JP7390645B2 - 口腔洗浄器用ノズル - Google Patents

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Description

本開示は、口腔洗浄器用ノズルに関する。
従来、ノズルから液体を噴出させて口腔内を洗浄する口腔洗浄器がある。特許文献1は、歯や歯茎に向けてノズルから高速のジェット水流を噴射させる口腔洗浄器を開示している。特許文献2は、ノズルに切頭円錐の形態を備えたブリッスルを組み合わせた口腔洗浄器を開示している。
実開昭55-142117号公報 国際公開第2007/101210号
特許文献1に開示されている口腔洗浄器では、ノズルから噴出されたジェット水流が直接的に歯間部等に到達する。したがって、このようなジェット水流によれば、歯間部、歯肉辺縁部又は歯周ポケットなどの洗浄に加えて、歯茎部のマッサージなどを行うことができる。しかし、ジェット水流のみでは、例えば、歯垢を落とすことが難しい。
また、特許文献2に開示されている口腔洗浄器では、ノズルの先端に、切頭円錐のワンタフトブラシが組み合わされている。しかし、使用中に周囲に水が飛び散るおそれがあること、又は、ノズル柄が鈍角に曲がっていることなど、ユーザーの使い勝手に難がある。
本開示は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本開示の目的は、歯垢除去力などの洗浄力の強化、又は、ユーザーの使い勝手の向上に有利な口腔洗浄器用ノズルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の態様に係る口腔洗浄器用ノズルは、長手方向の先端部に1つの毛束を備え、毛束の突出方向は、長手方向に対して85°~95°の角度範囲にある。
また、本開示の他の態様に係る口腔洗浄器用ノズルは、長手方向の先端部に1つの毛束を備え、先端部は、毛束の植毛部を通じて液体を外部に噴出させ、毛束は、植毛部から導出された液体を流通させる空間領域を有し、空間領域は、植毛部から先端に向かうにつれて徐々に狭くなる。
本開示によれば、歯垢除去力などの洗浄力の強化、又は、ユーザーの使い勝手の向上に有利な口腔洗浄器用ノズルを提供することができる。
一実施形態に係る口腔洗浄器を示す斜視図である。 一実施形態に係る口腔洗浄器用ノズルを示す側面図である。 一実施形態に係る口腔洗浄器用ノズルの分解図である。 一実施形態に係る口腔洗浄器用ノズルの毛束を示す図である。 一実施形態に係る口腔洗浄器用ノズルの毛束ホルダーを示す図である。 一実施形態に係る口腔洗浄器用ノズルの背面カバーを示す図である。 一実施形態に係る口腔洗浄器用ノズルの先端部の断面図である。 一実施形態に係る口腔洗浄器用ノズルの効果を説明する図である。 従来の口腔洗浄器用ノズルの効果を説明する図である。
以下、各実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明では、全体として軸状である口腔洗浄器用ノズルの長手方向に沿った方向をZ方向と規定する。また、Z方向に対して垂直となる平面内に、互いに垂直なX方向及びY方向を規定する。このうち、X方向は、一実施形態に係る例示において、毛束が突出する突出方向と平行である。
(口腔洗浄器)
図1は、本実施形態に係る口腔洗浄器1を示す概略斜視図である。図1では、口腔洗浄器1に含まれる本実施形態に係る口腔洗浄器用ノズル10が、グリップ11に装着された状態で示されている。以下、口腔洗浄器用ノズルを単に「ノズル」と表記する。口腔洗浄器1は、ユーザーがノズル10の先端部21に設けられている毛束30を口腔内に挿入した状態で液体を噴出することで、毛束30によるブラシ効果と併せて口腔内を洗浄する装置である。なお、本実施形態では、ノズル10を介して噴出される液体は、水である。
口腔洗浄器1は、例えば、ノズル10と、グリップ11と、貯液タンク12と、ポンプ13とを備える。
ノズル10は、実際に口腔内に挿入されるブラシ部分及び水噴出部分を含む先端部21を有する。ノズル10は、グリップ11に対して着脱自在に連結される。ノズル10の詳細については、以下で説明する。
グリップ11は、ユーザーが口腔洗浄器1の使用時に把持する柱状体である。グリップ11の軸方向の一方の先端には、ノズル10が連結される。グリップ11の軸方向の他方の先端には、ホース14が接続される。ホース14を介して導入された水は、グリップ11の内部でノズル10内の延伸流路20a(図2参照)に導かれる。また、グリップ11は、一部が表面側に露出する操作スイッチ11aを備える。ユーザーは、グリップ11を把持した状態で操作スイッチ11aを操作することで、液体の噴出のオン・オフなどを調節することができる。
