JP7371338B2 - 地盤強度計測システム - Google Patents

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Description

本発明は、地盤強度を計測する地盤強度計測システムに関する。
特許文献1には、位置追従用フィードバック制御系を備えた建設機械において、作業機作動シリンダにかかるシリンダ負荷圧を検出して、掘削力、転圧力などの作業機負荷を設定された値にフィードバック制御することが開示されている。これにより、本来の位置追従用フィードバック制御系により仕上げ精度の向上を図ることができる。また、作業機負荷フィードバック制御系により転圧力などの作業機負荷を制御することにより、仕上げ面の硬さの均一化を図ることができる。
特開平9-228404号公報
ところで、一般的に地盤の状態を計測する手法として、「平板載荷試験」や「砂置換法土密度試験」、「ベーン試験」などが用いられている。「平板載荷試験」は、基礎を設置する深さまで掘削を行い、基礎に見立てた小さな鋼板を置いて実際の建物の重量に見合う荷重をかけて沈下量を測定し、地盤が安全に支持する力を判定する試験である。「砂置換法土密度試験」は、試験孔から掘り取った土の質量と、掘った試験孔に充填した砂の質量から求めた体積を利用し、原位置の土の密度を求める試験である。「ベーン試験」は、軟弱な粘土の原位置における剪断強度を測定するための試験法であり、ボーリングシャフトに十字型の翼をつけたものをボーリング孔底に押し込み回転させるものである。しかし、これら試験では、大掛かりな装置が必要であり、計測に手間と時間がかかる。また、計測後に施工手直しが発生した場合、計測をやり直すのにコストや時間がかかる。
本発明の目的は、地盤強度を簡易かつ容易に計測することが可能な地盤強度計測システムを提供することである。
本発明は、機械本体と、上下方向に回動可能に前記機械本体に取り付けられた作業装置と、前記作業装置を油圧で回動させることが可能な回動装置と、前記機械本体の姿勢を検出する機械本体側姿勢検出装置と、前記作業装置の姿勢を検出する作業装置側姿勢検出装置と、前記回動装置の圧力を検出する圧力検出装置と、前記作業装置の寸法を記憶する寸法記憶装置と、を有する作業機械と、計測対象地面に前記作業装置が押し付けられた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記圧力検出装置が検出した圧力と、前記寸法記憶装置が記憶する前記作業装置の寸法とに基づいて、前記計測対象地面に加えられた転圧力を算出する転圧力算出手段と、前記計測対象地面への前記作業装置の押し付けの開始後に、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢の変化量に基づいて、前記計測対象地面の地盤の沈下量を算出する地盤沈下量算出手段と、前記転圧力算出手段が算出した前記転圧力と、前記地盤沈下量算出手段が算出した前記沈下量とに基づいて、前記計測対象地面の地盤強度を算出する地盤強度算出手段と、を有し、記憶装置と、前記地盤強度算出手段が算出した前記地盤強度を前記記憶装置に記憶させる記憶制御手段と、をさらに有し、前記作業機械は、前記機械本体の位置を検出する位置検出装置と、前記機械本体の向きを検出する方向検出装置と、前記計測対象地面に前記作業装置が押し付けられた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記位置検出装置が検出した前記機械本体の位置と、前記方向検出装置が検出した前記機械本体の向きとに基づいて、前記作業装置の位置を算出する位置算出手段と、をさらに有し、前記記憶制御手段は、前記位置算出手段が算出した前記位置を、前記地盤強度算出手段が算出した前記地盤強度に対応付けて、前記記憶装置に記憶させることを特徴とする。
また、本発明は、機械本体と、上下方向に回動可能に前記機械本体に取り付けられた作業装置と、前記作業装置を油圧で回動させることが可能な回動装置と、前記機械本体の姿勢を検出する機械本体側姿勢検出装置と、前記作業装置の姿勢を検出する作業装置側姿勢検出装置と、前記回動装置の圧力を検出する圧力検出装置と、前記作業装置の寸法を記憶する寸法記憶装置と、を有する作業機械と、計測対象地面に前記作業装置が押し付けられた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記圧力検出装置が検出した圧力と、前記寸法記憶装置が記憶する前記作業装置の寸法とに基づいて、前記計測対象地面に加えられた転圧力を算出する転圧力算出手段と、前記計測対象地面への前記作業装置の押し付けの開始後に、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢の変化量に基づいて、前記計測対象地面の地盤の沈下量を算出する地盤沈下量算出手段と、前記転圧力算出手段が算出した前記転圧力と、前記地盤沈下量算出手段が算出した前記沈下量とに基づいて、前記計測対象地面の地盤強度を算出する地盤強度算出手段と、を有し、前記作業機械は、前記機械本体の位置を検出する位置検出装置と、前記機械本体の向きを検出する方向検出装置と、前記計測対象地面の設計地形である設計面に前記作業装置を沿わせた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記位置検出装置が検出した前記機械本体の位置と、前記方向検出装置が検出した前記機械本体の向きとに基づいて、前記作業装置の位置を算出する作業装置位置算出手段と、をさらに有し、前記設計面の設計データを記憶する設計データ記憶装置と、前記作業装置位置算出手段が算出した前記位置において、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢が、前記設計データに応じた姿勢であるか否かを判定する姿勢判定手段と、をさらに有することを特徴とする。
また、本発明は、機械本体と、上下方向に回動可能に前記機械本体に取り付けられた作業装置と、前記作業装置を油圧で回動させることが可能な回動装置と、前記機械本体の姿勢を検出する機械本体側姿勢検出装置と、前記作業装置の姿勢を検出する作業装置側姿勢検出装置と、前記回動装置の圧力を検出する圧力検出装置と、前記作業装置の寸法を記憶する寸法記憶装置と、を有する作業機械と、計測対象地面に前記作業装置が押し付けられた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記圧力検出装置が検出した圧力と、前記寸法記憶装置が記憶する前記作業装置の寸法とに基づいて、前記計測対象地面に加えられた転圧力を算出する転圧力算出手段と、前記計測対象地面への前記作業装置の押し付けの開始後に、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢の変化量に基づいて、前記計測対象地面の地盤の沈下量を算出する地盤沈下量算出手段と、前記転圧力算出手段が算出した前記転圧力と、前記地盤沈下量算出手段が算出した前記沈下量とに基づいて、前記計測対象地面の地盤強度を算出する地盤強度算出手段と、を有し、前記作業機械は、前記機械本体の位置を検出する位置検出装置と、前記機械本体の向きを検出する方向検出装置と、前記計測対象地面の設計地形である設計面に前記作業装置を沿わせた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記位置検出装置が検出した前記機械本体の位置と、前記方向検出装置が検出した前記機械本体の向きとに基づいて、前記作業装置の位置を算出する作業装置位置算出手段と、をさらに有し、前記設計面の設計データを記憶する設計データ記憶装置と、前記作業装置位置算出手段が算出した前記位置において、前記計測対象地面の形状が、前記設計データに応じた形状であるか否かを判定する形状判定手段と、をさらに有することを特徴とする
本発明によると、計測対象地面に加えられた転圧力と、計測対象地面の地盤の沈下量とに基づいて、計測対象地面の地盤強度が算出される。この地盤強度の計測には、大掛かりな装置が不要である。また、計測後に施工手直しが発生した場合でも、計測のやり直しが容易である。よって、地盤強度を簡易かつ容易に計測することができる。
作業機械の側面図である。 作業中の作業機械を示す側面図である。 地盤強度計測システムの回路図である。 図2の要部Aの拡大図である。 ディスプレイに表示される計測管理画面を示す図である。 図2の要部Aの拡大図であり、バケットの姿勢の評価を説明する図である。 図2の要部Aの拡大図であり、計測対象地面の形状の評価を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(作業機械の構成)
本発明の実施形態による地盤強度計測システムは、地盤強度を計測するものである。地盤強度計測システムは、作業機械を有している。
作業機械20の側面図である図1に示すように、作業機械20は、アタッチメント30で作業を行う機械であり、例えば油圧ショベルである。作業機械20は、下部走行体21と上部旋回体22とを備えた機械本体24と、アタッチメント30と、シリンダ40と、を有している。
下部走行体21は、作業機械20を走行させる部分であり、例えばクローラを備える。上部旋回体22は、下部走行体21の上部に旋回装置を介して旋回可能に取り付けられる。上部旋回体22の前部には、キャブ(運転室)23が設けられている。
アタッチメント(作業装置)30は、上下方向に回動可能に上部旋回体22に取り付けられる。アタッチメント30は、ブーム31と、アーム32と、バケット33と、を備える。ブーム31は、上部旋回体22に回動可能(起伏可能)に取り付けられる。アーム32は、ブーム31に回動可能に取り付けられる。バケット33は、アーム32に回動可能に取り付けられる。バケット33は、作業対象(土砂など)の、掘削、ならし、すくい、などの作業を行う部分である。
シリンダ(回動装置)40は、アタッチメント30を油圧で回動させることが可能である。シリンダ40は、油圧式の伸縮シリンダである。シリンダ40は、ブームシリンダ41と、アームシリンダ42と、バケットシリンダ43と、を備える。
ブームシリンダ41は、上部旋回体22に対してブーム31を回転駆動させる。ブームシリンダ41の基端部は、上部旋回体22に回動可能に取り付けられる。ブームシリンダ41の先端部は、ブーム31に回動可能に取り付けられる。
アームシリンダ42は、ブーム31に対してアーム32を回転駆動させる。アームシリンダ42の基端部は、ブーム31に回動可能に取り付けられる。アームシリンダ42の先端部は、アーム32に回動可能に取り付けられる。
バケットシリンダ43は、アーム32に対してバケット33を回転駆動させる。バケットシリンダ43の基端部は、アーム32に回動可能に取り付けられる。バケットシリンダ43の先端部は、バケット33に回動可能に取り付けられたリンク部材34に、回動可能に取り付けられる。
また、作業機械20は、傾斜角センサ50と、本体傾斜角センサ55と、圧力センサ60と、GNSS装置70と、を有している。
傾斜角センサ(作業装置側姿勢検出装置)50は、アタッチメント30の姿勢を検出する。傾斜角センサ50は、ブーム傾斜角センサ51と、アーム傾斜角センサ52と、バケット傾斜角センサ53と、を備える。
ブーム傾斜角センサ51は、ブーム31に取り付けられ、ブーム31の姿勢を検出する。ブーム傾斜角センサ51は、水平線に対するブーム31の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、ブーム傾斜角センサ51は、ブームフットピン(ブーム基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、ブームシリンダ41のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
アーム傾斜角センサ52は、アーム32に取り付けられ、アーム32の姿勢を検出する。アーム傾斜角センサ52は、水平線に対するアーム32の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、アーム傾斜角センサ52は、アーム連結ピン(アーム基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、アームシリンダ42のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
バケット傾斜角センサ53は、リンク部材34に取り付けられ、バケット33の姿勢を検出する。バケット傾斜角センサ53は、水平線に対するバケット33の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、バケット傾斜角センサ53は、バケット連結ピン(バケット基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、バケットシリンダ43のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
本体傾斜角センサ(機械本体側姿勢検出装置)55は、上部旋回体22に取り付けられ、機械本体24の姿勢を検出する。本体傾斜角センサ55は、水平面に対する機械本体24の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば2軸傾斜(加速度)センサ等である。
圧力センサ(圧力検出装置)60は、シリンダ40の圧力を検出する。圧力センサ60は、ブームシリンダ圧センサ61と、アームシリンダ圧センサ62と、バケットシリンダ圧センサ63と、を備える。
ブームシリンダ圧センサ61は、ブームシリンダ41に取り付けられ、ブームシリンダ41のボトム側の圧力を検出する。アームシリンダ圧センサ62は、アームシリンダ42に取り付けられ、アームシリンダ42のボトム側の圧力を検出する。バケットシリンダ圧センサ63は、バケットシリンダ43に取り付けられ、バケットシリンダ43のボトム側の圧力を検出する。
GNSS装置(位置検出装置、方向検出装置)70は、機械本体24に少なくとも2個設けられている。GNSS装置70は、上部旋回体22に互いに離隔されて取り付けられている。GNSS装置70の各々は、全地球測位衛星システム(GNSS)から送信される信号を受信する。GNSS装置70は、受信した信号から、信号が送信された時刻を検出し、電波速度と電波伝達時間(送信時刻と到達時刻との差)とを用いて、機械本体24の位置を検出する。また、GNSS装置70は、それぞれが受信した信号のずれから、上部旋回体22の向き、ひいては、アタッチメント30の向きを検出する。
作業中の作業機械20を示す側面図である図2に示すように、作業機械20は、バケット33で計測対象地面90をならす作業を行う。また、作業機械20は、計測対象地面90の地盤強度を計測する作業を行う。計測対象地面90の地盤強度を計測する際、バケット33の底面が、計測対象地面90に押し付けられる。これにより、計測対象地面90におけるバケット33が押し付けられた箇所に、転圧力が加えられる。
(地盤強度計測システムの構成)
地盤強度計測システム1の回路図である図3に示すように、地盤強度計測システム1は、記憶装置2と、コントローラ3と、送受信装置4と、計測開始スイッチ9と、を有している。記憶装置2、コントローラ3、送受信装置4、および、計測開始スイッチ9は、作業機械20に設けられている。
記憶装置(寸法記憶装置)2は、アタッチメント30の寸法を記憶している。コントローラ(転圧力算出手段)3は、計測対象地面90にバケット33が押し付けられた際に、本体傾斜角センサ55が検出した機械本体24の姿勢と、傾斜角センサ50が検出したアタッチメント30の姿勢と、圧力センサ60が検出した圧力と、記憶装置2が記憶するアタッチメント30の寸法とに基づいて、計測対象地面90に加えられた転圧力を算出する。
図2の要部Aの拡大図である図4に示すように、転圧力F(kN/m2)は、バケット33の底面の法線方向にかかる押し付け力演算値(kN)を、バケット33の底面の面積(m2)で割ることにより算出される。
計測開始スイッチ9は、計測対象地面90の地盤の沈下量の計測を開始する際に、作業機械20を操作する作業者により操作される。計測対象地面90の地盤の沈下量の計測を開始する際には、バケット33の底面が計測対象地面90に当接される。この状態で、計測開始スイッチ9が操作される。計測開始スイッチ9が操作されたタイミングにおけるバケット33の位置が、初期位置となる。
コントローラ(地盤沈下量算出手段)3は、計測対象地面90へのバケット33の押し付けの開始後に、傾斜角センサ50が検出したアタッチメント30の姿勢の変化量に基づいて、計測対象地面90の地盤の沈下量を算出する。具体的には、コントローラ3は、計測開始スイッチ9が操作されたときのバケット33の位置を初期位置とし、その後、計測対象地面90にバケット33が押し付けられていったときのバケット33の位置の初期位置からの変化量に基づいて、計測対象地面90の地盤の沈下量を算出する。
図4に示すように、地盤の沈下量S(mm)は、バケット33の初期位置からの変化量(mm)から算出される。
なお、転圧力の算出と、地盤の沈下量の算出とは、同時に行われる。すなわち、バケット33の底面が計測対象地面90に当接された状態で、計測開始スイッチ9が操作された後に、計測対象地面90にバケット33が押し付けられ、転圧力と地盤の沈下量とがそれぞれ算出される。
コントローラ(地盤強度算出手段)3は、自身が算出した転圧力と、自身が算出した沈下量とに基づいて、計測対象地面90の地盤強度を算出する。この地盤強度の計測では、「平板載荷試験」や「砂置換法土密度試験」、「ベーン試験」などと比べて、大掛かりな装置が不要である。また、計測後に施工手直しが発生した場合でも、計測のやり直しが容易である。よって、地盤強度を簡易かつ容易に計測することができる。
本実施形態では、コントローラ3は、計測対象地面90にバケット33が押し付けられている時に、自身が算出した地盤の沈下量が一定値に達した際に自身が算出した転圧力を、地盤強度として算出する。本実施形態では、一定値は数cmである。これにより、従来の地盤強度を計測する手法に比べて、地盤強度を簡易に計測することができる。
なお、コントローラ3が算出する地盤強度には、見かけの地盤強度が含まれる。計測対象地面90にバケット33が押し付けられた後の地盤の沈下量がゼロの場合、算出した転圧力程度の地盤強度があると推定される。
送受信装置4は、外部に対して情報を送受信可能である。
また、地盤強度計測システム1は、外部管理装置80を有している。外部管理装置80は、作業機械20の外部に設けられている。外部管理装置80は、サーバやクラウドなどである。外部管理装置80は、送受信装置5と、外部コントローラ6と、外部記憶装置7と、を有している。送受信装置5は、外部に対して情報を送受信可能である。
コントローラ(記憶制御手段)3は、自身が算出した地盤強度を外部管理装置80の外部記憶装置(記憶装置)7に記憶させる。具体的には、コントローラ3は、地盤強度を送受信装置4から外部管理装置80に送信させ、外部コントローラ6は、受信した地盤強度を外部記憶装置7に記憶させる。これにより、計測対象地面90の地盤強度を管理することができる。
ここで、GNSS装置(時刻検出装置)70は、計測対象地面90にバケット33が押し付けられた時刻を検出する。コントローラ3は、計測対象地面90にバケット33が押し付けられた時刻を、地盤強度を算出した時刻として、自身が算出した地盤強度に対応付けて、外部記憶装置7に記憶させる。この時刻から作業効率を把握しやすい。
また、コントローラ(位置算出手段)3は、計測対象地面90にバケット33が押し付けられた際に、本体傾斜角センサ55が検出した機械本体24の姿勢と、傾斜角センサ50が検出したアタッチメント30の姿勢と、GNSS装置70が検出した機械本体24の位置および向きとに基づいて、バケット33の位置を算出する。
コントローラ3は、自身が算出したバケット33の位置を、自身が算出した地盤強度に対応付けて、外部記憶装置7に記憶させる。よって、この位置から、算出された地盤強度がどの位置の地盤強度であるかを把握することができる。
ここで、外部記憶装置7が、作業機械20の外部に設けられている。これにより、作業機械20と切り離して地盤強度を管理することができる。よって、計測対象地面90の地盤強度を外部で一元管理することができる。
また、地盤強度計測システム1は、ディスプレイ(表示装置、判定結果表示装置)8を有している。ディスプレイ8は、作業機械20のキャブ23に設けられている。
コントローラ(表示制御手段)3は、自身が算出した地盤強度をディスプレイ8に表示させる。これにより、作業機械20を操作する作業者は、計測対象地面90の地盤強度を把握することができる。
また、記憶装置(目標値記憶装置)2は、地盤強度の目標値を記憶している。コントローラ(判定手段)3は、自身が算出した地盤強度が目標値に達しているか否かを判定する。そして、コントローラ(判定結果表示制御手段)3は、自身による判定結果をディスプレイ8に表示させる。これにより、地盤強度が目標値に達しているか否かを容易に把握することができる。
ディスプレイ8に表示される計測管理画面100を図5に示す。計測管理画面100では、計測対象地面90を模した地面画像92が表示される。地面画像92には、地盤強度の計測が行われた個所(計測対象地面90に押し当てられたバケット33の位置)を示す位置画像93が重ねて表示される。これにより、地盤強度の計測が行われた個所が一目でわかるようにされている。また、計測管理画面100には、施工日の情報、地盤強度の計測値、基準地盤強度(目標値)、および、判定結果が含む情報画像94が表示される。これにより、計測した地盤強度が目標値に達しているか否かを容易に判断できる。
なお、計測管理画面100は、図5に示すものに限定されない。例えば、計測管理画面100は、バケット33の位置データ、その位置での地盤強度の計測値、基準地盤強度(目標値)、および、判定結果などがテキストで表示されるものであってもよい。
ここで、本実施形態では、図2の要部Aの拡大図である図6に示すように、地盤強度を算出する際に、設計面91に対するバケット33の姿勢が妥当であるか否かを判定する。設計面91は、計測対象地面90の設計地形である。計測対象地面90にバケット33が押し付けられる前に、バケット33の底面が設計面91に沿わせられる。本実施形態において、沿わせるとは、バケット33の底面を設計面91に一致させるだけでなく、バケット33の底面が設計面91から多少離隔した状態も含む。設計面91にバケット33の底面を沿わせた際に、設計面91に対してバケット33が傾いていると、計測対象地面90にバケット33が押し付けられた際に、計測対象地面90に当接するバケット33の底面の面積が変わり、転圧力を正しく算出できない。
そこで、コントローラ(作業装置位置算出手段)3は、設計面91にバケット33の底面を沿わせた際に、本体傾斜角センサ55が検出した機械本体24の姿勢と、傾斜角センサ50が検出したバケット33の姿勢と、GNSS装置70が検出した機械本体24の位置及び向きとに基づいて、バケット33の位置を算出する。
記憶装置(設計データ記憶装置)2は、設計面91の設計データを記憶している。具体的には、記憶装置2は、設計面91の傾斜角度を記憶している。なお、本実施形態において、傾斜角度とは、水平面に対する傾斜角度である。
コントローラ(姿勢判定手段)3は、自身が算出したバケット33の位置において、傾斜角センサ50が検出したバケット33の姿勢が、設計データに応じた姿勢であるか否かを判定する。具体的には、コントローラ3は、設計面91にバケット33の底面を沿わせた状態で、計測開始スイッチ9が押されたタイミングで、バケット33の底面の傾斜角度θ2が、設計面91の傾斜角度θ1と平行であるか否かを判定する。
このように、設計面91に対するバケット33の姿勢が妥当であるか否かを判定することで、算出された地盤強度の妥当性を判断することができる。
また、本実施形態では、図2の要部Aの拡大図である図7に示すように、地盤強度を算出する際に、設計面91の形状に対して計測対象地面90の形状が妥当であるか否かを判定する。計測対象地面90が設計通りに施工されておらず、設計面91に対して出っ張ったり、凹んでいたりすると、設計面91にバケット33の底面を沿わせた際に、バケット33の底面に対して計測対象地面90の位置がずれる。計測対象地面90が設計面91に対して出っ張っている場合には、設計面91にバケット33の底面を沿わせた際に計測対象地面90にバケット33が当接する。その結果、計測対象地面90にバケット33が押し付けられる前に計測対象地面90に転圧力が加えられることになり、転圧力を正しく算出できない。計測対象地面90が設計面91に対して凹んでいる場合には、設計面91にバケット33の底面を沿わせた際に計測対象地面90とバケット33の底面との間に隙間が生じる。その結果、計測対象地面90から離隔した位置が初期位置となり、地盤の沈下量を正しく計測できない。
そこで、コントローラ(作業装置位置算出手段)3は、設計面91にバケット33の底面を沿わせた際に、本体傾斜角センサ55が検出した機械本体24の姿勢と、傾斜角センサ50が検出したバケット33の姿勢と、GNSS装置70が検出した機械本体24の位置とに基づいて、バケット33の位置を算出する。
記憶装置2は、設計面91の形状を記憶している。
コントローラ(形状判定手段)3は、自身が算出したバケット33の位置において、計測対象地面90の形状が、設計データに応じた形状であるか否かを判定する。具体的には、コントローラ3は、設計面91にバケット33の底面を沿わせた状態で、計測開始スイッチ9が押されたタイミングで、計測対象地面90とバケット33の底面との間の偏差L(mm)が精度公差の範囲内であるか否かを判定する。計測対象地面90が設計通りに施工されていれば、偏差L(mm)は精度公差の範囲内に収まる。
また、コントローラ3は、設計面91にバケット33の底面を沿わせた状態で、計測開始スイッチ9が押されたタイミングで、計測対象地面90への転圧力Fが、下限値Fmin以上で、上限値Fmax以下であるか否かを判定する。ここで、下限値Fminは、バケット33が計測対象地面90に当接したことがわかる転圧力で、上限値Fmaxは、バケット33が計測対象地面90に押し付けられていないときの転圧力の最大値である。
このように、設計面91の形状に対して計測対象地面90の形状が妥当であるか否かを判定することで、算出された地盤強度の妥当性を判断することができる。
(変形例)
なお、作業機械20のコントローラ3が、計測対象地面90に加えられた転圧力および計測対象地面90の地盤の沈下量をそれぞれ算出する構成に限定されず、外部管理装置80の外部コントローラ6が、これらを算出する構成であってもよい。具体的には、コントローラ3は、本体傾斜角センサ55が検出した機械本体24の姿勢と、傾斜角センサ50が検出したアタッチメント30の姿勢と、圧力センサ60が検出した圧力と、記憶装置2が記憶するアタッチメント30の寸法とを送受信装置4から外部管理装置80に送信させ、外部コントローラ6が、これらに基づいて計測対象地面90に加えられた転圧力を算出する。また、コントローラ3は、傾斜角センサ50が検出したアタッチメント30の姿勢を送受信装置4から外部管理装置80に送信させ、外部コントローラ6が、アタッチメント30の姿勢の変化量に基づいて、計測対象地面90の地盤の沈下量を算出する。
また、作業機械20のコントローラ3が、計測対象地面90の地盤強度を算出する構成に限定されず、外部管理装置80の外部コントローラ6が、計測対象地面90の地盤強度を算出する構成であってもよい。具体的には、コントローラ3は、算出した転圧力および地盤の沈下量を送受信装置4から外部管理装置80に送信させ、外部コントローラ6が、これらに基づいて計測対象地面90の地盤強度を算出する。この場合、外部コントローラ6は、算出した地盤強度を外部記憶装置7に記憶させてよい。
また、作業機械20のコントローラ3が、算出した地盤強度が目標値に達しているか否かを判定する構成に限定されず、外部管理装置80の外部コントローラ6が、算出した地盤強度が目標値に達しているか否かを判定する構成であってもよい。この場合、外部管理装置80の外部記憶装置7が、地盤強度の目標値を記憶していてよい。
また、ディスプレイ8が、作業機械20に設けられている構成に限定されず、外部管理装置80に設けられていてもよい。
また、作業機械20のコントローラ3が、地盤強度の計測開始時に、バケット33の姿勢や計測対象地面90の形状が、設計面91の設計データに応じたものであるか否かを判定する構成に限定されず、外部管理装置80の外部コントローラ6が、地盤強度の計測開始時に、バケット33の姿勢や計測対象地面90の形状が、設計面91の設計データに応じたものであるか否かを判定する構成であってもよい。この場合、外部管理装置80の外部記憶装置7が、設計面91の設計データを記憶していてよい。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る地盤強度計測システム1によれば、計測対象地面90に加えられた転圧力と、計測対象地面90の地盤の沈下量とに基づいて、計測対象地面90の地盤強度が算出される。この地盤強度の計測には、大掛かりな装置が不要である。また、計測後に施工手直しが発生した場合でも、計測のやり直しが容易である。よって、地盤強度を簡易かつ容易に計測することができる。
また、地盤の沈下量が一定値に達した際に算出された転圧力が、計測対象地面90の地盤強度として算出される。よって、従来の地盤強度を計測する手法に比べて、地盤強度を簡易に計測することができる。
また、算出された地盤強度が外部記憶装置7に記憶される。これにより、計測対象地面90の地盤強度を管理することができる。
また、計測対象地面90にバケット33が押し付けられた時刻が、地盤強度に対応付けられて外部記憶装置7に記憶される。よって、この時刻から作業効率を把握しやすい。
また、計測対象地面90にバケット33が押し付けられた際のバケット33の位置が、地盤強度に対応付けられて外部記憶装置7に記憶される。よって、この位置から、算出された地盤強度がどの位置の地盤強度であるかを把握することができる。
また、外部記憶装置7が、作業機械20の外部に設けられている。これにより、作業機械20と切り離して地盤強度を管理することができる。よって、計測対象地面90の地盤強度を外部で一元管理することができる。
また、ディスプレイ8に地盤強度が表示される。これにより、計測対象地面90の地盤強度を把握することができる。
また、算出された地盤強度が目標値に達しているか否かが判定される。これにより、例えば、施工手直しが必要か否かなどを容易に判断することができる。
また、算出された地盤強度が目標値に達しているか否かの判定結果がディスプレイ8に表示される。これにより、地盤強度が目標値に達しているか否かを容易に把握することができる。
また、設計面91にバケット33を沿わせた際に、バケット33の姿勢が、設計面91の設計データに応じた姿勢であるか否かが判定される。例えば、設計面91にバケット33を沿わせた際に、設計面91に対してバケット33が傾いていると、計測対象地面90にバケット33が押し付けられた際に、計測対象地面90に当接するバケット33の底面の面積が変わり、転圧力を正しく算出できない。そこで、設計面91に対するバケット33の姿勢が妥当であるか否かを判定することで、算出された地盤強度の妥当性を判断することができる。
また、設計面91にバケット33を沿わせた際に、計測対象地面90の形状が、設計面91の設計データに応じた形状であるか否かが判定される。例えば、計測対象地面90が設計通りに施工されておらず、設計面91に対して出っ張ったり、凹んでいたりすると、設計面91にバケット33を沿わせた際に、バケット33に対して計測対象地面90の位置がずれる。計測対象地面90が設計面91に対して出っ張っている場合には、設計面91にバケット33の底面を沿わせた際に計測対象地面90にバケット33が当接する。その結果、計測対象地面90にバケット33が押し付けられる前に計測対象地面90に転圧力が加えられることになり、転圧力を正しく算出できない。計測対象地面90が設計面91に対して凹んでいる場合には、設計面91にバケット33の底面を沿わせた際に計測対象地面90とバケット33の底面との間に隙間が生じる。その結果、計測対象地面90から離隔した位置が初期位置となり、地盤の沈下量を正しく計測できない。そこで、設計面91の形状に対して計測対象地面90の形状が妥当であるか否かを判定することで、算出された地盤強度の妥当性を判断することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 地盤強度計測システム
2 記憶装置(寸法記憶装置、目標値記憶装置、設計データ記憶装置)
3 コントローラ(転圧力算出手段、地盤沈下量算出手段、地盤強度算出手段、記憶制御手段、位置算出手段、表示制御手段、判定手段、判定結果表示制御手段、作業装置位置算出手段、姿勢判定手段、形状判定手段)
4 送受信装置
5 送受信装置
6 外部コントローラ
7 外部記憶装置(記憶装置)
8 ディスプレイ(表示装置、判定結果表示装置)
9 計測開始スイッチ
20 作業機械
21 下部走行体
22 上部旋回体
23 キャブ
24 機械本体
30 アタッチメント(作業装置)
31 ブーム
32 アーム
33 バケット
34 リンク部材
40 シリンダ(回動装置)
41 ブームシリンダ
42 アームシリンダ
43 バケットシリンダ
50 傾斜角センサ(作業装置側姿勢検出装置)
51 ブーム傾斜角センサ
52 アーム傾斜角センサ
53 バケット傾斜角センサ
55 本体傾斜角センサ(機械本体側姿勢検出装置)
60 圧力センサ(圧力検出装置)
61 ブームシリンダ圧センサ
62 アームシリンダ圧センサ
63 バケットシリンダ圧センサ
70 GNSS装置(時刻検出装置、位置検出装置、方向検出装置)
80 外部管理装置
90 計測対象地面
91 設計面
92 地面画像
93 位置画像
94 情報画像
100 計測管理画面

Claims (10)

  1. 機械本体と、
    上下方向に回動可能に前記機械本体に取り付けられた作業装置と、
    前記作業装置を油圧で回動させることが可能な回動装置と、
    前記機械本体の姿勢を検出する機械本体側姿勢検出装置と、
    前記作業装置の姿勢を検出する作業装置側姿勢検出装置と、
    前記回動装置の圧力を検出する圧力検出装置と、
    前記作業装置の寸法を記憶する寸法記憶装置と、
    を有する作業機械と、
    計測対象地面に前記作業装置が押し付けられた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記圧力検出装置が検出した圧力と、前記寸法記憶装置が記憶する前記作業装置の寸法とに基づいて、前記計測対象地面に加えられた転圧力を算出する転圧力算出手段と、
    前記計測対象地面への前記作業装置の押し付けの開始後に、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢の変化量に基づいて、前記計測対象地面の地盤の沈下量を算出する地盤沈下量算出手段と、
    前記転圧力算出手段が算出した前記転圧力と、前記地盤沈下量算出手段が算出した前記沈下量とに基づいて、前記計測対象地面の地盤強度を算出する地盤強度算出手段と、
    を有し、
    記憶装置と、
    前記地盤強度算出手段が算出した前記地盤強度を前記記憶装置に記憶させる記憶制御手段と、
    をさらに有し、
    前記作業機械は、
    前記機械本体の位置を検出する位置検出装置と、
    前記機械本体の向きを検出する方向検出装置と、
    前記計測対象地面に前記作業装置が押し付けられた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記位置検出装置が検出した前記機械本体の位置と、前記方向検出装置が検出した前記機械本体の向きとに基づいて、前記作業装置の位置を算出する位置算出手段と、
    をさらに有し、
    前記記憶制御手段は、前記位置算出手段が算出した前記位置を、前記地盤強度算出手段が算出した前記地盤強度に対応付けて、前記記憶装置に記憶させることを特徴とする地盤強度計測システム。
  2. 機械本体と、
    上下方向に回動可能に前記機械本体に取り付けられた作業装置と、
    前記作業装置を油圧で回動させることが可能な回動装置と、
    前記機械本体の姿勢を検出する機械本体側姿勢検出装置と、
    前記作業装置の姿勢を検出する作業装置側姿勢検出装置と、
    前記回動装置の圧力を検出する圧力検出装置と、
    前記作業装置の寸法を記憶する寸法記憶装置と、
    を有する作業機械と、
    計測対象地面に前記作業装置が押し付けられた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記圧力検出装置が検出した圧力と、前記寸法記憶装置が記憶する前記作業装置の寸法とに基づいて、前記計測対象地面に加えられた転圧力を算出する転圧力算出手段と、
    前記計測対象地面への前記作業装置の押し付けの開始後に、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢の変化量に基づいて、前記計測対象地面の地盤の沈下量を算出する地盤沈下量算出手段と、
    前記転圧力算出手段が算出した前記転圧力と、前記地盤沈下量算出手段が算出した前記沈下量とに基づいて、前記計測対象地面の地盤強度を算出する地盤強度算出手段と、
    を有し、
    前記作業機械は、
    前記機械本体の位置を検出する位置検出装置と、
    前記機械本体の向きを検出する方向検出装置と、
    前記計測対象地面の設計地形である設計面に前記作業装置を沿わせた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記位置検出装置が検出した前記機械本体の位置と、前記方向検出装置が検出した前記機械本体の向きとに基づいて、前記作業装置の位置を算出する作業装置位置算出手段と、
    をさらに有し、
    前記設計面の設計データを記憶する設計データ記憶装置と、
    前記作業装置位置算出手段が算出した前記位置において、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢が、前記設計データに応じた姿勢であるか否かを判定する姿勢判定手段と、
    をさらに有することを特徴とする地盤強度計測システム。
  3. 機械本体と、
    上下方向に回動可能に前記機械本体に取り付けられた作業装置と、
    前記作業装置を油圧で回動させることが可能な回動装置と、
    前記機械本体の姿勢を検出する機械本体側姿勢検出装置と、
    前記作業装置の姿勢を検出する作業装置側姿勢検出装置と、
    前記回動装置の圧力を検出する圧力検出装置と、
    前記作業装置の寸法を記憶する寸法記憶装置と、
    を有する作業機械と、
    計測対象地面に前記作業装置が押し付けられた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記圧力検出装置が検出した圧力と、前記寸法記憶装置が記憶する前記作業装置の寸法とに基づいて、前記計測対象地面に加えられた転圧力を算出する転圧力算出手段と、
    前記計測対象地面への前記作業装置の押し付けの開始後に、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢の変化量に基づいて、前記計測対象地面の地盤の沈下量を算出する地盤沈下量算出手段と、
    前記転圧力算出手段が算出した前記転圧力と、前記地盤沈下量算出手段が算出した前記沈下量とに基づいて、前記計測対象地面の地盤強度を算出する地盤強度算出手段と、
    を有し、
    前記作業機械は、
    前記機械本体の位置を検出する位置検出装置と、
    前記機械本体の向きを検出する方向検出装置と、
    前記計測対象地面の設計地形である設計面に前記作業装置を沿わせた際に、前記機械本体側姿勢検出装置が検出した前記機械本体の姿勢と、前記作業装置側姿勢検出装置が検出した前記作業装置の姿勢と、前記位置検出装置が検出した前記機械本体の位置と、前記方向検出装置が検出した前記機械本体の向きとに基づいて、前記作業装置の位置を算出する作業装置位置算出手段と、
    をさらに有し、
    前記設計面の設計データを記憶する設計データ記憶装置と、
    前記作業装置位置算出手段が算出した前記位置において、前記計測対象地面の形状が、前記設計データに応じた形状であるか否かを判定する形状判定手段と、
    をさらに有することを特徴とする地盤強度計測システム。
  4. 記憶装置と、
    前記地盤強度算出手段が算出した前記地盤強度を前記記憶装置に記憶させる記憶制御手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項2又は3に記載の地盤強度計測システム。
  5. 前記作業機械は、前記計測対象地面に前記作業装置が押し付けられた時刻を検出する時刻検出装置をさらに有し、
    前記記憶制御手段は、前記時刻検出装置が検出した前記時刻を、前記地盤強度算出手段が算出した前記地盤強度に対応付けて、前記記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項1又はに記載の地盤強度計測システム。
  6. 前記記憶装置が、前記作業機械の外部に設けられていることを特徴とする請求項1,のいずれか1項に記載の地盤強度計測システム。
  7. 前記地盤強度算出手段は、前記計測対象地面に前記作業装置が押し付けられている時に、前記地盤沈下量算出手段が算出した前記沈下量が一定値に達した際に前記転圧力算出手段が算出した前記転圧力を、前記地盤強度として算出することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の地盤強度計測システム。
  8. 表示装置と、
    前記地盤強度算出手段が算出した前記地盤強度を前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の地盤強度計測システム。
  9. 前記地盤強度の目標値を記憶する目標値記憶装置と、
    前記地盤強度算出手段が算出した前記地盤強度が前記目標値に達しているか否かを判定する判定手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の地盤強度計測システム。
  10. 前記判定手段による判定結果を表示可能な判定結果表示装置と、
    前記判定手段による判定結果を前記判定結果表示装置に表示させる判定結果表示制御手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項に記載の地盤強度計測システム。
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