JP7103539B1 - 運転支援装置、運転支援方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】異常から正常に戻すための最適な操作を計算すること。【解決手段】一実施形態に係る運転支援装置は、制御対象の運転データを用いて、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したか否かを診断するように構成されている異常診断部と、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作を計算するように構成されている操作量計算部と、前記最適な操作を所定の出力先に出力するように構成されている出力部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、運転支援装置、運転支援方法及びプログラムに関する。
ごみ焼却プラント等といったプラントでは、例えば、炉の燃焼状態等の計測値を踏まえて、炉への空気流量等をオペレータが操作してプラントを運転している。このようなプラントの運転を支援する技術の1つとして、プラントや設備、機器等の異常やその兆候等の発生有無を診断又は検知する技術が従来から知られている。例えば、特許文献1には、機器の運転状態を監視し、異常が発生したときに、その発生原因を特定する技術が開示されている。また、例えば、特許文献2には、主成分分析や離散ウェーブレット変換を用いて異常診断モデルを構築してプロセスやセンサの異常を検出する技術が開示されている。更に、非特許文献1には、SVM(Support Vector Machine)、RF(Random Forest)、LightGBM(Light Gradient Boosting Machine)等といった機械学習手法を用いて異常兆候を検知する技術が開示されている。
機械学習手法は様々な分野に応用されているが、近年では、機械学習手法による推論結果の説明可能性が重要となっている。これに対して、非特許文献2では、機械学習モデルの推論結果を説明するためのLIME(Local Interpretable Model-agnostic Explanations)と呼ばれるアルゴリズムが開示されている。
上記のLIMEはプラント等の異常診断にも応用されており、例えば、非特許文献3では、プラント等の異常診断で異常要因を同定する際に、LIMEのような機械学習の説明技術を応用することが開示されている。
特開2003-108225号公報 特開2012-155361号公報
堤 達朗,"油中ガス成分の類似性に基づく変圧器の異常様相分類および異常予兆検知の検討",2019年電気学会電子・情報・システム部門大会pp1306-1311 Marco Tulio Ribeiro,Sameer Singh,Carlos Ernesto Guestrin,"Why Should I Trust You?": Explaining the Predictions of Any Classifier,Proceedings of the 22nd ACM SIGKDD International Conference on Knowledge Discovery and Data Mining 2016 Pages 1135-1144 原 慎大,村上 賢哉,桐生 智志,飯坂 達也,松井 哲郎,"非線形プロセスを想定した異常要因の同定手法の評価",2019年電気学会電子・情報・システム部門大会pp1327-1330
しかしながら、機械学習手法等により異常やその兆候等の発生有無を診断又は検知する場合、従来技術では、その診断又は検知結果を踏まえて、プラント等のオペレータがどのような操作を行えばよいかまではわからなかった。例えば、非特許文献3に開示されている技術では、どの計測値や操作変数が異常要因であるかはわかるものの、具体的にどのような操作を行えばプラントを異常から正常に戻すことができるかまではわからなかった。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、異常から正常に戻すための最適な操作を計算することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態に係る運転支援装置は、制御対象の運転データを用いて、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したか否かを診断するように構成されている異常診断部と、前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作を計算するように構成されている操作量計算部と、前記最適な操作を所定の出力先に出力するように構成されている出力部と、を有する。
異常から正常に戻すための最適な操作を計算することができる。
