JP7394574B2 - 空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況の表示方法 - Google Patents

空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況の表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7394574B2
JP7394574B2 JP2019181047A JP2019181047A JP7394574B2 JP 7394574 B2 JP7394574 B2 JP 7394574B2 JP 2019181047 A JP2019181047 A JP 2019181047A JP 2019181047 A JP2019181047 A JP 2019181047A JP 7394574 B2 JP7394574 B2 JP 7394574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
heat
current value
value information
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019181047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021055969A (ja
Inventor
隆司 磯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP2019181047A priority Critical patent/JP7394574B2/ja
Publication of JP2021055969A publication Critical patent/JP2021055969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7394574B2 publication Critical patent/JP7394574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況を表示する方法に関する。さらに詳しくは、多目的インテリジェンスビル、オフィスビル、一般居住ビル、工場等における空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況を表示する方法に関する。
一定規模以上の空気調和設備においては、水や空気等の熱媒体を搬送する機器にインバータ制御された変流量ポンプなどを採用し、熱媒体から熱を取り出して部屋などの対象に対して空気調和を行うため、熱を可変で取り出せるように熱利用側機器に電動二方弁や変風量装置(VAV)等を設けて、対象の熱負荷の負荷変動に応じた変流量・変風量システムを採用することにより、省エネルギーを計るのが一般的である。
また、一定規模以上のこのようなシステムでは、中央監視システムが構築され、空気調和設備などが一括して管理・監視されている。管理運営者は、中央監視装置のディスプレイに表示される空気調和設備の状態や計測値などの情報をもとに、熱源設備や二次側の空調設備の運転状況の監視を行っている。
特許文献1の情報処理装置では、ディスプレイの画面に円図形を表示し、円図形の直径を数量に比例させることで数量を表現している。さらに2つの円図形を同心状に重ねて、2種の異なる分析結果である数量表現図と増減傾向表現図とを対比表示することが開示されている。
また特許文献2の可変給気量制御確認装置では、制御ステータスの種別を色分けして表示している。例えば、冷房中(能力不足)、暖房中(能力不足)の表示領域は赤として、冷房中(満足)、暖房中(満足)の表示領域は青として、冷房中(省エネ可能)、暖房中(省エネ可能)の表示領域は緑として、停止の表示領域は黒として、全開状態の表示領域は白として定型の矩形枠の中に表示する。
さらに特許文献3の空調監視制御システムでは、設定室温と現在室温との所定の乖離温度範囲ごとに空調対象エリアの色データを予め登録している。このシステムは、現在室温が設定温度よりも高い場合は、「暑い」を表現する濃淡を含む色データを取り出し、現在室温が設定温度よりも低い場合は、「寒い」を表現する濃淡を含む色データを取り出し、空調エリア画面の該当する空調対象エリアを空調エリア画面に色表示する。さらに空調制御状況を瞬時に視覚的に認識できるように、VAVユニットの開度範囲(%)とVAVユニットにおける風量調整板の板可動角度との関係をイメージさせるシンボルマークマークを空調エリア画面に表示することが開示されている。
特許3463010号公報 特許4668824号公報 特許5032452号公報
従来から、水や空気などの熱媒体を搬送する熱搬送側機器と、その熱媒体から熱を取り出して利用する熱利用側機器とは、互いに独立して制御されている。省エネルギー手法としてよく用いられる変流量・変風量システムにおいても、熱搬送側機器(水などの熱媒体の輸送を行うポンプ)の制御(ポンプモータのインバータによる回転数制御)と、熱利用側機器(空調機内熱交換器のコイル流量や空調機給気の風量など)の制御(コイル流量を空調機電動二方弁で行う流量制御や変風量装置(VAV)の内部ダンパ開度の制御など)も、互いに独立して制御される。熱搬送側機器は冷凍機などの熱源機械室やそのほかの機械室に設置され、熱利用側機器は空調する対象(室)の空気との熱交換のため対象の近くに設置されており、両者が互いに離れていることも、また、熱媒体の温度、空気の温度という制御対象が異なっていることも、独立して制御されている要因である。
そして、それぞれの機器において、熱媒体の搬送・輸送を制御する制御装置(ポンプ・電動二方弁など)の制御出力値(ポンプモータのインバータの周波数・弁の開度など)は、制御の結果(例えば圧力・室温)を伴って、熱輸送側機器や熱利用側機器でそれぞれに限られて一緒に中央監視装置にて表示されることはあっても、熱輸送側機器と熱利用側機器とを融合して一緒には表示されていなかった。このため搬送側と利用側の機器の状況を一体的に判断するのが難しかった。また一般に、中央監視装置の制御盤などは、数値表示であるので、状況を読み取るのが難しかった。
さらにまたビルや工場における中央監視設備において、空調設備の熱搬送側機器や熱利用側機器という操作器の動作監視や記録のポイントの数は、より快適な、また、より精密な空調を追求するため膨大化する傾向にあり、それらの記録や監視のデータの量は多くなる傾向にあった。これらのデータは、その建築物の制御ポイントとして中央監視設備には入力され表示されているが、イニシャルコストをかけられる場合はビルエネルギー管理システム(BEMS)または運転状況解析に使われるが、通常は中央監視設備の表示に応じた工務担当者の運用に利用するのだが前記数値表示などで参照して運用することは至難の業だった。仮に利用しようとしても、データが膨大であるため、それらを容易に把握できるようにディスプレイ等にまとめて表示するのは難しい。
一方で、ビルや工場における空気調和設備の運用管理において、熱エネルギーの使用状況の適否を日常的に確認することは、より一層の省エネルギー、省CO2が求められる今般の社会情勢において、重要である。
そこで、本発明は、空気調和設備の状況を容易に把握することのできる空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況の表示方法を提供することを課題とする。
(1)本発明の空気調和設備の中央監視装置1は、熱媒体4、4aを搬送する熱搬送側機器2、2a、2bおよび対象を空調するためその熱媒体4、4aから熱を取り出して利用する熱利用側機器3、3a、3bに、熱搬送側機器および熱利用側機器のコントローラ7a、7bを介して通信可能に接続された中央監視装置1であって、それぞれのコントローラ7a、7bの制御出力値12、12a、12bや熱利用側機器の熱媒体の流量操作器出力の現在値及び熱搬送側機器2、2a、2bの流量操作器出力を示す現在値を含む出力値情報12、12a、12b、前記対象の温度を計測する温度計の現在値情報13a、13b、および前記対象の温度設定値や熱媒体の搬送のための最大圧力設定値、熱利用機器の熱媒体の流量操作器最大出力や熱搬送媒体の流量操作器最大出力を含む設定値情報14a、14bを取得する取得手段8と、その取得手段8で取得された情報を、予め登録された変換条件に基づいて表示要素24、25に変換する変換手段9と、表示部11の同じ画面40に、実際に搬送される熱媒体が循環する経路に沿ったことが幾何学的な集合体としてわかる配置で、熱搬送側装置2、2a、2bと前記熱利用側機器3、3a、3bとを表示部に配置して、熱搬送側機器2、2a、2bの表示要素25と熱利用側機器3、3a、3bの表示要素24を1組として表示する表示手段10とからなることを特徴としている。
