JP7365832B2 - デバイス管理システム及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デバイス管理システム及びその制御方法に関する。
従来、画像形成装置などのデバイスを一元管理するためのデバイス管理システムがある。デバイス管理システムは、管理しているデバイスから各種データを収集する機能や、収集したデータを利用して顧客に各種サービスを提供する機能を持つ。各サービスは、サービスを提供するために必要となるデータを、データ収集モジュールを用いて、デバイスから収集する。
一方、データ収集モジュールにも様々な機能上の差異が存在し、例えば、通知機能の有無や送信可能なデータの項目であるデータ属性の対応・非対応などの違いがある。また、各データ収集モジュールが送信可能なデータ属性は、デバイスのファームウェアバージョンなどのデバイスの能力によっても対応・非対応が決まる。そのため、各サービスの提供者は、提供するサービスの特性に応じて、各データをどのデータ収集モジュールで送信するかを決める。また、近年、データを利活用する目的で、収集したデータを一箇所に集約して管理することが求められている。このような場合、各データ収集モジュールにより送信されたデータは、最終的には一箇所に集約して管理することになる。
特許文献1には、複数のデータ収集モジュールによってデータを収集するデバイス管理システムにおいて、同一のデータがデバイスから収集されている場合、同一のデータを送信しているデータ収集モジュールのうち、任意のひとつを除いたデータ収集モジュールを全て送信停止させる技術が開示されている。
特開2017-123058号公報
複数のサービスを提供している環境において、各サービスが同じデバイスに複数のデータ収集モジュールを用いてデータ収集要求をすると以下のような課題が発生する。複数のデータ収集モジュールを用いて同一のデータ属性を収集するため、顧客環境とデバイス管理システム運用環境のいずれにおいても無駄なトラフィックが発生する。また、同一データ収集モジュールによりデータを収集したとしても、デバイスのファームウェアバージョンなどの違いにより、データ収集モジュールが送信できるデータ属性は異なる。さらに、データ収集モジュールによって対応可能なデータの送信手段は異なるため、デバイスへ送信されるデータが同一なものか否かを確認できない可能性がある。このため、任意のデータ収集モジュールのデータ送信を停止させるだけでは、デバイス管理システムが、デバイスから取得できるはずであったデータ属性が取得できなくなる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑み、複数のサービスがデバイスから複数のデータ収集モジュールを用いてデータ収集する環境において、効率的にデータを収集することを目的とする。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、データを送信する複数のモジュールを備えるデバイスを管理するデバイス管理システムであって、前記デバイスのデータに対する要求を受信する受信手段と、前記受信手段にて受信した要求に基づき、前記デバイスから送信されるべきデータの属性を決定する決定手段と、前記決定手段にて決定したデータの属性に応じて、当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から割り当てる割り当て手段と、前記割り当て手段による割り当てに基づいて、前記デバイスのモジュールにデータの送信を要求する要求手段とを備え、前記割り当て手段は、前記決定手段にて決定したデータの属性に応じた当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から割り当てた後に、前記デバイスにて動作するソフトウェアのバージョンが更新されたことに応じて、前記決定手段にて決定したデータの属性に応じた当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から再度、割り当てる
本願発明により、複数のサービスが複数のデータ収集モジュールを用いてデバイスからデータ収集する環境において、効率的にデータ収集を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係るシステムの全体構成を示す模式図。 本願発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る機能構成の例を示す図。 第1の実施形態に係るデータ収集要求処理を示すフローチャート。 第1の実施形態に係るデータ収集要求のグループ化処理のフローチャート。 第1の実施形態に係る収集データ属性の割り振り処理のフローチャート。 第1の実施形態に係る収集データ属性の再割り振り処理のフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係るシステムの全体構成を示す模式図。 本発明の第2の実施形態に係る機能構成の一例を示すブロック図。 第2の実施形態に係るサービスの切り替え処理を示すフローチャート。 第2の実施形態に係るデータ収集モジュールの停止処理を示すフローチャート。 第2の実施形態に係るアップデート待ち停止処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
[システム構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシステムの全体構成の例を示す図である。図1において、サービス提供サーバー101は、デバイス103から収集したデータを利用して顧客に各種サービスを提供する。サービス提供サーバー101は、サービス内容に応じて複数存在する。デバイス管理サーバー102は、各種サービスに用いられるデータを収集するための、デバイス103へのデータ収集要求を管理する。さらに、デバイス管理サーバー102は、データ収集要求をデバイス103へ送信する。デバイス103は、デバイス管理サーバー102から受信したデータ収集要求に基づき自装置における各種データ(使用実績、ステータス、エラー情報など)を収集し、データストリーム104、またはデータストア105へ送信する。
