JP7372530B2 - 混練異常度学習装置、学習済モデルの生成方法及びプログラム - Google Patents

混練異常度学習装置、学習済モデルの生成方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、混練異常度学習装置、学習済モデルの生成方法及びプログラムに関する。
ゴム混練機における混練異常を判定する技術が知られている。例えば特許文献1には、ゴム混練時における各混練バッチの波形の変化を正常時の基準波形と照合することで、各混練バッチが正常混練であるか異常混練であるかを判定することが記載されている。
また特許文献2には、各混練ロットの平均混練波形と規格混練波形とを比較して、正常時の許容値範囲外の波動変動である場合には、ゴム混練の混合仕様を書き換えることが記載されている。
また特許文献3には、混練機のロータの回転駆動に要する瞬時電力量を積算した積算電力量を積算回転数で割った値を演算値と、正常値と、を比較して、混練バッチの混練異常の有無を判定することが記載されている。
また特許文献4には、対象となる混練バッチについて得られた混練波形と、予め作成した基準混練波形に対する許容範囲とを比較照合することによって、混練バッチが正常であるか異常であるかの判定を行うことが記載されている。
特開平6-344334号公報 特開平6-344335号公報 特開2014-226910号公報 特開2017-56666号公報
発明者らは、機械学習モデルを用いて密閉式ゴム混練機により未加硫ゴムの混練バッチを混練する際の当該混練バッチの混練の異常度の推定を行うことを検討している。
混練バッチの混練の開始から終了までの期間にわたって、密閉式ゴム混練機の瞬時電力値や温度、密閉式ゴム混練機が備えるロータの回転数、密閉式ゴム混練機が備えるラムの位置などといった、密閉式ゴム混練機の状態の測定が可能である。そのため、このような測定の結果を示す膨大な要素数のデータを入力に用いて機械学習モデルの学習を実行することが考えられる。
しかし一般的に、機械学習モデルへの入力の要素数が多いと、過学習(オーバーフィッテング)が発生し、汎化性能が低くなる。その結果、未知の測定データに基づく混練バッチの混練の異常度の推定精度が低くなる。
そのため、汎化性能を高めるために、当該機械学習モデルの学習に先立って、当該機械学習モデルの学習に適切な要素数の入力を決定する必要がある。
しかし、学習が実行されていない当該機械学習モデルを用いて当該機械学習モデルの学習に適切な要素数の入力を決定することはできない。また、入力の要素数が適切であったとしても、その結果、混練バッチの混練の異常度の推定精度が低くなることは望ましくない。
また上記特許文献1~4に記載の技術では、そもそも機械学習モデルが用いられていないため上記実情は存在しない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的の一つは、機械学習モデルによる混練バッチの混練の異常度の推定における推定精度を確保しつつ要素数を適切なものにすることができる混練異常度学習装置、学習済モデルの生成方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る混練異常度学習装置は、密閉式ゴム混練機により未加硫ゴムの混練バッチを混練する際の当該混練バッチの混練の異常度の推定に用いられる機械学習モデルの学習を実行する混練異常度学習装置であって、前記混練バッチの混練の開始から終了までの混練時間に対して互いに異なる複数の設定規則を適用することで、複数の時間範囲群を設定する設定手段と、前記密閉式ゴム混練機の状態を表す測定値の時系列を示す測定データと、混練の異常度を示す所与の教師データと、を含む学習データを取得する学習データ取得手段と、前記複数の前記時間範囲群に含まれる時間範囲に対応付けられる前記測定値の統計値をそれぞれが示す複数の要素を含む統計データを生成する統計データ生成手段と、前記教師データに基づいて、生成される前記統計データに含まれる複数の要素のうちから、前記異常度の推定への寄与度が高い一部の要素を特定する特定手段と、特定される前記一部の要素を入力に用いて前記機械学習モデルの学習を実行する学習手段と、を含む。
本発明の一態様では、前記設定手段は、前記密閉式ゴム混練機が備えるラムが配置されている位置に基づいて前記混練時間を分割した複数のサブ時間のそれぞれについて、互いに異なる複数の設定規則を適用することで、前記複数の前記時間範囲群を設定する。
また、本発明の一態様では、前記設定手段は、前記混練時間を互いに異なる複数の分割数で分割することで、前記複数の前記時間範囲群を設定する。
また、本発明の一態様では、少なくとも1つの前記時間範囲群に含まれる互いに隣接する前記時間範囲の一部は重複する。
また、本発明の一態様では、前記時間範囲群に含まれる時間範囲は、当該時間範囲群とは異なる前記時間範囲群に含まれるいずれかの時間範囲と少なくとも一部が重複する。
また、本発明に係る学習済モデルの生成方法は、密閉式ゴム混練機により未加硫ゴムの混練バッチを混練する際の当該混練バッチの混練の異常度を推定する学習済モデルの生成方法であって、前記混練バッチの混練の開始から終了までの混練時間に対して互いに異なる複数の設定規則を適用することで、複数の時間範囲群を設定するステップと、前記密閉式ゴム混練機の状態を表す測定値の時系列を示す測定データと、混練の異常度を示す所与の教師データと、を含む学習データを取得するステップと、前記複数の前記時間範囲群に含まれる時間範囲に対応付けられる前記測定値の統計値をそれぞれが示す複数の要素を含む統計データを生成するステップと、前記教師データに基づいて、生成される前記統計データに含まれる複数の要素のうちから、前記異常度の推定への寄与度が高い一部の要素を特定するステップと、特定される前記一部の要素を入力に用いて機械学習モデルの学習を実行するステップと、を含む。
また、本発明に係るプログラムは、密閉式ゴム混練機により未加硫ゴムの混練バッチを混練する際の当該混練バッチの混練の異常度の推定に用いられる機械学習モデルの学習を実行するコンピュータに、前記混練バッチの混練の開始から終了までの混練時間に対して互いに異なる複数の設定規則を適用することで、複数の時間範囲群を設定する手順、前記密閉式ゴム混練機の状態を表す測定値の時系列を示す測定データと、混練の異常度を示す所与の教師データと、を含む学習データを取得する手順、前記複数の前記時間範囲群に含まれる時間範囲に対応付けられる前記測定値の統計値をそれぞれが示す複数の要素を含む統計データを生成する手順、前記教師データに基づいて、生成される前記統計データに含まれる複数の要素のうちから、前記異常度の推定への寄与度が高い一部の要素を特定する手順、特定される前記一部の要素を入力に用いて前記機械学習モデルの学習を実行する手順、を実行させる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。 1つの混練バッチの混練の開始から終了までにおけるラムの位置の時間変化の一例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。 測定データのデータ構造の一例を示す図である。 複数の時間範囲群の設定の一例を示す図である。 統計データのデータ構造の一例を示す図である。 複数の時間範囲群の設定の一例を示す図である。 複数の時間範囲群の設定の一例を示す図である。 統計データのデータ構造の一例を示す図である。 複数の時間範囲群の設定の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置で行われるデータマイニング処理の流れの一例を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置で行われる学習処理の流れの一例を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置で行われる推定処理の流れの一例を示すフロー図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置10の構成の一例を示す図である。本実施形態に係る情報処理装置10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータである。図1に示すように情報処理装置10は、例えば、プロセッサ12、記憶部14、通信部16、表示部18、操作部20を含んでいる。
プロセッサ12は、例えば情報処理装置10にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである。
記憶部14は、ROMやRAM等の記憶素子、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ(SSD)などである。記憶部14には、プロセッサ12によって実行されるプログラムなどが記憶される。
通信部16は、例えばネットワークボードなどの通信インタフェースである。本実施形態では通信部16を介して情報処理装置10は、バンバリーミキサーなどの密閉式ゴム混練機22と通信可能となっている。
表示部18は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、プロセッサ12の指示に従って各種の画像を表示する。
操作部20は、キーボードやマウスなどといったユーザインタフェースであって、ユーザの操作入力を受け付けて、その内容を示す信号をプロセッサ12に出力する。
なお、情報処理装置10は、DVD-ROMやBlu-ray(登録商標)ディスクなどの光ディスクを読み取る光ディスクドライブ、USB(Universal Serial Bus)ポートなどを含んでいてもよい。
本実施形態では例えば、密閉式ゴム混練機22において、未加硫ゴムの混練バッチが連続的に混練される。図2は、1つの混練バッチの混練の開始から終了までにおける、密閉式ゴム混練機22が備えるラムの位置の時間変化の一例を模式的に示す図である。
図2では、混練バッチの混練の開始からの時間tが横軸に示されており、ラムの位置hが縦軸に示されている。以下、混練バッチの混練の開始からの経過時間がtである際の時刻を時刻tと呼ぶこととする。またラムの位置がh1である場合よりもh2である場合の方が、ラムは上方に位置していることとする。またラムの位置がh2である場合よりもh3である場合の方が、ラムは上方に位置していることとする。
本実施形態に係る密閉式ゴム混練機22では、投入されるゴムをできるだけ均一にするために1つの混練バッチの混練において密閉式ゴム混練機22が備えるラムは複数回上下するよう制御される。図2の例では、時刻t1が到来すると位置h3にあるラムは下降を開始する。そして時刻t2にラムは所定の下方位置である位置h1に到達する。その後、時刻t3にラムは上方に移動を開始し、時刻t4にラムは位置h2に到達する。その後、時刻t5にラムは再度下降を開始し、時刻t6にラムは位置h1に到達する。その後、時刻t7にラムは再度上方に移動を開始し、時刻t8にラムは位置h2に到達する。その後、時刻t9にラムは再度下降を開始し、時刻t10にラムは位置h1に到達する。そして時刻t11にラムは上方に移動を開始し、時刻t12にラムが位置h2に到達し、その後、混練バッチの混練は終了となる。
1つの混練バッチの混練においては、ラムが所定の下方位置である位置h1に配置されている状態で混練する工程を1ステージとして、複数のステージが繰り返される。図2の例では、1つの混練バッチの混練において3ステージが行われることとなる。すなわち、時刻t2から時刻t3までが第1ステージに相当し、時刻t6から時刻t7が第2ステージに相当し、時刻t10から時刻t11が第3ステージに相当する。また時刻t4から時刻t5まで、及び、時刻t8から時刻t9までの、ラムが位置h2に位置する時間においては、投入されたゴムの水分、揮発分が除去される。
また本実施形態に係る密閉式ゴム混練機22では時刻t1よりも前に加硫剤が投入される。そのため本実施形態に係る密閉式ゴム混練機22では加硫剤が加えられた状態で混練が行われることとなる。
以下の説明では、混練バッチの混練の開始から終了までの時間を混練時間Tと呼ぶこととする。そして、混練バッチの混練の開始タイミングから時刻t2までの時間を時間T1と呼ぶこととする。そして、時刻t2から時刻t3までの時間を時間T2と呼ぶこととする。そして、時刻t3から時刻t6までの時間を時間T3と呼ぶこととする。そして、時刻t6から時刻t7までの時間を時間T4と呼ぶこととする。そして、時刻t7から時刻t10までの時間を時間T5と呼ぶこととする。そして、時刻t10から時刻t11までの時間を時間T6と呼ぶこととする。そして、時刻t11から混練バッチの混練の終了タイミングまでの時間を時間T7と呼ぶこととする。
そして混練の際に、密閉式ゴム混練機22の瞬時電力値や温度、密閉式ゴム混練機22が備えるロータの回転数、密閉式ゴム混練機22が備えるラムの位置などといった、密閉式ゴム混練機22の状態の測定が行われる。そして密閉式ゴム混練機22の状態を表す測定値のデータが、密閉式ゴム混練機22から情報処理装置10に送信される。
そして情報処理装置10において、密閉式ゴム混練機22の状態を表す測定値の時系列を示す測定データに基づいて、当該混練バッチの混練が正常であるか異常であるかが判定される。ここで当該混練バッチの混練が正常であると判定されると、密閉式ゴム混練機22のドロップドアが開くよう制御される。その結果、当該混練バッチが密閉式ゴム混練機22から排出され、後工程に回される。一方、当該混練バッチの混練が異常であると判定されると、例えば警告音の出力などの異常通知が行われたり、密閉式ゴム混練機22のドロップドアが閉制御されたりする。
以下、情報処理装置10に実装されている機械学習モデルの学習、及び、情報処理装置10による混練バッチの混練の異常度の推定についてさらに説明する。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置10で実装される機能の一例を示す機能ブロック図である。なお、本実施形態に係る情報処理装置10で、図3に示す機能のすべてが実装される必要はなく、また、図3に示す機能以外の機能が実装されていても構わない。
図3に示すように、情報処理装置10には、機能的には例えば、機械学習モデル30、学習データ記憶部32、学習データ取得部34、学習データ利用決定部36、設定部38、学習統計データ生成部40、データマイニング部42、学習要素特定部44、学習部46、ターゲット測定データ取得部48、ターゲット測定データ利用決定部50、ターゲット統計データ生成部52、推定部54、ドロップドア制御部56、が含まれる。
機械学習モデル30、データマイニング部42は、プロセッサ12及び記憶部14を主として実装される。学習データ記憶部32は、記憶部14を主として実装される。学習データ取得部34、学習データ利用決定部36、設定部38、学習統計データ生成部40、学習要素特定部44、学習部46、ターゲット測定データ利用決定部50、ターゲット統計データ生成部52、推定部54は、プロセッサ12を主として実装される。ターゲット測定データ取得部48、ドロップドア制御部56は、プロセッサ12及び通信部16を主として実装される。
以上の機能は、コンピュータである情報処理装置10にインストールされた、以上の機能に対応する指令を含むプログラムをプロセッサ12で実行することにより実装されてもよい。このプログラムは、例えば、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を介して、あるいは、インターネットなどを介して情報処理装置10に供給されてもよい。
情報処理装置10における、機械学習モデル30、学習データ記憶部32、学習データ取得部34、学習データ利用決定部36、設定部38、学習統計データ生成部40、データマイニング部42、学習要素特定部44、学習部46の機能は、密閉式ゴム混練機22により未加硫ゴムの混練バッチを連続的に混練する際の当該混練バッチの混練の異常度の推定に用いられる機械学習モデル30の学習を実行する学習装置としての機能に相当する。
また情報処理装置10における、機械学習モデル30、設定部38、データマイニング部42、ターゲット測定データ取得部48、ターゲット測定データ利用決定部50、ターゲット統計データ生成部52、推定部54、ドロップドア制御部56の機能は、密閉式ゴム混練機22により未加硫ゴムの混練バッチを連続的に混練する際の当該混練バッチの混練の異常度を推定する混練異常度推定装置としての機能に相当する。
機械学習モデル30は、本実施形態では例えば、アダブースト、ランダムフォレスト、ニューラルネットワーク、サポートベクタマシン(SVM)、最近傍識別器、などの機械学習が実装された機械学習モデルである。
ここで当該機械学習モデル30は、混練が正常であるか異常であるかを判定する判定モデルであってもよい。そしてこの場合に、当該機械学習モデル30が、入力に応じて、例えば混練バッチの混練が正常であるか異常であるかを示す1ビットのデータを出力してもよい。
また当該機械学習モデル30は、混練が異常である程度を示すデータを出力する回帰モデルであってもよい。そしてこの場合に、当該機械学習モデル30が、入力に応じて、例えばコンパウンド判定に用いられるレオメータによる弾性測定での測定値の推定値を出力してもよい。
学習データ記憶部32は、本実施形態では例えば、機械学習モデル30の学習に用いられる学習データを記憶する。学習データには、例えば、混練バッチの混練の開始から終了までの時間の長さに応じた数の要素を含む、密閉式ゴム混練機22の状態を表す測定値の時系列を示す測定データと、混練の異常度を示す所与の教師データと、が含まれている。以下、学習データに含まれる測定データを学習測定データと呼ぶこととする。
図4は、測定データのデータ構造の一例を示す図である。ここで例えば、学習測定データのデータ構造も、機械学習モデル30を用いた混練の異常度の推定の際に用いられる測定データである後述のターゲット測定データのデータ構造も、図4に示すものであることとする。
図4には、2つの測定値の時系列を示す測定データのデータ構造の一例が示されている。ここで例えばa(1)~a(N)は、密閉式ゴム混練機22の瞬時電力値の時系列を示すデータであり、b(1)~b(N)は、密閉式ゴム混練機22の温度の時系列を示すデータであってもよい。
本実施形態では例えば、所定の時間間隔(ここでは例えば1秒間隔)で密閉式ゴム混練機22の状態の測定が行われることとする。ここで例えば、混練バッチの混練の開始から終了までの時間がt秒である場合は、値Nは、tとなる。例えば混練バッチの混練の開始から終了までの時間が90秒である場合は、値Nは、90となる。この場合は、測定データに含まれる要素の数は180となる。また例えば、混練バッチの混練の開始から終了までの時間が110秒である場合は、値Nは、110となる。この場合は、測定データに含まれる要素の数は220となる。
密閉式ゴム混練機22における混練の終了条件としては、例えば、温度、電力、時間のそれぞれについての条件が予め設定される。そしていずれかの終了条件を満足すると、混練は終了される。例えば初期温度が高い場合は、早い時点で温度の終了条件を満足することとなるので、通常よりも早く混練が終了される。このようにして、本実施形態に係る密閉式ゴム混練機22における混練の開始から終了までの時間はまちまちなものとなる。そのため上述の値Nは、混練バッチによってまちまちとなる。
また学習データに含まれる教師データには、当該学習データに含まれる学習測定データが示す測定値が測定された際の混練の異常度が示される。ここで例えば、機械学習モデル30が判定モデルである場合に、教師データは、混練が正常であるか異常であるかを示す1ビットのデータであってもよい。また例えば、機械学習モデル30が回帰モデルである場合に、教師データは、レオメータによる弾性測定での測定値を示すデータであってもよい。
本実施形態では例えば、学習データ記憶部32は、学習測定データと、当該学習測定データに対応付けられる所与の教師データと、を含む学習データを複数記憶する。
学習データ取得部34は、本実施形態では例えば、機械学習モデル30の学習に用いられる学習データを取得する。ここで学習データ取得部34は、学習データ記憶部32に記憶されている学習データを取得してもよい。
学習データ利用決定部36は、本実施形態では例えば、学習データ取得部34が取得する学習データを機械学習モデル30の学習に用いるか否かを決定する。ここで例えば、学習データに含まれる学習測定データが所与の条件を満足するか否かに応じて、当該学習測定データを含む学習データを機械学習モデル30の学習に用いるか否かが決定されてもよい。
例えば、学習測定データが示す測定値が測定される、混練バッチの混練の開始から終了までの時間の長さが所定の範囲に含まれるか否かに応じて、当該学習測定データを含む学習データを機械学習モデル30の学習に用いるか否かが決定されてもよい。例えば、学習測定データが示す測定値が測定される、混練バッチの混練の開始から終了までの時間の長さが200秒以上である場合は、当該学習測定データを含む学習データを機械学習モデル30の学習に用いないことが決定されてもよい。この場合、当該時間の長さが200秒未満である場合は、当該学習測定データを含む学習データを機械学習モデル30の学習に用いることが決定されることとなる。また例えば、当該時間の長さが80秒以下、又は、140秒以上である場合は、当該学習測定データを含む学習データを機械学習モデル30の学習に用いないことが決定されてもよい。
また例えば、学習測定データが示す瞬時電力値に値が0であるものを含む場合、すなわちa(1)~a(N)のいずれかの値が0である場合は、当該学習測定データを含む学習データを機械学習モデル30の学習に用いないことが決定されてもよい。
設定部38は、本実施形態では例えば、混練バッチの混練の開始から終了までの混練時間Tに対して互いに異なる複数の設定規則を適用することで、複数の時間範囲群を設定する。ここで、設定部38は、混練時間Tを互いに異なる複数の分割数で分割することで、複数の時間範囲群を設定してもよい。
図5は、2つの時間範囲群の一例を示す図である。図5には、混練時間Tをn個に分割したn個の時間範囲を含む第1の時間範囲群(P(n,1)~P(n,n))、及び、混練時間Tをm個に分割したm個の時間範囲を含む第2の時間範囲群(P(m,1)~P(m,m))が示されている。
ここで、第1の時間範囲群に含まれるn個の時間範囲のそれぞれの長さは同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第2の時間範囲群に含まれるm個の時間範囲のそれぞれの長さは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、1つの時間範囲群に含まれる時間範囲は、当該時間範囲群とは異なる時間範囲群に含まれるいずれかの時間範囲と少なくとも一部が重複していてもよい。図4の例では、第1の時間範囲群に含まれる時間範囲P(n,1)が、第2の時間範囲群に含まれる時間範囲P(m,1)の一部と重複している。また、第1の時間範囲群に含まれる時間範囲P(n,2)の一部が、第2の時間範囲群に含まれる時間範囲P(m,1)の一部と重複している。
学習統計データ生成部40は、本実施形態では例えば、機械学習モデル30の学習に用いられる学習測定データに基づいて、複数の時間範囲群に含まれる時間範囲に対応付けられる測定値の統計値をそれぞれが示す複数の要素を含む統計データを生成する。なお、設定部38が、上述の複数の設定規則を示す規則データを記憶していてもよい。そして、学習統計データ生成部40が、当該規則データに基づいて、統計データを生成してもよい。
図6は、図5に示す時間範囲群に基づいて生成される統計データのデータ構造の一例を示す図である。図6に例示する統計データには、6×(n+m)個の要素が含まれている。1つの統計データは、1つの学習測定データに基づいて生成される。
当該統計データでは例えば、測定データに含まれるa(1)~a(N)の要素のうち、時間範囲P(n,1)に対応付けられる複数の要素が抽出される。そして、抽出される複数の要素の、最小値、平均値、最大値がそれぞれ、統計データに含まれるa[min(P(n,1))]、a[ave(P(n,1))]、a[max(P(n,1))]の要素として設定される。また例えば、時間範囲P(n,2)に対応付けられる複数の要素が抽出され、その最小値、平均値、最大値がそれぞれa[min(P(n,2))]、a[ave(P(n,2))]、a[max(P(n,2))]の要素として設定される。以下同様にして、時間範囲P(n,3)~P(n,n)のそれぞれについても、対応付けられる測定値の最小値、平均値、最大値を示す、統計データに含まれる要素a[min(P(n,3))]~a[max(P(n,n))]が設定される。
また、第1の時間範囲群に基づいて生成されるa[min(P(n,1))]~a[max(P(n,n))]の要素と同様に、第2の時間範囲群に基づいてa[min(P(m,1))]~a[max(P(m,m))]の要素が生成される。
また、同様に、測定データに含まれるb(1)~b(N)の要素のうちから、時間範囲P(n,1)に対応付けられる複数の要素が抽出される。そして、抽出される複数の要素の、最小値、平均値、最大値がそれぞれ、統計データに含まれるb[min(P(n,1))]、b[ave(P(n,1))]、b[max(P(n,1))]の要素として設定される。以下同様にして、時間範囲P(n,2)~P(n,n)のそれぞれについても、対応付けられる測定値の最小値、平均値、最大値を示す、統計データに含まれる要素b[min(P(n,2))]~b[max(P(n,n))]が設定される。
また、第1の時間範囲群に基づいて生成されるb[min(P(n,1))]~b[max(P(n,n))]の要素と同様に、第2の時間範囲群に基づいてb[min(P(m,1))]~b[max(P(m,m))]の要素が生成される。
以下、学習統計データ生成部40によって生成される統計データを、学習統計データと呼ぶこととする。
データマイニング部42は、本実施形態では例えば、教師データに基づいて、生成される学習統計データに含まれる複数の要素のうちから、異常度の推定への寄与度が高い要素時間範囲及び統計値の種類に対応付けられる一部の要素を特定する。例えば、データマイニング部42は、公知のデータマイニング手法を用いることで、異常度の推定への寄与度が高い要素を特定する。
なお、データマイニング部42が、ランダムフォレストなどのような機械学習モデルで実装されていてもよい。データマイニング部42は、複数の学習データについての、当該学習データに含まれる学習測定データに基づいて生成される学習統計データと、当該学習データに含まれる教師データと、に基づいて、異常度の推定への寄与度が高い要素を特定する。当該教師データは上述のように混練の異常度を示すものであるため、例えば解釈性が高い機械学習モデルを用いた公知の手法によって、異常度の推定への寄与度が高い要素は特定可能である。
そして、データマイニング部42は、本実施形態では例えば、異常度の推定への寄与度が高い要素が特定可能なマイニング結果データを生成する。図4に示す統計データの例では、6×(n+m)個の要素のうちから、異常度の推定への寄与度が高い少なくとも1つの要素が特定可能なマイニング結果データが生成される。ここで例えば、異常度の推定への寄与度が高い少なくとも1つの要素の名称などの識別子を示すマイニング結果データが生成されてもよい。
例えば、データマイニング部42が、異常度の推定への寄与度が高い要素として、a[min(P(n,2))]、a[max(P(n,9))]、a[ave(P(m,7))]、b[ave(P(n,4))]、b[min(P(m,9))]を特定したとする。この場合、例えば、「a[min(P(n,2))],a[max(P(n,9))],a[ave(P(m,7))],b[ave(P(n,4))],b[min(P(m,9))]」との文字列が値として設定されたマイニング結果データが生成されてもよい。
そして、データマイニング部42は、本実施形態では例えば、マイニング結果データを記憶する。
学習要素特定部44は、本実施形態では例えば、教師データに基づいて、生成される学習統計データに含まれる複数の要素のうちから、異常度の推定への寄与度が高い一部の要素を特定する。ここで、学習要素特定部44が、データマイニング部42が記憶するマイニング結果データに基づいて、生成される学習統計データに含まれる複数の要素のうちから、異常度の推定への寄与度が高い一部の要素を特定してもよい。図4の例では、例えば、6×(n+m)個の要素のうちから、少なくとも1つの要素が特定される。
ここでは例えば、すべての学習データについて、当該学習データに含まれる学習測定データに基づいて生成される学習統計データに含まれる複数の要素のうちから、時間範囲及び統計値の種類が同じである要素が特定される。上述の例では、すべての学習データについて、a[min(P(n,2))]、a[max(P(n,9))]、a[ave(P(m,7))]、b[ave(P(n,4))]、b[min(P(m,9))]の要素が特定される。
以下、1つの学習データに基づいて特定される少なくとも1つの要素を学習要素セットと呼ぶこととする。すなわち、学習データと学習要素セットとは1対1で対応付けられる。
学習部46は、本実施形態では例えば、特定される一部の要素を入力に用いて機械学習モデル30の学習を実行する。ここで例えば、学習要素セットの要素数の要素を入力として受付可能な機械学習モデル30が準備されるようにしてもよい。そして、学習データに含まれる学習測定データに基づいて生成される学習統計データに含まれる複数の要素のうちから学習要素セットが特定されてもよい。そして、当該学習要素セットを機械学習モデル30に入力した際の出力と、当該学習データに含まれる教師データと、の差が特定されてもよい。そして特定される差に基づいて機械学習モデル30のパラメータの値が更新される教師あり学習が実行されてもよい。
本実施形態では複数の学習要素セットによる機械学習モデル30の学習が実行される。そしてこのようにして生成される学習済の機械学習モデル30(学習済モデル)を用いて、密閉式ゴム混練機22により未加硫ゴムの混練バッチを混練する際の当該混練バッチの混練の異常度が推定される。
ターゲット測定データ取得部48は、本実施形態では例えば、混練の異常度の推定の対象となる、混練バッチの混練の開始から終了までの時間の長さに応じた数の要素を含む、密閉式ゴム混練機22の状態を表す測定値の時系列を示す測定データを取得する。以下、混練の異常度の推定の対象となる測定データをターゲット測定データと呼ぶこととする。上述のようにターゲット測定データのデータ構造は、図4に例示されているものと同様である。
ここで例えば、混練バッチの混練の開始の際に密閉式ゴム混練機22が情報処理装置10にその旨を通知してもよい。そしてその後、密閉式ゴム混練機22が情報処理装置10に、密閉式ゴム混練機22の状態を表す測定値を示すデータを逐次送信してもよい。そして例えば、混練バッチの混練が終了した際に密閉式ゴム混練機22が情報処理装置10にその旨を通知してもよい。そしてターゲット測定データ取得部48が、密閉式ゴム混練機22から当該混練バッチの混練の開始の通知の受信から終了の通知の受信までに受信した、密閉式ゴム混練機22の状態を表す測定値を示すデータをターゲット測定データとして取得してもよい。
ターゲット測定データ利用決定部50は、本実施形態では例えば、ターゲット測定データ取得部48が取得するターゲット測定データが所与の条件を満足するか否かに応じて、当該測定データを推定に用いるか否かを決定する。ここで学習データ利用決定部36と同様に、ターゲット測定データが示す測定値が測定される、混練バッチの混練の開始から終了までの時間の長さが所定の範囲に含まれるか否かに応じて、当該ターゲット測定データを推定に用いるか否かが決定されてもよい。例えば、ターゲット測定データが示す測定値が測定される、混練バッチの混練の開始から終了までの時間の長さが200秒以上である場合は、当該ターゲット測定データを推定に用いないことが決定されてもよい。この場合、当該時間の長さが200秒未満である場合は、当該ターゲット測定データを推定に用いることが決定されることとなる。また例えば、当該時間の長さが80秒以下、又は、140秒以上である場合は、当該ターゲット測定データを推定に用いないことが決定されてもよい。
また例えば、ターゲット測定データが示す瞬時電力値に値が0であるものを含む場合、すなわちa(1)~a(N)のいずれかの値が0である場合は、当該ターゲット測定データを推定に用いないことが決定されてもよい。
ターゲット統計データ生成部52は、本実施形態では例えば、ターゲット測定データに基づいて、統計データを生成する。ターゲット統計データ生成部52は、例えば、上述のデータマイニング部42により特定される異常度の推定への寄与度が高い少なくとも1つの要素を含む統計データを生成する。
ここで例えば、設定部38が、混練バッチの混練の開始から終了までの混練時間Tに対して、学習の際と同様の複数の設定規則を適用することで、複数の時間範囲群を設定してもよい。そして、ターゲット統計データ生成部52が、複数の時間範囲群に含まれる時間範囲に対応付けられるターゲット測定データが示す測定値の統計値をそれぞれが示す複数の要素を生成してもよい。なお、上述のように、設定部38が、上述の複数の設定規則を示す規則データを記憶していてもよい。そして、ターゲット統計データ生成部52が、当該規則データに基づいて、複数の要素を生成してもよい。
そして、ターゲット統計データ生成部52が、データマイニング部42に記憶されているマイニング結果データを参照することで、生成される複数の要素のうちから、少なくとも1つの要素を特定してもよい。そして、ターゲット統計データ生成部52が、このようにして特定される少なくとも1つの要素を含む統計データを生成してもよい。
以下、ターゲット統計データ生成部52によって生成される統計データをターゲット統計データと呼ぶこととする。そして、ターゲット統計データに含まれる少なくとも1つの要素をターゲット要素セットと呼ぶこととする。
推定部54は、本実施形態では例えば、ターゲット要素セットを学習済の機械学習モデル30(学習済モデル)に入力した際の出力に基づいて、当該混練バッチの混練の異常度を推定する。ここで機械学習モデル30が判定モデルである場合に、機械学習モデル30が、入力に応じて、混練が正常であるか異常であるかを示す1ビットのデータを出力してもよい。また機械学習モデル30が回帰モデルである場合に、機械学習モデル30が、入力に応じて、レオメータによる弾性測定での測定値の推定値などといった混練が異常である程度を示す推定値を出力してもよい。
ドロップドア制御部56は、本実施形態では例えば、推定部54による推定の結果に応じた、密閉式ゴム混練機22のドロップドアの開閉制御を実行する。
ここで例えば、機械学習モデル30の出力が、混練が正常であることを示す場合には、ドロップドア制御部56は、密閉式ゴム混練機22のドロップドアが開くよう制御してもよい。例えばドロップドア制御部56が密閉式ゴム混練機22にドロップドアの開制御信号を送信してもよい。そして密閉式ゴム混練機22が当該開制御信号の受信に応じてドロップドアが開くよう制御してもよい。
また例えば、機械学習モデル30の出力が、混練が異常であることを示す場合には、ドロップドア制御部56は、警告音の出力などの異常通知の出力や、密閉式ゴム混練機22のドロップドアの閉制御を実行してもよい。ここで例えば、情報処理装置10が異常通知を出力してもよい。またドロップドア制御部56が密閉式ゴム混練機22に異常通知信号を送信してもよい。そして密閉式ゴム混練機22が当該異常通知信号の受信に応じて警告音の出力などの異常通知の出力を実行してもよい。また密閉式ゴム混練機22が当該異常通知信号の受信に応じてドロップドアの閉制御を実行してもよい。
また例えば、機械学習モデル30の出力が推定値である場合は、ドロップドア制御部56は、当該推定値に基づいて、混練が正常であるか否かを判定してもよい。そしてドロップドア制御部56は、当該判定の結果に基づいて、上述のようなドロップドアの開閉制御を実行してもよい。
本実施形態では、機械学習モデル30への入力が、データマイニング部42によって特定される要素に限定される。そのため、本実施形態によれば、機械学習モデル30による混練バッチの混練の異常度の推定における推定精度を確保しつつ要素数を適切なものにすることができることとなる。
なお以上の説明では、a(1)~a(N)、及び、b(1)~b(N)を要素として含む、2つの測定値の時系列を示す測定データが用いられていたが、測定データが3つ以上の測定値の時系列を示していてもよい。また測定データが1つの測定値の時系列(例えば、a(1)~a(N))を示していてもよい。また密閉式ゴム混練機22の状態を表す測定値は瞬時電力値や温度には限定されず、例えば単位時間あたりのモータの回転数などであっても構わない。
また、本実施形態に係る統計値は、最小値、平均値、最大値には限定されない。本実施形態に係る統計値として、例えば、測定値の初期値、最終値、積算値、増加値、減少値、などが用いられてもよい。
ここで測定値の初期値及び最終値とは、それぞれ、当該時間範囲における最初に測定された値及び最後に測定された値を指す。また、測定値の積算値とは、混練が開始されたタイミングから当該時間範囲における最後の測定タイミングまでの測定値の合計を指す。また、測定値の増加値とは、当該時間範囲において最後に測定された値から最初に測定された値を引いた値を指す。また、測定値の減少値とは、当該時間範囲において最初に測定された値から最後に測定された値を引いた値を指す。
また、設定部38が、上述のように、混練時間Tを互いに異なる複数の分割数で分割することで、複数の時間範囲群を設定する必要はない。
例えば図7に示すように、少なくとも1つの時間範囲群に含まれる互いに隣接する時間範囲の一部が重複していてもよい。図7の例では、第2の時間範囲群に含まれる時間範囲P(m,1)~P(m,m)について、互いに隣接する時間範囲の一部が重複している。ここで例えば、互いに隣接する時間範囲が重複する時間が所定時間となるよう時間範囲群が設定されてもよい。また上述のように、第2の時間範囲群に含まれるm個の時間範囲のそれぞれの長さは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、設定部38は、密閉式ゴム混練機22が備えるラムが配置されている位置に基づいて混練時間Tを分割した複数のサブ時間(図2の例ではT1~T7)のそれぞれについて、互いに異なる複数の設定規則を適用することで、複数の時間範囲群を設定してもよい。
図8には、第1の時間範囲群には、時間T1について、時間T1をn1個に分割したn1個の時間範囲P(n1,1)~P(n1,n1)が含まれる一例が示されている。この例では例えば、同様に、時間T2について、時間T2をn2個に分割したn2個の時間範囲P(n2,1)~P(n2,n2)が含まれていてもよい。以下、同様にして、第1の時間範囲群には、時間T3をn3個に分割したn3個の時間範囲、・・・、時間T7をn7個に分割したn7個の時間範囲が含まれていてもよい。
また、図8の例では、第2の時間範囲群には、時間T1について、時間T1をm1個に分割したm1個の時間範囲P(m1,1)~P(m1,m1)が含まれる一例が示されている。この例では例えば、同様に、時間T2について、時間T2をm2個に分割したm2個の時間範囲P(m2,1)~P(m2,m2)が含まれていてもよい。以下、同様にして、第2の時間範囲群には、時間T3をm3個に分割したm3個の時間範囲、・・・、時間T7をm7個に分割したm7個の時間範囲が含まれていてもよい。
そして、この場合、例えば、図9に例示する、6×(n1+n2+・・・+n7+m1+m2+・・・+m7)個の要素が含まれる学習統計データが生成されてもよい。そして学習統計データに含まれる6×(n1+n2+・・・+n7+m1+m2+・・・+m7)個の要素のうちから、データマイニング部42により特定される学習要素セットを入力に用いて機械学習モデル30の学習が実行されてもよい。そして、学習要素セットに含まれる要素と同様の要素を含むターゲット要素セットを学習済モデルに入力した際の出力に基づいて、当該混練バッチの混練の異常度が推定されてもよい。
また、この場合についても、図10に示すように、少なくとも1つの時間範囲群に含まれる互いに隣接する時間範囲の一部が重複していてもよい。
なおこの場合において、時間T1~T7のうち、学習要素セットやターゲット要素セットに全く含まれない時間が存在する際には、情報処理装置10は、当該時間については密閉式ゴム混練機22の状態の測定を行わないよう密閉式ゴム混練機22を制御してもよい。
ここで、本実施形態に係る情報処理装置10で行われるデータマイニング処理の流れの一例を、図11に例示するフロー図を参照しながら説明する。ここでは例えば複数の学習データが学習データ記憶部32に記憶されていることとする。
まず、学習データ取得部34が、学習データ記憶部32に記憶されている複数の学習データのすべてを取得する(S101)。
そして、データマイニング部42が、S101に示す処理で取得された複数の学習データのうちから、所与の条件を満たすものを抽出する(S102)。ここでは例えば上述の学習データ利用決定部36が用いる条件と同じ所与の条件を満たすものが抽出されてもよい。
そして、学習統計データ生成部40が、設定部38による複数の時間範囲群の設定に従って、S102に示す処理で抽出された複数の学習データのそれぞれについて、当該学習データに含まれる学習測定データに基づいて、学習統計データを生成する(S103)。ここでは、1つの学習測定データに基づいて、当該学習測定データに対応する学習統計データが生成される。
そして、データマイニング部42が、S103に示す処理で生成された学習統計データと、S102に示す処理で抽出された学習データに含まれる教師データと、に基づいて、マイニング結果データを生成するデータマイニング処理を実行する(S104)。そして、本処理例に示す処理は終了される。S104に示す処理によって生成されたマイニング結果データは、データマイニング部42に記憶される。
次に、本実施形態に係る情報処理装置10で行われる学習処理の流れの一例を、図12に例示するフロー図を参照しながら説明する。ここでは例えば複数の学習データが学習データ記憶部32に記憶されていることとする。
また、学習データ取得部34が、学習データ記憶部32に記憶されている複数の学習データのうち、S202~S205に示す処理が実行されていないものを1つ取得する(S201)。
そして学習データ利用決定部36が、S201に示す処理で取得された学習データに含まれる学習測定データが所与の条件を満足するか否かに応じて、当該学習測定データを機械学習モデル30の学習に用いるか否かを決定する(S202)。
ここで学習に用いることが決定された場合は(S202:Y)、学習統計データ生成部40が、S201に示す処理で取得された学習データに含まれる学習測定データに基づいて、学習統計データを生成する(S203)。ここでは例えば、設定部38による複数の時間範囲群の設定に従った学習統計データが生成される。
そして、学習要素特定部44が、S104に示す処理で生成されたマイニング結果データに基づいて、S203に示す処理で生成された学習統計データに含まれる複数の要素のうちから学習要素セットを特定する(S204)。
そして、学習部46が、S204に示す処理で特定された学習要素セットを機械学習モデル30に入力した際の出力を用いた、機械学習モデル30の学習を実行する(S205)。ここで例えば、当該出力と、S201に示す処理で取得された学習データに含まれる教師データと、の差に基づいて、機械学習モデル30のパラメータの値が更新されてもよい。
そして学習部46が、学習データ記憶部32に記憶されている複数の学習データのすべてについてS202~S205に示す処理が実行されたか否かを確認する(S206)。S202に示す処理で学習測定データを機械学習モデル30の学習に用いないことが決定された場合も(S202:N)同様に、学習部46が、複数の学習データのすべてについてS202~S205に示す処理が実行されたか否かを確認する(S206)。
学習データ記憶部32に記憶されている複数の学習データのすべてについてS202~S205に示す処理が実行されていないことが確認された場合は(S206:N)、S201に示す処理に戻る。
学習データ記憶部32に記憶されている複数の学習データのすべてについてS202~S205に示す処理が実行されたことが確認された場合は(S206:Y)、本処理例に示す処理は終了される。
次に、本実施形態に係る情報処理装置10で行われる推定処理の流れの一例を、図13に例示するフロー図を参照しながら説明する。
まず、ターゲット測定データ取得部48が、ターゲット測定データを取得する(S301)。
そしてターゲット測定データ利用決定部50が、S301に示す処理で取得されたターゲット測定データが所与の条件を満足するか否かに応じて、当該ターゲット測定データを推定に用いるか否かを決定する(S302)。ここで推定に用いないことが決定された場合は(S302:N)、本処理例に示す処理は終了される。
推定に用いることが決定された場合は(S302:Y)、ターゲット統計データ生成部52が、S201に示す処理で取得されたターゲット測定データに基づいて、ターゲット要素セットを含むターゲット統計データを生成する(S203)。
そして、推定部54が、S203に示す処理で生成されたターゲット統計データを学習済の機械学習モデル30(学習済モデル)に入力した際の出力に基づいて、当該混練バッチの混練の異常度を推定する(S204)。
そして、ドロップドア制御部56が、S204に示す処理における推定の結果に応じた、密閉式ゴム混練機22のドロップドアの開閉制御を実行して(S205)、本処理例に示す処理は終了される。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
また、上記の具体的な数値や文字列、並びに、図面中の具体的な数値や文字列は例示であり、これらの数値や文字列には限定されない。
10 情報処理装置、12 プロセッサ、14 記憶部、16 通信部、18 表示部、20 操作部、22 密閉式ゴム混練機、30 機械学習モデル、32 学習データ記憶部、34 学習データ取得部、36 学習データ利用決定部、38 設定部、40 学習統計データ生成部、42 データマイニング部、44 学習要素特定部、46 学習部、48 ターゲット測定データ取得部、50 ターゲット測定データ利用決定部、52 ターゲット統計データ生成部、54 推定部、56 ドロップドア制御部。

Claims (6)

  1. 密閉式ゴム混練機により未加硫ゴムの混練バッチを混練する際の当該混練バッチの混練の異常度の推定に用いられる機械学習モデルの学習を実行する混練異常度学習装置であって、
    互いに異なる複数の設定規則のそれぞれについて、前記混練バッチの混練の開始から終了までの混練時間に対して当該設定規則を適用することで、前記混練時間を分割した複数の時間範囲、又は、互いに隣接する時間範囲の一部が重複する複数の時間範囲を含む時間範囲群であって、含まれる複数の時間範囲によって前記混練時間の全体がカバーされる時間範囲群である、当該設定規則に対応付けられる時間範囲群を設定する設定手段と、
    前記密閉式ゴム混練機の状態を表す測定値の時系列を示す測定データと、混練の異常度を示す所与の教師データと、を含む学習データを取得する学習データ取得手段と、
    前記複数の設定規則のそれぞれの、当該設定規則に対応付けられる前記時間範囲群に含まれる複数の時間範囲のそれぞれについて、当該時間範囲に対応付けられる複数の前記測定値を抽出し、抽出される当該複数の前記測定値の統計値を示す、当該時間範囲に対応付けられる統計値要素を複数生成する統計値要素生成手段と、
    前記教師データに基づいて、生成される複数の前記統計値要素のうちから、前記異常度の推定への寄与度が高い一部の前記統計値要素を特定する特定手段と、
    特定される前記一部の前記統計値要素を入力に用いて前記機械学習モデルの学習を実行する学習手段と、
    を含むことを特徴とする混練異常度学習装置。
  2. 前記設定手段は、前記複数の設定規則のそれぞれの、前記密閉式ゴム混練機が備えるラムが配置されている位置に基づいて前記混練時間を分割した複数のサブ時間のそれぞれについて、含まれる複数の時間範囲によって当該サブ時間の全体がカバーされるサブ時間範囲群を設定することで、当該設定規則に対応付けられる前記時間範囲群を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の混練異常度学習装置。
  3. 前記設定手段は、前記複数の設定規則のそれぞれの、前記混練時間を当該設定規則に対応付けられる分割数で分割することで、当該設定規則に対応付けられる時間範囲群を設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の混練異常度学習装置。
  4. 前記設定規則に対応付けられる前記時間範囲群に含まれる時間範囲は、当該設定規則とは異なる設定規則に対応付けられる前記時間範囲群に含まれるいずれかの時間範囲と少なくとも一部が重複する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の混練異常度学習装置。
  5. 密閉式ゴム混練機により未加硫ゴムの混練バッチを混練する際の当該混練バッチの混練の異常度を推定する学習済モデルの生成方法であって、
    互いに異なる複数の設定規則のそれぞれについて、前記混練バッチの混練の開始から終了までの混練時間に対して当該設定規則を適用することで、前記混練時間を分割した複数の時間範囲、又は、互いに隣接する時間範囲の一部が重複する複数の時間範囲を含む時間範囲群であって、含まれる複数の時間範囲によって前記混練時間の全体がカバーされる時間範囲群である、当該設定規則に対応付けられる時間範囲群を設定するステップと、
    前記密閉式ゴム混練機の状態を表す測定値の時系列を示す測定データと、混練の異常度を示す所与の教師データと、を含む学習データを取得するステップと、
    前記複数の設定規則のそれぞれの、当該設定規則に対応付けられる前記時間範囲群に含まれる複数の時間範囲のそれぞれについて、当該時間範囲に対応付けられる複数の前記測定値を抽出し、抽出される当該複数の前記測定値の統計値を示す、当該時間範囲に対応付けられる統計値要素を複数生成するステップと、
    前記教師データに基づいて、生成される複数の前記統計値要素のうちから、前記異常度の推定への寄与度が高い一部の前記統計値要素を特定するステップと、
    特定される前記一部の前記統計値要素を入力に用いて機械学習モデルの学習を実行するステップと、
    を含むことを特徴とする学習済モデルの生成方法。
  6. 密閉式ゴム混練機により未加硫ゴムの混練バッチを混練する際の当該混練バッチの混練の異常度の推定に用いられる機械学習モデルの学習を実行するコンピュータに、
    互いに異なる複数の設定規則のそれぞれについて、前記混練バッチの混練の開始から終了までの混練時間に対して当該設定規則を適用することで、前記混練時間を分割した複数の時間範囲、又は、互いに隣接する時間範囲の一部が重複する複数の時間範囲を含む時間範囲群であって、含まれる複数の時間範囲によって前記混練時間の全体がカバーされる時間範囲群である、当該設定規則に対応付けられる時間範囲群を設定する手順、
    前記密閉式ゴム混練機の状態を表す測定値の時系列を示す測定データと、混練の異常度を示す所与の教師データと、を含む学習データを取得する手順、
    前記複数の設定規則のそれぞれの、当該設定規則に対応付けられる前記時間範囲群に含まれる複数の時間範囲のそれぞれについて、当該時間範囲に対応付けられる複数の前記測定値を抽出し、抽出される当該複数の前記測定値の統計値を示す、当該時間範囲に対応付けられる統計値要素を複数生成する手順、
    前記教師データに基づいて、生成される複数の前記統計値要素のうちから、前記異常度の推定への寄与度が高い一部の前記統計値要素を特定する手順、
    特定される前記一部の前記統計値要素を入力に用いて前記機械学習モデルの学習を実行する手順、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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