JP7360960B2 - ポイント価値計算システム - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが決済をすることにともなって取得する報酬ポイントの経済的価値を計算するポイント価値計算システムに関する。
クレジットカードやQRコード決済のように、現金以外の決済手段が広まっている。このような決済手段は、ポイント還元やキャッシュバックなどの仕組みによって決済者(以下ユーザと呼ぶ)に対して特典を与える場合がある。また決済手段以外にも、ポイントカードなどの形式で様々なポイント付与プログラムが提供されており、ユーザは決済時においてそのポイント付与プログラムを併用することにより、ポイント付与プログラムからも特典を受けることができる。
ユーザが決済手段やポイント付与プログラムを複数有している場合、ユーザは決済に際して、どの決済手段やポイント付与プログラムを使うのか、選択することができる。このときユーザは、付与ポイントの多さや決済のし易さなどの観点で決済手段やポイント付与プログラムを評価し、決済時に選択すると考えられる。
下記特許文献1は、ユーザに適する支払手段を推薦する技術を記載している。同文献は、『第1機器から、当該ストアで適用可能な第1支払い手段情報を受信し、第1支払い手段情報と、ユーザが活用可能な第2支払い手段情報と、を比較し、比較結果を基に、第2支払い手段を推薦する取引関連サービス提供方法である。』という技術を開示している(要約参照)。
特表2014-522028号公報
特許文献1は、利用可能な支払手段を店舗ごとに特定し、ユーザに適した支払手段を推薦する。どの支払手段が推薦されるのかは、ユーザが取得する特典の多さを基準としていると考えられる。すなわち同文献において、ユーザにとっての報酬の経済的価値は、還元される金額やポイントの大小などの条件にしたがってユーザ自身が判定する必要がある。単純な還元金額や還元ポイントの大小であれば、ユーザは報酬の経済的価値を容易に判断することができるので、その限りにおいて同文献の技術は有用である。
近年、決済事業者から提供されるポイントには有効期限が付与されるものが多く、有効期限内に使い切ることができるかどうかによって、報酬の経済的価値が変化する。これによりユーザは、ポイントの経済的価値を容易に判断することが困難となっている。決済事業者がポイントの有効期限を設定するのは、自社のポイント利用サイクルを高めるためであると考えられる。そのため、ポイントの有効期限を1ヶ月~3ヶ月程度の短い期間に設定する傾向が強まってきている。これにより、ユーザにとってポイントを経済合理的に選択することがますます難しくなってきている。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、有効期限が付与されたポイントの経済的価値を、ユーザごとの個別事情にしたがって計算することができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係るポイント価値計算システムは、報酬ポイントを使用することができる店舗においてユーザが決済手段を使用した履歴を取得し、前記報酬ポイントの有効期限と前記履歴にしたがって、前記ユーザが前記有効期限内に前記報酬ポイントを使用する確率を求めることにより、前記報酬ポイントの経済的価値を計算する。
本発明に係るポイント価値計算システムによれば、報酬ポイントを使用できる店舗においてユーザが決済手段を使用した履歴を用いることにより、有効期限が付与されたポイントの経済的価値を、ユーザごとの個別事情にしたがって計算することができる。
実施形態1に係るポイント価値計算システム10の構成図である。 履歴取得部140が取得する決済履歴の例である。 ポイント価値計算システム10の動作手順を説明する処理フロー図である。 実施形態2に係るポイント価値計算システム10の構成図である。 実施形態2におけるポイント価値計算システム10の動作手順を説明する処理フロー図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係るポイント価値計算システム10の構成図である。ポイント価値計算システム10は、ユーザ300が商品やサービスを購入する際に用いる決済手段を使用することにともなって取得する報酬ポイント(以下単にポイントと呼ぶ)の経済的価値を計算するシステムである。ここでいう決済手段とは、例えばクレジットカード、QRコード決済、デビットカード、キャリア決済(携帯電話事業者の携帯端末を用いた決済)、その他の現金以外の決済手段である。