データストリーム104は、デバイス103から受信した各種データを、サービス提供サーバー101へ送信する。また、データストリーム104は、デバイス103から受信した各種データを、データストア105へ送信する。データストア105は、デバイス103から収集した各種データを格納する。データ変換サーバー106は、デバイス103から受信した各種データを、サービス提供サーバー101が処理可能なデータ形式に変換し、データストリーム104に送信する。
サービス提供サーバー101、デバイス管理サーバー102、デバイス103、データストリーム104、およびデータストア105は、データ変換サーバー106、ネットワーク107を介して通信可能に接続されている。ネットワーク107は、例えば、インターネットなどのLAN、WAN、電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれか、または組み合わせにより実現される通信ネットワークである。なお、ネットワーク107における通信方式や、有線/無線などは特に限定されない。
[ハードウェア構成]
図2は、本実施形態に係るサービス提供サーバー101、デバイス管理サーバー102、デバイス103、およびデータ変換サーバー106に適用可能な情報処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU201は、システムバス204に接続される各ハードウェアを総括的に制御する。CPU201は、記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)203に記憶されたソフトウェアを実行することで各種処理を実現する。メモリー202は、CPU201の主メモリー、ワークエリア等として機能する。HDD203は、大容量記憶装置としてデータを記録する。入力制御部205は、例えば、キーボードなどの入力装置206からの入力を制御する。なお、情報処理装置200の役割によっては、入力制御部205や入力装置206がない構成であってもよい。
表示制御部207は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示装置208への表示を制御する。なお、情報処理装置200の役割によっては、表示制御部207や表示装置208がない構成であってもよい。ネットワーク制御部209は、ネットワーク107を介して、外部装置と双方向にデータをやりとりする。
サービス提供サーバー101、およびデバイス管理サーバー102を構成する情報処理装置は、クラウドコンピューティングサービスとして提供される情報処理装置によって実現される。クラウドコンピューティングとしては、サーバーレスコンピューティングや仮想マシンなどがある。クラウドコンピューティングでは、図2に示したハードウェアリソースが複数利用される。なお、サービス提供サーバー101、およびデバイス管理サーバー102が、それぞれ1台の物理マシンで実現される構成であってもよい。
[機能構成]
図3は、本実施形態に係るサービス提供サーバー101、デバイス管理サーバー102、デバイス103、およびデータ変換サーバー106の機能構成の一例を示す図である。本実施形態において、各装置の各機能は、例えば情報処理装置200のCPU201がHDD203等に格納されたプログラムをそれぞれ読み出して実行することにより実現されてよい。
サービス提供サーバー101は、データ収集要求送信部301、データ受信部302、およびデータ取得部303を備える。データ収集要求送信部301は、サービスを提供するために必要なデータをデバイス103から収集するために、データ収集要求を作成し、デバイス管理サーバー102のデータ収集要求管理部304へ送信する。データ収集要求は、顧客がサービスを開始した場合、顧客がデータを収集することに同意した場合、サービス対象のデバイスが追加された場合などに行われる。また、本実施形態において、データ収集要求には、デバイス103からのデータ収集を停止する要求も含む。データ収集を停止する要求は、顧客がサービスを停止や解約した場合、顧客がデータを収集することを拒否した場合、サービス対象のデバイスが削除された場合などに行われる。
データ受信部302は、デバイス103からのデータを、データストリーム104を介して受信する。データ取得部303は、デバイス103からのデータを、データストア105から取得する。なお、サービス提供サーバー101において、提供するサービスによっては、データ受信部302、またはデータ取得部303がない構成であってもよい。
デバイス管理サーバー102は、データ収集要求管理部304、プッシュ通知管理部305、データ収集モジュール管理部306、およびバージョン管理部307を備える。データ収集要求管理部304は、サービス提供サーバー101のデータ収集要求送信部301が送信するデータ収集要求を受信し、管理する。
表1は、データ収集要求管理部304が保持し、各サービスのデータ収集要求を管理するテーブルの一例を示す表である。本テーブルでは、要求先デバイスの識別子であるデバイスID、要求元サービスの識別子であるサービスID、収集対象のデータ、および収集するルートを管理する。収集するルートとは、デバイス103からのデータをどの方式(経路)で収集するかを示すものである。収集するルートとしては、データストリーム104を介してデータを収集するデータストリーミング、データストア105を介してデータを収集するデータストアなどがある。ここで、即時性が必要なデータについては「データストリーム」を指定し、即時性が不要なデータについては「データストア」を指定する。そのため、各サービスは、提供するサービスの特性に応じて、各データをデータストリーム104に送信するか、データストア105に送信するかが設定される。なお、本テーブルは、デバイス管理サーバー102ではなく、ネットワーク107を介して接続される別のサーバーが保持する構成であっても良い。
Figure 0007365832000001
さらに、データ収集要求管理部304は、各サービスのデータ収集要求をマージして、プッシュ通知管理部305を介してデバイス103やデータ変換サーバー106へ送信する。
表2は、データ収集要求管理部304が保持し、デバイス103へ送信したデータ収集要求を管理するテーブルの一例を示す表である。表2に示すデータ収集要求は、表1で示したデバイスIDが「Device001」のデバイス103について、各サービスのデータ収集要求をマージし、グループ化した結果である。なお、本テーブルは、デバイス管理サーバー102ではなく、ネットワーク107を介して接続される別のサーバーが保持する構成であってもよい。
