JP7360046B2 - タンク内液位測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タンク内液位測定装置に関する。
従来、タンク胴の側面から引き出した透視式の水位計(液位計側部)を備えると共に、タンク胴の上部にタンク胴内の圧力を調整する蛇腹式の隔膜体を備えた膨張タンクが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、横断面積が大きな第1の容器と、これよりも横断面積が小さく、液位を測定する目盛りが設けられた第2の容器とを備えた構造が知られている。このような構造において、第1の容器と第2の容器とは、連通管を介してその底部同士を連通することができ、また、第2の容器には、栓部材を挿入可能な貫通孔が穿設された蓋部材を装着することができる(例えば、特許文献2参照)。第2の容器のような部材は、タンク内の液位を計測する液位計測部として採用することができると考えられる。
特開平1-318876号公報 特開平8-2565号公報
タンク内の液位をタンクの外側に設けた液位計側部によって計測しようとする場合、例えば、タンク内の圧力の変化に起因して、タンク内の液位と液位計側部内の液位とにずれが生じ、正確な液位を計測できないことがある。特許文献1は、蛇腹式の隔膜体を備えており、タンク胴内の圧力が急激に変化することがないため、タンク胴内の液位と液位計側部内の液位とが一致し易く、タンク胴内の正確な液位を測定し易い。しかしながら、蛇腹式の隔膜体を装備することでタンクを含めた全体の構造が大型化し、設置スペースの問題などから、その用途が制限され、採用し難い場合がある。
一方、特許文献2における第2の容器のような部材をタンク内の液位を計測する液位計測部として採用した場合、蓋部材に設けた貫通孔から栓部材を外すことで、第2の容器内を大気開放することができる。これにより、タンク内の圧力が変化したような場合であっても、タンク内の液位は、液位計測部内の液位に反映されると考えられる。しかしながら、蓋部材に設けられた貫通孔が開放されることで、タンク内へ液体の補充を行ったとき等、タンク内の圧力が急激に変化したときなどに、貫通孔を通じで液体計測部内の液体がこぼれ出ることが懸念される。
1つの側面では、本明細書開示の発明は、タンクを含む系内から液体がこぼれ出ることを抑制しつつ、タンク内の液位を計測することを目的とする。
1つの態様では、タンク内液位測定装置は、液体を貯留するタンクの下端部に接続される液体導入通路と、前記液体導入通路の上方に配置され、前記液体導入通路に連設された液位計測通路と、前記液計測通路の上方に配置され、前記液計測通路に連設された大気開放通路と、前記大気開放通路の開口端部に設けられた気液分離部と、を備え、前記大気開放通路の前記開口端部及び前記気液分離部は、集水桝内に配置されている。
本明細書開示の発明によれば、タンクを含む系内から液体がこぼれ出ることを抑制しつつ、タンク内の液位を計測することができる。
図1(A)は第1実施形態のタンク内液位計測装置を装備したラック装置を背面側から見た様子を模式的に示す説明図であり、図1(B)は第1実施形態のタンク内液位計測装置を装備したラック装置を側面から見た様子を模式的に示す説明図である。 図2はラック装置に搭載される電子機器を冷却する水冷ユニットと、水冷ユニットに供給される冷媒(液体)を貯留するタンクを示す説明図である。 図3は第1実施形態のタンク内液位計測装置を取り付けたタンクを模式的に示す説明図である。 図4はタンク内液位計測装置が備える気液分離部の斜視図である。 図5は第2実施形態のタンク内液位計測装置を取り付けたタンクを模式的に示す説明図である。 図6は第3実施形態のタンク内液位計測装置を取り付けたタンクを模式的に示す説明図である。 図7は第4実施形態のタンク内液位計測装置を取り付けたタンクを模式的に示す説明図である。 図8は第5実施形態のタンク内液位計測装置を取り付けたタンクを模式的に示す説明図である。 図9は第6実施形態のタンク内液位計測装置を取り付けたタンクを模式的に示す説明図である。 図10は第7実施形態のタンク内液位計測装置を取り付けたタンクを模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(第1実施形態)
