JP7357555B2 - スライディングモード制御を行う制御装置及びプログラム - Google Patents
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Description
を満たす場合、制御モードをm=1に決定し、第二の条件:
を満たす場合、前記制御モードをm=2を決定し、前記第一の条件及び前記第二の条件のいずれも満たさない場合、前記制御モードをm=3に決定する制御モード決定部と、前記制御モード決定部により決定された前記制御モードがm=1の場合、前記制御入力値uとして前記α-を選択し、前記制御モードがm=2の場合、前記制御入力値uとして前記α+を選択し、前記制御モードがm=3の場合、前記制御入力値uとして前記0を選択する制御入力値選択部と、を備えたことを特徴とする。
を満たす場合、制御モードをm=1に決定し、第四の条件:
を満たす場合、前記制御モードをm=2に決定し、第五の条件:
を満たす場合、前記制御モードをm=4に決定し、第六の条件:
を満たす場合、前記制御モードをm=5に決定し、前記第三の条件、前記第四の条件、前記第五の条件及び前記第六の条件のいずれも満たさない場合、前記制御モードをm=3に決定する制御モード決定部と、前記制御モード決定部により決定された前記制御モードがm=1の場合、前記制御入力値uとして前記α-を選択し、前記制御モードがm=2の場合、前記制御入力値uとして前記α+を選択し、前記制御モードがm=3の場合、前記制御入力値uとして前記0を選択し、前記制御モードがm=4の場合、前記制御入力値uとして前記αminを選択し、前記制御モードがm=5の場合、前記制御入力値uとして前記αmaxを選択する制御入力値選択部と、を備えたことを特徴とする。
で表される曲線からの距離が有限であって、原点(Δθ=Δω=0)を含み、かつ前記制御モードがm=3の領域を含まない集合Bに含まれる場合、前記制御モードをm=m’に決定し、前記制御入力値選択部が、前記制御モード決定部により決定された前記制御モードがm=m’の場合、前記制御入力値uとして、前記α-または前記α+よりも絶対値が小さく、かつ符号が同一の値を選択する、ことを特徴とする。
〔制御システム〕
まず、本発明の実施形態による制御装置を含む制御システムについて説明する。図1は、本発明の実施形態による制御装置を含む制御システムの全体構成を示す概略図である。この制御システムは、制御装置1及び制御対象機器2を備えて構成される。尚、この制御システムは制御系の全体を示しており、外乱は省略してある。
次に、実施例1について説明する。実施例1は、第二の物理量ωが制限値ω-,ω+の範囲内に収まるように制限を課しながら、第一の物理量θ及び第二の物理量ωがそれぞれの目標値θt,ωtに一致するように、スライディングモード制御により、制御入力値α-,0,α+の中から制御入力値uを選択する例である。
制御モード決定部10-1は、第一の物理量の目標値θt及び第二の物理量の目標値ωtを入力すると共に、制御対象機器2から第一の物理量θ及び第二の物理量ωを入力する。また、制御モード決定部10-1は、予め設定された制限値列(ω-,ω+)及び制御入力値列(α-,0,α+)を入力する。第一の物理量の目標値θt及び第二の物理量の目標値ωtは、時間の経過と共に変化するようにしてもよい。後述する実施例2,3についても同様である。
図2に戻って、制御入力値選択部11-1は、制御モード決定部10-1から制御モードmを入力すると共に、予め設定された制御入力値列(α-,0,α+)を入力する。そして、制御入力値選択部11-1は、制御モードmに応じた制御入力値uを選択して制御対象機器2へ出力する。
次に、第一の物理量の誤差Δθ及び第二の物理量の誤差Δωの位相の軌跡について説明する。図7は、実施例1における位相の軌跡を説明する図であり、図5に示した位相面図に対応している。
次に、実施例2について説明する。実施例1では、第二の物理量ωが制限値ω-,ω+の範囲内に収まることとなるが、第一の物理量θには制限が課されていないため、大きな値となる可能性があり、制御上の不都合が生じることがある。実施例2は、このような問題を解決するものである。
制御モード決定部10-2は、第一の物理量の目標値θt及び第二の物理量の目標値ωt=0を入力すると共に、制御対象機器2から第一の物理量θ及び第二の物理量ωを入力する。また、制御モード決定部10-2は、予め設定された制限値列(θ-,θ+,ω-,ω+)及び制御入力値列(αmin,α-,0,α+,αmax)を入力する。
図8に戻って、制御入力値選択部11-2は、制御モード決定部10-2から制御モードmを入力すると共に、予め設定された制御入力値列(αmin,α-,0,α+,αmax)を入力する。そして、制御入力値選択部11-2は、制御モードmに応じた制御入力値uを選択して制御対象機器2へ出力する。
次に、第一の物理量の誤差Δθ及び第二の物理量の誤差Δωの位相の軌跡について説明する。図13は、実施例2における位相の軌跡を説明する図であり、図11に示した位相面図に対応している。
次に、実施例3について説明する。実施例1及び実施例2では、第一の物理量の誤差Δθ及び第二の物理量の誤差Δωが原点(Δθ=Δω=0)に近くなると、例えば制御周期等に起因する無駄時間によって第一の物理量θまたは第二の物理量ωが不安定になったり、振動的になったりすることがある。実施例3は、このような問題を解決するものである。
制御モード決定部10-3は、第一の物理量の目標値θt及び第二の物理量の目標値ωt=0を入力すると共に、制御対象機器2から第一の物理量θ及び第二の物理量ωを入力する。また、制御モード決定部10-3は、予め設定された制限値列(θ-,θ+,ω-,ω+)及び制御入力値列(αmin,α-,0,α+,αmax)を入力すると共に、予め設定されたBパラメータ列(θa,θb,ωa,ωb)を入力する。Bパラメータθa,θb,ωa,ωbは、θa<θbかつωa<ωbを満たす実数値である。
図14に戻って、制御入力値選択部11-3は、制御モード決定部10-3から制御モードmを入力すると共に、予め設定された制御入力値列(αmin,α-,0,α+,αmax)及び制御入力パラメータλを入力する。制御入力パラメータλは、0≦λ<1を満たす定数である。そして、制御入力値選択部11-3は、制御モードmに応じた制御入力値uを選択して制御対象機器2へ出力する。
2 制御対象機器
10-1、10-2、10-3 制御モード決定部
11-1、11-2、11-3 制御入力値選択部
20 減算部
21-1、21-2 境界設定部
22-1、22-2 領域設定部
23-1、23-2、23-3 モード決定部
θ 第一の物理量
ω 第二の物理量
θt 第一の物理量の目標値
ωt 第二の物理量の目標値
Δθ 第一の物理量の誤差
Δω 第二の物理量の誤差
u 制御入力値
α- 負の制御入力値
α+ 正の制御入力値
αmin 最小の負の制御入力値
αmax 最大の正の制御入力値
θ- 第一の物理量θにおける負の制限値
θ+ 第一の物理量θにおける正の制限値
ω- 第二の物理量ωにおける負の制限値
ω+ 第二の物理量ωにおける正の制限値
m 制御モード
k,j1,j2 曲線
h1,h2 半直線
R1~R6 領域
B 集合
θa,θb,ωa,ωb Bパラメータ
λ 制御入力パラメータ
α1,α2,α3 位相
β 方向
Claims (7)
- 制御対象機器から観測対象の第一の物理量θ及び第二の物理量ωを入力し、当該第一の物理量θ及び当該第二の物理量ωをそれぞれ第一の物理量の目標値θt及び第二の物理量の目標値ωtに収束させるための制御入力値uを決定し、当該制御入力値uを前記制御対象機器へ出力する制御装置において、
予め設定された負の定数の前記制御入力値uをα-、零の前記制御入力値uを0、正の定数の前記制御入力値uをα+、負の定数の制限値をω-、及び正の定数の制限値をω+として、
前記第一の物理量θから前記第一の物理量の目標値θtを減算し、第一の物理量の誤差Δθを求めると共に、前記第二の物理量ωから前記第二の物理量の目標値ωtを減算し、第二の物理量の誤差Δωを求め、
前記第一の物理量の誤差Δθ及び前記第二の物理量の誤差Δωが、第一の条件:
を満たす場合、制御モードをm=1に決定し、
第二の条件:
を満たす場合、前記制御モードをm=2を決定し、
前記第一の条件及び前記第二の条件のいずれも満たさない場合、前記制御モードをm=3に決定する制御モード決定部と、
前記制御モード決定部により決定された前記制御モードがm=1の場合、前記制御入力値uとして前記α-を選択し、前記制御モードがm=2の場合、前記制御入力値uとして前記α+を選択し、前記制御モードがm=3の場合、前記制御入力値uとして前記0を選択する制御入力値選択部と、
を備えたことを特徴とする制御装置。 - 制御対象機器から観測対象の第一の物理量θ及び第二の物理量ωを入力し、当該第一の物理量θ及び当該第二の物理量ωをそれぞれ第一の物理量の目標値θt及び第二の物理量の目標値ωtに収束させるための制御入力値uを決定し、当該制御入力値uを前記制御対象機器へ出力する制御装置において、
最小の負の定数の前記制御入力値uをαmin、負の定数の前記制御入力値uをα-、零の前記制御入力値uを0、正の定数の前記制御入力値uをα+、最大の正の定数の前記制御入力値uをαmax、負の定数の制限値をθ-、正の定数の制限値をθ+、負の定数の制限値をω-、及び正の定数の制限値をω+として、
前記第一の物理量θから前記第一の物理量の目標値θtを減算し、第一の物理量の誤差Δθを求めると共に、前記第二の物理量ωから前記第二の物理量の目標値ωtを減算し、第二の物理量の誤差Δωを求め、
前記第一の物理量の誤差Δθ及び前記第二の物理量の誤差Δωが、第三の条件:
を満たす場合、制御モードをm=1に決定し、
第四の条件:
を満たす場合、前記制御モードをm=2に決定し、
第五の条件:
を満たす場合、前記制御モードをm=4に決定し、
第六の条件:
を満たす場合、前記制御モードをm=5に決定し、
前記第三の条件、前記第四の条件、前記第五の条件及び前記第六の条件のいずれも満たさない場合、前記制御モードをm=3に決定する制御モード決定部と、
前記制御モード決定部により決定された前記制御モードがm=1の場合、前記制御入力値uとして前記α-を選択し、前記制御モードがm=2の場合、前記制御入力値uとして前記α+を選択し、前記制御モードがm=3の場合、前記制御入力値uとして前記0を選択し、前記制御モードがm=4の場合、前記制御入力値uとして前記αminを選択し、前記制御モードがm=5の場合、前記制御入力値uとして前記αmaxを選択する制御入力値選択部と、
を備えたことを特徴とする制御装置。 - 請求項1から3までのいずれか一項に記載の制御装置において、
前記第一の物理量θを位置とし、前記第二の物理量ωを速度とし、前記制御入力値uを加速度または力とする、ことを特徴とする制御装置。 - 請求項1から3までのいずれか一項に記載の制御装置において、
前記第一の物理量θを角度とし、前記第二の物理量ωを角速度とし、前記制御入力値uを角加速度またはトルクとする、ことを特徴とする制御装置。 - 請求項1から3までのいずれか一項に記載の制御装置において、
前記制御対象機器はカメラ雲台であり、前記第一の物理量θをパンの角度とした場合、前記第二の物理量ωは前記パンの角速度、及び前記制御入力値uは前記パンの角加速度またはトルクであり、
前記第一の物理量θをチルトの角度とした場合、前記第二の物理量ωは前記チルトの角速度、及び前記制御入力値uは前記チルトの角加速度またはトルクであり、
前記第一の物理量θをズームの位置とした場合、前記第二の物理量ωは前記ズームの速度、及び前記制御入力値uは前記ズームの加速度または力である、ことを特徴とする制御装置。 - コンピュータを、請求項1から6までのいずれか一項に記載の制御装置として機能させるためのプログラム。
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---|---|---|---|---|
JP2000190262A (ja) | 1998-12-22 | 2000-07-11 | Denso Corp | ロボットの制御装置 |
JP2009211294A (ja) | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | ニューラルネットワーク装置及びそれを用いたロボットカメラ制御装置並びにニューラルネットワークプログラム |
JP5181537B2 (ja) | 2007-06-01 | 2013-04-10 | 株式会社デンソー | モールドパッケージ |
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2020
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