ポイント価値計算システム10は、サーバ100とユーザ端末200を備える。ユーザ端末200は、ユーザ300が店舗において決済しようとしているとき、決済手段を用いることにともなってユーザ300が取得するポイントの経済的価値を計算するように、サーバ100に対してリクエストする(ポイント価値計算リクエスト)。サーバ100はそのリクエストを受け取ると、ユーザ300が取得可能なポイントの経済的価値を計算してその結果を応答する。
サーバ100は、価値計算部110、決済手段特定部121、ポイント付与プログラム特定部122、ポイント算出部130、履歴取得部140、店舗特定部150、決済履歴DB(データベース)160、記憶部170を備える。記憶部170は、サーバ100が用いるデータを格納する記憶装置である。
価値計算部110は、決済手段を用いることにともなってユーザ300が取得するポイントの経済的価値を計算するように要求するリクエストを、ユーザ端末200から受け取る。価値計算部110は、その他機能部を用いて、リクエストされている経済的価値を計算し、その結果をユーザ端末200に対して応答する。
店舗特定部150は、ユーザ300が決済手段を使用しようとしている店舗を特定する。例えばユーザ端末200がポイント価値計算リクエストを発信する際に、ユーザ端末200が備えるGPS(Global Positioning System)の位置情報を併せて発信する。店舗特定部150は、その位置情報と、あらかじめ保持している各店舗の位置情報とを比較することにより、店舗を特定できる。店舗がチェーン展開しているものである場合、店舗に代えてまたは店舗と併用して、チェーン名(例えばコンビニエンスストアチェーンの企業名)を特定してもよい。以下では記載の便宜上、店舗のみ特定するものとする。
決済手段特定部121は、ユーザ300が所有している決済手段のリストを取得する。例えばユーザ300自身があらかじめユーザ端末200内にその決済手段のリストを登録しておき、ユーザ端末200がサーバ100に対してポイント価値計算リクエストを発行する際に、その登録内容を併せて送信することにより、ユーザ300が所有する決済手段を取得できる。あるいはユーザ300のIDとそのIDに対応する決済手段のリスト(当該ユーザが所有する決済手段のリスト)をあらかじめ記憶部180内に保持しておき、ユーザ300のIDをユーザ端末200からサーバ100に対して送信することにより、ユーザ300が所有する決済手段を取得できる。その他適当な手法を用いてもよい。
決済手段特定部121は、ユーザ300が所有している決済手段のうち、店舗特定部150が特定した店舗において使用できるもののみを絞り込んでもよい。例えば店舗の位置情報と併せて、当該店舗において使用できる決済手段をあらかじめ記録しておけばよい。これにより、価値計算部110がポイント価値計算リクエストに対して計算結果を返信する際に、当該店舗において使用できる決済手段とともに使用できるポイントについての計算結果のみを絞り込んだ上で提示することができる。以下の説明においては、当該店舗において使用できる決済手段を絞り込むこととする。
ポイント付与プログラム特定部122は、ユーザ300が加入しているポイント付与プログラムのリストを取得する。取得手順は、ユーザ300が所有している決済手段を取得する手順と同様である。ポイント付与プログラム特定部122も、決済手段と同様に、店舗特定部150が特定した店舗において使用できるもののみを絞り込んでもよい。ポイント付与プログラムは、典型的にはユーザ300が所持するポイントカードとともに提供されるが、これに限るものではなく、決済手段と併せて提示することによってポイントその他蓄積可能な特典を取得できる任意のサービスであってもよい。
ポイント付与プログラム特定部122は、ポイント付与プログラムの有効期限を併せて取得する。有効期限が切れていないポイント付与プログラムのみを絞り込んで取得してもよい。有効期限を取得する手順は、ユーザ300が所有している決済手段を取得する手順と同様である。