まず、図1(A)から図2を参照して、第1実施形態のタンク内液位計測装置(以下、単に「計測装置」という)1が用いられるラック装置100の概略構成について説明する。図1(A)は第1実施形態の計測装置1を装備したラック装置100を背面側から見た様子を模式的に示す説明図であり、図1(B)は第1実施形態の計測装置1を装備したラック装置100を側面から見た様子を模式的に示す説明図である。図2はラック装置100に搭載される電子機器102を冷却する水冷ユニット103と、水冷ユニット103に供給される冷媒(液体)2を貯留するリザーブタンク105を示す説明図である。
ラック装置100には、電子機器102が上下方向に複数段設置されている。本実施形態では、電子機器102が4段に亘って設けられているが設置段数は、これに限定されるものではない。
各電子機器102は、複数のボード状の電子回路基板102aを含む構成であり、電子回路基板102aはラック装置100の幅方向に沿って配置されている。各電子機器102には、水冷ユニット103が装備されている。水冷ユニット103は、クーリングプレート103a、サプライ側マニホールド103b及びリターン側マニホールド103cを含む。クーリングプレート103aは、各電子回路基板102aの発熱部から熱を奪うように電子回路基板102a毎に設けられている。各クーリングプレート103aには、冷却用の液体(冷媒:以下、単に「液体」という)2を導入するサプライ側マニホールド103bと、液体2を排出するリターン側マニホールド103cが接続されている。
各水冷ユニット103は、CDU(Coolant Distribution Unit)104に接続されている。CDU104は、水冷ユニット103に供給される液体2を冷却する。本実施形態では、二段の電子機器102毎に一台のCDU104が設置されているが、CDU104の電子機器102に対する設置割合は、これに限定されるものではない。CDU104は、第1サプライタンク104a、第1ポンプ104b、第2ポンプ104c、第2サプライタンク104d、熱交換器104fを備えている。
水冷ユニット103が備えるサプライ側マニホールド103bは、第1サプライタンク104aに接続されている。第1サプライタンク104aは、第1ポンプ104bと第2ポンプ104cと接続されている。第1ポンプ104bと第2ポンプ104cは、いずれも第2サプライタンク104dと接続されている。第2サプライタンク104dは、熱交換器104fが備えている第1口部104f1と接続されている。第2サプライタンク104dには、熱交換器104fで冷却された液体2が供給される。
液体2は、第1ポンプ104bや第2ポンプ104cが稼働することで循環する。液体2は、第2サプライタンク104d内に一旦貯留された後、第1ポンプ104b及び第2ポンプ104cによって第1サプライタンク104aへ送り出される。液体は、一旦、第1サプライタンク104a内に貯留された後、サプライ側マニホールド103bを通じて各クーリングプレート103aへ供給される。各クーリングプレート103aへ供給された液体2は、電子回路基板102aから熱を奪い、リターン側マニホールド103cへ戻される。
リターン側マニホールド103cは、熱交換器104fが備える第2口部104f2と接続されている。熱交換器104fには、第3口部104f3を通じて外部冷媒が引き込まれる。外部冷媒は、第2口部104f2を通じてリターン側マニホールド103cから導入された液体2と熱交換を行い、液体2を冷却する。液体から熱を奪った外部冷媒は、第4口部104f4を通じて熱交換器104fから排出される。
CDU104が備える第2サプライタンク104dには、補充通路106を介してリザーブタンク105が接続されている。リザーブタンク105は、液体2が循環する系内の液体の量が不足することがないように、余剰の液体2を貯留する。リザーブタンク105は、一台のCDU104に対し、一つずつ設けられている。リザーブタンク105は、接続先のCDU104よりも上方に配置されている。図1(B)を参照すると、リザーブタンク105は、ラック装置100の背面側のスペースに設置されている。
リザーブタンク105には、計測装置1が装備されている。以下、図3及び図4を参照して、リザーブタンク105及び計測装置1について説明する。図3は第1実施形態の計測装置1を取り付けたリザーブタンク105を模式的に示す説明図である。図4は計測装置1が備える気液分離部7の斜視図である。
リザーブタンク105は、液体2の漏れが発生しないように密閉構造とされている。これは、リザーブタンク105は、ラック装置100に装備されるものであり、ラック装置100に設置される電子回路基板102aに液体がかかることがないようにするためである。リザーブタンク105は、天板105a、底板105b及び側板105cを備える。天板105aには、給水口105a1が設けられている。給水口105a1には、キャップ3が取り付けられる。底板105bには、補充通路106の一端が接続されている。なお、給水口105a1から給水を行うときは、キャップが取り外される。このため、リザーブタンク105内は大気開放された状態となる。但し、例えば、給水口105a1から急激に大量の液体2が注がれ、空気との入れ替えがスムーズに行われない場合等は、リザーブタンク105内の圧力が上昇することがある。
リザーブタンク105は、その高さHが、長さLよりも短く、また、図3には表れていない幅よりも短い扁平形状を有している。リザーブタンク105は、このような扁平形状を有することで、ラック装置100に設置し易くなっている。
計測装置1は、リザーブタンク105の外側に配置されている。計測装置1は、液位計測チューブ4を備えている。液位計測チューブ4は、内部の液体の様子を観察できるように透明のチューブによって形成されている。液位計測チューブ4は、液体導入通路4a、液位計測通路4b及び大気開放通路4c1を含んでいる。
液体導入通路4aは、リザーブタンク105の下端部接続されている。ここで、リザーブタンク105の下端部とは、厳密に区画される部分ではなく、計測装置1の使用時に、リザーブタンク105内に貯留された液体を液位計測チューブ4内に導入することができる部分であれば良い。本実施形態にあっては、液体導入通路4aは、リザーブタンク105の底板105bに接続されている。液体導入通路4aがリザーブタンク105の下端部に接続されることで、リザーブタンク105内に貯留されている液体2が液体導入通路4aに導入され易くなっている。さらに、本実施形態の液体導入通路4aは、U字状に湾曲しており、これにより、U字の頂部が底板105bよりも下側に位置しているため、リザーブタンク105内の液体2が液位計測チューブ4内にスムーズに導入される。
液位計測通路4bは、液体導入通路4aの上方に配置され、液体導入通路4aに連設されている。液位計測通路4bは、リザーブタンク105の側方に位置する。液位計測通路4b内の液位(液面2bの位置)は、リザーブタンク105内の液位が反映され、リザーブタンク105内の液位(液面2aの位置)と同等の位置を示す。本実施形態の液位計測通路4bは鉛直方向に延びているが、液位計測通路4bは、必ずしも完全に鉛直方向に延びていることが求められるものではない。液位計測通路4bは、リザーブタンク105内の液位を反映できるように、鉛直方向に延びる方向成分を有していれば、傾斜させた状態で設けられていてもよい。
液位計測通路4bには、第1液位センサ5と第2液位センサ6が設けられている。第1液位センサ5と第2液位センサ6は、いずれも、光透過式のセンサであり、液位計測通路4bを挟んで発光部と受光部とを配置し、液位計測通路4b内の液体の有無によって異なる透過光量に基づいて液位を検出する。本実施形態では、第1液位センサ5が下側に配置され、第2液位センサ6がその上側に配置されている。第1液位センサ5の検知結果の意味及び第2液位センサの検知結果の意味は、適宜設定することができる。本実施形態における第1液位センサ5は、リザーブタンク105内の液量が所定量を満たしているか否かを検知するものである。したがって、液位が第1液位センサ5よりも下回っているときは、液体2が不足していると判断することができる。一方、本実施形態の第2液位センサ6は、リザーブタンク105内の液量が所定量を超えていないか否かを検知するものとしている。したがって、作業者は、第2液位センサ6を超えない範囲でリザーブタンク105内の液体2の量を管理すればよい。なお、液位計測通路4bには、目視できる目盛を付しておいてもよい。
大気開放通路4c1は、液計測通路4bの上方に配置され、液計測通路4bに連設されている。大気開放通路4c1の端部は、開口端部4c11とされている。これにより、液位計測チューブ4内が大気と連通した状態とされている。これにより、リザーブタンク105内の液位の変化が液位計測チューブ4内の液位に反映され易くなる。
大気開放通路4c1の開口端部4c11には、気液分離部7が設けられている。気液分離部7は、図4に示すように、筒状部7aと、この筒状部7aに貼設された膜本体7bを備えている。膜本体7bは、気体を通すが水滴を通すことがない防水透湿性を有する膜である。気液分離部7を備えることで、液位計測チューブ4内を大気開放することができるとともに、液位計測チューブ4から液体2がこぼれ出ることを防止することができる。液体2がこぼれ出ることが防止されることで、電子回路基板102aに液体2がかかることが回避される。
このように、大気開放通路4c1に気液分離部7を備えることで、液体2がこぼれ出ることを回避しつつ、液位の正確な計測を行うことができる。仮に、液位計測チューブ4が閉塞され、液位計測チューブ4内において、液面2bよりも上側に空気層が形成される構造であると、液面2bが空気によって押えられ、正確な液位が示されないことが想定される。このような構造であると、リザーブタンク105の深さの全域を利用することができなくなる。本実施形態では、液位計測チューブ4が大気開放されることで、液面2bが空気層に押されることがなく、リザーブタンク105の深さの全域を利用することができるようになる。このため、リザーブタンク105が扁平形状であっても、その深さの全域を利用することができ、リザーブタンク105における液体2の貯留量を確保することができる。
大気開放通路4c1は、分岐点4cにおいて、戻し通路4c2と分岐している。戻し通路4c2の端部4c21は、リザーブタンク105に接続されている。戻し通路4c2は、液位計測チューブ4内の液位が過剰に上昇したときに、液体2をリザーブタンク105に戻す。仮に、大量の液体2が気液分離部7まで到達すると、液体2の圧力によって、気液分離部7が破損する可能性があるが、液体2を戻し通路4c2を通じてリザーブタンク105へ戻すことで、気液分離部7の破損を回避することができる。
本実施形態の戻し通路4c2は、リザーブタンク105の天板105aに接続されている。これにより、リザーブタンク105は、液位が天板105aに近くなる位置まで液体2を貯留することができる。すなわち、リザーブタンク105の実働容積を拡大することができる。なお、戻し通路4c2をリザーブタンク105の側板105cに接続する態様とすることもできるが、この場合、底板105bから側板105cへの戻し通路4c2の接続位置までがリザーブタンク105の利用可能深さとなる。
分岐点4cは、戻し通路4c2のリザーブタンク105への接続位置よりも高い位置に設けられている。これにより、液位計測チューブ4内の液体は、分岐点4cにおいて、戻し通路4c2へ流れ込み、リザーブタンク105内へ戻される。また、大気開放通路4c1の開口端部4c11は、分岐点4cの高さ位置と同じ高さに設定されている。これにより、液体2が開口端部4c11側へ流れ込むことが抑制される。なお、本実施形態では、分岐点4cと開口端部4c11とが、このような位置関係となっていることにより、開口端部4c11は、分岐点4cの側方に位置している。
分岐点4cは、通常使用時、すなわち、給水時など、リザーブタンク105内の圧力が急激に変化するような状態ではない場合において、液体2が到達することが想定される高さ位置よりも高い位置に設けておく。これにより、通常使用時において液体2が開口端部4c11へ流れ込むことを効果的に抑制することができる。本実施形態では、リザーブタンク105の天板105aよりも上方に分岐点4cを設けているので、液体が分岐点4cに到達し難くなっている。
(第2実施形態)
つぎに、図5を参照して、第2実施形態の計測装置51について説明する。第2実施形態の計測装置51は、第1実施形態の計測装置1に替えて、リザーブタンク105に装着されている。リザーブタンク105、第1液位センサ5、第2液位センサ6及び気液分離部7は、第1実施形態と共通するので、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態の計測装置51は、液位計測チューブ14を備える。液位計測チューブ14は、第1実施形態の液位計測チューブ4と同様に、液体導入通路14a、液位計測通路14b及び大気開放通路14c1を含んでいる。液体導入通路14aは、第1実施形態と同様にリザーブタンク105の底板105bに接続されている。液位計測通路14bには、第1液位センサ5と第2液位センサ6が設けられている。大気開放通路14c1の開口端部14c11には、気液分離部7が設けられている。大気開放通路14c1は、分岐点14cで戻し通路14c2と分岐している。戻し通路14c2の端部14c21は、リザーブタンク105に接続されている。
