JP7363227B2 - ジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子とその製造方法 - Google Patents
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ABxO3-δ
(式中、AはBa及びSrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であり、BはZr元素であり、xは0.9≦x≦1.1を満たす数であり、δは酸素欠損量である。)
で表されるジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子の製造方法であって、
(a)元素Aの水酸化物とジルコニウム水酸化物と上記元素Aを含むジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物の種結晶を水と共に混合して、第1のスラリーを得る工程、
(b)上記第1のスラリーを湿式粉砕して、平均粒子径が2.0μm以下である粒子状固形物を含む第2のスラリーを得る工程、
(c)上記第2のスラリーに元素Aの水酸化物を追加して、第3のスラリーを得る工程、
(d)上記第3のスラリーを水熱反応させて、第4のスラリーを得る工程、及び
(e)上記第4のスラリーを酸処理した後、水洗処理して、過剰の上記元素Aの水酸化物を除去する工程
を含み、
上記工程(a)において、第1のスラリーの有するA/Bモル比を0.1以上とし、
上記工程(c)において、第3のスラリーの有するA/Bモル比を1.2以上とすることを特徴とするジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子の製造方法が提供される。
ABxO3-δ
(式中、AはBa及びSrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であり、BはZr元素であり、xは0.9≦x≦1.1を満たす数であり、δは酸素欠損量である。)
で表される、12m2/g以上の比表面積と0.7~1.3の範囲の結晶子径/比表面積換算粒子径を有するジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子が提供される。
ABxO3-δ
(式中、AはBa及びSrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であり、BはZr元素であり、xは0.9≦x≦1.1を満たす数であり、δは酸素欠損量である。)
で表されるジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子の製造方法であって、
(a)元素Aの水酸化物とジルコニウム水酸化物と上記元素Aを含むジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物の種結晶を水と共に混合して、第1のスラリーを得る工程、
(b)上記第1のスラリーを湿式粉砕して、平均粒子径が2.0μm以下である粒子状固形物を含む第2のスラリーを得る工程、
(c)上記第2のスラリーに元素Aの水酸化物を追加して、第3のスラリーを得る工程、
(d)上記第3のスラリーを水熱反応させて、第4のスラリーを得る工程、及び
(e)上記第4のスラリーを酸処理した後、水洗処理して、過剰の上記元素Aの水酸化物を除去する工程
を含み、
上記工程(a)において、第1のスラリーの有するA/Bモル比を0.1以上とし、
上記工程(c)において、第3のスラリーの有するA/Bモル比を1.2以上とすることを特徴とする。
工程(b)において得られた第2のスラリーの一部を分取して試料とし、これにヘキサメタリン酸ナトリウムを分散剤として加え、超音波ホモジナイザーで分散し、光回折・散乱法によって、即ち、レーザー回折・散乱式粒度分布計 (マイクロトラック・ベル(株))製MT-3300 EXII)を用いて、下記の条件で測定した。
測定上限:1408μm
測定下限:0.021μm
粒子屈折率:2.07
粒子形状:非球形
溶媒屈折率:1.333
比表面積は、比表面積測定装置((株)マウンテック製、Macsorb HM-1220)を用いて、BET流動法により測定した。吸着ガスとして純窒素を用い、230℃で30分間保持した。
粉末X線回折パターンは、粉末X線回折装置((株)リガク製、試料水平型強力X線回折装置 RINT-TTRIIIにより下記条件で測定した。
管電圧:50kV
電流:300mA
測定方法:平行法(連続)
測定範囲(2θ):10~60度
サンプリング幅:0.04度
スキャンスピード:5度/分
上述した方法にて測定されたX線回折パターンにおけるジルコン酸ストロンチウムの有するペロブスカイト相(400)面又はジルコン酸バリウムの有するペロブスカイト相の(200)面に対する回折線の半価幅からシェラーの式を用いてそれぞれ結晶子径を算出した。
但し、
K=シェラー定数(=0.94)
λ=X線の波長(Cu-Kα線 1.5418Å)
β=半価幅(ラジアン単位)
θ=ブラッグ(Bragg)角(回折角2θの1/2)
上述した方法にて測定された比表面積から次の換算式を用いて比表面積換算粒子径を算出した。
S=比表面積
ρ=試料粉体の密度
d=比表面積換算粒子径
但し、ρ(試料粉体の密度)は理論密度であって、SrZrO3は5.23g/cm3、BaZrO3は5.70g/cm3である。
(前処理)