「出力値情報」とは、コントローラ7a、7bの出力値だけでなく、流量の操作器であるインバータ5aの周波数12aや電動二方弁5bの開度12bを各最大値との比率など、それらに換算できる量を含む概念である。
「現在値情報」とは、制御対象の現在値13a、13bや、それに換算できる値を含む概念である。
「設定値情報」とは、制御対象の設定値や、それに換算できる値を含む概念である。
「取得手段」は、実施形態においては、図6のステップS1がこれに対応する。
「変換手段」は、実施形態においては、図6のステップS3がこれに対応する。
「表示手段」とは、実施形態においては、図6のステップS4がこれに対応する。
(2)このような中央監視装置1は、前記表示要素24、25の各々が、内図形24b、25bと、その内図形24b、25bの外周に配置され形状が固定された外周線24a、25aと、前記内図形24b、25bと外周線24a、25との間に配置される背景色24c、25cとからなり、前記変換手段9は、出力値情報12a、12bを、それに基づく大きさの内図形24b、25bに変換し、前記対象の空調を冷房又は暖房のどちらかに切り替えたことで、熱利用側機器3、3a、3bでは冷房側では暖色に、暖房側では寒色に、熱搬送側機器2、2a、2bでは冷房側でも暖房側でも熱利用側機器3、3a、3bの内図形24b、25bと同色に、前記背景色24c、25cを変換することが好ましい。
(3)また前記変換手段9は、前記設定値情報14a、14bおよび現在値情報13a、13bが室温であり、前記現在値情報13a、13bと前記設定値情報14a、14bとの差が所定の範囲内であるときは、現在値(室温)が適切であることを示す色の外周線24aに変換し、前記現在値情報13a、13bと設定値情報14a、14bとの差が所定値以上の負のときは、現在値(室温)が低すぎることを示す色の外周線24aに変換し、前記現在値情報13a、13bと設定値情報14a、14bとの差が所定値以上の正のときは、現在値(室温)が高すぎることを示す色の外周線24aに変換するのが好ましい。また、前記現在値情報13a、13bと前記設定値情報14a、14bの差を、それに基づく色の外周線24a、25aに変換するのが好ましい。
(4)さらに前記熱搬送側機器2、2a、2bにおいて、外周線25aの内部の背景色が、前記現在値情報13a、13bと設定値情報14a、14bとの差が所定の範囲にあるときの外周線25aの色と反対色系統の色であり、前記熱利用側機器3、3a、3bにおいて、前記内図形24bの色が、前記現在値情報13a、13bと設定値情報14a、14bとの差が所定の範囲にあるときの外周線24aの色と同系統の色であり、それにより前記空気調和設備の制御状態が良好なときには、画面40に同系統の色が多くなるようにされているのが好ましい。
(5)さらに前記熱搬送側機器2、2a、2bにおいて、外周線25aの内部の背景色が、前記現在値情報13a、13bと設定値情報14a、14bとの差が所定の範囲を超えるときの外周線25aの色と同系統色系の色であり、前記熱利用側の機器3、3a、3bにおいて内図形24bの色が、前記現在値情報13a、13bと設定値情報14a、14bとの差が所定の範囲にあるときの外周線24aの色とは反対色系の色であり、それにより前記空気調和設備の制御状態が不充分なときには、外周線25a、24aの色とその内部の色の差が目立つようにされているのが好ましい。
(6)前記表示手段10が、ビルなどの建屋の共通の縦配管に連結されている熱利用側機器3、3a、3bの表示要素24を、表示部11の画面40に縦方向に並べて表示するのが好ましい。
(7)前記表示手段10が、ビルなどの建屋の同一階に設置されている前記熱利用側機器3、3a、3bの表示要素24を表示部11の画面40に対し、その画面40の横方向に並べて表示するのが好ましい。
(8)本発明の空気調和設備の状況の表示方法は、熱媒体4を搬送する熱搬送側機器2、2a、2bと、対象を空気調和するためその熱媒体4から熱を取り出して利用する熱利用側機器3、3a、3bとからなる空気調和設備の状況を表示部11に表示する方法であって、前記熱媒体4を搬送または利用する量を調整する制御出力値12a、12b又は流量操作器出力の現在値に対応する大きさで内図形24b、25bを表示し、その内図形24b、25bの外周に制御対象の温度を計測する温度計の現在値を含む現在値情報13a、13bと前記制御対象の温度設定値を含む設定値情報14a、14bとの差の大きさに基づいて色付けした外周線24a、25aと、前記内図形24b、25bと前記外周線24a、25aとの間に配置され、前記対象の空調を冷房又は暖房のどちらかに切り替えると熱利用側機器3、3a、3bでは冷房側では暖色に暖房側では寒色に、熱搬送側機器2、2a、2bでは冷房側でも暖房側でも熱利用側機器3、3a、3bの内図形24b、25bと同系色に色付けられる背景色24c、25cと、を表示することを特徴とする。
(9)このような空気調和設備の状況の表示方法は、前記内図形24b、25bの外周に、前記制御装置5が制御する対象の温度の現在値と対象の温度設定値との差が所定の範囲内であるときは、室温が適切であることを示す色の外周線24a、25aを表示し、前記対象の温度の現在値13a、13bと対象の温度設定値14a、14bとの差が所定値以上の負のときは、室温が低すぎることを示す色の外周線24a、25aを表示し、前記対象の温度の現在値13a、13bと対象の温度設定値14a、14bとの差が所定値以上の正のときは、室温が高すぎることを示す色の外周線24aを表示するのが好ましい。
(10)また、前記熱搬送側機器2、2a、2bにおいて、前記対象の温度の現在値13a、13bと対象の温度設定値14a、14bとの差が所定の範囲にあるときの外周線24aの色と外周線24aの内部の背景色を同系統の色で表示し、前記熱利用側の機器3、3a、3bにおいて、対象の温度の現在値13a、13bと対象の温度設定値14a、14bとの差が所定の範囲にあるときの外周線24a、25の色と前記内図形の色を同系統の色で表示し、それにより前記空気調和設備の制御状態が良好なときには、画面に同系統の色が多くなるようにされているのが好ましい。
(11)また、前記熱搬送側機器2、2a、2bにおいて外周線24a、25aの色を、前記対象の温度の現在値13a、13bと対象の温度設定値14a、14bとの差が所定の範囲を超えるときの外周線の色を、外周線24a、25aの内部の背景色とは反対色系の色で表示し、前記熱利用側機器3、3a、3bにおいて、内図形24b、25bの色を、前記対象の温度の現在値13a、13bと対象の温度設定値14a、14bとの差が所定の範囲にあるときの外周線24a、25aの色とは反対色系の色で表示し、それにより前記空気調和設備の制御状態が不充分なときには、外周線24a、25aの色とその内部の背景色の差が目立つようにされているのが好ましい。
(1)本発明の空気調和設備の中央監視装置は、中央監視装置の表示部の同じ画面に熱搬送側機器および熱利用側機器のそれぞれの表示要素を1組として表示するから、互いの制御の結果が適切かどうかを容易に判断することができる。例えば、互いの制御の設定やその設定値を変更した場合に、その結果の可否の状況を把握するのが容易である。また、熱搬送側の制御か熱利用側の制御のいずれかが不十分である場合、いずれに問題があるかが端的に把握できる。さらに熱利用側の利用熱量が少ない場合は、熱搬送側が無駄にエネルギーを発生させていることが直ちに分かり、省エネに繋がる。なお、急に室内に外気が入るなど、対象の室内温度の現在値が設定値から大きく外れた後、次第に対象の室内温度の現在値が設定値に向かって収束する様子をリアルタイムで確認することができるなど、監視の効率が高まる。
(2)、(8)このような中央監視装置は、前記表示要素の各々が、内図形と、その内図形の外周に配置され形状が固定される外周線と、前記内図形と前記外図形との間に配置される背景色とからなり、前記変換手段は、出力値情報をその情報に対応する大きさの内図形に変換し、前記対象の空調を冷房又は暖房のどちらかに切り替えたことで、熱利用側機器では冷房側では暖色に、暖房側では寒色に、熱搬送側機器では冷房側でも暖房側でも熱利用側機器の内図形と同色に、前記背景色を変換する場合は、一層、互いの制御の結果が適切かどうかを容易に判断することができる。また、出力値を変換する内図形に対比されやすい背景色により、さらに運転状況の把握に必要な情報が各表示要素に凝縮され並列に表示されているので、監視すべき熱利用側の機器が多数であっても、全体の傾向を把握することができる。