このような第2実施形態の計測装置51は、以下の点で、第1実施形態の計測装置1と異なっている。すなわち、計測装置1では、開口端部4c11が分岐点4cの側方に位置し、開口端部4c11は、分岐点4cと同じ高さであった。これに対し、計測装置51では、液位計測通路14bの軸線AX上に開口端部14c11が位置し、この開口端部14c11に気液分離部7が設けられている。このように、開口端部14c11が分岐点14cの上方に位置していることで、液体2が開口端部14c11に到達し難く、液体2の圧力による気液分離部7の破損をより効果的に回避することができる。
(第3実施形態)
つぎに、図6を参照して、第3実施形態の計測装置52について説明する。第3実施形態の計測装置52は、第2実施形態の計測装置51に替えて、リザーブタンク105に装着されている。リザーブタンク105、第1液位センサ5、第2液位センサ6及び気液分離部7は、第1実施形態、第2実施形態と共通するので、その詳細な説明は省略する。
第3実施形態の計測装置52は、液位計測チューブ24を備える。液位計測チューブ24は、第2実施形態の液位計測チューブ14と同様に、液体導入通路24a、液位計測通路24b及び大気開放通路24c1を含んでいる。液体導入通路24aは、第2実施形態と同様にリザーブタンク105の底板105bに接続されている。液位計測通路24bには、第1液位センサ5と第2液位センサ6が設けられている。大気開放通路24c1の開口端部24c11には、気液分離部7が設けられている。大気開放通路24c1は、分岐点24cで戻し通路24c2と分岐している。戻し通路24c2の端部24c21は、リザーブタンク105に接続されている。
第3実施形態の計測装置52が第2実施形態の計測装置51とは、以下の点で異なる。第2実施形態の計測装置51は、液位計測通路4bの軸線AX上に開口端部14c11及び気液分離部7を備えている。これに対し、第3実施形態の計測装置52は、液位計測通路24bと分岐点24cとの間に湾曲通路24dを備え、液位計測通路24bの軸線AXとずれた位置から上方に向かって大気開放通路24c1が延びている。そして、その開口端部24c11に気液分離部7が設けられている。
このような形態であっても、開口端部24c11が分岐点24cよりも上方に位置するため、液体2が開口端部24c11に到達し難く、液体2の圧力による気液分離部7の破損をより効果的に回避することができる。
(第4実施形態)
つぎに、図7を参照して、第4実施形態の計測装置53について説明する。第4実施形態の計測装置53は、第3実施形態の計測装置52に集水桝25と復水通路26を備えた形態となっている。集水桝25と復水通路26以外の構成要素は、第3実施形態と異なるところがないので、同一の構成要素については、図面中、同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、本実施形態は、第3実施形態の計測装置52に集水桝25と復水通路26とを備えた形態となっているが、第1実施形態の計測装置1や第2実施形態の計測装置51に集水桝25と復水通路26とを備えた形態としてもよい。
集水桝25は、リザーブタンク105の上方に設置されている。大気開放通路24c1の開口端部24c11及び気液分離部7は、集水桝25内に配置されている。これにより、例えば、気液分離部7を交換するために気液分離部7を開口端部24c11から取り外している状態や、気液分離部7が破損している状態のときに、液位計測チューブ24内の液位が急激に上昇する事態に対処することができる。すなわち、開口端部24c11からあふれ出た液体2は、集水桝25内に留まるので、電子回路基板102aに液体2がかかることが回避される。
復水通路26は、リザーブタンク105と集水桝25とを接続している。これにより、集水桝25内に溜まった液体をリザーブタンク105内へ戻すことができる。この結果、集水桝25内の液体の処理の手間が省ける。また、集水桝25内の液体を処理する際に液体2が電子回路基板102aに液体がかかることが回避される。
なお、集水桝25は、蓋部25aを備えており、この蓋部25aを閉めておくことで、開口端部24c11からあふれ出た液体2が周囲に飛び散ることを抑制することができる。
(第5実施形態)
