JP7365700B2 - 可変変圧器 - Google Patents
可変変圧器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7365700B2 JP7365700B2 JP2020038549A JP2020038549A JP7365700B2 JP 7365700 B2 JP7365700 B2 JP 7365700B2 JP 2020038549 A JP2020038549 A JP 2020038549A JP 2020038549 A JP2020038549 A JP 2020038549A JP 7365700 B2 JP7365700 B2 JP 7365700B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- secondary coil
- core
- core part
- output terminal
- variable transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
また、鉄心に一次巻線及び二次巻線を巻き、鉄心の一部における磁路の断面積を機械的に可変する機能を持ち、磁気回路の磁気抵抗を調整することで電圧を変化させる可変変圧器も知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記第一コア部の周囲に巻かれ、電源に接続される一次コイルと、
前記第二コア部の周囲に巻かれ、前記一次コイルから誘導される電圧を可変に出力可能な二次コイルAと、
前記第三コア部の周囲に巻かれ、前記一次コイルから誘導される電圧を可変に出力可能な二次コイルBと、を有し、
前記第三コア部における前記鉄心の断面積は、前記第二コア部における前記鉄心の断面積よりも小さいことを特徴とする可変変圧器である。
[第一実施形態]
まず、本発明の可変変圧器の第一実施形態について説明する。
図1は、本発明の可変変圧器の構成の第一実施形態を示した模式図である。本明細書において、図1中、上方向を上又は上側、下方向を下又は下側、右方向を右又は右側、左方向を左又は左側という。
可変変圧器100は、図1に示すように、鉄心1と、一次コイル2と、二次コイルAと、二次コイルBとを有している。
第一コア部11と第二コア部12とは、互いに対向するように配置されている。
また、第一コア部11と第三コア部13とは、互いに対向するように配置されている。
第一コア部11と第二コア部12との間には空間14が形成されており、また、第一コア部11と第三コア部13との間には空間15が形成されている。
第一コア部11と第二コア部12とは、空間14の上側及び下側において接続されている。また、第一コア部11と第三コア部13とは、空間15の上側及び下側において接続されている。
鉄心1は、成層鉄心で構成されている。これにより、渦電流を抑制し、熱損失が生じるのを防止することができる。
一次コイル2は、電源に接続される入力端子21及び入力端子22を有している。入力端子21及び入力端子22は、それぞれ、一次コイル2の両端部に設けられている。
出力端子A1は、二次コイルAの一端に接続されている。
出力端子A2は、二次コイルAと接しており、第二コア部12の長手方向(図1中の上下方向)にスライドするよう構成されている。
出力端子B1は、二次コイルBの一端に接続されている。
出力端子B2は、二次コイルBと接しており、第三コア部13の長手方向(図1中の上下方向)にスライドするよう構成されている。
なお、第三コア部における前記鉄心の断面積をX[cm2]、前記第二コア部における前記鉄心の断面積をY[cm2]としたとき、X/Y≦0.3の関係を満足することが好ましい。このような関係を満足することにより、出力される電圧を高い精度で可変・調整することができる。
なお、本実施形態では、磁気回路構成上、第一コア部11における鉄心1の断面積は、第二コア部12における鉄心の断面積と略同等又は第二コア部12の断面積と第三コア部13の断面積の略和となっている。略同等及び略和とは、断面積の差が±5%以下のことを指す。
二次コイルA及び二次コイルBから出力される電圧は、それぞれの全磁束Φ1及びΦ2の大きさに比例する。
V1=(Φ1/Φ0)・(nA・/Nin)・Vin=nA・A1・Vin/(Nin・(A1+A2)) … (1)
と表すことができる。
V2=(Φ2/Φ0)・(nB・/Nin)・Vin=nB・A2・Vin/(Nin・(A1+A2)) … (2)
と表すことができる。
一方、二次コイルAからの出力電圧V1は、式(1)から、V1=(9/10)・n(A)・Vin/Ninとなり、二次コイルAだけしか有していない変圧器と比べて1割程度減ずるが、大きな変化はない。
次に、本発明の可変変圧器の第二実施形態について説明する。
図2は、本発明の可変変圧器の構成の第二実施形態を示した模式図である。
本実施形態の可変変圧器100では、二次コイルAに接続されている出力端子が、スライド形式ではなく、スイッチング形式になっている以外は、前述した実施形態と同様の構成を有している。
出力端子A1は、第一実施形態と同様に二次コイルAの一端に接続されている。
複数の出力端子A3は、それぞれ二次コイルAの任意の場所で二次コイルAと接している。
スイッチング端子A4は、複数の出力端子A3のいずれかと接続されており、接続を切り替えることにより、出力電圧を変更することができるよう構成されている。
本実施形態の可変変圧器100においても、出力端子A4とB1を接続したとき、端子A1と端子B2から出力されるVallは、二次コイルAの各端子の出力電圧を二次コイルBの最大電圧より小さく設定することにより、広範囲に連続した出力を、二次コイルA側で大まかな電圧を設定し、二次コイルB側で微小な電圧を正確に設定することができる。
次に、本発明の可変変圧器の第三実施形態について説明する。
図3は、本発明の可変変圧器の構成の第三実施形態を示した模式図、図4は第三実施形態に係る可変変圧器の鉄心のZ-Z’断面図である。
以下、前述した第一実施形態との相違点について説明し、同様の構成の場合には、その説明を省略する。
前述した第一実施形態と同様に、第三コア部13における鉄心1の断面積が、第二コア部12における鉄心1の断面積よりも小さい構成となっている(図4参照)。
出力端子A1は、二次コイルAの一端に接続されている。
回転端子A5は、二次コイルAと接しており、回転させることによって、二次コイルAとの接点が移動可能となっている。
さらに、回転端子A5は、出力端子A6と接続されている。
出力端子B1は、二次コイルBの一端に接続されている。
回転端子B5は、二次コイルBと接しており、回転させることによって、二次コイルBとの接点が移動可能となっている。
さらに、回転端子B5は、出力端子B6と接続されている。
上述した説明では鉄心1の外形が,四角形が組み合わさった形状や8の字形状について説明したが、これに限定されない。
また、中心に一次コイル2が配され、その左右に各二次コイルが配された構成について説明したが、一次コイル2が第二コア部の位置に配され、二次コイルAが第一コア部の位置に配された構成であってもよい。
11 第一コア部
12 第二コア部
13 第三コア部
14、15 空間
2 一次コイル
A、B 二次コイル
21、22 入力端子
A1、A2、A3、A6 出力端子
B1、B2、B6 出力端子
A4 スイッチング端子
B4 スイッチング端子
100 可変変圧器
Claims (5)
