本出願の実施形態では、「例」または「たとえば」という言葉は、例、例示、または説明を与えることを表すために使用される。本出願の実施形態において「例」または「たとえば」として記述される任意の実施形態または設計方式は、別の実施形態または設計方式よりも好適であるものとしてまたはそれよりも多くの利点を有するものとして説明されてはならない。正確には、「例」または「たとえば」などの言葉の使用は、相対的な概念を特定の方式で提示することを目的とする。
本出願における「複数の」は、2つまたは3つ以上を意味する。本明細書では、「第1の」および「第2の」という用語は、異なる対象の間を区別することを目的とするが、対象の特定の順序を示さない。たとえば、第1のメッセージと第2のメッセージとは、異なるメッセージの間を区別することを目的とするが、メッセージの特定の順序を示さない。本明細書における「および/または」という用語は、関連する対象について説明するための関連する関係を説明するにすぎず、3つの関係が存在し得ることを表し、たとえば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合を表し得る。Aのみが存在し、AとBとの両方が存在し、Bのみが存在する。
以下は、添付の図面を参照しながら詳細に本出願の実施形態による通信方法、装置、およびシステムについて説明する。
本出願で提供される技術的解決策は、CSFBシナリオを含む様々な通信システム、たとえば、LTEシステム、5G新無線(New Radio、NR)システム、将来発展されるシステム、または複数のタイプの通信のコンバージェンスシステムに適用され得る。複数の適用シナリオ、たとえば、機械間(Machine To Machine、M2M)、D2M、マクロマイクロ通信、拡張モバイルブロードバンド(enhance Mobile BroadBand、eMBB)、超高信頼低遅延通信(Ultra Reliable & Low Latency Communication、uRLLC)、および大規模マシン型通信(massive Machine Type Communication、mMTC)などのシナリオが含まれ得る。これらのシナリオは、限定はしないが、UE間の通信のシナリオ、ネットワークデバイス間の通信のシナリオ、ネットワークデバイスとUEとの間の通信のシナリオなどを含み得る。
本出願の実施形態で提供される技術的解決策は、図1に示されるシステムアーキテクチャに適用され得る。通信システムは、ネットワーク側100とUE200とを含み得る。
ネットワーク側100は、コアネットワーク101とアクセスネットワーク102とを含む。UE200は、アクセスネットワーク102を通してコアネットワーク101にアクセスする。通信ネットワークに含まれるネットワーク要素は、あらかじめ定義されたインターフェースを通して互いに接続され、通信する。これは、本出願の実施形態では限定されず、詳細は、本出願の実施形態では説明されない。
コアネットワーク101は、コアネットワークデバイス1011とコアネットワークデバイス1012とを含む。コアネットワークデバイスは、ユーザ接続、ユーザ管理、およびサービスベアラなどの機能を主に与える。外部ネットワークへのベアラネットワークによって与えられるインターフェースとして、コアネットワークデバイスは、ユーザのモビリティ管理、コール管理、ルート管理、およびセキュリティ管理などの機能を与える。コアネットワークデバイス1011とコアネットワークデバイス1012とは、異なる標準のコアネットワークデバイスであり得る。たとえば、コアネットワークデバイス1011は、3Gコアネットワークデバイスであり、コアネットワークデバイス1012は、LTEシステム中のコアネットワークデバイスまたはNRシステム中のコアネットワークデバイスである。
アクセスネットワーク102は、アクセスネットワークデバイス1021とアクセスネットワークデバイス1022とを含む。アクセスネットワークデバイスは、主に、UE200にアクセスサービスを提供し、たとえば、無線物理制御機能、リソーススケジューリングおよび無線リソース管理、無線アクセス制御、ならびにモビリティ管理などの機能を実装する。アクセスネットワークデバイスは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)のデバイス、たとえば、基地局(NodeB、NB)、発展型ノードB(evolution NodeB、eNB)、または5G-AN/5G-RANノードであり得る。5G-AN/5G-RANノードは、アクセスノード、次世代ノードB(next generation NodeB、gNB)、送信受信ポイント(Transmission Receive Point、TRP)、送信ポイント(Transmission Point、TP)、または別のアクセスノードであり得る。特に、アクセスネットワークデバイスは、サービスカバレージエリアに対応し、エリアに入るUEは、アクセスネットワークデバイスによって提供されるワイヤレスアクセスサービスを受け入れるためにワイヤレス信号を通してアクセスネットワークデバイスと通信し得る。アクセスネットワークデバイス1021の標準は、コアネットワークデバイス1011の標準と同じである。たとえば、コアネットワークデバイス1011は、3Gコアネットワークデバイスであり、アクセスネットワークデバイス1021は、3G NBである。アクセスネットワークデバイス1022の標準は、コアネットワークデバイス1012の標準と同じである。たとえば、コアネットワークデバイス1012は、LTEコアネットワークデバイスであり、アクセスネットワークデバイス1022は、LTE eNBであるか、またはコアネットワークデバイス1012は、NRシステム中のコアネットワークデバイスであり、アクセスネットワークデバイス1022は、5G-AN/5G-RANノードである。
UE200は、アクセス端末、UEユニット、UE局、移動局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、UE端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、UEエージェント、UE装置などであり得る。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデムに接続されたコンピューティングデバイスまたは別の処理デバイス、ビークル搭載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク中の端末、将来の発展型PLMNネットワーク中の端末などであり得る。
図1に示されたシステムアーキテクチャは一例にすぎず、本出願の技術的解決策を限定するものではないことに留意されたい。当業者は、特定の実装処理では、システムアーキテクチャが別のデバイスをさらに含み得ることを理解されたい。さらに、コアネットワークデバイスの量、アクセスネットワークデバイスの量、およびUEの量は、特定の要件に基づいて構成され得、対応する標準のコアネットワークデバイスおよびアクセスネットワークデバイスは、要件に基づいて構成され得る。本出願の実施形態では、説明のためにコアネットワークデバイス1011が3Gコアネットワークデバイスであり、アクセスネットワークデバイス1021が3G NBであり、コアネットワークデバイス1012がLTEコアネットワークデバイスであり、アクセスネットワークデバイス1022がLTE eNBである一例が使用される。
本出願の実施形態で提供される通信方法および装置は、UEに適用され得、UEは、ハードウェアレイヤと、ハードウェアレイヤの上で遂行するオペレーティングシステムレイヤと、オペレーティングシステムレイヤの上で遂行するアプリケーションレイヤとを含む。ハードウェアレイヤは、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、MMU)、およびメモリ(メインメモリとも呼ばれる)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、処理(process)を通してサービスを処理する任意の1つまたは複数のコンピュータオペレーティングシステム、たとえば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、アンドロイドオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはWindowsオペレーティングシステムであり得る。アプリケーションレイヤは、ユーザに呼サービスを提供することを担当する呼管理アプリケーション、ブラウザ、アドレス帳、ワードプロセッシングソフトウェア、およびインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含み得る。
図2は、本発明の各実施形態を実装するためのUE200のハードウェア構造の概略図である。図2に示されるように、UE200は、限定はしないが、無線周波数ユニット201、ネットワークモジュール202、オーディオ出力ユニット203、入力ユニット204、センサ205、ディスプレイユニット206、ユーザ入力ユニット207、インターフェースユニット208、メモリ209、プロセッサ210、および電源211などの構成要素を含む。当業者は、図2に示されたUE200の構造がUE200に対する制限を構成せず、UE200は、図に示された構成要素よりも多いもしくはそれよりも少ない構成要素を含み得るか、またはいくつかの構成要素が組み合わされ得るか、または異なる構成要素構成が使用され得ることを理解し得る。本発明のこの実施形態では、UE200は、限定はしないが、モバイルフォン、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、ビークル搭載端末、ウェアラブルデバイス、UMPC、ネットブック、PDA、PC、TV、ATM、セルフサービス機械などであり得る。
本発明の実施形態では、無線周波数ユニット201は、呼中に情報を送受信するかまたは信号を送受信するように構成され得ることを理解されたい。特に、アクセスネットワークデバイスからダウンリンクデータを受信した後に、無線周波数ユニット201は、処理のためにプロセッサ210にダウンリンクデータを送り、アクセスネットワークデバイスにアップリンクデータを送る。通常、無線周波数ユニット201は、限定はしないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどである。さらに、無線周波数ユニット201は、ワイヤレス通信システムを通してネットワークおよび別のデバイスとさらに通信し得る。
UE200は、ネットワークモジュール202を通してユーザにワイヤレスブロードバンドインターネットアクセスを提供し、たとえば、ユーザが電子メールを送受信すること、ウェブページをブラウズすること、およびストリーミングメディアにアクセスすることを行うのを助ける。
オーディオ出力ユニット203は、無線周波数ユニット201もしくはネットワークモジュール202によって受信されたオーディオデータまたはメモリ209中に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換し、音としてオーディオ信号を出力し得る。さらに、オーディオ出力ユニット203は、UE200によって実行された特定の機能に関係するオーディオ出力をさらに与え得る。オーディオ出力ユニット203は、スピーカ、ブザー、受信機などを含む。
入力ユニット204は、オーディオまたはビデオ信号を受信するように構成される。入力ユニット204は、グラフィックス処理ユニット(Graphics Processing Unit、GPU)2041とマイクロフォン2042とを含み得る。グラフィックス処理ユニット2041は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードにある画像キャプチャ装置(たとえば、カメラ)によって取得された静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、ディスプレイユニット206上に表示され得る。グラフィックス処理ユニット2041によって処理された画像フレームは、メモリ209(または別の記憶媒体)中に記憶されるかまたは無線周波数ユニット201もしくはネットワークモジュール202を通して送られ得る。マイクロフォン2042は、音を受信し(たとえば、ユーザによって入力された音声情報を受信し)得、そのような音をオーディオデータに処理し得る。処理されたオーディオデータは、出力のために呼モードで無線周波数ユニット201を使用することによってモバイル通信基地局に送られ得るフォーマットに変換され得る。
UE200は、光センサ、動きセンサ、および別のセンサなどの少なくとも1つのセンサ205をさらに含む。特に、光センサは、周辺光センサと近接センサとを含む。周辺光センサは、周辺光の明るさに基づいてディスプレイパネル2061の輝度を調整し得る。近接センサは、UE200が耳に接近するとき、ディスプレイパネル2061および/またはバックライトを電源切断し得る。動きセンサの1つのタイプとして、加速度計センサは、様々な方向の(通常3つの軸に関して)加速度値を検出し得る。加速度計センサは、加速度計センサが定常であるときに値と重力の方向とを検出し得、UE200の(横方向スクリーンと垂直方向スクリーンとの間の切替え、関連するゲーム、および磁力計姿勢較正などの)姿勢、(歩数計およびノックなどの)振動認識に関係する機能などを認識するためのアプリケーションに適用され得る。センサ205は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外センサなどをさらに含み得る。本明細書では、詳細は説明されない。
ディスプレイユニット206は、ユーザによって入力された情報またはユーザのために与えられた情報を表示するように構成され得る。ディスプレイユニット206は、ディスプレイパネル2061を含み得、ディスプレイパネル2061は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態で構成され得る。
ユーザ入力ユニット207は、入力デジタルまたは文字情報を受信し、UE200のユーザ設定および機能制御に関係するキー信号入力を生成するように構成され得る。特に、ユーザ入力ユニット207は、タッチパネル2071と他の入力デバイス2072とを含む。タッチパネル2071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、(指またはスタイラスなどの任意の適切な対象またはアクセサリを使用することによってタッチパネル2071上でまたはタッチパネル2071の近くでユーザによって実行される動作などの)タッチパネル2071上でまたはそれの近くでユーザによって実行されるタッチ動作を収集し得る。タッチパネル2071は、タッチ検出装置とタッチコントローラとの2つの部分を含み得る。タッチ検出装置は、ユーザのタッチロケーションを検出し、タッチ動作によって生成された信号を検出し、タッチコントローラに信号を伝達する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチ座標に変換し、次いで、プロセッサ210にタッチ座標を送信し、プロセッサ210から送られたコマンドを受信し、執行する。さらに、タッチパネル2071は、抵抗性タイプ、静電容量タイプ、赤外線タイプ、および表面弾性波タイプなどの複数のタイプで実装され得る。タッチパネル2071に加えて、ユーザ入力ユニット207は、他の入力デバイス2072をさらに含み得る。特に、他の入力デバイス2072は、限定はしないが、物理キーボード、(ボリューム制御ボタンまたは電源オン/オフボタンなどの)機能ボタン、トラックボール、マウス、ジョイスティックなどを含み得る。本明細書では、詳細は説明されない。
