JP7392895B1 - 運転支援装置、運転支援方法及びプログラム - Google Patents

運転支援装置、運転支援方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異常から正常に戻すための最適な操作を短時間で得ることができる技術を提供すること。【解決手段】本開示の一態様による運転装置は、制御対象の運転データと、異常診断モデルとを用いて、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したか否かを診断する異常診断部と、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作を計算するための最適化問題を定式化する定式化部と、前記最適な操作を計算する操作量計算部と、前記最適な操作を所定の出力先に出力する出力部と、を有し、前記定式化部は、前記制御対象を正常に戻すための操作の大きさと、前記制御対象の正常時における過去の運転データを表す正常データの分布からの外れ度合いとを最小化する最適化問題であって、かつ、前記正常データと前記操作後の運転データとの距離が、前記操作後の運転データの最近傍の正常データと前記操作後の運転データとの距離以上となることを表す第1の制約条件を含む最適化問題を定式化する。【選択図】図1

Description

本開示は、運転支援装置、運転支援方法及びプログラムに関する。
ごみ焼却プラント等といったプラントを対象として、異常やその兆候等が診断又は検知されたときに、正常時における過去の運転データを考慮して異常から正常に戻すための最適な操作を計算する技術が従来から知られている(特許文献1)。この従来技術では、データ分布を考慮したCE(DACE:Distribution-Aware Counterfactual Explanation)と呼ばれる手法を利用している(非特許文献1)。
特許第7103539号公報
金森 憲太朗,高木 拓也,小林 健,有村 博紀,混合整数線形計画法に基づく実現可能性を考慮した反事実的説明法,人工知能学会 第34回全国大会(2020)
しかしながら、非特許文献1では最適な操作を求めるための最適化問題を定式化する際に多くの時間を要する場合があり、その結果、最適な操作を得るまでに多くの時間を要することがある。
本開示は、上記の点に鑑みてなされたもので、異常から正常に戻すための最適な操作を短時間で得ることができる技術を提供する。
本開示の一態様による運転装置は、制御対象の運転データと、異常診断モデルとを用いて、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したか否かを診断する異常診断部と、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作を計算するための最適化問題を定式化する定式化部と、前記最適化問題を解くことにより、前記最適な操作を計算する操作量計算部と、前記最適な操作を所定の出力先に出力する出力部と、を有し、前記定式化部は、前記制御対象を正常に戻すための操作の大きさと、前記制御対象の正常時における過去の運転データを表す正常データの分布からの外れ度合いとを最小化する最適化問題であって、かつ、前記正常データと前記操作後の運転データとの距離が、前記操作後の運転データの最近傍の正常データと前記操作後の運転データとの距離以上となることを表す第1の制約条件を含む最適化問題を定式化する。
異常から正常に戻すための最適な操作を短時間で得ることができる技術が提供される。
最適操作の計算の一例を模式的に示す図である。 本実施形態に係るプラント制御システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る運転支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る運転支援装置の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る運転支援処理の一例を示すフローチャートである。 従来手法と提案手法の計算時間の比較例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。以下では、オペレータの操作によりプラントを制御する場合を対象として、当該プラントで異常又はその兆候等の発生が診断又は検知されたときに当該プラントを正常に戻すための最適な操作を短時間でオペレータに提示できるプラント制御システム1について説明する。以下では、異常又はその兆候等をまとめて「異常等」といい、また異常等の発生有無を診断又は検知することをまとめて「異常等の発生有無を診断する」又は単に「異常等を診断する」ということにする。