本実施形態に係るプラント制御システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る運転支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る運転支援装置の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る運転支援処理の一例を示すフローチャートである。 最適操作の計算の一例を模式的に示す図(その1)である。 最適操作の計算の一例を模式的に示す図(その2)である。 一実施例におけるごみ焼却プラントを模式的に示す図である。 一実施例における最適操作前の蒸気流量及びCO濃度を示す図である。 一実施例における最適操作後の蒸気流量及びCO濃度を示す図である。 一実施例におけるごみ焼却プラントの因果モデルを示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。以下では、オペレータの操作によりプラントを制御する場合を対象として、当該プラントで異常又はその兆候等の発生が診断又は検知されたときにオペレータに対して当該プラントを正常に戻すための最適な操作を提示することができるプラント制御システム1について説明する。
<プラント制御システム1の全体構成例>
本実施形態に係るプラント制御システム1の全体構成例を図1に示す。図1に示すように、本実施形態に係るプラント制御システム1には、運転支援装置10と、制御装置20と、プラント30とが含まれる。ここで、運転支援装置10と制御装置20は任意の通信ネットワークを介して通信可能に接続されており、同様に制御装置20とプラント30は任意の通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。
運転支援装置10は、プラント30の運転データを制御装置20から取得し、それらの運転データから当該プラント30の異常又はその兆候等の発生有無を診断又は検知する。また、運転支援装置10は、プラント30の異常又はその兆候等の発生が診断又は検知された場合、当該プラント30を正常に戻すための最適な操作をオペレータ等に提示する。これにより、オペレータによるプラント30の運転が支援される。以下では、異常又はその兆候等をまとめて単に「異常等」といい、また異常等の発生有無を診断又は検知することをまとめて単に「異常等の発生有無を診断」ということにする。ここで、運転データとは、プラント30によって実行されるプロセスの状態(例えば、温度、圧力、流量、ガス濃度等)を各種センサ等により計測した計測データのことであり、一般に多変量データ(つまり、多次元ベクトル)として表現される。
制御装置20は、プラント30から運転データを収集すると共に、オペレータによって設定された操作に応じて当該プラント30を制御する。ここで、制御装置20としては、例えば、PLC(programmable logic controller)等が挙げられる。なお、オペレータは、制御装置20に対して直接に操作を設定してもよいし、制御装置20と通信ネットワークを介して通信可能な端末又は装置を用いて制御装置20に対して操作を設定してもよい。特に、オペレータは、運転支援装置10を用いて制御装置20に対して操作を設定してもよい。
プラント30は、制御装置20の制御により各種プロセスの実行する機器や設備等である。プラント30の具体例としては、例えば、ごみ焼却プラント、石油化学プラント、食品プラント、鉄鋼プラント等といったものが挙げられる。
なお、図1に示すプラント制御システム1の全体構成は一例であって、他の構成であってもよい。例えば、運転支援装置10と制御装置20とが一体で構成されていてもよいし、オペレータが利用する端末等がプラント制御システム1に含まれていてもよい。
<運転支援装置10のハードウェア構成例>
本実施形態に係る運転支援装置10のハードウェア構成例を図2に示す。図2に示すように、本実施形態に係る運転支援装置10は、入力装置101と、表示装置102と、外部I/F103と、通信I/F104と、RAM(Random Access Memory)105と、ROM(Read Only Memory)106と、補助記憶装置107と、プロセッサ108とを有する。これらの各ハードウェアは、それぞれがバス109を介して通信可能に接続される。
入力装置101は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、物理ボタン等である。表示装置102は、例えば、ディスプレイ、表示パネル等である。
外部I/F103は、記録媒体103a等の外部装置とのインタフェースである。記録媒体103aとしては、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等が挙げられる。
通信I/F104は、運転支援装置10を通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。RAM105は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM106は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。補助記憶装置107は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶装置であり、プログラムやデータが格納される。プロセッサ108は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の各種演算装置である。