さらに、タッチパネル2071は、ディスプレイパネル2061をカバーし得る。タッチパネル2071上でまたはそれの近くでタッチ動作を検出した後に、タッチパネル2071は、タッチイベントのタイプを決定するためにプロセッサ210にタッチ動作を送る。次いで、プロセッサ210は、タッチイベントのタイプに基づいてディスプレイパネル2061上に対応する視覚出力を与える。図3では、タッチパネル2071とディスプレイパネル2061とがUE200の入力および出力機能を実装するために2つの独立した部分として働くが、いくつかの実施形態では、タッチパネル2071とディスプレイパネル2061とは、UE200の入力および出力機能を実装するために統合され得る。これは、本明細書では限定されない。
インターフェースユニット208は、外部装置とUE200とを接続するためのインターフェースである。たとえば、外部装置は、ワイヤードまたはワイヤレスヘッドセットポート、外部電力ポート、ワイヤードまたはワイヤレスデータポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置に接続するように構成されたポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤフォンポートなどを含み得る。インターフェースユニット208は、外部装置から入力(たとえば、データ情報および電気)を受信し、UE200内の1つもしくは複数の要素に受信された入力を送信するように構成され得るか、またはUE200と外部装置との間でデータを送信するように構成され得る。
メモリカードポートは、SIMカードに接続するように構成され得る。SIMカードは、UE200との接触またはそれからの分離を実装するために、SIMカードインターフェースに挿入されるかまたはSIMカードインターフェースから切り離され得る。UE200は、1つまたはN個のSIMカードインターフェースをサポートし得、ここで、Nは、1よりも大きい正の整数である。SIMカードインターフェースは、ナノSIMカード、マイクロSIMカード、SIMカードなどをサポートし得る。複数のカードが、同じSIMカードインターフェースに同時に挿入され得る。複数のカードは、同じタイプまたは異なるタイプのものであり得る。SIMカードインターフェースは、異なるタイプのSIMカードとも適合し得、SIMカードインターフェースは、外部ストレージカードにも適合し得る。UE200は、発呼およびデータ通信などの機能を実装するためにSIMカードを使用することによってネットワークと対話する。いくつかの実施形態では、UE200は、eSIM、すなわち、埋込みSIMカードを使用する。eSIMカードは、UE200中に埋め込まれ得、UE200から分離されることができない。
メモリ209は、ソフトウェアプログラムおよび様々なデータを記憶するように構成され得る。メモリ209は、主に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含み得る。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、(サウンド再生機能および画像再生機能などの)少なくとも1つの機能によって必要とされるアプリケーションプログラムなどを記憶し得る。データ記憶領域は、モバイルフォンの使用に基づいて作成される(オーディオデータおよび電話帳などの)データなどを記憶し得る。さらに、メモリ209は、高速ランダムアクセスメモリを含み得、不揮発性メモリ、たとえば、少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリ、または別の揮発性固体ストレージデバイスをさらに含み得る。
プロセッサ210は、UE200のコントロールセンターであり、様々なインターフェースおよび回線を使用することによってUE200全体のすべての部分に接続され、UE200上で全体的な監視を実行するためにUE200の様々な機能を執行し、メモリ209中に記憶されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを遂行または執行することによってならびにメモリ209中に記憶されたデータを呼び出すことによってデータ処理を実行する。プロセッサ210は、1つまたは複数の処理ユニットを含み得る。任意選択で、プロセッサ210は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサとを統合し得る。アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース、アプリケーションプログラムなどを処理する。モデムプロセッサは、主に、ワイヤレス通信を処理する。モデムプロセッサは、代替として、プロセッサ210に統合されないことがあることが理解され得る。
UE200は、構成要素に電力を供給する(バッテリなどの)電源211をさらに含む。任意選択で、電源211は、電源管理システムを通してプロセッサ210に論理的に接続され得、したがって、充電、放電、および電力消費量管理などの機能は、電源管理システムを使用することによって実装される。
さらに、UE200は、図示されていないいくつかの機能モジュール、たとえば、振動プロンプトを生成し得るモータをさらに含み得る。モータは、着呼振動プロンプトのために使用され得るか、またはタッチ振動フィードバックのために使用され得る。たとえば、異なるアプリケーション(たとえば、撮影およびオーディオ再生)に対して実行されるタッチ動作は、異なる振動フィードバック効果に対応し得る。モータはまた、ディスプレイパネル2061の異なるエリアに対して実行されるタッチ動作のための異なる振動フィードバック効果に対応し得る。異なる適用シナリオ(たとえば、時間リマインダ、情報受信、アラームクロック、およびゲーム)はまた、異なる振動フィードバック効果に対応し得る。タッチ振動フィードバック効果のカスタマイズがさらにサポートされ得る。たとえば、インジケータは、課金ステータスおよび出力変化を示すように構成され得るか、またはメッセージ、失われた呼、通知などを示すように構成され得るインジケータライトであり得る。
可能な実装では、図1および図2におけるUE200は、代替として、図3に示された構造のものであり得る。図3に示されるように、UEは、アプリケーションレイヤと、非アクセス層(Non-access Stratum、NAS)と、アクセス層(Access Stratum、AS)と、物理レイヤ(Physical、PHY)と、無線周波アンテナとを含む。アプリケーションレイヤは、ユーザインターフェース(User Interface、UI)アプリケーションプログラムのための一般用語であり、ユーザと対話するためのアプリケーションプログラムである。コアネットワークとUEとの間の機能レイヤとして、NASは、コアネットワークとUEとの間のシグナリングおよびデータ送信をサポートし、たとえば、認可、認証、セキュリティ制御、アイドルモードでのモビリティ管理、およびアイドルモードでのページング開始などの機能をサポートし得る。アクセス層は、UEとアクセスネットワークデバイスとの間の情報を処理することを担当し、たとえば、ブロードキャスト、ページング、リンク管理、無線ベアラ制御、モビリティ、暗号化および完全性保護、セグメント化および接続、再送信処理、上位レイヤデータの連続送信、ならびにプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)パケット組立ておよび分波をサポートし得る。物理レイヤは、符号化および復号、変調および復調、マルチアンテナマッピング、ならびに他のテレコム物理レイヤ機能を担当する。無線周波アンテナは、信号の受信、送信、および処理を担当する。
本出願の実施形態では、本出願の実施形態における通信方法のコードを記録するプログラムが本出願の実施形態における通信方法に従って通信を遂行するように実行され得るという条件で、通信方法の実行体の特定の構造は本出願の実施形態では特に限定されない。たとえば、本出願の実施形態で提供される通信方法は、UE、プログラムを呼び出し、UE中でプログラムを執行することができる機能モジュール、またはUEに適用される通信装置、たとえば、チップによって実行され得る。これは、本出願では限定されない。
LTEシステムでは、いくつかの事業者のVoLTEは、完全な商用使用のために促進されていないか、またはユーザは、VoLTEを無効にするか、または現在のネットワークはVoLTEをサポートしていない。この場合、LTEボイスは、通常、CSFBを通して処理される。たとえば、CSFB処理は、図4に示される方法を含み得る。ステップ1:UEは、LTEネットワーク上で、ネットワーク側からページングメッセージを受信し、ここで、ページングメッセージは、CSFBを実行するようにUEに要求するために使用される。ステップ2:UEは、CSFBを実行することにUEが同意することを応答するために、LTEネットワーク上で、ネットワーク側にページング応答を送る。ステップ3:ネットワーク側は、CSFBを実行し、処理のためにUMTSに回路交換領域をフォールバックすることをUEに示すためにUEにインジケーション情報を送る。たとえば、UMTSは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile communication、GSM)または広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システムであり得る。ステップ4:UEは、UMTSとの同期を実行し(たとえば、UEは、UMTSネットワーク上のセルを探索し、それにキャンプオンし)、UMTSセルにアクセスする。ステップ5:UEは、UMTSネットワーク上で、ネットワーク側にページング応答を送る。ステップ6:ネットワーク側は、UMTS中で、UEに着呼要求を送り、ここで、着呼要求は、着呼番号を含む。たとえば、着呼要求は呼セットアップ(Call Setup)メッセージであり、着呼番号は発呼者BCD番号フィールド中に含まれ得る。UEは、着呼要求に基づいて、着呼番号が拒否される着呼のリストに属するかどうかを決定し得る。着呼番号が拒否される着呼のリストに属さない場合、ステップ7aが実行される。UEは、呼出しを行い、ユーザの返答動作に応答して呼をセットアップし得る。呼が終了した後、ステップ8が実行される。UEは、LTEネットワークに戻る。着呼番号が拒否される着呼のリストに属する場合、ステップ7aが実行される。UEは、ネットワーク側に着呼拒否メッセージを送り得、呼をセットアップしない。ステップ8:UEは、LTEネットワークに戻る。拒否される着呼のリストは、ブラックリストであり得る。一実装では、ブラックリストは、インターフェース上にユーザによって設定される着呼ブラックリストに基づくUEによって記憶された電話番号リストである。電話番号がブラックリストに属するとUEが決定する場合、UEは、電話番号からの着呼を拒否し得る。別の実装では、ブラックリストは、ネットワーク側によって決定された電話番号または電話番号のリストである。ネットワーク側が、UEに送られるメッセージ中で、電話番号がブラックリストに属するかどうかをマークし得るか、またはUEは、ネットワーク側によって与えられたブラックリストを探索し、電話番号がブラックリストに属するのかどうかを決定し得る。
UEがUMTSセルにアクセスした後、UEは、UMTS中で受信された着呼要求から着呼番号を取得する。したがって、着呼番号は、比較的遅い機会に取得される。UEが呼をセットアップすることを拒絶する場合(たとえば、ユーザがLTEネットワーク上でパケット交換データサービスを使用するときに迷惑電話が発生する場合)、UEは、最初に、UMTSにフォールバックし、着呼番号を抽出し、着呼を拒否し、次いで、LTEネットワークに戻る必要がある。たとえば、ステップ1からからステップ8までの処理過程で、パケット交換データサービスは、中断され、短い時間期間の間遮断される。これは、ユーザのサーフィンエクスペリエンスを劣化させる。
本出願の一実施形態は通信方法を提供し、通信方法は、図1から図3に示されたシステムまたはデバイスに適用され得る。本方法では、UEがLTEネットワーク上で第1のページングメッセージを受信するとき(図4のステップ1)、UEは、着呼番号を抽出し、着呼を拒否すべきかどうかを決定する。これにより、CSFB処理によって生じるパケット交換データサービスの遮断を回避することができる。図5に示されるように、本方法は、S101からS105を含み得る。
S101.ネットワーク側は、UEに第1のメッセージを送る。
ネットワーク上のUEが別のUEにボイス呼を開始するとき、ネットワーク側は、発呼側UEの呼要求に基づいて被呼側UEを決定し得る。被呼側UEがLTEネットワーク上にある場合、第1のメッセージは、LTEネットワーク上で被呼側UEに送られる。第1のメッセージは、被呼側としてCSFBを実行するようにUEに要求するために使用される。CSFBは、回路交換フォールバックであり、LTEネットワークによってカバーされたUEがCSサービスを処理する必要があるとき、UEは、サービス処理を完了するために2Gまたは3G CSネットワークにフォールバックすることを意味する。本出願のこの実施形態が、3GネットワークへのLTEネットワーク上のUEの回路交換フォールバックの一例を使用することによって説明されることに留意されたい。実際の使用では、本出願のこの実施形態において提供される方法は、異なる標準のネットワーク間でのハンドオーバ(たとえば、回路交換フォールバック)の別のシナリオにさらに適用可能である。たとえば、5G NRネットワークによってカバーされたUEは、NRネットワーク上で呼要求を受信し、サービス処理のためにLTEネットワークにボイス呼サービスをフォールバックする。代替として、5G NRネットワークによってカバーされたUEは、NRネットワーク上で呼要求を受信し、LTEネットワークにCSサービスをフォールバックし、次いで、サービス処理のためにLTEネットワークから2Gまたは3GネットワークにCSサービスをフォールバックする。代替として、5G NRネットワークによってカバーされるUEは、NRネットワーク上で呼要求を受信し、サービス処理のために2Gまたは3GネットワークにCSサービスをフォールバックする。たとえば、代替として、将来発展されるシステムによってカバーされたUEは、サービス処理のために以前の標準のネットワークにCSサービスをフォールバックし得る。これは、本出願では限定されない。
一実装では、第1のメッセージは、ページングメッセージであり得る。たとえば、ページングメッセージは、回路交換サービス通知(CS Service Notification)である。もちろん、ページングメッセージは、代替として、別のメッセージであり得る。たとえば、UEの接続ステータスは、接続モードとアイドルモードとを含み得る。接続モードは、UEの無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続がセットアップされているモードを示し、アイドルモードは、UEがRRC接続を有しないモードを示す。被呼側UEが接続モードにある場合、第1のメッセージは回路交換サービス通知である。被呼側UEがアイドルモードにある場合、第1のメッセージは、アイドルモードにあるUEのためのページングメッセージである。たとえば、ページングメッセージは、ページング(Paging)である。第1のメッセージの特定の形態は、本出願では限定されない。たとえば、第1のメッセージは、図4のステップ1においてLTE中のUEにネットワーク側によって送られたページングメッセージであり得る。
第1のメッセージは第1の情報を含み、第1の情報は、着呼番号を示すために使用される。たとえば、第1の情報は、発呼回線識別(Calling Line Identification、CLI)フィールドのコンテンツであり得、発呼回線識別フィールドは、着呼番号を含む。たとえば、発呼回線識別フィールドは、番号タイプと、番号表示タイプと、着呼番号との3つの部分を含む。たとえば、発呼回線識別フィールドは、21811032547698F1であり、ここで、番号タイプは21であり、番号表示タイプは81であり、着呼番号フィールドは、1032547698F1である。着呼番号フィールドの上位バイトと低位バイトとは、着信発呼者番号01234567891を取得するために逆の順序に配置される。
S102.UEは、第1のメッセージを受信する。
UEは、LTEネットワーク上で第1のメッセージを受信する。一実装では、UEは、第1のメッセージを受信するときに接続モードにある。
随意の実装では、第1のメッセージを受信した後に、UEは、第1のメッセージ中の第1の情報を取得するために第1のメッセージをパースし、それにより、着呼番号を取得し得る。
一実装では、図5-1に示されるように、UEのベースバンドチップは、第1のメッセージを受信し、着呼番号を取得するために第1のメッセージをパースする。さらに、UEのベースバンドチップは、UEのブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールに取得された着呼番号を報告する。
S103.UEは、あらかじめ設定された条件が満たされるかどうかを決定する。あらかじめ設定された条件が満たされるとUEが決定する場合、S104が実行される。あらかじめ設定された条件が満たされないとUEが決定する場合、S105が実行される。
特に、あらかじめ設定された条件が満たされるとUEが決定する、すなわち、着呼を拒否することをUEが決定する場合、S104が実行される。あらかじめ設定された条件が満たされないとUEが決定する、すなわち、着呼を拒否しないことをUEが決定する場合、S105が実行される。
あらかじめ設定された条件は、着呼番号が制限されることと、UEが、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにあることとのうちの少なくとも1つを含み得る。
(1)あらかじめ設定された条件は、着呼番号が制限されるということである。
UEは、第1の情報を取得し、すなわち、着呼番号を取得し、第1の情報に基づいて、着呼番号が制限されると決定し得る。
一実装では、着呼ブラックリストが、UE中にあらかじめ設定され得る(たとえば、ブラックリストはアクセスするのを許可されるべきでないセットである電話番号のグループであり得る)。着呼番号が着呼ブラックリストに属する場合、着呼番号が制限されると決定される。別の実装では、着呼ホワイトリストが、UE中にあらかじめ設定され得る(たとえば、ホワイトリストはアクセスするのを許可されるべきセットである電話番号のグループであり得る)。着呼番号が着呼ホワイトリストに属さない場合、着呼番号が制限されると決定される。
一実装では、UEは、さらに、ユーザ操作に基づいてブラックリストに電話番号を追加するか、またはホワイトリストに電話番号を追加するか、またはブラックリストから電話番号を削除するか、またはホワイトリストから電話番号を削除し得る。
たとえば、UEは、電話番号01234567891からの着呼を受信し、図6-1に示されたインターフェースを表示し、ここで、aは、返答キーであり、bは、拒否キーである。ユーザが、たとえば、図6-2に示されるように呼を拒否する場合、ユーザが拒否キーを選択することをUEが検出する場合、ブラックリストに拒否された着呼番号を追加すべきかどうかをユーザに尋ねるためにUEは、図6-3に示されたインターフェースを表示する。ユーザが「はい」を選択することをUEが検出する場合、UEはブラックリストに着呼番号を追加する。たとえば、着呼番号がホワイトリスト中にあるとUEが決定する場合、UEは、ホワイトリストから拒否された着呼番号を削除すべきかどうかをユーザに尋ねるために図6-4に示されたインターフェースを表示し得る。ユーザが「はい」を選択することをUEが検出する場合、UEはホワイトリストから着呼番号を削除する。
たとえば、UEは、電話番号01234567891からの着呼を受信し、図6-1に示されたインターフェースを表示し、ここで、aは、返答キーであり、bは、拒否キーである。たとえば、図6-5に示されるように、ユーザが返答キーをタップし、上にスワイプすることをUEが検出する場合、ユーザが呼に返答することを選定すると決定される。一実装では、着呼番号が返答される回数が指定された回数よりも多い、たとえば、着呼番号が24時間内に2回返答されるとUEが決定し、着呼番号がホワイトリスト中にない場合、UEは、ホワイトリストに着呼番号を追加すべきかどうかをユーザに質問するために図6-6に示されたインターフェースを表示する。ユーザが「はい」を選択することをUEが検出する場合、UEはホワイトリストに着呼番号を追加する。別の実装では、着呼番号が返答される回数が指定された回数よりも多いとUEが決定し、着呼番号がホワイトリスト中にない場合、UEは、ホワイトリストに着呼番号を追加する。
たとえば、UEは、ユーザが電話番号01234567891をダイヤルすると決定し、電話番号がブラックリスト中にある。呼が終了すると決定した後に、UEは、ブラックリストから電話番号を削除すべきかどうかをユーザに尋ねるために図6-7に示されたインターフェースを表示し得る。ユーザが「はい」を選択することをUEが検出する場合、UEはブラックリストから着呼番号を削除する。
一実装では、図5-1に示されるように、UEのブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼番号が着呼ブラックリストに属するかどうかを決定する。着呼番号が着呼ブラックリストに属するとブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールが決定する場合、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、UEの呼処理モジュールに着呼番号を伝達し、着呼番号がブラックリストに属することを示す。UEの呼処理モジュールは、失われたブラックリスト着呼として着呼番号をマークし得る。さらに、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼番号が制限されるとベースバンドチップに通知する。
一実装では、図5-2(a)および図5-2(b)に示されるように、UEのブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼番号が着呼ブラックリストに属するのかどうかを決定する。着呼番号が着呼ブラックリストに属さないとブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールが決定する場合、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、UEの呼処理モジュールに着呼番号を伝達し、着呼番号がブラックリストに属さないことを示す。UEの呼処理モジュールは、呼出しを行い、着呼通知インターフェースを表示し、着呼通知インターフェース上に着呼番号を表示する。たとえば、着呼番号は、01234567891であり、UEの着呼通知インターフェースは図6-1に示されており、ここで、aは、返答キーであり、bは、拒否キーである。さらに、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼番号を受け入れることをベースバンドチップに通知する。
一実装では、UEは、着呼通知インターフェース上に第1のプロンプト情報をさらに表示し得る。第1のプロンプト情報は、UEがネットワークハンドオーバを実行していることを示すために使用される。たとえば、図6-1-1に示されるように、UEは、着呼通知インターフェース上に「モバイルフォンは、ネットワークハンドオーバを実行している!」という第1のプロンプト情報602を表示し得る。
一実装では、UEが図6-1-1に示されたインターフェースを表示するとき、返答キーaと拒否キーbとは動作され得ない。この場合、UEは、ユーザ動作に応答しない。別の実装では、UEは、ユーザによって返答キーaをタップする動作に応答して、またはユーザによって拒否キーbをタップする動作に応答してユーザの選択コンテンツを保存する。たとえば、UEは、ユーザ選択識別子を設定し、ユーザによって返答キーaをタップする動作に応答して1にユーザ選択識別子を設定するか、またはユーザによって拒否キーbをタップする動作に応答して2にユーザ選択識別子を設定する。
(2)あらかじめ設定された条件は、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあることである。
UEは、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあるかどうかを決定し、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにある場合、UEはすべてのCSFB着呼を拒否する。この場合、一実装では、UEは、VoLTE着呼に返答し得る。
たとえば、UEは、モード識別子を設定することによって、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードに現在あるのかどうかを識別し得る。たとえば、モード識別子が1に設定される場合、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあることを示し、モード識別子が0に設定される場合、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにないことを示す。UEは、モード識別子に基づいて、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあるかどうかを決定する。もちろん、UEは、代替として、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあるかどうかを別の方式で識別し得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードに入る方式は、以下を含み得る。
1.UEは、ユーザの第1の動作を受信し、第1の動作に応答して、CSFB着呼を自動的に拒否するモードになるようにUEを設定する。第1の動作は、CSFB着呼を自動的に拒否するモードのためにユーザによって設定されたジェスチャであり得るか、またはユーザによって、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを設定するためのボタンを選択することであり得るか、またはユーザによって、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを設定するためのボタンをタップすることであり得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
たとえば、図6aおよび図6bに示されるように、UEのディスプレイインターフェース上で、設定インターフェースは、呼設定オプションを含む。たとえば、第1の動作は、ユーザが選択ボタン601をタップすることであり得、ボタン601は、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを有効または無効にするために使用される。たとえば、図6aに示されるように、選択ボタン601が右側にスライドされるとき、CSFB着呼を自動的に拒否するモードが有効にされることを示す。
2.UEは、UEがリアルタイムパケット交換データサービスを有するかどうかに基づいて、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードに入るかどうかを決定する。UEがリアルタイムパケット交換データサービスを有するとUEが決定する場合、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードになるように設定される。リアルタイムパケット交換データサービスは、レイテンシの影響を受けやすいパケット交換データサービスである。リアルタイムパケット交換データサービスは、UEとネットワーク側との間の速い対話を必要とし、比較的低いレイテンシ、たとえば、50msから150msの間のレイテンシを必要とする。たとえば、リアルタイムパケット交換データサービスは、ボイス/ビデオセッション、リアルタイムゲームサービス、対話型ゲーム、またはネットワークライブブロードキャストサービスを含み得る。非リアルタイムパケット交換データサービスは、非会話型ビデオ(たとえば、バッファードストリーミングメディア)または伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)ベースのサービスを含み得る。
一実装では、UEは、UEがリアルタイムゲームサービスを有するかどうかに基づいて、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードに入るかどうかを決定し得る。たとえば、UEは、ゲームアプリケーションリストをあらかじめ設定し得、ゲームアプリケーションリストは、あらかじめ設定されたレイテンシの影響を受けやすいゲームアプリケーションを含む。ゲームアプリケーションリスト中のゲームアプリケーションが遂行するために開始されることが検出される場合、UEがリアルタイムゲームサービスを有すると決定され、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードに入ると決定される。