<問題設定>
プラントの運転データをxとする。プラントの運転データは一般に多変量データであるため、プロセスの状態を表す変数(これは状態変数等とも呼ばれる。)の総数Dとして、x=(x,・・・,x)と表す。また、異常診断対象の運転データ(以下、「診断対象データ」ともいう。)をx(p)と表す。なお、プロセスの状態としては、例えば、温度、圧力、流量、ガス濃度等が挙げられ、これらはプラントに設置等された各種センサによって計測される。状態変数x,・・・,xの中にはオペレータ等が操作可能な変数だけでなく、操作できない変数も存在し得る(例えば、ごみ焼却プラントを考えた場合、ごみの投入量や空気流量は操作可能であるが、CO濃度等は操作することができない。)。
また、異常診断モデルをH(・)で表し、H(x(p))=+1のときプラントは正常(つまり、異常等の発生はない)、H(x(p))=-1のときプラントは異常(つまり、異常等が発生している)であると診断されるものとする。ここで、異常診断モデルとは、プラントに関して異常等の発生有無を診断するためのモデルであり、例えば、過去の運転データを用いて機械学習手法等により予め作成される。なお、異常診断モデルHは、線形モデル(つまり、H(x)=+1を満たす領域とH(x)=-1を満たす領域とを線形に分離可能なモデル)であってもよいし、非線形なモデルであってもよい。
このとき、H(x(p))=-1であると診断されたときに、正常時におけるプラントの過去の運転データ(以下、「過去の正常データ」又は単に「正常データ」ともいう。)の分布を考慮してH(x(p)+a)=+1を満たす最適な操作量aを計算することが目的である。なお、a=(a,・・・,a)と表されるため、以下、各a(d=1,・・・,D)を操作変数とも呼ぶことにする。
<従来手法の定式化>
非特許文献1や参考文献1等に記載されている従来手法では、離散的な値(離散値)が設定される各操作変数a(d=1,・・・,D)に関してその操作変数aに設定し得る値(つまり、状態変数xの変更の大きさを表す変更量)の集合が与えられる。以下、操作変数aに設定し得る変更量の総数をI、i番目の変更量をΔad,iとする。なお、各変更量Δad,iとしては、例えば、{(Δa1,i,・・・,ΔaD,i)|i=1,・・・,I}がD次元空間内における所定の間隔の格子点の集合となるようなものを与えること等が考えられる。ただし、例えば、或る操作変数aが操作できない場合、その操作変数aの変更量はすべてのi=1,・・・,Iに対してΔad,i=0であるものとする。
なお、連続値が設定される操作変数aが存在する場合には、その連続値を離散化した上で定式化を行えばよい。ただし、操作変数aに離散値が設定されることは必須ではなく、例えば、各操作変数aの全部又は一部は連続値が設定されるものであってもよい。
このとき、従来手法では、目的関数をd(a)+λq(x(p)+a|X)、制約条件を以下の式(1)~式(4)として最適化問題を定式化し、この目的関数d(a)+λq(x(p)+a|X)を最小化する操作量aを最適な操作量とする。すなわち、Mind(a)+λq(x(p)+a|X) s.t. 式(1)~式(4)という最適化問題を解くことで、最適な操作量aを計算する。
Figure 0007392895000002

ここで、d(・)は距離関数(例えば、ユークリッド距離やマハラノビス距離等)、Xは過去の正常データの集合、つまりX={x(n)|H(x(n))=+1,n=1,・・・,N:=|X|}である。また、q(x(p)+a|X)はXが与えられたときのx(p)+aの外れ値度であり、λは重みパラメータ(ハイパーパラメータ)である。
外れ値度qとしては近傍点密度(LOF:local outlier factor)を用いることができる。Xが与えられたときの近傍点密度q(x|X)は以下により計算できる。
Figure 0007392895000003
ここで、kは近傍点密度を計算する際に考慮する近傍点数、N(x)⊂Xはk近傍点集合である。また、lrd(x)はk局所到達可能性密度であり、以下で表される。
Figure 0007392895000004
ただし、rd(x,x')はk到達可能性であり、以下で表される。
Figure 0007392895000005
なお、Δ(・,・)は距離関数であり、dと同様の指標を表す距離関数を用いればよい。