Figure 0007365832000002
プッシュ通知管理部305は、受信したデータや要求を、指定された通知先に送信する。本実施形態では、データ収集要求管理部304が送信するデータ収集要求を受信し、デバイス103の第1データ収集モジュール308のプッシュ通知受信部309と、データ変換サーバー106のプッシュ通知管理部315へ送信する。
データ収集モジュール管理部306は、デバイス103が備えるデータ収集モジュール情報を受信し、保存する。また、データ収集モジュール管理部306は、指定された要求に対するデータを、指定された通知先に送信する。本実施形態では、データ収集モジュール管理部306は、データ収集要求管理部304からデバイス103のデータ収集モジュール情報の送信要求を受信し、データ収集モジュール情報をデータ収集要求管理部304に送信する。
表3は、データ収集モジュール管理部306が保持し、各エージェント情報を管理するテーブルの一例を示す表である。本テーブルでは、デバイス103の識別子であるデバイスID、データ収集モジュールの識別子であるデータ収集モジュールID、および優先度フラグを管理する。優先度フラグは、デバイス103が備えるデータ収集モジュールのうち、該当データ収集モジュールのデータ属性取得が他のデータ収集モジュールよりも優先なものかを示す。本実施形態において、優先度フラグは「true」もしくは「false」の値が設定され、優先度フラグの初期値は「false」である。データ収集モジュール情報の例については、後述する。
Figure 0007365832000003
バージョン管理部307は、デバイス103が備えるバージョン情報を受信し、保存する。本実施形態では、デバイス103のデバイス情報管理部314が送信するバージョン情報を受信し、保存する。バージョン情報には、デバイス103にて動作するファームウェアなどのソフトウェアのバージョンを少なくとも含む。また、バージョン管理部307は、バージョン情報のうち、更新された情報をデータ収集要求管理部304に送信する。なお、本実施形態においては、デバイスが備えるファームウェアのバージョン情報を用いて説明しているが、これに限定するものではない。例えば、ファームウェア以外のアプリケーションとして実現されているデータ収集モジュールのバージョンなどが用いられてもよい。
表4は、バージョン管理部307が保持し、デバイス103が備えるバージョン情報を管理するテーブルの一例を示す表である。本テーブルでは、要求先デバイスの識別子であるデバイスID、およびファームウェアバージョンを管理する。
Figure 0007365832000004
デバイス103は、第1データ収集モジュール306、第2データ収集モジュール307、およびデバイス情報管理部314を備える。第1データ収集モジュール308は、プッシュ通知受信部309、およびデータ収集部310を備える。プッシュ通知受信部309は、受信したデータや要求を、指定された通知先に送信する。本実施形態では、プッシュ通知受信部309は、デバイス管理サーバー102から受信したデータ収集要求を、データ収集部310へ送信する。また、プッシュ通知受信部309は、データ収集部310が収集したデータ属性の集合である収集可能データ属性を取得して、デバイス管理サーバー102のプッシュ通知管理部305へ送信する。データ収集部310は、プッシュ通知受信部309からデータ収集要求を受信し、受信したデータ収集要求に基づき、各種データ属性を収集する。そして、データ収集部310は、収集した各種データ属性をデータストリーム104、またはデータストア105へ送信する。また、データ収集部310は、データ属性の収集結果を、プッシュ通知受信部309を介してデバイス管理サーバー102のプッシュ通知管理部305に送信する。
以下に、本実施形態に係るデータ属性の収集結果を示す記述の例を示す。

“デバイスID”:“Device001”
“データ収集モジュールID”:“Agent001”
“取得データ属性群”:[“DataX”,“DataY”,“DataZ”]
データ属性の収集結果には、少なくともデバイスID、データ収集モジュールの識別子であるデータ収集モジュールID、および、データ収集要求に対して取得されたデータ属性の集合である取得データ属性群が含まれる。
第2データ収集モジュール311は、プッシュ通知取得部312、及びデータ収集部313を備える。プッシュ通知取得部312は、データ収集要求に基づいて、指定された通知先に送信する。本実施形態では、プッシュ通知取得部312は、データ変換サーバー106のプッシュ通知管理部315からデータ収集要求を取得し、データ収集要求をデータ収集部313に送信する。データ収集部313は、プッシュ通知取得部312から受信したデータ収集要求に基づいて、各種データ属性を収集し、データ変換サーバー106のデータ変換部316へ送信する。
本実施形態では、サービス提供サーバー101から要求されたデータを収集する手段は、第1データ収集モジュール308、および第2データ収集モジュール311という構成であるが、これに限定するものではない。少なくとも1つのデータ収集モジュールがプッシュ通知管理部を備えるのであれば、データ収集モジュールが2つ以上ある構成であっても良い。
デバイス情報管理部314は、デバイス103が備えるファームウェアのバージョンやデータ収集モジュールのバージョンなどのバージョン情報を、デバイス管理サーバー102のバージョン管理部307に送信する。以下にバージョン情報を示す記述の一例を示す。バージョン情報は、少なくともデバイスID、およびファームウェアバージョンを含む。

“デバイスID”:“Device001”
“ファームウェアバージョン”:“X.0”