3.UEは、リアルタイムトラフィックに基づいて、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードに入るのかどうかを決定する。たとえば、UEは、トラフィックしきい値を設定し得る。UEのリアルタイムトラフィックがトラフィックしきい値よりも大きいことが検出される場合、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードになるように設定される。
S104.UEは、ネットワーク側に第2のメッセージを送る。
UEは、着呼を拒否することを決定し、LTEネットワーク上で、ネットワーク側に第2のメッセージを送る。第2のメッセージは、CSFBが拒否されることを示すために使用される。たとえば、第2のメッセージは、ページング応答メッセージ、たとえば、拡張サービス要求(Extended Service Request)であり得る。拡張サービス要求は第2の情報を含み、第2の情報は、UEがCSFBを拒否すること(UEによって拒否されたCSフォールバック)である。
一実装では、図5-1に示されるように、UEのベースバンドチップは、ネットワーク側に第2のメッセージを送る。
次いで、UEは、LTEネットワーク上にとどまり、UMTS中で呼をセットアップしない。
S105.UEは、ネットワーク側に第3のメッセージを送る。
UEは、着呼を拒否しないことを決定し、ネットワーク側に第3のメッセージを送る。第3のメッセージは、CSFBが受け入れられることを示すために使用される。たとえば、第3のメッセージは、ページング応答メッセージ、たとえば、拡張サービス要求(Extended Service Request)であり得る。拡張サービス要求は第3の情報を含み、第3の情報は、UEがCSFBを受け入れること(UEによるCSフォールバック受け入れ)である。
一実装では、図5-2(a)および図5-2(b)に示されるように、UEのベースバンドチップは、ネットワーク側に第3のメッセージを送る。
第3のメッセージを受信した後に、ネットワーク側は、処理のためにUMTSにUEのボイスサービスをフォールバックするためにCSFB処理を実行する。たとえば、UEとネットワーク側とは、図4に示されたステップ3からステップ7aを実行し得る。UEの呼処理モジュールがS103において呼出しを行う場合、着呼呼出しはステップ7aにおいて実行されない。
一実装では、図4のステップ6において、ネットワーク側は、UMTS中で着呼要求を送り、UEのベースバンドチップは着呼要求を受信する。図5-2(a)および図5-2(b)に示されるように、ベースバンドチップは、UTMSへのCSFBが成功すると決定する。さらに、一実装では、ベースバンドチップは、ネットワークハンドオーバが成功するとUEの呼処理モジュールに通知する。情報に応答して、UEのディスプレイインターフェースは、図6-1-1に示されたインターフェースから図6-1に示されたインターフェースに切り替えられ、第1のプロンプト情報は着呼ディスプレイインターフェース上に表示されない。図6-1に示されたインターフェース上の返答キーaまたは拒否キーbがタップされ得る。さらに、呼は、ユーザによって返答キーaをタップする動作に応答してセットアップされるか、または着呼は、ユーザによって拒否キーbをタップする動作に応答して拒否され、呼はセットアップされない。
別の実装では、UEは、ユーザの記憶された選択コンテンツに基づいて、呼をセットアップすることまたは着呼を拒否することを決定する。たとえば、保存されたユーザ選択識別子が1である場合、ユーザ動作が返答キーaをタップすることであると決定され、呼がセットアップされる。保存されたユーザ選択識別子が2である場合、ユーザ動作が拒否キーbをタップすることであると決定され、着呼は拒否され、呼はセットアップされない。
一実装では、UMTSネットワークがWCDMAネットワークである場合、呼がUMTSネットワーク上でセットアップされた後、LTEネットワークからUMTSネットワークへのフォールバック中に中断されたデータサービスがUMTSネットワーク上で再開され得る。
次いで、UEのボイス呼が終了する場合、UEはLTEネットワークに戻る。一実装では、UEがデータサービスを有する場合、データサービスはLTEネットワーク上で復元される。
さらに、一実装では、S102においてネットワーク側から第1のメッセージを受信した後に、UEは、着呼番号を取得するために第1のメッセージ中の第1の情報を取得する。一実装では、UEは、第1の情報または着呼番号を記憶し得る。さらに、本方法は、S106をさらに含み得る。
S106.UEは、着呼番号を表示する。
一実装では、UEは、S102において着呼番号を取得するとインターフェース上に着呼番号を直ちに表示し得る。たとえば、UEは、LTEネットワークリソースを通してリアルタイムゲームサービスを実行し、UEのディスプレイインターフェースは、ゲームインターフェースであり、UEは、図7に示されたインターフェースを表示する。リアルタイムゲームサービスを実行する処理では、UEは、被呼側として呼要求を受信し(たとえば、S102が実行され、UEは、ネットワーク側から第1のメッセージを受信し)、UEは、ゲームインターフェース上に着呼番号を表示する。たとえば、UEは、図8aに示されたインターフェースを表示する。
一実装では、あらかじめ設定された条件は、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあることであるとき、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するとUEが決定した場合、着呼番号がディスプレイインターフェース上に表示される。たとえば、UEは、LTEネットワークリソースを通してリアルタイムゲームサービスを実行し、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあり、UEのディスプレイインターフェースは、ゲームインターフェースであり、UEは、図7に示されたインターフェースを表示する。リアルタイムゲームサービスを実行する処理では、UEは、被呼側としてサービスする呼要求を受信し(たとえば、S102が実行され、UEは、ネットワーク側から第1のメッセージを受信し)、UEは、図7に示されたゲームインターフェースを依然として表示する。UEがリアルタイムゲームサービスを終了するとき、リアルタイムゲームサービスを実行する処理中に拒否された着呼番号がディスプレイインターフェース上に表示される。たとえば、UEは、図8bに示されたインターフェースを表示する。
UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードを出る方式は、以下を含み得る。
1.UEは、ユーザの第2の動作を受信し、第2の動作に応答して、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するようにUEを設定する。第2の動作は、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するためにユーザによって設定されたジェスチャであり得るか、またはCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するためにユーザによってボタンを選択することであり得るか、またはCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するためにユーザによってボタンをタップすることであり得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
たとえば、第2の動作は、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するために、ユーザによって、図6bに示されたディスプレイインターフェース上の選択ボタン601をタップすることであり得る。たとえば、選択ボタン601が左側にスライドされるとき、CSFB着呼を自動的に拒否するモードが無効にされることを示す。
2.UEは、UEがリアルタイムパケット交換データサービスを有するかどうかに基づいて、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するかどうかを決定する。UEがリアルタイムパケット交換データサービスを有しないとUEが決定する場合、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにならないように設定される。一実装では、UEは、UEがリアルタイムゲームサービスを有するかどうかを決定し、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するかどうかをさらに決定する。ゲームアプリケーションリスト中のゲームアプリケーションが開始されないと決定される場合、UEがリアルタイムゲームサービスを実行しないと決定される。たとえば、UEのオペレーティングシステムは、UEがリアルタイムゲームサービスを有しないと決定し、UEは、リアルタイムゲームサービスを有しないとUEのアプリケーションレイヤに通知し得る。UEのアプリケーションレイヤは、UEがリアルタイムゲームサービスを有しないとUEのNASに通知し、UEのNASは、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するとさらに決定し得る。
3.UEは、リアルタイムトラフィックに基づいて、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するかどうかを決定する。たとえば、UEは、トラフィックしきい値を設定する。UEのリアルタイムトラフィックがトラフィックしきい値以下であることが検出される場合、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにならないように設定される。
一実装では、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了することをUEが決定する場合、UEは、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにないことを示すためにモード識別子を0に設定する。
一実装では、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了することをUEが決定する場合、UEは、インターフェース上に、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにあるUEによって記憶されたすべての着呼番号を表示する。このようにして、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了した後、ユーザは、失われた着呼を閲覧することができる。
一実装では、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了することを決定し、インターフェース上に、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにあるUEによって記憶されたすべての着呼番号を表示し、ユーザの選択動作に基づいて表示された着呼番号の一部または全部をブラックリストまたはホワイトリストに追加する。たとえば、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了した後に、UEは、図9-1に示されたインターフェースを表示する。ユーザが、たとえば、図9-2に示されるようにブラックリストに着呼番号を追加することを選定する場合、ユーザがオプション「ブラックリストに追加する」を選択することをUEが検出する場合、UEは、ブラックリストに着呼番号を追加するステップを実行する。たとえば、図9-3に示されるように、ブラックリストに着呼番号を追加するディスプレイインターフェース上で、UEは、ユーザが2つの電話番号12345678911と02345678911とを選択し、オプション「OK」を選択することを検出する。次いで、UEは、ブラックリストに2つの電話番号12345678911と02345678911とを追加する。ユーザが、たとえば、図9-4に示されるようにホワイトリストに着呼番号を追加することを選定する場合、ユーザがオプション「ホワイトリストに追加する」を選択することをUEが検出する場合、UEは、ホワイトリストに着呼番号を追加するステップを実行する。たとえば、図9-5に示されるように、ホワイトリストに着呼番号を追加するディスプレイインターフェース上で、UEは、ユーザが2つの電話番号01234567891と12345678911とを選択し、オプション「OK」を選択することを検出する。次いで、UEは、ホワイトリストに2つの電話番号01234567891と12345678911とを追加する。
さらに、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了した後に、UEがネットワーク側から第1のメッセージを受信する場合、一実装では、UEは、本出願において提供される通信方法に従って、図5に示されたステップS102からS105を実行し、着呼番号が制限されるあらかじめ設定された条件が満たされるかどうかに基づいてCSFB処理を実行し得る。代替として、別の実装では、CSFB処理を実行するために図4に示された方法が実行され得る。これは、本出願では限定されない。
本出願のこの実施形態において提供される通信方法によれば、ネットワーク側からLTEネットワーク上で、CSFBを実行することを示すメッセージを受信した後に、UEは、メッセージ中の着呼番号をパースし、あらかじめ設定された条件に基づいてネットワーク側にLTEネットワーク上で、CSFBが実行されることまたはCSFBが拒否されることを直接返答する。ネットワーク側からCSFBを実行することを示すメッセージを受信した後に、UEが、ネットワーク側にCSFBが受け入れられることを返答し、UEが、次いで、LTEネットワークからUMTSネットワークにフォールバックし、UMTSセルにアクセスし、着呼要求中の電話番号に基づいて、呼に返答すべきかどうかを決定する方法と比較して、本出願のこの実施形態において提供される通信方法によれば、CSFBを実行することを示すメッセージを受信した後に、UEは、UMTSにフォールバックすることなしに着呼を拒否すべきかどうかを直ちに迅速に決定することができる。着呼を拒否することが決定される場合、UEは、ネットワーク側にLTEネットワーク上で、CSFBが拒否されることを返答する。UEが着呼を拒否するシナリオでは、UMTSにフォールバックする処理方法と比較して、本出願のこの実施形態において提供される通信方法によれば、UEは、UMTSへのUEのフォールバックによって生じるレイテンシがUEのパケット交換データサービスに影響を及ぼすことを回避するために着呼を拒否することをより迅速に決定することができる。このようにして、着呼を自動的に拒否することによって生じるパケット交換データサービスの短い遮断が除去され、ユーザのサーフィンエクスペリエンスが改善される。