また、πd,iは操作変数aにi番目の変更量Δad,iを設定するか否かを表すバイナリ変数、vはn番目の正常データが操作後の運転データQ:=x(p)+aの最近傍点になるか否かを表すバイナリ変数を表す。また、cd,i は、操作変数aにi番目の変更量Δad,iを設定したときにおける操作後の運転データQ=x(p)+aの状態変数xの値と、n番目の正常データの状態変数xの値との間の距離を表す。更に、Cは十分に大きな値を表す。ただし、πd,iは、πd,i=1のとき操作変数aにi番目の変更量Δad,iを設定することを表し、πd,i=0のとき操作変数aにi番目の変更量Δad,iを設定しないことを表すものとする。同様に、vは、v=1のときn番目の正常データが操作後の運転データQの最近傍点であることを表し、v=0のときn番目の正常データが操作後の運転データQの最近傍点でないことを表すものとする。
一例として、D=2、R={x=(x,x)|H(x)=+1}、H(・)が線形モデルであり、運転データの集合E⊂Xでは密度が高く、運転データの集合E⊂Xでは密度が低い場合における最適な操作量aの計算例を図1に示す。図1に示す例では、過去の正常データの密度も考慮して、操作量の距離(言い換えれば、操作量の大きさ)ができるだけ小さく、かつ、操作後の運転データQ=x(p)+aの近傍の密度ができるだけ高く(つまり、外れ値度q(x(p)+a|X)ができるだけ小さく)なるように最適な操作量aが計算される。
しかしながら、従来手法では最適化問題の定式化に多くの時間を要する場合がある。具体的には、上記の式(2)に示す制約条件を定式化するにはNの2乗に比例する時間が必要になるため、N(つまり、過去の正常データ数)が大きい場合には最適化問題の定式化に多くの時間を要する。このため、Nが大きい場合、従来手法では、異常診断モデルH(・)によって異常等が診断された後、最適な操作量aがオペレータに提示されるまでに時間を要し、異常回避又は異常復旧を適切に行うことができない。
そこで、以下では、上記の式(2)~(3)に示す制約条件の代わりに、それと等価な制約条件によって最適化問題を定式化する。
<提案手法の定式化>
本提案手法では式(2)~(3)をより短時間で定式化できる制約条件に修正する。
具体的には、まず、操作後の運転データQ=x(p)+aとその最近傍点となる正常データとの間の距離を表す変数dminを導入し、以下の式(5)で定義する。
Figure 0007392895000006
すなわち、操作後の運転データQとその最近傍点となるn番目の正常データとの距離cd,i をv及びπd,iを含む形で表現し、これをdminとする。
また、操作変数aにi番目の変更量Δad,iを設定したときにおける操作後の運転データQ=x(p)+aの状態変数xの値と、n番目の正常データの状態変数xの値との間の距離を表す変数dを導入し、以下の式(6)で定義する。
Figure 0007392895000007
すなわち、操作変数aにi番目の変更量Δad,iを設定したときにおける操作後の運転データQ=x(p)+aの状態変数xの値とn番目の正常データの状態変数xの値との間の距離をπd,iを含む形で表現し、これをdとする。
更に、以下の式(7)を満たすことを要請する。
Figure 0007392895000008
すなわち、過去のすべての正常データ数に対してdmin≦dを満たすことを要請する。
そして、上記の式(2)~(3)の代わりに、上記の式(5)~式(7)を最適化計画問題の制約条件として定式化する。すなわち、Mind(a)+λq(x(p)+a|X) s.t. 式(1)、式(4)、式(5)~式(7)という最適化問題を定式化し、これを解くことにより最適な操作量aを計算する。
本提案手法では、従来手法とは異なり、最適な操作量aを求めるための最適化問題の制約条件をNに比例する時間で定式化することができる。このため、Nが大きい場合であっても、従来手法と比較して短時間で定式化することが可能となり、その結果、最適な操作量aをオペレータに短時間で提示し、異常回避又は異常復旧を迅速に行うことができるようになる。
なお、Mind(a)+λq(x(p)+a|X) s.t. 式(1)、式(4)、式(5)~式(7)という最適化問題は、H(・)が線形モデルである場合には混合整数計画問題となり、既知の最適化手法により高速に解くことができる。一方で、H(・)が非線形モデルである場合には、既知のメタヒューリスティックス等により解けばよい。
また、距離関数dとしてユークリッド距離ではなく、マハラノビス距離を用いることで、運転データ間の相関を考慮することが可能となる。このため、例えば、過去の実際の運転やその運転の際の操作難易度等も考慮して最適な操作量を計算することができるようになる。
