JP7381848B2 - 発光装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、発光装置及びその製造方法に関する。
発光素子を収納するハウジングを設ける代わりに、反射材を含む封止部材で発光素子の側面及び下面を覆い、さらに、発光素子のバンプ電極の下面と封止部材の下面に接するメッキ電極が備えられた小型の発光装置が知られている(例えば特許文献1)。
また、一対の電極と被覆部材とを連続して覆う金属層を形成して、レーザ光を照射して金属層の一部を除去する発光装置の製造方法が知られている(例えば特許文献2)。
特開2012-124443号公報 特開2017-118098号公報
本実施形態は、小型の発光装置でありながら、信頼性の高い発光装置の製造方法を提供する。
本発明の実施形態に係る発光装置の製造方法は、第1面側に一対の電極を備えた発光素子と、前記一対の電極の表面の一部が露出するように前記発光素子を覆う第1被覆部材と、を備えた中間体を準備する工程と、前記露出された前記一対の電極と前記第1被覆部材とを連続して覆う導電層を形成する工程と、前記一対の電極上の前記導電層及び前記第1被覆部材上の前記導電層にレーザ光を照射して、前記一対の電極間の前記導電層及び前記第1被覆部材上の前記導電層の一部を除去し、前記一対の電極が短絡しないように一対の配線を形成する工程と、を含み、前記導電層を形成する工程に使用する前記導電層は、複数のカーボン粒子中に樹脂若しくは溶剤が含有されているもの、又は、カーボン粒子のみである。
本発明の実施形態に係る発光装置は、第1面側に一対の電極を備える発光素子と、前記一対の電極の表面の一部が露出するように前記発光素子を覆う第1被覆部材と、前記露出された前記一対の電極と前記第1被覆部材とを連続して覆い、前記一対の電極同士は電気的に接続されていない一対の配線と、を有し、前記発光素子上における前記一対の配線は、複数のカーボン粒子中に樹脂が含有されているもの、又は、カーボン粒子のみである。
以上により、小型の発光装置でありながら、信頼性の高い発光装置の製造方法を提供することができる。
実施形態に係るパッケージの上斜方からの概略斜視図である。 実施形態に係るパッケージの概略底面図である。 実施形態に係るパッケージの概略断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略底面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略底面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略底面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略底面図である。 実施形態に係る発光装置の概略平面図である。 実施形態に係る発光装置の概略斜視図である。 第2実施形態に係る発光装置の導光板側からの概略斜視図である。 第2実施形態に係る発光装置の概略断面図である。 第2実施形態に係る発光装置の概略平面図である。 第3実施形態に係る発光装置の概略平面図である。 試験例1の断面写真である。 試験例2の断面写真である。 試験例3の断面写真である。 参考例1の断面写真である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」および、それらの用語を含む別の用語)を用いる。それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一の部分又は部材を示す。また、第1透光性部材、第2透光性部材、被覆部材等の樹脂部材については、成形、固化、硬化、個片化の前後を問わず、同じ名称を用いて説明する。すなわち、成形前は液状であり、成形後に固体となり、更に、成形後の固体を分割して形状を変化させた固体となる場合など、工程の段階によって状態が変化する部材について、同じ名称で説明する。
実施形態に係るパッケージ10を図1A~図1Cに示す。図1Aは、実施形態に係るパッケージの上斜方からの概略斜視図である。図1Bは、実施形態に係るパッケージの概略底面図である。図1Cは、実施形態に係るパッケージの概略断面図であり、図1AのIC-ICでの断面である。中間体の一例としてパッケージ10を用いて説明するが、発光素子1と第1被覆部材2とを備えていればよく、種々の形態を採ることができる。
パッケージ10は、発光素子1と、第1被覆部材2と、第1透光性部材3と、第2透光性部材4と、一対の電極5と、を備える。パッケージ10は直方体であるが任意の形状にしてもよい。平面視において発光素子1は矩形であるが、三角形、五角形、六角形等多角形でもよい。発光素子1は例えば基板上に第1半導体層と活性層と第2半導体層とを備え、活性層及び第2半導体層の一部が除去されている。発光素子1は第1面と、第1面と反対の第2面と、を有し、第1面側に一対の電極5を有する。第1面側とは、発光素子1に直接電極が形成されている場合だけでなく、半導体層や金属など他の部材を介して間接的に電極が形成されている場合を含む意図である。一対の電極5は、極性の異なる第1電極5aと第2電極5bとを有する。第1半導体層に第1電極5aが電気的に接続され、第2半導体層に第2電極5bが電気的に接続されている。発光素子1の第2面側に第1透光性部材3が配置されている。平面視において第1透光性部材3の大きさは発光素子1の第2面よりも大きいか同じ大きさ、若しくは小さくてもよい。第1透光性部材3の大きさが発光素子1の第2面と同じ大きさまたは第2面よりも大きい場合、発光素子1の側面には第2透光性部材4を配置してもよい。また、発光素子1と第1透光性部材3との間に第2透光性部材4を配置してもよい。平面視において第1透光性部材3は矩形であるが、三角形、五角形、六角形等多角形でもよい。第2透光性部材4は発光素子1と第1透光性部材3とを接着させる役割を果たすものが好ましい。第1被覆部材2は、一対の電極5の表面が露出するように発光素子1の第1面及び側面、第1透光性部材3、第2透光性部材4を覆うように設けられる。第1被覆部材2は、1回の工程で形成することもできるが、2回以上の複数の工程で形成することができる。2回以上の工程で第1被覆部材2を形成する場合は、複数の層にしてもよく、界面なく1層とすることもできる。
上記のパッケージを用いて、以下の工程により発光装置を形成することができる。図2A乃至図2Eは、実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略断面図である。パッケージは2個を例示として示すが、これに限定されず複数個使用することができる。図3A乃至図3Dは、実施形態に係る発光装置の製造方法を説明する概略底面図である。図4Aは、実施形態に係る発光装置の概略平面図である。図4Bは、実施形態に係る発光装置の概略斜視図である。図4Aは発光装置を個片化する前の状態を示し、図4Bは個片化した発光装置を示す。