(3)、(9)また、前記変換手段は、前記温度の現在値情報と温度の設定値情報との差が所定の範囲内であるときは、現在値が適切であることを示す色の外周線に変換し、前記温度の現在値情報と温度の設定値情報との差が所定値以上の負のときは、現在値が低すぎることを示す色の外周線に変換し、前記温度の現在値情報と温度の設定値情報との差が所定値以上の正のときは、現在値が高すぎることを示す色の外周線に変換する場合は、システムの運転状況の管理を視覚によって把握するのが容易になる。
(4)、(10)さらに、前記熱搬送側機器において、外周線の内部の背景色が、前記現在値情報と設定値情報との差が所定の範囲にあるときの外周線の色と反対色系統の色であり、前記熱利用側機器において、内図形の色が、前記現在値情報と設定値情報との差が所定の範囲にあるときの外周線の色と同系統の色であり、それにより前記空気調和設備の制御状態が良好なときには、画面に同系統の色が多くなるようにされている場合は、熱搬送側機器では、熱媒体の搬送が少ないほど省エネルギーであるから内図形は小さくなり、外周線の内部の背景色が大きく見え、全体として同系統の色が大きくなる。一方、熱利用側機器では、熱媒体の流れの抵抗を減じるほどエネルギー損失が小さく省エネルギーであり、弁の開度に相当する内図形(図形内は同系色)は大きくなり、外周線の内部の背景色は面積が少なくなり、全体として同系等の色が大きくなる。このため多数の熱搬送側機器および熱利用側機器のエネルギー効率を視認するのが容易である。
(5)、(11)さらに、前記熱搬送側機器において、外周線の内部の背景色が、前記現在値情報と設定値情報との差が所定の範囲を超えるときの外周線の色と同系統色系の色であり、前記熱利用側機器において内図形の色が、前記温度の現在値情報と設定値情報との差が所定の範囲にあるときの外周線の色と反対色系の色であり、それにより前記空気調和設備の制御状態が不充分なときには、外周線の色とその内部の色の差が目立つようにされている場合は、多数の熱搬送側の機器および熱利用側の機器のエネルギー効率を視認するのが一層容易である。
(6)、(7)前記表示手段が、ビルなどの建屋の共通の縦配管に連結されている熱利用側の機器の表示要素を、表示部の画面に縦方向に並べて表示する場合、さらに前記表示手段が、ビルなどの建屋の同一階に設置されている前記熱利用側の機器の表示要素を表示部の画面に対し、その画面の横方向に並べて表示する場合は、多数の機器の監視、並びに不十分なときの対応、たとえば設定値の再設定を一層容易にすることができる。
図1は本発明の中央監視装置の一例を示す機能ブロック図である。 図2は監視システムの一実施形態を示す機能ブロック図である。 図3は変流量システムおよび変風量システムにおける構成を示す表である。 図4は変流量システムにおける熱搬送側装置および熱利用側装置からなる空気調和設備のフローの一例を示す配管系統図である。 図5Aは中央監視装置のハードウェア構成の一例を示す概略図、図5Bはコントローラのハードウェア構成の一例を示す概略図である。 図6は中央監視装置に用いるプログラムの処理の一実施形態を示すフローチャートである。 図7Aは表示要素の一実施形態を示す概略図、図7B、図7Cおよび図7Dは表示要素の他の実施形態を示す概略図である。 図8は表示要素への変換のための演算の入出力を示すブロック図である。 図9Aは外図形色データベースのデータ構造を示す概略図、図9Bは内図形色データベースのデータ構造を示す概略図である。 図10Aは内図形サイズデータベースのデータ構造を示す概略図、図10Bは背景色データベースのデータ構造を示す概略図である。 図11Aは、図4に示す変流量システムを用いた空気調和設備を本発明の表示手段で表示した画面の実施形態を示す概略図である。図11Bは図11Aにおける外図形の色の種類を示す概略図、図11Cは図11Aにおける内図形のサイズを示す概略図である。 図12は変風量システムにおける熱搬送側装置および熱利用側装置からなる空気調和設備のフローの他の実施形態を示す概略図である。
[1.概略説明]
<第1実施形態>
(監視システム20)
まず図2の概略図を用いて、本発明の中央監視装置が用いられる監視システムの一例を説明する。この監視システム20は、変流量システムの空気調和設備を監視している。その監視システム20は、熱搬送側の装置26と、熱利用側の装置27と、それらを監視する中央監視装置1とからなる。熱搬送側の装置26は複数の熱利用側の装置27に温水/冷水(熱媒体)を搬送するポンプ2aおよびコントローラ7aを備えている。熱利用側の装置27は、対象となる多数の室の負荷傾向について分割設置される多数の空調機であり、ポンプ2aで搬送され各空調機が内蔵する熱交換器であるコイルに供給され熱を取り出され還っていく水4(熱媒体)の量を調整して室の温調制御に利用する空調機の制御系統である(図4、図12参照)。
符号26aは、熱搬送側の装置26である搬送のためのポンプで負荷である空調機との間で循環される熱媒体に冷熱や温熱を付与する熱源となる加熱/冷却された水を供給する熱源機についての熱源台数制御などの熱源制御装置である。水の加熱/冷却としては、様々な温熱源と冷熱源の組み合わせがあり、一例として冷温水発生器など公知のヒートポンプが用いられる。ボイラーと冷凍機の組み合わせなどでもよい。本実施形態では、例えば熱源機26aと熱搬送側の装置26が、熱源機械室の熱源側制御ネットワークグループ22を形成している。一方で、複数の熱利用側の装置27は、例えば各階毎にまとめられ、異なる制御盤内に各々熱利用側ネットワークグループ22、22を形成している。これらのネットワークグループ22、22は、ゲートウェイ23、23を介して光ファイバーなどからなる通信幹線21に接続されている。
通信幹線21を介して、熱搬送側の装置26および熱利用側の装置27から制御対象の現在値13a、13b、設定値14a、14b、さらにはコントローラ7a、7bからインバータ5aや電動二方弁5bなどの制御装置に送られる制御出力値12a、12b、各流量操作器の出力の現在値などが中央監視装置1に集められる。
なお図2では、熱搬送側の装置26、熱源機26a、熱利用側の装置27はそれぞれ1台記載されているが、通常はそれぞれ複数台、特に、熱利用側の装置27は多数台が接続される(図4、図11A参照)。なお熱搬送側の装置26と熱利用側の装置27でネットワークグループを構成してもよい。どのように装置を組み合わせてもよい。
[2.各構成の詳細について]
(熱搬送側の装置26)
熱搬送側の装置26には、熱を搬送するための前述のポンプ(熱搬送側機器)2aが設けられている。ここから図3も加えて説明する。ポンプ2aが搬送する熱媒体としての水4の圧力値は制御対象ではあるが、圧力値は、ポンプが接続される水主管の先に分割された分岐管に接続される空調機のコイルの制御弁である電動2方弁3aの圧力損失にもかかわらず送水できるだけの一定以上の力を与えるための設定値であり、その値自体は2次側の空調負荷には直接関係しない。その圧力値は、ポンプ2aの出口に設けられたセンサ17aで現在値情報13aとして取得される。その現在値情報13aはコントローラ7aに送られる。コントローラ7aは、取得した現在値情報13aと目標とされる設定値情報14aの差に基づいて、その差がなくなるようにフィードバックするためのポンプ2aの新たな制御出力値(出力値情報)12aを演算する。その出力値情報12aは、電源周波数としてインバータ5aに与えられる。そのインバータ5aはポンプ2aのモータに電源周波数(出力値情報)12aの電力を印加する。フィードバックには比例制御、微分制御、積分制御が組み合わせて採用される。
図4に変流量システムを用いた空気調和設備を示す。大規模な建物においては、図4の変流量システムについて、その階層や方角や負荷系統などで複数を設置することもある。その設備のポンプ2aの前後には、熱源から送られてくる加熱あるいは冷却された水を混合させるヘッダ18、18が設けられている。そのヘッダ18、ポンプ2a、コントローラ7a、インバータ5aおよびセンサ17aは、熱搬送側の装置26を構成している。
なお、熱搬送側の機器2と熱利用側の機器3において、上位概念として共通する構成には同じ符号を付し、区別が必要な場合は、それぞれ添え字aまたはbを付している。例えば、図4に示す制御装置について、熱搬送側ではインバータ5aとし、熱利用側では電動二方弁5bとしている。
(熱利用側の装置27)
図2に戻って、熱利用側の装置27には、熱を利用するための熱利用側機器(空調機コイル3a)が設けられている。その空調機コイル3aのチューブ側には、ポンプ2aから搬送された水(温水または冷水)4が通され、空調機コイル3aのチューブ外側とチューブに熱的に接続されたフィンとの周囲を流れる空気と熱交換される。その空調機コイル3aには電動二方弁(制御装置)5bが設けられている。その電動二方弁5bは弁の開度12bを制御出力値として受け取り、搬送された水4の空調機コイル3aへの流量を調整する。この電動二方弁5bの制御対象は室内の温度である。その室温の値は温度の現在値情報13bとして、室内に設けられたセンサ17bで取得される。その取得された温度の現在値情報13bはコントローラ7bに送られる。そのコントローラ7bは、温度の現在値情報13bと温度の設定値情報14bの差に基づいて、差をなくすようにフィードバックされた開度信号12bを演算する。フィードバックには比例制御、微分制御、積分制御が組み合わせて採用される。
図4のファン19、空調機コイル3a、コントローラ7b、電動二方弁5b、給気温度センサ17c、及び室温センサ17bは熱利用側の装置27を構成している。給気温度センサ17cは、変風量単一ダクト方式においては原則給気温度一定にするために通常は給気温度センサ17cの計測値と室温センサ17bの計測値との選択入力により電動2方弁制御されるので設置されるものである。空調機の先の給気ダクトに接続され各ゾーンごとに設置されるVAV(変風量ユニット)において、受け持つゾーンの負荷が小さくなり要求風量が小さくなった場合には、室温センサ17bから各VAVの制御ユニットに入力され演算された要求風量比率により空調機ファンの風量が変風量制御され、風量が小さくなった場合は、空調機コイル3aで電動2方弁5bの開度がそのままでは熱交換量が風量が小さいところ過大となり、対象の室の熱負荷により電動2方弁5bが絞られる制御を実行されていく制御の形となる。
(中央監視装置1)
図1に中央監視装置を示す。中央監視装置1は、熱搬送側の装置や熱利用側の装置からの情報値を取得する取得手段8と、それらの情報値に基づき表示部11で表示する情報に変換する変換手段9と、変換された情報を表示する表示手段10とを備えている。また中央監視装置1による出力は、ディスプレイなどの表示部11に表示される。なお、表示部11は中央監視装置1と一体であってもよい。取得手段8は、ポンプ2aへ与えられる制御出力値を含む出力値情報12a、ポンプからの圧力の現在値を含む現在値情報13aおよび圧力の設定値を含む設定値情報14aを取得する。さらに電動二方弁5bへ与えられる開度としての出力値情報12b、開度の現在値を含む現在値情報13bおよび開度の設定値を含む設定値情報14bを取得する。
変換手段9は、取得手段8で取得された出力値情報12a、12bと、現在値情報13a、13bと、設定値情報14a、14bとをそれぞれ、予め登録された条件38に基づいて、表示部11に表示すべき熱搬送側機器2および熱利用側機器3のそれぞれの表示要素24、25に変換する。表示手段10は、表示部11の同じ画面40に表示要素24、25を表示する。すなわち画面40を切り替えることなく同一の画面に所定の配列で表示する。
[3.ハードウェア構成]
次に、図5Aを用いて中央監視装置1のハードウェア構成を説明する。
(中央監視装置1のハードウェア構成)
図5Aに示すように、この実施形態の中央監視装置1にはコンピュータが用いられている。そのコンピュータはCPU30を備えており、そのCPU30には、不揮発性メモリ31、揮発性メモリ32、光を用いた記憶デバイス(例えば、DVD)、あるいは磁気を用いた記憶デバイス、さらにはUSBやSDカードなど書き換え可能なデバイス33を読み込むドライブ34および外部とネットワークを介して通信するための通信回路35がバスライン36を介して接続されている。
さらに、不揮発性メモリ31には、本発明の中央監視装置1に用いるプログラム37、変換条件のために用いられるデータベース38(以下、変換条件DB)、ブラウザプログラム39a、さらにはOS39b(オペレーティングシステム)が記録されている。
中央監視装置に用いるプログラム37は、表示部11への表示を実現するため、中央監視装置1にインストールされるプログラムである。その中央監視装置に用いるプログラム37は、OS39bおよびブラウザプログラム39aの機能を利用して、協働して動作するものである。なお、OS39bおよびブラウザプログラム39aと異なる別個のプログラムであってもよい。中央監視装置に用いるプログラム37、変換条件DB38、ブラウザプログラム39aおよびOS39bは、例えばDVD、さらにはUSBやSDカードなど書き換え可能なデバイス33に記憶されており、ドライブ34を介して、メモリ31、32にインストールされる。
(コントローラのハードウェア構成)
図5Bに、コントローラ7a、7b(図2参照)のハードウェア構成を示す。そのハードウェア構成は、前述の図5Aの中央監視装置1のハードウェア構成とほぼ同じであるので、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。コントローラ7a、7bの不揮発性メモリ31には、制御装置(インバータ5a、電動二方弁5b)を運転するためのプログラムなどがインストールされている。また、バスライン36にはセンサ17a、17bと、ポンプ2a(熱搬送側機器2)あるいは空調機コイル3a(熱利用側機器3)とが接続される。設定値情報14a、14bは、メモリ31、32に記憶されている。なお外部データベースに記憶してもよい。
上述した図5Aおよび図5Bに示したハードウェア構成では、図1に示す機能をCPU30と中央監視装置に用いるプログラム37あるいはコントローラ7a、7bを運転するためのプログラム37を用いて実現するようにしているが、その一部あるいは全部をマイコンなどの論理回路、あるいは、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)を用いてシーケンス制御してもよい。なお、取得した出力値情報12a、12b、現在値情報13a、13b、設定値情報14a、14bや変換条件DB38の全部または一部を外部のサーバに記憶させてもよい。
[4.中央監視装置に用いるプログラム]
(熱利用側の表示要素24への変換方法)
図6は、図5Aの中央監視装置で用いられるプログラム37の処理の一実施形態を示すフローチャートである。このフローチャートを用いて熱利用側の電動二方弁5bの運転状態を表示要素24に変換する方法を説明する。
(S1)本実施形態では、CPU30は、コントローラ7bから出力値情報12b、現在値情報13b、設定値情報14b(図2参照)、運転/停止の情報、冷房/暖房の情報を所定のタイミングあるいはリアルタイムで取得する。
(S2)初回の情報取得の場合は、次の工程に進む。二回目以降の情報取得の場合は、取得した情報が変化しているのかを判断する。変化が無い場合は、工程S1に戻る。変化が有る場合は、次の工程S3に進む。なお、変化の有無を判断しないで、取得した情報を変換してもよい。例えば情報量が少ない場合に有効である。
(S3)変化した情報を変換条件DB38(図5A参照)に基づいて表示要素に変換する。
図7Aに取得した情報を変換して得られた表示要素24を示す。表示要素24は外周線24aと、その外周線24a内に配置される外周線と相似形の内図形24bとからなる。外周線24aは円形の線である。内図形24bは外図形の内部にほぼ同心状に配置された円形(内部を含む)である。
図8に表示要素への変換のための演算の入出力を示す。変換手段9(図1参照)は取得した情報(14b、13b、12b)を入力し、変換すべき表示要素24(熱利用側機器)を出力する。その変換のための演算は、図8の外周線色決定演算42、内図形色決定演算43、内図形サイズ決定演算44および背景色決定演算45からなる。背景色51aは図7a、図7bの外周線24aと内図形24bの間のスペース24cの色である。なお、これらの演算はどのような順番で行ってもよいが、例えば、背景色決定演算45、内図形色決定演算43、外周線色決定演算42、内図形サイズ決定演算44の順番で行うと表示に空白ができず好ましい。
(外周線色決定演算42)
外周線色決定演算42は、運転/停止状態情報46、冷房/暖房状態情報47、設定値情報14bおよび現在値情報13bの入力により、熱利用側機器の表示要素24の外周線24aの色48aを出力する。
(外周線色データベース48)
図9Aに外周線色データベース(外周線色DB)48のデータ構造を示す。例えば、図8の外周線色決定演算42は外周線色DB48を参照して出力を得る。CPU30は、運転/停止状態情報46に基づき「運転」または「停止」のいずれかを取り込み、冷房/暖房状態情報47から「冷房」または「暖房」のいずれかを取り込み、それらの条件に応じて以下の演算を進める。次いで、設定値情報14bと現在値情報13bの差を演算する。その差Xが、-1℃≦X≦1℃であるなら現在値が設定値を満足している領域とし、X<-1℃であるなら設定値より低い領域とし、1℃<Xであるなら設定値より高い領域と判断する。