貯液タンク12は、ノズル10から噴出される液体を貯留する。本実施形態では、液体は水であるが、例えば、洗浄剤が水に混入された洗浄液などであってもよい。また、口腔洗浄器1は、貯液タンク12を備えずとも、外部から水道水等を直接的に引き込んでもよい。
ポンプ13は、貯液タンク12に貯留されている液体を引き込み、ホース14を介してグリップ11へと送り出す。ポンプ13は、例えばピストンポンプ式を採用可能である。ただし、ポンプ13の方式については、特に限定されるものではない。
また、口腔洗浄器1は、貯液タンク12やポンプ13を収容するケース15を備えてもよい。本実施形態では、口腔洗浄器1は、円筒状の外形を有するケース15を備えるものとする。ケース15は、上蓋15aと、グリップ保持部15bと、ホース保持部15cとを備えてもよい。ユーザーは、上蓋15aを開くことで、貯液タンク12への液体の補給を行うことができる。グリップ保持部15bは、口腔洗浄器1が使用されていないときに、グリップ11を係合させて保持しておくことができる。また、ホース保持部15cは、口腔洗浄器1が使用されていないときに、ホース14を巻き付けて保持しておくことができる。
また、ケース15の内部には、ポンプ13等の動作を制御する制御部としての制御基板などが設置されていてもよい。また、ポンプ13等を動作させるための電源は、電源コード16を介して外部から供給を受けてもよい。又は、口腔洗浄器1は、例えばケース15内に充電池を備えることで、充電式で稼働させてもよい。更に、ケース15の外面には、ノズル10からの噴出時の液体の流れの強さなどを調整する操作ボタンが設置されていてもよい。
(ノズル)
図2は、ノズル10の側面図である。図3は、ノズル10の分解斜視図である。
ノズル10は、ノズル柄20と、毛束30と、毛束ホルダー40と、背面カバー50とを備える。なお、これらの構成要素は、基本的には樹脂製であるが、毛束30以外の構成要素のうちのいずれかは、例えば金属製であってもよい。
ノズル柄20は、口腔洗浄器1の使用時に、口腔外から口腔内の所望の箇所に毛束30が容易に到達できるように、おおよそ一定の方向に延伸する軸状部材である。本実施形態では、ノズル柄20の長手方向は、Z方向に沿っているものとする。この場合、ノズル柄20の内部に形成されている延伸流路20aも、Z方向に沿っている。
ノズル柄20は、延伸流路20aを流通してきた液体を外部に噴出させる側の一方の先端に、毛束30、毛束ホルダー40及び背面カバー50を設置する先端部21を有する。先端部21の形状は、中心軸がノズル柄20の長手方向に対して垂直な円筒状である。本実施形態では、ノズル柄20の長手方向がZ方向に沿っているので、先端部21の中心軸方向は、X方向に沿っている。先端部21の内部空間は、第1内壁21aで囲まれている。
先端部21は、中心軸方向の一方の側に第1開口部21bを有し、かつ、中心軸方向の他方の側、すなわち、第1開口部21bと対向する側に第2開口部21cを有する。本実施形態では、第1開口部21b及び第2開口部21cの形状は、円形である。また、第1開口部21b及び第2開口部21cの大きさは、後述する毛束30の植毛部32の外周を基準として規定される。具体的には、第1開口部21bの内周は、植毛部32の外周よりも小さい。一方、第2開口部21cの内周は、植毛部32の外周よりも大きい。
一方、ノズル柄20は、延伸流路20aに外部から液体が導入される側の他方の先端に、グリップ11に連結される連結部22を有する。連結部22の形状は、本実施形態では特に限定されるものではなく、例えば、使用時の耐久性や、グリップ11に対する取り付け又は取り外しの容易性などを考慮して決定される。また、連結部22がグリップ11に取り付けられているときのシール性を考慮し、連結部22の一部には、Oリングが取り付けられていてもよい。
図4は、毛束30の概略図である。図4では、毛束30の中心軸を基準として、Z方向のプラス側を側面図とし、Z方向のマイナス側を断面図としている。
毛束30は、ノズル10におけるブラシ部に相当する部材である。ノズル10は、1つの毛束30を備える。したがって、本実施形態における毛束30は、いわゆるワンタフトブラシとみなすことができる。毛束30は、毛部31と、植毛部32とを有する。毛部31は、多数の毛を含む。植毛部32は、毛部31の基台である。
毛束30の先端、すなわち、毛部31の先端31aは、頂角θ2が鋭角となる円錐状に毛切りされている。頂角θ2は、45°~80°の角度範囲にある。より望ましくは、頂角θ2は、55°~65°の角度範囲にある。