実施形態に係る発光装置の製造方法は、第1面側に一対の電極を備えた発光素子と、前記一対の電極の表面の一部が露出するように前記発光素子を覆う第1被覆部材と、を備えた中間体を準備する工程と、前記露出された前記一対の電極と前記第1被覆部材とを連続して覆う導電層を形成する工程と、前記一対の電極上の前記導電層及び前記第1被覆部材上の前記導電層にレーザ光を照射して、前記一対の電極間の前記導電層及び前記第1被覆部材上の前記導電層の一部を除去し、前記一対の電極が短絡しないように一対の配線を形成する工程と、を含み、前記導電層を形成する工程に使用する前記導電層は、複数のカーボン粒子中に樹脂若しくは溶剤が含有されているもの、又は、カーボン粒子のみである。
導電層にレーザ光を照射することで、レーザアブレーションを生じさせ、中間体上の導電層の一部を除去する。これにより導電層がパターニングされることになり、導電層を配線、若しくは外部接続電極とすることができる。レーザアブレーションとは、固体の表面に照射されるレーザ光の照射強度がある大きさ(閾値)以上になると、固体の表面が除去される現象である。レーザアブレーションを利用することで、マスクなどを用いることがなく、導電層のパターニングをすることができる。
例えば、配線を形成するのに金属層を用いる場合、金属層を形成するのに、スパッタや蒸着など作業工程が複雑で高度な設備が必要でありコストがかかる。また金属層が薄膜であると断線が生じやすいため、金属層を厚くすることが求められる。一方で短絡しないように金属層にレーザ光を照射してレーザアブレーションを生じさせ、異種電極を形成する場合、金属層が厚いとレーザ出力を高くしなければならなかったり、金属層の溶け出しや除去に手間がかかったり、またレーザ出力が高くなり一対の電極間に配置される第1被覆部材を除去しすぎてしまったりとレーザ出力の調整や作業効率の改善などが求められる。
それに対し、実施形態における導電層を用いることにより簡易かつ高精度に配線を形成することができる。また、導電層は複数のカーボン粒子中に樹脂若しくは溶剤を含むもの、又は、カーボン粒子のみであるため、導電層にレーザ光を照射することにより樹脂やカーボンが飛びやすく、レーザ出力を大幅に抑えることができる。また、レーザ照射時間も大幅に短縮することができ、作業効率の大幅な改善を行うことができる。また、レーザアブレーションによる作業効率の大幅な改善を行えるため、導電層を厚くすることができ、断線を生じにくくすることができる。さらに、レーザアブレーションを用いて導電層の一部を除去することにより線幅の細い溝を形成することができ、より小型の発光装置を信頼性高く実現することができる。
導光板上に複数のパッケージを配置するが、その個数は特に問わない。例えば、導光板上に多数のパッケージを配置した後、4行4列の合計16個のパッケージで1セグメントとなるように個片化する。この1セグメントを電気的に接続することで拡張可能な大型のディスプレイとすることができるとともに、一部不灯に陥った場合もセグメントごとに取り換えできるため取り換え容易にすることができる。
以下、各工程について詳述する。
(中間体を準備する工程)
第1面側に一対の電極5を備えた発光素子1と、一対の電極5の表面の一部が露出するように発光素子1を覆う第1被覆部材2と、を備えた中間体を準備する。
導光板30上にパッケージ10を載置する。パッケージ10は接着性を持つ第3透光性部材40を介して導光板30上に配置することが好ましい。パッケージ10の第1透光性部材3と導光板30とが接触するように配置することが好ましい。第3透光性部材40は第1透光性部材3の側面と第1被覆部材2の側面とを覆うことが好ましい。これにより発光素子1から出射された光を側方に拡げることができるからである。導光板30上に配置されるパッケージ10は複数であり、縦方向及び横方向と規則的に配列された状態で配置されることが好ましい。導光板30上に配置されたパッケージ10の側方を第2被覆部材50で覆っていることが好ましい。第2被覆部材50の厚みはパッケージ10の厚みより薄いことが好ましいが、同じ又は厚くしてもよい。導電層25または配線20の形成を容易にするためである。一対の電極5はCuを含むことが好ましい。導電性が良いためである。
導光板30は平板を用いてもよく、平板の一部にパッケージ10を配置する凹部を設けてもよい。凹部は平面視において矩形であり、パッケージ10と相似形とすることが好ましいが、三角形、五角形、六角形等多角形、又は円形としてもよい。凹部の深さはパッケージ10の高さと同じでもよく、浅くてもよい。凹部の深さをパッケージ10の高さよりも浅くすることで、断面視においてパッケージ10が導光板30よりも一部突出し、パッケージ10の側面を第2被覆部材50で覆ってもよい。
隣り合う発光素子1間の距離は、目的とする発光装置100の大きさ、発光素子1の大きさ等によって適宜選択することができる。ただし、後工程において被覆部材を切断して個片化するため、その切断部分の幅(切断刃の幅)等をも考慮して配置する。
発光素子1の第1面上、かつ、一対の電極5間に第1被覆部材2が配置されている。この一対の電極5の間隔は、10μm以上であることが好ましく、20μm以上であることが特に好ましい。また、この一対の電極5の間隔は、100μm以下が好ましく、50μm以下が特に好ましい。これにより後述するレーザ光の照射により一対の配線を形成しやすくすることができ、小型のパッケージ10を使用することができる。レーザ光のパルス幅に応じて電極5間を設定することが好ましく、短絡を生じない幅であれば狭い方が好ましい。
(導電層を形成する工程)
露出された一対の電極5と第1被覆部材2とを連続して覆う導電層25を形成する。導電層25は、発光素子1上、又は、パッケージ10上を少なくとも覆っていればよい。複数のパッケージ10間はカーボン粒子が含有された導電層でなく、金属ペースト層や金属層を配置することが好ましい。
導光板30上に複数のパッケージ10が配置され、それぞれパッケージ10は第3透光性部材40を介して配置され、パッケージ10の側方に第2被覆部材50が配置されている。第1被覆部材2及び第2被覆部材50を連続するように導電層25を配置する。導電層25を形成する工程は、印刷、又は、噴霧のいずれかの方法で形成することが好ましい。印刷は、グラビア印刷、凸版印刷、平板印刷、スクリーン印刷などのいずれかの方法を用いることができ、スクリーン印刷が好ましい。噴霧は、インクジェット、エアーディスペンス、ジェットディスペンスのいずれかの方法を用いることができる。これによりスパッタや蒸着のような高度な設備を必要とすることなく、簡易に導電層25、さらには、配線20を形成することができる。導電層25の厚みは、5μm以上に形成することが好ましく、10μm以上が好ましく、12μm以上、15μm以上、20μm以上が特に好ましい。50μm以下が好ましく、35μm以下、30μm以下が特に好ましい。特に、20μm以上に形成することが好ましく25μm以上30μm以下が特に好ましい。所定の厚み以上にすることで導通を確保し、信頼性を向上させることができる。また、導電層25を所定の厚みにすることで電気抵抗を低くすることができる。このように導電層25を所定の厚みにした場合でも、レーザアブレーションを利用することで配線20の形成を容易に行うことができる。導電層25の幅は導通を取れればよく、例えば200μm以上1000μm以下が好ましく、特に400μm以上700μm以下が特に好ましい。
中間体を準備する工程において、発光素子1を複数使用し、導電層25を形成する工程において、複数の発光素子1をそれぞれ連続して覆い、後述の配線20を形成する工程において、複数の発光素子1が電気的に接続されることが好ましい。これにより複数の発光素子1を簡易に配線することができる。つまり、導電層25は、配線として機能するため、複数の発光素子同士を電気的に接続したり、外部電極と発光素子とを電気的に接続にしたりするために使用される。
ここで使用する導電層25は、複数のカーボン粒子中に樹脂が含有されていることが好ましく、さらに有機溶剤が含有されていてもよい。カーボン粒子は、最大径が0.01μm以上10μm以下の粒子であることが好ましく、0.1μm以上5μmが特に好ましい。使用されるカーボン粒子は、市販のアセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボングラファイトやカーボン繊維もしくはその解砕物、グラフェンやカーボンナノチューブなどが上げられる。それらの粒子は凝集していても構わない。導電層25に使用するカーボン粒子の大きさを制御することにより導電性を向上させることができる。また、導電層25を印刷する場合に粘度を調整することができる。カーボン粒子は、少なくとも50体積%以上は、扁平状、針状のいずれかを含むことが好ましい。これにより、カーボン粒子同士の接触面積を増やすことができ、導電性を高くするとともに電気抵抗を低く抑えることができるからである。導電層25を硬化前において、樹脂は粉体状、又は、液状のいずれでもよいが液状であることが作業性から好ましい。カーボン粒子は、白色の導電部材で被覆されていてもよい。これにより導電層25、配線20の光反射率を高めることができる。カーボン粒子は金属粒子、例えば銅粒子や銀粒子に比べて比重が大幅に小さいため、違いを明確にする便宜上、体積%で表す。
導電層25は、金属粉、例えば、銀粉、銅粉、又は、金属膜で覆われた銀粉若しくは銅粉の少なくともいずれかを50体積%以下、好ましくは20体積%以下含んでいてもよい。これにより電気抵抗値を下げ、導電性を高めることができる。
導電層25は、カーボン粒子の濃度が50体積%以上100体積%以下であることが好ましい。カーボン粒子の濃度を高くすることで厚膜形成が可能で発光素子との接続信頼性を向上することができる。また、樹脂の割合を所定の範囲にすることで、印刷等しやすくすることができる。
導電層25が、複数のカーボン粒子中に溶剤を含有している場合、導電層25を形成する工程後、配線20を形成する工程の前、溶剤を除去する工程を有することが好ましい。溶剤を除去することによりカーボン粒子のみの配線20を形成することができるからである。溶剤の除去は導電層25を所定の温度に加熱することで容易に除去することができる。溶剤を除去する温度は、溶剤の沸点まで加熱してもよいが、蒸気圧により溶剤の沸点以下であっても所定の時間静置しておくことで溶剤が除去されることもある。
導電層25を形成する工程において、複数の発光素子1上にそれぞれ分かれて導電層5が形成される。後述する一対の配線を形成する工程の前又は後に、少なくとも2以上の導電層25を、樹脂に金属粒子が含有される金属ペースト層又は金属のみにより形成される金属層により電気的に接続することが好ましい。発光素子1上のレーザ光を照射する部分の導電層のみカーボン粒子を含むものとし、複数の発光素子同士、若しくは、発光素子と外部電極とを接続する配線には、レーザ光を照射しないため金属ペースト層又は金属層で配線を形成することができる。この金属ペースト層又は金属層は、導電層を形成する工程の前に発光素子上を除く所定の導光板上に配置し、その後、発光素子上に導電層を形成し、電気的接続をとることで一対の配線とすることができる。また、導電層を形成後、少なくとも2つの導電層を電気的に接続するように金属ペースト層又は金属層を所定の導光板上に配置して配線をすることもできる。カーボン粒子を含む導電層と、金属ペースト層または金属層の一部は重なるように配置される。発光素子上に設けるカーボン粒子入り導電層はパッケージ10の上部だけが好ましいが、パッケージ10の上部を含み、パッケージ10の大きさの2倍以内にカーボン粒子入り導電層を設けてもよい。
(一対の配線を形成する工程)
一対の電極5上の導電層25及び第1被覆部材2上の導電層25にレーザ光を照射して、一対の電極5間の導電層25及び第1被覆部材2上の導電層25の一部を除去し、一対の電極5が短絡しないように一対の配線20を形成する。配線20は導電層25の一部を切断することによって形成されるものであり、導電層25と異なる材料を用いるものでない。また、レーザ光を照射して導電層25の一部を除去することで、1つの発光素子1の一対の電極5間で導電層25は分断された状態となり、一対の配線20となるが、隣接する複数の発光素子1の電極を被覆している導電層25と連続している状態である。つまり、一方の発光素子1の電極5間の導電層25を分断し、他方の発光素子1の電極5間の導電層25が残ったままでは、配線としては機能しない。
導電層25を印刷若しくは噴霧等を行い、導電層25に含まれる樹脂を硬化する。硬化は加熱またはレーザ照射等の硬化方法を使用することができる。硬化した導電層25にレーザ光を照射する。レーザ光はパルス照射することが好ましく、1パスの大きさは適宜調整する。またパルス照射の回数も1回乃至10回以内が好ましく、2回乃至5回以内が特に好ましい。導電層25を厚くすることにより導電性を高くしたり電気抵抗を低くしたりすることができる一方、第1電極5a、第2電極5bが短絡しないよう導電層25を切断するため、パルス照射の回数が増えることになる。パルス照射の回数が増えることにより一対の配線20を形成する工程時間が長くなるため、パルス照射の回数は少ない方が好ましい。よって、パルス照射の回数を2回乃至5回以内とすることが好ましい。また、同一箇所を複数回連続してパルス照射を行ってもよいが、蓄熱するため、レーザを動かして、同一箇所に連続して照射されないよう所定の時間経過後にパルス照射するようにしてもよい。レーザを用いることにより微細加工ができるとともに、切断箇所の位置精度を高く保持することができる。レーザ光の強度、照射スポットの径及び照射スポットの移動速度は、第1被覆部材2や導電層25の熱伝導率及びそれらの熱伝導率差等を考慮して、第1被覆部材2上の導電層25にレーザアブレーションが生じるように、設定することができる。
レーザ光の波長は、赤外領域(例えば1064nm付近)、赤色領域(例えば640nm付近)のレーザや、緑色領域(例えば532nm付近)のレーザや、緑色領域より短い青色領域や紫外域領域(例えば355nm付近)の発光波長のレーザを用いてもよい。紫外域領域ではこれにより、アブレーションを効率よく発生させ、量産性を高めることができる。またレーザのパルス幅はナノ秒、ピコ秒、フェムト秒等を使用することができる。例えば、532nm付近の緑色領域でパルス幅がナノ秒のレーザを用いることが出力や作業効率の観点から好ましい。
一対の電極5の距離よりも幅の狭いレーザ光を照射することが好ましい。例えば、第1電極5aと第2電極5bとの距離を30μmとし、レーザの加工幅が30μm前後のものを使用することで、第1配線20aと第2配線20bとの距離を30μmとすることができる。レーザ光は導電層25に対して90度の垂直方向から照射することが好ましいが、導電層25に対して45度から145度、好ましくは70度から110度の斜め方向から照射することが好ましい。
レーザ照射により導電層25の樹脂やカーボン粒子は飛散するため集塵する。集塵は導光板30に平行な方向若しくは導光板30に対して30度以内の角度をつけて集塵することが好ましい。
発光素子1の第1面上、かつ、一対の電極5間に第1被覆部材2が配置されており、一対の配線20を形成する工程において、発光素子1の第1面上、かつ、一対の電極5間に配置される第1被覆部材2は、レーザ光により一部除去されることが好ましい。つまり一対の電極55間に配置される第1被覆部材2は、レーザ光により完全に除去されるわけでなく、一部残存している。第1被覆部材2は絶縁性であるため、第1被覆部材2が残存することにより第1配線20aと第2配線20bとの短絡を防止することができる。残存される第1被覆部材2の厚みは電極5の厚みの1/5以上4/5であることが好ましい。また、レーザ光により一部除去された一対の電極5間の第1被覆部材2の表面は、100nm以上3μm以下、好ましくは500nm以上1μm以下の凹凸を有することが好ましい。カーボン粒子が小粒径であるため、レーザ光を照射することで導電層を容易に除去できるため、第1被覆部材2の表面を大幅に荒らすことがない。
ここで、レーザの照射方法であるが、導光板30上に複数の発光素子1を行方向及び列方向に並べて配置する。その発光素子1上に所定の幅の導電層25を配置する。そして発光素子1の一対の電極5間にレーザ光を照射する。発光素子1を所定位置に配置することで発光素子1の一対の電極5を直接視認することができないが一対の電極5間にレーザ照射を行うことができる。このときレーザ照射のずれを考慮し、一対の電極5の間はレーザのパルス幅よりも1.5倍から5倍程度広めに設定しておくことが好ましい。
また異なる方法として、まず中間体を準備する工程において発光素子1の一対の電極5を認識し、一対の配線を形成する工程において、中間体を準備する工程において認識した発光素子1の一対の電極5の間にレーザ光を照射する方法が好ましい。このように予め発光素子1の一対の電極5の位置を認識することで、上下方向への発光素子1のずれや発光素子1の回転を考慮して、適切な位置にレーザ光を照射することができるため、一対の電極5間を狭く設定し、小型の発光素子1を使用することができる。
一対の配線を形成する工程後、少なくとも一対の電極5を絶縁部材60で覆う工程をさらに含んでもよい。一対の電極5がレーザアブレーションにより露出されることもあるため、一対の電極5を絶縁部材60で覆うことにより短絡を防止することができる。絶縁部材60は一対の電極5だけでなく、一対の配線20、第2被覆部材50等も覆ってもよい。一対の電極5を絶縁部材60で覆う工程において、絶縁部材60は着色されていることが好ましい。絶縁部材60は透明、半透明、不透明のいずれであっても良いが、配線20の接続状態を確認するため、測定器の波長領域又は目視において透明又は半透明が好ましい。測定器は分光光度計を用いることが好ましく、例えば、分光光度計はピーク波長が480nmの青色光や、520nmの緑色光、600nmの赤色光等を用いることが好ましいが、この波長に限定されない。また、絶縁部材60は無色透明であることが好ましいが、第1被覆部材2等に絶縁部材60が配置されていることを確認したり、絶縁部材60を通して配線20の接続状態を確認したりすることができる程度に着色されていることが特に好ましい。例えば、絶縁部材60に青色や緑色、赤色等の着色材や色素、顔料、染料が含有されていることが好ましい。絶縁部材60の光透過率は例えば20%以上95%以下とすることができ、30%以上80%以下が好ましい。絶縁部材60の光透過率は透過率測定器を使う。絶縁部材60は膜状であることが好ましく、絶縁部材60の厚みは0.5μm乃至100μmが好ましい。絶縁部材60の大きさはパッケージ10の最大径の0.5乃至3倍の最大径を持つ円形、楕円形、矩形等であることが好ましい。
以上の工程を経ることにより、実施形態の発光装置を製造することができる。これにより小型の発光装置でありながら、信頼性の高い発光装置の製造方法を提供することができる。
実施形態の発光装置は、第1面側に一対の電極5を備える発光素子1と、一対の電極5の表面の一部が露出するように発光素子1を覆う第1被覆部材2と、露出された一対の電極5と第1被覆部材2とを連続して覆い、一対の電極5同士は電気的に接続されていない一対の配線20と、を有し、一対の配線20は、複数のカーボン粒子中に樹脂が含有されているもの、又は、カーボン粒子のみである。これにより小型の発光装置を提供することができる。また、導電性の高い発光装置を提供することができる。ここで「一対の電極同士は電気的に接続されていない」とは、異種電極となる一対の電極同士が短絡していないことを意味する。
発光素子1は第1面と反対の第2面側に第1透光性部材3が配置され、第1透光性部材3は、導光板30に配置されていることが好ましい。これにより発光素子1からの光を、導光板30を介して拡げることができる。また、第1透光性部材3に蛍光体が含有されている場合、所望の色を実現することができる。
発光素子1の第1面と第2面とに繋がる側面には、第2透光性部材4を備えることが好ましい。これにより発光素子1の側面から出射された光を第1面の直上方向に出射させやすくすることができる。
一対の電極5間に配置される第1被覆部材2の表面は、100nm以上3μm以下、好ましくは500nm以上1μm以下の凹凸を有することが好ましい。カーボン粒子が小粒径であるため、レーザ光を照射することで導電層を容易に除去できるため、第1被覆部材2の表面を大幅に荒らすことがない。
一対の電極5は、絶縁部材60で覆われていることが好ましい。これにより一対の電極5の短絡を抑えることができるからである。
一対の配線20は、カーボン粒子の濃度が50体積%以上100体積%以下であることが好ましく、80体積%以上がより好ましい。カーボン粒子の濃度を高くすることで導電性を高くすることができ、電気抵抗も低く抑えることができる。
一対の配線20の厚みは、5μm以上に形成することが好ましく、10μm以上が好ましく、12μm以上、15μm以上、20μm以上が特に好ましい。50μm以下が好ましく、35μm以下、30μm以下が特に好ましい。これにより所定の厚みを有し、薄型の発光装置を提供することができるからである。特に、20μm以上に形成することが好ましく25μm以上30μm以下が特に好ましい。
発光装置に使用される発光素子1は、複数であり、複数の発光素子1上のそれぞれに分かれて一対の配線20が形成される。少なくとも2以上の一対の配線20は、樹脂に金属粒子が含有される金属ペースト層又は金属のみにより形成される金属層により電気的に接続されて一対の配線20が形成されていることが好ましい。発光素子1上のレーザ光を照射する部分の配線のみカーボン粒子を含むものとし、複数の発光素子同士、若しくは、発光素子と外部電極とを接続する配線には、レーザ光を照射しないため金属ペースト層又は金属層で配線を形成することができる。これにより配線の電気抵抗値を大幅に下げることができる。
パッケージ10
パッケージ10は、発光素子1と、第1被覆部材2と、を少なくとも備え、さらに、第1透光性部材3、第2透光性部材4なども備えることができる。発光素子1は第1面に一対の電極5を備える。第1被覆部材2は、発光素子1の側面を覆うため、絶縁性であればよい。第1被覆部材2は反射性が好ましいが、透光性であってもよい。反射性の第1被覆部材2は、例えば、シリコーン樹脂にシリカ及び白色の酸化チタンが60wt%程度含有する部材等を用いることができ、圧縮成形、トランスファモールド、射出成形、印刷、スプレー等により形成することができる。また、第1被覆部材は板状に成形し、所定の大きさに切断し直方体とすることができる。
板状部材の第1透光性部材3の上に、液状の第2透光性部材4を塗布し、複数の発光素子1をそれぞれ接着する。液状の第2透光性部材4は互いに分離するように形成される。各第2透光性部材4は、発光素子1の形状に対応して、平面視において任意の形状にすることができ、例えば、正方形、長方形、円形、楕円形が挙げられる。なお、隣接する第2透光性部材4の間隔は、パッケージ10の外形及びパッケージ10の取り個数に応じて適宜設定できる。また、第2透光性部材4は、板状部材の第1透光性部材3の面積の70%~150%程度を覆うように形成することが好ましい。
発光素子1を液状の第1透光性部材3の上に配置すると、第2透光性部材4は発光素子1の側面を這い上がる。これにより、第1透光性部材3上に発光素子1を載置した状態において、第2透光性部材4の外面が、斜め上方向に向くような形状になる。例えば、第2透光性部材4と発光素子とを合わせた形態は四角錐台となる。発光素子1を第1透光性部材3上に配置した後、必要に応じて、発光素子1を押圧するようにしてもよい。発光素子1を配置後に、液状の第2透光性部材4を加熱することで、硬化された第2透光性部材4が形成される。
尚、発光素子1と第1透光性部材3の間にも第2透光性部材4は存在しているが、第2透光性部材4を用いることなく直接接合することもできる。
次に、導光板30の上に、第1透光性部材3が接触するように、第3透光性部材40を介してパッケージ10を配置する。第2被覆部材50は、複数のパッケージ10を一体的に覆うように設ける。第2被覆部材50は、例えば、シリコーン樹脂にシリカ及び白色の酸化チタンが60wt%程度含有する部材等を用いることができ、圧縮成形、トランスファモールド、射出成形、印刷、スプレー等により形成することができる。
なお、導光板30上に配置されたパッケージ10を覆うように第2被覆部材50の全体を覆い、第2被覆部材50を硬化させた後、発光素子1の一対の電極5が露出するように、公知の加工方法により第2被覆部材50の厚さを薄くしてもよい。これにより、所定の厚みのパッケージ10を得ることができる。また、一対の電極5と第2被覆部材50との高さを揃えることができ、導電層25を印刷しやすくすることができる。
尚、ここで「板状」とは、発光素子が載置可能な大面積を備えた部材を指すものであり、例えば、シート状、膜状、層状、などの用語で言い換えてもよい。
発光素子1
発光素子1としては、例えば発光ダイオード等の半導体発光素子を用いることができ、青色、緑色、赤色等の可視光を発光可能な発光素子を用いることができる。半導体発光素子は、発光層を含む積層構造体と、電極と、を備える。積層構造体は、電極が形成された側の第1面と、それとは反対側の光取り出し面となる第2面と、を備える。
積層構造体は、発光層を含む半導体層を含む。さらに、サファイア等の透光性基板を備えていてもよい。半導体積層体の一例としては、第1導電型半導体層(例えばn型半導体層)、発光層(活性層)および第2導電型半導体層(例えばp型半導体層)の3つの半導体層を含むことができる。紫外光や、青色光から緑色光の可視光を発光可能な半導体層としては、例えば、III-V族化合物半導体等の半導体材料から形成することができる。具体的には、InAlGa1-X-YN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等の窒化物系の半導体材料を用いることができる。赤色を発光可能な半導体積層体としては、GaAs、GaAlAs、GaP、InGaAs、InGaAsP等を用いることができる。電極は銅が好ましい。
第1被覆部材2
第1被覆部材2は、例えば、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂などの熱硬化性樹脂を主成分とする樹脂部材が好ましい。
第1被覆部材2は、光反射性の樹脂部材とすることが好ましい。光反射性の樹脂とは、発光素子からの光に対する反射率が70%以上の樹脂材料を意味する。例えば、白色樹脂などが好ましい。第1被覆部材に達した光が反射されて、発光装置の発光面に向かうことにより、発光装置の光取出し効率を高めることができる。また、第1被覆部材2としては透光性の樹脂部材としてもよい。この場合の第1被覆部材は、後述の第1透光性部材と同様の材料を用いることができる。
光反射性の樹脂としては、例えば透光性樹脂に、光反射性物質を分散させたものを使用することができる。光反射性物質としては、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、チタン酸カリウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、ムライトなどが好適である。光反射性物質は、粒状、繊維状、薄板片状などが利用できるが、特に、繊維状のものは第1被覆部材の熱膨張率を低下させる効果も期待できるので好ましい。
第1被覆部材が、例えば、光反射性物質のようなフィラーを含む樹脂部材により構成される場合、レーザが照射された表面の樹脂成分がアブレーションにより除去されて表面にフィラーが露出する。また、レーザ光の照射スポットを表面上で連続的又は逐次移動させることによって、移動方向にストライプ状の溝が形成される。この溝は、レーザ光の照射スポット径により、例えば、10~100μm程度、典型的には40μmの幅で、0.1~3μmの深さに形成される。
第1被覆部材2は、第1透光性部材3と同様の材料を使用してもよく、下記の透光性材料に加え、波長変換部材として蛍光体を含んでもよい。蛍光体は、発光素子からの発光で励起可能なものが使用される。発光素子の第2面のみに蛍光体を含む第1透光性部材が配置されるだけでなく、発光素子の側面にも蛍光体を含む第2透光性部材を配置することで、発光素子及び蛍光体からの光を側方に拡げることができるからである。
第1透光性部材3
第1透光性部材3は、発光素子の第2面に配置される。第1透光性部材3の材料は、樹脂、ガラス等が使用できる。樹脂として、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メチルペンテン樹脂、ポリノルボルネン樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。特に、耐光性、耐熱性に優れるシリコーン樹脂が好適である。
第1透光性部材3は、上記の透光性材料に加え、波長変換部材として蛍光体を含んでもよい。蛍光体は、発光素子からの発光で励起可能なものが使用される。例えば、青色発光素子又は紫外線発光素子で励起可能な蛍光体としては、セリウムで賦活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(YAG:Ce);セリウムで賦活されたルテチウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(LAG:Ce);ユウロピウムおよび/又はクロムで賦活された窒素含有アルミノ珪酸カルシウム系蛍光体(CaO-Al-SiO);ユウロピウムで賦活されたシリケート系蛍光体((Sr,Ba)SiO);βサイアロン蛍光体、CASN系蛍光体、SCASN系蛍光体等の窒化物系蛍光体;KSF系蛍光体(KSiF:Mn);硫化物系蛍光体、量子ドット蛍光体などが挙げられる。これらの蛍光体と、青色発光素子又は紫外線発光素子と組み合わせることにより、様々な色の発光装置(例えば白色系の発光装置)を製造することができる。第1透光性部材3は、上記の透光性材料に代えて、波長変換部材として蛍光体のみでもよい。
また、第1透光性部材3には、粘度を調整する等の目的で、各種のフィラー等を含有させてもよい。
第2透光性部材4
第2透光性部材4は、発光素子1と第1透光性部材3とを接着する。第2透光性部材に蛍光体やフィラーを含有させてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
導光板30
導光板30は平板状だけでなく、一部凹部や凸部があってもよい。凹部にパッケージを配置することができる。また凹部や凸部にレンズ等の機能を持たせてもよい。また導光板30に見切り性を持たせるよう凹みや遮光や反射膜等を形成してもよい。パッケージが配置された導光板の反対側に反射膜や遮光膜を設けることでパッケージからの光を導光板を介して水平方向に拡げることができる。
第2実施形態に係る発光装置について図面を用いて説明する。図5は、第2実施形態に係る発光装置の導光板側からの概略斜視図である。図6は、第2実施形態に係る発光装置の概略断面図である。図7は、第2実施形態に係る発光装置の概略平面図である。第2実施形態に係る発光装置の概略斜視図は縦4セル、横4セルの合計16セルからなる1セグメントを構成する。このセグメントを複数組み合わせることで任意の大きさの面状光源とすることができる。第2実施形態に係る発光装置の概略断面図は1セルを示す。
第2実施形態に係る発光装置について所定の導光板31を用いる。導光板31はパッケージ10が配置される面側を平面とし、平面と反対側の面側を背面とする。導光板31の背面側から主にパッケージ10の光は放出される。導光板31の1セルにはパッケージ10が配置される領域に第1凹部31aを有する。導光板31において隣り合う第1凹部31aの間には第2凹部31bが配置されており、第2凹部31bは縦横の直線の交差により作られている格子状である。パッケージ10は第1透光性部材3上に発光素子1が載置され、発光素子1の側面に第2透光性部材4が配置され、第2透光性部材4を覆う第1被覆部材2が配置されている。第1凹部31aは平面視において四角錐台形状となっており、断面視において開口上方の方が底面側よりも広口となる台形である。第1凹部31aは開口上方の開口面積が底面積よりも大きい。四角錐台形の底部と第1透光性部材3が接するようにパッケージ10が配置されている。パッケージ10の側面は第3透光性部材40が配置されている。導光板31の第2凹部31bには反射部材70が配置されている。反射部材70の上面及び導光板31の平面は第2被覆部材50で被覆されている。反射部材70及び第2被覆部材50はパッケージ10からの光を効率よく反射するよう樹脂中に光反射性物質が混合され、パッケージ10からの光が導光板31の背面側から出射するようになっている。また、第2凹部31bはパッケージ10からの光が導光板31の背面側から出射しやすくなるよう、傾斜が設けられており、好ましくは導光板31の背面に対して垂直方向に光が取り出せるような傾斜角度が好ましい。第2被覆部材50上に配線21が設けられている。配線21は、複数のカーボン粒子中に樹脂が含有されているもの、又は、カーボン粒子のみである。ただし、樹脂とともに溶剤を含有することもあり、樹脂を硬化する際に加熱により溶剤は除去されるため、溶剤は残っていない、若しくは、残っていても残留はわずかである。第1配線21aはパッケージ10の第1電極5aと電気的に接続され、第2配線21bはパッケージ10の第2電極5bと電気的に接続され、これら接続部分は絶縁部材60により被覆されている。このとき、第2凹部31bは隣り合う第1凹部31aの間、つまり、セルとセルとのつなぎ目が最も深くなっている。この第2凹部31b内に反射部材70を配置するため、反射部材70に使用されている樹脂の硬化に伴い樹脂のひけが生じ、第2凹部31bの反射部材70の上面に湾曲した凹みが生じやすくなる。そのため配線21を印刷等した際に断線しやすくなるおそれがあるため、配線21の一部に幅広部21cを設けている。配線21は断線しないまでも、配線21を印刷する際にかすれが生じたり配線が細くなったりし、電気抵抗が上がるおそれがある。そのため、第2凹部31bの最も凹んでいる部分付近やセルとセルのつなぎ目に配線21の幅広部21cを設けることが好ましい。また配線21の幅広部21cは円形、楕円形状に限られず矩形や多角形とすることができ、1個に限らず複数個、さらには複数線にすることもできる。セルとセルのつなぎ目に複数の幅広部21cを設ける場合は、複数の幅広部21cを略直線状に配置することが好ましい。ただし、カーボン粒子を含む導電層にレーザ光を照射してレーザアブレーションを生じさせるが、レーザ出力を低く抑えることができるため、カーボン粒子等を含む配線21の厚みを厚くすることができる。
導光板31の背面は第1凹部31aの反対側に第3凹部31cを設けることが好ましい。この第3凹部31cは例えば円錐状、多角錐状であることが好ましい。第3凹部31cを円錐形状等にすることによりパッケージ10から出射された光が導光板31を介して水平方向や斜め方向に広がるからである。第3凹部31cに遮光部材80を設けてもよい。パッケージ10から出射された光は直上が最も強く出射されるため、導光板31全体で見た際に発光ムラが生じやすくなる。そこで第3凹部31cに遮光部材80を設けることでパッケージ10から出射された直上の光を抑制し発光ムラを低減することができる。遮光部材80は第3凹部31cの全体を覆ってもよいが、第3凹部31cの一部だけ、例えば、第3凹部31cの深さ1/4乃至3/4程度であることが好ましい。遮光部材80は導光板31の背面視において第1凹部31aと同じ乃至2倍程度被覆していることが好ましい。第3凹部31cに遮光部材80を設けた後の第3凹部31cは背面視において、円錐台形状であることが好ましい。
よって、導光板31は、発光素子1が配置される複数の第1凹部31aと、隣り合う第1凹部31aの間に第2凹部31bと、を備え、第2凹部31bは反射部材70が配置されており、反射部材70を覆う第2被覆部材50が配置され、配線21は第2被覆部材50上に配置される。第2凹部31b上に配置された配線21は、第1凹部31a上に配置された配線21よりも幅の広い部分、幅広部21cを備えることが好ましい。
第3実施形態に係る発光装置について図面を用いて説明する。図8は、第3実施形態に係る発光装置の概略平面図である。
第3実施形態に係る発光装置は、第2の実施形態に係る配線が異なる以外はほぼ同じ形態を採る。配線22は横方向に隣り合うパッケージ10の間、特に隣り合うパッケージ10の中間の位置に幅広部22cを設けている。配線22の横方向の中央付近は、隣り合うパッケージ10の間に屈曲している箇所を設けているが、隣り合うパッケージ10の中間の位置から外れた箇所に屈曲している箇所を設けている。配線22が屈曲することにより印刷時のかすれや断線を抑制することができる。また、横方向においてパッケージ10が配置されている側と異なる側の配線22に線幅の広い配線部22dを設けている。配線22の線幅を広げることにより電気抵抗を下げたり、断線を防止したりすることができる。配線部22dの横方向の長さは特に問わないが、上下方向の幅広部22cの近傍まで延びていることが好ましい。
試験例として、試験片上に複数のカーボン粒子が配置された配線を形成する。この配線は、発光素子上に配置される一対の配線に相当する。樹脂及び溶剤を含む、所定の導電物質を含有する導電層を試験片上に形成し、所定の温度を加え樹脂を硬化し、かつ、溶剤を除去した後、導電層にレーザ光を照射し、導電層の一部を除去し、一対の配線を形成するものである。導電層の厚みをいくつ用意し、配線形成の上限を確認する。レーザ光の条件は波長355nmのUVレーザを用い、レーザパワーは1W、発信周波数100KHz、スキャン速度1000mm/Sの条件で加工した。電気抵抗値は、試験片にとして1cm角に30μm、ペースト印刷して、4端子法で抵抗を測定して、体積固有抵抗を求めた。
図9A乃至図9Cは、試験例1~3の断面写真である。図10は、参考例1の断面写真である。写真における白っぽい粒子が金属粒子であり、黒っぽい粒子がカーボン粒子である。
試験例1の配線は、複数のカーボン粒子が溶剤に含有された導電層を試験片上に形成する。一つの導電層の厚みを15μmとする。試験例2として、導電層に、カーボン粒子と銅粒子を重量比50:50で溶剤に含有させる。カーボン粒子と銅粒子の体積比は83:17である。銅粒子は約2μmの球状である。試験例3として、導電層に、カーボン粒子と銅粒子を重量比50:50で溶剤に含有させる。カーボン粒子と銅粒子の体積比は83:17である。銅粒子は最大径が約3μmの扁平状である。試験例4として、導電層に、カーボン粒子と銅粒子を重量比40:60で溶剤に含有させる。カーボン粒子と銅粒子の体積比は77:23である。銅粒子は最大径が約3μmの扁平状である。試験例5として、導電層に、カーボン粒子と銅粒子を重量比30:70で溶剤に含有させる。カーボン粒子と銅粒子の体積比は68:32である。銅粒子は最大径が約3μmの扁平状である。試験例6として、導電層に、カーボン粒子と銅粒子を重量比20:80で溶剤に含有させる。カーボン粒子と銅粒子の体積比は56:44である。銅粒子は最大径が約3μmの扁平状である。
参考例1として、導電層に、銅粒子のみを溶剤に含有させる。銅粒子は約2μmの球状である。
Figure 0007381848000001
参考例1は、電気抵抗値は1×10-4Ωcm低いが、レーザ光による導電層の切断がし難く、限界は10μm程度である。
それに対し、試験例1~6は、レーザ光による導電層の切断がし易く、限界は10μmより高い値を示した。試験例3では、電気抵抗値が0.05Ω・cmであるが、レーザ光による導電層の切断がし易く、限界は30μmと高い値を示した。試験例2では、電気抵抗値が0.5Ω・cmであるが、レーザ光による導電層の切断がし易く、限界は30μmと高い値を示した。これは銅粒子が球状であるか扁平状であるかによる違いであるが、扁平状を使用することで銅粒子同士の接触面積が増え、電気抵抗値が下がったものと思われる。さらに、試験例1では、電気抵抗値が1Ω・cmとやや高い値を示したが、限界が50μm以上と導電層の厚みを厚くすることができる。このように導電層の厚みを厚くし、断線のおそれを低減するとともに、レーザ出力を抑えることができる。
本実施形態に係る発光装置は、バックライトや照明装置等に利用することができる。
1 発光素子
2 第1被覆部材
3 第1透光性部材
4 第2透光性部材
5 電極
5a 第1電極
5b 第2電極
10 パッケージ
20、21、22 配線
20a、21a 第1配線
20b、21b 第2配線
20c、21c 幅広部
22d 配線部
25 導電層
30、31 導光板
31a 第1凹部
31b 第2凹部
31c 第3凹部
40 第3透光性部材
50 第2被覆部材
60 絶縁部材
70 反射部材
80 遮光部材
100 発光装置

Claims (30)

  1. 第1面側に一対の電極を備えた発光素子と、前記一対の電極の表面の一部が露出するように前記発光素子を覆う第1被覆部材と、を備えた中間体を準備する工程と、
    露出された前記一対の電極と前記第1被覆部材とを連続して覆う導電層を形成する工程と、
    前記一対の電極上の前記導電層及び前記第1被覆部材上の前記導電層にレーザ光を照射して、前記一対の電極間の前記導電層及び前記第1被覆部材上の前記導電層の一部を除去し、前記一対の電極が短絡しないように一対の配線を形成する工程と、
    を含み、
    前記中間体を準備する工程において、
    前記発光素子は前記第1面と反対の第2面側に第1透光性部材が配置され、
    前記第1透光性部材は、導光板に配置され、
    前記導電層を形成する工程に使用する前記導電層は、複数のカーボン粒子中に樹脂若しくは溶剤が含有されているもの、又は、カーボン粒子のみであり、
    前記導光板は、前記発光素子が配置される複数の第1凹部と、隣り合う前記第1凹部の間に第2凹部と、を備え、前記第2凹部には反射部材が配置されており、前記反射部材を覆う第2被覆部材が配置され、前記配線は前記第2被覆部材上に配置され、
    前記第2凹部上に配置された前記配線は、前記第1凹部上に配置された前記配線よりも幅の広い部分を備える、発光装置の製造方法。
  2. 前記一対の配線を形成する工程後、少なくとも前記一対の電極を絶縁部材で覆う工程と、を含む請求項1に記載の発光装置の製造方法。
  3. 前記一対の配線を形成する工程は、前記一対の電極の距離よりも幅の狭い前記レーザ光を照射する工程を含む請求項1又は請求項2に記載の発光装置の製造方法。
  4. 前記導電層を形成する工程は、印刷、または、噴霧のいずれかの方法で形成する工程を含む請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  5. 前記中間体を準備する工程において、前記発光素子の前記第1面上、かつ、前記一対の電極間に前記第1被覆部材が配置されており、
    前記一対の配線を形成する工程において、前記発光素子の前記第1面上、かつ、前記一対の電極間に配置される前記第1被覆部材は、前記レーザ光により一部除去される請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  6. 前記中間体を準備する工程において、前記一対の電極を認識し、
    前記一対の配線を形成する工程において、前記中間体を準備する工程において認識した前記一対の電極の間に前記レーザ光を照射する請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  7. 前記中間体を準備する工程において、前記発光素子を複数使用し、
    前記導電層を形成する工程において、前記複数の発光素子をそれぞれ連続して覆い、
    前記配線を形成する工程において、前記複数の発光素子が電気的に接続される請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  8. 前記導電層が、複数のカーボン粒子中に溶剤を含有している場合、
    前記導電層を形成する工程後、前記配線を形成する工程の前、前記溶剤を除去する工程を有する請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  9. 前記カーボン粒子は、少なくとも50体積%以上は、扁平状、針状のいずれかを含む請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  10. 前記導電層を形成する工程において使用する前記導電層は、前記カーボン粒子の濃度が80体積%以上100体積%以下である請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  11. 前記導電層を形成する工程において、前記導電層の厚みを12μm以上50μm以下に形成する請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  12. 前記カーボン粒子は、最大径が0.01μm以上10μm以下の粒子である請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  13. 前記導電層を形成する工程において、複数の前記発光素子上にそれぞれ分かれて前記導電層が形成され、
    前記一対の配線を形成する工程の前又は後に、少なくとも2以上の前記導電層を、樹脂に金属粒子が含有される金属ペースト層又は金属のみにより形成される金属層により電気的に接続する請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  14. 第1面と、前記第1面と反対の第2面と、を有する発光素子と、
    前記発光素子の第2面側に配置される第1透光性部材と、
    前記発光素子の第1面側に設けられる一対の電極と、
    前記一対の電極の表面の一部が露出するように前記発光素子を覆う第1被覆部材と、を備えるパッケージと、
    前記パッケージが配置される導光板と、
    前記導光板上であり、かつ、前記パッケージの側方を覆う第2被覆部材と、
    露出された前記一対の電極と前記第1被覆部材とを連続して覆う導電層の一部がレーザ加工により除去されることで溝が形成され短絡しないようになる一対の配線と、を有し、
    前記発光素子上における前記一対の配線は、複数のカーボン粒子中に樹脂が含有されているもの、又は、カーボン粒子のみであり、
    前記一対の電極間に前記溝を有する発光装置。
  15. 前記一対の電極間に配置される前記第1被覆部材の表面は、100nm以上3μm以下の凹凸を有する請求項14に記載の発光装置。
  16. 前記一対の電極は、絶縁部材で覆われている請求項14又は請求項15に記載の発光装置。
  17. 前記一対の配線は、前記カーボン粒子の濃度が50体積%以上100体積%以下である請求項14乃至請求項16のいずれか一項に記載の発光装置。
  18. 前記一対の配線の厚みは、5μm以上50μm以下である請求項14乃至請求項17のいずれか一項に記載の発光装置。
  19. 前記カーボン粒子は、少なくとも50体積%以上は、扁平状、針状のいずれかを含む請求項14乃至請求項18のいずれか一項に記載の発光装置。
  20. 前記カーボン粒子は、最大径が0.01μm以上10μm以下の粒子を含む請求項14乃至請求項19のいずれか一項に記載の発光装置。
  21. 前記発光素子は、複数であり、
    前記複数の発光素子上のそれぞれに分かれて前記一対の配線が形成され、
    少なくとも2以上の前記一対の配線は、樹脂に金属粒子が含有される金属ペースト層又は金属のみにより形成される金属層により電気的に接続する請求項14乃至請求項20のいずれか一項に記載の発光装置。
  22. 前記パッケージは、さらに、前記発光素子の側面に第2透光性部材が配置されている請求項14乃至請求項21のいずれか一項に記載の発光装置。
  23. 前記第2透光性部材は、前記発光素子の前記第2面と前記第1透光性部材との間に配置されており、
    前記第2透光性部材は、前記発光素子の前記第2面と前記第1透光性部材とを接着している請求項22に記載の発光装置。
  24. 前記第1透光性部材上に前記発光素子を載置した状態において、前記第2透光性部材の外面が、斜め上方向に向く形状となっている請求項22又は請求項23に記載の発光装置。
  25. 前記導光板は、第1凹部を有しており、前記第1凹部に、前記パッケージ又は前記発光素子が配置されており、
    前記パッケージ又は前記発光素子と前記導光板とを接着する第3透光性部材が前記第1凹部に配置されている請求項14乃至請求項24のいずれか一項に記載の発光装置。
  26. 前記溝は、10μm以上100μm以下の幅で、0.1μm以上3μm以下の深さを有する請求項14乃至請求項25のいずれか一項に記載の発光装置。
  27. 前記第1凹部の深さは、前記パッケージの高さと同じ、又は、前記パッケージの高さよりも浅い請求項25又は請求項25を引用する請求項26に記載の発光装置。
  28. 前記導光板は、さらに第2凹部を有しており、
    前記第2凹部は、隣り合う前記第1凹部の間に配置されており、前記第2凹部は縦横の直線の交点を中心として形成されており、格子状に配置されている請求項25又は請求項25を引用する請求項26又は請求項27に記載の発光装置。
  29. 前記一対の配線は、その一部に幅広部を有しており、
    前記幅広部は、前記第2凹部に設けられている請求項28に記載の発光装置。
  30. 前記導光板は、前記第1凹部の反対側にさらに第3凹部を設けており、
    前記第3凹部には遮光部材が設けられている請求項25又は請求項25を引用する請求項26から請求項29のいずれか一項に記載の発光装置。
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