JP7364945B2 - 在室人数推定システム、情報処理装置、方法、およびプログラム - Google Patents

在室人数推定システム、情報処理装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、在室人数推定システム、情報処理装置、方法、およびプログラムに関する。
従来、所定の場所にいる者の人数を推定する手法が知られている。例えば、特許文献1では、携帯端末から送信される無線通信に関わるプローブ要求を検知して、当該プローブ要求に含まれる電波強度情報に示される電波強度が閾値を超えるものをもとに、施設の利用ユーザ数を推定することが記載されている。
特開2017-22505号公報
しかしながら、従来の手法では、室内に在室する者の人数を把握することは容易ではなかった。例えば、事前に現地で作業(例えば、最適な電波強度の閾値を決定するための現地での実験)を行う必要があった。本開示では、室内に在室する者の人数を容易に把握することを目的とする。
本開示の第1の態様による在室人数推定システムは、
室内に在室する者の人数を推定するシステムであって、
室内に在室する者が所持する端末の電波信号と前記室内の環境データとから、前記室内に在室する者の人数を推定する制御部を備える。
本開示の第1の態様によれば、室内に在室する者の人数を容易に把握することができる。
また、本開示の第2の態様は、第1の態様に記載の在室人数推定システムであって、
前記在室人数推定システムは、前記端末の電波信号を検知する機器と、前記環境データを測定する機器と、前記制御部を備えた情報処理装置と、からなる。
本開示の第2の態様によれば、端末の電波信号を検知する機器と、環境データを測定する機器と、を設置するだけで、室内に在室する者の人数を把握することができる。
また、本開示の第3の態様は、第1の態様または第2の態様に記載の在室人数推定システムであって、
前記制御部は、
検知する電波信号の電波強度の閾値を、前記端末の電波信号と前記環境データとから決定し、
前記閾値をもとに、前記端末が前記室内に存在するか否かを判定する。
本開示の第3の態様によれば、端末が室内に存在するか否かを判定するための電波強度の閾値を容易に決定することができる。
また、本開示の第4の態様は、第3の態様に記載の在室人数推定システムであって、
前記制御部は、前記端末の電波強度が前記閾値以上であると、当該端末が前記室内に存在すると判定する。
本開示の第4の態様によれば、室外に存在する端末を除外することができる。
また、本開示の第5の態様は、第1の態様に記載の在室人数推定システムであって、
検知する電波信号の電波強度の閾値は、実験用の端末が室内にあるときの電波信号と、前記実験用の端末が室外にあるときの電波信号と、から決定される。
本開示の第5の態様によれば、実際に室内にある端末と室外にある端末の電波信号から、電波強度の閾値を決定することができる。
また、本開示の第6の態様は、第3の態様または第4の態様に記載の在室人数推定システムであって、
前記閾値は、前記環境データを用いてルールベースにより決定される。
本開示の第6の態様によれば、環境データを用いて電波強度の閾値を容易に決定することができる。
また、本開示の第7の態様は、第6の態様に記載の在室人数推定システムであって、
前記閾値は、
前記室内のCO2濃度の上昇により前記室内に在室する者が1人増えたと判定されたときの前記増えた者が所持する端末の電波強度から決定される。
本開示の第7の態様によれば、端末の電波強度と、室内のCO2濃度の変化と、から、電波強度の閾値を決定することができる。
また、本開示の第8の態様は、第3の態様または第4の態様に記載の在室人数推定システムであって、
前記閾値は、前記環境データを用いて機械学習により決定される。
本開示の第8の態様によれば、環境データを用いて電波強度の閾値を容易に決定することができる。
また、本開示の第9の態様は、第8の態様に記載の在室人数推定システムであって、
前記閾値は、
各閾値以下の電波強度である端末を除外して前記室内の端末数をカウントし、
前記端末数の推移から前記室内のCO2濃度の推移を推定し、
推定したCO2濃度の推移と、実際のCO2濃度の推移と、の相関値を算出し、
最大の相関値である閾値を選択する、
ことによって決定される。
本開示の第9の態様によれば、端末の電波強度と、室内のCO2濃度の変化と、から、電波強度の閾値を決定することができる。
また、本開示の第10の態様は、第1の態様から第9の態様のいずれかに記載の在室人数推定システムであって、
前記端末の電波は、室内の無線通信の電波である。
本開示の第10の態様によれば、室内に存在する端末と室外に存在する端末とを適切に判定することができる。
また、本開示の第11の態様は、第1の態様から第10の態様のいずれかに記載の在室人数推定システムであって、
