JP7392640B2 - 気体試料導入装置、および、気体試料導入装置のリークチェック方法 - Google Patents

気体試料導入装置、および、気体試料導入装置のリークチェック方法 Download PDF

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Description

本開示は、ガス分析装置に気体試料を導入する装置、および、その装置のリークチェック方法に関する。
ガス分析装置に、気体試料を導入する装置として、ヘッドスペース試料導入装置が知られている。ヘッドスペース試料導入装置は、容器内に収容した液体または固体試料を一定温度に加熱し、揮発させ、容器内の上部空間(ヘッドスペース)から試料ガスを採取して、ガス分析装置に導入する装置である。ヘッドスペース試料導入装置は、ガス配管を用いるため、ガス漏れを生じる可能性がある。特許文献1は、ガス漏れ判定手段を備えたヘッドスペース試料導入装置を開示している。
特許第5768896号公報
従来のヘッドスペース試料導入装置においては、ガス漏れ判定手段を有していたが、ガス漏れ判定手段は、ガス漏れの有無を判定するだけで、ガス漏れの箇所を特定するまでには、至っていなかった。本開示は、ガス漏れの箇所を特定することが可能なヘッドスペース試料分析装置を提供することを目的とする。
本開示の気体試料導入装置は、分析装置に試料ガスを導入するための装置である。
本開示の第1観点の気体試料導入装置は、試料容器接続流路と、加圧用ガス供給流路と、ガス排出流路と、サンプルループと、第1流路切替バルブと、第1開閉バルブと、第2開閉バルブと、圧力センサと、制御部と、を備えている。試料容器接続流路は、試料容器内の空間に接続されている。加圧用ガス供給流路は、試料容器の内部を加圧する加圧用ガスを供給する。ガス排出流路は、加圧用ガスを排気する。サンプルループは、試料容器からの試料ガスを収容する。第1流路切替バルブは、サンプルループが加圧用ガス供給流路と試料容器接続流路との間に接続された第1状態と、サンプルループを経由しないで加圧用ガス供給流路と試料容器接続流路とを接続する第2状態とを切り替える。第1開閉バルブは、加圧用ガス供給流路の中途に配置されている。第2開閉バルブは、ガス排出流路の中途に配置されている。圧力センサは、加圧用ガス供給流路の第1開閉バルブと第1流路切替バルブとの間、または、ガス排出流路の第2開閉バルブと第1流路切替バルブとの間の圧力を測定する。制御部は、第1開閉バルブと、第2開閉バルブと、第1流路切替バルブとを制御する。制御部は、第1流路切替バルブを第1状態にし、第2開閉バルブを閉にした状態で、第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第1の判定を行う。制御部は、第1の判定でガス漏れが有ると判定した時は、第1流路切替バルブを第2状態にし、第2開閉バルブを閉にした状態で、第1開閉バルブを開から閉に切替て、圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第2の判定を行うことによって、ガス漏れの個所を特定する。
本開示の第2観点の気体試料導入装置は、第1観点の装置に加えて、トラップ管と、第2流路切り替えバルブとをさらに備えている。トラップ管は、試料ガス中の所定成分を吸着する。第2流路切替バルブは、サンプルループにトラップ管を接続しない第1状態と、サンプルループにトラップ管を接続した第2状態とを切り替え可能である。制御部は、第2流路切替バルブは第2状態で、第1の判定を行った後で、さらに、第2流路切替バルブを第1状態に切り替えた状態で、ガス漏れ有無の第2の判定を行う。第2の判定において、ガス漏れが無いと判断した時は、さらに、第1流路切替バルブを第2状態から第1状態に切り替えた状態で、第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第3の判定を行うことによって、ガス漏れの個所をさらに特定する。
本開示の第3観点の気体試料導入装置のリークチェック方法において、気体試料導入装置は、試料容器接続流路と、加圧用ガス供給流路と、ガス排出流路と、サンプルループと、第1流路切替バルブと、第1開閉バルブと、第2開閉バルブと、圧力センサと、制御部と、を備えている。試料容器接続流路は、試料容器内の空間に接続されている。加圧用ガス供給流路は、試料容器の内部を加圧する加圧用ガスを供給する。ガス排出流路は、加圧用ガスを排気する。サンプルループは、試料容器からの試料ガスを収容する。第1流路切替バルブは、サンプルループが加圧用ガス供給流路と試料容器接続流路との間に接続された第1状態と、サンプルループを経由しないで加圧用ガス供給流路と試料容器接続流路とを接続する第2状態とを切り替える。第1開閉バルブは、加圧用ガス供給流路の中途に配置されている。第2開閉バルブは、ガス排出流路の中途に配置されている。圧力センサは、加圧用ガス供給流路の第1開閉バルブと第1流路切替バルブとの間、または、ガス排出流路の第2開閉バルブと第1流路切替バルブとの間の圧力を測定する。制御部は、第1開閉バルブと、第2開閉バルブと、第1流路切替バルブとを制御する。第3観点のリークチェック方法は、第1判定ステップと、第2判定ステップとを備える。第1判定ステップは、制御部が、第1流路切替バルブを第1状態にし、第2開閉バルブを閉にした状態で、第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の判定を行う。制御部が第1判定ステップにおいて、ガス漏れが有ると判断した時は、第2判定ステップを行う。第2判定ステップは、制御部が第1流路切替バルブを第2状態にし、第2開閉バルブを閉にした状態で、第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第2の判定を行うことによって、ガス漏れの個所を特定する。
本開示の第4観点の気体試料導入装置のリークチェック方法は、第3観点のリークチェック方法であって、気体試料導入装置は、さらに、トラップ管と、第2流路切り替えバルブとを備えている。トラップ管は、試料ガス中の所定成分を吸着する。第2流路切替バルブは、サンプルループにトラップ管を接続しない第1状態と、サンプルループにトラップ管を接続した第2状態とを切替可能である。第4観点のリークチェック方法は、さらに、第3判定ステップを備える。第1判定ステップにおいては、制御部は第2流路切替バルブを第2状態に制御する。第2判定ステップにおいては、制御部は第2流路切替バルブを第1状態に切り替えた状態に制御する。制御部が、前記第2判定ステップにおいて、ガス漏れが無いと判断した時は、第3判定ステップを行う。第3判定ステップは、第1流路切替バルブを第2状態から第1状態に切り替えた状態で、第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の判定を行うことによって、ガス漏れの個所をさらに特定する。
本開示の気体試料導入装置は、加圧する流路を切替て複数回のリークチェックを行う事により、リーク個所をある程度特定することができる。
特に、上述した、ヘッドスペースガス分析装置においては、ユーザは試料容器の蓋をする操作を行う。このような操作によって、試料容器接続流路と試料容器との接続部分において、ガス漏れを発生させる可能性がある。また、サンプルループは、ユーザーメンテナンスにおいて取り外し、取り付けされるものであるため、流路切替バルブのサンプルループを接続するポートもガス漏れの可能性がある。本開示の気体試料導入装置は、ガス漏れが生じた際に、試料容器接続部を含む流路にガス漏れが生じたか、サンプルループを含む流路にガス漏れが生じたかを判別することができる。
