JP7388619B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7388619B2
JP7388619B2 JP2021085202A JP2021085202A JP7388619B2 JP 7388619 B2 JP7388619 B2 JP 7388619B2 JP 2021085202 A JP2021085202 A JP 2021085202A JP 2021085202 A JP2021085202 A JP 2021085202A JP 7388619 B2 JP7388619 B2 JP 7388619B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remittance
user
information
information processing
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021085202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022178417A (ja
Inventor
明広 吉田
孝太 坪内
立 日暮
太士 岩瀬張
宏 川根
美晴 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2021085202A priority Critical patent/JP7388619B2/ja
Publication of JP2022178417A publication Critical patent/JP2022178417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7388619B2 publication Critical patent/JP7388619B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
近年、QRコード(登録商標)を用いる電子決済が普及してきている。例えば、特許文献1には、一人の代表者のQRコード(登録商標)決済を用いた代金の決済について、他の支払者に割り勘での支払い金額を通知し、他の支払者から割り勘された金額を代表者に送金することで、事後的に代金の割り勘での支払いを可能とする決済システムが開示されている。
このように電子決済においては、代金の支払いの代表者を定めてその代表者に他の支払者が代金の分割額を送金し、代表者が纏めて代金の支払いを行う使用方法がある。電子決済の送金ネットワークにおいて多くの送金を受ける代金の支払いの代表者は、SNS(Social Network Service)において多くの他の利用者と繋がりを有している利用者と比較すると、他の多くの電子決済の利用者と強い信頼関係を形成していると考えられる。その為、そのような代金の支払いの代表者に対して情報を配信することによって、情報の配信による効果を上げることができると考えられる。
また、電子決済の利用者の代金の支払いの代表者への送金前後の感情を推定して、代金の支払いの代表者への送金前後において利用者の感情がポジティブに推移した代金の支払いの代表者に特定情報を配信することができると、さらに情報の配信による効果を上げることができると考えられる。
特開2020-113124号公報
本発明は上記課題を鑑み、情報の配信による効果を上げることができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る情報処理装置は、送金指示を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた送金指示に基づく送金処理を記憶する送金履歴記憶部と、前記送金履歴記憶部に記憶された送金履歴を解析する送金履歴解析部と、利用者の感情推定に使用できるセンサ情報を取得するセンサ情報取得部と、前記センサ情報を解析して利用者の感情を推定する感情推定部と、特定情報を配信する利用者を決定する決定部と、前記決定部が決定した利用者の利用者端末に特定情報を配信する配信部と、を備え、前記送金履歴解析部は、送金履歴を解析してイベントの主催者を特定し、前記感情推定部は、前記送金履歴解析部が特定したイベントの主催者へ送金した利用者の送金前後の感情を推定し、前記決定部は、前記イベントの主催者のうち、前記イベントの主催者へ送金した利用者の感情が、送金の前後においてポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上の前記イベントの主催者に対して特定情報を配信することを決定する。
実施形態の一態様によれば、情報の配信による効果を上げることができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、利用者間の送金履歴を整理した有向グラフを示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報処理装置の口座データベースに記憶される情報の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る情報処理装置の送金履歴記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る情報処理装置のセンサ情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る情報処理装置の感情記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る情報処理装置の利用者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施形態)
〔1-1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る情報処理が情報処理装置100により実行される例を示す。
図1では、情報処理装置100が利用者端末200A、200B、200C、及び200Dより送信された送金指示を受け付けて、受け付けた送金指示に基づいて送金処理を実行し、送金処理の内容を記録した送金履歴を解析してイベントの主催者を特定し、特定したイベントの主催者に特定情報を配信する例を示している。以下、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例についてステップごとに説明する。
利用者端末200Bは、利用者U2が入力した利用者U2から利用者U1への送金指示及び送金指示の前後のセンサ情報を情報処理装置100に送信する(ステップS1)。例えば、利用者端末200Bは利用者U2が入力した利用者U1が主催した飲み会の代金を割り勘した金額3,000円を、利用者U2の口座から利用者U1の口座に送金する旨の送金指示を情報処理装置100に送信する。また、利用者端末200Bは、送金指示の前後のセンサ情報として、例えば、利用者端末200Bが送金指示を送信する1時間前、及び1時間後に取得したセンサ情報を情報処理装置100に送信する。なお、センサ情報とは、利用者端末200が備える加速度センサやジャイロセンサなどの利用者の感情推定に使用できるセンサ計測値のことである。センサ情報の詳細については後述して説明する。
情報処理装置100は、利用者端末200Bから受け付けた送金指示に基づいて利用者U2から利用者U1への送金処理を実行する(ステップS2)。例えば、情報処理装置100は利用者U2の送金指示に基づいて、利用者U2の口座から金額3,000円を利用者U1の口座に送金する処理を実行する。なお、この際、情報処理装置100は実行した送金処理の内容(送金元利用者/事業者ID、送金先利用者/事業者ID、送金日時、送金額など)を送金履歴として記憶する。
利用者端末200Cは、利用者U3が入力した利用者U3から利用者U1への送金指示及び送金指示の前後のセンサ情報を情報処理装置100に送信する(ステップS3)。例えば、利用者端末200Cは、前述した利用者端末200Bの処理と同様に、利用者U3が入力した利用者U1が主催した飲み会の代金を割り勘した金額3,000円を、利用者U3の口座から利用者U1の口座に送金する旨の送金指示を情報処理装置100に送信する。また、利用者端末200Cは、送金指示の前後のセンサ情報として、例えば、利用者端末200Cが送金指示を送信する1時間前、及び1時間後に取得したセンサ情報を情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、利用者端末200Cから受け付けた送金指示に基づいて利用者U3から利用者U1への送金処理を実行する(ステップS4)。利用者U3から利用者U1への送金処理は、ステップS2と同じであるから具体例を用いた説明を省略する。
利用者端末200Dは、利用者U4が入力した利用者U4から利用者U1への送金指示及び送金指示の前後のセンサ情報を情報処理装置100に送信する(ステップS5)。例えば、利用者端末200Dは、前述した利用者端末200Bの処理と同様に、利用者U4が入力した利用者U1が主催した飲み会の代金を割り勘した金額3,000円を、利用者U4の口座から利用者U1の口座に送金する旨の送金指示を情報処理装置100に送信する。また、利用者端末200Dは、送金指示の前後のセンサ情報として、例えば、利用者端末200Dが送金指示を送信する1時間前、及び1時間後に取得したセンサ情報を情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、利用者端末200Dから受け付けた送金指示に基づいて利用者U4から利用者U1への送金処理を実行する(ステップS6)。利用者U4から利用者U1への送金処理は、ステップS2と同じであるから具体例を用いた説明を省略する。
利用者端末200Aは、事業者M1を示す識別情報C1を取得する(ステップS7)。例えば、利用者端末200Aは、事業者M1の店頭に置かれたQRコード(登録商標)を読み取って事業者M1を示す識別情報C1を取得する。
利用者端末200Aは、利用者U1が入力した利用者U1から事業者M1への送金指示及び送金指示の前後のセンサ情報を情報処理装置100に送信する(ステップS8)。例えば、利用者端末200Aは、利用者U1が入力した利用者U1が主催した飲み会の代金12,000円を参加者である利用者U2、U3、及びU4の分まで纏めて、事業者M1に送金する旨の送金指示を送信する。また、利用者端末200Aは、送金指示の前後のセンサ情報として、例えば、利用者端末200Aが送金指示を送信する1時間前、及び1時間後に取得したセンサ情報を情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、利用者端末200Aから受け付けた送金指示に基づいて利用者U1から事業者M1への送金処理を実行する(ステップS9)。利用者U1から事業者M1への送金処理は、ステップS2と同じであるから具体例を用いた説明を省略する。
情報処理装置100は、送金履歴を解析してイベントの主催者を利用者U1と特定する(ステップS10)。ここで、イベントの主催者とは複数の利用者が集まる催し物の開催を主催する利用者のことである。情報処理装置100が送金履歴を解析してイベントの主催者を特定する処理はどのような処理に基づいて行われてもよいが、例えば、情報処理装置100は送金履歴を解析して次の2つの条件を満たす利用者をイベントの主催者と特定する処理を実行する。(条件1)所定の時間の間に複数の利用者から送金を受けている。(条件2)複数の利用者から送金を受けた後の所定の時間の間に、複数の利用者から受けた送金の金額の合計額以上の送金を行っている。情報処理装置100は、これらの2つの条件を満たす利用者をイベントの主催者と特定する。イベントの主催者への他の利用者からの送金を概念的に図に示すと図2に示した図のようになる。図2は、利用者間の送金履歴を整理した有向グラフを示す図である。ここで、図2に示す円は送金元、又は送金先となる利用者、又は事業者を示している。また、図2に示す矢印は送金が行われる流れを示している。すなわち、図2においては利用者U2、U3、及びU4から利用者U1に送金が行われた後に、利用者U1が利用者U2、U3、及びU4から受けた送金の金額の合計額(流入量)より事業者M1への送金額(流出量)が多いことを示している。したがって、この場合、情報処理装置100は利用者U1をイベントの主催者と特定する。
情報処理装置100は、センサ情報を解析して送金前後の利用者U2、U3、及びU4の感情を推定する(ステップS11)。例えば、情報処理装置100は、利用者端末200A、200B、200C、及び200Dから取得したセンサ情報を解析して、利用者の送金前後の感情を解析する。ここで、センサ情報を解析して送金前後の感情を推定する方法としては、例えば、センサ情報と感情の関係性を学習した学習モデルを用いることができる。センサ情報と感情の関係性を学習した学習モデルの生成については後述して説明する。
情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者U1に送金した利用者の送金前後の感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者に特定情報を配信することを決定する(ステップS12)。例えば、情報処理装置100は、センサ情報を解析してイベントの主催者と特定された利用者U1に送金した利用者U2、U3、及びU4の送金前後の感情を解析した所、利用者U2、U3、及びU4が送金の前後において感情がポジティブに推移したと推定したとする。この場合、イベントの主催者と特定された利用者U1に送金した全ての利用者の感情が送金前後においてポジティブに推移したと推定されたことから、情報処理装置100は利用者U1に特定情報を配信することを決定する。なお、図1に示す例においては、イベントの主催者と特定された利用者が一人である場合について説明したが、送金履歴の解析により複数の利用者がイベントの主催者と特定された場合は、それぞれのイベントの主催者と特定された利用者に送金した利用者の送金前後のセンサ情報を解析して、送金前後において感情がポジティブに推移した利用者を特定し、送金前後の感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者に特定情報を配信することを決定する。
情報処理装置100は、特定情報を配信することを決定した利用者U1の利用者端末200Aに特定情報を配信する(ステップS13)。例えば、情報処理装置100は、利用者U1の利用者端末200Aに特定情報として、○○居酒屋飲み放題500円引きクーポン10Aを配信する。
これにより、情報処理装置100は、送金前後において他の利用者の感情をポジティブに推移させるイベントの主催者を特定したうえで特定情報を配信することが可能となることから、配信する特定情報の効果を上げることができる。
〔1-2.感情推定により優良送金先を特定し、優良送金先の情報を配信する〕
情報処理装置100は、送金履歴と、センサ情報に基づく感情推定結果に基づいて、送金前後において利用者の感情がポジティブに推移した優良送金先を特定し、配信する特定情報が、優良送金先に係る情報である。
情報処理装置100の処理について具体例を用いて説明する。例えば、情報処理装置100は送金履歴を解析して、イベントの主催者を利用者U1と利用者U2と特定したとする。情報処理装置100は、次に送金履歴を解析して所定数以上の利用者から送金を受けている事業者を特定する。情報処理装置100は、所定数以上の利用者から送金を受けている事業者を特定したら、その事業者に送金した利用者の利用者端末200から取得したセンサ情報を解析して、その事業者に送金した利用者の送金前後の感情の推移を推定する。情報処理装置100は、その事業者に送金した利用者のうち、送金前後の感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上の事業者を優良送金先として特定する。情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者U1の利用者端末200Aと、利用者U2の利用者端末200Bに対して特定情報として優良送金先に係る情報を配信する。
これにより、情報処理装置100はイベントの主催者と特定した利用者に対して、所定数以上の利用者から送金を受けており、かつ、送金前後において送金した利用者の感情がポジティブに推移した優良送金先と特定された事業者に係る情報を配信することができる。その為、利用者に優良送金先の利用を効果的に促すことができ、特定情報の配信による効果を上げることができる。
〔1-3.複数の送金が集中してから他の利用者に送金〕
情報処理装置100は、所定の時間の間に複数の利用者から送金を受けた利用者が、送金を受けた所定の時間の後に受け取った送金額以上の金額の送金を行った利用者をイベントの主催者として特定する。
情報処理装置100の処理について具体例を用いて説明する。情報処理装置100は、送金履歴を解析して次の2つの条件を満たす利用者をイベントの主催者と特定する。(条件1)所定の時間の間に複数の利用者から送金を受けている。(条件2)複数の利用者から送金を受けた後の所定の時間の間に、複数の利用者から受けた送金の金額の合計額以上の送金を行っている。情報処理装置100は、送金履歴を解析して、これら2つの条件を満たす利用者をイベントの主催者と特定する。情報処理装置100は、イベントの主催者を特定したら、特定したイベントの主催者に特定情報を配信することを決定し、特定したイベントの主催者の利用者端末200に特定情報を配信する。
これにより、情報処理装置100は、イベントの主催者を統一した基準に基づいて特定することが可能となる。また、情報処理装置100は、特定されたイベントの主催者の利用者端末200に特定情報を配信することにより、特定情報の配信による効果を上げることができる。
〔1-4.送金履歴の送金日時、及び送金額に基づいてイベントの主催者を特定〕
情報処理装置100は、送金履歴に含まれる送金日時、及び送金額に基づいて、イベントの主催者を特定する。
情報処理装置100の処理について具体例を用いて説明する。まず、情報処理装置100は、送金履歴に含まれる送金日時に基づいてイベントの主催者の候補を特定する。例えば、情報処理装置100は送金日時の条件として次の条件を満たす利用者を抽出する。(条件3)水曜日の18時から23時、金曜日の18時から23時、又は土曜日の18時から23時のいずれかの時間帯に送金したこと。情報処理装置100は、(条件3)を満たす日時に送金した利用者をイベントの主催者の候補として抽出する。次に、情報処理装置100は、抽出された利用者の中から送金額に基づいてイベントの主催者を特定する。例えば、情報処理装置100は(条件3)を満たす利用者の送金処理において次の条件を満たす送金処理を実行した利用者を特定する。(条件4)送金額が10,000円以上であること。このように情報処理装置100は、送金日時の条件と、送金額の条件の両方を満たす利用者をイベントの主催者として特定する。情報処理装置100は、特定された利用者の利用者端末200に特定情報を配信する。
これにより、情報処理装置100は、イベントの主催者を統一した基準に基づいて特定することが可能となる。また、情報処理装置100は、特定されたイベントの主催者の利用者端末200に特定情報を配信することにより、特定情報の配信による効果を上げることができる。
〔1-5.送金履歴に基づいて利用者同士の関係性を推定〕
情報処理装置100は、同一の利用者に対して送金された金額の差に基づいて、イベントに集まった利用者間の関係性をさらに推定する。情報処理装置100は、イベントの主催者に特定情報を配信することを決定することに加えて、推定した利用者間の関係性に基づいて特定情報を配信する利用者を決定する。
情報処理装置100の処理について具体例を用いて説明する。例えば、情報処理装置100は、送金履歴を解析してイベントの主催者を利用者U1と特定する。情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者U1に送金した利用者の送金額を解析する。ここで、例えば、利用者U1に送金した利用者が、利用者U2、U3、及びU4であり、利用者U1への累計の送金額がそれぞれ10,000円、3,000円、1,000円であったとする。情報処理装置100はイベントの主催者と特定された利用者U1に送金された累計の送金額に基づいて、利用者U1と、利用者U2、U3、及びU4との関係性を推定する。例えば、情報処理装置100はイベントの主催者と特定された利用者U1への累計の送金額が多い利用者は利用者U1と信頼関係が強固であると推定する。前述の具体例の場合は、情報処理装置100は利用者U1と利用者U2との信頼関係が最も強固であると推定する。情報処理装置100は利用者U1と利用者U2の信頼関係が最も強固であると推定したら、イベントの主催者と特定された利用者U1に特定情報を配信することを決定することに加えて、利用者U1と最も強固な信頼関係を有していると推定された利用者U2にも特定情報を配信することを決定する。情報処理装置100は、利用者U1、及びU2の利用者端末200に特定情報を配信する。
これにより、イベントの主催者と特定された利用者に加えて、イベントの主催者と強固な信頼関係を有すると推定された利用者に対しても特定情報を配信することができる。イベントの主催者と特定された利用者と強固な信頼関係を有する利用者は、イベントの主催者と特定された利用者に対して大きな影響力を有していると考えられる。その為、イベントの主催者と特定された利用者に加えて、イベントの主催者と特定された利用者と強固な信頼関係を有すると推定された利用者に対して特定情報を配信することによって、特定情報の配信による効果を上げることができる。
〔1-6.利用者同士の関係性、お店の種別に基づいて感情推定〕
情報処理装置100は、利用者間の関係性、及びイベントの主催者が送金した送金先の事業者のお店の種別を考慮に入れて、利用者の送金前後の感情を推定する。
情報処理装置100の処理について具体例を用いて説明する。例えば、情報処理装置100は送金履歴を解析してイベントの主催者を利用者U1と特定する。情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者U1に送金した利用者U2、U3、及びU4の送金額を解析して、利用者U2が最も利用者U1との信頼関係が強固であると推定したとする。この場合、情報処理装置100は、利用者U2のセンサ情報の解析に基づく、利用者U1への送金後の感情の推定結果に対して、利用者U1と利用者U2が強固な信頼関係を有することに基づいてポジティブ方向に補正を加える。すなわち、情報処理装置100は強固な信頼関係を有する利用者間における送金の後には、送金した利用者がポジティブな感情を抱くと推定する。また、情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者U1が送金した事業者のお店の種別に基づいて利用者の感情を推定する。例えば、イベントの主催者と特定された利用者U1に送金した利用者U2、U3、及びU4の送金後の感情と、イベントの主催者と特定された利用者U1が送金した事業者のお店の種別の関係性を分析して、お店の種別と利用者の送金後の感情の補正モデルを生成する。情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者U1が送金した事業者のお店の種別に基づいて、センサ情報の解析に基づく利用者U2、U3、及びU4の送金後の感情の推定結果に対して補正を加える。例えば、利用者U2がイベントの主催者が「焼き鳥系居酒屋」に送金した際にポジティブな感情に推移する傾向があると分析された場合は、センサ情報の解析に基づく感情の推定結果に対してポジティブ方向に補正を加える。このように、情報処理装置100は、利用者間の関係性、及びお店の種別に基づいて、センサ情報の解析に基づく感情に対して補正を加える。情報処理装置100は、利用者間の関係性、及びお店の種別に基づく補正後の感情の推定結果に基づいて、イベントの主催者と特定された利用者に送金した利用者の感情がポジティブに推移した割合が所定の割合以上であるイベントの主催者に特定情報を配信することを決定する。情報処理装置100は、特定情報を配信することを決定した利用者の利用者端末200に対して特定情報を配信する。
これにより、情報処理装置100は利用者の関係性、及びお店の種別に基づいて利用者の送金後の感情に補正を加えたうえで、他の利用者が送金後に感情がポジティブに推移するイベントの主催者を特定し、特定されたイベントの主催者に特定情報を配信することができる。その為、特定情報の配信による効果を上げることができる。
〔1-7.類似の感情の利用者が多く利用する事業者の情報を提供〕
情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者の感情と、送金前の感情が類似の利用者が多く利用する事業者の情報を特定情報として配信する。
情報処理装置100の処理について具体例を用いて説明する。例えば、情報処理装置100は送金履歴を解析してイベントの主催者を利用者U1と特定する。情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者U1の利用者端末200Aから、感情推定に使用できるセンサ情報を取得する。情報処理装置100は、取得したセンサ情報を解析して利用者U1の感情を推定する。ここで、例えば、利用者U1の感情が「緊張」であると推定されたとする。この場合、情報処理装置100は、送金履歴と、過去のセンサ情報に基づく利用者の送金前後の感情推定結果に基づいて、イベントの主催者と特定された利用者U1の感情と、送金前の感情が類似の感情である利用者が多く利用する事業者を特定する。情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者U1の利用者端末200Aに特定した事業者の情報を特定情報として配信する。
これにより、情報処理装置100はイベントの主催者と特定された利用者の感情と、類似の感情の利用者が多く利用する事業者の情報をイベントの主催者に配信することができる。
〔1-8.他の利用者の感情への影響が大きい利用者のスケジュール情報を配信〕
情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者が主催したイベントに参加した利用者のうち、他の利用者の感情をポジティブ又はネガティブに推移させる利用者を特定し、他の利用者の感情をポジティブ又はネガティブに推移させる利用者のスケジュールに関する情報を配信する。
情報処理装置100の処理について具体例を用いて説明する。例えば、情報処理装置100は送金履歴を解析してイベントの主催者を利用者U1と特定する。情報処理装置100は、送金履歴と利用者の送金前後の感情推定結果に基づいて、イベントの主催者と特定された利用者U1が主催したイベントに参加した利用者のうち、他の利用者の感情をポジティブに推移させる利用者を特定する。例えば、イベントの主催者と特定された利用者U1が主催した過去の7回のイベントのうち、利用者U2が参加するイベントは、他の利用者の送金後の感情がポジティブに推移した割合が高いと解析されたとする。この場合、情報処理装置100は、利用者U2をイベントに参加する他の利用者の感情をポジティブに推移させる利用者と特定する。なお、情報処理装置100は、イベントの主催者と特定された利用者が主催したイベントに参加した利用者のうち、他の利用者の感情をネガティブに推移させる利用者を特定してもよい。情報処理装置100は、利用者U2のスケジュール情報を参照して、イベントの主催者と特定された利用者U1の利用者端末200に、利用者U2が参加できそうな日時に関する情報を配信する。なお、情報処理装置100は、他の利用者の感情をネガティブに推移させる利用者が参加できそうな日時に関する情報をイベントの主催者と特定された利用者U1の利用者端末200に配信してもよい。
これにより、情報処理装置100は、イベントに参加する利用者の感情をポジティブ又はネガティブに推移させる利用者のスケジュールに関する情報を、イベントの主催者と特定された利用者の利用者端末200に配信することができる。
〔2.情報システムの構成〕
次に、図3を用いて実施形態に係る情報システムの構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報システムの構成例を示す図である。図3に示すように、情報システム1は、情報処理装置100と、利用者端末200と、を含む。なお、図3に示した情報システム1は、複数台の情報処理装置100や、複数台の利用者端末200が含まれ構成されていてもよい。図3においては、情報システム1には利用者端末200として利用者端末200Aと、利用者端末200Bと、利用者端末200Cと、利用者端末200Dと、の4台が含まれていることを示している。情報処理装置100と、利用者端末200Aと、利用者端末200Bと、利用者端末200Cと、利用者端末200Dと、は所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。
情報処理装置100は、利用者間の送金処理や、利用者間の送金履歴、利用者端末200から取得した後述して説明するセンサ情報を解析して解析結果に基づいて、利用者端末200に特定情報を配信する為に用いられる。情報処理装置100は、例えばPC(Personal Computer)、WS(Work Station)、サーバの機能を備えるコンピュータなどの情報処理装置であってよい。情報処理装置100は、利用者端末200Aと、利用者端末200Bと、利用者端末200Cと、利用者端末200Dと、からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
利用者端末200は、利用者が利用する情報処理装置である。利用者端末200は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってよい。なお、図1に示す例においては、利用者端末200がスマートフォンである場合を示している。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、を有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末200との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、口座データベース121と、送金履歴記憶部122と、センサ情報記憶部123と、感情記憶部124と、を有する。
(口座データベース121について)
口座データベース121は、利用者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、口座データベース121が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る情報処理装置の口座データベースに記憶される情報の一例を示す図である。図6の例において、口座データベース121は「口座ID」に、「所有者情報」と、「口座残高」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
「口座ID」は、口座を識別するための識別情報を示す。「所有者情報」は、口座を所有する利用者に関する情報を示し、例えば、口座の所有者を識別するための識別情報が格納される。「口座情報」は、利用者が所有する口座の残高を示す。
すなわち、図6においては、口座ID「AID#1」によって識別される口座の所有者の情報が「利用者U1」であり、口座残高が「7,800円」である例を示している。
(送金履歴記憶部122について)
送金履歴記憶部122は、利用者/事業者間の送金履歴に係る情報を記憶する。ここで、図7を用いて、送金履歴記憶部122が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る情報処理装置の送金履歴記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図7の例において、送金履歴記憶部122は、「送金処理ID」、「送金元利用者/事業者ID」、「送金先利用者/事業者ID」、「送金日時」、「送金額」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
「送金処理ID」は、送金処理を識別する為の識別情報を示す。「送金元利用者/事業者ID」は、送金元となる利用者又は事業者を識別する為の識別情報を示す。「送金先利用者/事業者ID」は、送金先となる利用者又は事業者を識別する為の識別情報を示す。「送金日時」は、「送金処理ID」が示す送金処理が実行された日時を示す。「送金額」は、「送金処理ID」が示す送金処理おいて送金された金額を示す。
すなわち、図7においては、送金処理ID「SM#U1-1」が示す送金処理において、送金元利用者/事業者ID「利用者U1」が示す利用者U1から、送金先利用者/事業者ID「事業者M1」が示す事業者M1に対して、送金日時「20XX年7月25日21時10分」に、送金額「12,121円」が送金されたことを示している。
なお、送金履歴記憶部122に記憶される情報は、「送金処理ID」、「送金元利用者/事業者ID」、「送金先利用者/事業者ID」、「送金日時」、「送金額」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の送金履歴に関係する情報が記憶されてよい。
(センサ情報記憶部123について)
センサ情報記憶部123は、後述して説明するセンサ情報取得部1321が取得した利用者の感情推定に使用できるセンサ情報を記憶する。図8を用いて、センサ情報記憶部123が記憶する情報の一例を説明する。図8は、実施形態に係る情報処理装置のセンサ情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図8の例において、センサ情報記憶部123は、「利用者ID」、「センサ種別」、「取得日時」、「取得データ」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
「利用者ID」は、センサ情報を取得する対象となる利用者を識別する為の識別情報を示す。「センサ種別」は、利用者の感情推定に使用できるセンサ情報を取得するセンサの種類に係る情報である。「計測日時」は、「利用者ID」が示す利用者の利用者端末200が備える「センサ種別」が示すセンサが利用者のセンサ情報を計測した日時を示す情報である。「取得データ」は、「利用者ID」が示す利用者の利用者端末200から取得した「センサ種別」が示すセンサが計測したデータである。
すなわち、図8においては、利用者ID「利用者U1」が示す利用者が、センサ種別「加速度センサ」が示す加速度センサによって、計測日時「20XX年1月3日21時05分」に計測されたセンサ情報が、取得データ「データU1-A」として、センサ情報記憶部123に記憶されていることを示している。
なお、センサ情報記憶部123に記憶される情報は、「利用者ID」、「センサ種別」、「取得日時」、「取得データ」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意のセンサ情報に関係する情報が記憶されてよい。
(感情記憶部124について)
感情記憶部124は、センサ情報に基づいて推定された利用者の感情を記憶する。図9を用いて、感情記憶部124が記憶する情報の一例を説明する。図9は、実施形態に係る情報処理装置の感情記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図9の例において、感情記憶部124は、「送金処理ID」、「送金元利用者ID」、「送金先事業者ID」、「感情(送金前)」、「感情(送金後)」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
「送金処理ID」は、感情推定が行われた送金処理を識別する為の識別情報を示す。「送金元利用者ID」は、感情推定が行われた送金処理の送金元の利用者の識別情報を示す。「送金先利用者ID」は、感情推定が行われた送金処理の送金先の利用者の識別情報を示す。「感情(送金前)」は、「送金元利用者ID」が示す利用者の送金前の感情の推定結果を示す。「感情(送金元)」は、「送金元利用者ID」が示す利用者の送金後の感情の推定結果を示す。
すなわち、図9においては、送金処理ID「SM#U1-1」が示す送金処理において、送金元利用者ID「利用者U1」が示す利用者U1の送金先事業者ID「事業者M1」が示す事業者M1への送金前の感情が「緊張」であり、送金後の感情が「嬉しい」であることを示している。
(利用者情報記憶部125について)
利用者情報記憶部125は、利用者に関する情報を記憶する。ここで、図10を用いて、利用者情報記憶部125が記憶する情報の一例を説明する。図10は、実施形態に係る情報処理装置の利用者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。図10の例において、利用者情報記憶部125は、「利用者ID」、「生年月日」、「性別」、「位置情報」、「閲覧履歴」、「スケジュール情報」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子である。「生年月日」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者の生年月日に関する情報である。「性別」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者の性別に関する情報である。「位置情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者の位置情報である。「閲覧履歴」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者のコンテンツの閲覧履歴に関する情報である。「スケジュール情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者のスケジュールに関する情報である。
すなわち、図10においては、利用者IDにより識別された「利用者U1」の生年月日が「生年月日#1」であり、性別が「女性」であり、位置情報が「位置情報#1」であり、閲覧履歴が「閲覧履歴#1」であり、スケジュール情報が「スケジュール#1」であることを示している。
なお、利用者情報記憶部125に記憶される情報は、「利用者ID」、「生年月日」、「性別」、「位置情報」、「閲覧履歴」、「スケジュール情報」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の利用者に関係する情報が記憶されてよい。
(制御部130について)
次に図4に戻って、制御部130について説明する。制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
図4に示すように、制御部130は、受付部131と、取得部132と、送金処理部133と、解析部134と、決定部135と、配信部136と、を有する。
(受付部131について)
受付部131は、利用者端末200から利用者が入力した送金指示を受け付ける。例えば、受付部131は、送金元となる利用者又は事業者を識別する「送金元利用者/事業者ID」と、送金先となる利用者又は事業者を識別する「送金先利用者/事業者ID」と、利用者又は事業者から入力された「送金額」とを示す送金指示を利用者端末200から受け付ける。
なお、受付部131は、送金指示を事業者が所有する事業者端末から受け付けてもよい。例えば、受付部131は、利用者端末200に表示された利用者を識別するための利用者IDを、事業者端末(店舗端末)が読み取ることで送金指示が行われた場合、当該送金指示を事業者端末から受け付ける。
(取得部132について)
取得部132は、情報処理装置100の外部から各種の情報を取得する。図4に示すように、取得部132は、センサ情報取得部1321を有する。
センサ情報取得部1321は、利用者端末200から利用者の感情推定に使用できるセンサ情報を取得する。後述して説明するが利用者端末200には利用者の感情推定に使用できるセンサ情報を計測する各種のセンサ、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサなどが備えられている。すなわち、センサ情報取得部1321は利用者端末200から、これらのセンサが計測したセンサ情報を取得する。なお、センサ情報取得部1321は受付部131が利用者端末200から送金指示を受け付けたら、利用者端末200から送金指示を受け付ける所定の時間の前、及び所定の時間の後に計測されたセンサ情報を取得する。ここで、所定の時間は任意に設定して良く、例えば、30分であってよい。利用者は利用者端末200への送金指示の入力の際に、センサ情報を情報処理装置100に提供すること、及びセンサ情報の利用目的についての説明を受けて、センサ情報の提供に同意するか否かを選択する。センサ情報取得部1321は、利用者端末200からセンサ情報を取得したら、取得したセンサ情報をセンサ情報記憶部123に記憶する。
(送金処理部133について)
送金処理部133は、受付部131が利用者又は事業者から送金指示を受け付けたら、送金指示に基づいて送金処理を実行する。すなわち、送金処理部133は送金元となる利用者の口座から、送金先となる利用者の口座に送金する処理を行う。
送金処理部133は、決済情報に含まれる「送金元利用者/事業者ID」、「送金先利用者/事業者ID」、「送金額」の情報に基づいて送金処理を実行する。例えば、「送金元利用者/事業者ID」が示す利用者が利用者U1であり、「送金先利用者/事業者ID」が示す利用者が利用者U2であり、「送金額」が示す送金額が3,000円であったとする。この場合、送金処理部133は、図6に示す利用者U1の口座ID「AID#1」の口座から、利用者U2の口座ID「AID#2」の口座に3,000円の電子マネーを移行させる処理を実行する。
(解析部134について)
解析部134は、各種の情報を解析する。図4に示すように、解析部134は、送金履歴解析部1341と、感情推定部1342と、優良送金先特定部1343と、提案部1344と、利用者特定部1345と、を有する。
送金履歴解析部1341は、送金履歴を解析してイベントの主催者を特定する。具体的な処理について述べると、送金履歴解析部1341は送金履歴記憶部122に記憶された送金履歴を解析して、所定の時間の間に複数の利用者から送金を受けた利用者が、送金を受けた所定の時間の後に受け取った送金額以上の金額の送金を行った利用者をイベントの主催者として特定する。例えば、送金履歴解析部1341は、次の2つの条件を満たす利用者をイベントの主催者と特定する。(条件1)所定の時間の間に複数の利用者から送金を受けている。(条件2)複数の利用者から送金を受けた後の所定の時間の間に、複数の利用者から受けた送金の金額の合計額以上の送金を行っている。ここで、所定の時間は任意に設定してよく、例えば、1日と設定してよい。送金履歴解析部1341の処理について、図2に示した具体例を用いて説明する。前述した通り、図2は、利用者間の送金履歴を整理した有向グラフを示す図である。図2においては利用者U2、U3、及びU4から利用者U1に送金が行われたことを示している。図2に示すように、利用者U1は利用者U2、U3、及びU4から1時間以内に送金を受けている。したがって、利用者U1は上記の(条件1)を満たす。そして、図2に示すように、利用者U1は利用者U2、U3、及びU4から送金を受けてから1日以内に利用者U2、U3、及びU4から受けた送金の合計額(12,000円)以上の金額を事業者M1に送金している。したがって、利用者U1の上記の(条件2)を満たす。この例の場合、利用者U1が(条件1)、及び(条件2)を満たすことから、送金履歴解析部1341は利用者U1をイベントの主催と特定する。
また、送金履歴解析部1341は、送金履歴記憶部122に記憶された送金履歴に含まれる送金日時、及び送金額に基づいて、イベントの主催者を特定する。例えば、送金履歴解析部1341は、イベントの主催者の送金日時の条件として次の条件を設定する。(条件3)水曜日の18時から23時、金曜日の18時から23時、又は土曜日の18時から23時のいずれかの時間帯に送金したこと。情報処理装置100は、送金履歴を解析して送金日時の条件である(条件3)を満たす送金処理を実行した利用者を特定する。情報処理装置100は、例えば送金額の条件として次の条件を設定する。(条件4)一度の送金額が10,000円以上であること。情報処理装置100は、送金履歴を解析して(条件3)を満たす利用者の送金処理の中から、(条件4)を満たす送金処理を実行した利用者を特定する。送金履歴解析部1341は、送金日時の条件である(条件3)と、送金額の条件である(条件4)の両方を満たす利用者を、イベントの主催者として特定する。ここで、送金日時の条件は、上記の(条件3)に限定するものではなく任意に設定してよい。また、送金額の条件についても、上記の(条件4)に限定するものではなく任意に設定してよい。
また、送金履歴解析部1341は、同一の利用者に対して送金された金額の差に基づいて、イベントに集まった利用者間の関係性をさらに推定する。例えば、送金履歴解析部1341は、送金履歴を解析してイベントの主催者を利用者U1と特定したとする。この場合、送金履歴解析部1341は、イベントの主催者と特定された利用者U1に送金した利用者の送金額を解析する。ここで、例えば、利用者U1に送金した利用者が、利用者U2、U3、及びU4であり、それぞれの利用者U1への累計の送金額が10,000円、3,000円、1,000円であったとする。送金履歴解析部1341は、イベントの主催者と特定された利用者U1に送金された累計の送金額に基づいて、利用者U1と利用者U2、U3、及びU4との関係性を推定する。例えば、送金履歴解析部1341は、イベントの主催者と特定された利用者U1への累計の送金額が多い利用者は利用者U1と信頼関係が強固であると推定する。前述の具体例の場合、送金履歴解析部1341は、利用者U1と利用者U2との信頼関係が最も強固であると推定する。
感情推定部1342は、利用者の感情推定に使用できるセンサ情報を解析して利用者の感情を推定する。後述して説明するが、利用者端末200は利用者の行動情報を計測する加速度センサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、タッチパネル(抵抗膜方式、静電容量方式等)等のセンサや、利用者の生体情報を計測する脈波センサ、皮膚電気活動センサ等のセンサを備える。後述して説明するセンサ情報取得部1321が、利用者端末200からこれらのセンサが計測したセンサ情報を取得する。感情推定部1342は、センサ情報取得部1321が取得したセンサ情報を解析することで利用者の感情を推定する。
ここで、感情は心理学の分野で広く研究されている。例えば、Russelは様々な感情を覚醒度(Arousal)と感情価(Valence)の2次元の組み合わせで説明する円環モデルを提唱した。覚醒度とは感情が引き起こす身体的及び認知的喚起の程度を示し、高覚醒(興奮)、中覚醒、低覚醒(沈静)に分類できる。感情価とは喚起される感情の質的な違いを定めるものであり、ポジティブ、中立、ネガティブに分類できる。例えば、Russelの円環モデルにおいて高覚醒かつポジティブに位置する感情としては「興奮」が挙げられる。他には、例えば、高覚醒かつネガティブに位置する感情として「緊張」、低覚醒かつネガティブに位置する感情として「退屈」、高覚醒かつポジティブに位置する感情として「嬉しい」、低覚醒かつポジティブに位置する感情として「落ち着き」などが挙げられる。本実施形態においては、Russelの円環モデルを用いて利用者の感情を分類し、利用者の感情の感情価を比較することで、利用者の感情がポジティブな状態にあるか、ネガティブな状態に位置する感情にあるかを把握することに役立てる。なお、感情価は感情のネガティブ、及びポジティブの程度に応じて複数のレベルに分けてレベルの区分ごとに数値を当て嵌めてもよいし、感情のネガティブ、及びポジティブの程度を直接に数値によって表現してもよい。
感情推定部1342は、利用者の一連の行動と利用者の感情との関係性を学習したモデル(例えば、MIL(Multipul Instance Learning)、RF(Randum Forest)、SVM(Support Vector Machine)、MLP(Multilayer Perceptron)の技術を用いて学習したモデル)を用いて、センサ情報取得部1321が取得したセンサ情報に基づいて、利用者の感情を推定してよい。例えば、利用者のタッチパネルの操作、すなわち、タッチ座標、タッチ面積、及びタッチ時間と利用者の感情との関係を学習した学習モデルに、センサ情報取得部1321が取得した利用者のタッチ座標、タッチ面積、及びタッチ時間を入力することで、利用者の感情を推定してよい。
また、感情推定部1342は、利用者の生体情報と利用者の感情との関係性を学習したモデルを用いて、センサ情報取得部1321が取得したセンサ情報に基づいて、利用者の感情を推定してもよい。例えば、利用者の脈波を計測する脈波センサの計測値と、利用者の感情との関係を学習した学習モデルに、センサ情報取得部1321が取得した脈波センサの計測値を入力することで、利用者の感情を推定してよい。
また、感情推定部1342は、送金履歴解析部1341が特定したイベントの主催者のうち、イベントの主催者へ送金した利用者の送金前後の感情を推定する。例えば、送金履歴解析部1341が、送金履歴を解析してイベントの主催者を利用者U1と利用者U2と特定したとする。そして、ここで、イベントの主催者と特定された利用者U1に送金した利用者が利用者U3、U4、U5であり、利用者U2に送金した利用者が利用者U6、U7、U8であったとする。感情推定部1342は、利用者U3からU8の利用者端末200からセンサ情報取得部1321が取得したセンサ情報を解析して利用者U3からU8のイベントの主催者への送金前後の感情を推定する。
また、感情推定部1342は、送金履歴解析部1341が推定した利用者間の関係性、及びイベントの主催者が送金した送金先の事業者のお店の種別を考慮に入れて、利用者の送金前後の感情を推定する。感情推定部1342は、送金履歴解析部1341が推定した利用者間の関係性に基づいて、センサ情報の解析に基づく利用者の送金後の感情に対して補正を加える。具体的には送金先の利用者と送金元の利用者との信頼関係が強固であると推定された場合は、センサ情報の解析に基づく送金後の感情の推定結果に対して、ポジティブ方向に補正する。ここで、送金元の利用者と送金元の利用者の信頼関係の強さに基づく、センサ情報の解析に基づく送金後の感情に対するポジティブ方向への補正の程度は任意に設定してよい。さらに、感情推定部1342は、イベントの主催者が送金した事業者のお店の種別に基づいて、利用者の送金後の感情に対して補正を加える。感情推定部1342は、イベントの主催者が送金した事業者のお店の種別とイベントの主催者に送金した利用者の送金後の感情の関係性を分析して、お店の種別と利用者の送金後の感情の補正モデルを生成する。感情推定部1342は、送金履歴解析部1341が特定したイベントの主催者が送金した事業者のお店の種別に基づいて、センサ情報の解析に基づく利用者の送金前後の感情に推定結果に対して補正を加える。このように感情推定部1342は、センサ情報の解析に基づく利用者の送金後の感情の推定結果に対して、利用者の関係性、及びお店の種別に基づいて補正を加える。
優良送金先特定部1343は、送金履歴記憶部122に記憶された送金履歴と、センサ情報取得部1321が取得したセンサ情報に基づく感情推定部1342の感情推定結果に基づいて、送金前後において利用者の感情がポジティブに推移した送金先を特定する。例えば、優良送金先特定部1343は、送金履歴を解析して所定数以上の送金元から送金を受けている送金先を特定する。ここで、所定数は任意に設定してよく、例えば、50回であってよい。優良送金先特定部1343は、所定数以上の送金元から送金を受けている送金先を特定したら、感情推定部1342に特定された送金先に送金した利用者の利用者端末200から取得したセンサ情報の解析を指示する。感情推定部1342は、優良送金先特定部1343の指示に基づいて特定された送金先に送金した利用者の送金前後の感情の推移を推定する。優良送金先特定部1343は、特定された送金先に送金した利用者のうち、送金前後の感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上の送金先を優良送金先として特定する。ここで、所定の割合は任意に設定してよく、例えば、60%であってよい。
提案部1344は、感情記憶部124に記憶された利用者の感情に基づいて、イベントの主催者と特定された利用者の感情と、類似の感情の利用者が多く利用する事業者を特定して提案する。例えば、イベントの主催者と特定された利用者U1の感情が「緊張」と推定された場合は、提案部1344は感情記憶部124を解析して、送金前の感情が「緊張」の利用者が多く利用する事業者を特定して提案する。なお、提案部1344は、感情記憶部124にイベントの主催者と特定された利用者の感情と、送金前の感情が同じ利用者の送金処理の記録が存在しなかった場合は、後述して説明する覚醒度と、感情価の値が所定の範囲内の感情の利用者が多く利用する事業者を特定して提案する。
利用者特定部1345は、送金履歴記憶部122と、感情記憶部124と、に記憶された情報に基づいて、送金履歴解析部1341がイベントの主催者と特定した利用者が主催したイベントに参加した利用者のうち、他の利用者の感情をポジティブに推移させる利用者を特定する。例えば、イベントの主催者と特定された利用者U1が主催した過去の7回のイベントのうち、利用者U2が参加するイベントは、他の利用者の送金後の感情がポジティブに推移した割合が高いと解析されたとする。この場合、利用者特定部1345は、利用者U2を他の利用者の感情をポジティブに推移させる利用者と特定する。なお、利用者特定部1345は、イベントの主催者と特定された利用者が主催したイベントに参加した利用者のうち、他の利用者の感情をネガティブに推移させる利用者を特定してもよい。
(決定部135について)
決定部135は、特定情報を配信する利用者を決定する。決定部135は、送金履歴解析部1341が特定したイベントの主催者に特定情報を配信することを決定する。
また、決定部135は、感情推定部1342が、送金履歴解析部1341が特定したイベントの主催者へ送金した利用者の送金前後の感情を推定し、イベントの主催者のうち、イベントの主催者へ送金した利用者の感情が、送金の前後においてポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者に対して特定情報を配信することを決定する。
また、決定部135は、送金履歴解析部1341が特定したイベントの主催者に特定情報を配信することを決定することに加えて、送金履歴解析部1341が推定した利用者間の関係性に基づいて特定情報を配信する利用者を決定する。例えば、送金履歴解析部1341が利用者U1をイベントの主催者と特定し、利用者U1への累計の送金額が最大であった利用者U2を利用者U1と強固な信頼関係にあると推定したとする。この場合、送金履歴解析部1341は利用者U1と利用者U2に特定情報を配信することを決定する。
(配信部136について)
配信部136は、決定部135が決定した利用者の利用者端末200に特定情報を配信する。ここで特定情報とは、利用者に提供する情報であって、情報処理装置100の管理者が任意に配信する情報の種類を設定可能な情報である。特定情報は、例えば、クーポン、広告、ニュース、天気予報、乗換案内、株価/為替速報、メッセージ、優良送金先に係る情報、連続利用推奨送金先に係る情報、利用者に関する情報などであってよい。
配信部136は、決定部135がイベントの主催者に特定情報を配信することを決定した場合は、イベントの主催者と特定された利用者の利用者端末200に、例えばクーポンを配信する。
配信部136は、優良送金先特定部1343が送金履歴記憶部122に記憶された送金履歴と、センサ情報取得部1321が取得したセンサ情報に基づく感情推定部1342の感情推定結果に基づいて、送金前後において利用者の感情がポジティブに推移した優良送金先を特定した場合は、優良送金先に係る情報を配信する。
配信部136は、提案部1344がイベントの主催者と特定された利用者の感情と類似の感情の利用者が多く利用する事業者を提案した場合は、利用者の感情と類似の感情の利用者が多く利用する事業者の情報を特定情報として配信する。
配信部136は、利用者特定部1345が特定したイベントに参加した他の利用者の感情をポジティブに推移させる利用者が、イベントに参加できそうな日時に関する情報を配信する。例えば、利用者特定部1345が、利用者U1をイベントに参加した他の利用者の感情をポジティブに推移させる利用者と特定したとする。この場合、配信部136は、利用者情報記憶部125に記憶された利用者U1のスケジュール情報に基づいて、利用者U1がイベントに参加可能な日時を特定し、利用者U1がイベントに参加可能な日時に関する情報を、特定情報として配信する。なお、配信部136は、利用者特定部1345が特定したイベントに参加した他の利用者の感情をネガティブに推移させる利用者が、イベントに参加できなさそうな日時に関する情報を配信してもよい。
〔4.利用者端末の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る利用者端末200の構成について説明する。図5は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。図5に示すように、利用者端末200は、通信部210と、入力部220と、出力部230と、制御部240と、センサ部250と、記憶部260と、を有する。
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
入力部220は、利用者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部220は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部230)を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部220は、利用者端末200に設けられたボタンや、利用者端末200に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
出力部230は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット型端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、利用者端末200は、出力部230である表示画面により利用者の入力を受け付け、利用者への出力も行う。
制御部240は、例えば、CPUやMPU等によって、利用者端末200に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部240は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
図5に示すように、制御部240は、受付部241と、取得部242と、提供部243と、を有する。
受付部241は、利用者又は事業者から送金指示を受け付ける。送金指示は、「送金元利用者/事業者ID」、「送金先利用者/事業者ID」、「送金額」を含む情報である。例えば、利用者U1が利用者U2に3,000円を送金したいと考えた場合、利用者U1は利用者端末200に「送金元利用者/事業者ID」として利用者U1、「送金先利用者/事業者ID」として利用者U2、「送金額」として3,000円を送金指示として入力部220を介して入力し、受付部241は入力された送金指示を受け付ける。
取得部242は、利用者からセンサ情報の提供、及びセンサ情報の利用目的についての利用者の意思(同意、又は不同意)を取得する。取得部242は、情報処理装置100に提供するセンサ情報の種類、及びセンサ情報の利用目的を出力部230に表示させて、利用者からセンサ情報の提供、及びセンサ情報の利用目的についての利用者の意思(同意、又は不同意)を取得する。取得部242が、利用者からセンサ情報の提供、及びセンサ情報の利用目的について同意を取得していない場合、及び利用者からこれらについての不同意の意思を取得した場合は、情報処理装置100のセンサ情報取得部1321はこの利用者の利用者端末200からセンサ情報を取得しない。
提供部243は、情報処理装置100の配信部136から配信された特定情報を、出力部230を介して利用者に提供する。例えば、情報処理装置100の配信部136が利用者端末200に配信した特定情報がクーポンであった場合、提供部243は出力部230にクーポンを表示させることで利用者に特定情報を提供する。
センサ部250は、所定の情報を計測する計測器である。センサ部250は、情報処理に用いる様々な情報を計測するセンサを有していてよい。例えば、センサ部250は、加速度センサであってよい。加速度センサは、ユーザによる所定の操作の際の利用者端末200の加速度を計測する。加速度センサは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)により可動電極と固定電極を作り、可動電力が動くことによる静電容量の変化と加速度の関係を用いて加速度を計測する静電容量式の加速度センサであってよい。
センサ部250は、ジャイロセンサであってもよい。ジャイロセンサは、回転を検知するセンサである。ジャイロセンサは、可動電極に一方向に振動する1次振動を発生させておき、ここに回転が加わると振動方向と90°の方向にコリオリの力が働くことにより2次振動が発生し、静電容量の変化が生じるため、これを検出する静電容量型MEMSジャイロセンサであってよい。静電容量の変化と可動電極の振動位相とにより角速度を求めることができる。
センサ部250は、気圧センサであってもよい。気圧センサは、静電容量型MEMS気圧センサであってもよい。静電容量型MEMS気圧センサは、MEMS技術によってシリコン(Si)のダイヤフラム(薄膜振動板)を中空に形成し、ダイヤフラムの表面と裏面の圧力差によってダイヤフラムがたわむことを利用して圧力を計測する。ダイヤフラムと中空部の対向面に電極が形成してあり、ダイヤフラムがたわむとダイヤフラム電極と対向面電極による静電容量が変化するため、この静電容量の変化を計測し、圧力に変換する。
センサ部250は、脈波センサであってもよい。脈波センサは、心臓が血液を送り出すことに伴い発生する血管の容積変化を波形として捉えるセンサである。脈波センサは、赤外線や赤色光、550nm付近の緑色波長の光を生体に向けて照射し、フォトダイオード又はフォトトランジスタを用いて、生体内を反射した光を計測する。動脈の血液内には酸化ヘモグロビンが存在し、入射光を吸収する性質があるため、心臓の脈動に伴って変化する血液量(血管の容量変化)を時系列に計測することで脈波信号を得る。
センサ部250は、皮膚電気活動(EDA:Electro Dermal Actibity)センサであってもよい。皮膚電気活動(EDA)センサは、皮膚の汗腺(例えば、エクリン腺)から分泌される汗による皮膚の電気活動状態を計測する。皮膚電気活動(EDA)は、皮膚電位(SPA:Skin Potential Actibity)と皮膚コンダクタンス(SCA:Skin Conductance Actibity)に大別され、皮膚電位(SPA)は、皮膚電位水準(SPL:Skin Potential Level)と皮膚電位反射(SPR:Skin Potential Reflex)に区別される。皮膚電位水準(SPL)は、皮膚電位(SPA)の直流成分であり、覚醒水準が高いときは陰性に高い値を示し、眠気を感じた場合や、リラックスした状態では陽性方向の値を示す。皮膚電位反射(SPR)は、皮膚電位(SPA)の交流成分であり、痛覚、触覚、聴覚、視覚などの刺激や深呼吸や身体の動き、暗算や考え事をしているときに皮膚電位反射(SPR)が頻発する。
記憶部260は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、SSD、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図5に示すように、記憶部260は、センサ情報記憶部261と、を有する。
センサ情報記憶部261は、センサ部250が計測したセンサ情報を記憶する。利用者端末200のセンサ情報記憶部261に記憶される情報は、情報処理装置100のセンサ情報記憶部123に記憶される情報と同じであるから説明を省略する。
〔5.受付処理のフロー〕