データ変換サーバー106は、プッシュ通知管理部315、およびデータ変換部316を備える。プッシュ通知管理部315は、受信したデータや要求を、指定された通知先に送信する。本実施形態では、プッシュ通知管理部315は、デバイス管理サーバー102のプッシュ通知管理部305からデータ収集要求を取得し、受信したデータ収集要求に基づき、デバイス103の第2データ収集モジュール311に通知する。データ変換部316は、第2データ収集モジュール311のデータ収集部313が送信するデータを取得し、各サービスが処理可能なデータ形式に変換する変換処理を行い、データストリーム104に送信する。本実施形態では、第2データ収集モジュール311が送信するデータはサービス提供サーバー101が処理可能なデータ形式ではない構成を前提として、データ変換サーバー106を構成に含んでいる。しかし、デバイス103の第2データ収集モジュール311が送信するデータをサービス提供サーバー101で直接処理可能なデータ形式である場合には、データ変換部316はなく、プッシュ通知管理部315のみの構成であってよい。
[処理フロー]
(データ収集要求処理)
図4は、本実施形態に係るデバイス管理サーバー102のデータ収集要求管理部304が実行するデータ収集要求処理のフローチャートである。データ収集要求管理部304は、各サービスのサービス提供サーバー101からデータ収集要求を受信し、保存した後に、本処理を実行する。本実施形態において、図4のフローチャートで示す処理は、デバイス管理サーバー102を構成する情報処理装置200におけるメモリー202、またはHDD203にプログラムとして記憶され、CPU201により実行されることで実現される。
S401にて、データ収集要求管理部304は、データ収集要求グループ化処理を実行する。データ収集要求グループ化処理の詳細については、図5を用いて後述する。
S402にて、データ収集要求管理部304は、収集するデータをデータ属性毎に各データ収集モジュールに割り振る。収集データ属性割り振り処理の詳細については、図6を用いて後述する。
S403にて、データ収集要求管理部304は、S402で各データ収集モジュールに割り振られていないデータ属性の収集停止要求を、各データ収集モジュールに送信する。これに応じて、データ収集モジュール側では、指定されたデータ属性の収集及び送信が停止される。
S404にて、データ収集要求管理部304は、S402で各データ収集モジュールに割り振ったデータ属性の収集要求を、各データ収集モジュールに送信する。これに応じて、データ収集モジュール側では、指定されたデータ属性の収集及び送信が実行される。
S405にて、データ収集要求管理部304は、S405で送信したデータ収集要求を表2で示したテーブルへ保存する。そして、本処理フローを終了する。
(データ収集要求グループ化処理)
図5は、本実施形態に係るデバイス管理サーバー102のデータ収集要求管理部304が実行するデータ収集要求マージ処理のフローチャートである。本処理フローは、図4のS401の工程に対応する。
S501にて、データ収集要求管理部304は、表1に示すテーブルからデバイス103ごとにデータ収集要求を取得する。例えば、表1の例の場合、デバイスIDごとにデータ収集要求を取得する。
S502にて、データ収集要求管理部304は、デバイス103それぞれのデータ収集要求を、サービスごとにマージする。
S503にて、データ収集要求管理部304は、データ属性ごとにデータ収集要求をグループ化する。上述したように、表1で示したデバイスIDが「Device001」のデバイス103について、データ取得要求のマージおよびグループ化を行った場合、表2に示す結果が得られる。
S504にて、データ収集要求管理部304は、S503でデータ属性ごとにグループ化したレコードに基づいて、データ収集モジュールごとのデータ属性の収集要求を有するデータ収集要求テーブルを作成する。そして、本処理フローを終了する。
表5は、表1の例に基づいて、S504にて生成されるデータ収集要求テーブルの例である。データ収集要求テーブルは、要求先デバイスの識別子であるデバイスID、収集対象のデータ属性、収集するルート、データ属性の収集対象のデータ収集モジュールであるデータ収集先を少なくとも有する。本実施形態では、データ収集先の値としてデータ収集モジュールIDが用いられ、初期値は空となっている。このデータ収集要求テーブルにより、データの要求先が決定される。
Figure 0007365832000005
(収集データ属性割り振り処理)
図6は、本実施形態に係るデバイス管理サーバー102のデータ収集要求管理部304が実行する収集データ属性割り振り処理のフローチャートである。本処理フローは、図4のS402の工程に対応する。
収集データ属性割り振り処理では、データ属性ごとに、データ収集要求をデータ収集モジュールに割り振る。本処理により、デバイスが同じデータ属性のデータを送信することや、同じデータ収集モジュールを備えるデバイスのデータ属性のデータを重複して収集されることを部分的に避けることができる。そのため、顧客環境と、デバイス管理システムの運用環境におけるトラフィックを削減することができ、効率的にデータ収集ができる。
S601にて、データ収集要求管理部304は、データ収集要求に対して、デバイス管理サーバー102から、各データ収集モジュールのデータ収集部が収集した取得データ属性群を取得する。本実施形態の場合、データ収集要求管理部304は、デバイス103の第1データ収集モジュール308からは上述したようなデータ属性の収集結果を取得する。一方、第2データ収集モジュール311からはデータ属性収集結果を取得できないものとして説明する。
S602にて、データ収集要求管理部304は、データ収集モジュール管理部306に対して、デバイス103が備えるデータ収集モジュール情報を要求する。そして、この要求の応答として、データ収集要求管理部304は、デバイス103が備えるデータ収集モジュール情報を取得する。例えば、データ収集要求管理部304は、デバイスIDを指定してデータ収集モジュール管理部306に要求を行い、その応答として、当該デバイスIDに対応付けられているデータ収集モジュールIDが返される。
S603にて、データ収集要求管理部304は、S602で取得したデバイス103が備えるデータ収集モジュール情報に基づいて、デバイス103が備えるデータ収集モジュールを特定する。つまり、上述した表3のテーブルの情報に基づいてデータ収集モジュールを特定する。そして、そのデータ収集モジュールのうち、未処理のデータ収集モジュールを処理対象とする。その後、S604へ進む。
S604にて、データ収集要求管理部304は、S601で取得したデータ収集モジュールに対する取得可能データ属性群のうち、未処理のデータ属性を処理対象とする。ここでの取得可能データ属性群は、S601にて取得した取得データ属性群にて示されるデータ属性が該当する。その後、S605へ進む。