試料を導入してガス分析を行う装置の全体の概略図である。 第1実施形態の気体試料導入装置100(ループ専用機)の構成を示す図である。 第1、第2実施形態の気体試料導入装置100、100aを用いたリークチェック方法の一部を示すフローチャートである。 第1実施形態の気体試料導入装置100のリークチェック方法の一部を示すフローチャートである。 第1実施形態の気体試料導入装置100のリークチェックにおいて、第1判定ステップで高圧となる太線部分を示す図である。 第1実施形態の気体試料導入装置100のリークチェックにおいて、第2判定ステップで高圧となる太線部分を示す図である。 第2実施形態の気体試料導入装置100a(トラップ/ループ両用機)の構成を示す図である。 第2実施形態の気体試料導入装置100aのリークチェック方法の一部を示すフローチャートである。 第2実施形態の気体試料導入装置100aのリークチェック方法の一部を示すフローチャートである。 第2実施形態の気体試料導入装置100aのリークチェックにおいて、第1判定ステップで高圧となる太線部分を示す図である。 第2実施形態の気体試料導入装置100aのリークチェックにおいて、第2判定ステップで高圧となる太線部分を示す図である。 第2実施形態の気体試料導入装置100aのリークチェックにおいて、第3判定ステップで高圧となる太線部分を示す図である。
図1に、液体又または固体試料を導入してガス分析を行う装置の全体の概略図を示す。ユーザは、液体又または固体試料を試料容器21に入れ、サンプルトレイ200に置く。サンプルトレイ200上の試料容器21は、搬送装置によって、気体試料導入装置100、100aの所定位置に搬送される。本開示の気体試料導入装置100、100aは、ヘッドスペース試料導入装置である。気体試料導入装置100、100aの内部において、試料は気化され、試料ガスとなる。試料ガスは、ガス分析装置300に搬送され、ガス分析が行われる。ガス分析装置は、たとえば、ガスクロマトグラフである。ガスクロマトグラフは、分離カラムと、検出器を含んでいる。
<第1実施形態>
(1)気体試料導入装置100(ループ専用機)の構成
本実施形態の気体試料導入装置100は、図2に示すように、試料容器接続流路p3と、加圧用ガス供給流路p1と、ガス排出流路p2と、サンプルループ22と、キャリアガス供給流路p5と、分析装置接続流路p6と、第1流路切替バルブ1と、第1開閉バルブ11と、第2開閉バルブ12と、圧力センサ23と、制御部30と、を備えている。気体試料導入装置100は、試料容器21を加熱する装置、ニードルを試料容器21に刺し入れる装置を含む。気体試料導入装置100は、サンプルトレイ200にある試料容器21を気体試料導入装置100の所定の位置に搬送する装置を含んでもよい。
後で説明するように、第2実施形態の気体試料導入装置100aは、サンプルループ22と、トラップ管24の両方を含んでいる。これに対して、第1実施形態の気体試料導入装置100は、トラップ管24を含んでいない。そこで、第1実施形態の気体試料導入装置100をループ専用機と、第2実施形態の気体試料導入装置100aをトラップ/ループ両用機と呼ぶことがある。
試料容器(バイアル)21は、ガラス製の瓶と、シリコーンゴムなどからなる蓋(セプタム)とを含む。試料容器21の内部には、液体または固体の試料が収容され、試料容器21内部の上方には、ヘッドスペースが形成される。ユーザは、瓶の蓋をすることによって、試料容器21の内部を密閉する。蓋にニードルを突き刺すことによって貫通させ、試料容器接続流路p3とヘッドスペースが連通する。気体試料導入装置100は、さらに、図示しない試料加熱装置を備えている。試料加熱装置は、制御部30によって制御されている。試料加熱装置は、試料を一定温度に一定時間、加熱する。加熱によって試料の比較的沸点の低い成分が揮発し、ヘッドスペースに溜まる。
試料容器接続流路p3は、図2に示すように、試料容器21内のヘッドスペースと、第1流路切替バルブ1のポート2aとを接続する。試料容器接続流路p3の試料容器21側の先端には、ニードルが配置されている。ニードルを試料容器21の蓋に貫通させることにより、試料容器接続流路p3を試料容器21内のヘッドスペースに接続することができる。
加圧用ガス供給流路p1は、試料容器21内を加圧する加圧用ガスを提供する流路である。加圧用ガスは、たとえば、ヘリウム、窒素などの不活性ガスである。加圧用ガスは、大気圧より高い所定のガス圧になるよう制御されている。加圧用ガス供給流路p1は、一方を定圧ガス源に接続され、他方を第1流路切替バルブ1のポート1aに接続されている。定圧ガス源とは、たとえば、圧力制御装置である。加圧用ガス供給流路p1には、図2に示すように定圧ガス源側から順に第1開閉バルブ11、分岐管15が接続されている。第1開閉バルブ11を開くことにより、加圧用ガスの高圧が、第1流路切替バルブ1のポート1aに印加される。
ガス排出流路p2は、一方を定圧ガス源に、他方を加圧用ガス供給流路p1上の分岐管15に接続されている。定圧ガス源とは、たとえば、圧力制御装置である。ガス排出流路p2のガス圧は、大気圧より高く、加圧用ガスの圧力よりも低い。ガス排出流路p2のガス圧は、加圧用ガスのガス圧を減圧して生成してもよい。ガス排出流路p2には、分岐管15より定圧源に向かって順に、分岐管16、第2開閉バルブ12が接続されている。分岐管16には、圧力センサ23が接続されている。
第2開閉バルブ12を閉じることにより、加圧用ガス供給流路p1側の圧力が保持される。
第1開閉バルブ11、第2開閉バルブ12は、電磁弁を用いてもよい。
圧力センサ23は、分岐管16のガス圧を計測する。第2開閉バルブ12を閉じることにより、圧力センサ23は、加圧用ガス供給流路p1側の圧力を測定することができる。圧力センサ23(および分岐管16)は、本実施形態では、ガス排出流路p2の第2開閉バルブ12と分岐管15との間に配置されているが、加圧用ガス供給流路p1の第1開閉バルブ11と第1流路切替バルブ1のポート1aとの間に配置されていてもよい。圧力センサ23は、加圧用ガス供給流路p1の、第1開閉バルブ11と第1流路切替バルブ1のポート1aとの間の圧力を測定することができる。
サンプルループ22は、計量管とも呼ばれる。サンプルループ22は、所定の容量を持ち、試料ガスを収容する。サンプルループ22は、第1流路切替バルブ1のポート6aとポート3aに接続されている。
キャリアガスは、試料ガスを分析装置300に導入する。キャリアガスは、たとえば、ヘリウム、窒素などの不活性ガスや水素である。キャリアガスは、加圧用ガスと同一であっても異なっていてもよいが水素は加圧用ガスに用いられることはない。キャリアガス供給流路p5は、キャリアガス供給源と、第1流路切替バルブ1のポート5aとを接続する。
分析装置接続流路p6は、分析装置300と、第1流路切替バルブ1のポート4aとを接続する。
第1流路切替バルブ1は、6つのポート1a~6aを有する。第1流路切替バルブ1は、ポートの接続状態を第1状態と第2状態とに切り替える。第1流路切替バルブ1は、第1状態では、図2に示すように、ポート6aとポート1a、ポート2aとポート3a、ポート4aとポート5aを接続する。第1状態は、ロード状態ともいう。第2状態では、ポート1aとポート2a、ポート3aとポート4a、ポート5aとポート6aを接続する。第2状態は、インジェクト状態ともいう。
なお、第1開閉バルブ11、第2開閉バルブ12の開閉の状態、第1流路切替バルブ1が第1状態か第2状態かを示したものをバルブフォーメーションという。主に、リークチェック時のバルブフォーメーションをバルブフォーメーションA1~A4として、表1に示す。試料導入時のバルブフォーメーションも同じものを利用するときは、適宜、バルブフォーメーションA1~A4を利用する。
Figure 0007392640000001
制御部30はコンピュータである。制御部30は、プロセッサとメモリとを有している。制御部30は、さらに、ディスプレイと、キーボード、マウス、タッチパネル等のユーザの入力手段とを有していてもよい。メモリには、プログラムが格納されている。プログラムとは、試料導入プログラム、リークチェックプログラムなどである。プロセッサはプログラムを実行する。制御部30は、第1開閉バルブ11と、第2開閉バルブ12と、第1流路切替バルブ1と、試料加熱装置(図示せず)と、を制御する。制御部30は、さらに、サンプルトレイから気体試料導入装置100へ試料を搬送する装置、ニードルを試料容器21に刺し入れる装置を制御してもよい。
(2)気体試料導入装置100によるガス試料の分析装置への導入方法
次に、気体試料導入装置100によるガス試料の分析装置への導入方法について説明する。
