JP7391567B2 - エアゾール容器用アクチュエータ - Google Patents
エアゾール容器用アクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7391567B2 JP7391567B2 JP2019147488A JP2019147488A JP7391567B2 JP 7391567 B2 JP7391567 B2 JP 7391567B2 JP 2019147488 A JP2019147488 A JP 2019147488A JP 2019147488 A JP2019147488 A JP 2019147488A JP 7391567 B2 JP7391567 B2 JP 7391567B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- button
- push button
- lever
- shoulder cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000443 aerosol Substances 0.000 title claims description 85
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 81
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 81
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 25
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 22
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 15
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 10
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 5
- 230000009194 climbing Effects 0.000 claims description 2
- 238000007872 degassing Methods 0.000 description 14
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000007480 spreading Effects 0.000 description 1
- 230000000638 stimulation Effects 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 238000013022 venting Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
例えば、特許文献1には、エアゾール容器A本体の容器口部の上部に設けられたステムを囲んで取付けられる肩カバー3と、ステムに接続し、ステムを下方に押圧してエアゾール容器A内の内容物を噴射口4から噴射可能な押ボタン(噴射ボタン1)と、肩カバー3上に押ボタン(噴射ボタン1)を囲んで取付けられる回転カバー(キャップ2)とを有するロック機構を備えたエアゾール容器用アクチュエータが記載されている。
また、回転カバー(キャップ2)には、爪状の押下制止突起(規制突起9)が設けられており、ロック機構がロック解除されている状態で、キャップを回動させて押下制止突起(規制突起9)を押ボタン(噴射ボタン1)の背面部の第1浅切欠部7bに嵌入することで、押ボタン(噴射ボタン1)の下動を不能とし、ロック機構を作動することができる。
これによって、回転カバー(キャップ2)を回転させる動作のみで、押ボタン(噴射ボタン1)の押下動作の可否を切り替えることができる。
これによって、エアゾール容器の廃棄に際して、押ボタン(噴射ボタン1)を押し下げる動作を行うことなく、容器内の残留内容物を完全に放出するガス抜き操作が可能となるものである。
すなわち、特許文献1で公知のエアゾール容器用アクチュエータは、ロック状態において押ボタンを直接ロックする構成であり、ロック状態で誤って押ボタンを押し込んでしまった際に押ボタンが直接押圧力に耐える必要があるため、過度な負荷が押ボタンに直接かかることで、ロック機構や押ボタンが破損してしまう虞や、ロック機構の破損に伴ってロック状態にもかかわらず押ボタンが押し込まれ、内容物を噴射してしまう虞があった。
