JP7359079B2 - 工場建物の傾斜検査システム - Google Patents

工場建物の傾斜検査システム Download PDF

Info

Publication number
JP7359079B2
JP7359079B2 JP2020094210A JP2020094210A JP7359079B2 JP 7359079 B2 JP7359079 B2 JP 7359079B2 JP 2020094210 A JP2020094210 A JP 2020094210A JP 2020094210 A JP2020094210 A JP 2020094210A JP 7359079 B2 JP7359079 B2 JP 7359079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inclination
tilt
factory building
electrode
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020094210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021189024A (ja
Inventor
恵太 河合
義広 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2020094210A priority Critical patent/JP7359079B2/ja
Publication of JP2021189024A publication Critical patent/JP2021189024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7359079B2 publication Critical patent/JP7359079B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、工場建物の傾斜検査システムに関する。より詳細には、工場建物に装着した傾斜センサにより、工場建物に傾斜異常が生じているかを検査できる傾斜検査システムに関するものである。
工場建物においては、その傾斜状態について検査が行われることがある。例えば地震が発生した際には、被災した工場建物に倒壊のおそれがないか等の検査が行われることがある。工場建物内に残された人の救助や、操業の再開を安全に行えるかどうかを判断するためである。そのような工場建物の検査は、従来、下げ振りにより傾きの程度を測定することにより行われていることがあった。
また、検査時間の短縮等を図るため、工場建物の傾斜状態を検出できるセンサを用いたシステムにより、工場建物の検査を行うことが考えられる。例えば、下記の特許文献1には、加速度センサを用いて電柱、橋梁、家屋、ビルディングなど構造物の傾斜を監視するシステムが開示されている。
特開2018-4387号公報
ところで、工場建物は、屋根を支持する鉄骨柱の間隔が広くとられがちである。また、工場建物の屋根は、自動機やロボット等の制御盤などが数多く配置されているなど、かなりの重量であることがある。このため、大きな地震が発生したときには、鉄骨柱に高い負荷が掛かり、微小な傾きでも変異限界となってしまうおそれがある。しかし、上記の従来技術のような構造物の傾斜状態を加速度センサにより検査する方法では、微小な傾きを精度よく検知することが困難であった。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点の解決を目的としてなされたものである。すなわちその課題とするところは、鉄骨柱の微小な傾きを精度よく、迅速かつ簡単に検査することができる工場建物の傾斜検査システムを提供することである。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の工場建物の傾斜検査システムは、工場建物に装着した傾斜センサと、前記傾斜センサが傾斜異常を検知しているときと前記傾斜異常を検知していないときとで信号の送信態様を異なるものとする送信部とを有する傾斜検査装置と、前記送信部が送信する信号を受信する受信部を有する受信装置と、を備えた工場建物の傾斜検査システムであって、前記傾斜センサは、前記工場建物の屋根を支持する鉄骨柱に装着されていること、前記傾斜センサは、第1の電極と、前記第1の電極の上方に位置する第2の電極との間に配置された導電球が前記第1の電極と前記第2の電極とに当接したとき、前記傾斜異常を検知すること、前記傾斜検査装置には、前記鉄骨柱の上下方向中間部に固定するベース部と、前記ベース部に装着され、前記傾斜センサの水平方向に対する傾きを調整可能に形成された傾斜調整部と、前記傾斜センサに装着された水準器と、を備えたこと、前記第1の電極は、上面に、頂点を下方に向けた円錐状の斜面を有していること、前記導電球は、前記傾斜異常が生じていないときには、前記第1の電極における前記斜面に当接し、前記第2の電極には当接していないこと、前記ベース部は、前記鉄骨柱に固定される基部と、前記基部から水平方向に突き出した支持部とを有するとともに、前記支持部が前記傾斜センサの下方に位置するものであること、前記傾斜調整部は、前記支持部と前記傾斜センサとの間に設けられており、前記傾斜センサが設けられた基材を、前記支持部に対して上方へと押し上げる向きの付勢力を発生させるばねと、前記基材における前記ばねの付勢力が作用する箇所の位置を上下方向について調整可能な調整ボルトとの組み合わせによる位置調整機構を、水平方向について異なる複数の位置に有することを特徴とする工場建物の傾斜検査システムである。
