ぎ、プロペラが損傷することを防止できる。
請求項記載の本発明は、制御手段を水槽の固定部分に設置し、模型船の試験を実施するための試験制御手段を模型船本体又は模型船本体を曳引する曳引車上に設置し、制御手段と試験制御手段とを無線通信で連係したことを特徴とする。
請求項に記載の本発明によれば、制御手段による状態換装、試験制御手段による模型船試験の開始や終了等を連係して行い、模型船試験の効率を向上させることができる。
請求項10記載の本発明は、自由航走する模型船を水槽のトリミングタンクに帰着、発進させる模型船帰着発進手段をさらに備え、制御手段を水槽の固定部分に設置し、模型船の試験を実施するための試験制御手段を自由航走する模型船本体に設置し、制御手段と試験制御手段とを無線通信で連係したことを特徴とする。
請求項10に記載の本発明によれば、自由航走する模型船の場合、模型船帰着発進手段を用いて自動的に模型船をトリミングタンクに帰着又は発進させることができる。また、制御手段による状態換装、試験制御手段による模型船試験の開始や終了等を連係して行い、自由航走模型船試験の効率を向上させることができる。
請求項11記載の本発明は、制御手段による模型船試験の準備及び後処理と、試験制御手段による模型船試験の実施とを統合的に制御する統合制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項11記載の本発明によれば、制御手段による試験の準備、試験制御手段による模型船試験の実施、制御手段による後処理が統合的に制御されることで、模型船試験をより効率的に実施することができる。
請求項12記載の本発明は、水槽における水面変動を検出する水面変動検出手段、及び水槽における水流を検出する水流検出手段の少なくとも一方を備え、試験制御手段は、水面変動又は水流の少なくとも一方が所定の範囲に収まった場合に模型船試験を開始することを特徴とする。
請求項12記載の本発明によれば、波待ちのタイミングを自動認識させることで、模型船試験の精度を向上することができる。
請求項13記載の本発明は、統合制御手段をネットワークを介して模型船試験要請手段と連係させたことを特徴とする。
請求項13記載の本発明によれば、遠隔地からの模型船試験の要請を受け、状態換装を自動化、無人化、又は自律化した模型船試験を行うことができる。
本発明の模型船試験自動化システムによれば、プロペラの模型船本体への着脱を自動化して模型船試験の効率を向上させることができる。また、駆動軸とともに自航動力計をスライドでき、プロペラ等の着脱を効率よく短時間で行うことができる。また、駆動軸を前後方向に移動させることにより、プロペラの着脱を効率よく短時間で行うことができる。
また、スライド手段は、駆動手段、自航動力計、及び駆動軸を、模型船本体の上部から吊り下げる形式の上部設置型、又は模型船本体の底面から支持する形式のマウント型である場合には、上部設置型ではスライド手段を比較的簡便に設置することができ、また、マウント型ではスライド手段を比較的シンプルな構成とすることができる。
また、自動プロペラ着脱手段は、プロペラを模型船本体よりも下方から持ち上げる、又は模型船本体から下方に降ろす昇降手段を有した場合には、後方の舵等に煩わされることなく、プロペラの上下位置を短時間で着脱位置に合わせることができる。
また、自動プロペラ着脱手段は、把持したプロペラを着脱のために前後方向及び左右方向の少なくとも一方に位置調節する位置調節手段を有した場合には、プロペラの前後位置及び左右位置を短時間で着脱位置に合わせることができる。
また、制御手段は、昇降手段及び位置調節手段の少なくとも一方を制御して模型船本体にプロペラを駆動軸に心合わせし嵌合させる場合には、プロペラを駆動軸に精度よく装着することができる。
また、自動プロペラ着脱手段は、プロペラを駆動軸に装着後にプロペラを駆動軸に固定し、また離脱時に固定を解除する固定解除手段を有した場合には、固定解除手段を用いて駆動軸へのプロペラの固定と解除を迅速に行うことができる。
また、制御手段は、自動プロペラ着脱手段を用いてプロペラの装着後又は離脱後にプロペラキャップ又はボスキャップを装着する制御を行う場合には、プロペラの固定やプロペラ後流の円滑化を図るためのプロペラキャップやボスキャップの着脱を自動化することができる。