また、外れ値度qを計算する際に、k=1として距離関数Δ(・,・)をlマハラノビス距離とすることで、混合整数計画問題を定式化する際の制約条件や補助変数の数を削減することができる。このため、この場合、混合整数計画問題が簡略化され、より高速に解くことができるようになる。
<プラント制御システム1の全体構成例>
本実施形態に係るプラント制御システム1の全体構成例を図2に示す。図2に示すように、本実施形態に係るプラント制御システム1には、運転支援装置10と、制御装置20と、プラント30とが含まれる。ここで、運転支援装置10と制御装置20は任意の通信ネットワークを介して通信可能に接続されており、同様に制御装置20とプラント30は任意の通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。
運転支援装置10は、プラント30の運転データを制御装置20から取得し、それらの運転データから当該プラント30の異常等の発生有無を診断する。また、運転支援装置10は、プラント30の異常等が診断された場合、当該プラント30を正常に戻すための最適な操作をオペレータ等に提示する。これにより、オペレータによるプラント30の運転が支援される。
制御装置20は、プラント30から運転データを収集すると共に、オペレータによって設定された操作に応じて当該プラント30を制御する。ここで、制御装置20としては、例えば、PLC(programmable logic controller)等が挙げられる。なお、オペレータは、制御装置20に対して直接に操作を設定してもよいし、制御装置20と通信ネットワークを介して通信可能な端末又は装置を用いて制御装置20に対して操作を設定してもよい。特に、オペレータは、運転支援装置10を用いて制御装置20に対して操作を設定してもよい。
プラント30は、制御装置20の制御により各種プロセスの実行する機器や設備等である。プラント30の具体例としては、例えば、ごみ焼却プラント、石油化学プラント、食品プラント、鉄鋼プラント等といったものが挙げられる。
なお、図2に示すプラント制御システム1の全体構成は一例であって、他の構成であってもよい。例えば、運転支援装置10と制御装置20とが一体で構成されていてもよいし、オペレータが利用する端末等がプラント制御システム1に含まれていてもよい。
<運転支援装置10のハードウェア構成例>
本実施形態に係る運転支援装置10のハードウェア構成例を図3に示す。図3に示すように、本実施形態に係る運転支援装置10は、入力装置101と、表示装置102と、外部I/F103と、通信I/F104と、RAM(Random Access Memory)105と、ROM(Read Only Memory)106と、補助記憶装置107と、プロセッサ108とを有する。これらの各ハードウェアは、それぞれがバス109を介して通信可能に接続される。
入力装置101は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、物理ボタン等である。表示装置102は、例えば、ディスプレイ、表示パネル等である。なお、運転支援装置10は、入力装置101及び表示装置102のうちの少なくとも一方を有していなくてもよい。
外部I/F103は、記録媒体103a等の外部装置とのインタフェースである。記録媒体103aとしては、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等が挙げられる。
通信I/F104は、運転支援装置10を通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。RAM105は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM106は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。補助記憶装置107は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶装置であり、プログラムやデータが格納される。プロセッサ108は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の各種演算装置である。
なお、図3に示すハードウェア構成は一例であって、運転支援装置10は、他のハードウェア構成を有していてもよい。例えば、運転支援装置10は、複数の補助記憶装置107や複数のプロセッサ108を有していてもよいし、図示したハードウェア以外の種々のハードウェアを有していてもよい。