冷房時において満足している領域では、外周線色48aとして程よい涼しさをイメージさせる色として例えば緑色を出力する。設定値よりも高い場合、暑さをイメージさせる赤色を出力する。設定値よりも低い場合、寒さをイメージさせる青色を出力する。暖房時において満足している領域では、外周線色48aとして程よい暖かさをイメージさせる色として例えば橙色を出力する。設定値よりも高い場合、暑さをイメージさせる赤色を出力する。設定値よりも低い場合、寒さをイメージさせる青色を出力する。一方で、運転/停止状態情報26が停止であるなら、グレー色を出力する。
(内図形色決定演算43)
次いで内図形色決定演算43を説明する。図8に戻って、内図形色決定演算43は、運転/停止状態情報46、冷房/暖房状態情報47の入力により、内図形24bの色49aを出力する。
(内図形色データベース49)
図9Bに内図形色データベース(内図形色DB)のデータ構造を示す。例えば、内図形色決定演算43において、CPU30は内図形色DB49を参照し、運転/停止状態情報46から「運転」または「停止」を選択し、冷房/暖房状態情報47から「冷房」または「暖房」を選択し、内図形24bの色出力49aを得る。内図形色DB49によれば、暖房時において、内図形色49aとして程よい暖かさをイメージさせる色、例えば薄橙色を出力する。一方、冷房時において、エコロジーかつ涼しさをイメージさせる色、例えば黄緑色を出力する。これらの内図形色49aと外周線色48aは同系統の色にするのが好ましい。一方で、運転/停止状態情報46が停止であるなら、グレー色を出力する。
(内図形サイズ決定演算44)
次いで内図形サイズ決定演算44を説明する。図8に戻って、内図形サイズ決定演算44において、CPU30は制御出力値としての周波数の増減に伴う内図形24bの大きさを出力50aする。その大きさは、最大で外図形24aに接するか、あるいは僅かな隙間を空ける程度の大きさである。一方、制御出力値がないときは、サイズはゼロであり表示しない。なお点を表示してもよい。
(内図形サイズデータベース50)
例えば、内図形サイズ決定演算44では、周波数12aを関数とする演算式によりサイズを演算する。その他、データベースを参照してもよい。図10Aに内図形サイズデータベース(内図形サイズDB)50のデータ構造を示す。例えば、CPU30は、ポンプ2aのモータに与える電源周波数12aについて、予めポンプに想定している最大値に対する割合Yが、Y=0%なら内図形24bを表示せず、0<Y≦30%であるなら想定している最大サイズの25%の大きさで出力し、30%<Y<60%であるなら最大サイズの50%の大きさで出力し、60≦Y<100%であるなら最大サイズの75%の大きさで出力し、Y=100%であるなら最大サイズの大きさで出力する。
電動二方弁5b(図2参照)は開度が大きくなるほど、水流の抵抗が減じエネルギー損失が小さくなる。このため、内図形24bはそのサイズが大きくなるほど、エコロジーさが強調される配色になる。設定値を満足している場合の外周線24aの色と内図形24bの色は、同系統色である。このため、冷房であれば緑色系統の面積が増えるほど、制御が良好で、かつ、エネルギー損失が小さい状況となる。この状況は監視者が直ちに、また、直感的に把握できる。
(背景色決定演算45)
次いで背景色決定演算45を説明する。内図形色決定演算45は、運転/停止状態情報46、冷房/暖房状態情報47の入力により、外図形内のスペース24cの色、すなわち背景色を出力する。背景色は内図形色の背面に隠れており、前面の内図形サイズが小さくなると現れる。
(背景色データベース51)
図10Bに背景色データベース(背景色DB)51のデータ構造を示す。例えば、背景色決定演算45は、背景色DB51を参照して出力を得る。CPU30は、運転/停止状態情報46から「運転」または「停止」の欄を参照し、冷房/暖房状態情報47から「冷房」または「暖房」のいずれかの欄を参照する。背景色DB51によれば、暖房時において、背景色は不安定かつ寒さをイメージさせる色(つまり寒色)、例えば灰青色を出力する。冷房時において、不安定かつ暑さをイメージさせる色(つまり暖色)、例えばピンク色を出力する。これらの内図形色と背景色とは、色を引き立てるため、対向色あるいはそれに近い色にするのが好ましい。一方で、運転/停止状態情報26が停止であるなら、色を表示しない。なおグレー色を出力してもよい。
(演算方式)
また、データテーブルに代えて、図8で入力する情報を入力し、色やサイズを出力する関数ないし数式を用い、演算で求めるようにしてもよい。その数式は変換条件38としてメモリ31、32に記憶しておく。そして、入力情報の各項目に基づいて適宜計算して表示要素に変換する。なお、演算方式とデータテーブル方式を組み合わせてもよい。例えば一部の出力を演算し、残りをデータテーブルから取得してもよい。
(熱搬送側の表示要素25への変換方法)
図7Bに熱搬送側の表示要素25を示す。その表示要素25は、外周線25aと内図形25bとからなる。内図形25bは正方形である。外周線25aは正方形の外周に相当し、その内部には内図形25bが配置される。なお、熱搬送側の表示要素25を熱利用側の表示要素と異なるようにすると、判別しやすいが、デザインの統一などから、同じ円形状にしてもよい。また、いずれも四角形ないし正方形とすることもできる(図11参照)。
熱搬送側では、ポンプ2aの運転状態を表現するために、内図形25bにインバータの周波数を割り当てる。制御対象(図3参照)は圧力であり、ポンプの吐出側に圧力センサ17a(図2参照)が設けられている。熱搬送側の表示要素25の場合、利用側とは逆に、背景色51a(図7参照)にエコロジーをイメージさせる色を配色し、内図形色49aに不安定さをイメージさせる色を配色する。インバータ5aの周波数12aが高くなればなるほどエネルギー消費量が大きくなり、周波数12aが低いほどエコロジーさが強調されるからである。
(S4)図6に戻って、搬送側であるポンプの運転状況を示す表示要素25と、利用側である空調機コイルの運転状況を示す表示要素24を、表示部11の画面40に表示する(図1参照)。なお図6の外周線の色を決定し、内図形のサイズを決定し、内図形の色を決定し、表示要素を表示する工程S3は本発明の空気調和設備の状況の表示方法に相当する。
(S5)その後、監視を続ける場合はS1に戻る。システムが停止などする場合は、監視を終了する。
<実施例>
図11Aの画面40は、図4に示す変流量システムを用いた空気調和設備の様子を本発明の中央監視装置の表示手段10によって表示部11に示したものである。図では熱搬送側および熱利用側で正方形の表示要素(図7A参照)を用いている。表示要素24、25のサイズや色については、前述した外周線色DB48(図9A参照)、内図形色DB49(図9B参照)、内図形サイズDB50(図10A参照)および背景色DB51(図10B参照)に示した通りである。
表示要素のサイズおよび色について、図11Bおよび図11Cにまとめて記載している。例えば、図11Aにおいて、外図形色が赤の場合は黒塗りで、橙の場合は斜線で、青の場合は白抜きで表現している。背景色51aについて、図10Bの背景色DB51では青灰とされているが、図11Aでは白抜きで表現している。さらに内図形色49aは図9Bの内図形DB49では薄橙とされているが、図11Aでは外図形と同じ斜線で表現している。
図11Aに示す画面40で、表示されている色合いが緑基調(図では斜線)であれば、問題が起こっていないことを知ることができる。また、長時間同じ表示要素が赤(図では黒塗り)や青(図では白抜き)が表示されている場合は、なんらかの異常を含んでいる可能性がある。ただし短時間の場合は立ち上げ時等の過渡状態と考えられるので異常ではない。
異常の主な原因を列挙する。
・空調機の給気温度設定値が不適切
・空調機コイルの能力の過不足
・搬送ポンプの能力の過不足
・搬送ポンプの圧力設定値が不適切
・配管系統内の手動弁等による流量調整が不適切
・自動制御機器の異常
なお特定の色の割合がメモリ31、32(図5A、図5B参照)に予め登録されている割合を超える場合に、前記異常情報を管理者が保有しているタブレット端末やスマートファンなどに送信してもよい。
また、冷房運転時において、全体的にピンク色が目立つ場合はエネルギーを無駄に消費している可能性がある。その傾向が著しい場合は、搬送ポンプの圧力設定値の見直しや、配管の流量の再調整を検討する必要がある。