また、自動プロペラ着脱手段は、プロペラの着脱時における落下防止機構を有した場合には、万が一、プロペラが落下しかけた場合に完全に落下することを防ぎ、プロペラが損傷することを防止できる。
また、制御手段を水槽の固定部分に設置し、模型船の試験を実施するための試験制御手段を模型船本体又は模型船本体を曳引する曳引車上に設置し、制御手段と試験制御手段とを無線通信で連係した場合には、制御手段による状態換装、試験制御手段による模型船試験の開始や終了等を連係して行い、模型船試験の効率を向上させることができる。
また、自由航走する模型船を水槽のトリミングタンクに帰着、発進させる模型船帰着発進手段をさらに備え、制御手段を水槽の固定部分に設置し、模型船の試験を実施するための試験制御手段を自由航走する模型船本体に設置し、制御手段と試験制御手段とを無線通信で連係した場合には、自由航走する模型船の場合、模型船帰着発進手段を用いて自動的に模型船をトリミングタンクに帰着又は発進させることができる。また、制御手段による状態換装、試験制御手段による模型船試験の開始や終了等を連係して行い、自由航走模型船試験の効率を向上させることができる。
また、制御手段による模型船試験の準備及び後処理と、試験制御手段による模型船試験の実施とを統合的に制御する統合制御手段をさらに備えた場合には、制御手段による試験の準備、試験制御手段による模型船試験の実施、制御手段による後処理が統合的に制御されることで、模型船試験をより効率的に実施することができる。
また、水槽における水面変動を検出する水面変動検出手段、及び水槽における水流を検出する水流検出手段の少なくとも一方を備え、試験制御手段は、水面変動又は水流の少なくとも一方が所定の範囲に収まった場合に模型船試験を開始する場合には、波待ちのタイミングを自動認識させることで、模型船試験の精度を向上することができる。
また、統合制御手段をネットワークを介して模型船試験要請手段と連係させた場合には、遠隔地からの模型船試験の要請を受け、状態換装を自動化、無人化、又は自律化した模型船試験を行うことができる。
本発明の実施形態による模型船試験自動化システムのブロック図 同自動プロペラ着脱手段の一例を示す概略図 同スライド手段の一例を示す概略図 同スライド手段の一例を示す概略図 同模型船試験自動化システムの構成を示す上面図 同本自動プロペラ着脱手段の他の例を示す概略図 同スライド手段の他の例を示す概略図 同トリミングタンクに帰着する模型船を上方から見た概略図 本発明の他の実施形態による模型船試験自動化システムのブロック図 模型船の概略構成を示す図 従来の模型船試験に用いる模型船の概略構成図
以下に、本発明の実施形態による模型船試験自動化システムについて説明する。
図1は模型船試験自動化システムのブロック図である。
模型船試験自動化システムは、模型船本体1と、模型船本体1に着脱可能なプロペラ2と、プロペラ2を駆動軸(プロペラ軸)7を介して駆動するモーター/ギアボックス等の駆動手段3と、模型船本体1にプロペラ2を自動的に着脱する自動プロペラ着脱手段21と、試験に供されスラスト/トルクを計測する自航動力計4と、駆動軸7を模型船本体1の前後方向に移動させるスライド手段22と、自動プロペラ着脱手段21及びスライド手段22に対する制御を行う制御手段23を備える。
図2は自動プロペラ着脱手段の一例を示す概略図であり、模型船を後方から見た状態を示している。図2(a)は昇降手段を縮ませた状態、図2(b)は昇降手段を伸ばした状態、図2(c)は昇降手段を更に伸ばした状態である。また、図2(a)(b)では模型船本体のプロペラ面フレームラインαも示している。
模型船試験が行われる水槽16には模型船の発着場となるトリミングタンク24が連接している。模型船の状態換装はトリミングタンク24内で行われる。
自動プロペラ着脱手段21は、プロペラ2の着脱を行う位置に設けられる。自動プロペラ着脱手段21は、プロペラ2を把持する把持手段25と、把持したプロペラ2を模型船本体1よりも下方から持ち上げる昇降手段26と、把持したプロペラ2の前後方向及び左右方向の位置を調節する位置調節手段27と、駆動軸7へのプロペラ2の固定と固定解除を行う固定解除手段28と、プロペラ2が着脱時にトリミングタンク24の底に落下することを防止する落下防止機構29と、水面Wを感知する水面感知機構30を有する。