本出願の一実施形態は通信方法を提供し、通信方法は、図1から図3に示されたシステムまたはデバイスに適用され得る。図10に示されるように、本方法は、S201からS208を含み得る。
S201.ネットワーク側は、UEに第1のメッセージを送る。
S201の特定の説明については、S101を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
S202.UEのNASは、第1のメッセージを受信する。
接続モードにあるUEのNASは、第1のメッセージを受信し、第1の情報を取得するために第1のメッセージをパースし、それにより、着呼番号を取得する。
S203.UEのNASは、UEのアプリケーションレイヤに第1の情報を報告する。
UEのNASは、UEのアプリケーションレイヤに取得された第1の情報を報告する。
S204.UEのアプリケーションレイヤは、第1の情報を受信する。着呼番号が制限されると決定される場合、S205が実行される。着呼番号が制限されないと決定される場合、S207が実行される。
UEのアプリケーションレイヤは、第1の情報に基づいて、着呼番号が制限されるかどうかを決定する。着呼番号が制限される場合、着呼番号が制限されることをUEのNASに通知するためにS205が実行される。着呼番号が制限されない場合、着呼番号が制限されないことをUEのNASに通知するためにS207が実行される。
UEのアプリケーションレイヤが着呼番号が制限されるかどうかを決定する方法については、S103の説明を参照されたい。本明細書では、詳細が再び説明されない。
S205.UEのアプリケーションレイヤは、UEの着呼番号が制限されるとUEのNASに通知する。
S206.UEのNASは、ネットワーク側に第2のメッセージを送る。
S206の特定の説明については、S104を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
S207.UEのアプリケーションレイヤは、UEの着呼番号が制限されないとUEのNASに通知する。
S208.UEのNASは、ネットワーク側に第3のメッセージを送る。
S208の特定の説明については、S105を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
本出願のこの実施形態において提供される通信方法によれば、ネットワーク側からLTEネットワーク上で、CSFBを実行することを示すメッセージを受信した後に、UEは、メッセージ中の着呼番号をパースし、着呼番号が制限される場合ネットワーク側に、CSFBが拒否されることを直接返答する。ネットワーク側からCSFBを実行することを示すメッセージを受信した後に、UEが、ネットワーク側にCSFBが受け入れられることを返答し、UEが、次いで、LTEネットワークからUMTSネットワークにフォールバックし、UMTSセルにアクセスし、着呼を拒否する従来技術と比較して、本出願のこの実施形態において提供される通信方法によれば、CSFBを実行することを示すメッセージを受信した後で、UEは、UMTSにフォールバックすることなしに着呼に返答すべきかどうかを直ちに迅速に決定することができる。着呼を拒否することが決定される場合、UEは、ネットワーク側にLTEネットワーク上で、CSFBが拒否されることを返答する。UEが着呼を拒否するシナリオでは、従来技術の方法と比較して、本出願のこの実施形態において提供される通信方法によれば、UEは、UMTSへのUEのフォールバックによって生じるレイテンシがUEのパケット交換データサービスに影響を及ぼすことを回避するために着呼を拒否することをより迅速に決定することができる。このようにして、着呼の拒否によって生じるパケット交換データサービスの短い遮断が除去され、ユーザのサーフィンエクスペリエンスが改善される。
本出願の一実施形態は通信方法を提供し、通信方法は、図1から図3に示されたシステムまたはデバイスに適用され得る。図11Aおよび図11Bに示されるように、本方法は、S301からS309を含み得る。
S301.UEのアプリケーションレイヤは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードに入ることを決定する。
CSFB着呼を自動的に拒否するモードに入ることをUEのアプリケーションレイヤが決定する特定の方法については、UEがS103においてCSFB着呼を自動的に拒否するモードに入ることを決定する方法を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
たとえば、UEのオペレーティングシステムは、UEがリアルタイムゲームサービスを有することを決定し、それをUEのアプリケーションレイヤに通知し得る。UEのアプリケーションレイヤは、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードに入ることを決定する。
S302.UEのアプリケーションレイヤは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードに入ることをUEのNASに通知する。
S303.UEのNASは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードに入るようにUEを設定する。
たとえば、UEのNASは、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードに現在あることを示すようにモード識別子を設定する。たとえば、モード識別子が1に設定されるとき、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあることを示し、またはモード識別子が0に設定されるとき、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにないことを示す。この場合、モード識別子は、1に設定される。
S304.ネットワーク側は、UEに第1のメッセージを送る。
ネットワーク側は、LTEネットワーク上でUEに第1のメッセージを送る。ネットワーク側によってUEに第1のメッセージを送る特定の説明については、S101を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
S305.UEのNASは、第1のメッセージを受信する。
たとえば、接続モードにあるUEのNASは、第1のメッセージを受信する。
S306.UEのNASは、ネットワーク側に第2のメッセージを送る。
UEのNASはUEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあると決定し、UEのNASはネットワーク側に第2のメッセージを送る。ネットワーク側に第2のメッセージを送る特定の説明については、S104を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
S307.UEのNASは、第1のメッセージをパースする。
UEのNASは、第1の情報を取得するために第1のメッセージをパースし、それにより、着呼番号を取得する。
S306とS307とのシーケンスが本出願のこの実施形態では限定されないことに留意されたい。
S308.UEのNASは、UEのアプリケーションレイヤに第1の情報を報告する。
S309.UEのアプリケーションレイヤは、第1の情報を受信する。
一実装では、第1の情報を受信した後に、UEのアプリケーションレイヤは、第1の情報をバッファし得る。
別の実装では、第1の情報を受信した後に、UEのアプリケーションレイヤは、UEのディスプレイインターフェース上に取得された着呼番号を表示し得る。
さらに、本方法は、S310からS313をさらに含み得る。
S310.UEのアプリケーションレイヤは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了することを決定する。
CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了することをUEのアプリケーションレイヤが決定する特定の方法については、UEがS103においてCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了することを決定する方法を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
たとえば、UEのオペレーティングシステムは、UEがリアルタイムゲームサービスを終了して、リアルタイムゲームサービスを有しないことを決定し、それをUEのアプリケーションレイヤに通知し得る。UEのアプリケーションレイヤは、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了することを決定する。
S311.UEのアプリケーションレイヤは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了することをUEのNASに通知する。
S312.UEのNASは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するようにUEを設定する。
たとえば、UEのNASは、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードに現在あることを示すようにモード識別子を設定する。たとえば、モード識別子が1に設定されるとき、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにあることを示し、またはモード識別子が0に設定されるとき、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにないことを示す。この場合、モード識別子は、0に設定される。
S313.UEのアプリケーションレイヤは、着呼番号を表示する。
UEのアプリケーションレイヤは、S309においてバッファされた第1の情報に基づいて、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにあるUEによって拒否された着呼番号を表示する。
さらに、本方法は、S314からS316をさらに含み得る。
S314.ネットワーク側は、UEに第1のメッセージを送る。
ネットワーク側は、LTEネットワーク上でUEに第1のメッセージを送る。ネットワーク側によってUEに第1のメッセージを送る特定の説明については、S101を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
S315.UEのNASは、第1のメッセージを受信する。
たとえば、接続モードにあるUEのNASは、第1のメッセージを受信する。
S316.UEのNASは、ネットワーク側に第3のメッセージを送る。
UEのNASはUEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにないと決定し、UEのNASはネットワーク側に第3のメッセージを送る。ネットワーク側にUEによって第3のメッセージを送る特定の説明については、S105を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
次いで、UEとネットワーク側との両方は、処理のためにUMTSネットワークにUEのボイスサービスをフォールバックするためにCSFB処理を実行する。たとえば、図4に示されたステップ3からステップ7aが実行され得る。
次いで、UEのボイス呼が終了する場合、UEはLTEネットワークに戻る。
本出願のこの実施形態において提供される通信方法によれば、UEが、ネットワーク側からLTEネットワーク上で、CSFBを実行することを示すメッセージを受信するとき、UEがCSFB着呼を自動的に拒否するモードにある場合、UEは、ネットワーク側にLTEネットワーク上で、CSFBが拒否されることを直接返答する。ネットワーク側からCSFBを実行することを示すメッセージを受信した後に、UEが、ネットワーク側にCSFBが受け入れられることを返答し、UEが、次いで、LTEネットワークからUMTSネットワークにフォールバックし、UMTSセルにアクセスし、着呼を拒否する従来技術と比較して、本出願のこの実施形態において提供される通信方法によれば、CSFBを実行することを示すメッセージを受信した後で、UEは、UMTSにフォールバックすることなしにネットワーク側にLTEネットワーク上で、CSFBが拒否されることを迅速に返答することができる。従来技術の方法と比較して、本出願のこの実施形態において提供される通信方法によれば、UEは、UMTSへのUEのフォールバックによって生じるレイテンシがUEのパケット交換データサービスに影響を及ぼすことを回避するために着呼を拒否することをより迅速に決定することができる。このようにして、着呼の拒否によって生じるパケット交換データサービスの短い遮断が除去され、ユーザのサーフィンエクスペリエンスが改善される。さらに、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを終了するとき、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにあるUEによって拒絶された着呼番号は、失われた呼についてユーザに通知するためにインターフェース上に表示され得る。
以下は、本出願の実施形態の適用シナリオおよび有益な効果に関して、本出願の実施形態において提供される通信方法について説明する。
シナリオ1:
ユーザは、UE上でリアルタイムゲームアプリケーションを開始し、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードに入る。UEがLTEネットワークリソースを通してリアルタイムゲームサービスを実行する処理では、UEのディスプレイインターフェースは、ゲームインターフェースであり、UEは、図7に示されたインターフェースを表示する。ネットワークレイテンシは、図7に示されたインターフェースの右上隅に表示され、UEとゲームサーバとの間のネットワーク通信の品質を示す。より小さいネットワークレイテンシは、UEとゲームサーバとの間のネットワーク通信のより良い品質とより良いユーザエクスペリエンスとを示す。たとえば、図7におけるネットワークレイテンシは、60msであり、UEとゲームサーバとの間のネットワーク通信の品質が良好であることを示す。この場合、ユーザはゲームをスムーズにプレーし、フレームフリーズは発生しない。
リアルタイムゲーム中に、UEは、被呼側として呼要求を受信する。CSFB処理を実行するためにUMTS(たとえば、3G WCDMA)にフォールバックする方法が使用される場合、UEは、LTEネットワークからUMTSにフォールバックし、UMTSセルにアクセスした後に着呼を拒否し、次いで、LTEネットワークに戻り、UEのリアルタイムゲームサービスは、短い時間期間の間遮断される。たとえば、呼要求を受信した後、UEは、図12aに示されるインターフェースを表示する。図12aにおけるネットワークレイテンシは、460msであり、UEとゲームサーバとの間のネットワーク通信の品質は非常に悪いことを示す。この場合、ユーザはゲームをプレーすることができず、フレームフリーズがゲームインターフェース上に発生する。短いフリーズ(たとえば、3sから5s)の後に、UEは、図7に示されたインターフェースを表示する。この場合、ユーザはゲームをスムーズにプレーし、フレームフリーズは発生しない。
本出願で提供される通信方法が使用される場合、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにある。被呼側として呼要求を受信した後に、UEは、LTEネットワーク上で着呼を直接拒否する。たとえば、呼要求を受信した後、UEは、図12bに示されるインターフェースを表示する。図12bにおけるネットワークレイテンシは、106msであり、UEとゲームサーバとの間のネットワーク通信の品質は比較的良好であることを示す。この場合、ユーザはゲームをスムーズにプレーし、フレームフリーズは発生しない。
シナリオ2:
ユーザは、UE上でリアルタイムゲームアプリケーションを開始し、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードに入る。UEがLTEネットワークリソースを使用することによってリアルタイムゲームサービスを実行する処理では、UEのディスプレイインターフェースは、ゲームインターフェースであり、UEは、図13aに示されたインターフェースを表示し、図13aに示されたインターフェースの右上隅は、現在使用されているネットワークが4Gネットワークであることを示す。
リアルタイムゲーム中に、UEは、被呼側として呼要求を受信する。CSFB処理を実行するためにUMTS(たとえば、3G WCDMA)にフォールバックする方法が使用される場合、UEは、LTEネットワーク上で呼要求を受信し、図13aに示されたインターフェースを表示する。インターフェースの右上隅は、現在使用されているネットワークが4Gネットワークであることを示す。次いで、ネットワークは、UMTSにフォールバックする。UMTSセルにアクセスした後に、UEは着呼を拒否する。この処理では、UEは、図13bに示されたインターフェースを表示し、インターフェースの右上隅は、現在使用されているネットワークが3Gネットワークであることを示す。次いで、UEは、LTEネットワークに戻り、図13aに示されたインターフェースを表示する。インターフェースの右上隅は、現在使用されているネットワークが4Gであることを示す。
本出願で提供される通信方法が使用される場合、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにある。被呼側として呼要求を受信した後に、UEは、LTEネットワーク上で着呼を直接拒否する。たとえば、UEによって呼要求を受信することからUEによって着呼を拒否することまでの処理では、UEは、図13cに示されたインターフェースを表示し、インターフェースの右上隅は、現在使用されているネットワークが4Gであることを示す。図13bに示される現在使用されているネットワークが3Gであることを右上隅が示すインターフェースは出現しない。
シナリオ3:
ユーザはライブネットワークブロードキャストを見ることを意図し、迷惑電話によって妨害されることを回避するために、ユーザは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードになるようにUEを設定する。たとえば、図6aに示されたディスプレイインターフェース上で、ユーザは、選択ボタン601をタップし、CSFB着呼を自動的に拒否するモードを有効にするために選択ボタン601を右側にスライドさせる。
ユーザがネットークライブブロードキャストを見るとき、UEは、図14aに示されるネットワークライブブロードキャストインターフェースを表示する。ネットワーク品質が良好であるとき、ネットワークライブブロードキャストインターフェース上のピクチャは滑らかであり、フレームフリーズは発生しない。
ユーザがネットワークライブブロードキャストを見る処理では、UEは、被呼側として呼要求を受信する。CSFB処理を実行するためにUMTS(たとえば、3G WCDMA)にフォールバックする方法が使用される場合、UEは、LTEネットワークからUMTSにフォールバックし、UMTSセルにアクセスした後に着呼を拒否し、次いで、LTEネットワークに戻り、UEのネットワークライブブロードキャストサービスは、短い時間期間の間遮断される。たとえば、呼要求を受信した後に、UEは、図14bに示されるインターフェースを表示し、ネットワークライブブロードキャストインターフェースは休止し、アイコン「ロード中」が出現する。短いフリーズ(たとえば、3sから5s)の後に、UEは、図14aに示されたインターフェースを表示するのを再開し、ユーザは、ネットワークライブブロードキャストをスムーズに見続け得る。
本出願で提供される通信方法が使用される場合、UEは、CSFB着呼を自動的に拒否するモードにある。被呼側として呼要求を受信した後に、UEは、LTEネットワーク上で着呼を直接拒否する。UEは、図14aに示されたインターフェース上でネットワークライブブロードキャストをスムーズに見得、図14bに示されたインターフェースは出現しない。
さらに、一実装では、上記の実施形態およびシナリオにおいて説明された方法では、上記の方法を実行するUEは、1つのSIM(Subscriber Identification Module)カードを含むUEであり得る。UEのSIMカードは、LTEネットワークリソースに作用し、回路交換サービスとパケット交換データサービスとの両方を処理するために使用される。LTEネットワーク上で、CSFBを実行することを示すメッセージを受信した後に、UEは、UMTSにフォールバックせず、着呼の拒否によって生じるパケット交換データサービスの短い遮断を除去するために着呼に返答すべきかどうかを直ちに迅速に決定する。
別の実装では、上記の実施形態およびシナリオにおいて説明された方法では、上記の方法を実行するUEは、2つのSIMカードを含むUEであり得、デュアルSIMデュアルスタンバイモードを含む、UEであり得る。UEのカード1は、1次カードであり、パケット交換データサービスを処理するためにLTEネットワークに作用する。カード2は、2次カードであり、非LTEネットワークリソースに作用し、たとえば、回路交換サービスを処理するために3Gネットワークリソースに作用する。カード2の回路交換サービスは、処理のためにカード1に、ユーザ命令に従って、転送され得る。このようにして、カード1が、LTEネットワークリソースに作用するので、LTEネットワーク上でCSFBを実行することを示すメッセージを受信した後に、本出願で提供される通信方法が使用され得、UEは、UMTSにフォールバックしない。代わりに、UEは、着呼の拒否によって生じるパケット交換データサービスの短い遮断を除去するためにLTEネットワーク上で着呼に返答すべきかどうかを直ちに迅速に決定する。
たとえば、呼転送はカード1にカード2の着呼を転送するように設定され得、次いで、カード2は電源切断される。このようにして、カード1とカード2との回路交換サービスは、処理のためにカード1に転送される。たとえば、UEは、図15aに示されたインターフェースを表示する。カード1またはカード2のネットワークモードと呼関連の構成とは、ユーザ命令に従って設定され得る。たとえば、カード1のネットワークモードは、ユーザ命令に従って設定され、UEは、図15bに示されたインターフェースを表示し、カード1は、4Gおよび3Gネットワークをサポートするように設定される。カード2のネットワークモードは、ユーザ命令に従って設定され、UEは、図15cに示されたインターフェースを表示し、カード2は、3Gネットワークをサポートするように設定される。カード2の呼はまた、ユーザ命令に従って設定され得る。UEは、図15dに示されたインターフェースを表示し、ユーザ命令に従って呼転送設定に入り、図15eに示されたインターフェースを表示する。次いで、ユーザは、カード1への呼転送を設定するために選択ボタン151をタップし得る。次いで、UEは、ユーザ操作に応答してカード2を電源切断し得る。
SIMカードが説明のために一例として使用されることに留意されたい。実際の適用例では、SIMカードの機能は、加入者識別機能を有する任意のカードまたはモジュールによって実装され得る。たとえば、カードまたはモジュールは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communication、GSM)ネットワーク、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、W-CDMA)ネットワーク、時分割同期符号分割多元接続(Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access、TD-SCDMA)ネットワーク、およびLTEネットワークにおいて使用されるSIMカードであり得るか、または統合デジタル拡張ネットワーク(Integrated Digital Enhanced Network、IDEN)電話において使用される互換モジュールであり得るか、またはCDMA2000およびcdmaOneのためのリムーバブルユーザ識別モジュール(Removable User Identity Module、RUIM)およびUIMであり得るか、またはもちろん仮想SIMカード、すなわち、eSIMカード、eSIMモジュールなどであり得る。
一実装では、UEは、呼処理モジュールと、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールと、ベースバンドチップとを含む。呼処理モジュールは、呼関連のプロシージャを処理するように構成され、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、呼ブラックリストおよび呼ホワイトリストを管理するように構成される。呼処理モジュールとブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールとは、ソフトウェアモジュールであり得るか、またはハードウェアであり得る。たとえば、呼処理モジュールまたはブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、図3中のアプリケーションレイヤにおける処理ユニットまたはモジュールであり得る。たとえば、呼処理モジュールまたはブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、図2中のメモリ209中のアプリケーションプログラムによって実装され得る。ベースバンドチップは、UEのチップ上のシステム中のハードウェアユニットであり得る、モバイル通信に関係する機能を実装するために信号処理とプロトコル処理とを実行するように主に構成される。たとえば、ベースバンドチップは、図2中のプロセッサ210中にモバイル通信に関係する機能を実装するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、図16Aから図16Cに示されるように、本出願のこの実施形態において提供される通信方法は、以下のステップを含む。
600.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、データベースに、インターフェースを通してユーザによってあらかじめ設定された着呼ブラックリストおよび/または着呼ホワイトリストをロードする。
601.ベースバンドチップは、LTEネットワークからページングメッセージを受信する。たとえば、ページングメッセージは回路交換サービス通知(CS Service Notification)であり、CLIフィールドを含み、CLIフィールドは着呼番号を含む。
602.ベースバンドチップは、CSFBフォールバックをトリガするためにLTEネットワーク上で応答を送る。たとえば、応答メッセージは、第3の情報を含む拡張サービス要求(Extended Service Request)であり得、第3の情報は、UEがCSFBを受け入れること(UEによるCSフォールバック受け入れ)である。
603.ベースバンドチップは、LTEネットワークから、UMTSにフォールバックすることを示すメッセージを受信する。たとえば、UMTSにフォールバックすることを示すメッセージは、RRC接続解放(RRC Connection Release)メッセージであり得、フォールバックのためのUMTSキャリアに関する情報を含む。
604.ベースバンドチップのデータサービスを中断する。
605.ベースバンドチップは、ネットワークによって示されたフォールバックのためのUMTSキャリアに基づいてUMTSキャリア上で利用可能なネットワークセルを探索する。
606.UEは、UMTSネットワークにアクセスする。
607.ベースバンドチップは、UMTSネットワーク上でページング応答を送る。たとえば、ページング応答は、ページング応答であり得る。
608.ベースバンドチップは、UMTSネットワークから着呼要求を受信する。たとえば、着呼要求は呼セットアップ(Call Setup)要求であり得、発呼者BCD番号フィールドを含む。発呼者BCD番号フィールドは、着呼番号を含む。
609.ベースバンドチップは、着呼要求メッセージ中の発呼者BCD番号フィールドをパースし、着呼番号を抽出する。6010.ベースバンドチップは、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールに着呼番号を報告する。
6011.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼番号がブラックリスト中にあるかどうかを決定する。
着呼番号がブラックリスト中にない場合、6012Aと6013Aとが実行される。着呼番号がブラックリスト中にある場合、6012Bと6013Bとが実行される。
6012A.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、通常の着呼として着呼番号をマークし、呼処理モジュールに着呼番号を伝達する。
6013A.呼処理モジュールは、呼出しを行い、着呼番号を表示する。たとえば、UEのディスプレイインターフェースは、図6-1に示された着呼インターフェースを表示する。次いで、着呼は、ユーザによって図6-1中の返答キーをタップする動作に返答して応答されるか、または着呼は、ユーザによって図6-1中の拒否キーをタップする動作に返答して応答されない。
