JP7392614B2 - 自転車の前方照明装置及び前方照明方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車の前方照明装置及び前方照明方法に関する。
特許文献1には、自転車の走行速度に応じて、前照灯による照明光の照射パターンを変更することが記載されている。
特表2020-515467号公報 特開2019-219513号公報
運転者に、路面上に存在する段差等の障害物を運転者に知らせることができる自転車の前方照明装置及び前方照明方法の登場が望まれている。
本発明は、路面上に存在する障害物を運転者に適切に知らせることができる自転車の前方照明装置及び前方照明方法を提供することを目的とする。
本発明は、自転車の前方に投射すべき画像を示す画像データを生成する画像生成部と、前記画像データに基づく画像を表示する画像表示部と、前記画像表示部に表示された画像を前記自転車の前方の路面に投射する光学系と、前記自転車のペダルの角加速度を検出する第1のセンサと、前記自転車の運転者がサドルに座っているか否かを検出する第2のセンサと、前記第1のセンサによって検出された角加速度が閾値以上であるとき、前記光学系によって前記路面に投射すべき照明光内にグリッド画像を含む画像データを生成するよう前記画像生成部を制御し、かつ、前記第2のセンサによって前記運転者が前記サドルに座っているか否かに応じて前記照明光内の前記グリッド画像の位置を異ならせるよう、前記グリッド画像の投射位置を決定する制御装置とを備える自転車の前方照明装置を提供する。
本発明は、第1のセンサが自転車のペダルの角加速度を検出し、第2のセンサが前記自転車の運転者がサドルに座っているか否かを検出し、前記第1のセンサによって角加速度が閾値以上であることが検出され、前記第2のセンサによって前記運転者が前記サドルに座っていないことが検出されたとき、画像生成部が、路面に投射すべき画像を示す画像データとして、照明光内の第1の位置にグリッド画像を配置した第1の画像データを生成し、前記第1のセンサによって角加速度が閾値以上であることが検出され、前記第2のセンサによって前記運転者が前記サドルに座っていることが検出されたとき、前記画像生成部が、前記自転車の前方の路面に投射すべき画像を示す画像データとして、前記照明光内の前記第1の位置よりも前記運転者から離れた側の第2の位置に前記グリッド画像を配置した第2の画像データを生成し、画像表示部が前記第1または第2の画像データに基づく画像を表示し、光学系が前記画像表示部に表示された画像を前記路面に投射する自転車の前方照明方法を提供する。
本発明の自転車の前方照明装置及び前方照明方法によれば、路面上に存在する障害物を運転者に適切に知らせることができる。
第1、第2、第6実施形態の前方照明装置を示すブロック図である。 各実施形態の前方照明装置が自転車に搭載されている状態を示す概念図である。 グリッド画像が段差に投射されて歪んでいる状態を示す図である。 第1実施形態の前方照明装置の動作及び第1実施形態の前方照明方法を示すフローチャートである。 運転者が立ちこぎしていて、自転車の速度が第1の速度である場合の照明光内でのグリッド画像の投射位置の一例を示す図である。 運転者が立ちこぎしていて、自転車の速度が第1の速度よりも速い第2の速度である場合の照明光内でのグリッド画像の投射位置の一例を示す図である。 運転者がサドルに座っていて、自転車の速度が第1の速度である場合の照明光内でのグリッド画像の投射位置の一例を示す図である。 運転者がサドルに座っていて、自転車の速度が第2の速度である場合の照明光内でのグリッド画像の投射位置の一例を示す図である。 第1実施形態の前方照明装置が備える重量センサを、前方側の第1の重量センサと後方側の第2の重量センサとの2つで構成した変形例を示す概念図である。 図7に示す変形例の前方照明装置の動作及び前方照明方法を示すフローチャートである。 ハンドルが左側に揺れて、照明光の投射位置が左側にずれた状態を示す図である。 第2実施形態の前方照明装置及び前方照明方法の第2の具体例によってグリッド画像の投射位置が補正された状態を示す図である。 第2実施形態の前方照明装置の第1の具体例の動作及び第2実施形態の前方照明方法の第1の具体例を示すフローチャートである。 第2実施形態の前方照明装置の第2の具体例の動作及び第2実施形態の前方照明方法の第2の具体例を示すフローチャートである。 第3実施形態の前方照明装置を示すブロック図である。 第3実施形態の前方照明装置及び前方照明方法によって注意を促すためのマークをグリッド画像に重畳した状態を示す図である。 第3実施形態の前方照明装置及び前方照明方法によって注意を促すためのマーク及び回避方向マークをグリッド画像に重畳した状態を示す図である。 第3実施形態の前方照明装置及び前方照明方法によって注意を促すためのマークをグリッド画像に重畳し、ブレーキ推奨マークを照明光内に重畳した状態を示す図である。 第3実施形態の前方照明装置の動作及び第3実施形態の前方照明方法を示すフローチャートである。 第4実施形態の前方照明装置を示すブロック図である。 