図11Aでは、熱利用側の装置の状況を示す表示要素24と熱搬送側の装置の状況を示す表示要素25が同じ画面40に表示されている。このため、熱搬送側機器2と熱利用側機器3の運転状況を一目で把握できる。その上で、ポンプの表示要素25と、そのポンプに連結されている空調機コイルの表示要素24を1組とした画面領域40aが画面40内に縦方向の区分線41bにより区切られている。その画面領域40aは、画面の色と異なるように他の色で区切ってもよい。
また、ビルなどの建屋の同一階に設置されている前記熱利用側機器の表示要素24は表示部の画面40aに対し、その画面の横方向に並べて表示されている。図では横方向の区分線41aで各階を区切っている。なお最も下方の横方向の区分線41aは熱搬送側の装置と熱利用側の装置とを区分している。さらに同一縦配管で連結されている機器は、縦方向に並んで表示されている。図11Aでは符号A、B、C、Dの熱利用側機器およびE、F、G、Hの熱利用側機器は、それぞれ同じ縦配管で連結されている。そして、それらA~Hの熱利用側機器は、符号Iで示す熱搬送側機器から熱媒体が搬送されている。
さらに、画面中央の縦方向の区分線41bは、表示要素を左右に区分している。その縦方向の区分線41bは、右方の熱利用側機器には、右方の熱搬送機器から熱媒体が搬送されていることを表現している。図に示すように、表示要素24、25を複数のグループ単位に区分して、並べて表示することにより、機器単体およびグループ全体の状況を同時、かつ、直感的に把握することができる。
[5.他の実施形態]
次に、本発明の中央監視装置が用いられる監視システムの他の態様を説明する。これらの監視システムは、前述した監視システム20(図2参照)とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同じ部分の説明は省略する。
<変形例1>
前述の第1実施形態(図2、図3参照)では熱利用側の装置の制御対象は「室温」であるが(室温制御)、図3に示す変形例1のように、熱利用側の装置27が給気する温度を一定温度に維持しながら、空調機ファンの風量を変風量制御することで室温を間接制御することにより、風量要求比率を介して各室の室温からの風量を制御対象とすることもできる(変風量単一ダクト方式のVAV制御)。
<第2実施形態>
(変風量方式の熱搬送側機器2)
第1実施形態1では熱媒体は温水/冷水であるが、図3の下段および図12に示すように変風量システムにおける熱媒体は空気とすることもできる。その場合、熱搬送側機器としての空調機ファン(図12の符号2b)は、空調機内の冷水コイル(図12の符号19)あるいは温水コイルで温調された空気をダクト6(図12参照)を通じて各部屋に送風する。
図12に変風量システムの空気調和設備を示す。熱搬送側の装置として、中央空調機28が使用され、その空調機ファン2bは、温度調整された空気4aを熱媒体としてダクト6を通じて空調の必要な室内6aに送風する。その空調機ファン53は制御装置(インバータ)5aで回転数が制御される。そのインバータ5aは空調機ファン2bのモータを目標とする回転数で回転させるために、その電源周波数として制御出力値(周波数)12aを与える。また、この空調機ファン2bの制御対象はダクト6内へ吹き出す空気4aの静圧である。
空調機ファン2bにより送風される空気4aの静圧値は、現在値情報13aとして空調機ファン2bの出口付近に設けられたセンサ17bで取得される。その取得された現在値情報13aはコントローラ7aに送られる。コントローラ7aは、取得した現在値情報13aと設定値情報14aの差に基づいて、その差をなくす方向にフィードバックして空調機ファン53の回転数を調整すべく、新たな制御出力値の周波数12aを演算する。このときのネガティブフィードバックには比例制御、微分制御、積分制御などが用いられ、フィードバックのゲインは管理者が設定する。
また、空調機ファン2bの後方には、熱源から送られてくる加熱あるいは冷却された水が流入する冷水および温水との熱交換コイル19が設けられている。なお、熱交換コイル19、空調機ファン2b、コントローラ7b、インバータ5aおよびセンサ17bは、熱搬送側の装置28を構成している。
(熱利用側機器3)
熱利用側の機器(変風量装置)29には、ダクト6及び電動ダンパ5bを通じて温調された空気4aが給気される。温調された空気4aは吹出口3bから室内6aに送出される。そして電動ダンパ5bの開度を調整することにより、室内6aに給気される温調された空気4aの流量が制御され、室内6aの温度が制御される。電動ダンパ5bは弁を開く量の情報をコントローラ7bからの制御出力値(開度)12bとして受け取り、現在値が設定値より低い場合は流量を増大して室温を上昇させ、高い場合は流量を絞って室温を低下させ、結果的に現在値を設定値に合わせるように開度が調整される。それにより搬送された音調空気54の部屋内への流入量が制御され、室温が制御される。また、この電動ダンパ5bの制御対象は室内6aの温度である。
その室温の値は現在値情報13bとして、室内に設けられたセンサ17bで取得される。その取得された現在値情報13bはコントローラ7bに送られ、例えば設定された温度に関する設定値情報14bとの差に基づいて、その差をなくす方向に電動ダンパ5bを開閉するため、新たな制御出力値の開度12bが演算される。なお、図12のコントローラ7b、電動ダンパ5bおよびセンサ17bは熱利用側の装置29を構成している。たとえば、多数の変風量装置29の電動ダンパ5bの開度の信号がコントローラ7bに送られ、空気の供給元の空調機ファン2bからトータルでどれくらい風量を送ってほしいかの要求風量比率が所定の演算式と多数の変風量装置からの制御出力値の開度12bとに基づき演算され、それが空調機ファン2bのインバータ5aへの要求回転数制御信号として与えられる。これにより、室温が直接は変風量装置29の電動ダンパ5bの開度の制御に使われながら、間接的に熱利用側の機器28である空調機の総送風量を制御するのである。
前述の変風量システムの空気調和設備においても、熱搬送側のコントローラ7aおよび熱利用側のコントローラ7bがゲートウェイや中央幹線を介して中央監視装置1に接続される。中央監視装置1では、第1実施形態の中央監視装置1と同様に、各情報値を取得し、変換し、所定のパターンで表示部に表示する。それにより監視者がシステム全体の現在の状況や変化の状況を直ちに、かつ、正確に把握することができ、必要に応じて設定値を変更したり、故障個所を早期の修理に繋ぐことができる。
<変形例2>
図12の第2実施形態ではセンサ7bで室内の温度を検出し、コントローラ7bおよび電動ダンパ5bによって室温を制御するようにしている。しかし図3の変形例2に示すように、室内の空気の圧力を検出してその圧力を調節することもできる(室圧制御)。
[6.その他]
表示要素24の形状は、丸形の他、楕円形であってもよい。さらには三角形、四角形、五角形、菱形などの多角形や、一部に曲線を含む多角形でもよい。正三角形などのように一辺の長さが等しい形状が好ましい。外周線24aは完全に閉じていなくてもよい。例えば、図7Cおよび図7Dに示すように、四角形の底辺を除いた門型や、三角形の底辺のない山型の図形でもよい。上述した実施形態における表示要素の色は、他の色に変更してもよい。
また、各データテーブルにおける数値範囲は、適宜に変更することができる。例えば、数値範囲を割合で表さず、実測値の数値範囲で表してもよい。さらに背景色を設定しなくてもよい。上述した実施形態は、それぞれを適宜に組み合わせて用いることができる。内図形サイズは制御出力値に比例させてもよいし、対数的に増減させてもよい。また、制御出力値をいくつかに区分し、区分毎に演算式を設けて、サイズを出力してもよい。
設定値と現在地の差の所定範囲はプラスマイナス1としているが、その範囲を変更してもよい。前記異常情報を管理者が保有しているタブレット端末やスマートフォンなどに送信する際には、プログラム37(図5A、図5B参照)に設けた送信手段により送信する。
1 中央監視装置
2 熱搬送側機器(変風量装置)
2a ポンプ
3 熱利用側機器
3a 空調機コイル、
4 水(熱媒体)
5a インバータ
5b 電動二方弁、電動ダンパ
6 ダクト
7a、7b コントローラ
8 取得手段
9 変換手段
10 表示手段
11 表示部
12a 周波数(出力値情報、制御出力値)
12b 開度(出力値情報、制御出力値)
13a、13b 現在値情報
14a、14b 設定値情報
17a ポンプ出口の圧力センサ
17b 室温センサ
17c 給気温度センサ
18 ヘッダ
19 コイル
20 監視システム
21 通信幹線
22 ネットワーク
23 ゲートウェイ
24 表示要素(熱利用側)
24a 外周線
24b 内図形
24c スペース(背景)
25 表示要素(熱搬送側)
25a 外周線
25b 内図形