前記環境データは、CO2濃度と、臭いと、照度と、音と、湿度と、粉塵・PMセンサの測定結果と、焦電センサによる検知結果と、のうちのいずれかである。
本開示の第11の態様によれば、種々の環境データから適切な環境データを用いることができる。
また、本開示の第12の態様は、第1の態様から第11の態様のいずれかに記載の在室人数推定システムであって、
前記制御部は、前記室内に在室する者の人数をもとに、前記室内の混雑度を推定する。
本開示の第12の態様によれば、室内に在室する者の人数だけでなく、室内の混雑度も把握することができる。
本開示の第13の態様による情報処理装置は、
室内に在室する者の人数を推定する情報処理装置であって、
室内に在室する者が所持する端末の電波信号と前記室内の環境データとから、前記室内に在室する者の人数を推定する制御部を備える。
本開示の第14の態様による方法は、
情報処理装置の制御部が実行する方法であって、
室内に在室する者が所持する端末の電波信号と前記室内の環境データとから、前記室内に在室する者の人数を推定する。
本開示の第15の態様によるプログラムは、
情報処理装置の制御部に、
室内に在室する者が所持する端末の電波信号と前記室内の環境データとから、前記室内に在室する者の人数を推定する手順
を実行させる。
本開示の一実施形態に係る全体の構成を示す図である。 本開示の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 本開示の一実施形態に係る制御部の機能構成を示す図である。 本開示の一実施形態に係る在室人数推定処理のフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る閾値決定部の機能構成を示す図である。 本開示の一実施形態に係る相関値テーブルの一例である。 本開示の一実施形態に係る閾値決定処理のフローチャートである。
以下、図面に基づいて本開示の実施の形態を説明する。
<用語の説明>
本開示では、室内に在室する者の人数を推定する。室内に在室する者は端末を所持するものとする。
・「室内」とは、建物内で壁等によって区切られた空間、または、建物内の全空間である。例えば、室内とは、店舗内の空間である。
・「所持」とは、所持者が端末を身につけていること、または、室内で所持者の身体から離れた位置に端末が置かれていることをいう。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る全体の構成を示す図である。在室人数推定システム1は、情報処理装置10と、電波信号検知機器20と、環境データ測定機器30と、を含む。在室人数推定システム1は、室内に在室する者の人数を推定するシステムである。具体的には、在室人数推定システム1は、室内に在室するユーザ50が所持する端末40の電波信号と室内の環境データとから、室内に在室するユーザ50の人数を推定する。なお、図1では、情報処理装置10が室内に設置されていない例を示したが、情報処理装置10が室内に設置されていてもよい。以下、それぞれについて説明する。
<<情報処理装置>>
情報処理装置10は、電波信号検知機器20が検知した端末40の電波信号と、環境データ測定機器30が測定した室内の環境データと、から室内に在室する者の人数を推定する装置である。情報処理装置10は、1つまたは複数のコンピュータから構成される。また、情報処理装置10は、任意のネットワークを介して、電波信号検知機器20および環境データ測定機器30とデータを送受信することができる。
<<電波信号検知機器>>
電波信号検知機器20は、端末40の電波信号を検知する機器である。
ここで、電波信号および電波強度について説明する。電波信号とは、端末40が無線通信の電波上で発信する信号である。例えば、電波信号は、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信のアクセスポイントに対するプローブ要求である。電波強度は、端末40が発信した電波信号を電波信号検知機器20が受信したときの電波の強度である。
ここで、電波について説明する。例えば、電波は、室内の無線通信(例えば、室内に設置された電波信号検知機器20と端末40との間で確立される無線通信)の電波である。例えば、電波はWi-Fiである。
<<環境データ測定機器>>
環境データ測定機器30は、室内の環境データを測定する機器である。
ここで、環境データについて説明する。環境データとは、在室する者の増減により変化する室内の状態である。例えば、環境データは、CO2濃度と、臭いと、照度と、音と、湿度と、粉塵・PMセンサの測定結果と、焦電センサによる検知結果と、のうちのいずれかである。