植毛部32は、外周が毛部31の外周よりも大きく、中心部に第1貫通穴32dが形成された環状のフランジ形状を有する。毛部31は、このような形状の植毛部32に沿って植えられたような形となるので、毛束30には、中心軸の延伸方向に沿った空間領域Rが形成される。空間領域Rは、第1貫通穴32dを介して植毛部32から導出された液体を流通させる空間である。毛部31に含まれる毛のうち、中心軸に近い内側にある毛は、植毛部32から先端31aに向かうにつれて徐々に中心軸に近づくような姿勢にある。したがって、空間領域Rは、植毛部32から先端31aに向かうにつれて徐々に狭くなる。
植毛部32の外周部32aは、毛束30が先端部21に導入されて設置されるときに、先端部21の第1内壁21aに対向する第2対向面32bを有する。ここで、第2対向面32bは、毛束30の導入方向に沿って第1内壁21aに近づく方向に傾斜している。図4では、第2対向面32bの傾斜角が第1傾斜角θ3で表されている。また、第2対向面32bを傾斜させるに伴って、第2対向面32bの毛部31側の端部である第1端部32cをエッジ状としている。
また、本実施形態では、植毛部32は、毛束30が製作される前の複数の毛の集合であるブリッスルの状態から、熱融着により固化されることで形成されてもよい。この場合、毛部31は、別途予め準備されている植毛部に植えつけられるのではなく、毛部31となる毛の一部が植毛部32になる。また、植毛部32のフランジ形状は、熱融着工程時に、併せて形付けられることになる。
なお、植毛部32の一部に第1貫通穴32dを設けるなどの必要性から、熱融着による毛束30の製作が有利である。しかし、一般的な平線を用いた工法でなければ、例えば、予め上記のような形状に加工されている植毛部32に対して、植毛部32とは別に製作された毛部31が接着により固定されることで、毛束30が形成されてもよい。
図5は、毛束ホルダー40の概略側面図である。図5(a)は、ノズル10の側面視に合わせてY方向プラス側から見た側面図である。図5(b)は、延伸流路20aからの液体の導入方向視に合わせてZ方向マイナス側から見た側面図である。
毛束ホルダー40は、先端部21の内部で毛束30を保持する部材である。毛束ホルダー40は、ホルダー本体41と、係合軸42とを有する。
ホルダー本体41は、X軸と平行な、毛束30の中心軸、又は、先端部21の円筒形状の中心軸をおおよその中心軸とする円筒状部である。ホルダー本体41の第2内壁41aで形成される空間は、先端部21に取り付けられているときに、液体の流路となる。
係合軸42は、毛束30の植毛部32に形成されている第1貫通穴32dに係合する。係合軸42の一方の端部は、ホルダー本体41に対して同軸状に接続されている。係合軸42は、中心軸に沿った第2貫通穴42aを有する。第2貫通穴42aの一端は、ホルダー本体41の第2内壁41aで形成される空間と連続する。また、係合軸42の外周面には、複数の第1突起部42bが形成されている。
また、ホルダー本体41は、係合軸42を接続する側の外周に、先端部21の内部に毛束ホルダー40が収容されているときに先端部21の第1内壁21aに嵌合される嵌合部43を有する。また、嵌合部43は、先端部21の内部に毛束ホルダー40が収容されているときに第1内壁21aに対向する第1対向面43aを有する。ここで、第1対向面43aは、毛束ホルダー40の導入方向に沿って第1内壁21aから離れる方向に傾斜している。図5では、第1対向面43aの傾斜角が第2傾斜角θ4で表されている。また、第1対向面43aを傾斜させるに伴って、第1対向面43aの係合軸42とは反対側の端部である第2端部43bをエッジ状としている。
また、ホルダー本体41は、先端部21の内部に毛束ホルダー40が収容されているときに延伸流路20aの開口に対向する位置に、第3貫通穴41cを有する。つまり、延伸流路20aを流通してきた液体は、第3貫通穴41cを貫通して、ホルダー本体41の第2内壁41aで形成される空間に導入される。
また、ホルダー本体41は、先端部21の内部に毛束ホルダー40が収容されているときに一部が延伸流路20aの内部に位置する突起状のフック41dを有する。この場合、フック41dは、ホルダー本体41の外周で、かつ、第3貫通穴41cの近傍に設置される。ここで、何らかの対策がなされない場合、毛束ホルダー40を先端部21の内部に導入する際に、フック41dが先端部21の第1内壁21aに引っ掛かり、毛束ホルダー40の導入を阻害するおそれがある。そこで、ホルダー本体41は、フック41dが設置されている部分の外壁を、フック41dが一時的に内側に退避するように変形させるための切り欠き部41bを有してもよい。