第4実施形態の前方照明装置及び前方照明方法によって、赤外線画像よりなるグリッド画像を含む照明光を投射した状態を示す図である。 第4実施形態の前方照明装置及び前方照明方法によって、赤外線画像よりなるグリッド画像を含む照明光を投射し、グリッド画像に注意を促すためのマークを重畳した状態を示す図である。 第5実施形態の前方照明装置を示すブロック図である。 第5実施形態の前方照明装置の動作及び第5実施形態の前方照明方法を示すフローチャートである。 ハンドルの向きのみに基づいて推定した自転車が進む方向と、自転車の車体が右に傾けられて実際に自転車が進む方向であると推定される方向とが異なる場合を示す図である。 第6実施形態の前方照明装置の動作及び第6実施形態の前方照明方法を示すフローチャートである。
以下、各実施形態の自転車の前方照明装置及び前方照明方法について、添付図面を参照して説明する。各実施形態の自転車の前方照明装置及び前方照明方法において、共通部分の説明を省略し、相違点を中心に説明することがある。
<第1実施形態>
第1実施形態の前方照明装置及び前方照明方法は、運転者が自転車をどのように運転するかによって決まる自転車の走行状態に応じて、路面上に存在する段差等の障害物を運転者に適切に知らせるための望ましい構成または手順を示す。運転者は、夜間に自転車で道路等を走行しているとする。障害物には、路面に形成されている凹みも含まれる。
図1に示すように、第1実施形態の前方照明装置は、投射装置10、角加速度センサ20(第1のセンサ)、重量センサ30(第2のセンサ)を備える。図2に示すように、投射装置10は、自転車100のハンドル101に取り付けられている。投射装置10は、ハンドル101の左右方向の中央部に取り付けられているのがよい。角加速度センサ20は、ペダル103の回転中心であるペダル103の根元部に取り付けられている。重量センサ30は、サドル102の下面に取り付けられている。
図1に戻り、投射装置10は、3次元(3D)加速度センサ11(第3のセンサ)、制御装置12、画像生成部13、画像表示部14、光学系15を備える。制御装置12は、中央処置装置(CPU)とメモリとを有するマイクロコンピュータで構成することができる。制御装置12には、3D加速度センサ11によって検出された3次元の加速度を示す値、角加速度センサ20によって検出された角加速度を示す値、重量センサ30によって検出された重量を示す値が入力される。
画像生成部13は、制御装置12による制御に基づいて、任意の画像データを生成する。画像表示部14は、制御装置12による制御に基づいて、画像生成部13より供給される画像データに基づく画像を表示する。画像表示部14は、一例としてLCOS(Liquid Crystal On Silicon)素子等の液晶表示素子である。
光学系15は投射レンズを含み、画像表示部14に表示された画像を自転車100の前方の路面に投射する。光学系15は、投射装置10によって投射する画像の路面上のフォーカスを調整するために、フォーカスレンズを含むことが好ましい。光学系15がフォーカスレンズを含むとき、制御装置12は、フォーカスレンズを動かすよう光学系15を制御する。
図2に示すように、投射装置10は、自転車100の前方の路面に照明光40を投射する。照明光40は可視光画像であって、一例として白色光である単一色の画像でよい。投射装置10は、路面に向けて円形の照明光40を投射するので、路面上の照明光40の照射領域は楕円形となる。画像表示部14における画素領域は矩形であるので、投射装置10は、路面に向けて矩形の照明光を投射してもよい。
制御装置12は、白色の円の一部にグリッド画像41を配置した画像を示す画像データを生成するよう画像生成部13を制御することがある。グリッド画像41は注意画像の一例である。画像生成部13がグリッド画像41を含む照明光40を示す画像データを生成すれば、路面上の照明光40には、グリッド画像41が投射される。グリッド画像41は、円形でもよいし、楕円形でもよいし、2つの等しい長さの平行線の各端部を半円で連結した角丸長方形(いわゆる長丸)でもよいし、矩形状でもよい。図2では、グリッド画像41を、自転車100の運転者から見て左右方向に長い楕円形としている。
図2に示すように、路面に例えば断面三角形状の段差80が存在しており、グリッド画像41が段差80に重なるように投射されたとする。すると、図3に示すように、グリッド画像41の格子形状に歪みが現れるので、運転者は段差80の存在を容易に認識することが可能となる。このとき、グリッド画像41を投射すべき位置は、運転者が自転車100をどのように運転するかによって異ならせることが好ましい。また、グリッド画像41を常時投射する必要はなく、運転者による自転車100の運転の仕方に応じてグリッド画像41を投射することが好ましい。
図4に示すフローチャートを用いて、第1実施形態の前方照明装置の動作及び第1実施形態の前方照明方法を説明する。運転者は夜間に自転車100で道路等を走行しており、投射装置10は電源がオンされて処理が開始されると、照明光40を路面に投射する。運転者が投射装置10によって照明光40を投射するよう手動操作してもよいし、図示しない明るさセンサが夜間であることを検出したときに投射装置10が照明光40を自動的に投射するように構成されていてもよい。
図4において、制御装置12は、ステップS1にて、角加速度センサ20から入力された角加速度を示す値に基づき、自転車100の角加速度が閾値以上であるか否かを判定する。角加速度が閾値以上であるということは、運転者がペダル103を踏み込んで加速しようとしているということである。角加速度が閾値以上でなければ(NO)、制御装置12は、ステップS2にて、グリッド画像41を含まない照明光40を路面に投射して、処理をステップS1に戻す。
自転車100が加速するとき、路面に段差80等の障害物が存在すると、運転者は障害物を避けるとか障害物の手前で減速するという対応が難しく事故が発生しやすい。そこで、制御装置12は、ステップS1にて角加速度が閾値以上であれば(YES)、ステップS3以降の処理を実行させる。
制御装置12は、ステップS3にて、3D加速度センサ11によって検出された加速度に基づき、自転車100の速度を取得する。制御装置12は、加速度を積分することによって自転車100の速度を取得する。自転車100が速度計を備えるか、前方照明装置が速度センサを備える場合には、制御装置12は、速度計または速度センサが検出した自転車100の速度を取得してもよい。即ち、第3のセンサは、3D加速度センサであってもよいし速度センサであってもよい。
制御装置12は、ステップS4にて、重量センサ30によって検出された重量を示す値に基づいて、運転者が立ちこぎしているか否かを判定する。重量センサ30の代わりに接触センサによって、運転者がサドル102に座っているか否かを判定してもよい。
ステップS4にて運転者が立ちこぎしていれば(YES)、制御装置12は、ステップS5にて、立ちこぎしている場合のグリッド画像41の投射位置の補正値を設定して、処理をステップS7に移行させる。運転者が立ちこぎしていなければ(NO)、制御装置12は、ステップS6にて、運転者がサドル102に座っている場合のグリッド画像41の投射位置の補正値を設定して、処理をステップS7に移行させる。
ステップS6における運転者がサドル102に座っている場合の補正値は0であってもよい。運転者の身長または座高のような運転者の体形に関する情報が予め設定されている場合には、制御装置12は、ステップS5またはS6にて、運転者の体形に応じて補正値を設定してもよい。
制御装置12は、ステップS7にて、照明光40内でのグリッド画像41の投射位置を決定する。このとき、制御装置12は、ステップS3にて取得した自転車100の速度が速いほど、グリッド画像41の投射位置を運転者から離れる方向の位置とすることが好ましい。続けて、制御装置12は、ステップS8にて、グリッド画像41を含む照明光40を投射して、処理をステップS9に移行させる。
制御装置12は、照明光40内でのグリッド画像41の投射位置に応じて、グリッド画像41が路面上で合焦した状態で投射されるように、光学系15のフォーカスレンズの光軸方向の位置を調整することが好ましい。
図5A及び図5Bは、運転者が立ちこぎしている場合であって、自転車100の速度に応じて照明光40内でのグリッド画像41の投射位置を異ならせていることを示している。運転者が立ちこぎをして自転車100を加速しようとしている場合には、運転者は比較的に自転車100に近い路面を見る傾向となる。そこで、制御装置12は、グリッド画像41を照明光40内で比較的に運転者に近い側の位置に位置させるのがよい。
このとき、グリッド画像41の投射位置を、図5Bに示すように自転車100の速度が速いほど運転者から離れる方向の位置とし、図5Aに示すように自転車100の速度が遅いほど運転者に近付く方向の位置とするのがよい。図5Aは、運転者が立ちこぎをしているときの第1の速度におけるグリッド画像41の投射位置(第1の位置)の一例である。図5Bは、運転者が立ちこぎをしているときの第1の速度より遅い第2の速度におけるグリッド画像41の投射位置(第2の位置)の一例である。図5A及び図5Bは、運転者が立ちこぎをしているときに画像生成部13が生成する第1の画像データに相当する画像である。
図6A及び図6Bは、運転者がサドル102に座っている場合であって、自転車100の速度に応じて照明光40内でのグリッド画像41の投射位置を異ならせていることを示している。運転者がサドル102に座って自転車100を加速しようとしている場合には、運転者は比較的に自転車100から離れた路面を見る傾向となる。そこで、制御装置12は、グリッド画像41を照明光40内で、運転者が立ちこぎをしている場合よりも、運転者から離れた側の位置に位置させるのがよい。
このとき、グリッド画像41の投射位置を、図6Bに示すように自転車100の速度が速いほど運転者から離れる方向の位置とし、図6Aに示すように自転車100の速度が遅いほど運転者に近付く方向の位置とするのがよい。図6Aは、運転者がサドル102に座っているときの第1の速度におけるグリッド画像41の投射位置(第3の位置)の一例である。図6Bは、運転者がサドル102に座っているときの第1の速度より遅い第2の速度におけるグリッド画像41の投射位置(第4の位置)の一例である。図6A及び図6Bは、運転者がサドル102に座っているときに画像生成部13が生成する第2の画像データに相当する画像である。
図4に戻り、制御装置12は、ステップS9にて、投射装置10の電源がオフされたか否かを判定する。投射装置10の電源がオフされなければ(NO)、制御装置12は、処理をステップS1に戻して、ステップS1以降の処理を繰り返す。投射装置10の電源がオフされれば(YES)、制御装置12は、照明光40を投射する処理を終了させる。
第1実施形態の変形例として、図7に示すように、重量センサ30を、前方側の第1の重量センサ30aと後方側の第2の重量センサ30bとの2つで構成してもよい。この変形例においては、重量センサ30の代わりに接触センサを用いることはできない。第1の重量センサ30aが第2の重量センサ30bよりも大きな値を検出する場合には、運転者は前傾(前かがみ)の状態であると考えられる。第2の重量センサ30bが第1の重量センサ30aよりも大きな値を検出する場合には、運転者は体を起こしている状態であると考えられる。
運転者がサドル102に座っていて前傾の状態と体を起こしている状態とでは視線の位置が異なるので、照明光40内でのグリッド画像41の投射位置を異ならせることが好ましい。
図8に示すフローチャートを用いて、前方照明装置が第1の重量センサ30aと第2の重量センサ30bとを備える場合の動作及び前方照明方法を説明する。図8において、図4と同一の処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8において、ステップS4にて運転者が立ちこぎしていなければ(NO)、制御装置12は、ステップS11にて、運転者の姿勢は前傾であるか否かを判定する。運転者の姿勢が前傾であれば(YES)、制御装置12は、ステップS601にて、運転者がサドル102に座っていて運転者の姿勢が前傾である場合のグリッド画像41の投射位置の補正値を設定して、処理をステップS7に移行させる。運転者の姿勢が前傾でなければ(NO)、制御装置12は、ステップS602にて、運転者がサドル102に座っていて運転者の姿勢が体を起こしている場合のグリッド画像41の投射位置の補正値を設定して、処理をステップS7に移行させる。
制御装置12は、ステップS601では、グリッド画像41を照明光40内で比較的に運転者に近付く方向の位置となるように補正値を設定する。制御装置12は、ステップS602では、グリッド画像41を照明光40内で比較的に運転者から離れる方向の位置となるように補正値を設定する。
<第2実施形態>
第2実施形態の前方照明装置の構成は、図1に示す第1実施形態の前方照明装置の構成と同じである。自転車100が走行するときの姿勢は不安定であり、ハンドル101は上下左右に揺れる。運転者がペダル103をこぐときに自転車100が左右に揺れて、ハンドル101が左右に傾くことがある。従って、投射装置10の光軸がぶれ、グリッド画像41の投射位置がずれてしまって、障害物の視認性が悪化することがある。
そこで、第2実施形態の前方照明装置及び前方照明方法は、第1実施形態の構成または手順に加えて、ハンドル101(投射装置10)が左右に揺れたり傾いたりしたとしても、グリッド画像41の投射位置を補正するように構成している。
図9Aにおいて、グリッド画像41を含む照明光40の路面上の投射位置が右側の一点鎖線で示す位置であるとき、ハンドル101が左側に揺れると、照明光40の投射位置が左側にずれる。これに合わせて、グリッド画像41の投射位置が破線で示すように左側にずれる。
図10及び図11に示すフローチャートを用いて、第2実施形態の前方照明装置の動作及び第2実施形態の前方照明方法を説明する。図10は第2実施形態の第1の具体例であり、図11は第2実施形態の第2の具体例である。第2実施形態の第1の具体例を実現するために、光学系15は、ビデオカメラが備える手振れ補正レンズと同様の画像ぶれ補正レンズを備える。
第2実施形態の第1の具体例は、図4または図8に示すフローチャートで示される処理に、図10に示すステップS21~S24を加えた処理を実行する。ステップS23はステップS7の直後に設ければよいし、ステップS21及びS22は、ステップS7の前後の任意の位置に設けられていればよい。図10においては、ステップS21~S24の処理をステップS7とステップS8との間に設けた例を示している。
図10において、制御装置12は、ステップS21にて、3D加速度センサ11から水平面内の左右方向の傾きを取得する。制御装置12は、ステップS22にて、傾きが閾値以上であるか否かを判定する。傾きが閾値以上でなければ(NO)、制御装置12は処理をステップS8に移行させる。傾きが閾値以上であれば(YES)、制御装置12は、ステップS23にて、画像ぶれ補正レンズの左右方向の補正値を計算する。画像ぶれ補正レンズの左右方向の補正値とは、ハンドル101の左右方向の傾きに伴うグリッド画像41の左右方向への投射位置のずれ量を打ち消すことができる補正値である。