「CO2濃度」は、室内の空気中の二酸化炭素の濃度である。在室する者が増加すると、CO2濃度が上昇すると想定される。
「臭い」は、室内の臭いの強さである。在室する者が増加すると、臭いが強くなると想定される。
「照度」は、室内の照度である。在室する者が増加すると、照度が上昇すると想定される。
「音」は、室内の音の大きさである。在室する者が増加すると、音が大きくなると想定される。
「湿度」は、室内の湿度である。在室する者が増加すると、湿度が上昇すると想定される。
「粉塵・PMセンサの測定結果」は、粉塵・PMセンサが測定した粉塵量である。在室する者が増加すると、粉塵・PMセンサが測定した粉塵量が増加すると想定される。
「焦電センサによる検知結果」は、焦電センサによって検知された人体数である。在室する者が増加すると、焦電センサによって検知された人体数が増加すると想定される。
<<端末>>
端末40は、室内に在室する者、または、室外に在室する者が所持する端末である。例えば、端末40は、スマートフォン等である。端末40は、無線通信の電波上で電波信号(例えば、Wi-Fi等の無線通信のアクセスポイントに対するプローブ要求)を発信する。
<ハードウェア構成>
図2は、本開示の一実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置10は、制御部1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random Access Memory)1003を有する。制御部1001、ROM1002、RAM1003は、いわゆるコンピュータを形成する。また、情報処理装置10は、補助記憶装置1004、表示装置1005、操作装置1006、I/F(Interface)装置1007、ドライブ装置1008を有することができる。なお、情報処理装置10の各ハードウェアは、バスBを介して相互に接続されている。
制御部(例えば、CPU(Central Processing Unit))1001は、補助記憶装置1004にインストールされている各種プログラムを実行する演算デバイスである。制御部1001がプログラムを実行することによって、本明細書に記載の各処理が行われる。
ROM1002は、不揮発性メモリである。ROM1002は、補助記憶装置1004にインストールされている各種プログラムを制御部1001が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM1002はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。
RAM1003は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM1003は、補助記憶装置1004にインストールされている各種プログラムが制御部1001によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶装置1004は、各種プログラムや、各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する補助記憶デバイスである。
表示装置1005は、情報処理装置10の内部状態等を表示する表示デバイスである。
操作装置1006は、情報処理装置10の操作者が情報処理装置10に対して各種指示を入力する入力デバイスである。
I/F装置1007は、ネットワークに接続し、他のデバイスと通信を行うための通信デバイスである。
ドライブ装置1008は記憶媒体1009をセットするためのデバイスである。ここでいう記憶媒体1009には、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記憶媒体1009には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置1004にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記憶媒体1009がドライブ装置1008にセットされ、該記憶媒体1009に記録された各種プログラムがドライブ装置1008により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置1004にインストールされる各種プログラムは、I/F装置1007を介して、ネットワークよりダウンロードされることでインストールされてもよい。
図3は、本開示の一実施形態に係る制御部1001の機能構成を示す図である。制御部1001は、電波強度取得部101と、環境データ取得部102と、在室人数推定部103と、在室判定部104と、閾値決定部105と、を備えることができる。以下、それぞれについて説明する。
電波強度取得部101は、電波信号検知機器20が検知した端末40の電波信号の電波強度を取得する。具体的には、電波強度取得部101は、端末40が発信した電波信号を電波信号検知機器20が受信したときの電波の強度を取得する。
環境データ取得部102は、環境データ測定機器30が測定した室内の環境データを取得する。
在室判定部104は、電波強度の閾値をもとに、端末40が室内に存在するか否かを判定する。具体的には、在室判定部104は、端末40の電波強度が閾値以上であると、当該端末が室内に存在すると判定し、端末40の電波強度が閾値未満であると、当該端末が室外に存在すると判定する。
在室人数推定部103は、室内に在室する者の人数を推定する。在室人数推定部103は、在室判定部104の判定結果を用いて、室内に在室する者の人数を推定する(例えば、端末40が室内に存在すると判定されると、当該端末40を所持する者が室内に在室すると推定する)。在室人数推定部103は、室内に在室する者の人数を推定するときに、環境データを用いる。
<環境データ>
ここで、環境データの用いられ方について説明する。以下、<<電波強度の閾値の決定>>と、<<端末の数と在室人数の関係>>と、に分けて説明する。なお、<<電波強度の閾値の決定>>と、<<端末の数と在室人数の関係>>と、のうちの1つのみを実施してもよいし、2つとも実施してもよい。
<<電波強度の閾値の決定>>
環境データは、電波強度の閾値を決定するために用いられる。後段で、電波強度の閾値の決定について詳細に説明する。
<<端末の数と在室人数の関係>>
環境データは、"環境データ、および、当該環境データが測定されたときに室内に存在すると判定された端末40の数"と、"当該環境データが測定されたときに室内に在室する者の人数"と、の対応関係を決定するために用いられる。在室人数推定部103は、"環境データ、および、当該環境データが測定されたときに室内に存在すると判定された端末40の数"と、"当該環境データが測定されたときに室内に在室する者の人数"と、の対応関係をもとに、環境データおよび室内に存在すると判定された端末40の数から、室内に在室する者の人数を推定することができる。
例えば、在室人数推定部103は、情報処理装置10の操作者によって入力された、"環境データ、および、当該環境データが測定されたときに室内に存在すると判定された端末40の数"と、"当該環境データが測定されたときに室内に在室する者の人数"と、の対応関係を用いることができる(ルールベースの場合)。
例えば、在室人数推定部103は、入力データが"環境データ、および、当該環境データが測定されたときに室内に存在すると判定された端末40の数"であり、出力データが"当該環境データが測定されたときに室内に在室する者の人数"である教師データを用いて機械学習することによって学習済みモデルを生成し、当該学習済みモデルを対応関係として用いることができる(機械学習の場合)。
このような対応関係を用いることによって、複数の端末40を所持する者、および、端末40を所持しない者を考慮して在室人数を推定したり、ユーザ50が所持する端末ではない端末(例えば、店舗に設置された端末)を除外したりすることができる。
<混雑度の推定>
在室人数推定部103は、室内に在室する者の人数をもとに、室内の混雑度を推定することができる。例えば、推定された室内に在室する者の人数を、室内の大きさ(例えば、面積、座席数等)で除算することによって、室内の混雑度を推定することができる。
閾値決定部105は、電波強度の閾値を決定する。後段で、電波強度の閾値の決定について詳細に説明する。
<処理方法>
図4は、本開示の一実施形態に係る在室人数推定処理のフローチャートである。
ステップ11(S11)において、制御部1001は、電波信号検知機器20が検知した端末40の電波信号の電波強度を取得する。具体的には、制御部1001は、端末40が発信した電波信号を電波信号検知機器20が受信したときの電波の強度を取得する。
ステップ12(S12)において、制御部1001は、環境データ測定機器30が測定した室内の環境データを取得する。
なお、S11とS12の順序が逆であってもよいし、S11とS12が同時に実行されてもよい。
ステップ13(S13)において、制御部1001は、S11で取得した端末40の電波強度、および、S12で取得した室内の環境データから、室内に在室する者の人数を推定する。具体的には、制御部1001は、電波強度の閾値をもとに、端末40が室内に存在するか否かを判定する(つまり、端末40の電波強度が閾値以上であると、当該端末が室内に存在すると判定し、端末40の電波強度が閾値未満であると、当該端末が室外に存在すると判定する)。
<電波強度の閾値の決定>
ここで、電波強度の閾値の決定について説明する。以下、<<ルールベース(実験)>>と、<<ルールベース(環境データ)>>と、<<機械学習(環境データ)>>と、に分けて説明する。