26 熱搬送側の装置(変流量方式)
27 熱利用側の装置(変流量方式)
28 中央空調機(熱搬送側の装置)
29 変風量装置(熱利用側の装置)
30 CPU
31 不揮発性メモリ
32 揮発性メモリ
33 デバイス
34 ドライブ
35 通信回路
36 バスライン
37 プログラム
38 変換条件
39a ブラウザプログラム
39b OS
40 画面
41a 横方向の区分線
41b 縦方向の区分線
42 外周線色決定演算
43 内図形色決定演算
44 内図形サイズ決定演算
45 背景図形決定演算
46 運転/停止状態情報
47 冷房/暖房状態情報
48 外周線色データベース
48a 外周線色
49 内図形色データベース
49a 内図形色
50 内図形サイズデータベース
50a 内図形サイズ
51 背景色データベース
51a 背景色
28 熱搬送側の装置(センター空調機)(変風量方式)
29 熱利用側の装置(室内空調機)(変風量方式)
2b 空調機ファン
3b 吹き出し口
6a 室内

Claims (8)

  1. 熱媒体を搬送する熱搬送側機器および対象を空気調和するためその熱媒体から熱を取り出して利用する熱利用側機器に、熱搬送側機器および熱利用側機器のコントローラを介して通信可能に接続された、空気調和設備の中央監視装置であって、
    それぞれのコントローラの制御出力値や熱利用側機器の熱媒体の流量操作器出力の現在値及び熱搬送側機器の流量操作器出力を示す現在値を含む出力値情報、前記対象の温度を計測する温度計の現在値情報、および前記対象の温度設定値や熱利用側機器の熱媒体の流量操作器最大出力や熱搬送側機器の流量操作器最大出力を含む設定値情報を取得する取得手段と、
    その取得手段で取得された情報を、予め登録された変換条件に基づいて表示要素に変換する変換手段と、
    表示部の同じ画面に、
    実際に搬送される熱媒体が循環する経路に沿ったことが幾何学的な集合体としてわかる配置で、前記熱搬送側機器と前記熱利用側機器とを表示部に配置して、
    熱搬送側機器の表示要素と熱利用側機器の表示要素を1組として表示する表示手段とからなり、
    前記表示要素の各々が、内図形と、その内図形の外周に配置され形状が固定された外周線と、前記内図形と前記外周線との間に配置される背景色とからなり、
    前記変換手段は、出力値情報をその情報に対応する大きさの内図形に変換し、
    前記現在値情報と設定値情報の差をその差に対応する色の外周線に変換し、
    前記対象の空調を冷房又は暖房のどちらかに切り替えたことで、熱利用側機器では冷房側では暖色に、暖房側では寒色に、熱搬送側機器では冷房側でも暖房側でも熱利用側機器の内図形と同色に、前記背景色を変換するものであり、
    前記変換手段は、前記現在値情報と設定値情報との差が所定の範囲内であるときは、現在値が適切であることを示す色の外周線に変換し、
    前記現在値情報が、前記現在値情報と設定値情報との差が所定値以上の負のときは、現在値が低すぎることを示す色の外周線に変換し、
    前記現在値情報が、前記現在値情報と設定値情報との差が所定値以上の正のときは、現在値が高すぎることを示す色の外周線に変換するものであり、
    前記熱搬送側機器において、外周線の内部の背景色が、前記現在値情報と設定値情報と
    の差が所定の範囲にあるときの外周線の色と反対色系統の色であり、
    前記熱利用側機器において、前記内図形の色が、前記現在値情報と設定値情報との差が所定の範囲にあるときの外周線の色と同系統の色であり、
    それにより前記空気調和設備の制御状態が良好なときには、画面に同系統の色が多くなるようにされている、空気調和設備の中央監視装置。
  2. 前記熱搬送側機器において外周線の内部の背景色が、前記現在値情報と設定値情報との差が所定の範囲を超えるときの外周線の色と同系統色系の色であり、
    前記熱利用側機器において内図形の色が、前記現在値情報と設定値情報との差が所定の範囲にあるときの外周線の色と反対色系の色であり、
    それにより空気調和設備の制御状態が不充分なときには、外周線の色とその内部の色の差が目立つようにされている、請求項1載の空気調和設備の中央監視装置。
  3. 前記表示手段が、ビルなどの建屋の共通の縦配管に連結されている熱利用側機器の表示要素を、表示部の画面に縦方向に並べて表示する請求項1または2のいずれかに記載の空気調和設備の中央監視装置。
  4. 前記表示手段が、ビルなどの建屋の同一階に設置されている前記熱利用側機器の表示要素を表示部の画面に対し、その画面の横方向に並べて表示する請求項1、2または3のいずれかに記載の空気調和設備の中央監視装置。
  5. 熱媒体を搬送する熱搬送側機器と、対象を空気調和するためその熱媒体から熱を取り出して利用する熱利用側機器とからなる空気調和設備の状況を表示部に表示する方法であって、
    前記熱媒体を搬送または利用する量を調整する制御出力値または流量操作器出力の現在値に対応する大きさの内図形と、
    その内図形の外周に制御対象の温度を計測する温度計の現在値を含む現在値情報と前記制御対象の温度設定値を含む設定値情報との差の大きさに基づいて色付けした外周線と、
    前記内図形と前記外周線との間に配置され、前記対象の空調を冷房又は暖房のどちらかに切り替えると熱利用側機器では冷房側では暖色に暖房側では寒色に、熱搬送側機器では冷房側でも暖房側でも熱利用側機器の内図形と同系色に色付けられる背景色と
    を表示する、空気調和設備の状況の表示方法。
  6. 前記内図形の外周に、制御装置が制御する対象の温度の現在値と対象の温度設定値との差が所定の範囲内であるときは、室温が適切であることを示す色の外周線を表示し、
    前記対象の温度の現在値と対象の温度設定値との差が所定値以上の負のときは、室温が低すぎることを示す色の外周線を表示し、
    前記対象の温度の現在値と対象の温度設定値との差が所定値以上の正のときは、室温が高すぎることを示す色の外周線を表示する、請求項5記載の空気調和設備の状況の表示方法。
  7. 前記熱搬送側機器において、前記対象の温度の現在値と対象の温度設定値との差が所定の範囲にあるときの外周線の色と外周線の内部の背景色を同系統の色で表示し、
    前記熱利用側機器において、前記対象の温度の現在値と対象の温度設定値との差が所定の範囲にあるときの外周線の色と前記内図形の色を同系統の色で表示し、
    それにより空気調和設備の制御状態が良好なときには、画面に同系統の色が多くなるようにされている、請求項5または6記載の空気調和設備の状況の表示方法。
  8. 前記熱搬送側機器において、前記対象の温度の現在値と対象の温度設定値との差が所定の範囲を超えるときの外周線の色を、外周線の内部の背景色とは反対色系の色で表示し、
    前記熱利用側機器において、内図形の色を、前記対象の温度の現在値と対象の温度設定値との差が所定の範囲にあるときの外周線の色とは反対色系の色で表示し、
    それにより前記空気調和設備の制御状態が不充分なときには、外周線の色とその内部の背景色の差が目立つようにされている、請求項7記載の空気調和設備の状況の表示方法。
JP2019181047A 2019-09-30 2019-09-30 空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況の表示方法 Active JP7394574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181047A JP7394574B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況の表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181047A JP7394574B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況の表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021055969A JP2021055969A (ja) 2021-04-08
JP7394574B2 true JP7394574B2 (ja) 2023-12-08

Family

ID=75270603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019181047A Active JP7394574B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況の表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7394574B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263483A (ja) 2006-03-29 2007-10-11 Yamatake Corp 可変給気量制御確認装置および方法
JP2010019543A (ja) 2008-06-11 2010-01-28 Daikin Ind Ltd 機器管理装置
JP2010133665A (ja) 2008-12-05 2010-06-17 Toshiba Corp 空調監視制御システム
JP2011027380A (ja) 2009-07-29 2011-02-10 Daikin Industries Ltd 空調コントローラおよび空気調和制御システム
JP2011257071A (ja) 2010-06-09 2011-12-22 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2012251889A (ja) 2011-06-03 2012-12-20 Sharp Corp 制御装置および提示方法
JP2013164212A (ja) 2012-02-10 2013-08-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調監視装置及び空調監視装置の温度情報表示方法
JP2014070865A (ja) 2012-10-01 2014-04-21 Osaka Gas Co Ltd 空調管理システム
WO2016129085A1 (ja) 2015-02-12 2016-08-18 三菱電機株式会社 空気調和システム
JP2017072351A (ja) 2015-10-09 2017-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御システム、制御方法、制御装置、情報端末及び制御プログラム
CN106813359A (zh) 2016-12-28 2017-06-09 杭州裕达自动化科技有限公司 中央空调监控系统中楼栋管理器控制方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263483A (ja) 2006-03-29 2007-10-11 Yamatake Corp 可変給気量制御確認装置および方法
JP2010019543A (ja) 2008-06-11 2010-01-28 Daikin Ind Ltd 機器管理装置
JP2010133665A (ja) 2008-12-05 2010-06-17 Toshiba Corp 空調監視制御システム
JP2011027380A (ja) 2009-07-29 2011-02-10 Daikin Industries Ltd 空調コントローラおよび空気調和制御システム
JP2011257071A (ja) 2010-06-09 2011-12-22 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2012251889A (ja) 2011-06-03 2012-12-20 Sharp Corp 制御装置および提示方法
JP2013164212A (ja) 2012-02-10 2013-08-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調監視装置及び空調監視装置の温度情報表示方法
JP2014070865A (ja) 2012-10-01 2014-04-21 Osaka Gas Co Ltd 空調管理システム
WO2016129085A1 (ja) 2015-02-12 2016-08-18 三菱電機株式会社 空気調和システム
JP2017072351A (ja) 2015-10-09 2017-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御システム、制御方法、制御装置、情報端末及び制御プログラム
CN106813359A (zh) 2016-12-28 2017-06-09 杭州裕达自动化科技有限公司 中央空调监控系统中楼栋管理器控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021055969A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11385607B2 (en) Variable air volume modeling for an hvac system
US11874635B2 (en) Building automation system with integrated building information model
US11487259B2 (en) Building management system with automatic remote server query for hands free commissioning and configuration
US11762351B2 (en) Building management system with point virtualization for online meters
US10174963B2 (en) Smart building HVAC energy management system
US10642770B2 (en) Building management system with dynamic master controller selection
US11268729B2 (en) Building management system with apparent indoor temperature and comfort mapping
US10724756B2 (en) Building network device for generating communication models for connecting building devices to a network
US10386086B2 (en) Building management system with central plant optimization user interface
JP7004791B2 (ja) 熱源水制御方法及び熱源水制御装置
US20180067635A1 (en) Systems and methods for visually indicating value changes in a building management system
US20190338979A1 (en) Hvac system with economizer switchover control
CA3058316A1 (en) Systems and methods of predicting energy usage
US11739965B2 (en) Thermostat with segmented display
JP7394574B2 (ja) 空気調和設備の中央監視装置および空気調和設備の状況の表示方法
JP2022501566A (ja) 複数の加熱コイルを有するシステム、装置、及びハイブリッドvavデバイス
JP2020201620A (ja) 機器管理システム
US20200224909A1 (en) Central plant control system with dynamic computation reduction
CN112665179B (zh) 燃气壁挂炉系统、水流量控制方法、装置及存储介质
US9454160B2 (en) Thermal recycling plant system, apparatus for controlling a thermal recycling plant and method of controlling a thermal recycling plant
WO2020100317A1 (ja) 空調システム
JPH04359725A (ja) 空調設備における流量制御弁の制御方法
TW201942524A (zh) 節能控制系統及其方法
Dozier IAQ and the classroom.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7394574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150