ユーザは、液体または固体試料を試料容器21の瓶に挿入し、蓋を占め密閉する。そして、試料容器21を、サンプルトレイ200に載置する。試料容器21は、サンプルトレイ200から、気体試料導入装置100の所定位置に搬送される。
制御部30は、加熱装置によって、試料容器21を一定温度で一定時間加熱する。液体または固体試料から、ガス成分が発生し、試料容器21内のヘッドスペースに溜まる。試料容器接続流路p3に接続されたニードルを試料容器21の蓋に突き刺すことにより、試料容器接続流路p3と試料容器21内のヘッドスペースとを連通させる。
第1流路切替バルブ1を第1状態(ロード状態)に設定し、第2開閉バルブ12は閉にした状態で、第1開閉バルブ11を閉から開に変更する(バルブフォーメーションA1)。加圧用ガスの圧力が、加圧用ガス供給流路p1から、サンプルループ22、試料容器接続流路p3を経由して、試料容器21内のヘッドスペースに加えられる(図5)。つまり、ヘッドスペースは、加圧用ガスの圧力となる。
次に、第1流路切替バルブ1を第1状態(ロード状態)のままで、第1開閉バルブ11を閉にし、第2開閉バルブ12を開に変更する。これによって、加圧用ガスおよび試料ガスは、今度は逆に、ヘッドスペースから、試料容器接続流路p3、サンプルループ22を経由して、ガス排出流路p2を経由して、装置100の外の方向に流れる。ここで、ガス排出流路p2は、大気圧より高い一定の圧力に制御されているので、圧力が一定の圧力になったところで、ガスの流れは止まる。この操作で、サンプルループ22に試料ガスが収容される。
次に、第1流路切替バルブ1を第2状態(インジェクト状態)に切り替え、キャリアガスをキャリアガス供給流路p5に供給する。キャリアガスは、サンプルループ22内に収容された試料ガスとともに、分析装置接続流路p6を流れて、分析装置300に供給される(図6)。
(3)気体試料導入装置100のリークチェック方法
次に、気体試料導入装置100のリークチェック方法について、図面を用いて説明する。図3,4は、リークチェック方法を示すフローチャートである。
準備として、ユーザは、試料容器21の瓶に蓋をし、内部を密閉したものを、サンプルトレイに載置する。試料容器の内部には、試料やダミー試料が封入されたものであってもよいし、試料が封入されていなくてもよい。
このような準備がされた状態でユーザは、制御部30に、リークチェックをするよう命令を与える。たとえば、コンピュータの入力手段によって、命令を入力する。これによって、制御部30のメモリに記憶されているリークチェックのプログラムが開始される。
最初に、ステップS101では、搬送装置は、サンプルトレイ200上の試料容器21を、気体試料導入装置100の所定位置に搬送する。
次に、ステップS102では、気体試料導入装置100は、試料容器21の内部にニードルを刺し入れる。これによって、試料容器21内のヘッドスペースと、試料容器接続流路p3が接続される。気体試料導入においては、試料容器21を加熱するが、リークチェックにおいては、試料容器21を加熱しても加熱しなくてもよい。
次に、ステップS103では、制御部30は、気体試料導入装置がループ専用機か、トラップ/ループ両用機かを判断する。本実施形態の場合は、ループ専用機であるので、フローA(図4)に進む。
図4に示すフローAは、リークチェックの中心的プロセスである。フローAは、気体試料導入装置100の主な流路にガス漏れが有るか無いか判定する第1判定ステップ(S201~S205)と、ガス漏れの位置を特定する第2判定ステップ(S211~S217)とを含む。
第1判定ステップは、次の通りである。
まず、ステップS201では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションA1に設定する。より具体的には、制御部30は、第2開閉バルブ12は閉、第1流路切替バルブ1は第1状態(ロード状態)にした状態で、第1開閉バルブ11を閉から開に変更する。これによって、気体試料導入装置100の図5において太線で示した部分が加圧用ガスで加圧される。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S202)。所定時間とは、ガス漏れが無いときに、加圧用ガスが加圧用ガス供給流路p1から太線の流路全体に流入し、圧力センサ23で測定する圧力が安定するまでの時間である。
次に、ステップS203では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションA2に設定する。具体的には、第2開閉バルブ12と第1流路切替バルブ1とは変更しないで、第1開閉バルブ11を開から閉に変更する。これによって、気体試料導入装置100の図5において太線で示した部分が加圧用ガスで加圧されたまま封止される。つまり、封止される部分は、加圧用ガス供給流路p1の第1開閉バルブ11よりも第1流路切替バルブ1側部分、ガス排出流路p2の第2開閉バルブ12と分岐管15の間、第1流路切替バルブ1のポート1a、6a、3a、2a、サンプルループ22、試料容器接続流路p3と試料容器21の内部である。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S204)。ここでの所定時間は、ステップS202の所定時間と同じでもよいし、違ってもよい。
次にステップS205では、制御部30はガス漏れが発生したか否かを判定する。より詳細には、制御部30は圧力センサ23の計測値が正常な(ガス漏れの無い)ガス圧か否かを判定する。通常、計測した圧力が加圧用ガスの圧力に近い、十分高い時は正常(ガス漏れが無い)と判断し、加圧用ガスの圧力よりも相当に低いときは、正常でない(ガス漏れが有る)と判断する。ガス漏れが無いと判断した時は、図3に戻り、ステップS111に進む。ガス漏れが有ると判断した時は、第2判定ステップのステップS211へ進む。
次に、第2判定ステップについて説明する。
ステップS211では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションA3に設定する。より具体的には、制御部30は、第2開閉バルブ12は閉、第1流路切替バルブ1は第2状態(インジェクト状態)にした状態で、第1開閉バルブ11を閉から開に変更する。これによって、気体試料導入装置100の図6において太線で示した部分が加圧用ガスで加圧される。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S212)。所定時間とは、ガス漏れが無いときに、加圧用ガスが加圧用ガス供給流路p1から流入し、圧力センサ23で測定する圧力が安定するまでの時間である。ステップS212における所定時間は、ステップS202の所定時間と同じでもよいし、違っていてもよい。
次に、ステップS213では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションA4に設定する。具体的には、第2開閉バルブ12と第1流路切替バルブ1とは変更しないで、第1開閉バルブ11を開から閉に変更する。これによって、気体試料導入装置100の図6において太線で示した部分が加圧用ガスで加圧されたまま封止される。つまり、封止される部分は、加圧用ガス供給流路p1の第1開閉バルブ11よりも第1流路切替バルブ1側部分、ガス排出流路p2の第2開閉バルブ12と分岐管15の間、第1流路切替バルブ1のポート1a、2a、試料容器接続流路p3と試料容器21の内部である。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S214)。ここでの所定時間は、ステップS212の所定時間と同じでもよいし、違ってもよい。次にステップS215では、制御部30はガス漏れが有るか否かを判定する。より詳細には、制御部30は圧力センサ23の計測値が正常な(ガス漏れの無い)ガス圧か否かを判定する。通常、計測した圧力が加圧用ガスの圧力に近い、十分高い時は正常(ガス漏れが無い)と判断し、加圧用ガスの圧力よりも相当に低いときは、正常でない(ガス漏れが有る)と判断する。
ステップS215で制御部30がガス漏れが有ると判断した時は、第2判定ステップで加圧した部分、図6において太線で示した部分にガス漏れが有ると判断する(S216)。加圧用ガス供給流路p1の第1開閉バルブ11よりも第1流路切替バルブ1側部分、ガス排出流路p2の第2開閉バルブ12と分岐管15の間、第1流路切替バルブ1のポート1a、2a、試料容器接続流路p3と試料容器21の内部、のいずれかに漏れがあると判断する。つまり、試料容器接続流路p3を含む流路である。
ステップS215でガス漏れが無いと判断した時は、第1判定ステップで加圧し、第2判定ステップで加圧しなかった部分にガス漏れが有ると判断する。つまり、サンプルループ22、または、第1流路切替バルブ1のポート6a、3aにガス漏れがあると判断する。
次に、図3に戻り、制御部30は、試料容器21からニードルを抜き取り(S111)、試料容器21をサンプルトレイ200に搬送(S112)して、処理を終了する。
本実施形態の気体試料導入装置100と試料容器21において、特にガス漏れが発生すると考えられるのは、ユーザが蓋をする試料容器21と、サンプルループ22を接続する第1流路切替バルブ1のポート6a、3aである。本開示のリークチェック方法によれば、ステップS215のガス漏れ判定により、どちらを含む流路でガス漏れが発生しているのかを特定することができる。
なお、本実施形態のリークチェック方法(プログラム)は、ステップS103において、ループ専用機か、トラップ/ループ両用機かを判断する。ループ専用機に専用に用いられる方法(プログラム)であれば、ステップS103を省略して、フローAに進んでもよい。
また、本実施形態のリークチェック方法は、第1判定ステップにおいても、第2判定ステップにおいても、加圧用ガスを導入してから、加圧されたガス流路を封止し、ガス圧の低下度合いを見ることによって、ガス漏れを判定した。いずれか、または、両方の判定ステップにおいても、第1開閉バルブを閉から開に変更して、加圧用ガスを導入する過程において、ガス流路の圧力上昇度合いをみることによって、流路のガス漏れの有無を判定してもよい。
なお、本実施形態の気体試料導入装置100は、図2に示す流路構成を有していたが、本開示は、これに限定されない。例えば、6ポートの第1流路切替バルブ1を用いていたが、ポート数の異なるものを用いてもよい。また、バルブフォーメーションは、必ずしも、本実施形態と同一でなくてもよい。バルブフォーメーションの切り替えによって、加圧用ガスによって加圧可能な流路を切り替えることができれば、何らかのガス漏れ場所の特定は可能である。
<第2実施形態>
(4)気体試料導入装置100a(トラップ/ループ両用機)の構成
本実施形態の気体試料導入装置100aは、図7に示すように、サンプルループ22と、トラップ管24の両方を含む、トラップ/ループ両用機である。気体試料導入装置100aは、試料容器接続流路p3と、加圧用ガス供給流路p1と、ガス排出流路p2と、サンプルループ22と、トラップ管24と、ドライパージガス供給流路p9と、キャリアガス供給流路p5と、分析装置接続流路p6と、第1流路切替バルブ1と、第2流路切替バルブ2と、第1開閉バルブ11と、第2開閉バルブ12と、第3開閉バルブ13と、圧力センサ23と、制御部30aと、を備えている。気体試料導入装置100は、試料容器21を加熱する装置、ニードルを試料容器21に刺し入れる装置を含む。気体試料導入装置100は、サンプルトレイ200にある試料容器21を気体試料導入装置100の所定の位置に搬送する装置を含んでもよい。
試料容器21、試料容器接続流路p3、加圧用ガス、加圧用ガス供給流路p1、ガス排出流路p2、圧力センサ23、キャリアガス、キャリアガス供給流路p5、分析装置接続流路p6、第1流路切替バルブ1は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
第2流路切替バルブ2は、6つのポート1b~6bを有する。第2流路切替バルブ2は、ポートの接続状態を第1状態と第2状態とに切り替える。第2流路切替バルブ2は、第1状態では、図7に示すように、ポート6bとポート1b、ポート2bとポート3b、ポート4bとポート5bを接続する。第1状態は、ループ状態ともいう。第2状態では、ポート1bとポート2b、ポート3bとポート4b、ポート5bとポート6bを接続する。第2状態は、トラップ状態ともいう。
サンプルループ22は、所定の容量を持ち、試料ガスを収容する。サンプルループ22は、第1流路切替バルブ1のポート6aと第2流路切替バルブ2のポート6bに接続されている。
トラップ管24は、図示しない冷却器と加熱器とを備えている。冷却器と加熱器は制御部30aにより制御される。サンプルループ22よりの試料ガスがトラップ管24を通過すると、トラップ管24が冷却器により冷却されている場合は、試料ガス中の所定の成分がトラップ管24に吸着される。トラップ管24が試料ガスを吸着する容量は、サンプルループ22が試料ガスを収容する容量の数倍以上である。したがって、サンプルループ22に吸着された試料ガスを複数回トラップ管24に吸着させることによって、トラップ管24は、サンプルループの数倍の試料ガスを吸着することができる。トラップ管24に吸着された試料ガスは、加熱器により加熱されて脱離し、キャリアガスによって、分析装置接続流路p6を経由して分析装置に運搬される。
トラップ管24を冷却器によって冷却することによって、トラップ管24の内側および外側には、水滴が付着する。本実施形態の気体試料導入装置100aは、水滴を除去するため、あるいは水滴の付着を防止するために、トラップ管24の内側および外側にドライパージガスを供給する。ドライパージガスは、例えば、乾燥Heである。ドライパージガス供給流路p9は、ドライパージガス供給源から途中に分岐管17、第3開閉バルブ13を経由して、第2流路切替バルブ2のポート3bに接続されている。第2流路切替バルブ2が第1状態に切り替えられているとき、ポート3bはポート2bに接続され、さらに、ポート2bに接続された流路p8は、トラップ管24の内部へ接続されている。ドライパージガスは流路p9、p8を経由して、トラップ管24の内側へ供給される。一方、トラップ管24の外側には、ドライパージガス供給流路p9から、分岐管17で分岐され、流路p10を経由して、ドライパージガスが供給される。
なお、第1開閉バルブ11、第2開閉バルブ12、第3開閉バルブ13の開閉の状態、第1流路切替バルブ1、第2流路切替バルブ2が第1状態か第2状態かを示したものをバルブフォーメーションという。主に、リークチェック時のバルブフォーメーションをバルブフォーメーションB1~B6として、表2に示す。試料導入時のバルブフォーメーションも同じものを利用するときは、適宜、バルブフォーメーションB1~B6を利用する。
Figure 0007392640000002
制御部30aはコンピュータである。制御部30aは、プロセッサとメモリとを有している。制御部30aは、さらに、ディスプレイと、キーボード、マウス、タッチパネル等のユーザの入力手段とを有していてもよい。メモリには、プログラムが格納されている。プログラムとは、試料導入プログラム、リークチェックプログラムなどである。プロセッサはプログラムを実行する。制御部30aは、第1開閉バルブ11と、第2開閉バルブ12と、第3開閉バルブ13と、第1流路切替バルブ1と、第2流路切替バルブ2と、試料加熱装置(図示せず)と、を制御する。制御部30aは、さらに、サンプルトレイから気体試料導入装置100へ試料を搬送する装置、ニードルを試料容器21に刺し入れる装置、トラップ管24の冷却器、加熱器を制御してもよい。
(5)気体試料導入装置100aによるガス試料の分析装置300への導入方法
気体試料導入装置100aによるガス試料の分析装置300への導入方法について説明する。ここでは、トラップ管24とサンプルループ22の両方を用いた試料ガスの分析装置300への導入方法について説明する。
液体または固体試料を試料容器21の中に入れ、気体試料導入装置100の所定位置に置き、ヘッドスペースに試料ガスを発生させ、ニードルを試料容器21の蓋に突き刺すところまでは、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