得られたペロブスカイト型複合酸化物粒子0.2gを白金坩堝に秤取し、次いで、四ホウ酸リチウム(富士フィルム和光純薬(株))1gを秤取した。ビーカーに臭化カリウム(富士フィルム和光純薬(株))25gを秤量し、イオン交換水75mLを加え、ガラス棒で攪拌して溶解し、25%臭化カリウム水溶液とした。この25%臭化カリウム水溶液をマイクロピペッターで20μL分取し、ペロブスカイト型複合酸化物粒子と四ホウ酸リチウムを秤取した白金坩堝に加えた。白金坩堝をビード&フューズサンプラ((株)アメナテック製、TK-4100型 高周波溶融装置)に取り付けて、坩堝の内容物を1000℃で加熱溶融した。加熱溶融後、白金坩堝に攪拌子と塩酸(関東化学(株)製精密分析用)10mLとイオン交換水20mLを加え、ホットスターラーで攪拌しながら、120℃に加熱し、溶解した。この後、得られた溶解物をテフロンビーカーに移し変え、再度、120℃で加熱した。溶解した試料を100mLナイロンメスフラスコに移し入れ、内標準として100ppmのスカンジウム標準液(富士フィルム和光純薬(株))10mLを加え、容量を100mLとし、試料を得た。
(測定)
上記試料をICP発光分光分析装置((株)日立ハイテクサイエンス製、SPS-3100)を用いて検量線法により各元素のモル濃度を測定し、組成比を算出した。
1GHz空洞共振器((株)エーイーティー製)の石英管にペロブスカイト酸化物粒子を充填し、コンパクトネットワークアナライザーMS46122B(アンリツ(株)製)にて高周波誘電率を測定し、誘電率を得た。
(ジルコニウム水酸化物の湿潤ケーキの製造)
ガラスビーカーにオキシ塩化ジルコニウム8水和物84.65g(米山薬品工業(株)製)とイオン交換水1.42Lを加え、攪拌し、溶解させて、水溶液を得た。また、ナイロン製ビーカーに水酸化ナトリウム79.98g(富士フィルム和光純薬(株)製)とイオン交換水4Lを加え、攪拌し、溶解させて、水溶液を得た。
(ジルコン酸ストロンチウムの種結晶の製造)
製造例1で得たジルコニウム水酸化物の湿潤ケーキ91.65gをチタン製容器に分取し、更に、これに水酸化ストロンチウム8水和物(富士フィルム和光純薬(株)製)21.21gとイオン交換水0.1Lをに加え、攪拌して、スラリーとした。
(ジルコン酸バリウムの種結晶の製造)
製造例1で得たジルコニウム水酸化物の湿潤ケーキ45.82gをチタン製容器に分取し、更に、これに水酸化バリウム8水和物18.93g(富士フィルム和光純薬(株)製)とイオン交換水0.1Lをに加え、攪拌して、スラリーとした。
(ジルコン酸ストロンチウム粒子の製造)
工程(a)
製造例1で得たジルコニウム水酸化物の湿潤ケーキ91.65gを300mL容量のプラスチック容器に分取し、更に、これに水酸化ストロンチウム8水和物9.30g(富士フィルム和光純薬(株)製)、製造例2で得たジルコン酸ストロンチウムの種結晶1.36g、イオン交換水50mL及び直径0.5mmのジルコニアビーズ30mLを入れて、第1のスラリーを得た。
上記プラスチック容器を遊星ボールミル(フリッチュ社製P-5)に設置し、回転数250rpmで30分間稼働して、第1のスラリーを湿式粉砕した。得られたスラリーからビーズを篩いにて除去して、スラリーを得、このスラリーをチタン製容器に移し入れた。かくして、平均粒子径0.59μmの粒子状固形物を含む第2のスラリーを得た。
続いて、上記チタン製容器に水酸化ストロンチウム8水和物14.62g(富士フィルム和光純薬(株)製)とイオン交換水0.1Lを加え、攪拌して、第3のスラリーとして水熱反応前のスラリーを得た。
上記水熱反応前の第3のスラリーを含むチタン製容器をそのままオートクレーブに入れ、200℃で2時間加熱し、水熱反応させて、第4のスラリーを得た。
上記第4のスラリーを撹拌機を備えたポリエチレンビーカーに移し入れ、0.2%硝酸水溶液を加えて、上記スラリーのpHを8に調整し、そのまま30分間撹拌した。このとき、上記スラリーのpHが上昇したので、上記スラリーに再度、0.2%硝酸水溶液を加えて、pHを8に再調整した。
(ジルコン酸バリウム粒子の製造)
工程(a)
製造例1で得たジルコニウム水酸化物の湿潤ケーキ45.82gを300mL容量のプラスチック容器に分取し、更に、これに水酸化バリウム8水和物5.49g(富士フィルム和光純薬(株)製)、製造例3で得たジルコン酸バリウムの種結晶0.83g、イオン交換水50mL及び直径0.5mmのジルコニアビーズ30mLを入れて、第1のスラリーを得た。
上記プラスチック容器を遊星ボールミル(フリッチュ社製P-5)に設置し、回転数210rpmで30分間稼働して、第1のスラリーを湿式粉砕した。得られたスラリーからビーズを篩いにて除去して、スラリーを得、このスラリーをチタン製容器に移し入れた。かくして、平均粒子径0.28μmの粒子状固形物を含む第2のスラリーを得た。
続いて、上記チタン製容器に水酸化バリウム8水和物13.44g(富士フィルム和光純薬(株)製)とイオン交換水0.1Lを加え、攪拌して、第3のスラリーとして水熱反応前のスラリーを得た。
上記水熱反応前の第3のスラリーを含むチタン製容器をそのままオートクレーブに入れ、200℃で2時間加熱し、水熱反応させて、第4のスラリーを得た。
上記第4のスラリーを撹拌機を備えたポリエチレンビーカーに移し入れ、0.2%硝酸水溶液を加えて、上記スラリーのpHを8に調整し、そのまま30分間撹拌した。このとき、上記スラリーのpHが上昇したので、上記スラリーに再度、0.2%硝酸水溶液を加えて、pHを8に再調整した。
実施例2の工程(a)において、用いたジルコン酸バリウムの種結晶の量を0.08gに変更した以外は、実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
実施例2の工程(a)において、用いたジルコン酸バリウムの種結晶の量を0.41gに変更した以外は、実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
実施例2の工程(a)において、用いたジルコン酸バリウムの種結晶の量を1.24gに変更した以外は、実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
実施例2の工程(d)において、水熱反応の温度を180℃に変更した以外は実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
実施例2の工程(d)において、水熱反応の温度を230℃に変更した以外は実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
実施例2の工程(a)において、水酸化バリウム8水和物0.95gを用いると共に、実施例2の工程(c)において、水酸化バリウム8水和物17.98を用いた以外は、実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
実施例2の工程(a)において、水酸化バリウム8水和物9.46gを用いると共に、実施例2の工程(c)において、水酸化バリウム8水和物9.46gを用いた以外は、実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
実施例2の工程(b)において、実施例2の工程(a)で得られたスラリーを遊星ボールミル(フリッチュ社製P-5)を回転数210rpmで5分間稼させて湿式粉砕した以外は実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
工程(a)
製造例1で得たジルコニウム水酸化物の湿潤ケーキ45.82gを300mL容量のプラスチック容器に分取し、更に、これに水酸化バリウム8水和物5.49g(富士フィルム和光純薬(株)製)、イオン交換水50mL及び直径0.5mmのジルコニアビーズ30mLを入れて、第1のスラリーを得た。
上記プラスチック容器を遊星ボールミル(フリッチュ社製P-5)に設置し、回転数210rpmで30分間稼働して、第1のスラリーを湿式粉砕した。得られたスラリーからビーズを篩いにて除去して、スラリーを得、このスラリーをチタン製容器に移し入れた。かくして、平均粒子径0.13μmの粒子状固形物を含む第2のスラリーを得た。
続いて、上記チタン製容器に水酸化バリウム8水和物13.44g(富士フィルム和光純薬(株)製)とイオン交換水0.1Lを加え、攪拌して、第3のスラリーとして水熱反応前のスラリーを得た。
上記水熱反応前の第3のスラリーを含むチタン製容器をそのままオートクレーブに入れ、200℃で2時間加熱し、水熱反応させて、第4のスラリーを得た。
上記第4のスラリーを撹拌機を備えたポリエチレンビーカーに移し入れ、0.2%硝酸水溶液を加えて、上記スラリーのpHを8に調整し、そのまま30分間撹拌した。このとき、上記スラリーのpHが上昇したので、上記スラリーに再度、0.2%硝酸水溶液を加えて、pHを8に再調整した。
実施例2の工程(b)において、実施例2の工程(a)で得られたスラリーを遊星ボールミル(フリッチュ社製P-5)を回転数150rpmで4分間稼させて湿式粉砕した以外は実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
(固相法によるジルコン酸ストロンチウム粒子の製造)
炭酸ストロンチウム84.91g(富士フィルム和光純薬(株)製)と酸化ジルコニウム(富士フィルム和光純薬(株)製)70.93gとイオン交換水235mLと分散剤3gと直径0.5mmのジルコニアビーズ150mLを500mL容量のプラスチック容器に入れて、遊星ボールミル(フリッチュ社製P-5)に設置し、回転数210rpmで平均粒子径が0.6μm以下となるまで湿式粉砕し、スラリーを得た。得られたスラリーからビーズを篩いにて除去し、スラリーを温度150℃に設定した乾燥機で10時間乾燥した後、サンプルミル(協立理工(株)製、SK-10)で粉砕して、粉末を得た。得られた粉末をアルミナ製坩堝に充填し、この坩堝を電気炉(中外エンジニアリング(株)製HT16/17)に置き、大気雰囲気炉で200℃/時で1400℃まで昇温した後、1400℃で4時間保持し、その後、200℃/時で降温した。得られた焼成物を上記サンプルミルで粉砕して粉末を得た。
(固相法によるジルコン酸バリウム粒子の製造)
炭酸バリウム93.22g(富士フィルム和光純薬(株)製)と酸化ジルコニウム(富士フィルム和光純薬(株)製)58.19gとイオン交換水230mLと分散剤3gと直径0.5mmのジルコニアビーズ150mLを500mL容量のプラスチック容器に入れて、遊星ボールミル(フリッチュ社製P-5)に設置し、回転数210rpmで平均粒子径が0.6μm以下となるまで湿式粉砕し、スラリーを得た。スラリーからビーズを篩いにて除去し、得られたスラリーを温度150℃に設定した乾燥機で10時間乾燥した後、サンプルミル(協立理工(株)製、SK-10)で粉砕して、粉末を得た。
実施例2の工程(a)において、水酸化バリウム8水和物9.46gを用いると共に、実施例2の工程(c)を省略した以外は、実施例2と同様にして、ジルコン酸バリウム粒子を得た。
Claims (6)
- 組成式(I)
ABxO3-δ
(式中、AはBa及びSrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であり、BはZr元素であり、xは0.9≦x≦1.1を満たす数であり、δは酸素欠損量である。)
で表されるジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子の製造方法であって、
(a)元素Aの水酸化物とジルコニウム水酸化物と上記元素Aを含むジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物の種結晶を水と共に混合して、第1のスラリーを得る工程、
(b)上記第1のスラリーを湿式粉砕して、平均粒子径が2.0μm以下である粒子状固形物を含む第2のスラリーを得る工程、
(c)上記第2のスラリーに元素Aの水酸化物を追加して、第3のスラリーを得る工程、
(d)上記第3のスラリーを水熱反応させて、第4のスラリーを得る工程、及び
(e)上記第4のスラリーを酸処理した後、水洗処理して、過剰の上記元素Aの水酸化物を除去する工程
を含み、
上記工程(a)において、第1のスラリーの有するA/Bモル比を0.1以上とし、
上記工程(c)において、第3のスラリーの有するA/Bモル比を1.2以上とする、
ことを特徴とするジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子の製造方法。 - 前記工程(a)において、前記第1のスラリーの含むジルコニウム水酸化物中のジルコニウムのモル部数100モル部に対して前記種結晶を1~20モル部の範囲で用いる請求項1に記載のジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子の製造方法。
- 前記水熱反応を温度120~300℃の範囲で行う請求項1に記載のジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子の製造方法。
- 組成式(I)
ABxO3-δ
(式中、AはBa及びSrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であり、BはZr元素であり、xは0.9≦x≦1.1を満たす数であり、δは酸素欠損量である。)
で表される単相の粒子であり、且つ、12m2/g以上の比表面積と0.7~1.3の範囲の結晶子径/比表面積換算粒子径を有するジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子。 - ジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子(ただし、ZrO 2 粒子が混入しているジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子を除く)であって、
組成式(I)
ABxO3-δ
(式中、AはBa及びSrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であり、BはZr元素であり、xは0.9≦x≦1.1を満たす数であり、δは酸素欠損量である。)
で表される、12m2/g以上の比表面積と0.7~1.3の範囲の結晶子径/比表面積換算粒子径を有するジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子。 - 組成式(I)
ABxO3-δ
(式中、AはBa及びSrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であり、BはZr元素であり、xは0.9≦x≦1.1を満たす数であり、δは酸素欠損量である。)
で表される、12m2/g以上で40.2m 2 /g以下の比表面積と0.7~1.3の範囲の結晶子径/比表面積換算粒子径を有するジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子。
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JP2019163709A JP7363227B2 (ja) | 2019-09-09 | 2019-09-09 | ジルコン酸系ペロブスカイト型複合酸化物粒子とその製造方法 |
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---|---|---|---|---|
JPH0543240A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-23 | Teika Corp | ジルコニウム含有ペロブスカイト化合物微粉体の製造方法 |
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2019
- 2019-09-09 JP JP2019163709A patent/JP7363227B2/ja active Active
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LEONARD, J.Keith et al.,Characterization of BaZrO3 Nanoparticles Prepared by Reverse Micelle Synthesis,Chemistry of Materials,2005年,Vol.17/No.15,pp.4010-4017 |
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