把持手段25は、昇降手段26の上部に設けられている。把持手段25には、レーザーを利用した位置合わせ機構31が設けられている。位置合わせ機構31は、プロペラ2を着脱位置に合わせる際に用いる。
昇降手段26は、トリミングタンク24の底に設置された基部32と、基部32に支持され鉛直方向に伸縮可能な伸縮部33を有し、着脱位置に対するプロペラ2の上下位置合わせに用いられる。昇降手段26を用いることで、後方の舵5等に煩わされることなく、プロペラ2の上下位置を短時間で着脱位置に合わせることができる。なお、昇降手段26を、模型船本体1よりも上方から下方に降ろすタイプとしてもよい。また、昇降手段26をトリミングタンク24の側部や曳引車18に設置することもできる。
位置調節手段27は、着脱位置に対するプロペラ2の前後左右位置合わせに用いられ、基部32をトリミングタンク24の底に沿って前後左右に移動させる。位置調節手段27を用いることで、プロペラ2の前後位置及び左右位置を短時間で着脱位置に合わせることができる。
固定解除手段28はトルクレンチを有する。プロペラ2の装着時は、プロペラ2が駆動軸7に装着された後に、固定解除手段28がプロペラキャップ9を締め付けてプロペラ2を駆動軸7に固定する。また、プロペラ2の離脱時は、プロペラ2を取り外す前に、固定解除手段28がプロペラキャップ9を弛めて固定を解除する。固定解除手段28を用いることで、駆動軸7へのプロペラ2の固定と解除を迅速に行うことができる。
落下防止機構29は、プロペラ2が着脱作業中に万一落下しかけた場合に受け止めて完全に落下することを防ぐように把持手段25の下方に設けられている。受け止めるときのプロペラ2の損傷を防止するため、落下防止機構29の上面にはゴム等の軟質材料を用いている。また、受け止めたプロペラ2が転がって落下防止機構29から転落することを防止するため、落下防止機構29は椀状としている。
プロペラ2の着脱作業は、水面W下で行うことも、水面W上で行うこともできる。自動プロペラ着脱手段21は、水面感知機構30による水面Wの感知を基に、把持手段25が水面W上にあるか水面W下にあるかを判断することができる。
また、自動プロペラ着脱手段21は、プロペラ2の着脱と同様にして、プロペラキャップ9、ボスキャップ17、及びダミーボスの着脱を行うことができる。この場合は、例えば、把持手段25と併せて、プロペラキャップ9、ボスキャップ17、及びダミーボスを把持する手段を昇降手段26の上部に設け、着脱を行う部品に応じて互いの位置を入れ替えればよい。
また、自動プロペラ着脱手段21は、模型船本体1や舵5に取り付けるダクトやバルブ等の省エネ付加物の着脱にも同様に適用することができる。
図3及び図4はスライド手段の一例を示す概略図であり、模型船を左方から見た状態を示している。図3(a)は抵抗試験を行う際の状態、図3(b)は自航試験を行う際の状態である。また、図4(a)は自航試験を行う際の状態、図4(b)はアイドル計測試験を行う際の状態である。
模型船は、模型船本体1と、プロペラ2と、モーター/ギアボックス等の駆動手段3と、自航動力計4と、舵5を備える。スターンチューブ6内に通された駆動軸7は、一端側はジョイント8により自航動力計4と接続し、他端側にはプロペラ2とプロペラキャップ9が装着され、中間部にはスリーブ10が嵌着されている。プロペラボス11には、溝合わせしてキー12が挿入されるキー溝13が形成されている(図10(b)参照)。舵5は舵軸14により模型船本体1に取り付けられている。また、駆動軸7には水槽16の水を利用した水潤滑を行っている。模型船本体1のうち、スターンチューブ6の前端側下方の船底には、駆動軸7から潤滑のために微量を浸水させた水を堰き止める堰15が設けられている。
また、模型船本体1を曳引する曳引車18上には、駆動手段3を制御する制御盤19と、自航動力計4のデータを記録するデータロガー20と、スライド手段22を制御する制御手段23としてスライド制御手段23Aが設けられている。
スライド手段22は、模型船本体1の両舷上部に設けられた本体部34と、本体部34から垂下した垂下部35を有する。垂下部35の上端は本体部34に固定され、垂下部35の下端は駆動手段3又は自航動力計4に固定されている。スライド手段22を前後方向(船長方向)に移動させると、駆動手段3及び自航動力計4が前後方向に移動する。自航動力計4はジョイント8により駆動軸7に取り付けられているため、駆動手段3及び自航動力計4の移動に伴って駆動軸7も前後方向に移動する。このように、スライド手段22を、駆動手段3、自航動力計4、及び駆動軸7を、模型船本体1の上部から吊り下げる形式の上部設置型とすることで、スライド手段22を比較的簡便に設置することができる。