S605にて、データ収集要求管理部304は、処理対象であるデータ属性に対し、S503でグループ化した表5のテーブルに基づき、データ収集先が設定されているか否かを判定する。データ属性に対するデータ収集先が設定されていないと判定された場合(S605にてNO)S606に進み、データ属性に対するデータ収集先が設定されていると判定された場合(S605にてYES)S607に進む。
S606にて、データ収集要求管理部304は、表5に示すデータ収集要求テーブルのデータ収集先の値を、処理対象としているデータ収集モジュールのデータ収集モジュールIDに設定する。そして、S609に進む。
S607にて、データ収集要求管理部304は、処理対象であるデータ属性に対応するデータ収集先に設定されているデータ収集モジュールIDの優先度フラグが“false”であるか否かを、表3のテーブルを参照して判定する。データ収集先に設定されているデータ収集モジュールIDの優先度フラグが“false”であると判定された場合は(S607にてYES)S608へ進み、優先度フラグが“true”であると判定された場合は(S607にてNO)S609へ進む。
S608にて、データ収集要求管理部304は、表5に示すデータ収集要求テーブルにおいて、処理対象であるデータ属性に対するデータ収集先の値を、処理対象としているデータ収集モジュールのデータ収集モジュールIDにて更新する。そして、S609に進む。
S609にて、データ収集要求管理部304は、全てのデータ属性に対するS605~S608の処理が完了したか否かを判定する。未処理のデータ属性がある場合は(S609にてNO)S604へ戻り、処理を繰り返す。全てのデータ属性に対する処理が完了した場合(S609にてYES)、S610へ進む。
S610にて、データ収集要求管理部304は、全てのデータ収集モジュールに対するS604~S609の処理が完了したか否かを判定する。未処理のデータ収集モジュールがある場合は(S610にてNO)S603へ戻り、処理を繰り返す。全てのデータ収集モジュールに対する処理が完了した場合(S610にてYES)、S611へ進む。
S611にて、データ収集要求管理部304は、表5に示すデータ収集要求テーブルにおいて、データ収集先が設定されていないレコードがあるか否かを判定する。データ収集先が設定されていないレコードがあると判定された場合は(S611にてYES)S612へと進み、データ収集先が設定されていないレコードがないと判定された場合は(S611にてNO)、本処理フローを終了する。
S612にて、データ収集要求管理部304は、表5に示すデータ収集要求テーブルにおいてデータ収集先が設定されていないレコードのデータ収集先の値に、表3に示すテーブルの中から優先度フラグが“false”となっているデータ収集モジュールIDを設定する。そして、本処理フローを終了する。
(収集データ属性再割り振り処理)
図7は、本実施形態に係るデバイス管理サーバー102のデータ収集要求管理部304が実行するデータ収集要求再割り振り処理のフローチャートである。本実施形態において、図7のフローチャートで示す処理は、デバイス管理サーバー102を構成する情報処理装置200におけるメモリー202、またはHDD203にプログラムとして記憶され、CPU201により実行されることで実現される。
本処理により、デバイスのファームウェアなどのバージョン情報のアップデート後に取得可能になったデータ属性をデータ収集要求に含めることができる。また、収集データ属性割り振り処理ではデータ収集先が重複していたデータ属性のデータ収集先を削減することが可能となり、更なるトラフィック削減が可能となる。
本処理は、例えば、図6のデータ収集要求処理が終了後、デバイス管理サーバー102のデータ収集要求管理部304が、バージョン管理部307を介して、デバイス103のデバイス情報管理部314から送信されたバージョン情報を受信したタイミングで実行される。
S701にて、データ収集要求管理部304は、デバイス103のデバイス情報管理部314から送信される更新されたバージョン情報を受信する。
S702にて、データ収集要求管理部304は、S701で受信した更新されたバージョン情報のうち、ファームウェアバージョンに関する情報が存在するか否かを判定する。ファームウェアバージョンに関する情報が存在すると判定された場合(S702にてYES)S703に進み、ファームウェアバージョンに関する情報が存在しないと判定された場合(S702にてNO)本処理フローを終了する。
S703にて、データ収集要求管理部304は、図4~図6を用いて説明したデータ収集要求処理を実行する。データ収集要求処理が終了した後、本処理フローを終了する。
以上、本実施形態により、複数のサービスが複数方式でデバイスからデータ収集する環境において、通信負荷を抑制しつつ、効率的にデータ収集ができる。
<第2の実施形態>
以下、本願発明の第2の実施形態について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同じ構成等については説明を省略し、差分に着目して説明を行う。本実施形態では、サービス提供サーバーが、その構成などの変化に対応して移行される場合を想定する。また、本実施形態では、クラウドサービスによるサービス提供サーバーの構成を想定する。
[システム構成]
図8は、本実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。図8において、移行後サービス提供サーバー801、デバイス管理サーバー802の構成はそれぞれ、第1の実施形態にて示したサービス提供サーバー101、デバイス管理サーバー102と同様である。 データストリーム804、データストア805の構成はそれぞれ、第1の実施形態にて示したデータストリーム104、データストア105と同様である。
デバイス803は、デバイス管理サーバー802や移行前サービス提供サーバー807から受信したデータ収集要求に基づいて、各種データ(使用実績、ステータス、エラー情報など)を収集し、データストリーム804、データストア805、または移行前サービス提供サーバー807へ送信する。データ変換サーバー806は、デバイス803、移行前サービス提供サーバー807から受信した各種データを、移行後サービス提供サーバー801が処理可能なデータ形式に変換し、データストリーム804に送信する。
