JP4815018B1 - フッ化物塗布装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】把持用柄部5とブラシ部3が設けられたヘッド部2とを備え、前記ブラシ部3は毛束の先端が尖がった形状に形成され、該ブラシ部3の先端に一回分の塗布量の液状若しくは粘性流体状のフッ化物を送り出す送り出し機構9を前記把持用柄部5に設け、歯面にピンポイントでフッ化物を直接塗布できるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
歯のエナメル質は、99%がリン酸カルシウムの結晶からなり、ハイドロキシアパタイト(ヒドロキシアパタイト)と非常によく似た構成をしている。しかし、エナメル質アパタイトは結晶性が低いため、結晶の不完全な部分からカルシウムが溶出したり、唾液中のカルシウムが取り込まれたりすることで虫歯の発生原因となっている。
しかし、これらフッ化物の歯の表面への供給手段の例として示されているスプレー噴射や歯磨き用歯ブラシは、フッ化物の歯面への供給を主目的とした専用の特殊構造を有するものではなく、単にスプレーによって噴射して塗布するものであり、また一般の歯磨き用の歯ブラシを用いたものとして示されているにしか過ぎず、必ずしも効率的に歯面への供給を行う専用構造を開示するものではなかった。
また、フッ化物の歯面への供給方法とし前述したような、歯科医院で行われるフッ化物の歯面塗布については、効果的であるが費用面及び手間がかかる問題があり、また、一般家庭で行われているフッ素洗口に関しては、濃度が薄くまた誤飲の心配もあることから、一般に広がっていない。また、フッ化物配合歯磨剤による方法については、ピンポイントの塗布は行いにくく特定の歯面に対する虫歯予防効果は期待し難いものであった。
また、本発明によれば、前記ブラシは複数の小束を束ねた構造からなり、これら小束を円形リングで束ねて形成される。
このように、ブラシを複数の小束を円形リングで束ねるため、先端が尖がったブラシを簡単に製造できる。つまり、小束のブラシ毛の先端を傾斜させて形成し、それら小束をまとめることでブラシ全体として毛束の先端を錐形状に尖らせるようにできる。
このように板バネ構造やローラ構造によって、把持用柄部に装着できる軽量コンパクトな送り出し機構にできる。
このように構成することによって、送り出し機構の作動によって確実に1回分の塗布量を送り出すことができ、歯面に適切な塗布量を供給できる。
このように1回使用の使い捨てタイプの構造であるため、常に適切な塗布量が塗布されるとともに、ブラシ部を複数回使うことがないため衛生面で好ましい。
送り出し機構によって送り出されたフッ化物の噴出口を、小束を束ねたブラシの中央部に位置するので、ブラシの先端に一回分の塗布量の液状若しくは粘性流体状のフッ化物を確実に導くことができる。
また、噴出口が小束を束ねる円形リングの高さより低い位置に配設されるため、噴出口の部分が、誤って歯面に接触して歯面を傷つけることが防止される。
また、ブラシを複数の小束を円形リングで束ねるため、先端が尖がったブラシを簡単に製造できる。つまり、小束のブラシ毛の先端を傾斜させて形成し、それら小束をまとめることでブラシ全体として毛束の先端を錐形状に尖らせるようにできる。
図1は、本発明のフッ化物塗布装置の全体斜視図を示す。フッ化物塗布装置1の全体構造は図1に示すように、ヘッド部2と、把持用柄部5と、ヘッド部2と把持用柄部5とを繋ぐ首部7によって本体部分を形成し、ヘッド部2には、ブラシ部3が設けられている。また、把持用柄部5には、フッ化物の溶液、もしくはフッ化物を含有させた粘性流動体をブラシ部3へ送り出す送り出し機構9が設けられ、さらにその送り出し機構9を作動させる操作部11を備えている。
操作部11は、把持用柄部5を握った状態で指等で押圧操作し易い位置に配置されていればよく、必ずしも操作部11を把持用柄部5の外面から出っ張るように配置しなくても内部に、または、図1に示す状態での上面からではなく下面、側面、後面のいずれから突出するように配置してもよい。
なお、3束を束ねてもよく、また、小束の植毛を束ねることなく1束のブラシの毛束であってもブラシの先端が尖がった状態に形成されていればよい。
