JP7388165B2 - 構造体、及び情報検出システム - Google Patents

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Description

本技術は、手が載置される構造体、及び情報検出システムに関する。
特許文献1に記載の生体検査装置では、基台に載置された指を両側から弾性的に挟持可能な2つの側壁部材が設けられる。これにより、指を無理なく安定して固定することが可能となり、正確で再現性のよい検査結果が得られる(図9等)。
国際公開第1999/000053号
このように生体検査装置等においては、検査対象となる手を、所定の位置に適正に載置させて安定させることが重要となっている。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、手を所定の位置に適正に載置させ安定させることが可能な構造体、及び情報検出システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る構造体は、載置面と、1対のストッパーとを具備する。
前記載置面は、所定の指のターゲット部分を載置するための載置領域を有する。
前記1対のストッパーは、前記載置面上の前記載置領域の位置に応じた位置に構成され、前記所定の指の付け根の1対の指の股に当接することで、前記ターゲット部分を前記載置領域に位置決めする。
また前記載置面は、前記1対のストッパーの間に前記所定の指を移動させ前記1対の指の股を前記1対のストッパーに当接させる動作を誘導することが可能な形状を有する。
この構造体では、1対の指の股に当接することで、ターゲット部分を載置領域に位置決めすることが可能な1対のストッパーが構成される。また載置面の形状が、1対のストッパーの間に所定の指を移動させ1対の指の股を1対のストッパーに当接させる動作を誘導することが可能に構成される。これにより、ターゲット部分を載置領域に適正に載置させて安定させることが可能となる。
前記載置面は、前記1対のストッパーの間を通って前記載置領域に向かって延在する仮想的なガイド軸に沿って前記所定の指を移動させる動作を誘導することが可能な形状を有してもよい。
前記載置面は、前記載置面に載置された手に対して、前記ガイド軸の軸方向と平行な方向に沿った触覚を与えることが可能な形状を有してもよい。
前記載置領域に前記ターゲット部分が位置決めされた状態を基準として、前記載置面に対して手が載置される方向を、前記載置面側を下方側、前記手側を上方側とする上下方向とし、前記上下方向に沿って上方側から前記ガイド軸を見た場合の前記ガイド軸の延在方向を、前記所定の指の先端側を前方側、前記所定の指の付け根側を後方側とする前後方向とし、前記上下方向及び前記前後方向の各々に直交する方向を、前記前後方向に沿って後方側から前方側を見た場合の左右をそのまま左側及び右側とする左右方向とすると、前記構造体を前記ガイド軸に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記載置面は凸曲線を構成してもよい。
前記構造体を前記ガイド軸に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記載置面により構成される前記凸曲線の頂点位置は、前記前後方向において、前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分よりも後方側となってもよい。
前記載置面上において、前記ガイド軸に沿って延在する前記ガイド軸を中心とした幅が前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分の間隔となる領域を、ガイド領域とすると、前記構造体を、前記前後方向における任意の位置で、前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記ガイド領域内のいずれかの位置が最上位置となってもよい。
前記構造体を、前記前後方向における任意の位置で、前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記ガイド軸の位置が前記最上位置となってもよい。
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記構造体を前記前後方向における任意の位置で前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面おける最上位置が、前記ガイド領域内にて前記前後方向に沿って連続するように構成されてもよい。
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分よりも後方側の位置に、手のひらと当接する凸部が構成されてもよい。
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記凸部は、前記ガイド軸を中心として構成されてもよい。
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記1対のストッパーは、前記前後方向における長さが、互いに等しくてもよい。
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記1対のストッパーの各々は、前記前後方向に沿って延在するように構成され、各々の前方側の端部が、少なくとも前記載置領域の前方側の端部よりも前方側に配置されてもよい。
前記載置領域に前記ターゲット部分が位置決めされた状態において、前記載置面上の前記所定の指の先端部分に対応する領域が、下方側に凹んだ凹部となっていてもよい。
本技術の一形態に係る情報検出システムは、前記構造体と、検出部とを具備する。
前記検出部は、前記載置領域に載置された前記ターゲット部分に関する情報を検出する。
本施術に係る構造体の一実施形態を示す上面図である。 図1に示す構造体の背面図である。 図1に示す構造体の側面図である。 構造体に載置される手の一例を示す模式図である。 構造体に手が載置された状態を示す上面図である。 構造体に手が載置された状態を示す側面図である。 構造体に手が載置された状態を示す部分断面図である。 載置面の形状について説明するための上面図である。 構造体をガイド軸に沿って上下方向から切断した場合の断面図である。 ガイド領域を説明するための上面図である。 本体部の左右方向に沿った断面形状の例を示す模式図である。 本体部の左右方向に沿った断面形状の例を示す模式図である。 構造体の他の構成例を示す上面図である。 図13に示す構造体をガイド軸に沿って上下方向から切断した場合の断面図である。 図13に示すD-D線での断面図である。 構造体の他の構成例を示す部分断面図である。 構造体の他の構成例を示す模式図である(上面図)。 非侵襲血液分析システムの構成例を示す模式図である。 生体検査装置の具体的な構成例を示す上面図である。 図19に示す生体検査装置の背面図である。 図19に示す生体検査装置の前面図である。 図19に示す生体検査装置の側面図である。 図19に示す生体検査装置を右後方から斜めに見た斜視図である。 図19に示す生体検査装置を右前方から斜めに見た斜視図である。 図19に示す生体検査装置の底面図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[構造体の構成]