<運転支援装置10の機能構成例>
本実施形態に係る運転支援装置10の機能構成例を図4に示す。図4に示すように、本実施形態に係る運転支援装置10は、入力部201と、異常診断部202と、定式化部203と、操作量計算部204と、出力部205とを有する。これら各部は、例えば、運転支援装置10にインストールされた1以上のプログラムが、プロセッサ108等に実行させる処理により実現される。また、本実施形態に係る運転支援装置10は、データベース206を有する。データベース206は、例えば、補助記憶装置107等により実現される。なお、データベース206は、例えば、運転支援装置10と通信ネットワークを介して通信可能に接続される記憶装置等により実現されてもよい。
入力部201は、所定の時間毎(例えば、プラント30の制御周期毎)に、異常診断対象の運転データ(つまり、診断対象データx(p))を制御装置20から取得(入力)する。
異常診断部202は、データベース206に格納されている異常診断モデルHと、入力部201によって取得された診断対象データx(p)とを用いて、プラント30における異常等の発生有無を診断する。なお、一般に、プラント30では時間遅れ(つまり、何等かの操作を行ってからそれに対する応答が計測されるまでの時間的な遅れ)を考慮した異常診断モデルが作成されるため、以下でも同様に、異常診断モデルHはプラント30の時間遅れを考慮した機械学習モデルであるものとする。
定式化部203は、異常診断部202によってプラント30が異常であると診断された場合、Mind(a)+λq(x(p)+a|X) s.t. 式(1)、式(4)、式(5)~式(7)という最適化問題を定式化する。
操作量計算部204は、定式化部203によって定式化された最適化問題を解くことにより、プラント30を異常から正常に戻すための最適な操作量aを計算する。すなわち、操作量計算部204は、Mind(a)+λq(x(p)+a|X) s.t. 式(1)、式(4)、式(5)~式(7)という最適化問題を解くことにより、最適な操作量aを計算する。
出力部205は、操作量計算部204によって計算された最適な操作量aを所定の出力先に出力し、プラント30のオペレータ等に提示する。これにより、オペレータによって最適な操作量aが制御装置20に設定され、プラント30が当該操作量aに従って制御される。なお、最適な操作量aの出力先としては、例えば、表示装置102であってもよいし、通信ネットワークを介して通信可能に接続される端末又は装置等であってもよい。
データベース206は、異常診断モデルHと過去の正常データの集合Xとを含む各種データを格納する。
<運転支援処理>
以下、本実施形態に係る運転支援処理について、図5を参照しながら説明する。なお、図5のステップS101~ステップS106は所定の時間毎(例えば、プラント30の制御周期毎)に繰り返し実行される。
ステップS101:入力部201は、診断対象データx(p)を制御装置20から取得する。
ステップS102:次に、異常診断部202は、データベース206に格納されている異常診断モデルHと、上記のステップS101で取得された診断対象データx(p)とを用いて、プラント30における異常等の発生有無を診断する。すなわち、異常診断部202は、H(x(p))が+1又は-1のいずれであるかを計算し、その値によりプラント30の異常等の発生有無を診断する。
ステップS103:次に、異常診断部202は、上記のステップS102でプラント30に異常等が発生したと診断されたか否かを判定する。プラント30に異常等が発生したと診断された場合はステップS104に進み、そうでない場合は本繰り返しにおける処理を終了する。
ステップS104:上記のステップS103でプラント30に異常等が発生したと診断された場合、定式化部203は、Mind(a)+λq(x(p)+a|X) s.t. 式(1)、式(4)、式(5)~式(7)という最適化問題を定式化する。
ステップS105:次に、操作量計算部204は、上記のステップS104で定式化された最適化問題を解くことにより、プラント30を異常から正常に戻すための最適な操作量aを計算する。すなわち、操作量計算部204は、Mind(a)+λq(x(p)+a|X) s.t. 式(1)、式(4)、式(5)~式(7)という最適化問題を解くことにより、最適な操作量aを計算する。
ステップS106:出力部205は、上記のステップS105で計算された最適な操作量aを所定の出力先に出力し、プラント30のオペレータ等に提示する。これにより、オペレータ等は当該操作量aを制御装置20に設定し、この操作量aに従ってプラント30が制御されるようにすることができる。
<従来手法と提案手法の計算時間の比較>
ここで、従来手法と提案手法の計算時間について、図6を参照しながら説明する。図6は、正常データ数Nを横軸、最適化問題を解くのに要した計算時間〔s〕を縦軸として、従来手法と提案手法のそれぞれで正常データ数Nと計算時間との関係をプロットしたグラフである。
このとき、横軸をx、縦軸をyとすれば、従来手法における正常データ数Nと計算時間との関係はy=0.0068x-0.256x+8.8299という二次式で近似された。一方で、提案手法では、における正常データ数Nと計算時間との関係はy=0.3054x-16.032という1次式で近似できた。また、N=500のときを比較すると、提案手法では、従来手法と比較して、計算時間を14.2倍高速化できた。
これにより、提案手法は、従来手法と比較して、計算時間を削減(特に、正常データ数Nが多い場合には大幅に削減)できることがわかる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る運転支援装置10は、プラント30に異常等が発生した場合に、そのプラント30を異常から正常に戻すための最適な操作量aを計算することができる。しかも、このとき、本実施形態に係る運転支援装置10は、最適な操作量aを求めるための最適化問題を従来手法によりも短時間で定式化することができる。このため、本実施形態に係る運転支援装置10によれば、最適な操作量aをオペレータに短時間で提示することが可能となり、迅速な異常回避又は異常復旧を実現することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、最適な操作量aをオペレータ等に提示したが、これに限られず、例えば、その操作量aを運転支援装置10が制御装置20に設定し、プラント30が自動的に正常に戻るようにしてもよい。
<変形例>
上記の実施形態では、プラント30に異常等が発生したと診断された場合に当該プラント30を異常から正常に戻すための最適な操作量aを計算したが、これに加えて、その操作量aに含まれる各要素a(d=1,・・・,D)の操作順も計算してもよい。ここで、操作順とは、操作量a=(a,・・・,a)の非零要素の順番のことである。これは、例えば、a=(a,a)を考えた場合、a→aの順に操作した場合とa→aの順に操作した場合とでプラント30の状態が異なり得るためである。これにより、最適な操作順でプラント30の状態を異常から正常に戻ることが可能となる。なお、操作量a=(a,・・・,a)の零要素は操作不要又は操作できない状態変数を表すものとする。
以下では、オペレータ等が操作可能な状態変数の添え字を要素とするベクトルをV、Vの要素を並び替える写像をσ、そのような写像の全体をΣとする。例えば、x=(x,x,x,x,x)である場合に操作可能な状態変数がx、xであるとすれば、V=(1,3)であり、Σ={σ,σ}、σ((1,3))=(1,3)、σ((1,3))=(3,1)である。
最適な操作量aに対する操作量を計算するために、本変形例では、状態変数間の因果関係を表す因果モデルを作成した上で、参考文献1に開示されているOrderedCEと呼ばれる手法を用いる。
因果モデルは、例えば、統計的因果探索の1つであるLiNGAM(linear non-Gaussian acyclic model)と呼ばれる手法により、過去の運転データから作成すればよい。以下、この因果モデルをDとして、例えば、隣接行列等といった形式で表されているものとする。
このとき、d(・)を距離関数(例えば、ユークリッド距離やマハラノビス距離等)としたときに、目的関数をd(a)+λq(x(p)+a|X)+γCord(a,σ|D)、制約条件を式(1)、式(4)、式(5)~式(7)として、目的関数を最小化する操作量a及び写像σを計算する。すなわち、Mina,σd(a)+λq(x(p)+a|X)+γCord(a,σ|D) s.t. 式(1)、式(4)、式(5)~式(7)という最適化問題を定式化し、これを解くことにより最適な操作量aと写像σを計算する。この写像σは最適な操作量aの非零要素に対する並び替えであり、σ(V)が最適な操作量aの非零要素の操作順を表している。ここで、γは重みパラメータ(ハイパーパラメータ)である。また、Cord(a,σ|D)は操作順の違いによるコストを表す関数であり、予め定義される。
なお、Mina,σd(a)+λq(x(p)+a|X)+γCord(a,σ|D) s.t. 式(1)、式(4)、式(5)~式(7)は、H(・)が線形モデルである場合には混合整数計画問題となり、既知の最適化手法により高速に解くことができる。一方で、H(・)が非線形モデルである場合には、既知のメタヒューリスティックス等により解けばよい。
なお、本変形例を用いる場合、図5のステップS106では最適な操作量aに加えて、その非零要素の操作順を表すσ(V)も出力される。
本発明、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から逸脱することなく、種々の変形や変更、既知の技術との組み合わせ等が可能である。
[参考文献]
参考文献1:Kentaro Kanamori, Takuya Takagi, Ken Kobayashi, Yuichi Ike, Kento Uemura, Hiroki Arimura, "Ordered Counterfactual Explanation by Mixed-Integer Linear Optimization",35th AAAI Conference on Artificial Intelligence (AAAI 2021)
1 プラント制御システム
10 運転支援装置
20 制御装置
30 プラント
101 入力装置
102 表示装置
103 外部I/F
103a 記録媒体
104 通信I/F
105 RAM
106 ROM
107 補助記憶装置
108 プロセッサ
109 バス
201 入力部
202 異常診断部
203 定式化部
204 操作量計算部
205 出力部
206 データベース

Claims (6)

  1. 制御対象の運転データと、異常診断モデルとを用いて、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したか否かを診断する異常診断部と、
    前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作を計算するための最適化問題を定式化する定式化部と、
    前記最適化問題を解くことにより、前記最適な操作を計算する操作量計算部と、
    前記最適な操作を所定の出力先に出力する出力部と、
    を有し、
    前記定式化部は、
    前記制御対象を正常に戻すための操作の大きさと、前記制御対象の正常時における過去の運転データを表す正常データの分布からの外れ度合いとを最小化する最適化問題であって、かつ、前記正常データの数Nに比例する計算時間で定式化可能な制約条件のみを含む最適化問題を定式化し
    前記制約条件には、前記正常データと前記操作後の運転データとの距離が、前記操作後の運転データの最近傍の正常データと前記操作後の運転データとの距離以上となることを表す第1の制約条件が含まれ、
    前記第1の制約条件は、
    前記操作の操作量をa=(a ,・・・,a )、π d,i をa にi番目の変更量を設定するか否かを表すバイナリ変数、v をn番目の正常データが前記操作後の運転データの最近傍であるか否かを表すバイナリ変数、c d,i をa にi番目の変更量を設定したときにおける前記操作後の運転データのd番目の状態変数の値とn番目の正常データのd番目の状態変数の値との距離としたとき、
    前記最近傍の正常データと前記操作後の運転データとの距離d min をv d,i π d,i のi=1,・・・,I (ただし、I はa に設定可能な変更量の数)、d=1,・・・,D、及びn=1,・・・,Nに関する和、n番目の正常データと前記操作後の運転データとの距離d をc d,i π d,i のi=1,・・・,I 及びd=1,・・・,Dに関する和として、d min ≦d (n=1,・・・,N)と表される、運転支援装置。
  2. 前記制約条件には、
    前記操作後の運転データを前記異常診断モデルに入力したときに正常と診断されることを表す第2の制約条件と、
    前記バイナリ変数v,・・・,vのうち、前記操作後の運転データの最近傍であることを表すバイナリ変数は1つのみであることを表す第3の制約条件と、が更に含まれる、請求項に記載の運転支援装置。
  3. 前記定式化部は、
    前記第1の制約条件、前記第2の制約条件、及び前記第3の制約条件の下で、d(a)+λq(x(p)+a|X)(ただし、d(・)は距離関数、x(p)は前記運転データ、q(x(p)+a|X)は前記正常データの集合Xが与えられたときのx(p)+aの外れ値、λは重みパラメータ)を最小化する操作量aを求める問題を前記最適化問題として定式化する、請求項に記載の運転支援装置。
  4. 前記定式化部は、
    前記操作量aの各要素aが表す操作の操作順を更に求める問題を前記最適化問題として定式化する、請求項乃至の何れか一項に記載の運転支援装置。
  5. 制御対象の運転データと、異常診断モデルとを用いて、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したか否かを診断する異常診断手順と、
    前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作を計算するための最適化問題を定式化する定式化手順と、
    前記最適化問題を解くことにより、前記最適な操作を計算する操作量計算手順と、
    前記最適な操作を所定の出力先に出力する出力手順と、
    をコンピュータが実行し、
    前記定式化手順は、
    前記制御対象を正常に戻すための操作の大きさと、前記制御対象の正常時における過去の運転データを表す正常データの分布からの外れ度合いとを最小化する最適化問題であって、かつ、前記正常データの数Nに比例する計算時間で定式化可能な制約条件のみを含む最適化問題を定式化し
    前記制約条件には、前記正常データと前記操作後の運転データとの距離が、前記操作後の運転データの最近傍の正常データと前記操作後の運転データとの距離以上となることを表す第1の制約条件が含まれ、
    前記第1の制約条件は、
    前記操作の操作量をa=(a ,・・・,a )、π d,i をa にi番目の変更量を設定するか否かを表すバイナリ変数、v をn番目の正常データが前記操作後の運転データの最近傍であるか否かを表すバイナリ変数、c d,i をa にi番目の変更量を設定したときにおける前記操作後の運転データのd番目の状態変数の値とn番目の正常データのd番目の状態変数の値との距離としたとき、
    前記最近傍の正常データと前記操作後の運転データとの距離d min をv d,i π d,i のi=1,・・・,I (ただし、I はa に設定可能な変更量の数)、d=1,・・・,D、及びn=1,・・・,Nに関する和、n番目の正常データと前記操作後の運転データとの距離d をc d,i π d,i のi=1,・・・,I 及びd=1,・・・,Dに関する和として、d min ≦d (n=1,・・・,N)と表される、運転支援方法。
  6. 制御対象の運転データと、異常診断モデルとを用いて、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したか否かを診断する異常診断手順と、
    前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作を計算するための最適化問題を定式化する定式化手順と、
    前記最適化問題を解くことにより、前記最適な操作を計算する操作量計算手順と、
    前記最適な操作を所定の出力先に出力する出力手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記定式化手順は、
    前記制御対象を正常に戻すための操作の大きさと、前記制御対象の正常時における過去の運転データを表す正常データの分布からの外れ度合いとを最小化する最適化問題であって、かつ、前記正常データの数Nに比例する計算時間で定式化可能な制約条件のみを含む最適化問題を定式化し
    前記制約条件には、前記正常データと前記操作後の運転データとの距離が、前記操作後の運転データの最近傍の正常データと前記操作後の運転データとの距離以上となることを表す第1の制約条件が含まれ、
    前記第1の制約条件は、
    前記操作の操作量をa=(a ,・・・,a )、π d,i をa にi番目の変更量を設定するか否かを表すバイナリ変数、v をn番目の正常データが前記操作後の運転データの最近傍であるか否かを表すバイナリ変数、c d,i をa にi番目の変更量を設定したときにおける前記操作後の運転データのd番目の状態変数の値とn番目の正常データのd番目の状態変数の値との距離としたとき、
    前記最近傍の正常データと前記操作後の運転データとの距離d min をv d,i π d,i のi=1,・・・,I (ただし、I はa に設定可能な変更量の数)、d=1,・・・,D、及びn=1,・・・,Nに関する和、n番目の正常データと前記操作後の運転データとの距離d をc d,i π d,i のi=1,・・・,I 及びd=1,・・・,Dに関する和として、d min ≦d (n=1,・・・,N)と表される、プログラム。
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