JP7378684B2 - 空気調和操作端末、空気調和操作プログラムおよび空気調和システム - Google Patents

空気調和操作端末、空気調和操作プログラムおよび空気調和システム Download PDF

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Description

本開示は、空気調和機の操作に関するものである。
室内機が複数のベーンを有する空気調和機が存在する。例えば、天井カセット形の室内機の多くは複数のベーンを有する。
このような空気調和機の使用において、ベーンごとに風向および風量などを調節すれば、より快適な室内環境が実現される。
特許文献1は、スマートフォンのような端末装置を利用して風向および風量を変更する操作を行うための技術を開示している。
この技術では、室内機のベーンから吹き出される風に対応した仮想空間画像が、画面に表示される。そして、利用者は、その画面に触れることによって、風向および風量を変更するための操作を行う。
特開2014-190686号公報
特許文献1の技術は、室内機が1つのベーンを有する空気調和機の操作を対象にしている。そして、室内機が複数のベーンを有する空気調和機に対して、操作対象となるベーンを特定し、特定したベーンからの風向および風量などを調節するための操作は開示されていない。
本開示は、室内機が複数のベーンを有する空気調和機に対して、操作対象となるベーンを特定し、特定したベーンからの風向および風量などを調節するための操作を行えるようにすることを目的とする。
本開示の空気調和操作端末は、
複数のベーンを有する空気調和室内機を撮影して得られる撮影画像を取得する画像取得部と、
前記空気調和室内機と同じ種類の空気調和室内機が映った教師画像に対する機械学習によって生成される学習済みモデルを用いて、前記撮影画像の中の前記複数のベーンを検出する物体検出部と、
前記撮影画像の中の前記複数のベーンから、吹き出し風が調節される1つのベーンである対象ベーンを選択するベーン選択部と、
前記対象ベーンを識別するための対象識別マークと、前記対象ベーンからの吹き出し風の調節内容を指定するためのグラフィカルユーザインタフェースである調節インタフェースと、が重畳された前記撮影画像を重畳画像として表示する画像表示部と、
前記調節インタフェースの操作によって指定される調節内容を受け付ける指定受付部と、
受け付けられた調節内容を前記空気調和室内機に設定する空気調和設定部と、を備える。
本開示によれば、室内機が複数のベーンを有する空気調和機に対して、操作対象となるベーンを特定し、特定したベーンからの風向および風量などを調節するための操作を行うことが可能となる。
実施の形態1における空気調和システム100の構成図。 実施の形態1における空気調和室内機110の構成図。 実施の形態1における空気調和操作端末200の構成図。 実施の形態1における記憶部290の構成図。 実施の形態1における学習済みモデル291の説明図。 実施の形態1におけるベーン識別データ292を示す図。 実施の形態1における空気調和操作方法のフローチャート。 実施の形態1における撮影画像281を示す図。 実施の形態1におけるステップS120のフローチャート。 実施の形態1におけるステップS130の説明図。 実施の形態1における対象ベーン113を示す図。 実施の形態1における重畳画像282を示す図。 実施の形態1における空気調和システム100の構成例を示す図。 実施の形態1における空気調和コントローラ120の構成例を示す図。 実施の形態2における空気調和操作方法のフローチャート。 実施の形態2における候補ベーン群114を示す図。 実施の形態2における重畳画像285を示す図。 実施の形態2における重畳画像282を示す図。 実施の形態3における空気調和操作端末200の構成図。 実施の形態3における空気調和操作方法のフローチャート。 実施の形態3における端末向きを示す図。 実施の形態3におけるステップS350のフローチャート。 実施の形態3における状態インタフェース287の表示手順を示す図。 実施の形態3における重畳画像282を示す図。 実施の形態4における重畳画像282を示す図。 実施の形態における空気調和操作端末200のハードウェア構成図。
実施の形態および図面において、同じ要素または対応する要素には同じ符号を付している。説明した要素と同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
空気調和システム100について、図1から図14に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいて、空気調和システム100の構成を説明する。
空気調和システム100は、空気調和機101と、空気調和操作端末200と、を備える。
空気調和機101は、空気調和室外機102と、空気調和室内機110と、を備える。
空気調和室外機102は、空気調和機101の室外機である。
空気調和室内機110は、空気調和機101の室内機である。
空気調和操作端末200は、空気調和のための各種操作に用いられる端末である。例えば、スマートフォンが空気調和操作端末200として利用される。
空気調和操作端末200は、空気調和機101と無線で通信する。具体的には、空気調和操作端末200は空気調和室内機110と通信する。
図2に基づいて、空気調和室内機110の構成を説明する。
空気調和室内機110は、複数のベーン111と、拡張部品112と、通信装置119と、を有する。
ベーン111は、風が吹き出される口である。
拡張部品112は、空気調和室内機110に設けられる部品である。例えば、拡張部品112は、人感センサおよび温度センサなどが搭載された部品である。
通信装置119は、レシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置119は通信チップまたはNICである。空気調和室内機110の通信は通信装置119を用いて行われる。
NICは、Network Interface Cardの略称である。
空気調和室内機110は、ベーン111ごとに吹き出し風を調節することが可能である。具体的には、空気調和室内機110は、ベーン111ごとに風向および風量などを調節する。
吹き出し風の調節が可能な項目(風向および風量など)を「調節項目」と称する。
調節の具体的な内容を「調節内容」と称する。例えば、調節内容は、上下左右のような風向、および、風量の強さなどを示す。
図3に基づいて、空気調和操作端末200の構成を説明する。
空気調和操作端末200は、プロセッサ201とメモリ202と補助記憶装置203と通信装置204とカメラ205とディスプレイ206といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ201は、演算処理を行うICであり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ201は、CPU、DSPまたはGPUである。
ICは、Integrated Circuitの略称である。
CPUは、Central Processing Unitの略称である。
DSPは、Digital Signal Processorの略称である。
GPUは、Graphics Processing Unitの略称である。
メモリ202は揮発性または不揮発性の記憶装置である。メモリ202は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ202はRAMである。メモリ202に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置203に保存される。
RAMは、Random Access Memoryの略称である。
補助記憶装置203は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置203は、ROM、HDD、フラッシュメモリまたはこれらの組み合わせである。補助記憶装置203に記憶されたデータは必要に応じてメモリ202にロードされる。
ROMは、Read Only Memoryの略称である。
HDDは、Hard Disk Driveの略称である。
通信装置204はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置204は通信チップまたはNICである。空気調和操作端末200の通信は通信装置204を用いて行われる。
カメラ205は、撮影装置である。
ディスプレイ206は、表示装置である。例えば、ディスプレイ206はタッチパネルディスプレイである。
空気調和操作端末200は、画像取得部211と物体検出部212とベーン識別部213とベーン選択部214と画像表示部215と指定受付部216と空気調和設定部217といった要素を備える。これらの要素はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置203には、画像取得部211と物体検出部212とベーン識別部213とベーン選択部214と画像表示部215と指定受付部216と空気調和設定部217としてコンピュータを機能させるための空気調和操作プログラムが記憶されている。空気調和操作プログラムは、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
補助記憶装置203には、さらに、OSが記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
プロセッサ201は、OSを実行しながら、空気調和操作プログラムを実行する。
OSは、Operating Systemの略称である。
空気調和操作プログラムの入出力データは記憶部290に記憶される。
メモリ202は記憶部290として機能する。但し、補助記憶装置203、プロセッサ201内のレジスタおよびプロセッサ201内のキャッシュメモリなどの記憶装置が、メモリ202の代わりに、又は、メモリ202と共に、記憶部290として機能してもよい。
空気調和操作端末200は、プロセッサ201を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。
空気調和操作プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録(格納)することができる。
図4に基づいて、記憶部290の構成を説明する。
記憶部290には、学習済みモデル291およびベーン識別データ292などのデータが記憶される。
図5に基づいて、学習済みモデル291を説明する。
学習済みモデル291は、空気調和室内機110が映った入力画像から各ベーン111および拡張部品112を検出するためのモデルである。
学習済みモデル291は、複数の教師画像を入力にして機械学習を行うことによって生成される。
教師画像は、教師データとなる画像である。教師画像には、空気調和室内機110と同じ種類の空気調和室内機が映っている。教師画像に映った空気調和室内機は、空気調和室内機110であってもよいし、空気調和室内機110とは別の機体であってもよい。
教師画像は大量にあった方がよい。汎化性能向上のため、室内の照明環境の変化を考慮して教師画像を用意することが望ましい。具体的には、ノイズが付加された画像および輝度が変更された画像などを教師画像として用意することが望ましい。
例えば、物体検出部212が、1つ以上の教師画像を受け付け、バリエーションの教師画像を生成し、受け付けた教師画像と生成した教師画像とを使って機械学習を行う。
機械学習では、例えば、畳み込みニューラルネットワーク、YOLO、SSDまたはFaster R-CNNなどの学習モデルが用いられる。
YOLOは、You Only Look Onceの略称である。
SSDは、Single Shot Multibox Detectorの略称である。
Faster R-CNNは、Faster Region Convolutional Neural Networkの略称である。
機械学習では、具体的にはバウンディングボックスおよびクラス分類が学習される。
バウンディングボックスは、ベーン111または拡張部品112といった物体を囲う枠であり、物体が位置する領域を示す。
クラス分類は、ベーン111または拡張部品112といった物体の種類を示す。
図6に基づいて、ベーン識別データ292を説明する。
ベーン識別データ292は、拡張部品112に対する各ベーン111の位置関係と各ベーン111の識別子を示すデータである。
具体的には、ベーン識別データ292は、ベーン111ごとに、位置番号と識別番号を互いに対応付けて示す。
位置番号は、拡張部品112に対するベーン111の位置関係を示す番号である。例えば、拡張部品112が右に位置するベーン111の位置番号が「1」である。また、位置番号が「1」であるベーン111から右回りの順で、各ベーン111の位置番号が1ずつ大きくなる。
識別番号は、ベーン111を識別する番号である。
なお、拡張部品112の取り付け位置は、空気調和室内機110を設置する時に決定される。そして、複数の空気調和室内機110が存在する場合、拡張部品112の取り付け位置が空気調和室内機110ごとに異なる可能性がある。そのため、ベーン識別データ292は空気調和室内機110ごとに管理される。
ベーン識別データ292は、記憶部290に予め記憶される。
但し、ベーン識別データ292は、空気調和操作端末200によって自動で生成されてもよい。
以下に、ベーン識別データ292を自動で生成する方法について説明する。
例えば、空気調和操作端末200は、空気調和室内機110から位置関係データを通信によって取得する。位置関係データは、拡張部品112と各ベーン111の位置関係と、各ベーン111の識別子と、を示す。そして、空気調和操作端末200は、学習済みモデル291により定められた位置番号と取得された位置関係データとに基づいて、ベーン識別データ292を生成する。
例えば、空気調和操作端末200は、学習済みモデル291により定められた各ベーン111の位置番号を仮の識別番号として認識する。次に、空気調和操作端末200は、認識した仮の識別番号を使って空気調和室内機110を操作する。そして、空気調和操作端末200は、操作に応じて実際に稼働したベーン111と仮の識別番号のズレに基づいて、ベーン識別データ292を作成する。図6では、仮の識別番号は位置番号と同じになる。そのため、実際に稼働したベーン111と仮の識別番号のズレは、番号が1ずれることに相当する。なお、操作に応じて実際に稼働したベーン111は、カメラ205が空気調和室内機110を撮影することにより自動で検知されてもよいし、ユーザが稼働したベーン111を指定することにより検知されてもよい。
***動作の説明***
空気調和操作端末200の動作の手順は空気調和操作方法に相当する。また、空気調和操作端末200の動作の手順は空気調和操作プログラムによる処理の手順に相当する。
図7に基づいて、空気調和操作方法を説明する。
ステップS110において、利用者は、空気調和操作端末200のカメラ205を操作して、空気調和室内機110を撮影する。
カメラ205は、利用者の操作にしたがって空気調和室内機110を撮影して画像を出力する。撮影によって得られる画像を「撮影画像281」と称する。
画像取得部211は、カメラ205から撮影画像281を取得し、撮影画像281を記憶部290に記憶する。
図8に基づいて、撮影画像281の具体例を説明する。
撮影画像281は、空気調和操作端末200のディスプレイ206に表示されている。
撮影画像281には、空気調和室内機110が映っている。空気調和室内機110は、4つのベーン(111A~111D)を有する。つまり、撮影画像281には、4つのベーン(111A~111D)を有する空気調和室内機110が映っている。
図7に戻り、ステップS120から説明を続ける。
ステップS120において、物体検出部212は、学習済みモデル291を用いて、撮影画像281の中の複数のベーン111を検出する。
具体的には、物体検出部212は、撮影画像281を入力にして学習済みモデル291を演算する。これにより、複数のベーン111および拡張部品112が検出される。
図9に基づいて、ステップS120の手順を説明する。
ステップS121において、物体検出部212は、学習済みモデル291を用いて、ベーン111と拡張部品112のそれぞれのバウンディングボックスを推定する。
ステップS122において、物体検出部212は、各バウンディングボックスに基づいて、ベーン111と拡張部品112のそれぞれの位置を特定する。
例えば、物体検出部212は、バウンディングボックスの中心を算出する。算出される中心が特定された位置である。
図7に戻り、ステップS130から説明を続ける。
ステップS130において、ベーン識別部213は、撮影画像281における拡張部品112に対する各ベーン111の位置関係を判定し、判定された位置関係に基づいて各ベーン111を識別する。
具体的には、ベーン識別部213は、ベーン識別データ292を用いて、各ベーン111の識別子を特定する。
図10に基づいて、ステップS130の詳細を説明する。
拡張部品112を基点として基準方向を示すベクトルを「基準ベクトル」と称する。具体的には、基準方向は、拡張部品112が右上に位置する場合の右方向である。
拡張部品112から各ベーン111へのベクトルを「相対位置ベクトル」と称する。
(1)まず、ベーン識別部213は、ベーン111ごとに、基準ベクトルに対する相対位置ベクトルの相対角度を算出する。算出される相対角度は、拡張部品112を基点にして基準ベクトルを相対位置ベクトルと重なるまで左回りに回転させたときの回転角度である。
(2)次に、ベーン識別部213は、各ベーン111の相対角度に基づいて、各ベーン111の位置番号を決定する。
具体的には、ベーン識別部213は、相対角度が最も小さいベーン111を選択し、選択されたベーン111に位置番号「1」を割り当てる。さらに、ベーン識別部213は、相対角度の大きい順に残りの各ベーン111を選択し、選択された各ベーン111に「2」から順番に位置番号を割り当てる。
(3)そして、ベーン識別部213は、ベーン111ごとに、位置番号に対応する識別番号をベーン識別データ292から取得する。
図7に戻り、ステップS140から説明を続ける。
ステップS140において、ベーン選択部214は、撮影画像281の中の複数のベーン111から、1つのベーン111を選択する。選択されるベーン111を「対象ベーン113」と称する。
対象ベーン113は、吹き出し風が調節されるベーン111である。
図11に基づいて、対象ベーン113の具体例を説明する。
利用者に最も近いベーン111から吹き出る風が、利用者に当たって利用者に強く影響を及ぼす、と考えられる。
撮影画像281の中で最も上方に位置するベーン111が利用者に最も近いベーン111である、と考えられる。
そこで、ベーン選択部214は、撮影画像281の中で最も上方に位置するベーン111を対象ベーン113として選択する。
図7に戻り、ステップS150から説明を続ける。
ステップS150において、画像表示部215は、撮影画像281を用いて重畳画像282を生成し、重畳画像282をディスプレイ206に表示する。
図12に基づいて、重畳画像282を説明する。
重畳画像282は、対象識別マーク283と調節インタフェース284が重畳された撮影画像281である。
対象識別マーク283は、対象ベーン113を識別するためのマークである。対象識別マーク283は、対象ベーン113の位置に重畳される。
調節インタフェース284は、対象ベーン113からの吹き出し風の調節内容を指定するためのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)である。
調節インタフェース284は、調節の種類ごとにGUIを含む。調節の種類は、上下風向、左右風向、風量および運転モードなどである。
調節インタフェース284には、アイコン(図12を参照)またはスライダなどのGUIが用いられる。
調節インタフェース284は、図12において重畳画像282の下側に重畳されている。但し、調節インタフェース284が重畳される位置は、図12に示す位置に限定されない。
図7に戻り、ステップS160から説明を続ける。
ステップS160において、利用者は、調節インタフェース284を操作することによって、対象ベーン113に対する調節内容を指定する。
そして、指定受付部216は、対象ベーン113に対する調節内容を受け付ける。
ステップS170において、空気調和設定部217は、空気調和室内機110と通信することによって、対象ベーン113に対する調節内容を空気調和室内機110に設定する。
具体的には、空気調和設定部217は、対象ベーン113の識別子と、対象ベーン113に対する調節内容と、を示す設定要求を空気調和室内機110に送信する。空気調和室内機110は、設定要求を受信する。そして、空気調和室内機110は、設定要求に示される識別子で識別されるベーン111に対して、設定要求に示される調節内容の設定を行う。
その後、空気調和室内機110は、設定された調節内容にしたがって、対象ベーン113からの吹き出し風を調節する。
***実施例の説明***
図13および図14に基づいて、実施例を説明する。
図13に示すように、空気調和機101は、空気調和コントローラ120を備えてもよい。
空気調和コントローラ120は、空気調和室内機110を制御するためのリモートコントローラである。空気調和コントローラ120は、ワイヤードリモートコントローラとワイヤレスリモートコントローラのいずれであってもよい。
空気調和コントローラ120は、有線または無線で空気調和室内機110に接続し、空気調和室内機110を制御する。空気調和コントローラ120が有線で空気調和室内機110に接続される場合、空気調和室内機110の通信装置119は不要である。
図14に、空気調和コントローラ120の構成を示す。
空気調和コントローラ120は、処理回路121と通信装置122とディスプレイ123といったハードウェアを備える。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続される。
処理回路121は、空気調和制御部124を実現するハードウェアである。
通信装置122は、レシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置122は通信チップまたはNICである。空気調和コントローラ120の通信は通信装置122を用いて行われる。
ディスプレイ123は、表示装置である。例えば、ディスプレイ123は液晶ディスプレイまたはタッチパネルディスプレイである。
処理回路121の詳細を説明する。
処理回路121は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路121が専用のハードウェアである場合、処理回路121は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。
FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
空気調和コントローラ120は、処理回路121を代替する複数の処理回路を備えてもよい。
処理回路121において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。
空気調和機101が空気調和コントローラ120を備える場合、ステップS170(図7を参照)は以下のように実行される。
ステップS170において、空気調和設定部217は、対象ベーン113に対する調節内容を示すデータを空気調和コントローラ120へ送信する。空気調和制御部124は、送信されたデータを受信する。
そして、空気調和制御部124は、空気調和室内機110と通信することによって、対象ベーン113に対する調節内容を空気調和室内機110に設定する。
各ベーン111の識別番号は、ベーン識別データ292を用いずに特定されてもよい。
例えば、空気調和操作端末200は、空気調和室内機110から位置関係データを通信により取得する。位置関係データは、拡張部品112と各ベーン111の位置関係と、各ベーン111の識別子と、を示す。そして、空気調和操作端末200は、学習済みモデル291により定められた位置番号と取得された位置関係データとに基づいて、各ベーン111の識別番号を特定する。
例えば、空気調和操作端末200は、学習済みモデル291により定められた各ベーン111の位置番号を仮の識別番号として認識する。次に、空気調和操作端末200は、認識した仮の識別番号を使って空気調和室内機110を操作する。そして、空気調和操作端末200は、操作に応じて実際に稼働したベーン111と仮の識別番号のズレに基づいて、ベーン111の識別番号を特定する。なお、操作に応じて実際に稼働したベーン111は、カメラ205が空気調和室内機110を撮影することにより自動で検知されてもよいし、利用者が稼働したベーン111を指定することにより検知されてもよい。
***実施の形態1の効果***
実施の形態1は、室内機が複数のベーン111を有する空気調和機101に対して、操作対象となるベーン111を特定し、風向および風量などを調節するための操作を行うことを可能にする。
具体的には、空気調和室内機110が撮影されると、撮影によって得られた画像の中で複数のベーン111がそれぞれ識別され、対象ベーン113が特定される。これにより、室内機が複数のベーン111を有する空気調和機101に対して、対象ベーン113の風向および風量などを調節するための操作が可能となる。
実施の形態2.
対象ベーン113の候補となる2つ以上のベーン111を提示し、候補の中から選択された1つのベーン111を対象ベーン113として扱う形態について、主に実施の形態1と異なる点を図15から図18に基づいて説明する。
***構成の説明***
空気調和システム100の構成は、実施の形態1における構成と同じである。
***動作の説明***
図15に基づいて、空気調和操作方法を説明する。
ステップS210からステップS230は、実施の形態1のステップS110からステップS130と同じである。
ステップS230の後、処理はステップS241に進む。
ステップS241において、ベーン選択部214は、撮影画像281の中の複数のベーン111から、2つ以上のベーン111を選択する。選択されるベーン111を「候補ベーン群114」と称する。
候補ベーン群114は、対象ベーン113の候補となる2つ以上のベーン111である。
図16に基づいて、候補ベーン群114の具体例を説明する。
利用者に近いベーン111から吹き出る風が、利用者に当たって利用者に強く影響を及ぼす、と考えられる。
撮影画像281の中で上方に位置するベーン111ほど利用者に近い、と考えられる。
そこで、ベーン選択部214は、撮影画像281の上方から順に2つのベーン111を候補ベーン群114として選択する。
図15に戻り、ステップS242から説明を続ける。
ステップS242において、画像表示部215は、撮影画像281を用いて重畳画像285を生成し、重畳画像285をディスプレイ206に表示する。
図17に基づいて、重畳画像285を説明する。
重畳画像285は、候補識別マーク群が重畳された撮影画像281である。
候補識別マーク群は、候補ベーン群114を構成する2つ以上のベーン111に対応する2つ以上の候補識別マーク286である。
候補識別マーク286は、候補ベーン群114の各ベーン111を識別するためのマークである。候補識別マーク286は、候補ベーン群114の各ベーン111の位置に重畳される。
図15に戻り、ステップS243から説明を続ける。
ステップS243において、利用者は、対象ベーン113にしたい1つのベーン111の候補識別マーク286を選択することによって、1つのベーン111の識別子を指定する。
指定受付部216は、1つのベーン111の識別子を受け付ける。
ベーン選択部214は、候補ベーン群114から、受け付けられた識別子で識別される1つのベーン111を選択する。選択されるベーン111が対象ベーン113となる。
ステップS243の後、処理はステップS250に進む。
ステップS250において、画像表示部215は、撮影画像281を用いて重畳画像282を生成し、重畳画像282をディスプレイ206に表示する。
ステップS250は、実施の形態1のステップS150に相当する。
図18に、重畳画像282の具体例を示す。
重畳画像282には、対象ベーン113に選ばれなかったベーン111の候補識別マーク286が重畳されてもよい。
図15に戻り、ステップS260から説明を続ける。
ステップS260およびステップS270は、実施の形態1のステップS160およびステップS170と同じである。
***実施の形態2の効果***
実施の形態1は、空気調和室内機110が撮影されると撮影によって得られた画像の中で複数のベーン111のそれぞれを識別し、候補ベーン群114を特定する。また、指定受付部216がベーン111の指定を受け付ける。
これにより、室内機が複数のベーン111を有する空気調和機101に対して、候補ベーン群114から対象ベーン113を指定して対象ベーン113の風向および風量などを調節するための操作が可能となる。
実施の形態3.
対象ベーン113からの吹き出し風の状態を表示する形態について、主に実施の形態1と異なる点を図19から図24に基づいて説明する。
***構成の説明***
空気調和システム100の構成は、実施の形態1における構成と同様である。
但し、空気調和操作端末200の構成が、実施の形態1における構成と異なる。
図19に基づいて、空気調和操作端末200の構成を説明する。
空気調和操作端末200は、さらに、方向センサ207というハードウェアを備える。
方向センサ207は、空気調和操作端末200の向きを計測するためのセンサである。例えば、方向センサ207は、加速度センサおよびジャイロセンサなどである。
空気調和操作端末200は、さらに、方向取得部218という要素を備える。
空気調和操作プログラムは、さらに、方向取得部218としてコンピュータを機能させる。
***動作の説明***
図20に基づいて、空気調和操作方法を説明する。
ステップS310において、画像取得部211は、カメラ205から撮影画像281を取得する。この処理は、実施の形態1のステップS110と同じである。
さらに、方向取得部218は、方向センサ207から端末向きを取得する。
端末向きは、空気調和操作端末200の向きを示すデータである。
図21に示すように、端末向きは、空気調和操作端末200の平面と直交する方向が鉛直上向きに対して成す角度で表される。
図20に戻り、ステップS320から説明を続ける。
ステップS320において、物体検出部212は、学習済みモデル291を用いて、撮影画像281の中の複数のベーン111を検出する。
ステップS320は、実施の形態1のステップS120と同じである。
ステップS320では、複数のベーン111のそれぞれのバウンディングボックスが推定される。
ステップS330およびステップS340は、実施の形態1のステップS130およびステップS140と同じである。
ステップS350において、画像表示部215は、撮影画像281を用いて重畳画像282を生成し、重畳画像282をディスプレイ206に表示する。
重畳画像282は、状態インタフェース287および調節インタフェース284が重畳された撮影画像281である。
状態インタフェース287は、対象ベーン113からの吹き出し風の状態を示すグラフィカルユーザインタフェース(GUI)である。
図22に基づいて、ステップS350の手順を説明する。
ステップS351において、画像表示部215は、対象ベーン113からの吹き出し風の状態を示すデータ(対象状態)を取得する。
対象状態は、対象状態は現在値および指令値で表される。
現在値は、対象ベーン113からの吹き出し風の現在の状態を示すデータである。
指令値は、対象ベーン113からの吹き出し風の調節後の状態を示すデータである。
具体的には、画像表示部215は、空気調和室内機110(または空気調和コントローラ120)と通信することによって、現在値を取得する。
また、画像表示部215は、記憶部290から指令初期値を取得する。
指令初期値は、初期の指令値である。例えば、前回の指令値または現在値が指令初期値となる。
ステップS352において、画像表示部215は、対象ベーン113のバウンディングボックスに基づいて、対象傾きを算出する。
対象傾きは、撮影画像281の中の対象ベーン113の傾きである。
例えば、画像表示部215は、ハフ変換などの従来技術を用いて対象傾きを算出する。
ステップS353において、画像表示部215は、端末向きと対象傾きに基づいて重畳向きを算出する。
重畳向きは、撮影画像281に重畳される状態インタフェース287の向きである。例えば、重畳向きは、状態インタフェース287の基準座標系における回転行列で表現される。
ステップS354において、画像表示部215は、撮影画像281の中の対象ベーン113の位置に状態インタフェース287を重畳向きで重畳させて重畳画像282を生成し、重畳画像282をディスプレイ206に表示する。
具体的には、画像表示部215は以下のように動作する。
まず、画像表示部215は、対象状態(現在値および指令値)に基づいて、対象ベーン113からの吹き出し風の状態を示す状態インタフェース287を生成する。
次に、画像表示部215は、状態インタフェース287を重畳向きに合わせて回転させる。
次に、画像表示部215は、回転された状態インタフェース287を撮影画像281の中の対象ベーン113の位置に重畳させることによって、重畳画像282を生成する。
そして、画像表示部215は、重畳画像282をディスプレイ206に表示する。
ステップS355において、画像表示部215は、表示された重畳画像282に調節インタフェース284を重畳する。
図23に、状態インタフェース287の表示手順の概要を示す。
まず、複数のベーン111のバウンディングボックスが推定される(ステップS320)。
次に、対象ベーン113のバウンディングボックスが選択され、対象ベーン113のバウンディングボックスに基づいて対象ベーン113の傾きが算出される(ステップS352)。
そして、状態インタフェース287が対象ベーン113の傾きに合わせて対象ベーン113の位置に重畳され、重畳画像282が表示される(ステップS354)。
図20に戻り、ステップS360から説明を続ける。
ステップS360において、利用者は、調節インタフェース284を操作することによって、対象ベーン113に対する調節内容を指定する。
そして、指定受付部216は、対象ベーン113に対する調節内容を受け付ける。
ステップS360は、実施の形態1のステップS160に相当する。
図24に、重畳画像282の具体例を示す。
重畳画像282において、状態インタフェース287および複数の調節インタフェース(284A~284C)が重畳されている。
状態インタフェース287は、対象ベーン113からの吹き出し風の向きおよび強さを矢印で表している。
調節インタフェース284Aはアイコンである。
調節インタフェース(284Bおよび284C)はスライダである。利用者は、黒丸部分を移動して操作を行う。調節インタフェース284Bの操作により、水平方向の風向きを指定することができる。調節インタフェース284Cの操作により、上下方向の風向きを指定することができる。
画像表示部215は、状態インタフェース287と調節インタフェース(284Bおよび284C)の少なくとも一方に、現在値を表すマークと指令値を表すマークを記してもよい。
図20に戻り、ステップS370を説明する。
ステップS370において、空気調和設定部217は、対象ベーン113に対する調節内容を空気調和室内機110に設定する。
ステップS370は、実施の形態1のステップS170と同じである。
***実施例の説明***
実施の形態3は実施の形態2に適用されてもよい。つまり、対象ベーン113は候補ベーン群114から選択されてもよい。
***実施の形態3の効果***
実施の形態3は、状態インタフェース287を表示する。これにより、室内機が複数のベーン111を有する空気調和機101に対して、より直観的に、対象ベーン113の風向および風量などを調節するための操作が可能となる。
実施の形態4.
状態インタフェース287が調節インタフェース284を兼ねる形態について、主に実施の形態3と異なる点を図25に基づいて説明する。
***構成の説明***
空気調和システム100の構成は、実施の形態3における構成と同じである。
***動作の説明***
空気調和操作方法の手順は、実施の形態3における手順と同じである。
但し、以下の点で、ステップS360が実施の形態3の処理と異なる。
状態インタフェース287は、調節インタフェース284を兼ねる。つまり、状態インタフェース287は、対象ベーン113からの吹き出し風の状態を示すGUIであり、且つ、対象ベーン113からの吹き出し風の調節内容を指定するためのGUIである。
ステップS360において、利用者は、状態インタフェース287を操作することによって、対象ベーン113に対する調節内容を指定する。
そして、指定受付部216は、対象ベーン113に対する調節内容を受け付ける。
図25に、重畳画像282の具体例を示す。
利用者は、調節したい風向を示す矢印を伸縮して状態インタフェース287を操作する。状態インタフェース287の操作により、各風向における風量を指定することができる。
***実施の形態4の効果***
実施の形態4では、状態インタフェース287が直接操作される。
これにより、室内機が複数のベーン111を有する空気調和機101に対して、より直観的に、対象ベーン113の風向および風量などを調節するための操作が可能となる。
***実施の形態の補足***
図26に基づいて、空気調和操作端末200のハードウェア構成を説明する。
空気調和操作端末200は処理回路209を備える。
処理回路209は、画像取得部211と物体検出部212とベーン識別部213とベーン選択部214と画像表示部215と指定受付部216と空気調和設定部217と方向取得部218とを実現するハードウェアである。
処理回路209は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ202に格納されるプログラムを実行するプロセッサ201であってもよい。
処理回路209が専用のハードウェアである場合、処理回路209は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
空気調和操作端末200は、処理回路209を代替する複数の処理回路を備えてもよい。
処理回路209において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。
このように、空気調和操作端末200の機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
各実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本開示の技術的範囲を制限することを意図するものではない。各実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
空気調和操作端末200の要素である「部」は、「処理」、「工程」、「回路」または「サーキットリ」と読み替えてもよい。
100 空気調和システム、101 空気調和機、102 空気調和室外機、110 空気調和室内機、111 ベーン、112 拡張部品、113 対象ベーン、114 候補ベーン群、119 通信装置、120 空気調和コントローラ、121 処理回路、122 通信装置、123 ディスプレイ、124 空気調和制御部、200 空気調和操作端末、201 プロセッサ、202 メモリ、203 補助記憶装置、204 通信装置、205 カメラ、206 ディスプレイ、207 方向センサ、209 処理回路、211 画像取得部、212 物体検出部、213 ベーン識別部、214 ベーン選択部、215 画像表示部、216 指定受付部、217 空気調和設定部、218 方向取得部、281 撮影画像、282 重畳画像、283 対象識別マーク、284 調節インタフェース、285 重畳画像、286 候補識別マーク、287 状態インタフェース、290 記憶部、291 学習済みモデル、292 ベーン識別データ。

Claims (10)

  1. 複数のベーンを有する空気調和室内機を撮影して得られる撮影画像を取得する画像取得部と、
    前記空気調和室内機と同じ種類の空気調和室内機が映った教師画像に対する機械学習によって生成される学習済みモデルを用いて、前記撮影画像の中の前記複数のベーンを検出する物体検出部と、
    前記撮影画像の中の前記複数のベーンから、吹き出し風が調節される1つのベーンである対象ベーンを選択するベーン選択部と、
    前記対象ベーンを識別するための対象識別マークと、前記対象ベーンからの吹き出し風の調節内容を指定するためのグラフィカルユーザインタフェースである調節インタフェースと、が重畳された前記撮影画像を重畳画像として表示する画像表示部と、
    前記調節インタフェースの操作によって指定される調節内容を受け付ける指定受付部と、
    受け付けられた調節内容を前記空気調和室内機に設定する空気調和設定部と、
    を備える空気調和操作端末。
  2. 前記空気調和室内機が、拡張部品を有し、
    前記物体検出部は、前記撮影画像の中の前記複数のベーンおよび前記拡張部品を検出し、
    前記空気調和操作端末は、
    前記撮影画像における前記拡張部品に対する各ベーンの位置関係を判定し、判定された位置関係に基づいて各ベーンを識別するベーン識別部を備える
    請求項1に記載の空気調和操作端末。
  3. 前記ベーン識別部は、前記拡張部品に対する各ベーンの位置関係と各ベーンの識別子とを示すベーン識別データを用いて、各ベーンの識別子を特定する
    請求項2に記載の空気調和操作端末。
  4. 前記物体検出部は、前記学習済みモデルを用いて各ベーンのバウンディングボックスを推定し、各ベーンの前記バウンディングボックスに基づいて各ベーンの位置を特定する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気調和操作端末。
  5. 前記ベーン選択部は、前記撮影画像の中の前記複数のベーンから、2つ以上のベーンを候補ベーン群として選択し、
    前記画像表示部は、前記候補ベーン群を構成する前記2つ以上のベーンに対応する2つ以上の候補識別マークが重畳された前記撮影画像を表示し、
    前記指定受付部は、前記2つ以上の候補識別マークのうちの1つの候補識別マークの選択によって指定される前記1つのベーンの識別子を受け付け、
    前記ベーン選択部は、前記候補ベーン群から、受け付けられた識別子で識別される前記1つのベーンを前記対象ベーンとして選択する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空気調和操作端末。
  6. 前記空気調和操作端末は、方向取得部を備え、
    前記方向取得部は、前記空気調和操作端末の向きを示す端末向きを取得し、
    前記物体検出部は、前記学習済みモデルを用いて、前記撮影画像の中の各ベーンのバウンディングボックスを推定し、
    前記画像表示部は、前記対象ベーンの前記バウンディングボックスに基づいて前記撮影画像の中の前記対象ベーンの傾きを対象傾きとして算出し、前記端末向きと前記対象傾きに基づいて重畳向きを算出し、前記対象ベーンからの吹き出し風の状態を示すグラフィカルユーザインタフェースである状態インタフェースを前記撮影画像の中の前記対象ベーンの位置に前記重畳向きで重畳させて前記重畳画像を生成する
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の空気調和操作端末。
  7. 前記状態インタフェースが、前記調節インタフェースとして利用され、
    前記指定受付部は、前記状態インタフェースの操作によって指定される前記調節内容を受け付ける
    請求項6に記載の空気調和操作端末。
  8. 複数のベーンを有する空気調和室内機を撮影して得られる撮影画像を取得する画像取得部と、
    前記空気調和室内機と同じ種類の空気調和室内機が映った教師画像に対する機械学習によって生成される学習済みモデルを用いて、前記撮影画像の中の前記複数のベーンを検出する物体検出部と、
    前記撮影画像の中の前記複数のベーンから、吹き出し風が調節される1つのベーンである対象ベーンを選択するベーン選択部と、
    前記対象ベーンを識別するための対象識別マークと、前記対象ベーンからの吹き出し風の調節内容を指定するためのグラフィカルユーザインタフェースである調節インタフェースと、が重畳された前記撮影画像を重畳画像として表示する画像表示部と、
    前記調節インタフェースの操作によって指定される調節内容を受け付ける指定受付部と、
    受け付けられた調節内容を前記空気調和室内機に設定する空気調和設定部として、
    コンピュータを機能させるための空気調和操作プログラム。
  9. 複数のベーンを有する空気調和室内機と、空気調和操作端末と、を備え、
    前記空気調和操作端末は、
    前記空気調和室内機を撮影して得られる撮影画像を取得する画像取得部と、
    前記空気調和室内機と同じ種類の空気調和室内機が映った教師画像に対する機械学習によって生成される学習済みモデルを用いて、前記撮影画像の中の前記複数のベーンを検出する物体検出部と、
    前記撮影画像の中の前記複数のベーンから、吹き出し風が調節される1つのベーンである対象ベーンを選択するベーン選択部と、
    前記対象ベーンを識別するための対象識別マークと、前記対象ベーンからの吹き出し風の調節内容を指定するためのグラフィカルユーザインタフェースである調節インタフェースと、が重畳された前記撮影画像を重畳画像として表示する画像表示部と、
    前記調節インタフェースの操作によって指定される調節内容を受け付ける指定受付部と、
    受け付けられた調節内容を前記空気調和室内機に設定する空気調和設定部と、を備える
    空気調和システム。
  10. 複数のベーンと拡張部品を有する空気調和室内機を撮影して得られる撮影画像を取得する画像取得部と、
    前記空気調和室内機と同じ種類の空気調和室内機が映った教師画像に対する機械学習によって生成される学習済みモデルを用いて、前記撮影画像の中の前記複数のベーンを検出し、前記撮影画像の中の各ベーンの位置番号を検出する物体検出部と、
    各ベーンの位置番号に応じて前記空気調和室内機を操作した場合に実際に稼働したベーンに基づいて生成され前記拡張部品に対する各ベーンの位置関係と各ベーンの識別子とを示すベーン識別データを用いて、前記撮影画像における前記拡張部品に対する各ベーンの位置関係に基づいて、各ベーンを識別するベーン識別部と、
    を備える空気調和操作端末。
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