図1~図3は、本技術に係る構造体の一実施形態を示す模式図である。
図4は、構造体に載置される手の一例を示す模式図である。
図5~図7は、構造体に手が載置された状態を示す模式図である。
構造体10は、人間の手1が載置されることを目的として構成される。
本開示では、便宜的に、構造体10が配置される面の面方向をXY平面方向とする。また構造体10に対して、X方向を左右方向、Y方向を前後方向とする。また、構造体10が配置される面に垂直な方向、すなわちX方向及びY方向の各々に直交する方向を、構造体10の上下方向とする。
また構造体10に対して、前後方向における前方側及び後方側、左右方向における左側及び右側、上下方向における上方側及び下方側を、図1~図3、及び図5~図7に示すように規定する。
従って図1及び図5は、構造体10(手1が載置された状態の構造体10)を上下方向に沿って上方側から見た図に相当する。
図2は、構造体10を前後方向に沿って後方側から見た図に相当する。
図3及び図6は、構造体10(手1が載置された状態の構造体10)を左右方向に沿って右側から見た図に相当する。
もちろん、本技術の適用に関して、構造体10を使用する向きや方向等が限定される訳ではない。例えば、水平面ではない、天井や側壁等に構造体10が設置される場合には、図中の上下方向における上方側及び下方側等は、実際の空間における上方側や下方側とは異なる場合があり得る。
構造体10は、本体部11と、1対のストッパー12(12a及び12b)とを有する。
本体部11は、手1が載置される部分となり、上方側の面が、手が載置される載置面13となる。
図1に示すように、載置面13を上方側から見ると、全体的に略楕円形状を有する。
図2に示すように、載置面13を後方側から見ると、上方側に突出する凸形状を有する。
図3に示すように、載置面13を右側から見ると、上方側に突出する凸形状を有する。
すなわち載置面13は全体として、卵の表面のような、曲面により構成された形状となる。
図1に示すように、載置面13は、載置領域14を有する。
載置領域14は、手の所定の指のターゲット部分が載置される領域である。
本実施形態では、図1に示すように、前後方向における前方側の位置であり、左右方向における中央の位置に、楕円形状の載置領域14が設定される。
載置領域14の位置、形状、サイズ等は限定されない。
図4に示すように、本実施形態では、右手1の中指2の第2関節を中心として部分がターゲット部分3として設定されている。すなわち載置面13の載置領域14に、中指2の第2関節を中心としたターゲット部分3が載置される。
1対のストッパー12は、載置面13上の載置領域14の位置に応じた位置に構成される。
本実施形態では、載置面13を上下方向に沿って見た場合に、載置領域14の中心を通り、前後方向に延在する仮想的なガイド軸Gが設定される。ガイド軸Gは、載置面13全体の中心を通る軸とも言える。
1対のストッパー12は、ガイド軸Gを間に挟むように、左右方向に対向するように構成される。また1対のストッパー12は、載置面13から上方側に突出するように、それぞれ構成される。
図1に示すように、本実施形態では、載置面13を上下方向に沿って上方から見た場合に、1対のストッパー12は、前後方向における長さが、互いに等しい。また1対のストッパー12の間隔は、中指2の平均的な太さを基準として設定される。もちろんこのような構成に限定される訳ではない。
1対のストッパー12は、中指2の付け根の1対の指の股4(4a及び4b)に当接することで、中指2のターゲット部分3を載置領域14に位置決めすることが可能である。
図7は、図6に示す本体部11を、ガイド軸Gに沿って上下方向から切断した場合の断面図である。また図7では、手1の中指2のみが図示されている。
1対のストッパー12により、中指2の付け根の1対の指の股4を固定することで、ターゲット部分3を、載置領域14の適正に位置決めして安定させることが可能である。
例えば、他のひらの手首との境界(手のひらの下端部)を基準として、載置領域14に中指2の第2関節を中心としてターゲット部分3を位置決めする場合を考える。この場合、手のひらの下端部とターゲット部分3との間の距離は、個人差が大きい。
これと比較して、中指2の付け根の1対の指の股4とターゲット部分3との間の距離の個人差は、十分に小さい。従って、1対のストッパー12により中指2の付け根の1対の指の股4を固定することで、個人差の影響を十分に抑えることが可能となり、ターゲット部分3を載置領域14に適正に位置決めすることが可能となる。
ここで図6等に示す、載置領域14にターゲット部分3が位置決めされた状態を基準状態とする。そして、改めて「上下方向(上方側/下方側)」「前後方向(前方側/後方側)」「左右方向(左側/右側)」を、以下のように規定する。
載置面13に対して手1が載置される方向を、載置面13側を下方側、手1側を上方側とする「上下方向」とする。なお、手1が載置される方向は、手のひらが向いている方向とも言える。
「上下方向」に沿って上方側からガイド軸Gを見た場合のガイド軸Gの延在方向を、中指2(所定の指)の先端側を前方側、中指2(所定の指)の付け根側を後方側とする「前後方向」とする。
「上下方向」及び「前後方向」の各々に直交する方向を、「前後方向」に沿って後方側から前方側を見た場合の左右をそのまま左側及び右側とする「左右方向」とする。
図1~図3、及び図5~図7では、構造体10が配置される面の面方向を基準として「上下方向(上方側/下方側)」「前後方向(前方側/後方側)」「左右方向(左側/右側)」を規定した。この方向の規定と、図6に示す基準状態を基準として改めて規定した「上下方向(上方側/下方側)」「前後方向(前方側/後方側)」「左右方向(左側/右側)」とは一致している。
従って、図1~図3、及び図5~図7に図示している「上下方向(上方側/下方側)」「前後方向(前方側/後方側)」「左右方向(左側/右側)」を、図6に示す基準状態を基準として改めて規定した各方向として、本技術の説明を続ける。