また、押ボタンを直接指などで押圧して内容物を噴射させる構成の場合は、ガス抜き位置に肩カバーを嵌合させる際、肩カバーの中央からボタンの向きを確認しながら正しい位置に合わせることができるが、押圧レバーで押ボタンを上方から押圧する構成の場合、肩カバーの中央に押圧レバーが位置するため、ガス抜き位置に肩カバーを嵌合させる際に押ボタンの向きを確認できず、肩カバーを正しい位置からずれた状態で嵌合させようとしてしまい、押ボタンを不意に押して内容物を噴射してしまったり、肩カバーや押ボタン、ステムなどを破損してしまう虞があった。
また、ロック状態では押圧レバーの下方への移動を阻止することで内容物の噴射を防止しているため、ロック状態で誤って押圧レバーを押圧しても、押ボタンおよびステムに負荷がかかることがなく、押ボタンが破損したり、ステムが押し下げられて内容物が噴射されてしまうなどの不具合が発生しない。
さらに、押ボタンの上面または側面の少なくともいずれか一方に設けられたボタン向き確認マークと、肩カバーの側面に設けられたカバー向き確認マークとを、互いの周方向の位置が一致するように向きを合わせることで、肩カバーの中央を上方から見ても押ボタンの向きを直接確認できないような押圧カバーが設けられている場合でも、確実に肩カバーを連続噴射位置に合わせて容器口部に嵌合させることができる。
請求項3に記載の構成によれば、押ボタンと肩カバーとは、通常噴射可能位置と連続噴射位置でのみ、押ボタンを肩カバーと相対的に上下方向に移動可能な方向規制部を有しているため、通常噴射可能位置または連続噴射位置以外の異常な位置で肩カバーを容器口部に嵌合させることがなく、押ボタンの押圧不良等、不具合の発生を抑制できる。
また、方向規制部は、脚部の半径方向外方に突出形成された摺動凸部と、ボタン誘導壁の内周面に設けられ少なくとも下方に開放された誘導用スリットとで構成されているため、摺動凸部が誘導用スリット内を摺動可能な向きを通常噴射可能位置および連続噴射可能位置に設けることで、より確実に肩カバーを押ボタンとの向きがずれることなく通常噴射可能位置および連続噴射可能位置で容器口部に嵌合させることができる。
請求項6に記載の構成によれば、回転カバーは、押ボタンの噴射口からの内容物の噴射が通過可能な開放孔をさらに有し、開放孔は、ロック機構によって押ボタンの下方への移動が規制された際、押ボタンの噴射口からの内容物の噴射方向に延びる仮想線から外れるように構成されているため、開放孔を確認するだけで、エアゾール容器用アクチュエータの噴射可否状態を把握することができるとともに、噴射口が開放孔から外れてボタン対向壁に向かう位置でガス抜き操作を実施するような構成であれば、噴射口から噴射された内容物を含むガスが回転カバーにぶつかるため、内容物が広範囲に飛び散ることを防止できる。
これによって、例えば、押しボタンと肩カバーとの向きが通常噴射可能位置やロック位置に到達した際にクリック感が発生するように肩カバー側乗り越え部および回転カバー側乗り越え部を配置することで、使用者が音や手に伝わる刺激等のクリック感を感知して、確実に回転カバーを所定の位置まで回転させたことを認識でき、必要以上に回転カバーを回転させることを防止できる。
エアゾール容器用アクチュエータ100は、図1および図16に示すように、エアゾール容器本体Cの容器口部の上部に設けられたステムSに接続し、ステムSを下方に押圧してエアゾール容器内の内容物を噴射可能な押ボタン110と、エアゾール容器本体CのマウンティングカップMに取付けられる肩カバー150と、肩カバー150に取付けられて押ボタン110を囲む回転カバー120と、回転カバー120に取付けられ、押ボタン110を押圧可能に構成された押圧レバー140とを有するエアゾール容器用アクチュエータ100として、エアゾール製品Pの一部を構成するものである。
ボタン天井部111は、噴射口117の先端から押ボタン110の中心へ向かう方向へ、下方に傾斜したボタン第1天井部111aと、ボタン第1天井部111aよりも下方に位置したボタン第2天井部111bとを有し、ボタン第2天井部111bの上面には、ボタン向き確認マーク118が設けられている。
肩カバー係合壁124には、肩カバー係合壁124の下部から半径方向内方に膨出した係合突起125と、肩カバー係合壁124の上部から半径方向内方に突出したストッパーリブ126と、肩カバー係合壁124を上方に開放されたレバー案内部127とが設けられている。
また、肩カバー係合壁124の下部には、後述するクリック部の回転カバー側乗り越え部を構成する、半径方向内方に膨出形成された第1乗り越え部130aと、半径方向内方に突出するとともに突出端が下方に垂下した第2乗り越え部130bとが設けられている。
レバー垂下壁144には、レバー垂下壁144から内周側へ膨出形成された位置決め部145と、レバー垂下壁144および位置決め部145の下端部に形成された押圧干渉部146と、接続部143と対向する位置のレバー垂下壁144の下部から半径方向外方に向かって形成され上昇規制部147とが設けられている。