移行前サービス提供サーバー807は、デバイス803から収集したデータを利用して顧客にサービスを提供する。本実施形態では、移行前サービス提供サーバー807はひとつのみを含む構成を示しているが、サービス内容に応じて複数存在する構成でも構わない。
テナント管理サーバー808は、移行前サービス提供サーバー807と移行後サービス提供サーバー801が提供するサービスを利用するテナントの情報を管理する。テナント管理サーバー808は、移行前サービスと移行後サービスを利用する顧客のデータを、顧客ごとの専用領域であるテナントの単位で管理する。
移行後サービス提供サーバー801、デバイス管理サーバー802、デバイス803、データストリーム804、データストア805、データ変換サーバー806、移行前サービス提供サーバー807、およびテナント管理サーバー808は、ネットワーク809を介して通信可能に接続されている。ネットワーク809は、第1の実施形態にて説明したネットワーク107と同様である。
[機能構成]
図9は、本実施形態に係る移行後サービス提供サーバー801、デバイス管理サーバー802、デバイス803、データ変換サーバー806、移行前サービス提供サーバー807、およびテナント管理サーバー808の機能構成の一例を示す図である。
移行後サービス提供サーバー801、デバイス管理サーバー802の機能構成はそれぞれ、第1の実施形態の図3にて述べたサービス提供サーバー101、デバイス管理サーバー102と同様である。
デバイス803は、第1データ収集モジュール908、第2データ収集モジュール911、およびデバイス情報管理部914を備える。第1データ収集モジュール908、デバイス情報管理部914の構成はそれぞれ、第1の実施形態の図3にて述べた第1データ収集モジュール308、デバイス情報管理部314と同様である。第2データ収集モジュール911は、データ収集部913、およびプッシュ通知取得部912を備える。プッシュ通知取得部912は、取得したデータ収集要求をもとに、指定された通知先に送信する。本実施形態では、移行前サービス提供サーバー807のデータ収集要求管理部917からデータ収集要求を取得し、データ収集部913に送信する。データ収集部913は、移行前サービス提供サーバー807から取得したデータ収集要求に基づき、各種データ属性を収集し、移行前サービス提供サーバー807のデータ受信部919へ送信する。
本実施形態では、移行後サービス提供サーバー801からの要求に応じてデータ収集を行う手段として、第1データ収集モジュール908が用いられる構成を示しているが、これに限定するものではない。少なくとも1つのデータ収集モジュールがプッシュ通知受信部を備えるのであれば、データ収集モジュールは2つ以上ある構成でもよい。また、本実施形態において、移行前サービス提供サーバー807からの要求に応じてデータ収集を行う手段として、第2データ収集モジュール911が用いられる構成を示しているが、これに限定するものではない。移行前サービス提供サーバー807からの要求に対してデータを送信する全てのデータ収集モジュールがプッシュ通知取得部を備えるのであれば、データ収集モジュールは2つ以上ある構成でもよい。
データ変換サーバー806は、プッシュ通知管理部915、およびデータ変換部916を備える。プッシュ通知管理部915は、受信したデータや要求を、指定された通知先に送信する。本実施形態において、移行前サービス提供サーバー807から移行後サービス提供サーバー801へ移行作業が完了したことに応じて、プッシュ通知管理部915は、デバイス管理サーバー802からデータ収集要求を受信する。プッシュ通知管理部915は、デバイス803の第2データ収集モジュール911にて、各種データ属性を収集させる。そして、データ変換部916は、第2データ収集モジュール911にて収集されたデータを受信する。データ変換部916は、移行前サービス提供サーバー807から移行後サービス提供サーバーへ移行作業が完了したことに応じて、第2データ収集モジュール911のデータ収集部913が送信するデータを、移行後サービス提供サーバー801による各サービスが処理可能なデータ形式に変換する変換処理を行い、データストリーム804に送信する。
本実施形態において、第2データ収集モジュール911が送信するデータは、移行後サービス提供サーバー801が処理可能なデータ形式ではないという構成を前提としているため、データ変換サーバー806を構成に含んでいるがこれに限定するものではない。第2データ収集モジュール911が送信するデータが移行後サービス提供サーバー801で処理可能なデータ形式であった場合は、データ変換部916はなくプッシュ通知管理部915のみの構成でもよい。
移行前サービス提供サーバー807は、データ収集要求管理部917、データ転送部918、およびデータ受信部919を備える。データ収集要求管理部917は、デバイス803に対するデータ収集要求を管理する。本実施形態において、データ収集要求管理部917は、第2データ収集モジュール911からのデータ収集要求を受けて、データ属性の取得要求をプッシュ通知取得部912に送信する。データ受信部919は、デバイス803からのデータや要求を受信する。本実施形態において、データ受信部919は、データ属性の取得要求に応じて第2データ収集モジュール911のデータ収集部913が送信したデータを受信する。データ転送部918は、データ収集要求に基づいてデバイス803から取得したデータを、移行後サービス提供サーバー801が利用できるように送信する。本実施形態において、データ転送部918は、第2データ収集モジュール911からのデータ収集要求に基づいて、第2データ収集モジュール911のデータ収集部913が送信したデータをデータストア805に転送する。
テナント管理サーバー808は、移行状態管理部920、および移行状態変更部921を備える。移行状態管理部920は、テナントの移行状態を管理する。本実施形態において、移行前サービス提供サーバー807から移行後サービス提供サーバー801へテナントが移行されたか否かを管理する。表6は、本実施形態に係る各テナントの移行状態を管理するテーブルの例を示す。テーブルはテナントの識別子であるテナントIDとテナントが移行されたか否かを示す移行状態をもつ。移行状態は“完了”または“未完了”の値が設定され、テナントIDに対する移行状態の初期値は“未完了”である。