一方、構造体10が配置される面の面方向を基準とした方向の規定と、図6に示す基準状態を基準とした方向の規定とが一致しない場合もあり得る。
例えば、水平面に配置された構造体10に対して、斜めから手1が載置される場合等があり得る。このような場合には、図6に示す基準状態を基準とした「上下方向(上方側/下方側)」「前後方向(前方側/後方側)」「左右方向(左側/右側)」により、本技術を実施すればよい。
[載置面の形状]
載置面13の形状について、詳しく説明する。図8は、載置面13の形状について説明するための模式図であり、載置面13を上方から見た図である。
図8の矢印Mに示すように、本実施形態では、載置面13は、1対のストッパー12の間に中指2(所定の指)を移動させ1対の指の股4を1対のストッパー12に当接させる動作を誘導することが可能な形状を有する。以下のこの形状を、ガイド形状と記載する。
例えば、ガイド形状により、1対のストッパー12の間を通って載置領域14に向かって延在する仮想的なガイド軸Gに沿って中指2(所定の指)を移動させる動作を誘導することが可能となる。すなわちガイド形状により、ガイドレール機能が発揮される。
例えば、載置面13に載置された手1に対して、ガイド軸Gの軸方向と平行な方向に沿った触覚を与えることが可能な形状により、ガイド形状を実現することが可能である。もちろん、ガイド軸Gと平行な方向は、ガイド軸Gの軸方向を含む。
例えば、図1に示す載置面13の後方側の部分に、ユーザが右手1を載置したとする。その場合に、手のひらや指等に、ガイド軸Gの軸方向に沿った触覚が与えられるとする。そうするその触覚が、ユーザにとって、右手1をガイド軸Gに沿って移動させようとする動機付けとなる。すなわちユーザにとって、1対のストッパー12の間に中指2を移動させ1対の指の股4を1対のストッパー12に当接させる動作が誘導される。
[形状的な特徴]
ガイド形状を実現するための形状的な特徴について説明する。なお以下に示す特徴の全てを備えなければ、ガイド形状が実現しないという訳ではない。
[ガイド軸に沿った断面形状]
図9は、構造体10をガイド軸Gに沿って上下方向から切断した場合の断面図である。
図9に示すように、構造体10をガイド軸Gに沿って上下方向から切断した切断面において、載置面13は凸曲線を構成する。これにより、ガイド軸Gに沿った手1の移動を誘導することが可能となる。
なお、載置面13により構成される凸曲線の頂点位置17は、前後方向において、1対のストッパー12の1対の指の股4に当接する部分よりも後方側となる。これにより、1対のストッパー12の後方側で、手のひらを載置面13に安定して載置することが可能となる。
なお頂点位置17は、上下方向において、最も上方側となる凸曲線上の位置である。例えば、頂点位置17を、上下方向及び左右方向を基準として、凸曲線の傾き(接戦)の符号が変化する位置として規定することも可能である。
[左右方向に沿った断面形状]
図10は、ガイド領域を説明するための上面図である。
載置面13上において、ガイド領域19(グレーの色の領域)を規定する。
ガイド領域19は、ガイド軸Gに沿って延在するガイド軸Gを中心とした領域である。またガイド領域19の幅(左右方向における大きさ)は、1対のストッパー12の1対の指の股4に当接する部分の間隔となる。
ここで、構造体10を、前後方向における任意の位置で、左右方向に沿って上下方向から切断する。前後方向における任意の位置での切断面において、ガイド領域19内のいずれかの位置が最上位置となるように、載置面13の形状を設計する。
最上位置は、切断面における載置面13上の最も上方の位置である。これによりガイド形状を実現することが可能である。
図11及び図12は、ガイド形状を実現するための左右方向に沿った断面形状の例を示す模式図である。
図11及び図12では、ガイド軸Gの位置を分かりやすくするために、図2に示す後方側から見た図と同様に、ガイド軸Gが図示されている。
また、図11及び図12では、断面における載置面13(すなわち上方側の縁部)に対して規定されるガイド領域19の位置を分かりやすくするために、断面の上下方向に沿ってガイド領域19が模式的に図示されている。
図11及び図12は、前後方向における任意の位置での切断面において、ガイド領域19内のいずれかの位置が最上位置20となる構成のバリエーション例である。
図11Aに示す例は、本実施形態における載置面13の断面形状の構成である。
図11Aに示す例では、前後方向における任意の位置での切断面において、載置面13により、ガイド軸Gの位置を最上位置20とする凸曲線が構成される。すなわち図11Aに示す例では、前後方向における任意の位置での切断面において、ガイド軸Gの位置が最上位置20となる。
これにより、例えば図10に示すように載置面13を上下方向に沿って上方から見た場合に、構造体10を前後方向における任意の位置で左右方向に沿って上下方向から切断した切断面おける最上位置20が、ガイド領域19内にて前後方向に沿って連続することになる。言い換えると、ガイド軸Gの位置に稜線が構成される。
これにより、前後方向に連続するように構成される最上位置20(頂点位置)により、ユーザにガイド軸Gの軸方向に沿った触覚を与えることが可能となり、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させる動作を誘導することが可能となる。
なお、前後方向における任意の位置での切断面の形状は、切断する位置に応じて変化し得る。本実施形態では、図9に示す前後方向に沿った断面図において、後方側から頂点位置17にかけて、左右方向に沿った断面の最上位置20は上方側に移動し、頂点位置17から前方側にかけて左右方向に沿った断面の最上位置20は下方側に移動する。また最上位置20の位置のみならず、他の曲線部分の形状も変化し得る。
一方で、前後方向における任意の位置での切断面の形状が一定になる構成も、ガイド形状を実現することが可能である。
図11Bに示す例では、前後方向における任意の位置での切断面において、ガイド領域19の部分が、左右方向に沿った直線形状となる。すなわち図11Bに示す例では、ガイド軸Gに沿って、帯状の平面からなる部分が、図9に示す凸曲線に沿って連続的に形成される。
図11Bに示す例では、ガイド領域19の全ての位置が、最上位置20となる。
このような構成により、ユーザにガイド軸Gの軸方向に沿った触覚を与えることが可能となり、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させる動作を誘導することが可能となる。
図11Cに示す例では、前後方向における任意の位置での切断面において、ガイド軸Gの位置が最上位置20となる。また各切断面において、ガイド領域19の両端部からガイド軸Gの最上位置20までの形状が直線形状となる。