図2に示すハードウェア構成は一例であって、運転支援装置10は、他のハードウェア構成を有していてもよい。例えば、運転支援装置10は、複数の補助記憶装置107や複数のプロセッサ108を有していてもよいし、図示したハードウェア以外の種々のハードウェアを有していてもよい。
<運転支援装置10の機能構成例>
本実施形態に係る運転支援装置10の機能構成例を図3に示す。図3に示すように、本実施形態に係る運転支援装置10は、入力部201と、異常診断部202と、操作量計算部203と、出力部204とを有する。これら各部は、例えば、運転支援装置10にインストールされた1以上のプログラムが、プロセッサ108等に実行させる処理により実現される。また、本実施形態に係る運転支援装置10は、データベース205を有する。データベース205は、例えば、補助記憶装置107等により実現される。なお、データベース205は、例えば、運転支援装置10と通信ネットワークを介して通信可能に接続される記憶装置等により実現されてもよい。
入力部201は、所定の時間毎(例えば、プラント30の制御周期毎)に、異常診断対象の運転データ(以下、「診断対象データ」ともいう。)を制御装置20から取得(入力)する。以下では、運転データを表す変数をxで記載し、診断対象データをx(p)と表す。なお、運転データは、一般に多変量データであるため、例えば、プロセスの状態を表す変数(これは状態変数等とも呼ばれる。)の総数をM、状態変数をx,・・・,xとすればx=(x,・・・,x)と表される。また、状態変数x,・・・,xの中にはオペレータ等が操作可能な変数だけでなく操作できない変数も存在し得る(例えば、ごみ焼却プラントを考えた場合、ごみの投入量や空気流量は操作可能であるが、CO濃度等は操作することができない。)。
異常診断部202は、データベース205に格納されている異常診断モデルと、入力部201によって取得された診断対象データとを用いて、プラント30に関して異常等の発生有無を診断する。ここで、異常診断モデルとは、プラント30に関して異常等の発生有無を診断するためのモデルであり、例えば、過去の運転データを用いて機械学習手法等により予め作成される。なお、一般に、プラント30では時間遅れ(つまり、何等かの操作を行ってからそれに対する応答が計測されるまでの時間的な遅れ)を考慮した異常診断モデルが作成されるため、以下でも同様に、異常診断モデルはプラント30の時間遅れを考慮した機械学習モデルであるものとする。
また、以下では、異常診断モデルをH(・)で表し、H(x(p))=+1のときプラント30は正常(つまり、異常等の発生はない)、H(x(p))=-1のときプラント30は異常(つまり、異常等が発生している)であると診断されるものとする。なお、異常診断モデルHは、線形モデル(つまり、H(x)=+1を満たす領域とH(x)=-1を満たす領域とを線形に分離可能なモデル)であってもよいし、非線形なモデルであってもよい。
操作量計算部203は、異常診断部202によってプラント30が異常であると診断された場合、プラント30を異常から正常に戻すための最適な操作量を計算する。すなわち、操作量計算部203は、H(x(p)+a)=+1を満たす最適な操作量aを計算する。なお、操作量aも多変量データであり、運転データがx=(x,・・・,x)と表される場合は、a=(a,・・・,a)と表される。
出力部204は、操作量計算部203によって計算された最適な操作量aを所定の出力先に出力し、プラント30のオペレータ等に提示する。これにより、オペレータによって最適な操作量aが制御装置20に設定され、プラント30が当該操作量aに従って制御される。なお、最適な操作量aの出力先としては、例えば、表示装置102であってもよいし、通信ネットワークを介して通信可能に接続される端末又は装置等であってもよい。
データベース205は、各種データ(例えば、異常診断モデル、過去の運転データ(特に、プラント30の正常時における過去の運転データ)等)を格納する。
<運転支援処理>
本実施形態に係る運転支援処理について、図4を参照しながら説明する。なお、図4のステップS101~ステップS105は所定の時間毎(例えば、プラント30の制御周期毎)に繰り返し実行される。
ステップS101:入力部201は、診断対象データx(p)を制御装置20から取得する。
ステップS102:次に、異常診断部202は、データベース205に格納されている異常診断モデルと、上記のステップS101で取得された診断対象データx(p)とを用いて、プラント30に関して異常等の発生有無を診断する。すなわち、異常診断部202は、H(x(p))が+1又は-1のいずれであるかを計算し、その値によりプラント30の異常等の発生有無を診断する。