- 第一コア部と、前記第一コア部と対向する第二コア部及び第三コア部とを有する鉄心と、
前記第一コア部の周囲に巻かれ、電源に接続される一次コイルと、
前記第二コア部の周囲に巻かれ、前記一次コイルから誘導される電圧を可変に出力可能な二次コイルAと、
前記第三コア部の周囲に巻かれ、前記一次コイルから誘導される電圧を可変に出力可能な二次コイルBと、を有し、
前記第三コア部における前記鉄心の断面積は、前記第二コア部における前記鉄心の断面積よりも小さいことを特徴とする可変変圧器。 - 前記二次コイルBは、出力端子B1と、出力端子B2とを有し、
前記出力端子B1は、前記二次コイルBの一端に接続され、
前記出力端子B2は、前記二次コイルBと接し、前記第三コア部の長手方向にスライドする請求項1に記載の可変変圧器。 - 前記二次コイルAは、出力端子A1と、出力端子A2とを有し、
前記出力端子A1は、前記二次コイルAの一端に接続され、
前記出力端子A2は、前記二次コイルAと接し、前記第二コア部の長手方向にスライドする請求項1または2に記載の可変変圧器。 - 前記第一コア部における前記鉄心の断面積は、前記第二コア部における前記鉄心の断面積と略同等もしくは第二コア部と第三コア部の断面積の略和である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の可変変圧器。
- 前記第三コア部における前記鉄心の断面積をX[cm2]、前記第二コア部における前記鉄心の断面積をY[cm2]としたとき、X/Y≦0.3の関係を満足する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の可変変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020038549A JP7365700B2 (ja) | 2020-03-06 | 2020-03-06 | 可変変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020038549A JP7365700B2 (ja) | 2020-03-06 | 2020-03-06 | 可変変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021141227A JP2021141227A (ja) | 2021-09-16 |
JP7365700B2 true JP7365700B2 (ja) | 2023-10-20 |
Family
ID=77669040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020038549A Active JP7365700B2 (ja) | 2020-03-06 | 2020-03-06 | 可変変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7365700B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011103348A (ja) | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | コイル |
JP5877214B2 (ja) | 2009-02-04 | 2016-03-02 | フェリック株式会社 | 貼付用温熱材の包材及びそれを用いた温熱材 |
-
2020
- 2020-03-06 JP JP2020038549A patent/JP7365700B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5877214B2 (ja) | 2009-02-04 | 2016-03-02 | フェリック株式会社 | 貼付用温熱材の包材及びそれを用いた温熱材 |
JP2011103348A (ja) | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | コイル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021141227A (ja) | 2021-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7256678B2 (en) | Magnetically controlled inductive device | |
US9570995B2 (en) | Magnetically coupled reactor and power converter | |
RU2630425C2 (ru) | Трехфазный вращающийся трансформатор со свободными связанными потоками | |
US9607758B2 (en) | Magnetically shielded three-phase rotary transformer | |
US2133919A (en) | Alternating current arc-welding transformer | |
JP6208221B2 (ja) | 三相/二相回転変圧器 | |
JP7365700B2 (ja) | 可変変圧器 | |
US20050258927A1 (en) | Simplified harmonic-free constant-voltage transformer | |
JP2015512569A (ja) | 強制結合された磁束を有する3相2相固定変圧器 | |
US1874806A (en) | Transformer core | |
US3538473A (en) | Stranded winding for high current electric apparatus | |
JP5520613B2 (ja) | 磁束制御型可変変圧器 | |
US20170323717A1 (en) | Gapless core reactor | |
JP3792109B2 (ja) | 電磁機器 | |
JP3343945B2 (ja) | 変圧器巻線 | |
JPS6333804A (ja) | 単相変圧器 | |
JP7451469B2 (ja) | 結合インダクタ | |
JP4368051B2 (ja) | 電磁機器 | |
JP2003168612A (ja) | 三相形電磁機器 | |
US3437969A (en) | Adjustable inductive apparatus | |
US20190311838A1 (en) | Multiphase transformer | |
WO2021049076A1 (ja) | 静止誘導機器 | |
EP4318510A1 (en) | Compact electric transformer with controlled leakage | |
JP2010193683A (ja) | 三相単相変換型電圧調整変圧器 | |
JP3556817B2 (ja) | 負荷時タップ切換単巻変圧器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230919 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7365700 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |