JP7358303B2 - 管理システム及び管理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、管理システム及び管理方法に関する。
従来、便潜血検査及び血液検査等の様々な検査が行われている。こうした検査の中には、例えば検査機関等の検査を実施する機関と、例えば病院等の検査結果を利用する機関と、が異なる場合がある。
例えば、便潜血検査の場合、被検者は、糞便等の検体を採取して病院に提出する。病院は、複数の被検者から提出された検体とともに、各々の被検者を特定するための氏名、性別及び年齢等の情報が含まれた検査オーダーを検査機関に提供する。検査機関は、病院から提供を受けた複数の検体の各々について検査を実施し、病院から受けた検査オーダーに基づいて、被検者と検査結果を対応付けて病院及び/又は被検者に通知する。
すなわち、検査機関においては、検体を収容した検体容器の検体に係る検査結果と、検査オーダーと、を対応付ける作業を行っている。従来、この作業は、検査オーダーに基づいて発行されたバーコード等を対応する被検者の検体容器に手作業で貼付し、検体の検査時にバーコードを読み取る等の手法により行われていた。
例えば、被検査者の氏名が手書き文字で記載される欄とバーコードとを含む検査カードを、当該バーコードを用いて検体容器に対応付ける技術が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1には、各検体容器に係る検査分析結果データを検査報告書として出力する場合に、対応する検査カードの氏名欄をイメージデータとして出力することが記載されている。
特開平9-068535号公報
近年、上述したような検査作業について、効率化を図るために、検体容器にバーコード等の識別手段を付与せずとも、検体容器に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーと、を適切に対応付けることができる技術が望まれている。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、検査結果と検査オーダーとの対応付けを適切に行うことができる管理システム及び管理方法を提供することを目的とする。
本開示の管理システムは、少なくとも1つのプロセッサを備えた管理システムであって、プロセッサは、検体を収容し、かつ、当該検体が採取された被検者を判別するための判別情報が外表面に付与された複数の検体容器の各々について、外表面を撮影して得られる撮影画像を取得し、当該撮影画像と、被検者ごとに判別情報を含む判別画像の情報が予め登録された検査オーダーと、に基づき、各々の検体容器に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付ける。
なお、本開示の管理システムは、プロセッサが、撮影画像に含まれる判別情報の画像と、検査オーダーに登録された判別画像の情報と、の比較によって、各々の検体容器に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付けてもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、判別画像は、各々の被検者が自身の判別情報を予め撮影した画像であってもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、判別画像は、用紙に記入された判別情報を撮影した画像であってもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、判別画像は、検体容器の外表面に付与された判別情報を撮影した画像であってもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、判別画像は、各々の被検者が描画装置に自身の判別情報を描画することで生成された画像であってもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、判別情報は、各々の被検者が設定したサイン、記号、絵及び写真の少なくとも1つを含んでもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、判別情報は、各々の被検者ごとに設定された第1の識別番号を含んでもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、判別情報は、各々の検体容器ごとに設定された第2の識別番号を含んでもよい。
また、本開示の管理システムは、プロセッサが、被検者のグループが複数存在し、複数のグループについて検体の検査が連続的に行われる場合に、複数のグループ間の境界を示すグループ境界情報が外表面に付与された境界用容器について、外表面を撮影して得られる撮影画像を取得し、撮影画像に基づき、境界用容器に付与されたグループ境界情報を認識し、当該認識の結果と、グループ境界情報に対応するグループ分けがなされた検査オーダーと、に基づき、各々の検体容器に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付けてもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、境界用容器は、グループ内において最初及び最後の少なくとも一方に検査が行われる検体を収容した検体容器であってもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、境界用容器は、検体を収容しないダミー容器であってもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、グループ境界情報は、被検者が属するグループを判別するためのグループ判別情報を含み、プロセッサは、撮影画像に基づき、グループ判別情報を更に認識し、当該認識の結果と、グループ判別情報を更に含む検査オーダーと、に基づき、各々の検体容器に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付けてもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、グループ境界情報は、文字及び記号の少なくとも一方により表されてもよい。
また、本開示の管理システムにおいて、ダミー容器の外表面に被検者情報の記入がないことをグループ境界情報として用いてもよい。
また、本開示の管理システムは、プロセッサが、検査結果と、検査オーダーと、を対応付けてディスプレイに表示する制御を行ってもよい。
また、本開示の管理システムは、プロセッサが、複数の被検者ごとに、撮影画像から判別情報を含む領域を抽出したラベル画像を生成し、ラベル画像に含まれる判別情報に基づき、ラベル画像と、検査結果と、検査オーダーと、を対応付けてディスプレイに表示する制御を行ってもよい。
本開示の管理方法は、検体を収容し、かつ、当該検体が採取された被検者を判別するための判別情報が外表面に付与された複数の検体容器の各々について、外表面を撮影して得られる撮影画像を取得し、当該撮影画像と、被検者ごとに判別情報を含む判別画像の情報が予め登録された検査オーダーと、に基づき、各々の検体容器に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付ける処理をコンピュータが行うものである
本開示によれば、検査結果と検査オーダーとの対応付けを適切に行うことができる管理システム及び管理方法を提供することができる。
各実施形態に係る管理システムの構成の一例を示す図である。 便潜血検査用の検体容器の一例を示す図である。 便潜血検査装置(検査装置)の一例を示す斜視図である。 各実施形態に係る管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 各実施形態に係る管理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 検査オーダーの一例を示す図である。 判別画像を登録するための事前登録用紙の一例を示す図である。 判別画像が登録された検査オーダーの一例を示す図である。 検体容器がラックに収容された状態の一例を示す図である。 検体容器を撮影して得られる撮影画像と検査結果の一例を示す図である。 検査結果と検査オーダーとを対応付ける処理を説明するための図である。 検査結果と検査オーダーとが対応付けられて表示された画面の一例を示す図である。 管理装置における処理の一例を示すフローチャートである。 検査装置における処理の一例を示すフローチャートである。 グループ境界情報が付与された検体容器の一例を示す図である。 検査結果と検査オーダーとを対応付ける処理を説明するための図である。 グループ境界情報が付与されたダミー容器の一例を示す図である。 検査結果と検査オーダーとを対応付ける処理を説明するための図である。 グループ境界情報が付与されたダミー容器の一例を示す図である。 グループ境界情報が付与されたダミー容器の一例を示す図である。 グループ境界情報が付与されたダミー容器の一例を示す図である。
以下、本開示の各実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1を参照して、本開示の管理システム20の構成について説明する。図1に示すように、便潜血検査又は血液検査等の各種医療関連の検査(以下、単に「検査」という)では、被検者10が健康診断その他検査又は診断等のために訪れる病院11と、病院11とは別組織である検査機関12とが関わる。
被検者10は、検査に用いる検体を採取し、採取した検体を専用の容器(以下、「検体容器」という)13に収容して病院11に提出する。検体とは、被検者10の体組織又は分泌物等である。例えば、便潜血検査においては、検体は被検者10の糞便である。また、血液検査においては、検体は、被検者の血液である。以下、説明のため、実施する検査が具体的に便潜血検査であるとする。また、被検者10は、自身の判別情報70を含む判別画像72を検査機関12に提出する(詳細は後述)。
一方、病院11は、通常、検査の専門機関である検査機関12に検査の依頼をする。例えば、病院11は病院情報システム(HIS(Hospital Information System))16等を用いて、検査機関12に検査の依頼(以下、「検査オーダー」という。詳細は後述。)を発行する。また、病院11は、検体を収容した検体容器13を、検査機関12に送る。
図2は、検体容器13の一例としての採便容器を示す図である。検体容器13は、被検者10が自ら採便し、かつ、一定期間安定に保存し得るようにキット化した容器である。図2に示すように、検体容器13は、検体である糞便を収容する容器本体31と、容器本体31に着脱自在に設けられたキャップ32と、を備える。容器本体31は、例えば透明又は半透明であり、内部には検体である糞便の保存液及び/又は希釈液等が入っている。キャップ32には、容器本体31に挿入する挿入部(図示しない)が取り付けられている。このため、被検者10は、キャップ32を容器本体31から取り外し、挿入部の先端で検体である糞便の表面をなぞる等して糞便を採取し、挿入部を容器本体31に挿入してキャップ32を閉じることにより、検体である糞便を採取する。
検体容器13において、容器本体31の外表面にはラベル35が貼付され、ラベル35には、被検者10が自身の判別情報70を含む各種情報を記入することが可能となっている。すなわち、検体容器13の外表面には、検体容器13に収容された検体が採取された被検者を判別するための判別情報70が少なくとも付与されている。判別情報70とは、検体容器13の外表面に付与される情報であって、複数の被検者の中から1人の被検者を特定するための被検者固有の情報である。
図2の例では、ラベル35には、判別情報70の一例としての被検者自筆のサイン(「Fuji」)、性別選択欄(「男」)、年齢記入欄(「37才」)及び採便日時記入欄(「2019年4月25日18時」)が設けられている。
なお、通常、便潜血検査は2日分の糞便を用いて検査を行うため、同一人物に係る2日分の検体容器13の区別のために、色違いの2種類のラベル35を用いてもよい。例えば、図2における性別選択欄を示す文字(「男」及び「女」)、年齢記入欄を示す文字(「才」)、採便日時記入欄を示す文字(「年」「月」「日」及び「時」)、及び/又はその他罫線等の色を異ならせてもよい。以下では、説明の簡略化のため、同一の被検者10に係る検体容器13は1本のみとして説明する。
