JP7359589B2 - Asbestos removal and recovery equipment - Google Patents
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Description
本発明は、アスベスト除去回収装置に関する。 The present invention relates to an asbestos removal and recovery device.
従来、構造物の壁面に塗装されたアスベストなどの塗材を剥離する塗材剥離装置が発明されている。 BACKGROUND ART Conventionally, coating material stripping devices have been invented that strip coating materials such as asbestos coated on walls of structures.
特許文献1には、圧縮空気を動力源とし、回転体を回転させ、回転体の研磨面を壁面にあてることで、塗材を剥離する、片手で持つことが可能な塗材剥離装置について記載されている。
この塗材剥離装置は、回転体、及び壁面の研磨箇所を覆うカバーが設けられている。この塗材剥離装置は、カバーで覆われた空間内に対して水を噴射する給水口が設けられており、空間内の剥離された剥離粉や壁面を湿潤化することで、剥離粉の飛散を抑制している。この塗材剥離装置は、空間内の剥離粉と水が混ざった泥水を吸引するための排出口が設けられており、泥水を所定の場所に回収することが可能である。給水口まで水を供給する給水チューブと、エアモーターまで駆動源となる圧縮空気を供給するエア供給ホースとが別々に設けられている。
This coating material stripping device is provided with a rotating body and a cover that covers the polished area on the wall surface. This coating material removal device is equipped with a water supply port that injects water into the space covered by the cover, and by moistening the peeled off powder and wall surfaces in the space, the peeling powder is dispersed. is suppressed. This coating material stripping device is provided with an outlet for sucking muddy water mixed with peeling powder and water in the space, and can collect the muddy water to a predetermined location. A water supply tube that supplies water to the water supply port and an air supply hose that supplies compressed air that serves as a driving source to the air motor are separately provided.
特許文献1に記載の塗材剥離装置は、動力源として圧縮空気を用い、剥離粉の飛散防止及び回収のための媒体として水を用いている。したがって、この塗材剥離装置は、上述したように、圧縮空気の供給系統と、水の供給及び回収系統の2種類の系統が必要となる。そのため、給水チューブとエア供給ホースとの2種類のホースが設けられるので、塗材剥離装置を手で持ち作業をする場合に、ホースが捌きにくく、作業効率が低下するという問題があった。また、この塗材剥離装置は、2種類の系統が必要となるため、規模が大きくなり、コストが増大しやすい構成である。
The coating material stripping device described in
上記事情を踏まえ、本発明は、作業性がよく、規模が小さく、コストが低いアスベスト除去回収装置を提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide an asbestos removal and recovery device that has good workability, is small in scale, and low in cost.
本発明は、アスベスト含有壁を除去して回収するアスベスト除去回収装置であって、筐体と、前記筐体に回転軸が支持され、前記アスベスト含有壁を切削する回転カッターと、前記回転カッターに回転力を加える加圧水を供給する加圧水供給流路と、開口を有し前記回転カッター及び前記切削箇所を覆うカバーと、前記加圧水供給流路から分岐し、前記カバー内の空間に連通する水噴射流路と、前記カバー内の空間に連通し、前記カバーの開口の縁を前記アスベスト含有壁に密接させた状態で前記カバー内を負圧とする吸引部と、を備え、前記水噴射流路は、前記加圧水供給流路の戻り側流路から分岐することを特徴とする。 The present invention is an asbestos removal and recovery device that removes and recovers asbestos-containing walls, and includes a housing, a rotary cutter that cuts the asbestos-containing wall, and a rotating shaft that is supported by the housing, and a rotary cutter that cuts the asbestos-containing wall. a pressurized water supply channel for supplying pressurized water that applies rotational force; a cover having an opening and covering the rotary cutter and the cutting location; and a water jet stream branching from the pressurized water supply channel and communicating with a space inside the cover. and a suction section that communicates with the space inside the cover and creates a negative pressure inside the cover with the edge of the opening of the cover in close contact with the asbestos-containing wall, and the water jet flow path , branching from the return side flow path of the pressurized water supply flow path .