本発明に係る工場建物の傾斜検査システムでは、簡易な構成の傾斜センサを有する傾斜検査装置より、工場建物の重い屋根を長いスパンで支持する鉄骨柱の微少な異常角度を精度よく検知することができる。また、その検知結果を、受信装置にて迅速かつ簡単に把握することができる。これにより、鉄骨柱の微小な傾きを精度よく、迅速かつ簡単に検査することができる。さらに、作業効率の高い中間部に装着された傾斜センサの、水平方向に対する角度の調整を、水準器に基づいて迅速かつ簡単に行うことができるからである。
また上記に記載の工場建物の傾斜検査システムにおいて、前記傾斜検査装置を少なくとも、前記工場建物の外周側に位置する互いに対向する側壁沿いに設けられた複数の前記鉄骨柱にそれぞれ所定の間隔で装着したこと、前記受信装置には、前記送信部から送信される信号に基づいて、前記鉄骨柱の前記傾斜異常をマップ化して表示するマップ表示部を備えたことが好ましい。例えば、地震などの災害後に、傾斜異常が生じている領域を迅速に特定し、工場建物における立ち入り可能な領域を簡単に確認することができるからである。さらに、工場建物の外周に沿って受信装置を移動させ、工場建物の内部に立ち入ることなく、立ち入り可能な領域を簡単に確認することなどができるからである。
本発明によれば、鉄骨柱の微小な傾きを精度よく、迅速かつ簡単に検査することができる工場建物の傾斜検査システムが提供されている。
第1実施形態に係る工場建物の傾斜検査システムの概略構成図である。 第1実施形態に係る傾斜検査装置の断面図である。 第1実施形態に係る非傾斜状態の傾斜センサについて説明するための図である。 第1実施形態に係る傾斜異常状態の傾斜センサについて説明するための図である。 工場建物とその鉄骨柱への傾斜検査装置の装着例を示す図である。 受信装置のマップ表示部が表示する画像の例を示した図である。 第2実施形態に係る傾斜検査装置の断面図である。
以下、本発明を具体化した最良の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、本発明に係る1つの具体例である第1実施形態について説明し、その後、第1実施形態とは異なる具体例である第2実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態に係る工場建物1の傾斜検査システム10の概略構成図を示す。図1に示すように、傾斜検査システム10は、傾斜検査装置100と受信装置200とを備えている。傾斜検査システム10による検査対象の工場建物1は、屋根2と、屋根2を支持する複数の鉄骨柱3を備えている。傾斜検査装置100は、工場建物1のうちの鉄骨柱3に装着されている。傾斜検査装置100は、装着された鉄骨柱3に予め定められた傾斜角の傾斜が生じた傾斜異常を検知し、傾斜異常の検知に伴い、傾斜異常信号を送信することができるものである。本形態では、傾斜検査装置100は、複数の鉄骨柱3に1つずつ装着されている。
受信装置200は、傾斜検査装置100が送信した傾斜異常信号を受信することができるものである。受信装置200は、受信部210、マップ表示部220を有している。受信部210は、傾斜検査装置100が送信した傾斜異常信号を受信することができるものである。マップ表示部220は、受信部210が受信した傾斜異常信号に基づいて鉄骨柱3の傾斜異常をマップ化し、表示画面211に表示することができるものである。
図2は、傾斜検査装置100の断面図である。図2の上下方向が鉛直方向である。傾斜検査装置100は、傾斜センサ110、送信部120、調整ボルト130、水準器140、傾斜調整部150、ベース部160を有している。また、傾斜センサ110は、水準器140とともに、傾斜センサカバー170の内部に収容されている。傾斜センサカバー170は、上面部分が取り外しできる蓋となっている。
傾斜センサ110は、鉄骨柱3の傾斜角度が、許容傾斜角を超えた異常傾斜角である傾斜異常が生じた際に導電球111により接点が形成され、傾斜を検知することができるものである。具体的に、傾斜センサ110は、導電球111、第1電極112、第2電極113により構成されるスイッチ部117を有している。導電球111は、導電性を有する球体の金属よりなるものであり、第1電極112と第2電極113との間に設けられている。第1電極112と第2電極113とはともに、外形がおおむね円柱形状をした、導電性を有する金属の部材である。第2電極113は、導電球111を挟んで第1電極112の上方に配置されている。
第1電極112は、上面112aがすり鉢形(すなわち、頂点を下方に向けた円錐形状)に形成されている。導電球111は、第1電極112の上面112aの上に配置されている。また、傾斜センサ110が傾斜していない非傾斜状態のとき、第1電極112の上面112aは、360度いずれの方向についても、水平方向に対する角度が一定とされている。このため、図2に示すように、非傾斜状態において、導電球111は、第1電極112の上面112aのうちの中央(すなわち、円錐形状の頂点にもっとも近い位置)に位置している。