外周壁152には、所定の位置にカバー向き確認マーク153と、ロック位置確認マーク154とが設けられている。
ボタン誘導壁158には、下方に開放され、押ボタン110の摺動凸部113が上下方向に摺動可能な一対の誘導用スリット159と、ボタン誘導壁158の所定の位置から内周側に膨出形成されたボタン押圧突起160と、ボタン誘導壁158から一対の誘導用スリット159を挟むように半径方向内方に突出形成された仮止めリブ161とを有している。
また、回転カバー係合部156の上部には、後述するクリック部の肩カバー側乗り越え部を構成する、第1被乗り越え部164aおよび第2被乗り越え部164bと、第3被乗り越え部164cおよび第4被乗り越え部164dとが設けられている。
まず、回転カバー120の連結部128に、押圧レバー140の接続部143を係合させる。
これによって、押圧レバー140は接続部143と連結部128との係合位置を基準としてヒンジ接続される。
このとき、肩カバー150のカバー向き確認マーク153と回転カバー120の開放孔123との位置を合わせることで、回転カバー120を通常噴射可能位置に合わせて肩カバー150に係合させることができる。
さらに、図15に示すように、通常噴射可能位置において、第1乗り越え部130aは第1被乗り越え部164aの一方に周方向から挟持され、第2乗り越え部130bは第2被乗り越え部164bと周方向で干渉しない箇所に位置する。
このとき、押ボタン110の摺動凸部113を肩カバー150の誘導用スリット159に挿通することで、押ボタン110と肩カバー150との回転方向の相対位置が固定される。
また、押ボタン110の膨出部115が肩カバー150の仮止めリブ161を乗り越える位置まで押し込むことで、押ボタン110は、下方に押し込まない限り、肩カバー150からの落下を防止できる。
このとき、肩カバー150の容器嵌合壁162とマウンティングカップMとは、マウンティングカップMと肩カバー150との相対回転が簡単に発生しない程度に十分に強く嵌合される。
また、押ボタン110は、膨出部115が仮止めリブ161を乗り越えているため、肩カバー150がマウンティングカップMに取付けられた際、ステムSに完全に嵌合されることはない。
なお、説明のため、図15は押圧レバー140を図示していない。
通常噴射可能状態では、押圧レバー140のレバー天井部141を押下することで、押圧レバー140は下方に移動し、押圧突起142がボタン第1天井部111aに当接し、さらに押圧レバー140を押し込むことで、押圧突起142を介して押ボタン110は下方に移動し、膨出部115が仮止めリブ161を乗り越え、ステム嵌合部116はステムSと嵌合する。
このとき、噴射口117の向きと開放孔123の向きが一致し、噴射口117から噴射方向に延びる仮想線Lが開放孔123を通るため、噴射口117から噴射された内容物は、開放孔123を通り、目的の位置へ向けて噴射することができる。
また、押圧レバー140の押し込みを解除すると、押圧レバー140は押し込み前の位置へ戻り、押ボタン110はステム嵌合部116とステムSとの嵌合を維持したまま、ステムSが復帰する位置まで上方へ移動する。
なお、説明のため、図21は押圧レバー140を図示していない。
まず、通常噴射可能状態から、回転カバー120を押ボタン110に対して反時計回りに回転させる。
このとき、クリック部は、第1乗り越え部130aが第1被乗り越え部164aおよび第2被乗り越え部164bを乗り越える際に、周方向への移動に対する抵抗(以下、クリック抵抗と呼ぶ)を発生する。
このとき、クリック部は、第2乗り越え部130bの下部が第3被乗り越え部164cおよび第4被乗り越え部164dに弾かれるように乗り越える際に、音(以下、クリック音と呼ぶ)を発生する。
このとき、開放孔123は、肩カバー150のロック位置確認マーク154と同じ方向に位置する。
これによって、回転カバー120の回転後は押圧レバー140を押し込んでも、押圧干渉部146が回転カバー係合壁155およびボタン誘導壁158に干渉して下方移動規制部として機能するため、押圧レバー140を介した押ボタン110の押下を防止でき、ステムSを押下してエアゾール容器内の内容物を取り出すことができず、使用時以外に不意に押圧レバー140に触れて内容物が噴出することを防止できる。
さらに、噴射口117が開放孔123からずれることで、噴射口117から噴射方向に延びる仮想線Lが開放孔123から外れ、開放孔123から噴射口117が確認できないため、エアゾール容器用アクチュエータ100が通常噴射可能状態ではないことを容易に確認できるとともに、ロック状態で押圧レバー140に過剰な力がかかって無理矢理押ボタン110を介してステムSを押下されてしまった場合でも、噴射口117から噴射した内容物は、肩カバー係合壁124にぶつかり、広範囲に内容物が拡散することを防止できる。
まず、ロック状態で肩カバー150をマウンティングカップMから取り外す。
このとき、押ボタン110はステムSに嵌合したままの状態を維持する。
このとき、押圧レバー140によって上方から回転カバー120の中心を通して押ボタン110の位置を確認することはできないが、押ボタン110のボタン第2天井部111bに設けられたボタン向き確認マーク118と肩カバー150に設けられたカバー向き確認マーク153とを側方から確認して位置を合わせることで、回転カバー120、押圧レバー140、肩カバー150を、ガス抜き位置に合わせてマウンティングカップMに簡単且つ確実に嵌合することができる。
これによって、ガス抜き位置で肩カバー150が嵌合している間、エアゾール容器用アクチュエータ100はエアゾール容器内の内容物を自動的に噴出し続けることができる。
また、噴射口117から噴射方向に延びる仮想線Lは、開放孔123とずれた位置の肩カバー係合壁124に向かって延びているため、継続的に噴出する内容物は肩カバー係合壁124にぶつかることで、ガス抜き時であっても広範囲に内容物が拡散することを防止できる。
また、上述した実施形態では、回転カバーは、ストッパーリブおよび押圧レバーの位置決め部が肩カバーの回転ストッパーに当接する位置で回転を止めるものとして説明したが、回転カバーと肩カバーとの相対的な回転に関する構成はこれに限定されず、例えば、ストッパーリブ、位置決め部、回転ストッパーを設けずに、回転カバーと肩カバーとの相対的な回転範囲を限定しなくてもよく、肩カバーと押ボタンとの相対的な回転が制限された状態で、回転カバーと押ボタンとの相対的な回転範囲を制限するように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、押ボタンの膨出部が肩カバーの仮止めリブを乗り越えることで、押ボタンの肩カバーからの落下を防止できるものとして説明したが、押ボタンと肩カバーとの関係はこれに限定されず、例えば、膨出部や仮止めリブを設けずに、押ボタンの肩カバーからの落下を防がなくてもよい。
また、上述した実施形態では、押圧レバーは、接続部を連結部に接続することで回転カバーと接続されているものとして説明したが、押圧レバーと回転カバーとの接続関係はこれに限定されず、例えば、回転カバーと押圧レバーとを一体成型してもよく、押圧レバーに摺動突起を設けて、回転カバーに設けた誘導用スリット内を摺動突起が上下方向に摺動可能に挿通されていてもよい。
また、上述した実施形態では、エアゾール容器用アクチュエータは、容器口部のマウンティングカップに取付けられるものとして説明したが、エアゾール容器用アクチュエータの取り付け位置はこれに限定されず、例えば、エアゾール容器の胴部と肩カバーとを強固に嵌合するように取付けてもよい。
また、上述した実施形態では、ボタン向き確認マークは、ボタン第2天井部に設けられているものとして説明したが、ボタン向き確認マークの位置はこれに限定されず、例えば、ボタン第2天井部を設けずに、ボタン第1天井部に設けてもよく、脚部の側面に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、押ボタンには、脚部の下部から外方に突出する2つのボタンツメが設けられているものとして説明したが、ボタンツメの数や配置はこれに限定されず、例えば、3つのボタンツメが脚部の下部から外方に突出するように配置されていてもよい。
110 ・・・ 押ボタン
111 ・・・ ボタン天井部
111a ・・・ ボタン第1天井部
111b ・・・ ボタン第2天井部
112 ・・・ 脚部
113 ・・・ 摺動凸部
114 ・・・ ボタンツメ
115 ・・・ 膨出部
116 ・・・ ステム嵌合部
117 ・・・ 噴射口
118 ・・・ ボタン向き確認マーク
120 ・・・ 回転カバー
121 ・・・ カバー天井部
122 ・・・ スカート壁
123 ・・・ 開放孔
124 ・・・ 肩カバー係合壁
125 ・・・ 係合突起
126 ・・・ ストッパーリブ
127 ・・・ レバー案内部
128 ・・・ 連結部
129 ・・・ 凹部
130a ・・・ 第1乗り越え部
130b ・・・ 第2乗り越え部
140 ・・・ 押圧レバー
141 ・・・ レバー天井部
142 ・・・ 押圧突起
143 ・・・ 接続部
144 ・・・ レバー垂下壁
145 ・・・ 位置決め部
146 ・・・ 押圧干渉部
147 ・・・ 上昇規制部
150 ・・・ 肩カバー
151 ・・・ 頂板部
152 ・・・ 外周壁
153 ・・・ カバー向き確認マーク
154 ・・・ ロック位置確認マーク
155 ・・・ 回転カバー係合壁
156 ・・・ 回転カバー係合部
157 ・・・ 回転ストッパー
158 ・・・ ボタン誘導壁
159 ・・・ 誘導用スリット
160 ・・・ ボタン押圧突起
161 ・・・ 仮止めリブ