つぎに、図8を参照して、第5実施形態の計測装置54について説明する。第5実施形態の計測装置54は、以下の点において、第4実施形態の計測装置53と異なっている。すなわち、第5実施形態の計測装置54は、リザーブタンク105とは別個のサブタンク28を備え、復水通路26は、集水桝25とサブタンク28とを接続している。
これにより、集水桝25内の液体2は、サブタンク28内へ集められる。例えば、集水桝25内の配置された気液分離部7が破損したような場合、破損後の気液分離部7の破片等が液体2に混入する可能性がある。仮に、これらの破片等が、リザーブタンク105へ戻されると、循環通路に詰まり、液体2の循環を妨げる可能性がある。本実施形態であれば、これらの破片等を、液体2とともにサブタンク28内へ回収することができ、循環通路のつまりを未然に回避することができる。また、サブタンク28を取り外し可能に設けておけば、サブタンク28内の液体2や破片等の廃棄も容易となる。
(第6実施形態)
つぎに、図9を参照して、第6実施形態の計測装置55について説明する。第6実施形態の計測装置55は、以下の点において、第5実施形態の計測装置54と相違する。第6実施形態の計測装置55は、集水桝25に替えて集水桝29を備えている。集水桝29は、気液分離部7を覆うカバー部材30を備えている。これにより、気液分離部7が破損したときの気液分離部7の破片や液体2の飛び散りを抑制することができる。
(第7実施形態)
つぎに、図10を参照して、第7実施形態の計測装置56について説明する。第7実施形態の計測装置56は、第1実施形態の計測装置1から戻し通路4c2を省略した形態となっている。このような形態であると、液位計測チューブ4内から液体2をリザーブタンク105へ戻すことはできないものの、開口端部4c11の位置を調整することで、液体2が気液分離部7へ到達することを抑制することが可能である。このような形態であっても液位計測チューブ4内を大気開放するとともに、気液分離部7を備えているので、液体2があふれ出ることを抑制しつつ、液位を正確に計測することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1、51、52、53、54、55、56 計測装置(タンク内液位計測装置)
4、14、24 液位計測チューブ
4a、14a、24a 液体導入通路
4b、14b、24b 液位計測通路
4c1、14c1、24c1 大気開放通路
4c11、14c11、24c11 開口端部
4c2、14c2、24c2 戻し通路
7 気液分離部
25、29 集水桝
26 復水通路
28 サブタンク
30 カバー部材

Claims (8)

  1. 液体を貯留するタンクの下端部に接続される液体導入通路と、
    前記液体導入通路の上方に配置され、前記液体導入通路に連設された液位計測通路と、
    前記液計測通路の上方に配置され、前記液計測通路に連設された大気開放通路と、
    前記大気開放通路の開口端部に設けられた気液分離部と、
    備え、
    前記大気開放通路の前記開口端部及び前記気液分離部は、集水桝内に配置されたタンク内液位計測装置。
  2. 前記大気開放通路は、分岐点において戻し通路と分岐し、前記戻し通路の端部は、前記タンクに接続される請求項1に記載のタンク内液位計測装置。
  3. 前記分岐点は、前記戻し通路の前記タンクへの接続位置よりも高い位置に設けられ、
    前記大気開放通路の前記開口端部は、前記大気開放通路と前記戻し通路との前記分岐点の高さ位置以上の位置に設けられた請求項2に記載のタンク内液位計測装置。
  4. 前記分岐点は、前記タンクの天板よりも上方に位置している請求項2又は3に記載のタンク内液位計測装置。
  5. 前記戻し通路は、前記タンクの天板に接続された請求項2から4のいずれか一項に記載のタンク内液位計測装置。
  6. 前記集水桝は、復水通路を介して前記タンクに接続された請求項1から5のいずれか一項に記載のタンク内液位計測装置。
  7. 前記集水桝は、復水通路を介してサブタンクに接続された請求項1から5のいずれか一項に記載のタンク内液位計測装置。
  8. 前記集水桝は、前記気液分離部の上方に配置されたカバー部材を備えた請求項1から7のいずれか一項に記載のタンク内液位計測装置。
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