Figure 0007365832000006
移行状態変更部921は、テナントの移行状態に応じて、表6に示すテーブルの値の変更を行う。本実施形態において、ユーザやコマンドからの移行状態変更通知を受けて、移行状態変更部921がテナントIDに対する移行状態管理部920のテーブルに含まれるレコードの移行状態の値を“完了”に更新する。
[サービス切り替え処理]
図10は、本実施形態に係るサービス切り替え処理のフローチャートである。本処理フローは、テナント管理サーバー808として動作する情報処理装置200のCPU201が、メモリー202、HDD203のいずれかの記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
サービス切り替え処理では、全てのテナントがサービス移行を完了したことを確認したことに応じて、移行前サービス提供サーバー807にデータを送信しているデバイス803の第2データ収集モジュール911のデータ収集要求の取得先を、移行後サービス提供サーバー801に切り替える。本実施形態では、第2データ収集モジュール911のデータ送信先を移行後サービス提供サーバー801に切り替える。本処理により、サービスを提供するシステムの移行を安全に行うことができる。
S1001にて、テナント管理サーバー808の移行状態管理部920は、表6に示すテーブルを参照し、移行状態の値が“未完了”のレコードがあるか否かを判定する。上述したように、本実施形態において、移行状態は、ユーザやコマンドからの移行状態変更通知に起因して更新される。未完了のものがあると判定された場合(S1001にてYES)本処理フローを終了し、未完了のものがないと判定された場合(S1001にてNO)S1002へ進む。
S1002にて、テナント管理サーバー808は、全てのテナントが移行後サービス提供サーバー801に移行したことを所定の通知先に通知する。本実施形態では、通知先は移行後サービス提供サーバー801(サービス)の運用管理者であるとする。運用管理者によって、デバイス803は、データの収集要求を受信して、データを送信する送信先を変更する。送信先の変更手段の例としては、DNS(Domain Name System)を用いて変更する方法が挙げられる。
S1003にて、移行状態変更部921は、運用管理者からの移行作業完了通知を受けて、移行状態管理部920にて管理されている全移行状態完了フラグを“true”に変更する。なお、全移行状態完了フラグは、例えば、テナント管理サーバー808として動作する情報処理装置200のHDD203などの記憶部にて保持されており、移行が開始されたタイミングにて初期値として”false”が設定されているものとする。そして、本処理フローを終了する。
[データ収集モジュール停止処理]
図11は、本実施形態に係るデータ収集モジュール停止処理のフローチャートである。本処理フローは、デバイス管理サーバー802として動作する情報処理装置200のCPU201が、メモリー202、HDD203のいずれかの記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
データ収集モジュール停止処理では、全移行状態完了フラグを参照し、全てのテナントがサービス移行を完了したことを確認したことに応じて、移行前サービス提供サーバー807にデータを送信しているデバイス803の第2データ収集モジュール911のデータ収集を停止させる。本処理により、移行後のサービスにおいて必要ないデータ収集モジュールを停止させることができる。これにより、顧客環境と、デバイス管理システム運用環境におけるトラフィックを削減することができ、効率的にデータ収集ができるだけではなく、不要なデータ収集モジュールの運用の手間を削減することができる。本処理は、サービス切り替え処理により、全てのデータ収集モジュールのデータ送信先が移行後サービス提供サーバー801となった際に実行される。
S1101にて、データ収集要求管理部904は、第1の実施形態にて図6を用いて説明したデータ収集要求割り振り処理を実行する。処理が完了した後、S1102へ進む。
S1102にて、データ収集要求管理部904は、表3および表5に示すテーブルを参照し、全てのデータ属性のデータ収集先が、優先度フラグが“true”であるデータ収集モジュールであるか否かを判定する。全てのデータ属性のデータ収集先が、優先度フラグが“true”であるデータ収集モジュールである場合(S1102にてYES)S1103に進み、それ以外の場合(S1102にてNO)本処理フローを終了する。
S1003にて、データ収集要求管理部904は、表3に示すテーブルの中から、データ属性が割り振られておらず、かつ、優先度フラグが“false”であるデータ収集モジュールのデータ収集モジュールIDの値が設定されたレコードを削除する。そして、本処理フローを終了する。
[アップデート待ち停止処理]
図12は、アップデート待ち停止処理のフローチャートである。本処理フローは、デバイス管理サーバー802として動作する情報処理装置200のCPU201が、メモリー202、HDD203のいずれかの記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
アップデート待ち停止処理では、デバイスにて動作するファームウェアがアップデートされた場合に、データ収集モジュール停止の処理が実行される。本処理は、データ収集要求管理部904が、バージョン管理部907からデバイス803のファームウェアバージョンの更新通知を受信した際に実行される。本処理により、移行後のサービスにて必要ないデータ収集モジュールを、デバイスやデータ収集モジュールの状態に応じて停止させることができる。これにより、不要なデータ収集モジュールの運用の手間を削減することができるだけでなく、移行後サービス提供サーバー801が必要とするデータ属性をより効率的に取得することができる。
S1201にて、データ収集要求管理部904は、バージョン管理部907から送信される更新されたバージョン情報を受信する。
S1202にて、データ収集要求管理部904は、S1201で受信した更新されたバージョン情報のうち、ファームウェアバージョンが存在するか否かを判定する。ファームウェアバージョンが存在すると判定された場合(S1202にてYES)S1203に進み、ファームウェアバージョンが存在しないと判定された場合(S1202にてNO)本処理フローを終了する。