次に、図11を用いて、実施形態に係る情報処理装置による情報処理の手順について説明する。図11は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。例えば、情報処理装置100は、利用者が利用者端末200に入力した送金指示を受け付けて、利用者端末200から送金指示の送信の前後のセンサ情報を取得する(ステップS101)。そして、情報処理装置100は受け付けた送金指示に基づいて送金処理を実行する(ステップS102)。なお、ここで、情報処理装置100は実行した送金処理を送金履歴として記憶する。そして、情報処理装置100は送金履歴を解析してイベントの主催者を特定する(ステップS103)。情報処理装置100は取得したセンサ情報に基づいて、イベントの主催者に送金した利用者の感情を推定する(ステップS104)。情報処理装置100は送金前後の利用者の感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者を特定する(ステップS105)。情報処理装置100は特定されたイベントの主催者に特定情報を配信する(ステップS106)。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図12は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが記憶される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、情報処理装置100の制御部130の機能を実現する。
〔7.効果〕
本開示に係る情報処理装置100は、送金指示を受け付ける受付部131と、受付部131が受け付けた送金指示に基づく送金処理を記憶する送金履歴記憶部122と、送金履歴記憶部122に記憶された送金履歴を解析する送金履歴解析部1341と、利用者の感情推定に使用できるセンサ情報を取得するセンサ情報取得部1321と、センサ情報を解析して利用者の感情を推定する感情推定部1342と、特定情報を配信する利用者を決定する決定部135と、決定部135が決定した利用者の利用者端末200に特定情報を配信する配信部136と、を備え、送金履歴解析部1341は、送金履歴を解析してイベントの主催者を特定し、感情推定部1342は、送金履歴解析部1341が特定したイベントの主催者へ送金した利用者の送金前後の感情を推定し、決定部135は、イベントの主催者のうち、イベントの主催者へ送金した利用者の感情が、送金の前後においてポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者に対して特定情報を配信することを決定する。
この構成によれば、送金の前後において感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者に対して特定情報を配信することができる。したがって、特定情報の配信による効果を上げることができる情報処理装置を提供することができる。
また、本開示に係る情報処理装置100は、送金履歴記憶部122に記憶された送金履歴と、センサ情報取得部1321が取得したセンサ情報に基づく感情推定部1342の感情推定結果に基づいて、送金前後において利用者の感情がポジティブに推移した優良送金先を特定する優良送金先特定部1343と、を備え、配信部136が配信する特定情報が、優良送金先特定部1343が特定した優良送金先に係る情報である。
この構成によれば、送金前後において利用者の感情がポジティブに推移した優良送金先に係る情報をイベントの主催者と特定された利用者に配信することができる。その為、特定情報の配信による効果を上げることができる情報処理装置を提供することができる。
また、本開示に係る情報処理装置100の送金履歴解析部1341は、所定の時間の間に複数の利用者から送金を受けた利用者が、送金を受けた所定の時間の後に受け取った送金額以上の金額の送金を行った利用者をイベントの主催者として特定する。
この構成によれば、イベントの主催者を統一した基準に基づいて特定することができ、特定されたイベントの主催者に特定情報を配信することができる。その為、特定情報の配信による効果を上げることができる情報処理装置を提供することができる。
また、本開示に係る情報処理装置100の送金履歴解析部1341は、送金履歴に含まれる送金日時、及び送金額に基づいて、イベントの主催者を特定する。
この構成によれば、イベントの主催者を統一した基準に基づいて特定することができ、特定されたイベントの主催者に特定情報を配信することができる。その為、特定情報の配信による効果を上げることができる情報処理装置を提供することができる。
また、本開示に係る情報処理装置100の送金履歴解析部1341は、同一の利用者に対して送金された金額の差に基づいて、イベントに集まった利用者間の関係性をさらに推定し、決定部135は、送金履歴解析部1341が特定したイベントの主催者に特定情報を配信することを決定することに加えて、送金履歴解析部1341が推定した利用者間の関係性に基づいて特定情報を配信する利用者を決定する。
この構成によれば、イベントの主催者と特定された利用者に加えて、イベントの主催者と特定された利用者と強固な信頼関係を有すると推定された利用者に対しても特定情報を配信することができる。その為、特定情報の配信による効果を上げることができる情報処理装置を提供することができる。
また、本開示に係る情報処理装置100の感情推定部1342は、送金履歴解析部1341が推定した利用者間の関係性、及びイベントの主催者が送金した送金先の事業者のお店の種別を考慮に入れて、利用者の送金前後の感情を推定する。
この構成によれば、センサ情報に基づく感情の推定結果に対して、利用者間の関係性、及びお店の種別に基づいて補正を加えたうえで、イベントの主催者に送金した利用者の感情を推定することができる。その為、利用者の感情をより正確に推定することが可能となり、多くの利用者をポジティブな感情に推移させるイベントの主催者に特定情報を配信することが可能となる。その結果、特定情報の配信による効果を上げることができる情報処理装置を提供することができる。
本開示に係る情報処理方法は、情報処理装置100が実行する情報処理方法であって、送金指示を受け付けるステップと、送金指示に基づいて送金処理を実行するステップと、送金処理の内容を送金履歴として記憶するステップと、送金履歴を解析してイベントの主催者を特定するステップと、イベントの主催者に送金した利用者の送金前後の感情を推定するステップと、イベントの主催者に送金した利用者のうち送金前後において感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者を特定するステップと、特定されたイベントの主催者に特定情報を配信するステップと、を含む。
この構成によれば、送金の前後において感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者に対して特定情報を配信することができる。したがって、特定情報の配信による効果を上げることができる情報処理方法を提供することができる。
本開示に係る情報処理プログラムは、送金指示を受け付けるステップと、送金指示に基づいて送金処理を実行するステップと、送金処理の内容を送金履歴として記憶するステップと、送金履歴を解析してイベントの主催者を特定するステップと、イベントの主催者に送金した利用者の送金前後の感情を推定するステップと、イベントの主催者に送金した利用者のうち送金前後において感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者を特定するステップと、特定されたイベントの主催者に特定情報を配信するステップと、をコンピュータに実行させる。
この構成によれば、送金の前後において感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者に対して特定情報を配信することができる。したがって、特定情報の配信による効果を上げることができる情報処理プログラムを提供することができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部132は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 口座データベース
122 送金履歴記憶部
123 センサ情報記憶部
124 感情記憶部
125 利用者情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 取得部
1321 センサ情報取得部
133 送金処理部
134 解析部
1341 送金履歴解析部
1342 感情推定部
1343 優良送金先特定部
1344 提案部
1345 利用者特定部
135 決定部
136 配信部
200 利用者端末
N ネットワーク

Claims (8)

  1. 送金指示を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた送金指示に基づく送金処理を記憶する送金履歴記憶部と、
    前記送金履歴記憶部に記憶された送金履歴を解析する送金履歴解析部と、
    利用者の感情推定に使用できるセンサ情報を取得するセンサ情報取得部と、
    前記センサ情報を解析して利用者の感情を推定する感情推定部と、
    特定情報を配信する利用者を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した利用者の利用者端末に特定情報を配信する配信部と、を備え、
    前記感情推定部は、前記送金履歴解析部が特定したイベントの主催者へ送金した利用者の送金前後の感情を推定し、
    前記決定部は、前記イベントの主催者のうち、前記イベントの主催者へ送金した利用者の感情が、送金の前後においてポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上の前記イベントの主催者に対して特定情報を配信することを決定する、
    情報処理装置。
  2. 前記送金履歴記憶部に記憶された送金履歴と、前記センサ情報取得部が取得したセンサ情報に基づく感情推定部の感情推定結果に基づいて、送金前後において利用者の感情がポジティブに推移した優良送金先を特定する優良送金先特定部と、を備え、
    前記配信部が配信する特定情報が、前記優良送金先特定部が特定した優良送金先に係る情報である、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記送金履歴解析部は、所定の時間の間に複数の利用者から送金を受けた利用者が、送金を受けた所定の時間の後に受け取った送金額以上の金額の送金を行った利用者をイベントの主催者として特定する、
    請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記送金履歴解析部は、送金履歴に含まれる送金日時、及び送金額に基づいて、イベントの主催者を特定する、
    請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記送金履歴解析部は、同一の利用者に対して送金された金額の差に基づいて、前記イベントに集まった利用者間の関係性をさらに推定し、
    前記決定部は、前記送金履歴解析部が特定したイベントの主催者に特定情報を配信することを決定することに加えて、前記送金履歴解析部が推定した利用者間の関係性に基づいて特定情報を配信する利用者を決定する、
    請求項3または請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記感情推定部は、前記送金履歴解析部が推定した利用者間の関係性、及びイベントの主催者が送金した送金先の事業者のお店の種別を考慮に入れて、利用者の送金前後の感情を推定する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    送金指示を受け付けるステップと、
    送金指示に基づいて送金処理を実行するステップと、
    前記送金処理の内容を送金履歴として記憶するステップと、
    前記送金履歴を解析してイベントの主催者を特定するステップと、
    イベントの主催者に送金した利用者の送金前後の感情を推定するステップと、
    イベントの主催者に送金した利用者のうち送金前後において感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者を特定するステップと、
    特定されたイベントの主催者に特定情報を配信するステップと、
    を含む情報処理方法。
  8. 送金指示を受け付けるステップと、
    送金指示に基づいて送金処理を実行するステップと、
    前記送金処理の内容を送金履歴として記憶するステップと、
    前記送金履歴を解析してイベントの主催者を特定するステップと、
    イベントの主催者に送金した利用者の送金前後の感情を推定するステップと、
    イベントの主催者に送金した利用者のうち送金前後において感情がポジティブに推移した利用者の割合が所定の割合以上のイベントの主催者を特定するステップと、
    特定されたイベントの主催者に特定情報を配信するステップと、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
JP2021085202A 2021-05-20 2021-05-20 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Active JP7388619B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021085202A JP7388619B2 (ja) 2021-05-20 2021-05-20 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021085202A JP7388619B2 (ja) 2021-05-20 2021-05-20 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022178417A JP2022178417A (ja) 2022-12-02
JP7388619B2 true JP7388619B2 (ja) 2023-11-29

Family

ID=84238756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021085202A Active JP7388619B2 (ja) 2021-05-20 2021-05-20 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7388619B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154464A (ja) 2019-03-18 2020-09-24 ヤフー株式会社 推定装置、推定方法及び推定プログラム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154464A (ja) 2019-03-18 2020-09-24 ヤフー株式会社 推定装置、推定方法及び推定プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022178417A (ja) 2022-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lixăndroiu et al. An analysis of the impact of personality traits towards augmented reality in online shopping
JP2019036350A (ja) ヘルスケアシステムを運営するシステム及び方法
US20140365240A1 (en) System and method for cross-platform sentiment and geographic-based transactional service selection
Shen et al. Making sense of nonsense: The visual salience of units determines sensitivity to magnitude
JP2016511890A (ja) 個人データマーケットの提供
Bile Hassan et al. Extending the UTAUT2 model with a privacy calculus model to enhance the adoption of a health information application in Malaysia
Lin et al. Understanding the impact of nurses' perception and technological capability on nurses' satisfaction with nursing information system usage: A holistic perspective of alignment
EP3657430A1 (en) Information processing device, information processing method, and program
Kınış et al. Can I trust my phone to replace My wallet? The determinants of E-wallet adoption in North Cyprus
Bigras et al. Recommendation agent adoption: how recommendation presentation influences employees’ perceptions, behaviors, and decision quality
Bowie-DaBreo et al. User perspectives and ethical experiences of apps for depression: A qualitative analysis of user reviews
Relja et al. Understanding the psychological determinants of buy-now-pay-later (BNPL) in the UK: a user perspective
Iman et al. Is technology truly improving the customer experience? Analysing the intention to use open banking in Indonesia
US20180150882A1 (en) Systems and Methods for Use in Determining Consumer Interest in Products Based on Intensities of Facial Expressions
Chan et al. Predicting the intention and adoption of mobile shopping during the COVID-19 lockdown in Malaysia
Javaid et al. An extensive study on Internet of Behavior (IoB) enabled Healthcare-Systems: Features, facilitators, and challenges
Irimia-Diéguez et al. What drives consumers to use P2P payment systems? An analytical approach based on the stimulus–organism–response (SOR) model
Gupta et al. Embedding technology interface and digital payment drivers in the unified theory of acceptance and use of technology 2 model: transforming behavioral intention to sustained intention
WO2021149804A1 (ja) ユーザの個人情報の売買を支援するためのシステム、方法、およびプログラム
Jou et al. An Integrated Multi-Criteria Decision Analysis and Structural Equation Modeling Application for the Attributes Influencing the Customer’s Satisfaction and Trust in E-Commerce Applications
JP7388619B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
Liu et al. An investigation into the adoption behavior of mhealth users: From the perspective of the push-pull-mooring framework
Hirschprung Is the Privacy Paradox a Domain-Specific Phenomenon
JP7426966B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
Islam et al. Acceptance evaluation of a covid-19 home health service delivery relational agent

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231003

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20231026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7388619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150