抵抗試験時は、図3(a)に示すように、スライド手段22によって駆動軸7とともに自航動力計4を前方へ移動させ、駆動軸7の後端にボスキャップ17を装着する。
抵抗試験の後、自航試験を行うために状態換装する際は、図3(b)に示すように、スライド手段22によって駆動軸7とともに自航動力計4を後方へ移動させ、プロペラ2及びプロペラキャップ9を装着する。
自航試験の後、アイドル計測試験を行うために状態換装する際は、図4(b)に示すように、駆動軸7の位置はそのまま、プロペラ2に替えてダミーボス36を装着する。
このように、スライド手段22を用いることで、駆動軸7とともに自航動力計4をスライドでき、プロペラ2、プロペラキャップ9、ボスキャップ17、及びダミーボス36の着脱を効率よく短時間で行うことができる。
なお、駆動軸7からの浸水量を測定する浸水量検知機構(不図示)と、排水機構(不図示)を、模型船本体1に設置することが好ましい。浸水量検知機構が所定量以上の浸水量を検知した場合は、排水機構を作動させて排水することで、水が堰15から溢れ出すことを防止できる。また、浸水量検知機構が所定量以上の浸水量を検知した場合に、自動プロペラ着脱手段21やスライド手段22等の動作を停止する浸水対応手段(不図示)を設けてもよい。
図5は模型船試験自動化システムの構成を示す上面図である。なお、模型船の内部に配置された機器類も表している。
水槽16及びトリミングタンク24が設置された建屋内には、自動プロペラ着脱手段21を制御する制御手段23として着脱制御手段23Bが設けられている。スライド制御手段23Aと着脱制御手段23Bとは互いに通信可能に構成されている。
制御手段23は、自動プロペラ着脱手段21を使用して模型船本体1にプロペラ2を自動装着し、自航動力計4を使用可能に設定する制御を行う。これにより、模型船本体1にプロペラ2を装着した状態で自航動力計4を使用する試験への状態換装が自動で行われ、模型船試験の効率を向上させることができる。
また、制御手段23は、自航動力計4を使用不可に設定し、自動プロペラ着脱手段21を用いて、離脱又は装着されているプロペラ2を模型船本体1に着脱させる制御を行う。これにより、プロペラ2の着脱時の自航動力計4への負荷の増加や不要な電力供給を防止し、安全性を維持しつつ模型船試験の効率を向上させることができる。
また、制御手段23は、自動プロペラ着脱手段21によるプロペラ2の装着時又は離脱時に、スライド手段22により駆動軸7を前後方向に移動させる。これにより、プロペラ2の着脱を効率よく短時間で行うことができる。
また、制御手段23は、昇降手段26及び位置調節手段27を制御して、軸心及びキー溝13を検知し、プロペラ2を駆動軸7に心合わせし模型船本体1に嵌合させる。これにより、プロペラ2を駆動軸7に精度よく装着することができる。
また、制御手段23は、自動プロペラ着脱手段21を用いて、プロペラ2の装着後又は離脱後にプロペラキャップ9又はボスキャップ17についても、軸心を検知し位置決めした後に装着する制御を行う。このようにプロペラ2の固定やプロペラ後流の円滑化を図るためのプロペラキャップ9やボスキャップ17の着脱を自動化することにより、模型船試験の効率を向上させることができる。
なお、プロペラ2の装着又は離脱時に、制御手段23が舵軸14を操作し舵5を横に向けることにより、自動プロペラ着脱手段21によるプロペラ2の着脱用のスペースを確保することができる。
次に、自動プロペラ着脱手段の他の例について説明する。
図6は自動プロペラ着脱手段の他の例を示す概略図であり、図6(a)(b)は模型船を後方から見た状態を示し、図6(c)は模型船を上方から見た状態を示している。また、図6(a)(b)では模型船本体のプロペラ面フレームラインαも示し、図6(c)ではシャフト高さウォーターラインβも示している。なお、上記した実施形態と同一機能部材には同一符号を付して説明を省略する。