第2電極113は、下面113bに、下方に向けて突出した凸部113cを有する。凸部113cは、第2電極113の下面113bの外縁に沿って連続して設けられた環状のものである。第2電極113の上面113aは、平面であり、非傾斜状態のときに水平である。また、非傾斜状態において、第2電極113の下面113bは、導電球111との間に隙間が形成された非接触の状態である。そして、傾斜センサ110が非傾斜状態から異常傾斜角だけ傾いた傾斜異常状態では、導電球111は第2電極113に接触することとなる。
また、傾斜センサ110は、傾斜異常が生じた際にこれを検知し、傾斜異常信号を出力する傾斜異常検知部115が設けられた基板119を有している。基板119は、平面から見たときの形状が長方形をしている。また、第1電極112は、基板119の上面側に設けられている。第2電極113は、絶縁部材を介して、基板119や第1電極112に固定されている。
送信部120は、受信装置200の受信部210と、無線での通信が可能なものである。そして、送信部120は、傾斜異常検知部115が出力した傾斜異常信号を、受信部210に対して送信することができる。なお、傾斜異常検知部115は、傾斜異常を検知していないときには、傾斜異常信号を出力しない。このため、送信部120は、傾斜異常検知部115により傾斜異常が検知されていないときには、傾斜異常信号を送信しない。
調整ボルト130は、基板119の4つの角にそれぞれ設けられている。また、基板119の下面と傾斜センサカバー170の内面との間には、圧縮ばね131が配置されている。圧縮ばね131は、その内側に調整ボルト130が挿通されており、調整ボルト130の位置で基板119を上向きに付勢している。よって、調整ボルト130を回転させることで、基板119の4つの角の高さをそれぞれ調整することができる。これにより、基板119の傾きを調整することができる。この調整ボルト130による傾き調整は、例えば、スイッチ部117および基板119を、傾斜調整部150へと取り付ける前などに行うことができる。これにより、傾斜センサ110の動作確認などを行うことができる。
水準器140は、傾斜センサ110に装着されている。本形態の水準器140は、360度いずれの方向についても、水平方向に対する傾きを確認することができる丸型気泡タイプのものである。また本形態では、水準器140は、第2電極113の上面113aに設けられている。よって、水準器140により、傾斜センサ110の非傾斜状態を確認することができる。また、傾斜センサカバー170の上部には、水準器140に対応した位置に、貫通穴171が形成されている。これにより、水準器140を傾斜センサカバー170の外部から視認でき、非傾斜状態を確認することができる。
傾斜調整部150は、球面スライド151とスライドベース152とを有している。傾斜調整部150は、スライドベース152のベース取付面152aに対する球面スライド151のスライド取付面151aの角度を調整できる球面スライド式の水平調整機構を備えた調整ステージである。また、傾斜調整部150は、球面スライド151のスライド取付面151aに、傾斜センサカバー170が固定されている。これにより、傾斜調整部150は、傾斜センサ110の水平方向に対する傾きを調整することができる。この傾斜調整部150により、例えば、鉄骨柱3への装着後の傾斜センサ110の傾きを調整することができる。
ベース部160は、基部161と、基部161に対して直角に設けられた支持部162とを有するL字形状のブラケットである。支持部162には、スライドベース152のベース取付面152aが固定されている。また、ベース部160は、基部161にて鉄骨柱3に固定されている。これにより、傾斜検査装置100は、工場建物1の鉄骨柱3に装着されている。ベース部160は、鉄骨柱3の上端や下端ではなく、それらの間に位置する中間部4に固定されている。つまり、傾斜検査装置100は、作業のしやすい高さに取り付けられている。よって、傾斜検査装置100のベース部160の鉄骨柱3への取付作業、鉄骨柱3への取付後の傾斜調整部150による傾斜センサ110の角度調整作業などの効率化を図ることができる。また、その角度調整の際には、水準器140により非傾斜状態を容易に確認することができる。
次に、傾斜センサ110についてより詳細に説明する。図3は、非傾斜状態における傾斜センサ110について説明するための図である。図3(A)は、非傾斜状態における傾斜センサ110のスイッチ部117の断面図である。図3(B)は、非傾斜状態における傾斜センサ110の通電回路を模式的に示す図である。
図3(A)には、非傾斜状態における第1電極112の上面112aの、水平方向に対する角度である設定傾斜角θ1を示している。設定傾斜角θ1は、異常傾斜角よりも小さい角度とされている。また、非傾斜状態においては、導電球111は、第2電極113には接触していない。
図3(B)に示すように、スイッチ部117が接続された傾斜センサ110の回路には、傾斜異常検知部115に加え、この回路に電力を供給することができる電源116が接続されている。傾斜異常検知部115は、傾斜センサ110の回路における通電が検知でき、通電がある場合には送信部120へと傾斜異常信号を出力できるものであればよい。傾斜異常検知部115は、例えば、傾斜センサ110の回路に流れる電流を測定する電流測定回路と、電流測定回路により測定された電流値が一定値以上である場合に傾斜異常信号を出力する出力回路とにより構成することができる。電源116としては、例えば、蓄電池、太陽電池、商用電源などを用いることができる。
また、図3(B)に模式的に示すように、非傾斜状態では、スイッチ部117において、第1電極112と第2電極113とが導電球111によって電気的に接続されていない。このため、非傾斜状態では傾斜異常検知部115により通電が検知されない。よって、送信部120は、傾斜異常信号を送信しない状態である。
図4は、傾斜異常状態における傾斜センサ110について説明するための図である。図4(A)は、傾斜異常状態における傾斜センサ110のスイッチ部117の断面図である。図4(B)は、傾斜異常状態における傾斜センサ110の通電回路を模式的に示す図である。
図4(A)には、非傾斜状態に対して異常傾斜角θ2だけ傾斜した傾斜異常が生じている場合を示している。異常傾斜角θ2は、設定傾斜角θ1よりも大きな角度であるため、第1電極112の上面112aには、その円錐形状の頂点よりも低い箇所が生じる。このため、導電球111は、傾いている第1電極112の上面112aのうちの低い箇所へと移動し、これにより、第2電極113へと当接している。すなわち、傾斜異常状態では、導電球111は、第1電極112と第2電極113との両方に当接している。
これにより、図4(B)に模式的に示すように、傾斜異常状態では、スイッチ部117において、第1電極112と第2電極113とが導電球111によって電気的に接続される。このため、傾斜異常状態では傾斜異常検知部115により通電が検知される。よって、傾斜異常状態では、送信部120は、傾斜異常信号を送信する。これにより、受信装置200の受信部210は、送信部120が送信した傾斜異常信号を受信し、その傾斜異常信号を送信した傾斜検査装置100が装着されている鉄骨柱3に傾斜異常が生じていることを把握することができる。
工場建物1では、複数の鉄骨柱3の間隔が広く、鉄骨柱3に支持される屋根2の重量も大きくなりがちである。さらに、例えば、工場建物1が自動車の製造に用いられるものである場合には、製造物も大きく、製造ラインが長くなってしまうことがあるため、内部空間も広く確保されていることがある。このため、工場建物1の鉄骨柱3においては、微小な傾きでも倒壊のおそれがある傾斜異常にいたってしまうおそれがある。すなわち、工場建物1においては、鉄骨柱3の異常傾斜角θ2の最小値は、例えば2°程度の微少な値である傾向にある。
そこで、本形態の傾斜検査システム10の傾斜検査装置100では、傾斜センサ110に導電球111を用いた上記の簡素な構成のスイッチ部117を採用している。このようなスイッチ部117の構成では、第1電極112の上面112aの微少な設定傾斜角θ1を、高い精度で得ることができる。これにより、傾斜センサ110は、微少な異常傾斜角θ2であっても精度良く検知することができる。
また、本形態の傾斜検査システム10では、傾斜検査装置100が傾斜異常信号を送信することで、受信装置200によってこれを受信することができる。すなわち、鉄骨柱3に傾斜異常が発生しているか否かを、鉄骨柱3から離れた位置にて、検査員が把握することができる。すなわち、傾斜異常が発生している鉄骨柱3を、迅速かつ簡単に把握することができる。また、工場建物1に近づかずに鉄骨柱3の傾斜異常を検査することができるため、検査を安全に行うこともできる。よって、例えば、地震が生じた際には、被災した工場建物1への立ち入りが安全に行えるか否かを、精度よく、迅速かつ簡単に、さらに安全に確認することができる。すなわち、工場建物1内に負傷者が取り残されている場合には、災害後の早期に救助活動を開始することができる。また、工場建物1の鉄骨柱3の傾きに異変がないか否かを定期的に検査するような場合にも、精度よく、迅速かつ簡単に行うことができる。
次に、工場建物1の傾斜検査システム10による検査の適用例について説明する。図5は、工場建物1の具体例を示す平面図である。図5に示す工場建物1は、外周に沿って鉄骨柱3を14本、有している。また14本の鉄骨柱3をそれぞれ、アルファベットを付して鉄骨柱3A~3Nとして示している。工場建物1には、鉄骨柱3A~3Gがひとつの側壁に沿って設けられており、その側壁と対向する側壁に沿って、鉄骨柱3H~3Nが設けられている。鉄骨柱3A~3G、鉄骨柱3H~3Nはそれぞれ、工場建物1の外壁に沿って一定間隔で配置されている。
また、鉄骨柱3A~3G、3H~3Nには、1本おきに傾斜検査装置100が装着されている。具体的には、傾斜検査装置100は、鉄骨柱3A、3C、3E、3G、3H、3J、3L、3Nに設けられている。傾斜検査装置100にもそれぞれ、装着されている鉄骨柱3に対応したアルファベットを付して示している。なお、鉄骨柱3における傾斜検査装置100の設置高さは、地上から2m程度としている。これにより、保守点検の作業員は、傾斜検査装置100に係る保守点検を容易に行うことができる。
そして、工場建物1の検査時には、受信装置200が鉄骨柱3に装着された傾斜検査装置100から送信される傾斜異常信号を漏れなく受信できるように検査を行う。例えば、図5に示す例の工場建物1の検査時には、検査員は、すべての傾斜検査装置100に対して、受信装置200を、送信部120と受信部210とで通信可能な通信可能距離にまで近づけることで検査を行うことができる。具体的には、例えば、通信可能距離が工場建物1に対して広い場合には、受信装置200を持った検査員は、鉄骨柱3Dの付近における工場建物1の側壁の外側の位置に立つことで検査を行うことができる。また、通信可能距離が工場建物1に対して広い場合には、例えば、工場建物1とは異なる建物内に設置された受信装置200にて検査を行うことも可能である。
一方、例えば、通信可能距離が工場建物1に対して狭い場合にも、傾斜検査装置100が工場建物1の外周側の鉄骨柱3に設けられていることで、検査員は、受信装置200を持って工場建物1の外側を1周することで検査を行うことができる。また、受信装置200が複数ある場合には、異なる検査員がそれぞれ受信装置200を持ち、手分けして検査を行うこととしてもよい。すなわち、例えば、受信装置200を持った2人の検査員がそれぞれ、工場建物1の鉄骨柱3A~3G側の壁の外側と、鉄骨柱3H~3Nの側の壁の外側とに沿って歩き、それぞれの受信装置200の受信データを総合することで検査を行うこともできる。
図6は、図5に示す工場建物1の例にて受信部210が受信した傾斜異常信号に基づいて、受信装置200のマップ表示部220が表示する画像の例を示した図である。マップ表示部220の表示画面211には、工場建物1の鉄骨柱3A~3Nのレイアウトが表示されている。そして、この例では、受信部210は、傾斜検査装置100A、100C、100H、100J、100Lの送信部120から、傾斜異常信号を受信している。その他の傾斜検査装置100E、100G、100Nの送信部120からは、傾斜異常信号を受信していない。
このような受信部210の受信状態に基づいて、本形態のマップ表示部220は、表示画面211に、傾斜異常を検知した傾斜検査装置100が装着されている鉄骨柱3を示す異常傾斜位置表示LA1を表示する。傾斜検査装置100A、100C、100H、100J、100Lの送信部120から傾斜異常信号を受信したこの例では、鉄骨柱3A、3C、3H、3J、3Lについて、異常傾斜位置表示LA1がなされている。これにより、検査員は、傾斜異常が発生している鉄骨柱3を適切に把握することができる。
また、本形態のマップ表示部220は、表示画面211に、図6に示すように、傾斜異常を検知した傾斜検査装置100が装着されている鉄骨柱3を含む領域を示す異常傾斜領域表示LA2を表示する。傾斜検査装置100A、100C、100H、100J、100Lの送信部120から傾斜異常信号を受信したこの例では、鉄骨柱3A、3C、3H、3J、3Lを含む領域について、異常傾斜領域表示LA2がなされている。これにより、検査員は、傾斜異常が発生している鉄骨柱3が含まれている領域を適切に把握することができる。
なお、異常傾斜位置表示LA1、異常傾斜領域表示LA2は、受信部210が受信した傾斜異常信号に基づいて、マップ表示部220が、鉄骨柱3の傾斜異常をマップ化して表示した例である。つまり、マップ表示部220は、異常傾斜位置表示LA1、異常傾斜領域表示LA2の一方のみを表示することとしてもよい。また、その他の態様で鉄骨柱3の傾斜異常をマップ化して表示することとしてもよい。
そして、マップ表示部220の表示により、工場建物1のうち、鉄骨柱3に傾斜異常が生じている範囲を迅速に特定することができる。このため、地震が生じた後にも、工場建物1の立ち入り可能範囲を簡単に確認することができる。またこの例では、傾斜センサ110を、すべての鉄骨柱3ではなく、所定の本数おきで一部の鉄骨柱3に装着していることで、少ない数の傾斜センサ110により安価に検査を行うことができる。さらに、その所定の本数おきで傾斜センサ110が装着されている鉄骨柱3は、工場建物1の外周側に位置する鉄骨柱3である。これにより、工場建物1の全体の検査を、少ない数の傾斜センサ110により、安価に適切に行うことができる。また、工場建物1の外周側に位置する鉄骨柱3に傾斜センサ110を設けていることで、送信部120と受信部210との通信可能範囲が狭い場合にも、工場建物1の外側から、受信部210により、送信部120から送信された傾斜異常信号を受信することができる。すなわち、工場建物1の外周側に位置する鉄骨柱3に傾斜センサ110を設けていることで、工場建物1の内部に立ち入ることなく、立ち入り可能な領域を簡単に確認することなどが可能である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、傾斜検査装置の構成が、第1実施形態と異なる。よって、第2実施形態については、第1実施形態と異なる傾斜検査装置説明について説明する。図7は、第2実施形態に係る傾斜検査装置101の断面図である。本形態の傾斜検査装置101と第1実施形態の傾斜検査装置100との違いは、端的には、傾斜調整部150の有無である。
図7に示すように、傾斜検査装置101は、傾斜センサ110、送信部120、調整ボルト130、水準器140、ベース部160を有している。また、傾斜センサ110は、水準器140とともに、傾斜センサカバー170の内部に収容されている。そして、本形態では、傾斜センサカバー170が直接、ベース部160に装着されている。
そして、傾斜検査装置101でも、傾斜センサ110の水平方向に対する傾きの調整を、基板119の4つの角にそれぞれ設けられた各調整ボルト130を回転させることで行うことができる。そして、本形態においても、鉄骨柱3への装着後の傾斜センサ110の傾きを、調整ボルト130により調整することができる。すなわち、傾斜センサ110の水平方向に対する傾きの調整を行う構成は、少なくとも1つあればよい。なお、本形態においても、傾斜検査装置101を用いること以外は、第1実施形態と同様とすることができる。
<作用効果>
以上詳細に説明したように、上記の実施形態に係る工場建物1の傾斜検査システム10は、傾斜検査装置100、101、および、受信装置200を備える。傾斜検査装置100は、工場建物1に装着した傾斜センサ110、傾斜センサ110が傾斜異常を検知しているときに傾斜異常信号を送信する送信部120を有する。つまり、送信部120は、傾斜センサ110が傾斜異常を検知しているときと傾斜異常を検知していないときとで信号の送信態様を異なるものとする。受信装置200は、送信部120が送信する信号を受信する受信部210を有する。また、傾斜センサ110は、工場建物1の屋根2を支持する鉄骨柱3に装着されている。そして、傾斜センサ110は、第1電極112と第2電極113との間に配置された導電球111が第1電極112と第2電極113とに当接したとき、傾斜異常を検知する。このような簡易な構成の傾斜センサ110を有する傾斜検査装置100により、工場建物1の重い屋根を長いスパンで支持する鉄骨柱3の微少な異常角度を精度よく検知することができる。また、その検知結果を、受信装置200にて迅速かつ簡単に把握することができる。これにより、鉄骨柱の微小な傾きを精度よく、迅速かつ簡単に検査することができる工場建物の傾斜検査システムが実現されている。
また、傾斜検査装置100、101は、鉄骨柱3の上下方向における中間部4に固定するベース部160と、傾斜センサ110の水平方向に対する傾きを調整可能な調整ボルト130、傾斜調整部150を備えている。また、傾斜検査装置100、101は、傾斜センサ110に装着された水準器140を備えている。よって、作業効率の高い中間部4に装着された傾斜センサ110の、水平方向に対する角度の調整を、水準器140に基づいて迅速かつ簡単に行うことができる。これにより、信頼性の高い工場建物1の傾斜検査システム10を構築することができる。
また、傾斜センサ110を、工場建物1における複数の鉄骨柱3に所定の間隔で装着している。さらに、受信装置200は、送信部120から送信される信号に基づいて、鉄骨柱3の傾斜異常をマップ化して表示するマップ表示部220を備えている。よって、例えば地震などの災害後に、傾斜異常が生じている領域を迅速に特定し、工場建物1における立ち入り可能な領域を簡単に確認することができる。
また、傾斜センサ110は、工場建物1における外周側の鉄骨柱3に所定の間隔で装着されている。よって、工場建物1の外周に沿って受信装置200を移動させ、工場建物1の内部に立ち入ることなく、立ち入り可能な領域を簡単に確認することなどが可能である。
[変形例]
なお上記の実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。従って本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、上記の実施形態では、鉄骨柱の傾斜異常のみを検査する工場建物の傾斜検査システムについて説明した。しかし、鉄骨柱の傾斜異常に加え、さらに異なる検査項目についても検査できるシステムであってもよい。本発明の傾斜検査システムに追加できる検査項目としては、例えば、温度、湿度、ガス、照度、音響、人の検知が考えられる。すなわち、例えば、傾斜検査装置に温度センサや湿度センサを追加で設けておくことで、製品の品質や人体に適切な温度、湿度であるかを検査や監視することができる。また、例えばCOなどの各種のガスセンサを設けておくことで、特定のガスが発生していないかを検査や監視することができる。また、照度センサを設けておくことで、工場建物内での作業に適した照度であるかを判定することなどができる。また、音響センサを設けておくことで、騒音の程度が許容範囲内であるかを判定することができる。また、人感センサにより、災害時に、工場建物内に取り残された人がいることを確認することができる。そして、これらの他の検査項目に関する検知信号についても、受信装置にて受信できるようにしておけばよい。
また、上記の実施形態では、マップ表示部は、傾斜異常が発生している鉄骨柱や領域を示す表示することとして説明した。しかし、マップ表示部は、傾斜異常が発生していない鉄骨柱や領域を示すこととしてもよい。
また上記の実施形態では、傾斜検査装置の送信部が送信した信号を直接、受信装置の受信部が受信する構成であることとして説明した。しかし、例えば、送信部と受信部との通信は、中継装置を経由してなされるものであってもよい。また例えば、すべての送信部と受信部とがインターネット等の外部のネットワークを通じて接続できる構成であってもよい。また例えば、傾斜検査装置は、傾斜異常が生じたときにこれを検知して傾斜異常信号を送信するものに限らず、鉄骨柱の傾斜角が許容範囲内であるときにこれを検知して傾斜許容信号を送信するものであってもよい。また例えば、送信部は、必ずしも傾斜検査装置毎に備えられている必要はなく、複数の傾斜センサについての信号を送信できるものであってもよい。
また上記の実施形態で説明した鉄骨柱の配置やそこに装着する傾斜センサの配置は、単なる一例である。つまり、上記の実施形態では、工場建物の外周側の鉄骨柱にのみ傾斜センサを装着した例について説明したが、当然、工場建物の外周側の鉄骨柱よりも内側に位置する鉄骨柱に傾斜センサを装着してもよい。また、上記の実施形態では、傾斜センサを鉄骨柱に1本おきの一定間隔で装着した例について説明したが、一定間隔での配置に限らず、例えば、傾斜センサを鉄骨柱に1本おきの間隔で装着する区間と2本おきの間隔で装着する区間とを設けるなどしてもよい。
また上記の実施形態では、工場建物のひとつの階の鉄骨柱に対してのみ検査を行う構成について具体的に説明した。すなわち、上記の実施形態では、鉄骨柱のひとつの階の部分に傾斜センサを設ける例について説明したが、工場建物に複数の階がある場合には、階ごとにそれぞれ傾斜センサを設けることとしてもよい。これにより、階ごとに鉄骨柱の傾斜異常の有無を検査することができる。具体的には、例えば、複数階を有する工場建物において、下層階の床から下層階よりも上の上層階の天井まで延びる鉄骨柱がある場合には、その鉄骨柱の下層階の部分と上層階の部分とについてそれぞれ、傾斜センサを設けることとしてもよい。また例えば、下層階の床から上層階の天井まで延びる鉄骨柱が複数ある場合には、鉄骨柱ごとに異なる階の部分に傾斜センサを設けることとしてもよい。そして、複数の階について検査を行う場合、マップ表示部は、複数の階についてそれぞれ、鉄骨柱の傾斜異常をマップ化した画像を表示するものとすればよい。
1 工場建物
2 屋根
3 鉄骨柱
3A 中間部
10 傾斜検査システム
100、101 傾斜検査装置
110 傾斜センサ
111 導電球
112 第1電極
113 第2電極
130 調整ボルト
140 水準器
150 傾斜調整部
160 ベース部
120 送信部
200 受信装置
210 受信部
220 マップ表示部

Claims (2)

  1. 工場建物に装着した傾斜センサと、前記傾斜センサが傾斜異常を検知しているときと前記傾斜異常を検知していないときとで信号の送信態様を異なるものとする送信部とを有する傾斜検査装置と、
    前記送信部が送信する信号を受信する受信部を有する受信装置と、を備えた工場建物の傾斜検査システムであって、
    前記傾斜センサは、前記工場建物の屋根を支持する鉄骨柱に装着されていること、
    前記傾斜センサは、第1の電極と、前記第1の電極の上方に位置する第2の電極との間に配置された導電球が前記第1の電極と前記第2の電極とに当接したとき、前記傾斜異常を検知すること
    前記傾斜検査装置には、前記鉄骨柱の上下方向中間部に固定するベース部と、前記ベース部に装着され、前記傾斜センサの水平方向に対する傾きを調整可能に形成された傾斜調整部と、前記傾斜センサに装着された水準器と、を備えたこと、
    前記第1の電極は、上面に、頂点を下方に向けた円錐状の斜面を有していること、
    前記導電球は、前記傾斜異常が生じていないときには、前記第1の電極における前記斜面に当接し、前記第2の電極には当接していないこと、
    前記ベース部は、前記鉄骨柱に固定される基部と、前記基部から水平方向に突き出した支持部とを有するとともに、前記支持部が前記傾斜センサの下方に位置するものであること、
    前記傾斜調整部は、前記支持部と前記傾斜センサとの間に設けられており、前記傾斜センサが設けられた基材を、前記支持部に対して上方へと押し上げる向きの付勢力を発生させるばねと、前記基材における前記ばねの付勢力が作用する箇所の位置を上下方向について調整可能な調整ボルトとの組み合わせによる位置調整機構を、水平方向について異なる複数の位置に有することを特徴とする工場建物の傾斜検査システム。
  2. 請求項1に記載の工場建物の傾斜検査システムにおいて、
    前記傾斜検査装置を少なくとも、前記工場建物の外周側に位置する互いに対向する側壁沿いに設けられた複数の前記鉄骨柱にそれぞれ所定の間隔で装着したこと、
    前記受信装置には、前記送信部から送信される信号に基づいて、前記鉄骨柱の前記傾斜異常をマップ化して表示するマップ表示部を備えたことを特徴とする工場建物の傾斜検査システム。
JP2020094210A 2020-05-29 2020-05-29 工場建物の傾斜検査システム Active JP7359079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020094210A JP7359079B2 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 工場建物の傾斜検査システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020094210A JP7359079B2 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 工場建物の傾斜検査システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021189024A JP2021189024A (ja) 2021-12-13
JP7359079B2 true JP7359079B2 (ja) 2023-10-11

Family

ID=78848463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020094210A Active JP7359079B2 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 工場建物の傾斜検査システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7359079B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155027A (ja) 1998-11-19 2000-06-06 Komatsu Ltd 水準器
JP2007101502A (ja) 2005-10-07 2007-04-19 Koshin Kensetsu Kk 変位情報取得システム
JP2012124087A (ja) 2010-12-10 2012-06-28 Panasonic Corp 傾斜センサ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63176571A (ja) * 1987-01-16 1988-07-20 新日本製鐵株式会社 鋼構造物の解体工法
JP3888746B2 (ja) * 1997-09-29 2007-03-07 株式会社カネコ 斜面崩壊検知装置
JPH11241919A (ja) * 1997-12-09 1999-09-07 Azuma Systems:Kk 傾斜監視装置および傾斜監視装置の取付方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155027A (ja) 1998-11-19 2000-06-06 Komatsu Ltd 水準器
JP2007101502A (ja) 2005-10-07 2007-04-19 Koshin Kensetsu Kk 変位情報取得システム
JP2012124087A (ja) 2010-12-10 2012-06-28 Panasonic Corp 傾斜センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021189024A (ja) 2021-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101076032B1 (ko) 지진 또는 외부 충격발생시 전력차단 시스템
KR100942060B1 (ko) 교량 상판의 이탈방지를 위한 교좌를 갖춘 교량
KR101839364B1 (ko) 태양광 발전 종합 안전진단 관리 시스템
KR101815121B1 (ko) 통합 스마트 센서 및 관제서버를 통한 건축물 상태 감시 장치 및 방법
JP2015102529A (ja) ハザード監視システム、およびハザード警報端末
JP7359079B2 (ja) 工場建物の傾斜検査システム
RU2584756C1 (ru) Система мониторинга объектов железнодорожной инфраструктуры
US6845564B2 (en) Level monitoring sensor apparatus, solid structure sensor apparatus, and pendulum sensor apparatus
KR101803603B1 (ko) Gps를 활용한 지반침하 감시 시스템
CN112153673B (zh) 动力特性监测基础上的钢平台装备安全监控方法
KR101402952B1 (ko) 하중 센서를 이용한 건축구조물의 변형 모니터링 장치 및 모니터링 방법
KR102255190B1 (ko) 이동설치식 현장 모니터링장치
KR102161751B1 (ko) 교량 조인트부 원격 위험 감지 시스템
JP2016136475A (ja) 傾斜検知装置及びそれを用いた事故検知防護柵
CN107101610B (zh) 可用于建筑结构形变监测的位移监测系统
KR102031808B1 (ko) 교량변위 측정 시스템
KR101497107B1 (ko) 건물 안전도 측정시스템
KR101854174B1 (ko) 측량지점의 실시간 오류 확인이 가능한 정확도 향상 측량장치
KR101224077B1 (ko) 지피에스를 이용한 기준점의 지반상태확인시스템
CN210238599U (zh) 静载试验反力平台监控系统
KR102123816B1 (ko) 지진 및 위험지역 구조물을 위한 스마트 재난방지 시스템
KR20150100240A (ko) 무대용 이상징후 예측 시스템
KR20230024567A (ko) 배전계통에 설치된 단말장치들을 이용한 지진감지 시스템 및 방법
JP2023077499A (ja) 建物の傾斜異常検査システム
CN114694350A (zh) 气体和地震探测器、气体和地震远程监控系统及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230911

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7359079

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151