162 ・・・ 容器嵌合壁
163 ・・・ 容器嵌合突起
164a ・・・ 第1被乗り越え部
164b ・・・ 第2被乗り越え部
164c ・・・ 第3被乗り越え部
164d ・・・ 第4被乗り越え部
C ・・・ エアゾール容器本体
M ・・・ マウンティングカップ
S ・・・ ステム
L ・・・ 仮想線
P ・・・ エアゾール製品
Claims (8)
- エアゾール容器本体の容器口部の上部に設けられたステムに接続し内容物を噴射口から噴射可能な押ボタンと、前記押ボタンを囲んで前記エアゾール容器本体に取付けられる肩カバーと、前記肩カバーと相対的に回転可能に取付けられた回転カバーと、前記押ボタンを押圧可能に構成された押圧レバーとを有し、内容物を噴射しない状態を維持するロック機構と、内容物を噴射する状態を維持する連続噴射機構とが設けられたエアゾール容器用アクチュエータであって、
前記ロック機構は、前記肩カバーと前記押圧レバーとが相対的に回動することによって、通常噴射可能位置と前記押圧レバーの下方への移動を阻止可能なロック位置とを切替可能に構成され、
前記連続噴射機構は、前記肩カバーを前記容器口部へ嵌合した際の、前記肩カバーと前記押ボタンとの回転方向の相対的な向きによって、前記通常噴射可能位置と前記肩カバーでの前記押ボタンを押圧可能な連続噴射位置とを切替可能に構成され、
前記押ボタンの上面または側面の少なくともいずれか一方にはボタン向き確認マークが設けられ、
前記肩カバーの側面にはカバー向き確認マークが設けられ、
前記ボタン向き確認マークと前記カバー向き確認マークとは、前記押ボタンと前記肩カバーとの向きが前記連続噴射位置であるとき、互いの周方向の位置が一致するように構成されていることを特徴とするエアゾール容器用アクチュエータ。 - 前記押ボタンは、ボタン天井部と、前記ボタン天井部の外周縁から垂下する脚部と、前記脚部よりも内周側の位置で前記ボタン天井部から垂下するステム嵌合部と、前記噴射口とを有し、
前記脚部の下部には、前記脚部よりも外方に膨出形成されたボタンツメが設けられ、
前記肩カバーは、頂板部と、前記頂板部から上方へ突出形成されたボタン誘導壁と、前記ボタン誘導壁に形成されたボタン押圧突起とを有し、
前記連続噴射機構は、前記ボタンツメと前記ボタン押圧突起との回転方向の相対的な向きによって、前記ボタン押圧突起が前記ボタンツメを押圧するように切り替わるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアゾール容器用アクチュエータ。 - 前記肩カバーは、頂板部と、前記頂板部から上方へ突出形成されたボタン誘導壁とを有し、
前記押ボタンは、ボタン天井部と、前記ボタン天井部の外周縁から垂下する脚部とを有し、
前記押ボタンと前記肩カバーとは、前記通常噴射可能位置と前記連続噴射位置でのみ、前記押ボタンを前記肩カバーと相対的に上下方向に移動可能な方向規制部を有し、
前記脚部は、前記脚部の半径方向外方に突出形成された摺動凸部を有し、
前記ボタン誘導壁の内周面には、少なくとも下方に開放された誘導用スリットが設けられ、
前記方向規制部は、前記摺動凸部と前記誘導用スリットとで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアゾール容器用アクチュエータ。 - 前記押圧レバーは、レバー天井部と、前記レバー天井部から下方に垂下して前記押ボタンを押圧可能な押圧突起と、前記レバー天井部の周縁から垂下するレバー垂下壁と、前記レバー垂下壁の下部に形成された押圧干渉部とを有し、
前記肩カバーは、頂板部と、前記頂板部から上方に突出形成された回転カバー係合部と、前記回転カバー係合部の上部に形成されたレバー支持部とを有し、
前記ロック位置において、前記レバー支持部は前記押圧干渉部を下方から支持可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエアゾール容器用アクチュエータ。 - 前記肩カバーは、頂板部と、前記頂板部から上方へ突出形成されたボタン誘導壁と、前記頂板部から上方に突出形成された回転カバー係合部とを有し、
前記押圧レバーは、レバー天井部と、前記レバー天井部から下方に垂下して前記押ボタンを押圧可能な押圧突起と、前記レバー天井部の周縁から垂下するレバー垂下壁とを有し、
前記回転カバーは、カバー天井部と、前記カバー天井部から垂下し、前記ボタン誘導壁を囲むように配置された肩カバー係合壁を有し、
前記肩カバーは、前記回転カバー係合部から上方に延びる回転ストッパーを有し、
前記レバー垂下壁と前記肩カバー係合壁の少なくともいずれか一方には、位置決め部が設けられ、