検査機関12は、少なくとも1台の検査装置21と、管理装置22と、を備える。本開示の管理システム20は、管理装置22と、検査装置21の一部又は全部と、によって構成される。なお、検査機関12は、実施する検査の種類に応じて、複数種類の検査装置21を備えてもよい。例えば、検査機関12が便潜血検査と血液検査に対応する場合、便潜血検査装置と血液検査装置の2種類の検査装置21を備えていてもよい。
図3は、検査装置21の一例としての便潜血検査装置を示す斜視図である。検査装置21は、検体容器載置部41と、検査を実施する実体的な機構である検査部42と、検査装置21の操作部かつ表示部として機能するタッチパネル43と、を備える。検査装置21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含んで構成される。
検体容器載置部41は、検査を実施する場合に、1又は複数の検体容器13を載置する部分である。本実施形態においては、図9に示すように、複数の検体容器13を、判別情報70に係る部分がラック46に隠されていない状態で保持するラック46にセットし、複数の検体容器13をラック46ごと検体容器載置部41に載置する。なお、同一の被検者10に係る複数の検体容器13を1つのラック46にセットしてもよいが、以下の説明では、ラック46にセットする検体容器13は、各々異なる被検者10が提出したものとする。
検査部42は、図5に示すように、撮影部52と、検査機構53と、を備える。検査機構53は、ラック46にセットされた複数の検体容器13に含まれる検体について、便潜血検査を順次実施するための機構であり、便潜血検査に使用する試薬のストック等を含む。検査機構53は、検査を終えると、順次、検査結果及び検査の進捗状況等をタッチパネル43に表示するよう制御してもよい。
撮影部52は、例えばカメラ等の撮影装置を含んで構成される。撮影部52は、各検体容器13が収容する検体を検査機構53に提供するタイミングで、検体容器13の外表面に付与された判別情報70を含む領域を撮影して撮影画像を得る。なお、撮影部52は、ラック46にセットされた複数の検体容器13をそれぞれ個別に撮影してもよいし、ラック46にセットされた複数の検体容器13の一部又は全部をまとめて撮影してもよい。また、撮影部52は、複数の被検者10ごとに、撮影画像から判別情報70を含む領域を抽出したラベル画像55を生成する。
検査装置21は、検査機構53により得られた検査結果と、当該検査結果が得られた検体が収容されていた検体容器13のラベル画像55と、を対応付けて管理装置22に出力する(図10参照)。
なお、ラック46にバーコード又はICチップ等(不図示)を用いてID(IDentifier)を付与し、検査装置21がラック46を個別に認識可能としてもよい。このような形態によれば、検体容器13及び検査結果をラック46ごとに管理することができるので、混同を抑制することができる。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る管理装置22のハードウェア構成を説明する。図4に示すように、管理装置22は、CPU81、不揮発性の記憶部82、及び一時記憶領域としてのメモリ83を含む。また、管理装置22は、液晶ディスプレイ及び有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等のディスプレイ84、キーボードとマウス等の入力部85、及びネットワークに接続されるネットワークI/F(InterFace)86を含む。CPU81、記憶部82、メモリ83、ディスプレイ84、入力部85、及びネットワークI/F86は、バス88に接続される。CPU81は、本開示におけるプロセッサの一例である。
記憶部82は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及びフラッシュメモリ等の記憶装置によって実現される。記憶媒体としての記憶部82には、情報処理プログラム87が記憶される。CPU81は、記憶部82から情報処理プログラム87を読み出してからメモリ83に展開し、展開した情報処理プログラム87を実行する。
次に、図5~13を参照して、本実施形態に係る管理装置22の機能的な構成を説明する。図5に示すように、管理装置22は、取得部60、認識部62、対応付け部64、表示制御部66及び登録部68を含む。CPU81が情報処理プログラム87を実行することにより、取得部60、認識部62、対応付け部64、表示制御部66及び登録部68として機能する。
図5に示すように、取得部60は、病院情報システム16から検査オーダーを取得する。検査オーダーの一例を図6に示す。図6に示すように、検査オーダーは、検査を実施する被検者10、すなわち検体を採取する被検者10の情報(以下、「被検者情報」という)を含む。被検者情報は、例えば、被検者10の氏名、性別及び年齢等の情報、並びに被検者10ごとに割り振られた被検者IDを含む。また、検査オーダーは、実施する検査の対象及び内容を表す情報等を含んでもよい。
なお、検査オーダーは、例えば企業及び学校等の、被検者が所属するグループごとに作成される。図6には、グループの一例としての「P社」及び「Q社」ごとに、検査オーダーが作成されている例を示している。なお、検査オーダーは、被検者が所属するグループの情報を、被検者情報として含んでいてもよい。
ところで、従来の検査においては、被検者10によって検体容器13の外表面に付与された氏名等の被検者情報を、検査者が目視で確認することで、検体容器13と検査オーダーに含まれる被検者10とを対応付けていた。また、近年では、検体容器13の外表面に付与された被検者情報をOCR(Optical Character Recognition/Reader)等の文字認識技術によって認識することで、検体容器13と検査オーダーとの対応付けの効率化を図る技術の開発も行われている。
しかしながら、被検者10の手書き文字によって検体容器13の外表面に被検者情報が付与される場合は、表記ゆれ(例えば、漢字、ひらがな及びカタカナ等)、続け書き(例えば、漢字における行書体及びアルファベットにおける筆記体等)、並びに悪筆等が含まれる場合がある。このような場合は、文字認識の結果が検査オーダーに含まれる被検者情報と異なるものとなってしまい、検体容器13と検査オーダーとの対応付けを適切に行うことが困難となる。
そこで、本実施形態に係る管理装置22は、検体容器13の外表面に付与された被検者を判別するための判別情報70を含む判別画像72の情報を予め検査オーダーに登録することで、判別画像72に基づいた検体容器13と検査オーダーとの対応付けを行う。すなわち、本実施形態に係る管理装置22は、検体容器13の外表面に付与された判別情報70を画像として扱い、画像に基づいて検体容器13と検査オーダーとの対応付けを行う。
ここで、検体容器13と検査オーダーとの「対応付け」とは、特定の検体容器13を、特定の検査オーダーに係る検体容器13であると特定することをいう。換言すれば、特定の検体容器13の検体に係る検査結果を、特定の検査オーダーに係る検査結果であると特定すること、及びある特定の検体容器13の検体を提供した特定の被検者10が特定の検査オーダーに係る被検者10であると同定すること、と実質的に同義である。これらのうち1つが対応付けられれば、他も自動的に定まるからである。また、検体容器13はラベル画像55と一対一対応であるから、検体容器13と検査オーダーとの対応付けは、ラベル画像55と検査オーダーとの対応付けと言い換えることができる。
まず、管理装置22における検査オーダーに判別画像72の情報を登録する登録処理について説明する。登録処理は、取得部60が検査オーダーを取得してから、検査結果と検査オーダーとを対応付けるまでの間に行われる。
一例として、判別情報70を含む判別画像72として、各々の被検者10が用紙に記入された自身の判別情報70を予め撮影した画像を用いる形態について説明する。図7は、判別情報70を含む判別画像72の情報を登録するための用紙の一例としての事前登録用紙74を示す図である。図7に示すように、事前登録用紙74には、被検者情報を記入する欄(「名前」、「年齢」、「性別」及び「所属グループ」)と、判別情報70を記入する欄と、が設けられている。
被検者10は、自身の被検者情報と、検体容器13の外表面に付与した自身の判別情報70と、を事前登録用紙74に記入した後、事前登録用紙74を画像データ化して、検査機関12に提出する。具体的には、例えば、各々の被検者10が、自身の事前登録用紙74についてデジタルカメラ等の撮影装置による撮影、又はスキャナ等の読取装置による読取を行うことで画像データ化し、ネットワークを介して当該画像データを管理装置22に送信する。なお、被検者10による事前登録用紙74の画像データの提出は、管理装置22が検査結果と検査オーダーとを対応付ける前に行われればよい。
管理装置22の取得部60は、各々の被検者10から受信した事前登録用紙74の画像データを取得する。認識部62は、事前登録用紙74の画像データに基づき、被検者情報を認識する。具体的には、認識部62は、OCR(Optical Character Recognition/Reader)等の文字認識機能を用いて事前登録用紙74の画像データから当該被検者の名前、年齢、性別及び所属グループ等の被検者情報を認識する。
登録部68は、認識部62により認識された被検者情報に基づき、事前登録用紙74の画像データと検査オーダーとを対応付け、当該事前登録用紙74に記入された判別情報70を含む判別画像72の情報を検査オーダーに登録する。検査オーダーには、事前登録用紙に記入された被検者情報に対応する被検者情報が含まれているので、事前登録用紙74の画像データと検査オーダーとの対応付けが可能である。図8には、図6に示した検査オーダーに、各々の被検者10に対応する判別画像72が登録された状態を示している。すなわち、この時点で、検査オーダーは、被検者ごとに、被検者情報と判別画像72の情報とが対応付けられた状態となる。なお、登録部68は、判別画像72を画像データとして検査オーダーに登録してもよいし、判別画像72から公知の手法で抽出される画像の特徴量の情報を検査オーダーに登録してもよい。
なお、判別情報70としては、被検者10を判別(すなわち、特定)することができる任意の情報を用いることができる。例えば、判別情報70は、各々の被検者10が設定したサイン、記号、絵及び写真の少なくとも1つを含んでいてもよい。具体的には、被検者10の氏名の全部又は一部を用いたサイン、印影、数学記号、星形等のマーク、絵文字、及び顔写真等であってもよい。
また、例えば、判別情報70は、各々の被検者10ごとに設定された第1の識別番号を含んでいてもよい。具体的には、判別情報70は、被検者10の社員番号等であってもよい。また、例えば、判別情報70は、各々の検体容器13ごとに設定された第2の識別番号を含んでいてもよい。具体的には、判別情報70は、検体容器13ごとに異なるシリアル番号が検体容器13に予め付与されていてもよい。これらの場合には、被検者10が判別情報70を設定する手間を省略することができる。
上記の登録処理が完了すると、図9に示すように、検査者は、検査対象の複数の検体容器13をラック46にセットし、検査装置21による検体の検査を実行させる。なお、ラック46への検体容器13の配置順は任意であり、検査オーダーに登録された順と異なっていてもよい。
取得部60は、検査装置21から検査結果と、判別情報70を含むラベル画像55とを取得する。上述した通り、検査結果及びラベル画像55は、図10に示すようにそれぞれ対応付けられて検査装置21から出力される。図10の例では、検査結果の一例として「測定値」が示されている。また、図10の例には、ラベル画像55及び検査結果に対応した「検査ID」も含まれている。「検査ID」は、検査を実施した順序(あるいは検査結果等の取得順序)を表し、例えば、取得部60が、相互に対応するラベル画像55及び検査結果を取得した場合に、そのラベル画像55及び検査結果の組に対して付す。
対応付け部64は、判別情報70を含むラベル画像55(図10参照)と、被検者10ごとに判別情報70を含む判別画像72の情報が予め登録された検査オーダー(図8参照)と、に基づき、各々の検体容器13に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付ける。具体的には、図11に示すように、対応付け部64は、ラベル画像55に含まれる判別情報70の画像と、検査オーダーに登録された判別画像72の情報と、の比較によって、各々の画像が略一致する検査結果と検査オーダーとを対応付ける。
なお、本実施形態における判別画像72は、上述したように、被検者10が事前登録用紙74に記入した判別情報70を撮影又は読取した画像である。すなわち、被検者10は、検体容器13と事前登録用紙74のそれぞれに判別情報70を記入する。したがって、例えば判別情報70が被検者自筆のサインである場合は、検体容器13の撮影画像から抽出されたラベル画像55に含まれるサイン(判別情報70)と、事前登録用紙74の撮影又は読取によって取得された判別画像72に含まれるサイン(判別情報70)との筆跡が完全に一致しない場合がある。また、例えば被検者10により撮影又は読取された判別画像72が不明瞭である場合がある。
したがって、対応付け部64は、複数の検体容器13に係るラベル画像55に含まれる判別情報70の画像と、複数の被検者10に係る判別画像72と、の各々の類似度を算出し、各々の画像の類似度が最も高い組合せの検査結果と検査オーダーとを対応付けてもよい。この場合、上述したようにラベル画像55と判別画像72とが完全に一致しない場合でも、暫定的に最も一致している度合が高いと考えられる対応付けを行うことができる。なお、ラベル画像55と判別画像72の類似度の算出方法としては、公知の方法を適宜適用することができる。
表示制御部66は、図12に示すように、ラベル画像55と、検査結果と、検査オーダーと、を対応付けてディスプレイ84に表示する制御を行う。なお、ラベル画像55の表示を省略した形態としてもよいし、判別画像72を表示する形態としてもよい。また、管理装置22は、病院11の病院情報システム16等に対して、図12に示すような検査結果報告を送信してもよい。
次に、図13を参照して、本実施形態に係る管理装置22の作用を説明する。CPU81が情報処理プログラム87を実行することによって、図13に示す処理が実行される。図13に示す処理は、例えば、検査者等の操作者によって、検査開始の指示が入力部85を介して入力された場合に実行される。
図13のステップS10で、取得部60は、病院情報システム16から検査オーダーを取得する。ステップS12で、取得部60は、各々の被検者10から判別画像72を取得する。具体的には、各々の被検者10から、被検者情報及び判別情報70を含む事前登録用紙74の画像データ(すなわち、判別情報70を含む判別画像72を含む画像データ)を取得する。なお、ステップS10の処理とステップS12の処理は、並行して行ってもよいし、順序を入れ替えて行ってもよい。
ステップS14で、登録部68は、ステップS10で取得した検査オーダーに、ステップS12で取得した判別画像72の情報を登録する。具体的には、認識部62が、ステップS12で取得した事前登録用紙74の画像データに基づき被検者情報を認識する。また、登録部68が、認識された被検者情報に基づいて、事前登録用紙74の画像データ(すなわち、判別情報70を含む判別画像72を含む画像データ)と検査オーダーとを対応付け、検査オーダーに判別画像72の情報を登録する。ステップS16で、取得部60は、検査装置21から検査結果及びラベル画像55を取得するまで待機する。
ここで、図14を参照して、上記ステップS14とステップS16の間に検査装置21で行われる処理について説明する。図14に示す処理は、例えば、検査者等の操作者によって、検査開始の指示がタッチパネル43を介して入力された場合に実行される。
図14のステップS30で、検査装置21は、検体容器載置部41に検体容器13がセットされたか否かを判定する。検体容器載置部41に検体容器13がセットされると(ステップS30がY)、ステップS32で、撮影部52は、検体容器13の外表面に付与された判別情報70を少なくとも含む領域を撮影し、撮影画像を得る。また、撮影部52は、複数の被検者10ごとに、撮影画像から判別情報70を含む領域を抽出したラベル画像55を生成する。ステップS34で、検査機構53は、検体の検査を実施する。ステップS36で、検査装置21は、ステップS32で得られたラベル画像55と、ステップS34で得られた検査結果と、を対応付けて管理装置22に出力する。なお、ステップS32の処理とステップS34の処理は、並行して行ってもよいし、順序を入れ替えて行ってもよい。
図13に戻って説明をする。図13のステップS18で、対応付け部64は、ステップS16で取得したラベル画像55と、ステップS14で判別画像72の情報が登録された検査オーダーと、に基づき、ステップS16で取得した各々の検体容器13に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付ける。ステップS20で、表示制御部66は、ステップS20で対応付けられた検査結果と、検査オーダーと、を対応付けてディスプレイ84に表示する制御を行う。
以上説明したように、本実施形態に係る管理システム20は、少なくとも1つのプロセッサを備えた管理システムである。プロセッサは、検体を収容し、かつ、当該検体が採取された被検者を判別するための判別情報が外表面に付与された複数の検体容器の各々について、外表面を撮影して得られる撮影画像を取得する。また、当該撮影画像と、被検者ごとに判別情報を含む判別画像が予め登録された検査オーダーと、に基づき、各々の検体容器に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付ける。このような形態によれば、検体容器13の外表面に付与された判別情報70を画像として扱い、画像に基づいて検体容器13と検査オーダーとの対応付けを行うことができるので、検査結果と検査オーダーとの対応付けを適切に行うことができる。
なお、上記実施形態では、被検者10が事前登録用紙74に被検者情報を記入し、認識部62が被検者情報を認識する形態例について説明したが、これに限らない。例えば、被検者10が判別情報70を含む判別画像72の画像データとともに、被検者情報を含むテキストデータを管理装置22に送信する形態としてもよい。この場合は、認識部62による文字認識処理を省略し、登録部68が、受信したテキストデータに基づいて、検査オーダーに判別画像72の情報を登録することができる。
また、上記実施形態では、被検者10が、検体容器13の外表面に付与した自身の判別情報70を事前登録用紙74に別途記入する形態例について説明したが、これに限らない。例えば、被検者10は、判別画像72として、検体容器13の外表面に付与された判別情報70を撮影して得られる画像データを管理装置22に送信してもよい。すなわち、被検者10は、検体容器13を撮影して得られる画像データを管理装置22に送信してもよい。この場合は、検体容器13の外表面に付与した判別情報70を、再度事前登録用紙74に記入することによる判別情報70の不一致がなくなる。したがって、対応付け部64がラベル画像55と判別画像72とを比較する場合に、各々の画像を一致させることに有利となり、検査結果と検査オーダーとの対応付けをより適切に行うことができる。
また、上記実施形態では、被検者10が、事前登録用紙74を画像データ化する形態例について説明したが、これに限らない。例えば、被検者10は、判別画像72として、各々の被検者10が描画装置に自身の判別情報70を描画することで生成された画像データを管理装置22に送信してもよい。描画装置とは、例えば、スマートフォン及びタブレット等のタッチパネルを備えた端末である。この場合に、上述したように被検者情報をテキストデータで管理装置22に送信する形態とすれば、被検者10による撮影又は読取(すなわち画像データ化)の手間を省略することができる。
また、上記実施形態では、被検者10自身が事前登録用紙74を画像データ化する形態例について説明したが、これに限らない。例えば、各々の被検者10が事前登録用紙74を検査機関12に郵送し、検査機関12において事前登録用紙74の撮影又は読取による画像データ化をまとめて行ってもよい。この場合は、事前登録用紙74の撮影又は読取により得られる画像データの撮影範囲又は読取範囲、サイズ及び解像度等の品質を一元的に管理することができる。したがって、対応付け部64がラベル画像55と判別画像72とを比較する場合に、各々の画像を一致させることに有利となり、検査結果と検査オーダーとの対応付けをより適切に行うことができる。
また、対応付け部64は、ラベル画像55と判別画像72との比較のみによる対応付けが困難な場合に、ラベル画像55に含まれる被検者情報と、検査オーダーに含まれる被検者情報とに基づいて、検査結果と検査オーダーとの対応付けを行ってもよい。また、この場合、認識部62がラベル画像55に基づき各々の検体容器13に付与された被検者情報を認識し、対応付け部64が認識部62により認識された被検者情報に基づいて、検査結果と検査オーダーとの対応付けを行ってもよい。ラベル画像55と判別画像72との比較のみによる対応付けが困難な場合とは、例えば、異なる被検者10が同じ又は類似した判別情報70を用いた場合等が挙げられる。このような場合に、被検者情報に基づいて検査結果と検査オーダーとを対応付けることで、検査結果と検査オーダーとの対応付けの信頼性を向上させることができる。
また、管理装置22は、各々の被検者10から受信した判別画像72の情報を被検者情報と対応付けて記憶部82に保存し、被検者10が再検査を受ける場合等には、記憶部82に保存された判別画像72の情報を用いるようにしてもよい。このような場合に、被検者10が、再検査を受ける検体容器13の外表面に記憶部82に保存済みの判別画像72の情報に含まれる判別情報70を付与すれば、判別画像72の登録処理を再度行わなくとも、検査結果と検査オーダーとの対応付けを適切に行うことができる。
また、管理装置22は、登録処理において、各々の被検者10から受信した判別画像72が、既に記憶部82に保存されている他の被検者10の判別画像72と同じ又は類似しているか否かを判定してもよい。また、同じ又は類似していると判定した場合には、判別画像72の登録を拒否し、被検者10に判別画像72を変更する(すなわち、判別情報70を変更する)よう通知してもよい。なお、判別画像72が同じ又は類似しているか否かの判定方法としては、公知の方法を適宜適用することができる。
また、管理装置22は、判別画像72の情報及び被検者情報が記憶部82に保存されてから所定の保存期間が経過した場合は、判別画像72の情報及び被検者情報を消去するようにしてもよい。例えば、図7に示すように、事前登録用紙74に登録日の欄を設け、当該欄に記入された日付によって、判別画像72の情報及び被検者情報の保存期間を管理してもよい。
また、管理装置22は、記憶部82に保存された判別画像72の情報について、被検者10による編集を受け付けてもよい。例えば、図7に示すように、事前登録用紙74に判別画像72の情報を編集するための編集用パスワードの欄を設け、被検者情報と編集用パスワードが一致した場合は、判別画像72の情報の編集を許可してもよい。
[第2実施形態]
本実施形態では、より適切に検査結果と検査オーダーとの対応付けを行うために、判別画像72の他に、被検者10の所属するグループに関する情報を更に用いる形態例を説明する。以下、第1実施形態と同様の構成には同様の記号を付し、説明を省略する。
通常、検査装置21における検査は、検査者がラック46に検体容器13を検査オーダーごと(すなわちグループごと)にセットすることで、検査オーダー順に行われる。一方、検査作業の効率化のためには、特にラック46に空きがある場合等において、異なる複数のグループに含まれる検体容器13を同じラック46にセットし、連続的に検査を行うことが望まれている。このような場合、グループ間の境界を判断することができれば、各々の検体容器13がどのグループに所属するものかを特定することができる。
そこで、本実施形態においては、被検者のグループが複数存在し、複数のグループについて検体の検査が連続的に行われる場合に、複数のグループ間の境界を示すグループ境界情報102が外表面に付与された境界用容器を用いて、グループ間の境界を判断する。グループ境界情報102は、被検者10が属するグループを判別するためのグループ判別情報104を含んでいてもよい。グループ境界情報102及びグループ判別情報104は、文字及び記号の少なくとも一方により表される。
境界用容器は、例えば、グループ内において最初及び最後の少なくとも一方に検査が行われる検体を収容した検体容器13である。以下では、グループ境界情報102が、境界用容器の一例としての各グループ内で最初に検査が行われる検体を収容した検体容器13の外表面に付与された例について説明する。
図15は、グループ境界情報102の一例としての1本の線、並びに「P」及び「Q」の文字が、それぞれP社及びQ社の各グループの最初の検体容器13に付与された例を示す。このうち、「P」及び「Q」の文字は、それぞれP社及びQ社のグループを判別するためのグループ判別情報104としても機能する。
図15に示すように、検査者は、グループの最初の検体容器13にグループ境界情報102を付与して、ラック46にセットし、検査装置21による検査を実行する。ラック46への検体容器13のセットは、例えばP社が先でQ社が後となるように、検査オーダー順に、グループごとに一まとまりとなるようにセットされる。すなわち、検査は、検査オーダー順に、グループごとに行われる。なお、各グループ内での検体容器13の配置順は任意であり、検査オーダーに登録された順と異なっていてもよい。
取得部60は、検査装置21から検査結果及びラベル画像55を取得する。ラベル画像55には、判別情報70、被検者情報及びグループ境界情報102が含まれる。また、グループ境界情報102は、グループ判別情報104を含み得る。
認識部62は、ラベル画像55に基づき、各々の検体容器13に付与された被検者情報と、境界用容器に付与されたグループ境界情報102とを認識する。また、認識部62は、グループ境界情報102がグループ判別情報104を含む場合は、グループ判別情報104を認識する。なお、認識部62は、上述したように、被検者情報を認識してもよい。
対応付け部64は、ラベル画像55にグループ境界情報102が付与されていると認識された検体容器13を、P社及びQ社の各グループの最初の検体容器13であると判断する。対応付け部64は、図16に示すように、認識部62の認識結果と、グループ境界情報102に対応するグループ分けがなされた検査オーダーとに基づき、各々の検体容器13に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付ける。
ここで、「グループ境界情報102に対応するグループ分けがなされた検査オーダー」とは、例えば、上述したようにグループごとに作成された検査オーダーを意味する。また、例えば、複数の被検者10ごとに、被検者10が所属するグループの情報が含まれている検査オーダーを意味する。また、例えば、1つの検査オーダーに複数のグループが含まれている場合は、グループ間の境界に予め定められた文字列及び空欄等で表されるグループの境界を示す情報が含まれる検査オーダーを意味する。
上述したように、検査は検査オーダー順に、グループごとに行われる。したがって、グループ境界情報102がグループ判別情報104を含まない場合であっても、グループ境界情報102によってグループ間の境界が分かることにより、各々の検体容器13がどのグループに所属するものかを特定することができる。
また、対応付け部64は、グループ境界情報102がグループ判別情報104を含む場合は、認識部62の認識結果と、グループ判別情報104を更に含む検査オーダーとに基づき、各々の検体容器13に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付ける。この場合は、ラベル画像55から認識されたグループ判別情報104と、検査オーダーに含まれるグループ判別情報104(例えば「P社」及び「Q社」)との照合により、異なるグループに存在する同姓同名の複数の被検者10のそれぞれに対応付けができる。
以上説明したように、本実施形態に係る管理システム20において、被検者10のグループが複数存在し、複数のグループについて検体の検査が連続的に行われる場合、グループ内において最初及び最後の少なくとも一方に検査が行われる検体を収容した検体容器13の外表面には、複数のグループ間の境界を示すグループ境界情報102が更に付与される。また、プロセッサは、撮影画像に基づき、グループ境界情報102を認識し、当該認識の結果と、グループ境界情報102に対応するグループ分けがなされた検査オーダーとに基づき、各々の検体容器13に収容された検体に係る検査結果と、検査オーダーとを対応付ける。
本実施形態に係る管理システム20によれば、従来のように検体容器13にバーコード等の識別手段を付与せずとも、グループ間の境界を判断することができる。したがって、検査結果と検査オーダーとの対応付けをより適切に行うことができる。また、異なる複数の検査オーダーのそれぞれに含まれる複数の検体容器13をまとめて検査装置にセットしても、検査結果と検査オーダーとを適切に対応付けることができる。
なお、境界用容器としては、上述したようなグループ境界情報102が付与された検体容器13の他に、例えば、検体を収容しないダミー容器14を用いることができる。図17は、一例として、被検者情報の記入がないダミー容器14を用いる例を示す図である。ダミー容器14は、検体容器13が収容する検体を検査するための検査装置21に収納され得る形状であればよく、検体容器13の形状と同様の形状であることが好ましい。
この場合、ダミー容器14の外表面に被検者情報の記入がないことをグループ境界情報102として用いてもよい。対応付け部64は、図18に示すように、ラベル画像55に氏名情報等の被検者情報が付与されていないと認識された検体容器13によって、グループの境界を判断する。
なお、図19~21に示すように、ダミー容器14の外表面に、文字及び記号の少なくとも一方により表されたグループ境界情報102及びグループ判別情報104を付与してもよい。図19は、グループ境界情報102の一例としての1本の線が付与されたダミー容器14の例を示している。図20は、グループ境界情報102の一例としての1本の線、並びにグループの先頭を意味する「S」及びグループの末尾を意味する「E」の文字が付与されたダミー容器14を示す。図21は、グループ境界情報102の一例としての1本の線、並びに「P」及び「Q」の文字が付与されたダミー容器14を示す。このうち、「P」及び「Q」の文字は、それぞれP社及びQ社のグループを判別するためのグループ判別情報104としても機能する。
以上説明したように、ダミー容器14を用いる形態によれば、検体容器13にグループ境界情報102を付与することで、判別情報70を認識しづらくなることを抑制することができる。したがって、検査結果と検査オーダーとの対応付けをより適切に行うことができる。また、ダミー容器14を予め用意しておくことで、検査者が検体容器13にグループ境界情報102を付与する作業を省略することができるので、検査作業の効率化を図ることができる。
なお、上記各実施形態において、検査装置21及び管理装置22が内包する各機能部を、検査装置21及び管理装置22に接続された外部装置で行うようにしてもよい。例えば、検査装置21が撮影部52を内包せず、デジタルカメラ等の外部の撮影装置によって撮影されたラベル画像55を検査装置21が受信し、受信したラベル画像55と、検査結果とを対応付けて出力する形態としてもよい。また、例えば、管理装置22が認識部62を内包せず、文字認識機能を有する外部装置にラベル画像55を認識させて得られる被検者情報、グループ境界情報102及びグループ判別情報104を、管理装置22が受信する形態としてもよい。
また、上記各実施形態において、例えば、取得部60、認識部62、対応付け部64、表示制御部66及び登録部68といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(Circuitry)を用いることができる。
10 被検者
11 病院
12 検査機関
13 検体容器
14 ダミー容器
16 病院情報システム
20 管理システム
21 検査装置
22 管理装置
31 容器本体
32 キャップ
35 ラベル
41 検体容器載置部
42 検査部
43 タッチパネル
46 ラック
52 撮影部
53 検査機構
55 ラベル画像
60 取得部
62 認識部
64 対応付け部
66 表示制御部
68 登録部
70 判別情報
72 判別画像
74 事前登録用紙
81 CPU
82 記憶部
83 メモリ
84 ディスプレイ
85 入力部
86 ネットワークI/F
87 情報処理プログラム
88 バス
102 グループ境界情報
104 グループ判別情報

Claims (18)

  1. 少なくとも1つのプロセッサを備えた管理システムであって、
    前記プロセッサは、
    検体を収容し、かつ、当該検体が採取された被検者を判別するための判別情報が外表面に付与された複数の検体容器の各々について、前記外表面を撮影して得られる撮影画像を取得し、
    当該撮影画像と、被検者ごとに前記判別情報を含む判別画像の情報が予め登録された検査オーダーと、に基づき、各々の前記検体容器に収容された検体に係る検査結果と、前記検査オーダーとを対応付ける
    管理システム。
  2. 前記プロセッサは、前記撮影画像に含まれる前記判別情報の画像と、前記検査オーダーに登録された前記判別画像の情報と、の比較によって、各々の前記検体容器に収容された検体に係る検査結果と、前記検査オーダーとを対応付ける
    請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記判別画像は、各々の被検者が自身の判別情報を予め撮影した画像である
    請求項1又は2に記載の管理システム。
  4. 前記判別画像は、用紙に記入された前記判別情報を撮影した画像である
    請求項1から3の何れか1項に記載の管理システム。
  5. 前記判別画像は、前記検体容器の前記外表面に付与された前記判別情報を撮影した画像である
    請求項3に記載の管理システム。
  6. 前記判別画像は、各々の被検者が描画装置に自身の判別情報を描画することで生成された画像である
    請求項1又は2に記載の管理システム。
  7. 前記判別情報は、各々の被検者が設定したサイン、記号、絵及び写真の少なくとも1つを含む
    請求項1から6の何れか1項に記載の管理システム。
  8. 前記判別情報は、各々の被検者ごとに設定された第1の識別番号を含む
    請求項1から7の何れか1項に記載の管理システム。
  9. 前記判別情報は、各々の検体容器ごとに設定された第2の識別番号を含む
    請求項1から8の何れか1項に記載の管理システム。
  10. 前記プロセッサは、
    前記被検者のグループが複数存在し、複数のグループについて検体の検査が連続的に行われる場合に、前記複数のグループ間の境界を示すグループ境界情報が外表面に付与された境界用容器について、前記外表面を撮影して得られる撮影画像を取得し、
    前記撮影画像に基づき、前記境界用容器に付与された前記グループ境界情報を認識し、
    当該認識の結果と、前記グループ境界情報に対応するグループ分けがなされた検査オーダーと、に基づき、各々の前記検体容器に収容された検体に係る検査結果と、前記検査オーダーとを対応付ける
    請求項1から9の何れか1項に記載の管理システム。
  11. 前記境界用容器は、前記グループ内において最初及び最後の少なくとも一方に検査が行われる検体を収容した検体容器である
    請求項10に記載の管理システム。
  12. 前記境界用容器は、検体を収容しないダミー容器である
    請求項10に記載の管理システム。
  13. 前記グループ境界情報は、前記被検者が属するグループを判別するためのグループ判別情報を含み、
    前記プロセッサは、
    前記撮影画像に基づき、前記グループ判別情報を更に認識し、
    当該認識の結果と、前記グループ判別情報を更に含む前記検査オーダーと、に基づき、各々の前記検体容器に収容された検体に係る検査結果と、前記検査オーダーとを対応付ける
    請求項10から12の何れか1項に記載の管理システム。
  14. 前記グループ境界情報は、文字及び記号の少なくとも一方により表される
    請求項10から13の何れか1項に記載の管理システム。
  15. 前記ダミー容器の外表面に被検者情報の記入がないことを前記グループ境界情報として用いる
    請求項12に記載の管理システム。
  16. 前記プロセッサは、前記検査結果と、前記検査オーダーと、を対応付けてディスプレイに表示する制御を行う
    請求項1から15の何れか1項に記載の管理システム。
  17. 前記プロセッサは、
    複数の被検者ごとに、前記撮影画像から前記判別情報を含む領域を抽出したラベル画像を生成し、
    前記ラベル画像に含まれる前記判別情報に基づき、前記ラベル画像と、前記検査結果と、前記検査オーダーと、を対応付けてディスプレイに表示する制御を行う
    請求項1から16の何れか1項に記載の管理システム。
  18. 検体を収容し、かつ、当該検体が採取された被検者を判別するための判別情報が外表面に付与された複数の検体容器の各々について、前記外表面を撮影して得られる撮影画像を取得し、
    当該撮影画像と、被検者ごとに前記判別情報を含む判別画像の情報が予め登録された検査オーダーと、に基づき、各々の前記検体容器に収容された検体に係る検査結果と、前記検査オーダーとを対応付ける
    処理をコンピュータが行う管理方法。
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