JP7367947B1 - 合成開口レーダー用リフレクター - Google Patents

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栄臣 龍見
勝男 岡本
直之 笹本
円正 石橋
雅志 土田
理 小町
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Abstract

【課題】実体積の増加を抑制して搬送作業性を高めることができる合成開口レーダー用リフレクターを提供する。【解決手段】合成開口レーダーから照射された電波を再帰反射するリフレクター1であって、三角錐の3つの側面21が前記電波の反射面とされ、前記三角錐の底面22が開口面22とされた単位リフレクター2が一単位とされ、複数の単位リフレクター2が、それぞれの開口面22が同一平面Pになるように並べられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、合成開口レーダーの変位測定点に用いて好ましいリフレクターに関するものである。
人工衛星搭載型合成開口レーダー(以下、衛星SARともいう)は、地球を周回する人工衛星から地表に向けて電波を照射し、その反射した散乱波を受信することで地表の凹凸などを認識する技術である。異なる2回以上の観測タイミングで同じ地域の観測を行い、それらの差分を解析することで、地表の時系列変化を把握する干渉SAR時系列解析も知られている。この種の干渉SAR時系列解析では、複数のタイミングで取得した観測データの位置合わせを行う必要があるため、電波の反射が安定するリフレクターを観測対象範囲の適宜箇所に設置することも行われる(特許文献1,2参照)。
特開2019-220905号公報 特開2017-156321号公報
ところで、衛星SARから照射した電波の反射波の強度を確保するためには、リフレクターの開口部の一辺の長さが、電波の波長の5倍程度は必要であるとされる。たとえば、地表面の形状を捉えるのに適しているとされるLバンドの波長は、150~300mm(周波数が1~2GHz)であるから、リフレクターの一辺は、750~1500mmの長さが必要となる。
リフレクターの設置場所が山林のようなアクセスが困難な所であると、人力で持ち運ぶ必要がある。しかしながら、リフレクターの開口部の一辺の長さが長くなると奥行きも長くなるので、リフレクターの実体積が大きくなり、運搬作業性が悪いという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、実体積の増加を抑制して搬送作業性を高めることができる合成開口レーダー用リフレクターを提供することである。
本発明は、合成開口レーダーから照射された電波を再帰反射するリフレクターであって、三角錐の3つの側面を前記電波の反射面とし、前記三角錐の底面を開口面とした単位リフレクターを一単位とし、複数の単位リフレクターを、それぞれの開口面が同一平面になるように並べ、支持体により地表面に対して3箇所で固定することにより、上記課題を解決する。
また、本発明は、合成開口レーダーから照射された電波を再帰反射する角波形状のリフレクターであって、角波板の底面及び当該底面に隣接する2つの側面を前記電波の反射面とすることにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、リフレクターを構成する部品の実体積を抑制できるので、搬送作業性を高めることができる。
本発明に係るリフレクターの一実施の形態を示す(A)平面図及び(B)正面図である。 本発明に係るリフレクターの一実施の形態を示す背面図である。 本発明に係るリフレクターの一実施の形態を示す側面図である。 図1~3に示すリフレクターの単位リフレクターを示す正面図である。 図1のV-V線に沿う断面図である。 本発明に係るリフレクターの他の実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係るリフレクターのさらに他の実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係るリフレクターのさらに他の実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係るリフレクターのさらに他の実施の形態を示す斜視図である。 図9のX-X線に沿う断面図である。
《第1実施形態》
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態例を説明する。図1は、本発明に係るリフレクターの一実施の形態を示す(A)平面図及び(B)正面図、図2は背面図、図3は側面図、図4は単位リフレクターを示す正面図、図5は、図1のV-V線に沿う断面図である。
本実施形態のリフレクター1は、合成開口レーダー4(SAR,Synthetic Aperture Radar)から照射された電波を再帰反射する反射体であり、合成開口レーダー4は、地球を周回する人工衛星に搭載されるか、航空機に搭載されるか、又は地球上の適宜箇所に固定される。図5の実施形態では、人工衛星41に搭載された人工衛星搭載型SAR4を示す。
本実施形態のリフレクター1は、図1(B)に示すように、三角錐形状とされた単位リフレクター2を複数並べて構成したものであり、図1~5に示す実施形態では16個の単位リフレクター2で一つのリフレクター1を構成している。ただし、一つのリフレクター1を構成する単位リフレクター2の数量は特に限定されず、図6に示すように4個の単位リフレクター2で一つのリフレクター1を構成したり、図7に示すように9個の単位リフレクター2で一つのリフレクター1を構成したり、図8に示すように36個の単位リフレクター2で一つのリフレクター1を構成したりしてもよい。
単位リフレクター2は、図4に示すように、三角錐の3つの側面21,21,21が電波の反射面となる金属製部材から構成され、三角錐の底面22が開口面とされた部材である。特に限定はされないが、本実施形態の単位リフレクター2は、一辺がaの正三角形とされた底面22と、等辺がb、底辺がaの直角二等辺三角形とされた、3つの側面21,21,21とからなる正三角錐である。そして、開口面とされた底面22を電波の照射方向に向けて配置することで、三角錐の3つの側面21,21,21の内側面が電波の反射面となる。
特に限定はされないが、三角錐の底面22の一辺の長さaは425mm以上、側面21の等辺の長さbは300mm以上であることが望ましい。
以上のように構成された単位リフレクター2は、図1(B)に示すように、それぞれの開口面(底面22)が同一平面P(図5参照)になるように並べられ、互いに固定される。複数の単位リフレクター2を並べて固定する場合、特に限定はされないが、図1(B)に示すように、リフレクター1の全体が三角形になるように連続的に並べると、電波の反射面も連続的になるので好ましい。
リフレクター1の全体が三角形になるように連続的に並べる場合について、図1(B)を参照しながらさらに詳細に説明する。同図に示すように16個の単位リフレクター2を用いてリフレクター1の全体が三角形になるように連続的に並べる場合、同図に2aで示した単位リフレクターは、互いに同じ姿勢で配置される一方、2bで示した単位リフレクターは、単位リフレクター2aを正面視において180°回転させた姿勢で配置されている。換言すれば、図1(B)の上部4つの単位リフレクター2(3つの単位リフレクター2aと1つの単位リフレクター2b)でいうと、中央に位置する1つの単位リフレクター2bの底面22(開口面)の3つの辺のそれぞれに、他の3つの単位リフレクター2aの底面22(開口面)の1つの辺が揃えられた構造とされている。
以上のようにして1つに組付けられたリフレクター1は、変位の測定対象となる地表面Gに固定されるが、本実施形態のリフレクター1は、図示するように並べられた複数の単位リフレクター2を支持し、これら複数の単位リフレクター2の開口面が並べられた同一平面Pの傾斜角度θを可変とする支持体3をさらに備える。そして、支持体3を調整することで、図5に示すリフレクター1の傾斜角度θを、反射強度が最も大きくなるように設定する。
本実施形態のリフレクター1によれば、当該リフレクター1が設けられていない周辺に比べ、強い反射強度を得ることができることから、干渉SAR時系列解析が困難であった測定箇所においても、変位の時系列データを得ることができる。これに加えて、本実施形態のリフレクター1によれば、搬送機などによる運搬が困難で、人力により持ち運ぶしかない設置個所であっても、単位リフレクター2の状態で運搬し、設置箇所においてリフレクター1に組み立てることができるので、搬送作業性を高めることができる。さらに、本実施形態のリフレクター1によれば、設置スペースが小さくても効率よく配置することができる。
《第2実施形態》
図9は、本発明に係るリフレクターのさらに他の実施の形態を示す斜視図、図10は、図9に示すX-X線に沿う断面図である。本実施形態のリフレクター1は、上述した第1実施形態と同様、合成開口レーダー4から照射された電波を再帰反射する反射体であり、合成開口レーダー4は、地球を周回する人工衛星に搭載されるか、航空機に搭載されるか、又は地球上の適宜箇所に固定される。
本実施形態のリフレクター1は、いわゆる角波板6から構成された反射面5と、これを支持する支持体3とを備える。支持体3は、木材製の枠体を矩形に組み立てたものであり、角波板6は、この支持体3の枠体にビス64などを用いて固定されている。そして、リフレクター1の反射面5は、角波板6の底面61と、当該底面61に隣接する2つの側面62,62と、当該側面に隣接する2つの頂面63とで構成される。
特に限定はされないが、角波板6の一の底面61と、これに隣接する他の底面61とのピッチPtは300mm±100mm、底面61から角波板6の頂面63までの高さHは173mm±50mm、リフレクター1の一辺の長さLは900mm±300mmであることがより好ましい。なお、本実施形態のリフレクター1は、図10に示す断面図において、角波板6の一の底面61と、これに隣接する他の底面61とのピッチPtは、角波板6の一の頂面63と、これに隣接する他の頂面63とのピッチPtに等しい形状とされている。
本実施形態のリフレクター1は、角波板6を支持体3に固定したうえで、変位の測定対象となる地表表面に載置又は固定されるが、2つのリフレクター1のX-X線(図9参照)の向く方位を、一つは真北から時計回りに97.9°に配置し、他の一つは真北から反時計回りに97.9°に配置すれば、衛星の通過軌道を考慮した仰角調整などの作業が不要となるメリットがある。
本実施形態のリフレクター1によれば、当該リフレクター1が設けられていない周辺に比べ、強い反射強度を得ることができることから、干渉SAR時系列解析が困難であった測定箇所においても、変位の時系列データを得ることができる。これに加えて、本実施形態のリフレクター1によれば、搬送機などによる運搬が困難で、人力により持ち運ぶしかない設置個所であっても、単位リフレクター2の状態で運搬し、設置箇所においてリフレクター1に組み立てることができるので、搬送作業性を高めることができる。さらに、本実施形態のリフレクター1によれば、衛星の通過軌道を考慮した仰角調整などの作業が不要となる。
1…リフレクター
2,2a,2b…単位リフレクター
21…側面
22…底面(開口面)
a…単位リフレクターの底面の一辺の長さ
b…単位リフレクターの側面の等辺の長さ
3…支持体
4…合成開口レーダー(SAR)
41…人工衛星
5…反射面
6…角波板
61…底面
62…側面
63…頂面
P…同一平面
θ…リフレクターの傾斜角
G…地表面
Pt…角波板のピッチ
L…リフレクターの一辺の長さ
H…角波板の底面から頂面までの高さ

Claims (4)

  1. 合成開口レーダーから照射された電波を再帰反射するリフレクターであって、
    三角錐の3つの側面が前記電波の反射面とされ、前記三角錐の底面が開口面とされた単位リフレクターが一単位とされ、
    複数の単位リフレクターが、それぞれの開口面が同一平面になるように並べられ、
    支持体により地表面に対して3箇所で固定される衛星SAR用リフレクター。
  2. 前記三角錐は、底面が正三角形、側面が直角二等辺三角形からなり、
    一の単位リフレクターの開口面の3つの辺のそれぞれに、他の3つの単位リフレクターの開口面の1つの辺が揃えられている請求項1に記載の衛星SAR用リフレクター。
  3. 合成開口レーダーから照射された電波を再帰反射する角波形状のリフレクターであって、
    角波板の底面及び当該底面に隣接する2つの側面が前記電波の反射面とされた衛星SAR用リフレクター。
  4. 前記角波板の一の底面と隣接する他の底面とのピッチが300mm±100mm、前記底面から前記角波板の頂面までの高さが173mm±50mm、前記リフレクターの一辺の長さが900mm±300mmである請求項3に記載の衛星SAR用リフレクター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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