制御装置12は、ステップS24にて、画像ぶれ補正レンズを補正値だけ左右方向に移動させて、ステップS7で決定したグリッド画像41の左右方向への投射位置を補正してステップS8に移行させる。画像ぶれ補正レンズによる図10に示す処理によって、グリッド画像41を含む照明光40全体の投射位置が補正される。照明光40の投射位置は、ハンドル101が左側に揺れていない場合の投射位置に維持される。
第2実施形態の第2の具体例は、画像ぶれ補正レンズを用いた光学式の画像ぶれ補正に代えて、画像生成部13がグリッド画像41を含む照明光40の画像データを生成する際に照明光40内でのグリッド画像41の位置を補正する。第2の具体例は、ビデオカメラで採用されることがある電子式の手振れ補正と同様の方法でグリッド画像41の位置を補正する。
第2実施形態の第2の具体例は、図4または図8に示すフローチャートで示される処理に、図11に示すステップS21、S22、S25、及びS26を加えた処理を実行する。ステップS26はステップS7の直後に設ければよいし、ステップS21、S22、及びS25は、ステップS7の前後の任意の位置に設けられていればよい。図11においては、ステップS21、S22、S25、及びS26の処理をステップS7とステップS8との間に設けた例を示している。
図11において、ステップS21及びS22の処理は図10で説明したとおりである。ステップS22にて傾きが閾値以上であれば(YES)、制御装置12は、ステップS25にて、傾きに合わせてグリッド画像41の補正位置を計算する。グリッド画像41の補正位置は、照明光40内での座標によって表される。グリッド画像41の補正位置は、グリッド画像41の左右方向への投射位置のずれ量を打ち消すことができる補正位置である。
制御装置12は、ステップS26にて、ステップS7で決定した照明光40内のグリッド画像41の投射位置を補正位置に置換してステップS8に移行させる。
第2の具体例においては、グリッド画像41の照明光40内での位置を補正する図11に示す処理によって、図9Bに示すように、照明光40の投射位置が左側にずれるものの、グリッド画像41の投射位置が左側にずれず、ハンドル101が左側に揺れていない場合の投射位置に維持される。
<第3実施形態>
図12は第3実施形態の前方照明装置を示す。第3実施形態の前方照明装置において、図1に示す第1実施形態の前方照明装置と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。第3実施形態の前方照明装置における投射装置10は、路面に投射された照明光40を含む領域を撮影するカメラ16を備える。
第3実施形態の前方照明装置及び前方照明方法は、第1実施形態の構成または手順に加えて、運転者にさらに注意を促すためのマークを路面に投射するように構成している。
図12において、制御装置12は、カメラ16が路面に投射されたグリッド画像41を撮影した撮影画像を解析して、段差等の障害物の高さを検出する。障害物の高さは、図3に示すようなグリッド画像41の格子形状の歪みの大きさで推定することが可能である。障害物が凹みであるときには、制御装置12は、凹みの深さを検出する。ここでは障害物が段差である場合を例とする。
制御装置12は、障害物の高さが所定の高さ以上であるとき、図13に示すように、グリッド画像41に注意を促すためのマーク42を重畳するよう画像生成部13を制御する。マーク42は注意画像の他の一例である。制御装置12は、グリッド画像41のうち、障害物の高さが所定の高さ以上となっている箇所にマーク42を重畳するよう画像生成部13を制御すればよい。
カメラ16が路面に投射されたグリッド画像41を撮影するとき、グリッド画像41が明瞭に撮影されるように、路面と異なる色または明るさとするのがよい。路面がコンクリートで白っぽいときには、グリッド画像41を黒くしたり、暗くしたりするのがよい。路面がアスファルトで黒っぽいときには、グリッド画像41を白くしたり、明るくしたりするのがよい。マーク42は、目立つような色または明るさとするのがよい。障害物がマーク42で覆われて障害物の視認を妨げないように、マーク42は透明または半透明であるのがよい。
図14に示すように、制御装置12は、マーク42に加えて、自転車100が障害物を回避する方向を示す例えば矢印の回避方向マーク43を重畳するよう画像生成部13を制御してもよい。図15に示すように、制御装置12は、マーク42に加えて、自転車100のブレーキをかけるべきであることを示すブレーキ推奨マーク44を照明光40内に重畳するよう画像生成部13を制御してもよい。回避方向マーク43及びブレーキ推奨マーク44も注意画像の例である。回避方向マーク43及びブレーキ推奨マーク44も透明または半透明であるのがよい。
第3実施形態は、図4または図8に示すフローチャートで示される処理に、図16に示すステップS31~S33を加えた処理を実行する。ステップS31~S33は、ステップS8とステップS9との間に設けられていればよい。