本発明によれば、回転カッターの動力源と、除去したアスベストの飛散防止及び回収のための媒体とが共に水であるため、動力源と媒体との供給及び回収を1系統で行うことができる。そのため、アスベスト除去回収装置に接続されるホースの本数を減らせることができ、ホースが捌きやすくなり、作業効率が向上する。また、動力源の水をアスベストの飛散防止及び回収のための媒体として利用できるため、装置内の流路を簡単に構成できることから、アスベスト除去回収装置の規模を小さくし、コストを低くすることが可能である。 According to the present invention, since both the power source of the rotary cutter and the medium for preventing scattering and recovering the removed asbestos are water, the power source and the medium can be supplied and recovered in one system. . Therefore, the number of hoses connected to the asbestos removal and recovery device can be reduced, making it easier to separate the hoses and improving work efficiency. In addition, since water as a power source can be used as a medium for preventing and recovering asbestos, the flow path within the device can be easily configured, making it possible to reduce the scale and cost of asbestos removal and recovery devices. It is possible.
また、本発明によれば、回転カッターに駆動力を与えたあとの戻り側流路の加圧水が、アスベストの飛散防止及び回収の媒体となるので、回転カッターの駆動力を低下させることなく、加圧水供給流路の水を利用して効率よく水をカバー内に噴射できる。 Furthermore, according to the present invention, the pressurized water in the return flow path after applying the driving force to the rotary cutter becomes a medium for preventing and recovering asbestos, so that the pressurized water can be used without reducing the driving force of the rotary cutter. Water can be efficiently injected into the cover by using the water in the supply channel.
本発明のアスベスト除去回収装置は、作業性がよく、規模が小さく、コストが低い。 The asbestos removal and recovery device of the present invention has good workability, is small in scale, and low in cost.
以下、本発明の第一実施形態について、図1から図7を参照しながら説明する。
本発明の第一実施形態に係るアスベスト除去回収装置1は、構造物の壁面のアスベストを含有する構造材を切削して除去し、さらに回収するために使用される装置であり、アスベスト含有壁に接触させて使用される。図1、図2に示すように、アスベスト除去回収装置1は、筐体2と、回転カッター3と、加圧水供給流路4と、カバー5と、水噴射流路6と、吸引部7と、を備える。
ここで、アスベスト除去回収装置1において、回転カッター3が露出する側を背面とし、その反対側を正面とし、背面側から正面側を見て左右方向を考え、以下説明する。
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 7.
The asbestos removal and
Here, in the asbestos removal and
筐体2は、持ち手部21と、本体部23と、を備える。持ち手部21は、筒部211と、操作部217と、を備える。
The
筒部211は略角筒形状に形成されている。筒部211の背面側の側面には、仕切り挿入部213が形成され、支点部214が設けられている。筒部211の基端21aには穴を有する筒蓋部215が設けられている。
The
仕切り挿入部213は、例えば円柱形状を除去して形成され、筒部211の中空部分と外側とを連通させる。
The
支点部214は、仕切り挿入部213より、筒部211の基端21a側に設けられている。支点部214は、2枚の板状部材の板面を向かい合わせて設けられており、板面を左右に貫通する支点部貫通穴21cが形成されている。支点部貫通穴21cは、支点部214の板面に垂直な軸を中心軸として形成されている。
The
操作部217は、ハンドル218と、梃子板219と、仕切り220と、を備える。ハンドル218は、梃子板219の基端21dに取り付けられる。
The
梃子板219の基端21dと先端21eとの間に、梃子板219の板面を左右に貫通する梃子板貫通穴21fが形成されている。梃子板貫通穴21fは、梃子板219の板面に垂直な軸を中心軸として形成されており、支点部214の支点部貫通穴21cと径が同等である。梃子板219の先端21e側には、梃子板219の板面に垂直な軸を中心軸として、楕円貫通穴21gが形成されている。
A lever plate through
仕切り220は、軸部221と、通水部222と、バネ225と、連結軸226と、を備える。軸部221は、例えば円柱形状であり、径が筒部211の仕切り挿入部213の径より小さい。軸部221は、筒部211の仕切り挿入部213に内嵌し、仕切り挿入部213に対して摺動可能である。
The
通水部222は、軸部221の先端21hに設けられている。通水部222は、直方体の部材であり、流路形成部223と、止水部224と、を備える。流路形成部223は、先端21hとは反対側に設けられ、円柱形状の流路穴21jが形成されている。流路穴21jの軸は、筒部211の軸と平行である。止水部224は、流路穴21jより先端21h側に設けられている。
The
バネ225は、軸部221を囲むように設けられ、持ち手部21の内面と、通水部222の一端とに接するように設けられている。
The
連結軸226は、軸部221の基端21i付近に設けられ、左右方向の一方に突出する円柱形状である。連結軸226の径は、梃子板219の楕円貫通穴21gの短軸より小さい。仕切り220は、連結軸226を、梃子板219の楕円貫通穴21gに通すことで、梃子板219に連結される。
The connecting
梃子板219の梃子板貫通穴21fと筒部211の支点部貫通穴21cとを、図示しないヒンジピンを用いて軸を同一にすることで、梃子板219が、梃子板貫通穴21f及び支点部貫通穴21cの軸回りに回転可能に配置される。
By making the lever plate through
本体部23は、略円筒形状の円筒部231と、円筒部231の基端23aに設けられた本体蓋部232と、を備える。円筒部231は、基端23a付近の周面に連通口23cを有する。本体部23は、持ち手部21の筒部211の先端21bに接続されている。本体部23の中空部分は、連通口23cを介し、持ち手部21の中空部分と連通する。
The
回転カッター3は、回転軸31と、歯車32と、回転体33と、カッタービット34と、を備える。
The
回転軸31は、円柱形状を有しており、両端に径が小さい縮径部311を有している。回転軸31は、図示しないベアリング等の支持部材により、軸方向の中心線O回りに回転可能に、筐体2の本体部23内に支持される。
The rotating
歯車32は、軸方向の中心線Lを軸として形成される中空部32aを有する。中空部32aの径は、回転軸31の縮径部311の径と同程度で、縮径部311の径より大きい。歯車32は、中空部32aに、縮径部311のうち一方を通すことで、回転軸31に外嵌される。また、例えば、中空部32aと縮径部311とにそれぞれ設けられた図示しない凹凸部が嵌合されることで、歯車32に回転軸31が係止され、歯車32の軸回りの回転に対して、回転軸31が追従して回転する。
The
歯車32は、例えば、縮径部311に軸方向に設けられたボルト穴にボルトを締結することで、ボルトの頭部によって押さえつけられ、回転軸31に固定される。歯車32は、回転軸31と一体的に設けられてもよい。
For example, the
回転体33は、底面部331と、斜面部332と、を備える。底面部331は、円板であり、軸方向の中心線Mを軸として形成される中空部33cを有する。斜面部332は、円筒形状であり、基端33aが底面部331の周面に接続される。斜面部332の内径は、軸方向に沿って底面部から離れるにつれて、大きくなる。
The rotating
回転体33は、中空部33cに、回転軸31の縮径部311のうち、歯車32が嵌合されている一方に対する他方を通すことで、回転軸31に外嵌される。また、例えば、中空部32aと縮径部311とにそれぞれ設けられた図示しない凹凸部が嵌合されることで、回転体33に回転軸31が係止され、回転軸31の軸回りの回転に対して、回転体33が追従して回転する。
The rotating
回転体33は、例えば、縮径部311に軸方向に設けられたボルト穴にボルトを締結することで、ボルトの頭部によって押さえつけられ、回転軸31に固定される。回転体33は、回転軸31と一体的に設けられてもよい。回転体33は、本体部23の円筒部231の先端23bより背面側に配置され、円筒部231から露出している。
For example, the rotating
カッタービット34は、硬質合金で形成され、略直方体であり、一つの面に窪み34aが形成されている。窪み34aは、略三角柱状の形状を除去した形状を有する。カッタービット34は、窪み34aが形成されている面とは反対側の面が、回転体33の斜面部332の先端33bに溶着され、一定間隔を空けて回転体33に固定される。
The
加圧水供給流路4は、供給側流路41と、負荷部42と、戻り側流路43と、を備える。
The pressurized
供給側流路41は、略円筒形状を有しており、基端41aが、筐体2の筒部211の基端21aより筐体2の外側にある。基端41aは、図示しない水供給用ホースの先端に接続される。供給側流路41は、筒部211の中空部分を通り、本体部23まで延在する。供給側流路41は、回転カッター3の歯車32の近傍まで延在する。供給側流路41は、図示しない支持部材により、筒部211に支持されている。
The supply
供給側流路41は、筒部211の途中に間欠部41cを有する。間欠部41cは、仕切り220の通水部222を挟むように形成される。間欠部41cは、操作部217のハンドル218に外力がかかっていない状態では、通水部222の止水部224と重なっている。間欠部41cと通水部222との隙間には、図示しないシール部材が設けられている。
The supply
負荷部42は、内部に空洞42aを有する円柱形状であり、負荷部貫通穴42bと、供給口421と、戻り口422と、供給管423と、戻り管424と、を備える。負荷部貫通穴42bは、負荷部42の背面側に、円柱形状を除去して形成される。負荷部貫通穴42bは、回転カッター3の回転軸31の径より大きく、回転軸31が挿通され、空洞42aに回転カッター3の歯車32が配置される。負荷部貫通穴42bと回転軸31との隙間には、図示しないシール部材が設けられている。負荷部42は、図示しない支持部材により、筐体2の本体部23に支持されている。
The
供給口421の縁と供給管423の先端42cとが接合され、供給側流路41の先端41bと供給管423の基端42dが接合されており、空洞42aと供給側流路41の中空部分とが連通している。戻り口422の縁と戻り管424の基端42eが接合されている。
The edge of the
戻り側流路43は、略円筒形状を有しており、基端43aが、戻り管424の先端42fと接合されており、中空部分が負荷部42の空洞42aと連通している。先端43bは、筐体2の筒部211の基端21aより筐体2の外側にある。先端43bは、図示しない水戻り用ホースの基端に接続される。戻り側流路43は、図示しない支持部材により、筒部211に支持されている。
The return
戻り側流路43は、筒部211の途中に分岐口431を有する。分岐口431は、戻り側流路43の周面から円柱形状を除去して形成され、戻り側流路43の外側と流路側とを連通させる。
The return
加圧水供給流路4の供給側流路41と、負荷部42と、戻り側流路43と、は一体的に設けられていてもよい。
The supply
カバー5は、固定カバー51と、可動カバー52と、着脱カバー53と、を備える。
The
固定カバー51は、第1上板511と、第1側壁512と、を備える。
第1上板511は、略円板形状を有し、軸方向の中心線Nを軸として形成される中空部51aを有する。中空部51aの径は、回転カッター3の回転軸31の径より大きく、中空部51aは回転軸31に外嵌される。中空部51aと回転軸31の隙間には、図示しないシール部材が設けられている。
The fixed
The first
第1上板511の半径は、回転カッター3の回転体33の半径より大きい。図示しないバネ等により、第1上板511が筐体2の円筒部231の先端23bに弾性的に固定される。
The radius of the first
第1上板511は、板面に沿って、中心軸Nから一定の長さ離れた位置に、直線状にカットされたカット部51bを有している。
The first
第1上板511は、中心線Nとは離れた位置に、噴射口51cを有する。噴射口51cは、第1上板511から円柱形状を除去して形成され、第1上板511の正面側と背面側とを連通させる。
The first
第1側壁512は、第1上板511の端部から、背面側に突出している。第1側壁512は、第1上板511のカット部51bからは、回転カッター3の回転体33の先端33bより正面側の高さまで突出している。第1側壁512は、カット部51b以外からは、回転体33の先端33b近傍の高さまで突出している。
The
第1側壁512は、カット部51b以外の位置に、吸引口51dを有する。吸引口51dは、略円柱形状を除去した形状を有する。
The
カット部51bの位置における第1側壁512の内面の、回転カッター3の中心線Oからの距離は、回転体33の先端33bの外周の半径と同等である。第1側壁512は、カット部51b以外の位置の先端51eに、中心線Oに向かって延在する板状の着脱カバー固定部513を備える。着脱カバー固定部513にはボルト穴51fが形成されている。
The distance of the inner surface of the
可動カバー52は、回転支点部521と、第2上板522と、第2側壁523と、を備える。
回転支点部521は、リング状の形状を有している。回転支点部521の中心穴52aの内径は、回転カッター3の回転軸31の径より大きく、回転支点部521は回転軸31に対して、回転可能に外嵌される。
The
The
第2上板522は、基端52bが回転支点部521に接続されており、回転支点部521の中心軸から離れた位置ほど幅が大きい。第2上板522の先端52cは、円弧状となっており、半径は、固定カバー51の第1上板511の半径より大きい。第2上板522の弦は、カット部51bより長い。
The second
可動カバー52は、図示しない固定部材により、カット部51bを覆い閉じた位置と、カット部51bを露出して開いた位置とに固定されることが可能に設けられている。図4は、可動カバー52を開いた状態を示している。図5は、可動カバー52を開いた状態を示している。
The
第2側壁523は、第2上板522の端部から、背面側に突出している。第2側壁523は、回転カッター3の回転体33の先端33b近傍の高さまで突出している。第2側壁523の内面の、回転カッター3の中心線Oからの距離は、固定カバー51のカット部51b以外の位置における第1側壁512の外周の中心線Oからの距離と同等である。
The
図6、図7に示すように、着脱カバー53は、横板531と、縦板532と、を備える。
横板531は略直方体であり、一方の端部付近にボルト穴53aが形成されている。
縦板532は略直方体である。縦板532は、横板531のボルト穴53aが形成されている端部とは反対の端部に設けられ、横板531の板面に垂直に突出している。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
The
The
着脱カバー53は、装着時は、ボルト穴53aと固定カバー51のボルト穴51fとにボルトBを通して締結することによって、固定カバー51に固定される。着脱カバー53の装着時は、横板531が固定カバー51に対向しないように装着される。
When attached, the
カバー5は、固定カバー51の先端51e、可動カバー52先端52d、又は着脱カバー53の縦板532を縁として開口を形成する。
The
水噴射流路6は、例えば、円筒形状の管61と、ホース62と、を備える。管61の基端61aは、戻り側流路43の分岐口431の縁に接合され、管61の中空部分と戻り側流路43の中空部分とが連通する。管61の先端61bは、ホース62の基端62aと接続され、管61の中空部分とホース62の中空部分とが連通する。ホース62の先端62bと固定カバー51の噴射口51cの縁とが接合され、ホース62の中空部分と固定カバー51の背面側の空間とが連通する。
The
吸引部7は、略円筒形状である。吸引部7の基端7aがカバー5の吸引口51dの縁と接合され、吸引部7の中空部分とカバー5の背面側の空間とが連通する。吸引部7の先端7bは、図示しない水戻り用ホースの基端に接続される。水戻り用ホースには吸引装置が設けられている。
The
次に、アスベスト除去回収装置1を使用し、アスベスト含有壁を除去して回収する方法について説明する。
Next, a method of removing and recovering asbestos-containing walls using the asbestos removal and
使用者は、まず、水供給用ホースへの水の供給を開始する。水供給用ホースから供給された水は、加圧水供給流路4の供給側流路41に流入するが、間欠部41cにおいて仕切り220の止水部224に堰き止められる。
The user first starts supplying water to the water supply hose. Water supplied from the water supply hose flows into the supply
使用者は、持ち手部21の筒部211の正面側に親指をかけ、残りの指をハンドル218の背面側にかけ、アスベスト除去回収装置1を手に持つ。さらに、アスベスト除去回収装置1を持った手とは反対の手で、カバー5の可動カバー52を、固定カバー51のカット部51bを覆う位置に固定する。
The user holds the asbestos removal and
使用者は、回転カッター3のカッタービット34、固定カバー51の第1側壁512の先端51e、及び可動カバー52の第2側壁523の先端52dを、アスベスト含有壁に密接させる。固定カバー51の第1側壁512の先端51eと、可動カバー52の第2側壁523の先端52dとをアスベスト含有壁に密接せることで、切削対象箇所が、固定カバー51と可動カバー52とに覆われる。カバー5の吸引口51dに接続された水戻り用ホースの吸引装置を作動させることで、カバー5に覆われた空間を負圧とする。
The user brings the
使用者は、ハンドル218を握り、正面側に引く。ハンドル218が正面側に引かれることにより、ハンドル218に取り付けられた梃子板219が、筐体2の支点部214の支点部貫通穴21cを支点として回転する。梃子板219が回転すると、梃子板219に連結された仕切り220が、仕切り220のバネ225の復元力に打ち勝ち、背面側に引かれる。
The user grasps the
仕切り220が背面側に引かれるのに伴い、仕切り220の流路形成部223の流路穴21jが背面側に移動し、流路穴21jが供給側流路41の中空部分と連通する。流路穴21jと供給側流路41の中空部分とが連通することにより、仕切り220の止水部224に堰き止められていた水が、仕切り220を超えて供給側流路41を流れる。
As the
仕切り220を超えて供給側流路41を流れた水は、加圧水供給流路4の負荷部42に流入する。負荷部42に流入した水は、回転カッター3の歯車32の歯に圧力を与え、歯車32に回転力を与える。歯車32に回転力が与えられることで、歯車32に固定された回転軸31が回転し、回転軸31に固定された回転体33が回転する。回転体33が回転することで、回転体33に固定されたカッタービット34が旋回し、カッタービット34に密接したアスベスト含有壁が切削される。
The water that has flowed through the
負荷部42に流入した水は、歯車32の歯に圧力を与えて歯車32を回転させた後、負荷部42を出て、加圧水供給流路4の戻り側流路43に流出する。戻り側流路43に流入した水の一部は、戻り側流路43に形成された分岐口431を通り、水噴射流路6に流出する。水噴射流路6に流出した水は、管61、ホース62、及び固定カバー51の噴射口51cを通り、カバー5とアスベスト含有壁とに覆われた空間に噴射される。また、戻り側流路43に流入した水のうち、水噴射流路6に流出しない他の水は、水戻り用ホースに戻される。
The water that has flowed into the
カバー5とアスベスト含有壁とに覆われた空間に噴射された水は、切削されたアスベスト含有壁を含み、泥水となる。泥水は、固定カバー51の吸引口51dを通り、吸引部7に流出し、水戻り用ホースに取り込まれる。
The water injected into the space covered by the
アスベスト含有壁と天井の堺の箇所等、アスベスト含有壁と角度をもつ構造物の近傍の角部でアスベスト含有壁を切削する場合は、可動カバー52を、固定カバー51のカット部51bを露出する位置に固定する。さらに、固定カバー51のカット部51bの第1側壁512をアスベスト含有壁と角度をもつ構造物に密接させることで、固定カバー51、アスベスト含有壁、及びアスベスト含有壁と角度をもつ構造物で、切削対象箇所を覆う。
When cutting an asbestos-containing wall at a corner near a structure that is at an angle with the asbestos-containing wall, such as a corner between the asbestos-containing wall and the ceiling, the
カット部51bの第1側壁512をアスベスト含有壁と角度をもつ構造物に密接させることで、回転体33のカッタービット34が接着された先端33bを、アスベスト含有壁と角度をもつ構造物に近接させる。先端33bを近接させることで、アスベスト含有壁と角度をもつ構造物の近傍のアスベスト含有壁を切削する。
By bringing the
アスベスト含有壁の縁部を切削する場合は、固定カバー51に着脱カバー53を装着する。固定カバー51に着脱カバー53を装着し、縦板532の側面を、アスベスト含有壁の切削対象の面に対して角度をもつ面に密接させることで、切削対象箇所がカバー5で覆われる。
When cutting the edge of an asbestos-containing wall, a
以上のような構成をとり運用される本実施形態のアスベスト除去回収装置1は、回転カッター3の動力源と、除去したアスベスト含有壁の飛散防止及び回収のための媒体とが共に水であるため、動力源と媒体との供給及び回収を1系統で行うことができる。そのため、アスベスト除去回収装置1に接続されるホースの本数を減らせることができ、ホースが捌きやすくなり、作業効率が向上する。また、動力源の水をアスベストの飛散防止及び回収のための媒体として利用できるため、装置内の流路を簡単に構成できることから、アスベスト除去回収装置1の規模を小さくし、コストを低くすることが可能である。
The asbestos removal and
カバー5を固定カバー51、可動カバー52、及び着脱カバー53で構成することにより、アスベスト含有壁の平坦部、角部及び縁部を、切削対象箇所を覆った状態で切削できる。
By configuring the
回転カッター3に駆動力を与えたあとの戻り側流路43の加圧水が、アスベストの飛散防止及び回収の媒体となるので、回転カッター3の駆動力を低下させることなく、加圧水供給流路4の水を利用して効率よく水をカバー5内に噴射できる。
The pressurized water in the
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成要素の組み合わせを変えたり、各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the technical scope of the present invention is not limited to the above embodiments, and the combination of components may be changed or changed without departing from the spirit of the present invention. Various changes can be made or deleted.
例えば、分岐口431は、戻り側流路43ではなく、供給側流路41に形成してもよい。
For example, the
可動カバー52又は着脱カバー53は設けなくてもよい。可動カバー52を設けない場合は、固定カバー51のカット部51bの第1側壁512は、回転カッター3の回転体33の先端33b近傍の高さまで突出させる。
The
1 アスベスト除去回収装置
2 筐体
21 持ち手部
23 本体部
3 回転カッター
31 回転軸
32 歯車
33 回転体
34 カッタービット
4 加圧水供給流路
41 供給側流路
42 負荷部
43 戻り側流路
5 カバー
51 固定カバー
52 可動カバー
53 着脱カバー
6 水噴射流路
61 管
62 ホース
7 吸引部
1 Asbestos removal and
Claims (1)
筐体と、
前記筐体に回転軸が支持され、前記アスベスト含有壁を切削する回転カッターと、
前記回転カッターに回転力を加える加圧水を供給する加圧水供給流路と、
開口を有し前記回転カッター及び前記切削箇所を覆うカバーと、
前記加圧水供給流路から分岐し、前記カバー内の空間に連通する水噴射流路と、
前記カバー内の空間に連通し、前記カバーの開口の縁を前記アスベスト含有壁に密接させた状態で前記カバー内を負圧とする吸引部と、を備え、
前記水噴射流路は、前記加圧水供給流路の戻り側流路から分岐する、
アスベスト除去回収装置。 An asbestos removal and recovery device that removes and recovers asbestos-containing walls,
A casing and
a rotary cutter having a rotating shaft supported by the casing and cutting the asbestos-containing wall;
a pressurized water supply channel that supplies pressurized water that applies rotational force to the rotary cutter;
a cover having an opening and covering the rotary cutter and the cutting location;
a water injection flow path that branches from the pressurized water supply flow path and communicates with the space within the cover;
a suction part that communicates with the space inside the cover and creates a negative pressure inside the cover with the edge of the opening of the cover in close contact with the asbestos-containing wall ;
The water jet flow path branches from the return side flow path of the pressurized water supply flow path.
Asbestos removal and recovery equipment.
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