ポイント算出部130は、ユーザ300が所有する決済手段(決済手段特定部121が特定したもの)と、ユーザ300が加入しているポイント付与プログラム(ポイント付与プログラム特定部122が特定したもの)との組み合わせによってユーザ300が取得することができるポイント数を算出する。決済手段とポイント付与プログラムの組み合わせごとのポイント数は、あらかじめ記憶部170に格納しておけばよい。例えば基準単価ごとのポイント数(例:100円ごとに1ポイント)を組み合わせごとに格納しておき、これを用いてポイント数を算出すればよい。
ユーザ300が取得するポイント数が決済金額によって変動する場合、ポイント価値計算リクエストとともに決済金額をサーバ100へ送信する必要がある。したがってユーザ300は決済金額をユーザ端末200へ入力する必要がある。この手間を省略したい場合、例えば決済金額1円あたりの取得ポイント数(上記例であれば0.01ポイント/円)を、ポイント数と等価なものとして取り扱うことができる。この場合もユーザ300が獲得するポイント数を表していることに変わりないからである。以下の説明においてはこれらを区別せずポイント数と呼ぶことにする。
履歴取得部140は、ポイント付与プログラム特定部122が取得したポイント付与プログラムを使用できる店舗において、ユーザ300が過去に決済した履歴を、決済履歴DB160から取得する。ここでいう店舗は、ユーザ300が現在決済をしようとしている店舗に限らず、そのポイント付与プログラムを使用できる全ての店舗である。この理由については後述する。
価値計算部110は、履歴取得部140が取得した決済履歴と、ポイント付与プログラム特定部122が取得した有効期限とにしたがって、ポイント算出部130が計算したポイントの経済的価値を計算する。具体的な計算手順と、そのような手順を用いる理由については後述する。
ユーザ端末200は、価値計算部110からのレスポンスをユーザ300に対して提示する。例えばユーザ300が当該店舗において使用することができる決済手段とポイント付与プログラムの組み合わせを整列し、その組み合わせごとに、ポイントの経済的価値を画面表示することができる。その他適当な手段によってユーザ300へレスポンス内容を提示してもよい。
図2は、履歴取得部140が取得する決済履歴の例である。ユーザ300が店舗1において決済しようとしており、店舗1においてはポイントAを利用できると仮定する。履歴取得部140は、ポイントAを利用できる全ての決済対象においてユーザ300が過去に決済した履歴を取得する。ここでは店舗1と店舗2においてポイントAを利用でき、ユーザ300がこれら店舗において過去に決済した履歴を取得した。この履歴において、ユーザ300は店舗1または店舗2のうちいずれかにおいて、概ね30日ごとに決済していることになる。
図3は、ポイント価値計算システム10の動作手順を説明する処理フロー図である。以下図3にしたがって、ポイント価値計算システム10の各機能部とユーザ端末200がポイント価値計算リクエストを処理する際の動作手順を説明する。
ユーザ300は、ユーザ端末200上で、ポイント価値計算システム10を利用するために用いるアプリケーションを起動する。アプリケーションは店舗特定部150に対して、ユーザ300が決済手段を使用しようとしている店舗についての情報を要求する(図3:(1)店舗データ取得)。例えばユーザ端末200の現在位置をリクエストパラメータとすることができる。店舗特定部150はその現在位置に対応する店舗のIDを返信する。店舗を1つに特定できない場合は、候補店舗のIDリストを返信してもよい。
ユーザ端末200は、店舗IDに対応する店舗名を画面表示する。店舗候補が複数ある場合は、ユーザ300が選択できるようにしてもよい。ユーザ300は、利用しようとしている店舗が画面上の店舗名と合致しない場合は、その他の店舗候補のなかから正しいものを選択する。
店舗特定部150によって店舗を特定する処理は、必ずしも本フローの最初に実施する必要はなく、ポイント価値計算リクエストを処理するなかで併せて店舗を特定することもできる。ただしユーザ端末200上で正しい店舗をユーザ300が選択するためには、ポイント価値計算リクエストを発行する前に店舗を特定する必要がある。図2においてはその例を示した。
ユーザ300は、アプリケーション上で、ユーザ300が決済手段を用いることにともなって取得するポイントの経済的価値を提示するように指示する。ユーザ端末200はその指示にしたがって、ポイント価値計算リクエストをサーバ100に対して発信する(図3:(2)ポイント価値計算リクエスト)。このときリクエストパラメータとして、ユーザ300が決済手段を使用しようとしている店舗のIDと、ユーザ300自身のIDを含めることとする。
価値計算部110は、ポイント価値計算リクエストを受け取る。決済手段特定部121は、リクエストのなかで指定されている店舗IDとユーザIDを用いて、ユーザ300がその店舗において利用できる決済手段を取得する(図3:(3)決済手段取得)。同様にポイント付与プログラム特定部122は、その店舗において利用できるポイント付与プログラムを取得する(図3:(4)ポイント付与プログラム取得)。価値計算部110は、利用できる決済手段とポイント付与プログラムの全ての組み合わせを取得する。
ポイント算出部130は、ユーザ300が当該店舗において利用できる決済手段とポイント付与プログラムの組み合わせごとに、ユーザ300が取得できるポイント数を算出する(図3:(5)ポイント算出)。例えば決済手段とポイント付与プログラムそれぞれからポイントを得ることができる場合のように、ユーザ300が1回の決済によって複数のポイントを取得する場合は、それらのポイントを合算する。ポイント算出部130は、決済手段とポイント付与プログラムの組み合わせごとに、その合算結果を求める。
履歴取得部140は、ユーザ300が当該店舗において使用できるポイントについて、そのポイントを使用できる全ての決済対象(例:店舗やサービス)においてユーザ300が決済した履歴を取得する(図3:(6)決済履歴取得)。例えばユーザ300が当該店舗(店舗1と仮定する)においてポイントAを使用でき、さらに店舗2においてもポイントAを利用できるとした場合、ユーザ300が店舗1と店舗2において過去に決済した全ての履歴を取得する。ここでは図2で説明した履歴を取得したものとする。
価値計算部110は、以下の手順によって、ポイントAの経済的価値を計算する(図3:(7)ポイント価値計算)。
(図3:(7)ポイント価値計算:ステップ1)
価値計算部110は、履歴取得部140が取得した決済履歴にしたがって、ユーザ300の購買頻度を集計する。図2で説明した例によれば、ユーザ300は、ポイントAを利用できる店舗(店舗1または店舗2)において、30日ごとに1回決済していることになる。
(図3:(7)ポイント価値計算:ステップ2)
価値計算部110は、ポイント算出部130による計算結果に基づき、ユーザ300が当該店舗において利用できる決済手段とポイント付与プログラムの組み合わせごとに、ユーザ300が取得できるポイントを取得する。
(図3:(7)ポイント価値計算:ステップ3)
価値計算部110は、ユーザ300がポイントAを過去に利用した頻度にしたがって、ユーザ300が単位時間ごとにポイントAを使用する回数を計算する。ここではポイントAの有効期限が10日間であると仮定する。単位時間を10日とすると、ユーザ300はポイントAを単位時間あたり10/30=1/3回使用すると仮定することができる。購買履歴によれば、ユーザ300は30日ごとに1回、ポイントAを利用可能な店舗において決済しているからである。
(図3:(7)ポイント価値計算:ステップ4)
価値計算部110は、ユーザ300が確率分布にしたがってポイントAを使用すると仮定し、その確率分布に基づき、ユーザ300がポイントAを使用する確率を計算する。単位時間内に平均λ回発生する現象が、k回発生する確率Pは、ポワソン分布によれば、以下の式によって表される:P=e(-λ)×λ/k!(eは自然対数の底)。ユーザ300がポイントAを単位時間あたり1/3回使用する現象が1回発生する(λ=1/3、k=1)確率は、P=e(-1/3)×(1/3)/1!=0.239となる。
(図3:(7)ポイント価値計算:ステップ5)
価値計算部110は、ステップ4において計算した確率を、ユーザ300が取得するポイントAに対して乗算することにより、ポイントAの経済的価値を計算する。例えばユーザ300がポイントAとして、10%キャッシュバックを得る場合、10×0.239≒2.4%キャッシュバックが、ポイントAの経済的価値となる。換言すると、有効期限を考慮したポイントAのユーザ300にとっての実質的価値は、2.4%であるということができる。ここでいう実質的価値とは、ユーザ300の過去の決済履歴にしたがって、ユーザ300が有効期限内にポイントAを使用する確率を考慮して、その真の経済的価値を表したものということができる。
価値計算部110は、ポイントAの経済的価値を計算した結果を、ユーザ端末200に対して返信する(図3:(8)レスポンス)。
<実施の形態1:まとめ>
本実施形態1に係るポイント価値計算システム10は、ユーザ300が決済しようとしている店舗において利用できるポイント付与プログラムを特定し、そのポイントを利用可能な全ての決済対象においてユーザ300が過去に決済した履歴を取得し、その履歴にしたがって、ユーザ300が取得するポイントの有効期限を考慮した同ポイントの経済的価値を計算する。これにより、有効期限が付与されたポイントの経済的価値を、ユーザごとの個別事情にしたがって計算することができる。
本実施形態1に係るポイント価値計算システム10は、ユーザ300の過去の決済履歴にしたがって、ユーザ300が単位時間内にポイントを使用する確率を予測し、その確率をポイントに対して乗算することにより、ポイントの経済的価値を計算する。これによりユーザ300が有効期限内にポイントを使用する確率を考慮して、同ポイントのユーザ300にとっての経済的価値を計算することができる。すなわちユーザ300の個別事情にしたがって、有効期限が付与されたポイントの経済的価値を計算することができる。
本実施形態1に係るポイント価値計算システム10は、ユーザ300が決済手段を使用しようとしている店舗において利用可能な決済手段とポイント付与プログラムをあらかじめ特定しておき、その組み合わせによってユーザ300が取得するポイントの経済的価値を計算する。これにより、ユーザ300に対して経済的価値を提示するポイントをあらかじめ絞り込むことができる。したがってユーザ300は、自身に適したポイントを適切に選択することができる。
<実施の形態2>
ユーザ300は典型的にはポイントカードを所持することによりポイント付与プログラムに加入しているが、決済手段を提供する決済事業者も独自のポイント付与プログラムを提供する場合もある。また決済事業者とポイント付与プログラム事業者はいずれも、これらのポイントとは別に、キャンペーンなどの形式で一時的な追加ポイントを提供する場合がある。本発明の実施形態2では、これらが提供される場合において、ユーザ300に対して決済手段とポイント付与プログラムの組み合わせを提示する構成例を説明する。
図4は、本実施形態2に係るポイント価値計算システム10の構成図である。本実施形態2においてサーバ100は、実施形態1で説明した構成に加えて、決済手段ポイント取得部181、追加ポイント取得部182、を備える。その他構成は実施形態1と同様であるので、以下ではこれらに関する差異点について主に説明する。
決済手段ポイント取得部181は、ユーザ300が所有している決済手段の決済事業者が提供しているポイント(決済手段ポイント)を取得する。このとき、店舗特定部150が特定した店舗において使用できるポイントのみを絞り込んで特定してもよい。決済手段ポイント取得部181はさらに、決済事業者が提供している一時的ポイント(例:決済手段のキャンペーンポイント)を取得する。同様にその店舗において利用できるもののみを絞り込んでもよい。これらはいずれも決済事業者が提供するので、まとめて決済手段ポイントとして処理することもできる。
追加ポイント取得部182は、ユーザ300が加入しているポイント付与プログラムが通常のポイントとは別に一時的に提供している追加ポイント(例:ポイント付与プログラムのキャンペーンポイント)を取得する。このとき、店舗特定部150が特定した店舗において使用できるポイントのみを絞り込んで特定してもよい。
決済手段ポイント取得部181は、決済手段ポイントの有効期限を併せて取得する。決済手段ポイントのうち有効期限が切れていないもののみを絞り込んで取得してもよい。追加ポイント取得部182も同様に、追加ポイントの有効期限を取得し、さらに有効期限が切れていない追加ポイントのみを取得してもよい。
決済手段が提供するポイント、決済手段がさらに一時的に提供するポイント、ポイント付与プログラムが一時的に提供するポイントについては、例えば店舗ごとに利用可能な組み合わせを記述したデータをあらかじめ記憶部170内に格納しておき、決済手段ポイント取得部181と追加ポイント取得部182はそのデータを参照することにより、各ポイントを取得すればよい。
ポイント算出部130は、ユーザ300が所有している決済手段とポイント付与プログラムの組み合わせによって得られるポイントに加えて、決済手段ポイント取得部181と追加ポイント取得部182が取得したポイントを合算する。ユーザ300はその合算したポイント数を取得できることになる。
図5は、本実施形態2におけるポイント価値計算システム10の動作手順を説明する処理フロー図である。ステップ(4)と(5)の間に、新たにステップ(4-1)と(4-2)が追加されている。決済手段ポイント取得部181は、決済手段提示リクエストのなかで指定されている店舗IDを用いて、ユーザ300がその店舗において利用できる決済手段ポイントを取得する(図5:(4-1)決済手段ポイント取得)。このとき、決済手段が一時的に提供しているキャンペーンポイントなども併せて取得する。同様に追加ポイント取得部182は、その店舗において利用できるポイント付与プログラムが一時的に提供する追加ポイントを取得する(図5:(4-2)追加ポイント取得)。
価値計算部110は、決済手段/ポイント付与プログラム/ポイント数/決済手段ポイント/追加ポイントを合算した結果に対して、ポイント価値を計算する(図5:(7)ポイント価値計算)。その他は実施形態1と同様である。
<実施の形態2:まとめ>
本実施形態2に係るポイント価値計算システム10は、ユーザ300が所有している決済手段の決済事業者が提供する決済手段ポイントを利用可能店舗ごとに取得する。価値計算部110は、決済手段ポイントを合算した結果に対して、その経済的価値を計算する。これにより、決済事業者がその決済手段の利用を促すキャンペーンなどを提供している場合において、そのキャンペーンに対するユーザ300の嗜好を反映することができる。ポイント加入プログラムが提供するキャンペーンについても同様に、ユーザ300の嗜好を反映することができる。
<本発明の変形例について>
以上の実施形態において、価値計算部110、決済手段特定部121、ポイント付与プログラム特定部122、ポイント算出部130、店舗特定部150、決済手段ポイント取得部181、追加ポイント取得部182は、これらの機能を実装した回路デバイスなどのハードウェアによって構成することもできるし、これらの機能を実装したソフトウェアをCPU(Central Processing Unit)などの演算装置が実行することによって構成することもできる。
以上の実施形態において、サーバ100が各機能部を備える構成例を説明したが、これら機能部は複数のコンピュータに分散して実装することもできる。その場合は各コンピュータが相互に例えば店舗IDなどを送受信することにより、必要なデータを互いに取得することができる。
以上の実施形態において、価値計算部110はポワソン分布にしたがってユーザ300が有効期限内にポイントを使用する確率を計算することとしたが、ポワソン分布以外の確率分布を用いることもできる。すなわち、有効期限内にユーザ300がポイントを使用する確率を記述した確率分布であれば、その他の適当な確率分布モデルを用いることもできる。
実施形態1において、ユーザ300がポイントAを単位時間あたり1/3回使用する現象が1回発生する(λ=1/3、k=1)確率を例として説明したが、同現象が1回以上発生する確率を計算する場合は、確率分布のうち1回以上に対応する部分の積分を求めればよい。2回以上についても同様である。
以上の実施形態において、ユーザ300が取得する報酬ポイントの例としては、(a)経済的価値に換価することができるポイント(例えば現金の代わりに使用できるポイントなど)、(b)決済を実施することによってユーザ300へ還元される還元金額、などが挙げられる。その他適当な報酬ポイントを本発明の対象としてもよい。
以上の実施形態において、説明の便宜上、ユーザ300が店舗において決済する例を説明したが、店舗以外の決済対象(例えばWeb上で商品やサービスを購入する場合)についても本発明を適用することができる。その場合は店舗特定部150に代えて、その決済対象を特定する手段を設ければよい。例えばユーザ端末200上でその決済対象を特定する情報(WebサイトのURLなど)を入力し、その情報を価値計算部110に対して通知すればよい。
10:ポイント価値計算システム
100:サーバ
110:価値計算部
121:決済手段特定部
122:ポイント付与プログラム特定部
130:ポイント算出部
150:店舗特定部
160:決済履歴DB
170:記憶部
181:決済手段ポイント取得部
182:追加ポイント取得部
200:ユーザ端末
300:ユーザ

Claims (7)

  1. ユーザが決済をすることにともなって取得する報酬ポイントの経済的価値を計算するポイント価値計算システムであって、
    前記ユーザが決済をすることにともなって取得する報酬ポイントを算出するポイント算出部、