第2開閉バルブ12と第3開閉バルブ13は閉にし、第1流路切替バルブ1を第1状態(ロード状態)にし、第2流路切替バルブ2を第1状態(ループ状態)にした状態(つまり、表2のバルブフォーメーションB5の状態)で、第1開閉バルブ11を閉から開に変更する。加圧用ガスの圧力が、加圧用ガス供給流路p1から、サンプルループ22、流路p7、試料容器接続流路p3を経由して、試料容器21内のヘッドスペースに加えられる。つまり、ヘッドスペースは、加圧用ガスの圧力となる。次いで、第1開閉バルブ11を開から閉に変更し、第2開閉バルブ12を閉から開に変更すると、ヘッドスペースの試料ガスが、加圧用ガスとともに、サンプルループ22に流入する。系全体の圧力は、ガス排出流路p2の圧力となり、過剰の加圧用ガスは、第2開閉バルブ12を通過して、ガス排出流路p2より排出される。
次に、第1流路切替バルブ1を第1状態(ロード状態)のままで、第2流路切替バルブ2を第2状態(トラップ状態)に切り替え、第2開閉バルブ12を閉にし、第1開閉バルブ11を開に変更する(バルブフォーメーションB1)。これによって、サンプルループ22の試料ガスは、トラップ管24へ輸送される。トラップ管24を所定の温度に冷却しておくことで、試料ガスの所定の成分はトラップ管24に吸着される。上述した、試料容器21のヘッドスペースからサンプルループ22へ試料ガスを運ぶ工程と、サンプルループ22へ収容した試料ガスをトラップ管24へ輸送する工程とを繰り返す。これによって、トラップ管24に、サンプルループ22の容量の複数回分の試料ガスを吸着させることができる。
上記トラップ管24の試料ガス吸着工程においては、分析対象とする試料成分だけでなく、試料ガス中の水分もトラップ管24の内側に捕集してしまう。そこで、このような水分の除去(ドライパージ)を行う。第2流路切替バルブ2を第1状態(ループ状態、図11)にし、第3開閉バルブ13を開にする。このようにすることで、ドライパージガスが、ドライパージガス供給流路p9、第2流路切替バルブ2のポート3b、2b、流路p8を経由してトラップ管24の内側に導入される。ドライパージガスは、トラップ管24の内側の水分とともに、流路p8、第2流路切替バルブ2のポート5b、4b、流路p11、分岐管18、ガス排出流路p2を経由して、気体試料導入装置100aの外部に排出される。
ドライパージ工程の後で、第1流路切替バルブ1を第2状態(インジェクト状態)にし、第2流路切替バルブ2を第2状態(トラップ状態)に切り替える。トラップ管24を加熱し、トラップ管24に吸着された試料成分を脱離させる。キャリアガスをキャリアガス供給流路p5に供給する。キャリアガスはキャリアガス供給流路p5より、サンプルループ22を経由してトラップ管24に流れ込む。さらに、キャリアガスは、トラップ管24内の脱離した試料ガスとともに、流路p7、分析装置接続流路p6を流れて、分析装置300に供給される。
(6)気体試料導入装置100aのリークチェック方法
第2実施形態の気体試料導入装置100aのリークチェック方法について、図面を用いて説明する。図3、8A,8Bは、リークチェック方法を示すフローチャートである。
本実施形態においても、図3のステップS102までは、第1実施形態と同じなので、説明を省略する。
次に、図3のステップS103では、制御部は、気体試料導入装置がループ専用機か、トラップ/ループ両用機かを判断し、本実施形態の場合は、トラップ/ループ両用機であるので、フローB(図8A,8B)に進む。
図8A,8Bに示すフローBは、リークチェックの中心的プロセスである。フローBは、気体試料導入装置100の主な流路にガス漏れが有るか無いか判定する第1判定ステップ(S301~S305)と、ガス漏れの位置を特定する第2判定ステップ(S311~S317)と第3判定ステップ(S321~S327)とを含む。
第1判定ステップは、次の通りである。
まず、ステップS301では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションB1に設定する。より具体的には、制御部30は、第2開閉バルブ12は閉、第3開閉バルブ13は閉、第1流路切替バルブ1は第1状態(ロード状態)、第2流路切替バルブ2は第2状態(トラップ状態)にした状態で、第1開閉バルブ11を閉から開に変更する。これによって、気体試料導入装置100の図9の太線に示した流路が加圧用ガスで加圧される。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S302)。所定時間とは、ガス漏れが無いときに、加圧用ガスが加圧用ガス供給流路p1から流路全体に流入し、圧力センサ23で測定する圧力が安定するまでの時間である。また、フローBでは、どのバルブフォーメーションにおいても第2開閉バルブ12と第3開閉バルブ13は閉であるので、以降のステップでは記載を省略する。
次に、ステップS303では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションB2に設定する。具体的には、他のバルブは変更しないで、第1開閉バルブ11を開から閉に変更する。これによって、気体試料導入装置100の図9において太線で示した部分が加圧用ガスで加圧されたまま封止される。つまり、封止される部分は、加圧用ガス供給流路p1の第1開閉バルブ11よりも第1流路切替バルブ1側部分、ガス排出流路p2の第2開閉バルブ12と分岐管15の間、第1流路切替バルブ1のポート1a、6a、2a、3a、サンプルループ22、流路p7、トラップ管24とトラップ管接続流路p8、第2流路切替バルブ2のポート1b、2b、5b、6b、試料容器接続流路p3と試料容器21の内部である。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S304)。ここでの所定時間は、ステップS302の所定時間と同じでもよいし、違ってもよい。
次にステップS305では、制御部30はガス漏れが発生したか否かを判定する。言い換えると、制御部30は圧力センサ23の計測値が正常な(ガス漏れのない)ガス圧か否かを判定する。通常、計測した圧力が加圧用ガスの圧力に近い、十分高い時は正常(ガス漏れが無い)と判断し、加圧用ガスの圧力よりも相当に低いときは、正常でない(ガス漏れが有る)と判断する。ガス漏れが無いと判断した時は、図3に戻り、ステップS111に進む。ガス漏れが有ると判断した時は、第2判定ステップのステップS311へ進む。
次に、第2判定ステップについて説明する。
ステップS311では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションB3に設定する。より具体的には、制御部30は、第1流路切替バルブ1を第2状態(インジェクト状態)に、第2流路切替バルブ2を第1状態(ループ状態)にした状態で、第1開閉バルブ11を閉から開に変更する。これによって、気体試料導入装置100の図10において太線で示した部分が加圧用ガスで加圧される。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S312)。所定時間とは、ガス漏れが無いときに、加圧用ガスが加圧用ガス供給流路p1から流入し、圧力センサ23で測定する圧力が安定するまでの時間である。ステップS312における所定時間は、ステップS302の所定時間と同じでもよいし、違っていてもよい。
次に、ステップS313では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションB4に設定する。具体的には、他のバルブは変更しないで、第1開閉バルブ11を開から閉に変更する。これによって、気体試料導入装置100aの図10において太線で示した部分が加圧用ガスで加圧されたまま封止される。つまり、封止される部分は、加圧用ガス供給流路p1の第1開閉バルブ11よりも第1流路切替バルブ1側部分、ガス排出流路p2の第2開閉バルブ12と分岐管15の間、第1流路切替バルブ1のポート1a、2a、試料容器接続流路p3と試料容器21の内部である。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S314)。ここでの所定時間は、ステップS312の所定時間と同じでもよいし、違ってもよい。
次にステップS315では、制御部30はガス漏れが発生したか否かを判定する。言い換えると、制御部30は圧力センサ23の計測値が正常な(ガス漏れの無い)ガス圧か否かを判定する。通常、計測した圧力が加圧用ガスの圧力に近い、十分高い時は正常(ガス漏れが無い)と判断し、加圧用ガスの圧力よりも相当に低いときは、正常でない(ガス漏れが有る)と判断する。
ステップS315で制御部30が、ガス漏れが有ると判断した時は、第2判定ステップで加圧した部分、図10において太線で示した部分にガス漏れが有ると判断する(S316)。言い換えると、加圧用ガス供給流路p1の第1開閉バルブ11よりも第1流路切替バルブ1側部分、ガス排出流路p2の第2開閉バルブ12と分岐管15の間、第1流路切替バルブ1のポート1a、2a、試料容器接続流路p3と試料容器21の内部に漏れがあると判断する。つまり、試料容器接続流路p3を含む流路にガス漏れがあると判断する。
ステップS315でガス漏れが無いと判断した時は、ステップS317を経由しないで、第3判定ステップ(S321)に進んでもよい。第3判定ステップへ進む前に、ステップS317を経由してもよい。ステップS317では、制御部30aはサンプルループ22を含む流路にガス漏れがあると判断する。サンプルループ22を含む流路とは、詳細には、第1流路切替バルブ1のポート6a、3a、サンプルループ22、流路p7、トラップ管24とトラップ管接続流路p8、第2流路切替バルブ2のポート1b、2b、5b、6bである。ステップS317でサンプルループ22を含む流路に漏れがあると判定したときは、リークチェックを修了してステップS111に進んでもよいし、さらに、漏れ部分を特定するために、第3判定ステップ(S321)に進んでもよい。ここでは、第3判定ステップ(S321)に進むものとして説明を続ける。
第3判定ステップは、次の通りである。
ステップS321では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションB5に設定する。より具体的には、制御部30は、他のバルブは変更しないで、第1流路切替バルブ1を第1状態(ロード状態)にし、第1開閉バルブ11を閉から開に変更する。これによって、気体試料導入装置100の図11において太線で示した部分が加圧用ガスで加圧される。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S322)。所定時間とは、ガス漏れが無いときに、加圧用ガスが加圧用ガス供給流路p1から流入し、圧力センサ23で測定する圧力が安定するまでの時間である。ステップS322における所定時間は、ステップS302の所定時間と同じでもよいし、違っていてもよい。
次に、ステップS323では、制御部30は、バルブフォーメーションをバルブフォーメーションB6に設定する。具体的には、他のバルブは変更しないで、第1開閉バルブ11を開から閉に変更する。これによって、気体試料導入装置100の図11において太線で示した流路が加圧用ガスで加圧されたまま封止される。つまり、封止される部分は、加圧用ガス供給流路p1の第1開閉バルブ11よりも第1流路切替バルブ1側部分、ガス排出流路p2の第2開閉バルブ12と分岐管15の間、第1流路切替バルブ1のポート6a、1a、2a、3a、サンプルループ22、流路p7、第2流路切替バルブ2のポート6b、1b、試料容器接続流路p3と試料容器21の内部である。そして、予め設定された所定時間の経過が待たれる(S324)。ここでの所定時間は、ステップS322の所定時間と同じでもよいし、違ってもよい。
次にステップS325では、制御部30はガス漏れが発生したか否かを判定する。言い換えると、制御部30は圧力センサ23の計測値が正常な(ガス漏れのない)ガス圧か否かを判定する。通常、計測した圧力が加圧用ガスの圧力に近い、十分高い時は正常(ガス漏れが無い)と判断し、加圧用ガスの圧力よりも相当に低いときは、正常でない(ガス漏れが有る)と判断する。
ステップS325で制御部30がガス漏れが有ると判断した時は、第3判定ステップで加圧したが、第2判定ステップで加圧しなかった部分にガス漏れが有ると判断する(S326)。つまり、サンプルループ22、流路p7、第1流路切替バルブ1のポート6a、3a、第2流路切替バルブ2のポート6b、1bに漏れがあると判断する。言い換えると、サンプルループ22を含む流路にガス漏れがあると判断する。
ステップS325で制御部30がガス漏れが無いと判断した時は、第1判定ステップで加圧したが、第3判定ステップで加圧しなかった部分にガス漏れが有ると判断する(S327)。つまり、トラップ管24とトラップ管の接続流路p8、第2流路切替バルブ2のポート2b、5b、に漏れがあると判断する。言い換えると、トラップ管24を含む流路にガス漏れがあると判断する。
次に、図3に戻り、制御部30aは、試料容器21からニードルを抜き取り(S111)、試料容器21をサンプルトレイ200に搬送(S112)して、処理を終了する。
本実施形態の気体試料導入装置100aと試料容器21において、特にガス漏れが発生すると考えられるのは、ユーザが蓋をする試料容器21と、サンプルループ22を接続する第1流路切替バルブ1のポート6aと第2流路切替バルブ2のポート6bである。本開示のリークチェック方法によれば、ステップS315、S325のガス漏れ判定により、どちらを含む流路でガス漏れが発生しているのかを特定することができる。
また、さらに、上記第3判定ステップ(ステップS321~S327)を実行することにより、サンプルループを含む流路にガス漏れが有るのか、トラップ管を含む流路にガス漏れが有るのかを特定することができる。
本実施形態のリークチェック方法(プログラム)は、ステップS103において、ループ専用機か、トラップ/ループ両用機かを判断した。トラップ/ループ両用機に専用に用いられる方法(プログラム)であれば、ステップS103を省略して、フローBに進んでもよい。
また、本実施形態のリークチェック方法は、第1判定ステップ、第2判定ステップ、第3判定ステップのいずれにおいても、加圧用ガスを導入してから、加圧されたガス流路を封止し、ガス圧の低下度合いを見ることによって、ガス漏れを判定した。いずれか、または、全ての判定ステップにおいて、第1開閉バルブを閉から開に変更して、加圧用ガスを導入する過程において、ガス流路の圧力上昇度合いをみることによって、流路のガス漏れの有無を判定してもよい。
なお、本実施形態の気体試料導入装置100aは、図7に示す流路構成を有していたが、本開示は、これに限定されない。例えば、気体試料導入装置100aは6ポートの第1流路切替バルブ1および第2流路切替バルブ2を用いていたが、流路切替バルブの数、ポートの数は、異なるものを用いてもよい。また、バルブフォーメーションは、必ずしも、本実施形態と同一でなくてもよい。バルブフォーメーションの切り替えによって、加圧可能な流路を切り替えることができれば、何らかのガス漏れ場所の特定は可能である。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(7)態様
上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)一態様に係る気体試料導入装置は、分析装置に試料ガスを導入するための気体試料導入装置であって、
試料容器内の空間に接続された試料容器接続流路と、
前記試料容器の内部を加圧する加圧用ガスを供給する加圧用ガス供給流路と、
前記加圧用ガスを排気するガス排出流路と、
前記試料容器からの試料ガスを収容するためのサンプルループと、
前記サンプルループが前記加圧用ガス供給流路と前記試料容器接続流路との間に接続された第1状態と、前記サンプルループを経由しないで前記加圧用ガス供給流路と前記試料容器接続流路とを接続する第2状態とを切り替える第1流路切替バルブと、
前記加圧用ガス供給流路の中途に配置された第1開閉バルブと、
前記ガス排出流路の中途に配置された第2開閉バルブと、
前記加圧用ガス供給流路の前記第1開閉バルブと前記第1流路切替バルブとの間、または、前記ガス排出流路の前記第2開閉バルブと前記第1流路切替バルブとの間の圧力を測定する圧力センサと、
前記第1開閉バルブと、前記第2開閉バルブと、前記第1流路切替バルブとを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1流路切替バルブを第1状態にし、前記第2開閉バルブを閉にした状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切替て、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第1の判定を行い、ガス漏れがあると判定した時は、
前記第1流路切替バルブを第2状態にし、前記第2開閉バルブを閉にした状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切替て、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第2の判定を行うことによって、ガス漏れの個所を特定する。
第1項に記載の気体試料導入装置は、ループ専用機、トラップ/ループ両用機いずれの場合も、2回のガス漏れ判定処理を行うことによって、ガス漏れの場所を特定することができる。
(第2項)第1項に記載の気体試料導入装置において、
前記制御部は、前記第1、または/および、第2の判定の前に、前記第1開閉バルブを開にして所定時間、時間の経過を待ち、続いて第1開閉バルブを閉にして所定時間、時間の経過を待った後で、判定を行う。
第2項に記載の気体試料導入装置は、バルブ切り替え後、所定時間の経過を待って、ガス漏れの判定を行うために、より正確なガス漏れの判定が可能になる。
(第3項)第1項または第2項に記載の気体試料導入装置において、
前記制御部は、
前記第2の判定において、ガス漏れが有ると判定するときは、前記試料容器接続流路および試料容器を含む流路にガス漏れがあると判定し、
前記第2の判定において、ガス漏れが無いと判定するときは、前記サンプルループを含む流路、または前記サンプルループを接続する前記第1流路切替バルブのポートにガス漏れが有ると判断する。
第3項に記載の気体試料導入装置は、ガス漏れの発生しやす試料容器接続流路と、第1流路切替バルブのポートを含む流路と、のどちらにガス漏れが発生したか特定できる。
(第4項)第1項~第3項のいずれか1項に記載の気体試料導入装置において、
前記試料ガス中の所定成分を吸着するためのトラップ管と、
前記サンプルループに前記トラップ管を接続しない第1状態と、前記サンプルループに前記トラップ管を接続した第2状態とを切替可能な第2流路切替バルブと、
をさらに備え、
前記制御部は、前記第2流路切替バルブは第2状態で、前記第1の判定を行った後で、さらに、前記第2流路切替バルブを第1状態に切り替えた状態で、前記第2の判定を行い、
前記第2の判定において、ガス漏れが無いと判断した時は、さらに、前記第1流路切替バルブを第2状態から第1状態に切り替えた状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第3の判定を行うことによって、ガス漏れの個所をさらに特定する。
第4項に記載の気体試料導入装置は、トラップ/ループ両用機の場合に、ガス漏れの個所をより詳細に特定できる。
(第5項)第4項に記載の気体試料導入装置において、
前記制御部は、前記第3の判定の前に、前記第1開閉バルブを開にして所定時間、時間の経過を待ち、続いて第1開閉バルブを閉にして所定時間、時間の経過を待った後で、判定を行う。
第5項に記載の気体試料導入装置は、トラップ/ループ両用機の場合に、第3の判定の前において、バルブ切り替え後、所定時間の経過を待って、ガス漏れの判定を行うために、より正確なガス漏れの判定が可能になる。
(第6項)第4項または第5項に記載の気体試料導入装置において、
前記制御部は、
前記第3の判定において、ガス漏れが有ると判定するときは、前記サンプルループを含む流路、または前記サンプルループを接続する前記第1または第2流路切替バルブのポートにガス漏れが有ると判断し、
前記第3の判定において、ガス漏れが無いと判定するときは、前記トラップ管を含む流路にガス漏れが有ると判断する。
第6項に記載の気体試料導入装置は、トラップ/ループ両用機の場合に、第3の判定によって、サンプルループを含む流路にガス漏れが有るのか、トラップ管を含む流路にガス漏れが有るのかを特定することができる。
(第7項)一態様に係る気体試料導入装置のリークチェック方法は、
気体試料導入装置は、
試料容器内の空間に接続する試料容器接続流路と、
前記試料容器の内部を加圧する加圧用ガスを供給する加圧用ガス供給流路と、
前記加圧用ガスを排気するガス排出流路と、
前記試料容器からの試料ガスを収容するためのサンプルループと、
前記サンプルループが前記加圧用ガス供給流路と前記試料容器接続流路との間に接続された第1状態と、前記サンプルループを経由しないで前記加圧用ガス供給流路と前記試料容器接続流路とを接続する第2状態とを切り替える第1流路切替バルブと、
前記加圧用ガス供給流路の中途に配置された第1開閉バルブと、
前記ガス排出流路の中途に配置された第2開閉バルブと、
前記加圧用ガス供給流路の前記第1開閉バルブと前記第1流路切替バルブとの間、または、前記ガス排出流路の前記第2開閉バルブと前記第1流路切替バルブとの間の圧力を測定する圧力センサと、
前記第1開閉バルブと、前記第2開閉バルブと、前記第1流路切替バルブとを制御する制御部と、
を備え、
前記リークチェック方法は、
前記制御部が、前記第1流路切替バルブを第1状態にし、前記第2開閉バルブを閉にした状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切替て、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の判定を行う、第1判定ステップと、
前記制御部が前記第1判定ステップにおいて、ガス漏れが有ると判断した時は、
前記制御部が前記第1流路切替バルブを第2状態にし、前記第2開閉バルブを閉にした状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第2の判定を行うことによって、ガス漏れの個所を特定する、第2判定ステップと、
を備える。
第7項に記載の気体試料導入装置のリークチェック方法は、気体試料導入装置がループ専用機、トラップ/ループ両用機いずれの場合も、2回のガス漏れ判定処理を行うことによって、気体試料導入装置のガス漏れの場所を特定することができる。
(第8項)第7項に記載の気体試料導入装置のリークチェック方法において、
前記気体試料導入装置は、
前記試料ガス中の所定成分を吸着するためのトラップ管と、
前記サンプルループに前記トラップ管を接続しない第1状態と、前記サンプルループに前記トラップ管を接続した第2状態とを切替可能な第2流路切替バルブと、
をさらに備え、
前記リークチェック方法は、
前記制御部が、前記第1判定ステップにおいては、前記第2流路切替バルブを第2状態に制御し、さらに、前記第2判定ステップでは、前記第2流路切替バルブを第1状態に切り替えた状態に制御し、
前記制御部が、前記第2判定ステップにおいて、ガス漏れが無いと判断した時は、さらに、前記第1流路切替バルブを第2状態から第1状態に切り替えた状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の判定を行うことによって、ガス漏れの個所をさらに特定する、第3判定ステップと、
を備える。
第8項に記載の気体試料導入装置のリークチェック方法は、気体試料導入装置がトラップ/ループ両用機の場合に、ガス漏れの個所を特定できる。
本開示の気体試料導入装置は、ガス試料の分析装置にガス試料を導入する装置として利用できる。特にガスクロマトグラフの試料導入装置として利用できる。
100、100a 気体試料導入装置
1 第1流路切替バルブ
1a~6a 第1流路切替バルブのポート
2 第2流路切替バルブ
1b~6b 第2流路切替バルブのポート
11 第1開閉バルブ
12 第2開閉バルブ
13 第3開閉バルブ
15,16,17,18 分岐管
21 試料容器
22 サンプルループ
23 圧力センサ
24 トラップ管
30、30a 制御部
p1 加圧用ガス供給流路
p2 排気用ガス流路
p3 試料容器接続流路
p5 キャリアガス供給流路
p6 分析装置接続流路
p7、p9、p10、p11 流路
p8 トラップ管接続流路

Claims (8)

  1. 分析装置に試料ガスを導入するための気体試料導入装置であって、
    試料容器内の空間に接続された試料容器接続流路と、
    前記試料容器の内部を加圧する加圧用ガスを供給する加圧用ガス供給流路と、
    前記加圧用ガスを排気するガス排出流路と、
    前記試料容器からの試料ガスを収容するためのサンプルループと、
    前記サンプルループが前記加圧用ガス供給流路と前記試料容器接続流路との間に接続された第1状態と、前記サンプルループを経由しないで前記加圧用ガス供給流路と前記試料容器接続流路とを接続する第2状態とを切り替える第1流路切替バルブと、
    前記加圧用ガス供給流路の中途に配置された第1開閉バルブと、
    前記ガス排出流路の中途に配置された第2開閉バルブと、
    前記加圧用ガス供給流路の前記第1開閉バルブと前記第1流路切替バルブとの間、または、前記ガス排出流路の前記第2開閉バルブと前記第1流路切替バルブとの間の圧力を測定する圧力センサと、
    前記第1開閉バルブと、前記第2開閉バルブと、前記第1流路切替バルブとを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1流路切替バルブを第1状態にし、前記第2開閉バルブを閉にした状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切替て、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第1の判定を行い、ガス漏れがあると判定した時は、
    前記第1流路切替バルブを第2状態にし、前記第2開閉バルブを閉にした状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切替て、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第2の判定を行うことによって、ガス漏れの個所を特定する、
    気体試料導入装置。
  2. 前記制御部は、前記第1、または/および、第2の判定の前に、前記第1開閉バルブを開にして所定時間、時間の経過を待ち、続いて前記第1開閉バルブを閉にして所定時間、時間の経過を待った後で、判定を行う、
    請求項1に記載の気体試料導入装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第2の判定において、ガス漏れが有ると判定するときは、前記試料容器接続流路および試料容器を含む流路にガス漏れがあると判断し、
    前記第2の判定において、ガス漏れが無いと判定するときは、前記サンプルループを含む流路、または前記サンプルループを接続する前記第1流路切替バルブのポートにガス漏れが有ると判断する、
    請求項1または2に記載の気体試料導入装置。
  4. 前記試料ガス中の所定成分を吸着するためのトラップ管と、
    前記サンプルループに前記トラップ管を接続しない第1状態と、前記サンプルループに前記トラップ管を接続した第2状態とを切り替え可能な第2流路切替バルブと、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2流路切替バルブは第2状態で、前記第1の判定を行った後で、さらに、前記第2流路切替バルブを第1状態に切り替えた状態で、前記第2の判定を行い、
    前記第2の判定において、ガス漏れが無いと判断した時は、さらに、前記第1流路切替バルブを第2状態から第1状態に切り替えた状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第3の判定を行うことによって、ガス漏れの個所をさらに特定する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の気体試料導入装置。
  5. 前記制御部は、前記第3の判定の前に、前記第1開閉バルブを開にして所定時間、時間の経過を待ち、続いて前記第1開閉バルブを閉にして所定時間、時間の経過を待った後で、判定を行う、
    請求項4に記載の気体試料導入装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第3の判定において、ガス漏れが有ると判定するときは、前記サンプルループを含む流路、または前記サンプルループを接続する前記第1または第2流路切替バルブのポートにガス漏れが有ると判断し、
    前記第3の判定において、ガス漏れが無いと判定するときは、前記トラップ管を含む流路にガス漏れが有ると判断する、
    請求項4または5に記載の気体試料導入装置。
  7. 分析装置に試料ガスを導入するための気体試料導入装置のリークチェック方法であって、
    気体試料導入装置は、
    試料容器内の空間に接続する試料容器接続流路と、
    前記試料容器の内部を加圧する加圧用ガスを供給する加圧用ガス供給流路と、
    前記加圧用ガスを排気するガス排出流路と、
    前記試料容器からの試料ガスを収容するためのサンプルループと、
    前記サンプルループが前記加圧用ガス供給流路と前記試料容器接続流路との間に接続された第1状態と、前記サンプルループを経由しないで前記加圧用ガス供給流路と前記試料容器接続流路とを接続する第2状態とを切り替える第1流路切替バルブと、
    前記加圧用ガス供給流路の中途に配置された第1開閉バルブと、
    前記ガス排出流路の中途に配置された第2開閉バルブと、
    前記加圧用ガス供給流路の前記第1開閉バルブと前記第1流路切替バルブとの間、または、前記ガス排出流路の前記第2開閉バルブと前記第1流路切替バルブとの間の圧力を測定する圧力センサと、
    前記第1開閉バルブと、前記第2開閉バルブと、前記第1流路切替バルブとを制御する制御部と、
    を備え、
    前記リークチェック方法は、
    前記制御部が、前記第1流路切替バルブを第1状態にし、前記第2開閉バルブを閉にした状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切替て、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の判定を行う、第1判定ステップと、
    前記制御部が前記第1判定ステップにおいて、ガス漏れが有ると判断した時は、
    前記制御部が前記第1流路切替バルブを第2状態にし、前記第2開閉バルブを閉にした状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の第2の判定を行うことによって、ガス漏れの個所を特定する、第2判定ステップと、
    を備える、気体試料導入装置のリークチェック方法。
  8. 前記気体試料導入装置は、
    前記試料ガス中の所定成分を吸着するためのトラップ管と、
    前記サンプルループに前記トラップ管を接続しない第1状態と、前記サンプルループに前記トラップ管を接続した第2状態とを切替可能な第2流路切替バルブと、
    をさらに備え、
    前記リークチェック方法は、
    前記制御部が、前記第1判定ステップにおいては、前記第2流路切替バルブを第2状態に制御し、さらに、前記第2判定ステップでは、前記第2流路切替バルブを第1状態に切り替えた状態に制御し、
    前記制御部が、前記第2判定ステップにおいて、ガス漏れが無いと判断した時は、さらに、前記第1流路切替バルブを第2状態から第1状態に切り替えた状態で、前記第1開閉バルブを開から閉に切り替えて、前記圧力センサの測定値に基づいて、ガス漏れの有無の判定を行うことによって、ガス漏れの個所をさらに特定する、第3判定ステップと、
    を備えた、
    請求項7に記載の気体試料導入装置のリークチェック方法。
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