6012B.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、迷惑電話として着呼番号をマークし、呼処理モジュールに着呼番号を伝達する。さらに、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼を拒否することをベースバンドチップに通知する。
6013B.呼処理モジュールは、失われたブラックリスト着呼として着呼番号をマークする。ベースバンドチップは、UMTSネットワーク上で着呼拒否メッセージを送り、着呼拒否メッセージは、呼切断(Call Disconnect)メッセージであり得る。
6014.ベースバンドチップは、UMTSネットワークから呼解放(Call Release)メッセージを受信する。
6015.ベースバンドチップは、UMTSネットワーク上で呼解放完了(Call Release Complete)メッセージで返答する。
6016.ベースバンドチップは、UMTSネットワークからアクセス層解放メッセージを受信する。ベースバンドチップがGSMネットワーク上でアクセス層解放メッセージを受信する場合、アクセス層解放メッセージはチャネル解放(Channel Release)メッセージであり得る。ベースバンドチップがWCDMAネットワーク上でアクセス層解放メッセージを受信する場合、アクセス層解放メッセージはRRC解放(RRC Release)メッセージであり得る。アクセス層解放メッセージは、UEが戻されるLTEネットワークのキャリアに関する情報を含む。
6017.ベースバンドチップは、戻るためのターゲットLTEキャリア上で利用可能なネットワークを探索し始める。
6018.UEは、LTEネットワークに再びアクセスする。
6019.ベースバンドチップは、フォールバック中に前に中断されたデータサービスを再開する。
この実施形態における方法では、UEは、LTEネットワーク上でページングメッセージを受信し、次いで、UMTSネットワークにフォールバックし、UMTSネットワーク上で、着呼に返答すべきかどうかを決定する。データサービスは、UMTSネットワークへのUEのフォールバック中に中断される。
いくつかの他の実施形態では、図17に示されるように、本出願のこの実施形態において提供される通信方法は、以下のステップを含む。
700.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、データベースに、インターフェースを通してユーザによってあらかじめ設定された着呼ブラックリストおよび/または着呼ホワイトリストをロードする。
701.ベースバンドチップは、LTEネットワークからページングメッセージを受信する。たとえば、ページングメッセージは回路交換サービス通知(CS Service Notification)であり、CLIフィールドを含み、CLIフィールドは着呼番号を含む。
702.ベースバンドチップは、メッセージ中のCLIフィールドをパースし、CLIフィールドに基づいて着呼番号を抽出する。
703.ベースバンドチップは、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールに着呼番号を報告する。
704.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼番号がブラックリスト中にあるのかどうかを決定する。
着呼番号がブラックリスト中にあるとブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールが決定する場合、以下のステップが実行される。
705a.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、迷惑電話として着呼番号をマークし、呼処理モジュールに着呼番号を伝達する。
706a.呼処理モジュールは、失われたブラックリスト着呼として着呼番号をマークする。
705b.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼を拒否することをベースバンドチップに通知する。
706b.ベースバンドチップは、LTEネットワーク上で、CSFBを拒否するための応答メッセージを送る。たとえば、応答メッセージは、拡張サービス要求(Extended Service Request)であり得、拡張サービス要求は、第2の情報を含み、第2の情報は、UEがCSFBを拒否すること(UEによって拒否されたCSフォールバック)である。
この実施形態における方法では、LTEネットワーク上でページングメッセージを受信した後に、UEは、メッセージ中の着呼番号をパースする。着呼番号がブラックリストに属する場合、UEは、ネットワークにLTEネットワーク上で、着呼が拒否されることを直接返答する。これにより、ネットワークフォールバックが回避され、データサービスが遮断されない。
いくつかの実施形態では、図18Aおよび図18Bに示されるように、本出願のこの実施形態において提供される通信方法は、以下のステップを含む。
800.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、データベースに、インターフェースを通してユーザによってあらかじめ設定された着呼ブラックリストおよび/または着呼ホワイトリストをロードする。
801.ベースバンドチップは、LTEネットワークからページングメッセージを受信する。たとえば、ページングメッセージは回路交換サービス通知(CS Service Notification)であり、CLIフィールドを含み、CLIフィールドは着呼番号を含む。
802.ベースバンドチップは、メッセージ中のCLIフィールドをパースし、CLIフィールドに基づいて着呼番号を抽出する。
803.ベースバンドチップは、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールに着呼番号を報告する。
804.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼番号がブラックリスト中にあるのかどうかを決定する。
着呼番号がブラックリスト中にないとブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールが決定する場合、以下のステップが実行される。
805a.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼を受け入れることをベースバンドチップに通知する。
805b.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、通常の着呼として着呼番号をマークし、呼処理モジュールに着呼番号を伝達する。
806a.ベースバンドチップは、CSFBフォールバックをトリガするためにLTEネットワーク上で応答を送る。たとえば、応答メッセージは、第3の情報を含む拡張サービス要求(Extended Service Request)であり得、第3の情報は、UEがCSFBを受け入れること(UEによるCSフォールバック受け入れ)である。
806b.呼処理モジュールは、呼出しを行い、着呼番号を表示する。たとえば、UEのディスプレイインターフェースは、図6-1に示された着呼インターフェースを表示する。着呼インターフェースは、返答キーと拒否キーとを含む。ユーザのタップ動作が決定される。
806c.呼処理モジュールは、ユーザのタップ動作が返答キーをタップしているかどうかを決定する。
ユーザのタップ動作が返答キーをタップしていると決定される場合、806dが実行される。ユーザのタップ動作が返答キーをタップしていると決定される場合、処理が終了する。
806d.呼処理モジュールは、UEのディスプレイインターフェース上で、ネットワークハンドオーバが実行されていることを通知する。
返答キーをタップするユーザ動作に応答して、ネットワークハンドオーバが実行しているプロンプト情報がUEのディスプレイインターフェース上に表示される。たとえば、図6-1-1に示されたインターフェースがUEのディスプレイインターフェース上に表示され、インターフェースは「モバイルフォンは、ネットワークハンドオーバを実行している!」という第1のプロンプト情報602を含む。
807.ベースバンドチップは、LTEネットワークから、UMTSにフォールバックすることを示すメッセージを受信する。たとえば、UMTSにフォールバックすることを示すメッセージは、RRC接続解放(RRC Connection Release)メッセージであり得、フォールバックのためのUMTSキャリアに関する情報(redirectedCarrierInfo)を含む。
808.ベースバンドチップのデータサービスを中断する。
809.ベースバンドチップは、ネットワークによって示されたフォールバックのためのUMTSキャリアに基づいてUMTSキャリア上で利用可能なネットワークセルを探索する。
8010.UEは、UMTSネットワークにアクセスする。
8011.ベースバンドチップは、UMTSネットワーク上でページング応答を送る。たとえば、ページング応答は、ページング応答であり得る。
8012.ベースバンドチップは、UMTSネットワークから着呼要求を受信する。たとえば、着呼要求は呼セットアップ(Call Setup)要求であり得、発呼者BCD番号フィールドを含む。発呼者BCD番号フィールドは、着呼番号を含む。
8013.ベースバンドチップは、UMTSネットワークへのCSFBフォールバックが成功し、呼がセットアップされると決定する。
8014.ベースバンドチップは、ネットワークハンドオーバが成功し、呼がセットアップされると呼処理モジュールに通知する。
8015.WCDMA標準へのCSFBフォールバックが実行される場合、フォールバック中に前に中断されたデータサービスを再開する。GSM標準へのCSFBフォールバックが実行される場合、データサービスを依然として中断する。
呼がUMTS中に終了した後、UEは、LTEネットワークに戻り、LTEネットワーク上でデータサービスを再開する。
この実施形態では、一実装では、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、805aと805bとを同時に実行することに留意されたい。別の実装では、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、最初に、805bにおいて呼処理モジュールに着呼番号を伝達し、806cにおいてユーザのタッピング動作が返答キーをタップすることと呼処理モジュールが決定した後、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼を受け入れることをベースバンドチップに通知するために805aを実行する。いくつかの実施形態では、呼処理モジュールは、代替として、着呼を受け入れることをベースバンドチップに通知し得る。
この実施形態における方法では、ネットワークがLTE標準からUMTS標準に切り替わる処理では、UEは、ディスプレイインターフェース上でのユーザのタップ動作に応答しないことがある。ネットワークがUMTS標準に切り替えられた後、着呼は、ユーザ動作に応答して返答されることも拒否されることもある。
いくつかの他の実施形態では、図19Aおよび図19Bに示されるように、本出願のこの実施形態において提供される通信方法は、以下のステップを含む。
900.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、データベースに、インターフェースを通してユーザによってあらかじめ設定された着呼ブラックリストおよび/または着呼ホワイトリストをロードする。ベースバンドチップがLTEネットワークとCDMAネットワークとの両方に登録され、LTEネットワークとCDMAネットワークとの両方の上で待機状態にあり(すなわち、CDMA標準をサポートするUEは単一カードデュアル待機解決策を使用し)、LTEネットワーク上でのベースバンドチップのデータサービスが正常に接続される。
901.ベースバンドチップは、CDMAネットワークからページングメッセージを受信する。たとえば、ページングメッセージは一般ページ(General Page)メッセージであり得、一般ページメッセージは着呼番号を含まない。代替として、一般ページメッセージが着呼番号を含み得ることに留意されたい。この場合、この実施形態では、図18Aおよび図18Bにおける処理と同様の処理が実行され、データサービスは、中断されないことがある。
902.ベースバンドチップは、データサービスを一時的に中断する。
903.ベースバンドチップは、LTEリソースを解放するようにネットワークをトリガするためにLTEネットワーク上で応答メッセージを送る。たとえば、応答メッセージは、第3の情報を含む拡張サービス要求(Extended Service Request)であり得、第3の情報は、UEがCSFBを受け入れること(UEによるCSフォールバック受け入れ)である。
904.ベースバンドチップは、LTEネットワークから、LTEアクセス層リソースを解放するためのメッセージを受信する。たとえば、LTEアクセス層リソースを解放するためのメッセージは、RRC接続解放(RRC Connection Release)メッセージであり得る。図18Aおよび図18B中の807におけるRRC接続解放メッセージとは異なり、904におけるRRC接続解放メッセージは、フォールバックのためのUMTSキャリアに関する情報を含まない。
905.ベースバンドチップは、CDMAネットワーク上でページング応答を送る。たとえば、ページング応答は、ページ応答(Page Response)であり得る。
906.ベースバンドチップは、CDMAネットワークから着呼要求を受信する。たとえば、着呼要求メッセージは、警報メッセージ(Alert With Information)であり得、発呼者BCD番号フィールドを含み、発呼者BCD番号フィールドは、着呼番号を含む。
907.ベースバンドチップは、着呼要求メッセージ中の発呼者BCD番号フィールドをパースし、着呼番号を抽出する。
908.ベースバンドチップは、ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールに着呼番号を報告する。
909.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼番号がブラックリスト中にあるかどうかを決定する。
着呼番号がブラックリスト中にある場合、以下のステップが実行される。
9010a.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、迷惑電話として着呼番号をマークし、呼処理モジュールに着呼番号を伝達する。
9010b.ブラックリスト/ホワイトリスト識別モジュールは、着呼を拒否することをベースバンドチップに通知する。
9011a.呼処理モジュールは、失われたブラックリスト着呼として着呼番号をマークする。