S1203にて、データ収集要求管理部904は、図11を用いて説明したデータ収集モジュール停止処理を実行する。その後、本処理フローを終了する。
以上、本実施形態により、複数のサービス提供サーバーの移行が行われる際に、移行後の構成に応じて、効率的にデータ収集ができるように切り替えることができる。
<その他の実施形態>
本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピューターにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101…サービス提供サーバー、102…デバイス管理サーバー、103…デバイス、104…データストリーム、105…データストア、106…データ変換サーバー、107…ネットワーク

Claims (9)

  1. データを送信する複数のモジュールを備えるデバイスを管理するデバイス管理システムであって、
    前記デバイスのデータに対する要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段にて受信した要求に基づき、前記デバイスから送信されるべきデータの属性を決定する決定手段と、
    前記決定手段にて決定したデータの属性に応じて、当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から割り当てる割り当て手段と、
    前記割り当て手段による割り当てに基づいて、前記デバイスのモジュールにデータの送信を要求する要求手段と
    を備え、
    前記割り当て手段は、前記決定手段にて決定したデータの属性に応じた当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から割り当てた後に、前記デバイスにて動作するソフトウェアのバージョンが更新されたことに応じて、前記決定手段にて決定したデータの属性に応じた当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から再度、割り当てることを特徴とするデバイス管理システム。
  2. 前記受信手段にて受信した要求に応じて、前記複数のモジュールの中の第1モジュールによる送信先が決定されることを特徴とする請求項1に記載のデバイス管理システム。
  3. 前記送信先は、データストリーミングを行うための第1の記憶手段、または、データを格納するための第2の記憶手段の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項2に記載のデバイス管理システム。
  4. 前記受信手段は、前記デバイスからのデータを用いてサービスを提供するサービス提供サーバーから要求を受信し、
    前記サービス提供サーバーは、当該要求に対応するデータを前記第1の記憶手段または前記第2の記憶手段を介して取得することを特徴とする請求項3に記載のデバイス管理システム。
  5. 前記デバイスのデータを前記サービス提供サーバーが提供するサービスにて処理可能なデータに変換する変換手段を更に有し、
    前記複数のモジュールの中の第2モジュールにて送信されたデータは、前記変換手段による変換処理が行われた後、前記第1の記憶手段または前記第2の記憶手段に転送されることを特徴とする請求項4に記載のデバイス管理システム。
  6. 前記デバイスのデータに対する要求を送信しているサービス提供サーバーの新たなサービス提供サーバーへの移行状態を管理する管理手段を更に有し、
    前記管理手段にて管理する情報に基づき、前記新たなサービス提供サーバーへの移行が完了したと判定された場合に、前記割り当て手段は、前記決定手段にて決定したデータの属性に応じた当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から再度、割り当てることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデバイス管理システム。
  7. 前記管理手段は、前記新たなサービス提供サーバーを構成するクラウドサービスのテナントごとに移行状態を管理し、
    前記割り当て手段は、全てのテナントにおける前記新たなサービス提供サーバーへの移行が完了したと判定された場合に、前記決定手段にて決定したデータの属性に応じた当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から再度、割り当てることを特徴とする請求項6に記載のデバイス管理システム。
  8. 前記要求手段は、前記割り当て手段による割り当てに基づいて、前記デバイスが備えるモジュールに対して、当該モジュールに割り当てられた属性のデータの送信、もしくは、該属性のデータの送信の停止を要求することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のデバイス管理システム。
  9. データを送信する複数のモジュールを備えるデバイスを管理するデバイス管理システムの制御方法であって、
    前記デバイスのデータに対する要求を受信する受信工程と、
    前記受信工程にて受信した要求に基づき、前記デバイスから送信されるべきデータの属性を決定する決定工程と、
    前記決定工程にて決定したデータの属性に応じて、当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から割り当てる割り当て工程と、
    前記割り当て工程による割り当てに基づいて、前記デバイスのモジュールにデータの送信を要求する要求工程と
    を有し、
    前記決定工程にて決定したデータの属性に応じた当該データを送信するモジュールを前記複数のモジュールの中から割り当てた後に、前記デバイスにて動作するソフトウェアのバージョンが更新されたことに応じて、前記決定工程にて決定したデータの属性に応じた当該データを送信するモジュールが前記複数のモジュールの中から再度、割り当てられることを特徴とするデバイス管理システムの制御方法。
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