JP7381946B2 - 送風装置および空気調和機 - Google Patents

送風装置および空気調和機 Download PDF

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    • H02K9/02Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine

Description

本開示は、送風装置および空気調和機に関する。
従来、軸方向にエアギャップを介して配置された回転子と固定子とを有するアキシャルギャップ型モータを用いた発電機がある(例えば、特開2015-47034号公報(特許文献1)参照)。
特開2015-47034号公報
上記アキシャルギャップ型モータでは、回転子の回転によって冷却風を生ずるブレードが回転子の径方向内側に設置され、ブレードによって生ずる冷却風が、回転子と固定子との間のエアギャップにおいて回転軸の径方向の内側から外側に流れる。
上記アキシャルギャップ型モータでは、回転子の径方向内側に形成されたブレードが小さいため、ブレードにより発生する空気の流れの風量を大きくすることができない。このため、固定子を効率よく冷却できないという問題がある。
本開示では、アキシャルギャップ型モータの固定子を効率よく冷却できる送風装置およびその送風装置を備えた空気調和機を提案する。
本開示の送風装置は、
遠心ファンと、
上記遠心ファンを駆動するアキシャルギャップ型のモータと
を備え、
上記モータは、
円板状の回転子と、
上記回転子、または、上記回転子に固定されたシャフトを、回転可能に支持する軸受と、
上記回転子の軸方向にエアギャップを介して上記回転子と対向する固定子鉄心を有する固定子と
を含み、
上記固定子の上記固定子鉄心よりも径方向内側に、上記回転子の軸方向に貫通する第1貫通孔が設けられ、
上記遠心ファンの吹出空気の一部が、上記モータの上記エアギャップの径方向外側から上記エアギャップと上記第1貫通孔とを介して上記遠心ファンに吸い込まれるように形成された循環経路を備える。
本開示によれば、遠心ファンの吹出空気の一部が、モータのエアギャップの径方向外側からエアギャップと第1貫通孔とを介して遠心ファンに吸い込まれることによって、アキシャルギャップ型のモータの固定子を効率よく冷却できる。
また、本開示の1つの態様に係る送風装置では、
上記第1貫通孔は、上記固定子の上記固定子鉄心よりも径方向内側かつ上記軸受よりも径方向外側の環状領域に対向する上記回転子の部分に設けられている。
本開示によれば、第1貫通孔を軸受に近づけることによって、軸受も効率よく冷却することができる
また、本開示の1つの態様に係る送風装置では、
上記遠心ファンは、上記遠心ファンの軸方向の一方に端板を有し、
上記端板に、上記遠心ファンの軸方向に貫通する第2貫通孔が設けられ、
上記循環経路は、上記遠心ファンの吹出空気の一部が、上記モータの上記エアギャップの径方向外側から上記エアギャップと上記第1貫通孔と上記第2貫通孔とを介して上記遠心ファンに吸い込まれるように形成されている。
本開示によれば、循環経路の空気流れがスムーズになり、固定子をより効率よく冷却できる。
また、本開示の1つの態様に係る送風装置では、
上記モータの上記回転子は、上記回転子の中央部分に設けられ、上記軸受または上記シャフトが内周に固定された固定部と、上記固定部の外周に設けられた円板状の磁石部材とを有し、
上記第1貫通孔が上記固定部に軸方向に設けられている。
本開示によれば、円板状の磁石部材に第1貫通孔を設ける場合に比べて磁石部材の磁力低下を抑え、性能低下を抑制できる。
また、本開示の空気調和機は、
上記のいずれか1つの送風装置を備える。
本開示によれば、送風装置のアキシャルギャップ型モータの固定子を効率よく冷却でき、信頼性を向上できる。
本開示の第1実施形態の送風装置の外観斜視図である。 第1実施形態の送風装置の第1,第2ファンとモータの外観斜視図である。 第1実施形態の送風装置の要部の分解斜視図である。 第1実施形態の送風装置の第1回転子の平面図である。 第1実施形態の送風装置の第1回転子の斜視図である。 第1実施形態の送風装置の板部材の平面図である。 第1実施形態の送風装置の板部材の斜視図である。 第1実施形態の送風装置の固定子の平面図である。 第1実施形態の送風装置の固定子の斜視図である。 第1実施形態の送風装置を軸方向から見た図である。 図10のXI-XI線から見た断面の斜視図である。 図10のXI-XI線から見た断面図である。 図12の要部の拡大断面図である。 変形例の回転子の平面図である。 変形例の回転子の斜視図である。 本開示の第2実施形態の送風装置の外観斜視図である。 第2実施形態の送風装置のファンとモータの外観斜視図である。 第2実施形態の送風装置の要部の分解斜視図である。 第2実施形態の送風装置を軸方向から見た図である。 図19のXX-XX線から見た断面の斜視図である。 図19のXX-XX線から見た断面図である。 図21の要部の拡大断面図である。