前記位置決め部は、前記肩カバーと前記回転カバーとを相対的に回転させた際、前記回転ストッパーの側方から干渉可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエアゾール容器用アクチュエータ。 - 前記回転カバーは、前記押ボタンの前記噴射口からの内容物の噴射が通過可能な開放孔をさらに有し、
前記開放孔は、前記ロック機構によって前記押ボタンの下方への移動が規制された際、前記押ボタンの前記噴射口からの内容物の噴射方向に延びる仮想線から外れるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエアゾール容器用アクチュエータ。 - 前記肩カバーには、肩カバー側乗り越え部が設けられ、
前記回転カバーには、回転カバー側乗り越え部が設けられ、
前記肩カバー側乗り越え部と前記回転カバー側乗り越え部とは、クリック部を構成していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のエアゾール容器用アクチュエータ。 - 前記エアゾール容器は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のエアゾール容器用アクチュエータを備えていることを特徴とするエアゾール製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019147488A JP7391567B2 (ja) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | エアゾール容器用アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019147488A JP7391567B2 (ja) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | エアゾール容器用アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021028232A JP2021028232A (ja) | 2021-02-25 |
JP7391567B2 true JP7391567B2 (ja) | 2023-12-05 |
Family
ID=74667207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019147488A Active JP7391567B2 (ja) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | エアゾール容器用アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7391567B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010189024A (ja) | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Mitani Valve Co Ltd | 噴射装置およびエアゾール式製品 |
JP2011105342A (ja) | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Mandom Corp | エアゾール容器のロック機構及びこのロック機構を備えたエアゾール製品 |
JP2015037955A (ja) | 2013-08-19 | 2015-02-26 | 株式会社三谷バルブ | エアゾール噴射操作機構、およびこのエアゾール噴射操作機構を備えたエアゾール式製品 |
WO2018139977A1 (en) | 2017-01-26 | 2018-08-02 | Şahsan Maki̇na Kalip Elektri̇k Ve Elektroni̇k Sanayi̇ Ve Ti̇caret Li̇mi̇ted Şi̇rketi̇ | A container lid structure |
JP2019127284A (ja) | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 株式会社マンダム | エアゾール容器のロック機構およびこれを用いたエアゾール容器 |
-
2019
- 2019-08-09 JP JP2019147488A patent/JP7391567B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010189024A (ja) | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Mitani Valve Co Ltd | 噴射装置およびエアゾール式製品 |
JP2011105342A (ja) | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Mandom Corp | エアゾール容器のロック機構及びこのロック機構を備えたエアゾール製品 |