従って、噴出口19から流出したフッ化物の液体または粘性流体は、植毛全体にフッ化物が浸透すると共に、植毛全体の先端部Pに向かって浸透して先端部Pに集まった状態となり、図7の使用状態に示すように、先端部Pから塗布すべき箇所にピンポイントで塗布ができるようになる。
まず、萌出した状態の乳幼児の歯面に対して、ブラシ部3の先端部Pで、歯面の頂面凹部のごみ等を取り除き、次に、または、取り除くと同時に、先端部Pを歯面近傍に位置させて、操作部11を押し込むことによって、板バネ27の両板状部27c、27cによって挟み込まれたフッ化物容器15が潰されるように押されて、フッ化物容器15内のフッ化物が、連通パイプ17を介して、ヘッド部2のブラシ部3の下部に設置された噴出口19から噴出する。
その際、フッ化物容器15は弾力性がないため、押し出し後にフッ化物容器15内のフッ化物が逆戻りせずにフッ化物容器15のフッ化物が確実に押し出されて、歯面に塗布できる。
従って、ブラシ部3の先にフッ化物が簡単な操作によって適量出て、塗りたい部分にだけに直接歯を磨くようにして塗布することができる。
次に、図4、5を参照して第2実施形態を説明する。図4は第2実施形態の全体斜視図である。
第2実施形態は、第1次施形態の板バネを用いた送り出し機構9の構造を、ローラ29を用いた送り出し機構25とすることが相違するのみで、他のブラシ部3の構成や、フッ化物容器15の非弾力性材料による形成等について第1実施形態と同様である。
また、1回の塗布量として、ローラ29を、凹形状のフッ化物容器搭載部36の長手方向の一端から他端まで回転または、スライドした時に押し出される量として設定されている。
また、この実施形態2の場合も、フッ化物容器15内のフッ化物は1回分の量しか収納されていないため1回の使い捨てタイプである。従って、前記第1実施形態の場合と同様に、常に適切な塗布量が塗布されるとともに、ブラシ部3を複数回使うことがないため衛生的である。
次に、図4および図6を参照して第3実施形態を説明する。
第1実施形態および第2実施形態は前述のように1回分の塗布しかできない使い捨てタイプであったが、第3実施形態は、複数回の塗布が可能なタイプである。
次の使用においては、L1からL2までの移動によって押し出される量が1回の塗布量による適量であり、L2の移動位置にマークM2を設けて、該M2の位置にピン部31の位置が一致したところで止めるようにして使用する。
マーク設置場所については、ピン部31の位置との一致を確認し易い位置であればよく、図6のように、把持用柄部5の上面に形成しても、図4のように側壁41に形成してもよい。
2 ヘッド部
3 ブラシ部(ブラシ)
5 把持用柄部
7 首部
9 送り出し機構
11 操作部
15、45 フッ化物容器
17 連通パイプ
19 噴出口
21 小束植毛
23 円形リング
27 板ばね
29 ローラ部
31 ピン部
33 ローラ溝
35 フッ化物
36 フッ化物容器搭載部
41 側壁
Claims (6)
- 把持用柄部とブラシが設けられたヘッド部とを備え、前記ブラシは毛束の先端が尖がった形状に形成され、該ブラシの先端に一回分の塗布量の液状若しくは粘性流体状のフッ化物を送り出す送り出し機構を前記把持用柄部に設け、歯面にピンポイントでフッ化物を塗布するように構成すると共に、前記ブラシは複数の小束を束ねた構造からなり、これら小束を円形リングで束ねて形成されることを特徴とするフッ化物塗布装置。
- 前記送り出し機構が、板バネ機構による押圧力により押し出すことを特徴とする請求項1記載のフッ化物塗布装置。
- 前記送り出し機構が、ローラ機構によるローラの回転もしくはスライドにより押し出すことを特徴とする請求項1記載のフッ化物塗布装置。
- 前記送り出し機構を構成するフッ化物の収納容器が弾力性のない材料によって形成され、押し出し後に収納容器内にフッ化物が戻らないように構成されたことを特徴とする請求項2又は3記載のフッ化物塗布装置。
- 前記送り出し機構を構成するフッ化物の収納容器には1回分の塗布量が収納されて、1回使用するだけの使い捨てタイプであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のフッ化物塗布装置。
- フッ化物の噴出口が前記小束を束ねたブラシの中央部に位置し、高さは前記円形リングの高さより低い位置に配置されることを特徴とする請求項1記載のフッ化物塗布装置。
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