従って図11Cに示す例では、ガイド軸Gに沿って、上方側に突出する部分が、図9に示す凸曲線に沿って連続的に形成される。これにより、ユーザにガイド軸Gの軸方向に沿った触覚を与えることが可能となり、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させる動作を誘導することが可能となる。
図12Aに示す例では、前後方向における任意の位置での切断面において、ガイド軸Gの位置を中心として、ガイド領域19の部分が下方側に凹んだ形状となっている。従って図12Aに示す例では、ガイド軸Gに沿って、下方側に凹んだ溝が、図9に示す凸曲線に沿って連続的に形成される。
図12Aに示す例では、ガイド領域19の両端の位置が、最上位置20となる。
このような構成により、ユーザにガイド軸Gの軸方向に沿った触覚を与えることが可能となり、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させる動作を誘導することが可能となる。
図12Bに示す例では、図11Cに示すガイド軸Gの部分(すなわち最上位置20の部分)が下方側に凹んだ形状となる。すなわちガイド領域19の両端からガイド軸Gの位置にかけて上方側に突出しつつ、ガイド軸Gの部分では下方側に凹んだ形状となっている。
従って図12Bに示す例では、ガイド軸Gを間に挟むように、2本の突出する部分が、図9に示す凸曲線に沿って連続的に形成される。
図12Bに示す例では、ガイド領域19の2本の突出部分の頂点が、最上位置20となる。
このような構成により、ユーザにガイド軸Gの軸方向と平行の方向に沿った触覚を与えることが可能となり、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させる動作を誘導することが可能となる。
図12Cに示す例では、前後方向における任意の位置での切断面において、載置面13により、ガイド軸Gの位置とは異なる位置を頂点位置とする凸曲線が構成される。すなわち図12Cに示す例では、ガイド軸Gとは異なる位置が最上位置20(頂点位置)となる。
このような構成により、ユーザにガイド軸Gの軸方向と平行な方向に沿った触覚を与えることが可能となり、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させる動作を誘導することが可能となる。
図13~図15は、構造体の他の構成例を示す模式図である。
図13は、構造体10に手が載置された状態を示す模式図である。
図14は、図13に示す本体部11を、ガイド軸Gに沿って上下方向から切断した場合の断面図である。
図15は、図13及び図14におけるD-D線での断面図である。
本実施形態に係る構造体10は、載置面13を上下方向に沿って上方から見た場合に、1対のストッパー12の1対の指の股4に当接する部分よりも後方側の位置に、手のひらと当接する凸部22が構成される。
凸部22は、載置領域14に中指2のターゲット部分3が位置決めされた基準状態において、手のひらに当接する位置に形成される。また凸部22は、載置面13を上下方向に沿って上方から見た場合に、ガイド軸Gを中心として構成される。
凸部22が構成されることで、基準状態となるように手1を載置した後の安定性が向上する。
図14に示すように、構造体10をガイド軸Gに沿って上下方向から切断した切断面において、載置面13は凸曲線を構成する。また図15に示すように、凸部22の頂上部分における断面において、載置面13により、ガイド軸Gの位置を最上位置20(頂点位置)とする凸曲線が構成される。
凸部22の大きさ等を適宜設計することで、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させるガイドレール機能を発揮させつつ、安定した手1の載置が実現される。
凸部22の形状やサイズ等、具体的な構成は限定されない。
図16は、構造体の他の構成例を示す模式図である。
図16A及びBに示す構造体10では、載置領域14に中指2のターゲット部分3が位置決めされた基準状態において、載置面13上の中指2の先端部分に対応する領域が、下方側に凹んだ凹部23となっている。
これにより、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させるガイドレール機能が向上する。また基準状態となるように手1を載置した後の安定性が向上する。
図17は、構造体の他の構成例を示す模式図である。
図17に示す構造体10が有する1対のストッパー12a及び12bは、図1に示す構成と同様に、載置面13を上下方向に沿って上方から見た場合に、前後方向における長さが、互いに等しい。
一方で、図1に示す構成と比べて、前後方向における長さが大きい。具体的には、1対のストッパー12a及び12bの各々は、載置面13を上下方向に沿って上方から見た場合に、前後方向に沿って延在するように構成され、各々の前方側の端部24a及び24bが、少なくとも載置領域14の前方側の端部14aよりも前方側に配置される。
すなわち図17に示す例では、載置領域14の左右全体を挟みこむように、1対のストッパー12a及び12bが、前後方向に沿って構成される。
これにより、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させるガイドレール機能が向上する。また基準状態となるように手1を載置した後の安定性が向上する。
[情報検出システム]
本技術に係る構造体を用いた情報検出システムについて説明する。
情報検出システムは、上記で説明した構造体10と、検出部とを具備する。
検出部は、構造体10の載置領域14に載置されたターゲット部分3に関する情報を検出する。
検出部により検出可能なターゲット部分3に関する情報の種類は限定されず、任意の情報の検出に、本技術は適用可能である。また検出部の具体的な構成や、ターゲット部分3に関する情報を検出するための方法やアルゴリズム等も限定されない。
例えば、検出部として、ユーザの生体情報を取得する生体センサが用いられる。
生体センサとしては、例えば、体温を測定可能な温度センサ、心拍数を測定可能な心拍センサ、発汗量を測定可能な発汗センサ、レーザードップラー血流計(LDF:Laser Doppler Flowmetry)等の任意の生体センサを含む。
例えば載置領域14に生体センサを配置することで、所定の指のターゲット部分3に関する種々の生体情報を検出することが可能である。
