JP7371501B2 - 鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置、潤滑剤供給方法 - Google Patents

鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置、潤滑剤供給方法 Download PDF

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本発明は、鋳造装置用湯口閉塞部材に使用される潤滑剤供給装置、潤滑剤供給方法に関する。
アルミニウム合金等の鋳造品を製造するための竪型鋳造装置として、上型及び下方に湯口を有する下型を含み、上型及び下型が型合わせされることで金型キャビティを形成可能な金型を備え、金型の下方に配置された保持炉内の溶湯を湯口を介して金型キャビティに充填させるように構成されたものがある。
このような竪型鋳造装置の鋳造サイクルは以下の工程から成り立っている。金型キャビティで鋳造品を鋳造する(鋳造工程)。上型に鋳造品を保持させた状態で下型及び上型を型開きさせる(型開き工程)。製品取出機構の把持部で上型に保持させた鋳造品を把持させて鋳造装置から取り出す(製品取出工程)。金型用スプレで下型及び上型の型面に離型剤を塗布する(離型剤塗布工程)。
従来、離型剤塗布工程で型面に塗布した離型剤が湯口を介してストーク内に滴下する不具合を解消するために、本出願人は、湯口内への離型剤の滴下を防止することができる鋳造装置用湯口閉塞部材の技術を開示している(特許文献1)。
特許文献1では型開き工程と製品取出工程の間で鋳造装置用湯口閉塞部材を湯口に装着させる湯口閉塞工程を行っている。このとき閉塞部材は潤滑剤塗布部を備え、装着時に湯口の内周面に潤滑剤を塗布できるように構成されている。
しかしながら、待機中の閉塞部材は湯口閉塞部材保持部で、潤滑剤塗布部が潤滑剤に浸漬された状態で保持されているが、保持部内で貯蔵する潤滑剤が設定量を満たすように適宜のタイミングで補充したり、閉塞部材の移動中に潤滑剤保持部から潤滑剤が滴下しないように閉塞部材を上下動させて余分な潤滑剤を振り切らせたりする煩雑な作業が発生していた。
特開2018-43268号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点に鑑み、鋳造装置用湯口閉塞部材に潤滑剤を効率良く供給できる鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置、潤滑剤供給方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するための第1の手段として、 上型および下方に湯口を有する下型を含み、前記上型及び下型が型合わせされることで金型キャビティを形成可能な金型を備え、前記金型の下方に配置された保持炉内の溶湯を前記湯口を介して前記金型キャビティに充填させるよう構成された鋳造装置に使用される鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤塗布部を挿入可能な開口を有する受台と、
前記受台に接続し、流体の潤滑剤を圧送して前記受台内の前記潤滑剤塗布部に供給する潤滑剤供給部を備え
前記受台は、前記鋳造装置用湯口閉塞部材の下面に圧縮エアを吹き付ける前記潤滑剤の液切り部を有することを特徴とする鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置を提供することにある。
上記第1の手段によれば、鋳造装置用湯口閉塞部材の受台内で潤滑剤塗布部に適量の潤滑剤を効率良く供給することができる。
本発明は、上記課題を解決するための第2の手段として、第1の手段において、前記潤滑剤供給部は、前記受台内の前記潤滑剤塗布部と接する内周面に沿って設けたリング溝と、前記リング溝に接続して、液状の前記潤滑剤を圧送する配管を有することを特徴とする鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置を提供することにある。
上記第2の手段によれば、鋳造装置用湯口閉塞部材の受台内で潤滑剤塗布部の外周に亘って均一に適量の潤滑剤を供給できる。
本発明は、上記課題を解決するための第3の手段として、第1の手段において、前記潤滑剤供給部は、前記受台の底面に取り付けて前記潤滑剤を噴霧するスプレノズルを有することを特徴とする鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置を提供することにある。
上記第3の手段によれば、鋳造装置用湯口閉塞部材の受台内で潤滑剤塗布部の外周に亘って均一に適量の潤滑剤を供給できる。
本発明は、上記課題を解決するための第4の手段として、第1の手段において、前記受台は、前記潤滑剤塗布部の間に所定間隔の噴霧スペースを設け、前記潤滑剤供給部は、前記噴霧スペースに接続して前記潤滑剤を噴霧するスプレノズルを有することを特徴とする鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置を提供することにある。
上記第4の手段によれば、鋳造装置用湯口閉塞部材の受台内で潤滑剤塗布部の外周に亘って均一に適量の潤滑剤を供給できる。
本発明は、上記課題を解決するための第5の手段として、上型及び下方に湯口を有する下型を含み、前記上型及び下型が型合わせされることで金型キャビティを形成可能な金型を備え、前記金型の下方に配置された保持炉内の溶湯を前記湯口を介して前記金型キャビティに充填させるように構成された鋳造装置における前記湯口を閉塞する鋳造装置用湯口閉塞部材に潤滑剤を供給する潤滑剤供給方法であって、
前記鋳造装置用湯口閉塞部材の受台に前記鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤塗布部を挿入し、前記受台に接続する潤滑剤供給部により流体の前記潤滑剤を圧送して前記受台内の前記潤滑剤塗布部に供給し、前記受台の液切り部により前記鋳造装置用湯口閉塞部材の下面に圧縮エアを吹き付けて前記潤滑剤を液切りすることを特徴とする潤滑剤供給方法を提供することにある。
上記第5の手段によれば、鋳造装置用湯口閉塞部材の受台内で潤滑剤塗布部に適量の潤滑剤を効率良く供給することができる。
本発明によれば、鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤塗布部に適量の潤滑剤を効率良く供給することができる。
本発明の鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置の説明図である。 潤滑剤供給装置の受台部分の拡大図である。 変形例1の潤滑剤供給装置の受台部分の拡大図である。 変形例2の潤滑剤供給装置の受台部分の拡大図である。 変形例3の潤滑剤供給装置の受台部分の拡大図である。 本発明の潤滑剤供給方法の説明図である。
本発明の鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置、潤滑剤供給方法の実施形態について、図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
潤滑剤の供給対象となる鋳造装置用湯口閉塞部材1は、棒状に形成されたロッド部2と、ロッド部2の中途部に設けられた湯口蓋部3と、湯口蓋部3よりも下方側に設けられ、湯口内に挿入可能に構成された付着物除去部4と、湯口蓋部3と付着物除去部4との間に設けられた潤滑剤塗布部5とを備えている。
[鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置10]
図1は、本発明の鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置の説明図である。図2は、潤滑剤供給装置の受台部分の拡大図である。図示のように本発明の鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置10(以下単に潤滑剤供給装置10ということあり)は、鋳造装置用湯口閉塞部材1の付着物除去部4及び潤滑剤塗布部5を挿入可能な開口を有する受台20と、受台20に接続し、気体又は液体の流体状の潤滑剤を圧送して受台20内の潤滑剤塗布部5に供給する潤滑剤供給部30を備えている。
受台20は、鋳造装置用湯口閉塞部材1を着脱する製品取出機構の可動範囲内であって、鋳造装置と干渉することがない待機位置に配置している。受台20は、上面開口を有し、外径が湯口蓋部3の外径とほぼ同じ大きさで、かつ内径が湯口径とほぼ同じ大きさの容器状に形成している。このような受台20は、鋳造装置用湯口閉塞部材1を把持した製品取出機構の上下移動によって鋳造装置用湯口閉塞部材1の湯口蓋部3から下方の付着物除去部4及び潤滑剤塗布部5が受台内に挿入されて収納でき、上面開口が湯口蓋部3で覆われる。その後、製品取出機構の把持状態を解除したとき鋳造装置用湯口閉塞部材1は受台20上で直立した状態で支持される。
図1に示す受台20は、収納した潤滑剤塗布部5の外周と対向する内周面の全周に亘って環状のリング溝22を上下方向に所定間隔を開けて複数形成している。また受台20の内周面には後述する潤滑剤供給部30と接続する箇所に上下方向に延出して各リング溝22に接続する縦スリット24を形成している。
潤滑剤供給部30は、潤滑剤の貯留タンクと、潤滑剤の配送管32と、圧縮エアの供給管34と、各配管上に調整弁を有している。圧縮エアの供給管34は、受台20の内周面に形成した縦スリット24の形成箇所の外側から縦スリット24に貫通するように接続し、潤滑剤の配送管32は、一端が貯留タンクに接続し、他端が圧縮エアの供給管34に接続している。このような構成の潤滑剤供給部30は、調整弁のエア又は潤滑剤の流量調整により、貯留タンクから受台20へ所定量の潤滑剤を圧送できる。
また受台20には液切り部40を設けている。液切り部40は、受台20内に収納した鋳造装置用湯口閉塞部材1の下面と受台底面の間の所定間隔のスペースに設けている。液切り部40は、鋳造装置用湯口閉塞部材1の付着物除去部4の下面に向けて圧縮エアを吹き付けるエア供給手段である。具体的な液切り部40の構成は、受台20の底面であって、内部に収納された付着物除去部4に向けて圧縮エアを供給するスプレノズル42と、配管44を介して接続する外部に設けたエア供給源46からなる。この他、液切り部40は、受台20の側面であって、付着物除去部4の主面に沿って圧縮エアを供給するスプレノズル42aの構成としても良い。このような構成の液切り部40は、受台20内で潤滑剤塗布部5に潤滑剤を供給した後、付着物除去部4に付着して滴下する潤滑剤に対して圧縮エアを吹き付けて液切れし、後工程で製品取出機構による把持状態で鋳造装置用湯口閉塞部材1を搬送させている間に潤滑剤が滴下することを防止できる。
このような構成の鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置10は、受台20に挿入して支持された鋳造装置用湯口閉塞部材1の潤滑剤塗布部5の側面から潤滑剤を供給すると、受台20の内周面に設けた縦スリット24を伝ってリング溝22に移動し潤滑剤塗布部5の外周に亘って均一に潤滑剤を供給できる。また、受台20の底面に設けた液切り部40によって鋳造装置用湯口閉塞部材1の下面に付着した余剰の潤滑剤に対して圧縮エアを吹き付けて液切りできる。
(変形例1)
図3は、変形例1の潤滑剤供給装置の受台部分の拡大図である。変形例1の潤滑剤供給装置10Aは、受台内径を湯口径よりも大きく設定して内周面と潤滑剤塗布部5の間に所定間隔の噴霧スペースを設けた受台20Aと、霧状(気体)の潤滑剤を散布可能な潤滑剤供給部30Aを有している。潤滑剤供給部30Aは、受台20Aの底部に上方の鋳造装置用湯口閉塞部材1に向けて潤滑剤を噴霧可能なスプレノズル36を設けている。スプレノズル36は、受台20Aの側面を貫通して圧縮エアの供給管34に接続している。この供給管34は配管途中で潤滑剤の配送管32が接続し、調整弁のエア又は潤滑剤の流量調整により、所定量の霧状の潤滑剤を供給できる。
このような構成の変形例1の潤滑剤供給装置10Aは、受台20Aに挿入して支持された鋳造装置用湯口閉塞部材1の下面側から潤滑剤を散布すると、受台20Aの内周面と潤滑剤塗布部5の間のスペースに霧状の潤滑剤が入り込み、潤滑剤塗布部5の外周に亘って均一に潤滑剤を供給できる。また、受台20Aの側面に設けた液切り部40によって鋳造装置用湯口閉塞部材1の下面に付着した余剰の潤滑剤に対して圧縮エアを吹き付けて液切りできる。
(変形例2)
図4は、変形例2の潤滑剤供給装置の受台部分の拡大図である。変形例2の潤滑剤供給装置10Bは、受台内径を湯口蓋部3の外径よりも大きく設定して内周面と潤滑剤塗布部5の間に所定間隔の噴霧スペースを設けた受台20Bと、霧状の潤滑剤を散布可能な潤滑剤供給部30Bを有している。潤滑剤供給部30Bは、受台20Bの側部に鋳造装置用湯口閉塞部材1の潤滑剤塗布部5の側面に向けて潤滑剤を噴霧可能なスプレノズル36Aを設けている。スプレノズル36Aは、受台20Bの側面を貫通して圧縮エアの供給管34に接続している。この供給管34は配管途中で潤滑剤の配送管32が接続し、調整弁のエア又は潤滑剤の流量調整により、所定量の霧状の潤滑剤を供給できる。また受台20Bの上面開口は鋳造装置用湯口閉塞部材1の湯口蓋部3の外径よりも小さい内径に設定して、挿入された鋳造装置用湯口閉塞部材1を直立状態で支持できるようにしている。
このような構成の変形例2の潤滑剤供給装置10Bは、受台20Bに挿入して支持された鋳造装置用湯口閉塞部材1の潤滑剤塗布部5の側面から潤滑剤を散布すると、受台20Bの内周面と潤滑剤塗布部5の間の噴霧スペースに霧状の潤滑剤が入り込み、潤滑剤塗布部5の外周に亘って均一に潤滑剤を供給できる。また、受台20Bの底面に設けた液切り部40によって鋳造装置用湯口閉塞部材1の下面に付着した余剰の潤滑剤に対して圧縮エアを吹き付けて液切りできる。
(変形例3)
図5は、変形例3の潤滑剤供給装置の受台部分の拡大図である。変形例3の潤滑剤供給装置10Cは、受台内径を湯口蓋部3の外径よりも大きく設定して内周面と潤滑剤塗布部5の間に所定間隔の噴霧スペースを設けた受台20Bと、霧状の潤滑剤を散布可能な潤滑剤供給部30Cを有している。潤滑剤供給部30Cは、受台20Bの側部に鋳造装置用湯口閉塞部材1の潤滑剤塗布部5の側面に向けて斜め上方から潤滑剤を噴霧可能なスプレノズル36Bを設けている。スプレノズル36Bは、受台20Bの側面を貫通して圧縮エアの供給管34に接続している。この供給管34は配管途中で潤滑剤の配送管32が接続し、調整弁のエア又は潤滑剤の流量調整により、所定量の霧状の潤滑剤を供給できる。
このような構成の変形例3の潤滑剤供給装置10Cは、受台20Bに挿入して支持された鋳造装置用湯口閉塞部材1の潤滑剤塗布部5の側面に向けて斜め上方から潤滑剤を散布すると、受台20Bの内周面と潤滑剤塗布部5の間の噴霧スペースに霧状の潤滑剤が入り込み、かつ潤滑剤塗布部5の上方から下方へ浸透し易くなり、潤滑剤塗布部5の外周に亘って均一に潤滑剤を供給できる。また、受台20Bの底面に設けた液切り部40によって鋳造装置用湯口閉塞部材1の下面に付着した余剰の潤滑剤に対して圧縮エアを吹き付けて液切りできる。
[潤滑剤供給方法]
上記構成による鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給方法について以下説明する。図6は本発明の潤滑剤塗布方法の説明図である。
図6(1)に示すように、鋳造工程は、下型9及び上型7を型閉じさせて金型キャビティを形成した後、ガス圧によって保持炉内の密閉空間を加圧することで湯口8を介して保持炉内の溶湯を金型キャビティ内に充填させる。充填後、湯口8を閉塞させて金型キャビティ内の溶湯を加圧して凝固収縮分の溶湯を湯溜りから供給させて、金型キャビティ内で鋳造品Aを鋳造する。
鋳造工程のとき鋳造装置の待機位置に設けた受台20は鋳造装置用湯口閉塞部材1の付着物除去部4及び潤滑剤塗布部5を収納し支持している。潤滑剤供給部30から液体の潤滑剤を圧送して受台20内の潤滑剤塗布部5に潤滑剤を供給する。また、受台20の底面に設けた液切り部40によって鋳造装置用湯口閉塞部材1の下面に付着した余剰の潤滑剤に対して圧縮エアを吹き付けて液切りする(潤滑剤供給工程(鋳造工程))。
図6(2)に示すように、上型7に鋳造品Aを保持させた状態で下型9及び上型7を型開きさせ(型開き工程)、製品取出機構60によって鋳造装置用湯口閉塞部材1を下型9と上型7の間に搬入させる。
鋳造装置用湯口閉塞部材1が搬入された後、図6(3)に示すように付着物除去部4及び潤滑剤塗布部5が湯口8内に挿入され、かつ、湯口蓋部3によって湯口8を覆うようにハンドを下降させて、鋳造装置用湯口閉塞部材1を湯口8に装着させる(湯口閉塞工程)。この際、付着物除去部4によって湯口8の内周面に付着したアルミ凝固片やアルミかす等の付着物が除去される。また潤滑剤塗布部5によって湯口8の内周面に潤滑剤が塗布される。
鋳造装置用湯口閉塞部材1が湯口8に装着された後、製品取出機構60のハンドによる鋳造装置用湯口閉塞部材1の把持状態を解除させて、図6(4)に示すように、製品取出機構60のハンドが下型9と対向した状態から上型7に対向した状態に反転し、再び、製品取出機構60のハンドに、上型7に保持させた鋳造品Aを把持させて、鋳造品Aを鋳造装置の外部に取り出す(製品取出工程)。
鋳造品Aが鋳造装置から取り出された後、図6(5)に示すように鋳造装置用湯口閉塞部材1によって湯口8が閉塞された状態において、エアブロー等によって下型9及び上型7の型面を清掃した後、金型スプレ(ロボット)等の潤滑剤自動塗布装置70によって下型9及び上型7の型面にそれぞれ離型剤を塗布する(離型剤塗布工程)。
その後、製品取出機構60のハンドを再び下型9及び上型7の間に搬入させ、湯口8から鋳造装置用湯口閉塞部材1を取り外し、鋳造装置の待機位置まで移動させて、待機位置に設けた受台20に収納する。
以上の工程により、1回の鋳造サイクルが終了する。そして、以上の鋳造サイクルを繰り返し実行することにより、鋳造品Aが連続的に鋳造される。
これにより、潤滑剤供給工程(鋳造工程)において鋳造装置用湯口閉塞部材1の潤滑剤塗布部5に適量の潤滑剤を効率良く供給することができる。また鋳造装置用湯口閉塞部材1の搬送中に潤滑剤が滴下するおそれがない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
また、本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
1 鋳造装置用湯口閉塞部材
2 ロッド部
3 湯口蓋部
4 付着物除去部
5 潤滑剤塗布部
7 上型
8 湯口
9 下型
10,10A,10B,10C 鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置
20,20A,20B 受台
22 リング溝
24 縦スリット
30,30A,30B,30C 潤滑剤供給部
32 潤滑剤の配送管
34 圧縮エアの供給管
36,36A,36B スプレノズル
40 液切り部
42,42a スプレノズル
44 配管
46 エア供給源
60 製品取出機構
70 潤滑剤自動塗布装置

Claims (5)

  1. 上型および下方に湯口を有する下型を含み、前記上型及び下型が型合わせされることで金型キャビティを形成可能な金型を備え、前記金型の下方に配置された保持炉内の溶湯を前記湯口を介して前記金型キャビティに充填させるよう構成された鋳造装置に使用される鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤塗布部を挿入可能な開口を有する受台と、
    前記受台に接続し、流体の潤滑剤を圧送して前記受台内の前記潤滑剤塗布部に供給する潤滑剤供給部を備え
    前記受台は、前記鋳造装置用湯口閉塞部材の下面に圧縮エアを吹き付ける前記潤滑剤の液切り部を有することを特徴とする鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置。
  2. 請求項1に記載の鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置であって、
    前記潤滑剤供給部は、前記受台内の前記潤滑剤塗布部と接する内周面に沿って設けたリング溝と、前記リング溝に接続して、液状の前記潤滑剤を圧送する配管を有することを特徴とする鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置。
  3. 請求項1に記載の鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置であって、
    前記潤滑剤供給部は、前記受台の底面に取り付けて前記潤滑剤を噴霧するスプレノズルを有することを特徴とする鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置。
  4. 請求項1に記載の鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置であって、
    前記受台は、前記潤滑剤塗布部の間に所定間隔の噴霧スペースを設け、前記潤滑剤供給部は、前記噴霧スペースに接続して前記潤滑剤を噴霧するスプレノズルを有することを特徴とする鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置。
  5. 上型及び下方に湯口を有する下型を含み、前記上型及び下型が型合わせされることで金型キャビティを形成可能な金型を備え、前記金型の下方に配置された保持炉内の溶湯を前記湯口を介して前記金型キャビティに充填させるように構成された鋳造装置における前記湯口を閉塞する鋳造装置用湯口閉塞部材に潤滑剤を供給する潤滑剤供給方法であって、
    前記鋳造装置用湯口閉塞部材の受台に前記鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤塗布部を挿入し、前記受台に接続する潤滑剤供給部により流体の前記潤滑剤を圧送して前記受台内の前記潤滑剤塗布部に供給し、前記受台の液切り部により前記鋳造装置用湯口閉塞部材の下面に圧縮エアを吹き付けて前記潤滑剤を液切りすることを特徴とする潤滑剤供給方法。
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