ステップS103:次に、異常診断部202は、上記のステップS102でプラント30に異常等が発生したと診断されたか否かを判定する。プラント30に異常等が発生したと診断された場合はステップS104に進み、そうでない場合は本繰り返しにおける処理を終了する。
ステップS104:上記のステップS103でプラント30に異常等が発生したと診断された場合、操作量計算部203は、プラント30を異常から正常に戻すための最適な操作量aを計算する。すなわち、操作量計算部203は、H(x(p)+a)=+1を満たす最適な操作量aを計算する。なお、最適な操作量aの計算方法については後述する。
ステップS105:出力部204は、上記のステップS104で計算された最適な操作量aを所定の出力先に出力し、プラント30のオペレータ等に提示する。これにより、オペレータ等は当該操作量aを制御装置20に設定し、この操作量aに従ってプラント30が制御されるようにすることができる。
<最適な操作量aの計算方法>
以下、上記のステップS104の最適な操作量aの計算方法について説明する。
≪最適な操作量aの計算方法その1≫
本計算方法では、H(x(p)+a)=+1を満たし、かつ、操作量aの大きさが最も小さくなる操作量を最適な操作量aとして計算する。これにより、プラント30の現在の状態を考慮して最も少ない操作量で、当該プラント30の状態を異常から正常に戻すことが可能となる。
具体的には、d(・)を距離関数(例えば、ユークリッド距離等)としたときに、目的関数をd(a)、制約条件をH(x(p)+a)=+1として目的関数d(a)を最小化する操作量aを最適な操作量とする。すなわち、Mind(a) s.t. H(x(p)+a)=+1という最適化問題を解くことで、最適な操作量aを計算する。なお、d(・)はユークリッド距離に限られず、例えば、L1ノルム等であってもよい。
一例として、M=2、R={x=(x,x)|H(x)=+1}、H(・)が線形モデルである場合における最適な操作量aの計算例を図5に示す。図5に示す例では、H(x(p)+a)=+1を満たし、かつ、操作量d(a)が最小となる点をPとしたときに、P=x(p)+aとなる操作量aが最適な操作量となる。
ここで、上記の最適化問題は、H(・)が線形モデル(例えば、線形回帰、上下限、決定木等)である場合には混合整数計画問題となり、既知の最適化手法により高速に解くことができる。一方で、H(・)が非線形モデルである場合には、既知のメタヒューリスティックス等により解けばよい。
なお、例えば、操作量aの取り得る値の範囲を格子点に限定する等してもよい。これにより、最適化問題をより高速に解くことが可能となる。このことは、以下で説明するその他の計算方法についても同様である。
≪最適な操作量aの計算方法その2≫
本計算方法では、H(x(p)+a)=+1を満たし、かつ、プラント30の正常時における過去の運転データを考慮して操作量aの大きさが最も小さくなる操作量を最適な操作量aとして計算する。これにより、操作量が少ないだけでなく、過去の正常時の運用を考慮して実現可能性が高い操作量(つまり、過去の正常時における実際のプラント30の状態に戻すような操作量)で、プラント30の状態を異常から正常に戻ることが可能となる。
具体的には、d(・)を距離関数(例えば、ユークリッド距離やマハラノビス距離等)としたときに、目的関数をd(a)+λq(x(p)+a|X)、制約条件をH(x(p)+a)=+1として目的関数d(a)+λq(x(p)+a|X)を最小化する操作量aを最適な操作量とする。すなわち、Mind(a)+λq(x(p)+a|X) s.t. H(x(p)+a)=+1という最適化問題を解くことで、最適な操作量aを計算する。ここで、Xはプラント30の正常時における過去の運転データの集合、つまりX={x(n)|H(x(n))=+1,n=1,・・・,N=|X|}である。また、q(x(p)+a|X)はXが与えられたときのx(p)+aの外れ値度であり、λは重みパラメータ(ハイパーパラメータ)である。
外れ値度qとしては近傍点密度(LOF:local outlier factor)を用いることができる。Xが与えられたときの近傍点密度q(x|X)は以下により計算できる。
Figure 0007103539000002
ここで、kは近傍点密度を計算する際に考慮する近傍点数、N(x)⊂Xはk近傍点集合である。また、lrd(x)はk局所到達可能性密度であり、以下で表される。
Figure 0007103539000003
ただし、rd(x,x')はk到達可能性であり、以下で表される。
Figure 0007103539000004
なお、Δ(・,・)は距離関数であり、dと同様の指標を表す距離関数を用いればよい。
一例として、M=2、R={x=(x,x)|H(x)=+1}、H(・)が線形モデルであり、運転データの集合E⊂Xでは密度が高く、運転データの集合E⊂Xでは密度が低い場合における最適な操作量aの計算例を図6に示す。図6に示す例では、図5と異なり、点P=x(p)+aとなる操作量aではなく、点Q=x(p)+aとなる操作量aが最適な操作量となる。これは、プラント30の正常時における過去の運転データの密度も考慮してx(p)+aの近傍の密度が高く(つまり、外れ値度q(x(p)+a|X)が小さく)なるように最適な操作量が計算されるためである。