ターゲット部分に関する情報を検出するために、例えばDNN(Deep Neural Network:深層ニューラルネットワーク)等を用いた任意の機械学習アルゴリズムが用いられてもよい。例えばディープラーニング(深層学習)を行うAI(人工知能)等を用いることで、ターゲット部分に関する情報の検出精度を向上させることが可能となる。
例えば、医療分野において、情報検出システムにより検出される情報を用いて、診断や治療等が行われてもよい。あるいは、情報検出システムにより検出される情報を用いて、認証等が実行されてもよい。その他、種々の分野において、本技術に係る情報検出システムを適用することが可能である。
例えば、上記の特許文献1に記載の生体検査装置に、本技術に係る構造体を適用し、本技術に係る情報検出システムの一実施形態を実現することも可能である。
図18は、本技術に係る情報検出システムの一実施形態である、非侵襲血液分析システムの構成例を示す模式図である。
非侵襲血液分析システム100は、生体検査装置50と、情報処理装置60とを含む。
生体検査装置50、及び情報処理装置60は、有線又は無線を介して、通信可能に接続されている。各デバイス間の接続形態は限定されず、例えばWiFi等の無線LAN通信や、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を利用することが可能である。
生体検査装置50は、本技術に係る構造体10と、光源部52と、撮像部53とを含む。
構造体10は、例えば、外形が図1等に示す構造体10と同様のものが用いられる。構造体10の内部には、内部空間が構成される。構造体10の材料としては、例えば、PC(ポリカーボネイト)等の樹脂材料が用いられる。もちろんこれに限定される訳ではない。
構造体10の載置領域14には、中指2の第2関節を中心としたターゲット部分3が載置される。また載置領域14は、ガラス等の透明材料により構成される。
光源部52は、載置領域14の上方側に、下方側に向けて配置される。図18では、図示が省略されているが、光源部52を保持する保持機構が構成される。保持機構は、例えば構造体10の本体部11と接続される。あるいは、構造体10とは別の場所に、保持機構が構成されてもよい。
光源部52は、載置領域14に載置された中指2に向かって光を照射する。
光源部52としては、例えばLEDやLD等が用いられる。出射される光としては、例えば近赤外光が出射される。光源部52の構成は限定されず、光源部52に備えられる光源の種類や、出射される光の波長等は適宜設計されてよい。
撮像部53は、構造体10の内部空間に配置される。具体的には、撮像部53は、載置領域14の下方側に、撮像光軸が上方を向くように配置される。すなわち撮像部53は、載置領域14を間に挟むように、上下方向において、光源部52と対向するように配置される。
撮像部53は、光源部52により照射され中指2を透過した光を撮像することで、生体画像を取得することが可能である。
撮像部53として、例えばCMOSセンサやCCDセンサ等のイメージセンサを備えるデジタルカメラが用いられる。その他、赤外線カメラ等の任意のカメラが用いられてよい。
情報処理装置60は、例えばCPUやGPU等のプロセッサ、ROMやRAM等のメモリ、HDD等の記憶デバイス等、コンピュータの構成に必要なハードウェアを有する。例えばCPUがROM等に予め記録されている本技術に係るプログラムをRAMにロードして実行することにより、本技術に係る情報処理方法(情報検出方法)が実行される。
例えばPC(Personal Computer)等の任意のコンピュータにより、情報処理装置60を実現することが可能である。もちろんFPGA、ASIC等のハードウェアが用いられてもよい。
本実施形態では、CPUが所定のプログラムを実行することで、機能ブロックとしての情報検出部61が構成される。もちろん機能ブロックを実現するために、IC(集積回路)等の専用のハードウェアが用いられてもよい。
プログラムは、例えば種々の記録媒体を介して情報処理装置60にインストールされる。あるいは、インターネット等を介してプログラムのインストールが実行されてもよい。
プログラムが記録される記録媒体の種類等は限定されず、コンピュータが読み取り可能な任意の記録媒体が用いられてよい。例えば、コンピュータが読み取り可能な非一過性の任意の記憶媒体が用いられてよい。
図18に示すように、情報処理装置60は、生体検査装置50によるセンシング結果55として、画像情報を取得する。
情報検出部61は、画像情報に基づいて、血液に関する情報を検出する。例えば、白血球、赤血球、血色素(ヘモグロビン)、ヘマトクリット、MCV、MCH、MCHC、血小板等の関する種々の情報が検出されてよい。
図18に示す非侵襲血液分析システム100において、生体検査装置50、及び情報処理装置60の情報検出部61により本技術に係る検出部が構成される。また生体検査装置50、及び情報処理装置60により、本技術に係る情報検出システムが実現されている。
一方、生体検査装置50により取得されるセンシング結果55(生体画像)も、載置領域14に載置されたターゲット部分3の情報を含むものである。従って、生体検査装置50自体を、本技術に係る構造体と検出部とを具備する情報検出システムと見做すことも可能である。
また図18に示す生体検査装置50に、情報処理装置60の機能が搭載されてもよい。すなわち生体検査装置50、及び情報処理装置60が一体的に構成され、本技術に係る情報検出システムとして機能してもよい。
図19~図25は、生体検査装置50の具体的な構成例を示す模式図である。
図19は、生体検査装置50を上方側から見た図である。
図20は、生体検査装置50を後方側から見た図である。
図21は、生体検査装置50を前方側から見た図である。
図22は、生体検査装置50を右側から見た図である。
図23は、生体検査装置50を右後方の上方から斜めに見た図である。
図24は、生体検査装置50を右前方の上方から斜めに見た図である。
図25は、生体検査装置50を下方側から見た図である。
なお、図20~図24において、「A」の図は上方カバー56が開いた状態の図である。「B」の図は、上方カバー56が閉じた状態の図である。
生体検査装置50は、構造体10と、上方カバー56と、光源部52と、撮像部(図示は省略)とを有する。
構造体10は、本体部11と、1対のストッパー12(12a及び12b)とを有する。
本体部11の上方側の面が載置面13となる。載置面13の前後方向における前方側の位置であり、左右方向における中央の位置には、載置領域14が設定される。載置領域14は、透明材料により構成される。
載置領域14には、中指2の第2関節を中心としたターゲット部分3が載置される。
載置面13を上方から見て、載置面13の中央には、前後方向に延在するガイド軸Gが設定されている。
構造体10をガイド軸Gに沿って上下方向から切断すると、その切断面において、載置面13は凸曲線を構成する。これにより、ガイド軸Gに沿った手1の移動を誘導することが可能となる。また載置面13により構成される凸曲線の頂点位置17は、前後方向において、1対のストッパー12の1対の指の股4に当接する部分よりも後方側となる(図9参照)。
構造体10の前後方向における任意の位置での切断面において、載置面13により、ガイド軸Gの位置を頂点位置とする凸曲線が構成される。すなわち本体部11では、前後方向における任意の位置での切断面において、ガイド軸Gの位置が最上位置20(図11A参照)となる。
これにより、前後方向に連続する最上位置20(頂点位置)により、ユーザにガイド軸Gの軸方向に沿った触覚を与えることが可能となり、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させる動作を誘導することが可能となる。
また図18に示す構成と同様に、本体部11の内部には内部空間が構成される。本体部11の内部空間には、撮像部が配置される。
1対のストッパー12a及び12bの各々は、載置面13を上下方向に沿って上方から見た場合に、前後方向に沿って延在するように構成され、各々の前方側の端部が、少なくとも載置領域14の前方側の端部よりも前方側に配置される(図17参照)。
これにより、ガイド軸Gに沿って中指2を移動させる動作を誘導するガイドレール機能が向上する。また基準状態となるように手1を載置した後の安定性が向上する。
上方カバー56は、本体部11の前方側の端部に、ヒンジ等を用いた支持機構により、回転可能に接続される。上方カバー56は、支持機構を基準として、上方側/下方側にそれぞれ開閉することが可能である。
図20等に示すように、上方カバー56には、光源部52が配置 される。載置領域14に中指2のターゲット部分3を載置し、上方カバー56を閉じることで、図18に例示した構成が実現される。
光源部52から中指2に光が照射されることで、中指2のターゲット部分3に関する生体画像を取得することが可能である。
以上、本実施形態に係る構造体10では、1対の指の股4に当接することで、ターゲット部分3を載置領域14に位置決めすることが可能な1対のストッパー12が構成される。また載置面13の形状が、1対のストッパー12の間に中指2(所定の指)を移動させ1対の指の股4を1対のストッパー12に当接させる動作を誘導することが可能に構成される。これにより、ターゲット部分3を載置領域14に適正に載置させて安定させることが可能となる。
また本技術を用いることで、指を無理なく安定させ、指の中心を定位置に置くことが可能となる
例えば図18や図19等に示すように、本技術に係る構造体10を用いて生体検査装置50を構成する。ターゲット部分3が載置領域14に適正に載置され安定して保持されるので、検査精度を十分に向上させることが可能となる。
<その他の実施形態>
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
所定の指のターゲット部分は、限定されない。例えば、人差指、中指、薬指の任意の部分をターゲット部分として設定可能である。
また親指に関しても、親指と人差指との間の指の股とは反対側の付け根の骨が凹んでいる部分を、指の股と見做すことも可能である。すなわち親指と人差指との間の指の股と反対側の付け根の骨が凹んでいる部分とを1対の指の股として、本技術を適用可能である。
小指に関しても、小指と薬指との間の指の股とは反対側の付け根の骨が凹んでいる部分を、指の股と見做すことも可能である。すなわち小指と薬指との間の指の股と反対側の付け根の骨が凹んでいる部分とを1対の指の股として、本技術を適用可能である。
本技術に係る構造体を適用可能な装置やシステムは、情報を検出する装置やシステムに限定される訳ではない。例えば、載置領域にターゲット部分が載置された状態で、手に対して手術や検査等の施術をするような装置やシステム等にも適用可能である。その他の装置やシステムにも、本技術は適用し得る。
各図面を参照して説明した構造体、1対のストッパー、載置面、生体検査装置、非侵襲血液分析システムの各構成、ターゲット部分に関する情報の取得等はあくまで一実施形態であり、本技術の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変形可能である。すなわち本技術を実施するための他の任意の構成やアルゴリズム等が採用されてよい。
上記では、形状等を説明するために「略」という文言に適宜使用した。これはあくまで説明の理解を容易とするための使用であり、「略」という文言の使用/不使用に特別な意味があるわけではない。
すなわち、本開示において、「中心」「中央」「均一」「等しい」「同じ」「直交」「平行」「対称」「延在」「軸方向」「円柱形状」「円筒形状」「リング形状」「円環形状」等の、形状、サイズ、位置関係、状態等を規定する概念は、「実質的に中心」「実質的に中央」「実質的に均一」「実質的に等しい」「実質的に同じ」「実質的に直交」「実質的に平行」「実質的に対称」「実質的に延在」「実質的に軸方向」「実質的に円柱形状」「実質的に円筒形状」「実質的にリング形状」「実質的に円環形状」等を含む概念とする。
例えば「完全に中心」「完全に中央」「完全に均一」「完全に等しい」「完全に同じ」「完全に直交」「完全に平行」「完全に対称」「完全に延在」「完全に軸方向」「完全に円柱形状」「完全に円筒形状」「完全にリング形状」「完全に円環形状」等を基準とした所定の範囲(例えば±10%の範囲)に含まれる状態も含まれる。
従って、「略」の文言が付加されていない場合でも、いわゆる「略」を付加して表現される概念が含まれ得る。反対に、「略」を付加して表現された状態について、完全な状態が排除される訳ではない。
以上説明した本技術に係る特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
所定の指のターゲット部分を載置するための載置領域を有する載置面と、
前記載置面上の前記載置領域の位置に応じた位置に構成され、前記所定の指の付け根の1対の指の股に当接することで、前記ターゲット部分を前記載置領域に位置決めする1対のストッパーと
を具備し、
前記載置面は、前記1対のストッパーの間に前記所定の指を移動させ前記1対の指の股を前記1対のストッパーに当接させる動作を誘導することが可能な形状を有する
構造体。
(2)(1)に記載の構造体であって、
前記載置面は、前記1対のストッパーの間を通って前記載置領域に向かって延在する仮想的なガイド軸に沿って前記所定の指を移動させる動作を誘導することが可能な形状を有する
構造体。
(3)(2)に記載の構造体であって、