    前記報酬ポイントを使用することができる店舗において前記ユーザが決済手段を使用した履歴を取得する履歴取得部、
    前記報酬ポイントの経済的価値を計算する価値計算部、
    を備え、
    前記価値計算部は、前記報酬ポイントの有効期限と前記履歴にしたがって、前記ユーザが前記有効期限内に前記報酬ポイントを使用する確率を求めることにより、前記報酬ポイントの経済的価値を計算し、
    前記ポイント価値計算システムはさらに、前記報酬ポイントを取得するために前記ユーザが加入しているポイント付与プログラムを特定するポイント付与プログラム特定部を備え、
    前記価値計算部は、前記ポイント付与プログラムを使用することができる全ての前記店舗において前記ユーザが決済手段を使用した回数を前記履歴からそれぞれ取得し、その回数を合算することにより、前記ユーザが決済手段を使用した頻度を前記ポイント付与プログラムごとに計算し、
    前記価値計算部は、前記頻度にしたがって、前記ユーザが前記有効期限の満了日までに前記報酬ポイントを使用する予測回数を計算し、
    前記価値計算部は、前記頻度と前記予測回数を確率分布に当てはめることにより、前記ユーザが前記満了日までに前記報酬ポイントを1回以上使用する予測確率を計算し、
    前記価値計算部は、前記ポイント算出部が計算した前記報酬ポイントに対して前記予測確率を乗算することにより、前記報酬ポイントの経済的価値を計算する
    ことを特徴とするポイント価値計算システム。
  2. 前記ポイント価値計算システムはさらに前記ユーザが所有している決済手段を特定する決済手段特定部備え、
    前記ポイント算出部は、前記決済手段と前記ポイント付与プログラムの組み合わせによって得られる前記報酬ポイントを算出する
    ことを特徴とする請求項1記載のポイント価値計算システム。
  3. 記価値計算部は、前記頻度にしたがって、前記有効期限内に前記ユーザが前記報酬ポイントを使用する確率を算出し、
    前記価値計算部は、前記確率を前記報酬ポイントに対して乗算することにより、前記有効期限を加味した前記報酬ポイントの経済的価値を計算する
    ことを特徴とする請求項2記載のポイント価値計算システム。
  4. 前記ポイント付与プログラム特定部は、前記ユーザが加入している前記ポイント付与プログラムのうち有効期限を経過していない有効ポイント付与プログラムを特定し、
    前記価値計算部は、前記決済手段と前記有効ポイント付与プログラムの組み合わせによって得られる前記報酬ポイントを算出する
    ことを特徴とする請求項2記載のポイント価値計算システム。
  5. 前記ポイント付与プログラム特定部は、前記ユーザが加入している前記ポイント付与プログラムが前記報酬ポイントに加えて一時的に提供している追加報酬ポイントとその有効期限を特定し、
    前記ポイント付与プログラム特定部は、前記追加報酬ポイントのうち有効期限を経過していない有効追加ポイント付与プログラムを特定し、
    前記価値計算部は、前記決済手段と前記有効追加ポイント付与プログラムの組み合わせによって得られる前記報酬ポイントを算出する
    ことを特徴とする請求項2記載のポイント価値計算システム。
  6. 前記ポイント価値計算システムはさらに、前記ユーザが決済しようとしている利用店舗を特定する店舗特定部を備え、
    前記決済手段特定部は、前記ユーザが所有している決済手段のうち前記利用店舗において使用することができる使用可能決済手段を特定し、
    前記ポイント付与プログラム特定部は、前記ユーザが加入しているポイント付与プログラムのうち前記利用店舗において使用することができる使用可能ポイント付与プログラムを特定し、
    前記価値計算部は、前記使用可能決済手段と前記使用可能ポイント付与プログラムの組み合わせによって得られる前記報酬ポイントの経済的価値を算出する
    ことを特徴とする請求項2記載のポイント価値計算システム。
  7. 前記ポイント算出部は、前記報酬ポイントとして、
    経済的価値に換価することができるポイント、
    決済を実施することによって還元される還元金額、
    のうち少なくともいずれかを算出する
    ことを特徴とする請求項1記載のポイント価値計算システム。
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