制御装置12は、ステップS31にて、カメラ16が撮影したグリッド画像41に基づいて障害物の高さを推定する。制御装置12は、ステップS32にて、障害物の高さが所定の高さ以上であるか否かを判定する。障害物の高さが所定の高さ以上でなければ(NO)、制御装置12は、処理をステップS9に移行させる。障害物の高さが所定の高さ以上であれば(YES)、制御装置12は、ステップS33にて、グリッド画像41にマーク42を重畳するよう画像生成部13を制御して、処理をステップS9に移行させる。
制御装置12は、ステップS33にて、マーク42に加えてグリッド画像41に回避方向マーク43を重畳してもよいし、照明光40内にブレーキ推奨マーク44を重畳してもよい。
図16において、障害物が凹みである場合には、制御装置12は、ステップS31にて、障害物の深さを推定し、ステップS32にて、障害物の深さが所定の深さ以上であるか否かを判定すればよい。
<第4実施形態>
図17は第4実施形態の前方照明装置を示す。第4実施形態の前方照明装置において、図1に示す第1実施形態の前方照明装置と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。第4実施形態の前方照明装置における投射装置10は、路面に赤外線画像よりなるグリッド画像41を投射する。投射装置10は、路面に投射された照明光40を含む領域を撮影する赤外線カメラ17を備える。
可視光画像よりなる照明光40と赤外線画像よりなるグリッド画像41とが混在した投射画像を生成する構成は、画像生成部13及び画像表示部14の部分に特許文献2に記載の技術を採用することによって実現することができる。画像表示部14は、可視光画像表示用の液晶表示素子と、赤外線画像表示用の液晶表示素子とを含んで構成すればよい。
図18Aに示すように、第4実施形態の前方照明装置及び前方照明方法によれば、可視光画像よりなる照明光40内に赤外線画像よりなるグリッド画像41irが投射される。可視光画像よりなるグリッド画像41に代えて赤外線画像よりなるグリッド画像41irとすることにより、路面に例えば交通情報が描かれている場合に、交通情報の視認性を悪化させることがない。
第4実施形態の前方照明装置及び前方照明方法において、路面上に障害物が存在するときには、図18Bに示すように、可視光画像よりなるマーク45を重畳するよう画像生成部13を制御する。マーク45は、図13に示す注意を促すためのマーク42と同様の注意画像である。マーク45は透明または半透明であるのがよい。運転者は、マーク45によって障害物の存在を認識することができる。マーク45は、障害物に重畳されるように路面に投射されるのがよい。
<第5実施形態>
図19は第5実施形態の前方照明装置を示す。第5実施形態の前方照明装置において、図1に示す第1実施形態の前方照明装置または図12に示す第3実施形態の前方照明装置と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
投射装置10は、カメラ16、GNSS受信部18、通信部19を備える。投射装置10は、ネットワーク50を介してサーバ60と通信するように構成されている。サーバ60は、制御装置61、記憶部62、通信部63を備える。ネットワーク50は一例としてインターネットである。
GNSS受信部18は、全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System:GNSS)用の3つ以上の衛星からの電波を受信する。GNSSは、一例としてGPS(Global Positioning System)である。制御装置12は、GNSS受信部18が受信した3つ以上の衛星からの電波を受信したGNSS信号を用いて、前方照明装置(投射装置10)の位置情報を算出する。制御装置12は、自転車100が走行している道路における現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部として機能する。位置情報取得部を制御装置12と独立して設けてもよい。
第1~第4実施形態においては、図4または図8のステップS1で、自転車100の角加速度が閾値以上であって、運転者が自転車100を加速しようとしていると判定されるときに、投射装置10はグリッド画像41を路面に投射する。第3実施形態においては、グリッド画像41の撮影画像を解析して障害物の高さを検出する。このような処理を実行するには所定の電力を必要とするので、前方照明装置が備える図示していない電池を消耗させる。
そこで、投射装置10は、障害物が存在する位置のみでグリッド画像41(またはマーク42等のマーク)を路面に投射することが好ましい。サーバ60の記憶部62には、自転車100が走行するルート情報が記憶されている。ルート情報は少なくとも緯度及び経度情報を含む。ルート情報は、路面に障害物が存在することを示す障害物情報を含むことがある。障害物情報を含むルート情報は例えば次のように構成すればよい。ある緯度及び経度の位置には障害物が存在しないときには、緯度及び経度情報に値0を対応付け、他のある緯度及び経度の位置には障害物が存在するときには、緯度及び経度情報に値1を対応付ければよい。
第5実施形態の前方照明装置は、自転車100が現在走行している道路のルート情報が記憶部62に記憶されており、そのルート情報が障害物情報を含む場合は、障害物が存在する位置のみで路面にグリッド画像41を投射する。
また、第5実施形態の前方照明装置は、自転車100が、ルート情報が記憶部62に記憶されていない道路を走行している場合には、ルート情報(緯度及び経度情報)をサーバ60に送信する。このとき、第5実施形態の前方照明装置は、路面上の障害物を検出していないときには緯度及び経度情報に値0を対応付けてサーバ60に送信し、路面上の障害物を検出したときには緯度及び経度情報に障害物情報として値1を対応付けてサーバ60に送信する。ルート情報を受信したサーバ60の制御装置61は、ルート情報を記憶部62に記憶させる。記憶部62には、自転車100が走行する道路のルート情報が蓄積される。
図20に示すフローチャートを用いて、第5実施形態の前方照明装置の動作及び第5実施形態の前方照明方法を説明する。図20において、図4と同一の処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図20において、制御装置12は、ステップS51にて、GNSS受信部18が受信したGNSS信号に基づいて、自転車100が現在走行している道路の現在位置の位置情報を取得する。制御装置12は、ステップS52にて、サーバ60と通信する。制御装置12は、ステップS53にて、記憶部62に自転車100が走行している道路に対応するルート情報が記憶されているか否かを判定する。ルート情報が記憶されていなければ(NO)、制御装置12は処理をステップS1に移行させる。
ステップS53にてルート情報が記憶されていれば(YES)、制御装置12は、ステップS54にて、現在走行している位置のすぐ先に障害物情報があるか否かを判定する。障害物情報がなければ(NO)、制御装置12は、ステップS55にて、グリッド画像41を含まない照明光40を路面に投射して、処理をステップS51に戻す。
ステップS54にて障害物情報があれば(YES)、制御装置12は、ステップS56にて、グリッド画像41を含む照明光40を投射して、処理をステップS9に移行させる。
記憶部62にルート情報が記憶されておらず、制御装置12が処理をステップS1に移行させたときには、制御装置12は、図4と同様に、ステップS1~S8の処理を実行させる。
第5実施形態においては、制御装置12は、ステップS8に続けて、ステップS57にて、カメラ16の撮影画像に基づいて障害物を検出したか否かを判定する。障害物を検出すれば(YES)、制御装置12は、ステップS58にて、障害物情報を含むルート情報をサーバ60に送信して処理をステップS9に移行させる。障害物を検出しなければ(NO)、制御装置12は、ステップS59にて、障害物情報を含まないルート情報をサーバ60に送信して処理をステップS9に移行させる。
図20では図示していないが、サーバ60にルート情報が送信された場合には、サーバ60の制御装置61は、障害物情報を含むルート情報または障害物情報を含まないルート情報を記憶部62に記憶させる。
図20に示すフローチャートにおいては、ステップS53にて記憶部62にルート情報が記憶されていないと判定されたら、自転車の走行状態が第1実施形態で説明した所定の条件に合致するときのみ、投射装置10は自転車100の前方の路面にグリッド画像41を投射している。
ステップS53にて記憶部62にルート情報が記憶されていないと判定されたら、投射装置10は自転車の走行状態にかかわらずグリッド画像41を投射してもよい。この場合、自転車100がサーバ60にルート情報が記憶されていない道路を走行するときには電池を消耗することになるが、サーバ60にルート情報が蓄積されていけば、電池の消耗を抑えることができる。
<第6実施形態>
第6実施形態の前方照明装置の構成は、図1に示す第1実施形態の前方照明装置の構成と同じである。自転車100が左右に曲がるとき、ハンドル101を回すと同時に車体を傾けることがある。自転車100が車体を傾けながら左右に曲がると、自転車100が曲がって進む方向はハンドル101が向いている方向とは一致しない。従って、ハンドル101の向きのみで照明光40内のグリッド画像41の投射位置を決定すると、自転車100が進む方向とは異なる方向にグリッド画像41が投射されてしまうことがある。
図21において、破線の矢印で示す方向DR1は、ハンドル101の向きのみに基づいて自転車100が進む方向を推定した場合の方向を示す。実線の矢印で示す方向DR2は、自転車100が車体を右に傾けたときに、実際に自転車100が進む方向であると推定される方向である。図21に示すように、方向DR1と方向DR2とに閾値以上の差が存在する場合には、グリッド画像41の投射位置を補正することが好ましい。
第6実施形態は、図4または図8に示すフローチャートで示される処理に、図22に示すステップS61~S63を加えた処理を実行する。ステップS63はステップS7の直後に設ければよいし、ステップS61及びS62は、ステップS7の前後の任意の位置に設けられていればよい。図22においては、ステップS61~S63の処理をステップS7とステップS8との間に設けた例を示している。
制御装置12は、ステップS61にて、3D加速度センサ11によって検出された加速度に基づき、ハンドル101の水平面内での回転情報と車体の鉛直方向に対する傾き情報を取得する。制御装置12は、ステップS62にて、ハンドル101の回転情報に基づき推定される自転車100の進行方向と、車体の傾き情報に基づき推定される自転車100の進行方向との差が閾値以上であるか否かを判定する。
ステップS62にて差が閾値以上でなければ(NO)、制御装置12は処理をステップS8に移行させる。差が閾値以上であれば(YES)、制御装置12は、ステップS63にて、グリッド画像41の投射位置を、ハンドル101の回転情報と車体の傾き情報とで推定される進行方向へと補正して、処理をステップS8に移行させる。
本発明は以上説明した第1~第6実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。第1~第6実施形態は、組み合わせることによって矛盾が生じない限り、任意に組み合わせが可能である。
10 投射装置
11 3次元加速度センサ11(第3のセンサ)
12 制御装置
13 画像生成部
14 画像表示部
15 光学系
16 カメラ
17 赤外線カメラ
18 GNSS受信部
19 通信部
20 角加速度センサ20(第1のセンサ)
30 重量センサ30(第2のセンサ)
30a 第1の重量センサ
30b 第2の重量センサ
40 照明光
41,41ir グリッド画像
42,45 マーク
43 回避方向マーク
44 ブレーキ推奨マーク
60 サーバ
80 段差(障害物)
100 自転車
101 ハンドル
102 サドル
103 ペダル

Claims (4)

  1. 自転車の前方に投射すべき画像を示す画像データを生成する画像生成部と、
    前記画像データに基づく画像を表示する画像表示部と、
    前記画像表示部に表示された画像を前記自転車の前方の路面に投射する光学系と、
    前記自転車のペダルの角加速度を検出する第1のセンサと、
    前記自転車の運転者がサドルに座っているか否かを検出する第2のセンサと、
    前記第1のセンサによって検出された角加速度が閾値以上であるとき、前記光学系によって前記路面に投射すべき照明光内にグリッド画像を含む画像データを生成するよう前記画像生成部を制御し、かつ、前記第2のセンサによって前記運転者が前記サドルに座っているか否かに応じて前記照明光内の前記グリッド画像の位置を異ならせるよう、前記グリッド画像の投射位置を決定する制御装置と、
    を備える自転車の前方照明装置。
  2. 前記自転車の速度を検出するための第3のセンサをさらに備え、
    前記制御装置は、前記第3のセンサによって検出された値に基づき、前記自転車の速度が速いほど前記照明光内の前記グリッド画像の投射位置を前記運転者から離れる方向の位置とする
    請求項1に記載の自転車の前方照明装置。
  3. 前記第2のセンサは、前記サドルの下面で前方側に取り付けられた第1の重量センサと、前記サドルの下面で後方側に取り付けられた第2の重量センサとを含み、
    前記制御装置は、前記第1の重量センサが前記第2の重量センサよりも大きな値を検出して前記運転者が前傾の状態であるか、前記第2の重量センサが前記第1の重量センサよりも大きな値を検出して前記運転者が体を起こしている状態であるかに応じて前記照明光内の前記グリッド画像の位置を異ならせる
    請求項1または2に記載の自転車の前方照明装置。
  4. 第1のセンサが自転車のペダルの角加速度を検出し、
    第2のセンサが前記自転車の運転者がサドルに座っているか否かを検出し、
    前記第1のセンサによって角加速度が閾値以上であることが検出され、前記第2のセンサによって前記運転者が前記サドルに座っていないことが検出されたとき、画像生成部が、路面に投射すべき画像を示す画像データとして、照明光内の第1の位置にグリッド画像を配置した第1の画像データを生成し、
    前記第1のセンサによって角加速度が閾値以上であることが検出され、前記第2のセンサによって前記運転者が前記サドルに座っていることが検出されたとき、前記画像生成部が、前記自転車の前方の路面に投射すべき画像を示す画像データとして、前記照明光内の前記第1の位置よりも前記運転者から離れた側の第2の位置に前記グリッド画像を配置した第2の画像データを生成し、
    画像表示部が前記第1または第2の画像データに基づく画像を表示し、
    光学系が前記画像表示部に表示された画像を前記路面に投射する
    自転車の前方照明方法。
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