前記載置面は、前記載置面に載置された手に対して、前記ガイド軸の軸方向と平行な方向に沿った触覚を与えることが可能な形状を有する
構造体。
(4)(2)又は(3)に記載の構造体であって、
前記載置領域に前記ターゲット部分が位置決めされた状態を基準として、
前記載置面に対して手が載置される方向を、前記載置面側を下方側、前記手側を上方側とする上下方向とし、
前記上下方向に沿って上方側から前記ガイド軸を見た場合の前記ガイド軸の延在方向を、前記所定の指の先端側を前方側、前記所定の指の付け根側を後方側とする前後方向とし、
前記上下方向及び前記前後方向の各々に直交する方向を、前記前後方向に沿って後方側から前方側を見た場合の左右をそのまま左側及び右側とする左右方向とすると、
前記構造体を前記ガイド軸に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記載置面は凸曲線を構成する
構造体。
(5)(4)に記載の構造体であって、
前記構造体を前記ガイド軸に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記載置面により構成される前記凸曲線の頂点位置は、前記前後方向において、前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分よりも後方側となる
構造体。
(6)(2)から(5)のうちいずれか1つに記載の構造体であって、
前記載置面上において、前記ガイド軸に沿って延在する前記ガイド軸を中心とした幅が前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分の間隔となる領域を、ガイド領域とすると、
前記構造体を、前記前後方向における任意の位置で、前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記ガイド領域内のいずれかの位置が最上位置となる
構造体。
(7)(6)に記載の構造体であって、
前記構造体を、前記前後方向における任意の位置で、前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記ガイド軸の位置が前記最上位置となる
構造体。
(8)(6)又は(7)に記載の構造体であって、
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記構造体を前記前後方向における任意の位置で前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面おける最上位置が、前記ガイド領域内にて前記前後方向に沿って連続するように構成される
構造体。
(9)(2)から(8)のうちいずれか1つに記載の構造体であって、
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分よりも後方側の位置に、手のひらと当接する凸部が構成される
構造体。
(10)(9)に記載の構造体であって、
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記凸部は、前記ガイド軸を中心として構成される
構造体。
(11)(1)から(10)のうちいずれか1つに記載の構造体であって、
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記1対のストッパーは、前記前後方向における長さが、互いに等しい
構造体。
(12)(1)から(11)のうちいずれか1つに記載の構造体であって、
前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記1対のストッパーの各々は、前記前後方向に沿って延在するように構成され、各々の前方側の端部が、少なくとも前記載置領域の前方側の端部よりも前方側に配置される
構造体。
(13)(1)から(12)のうちいずれか1つに記載の構造体であって、
前記載置領域に前記ターゲット部分が位置決めされた状態において、前記載置面上の前記所定の指の先端部分に対応する領域が、下方側に凹んだ凹部となっている
構造体。
(14)
所定の指のターゲット部分を載置するための載置領域を有する載置面と、
前記載置面上の前記載置領域の位置に応じた位置に構成され、前記所定の指の付け根の1対の指の股に当接することで、前記ターゲット部分を前記載置領域に位置決めする1対のストッパーと
を有する構造体と、
前記載置領域に載置された前記ターゲット部分に関する情報を検出する検出部と
を具備し
前記載置面は、前記1対のストッパーの間に前記所定の指を移動させ前記1対の指の股を前記1対のストッパーに当接させる動作を誘導することが可能な形状を有する
情報検出システム。
G…ガイド軸
1…手(右手)
2…中指
3…ターゲット部分
4(4a、4b)…1対の指の股
10…構造体
11…本体部
12(12a、12b)…1対のストッパー
13…載置面
14…載置領域
17…頂点位置
19…ガイド領域
20…最上位置
22…凸部
23…凹部
50…生体検査装置
52…光源部
53…撮像部
60…情報処理装置
100…非侵襲血液分析システム

Claims (14)

  1. 構造体であって、
    所定の指のターゲット部分を載置するための載置領域を有する載置面と、
    前記載置面上の前記載置領域の位置に応じた位置に構成され、前記所定の指の付け根の1対の指の股に当接することで、前記ターゲット部分を前記載置領域に位置決めする1対のストッパーと
    を具備し、
    前記載置面は、前記1対のストッパーの間に前記所定の指を移動させ前記1対の指の股を前記1対のストッパーに当接させる動作を誘導することが可能な形状であるガイド形状を有し、
    前記ガイド形状は、前記1対のストッパーの間を通って前記載置領域に向かって延在する仮想的なガイド軸に沿って前記所定の指を移動させる動作を誘導することが可能な形状であり、
    前記載置領域に前記ターゲット部分が位置決めされた状態を基準として、
    前記載置面に対して手が載置される方向を、前記載置面側を下方側、前記手側を上方側とする上下方向とし、
    前記上下方向に沿って上方側から前記ガイド軸を見た場合の前記ガイド軸の延在方向を、前記所定の指の先端側を前方側、前記所定の指の付け根側を後方側とする前後方向とし、
    前記上下方向及び前記前後方向の各々に直交する方向を、前記前後方向に沿って後方側から前方側を見た場合の左右をそのまま左側及び右側とする左右方向とし、
    前記載置面上において、前記前後方向に沿って延在する前記ガイド軸を中心とした幅が前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分の間隔となる領域を、ガイド領域とすると、
    前記ガイド形状は、前記構造体を前記前後方向の全ての領域における任意の位置で前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において前記ガイド領域内のいずれかの位置が前記載置面の最上位置となる形状であり、かつ、前記上下方向に沿って上方側から見た場合に前記ガイド領域内の前記最上位置となる部分が前記構造体の前記前後方向の全ての領域にわたって前記前後方向に沿って直線状に連続する形状である
    構造体。
  2. 請求項に記載の構造体であって、
    前記ガイド形状は、前記構造体を前記前後方向の全ての領域における任意の位置で前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記ガイド軸の位置が前記最上位置となる形状である
    構造体。
  3. 請求項2に記載の構造体であって、
    前記ガイド形状は、前記切断面において、前記ガイド領域の前記左右方向における両端から前記最上位置となる前記ガイド軸までの形状が直線形状となる形状である
    構造体。
  4. 請求項に記載の構造体であって、
    前記ガイド形状は、前記構造体を前記前後方向の全ての領域における任意の位置で前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記ガイド領域の全ての位置が前記最上位置となる形状である
    構造体。
  5. 請求項に記載の構造体であって、
    前記ガイド形状は、前記構造体を前記前後方向の全ての領域における任意の位置で前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記ガイド領域の前記左右方向における両端の位置が前記最上位置となる形状である
    構造体。
  6. 請求項5に記載の構造体であって、
    前記ガイド形状は、前記切断面において、前記ガイド軸の位置を中心として前記ガイド領域の部分が下方側に凹んだ形状となる形状である
    構造体。
  7. 請求項に記載の構造体であって、
    前記ガイド形状は、前記構造体を前記前後方向の全ての領域における任意の位置で前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記ガイド領域の前記左右方向における両端の位置よりも前記ガイド軸に近い位置であり、前記ガイド軸を中心として左右対称となる2つの位置が前記最上位置となる形状である
    構造体。
  8. 請求項7に記載の構造体であって、
    前記ガイド形状は、前記切断面において、前記ガイド軸の位置を中心として前記最上位置となる前記2つの位置の間の領域の部分が下方側に凹んだ形状となる形状である
    構造体。
  9. 請求項に記載の構造体であって、
    前記ガイド形状は、前記構造体を前記前後方向の全ての領域における任意の位置で前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記ガイド軸とは異なる位置が前記最上位置となる形状である
    構造体。
  10. 請求項に記載の構造体であって、
    前記ガイド形状は、前記載置面に載置された手に対して、前記ガイド軸の軸方向と平行な方向に沿った触覚を与えることが可能な形状である
    構造体。
  11. 請求項に記載の構造体であって
    前記構造体を前記ガイド軸に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記載置面は凸曲線を構成する
    構造体。
  12. 請求項11に記載の構造体であって、
    前記構造体を前記ガイド軸に沿って前記上下方向から切断した切断面において、前記載置面により構成される前記凸曲線の頂点位置は、前記前後方向において、前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分よりも後方側となる
    構造体。
  13. 請求項に記載の構造体であって、
    前記載置面を前記上下方向に沿って上方から見た場合に、前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分よりも後方側の位置に、手のひらと当接する凸部が構成される
    構造体。
  14. 所定の指のターゲット部分を載置するための載置領域を有する載置面と、
    前記載置面上の前記載置領域の位置に応じた位置に構成され、前記所定の指の付け根の1対の指の股に当接することで、前記ターゲット部分を前記載置領域に位置決めする1対のストッパーと
    を有する構造体と、
    前記載置領域に載置された前記ターゲット部分に関する情報を検出する検出部と
    を具備し
    前記載置面は、前記1対のストッパーの間に前記所定の指を移動させ前記1対の指の股を前記1対のストッパーに当接させる動作を誘導することが可能な形状であるガイド形状を有し、
    前記ガイド形状は、前記1対のストッパーの間を通って前記載置領域に向かって延在する仮想的なガイド軸に沿って前記所定の指を移動させる動作を誘導することが可能な形状であり、
    前記載置領域に前記ターゲット部分が位置決めされた状態を基準として、
    前記載置面に対して手が載置される方向を、前記載置面側を下方側、前記手側を上方側とする上下方向とし、
    前記上下方向に沿って上方側から前記ガイド軸を見た場合の前記ガイド軸の延在方向を、前記所定の指の先端側を前方側、前記所定の指の付け根側を後方側とする前後方向とし、
    前記上下方向及び前記前後方向の各々に直交する方向を、前記前後方向に沿って後方側から前方側を見た場合の左右をそのまま左側及び右側とする左右方向とし、
    前記載置面上において、前記前後方向に沿って延在する前記ガイド軸を中心とした幅が前記1対のストッパーの前記1対の指の股に当接する部分の間隔となる領域を、ガイド領域とすると、
    前記ガイド形状は、前記構造体を前記前後方向の全ての領域における任意の位置で前記左右方向に沿って前記上下方向から切断した切断面において前記ガイド領域内のいずれかの位置が前記載置面の最上位置となる形状であり、かつ、前記上下方向に沿って上方側から見た場合に前記ガイド領域内の前記最上位置となる部分が前記構造体の前記前後方向の全ての領域にわたって前記前後方向に沿って直線状に連続する形状である
    情報検出システム。
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