JP7374836B2 - 金属部材の接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金属部材の接合方法に関する。
例えば、特許文献1には、シリンダヘッド部材(第1金属部材)とバルブシート部材(第2金属部材)とを互いに接合する金属部材の接合方法が開示されている。この接合方法では、シリンダヘッド部材のベース面とバルブシート部材の接合面とを互いに離間させるとともにベース面から突出した突起と接合面とを互いに接触させた状態でバルブシート部材の受圧面を電極部により加圧通電する。
そうすると、突起と接合面との接触部分が発熱する(発熱工程)。そして、突起の溶融が開始すると、電極部及び接合面が前記ベース面に向かって変位するとともに接触部位の面積が増大する(変位工程)。この際、突起の溶融金属は、突起と接合面との接触部分の外側に排出される。そして、接合面がシリンダヘッド部材に対して接合される(接合工程)。
この接合方法では、発熱工程において、電極に供給する通電電流を目標電流値まで一定の電流増加率で(一次関数的に)増加させている。また、変位工程において、電極に供給する通電電流を略一定に保持している。
特開2018-164922号公報
上述したような接合方法において、目標電流値を比較的高く設定した場合、変位工程において、突起と接合面との接触部分に投入されるエネルギが過剰になるため、スパッタが発生し易くなる。そうすると、接合面が欠肉することがある。スパッタの発生を抑制するために目標電流値を比較的低く設定した場合、変位工程において電極に供給する電流が略一定であるため、突起と接合面の接触部分の面積が増大した際に当該接触部分に十分なエネルギが投入されず、金属部材の接合強度が低下するおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、スパッタの発生を抑えつつ良好な接合強度を得ることがきる金属部材の接合方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1金属部材と前記第1金属部材よりも融点が高い第2金属部材とを互いに接合させる金属部材の接合方法であって、前記第1金属部材のベース面と前記第2金属部材の接合面とを互いに離間させた状態で前記ベース面から突出した突起と前記接合面とを互いに接触させる接触工程と、前記接触工程の後で、第1電流増加率で通電電流を増加させる第1電流制御を行いながら、前記第2金属部材の受圧面を電極部で加圧通電することにより、前記突起と前記接合面との接触部分を発熱させる発熱工程と、前記発熱工程の後で、前記第1電流増加率よりも小さい第2電流増加率で前記通電電流を増加させる第2電流制御を行いながら、前記電極部による前記受圧面の加圧通電を継続して前記突起を溶融させるとともに前記電極部及び前記接合面を前記受圧面の加圧方向に変位させることにより、前記突起の溶融金属を前記接触部分の外側に排出するとともに前記接触部分の面積を増大させる変位工程と、前記変位工程の後で、発熱した前記接合面を前記第1金属部材に対して加圧することにより前記第1金属部材と前記接合面とを互いに原子拡散接合する接合工程と、を含む、金属部材の接合方法である。
本発明によれば、発熱工程において通電電流を第1電流増加率で増加させた後、変位工程において通電電流を第1電流増加率よりも小さい第2電流増加率で増加させている。これにより、発熱工程において、突起と接合面との接触部分を効率的に発熱させることができる。また、変位工程において、接触部分の面積が拡大して発熱部分が拡大した際に、当該接触部分に適度なエネルギを投入することができる。従って、スパッタの発生を抑えつつ良好な接合強度を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る金属部材の接合方法により得られたシリンダヘッドの断面説明図である。 シリンダヘッド部材とバルブシート部材とを接合する接合装置の概略構成図である。 図2に示す接合装置の電極部、バルブシート部材及びシリンダヘッド部材の一部拡大断面図である。 図3の電極部を先端方向から見た平面図である。 金属部材の接合方法を説明するフローチャートである。 接触工程の断面説明図である。 電流波形と電極部及び接触部分の変位とを示すグラフである。 発熱工程の断面説明図である。 比較例に係る電極部を用いた場合の発熱工程の断面説明図である。 変位工程の断面説明図である。 接合工程の断面説明図である。 加工工程の断面説明図である。 図13Aは、図7の電流波形を設定する際に用いられる第1グラフである、図13Bは、図7の電流波形を設定する際に用いられる第2グラフである。
本発明に係る金属部材の接合方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る金属部材の接合方法は、融点の異なる2種類の金属部材を互いに接合(原子拡散接合)する方法であって、例えば、車両等に設けられるシリンダヘッド200(図1参照)を製造する際に用いられる。ただし、金属部材の接合方法は、シリンダヘッド200の製造に用いられる例に限定されない。
まず、シリンダヘッド200の構成について簡単に説明する。図1に示すように、シリンダヘッド200は、シリンダヘッド本体202と、シリンダヘッド本体202に接合された吸気バルブシート204a及び排気バルブシート204bとを備える。シリンダヘッド本体202は、例えば、純アルミニウム又はアルミニウム系合金等により構成されている。シリンダヘッド本体202には、燃焼室206と、燃焼室206に吸気を導く吸気ポート208aと、燃焼室206から排気を導出する排気ポート208bとが形成されている。
シリンダヘッド本体202には、吸気バルブ挿通孔210aと排気バルブ挿通孔210bとが形成されている。吸気バルブ挿通孔210aには、吸気ポート208aを開閉する吸気バルブ212aのバルブステム214aが挿通する。排気バルブ挿通孔210bは、排気ポート208bを開閉する排気バルブ212bのバルブステム214bが挿通する。
以下の説明では、吸気バルブシート204a及び排気バルブシート204bを単に「バルブシート204」といい、吸気ポート208a及び排気ポート208bを単に「ポート208」といい、吸気バルブ挿通孔210a及び排気バルブ挿通孔210bを単に「バルブ挿通孔210」という。
バルブシート204は、シリンダヘッド200の構成材料の融点よりも高い融点を有する材料、例えば、鋼材等の鉄系材料によって構成されている。バルブシート204は、円環状に形成されている。ポート208の燃焼室206側の開口縁部には、バルブシート204が接合されている。
本実施形態に係る金属部材の接合方法では、図2に示すように、接合装置10を用いて、第1金属部材222であるシリンダヘッド部材224と、第1金属部材222よりも融点が高い第2金属部材226であるバルブシート部材228を接合する。次に、接合対象部材であるシリンダヘッド部材224及びバルブシート部材228の構成について説明する。
シリンダヘッド部材224は、上述したシリンダヘッド200の構成材料と同様の材料によって構成される。詳細な図示は省略するが、シリンダヘッド部材224には、上述したシリンダヘッド200と同じ燃焼室206、ポート208、バルブ挿通孔210が形成されている。
図3に示すように、シリンダヘッド部材224における燃焼室206側の開口縁部(ポート208の燃焼室206側の開口部を形成する面)には、円環状のベース面216と、ベース面216からポート208の内方に突出した突起230とが設けられている。ベース面216は、燃焼室206を形成する内面206aから矢印X1方向に向かってポート208の径方向内方に傾斜している。
突起230は、ベース面216の全周に亘って円環状に延在している。ただし、突起230は、ベース面216の周方向に部分的に設けられてもよい。突起230は、例えば、横断面が三角形状に形成されている。つまり、突起230は、ポート208の径方向内方に位置する第1傾斜面231と、ポート208の径方向外方に位置する第2傾斜面233と、第1傾斜面231と第2傾斜面233との連結部分に位置する角部235とを含む。第1傾斜面231は、ポート208の内面の燃焼室206側の端から矢印X2方向に向かってポート208の径方向外方に傾斜している。第2傾斜面233は、角部235とベース面216とを互いに連結する。突起230の横断面形状は、適宜変更可能である。すなわち、突起230は、横断面が円弧状の外形形状を有してもよい。
バルブシート部材228は、円環状に形成されている。すなわち、バルブシート部材228は、内孔232を有している。バルブシート部材228は、軸線方向に2層に分かれている。つまり、バルブシート部材228は、バルブシート部材228の軸線方向の一方側(矢印X1方向)を形成する接合部234と、バルブシート部材228の軸線方向の他方側(矢印X2方向)を形成する受圧部236とを有する。接合部234は、上述したバルブシート204の構成材料と同一の材料によって構成される。接合部234の厚さは、1mm以上に設定される。
受圧部236の電気抵抗率は、接合部234の電気抵抗率よりも小さい。これにより、受圧部236に当接する後述する電極部24の発熱を抑えることができるため、電極部24のダメージを比較的少なくした状態で規定電流を投入することが可能になる。受圧部236の構成材料としては、例えば、接合部234に対して硬質粒子の添加量が少ない材料が好ましい。この場合、受圧部236の電気抵抗値を接合部234の電気抵抗値よりも下げることができる。また、バルブシート部材228を成形する際に、加工具(刃具)を比較的長寿命化することができるとともに加工時間の短縮化を図ることができる。さらに、バルブシート部材228のコストの低廉化を図ることができる。
バルブシート部材228の一方(矢印X1方向)の面238は、バルブシート部材228の軸線Axに対して直交する方向に延在している。バルブシート部材228の他方(矢印X2方向)の面である受圧面240は、バルブシート部材228の軸線Axに対して直交する方向に延在している。すなわち、バルブシート部材228の面238と受圧面240とは、互いに平行に延在している。
バルブシート部材228の外周面には、第1側面242、第2側面244及び第3側面246が設けられている。第1側面242は、バルブシート部材228の一方の面238の外周端から径方向外方に向かって矢印X2方向に傾斜している。バルブシート部材228の一方の面238から径方向外方に延長した線分A1(受圧面240に平行な線分)と第1側面242とのなす角度である第1傾斜角度θ1は、鋭角(90°未満)である。つまり、受圧面240は、第1側面242に対して傾斜している。なお、第1傾斜角度θ1は、適宜設定可能である。第1側面242は、バルブシート部材228の一方の面238を径方向外側から周回するように円環状に延在している。第1側面242は、接合部234に設けられている。
第2側面244は、第1側面242の外周端から径方向外方に向かって矢印X2方向に傾斜している。バルブシート部材228の一方の面238から径方向外方に延長した線分A1と第2側面244とのなす角度である第2傾斜角度θ2は、鋭角(90°未満)であり且つ第1傾斜角度θ1よりも大きい。つまり、受圧面240は、第2側面244に対して傾斜している。第2傾斜角度θ2は、シリンダヘッド部材224のベース面216と線分A1とのなす角度α1よりも大きい。なお、第2傾斜角度θ2は、適宜設定可能である。第2側面244は、第1側面242を径方向外側から周回するように円環状に延在している。第2側面244は、接合部234と受圧部236とに亘って設けられている。
第1側面242と第2側面244との境界部には、角部248が設けられている。角部248は、バルブシート部材228の周方向に一周延在している。ただし、第1側面242と第2側面244とは、滑らかなR面によって互いに連結されてもよい。第1側面242、角部248及び第2側面244は、バルブシート部材228の接合面220を形成する。すなわち、受圧面240は、接合面220に対して傾斜している。
第3側面246は、第2側面244の外周端からバルブシート部材228の受圧面240の外周端まで延在している。第3側面246は、バルブシート部材228の軸線方向に沿って延在している。第3側面246は、受圧部236に設けられている。
次に、接合装置10について説明する。図2に示すように、接合装置10は、シリンダヘッド部材224とバルブシート部材228とを加圧通電することによりシリンダヘッド部材224及びバルブシート部材228を互いに接合(原子拡散接合)する原子拡散接合装置である。接合装置10は、電極構造体12、加圧通電ヘッド14、電源装置16及び制御部18を備える。
電極構造体12には、燃焼室206を加圧通電ヘッド14側(矢印X2方向)に向けた状態でシリンダヘッド部材224がセットされる(図3参照)。電極構造体12は、シリンダヘッド部材224に対して電気的に接触している。電極構造体12は、電気導電性の良好な材料、例えば、銅合金等で構成される。
加圧通電ヘッド14は、電極構造体12の上方(矢印X2方向)に対向配置される。ただし、加圧通電ヘッド14は、電極構造体12の下方(矢印X1方向)に対向配置されてもよい。この場合、電極構造体12には、燃焼室206を下方(矢印X1方向)に向けた状態でシリンダヘッド部材224がセットされることになる。加圧通電ヘッド14は、加圧電極20と、加圧電極20をシリンダヘッド部材224に向けて加圧するための加圧機構22とを有する。図3及び図4に示すように、加圧電極20は、円柱状の電極部24と、電極部24の先端部の外周部に設けられた絶縁部材26とを含む。電極部24は、電極本体28と、電極本体28の先端面(矢印X1方向の端面)の中央部から矢印X1方向に突出した凸部30とを有する。
電極本体28及び凸部30は、電気導電性の良好な材料、例えば、銅合金等により一体的に成形される。凸部30は、円柱状に形成されている。凸部30は、電極本体28と同軸に設けられている。凸部30は、バルブシート部材228の内孔232に挿入される。具体的に、凸部30の外径は、バルブシート部材228の受圧面240に開口する内孔232の開口部の直径(孔径)よりも若干小さい。
電極本体28の先端部には、電極部24の軸線Axと直交する方向に延在した平坦な当接面32と、当接面32から径方向外方に向かって電極部24の基端方向(矢印X2方向)に傾斜したテーパ面34とが設けられている。当接面32は、凸部30の外周面に連結している。当接面32は、凸部30を周回するように円環状に延在している。テーパ面34は、当接面32を径方向外側から周回するように円環状に延在している。
テーパ面34は、平坦に形成されている。ただし、テーパ面34は、湾曲面であってもよい。当接面32から径方向外方に延長した線分A2とテーパ面34とのなす角度である第3傾斜角度θ3は、45°以下に設定されている。第3傾斜角度θ3は、30°以下に設定されるのが好ましく、15°以下に設定されるのがより好ましい。テーパ面34の面積は、当接面32の面積よりも広い。ただし、テーパ面34の面積は、当接面32の面積と同一であってもよいし、当接面32の面積よりも狭くてもよい。
電極本体28の先端部の外周部には、絶縁部材26を配置するための環状溝36が形成されている。電極本体28と絶縁部材26とは、嵌合によって一体化されてもよいし、接着剤等を用いた接着によって一体化されてもよい。絶縁部材26は、例えば、電気絶縁性が良好なセラミックス又は表面に絶縁被膜が形成された金属部材等によって形成されている。絶縁被膜としては、例えば、アルマイト、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)又はセラミックス等が挙げられる。
絶縁部材26の外径(電極部24の先端部の外径)は、バルブシート部材228の受圧面240の外径と略同一である。絶縁部材26には、受圧面240の外周部を加圧するための外周加圧面38が設けられている。外周加圧面38は、電極部24の軸線Axと直交する方向に延在するとともにテーパ面34に隣接している。電極本体28の軸線方向において、絶縁部材26の外周加圧面38は、テーパ面34の外端と同じ位置にある。
図2において、加圧機構22は、電極部24を矢印X方向に進退可能に形成されている。加圧機構22は、例えば、シリンダ装置である。電源装置16は、電源部とトランスとを含む。電源装置16は、電極構造体12と電極部24とに電気的に接続されている。電源装置16は、電極部24に通電電流を供給する。
制御部18は、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM、RAM等を有しており、CPUがROMに記憶されているプログラムを実行することで各種機能実現部として機能する。なお、各種機能実現部は、ハードウエアとしての機能実現器により構成することもできる。制御部18は、電源装置16及び加圧機構22の動作を制御する。具体的に、制御部18は、電極部24に供給する通電電流の大きさ及び時間等を制御する。
次に、本実施形態に係る金属部材の接合方法について、シリンダヘッド200の製造を例に説明する。金属部材の接合方法は、図5に示すように、準備工程、接触工程、発熱工程、変位工程、接合工程を含む。
まず、準備工程(ステップS1)において、第1金属部材222であるシリンダヘッド部材224と第2金属部材226であるバルブシート部材228とを準備する。また、燃焼室206が矢印X2方向に位置するようにシリンダヘッド部材224を電極構造体12にセットする(図2及び図3参照)。また、加圧電極20の凸部30をバルブシート部材228の内孔232に挿入する。これにより、バルブシート部材228がシリンダヘッド部材224に対して位置決めされる。
続いて、接触工程(ステップS2)において、シリンダヘッド部材224のポート208の開口部にバルブシート部材228を配置した状態で制御部18が加圧機構22の動作を制御して加圧電極20を矢印X1方向に変位させる。そうすると、そして、電極部24の当接面32がバルブシート部材228の受圧面240に当接する。なお、電極部24のテーパ面34及び絶縁部材26の外周加圧面38は、バルブシート部材228に対して接触していない。
当接面32が受圧面240を矢印X2方向に加圧すると、シリンダヘッド部材224のベース面216とバルブシート部材228の接合面220とが互いに離間した状態でベース面216から突出した突起230と接合面220とが互いに接触する。具体的に、バルブシート部材228の第1側面242がシリンダヘッド部材224の突起230(角部235)に接触する。ただし、接触工程では、バルブシート部材228の角部248がシリンダヘッド部材224の突起230に接触してもよい。
続いて、発熱工程(図5のステップS3)において、当接面32による受圧面240に対する加圧を継続した状態で、制御部18は、図7に示す電流波形(電流制御波形)に基づいて通電電流を制御する。電流波形の設定については後述する。
図7に示すように、発熱工程では、電極部24への通電電流を第1電流増加率で増加させる第1電流制御を行う。第1電流制御は、通電開始(時点T1)から所定時間(第1制御時間ΔTa)が経過した時点T2まで行われる。
第1制御時間ΔTaは、例えば、5ms以上15msに設定される。第1制御時間ΔTaは、8ms以上12ms以下に設定されるのが好ましく、10msに設定されるのがより好ましい。ただし、第1制御時間ΔTaは、シリンダヘッド部材224及びバルブシート部材228のそれぞれの構成材料、形状、大きさ等に応じて適宜設定可能である。第1電流制御では、時点T2において、通電電流が第1電流値Iaになるように通電電流を第1電流増加率で(一次関数的に)増加させる。
第1電流制御により電源装置16から電極部24に供給された通電電流は、電極部24の当接面32からバルブシート部材228、シリンダヘッド部材224及び電極構造体12を流れて電源装置16に戻される。この際、バルブシート部材228の接合面220(第1側面242)とシリンダヘッド部材224の突起230との接触部分250(図6参照)に接触抵抗及びバルブシート部材228の材料抵抗によるジュール熱が発生する。換言すれば、突起230と接合面220との接触部分250が発熱する。
図8に示すように、発熱工程において、受圧面240は、接触部分250のうち受圧面240に最も近い第1端部250a(接触部分250の外端)と受圧面240との最短経路である第1経路La上に位置する第1部位252と、接触部分250のうち受圧面240に最も遠い第2端部250b(接触部分250の内端)と受圧面240との最短経路である第2経路Lb上に位置する第2部位254とを有する。そして、発熱工程では、電極部24を第1部位252に接触させることなく受圧面240における第1部位252よりも第2部位254側の領域にのみ当接させている。換言すれば、電極部24は、受圧面240における第2部位254よりも径方向内方の領域にのみ当接している。すなわち、当接面32の外端32a(当接面32における電極部24の径方向外方の端)は、受圧面240の第2部位254よりも径方向内方に位置している。
この場合、接触部分250の第1端部250aと電極部24との最短経路である第1電流経路L1は、第1端部250aと当接面32の外端32aとを直線で結んだ経路である。また、接触部分250の第2端部250bと電極部24との最短経路である第2電流経路L2は、第2端部250bと当接面32の外端32aとを直線で結んだ経路である。第2電流経路L2の長さは、第1電流経路L1の長さよりも長い。
ここで、図9に示す比較例に係る加圧電極20aを用いた例を考える。図9に示すように、加圧電極20aの電極部24aは、当接面32及びテーパ面34に代えて当接面40を設けた点以外は、電極部24と同様に構成されている。当接面40は、電極本体28aの先端部に設けられている。当接面40は、凸部30から絶縁部材26まで電極部24aの軸線Axと直交する方向に延在した平面である。このような電極部24aを用いた場合、発熱工程において、当接面40の外端40aは、第1部位252よりも径方向外方に位置する、すなわち、当接面40は、受圧面240の第1部位252及び第2部位254に対して当接する。
この場合、接触部分250のうち最も受圧面240に近い第1端部250aと受圧面240との最短距離である第3電流経路L3は、第1経路Laと一致するようになる。また、接触部分250のうち最も受圧面240に遠い第2端部250bと受圧面240との最短経路である第4電流経路L4は、第2経路Lbと一致するようになる。第3電流経路L3と第4電流経路L4とは、互いに平行に延在している。第4電流経路L4の長さは、第3電流経路L3の長さよりも長い。
そうすると、発熱工程において、本実施形態に係る電極部24を用いた場合の第1電流経路L1と第2電流経路L2との間の第1経路差ΔL1は、比較例に係る電極部24aを用いた場合の第3電流経路L3と第4電流経路L4との間の第2経路差ΔL2よりも小さくなる。すなわち、電極部24を用いた場合、第1経路差ΔL1を比較的小さくすることができる。つまり、第1電流経路L1の経路抵抗と第2電流経路L2の経路抵抗との差を比較的小さくすることができる。
また、図8に示すように、第1電流経路L1は、接合部234と受圧部236との界面(境界部)に位置する第1中間点P1を通る。第1電流経路L1は、受圧部236内を通る第1部分経路L1a(当接面32の外端32aから第1中間点P1までの経路)と、接合部234内を通る第2部分経路L1b(第1中間点P1から接触部分250の第1端部250aまでの経路)とからなる。
第2電流経路L2は、接合部234と受圧部236との界面(境界部)に位置する第2中間点P2を通る。第2中間点P2は、第1中間点P1よりも径方向内方に位置する。第2電流経路L2は、受圧部236内を通る第3部分経路L2a(当接面32の外端32aから第2中間点P2までの経路)と、接合部234内を通る第4部分経路L2b(第2中間点P2から接触部分250の第2端部250bまでの経路)とからなる。
第1電流経路L1は、第2電流経路L2よりも長い。第1部分経路L1aは、第3部分経路L2aよりも長い。第2部分経路L1bは、第4部分経路L2bよりも短い。そして、受圧部236の電気抵抗率は、接合部234の電気抵抗率よりも小さい。そのため、バルブシート部材228を単一部材で構成した場合と比較して、第1電流経路L1の通電抵抗と第2電流経路L2の通電抵抗との差を一層小さくすることができる。
このように、第1電流経路L1の通電抵抗と第2電流経路L2の通電抵抗との差が比較的小さいため、発熱工程において、接触部分250の第1端部250aと第2端部250bとの温度差を小さくすることができる。換言すれば、発熱工程において、接触部分250の温度分布のバラツキを抑えることができる。
接触部分250の温度は、通電電流の増加に伴い上昇する。図7において、接触部分250は、時点T2まで溶融しない。換言すれば、時点T2において、接触部分250の溶融が開始する。そのため、電極部24及び接合面220は、時点T1から時点T2まで矢印X2方向にほとんど変位しない。
その後、変位工程(図5のステップS4)において、電極部24によるバルブシート部材228の加圧を継続した状態で、制御部18は、電極部24への通電電流を第1電流増加率よりも小さい第2電流増加率で増加させる第2電流制御を行う。第2電流制御は、第1電流制御の終了時点(時点T2)から所定時間(第2制御時間ΔTb)が経過した時点T3まで行われる。すなわち、第1電流制御の開始から所定時間経過後に第1電流制御から第2電流制御に切り替わる。
第2制御時間ΔTbは、例えば、5ms以上15ms以下に設定される。第2制御時間ΔTbは、8ms以上12ms以下に設定されるのが好ましく、10msに設定されるのがより好ましい。ただし、第2制御時間ΔTbは、シリンダヘッド部材224及びバルブシート部材228のそれぞれの構成材料、形状、大きさ等に応じて適宜設定可能である。第2電流制御では、時点T3において、通電電流が第2電流値Ibになるように通電電流を第2電流増加率で(一次関数的に)増加させる。
変位工程では、突起230の溶融が開始する。この際、バルブシート部材228が電極部24によって矢印X1方向に加圧されている。そのため、図10に示すように、電極部24及び接合面220は、突起230が溶融することによって発生した溶融金属230aを接触部分250の外側に排出しながら、受圧面240の加圧方向(矢印X2方向)に変位する。この際、接触部分250の面積は徐々に増大する。
また、変位工程において、バルブシート部材228の受圧面240は、接触抵抗によるジュール熱によって軟化している。そのため、当接面32は、バルブシート部材228の受圧面240に減り込む。そうすると、テーパ面34の少なくとも一部は、バルブシート部材228の受圧面240に当接することになる。つまり、電極部24とバルブシート部材228との当接面積は、徐々に増大する。すなわち、電極部24とバルブシート部材228との当接面積は、接触部分250の面積の増大に応じて増大する。
これにより、変位工程において、通電電流は、電極部24からバルブシート部材228の接触部分250に円滑に流れる。よって、突起230を効率的に溶融させることができる。また、接触部分250の横断面における温度分布のバラツキが抑えられる。換言すれば、接触部分250の第1端部250aと第2端部250bとの温度差を比較的小さくしたまま接触部分250の面積を広げることができる。つまり、接触部分250は、その全体が略均一に温度上昇する。
さらに、変位工程において、通電電流は第1電流増加率よりも小さい第2電流増加率で増加しているため、接触部分250に通電電流(エネルギ)が過剰に投入されることが抑えられる。従って、スパッタが発生することが抑制される。つまり、接合面220が欠肉することが抑えられる。
そして、時点T3において、突起230の全体が溶融すると、接合工程(図5のステップS5)において、図11に示すように、発熱した接合面220がシリンダヘッド部材224の接合面259の全体に接触する。なお、シリンダヘッド部材224の開口縁部には、接合面220の形状に対応した形状の接合面259が形成される。この際、テーパ面34の全体と外周加圧面38の全体とが受圧面240に当接する。そして、シリンダヘッド部材224の接合面259は、接合面220によって加圧される。この際、接合面220のうち突起230に接触していた部分は、略均一の温度になっているため、接合面220と接合面259とが互いに原子拡散接合される。このような接合によって得られた接合界面260の原子拡散距離は、1μm以下になる。これにより、バルブシート部材228がシリンダヘッド部材224に接合された接合体が得られる。
その後、図12に示すように、接合体を仮想線で示す加工ラインCで切断する。これにより、図1に示すシリンダヘッド本体202とバルブシート204とを備えたシリンダヘッド200が得られる。
図7に示す電流波形(電流制御波形)は、予め設定されて制御部18の記憶部に記憶されている。電流波形は、接合界面260での原子拡散距離が1μm以下となるように設定される。
具体的に、鉄系合金とアルミニウム系合金とを原子拡散接合する場合、接合界面260の原子拡散距離を1μm以下にするためには、所定の接合条件(接合温度を900℃以上1200℃以下にするとともに接合時間を1ms以上35ms以下)にする必要がある。接合温度が900℃未満であると、原子拡散を効率的に行うことができなくなり、接合温度が1200℃を超えると、スパッタによる欠肉が発生し易くなるからである。なお、上記の接合条件における接合温度は、950℃以上1020℃以下がより好ましい。
また、本願の発明者は、バルブシート部材228を鉄系合金で構成するとともにシリンダヘッド部材224をアルミニウム系合金で構成するとともに上記の接合条件により接合をする場合、900℃以上の接合界面260の積算熱量と接合強度とに図13Aに示すような相関関係があることを突き止めた。そして、図7の電流波形は、図13Aに示すグラフに基づいて、900℃以上の接合界面260の熱積算値(積算熱量)がQ1(1.4J/mm)以上Q2(2.8J/mm)以下となるように設定されている。この場合、接合界面260の原子拡散距離が1μm以下(接合強度がσ1以下)であるシリンダヘッド200を得ることが可能となる。なお、電流波形は、接合界面260での原子拡散距離が3μm以下となるように設定してもよい。
また、本願の発明者は、バルブシート部材228を鉄系合金で構成するとともにシリンダヘッド部材224をアルミニウム系合金で構成するとともに上記の接合条件により接合をする場合、500℃以上の接合面220の熱積算値と欠肉とに図13Bに示すような相関関係があることを突き止めた。
そのため、図7の電流波形は、図13Bに示すグラフに基づいて、500℃以上の接合面220の熱積算値がQ3(8.4J/mm)以上Q4(12.6J/mm)以下となるように設定されてもよい。図13Bにおいて、500℃以上の接合面220の熱積算値がQ3(8.4J/mm)未満の場合、発熱不足のため、変形による欠肉が発生し易くなる。500℃以上の接合面220の熱積算値がQ4(12.6J/mm)よりも大きい場合、過入熱のため溶損による欠肉が発生し易くなる。この場合、接合面220の欠肉を効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態において、図7に示す電流波形は、図13A及び図13Bの熱積算値の範囲内になるように設定されている。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
金属部材の接合方法は、接触工程、発熱工程、変位工程及び接合工程を含む。発熱工程では、電極への通電電流を第1電流増加率で増加させる第1電流制御を行い、変位工程では、通電電流を第1電流増加率よりも小さい第2電流増加率で増加させる第2電流制御を行う。
このような方法によれば、発熱工程において通電電流を第1電流増加率で増加させた後、変位工程において通電電流を第1電流増加率よりも小さい第2電流増加率で増加させている。これにより、発熱工程において、突起230と接合面220との接触部分250を効率的に発熱させることができる。また、変位工程において、接触部分250の面積が拡大して発熱部分が拡大した際に、当該接触部分250に適度なエネルギを投入することができる。従って、スパッタの発生を抑えつつ良好な接合強度を得ることができる。
第1金属部材222の構成材料は、アルミニウム系合金であり、第1電流制御の開始から所定時間経過後に第1電流制御から第2電流制御に切り替わる。
このような方法によれば、通電電流の制御を簡単に行うことができる。
変位工程では、電極部24と受圧面240との当接面積を増大させている。
このような方法によれば、変位工程において、接触部分250の面積の拡大に応じて接触部分250に投入するエネルギを増大させることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
以上の実施形態をまとめると、以下のようになる。
上記実施形態は、第1金属部材(222)と前記第1金属部材よりも融点が高い第2金属部材(226)とを互いに接合させる金属部材の接合方法であって、前記第1金属部材のベース面(216)と前記第2金属部材の接合面(220)とを互いに離間させた状態で前記ベース面から突出した突起(230)と前記接合面とを互いに接触させる接触工程と、前記接触工程の後で、第1電流増加率で通電電流を増加させる第1電流制御を行いながら、前記第2金属部材の受圧面(240)を電極部(24)で加圧通電することにより、前記突起と前記接合面との接触部分(250)を発熱させる発熱工程と、前記発熱工程の後で、前記第1電流増加率よりも小さい第2電流増加率で前記通電電流を増加させる第2電流制御を行いながら、前記電極部による前記受圧面の加圧通電を継続して前記突起を溶融させるとともに前記電極部及び前記接合面を前記受圧面の加圧方向に変位させることにより、前記突起の溶融金属(230a)を前記接触部分の外側に排出するとともに前記接触部分の面積を増大させる変位工程と、前記変位工程の後で、発熱した前記接合面を前記第1金属部材に対して加圧することにより前記第1金属部材と前記接合面とを互いに原子拡散接合する接合工程と、を含む、金属部材の接合方法を開示している。
上記の金属部材の接合方法において、第1金属部材の構成材料は、アルミニウム系合金であり、第2金属部材の構成材料は、鉄系合金であり、前記第1電流制御の開始から所定時間経過後に前記第1電流制御から前記第2電流制御に切り替わってもよい。
上記の金属部材の接合方法において、前記変位工程では、前記電極部と前記受圧面との当接面積を増大させてもよい。
10…接合装置 24…電極部
216…ベース面 220…接合面
222…第1金属部材 226…第2金属部材
230…突起 230a…溶融金属
240…受圧面 250…接触部分

Claims (3)

  1. 第1金属部材と前記第1金属部材よりも融点が高い第2金属部材とを互いに接合させる金属部材の接合方法であって、
    前記第1金属部材のベース面と前記第2金属部材の接合面とを互いに離間させた状態で前記ベース面から突出した突起と前記接合面とを互いに接触させる接触工程と、
    前記接触工程の後で、第1電流増加率で通電電流を増加させる第1電流制御を行いながら、前記第2金属部材の受圧面を電極部で加圧通電することにより、前記突起と前記接合面との接触部分を発熱させる発熱工程と、
    前記発熱工程の後で、前記第1電流増加率よりも小さい第2電流増加率で前記通電電流を増加させる第2電流制御を行いながら、前記電極部による前記受圧面の加圧通電を継続して前記突起を溶融させるとともに前記電極部及び前記接合面を前記受圧面の加圧方向に変位させることにより、前記突起の溶融金属を前記接触部分の外側に排出するとともに前記接触部分の面積を増大させる変位工程と、
    前記変位工程の後で、発熱した前記接合面を前記第1金属部材に対して加圧することにより前記第1金属部材と前記接合面とを互いに原子拡散接合する接合工程と、を含む、金属部材の接合方法。
  2. 請求項1記載の金属部材の接合方法であって、
    第1金属部材の構成材料は、アルミニウム系合金であり、
    第2金属部材の構成材料は、鉄系合金であり、
    前記第1電流制御の開始から所定時間経過後に前記第1電流制御から前記第2電流制御に切り替わる、金属部材の接合方法。
  3. 請求項1又は2に記載の金属部材の接合方法であって、
    前記変位工程では、前記電極部と前記受圧面との当接面積を増大させる、金属部材の接合方法。
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