<<ルールベース(実験)>>
閾値決定部105は、実験用の端末が室内にあるときの電波信号と、実験用の端末が室外にあるときの電波信号と、から閾値を決定することができる。具体的には、電波信号検知機器20が、実験用の端末が室内にあるときの電波信号と実験用の端末が室外にあるときの電波信号とを検知して、室内にある実験用の端末の電波強度と、室外にある実験用の端末の電波強度と、の間の値が閾値として決定される。
<<ルールベース(環境データ)>>
閾値決定部105は、環境データを用いてルールベースにより閾値を決定することができる。具体的には、環境データの変化(例えば、室内のCO2濃度の上昇)により室内に在室する者が1人増えた(例えば、0人から1人へ増えた)と判定されたときの当該増えた者が所持する端末40の電波強度が閾値として決定される。なお、当該増えた者が所持する端末40の電波強度の複数のデータの代表値(例えば、平均値、中央値、最頻値等)が閾値として決定されてもよい。
<<機械学習(環境データ)>>
閾値決定部105は、環境データを用いて機械学習により閾値を決定することができる。後段で、図5~図7を参照しながら、環境データを用いた機械学習による閾値の決定について詳細に説明する。
図5は、本開示の一実施形態に係る閾値決定部105の機能構成を示す図である。閾値決定部105は、学習部201と、閾値選択部202と、を備えることができる。学習部201および閾値選択部202は、任意のメモリに記憶された相関値テーブル200を読み取ることおよび相関値テーブル200に書き込むことができる。
学習部201は、電波強度の閾値ごとに、環境データの実測値と、室内の端末数から推定される環境データの推定値と、の相関値(例えば、DTW(Dynamic Time Warping)、DDTW(Derivative Dynamic Time Warping)等の相関を示す値)を算出して、相関値テーブル200に記憶させる。
閾値選択部202は、相関値テーブル200に記憶されている相関値を参照して、最大の相関値である閾値を選択する。閾値選択部202によって選択された閾値が、電波強度の閾値として用いられる。
図6は、本開示の一実施形態に係る相関値テーブル200に記憶されるデータの一例である。相関値テーブル200には、各電波強度の閾値(図6の例では、-100、-99、-98、・・・、0)における相関値が記憶される。
図7は、本開示の一実施形態に係る閾値決定処理のフローチャートである。
ステップ21(S21)において、制御部1001は、過去に検知した端末40の電波信号、および、過去に測定した室内の環境データ(例えば、CO2濃度)の実測値を取得する。
ステップ22(S22)において、制御部1001は、相関値テーブル200を参照して、閾値の初期値(図6の例では、-100)を取得する。
ステップ23(S23)において、制御部1001は、S21の過去に検知した端末40の電波信号を用いて、S22の閾値以下の電波強度である端末を除外して、室内の端末40の数をカウントする。
ステップ24(S24)において、制御部1001は、S23でカウントされた室内の端末40の数から環境データ(例えば、CO2濃度)を推定する。なお、制御部1001は、入力データが室内の端末40の数であり、出力データが室内の環境データ(例えば、CO2濃度)である教師データを用いて機械学習された学習済みモデルを用いて、端末40の数から環境データ(例えば、CO2濃度)を推定する。
ステップ25(S25)において、制御部1001は、S21で取得した環境データ(例えば、CO2濃度)の実測値と、S24で推定された環境データ(例えば、CO2濃度)の推定値と、の相関値を算出して、相関値テーブル200に記憶させる。
例えば、制御部1001は、環境データ(例えば、CO2濃度)の推定値の推移と、環境データ(例えば、CO2濃度)の実測値の推移と、の相関値を算出する。
ステップ26(S26)において、制御部1001は、相関値テーブル200内の全ての閾値の相関値を算出したか否かを判断する。全ての閾値の相関値を算出した場合には、ステップ27へ進む。全ての閾値の相関値を算出してない場合には、ステップ22へ戻り、次の閾値を取得する(図6の例であれば、-100の次に-99を取得する。閾値:0の相関値が算出されるまで繰り返される)。
ステップ27(S27)において、制御部1001は、相関値テーブル200を参照して、最大の相関値である閾値を選択して、当該閾値を電波強度の閾値として設定する。
このように、本開示では、室内に在室する者の人数を容易に把握することができる。端末の電波信号と室内の環境データに、さらに、天気や天候、曜日、月日、季節、店舗の周辺でのイベント等の情報を加えて、在室人数を推定するようにしてもよい。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 在室人数推定システム