ここで、上記の最適化問題も計算方法その1と同様に、H(・)が線形モデルである場合には混合整数計画問題となり、既知の最適化手法により高速に解くことができる。一方で、H(・)が非線形モデルである場合には、既知のメタヒューリスティックス等により解けばよい。
なお、距離関数dとしてユークリッド距離ではなく、マハラノビス距離を用いることで、運転データ間の相関を考慮することが可能となる。このため、例えば、過去の実際の運転やその運転の際の操作難易度等も考慮して最適な操作量を計算することができるようになる。
また、外れ値度qを計算する際に、k=1として距離関数Δ(・,・)をlマハラノビス距離とすることで、混合整数計画問題を定式化する際の制約条件や補助変数の数を削減することができる。このため、この場合、混合整数計画問題が簡略化され、より高速に解くことができるようになる。
本計算方法では、参考文献1に開示されているDACEと呼ばれる手法を用いる。
≪最適な操作量aの計算方法その3≫
本計算方法では、H(x(p)+a)=+1を満たし、かつ、操作量aの大きさが最も小さくなる操作量を最適な操作量aとして計算すると共に、その操作量aに含まれる各要素の最適な操作順も計算する。ここで、操作順とは、操作量a=(a,・・・,a)の非零要素の順番のことである。これは、例えば、a=(a,a)を考えた場合、a→aの順に操作した場合とa→aの順に操作した場合とでプラント30の状態が異なり得るためである。これにより、操作量が少ないだけでなく、最適な操作順で、プラント30の状態を異常から正常に戻ることが可能となる。なお、操作量a=(a,・・・,a)の零要素は操作不要又は操作できない状態変数を表すものとする。
以下では、オペレータ等が操作可能な状態変数の添え字を要素とするベクトルをV、Vの要素を並び替える写像をσ、そのような写像の全体をΣとする。例えば、x=(x,x,x,x,x)である場合に操作可能な状態変数がx、xであるとすれば、V=(1,3)であり、Σ={σ,σ}、σ((1,3))=(1,3)、σ((1,3))=(3,1)である。
最適な操作量aに対する操作量を計算するために、本計算方法では、状態変数間の因果関係を表す因果モデルを作成した上で、参考文献2に開示されているOrderedCEと呼ばれる手法を用いる。
因果モデルは、例えば、統計的因果探索の1つであるLiNGAM(linear non-Gaussian acyclic model)と呼ばれる手法により、過去の運転データから作成すればよい。以下、この因果モデルをDとして、例えば、隣接行列等といった形式で表されているものとする。
このとき、d(・)を距離関数(例えば、ユークリッド距離等)としたときに、目的関数をd(a)+γCord(a,σ|D)、制約条件をH(x(p)+a)=+1として目的関数d(a)+γCord(a,σ|D)を最小化する操作量a及び写像σを計算する。この写像σは最適な操作量aの非零要素に対する並び替えであり、σ(V)が最適な操作量aの非零要素の操作順を表している。すなわち、Mina,σd(a)+γCord(a,σ|D) s.t. H(x(p)+a)=+1という最適化問題を解くことで、最適な操作量aと最適な操作順σとを計算する。ここで、γは重みパラメータ(ハイパーパラメータ)である。また、Cord(a,σ|D)は操作順の違いによるコストを表す関数であり、予め定義される。
ここで、上記の最適化問題は、H(・)が線形モデルである場合には混合整数計画問題となり、既知の最適化手法により高速に解くことができる。一方で、H(・)が非線形モデルである場合には、既知のメタヒューリスティックス等により解けばよい。
なお、本計算方法では、図4のステップS105で最適な操作量aに加えて、その非零要素の操作順を表すσ(V)も出力される。
≪最適な操作量aの計算方法その4≫
上記の計算方法その2とその3を組み合わせてもよい。すなわち、Mina,σd(a)+γCord(a,σ|D)+λq(x(p)+a|X) s.t. H(x(p)+a)=+1という最適化問題を解いてもよい。
<実施例>
以下、本実施形態の一実施例について説明する。
≪実施例1≫
本実施例では、プラント30としてごみ焼却プラントを想定し、最適な操作量aをオペレータ等に提示する場合について説明する。
ごみ焼却プラントの模式図を図7に示す。図7に示すように、ごみ焼却プラントでは、ごみと空気を燃焼炉に投入し、その燃焼によって発生した熱が蒸気に変換され、蒸気と一酸化炭素(CO)等といった排気ガスとが出力される。一般に蒸気は発電等に利用されるため、蒸気の生成量を増やすと共にそれを安定化させることが求められる。一方で、蒸気の生成量を増やすためにはごみの投入量と空気の流量を増やす必要があるが、それにより不完全燃焼が発生し、その結果、CO濃度が高くなる可能性がある。このため、ごみの投入量と空気の流量とを適切に操作する必要がある。なお、ごみの投入量はフィーダと呼ばれる設備の動作速度により操作され、空気流量はバルブ等の開閉角度により操作される。また、蒸気流量とCO濃度は一般に現在値だけでなく、その変化速度も計測される。
したがって、ごみ焼却プラントの状態変数は以下となる。
:蒸気流量(現在値)
:蒸気流量(速度)
:CO濃度(現在値)
:CO濃度(速度)
:空気流量
:フィーダ速度
すなわち、運転データはx=(x,x,x,x,x,x)と表される。また、上記の状態変数のうち、オペレータ等が操作可能なものは空気流量xとフィーダ速度xである。このため、操作量はa=(0,0,0,0,a,a)と表される。ここで、aは空気流量に対する操作量、aはフィーダ速度に対する操作量である。
以上により、例えば、d(・)としてユークリッド距離を用いて、上記の計算方法その1により最適な操作量aを計算する場合、Min(a +a 1/2 s.t. H(x(p)+a)=+1という最適化問題を解けばよい。
一例として、最適操作前の蒸気流量及びCO濃度を図8に、最適操作後の蒸気流量及びCO濃度を図9に示す。図8に示すように、蒸気流量が下限を下回ることが予測された場合(つまり、異常の兆候が診断された場合)に、最適な操作量aを計算してその操作量aを制御装置20に設定することで、図9に示すように、蒸気流量が下限を下回ることを防止できている(つまり、ごみ焼却プラントを正常に戻すことができている)ことがわかる。
≪実施例2≫
実施例1と同様の設定において、上記の計算方法2により最適な操作量aを計算する場合、Min(a +a 1/2+λq(x(p)+a|X) s.t. H(x(p)+a)=+1という最適化問題を解けばよい。これにより、実施例1と比較して、より実現可能性が高い操作量を計算することが可能となる。
≪実施例3≫
本実施例でもプラント30としてごみ焼却プラントを想定し、上記の計算方法3により最適な操作量aを計算する場合について説明する。
実施例1と異なり、本実施例におけるごみ焼却プラントでは、ごみを攪拌するストーカとストーカ及びフィーダを或る設定値(以下、自動制御設定値という。)により自動的に制御する制御器とが更に存在し、ストーカによるごみ攪拌量とフィーダによるごみ投入量は当該自動制御設定値により自動的に制御されるものとする。
このとき、本実施例におけるごみ焼却プラントの状態変数は以下となる。
:蒸気流量(現在値)
:蒸気流量(速度)
:CO濃度(現在値)
:CO濃度(速度)
:空気流量
:ストーカ速度
:フィーダ速度
:自動制御設定値
すなわち、運転データはx=(x,x,x,x,x,x,x,x)と表される。また、上記の状態変数のうち、オペレータ等が操作可能なものは空気流量xとストーカ速度xとフィーダ速度xと自動制御設定値xである。このため、操作量はa=(0,0,0,0,a,a,a,a)と表される。ここで、aは空気流量に対する操作量、aはストーカ速度に対する操作量、aはフィーダ速度に対する操作量、aは自動制御設定値に対する操作量である。
また、本実施例におけるごみ焼却プラントの状態変数間の因果モデルDは図10に示すようなものであるとする。
以上により、例えば、d(・)としてユークリッド距離を用いて最適な操作量aを計算する場合、Mina,σ(a +a +a +a 1/2+γCord(a,σ|D) s.t. H(x(p)+a)=+1という最適化問題を解けばよい。その結果、例えば、最適な操作順σ((5,6,7,8))=(8,6,7,5)が得られた場合、a→a→a→aの順に操作が行われるように操作量を制御装置20に設定すればよい。この例では、ストーカ速度やフィーダ速度を個別に操作するよりも、自動制御設定値を操作した後にストーカ速度やフィーダ速度を操作した方が全体の操作量を少なくすることができると考えられる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る運転支援装置10は、プラント30に異常等が発生した場合に、そのプラント30を異常から正常に戻すための最適な操作量やその操作順をオペレータ等に提示することができる。このため、オペレータ等は、実際にその操作量や操作順を制御装置20に設定し、プラント30が正常に戻るように制御することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、最適な操作量a(とその操作順)をオペレータ等に提示したが、これに限られず、例えば、その操作量(とその操作順)を運転支援装置10が制御装置20に設定し、プラント30が自動的に正常に戻るようにしてもよい。
本発明、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から逸脱することなく、種々の変形や変更、既知の技術との組み合わせ等が可能である。
[参考文献]
参考文献1:金森 憲太朗, 高木 拓也, 小林 健, 有村 博紀,"混合整数線形計画法に基づく実現可能性を考慮した反事実的説明法",人工知能学会 第34回全国大会(2020)
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1 プラント制御システム
10 運転支援装置
20 制御装置
30 プラント
101 入力装置
102 表示装置
103 外部I/F
103a 記録媒体
104 通信I/F
105 RAM
106 ROM
107 補助記憶装置
108 プロセッサ
109 バス
201 入力部
202 異常診断部
203 操作量計算部
204 出力部
205 データベース

Claims (8)

  1. 制御対象の運転データ (p) と異常診断モデルH(・)とを用いてH(x (p) )を計算し、H(x (p) )=+1の場合は前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生していないと診断し、H(x (p) )=-1の場合は前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生していると診断するように構成されている異常診断部と、
    前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、距離関数d(・)を用いて、Min d(a) s.t. H(x (p) +a)=+1となる操作量aで表される操作を、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作として計算するように構成されている操作量計算部と、
    前記最適な操作を所定の出力先に出力するように構成されている出力部と、
    を有する運転支援装置。
  2. 前記出力部は、
    前記運転支援装置が備える表示装置、又は、前記制御対象のオペレータが利用する端末に前記最適な操作を出力するように構成されている、請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記出力部は、
    前記制御対象を制御する制御装置に前記最適な操作を出力するように構成されている、請求項1に記載の運転支援装置。
  4. 前記操作量計算部は、
    記制御対象の正常時における過去の運転データの集合Xを更に用いてMin d(a)+λq (x (p) +a|X) s.t. H(x (p) +a)=+1(ただし、q (x (p) +a|X)はXが与えられたときのx (p) +aの外れ値度、λは重みパラメータ)となる操作量aで表される操作を、前記最適な操作として計算するように構成されている、請求項1乃至3の何れか一項に記載の運転支援装置。
  5. 前記操作量aは、前記制御対象の状態変数の総数をMとして、a=(a ,・・・,a )と表され、
    前記操作量計算部は、
    前記操作量aの各要素a (i=1,・・・,M)が表す操作の最適な操作順を更に計算するように構成されている、請求項1乃至の何れか一項に記載の運転支援装置。
  6. 前記異常診断モデルH(・)は、前記制御対象の操作に対する時間遅れを考慮して予め作成された機械学習モデルである、請求項1乃至の何れか一項に記載の運転支援装置。
  7. 制御対象の運転データ (p) と異常診断モデルH(・)とを用いてH(x (p) )を計算し、H(x (p) )=+1の場合は前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生していないと診断し、H(x (p) )=-1の場合は前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生していると診断する異常診断手順と、
    前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、距離関数d(・)を用いて、Min d(a) s.t. H(x (p) +a)=+1となる操作量aで表される操作を、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作として計算する操作量計算手順と、
    前記最適な操作を所定の出力先に出力する出力手順と、
    をコンピュータが実行する運転支援方法。
  8. 制御対象の運転データ (p) と異常診断モデルH(・)とを用いてH(x (p) )を計算し、H(x (p) )=+1の場合は前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生していないと診断し、H(x (p) )=-1の場合は前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生していると診断する異常診断手順と、
    前記制御対象に異常又は前記異常の兆候が発生したと診断された場合、距離関数d(・)を用いて、Min d(a) s.t. H(x (p) +a)=+1となる操作量aで表される操作を、前記制御対象を正常に戻すための最適な操作として計算する操作量計算手順と、
    前記最適な操作を所定の出力先に出力する出力手順と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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