図6は、背面カバー50の概略図である。図6では、背面カバー50の中心軸を基準として、Z方向のプラス側を側面図とし、Z方向のマイナス側を断面図としている。
背面カバー50は、先端部21の内部に毛束30を保持した毛束ホルダー40が収容された後に、第2開口部21cを覆う部材である。背面カバー50は、先端部21に取り付けられている状態で、外部に露出する円盤状の蓋部51と、先端部21の内部に収容される環状の収容部52とを有する。
収容部52の内側には、第3内壁52aにより空間が形成されている。また、収容部52の外周面には、複数の第2突起部52bが形成されている。更に、収容部52は、先端部21の一部に向けて尖ったエッジ部52cを有する。図6では、エッジ部52cの傾斜角が第3傾斜角θ5で表されている。
次に、ノズル10を構成する各要素の組み立て及び組み付け状態について説明する。
まず、ノズル10を構成する各要素の組み立てについて、はじめに、毛束30が毛束ホルダー40に取り付けられる。具体的には、毛束30の植毛部32に形成されている第1貫通穴32dに、毛束ホルダー40の係合軸42が係合される。このとき、係合軸42に形成されている複数の第1突起部42bが第1貫通穴32dに押し込まれることで、毛束30は、毛束ホルダー40に固定される。
次に、毛束ホルダー40に毛束30が保持された毛束組み付け品が、圧入により、ノズル柄20にある先端部21の内部に導入される。毛束組み付け品の導入方向は、第2開口部21cから第1開口部21bに向かう方向である。先端部21の内部へ毛束組み付け品の導入が進むと、最終的には、毛束30の毛部31が第1開口部21bから外部に突き抜け、延伸流路20aの開口に毛束ホルダー40の第3貫通穴41cとが対向して互いに連通する。
最後に、背面カバー50が、先端部21の第2開口部21cに取り付けられる。具体的には、はじめに、背面カバー50の収容部52が、先端部21の内部に挿入される。このとき、収容部52の外周面に形成されている複数の第2突起部52bが先端部21の第1内壁21aと接触することで、先端部21に対して背面カバー50が位置決めされる。加えて、収容部52に形成されているエッジ部52cが、先端部21の内部の一部に当接する。次に、背面カバー50が、超音波溶着により、先端部21に固定される。背面カバー50は、溶着工程の前に先端部21に対して位置決めされているので、溶着時に所望の位置から偏って設置されることが予め抑止される。
図7は、ノズル柄20及び毛束30の各中心軸を通る平面で切断した、ノズル10の先端部21の断面図である。図7では、ノズル10内を流通する液体Lの流通経路が白抜きの矢印で示されている。
まず、毛束30に関して、毛束組み付け品の先端部21への導入に伴い、植毛部32の外周部32aの一部が、先端部21の第1内壁21aに圧入され、嵌合する。このとき、植毛部32の第2対向面32bの少なくとも一部は、第1内壁21aに接触する。また、外周部32aに含まれるエッジ状の第1端部32cは、第1内壁21aにめり込む。外周部32aが第1内壁21aに対して圧入されていることで、先端部21に対する外周部32aのシール性が確保され、外周部32aと第1内壁21aとの間を通じて、外部から先端部21の内部に唾液等が進入しづらくなる。つまり、先端部21では、別途、Oリング等のシール材を用いる必要がないので、ノズル10の部品点数を低減させ、かつ、ノズル10の小型化を実現させることができる。さらに、第1端部32cがエッジ状であることにより、もし毛束30が突出方向に沿って引っ張られたとしても、第1端部32cが第1内壁21aに引っ掛かるので、毛束30の抜けを予め抑止することができる。
また、毛束ホルダー40に関して、毛束組み付け品の先端部21への導入に伴い、嵌合部43の一部が、先端部21の第1内壁21aに圧入され、嵌合する。このとき、嵌合部43の第1対向面43aの少なくとも一部は、第1内壁21aに接触する。また、嵌合部43に含まれるエッジ状の第2端部43bは、第1内壁21aにめり込む。さらに、突起状のフック41dの少なくとも一部は、延伸流路20aの内部に位置する。
更に、背面カバー50に関して、エッジ部52cの少なくとも一部が、超音波溶着により、先端部21の内部にめり込む形で接続される。つまり、エッジ部52cは、溶着部と表現することもできる。
このようなノズル10の構成によれば、延伸流路20aを流通してきた液体Lは、第3貫通穴41cを通じて、先端部21の内部空間に流入する。ここで、先端部21の内部空間は、具体的には、先端部21の第1内壁21aと、毛束ホルダー40の第2内壁41aと、背面カバー50の第3内壁52aとのそれぞれの内壁で囲まれた空間に相当する。そして、先端部21の内部空間に流入した液体Lは、引き続き、毛束ホルダー40の第2貫通穴42aを通じて、毛束30の空間領域Rに流出される。空間領域Rに流出された液体Lは、毛束30の先端31aに向かい、そのまま外部に噴出される。
次に、ノズル10の長手方向に対する毛束30の突出方向の角度θ1について具体的に説明する。ノズル10の一方の先端には先端部21が存在し、先端部21から外部に向けて毛束30が突出している。ここで、本実施形態では、図2に示すように、ノズル10の長手方向がZ方向に沿っており、毛束30の突出方向がX方向に沿っている。すなわち、毛束30の突出方向は、ノズル10の長手方向に対して垂直である。ただし、角度θ1は、このような90°に限定されるものではなく、85°~95°の角度範囲に含まれるいずれかの角度であってもよい。なお、本実施形態では、毛束30の突出方向に沿って伸びる内部の空間領域Rを通じて液体Lが噴出されるので、ここでいうノズル10の長手方向に対する毛束30の突出方向とは、ノズル10の長手方向に対する液体Lの噴出方向とおおよそ同義である。
次に、ユーザーによる口腔洗浄器1の基本的な使い方について説明する。
ユーザーは、口腔洗浄器1の電源をオンとした後、グリップ11を把持し、ノズル10の先端部21を口腔内に挿入して、毛束30の先端31aを口腔内の所望の位置に当接させる。ここで、口腔内の所望の位置とは、例えば、歯間部、歯肉辺縁部又は歯周ポケットである。そして、ユーザーは、グリップ11を把持した状態で操作スイッチ11aを操作し、液体Lの噴出を開始させる。これにより、ユーザーは、毛束30から液体Lを噴出させながら、毛束30の先端31aを所望の位置をブラッシングすることができる。ユーザーは、使用中、更にケース15に設置されている不図示の操作ボタンを操作することで、液体Lの流れの強さなどを調節することができる。そして、洗浄後、ユーザーは、更に操作スイッチ11aを操作することで、液体Lの噴出を停止させ、口腔洗浄器1の電源をオフとする。なお、口腔洗浄器1の電源スイッチは、不図示であるが、ケース15の外面に設置されていてもよい。
次に、口腔洗浄器用ノズル10及び口腔洗浄器1による効果について説明する。
本実施形態に係るノズル10は、長手方向の先端部21に、1つの毛束30を備える。毛束30の突出方向は、長手方向に対して85°~95°の角度範囲にある。また、毛束30の突出方向は、長手方向に対して垂直であってもよい。
図8は、本実施形態に係るノズル10の効果を説明するための口腔100内の状態を示す概略図である。図8の口腔100内には、3つの奥歯101と、頬102の一部とが例示されている。
本実施形態に係るノズル10によれば、まず、ノズルであることから、先端部21から液体を噴出させる構造を有する。そして、先端部21に1つの毛束30を備えるので、ノズル10は、毛束30自体又は毛束30の近傍から液体を噴出させながら、毛束30で口腔100内の所望の位置をブラッシングすることができる。したがって、ノズル10によれば、例えば、単にジェット水流を噴出させるだけの従来のノズルよりも、歯垢除去力などの洗浄力を強化させることができる。
また、本実施形態に係るノズル10によれば、ユーザーは、奥歯101の表面や歯間等に対しておおよそ垂直に毛束30の先端31aを当接させることができる。つまり、ユーザーは、毛束30の先端31aを、口腔100内の所望の部分に対してより精度よく当接させることができる。更に、ユーザーは、口腔100内の従来のノズルでは届きづらかった部分にまで、毛束30の先端31aを当接させることができる。
例えば、図8に示すように、口腔100内の所望の部分が、一般に磨き残しや歯垢が発生しやすい奥歯101の歯間部であっても、ユーザーは、毛束30の先端31aを進入させやすく、かつ、奥歯101の歯間面101aに先端31aを当接させやすい。そして、ユーザーは、上記のように液体Lを噴出させながら、歯間面101aに先端31aを当接させてブラッシングを行うことで、このような歯間部を直接的に洗浄することができる。
また、例えば、矯正治療中のユーザーの口腔内では、治療用のワイヤーやブラケットが歯に取り付けられている場合が多い。この場合でも、ノズル10によれば、ワイヤー下やブラケット周りなどの狭い隙間にも毛束30の先端31aを当接させることができるので、より磨き残しが低減される。また、ノズル10によれば、ワイヤーやブラケットに直接的に絡まった食べかす等を除去しやすくなる。矯正治療期間は、一般的には長期間となるため、特定の部分に磨き残しや食べかすの残存などが集中すると、将来虫歯等になるおそれがある。そのため、ノズル10により、このような特定の部分の磨き残し等を低減させることは、矯正治療中のユーザーにとっても特に有効となる。したがって、ノズル10によれば、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。
図9は、比較例として、従来のブラシ230付きノズル200の効果を説明するための口腔100内の状態を示す概略図である。なお、図9に示されている口腔100内の3つの奥歯101と、頬102の一部とは、図8に示されているものと同一条件にある。
従来のノズル200では、例えば、ノズル柄220で構成されるノズル200の長手方向に対するブラシ230の突出方向の傾斜角度が緩く設定されている。そのため、図9(a)に示すように、ブラシ230の先端は、特に奥歯101に関しては、表面や歯間等に対して大きく斜めから向かう姿勢になるので、ユーザーは、ブラシ230の先端を歯間面101aに当接させづらい。つまり、ユーザーは、本実施形態に係るノズル10よりも、ブラシ230の先端を口腔100内の所望の部分に対して精度よく当接させることが難しい。一方、図9(b)に仮想線で示すように、ユーザーがブラシ230の先端を無理に歯間面101aに当接させようとすると、今後は、ノズル柄220の一部が頬102と干渉するおそれがある。このように、従来のノズル200は、ユーザーにとって使い勝手がよいものとは言えない。
このように、本実施形態によれば、歯垢除去力などの洗浄力の強化、又は、ユーザーの使い勝手の向上に有利なノズル10を提供することができる。
また、本実施形態に係るノズル10では、先端部21は、毛束30の植毛部32を通じて液体Lを外部に噴出させてもよい。
このようなノズル10によれば、植毛部32から導出された液体Lは、毛束30の一部すなわち毛部31に接触することになるので、毛束30の外部への噴出の勢いが抑制される。したがって、植毛部32を通さないで液体Lを噴出させる場合に比べて、液体Lの飛び散りを軽減させることができる。
なお、本実施形態では、液体Lを通す植毛部32の部分として、第1貫通穴32dを例示している。ただし、例えば、液体Lの噴出の勢いを強制的に抑制する必要がないときには、液体Lが必ずしも毛束30の内部を流通する構成としなくてもよい場合もあり得る。
また、本実施形態に係るノズル10では、毛束30は、植毛部32から導出された液体Lを流通させる空間領域Rを有してもよい。空間領域Rは、植毛部32から先端31aに向かうにつれて徐々に狭くなってもよい。
このようなノズル10によれば、植毛部32から導出された液体Lは、その後、空間領域Rの形状に沿って導かれるので、この場合、毛束30の中心軸に向かいやすくなる。したがって、毛束30の外部への噴出の勢いを、より抑制させることができる。
また、本実施形態に係るノズル10では、毛束30の先端31aは、頂角θ2が鋭角となる円錐状に毛切りされていてもよい。
このようなノズル10によれば、歯間部等の狭い隙間にも毛束30の先端31aが入り込みやすくなるので、より洗浄力を向上させることができる。
また、本実施形態に係るノズル10では、植毛部32は、ブリッスルの状態から熱融着により固化されることで形成されてもよい。
このようなノズル10によれば、液体を導出させるための第1貫通穴32dを有する植毛部32を、より簡易的に製作することができる。例えば、第1貫通穴32dを有する植毛部32は、一般的な歯ブラシに採用される平線を用いた製法では、構成上、製作することが難しい。
また、本実施形態に係るノズル10では、植毛部32は、フランジ形状を有してもよい。
このようなノズル10によれば、フランジ形状の植毛部32を、先端部21のような取り付け対象に対して直接的に接触させる抜け止めとして機能させることができる。したがって、例えば、植毛部32を含む毛束30のほかに、先端部21からの毛束30の抜けを抑止するためのフランジ部材を準備する必要がない。
また、本実施形態に係るノズル10は、先端部21を含み、長手方向に沿ったノズル柄20と、先端部21の内部で毛束30を保持する毛束ホルダー40とを備えてもよい。毛束ホルダー40は、先端部21の第1内壁21aに圧入される嵌合部43を有してもよい。
このようなノズル10によれば、まず、毛束ホルダー40は、ノズル10の組み立て時又は組み立て後を問わず、毛束30を保持するので、先端部21に対して毛束30の容易に位置決めすることができる。また、毛束ホルダー40は、嵌合部43が第1内壁21aに圧入されることで先端部21に固定されるので、先端部21に対する嵌合部43のシール性が確保される。図7を参照すると、嵌合部43が第1内壁21aに対して圧入されていることで、第1内壁21a、第2内壁41a及び第3内壁52aで囲まれる空間にある液体は、嵌合部43と第1内壁21aとの間から毛束30の側に漏出しづらい。したがって、先端部21では、別途、Oリング等のシール材を用いる必要がないので、ノズル10の部品点数を低減させ、かつ、ノズル10の小型化を実現させることができる。
また、本実施形態に係るノズル10では、先端部21は、植毛部32の外周よりも小さい内周を有する第1開口部21bと、第1開口部21bに対向し、植毛部32の外周よりも大きい内周を有する第2開口部21cとを有してもよい。毛束30及び毛束ホルダー40は、第2開口部21cから第1開口部21bに向けて、先端部21の内部に導入されてもよい。
このようなノズル10によれば、一方の開口部である第1開口部21bが、先端部21の内部に導入される毛束30の係止部として利用されるので、ノズル10の部品点数の低減に寄与する。
また、本実施形態に係るノズル10では、先端部21の第1内壁21aに対向する、嵌合部43の第1対向面43aは、毛束ホルダー40の導入方向に沿って先端部21の第1内壁21aから離れる方向に傾斜していてもよい。
このようなノズル10によれば、毛束ホルダー40は、先端部21の内部に導入されるときに、第1対向面43aの傾きに導かれて第1内壁21aと接触していき、最終的に嵌合する。したがって、毛束ホルダー40を先端部21の内部に挿入しやすくすることができる。
また、図7に示すように、第1対向面43aを傾斜させるに伴って、第1対向面43aの係合軸42とは反対側の端部である第2端部43bをエッジ状としている。したがって、嵌合部43が第1内壁21aに嵌合された後には、第2端部43bが潰されるので、嵌合部43と第1内壁21aとの間のシール性を簡易的に得ることができる。
また、本実施形態に係るノズル10では、ノズル柄20は、長手方向に沿った延伸流路20aを有してもよい。毛束ホルダー40は、先端部21の内部に毛束ホルダー40が収容されているときに一部が延伸流路20aの内部に位置するフック41dを有してもよい。
毛束ホルダー40は、上記のとおり、先端部21の第1内壁21aに圧入されるが、何らかの対策を施さなければ、液体Lの噴出時に内部圧力がかかることで、第1内壁21aに対して位置ずれを起こすことも考えられる。これに対して、本実施形態では、毛束ホルダー40がフック41dを有するので、毛束ホルダー40が移動しようとしてもフック41dが延伸流路20aの内壁に当接して位置決めされる。したがって、このようなノズル10によれば、毛束ホルダー40の位置ずれを生じづらくすることができる。
また、本実施形態に係るノズル10は、第2開口部21cを覆い、先端部21に設置される背面カバー50を備え、背面カバー50は、超音波溶着により第2開口部21cに対して溶着されてもよい。
このようなノズル10によれば、背面カバー50が、第2開口部21cを覆いつつ、超音波溶着により固定されるので、第2開口部21cに対するシール性を簡易的に得ることができる。また、この場合、背面カバー50は、毛束ホルダー40とは別部材となる。したがって、溶着時には、背面カバー50の溶着部のみに力がかかるので、より高いシール性を得ることができる。
また、本実施形態に係るノズル10では、背面カバー50は、先端部21の一部に向けて尖ったエッジ部52cを有してもよい。
このようなノズル10によれば、背面カバー50の溶着時に、エッジ部52cの一部が先端部21と接触する。このとき、エッジ部52cは、その尖った形状から、先端部21にめり込みやすくなる。結果として、先端部21に対する背面カバー50側の溶着部として、投影面積が増加するので、十分な溶着強度を確保することができる。これにより、例えば、ノズル10が落下したときの衝撃を受けても、背面カバー50が剥がれ落ちることを予め抑止することができる。
また、本実施形態に係るノズル10では、背面カバー50は、毛束ホルダー40と一体であってもよい。
例えば、第2開口部21cに対する背面カバー50のシール性に関して、高いシール性が要求されていないのであれば、毛束ホルダー40と背面カバー50とを一部材とすることもできる。この場合、ノズル10の部品点数をより低減させることができる。
また、本実施形態に係るノズル10は、長手方向の先端部21に1つの毛束30を備える。ここで、先端部21は、毛束30の植毛部32を通じて液体Lを外部に噴出させてもよい。毛束30は、植毛部32から導出された液体Lを流通させる空間領域Rを有し、空間領域Rは、植毛部32から先端31aに向かうにつれて徐々に狭くなってもよい。更に、毛束30の先端31aは、頂角θ2が鋭角となる円錐状に毛切りされていてもよい。