10 情報処理装置
20 電波信号検知機器
30 環境データ測定機器
40 端末
50 ユーザ
101 電波強度取得部
102 環境データ取得部
103 在室人数推定部
104 在室判定部
105 閾値決定部
200 相関値テーブル
201 学習部
202 閾値選択部
1001 制御部
1002 ROM
1003 RAM
1004 補助記憶装置
1005 表示装置
1006 操作装置
1007 I/F装置
1008 ドライブ装置
1009 記憶媒体

Claims (13)

  1. 室内に在室する者の人数を推定するシステムであって、
    室内に在室する者が所持する端末の電波信号と前記室内の環境データとから、前記室内に在室する者の人数を推定し、
    検知する電波信号の電波強度の閾値を、前記端末の電波信号と前記環境データとから決定し、
    前記閾値をもとに、前記端末が前記室内に存在するか否かを判定する、制御部を備え
    前記環境データは、前記室内に在室する者の増減により変化する前記室内の状態である、在室人数推定システム。
  2. 前記在室人数推定システムは、前記端末の電波信号を検知する機器と、前記環境データを測定する機器と、前記制御部を備えた情報処理装置と、からなる、請求項1に記載の在室人数推定システム。
  3. 前記制御部は、前記端末の電波強度が前記閾値以上であると、当該端末が前記室内に存在すると判定する、請求項1または2に記載の在室人数推定システム。
  4. 前記閾値は、前記環境データを用いてルールベースにより決定される、請求項1から3のいずれか一項に記載の在室人数推定システム。
  5. 前記閾値は、
    前記室内のCO2濃度の上昇により前記室内に在室する者が1人増えたと判定されたときの前記増えた者が所持する端末の電波強度から決定される、請求項に記載の在室人数推定システム。
  6. 前記閾値は、前記環境データを用いて機械学習により決定される、請求項1から3のいずれか一項に記載の在室人数推定システム。
  7. 前記閾値は、
    各閾値以下の電波強度である端末を除外して前記室内の端末数をカウントし、
    前記端末数の推移から前記室内のCO2濃度の推移を推定し、
    推定したCO2濃度の推移と、実際のCO2濃度の推移と、の相関値を算出し、
    最大の相関値である閾値を選択する、
    ことによって決定される、請求項に記載の在室人数推定システム。
  8. 前記端末の電波は、室内の無線通信の電波である、請求項1からのいずれか一項に記載の在室人数推定システム。
  9. 前記環境データは、CO2濃度と、臭いと、照度と、音と、湿度と、粉塵・PMセンサの測定結果と、焦電センサによる検知結果と、のうちのいずれかである、請求項1からのいずれか1項に記載の在室人数推定システム。
  10. 前記制御部は、前記室内に在室する者の人数をもとに、前記室内の混雑度を推定する、請求項1からのいずれか一項に記載在室人数推定システム。
  11. 室内に在室する者の人数を推定する情報処理装置であって、
    室内に在室する者が所持する端末の電波信号と前記室内の環境データとから、前記室内に在室する者の人数を推定し、
    検知する電波信号の電波強度の閾値を、前記端末の電波信号と前記環境データとから決定し、
    前記閾値をもとに、前記端末が前記室内に存在するか否かを判定する、制御部を備え
    前記環境データは、前記室内に在室する者の増減により変化する前記室内の状態である、情報処理装置。
  12. 情報処理装置の制御部が実行する方法であって、
    室内に在室する者が所持する端末の電波信号と前記室内の環境データとから、前記室内に在室する者の人数を推定し、
    検知する電波信号の電波強度の閾値を、前記端末の電波信号と前記環境データとから決定し、
    前記閾値をもとに、前記端末が前記室内に存在するか否かを判定し、
    前記環境データは、前記室内に在室する者の増減により変化する前記室内の状態である、方法。
  13. 情報処理装置の制御部に、
    室内に在室する者が所持する端末の電波信号と前記室内の環境データとから、前記室内に在室する者の人数を推定し、
    検知する電波信号の電波強度の閾値を、前記端末の電波信号と前記環境データとから決定し、
    前記閾値をもとに、前記端末が前記室内に存在するか否かを判定する手順
    を実行させ
    前記環境データは、前記室内に在室する者の増減により変化する前記室内の状態である、プログラム。
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