9011b.ベースバンドチップは、CDMAネットワーク上で着呼拒否メッセージを送る。たとえば、着呼拒否メッセージは、切断(dDisconnect)情報を含むオーダー(order)であり得る。
次いで、UEは、LTEネットワーク上でトラッキングエリア更新(Tracking Area Update、TAU)を実行し、LTEデータサービスを再開する。
この実施形態の方法では、CDMA標準をサポートするUEは、シングルカードデュアルスタンバイ解決策を使用するが、無線周波アンテナを通して受信および送信することを実行するためにCDMAネットワークとLTEネットワークとのただ1つの標準を使用することができる。CDMAでは、ボイスサービスとデータサービスとの同時性はサポートされてなく、データサービスは、呼中に利用不可能であり、UEは、ネットワーク切断状態にある。呼が終了した後、UEとLTEネットワークとの間の接続が回復され得る。
上記は、主に、UEの観点から本出願の実施形態で提供される解決策について説明している。上記の機能を実装するために、UEは、機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示した実施形態において説明された例のユニットおよびアルゴリズムステップと組み合わせて、本出願がハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実装され得ることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって実行されるのかまたはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるのかは、特定の適用例と技術的解決策の設計制約とに依存する。当業者は、特定の適用例ごとに説明した機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、実装が本出願の範囲を越えると見なされるべきではない。
本出願の実施形態では、UEは、上記の方法例に基づいて機能モジュールに分割され得る。たとえば、各機能モジュールは、それぞれの対応する機能に基づき区分を通して獲得され得るか、または2つ以上の機能は、1つの処理モジュールに統合され得る。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装され得るか、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装され得る。本出願の実施形態では、モジュールへの区分は一例として使用され、論理機能区分にすぎないことに留意されたい。実際の実装では、別の区分方式が使用され得る。機能に基づく区分を通して機能モジュールが取得される一例が説明のために以下で使用される。
図20は、本出願の一実施形態による、装置300の論理構造の概略図である。装置300は、ユーザ機器であり得、本出願の実施形態で提供される方法におけるユーザ機器の機能を実装することができる。装置300は、代替として、本出願の実施形態で提供される方法におけるユーザ機器の機能を実装する際にユーザ機器をサポートすることができる装置であり得る。装置300は、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、またはハードウェア構造とソフトウェアモジュールとの組合せであり得る。装置300は、チップシステムによって実装され得る。本出願のこの実施形態では、チップシステムは、チップを含み得るか、またはチップと別の個別構成要素とを含み得る。図20に示されるように、装置300は、受信モジュール301と、決定モジュール302と、送信モジュール303とを含む。受信モジュール301は、図5におけるS102、もしくは図10におけるS202およびS204、もしくは図11Aおよび図11BにおけるS305、S309、およびS315を実行するならびに/または本出願において説明される他のステップを実行するように構成され得る。決定モジュール302は、図5におけるS103、もしくは図10におけるS202、もしくは図11Aおよび図11BにおけるS301およびS310を実行するならびに/または本出願において説明される他のステップを実行するように構成され得る。送信モジュール303は、図5におけるS105、もしくは図10におけるS203、S205、S206、S207、およびS208、もしくは図11Aおよび図11BにおけるS302、S306、S308、S311、およびS316を実行するならびに/または本出願において説明される他のステップを実行するように構成され得る。本明細書では、詳細は再び説明されない。受信モジュールは、受信ユニットまたは別の名前で呼ばれることもあり、決定モジュールは、決定ユニットまたは別の名前で呼ばれることもあり、送信モジュールは、送信ユニットまたは別の名前で呼ばれることもある。
図20を参照すると、図21に示されるように、装置300は、解析モジュール304をさらに含み得る。解析モジュール304は、図5におけるS102、もしくは図10におけるS202、もしくは図11Aおよび図11BにおけるS307を実行するならびに/または本出願において説明される他のステップを実行するように構成され得る。
装置300は、ディスプレイモジュール305をさらに含み得る。ディスプレイモジュール305は、S106、または図11Aおよび図11BにおけるS313、ならびに/または本出願において説明される他のステップを実行するように構成され得る。
装置300は、設定モジュール306をさらに含み得る。設定モジュール306は、図5におけるS103、もしくは図11Aおよび図11BにおけるS303およびS312を実行するならびに/または本出願において説明される他のステップを実行するように構成され得る。
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連するコンテンツは、対応する機能モジュールの機能説明で言及され得る。本明細書では、詳細は再び説明されない。
この実施形態では、装置300は、統合方式で区分を通して獲得された機能モジュールの形態で提示され得る。本明細書における「モジュール」は、特定用途向けASIC、回路、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラムを執行するプロセッサ、ストレージデバイス、統合論理回路、および/または上記の機能を提供する別の構成要素であり得る。
単一の実施形態では、装置300は、図22に示された形態であり得る。
図22に示されるように、装置400は、メモリ401と、プロセッサ402と、通信インターフェース403とを含む。メモリ401は、命令を記憶するように構成され、装置400が遂行するとき、プロセッサ402は、メモリ401中に記憶された命令を執行し、したがって、装置400は、本出願の実施形態において提供される通信方法を実行することが可能にされる。メモリ401と、プロセッサ402と、通信インターフェース403とは、バス404を通して接続される。特定の通信方法については、上記の説明と添付の図面における関連説明とを参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。特定の実装処理では、装置400は、本明細書では1つずつ列挙されない他のハードウェア構成要素をさらに含み得ることに留意されたい。可能な実装では、メモリ401は、プロセッサ402中に含まれ得る。
可能な実装では、装置400は、図2に示された形態で実装され得る。たとえば、メモリ401は、図2におけるメモリ209によって実装され得、プロセッサ402は、図2におけるプロセッサ210によって実装され得、通信インターフェース403は、図2における無線周波数ユニット201によって実装され得る。
可能な実装では、図20および図21における決定モジュール302は、図22におけるプロセッサ402または図2におけるプロセッサ210によって実装され得る。図20および図21における受信モジュール301と送信モジュール303とは、図22における通信インターフェース403または図2における無線周波数ユニット201によって実装され得る。図21における解析モジュール304は、図22におけるプロセッサ402または図2におけるプロセッサ210によって実装され得る。図21におけるディスプレイモジュール305は、図2におけるディスプレイユニット206によって実装され得る。図21における設定モジュール306は、図22におけるプロセッサ402または図2におけるプロセッサ210によって実装され得る。
通信インターフェース403は、回路、構成要素、インターフェース、バス、ソフトウェアモジュール、トランシーバ、または通信を実装することができる任意の他の装置であり得る。プロセッサ402は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け統合チップ(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、システムオンチップ(System on Chip、SoC)、中央処理ユニット(Central Processor Unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、NP)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、マイクロ制御装置(Micro Controller Unit、MCU)またはプログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)もしくは別の統合チップであり得る。メモリ401は、揮発性メモリ(Volatile Memory)、たとえば、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory、RAM)を含む。メモリは、代替として、不揮発性メモリ(Non-Volatile Memory)、たとえば、フラッシュメモリ(Flash Memory)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive、HDD)、またはソリッドステートドライブ(Solid-State Drive、SSD)を含み得る。メモリは、代替として、上記のタイプのメモリの組合せを含み得る。メモリは、代替として、ストレージ機能を有する任意の他の装置、たとえば、回路、デバイス、またはソフトウェアモジュールを含み得る。
本出願のこの実施形態において提供される装置は、上記の通信方法を実行するように構成され得る。したがって、装置によって取得され得る技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
上記の方法のステップの全部または一部が関連するハードウェアに命令するプログラムによって実装され得ることを、当業者は理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体中に記憶され得る。記憶媒体は、ROMと、RAMと、光ディスクとを含む。
本出願の一実施形態は、記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体は、メモリ401を含み得る。
上記で提供された装置のうちの任意の1つにおける関連するコンテンツの説明および有益な効果については、上記で提供された対応する方法実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細は再び説明されない。
上記の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。ソフトウェアプログラムが実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全にまたは部分的に実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ、執行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、ネットワークデバイス、ユーザ機器、または別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体中に記憶され得るか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。たとえば、コンピュータ命令は、ワイヤード(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者回線(Digital Subscriber Line、DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、またはマイクロ波)の方式でウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合するサーバまたはデータセンターなどのデータストレージデバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、デジタルビデオディスク(Digital Video Disc、DVD))、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ(Solid State Disk、SSD))などであり得る。
本出願について実施形態を参照しながら説明されるが、保護を主張する本出願を実装する処理において、当業者は、添付の図面、開示する内容、および添付の特許請求の範囲を閲覧することによって開示する実施形態の別の変形形態を理解し、実装し得る。特許請求の範囲において、「を備える(comprising)」は、別の構成要素または別のステップを除外せず、「1つの(a)」または「1つの(one)」は複数の意味を除外しない。単一のプロセッサまたは別のユニットは、特許請求の範囲において列挙されるいくつかの機能を実装し得る。いくつかの手段が互いに異なる従属請求項に記録されるが、これは、これらの手段が組み合わされてより良い効果を生成することができないことを意味しない。
本出願について、特定の特徴およびそれの実施形態を参照しながら説明されるが、様々な変更および組合せが本出願の趣旨および範囲から逸脱することなくそれらに行われ得ることが明らかである。相応して、本明細書および添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって定義される本出願の例示的な説明にすぎず、本出願の範囲をカバーする変更形態、変形形態、組合せまたは等価物のいずれかまたはすべてと考慮される。明らかに、当業者は、本出願の趣旨および範囲から逸脱することなく本出願に様々な修正および変更を行うことができることが明らかである。本出願のこれらの修正および変更が、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価な技術によって定義された保護の範囲内に入るという条件で、本出願は、本出願のこれらの修正および変更をカバーするものである。