つまり、ここでいうノズル10は、上記説明した、ノズル10の長手方向に対する毛束30の突出方向の角度θ1を限定しないものである。
このようなノズル10によれば、特に毛束30に関する特徴がすでに説明したものであるので、少なくとも、歯垢除去力などの洗浄力を強化させるのに有利となり得る。
以上、好ましい実施形態について説明したが、本実施形態は、これ限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10 ノズル
20a 延伸流路
21 先端部
21a 第1内壁
21b 第1開口部
21c 第2開口部
30 毛束
31a 先端
32 植毛部
32a 外周部
32b 第2対向面
40 毛束ホルダー
41d フック
43 嵌合部
43a 第1対向面
50 背面カバー
52c エッジ部
100 口腔
L 液体
R 空間領域
θ1 角度
θ2 頂角

Claims (11)

  1. 長手方向の先端部に設けられている1つの毛束と、
    前記先端部を含み、前記長手方向に沿ったノズル柄と、
    前記先端部の内部で前記毛束を保持する毛束ホルダーと、を備え、
    前記毛束の突出方向は、前記長手方向に対して85°~95°の角度範囲にあり、
    前記毛束は、毛を含む毛部と、当該毛部の基台である植毛部とを含み、
    前記先端部は、前記植毛部を通じて液体を外部に噴出させ、
    前記毛束ホルダーは、前記先端部の内壁に圧入される嵌合部と、前記植毛部に形成されている貫通穴に係合される係合軸と、を有し、
    前記先端部は、前記植毛部の外周よりも小さい内周を有する第1開口部と、前記第1開口部に対向し、前記植毛部の外周よりも大きい内周を有する第2開口部と、を有し、
    前記毛束及び前記毛束ホルダーは、前記第2開口部から前記第1開口部に向けた前記毛束の前記突出方向に前記先端部の前記内部に導入され、また、
    前記毛束及び前記毛束ホルダーは、前記植毛部に形成された前記貫通穴に前記毛束ホルダーの前記係合軸が係合し、前記先端部の前記内壁に前記植毛部の外周部の一部が嵌合し、前記先端部の前記内壁に前記毛束ホルダーの前記嵌合部の一部が嵌合することにより、前記先端部に対して装着される、口腔洗浄器用ノズル。
  2. 前記毛束の前記突出方向は、前記長手方向に対して垂直である、請求項1に記載の口腔洗浄器用ノズル。
  3. 前記毛束は、前記植毛部から導出された前記液体を流通させる空間領域を有し、
    前記空間領域は、前記植毛部から先端に向かうにつれて徐々に狭くなる、請求項1又は2に記載の口腔洗浄器用ノズル。
  4. 前記毛束の先端は、頂角が鋭角となる円錐状に毛切りされている、請求項1乃至のいずれか1項に記載の口腔洗浄器用ノズル。
  5. 前記植毛部は、ブリッスルの状態から熱融着により固化されることで形成される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の口腔洗浄器用ノズル。
  6. 前記植毛部は、フランジ形状を有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の口腔洗浄器用ノズル。
  7. 前記先端部の前記内壁に対向する、前記嵌合部の第1対向面は、前記毛束ホルダーの導入方向に沿って前記先端部の前記内壁から離れる方向に傾斜している、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の口腔洗浄器用ノズル。
  8. 前記ノズル柄は、前記長手方向に沿った延伸流路を有し、
    前記毛束ホルダーは、前記先端部の前記内部に前記毛束ホルダーが収容されているときに一部が前記延伸流路の内部に位置するフックを有する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の口腔洗浄器用ノズル。
  9. 前記第2開口部を覆い、前記先端部に設置される背面カバーを備え、
    前記背面カバーは、超音波溶着により前記第2開口部に対して溶着される、請求項乃至のいずれか1項に記載の口腔洗浄器用ノズル。
  10. 前記背面カバーは、前記先端部の一部に向けて尖ったエッジ部を有する、請求項に記載の口腔洗浄器用ノズル。
  11. 前記背面カバーは、前記毛束ホルダーと一体である、請求項又は10に記載の口腔洗浄器用ノズル。
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