以下、実施形態を説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の図面上の寸法は、図面の明瞭化と簡略化のために実際の尺度から適宜変更されており、実際の相対寸法を表してはいない。
〔第1実施形態〕
図1は、本開示の第1実施形態の送風装置1の外観斜視図であり、図2は、第1実施形態の送風装置1の第1,第2ファン20,30とモータM1の外観斜視図である。
第1実施形態の送風装置1は、図1,図2に示すように、ハウジング10と、第1ファン20と、第2ファン30と、モータM1とを備えている。第1,第2ファン20,30は、遠心ファンの一例である。この実施形態では、第1,第2ファン20,30にシロッコファンを用いている。
ハウジング10は、第1,第2ファン20,30を収容する円筒部10aと、円筒部10aから外側に延びる吹出部10bとを有する。円筒部10aの一端に吸込口11を有するフランジ13が設けられ、円筒部10aの他端に吸込口12を有するフランジが設けられている。吸込口11,12には、ベルマウス14(図1では吸込口11側のみを示す)が設けられている。円筒部10aの軸方向の中間部分の外周に周方向に沿って環状のモータ固定部10cが設けられている。また、吹出部10bは、外方に向かって徐々に広がる四角錐形状をしており、その外端に吹出口15が設けられている。
第1ファン20は、円板状の端板21と、端板21の一方の面に周方向間隔をあけて配列された複数の羽根22と、複数の羽根22の端板21と反対の側を連結する環状部材23を有する。第2ファン30は、円板状の端板31と、端板31の一方の面に周方向に間隔をあけて配列された複数の羽根32と、複数の羽根22の端板21と反対の側を連結する環状部材33を有する。
また、第1ファン20は、第1ファン20の円板状の端板21の他方の面に設けられた環状の板部材24(図3に示す)を有する。第1ファン20は、インサート成形により板部材24を端板21に固定している。第2ファン30は、第2ファン30の円板状の端板31の他方の面に設けられた環状の板部材34(図3に示す)を有する。第2ファン30は、インサート成形により板部材34を端板31に固定している。
図3は、送風装置1の要部の分解斜視図である。図3に示すように、第1ファン20の板部材24とモータM1の一方の円板状の第1回転子40とが対向し、第2ファン30の板部材34とモータM1の一方の円板状の第2回転子50とが対向している。
上記モータM1は、円板状の第1,第2回転子40,50と、第1回転子40を回転可能に支持する第1軸受44と、第2回転子50を回転可能に支持する第2軸受54と、第1,第2回転子40,50に軸方向両方から挟まれた固定子60とを有する。
図4は、送風装置1の第1回転子40の平面図であり、図5は、送風装置1の第1回転子40の斜視図である。なお、第2回転子50は、第1回転子40と同一の構成をしている。
第1回転子40は、図4,図5に示すように、中央部分に設けられた固定部41と、固定部41の外周に設けられた円板状の磁石部材42とを有する。固定部41を軸方向に貫通する第1貫通孔43が周方向に間隔をあけて設けられている。第1貫通孔43は、第1回転子40の軸方向から見て円弧形状をしている。固定部41の円穴42aの内周に第1軸受44(図11~図13に示す)が固定される。なお、第1貫通孔43の第1回転子40の軸方向から見た形状は、円弧形状に限らず、円形状や多角形などでもよい。
円板状の磁石部材42は、極異方配向のプラスチックマグネットである。磁石部材42では、周方向にS極とN極が交互に配置されている。このような磁石部材42では、固定子60と対向する面の反対の側の面からの漏れ磁束が、パラレル配向の永久磁石を用いた場合に比べて非常に小さいので、この実施形態ではバックヨークを用いていない。
なお、第1回転子40および第2回転子50は、プラスチックマグネットに限らず、永久磁石を周方向に配置したものでもよい。
図6は、第1ファン20の板部材24の平面図であり、図7は、送風装置1の板部材24の斜視図である。なお、第2ファン30の板部材34は、板部材24と同一の構成をしている。
板部材24は、図6,図7に示すように、環状部24aと、環状部24aの内縁に設けられた段差部24bと、環状部24aの外縁に設けられた段差部24cとを有する。
この実施形態では、板部材24,34は、鋼板材料からなる。なお、板部材は、鋼板材料に限らず、強磁性体または常磁性体であればよい。
図8は、固定子60の平面図であり、図9は、固定子60の斜視図である。
固定子60は、図8,図9に示すように、周方向に間隔をあけて配置された固定子鉄心61と、固定子鉄心61に巻回されたコイル62と、中央に軸方向に固定されたシャフト63と、固定子鉄心61とコイル62とシャフト63とが樹脂モールドされた円板形状のモールド部64と、固定子鉄心61とコイル62とを絶縁するインシュレータ65とを有する。固定子鉄心61は、第1回転子40の軸方向にエアギャップG1を介して第1回転子40と対向すると共に、第2回転子50の軸方向にエアギャップG2を介して第2回転子50と対向する(図13参照)。
図10は、送風装置1を軸方向から見た図であり、図11は、図10のXI-XI線から見た断面の斜視図であり、図12は、図10のXI-XI線から見た断面図である。
図11,図12に示すように、第1ファン20の板部材24とモータM1の第1回転子40とが磁力により直接連結されている。ここで、第1回転子40に設けられた第1貫通孔43と、第1ファン20の端板21に設けられた第2貫通孔21aとが対向するように、第1ファン20と第1回転子40とを連結する。第2貫通孔21aは、第1ファン20の軸方向から見て第1貫通孔43と同一形状の円弧形状をしている。
同様に、第2ファン30の板部材34とモータM1の第2回転子50とが磁力により直接連結されている。ここで、第2回転子50に設けられた第1貫通孔53と、第2ファン30の端板31に設けられた第2貫通孔31aとが対向するように、第2ファン30と第2回転子50とを連結する。第2貫通孔31aは、第2ファン30の軸方向から見て第1貫通孔53と同一形状の円弧形状をしている。
なお、板部材24および板部材34の代わりに磁石を用いて第1,第2回転子40,50と連結してもよい。また、第1ファン20とモータM1の第1回転子40との連結および第2ファン30とモータM1の第2回転子50との連結は、磁力によらず、機械的に接続してもよい。
図13は、図12の要部の拡大断面図である。モータM1により第1ファン20および第2ファン30を駆動すると、空気が吸い込まれる第1,第2ファン20,30の内周側の空間は低圧となり、ハウジング10内において第1,第2ファン20,30の外周側の空間は、第1,第2ファン20,30から径方向外側に吹き出される空気により高圧となる。
これにより、図13に示すように、ハウジング10の内面と第1ファン20との間の空間S1から、第1ファン20の吹出空気の一部が、モータM1のエアギャップG1の径方向外側からエアギャップG1と第1回転子40の第1貫通孔43とを介して第1ファン20に吸い込まれる。また、ハウジング10の内面と第2ファン30との間の空間S2から、第2ファン30の吹出空気の一部が、モータM1のエアギャップG2の径方向外側からエアギャップG2と第2回転子50の第1貫通孔43とを介して第2ファン30に吸い込まれる。これによって、アキシャルギャップ型のモータM1の固定子60を効率よく冷却できる。モータM1の固定子60では、コイル62の銅損や固定子鉄心61の鉄損により温度が上昇し、コイル62の抵抗値の増大による効率低下や熱劣化による寿命低下が生じるので、固定子60の熱を効率よく放熱して冷却することが重要である。
第1ファン20および第2ファン30にシロッコファンを用いているので、内周と外周との圧力差が大きく、第1貫通孔43やエアギャップG1,G2が小さくても、固定子60の冷却に十分な空気を流すことができる。エアギャップG1,G2は、例えば0.5mm~1mmである。
上記第1実施形態の送風装置1によれば、第1,第2ファン20,30(遠心ファン)の吹出空気の一部が、モータM1のエアギャップG1,G2の径方向外側からエアギャップG1,G2と第1貫通孔43,53とを介して第1,第2ファン20,30に吸い込まれることによって、アキシャルギャップ型のモータM1の固定子60を効率よく冷却できる。モータM1のエアギャップG1,G2と第1,第2回転子40,50の第1貫通孔43,53とでモータM1を介した循環経路が形成されている。
上記第1実施形態の送風装置1では、第1,第2回転子40,50に径方向に空気通路となる溝などを磁極間に設けないので、磁極間の周方向の磁束密度の変化を抑えて、コギングトルクによる振動を抑制することができる。
また、固定子60の固定子鉄心61よりも径方向内側かつ第1軸受44よりも径方向外側の環状領域に対向する第1回転子40の部分に、第1貫通孔43を設ける。また、固定子60の固定子鉄心61よりも径方向内側かつ第2軸受54よりも径方向外側の環状領域に対向する第2回転子50の部分に、第1貫通孔53を設ける。これによって、第1貫通孔43,53を固定部41,51に設けることにより第1,第2軸受44,54に近づけることによって、第1,第2軸受44,54も効率よく冷却することができる。
また、第1ファン20の端板21に、第1ファン20の軸方向に貫通する第2貫通孔21aが設けられ、第1ファン20の吹出空気の一部が、モータM1のエアギャップG1の径方向外側からエアギャップG1と第1貫通孔43と第2貫通孔21aとを介して第1ファン20に吸い込まれる。また、第2ファン30の端板31に、第2ファン30の軸方向に貫通する第2貫通孔31aが設けられ、第2ファン30の吹出空気の一部が、モータM1のエアギャップG2の径方向外側からエアギャップG2と第1貫通孔53と第2貫通孔31aとを介して第2ファン30に吸い込まれる。第2貫通孔21a,31aによって、モータM1のエアギャップG1,G2の径方向外側から第1,第2ファン20,30に戻る循環経路の空気流れがスムーズになり、固定子60をより効率よく冷却できる。
なお、第1ファン20の端板21の第2貫通孔21aや第2ファン30の端板31の第2貫通孔31aの代わりに、第1貫通孔43,53から第1,第2ファン20,30に吸い込まれる他の通路を設けてもよい。
また、第1,第2回転子40,50の中央部分に、第1,第2軸受44,54が内周に固定された固定部41,51が設けられ、固定部41,51に第1貫通孔43,53が軸方向に設けられているので、円板状の磁石部材42,52に第1貫通孔を設ける場合に比べて磁石部材42,52の磁力低下を抑え、性能低下を抑制できる。
この送風装置1を備える空気調和機では、送風装置1のアキシャルギャップ型のモータM1の固定子60を効率よく冷却でき、信頼性を向上できる。
なお、上記第1実施形態では、第1回転子40の中央部分に設けられた固定部41を軸方向に貫通する第1貫通孔43を設けたが、図14,図15に示す変形例の回転子140のように、第1貫通孔143を磁石部材142に設けてもよい。
回転子140は、図14,図15に示すように、第1回転子40の中央部分に設けられた固定部141と、固定部141の外周に設けられた円板状の磁石部材142とを有する。磁石部材142を軸方向に貫通する第1貫通孔143が、磁石部材142の固定部141近傍に周方向に間隔をあけて設けられている。固定部141の円穴142aの内周に軸受が固定される。
円板状の磁石部材142は、第1実施形態の磁石部材42と同様に、極異方配向のプラスチックマグネットであり、周方向にS極とN極が交互に配置されている。
〔第2実施形態〕
図16は、本開示の第2実施形態の送風装置2の外観斜視図であり、図17は、第2実施形態の送風装置2のファン220とモータM2の外観斜視図である。
第2実施形態の送風装置2は、図16,図17に示すように、ハウジング210と、ファン220と、モータM2とを備えている。ファン220は、遠心ファンの一例である。この実施形態では、ファン220にシロッコファンを用いている。
ハウジング210は、ファン220を収容する円筒部210aと、円筒部210aから外側に延びる吹出部210bとを有する。円筒部210aの一端に吸込口211を有するフランジ213が設けられ、円筒部210aの他端の外周に周方向に沿って環状のモータ固定部210cが設けられ、モータ固定部210cの内周を覆うように端板210d(図20に示す)が設けられている。また、吹出部210bは、外方に向かって徐々に広がる四角錐形状をしており、その外端に吹出口215が設けられている。
ファン220は、円板状の端板221と、端板221の一方の面に周方向間隔をあけて配列された複数の羽根222と、複数の羽根222の端板221と反対の側を連結する環状部材223を有する。
また、ファン220は、ファン220の円板状の端板221の他方の面に設けられた環状の板部材224(図18に示す)を有する。
図18は、第2実施形態の送風装置2の要部の分解斜視図である。図18に示すように、ファン220の端板221とモータM2の円板状の回転子240とが対向している。
上記モータM2は、円板状の回転子240と、回転子240を回転可能に支持する軸受244と、回転子240に軸方向両方から挟まれた固定子260とを有する。
図19は、送風装置2を軸方向から見た図であり、図20は、図19のXX-XX線から見た断面の斜視図であり、図21は、図19のXX-XX線から見た断面図である。なお、ファン220は、第1実施形態の第1ファン20と同一の構成をしていると共に、回転子240は、第1実施形態の回転子40と同一の構成をしている。
回転子240は、図20,図21に示すように、中央部分に設けられた固定部241と、固定部241の外周に設けられた円板状の磁石部材242とを有する。固定部241を軸方向に貫通する第1貫通孔243が周方向に間隔をあけて設けられている。第1貫通孔243は、回転子240の軸方向から見て円弧形状をしている。固定部241の円穴242aの内周に軸受244が固定される。なお、第1貫通孔243の回転子240の軸方向から見た形状は、円弧形状に限らず、円形状や多角形などでもよい。
円板状の磁石部材42は、極異方配向のプラスチックマグネットである。磁石部材42では、周方向にS極とN極が交互に配置されている。
固定子260は、周方向に間隔をあけて配置された固定子鉄心261と、固定子鉄心261に巻回されたコイル262と、中央に軸方向に固定されたシャフト263と、固定子鉄心261とコイル262とシャフト263とが樹脂モールドされた円板形状のモールド部264と、固定子鉄心261とコイル262とを絶縁するインシュレータ265とを有する。固定子鉄心261は、回転子240の軸方向にエアギャップG3を介して回転子240と対向する(図22参照)。
図20,図21に示すように、ファン220の板部材224とモータM2の回転子240とが磁力により直接連結されている。ここで、回転子240に設けられた第1貫通孔243と、ファン220の端板221に設けられた第2貫通孔221aとが対向するように、ファン220と回転子240とを連結する。第2貫通孔221aは、ファン220の軸方向から見て第1貫通孔243と同一形状の円弧形状をしている。
図22は、図21の要部の拡大断面図である。図22に示すように、ハウジング210の内面とファン220との間の空間S3から、ファン220の吹出空気の一部が、モータM2のエアギャップG3の径方向外側からエアギャップG3と回転子240の第1貫通孔243とを介してファン220に吸い込まれる。これによって、アキシャルギャップ型のモータM2の固定子260を効率よく冷却できる。空間S3とモータM2のエアギャップG3と回転子240の第1貫通孔243とでモータM2を介した循環経路が形成されている。
また、ハウジング210のモータ固定部210cおよびモータM2のモールド部264の径方向外側の部分に、回転子240の軸方向に貫通する複数の第3貫通穴270が設けられている。モータM2のモールド部264の径方向内側の部分に、回転子240の軸方向に貫通する複数の第4貫通穴264aが設けられている。モータM2のモールド部264に形成された複数の第4貫通穴264aは、回転子240の第1貫通孔243の回転軌跡の仮想円に対向する位置に周方向に間隔をあけて配置されている。また、ハウジング210の端板210dと固定子260との間に空間S4が形成されている。
これにより、空間S3からファン220の吹出空気の一部が、第3貫通穴270と空間S4と第4貫通穴264aと第1貫通孔243とを介してファン220に吸い込まれる。これによって、モータM2の固定子260をさらに冷却効率を向上できる。空間S3と第3貫通穴270と空間S4と第4貫通穴264aと回転子240の第1貫通孔243とでモータM2を介した第2の循環経路が形成されている。
上記第2実施形態の送風装置2は、第1実施形態の送風装置1と同様の効果を有する。
上記第2実施形態では、上記第2の循環経路を用いて固定子260をさらに冷却したが、モータM2などの構成によっては第2の循環経路を用いなくてもよい。
上記第1,第2実施形態では、第1,第2ファン20,30とファン220にシロッコファンを用いた送風装置1,2について説明したが、ターボファンなどの他の遠心ファンを用いた送風装置に本開示を適用してもよい。
上記第1,第2実施形態では、固定子60の中央に固定されたシャフト63の一方の端部に第1軸受44を介して第1回転子40を回転可能に支持すると共に、シャフト63の他方の端部に第2軸受54を介して第2回転子50を回転可能に支持したが、シャフトの一方の端部に第1回転子を固定し、シャフトの他方の端部に第2回転子を固定して、固定子に設けられた軸受により当該シャフトを回転可能に支持する構成の送風装置に本開示を適用してもよい。
本開示の具体的な実施の形態について説明したが、本開示は上記第1,第2実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲内で種々変更して実施することができる。
1,2…送風装置
10,210…ハウジング
10a,210a…円筒部
10b,210b…吹出部
10c,210c…モータ固定部
10d…端板
11,12,211…吸込口
13,213…フランジ
14,214…ベルマウス
15,215…吹出口
20…第1ファン
21,221…円板状の端板
21a,221a…第2貫通孔
22,222…羽根
23,223…環状部材
24,224…板部材
30…第2ファン
31…円板状の端板
31a…第2貫通孔
32…羽根
33…環状部材
34…板部材
40…第1回転子
41,241…固定部
42,242…円板状の磁石部材
42a,242a…円穴
43,243…第1貫通孔
44…第1軸受
50…第2回転子
51…固定部
52…円板状の磁石部材
52a…円穴
53…第1貫通孔
54…第2軸受
60…固定子
61…固定子鉄心
62…コイル
63…シャフト
64…モールド部
65…インシュレータ
220…ファン
240…回転子
244…軸受
M1,M2…モータ

Claims (5)

  1. 遠心ファン(20,30,220)と、
    上記遠心ファン(20,30,220)を駆動するアキシャルギャップ型のモータ(M1,M2)と
    を備え、
    上記遠心ファン(20,30,220)は、上記モータ(M1,M2)とは反対側に吸込口を有し、
    上記モータ(M1,M2)は、
    円板状の回転子(40,50,240)と、
    上記回転子(40,50,240)、または、上記回転子(40,50,240)に固定されたシャフトを、回転可能に支持する軸受(44,54,244)と、
    上記回転子(40,50,240)の軸方向にエアギャップ(G1,G2,G3)を介して上記回転子(40,50,240)と対向する固定子鉄心(61,261)を有する固定子(60,260)と
    を含み、
    上記固定子(60,260)の上記固定子鉄心(61,261)よりも径方向内側に、上記回転子(40,50,240)の軸方向に貫通する第1貫通孔(43,53,243)が設けられ、
    上記遠心ファン(20,30,220)の吹出空気の一部が、上記モータ(M1,M2)の上記エアギャップ(G1,G2,G3)の径方向外側から上記エアギャップ(G1,G2,G3)と上記第1貫通孔(43,53,243)とを介して上記遠心ファン(20,30,220)に吸い込まれるように形成された循環経路を備える、送風装置(1,2)。
  2. 請求項1に記載の送風装置(1,2)において、
    上記第1貫通孔(43,53,243)は、上記固定子(60,260)の上記固定子鉄心(61,261)よりも径方向内側かつ上記軸受(44,54,244)よりも径方向外側の環状領域に対向する上記回転子(40,50,240)の部分に設けられている、送風装置(1,2)。
  3. 請求項1または2に記載の送風装置(1,2)において、
    上記遠心ファン(20,30,220)は、上記遠心ファン(20,30,220)の軸方向の一方に端板(21,31,221)を有し、
    上記端板(21,31,221)に、上記遠心ファン(20,30,220)の軸方向に貫通する第2貫通孔(21a,31a,221a)が設けられ、
    上記循環経路は、上記遠心ファン(20,30,220)の吹出空気の一部が、上記モータ(M1,M2)の上記エアギャップ(G1,G2,G3)の径方向外側から上記エアギャップ(G1,G2,G3)と上記第1貫通孔(43,53,243)と上記第2貫通孔(21a,31a,221a)とを介して上記遠心ファン(20,30,220)に吸い込まれるように形成されている、送風装置(1,2)。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の送風装置(1,2)において、
    上記モータ(M1,M2)の上記回転子(40,50,240)は、上記回転子(40,50,240)の中央部分に設けられ、上記軸受(44,54,244)または上記シャフトが内周に固定された固定部(41,51,241)と、上記固定部(41,51,241)の外周に設けられた円板状の磁石部材(42,52,242)とを有し、
    上記第1貫通孔(43,53,243)が上記固定部(41,51,241)に軸方向に設けられている、送風装置(1,2)。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の送風装置(1,2)を備える、空気調和機。
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