トリミングタンク24には模型船を載置して昇降可能なリフター37が設置されている。模型船を載せたリフター37を上昇させることで、模型船を水面Wよりも上げて状態換装を行うことができる。これにより、駆動軸7から模型船本体1内にトリミングタンク24の水が浸入することを効果的に防止できる。
また、リフター37の高さを一定に保持しておき、水槽16との水の往来を止めたトリミングタンク24内の水を排水して模型船の船底よりも水位を下げることによっても、模型船を水面Wよりも上げて状態換装を行うことができる。図6(b)では、排水する前の水面W’を破線で示している。なお、水槽16の水位を検出する水位検出手段を備えた場合は、状態換装や模型船試験に当たり制御面からも有用である。
図6(a)(c)には、昇降手段26の基部32をトリミングタンク24の底面に設置した自動プロペラ着脱手段21を示している。昇降手段26は、トリミングタンク24の底に設置された基部32と、基部32に支持された伸縮部33を有する。伸縮部33の上部には張出手段38が回転手段39を介して設けられている。張出手段38は、水平方向に回動自在であり、先端には把持手段25が設けられている。この自動プロペラ着脱手段21によれば、プロペラ2やプロペラキャップ9を模型船本体1よりも下方から持ち上げて着脱を行うことができる。
図6(b)には、昇降手段26の基部32を曳引車18の下面に設置した自動プロペラ着脱手段21を示している。昇降手段26は、曳引車18の下面に設置された基部32と、基部32に吊り下げられた伸縮部33を有する。伸縮部33の下部には張出手段38が回転手段39を介して設けられている。張出手段38は、水平方向に回動自在であり、先端には把持手段25が設けられている。この自動プロペラ着脱手段21によれば、プロペラ2やプロペラキャップ9を模型船本体1よりも上方から降ろして着脱を行うことができる。
図6(a)の自動プロペラ着脱手段21も、図6(b)の自動プロペラ着脱手段21も、昇降手段26をプロペラ2やプロペラキャップ9等の着脱位置に対して側方に設けている。これにより、昇降手段26とリフター37との干渉を避けやすくなる。
次に、スライド手段の他の例について説明する。
図7はスライド手段の他の例を示す概略図であり、図7(a)は抵抗試験を行う際の状態、図7(b)は自航試験を行う際の状態である。なお、上記した実施形態と同一機能部材には同一符号を付して説明を省略する。
スライド手段22は、模型船本体1の船底に設けられた前後方向に移動可能な移動台40を有する。移動台40には駆動手段3及び自航動力計4が載置されている。スライド手段22を前後方向(船長方向)に移動させると、駆動手段3及び自航動力計4が前後方向に移動する。自航動力計4はジョイント8により駆動軸7に取り付けられているため、駆動手段3及び自航動力計4の移動に伴って駆動軸7も前後方向に移動する。このように、スライド手段22を、駆動手段3、自航動力計4、及び駆動軸7を、模型船本体1の底面から支持する形式のマウント型とすることで、スライド手段22を比較的シンプルな構成とすることができる。
抵抗試験時は、図7(a)に示すように、スライド手段22によって駆動軸7を前方へ移動させ、駆動軸7の後端にボスキャップ17を装着する。
抵抗試験の後、自航試験を行うために状態換装する際は、図7(b)に示すように、スライド手段22によって駆動軸7を後方へ移動させ、プロペラ2及びプロペラキャップ9を装着する。
次に、自由航走する模型船を用いた模型船試験自動化システムについて説明する。
図8はトリミングタンクに帰着する模型船を上方から見た概略図である。なお、上記した実施形態と同一機能部材には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態による模型船試験自動化システムに用いる模型船は、曳引車18に曳引されず無線操縦等により自由に航走する模型船である。水槽16内での模型船の自船位置確認方法には、水中音波、画像認識、又は疑似GPS信号等を利用する。
自動プロペラ着脱手段21はトリミングタンク24に設けられ、スライド手段22は模型船本体1に設けられている。また、制御手段23のうちスライド制御手段23Aは模型船本体1内に設置され、着脱制御手段23Bは水槽16の固定部分に設置されている。スライド制御手段23Aへの制御信号は無線にて伝送される。なお、「水槽16の固定部分」には、床面や、水槽のうち可動部以外の部分を含む。
また、トリミングタンク24には、模型船帰着発進手段41が設けられている。模型船帰着発進手段41は、模型船のサイズに合わせて水路幅を調節する一対のガイド機構42を、水路の前後二箇所に有する。なお、水路の側壁43には、模型船が接触しても損傷しないように保護材を設けている。ガイド機構42には距離センサー(不図示)が設置されており、模型船帰着発進手段41は、模型船との距離を計測し、センターラインCに沿って模型船が帰着するように誘導する。これにより、スムーズに模型船を帰着させ次の試験に備えて状態換装を行うことができる。
なお、トリミングタンク24の近傍にロボットアームを設置し、帰着した模型船をロボットアームでキャッチすることもできる。
次に、本発明の他の実施形態による模型船試験自動化システムについて説明する。
図9は本発明の他の実施形態による模型船試験自動化システムのブロック図である。
本実施形態による模型船試験自動化システムは、模型船の試験を実施するための試験制御手段44と、統合制御手段45と、水槽16における水面変動を検出する水面変動検出手段(不図示)と、水槽16における水流を検出する水流検出手段(不図示)と、実施する模型船試験についての条件等を入力する模型船試験要請手段46をさらに備える。
統合制御手段45は、制御手段23による模型船試験の準備及び後処理と、試験制御手段44による模型船試験の実施とを統合的に制御する。制御手段23による試験の準備、試験制御手段44による模型船試験の実施、制御手段23による後処理が統合的に制御されることで、模型船試験をより効率的に実施することができる。
曳引車18を用いた模型船試験を実施する場合は、制御手段23を水槽16の固定部分に設置し、試験制御手段44を模型船本体1又は模型船本体1を曳引する曳引車18上に設置し、制御手段23と試験制御手段44とを無線通信で連係する。これにより、制御手段23による状態換装、試験制御手段44による模型船試験の開始や終了等を連係して行い、模型船試験の効率を向上させることができる。
また、自由航走する模型船を用いた自由航走模型船試験を実施する場合は、制御手段23のうち着脱制御手段23Bを水槽16の固定部分に設置し、スライド制御手段23Aと試験制御手段44を模型船本体1に設置し、制御手段23と試験制御手段44とを無線通信で連係する。これにより、制御手段23による状態換装、試験制御手段44による模型船試験の開始や終了等を連係して行い、自由航走模型船試験の効率を向上させることができる。
また、統合制御手段45は、ネットワークを介して模型船試験要請手段46と連係させている。これにより、遠隔地からの模型船試験の要請を受け、状態換装を自動化、無人化、又は自律化した模型船試験を行うことができる。
また、試験制御手段44は、水面変動検出手段及び水流検出手段を用い、水面変動及び水流が所定の範囲に収まった場合に模型船試験を開始することが可能である。波待ちのタイミングを自動認識させることで、模型船試験の精度を向上することができる。なお、水面変動検出手段及び水流検出手段は、計算により水面変動や水流を検出することもできるが、実際の水面変動や水流を計測することが好ましい。
本発明は、水槽を利用した模型船試験に適用し、模型船試験の効率向上と試験精度の確保に役立てることができる。さらに模型船試験の要請に応じた自動化が図れる。
1 模型船本体
2 プロペラ
3 駆動手段
4 自航動力計
7 駆動軸
9 プロペラキャップ
16 水槽
17 ボスキャップ
18 曳引車
21 自動プロペラ着脱手段
22 スライド手段
23 制御手段
24 トリミングタンク
26 昇降手段
27 位置調節手段
28 固定解除手段
29 落下防止機構
41 模型船帰着発進手段
44 試験制御手段
45 統合制御手段
46 模型船試験要請手段

Claims (13)

  1. 水槽を利用した模型船試験の自動化システムであって、模型船本体と、前記模型船本体に着脱可能なプロペラと、前記プロペラを駆動軸を介して駆動する駆動手段と、前記模型船本体に前記プロペラを自動的に着脱する自動プロペラ着脱手段と、前記模型船本体に前記プロペラを装着した状態での試験に供する前記駆動軸に取り付けられた自航動力計と、前記駆動軸を前記駆動手段及び前記自航動力計とともに前記模型船本体の前後方向に移動させるスライド手段と、前記模型船本体に前記自動プロペラ着脱手段を使用して前記プロペラを自動的に着脱するにあたり前記スライド手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記自動プロペラ着脱手段による前記プロペラの装着時又は離脱時に、前記スライド手段により前記駆動軸を後方又は前方に移動させる制御を行うことを特徴とする模型船試験自動化システム。
  2. 前記スライド手段は、前記駆動手段、前記自航動力計、及び前記駆動軸を、前記模型船本体の上部から吊り下げる形式の上部設置型、又は前記模型船本体の底面から支持する形式のマウント型であることを特徴とする請求項に記載の模型船試験自動化システム。
  3. 前記自動プロペラ着脱手段は、前記プロペラを前記模型船本体よりも下方から持ち上げる、又は前記模型船本体から下方に降ろす昇降手段を有したことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の模型船試験自動化システム。
  4. 前記自動プロペラ着脱手段は、把持した前記プロペラを着脱のために前後方向及び左右方向の少なくとも一方に位置調節する位置調節手段を有したことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の模型船試験自動化システム。
  5. 前記制御手段は、前記昇降手段及び前記位置調節手段の少なくとも一方を制御して前記模型船本体に前記プロペラを前記駆動軸に心合わせし嵌合させることを特徴とする請求項又は請求項に記載の模型船試験自動化システム。
  6. 前記自動プロペラ着脱手段は、前記プロペラを前記駆動軸に装着後に前記プロペラを前記駆動軸に固定し、また離脱時に前記固定を解除する固定解除手段を有したことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の模型船試験自動化システム。
  7. 前記制御手段は、前記自動プロペラ着脱手段を用いて前記プロペラの装着後又は離脱後にプロペラキャップ又はボスキャップを装着する制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の模型船試験自動化システム。
  8. 前記自動プロペラ着脱手段は、前記プロペラの着脱時における落下防止機構を有したことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の模型船試験自動化システム。
  9. 前記制御手段を前記水槽の固定部分に設置し、前記模型船の試験を実施するための試験制御手段を前記模型船本体又は前記模型船本体を曳引する曳引車上に設置し、前記制御手段と前記試験制御手段とを無線通信で連係したことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の模型船試験自動化システム。
  10. 自由航走する前記模型船を前記水槽のトリミングタンクに帰着、発進させる模型船帰着発進手段をさらに備え、前記制御手段を前記水槽の固定部分に設置し、前記模型船の試験を実施するための試験制御手段を自由航走する前記模型船本体に設置し、前記制御手段と前記試験制御手段とを無線通信で連係したことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の模型船試験自動化システム。
  11. 前記制御手段による前記模型船試験の準備及び後処理と、前記試験制御手段による前記模型船試験の実施とを統合的に制御する統合制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項又は請求項10に記載の模型船試験自動化システム。
  12. 前記水槽における水面変動を検出する水面変動検出手段、及び前記水槽における水流を検出する水流検出手段の少なくとも一方を備え、前記試験制御手段は、前記水面変動又は前記水流の少なくとも一方が所定の範囲に収まった場合に前記模型船試験を開始することを特徴とする請求項から請求項11のいずれか1項に記載の模型船試験自動化システム。
  13. 前記統合制御手段をネットワークを介して模型船試験要請手段と連係させたことを特徴とする請求項11又は請求項11を引用する請求項12に記載の模型船試験自動化システム。
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