JP2015037955A (ja) | 2013-08-19 | 2015-02-26 | 株式会社三谷バルブ | エアゾール噴射操作機構、およびこのエアゾール噴射操作機構を備えたエアゾール式製品 |
WO2018139977A1 (en) | 2017-01-26 | 2018-08-02 | Şahsan Maki̇na Kalip Elektri̇k Ve Elektroni̇k Sanayi̇ Ve Ti̇caret Li̇mi̇ted Şi̇rketi̇ | A container lid structure |
JP2019127284A (ja) | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 株式会社マンダム | エアゾール容器のロック機構およびこれを用いたエアゾール容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021028232A (ja) | 2021-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4807768A (en) | Child resistant dispensing closure | |
JP4756496B2 (ja) | ポンプ付き注出容器 | |
US20070095836A1 (en) | Pressure cooker | |
TWI716223B (zh) | 兒童安全噴霧劑致動器 | |
AU2007238874A1 (en) | Locking aerosol dispenser | |
JP5491140B2 (ja) | エアゾール容器のロック機構及びこのロック機構を備えたエアゾール製品 | |
JP2004507408A (ja) | 噴霧缶 | |
US11383900B2 (en) | Pediatric dosing dispenser | |
EP2228319B1 (en) | Aerosol cap with lock | |
JP7391567B2 (ja) | エアゾール容器用アクチュエータ | |
US5971214A (en) | Child resistant, spray through overcap, aerosol spray apparatus | |
JP2023530425A (ja) | エアロゾルアクチュエータ | |
JP7182912B2 (ja) | エアゾール容器用アクチュエータ | |
JP7252719B2 (ja) | エアゾール容器用アクチュエータ | |
JPH11278563A (ja) | エアゾール容器 | |
JP6821273B2 (ja) | エアゾール容器のロック機構およびこれを用いたエアゾール容器 | |
JP2010189024A (ja) | 噴射装置およびエアゾール式製品 | |
JP4683291B2 (ja) | エアゾール容器用オーバーキャップ | |
JP7244050B2 (ja) | エアゾール容器用キャップ | |
JP6258695B2 (ja) | ガス栓 | |
JPH0719566Y2 (ja) | エアゾール用キヤップ | |
JP7244052B2 (ja) | エアゾール容器用キャップ | |
JP4313108B2 (ja) | エアゾール容器の噴射ロック機構 | |
JP2002332080A (ja) | エアゾール容器用回転ロック式噴射ヘッド | |
JP2018188216A (ja) | エアゾール容器のロック機構及びこれを用いたエアゾール容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20200715 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220801 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20221028 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230425 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230822 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231122 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7391567 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |