JP7355408B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7355408B2
JP7355408B2 JP2021566751A JP2021566751A JP7355408B2 JP 7355408 B2 JP7355408 B2 JP 7355408B2 JP 2021566751 A JP2021566751 A JP 2021566751A JP 2021566751 A JP2021566751 A JP 2021566751A JP 7355408 B2 JP7355408 B2 JP 7355408B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
infrared
incident
prism
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021566751A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021131052A1 (ja
Inventor
俊輔 黒瀧
芳雄 田島
長武 浅野
太 石井
拓 加藤
宏明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JAI Corp
Original Assignee
JAI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JAI Corp filed Critical JAI Corp
Publication of JPWO2021131052A1 publication Critical patent/JPWO2021131052A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7355408B2 publication Critical patent/JP7355408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/45Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from two or more image sensors being of different type or operating in different modes, e.g. with a CMOS sensor for moving images in combination with a charge-coupled device [CCD] for still images
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/12Beam splitting or combining systems operating by refraction only
    • G02B27/126The splitting element being a prism or prismatic array, including systems based on total internal reflection
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • G02B27/141Beam splitting or combining systems operating by reflection only using dichroic mirrors
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/17Bodies with reflectors arranged in beam forming the photographic image, e.g. for reducing dimensions of camera
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/10Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths
    • H04N23/13Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths with multiple sensors
    • H04N23/16Optical arrangements associated therewith, e.g. for beam-splitting or for colour correction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/55Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/208Filters for use with infrared or ultraviolet radiation, e.g. for separating visible light from infrared and/or ultraviolet radiation
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/002Details of arrangement of components in or on camera body

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、入射光を複数の光に分岐するプリズムと、該プリズムで分岐された複数の光をそれぞれ受光する複数の固体撮像素子とを備える撮像装置が知られている。
例えば特許文献1には、入射光を波長域が互いに異なる複数の可視光と赤外光とに分岐するプリズムと、該プリズムで分岐された複数の可視光と赤外光とをそれぞれ受光する複数の固体撮像素子とを備える撮像装置が開示されている。
特開2017-205354号公報
しかしながら、従来の撮像装置では、特に、赤外域で得られる撮像対象の情報の分離性を向上することに関して改善の余地があった。
そこで、本発明は、赤外域で得られる撮像対象の情報の分離性を向上することができる撮像装置を提供することを目的とする。
本技術は、入射光を可視光と非可視光とに分岐し、分岐された前記非可視光を波長域が互いに異なる、第1及び第2の赤外光を含む複数の赤外光に分岐するプリズムと、
前記プリズムからの前記可視光を受光して光電変換する第1の固体撮像素子を含む可視光検出部と、
前記プリズムからの前記複数の赤外光をそれぞれ受光して光電変換する複数の第2の固体撮像素子を含む赤外光検出部と、
前記可視光検出部及び/又は前記赤外光検出部から出力された電気信号を処理する信号処理部と、
を備え
前記可視光検出部の検出結果に基づくカラー画像に、前記赤外光検出部の検出結果に基づく複数のIR画像が重畳され、
被検体に前記第1の赤外光と同一波長の励起光が照射され、
前記入射光が、前記被検体の一の部位で反射される前記励起光及び/又は前記被検体の他の部位であって前記励起光を吸収した他の部位から発せられる、前記第2の赤外光と同一波長の蛍光を含む場合に、前記カラー画像に前記複数のIR画像が重畳された画像において前記励起光及び/又は前記蛍光を判別可能である、撮像装置を提供する。
前記複数の赤外光は、いずれも近赤外光であってもよい。
前記複数の赤外光は、波長域が互いに異なる第1及び第2の赤外光を含み、前記第1及び第2の赤外光は、いずれも波長域が700nm~1000nmの範囲内にあってもよい。
前記第1の固体撮像素子は、カラー固体撮像素子であってもよい。
前記第1の固体撮像素子は、モノクロ固体撮像素子であってもよい。
前記信号処理部は、前記可視光検出部からの電気信号に基づいてカラー画像又はモノクロ画像を生成し、且つ、前記赤外光検出部からの電気信号に基づいてIR画像を生成してもよい。
前記プリズムは、前記入射光を前記可視光と前記非可視光とに分岐する第1のプリズムガラスと、該第1のプリズムガラスに隣り合うように配置され、該第1のプリズムガラスで分岐された前記非可視光を波長域が互いに異なる第1及び第2の赤外光に分岐する第2のプリズムガラスと、前記第2のプリズムガラスに隣り合うように配置され、前記第2のプリズムガラスからの前記第2の赤外光を透過させる第3のプリズムガラスとを含んでいてもよい。
前記第1のプリズムガラスは、前記入射光が入射される第1の入射面と、該第1の入射面を透過した前記入射光のうち前記可視光を前記第1の入射面に向けて反射させ、且つ、前記非可視光を透過させる第1のダイクロイック膜とを有し、前記第1の固体撮像素子は、前記第1の入射面で全反射された前記可視光を受光し、前記第2のプリズムガラスは、前記第1のダイクロイック膜を透過した前記非可視光が入射される第2の入射面と、該第2の入射面を透過した前記非可視光のうち前記第1の赤外光を前記第2の入射面に向けて反射させ、且つ、前記第2の赤外光を透過させる第2のダイクロイック膜とを有し、前記複数の第2の固体撮像素子のうち一の第2の固体撮像素子は、前記第2の入射面で全反射された前記第1の赤外光を受光し、前記複数の第2の固体撮像素子のうち別の第2の固体撮像素子は、前記第2のダイクロイック膜を透過した前記第2の赤外光を受光し、前記別の第2の固体撮像素子は、前記第3のプリズムガラスを透過した前記第2の赤外光を受光してもよい。
前記プリズムは、前記入射光を前記可視光と前記非可視光とに分岐する第1のプリズムガラスと、前記第1のプリズムガラスに隣り合うように配置され、前記第1のプリズムガラスで分岐された前記非可視光を第1の赤外光と、該第1の赤外光と波長域が異なり、且つ、互いに波長域が異なる第2及び第3の赤外光を含む光とに分岐する第2のプリズムガラスと、前記第2のプリズムガラスに隣り合うように配置され、前記第2のプリズムガラスで分岐された前記第2及び第3の赤外光を含む光を前記第2の赤外光と前記第3の赤外光とに分岐する第3のプリズムガラスと、前記第3のプリズムガラスに隣り合うように配置され、前記第3のプリズムガラスからの前記第3の赤外光を透過させる第4のプリズムガラスとを含んでいてもよい。
前記第1のプリズムガラスは、前記入射光が入射される第1の入射面と、該第1の入射面を透過した前記入射光のうち前記可視光を前記第1の入射面に向けて反射させ、且つ、前記非可視光を透過させる第1のダイクロイック膜とを有し、
前記第1の固体撮像素子は、前記第1の入射面で全反射された前記可視光を受光し、
前記第2のプリズムガラスは、前記第1のダイクロイック膜を透過した前記非可視光が入射される第2の入射面と、該第2の入射面を透過した前記非可視光のうち前記第1の赤外光を前記第2の入射面に向けて反射させ、且つ、前記第2及び第3の赤外光を含む光を透過させる第2のダイクロイック膜とを有し、
前記複数の第2の固体撮像素子のうち一の第2の固体撮像素子は、前記第2の入射面で全反射された前記第1の赤外光を受光し、
前記第3のプリズムガラスは、前記第2のダイクロイック膜を透過した前記第2及び第3の赤外光を含む光が入射される第3の入射面と、該第3の入射面を透過した前記第2及び第3の赤外光を含む光のうち前記第2の赤外光を前記第3の入射面に向けて反射させ、且つ、前記第3の赤外光を透過させる第3のダイクロイック膜とを有し、
前記複数の第2の固体撮像素子のうち別の第2の固体撮像素子は、前記第3の入射面で全反射された前記第2の赤外光を受光し、
前記複数の第2の固体撮像素子のうち更なる別の第2の固体撮像素子は、前記第3のダイクロイック膜を透過した前記第3の赤外光を受光し、
前記更なる別の第2の固体撮像素子は、前記第4のプリズムガラス透過した前記第3の赤外光を受光してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る撮像装置のプリズムにより分岐される可視光、第1の赤外光及び第2の赤外光の波長域の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置のプリズムにより分岐される可視光、第1の赤外光、第2の赤外光及び第3の赤外光の波長域の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。本明細書において、本発明に係る撮像装置が複数の効果を奏することが記載される場合でも、本発明に係る撮像装置は、少なくとも1つの効果を奏すればよい。本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
本発明について、以下の順序で説明を行う。
1.導入
2.本発明の第1の実施形態に係る撮像装置
3.本発明の第2の実施形態に係る撮像装置
4.本発明の変形例
1.<導入>
本発明に係る撮像装置は、主に、撮像対象の物体である対象物の表面及び/又は内部の検査に用いられる。以下では、当該対象物を被検体とも呼ぶ。
被検体の具体例としては、例えば生体、医薬品、水、食品、包装等が挙げられる。
すなわち、本発明に係る撮像装置は、例えば、医薬品成分分析、生体組織検査・観察を含めた医療分野、食品の鮮度判定検査、食品の異物混入検査を含めた食品分野等に幅広く応用することが期待される。
一例として、本発明に係る撮像装置を例えばドローン等に搭載することにより、広大な田畑を上空から広範囲に撮像することも可能となる。この際、本発明に係る撮像装置は、例えば農産物の生育状態を検出することも可能である。
一例として、本発明に係る撮像装置が生体内部の検査に用いられる場合に、本発明に係る撮像装置は例えば内視鏡に取り付けられる。
2.<本発明の第1の実施形態に係る撮像装置>
以下、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置10について、図1及び図2を参照して説明する。図1には、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置10の構成が模式的に示されている。図2には、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置10により検出される複数(例えば3つ)の光の波長域が示されている。
撮像装置10は、図1に示されるように、一例として3板式のプリズムカメラである。撮像装置10は、プリズム50と、可視光検出部100と、赤外光検出部200と、信号処理部300とを備えている。
さらに、撮像装置10は、プリズム50の前段にレンズ5を有している。なお、レンズ5は、撮像装置10において必須のものではない。
プリズム50は、例えばレンズ5を介した入射光を、可視光と、波長域が互いに異なる複数の赤外光とに分岐する。当該入射光は、一例として、被検体で反射された光(例えば太陽光等の自然光、照明光等の人工光など)、被検体(例えば発光体、蛍光体等)から放出される光である。
プリズム50は、一例として、入射光を可視光VL(例えば380nm~700nmの波長域の光、以下同様)と、第1の赤外光IR1と、第2の赤外光IR2とに分岐する。
ここで、一般に、近赤外光の波長域は約700nm~2500nmであり、中赤外光の波長域は約2500nm~4000nmであり、遠赤外光の波長域は例えば約4000nm~1000μmである。
一例として、図2に示すように、第1及び第2の赤外光IR1、IR2は、いずれも近赤外光である。
第1及び第2の赤外光IR1、IR2は、波長域が互いに全く異なる、すなわち波長域が互いに重複する部分を有しない。
さらに、一例として、第1の赤外光IR1の波長域は例えば710nm~810nmであり、第2の赤外光IR2の波長域は例えば820nm~1000nmである。
なお、第1及び第2の赤外光IR1、IR2の少なくとも一方は、近赤外光より長波長側の光(中赤外光又は遠赤外光)であってもよい。
可視光検出部100は、プリズム50で分岐された可視光VLを受光して光電変換する第1の固体撮像素子100aを含む。第1の固体撮像素子100aは、イメージセンサとも呼ばれる。
ここでは、第1の固体撮像素子100aとして、可視光VLに含まれるR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の光を検出するカラー固体撮像素子が用いられている。
第1の固体撮像素子100aは、2次元配列された複数の画素を含む。各画素は、一例として、受光素子(例えばフォトダイオード)と、受光素子の前段に配置され受光素子に光を集光させるオンチップレンズと、受光素子とオンチップレンズとの間に配置されたカラーフィルタとを含む。このカラーフィルタは、赤色光、緑色光及び青色光のいずれかを透過させる。
第1の固体撮像素子100aにおいて、各画素の受光素子は、受光した色光(赤色光、緑色光又は青色光)を電気信号に変換して、信号処理部300に出力する。
赤外光検出部200は、プリズム50で分岐された波長域が互いに全く異なる複数の赤外光(第1及び第2の赤外光IR1、IR2)をそれぞれ受光する複数(例えば2つ)の第2の固体撮像素子200a(200a1、200a2)を含む。各第2の固体撮像素子200aは、イメージセンサとも呼ばれる。
ここでは、各第2の固体撮像素子200aとして、対応する赤外光を受光するモノクロ固体撮像素子が用いられている。各第2の固体撮像素子200aの受光素子は、一例として、対応する赤外光の波長域に対する受光感度が高い材料が用いられている。
各第2の固体撮像素子200aは、2次元配列された複数の画素を含む。各画素は、一例として、受光素子(例えばフォトダイオード)と、該受光素子の前段に配置され受光素子に光を集光させるオンチップレンズとを含む。
各第2の固体撮像素子200aにおいて、各画素の受光素子は、受光した対応する赤外光(第1又は第2の赤外光IR1、IR2)を電気信号に変換して、信号処理部300に出力する。
信号処理部300は、可視光検出部100及び赤外光検出部200から出力された電気信号を処理する。
具体的には、信号処理部300は、可視光検出部100からの電気信号(詳しくは第1の固体撮像素子100aから出力された電気信号)に基づいてカラー画像を生成し、且つ、赤外光検出部200からの電気信号(例えば第2の固体撮像素子200a1、200a2から出力された電気信号)に基づいてIR画像を生成する。
ここで、被検体の各部位を構成する物質の状態、組成等により光の反射性、吸収性及び透過性が異なるため、当該部位毎の特徴が撮像画像(例えばカラー画像及びIR画像)に多少なりとも反映されるはずである。
しかし、例えば被検体のカラー画像を視ることにより、その色情報から被検体の部位毎の特徴が概ね分かるが、各部位が正常であるか異常であるかを判別することは容易ではない。
一方、被検体のIR画像には、カラー画像には現れない被検体の部位毎の特徴(性質(化学構造)の違いや状態の違い)が現れるので、被検体のIR画像を視ることにより、被検体の各部位が正常であるか異常であるかを判別することが可能となる。
そこで、信号処理部300は、カラー画像にIR画像を重畳した画像を生成することが好ましい。カラー画像に対してIR画像が重畳されることにより、被検体のカラー画像のみでは周囲の正常な部位とは区別がつかない異常な部位(例えば傷、腫瘍、脆弱部等)を判別することが可能となる。
また、互いに異なる波長域の複数の赤外光をそれぞれ画素毎に受光して得られる複数のIR画像は、被検体の部位毎の画像が必ずしも一致しない。すなわち、IR画像では、当該IR画像の元となる赤外光の波長域によって被検体の部位毎の特徴が現れたり、現れなかったりすることが起こり得る。
換言すると、第1及び第2の赤外光は、波長域が異なるので、第2の固体撮像素子200aが画素毎に受光する第1の赤外光に基づくIR画像(以下、IR画像1とする)と、第2の固体撮像素子200bが画素毎に受光する第2の赤外光に基づくIR画像(以下、IR画像2とする)とをカラー画像に重畳させることにより、被検体の各部位の特徴をより詳細に最終的な出力画像に反映させることができる。このように、撮像装置10によれば、赤外域で得られる撮像対象の情報の分離性を向上することができる。
一例として、撮像装置10は、励起光を被検体の各部位に照射したときの蛍光反応の有無により該部位が異常か否かを判別する用途に用いることができる。詳述すると、この用途では、励起光をそのまま反射する部位は正常と判断し、励起光を吸収して蛍光(励起光より長波長の光)を発する部位を異常と判別する。
この場合には、励起光の波長域(赤外域)と蛍光の波長域(励起光より長波長側の赤外域)が異なり、且つ、蛍光の光量が励起光の光量に比べて非常に小さいので、赤外域で得られる撮像対象の情報の分離性の向上が要求される。
撮像装置10では、例えば、励起光が第1の赤外光IR1に一致し、且つ、蛍光が第2の赤外光IR2に一致する場合において、第1及び第2の赤外光IR1、IR2を個別に検出できる(赤外域で得られる撮像対象の情報の分離性を向上できる)ので、励起光が被検体の各部位に照射されているか否か及び該部位が蛍光を発しているか否かを判別できる。つまり、実際に励起光が照射されていることが確認されている部位における蛍光反応の有無を判別することができる。
一方、単一の赤外光を用いて蛍光反応の有無を判別する場合には、励起光(赤外域)及び蛍光(励起光より長波長側の赤外域)の波長を含む波長域の赤外光を検出すると励起光及び蛍光を判別できなくなるので、例えば励起光を検出せずに蛍光のみを検出していた。この場合には、励起光が照射された部位と蛍光を発した部位との一致性を確認できず、判別の信頼性が低い。
そこで、信号処理部300は、カラー画像に、複数の第2の固体撮像素子200a(例えば第2の固体撮像素子200a1、300a2)から出力された電気信号に基づくIR画像(IR画像1及びIR画像2)を重畳させることがより好ましい。
この場合には、IR画像1及びIR画像2の一方からでは、判別できない異常な部位を判別することも可能となる。
さらに、被検体の同一部位からの反射光を可視光VL、プリズム50を備える撮像装置10を用いて3つの(カラー画像、IR画像1、IR画像2)を重畳させるので、被検体の同一部位における当該3つの画像をそのまま重畳させることができる。すなわち、1台の撮像装置10を用いて、精確且つ容易に当該3つの画像を重畳させることができる。
一方、例えば、当該3つの画像の各々を撮像する3台の撮像装置(例えばカメラ)を用いて、被検体の同一部位の当該3つの画像を重畳させる場合には、3台のカメラを被検体の同一部位を撮像できるよう精確に位置決めするか、もしくは3つの画像から同一部位の画像を抽出して重畳する必要がある。この場合には、コストが嵩む上、制御もしくは処理が煩雑となる。
なお、カラー画像の生成及び/又はIR画像の生成は、信号処理部300によらず、画像を生成する外部機器により行ってもよい。
例えば、信号処理部300は、可視光検出部100からの電気信号及び/又は赤外光検出部200からの電気信号を、当該外部機器に転送してもよい。
信号処理部300は、例えばCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programable Gate Array)等により構成されている。
以下に、撮像装置10の構成をより詳細に説明する。
図1に戻り、プリズム50は、入射光ILを可視光VLと、波長域が互いに異なる第1及び第2の赤外光IR1、IR2を含む光(非可視光)とに分岐する第1のプリズムガラス51と、該第1のプリズムガラス51に隣り合うように配置され、該第1のプリズムガラス51で分岐された非可視光を第1の赤外光IR1と第2の赤外光IR2とに分岐する第2のプリズムガラス52と、を含む。
第1のプリズムガラス51は、入射光ILが入射される第1の入射面51bと、該第1の入射面51bに対向する面に設けられた第1のダイクロイック膜51aとを有する。
第1のダイクロイック膜51aは、入射光ILに含まれる可視光VL(例えば380nm~700nmの波長域の光)を第1の入射面51bに向けて反射させ、且つ、第1及び第2の赤外光IR1、IR2を含む光(非可視光、例えば710nm以上の波長の赤外光)を透過させる。このように、可視光VLの波長域の上限と第1の赤外光IR1の波長域の下限との差を例えば10nmとすることにより、可視光VLと第1の赤外光とのクロストークを抑制することが可能となる。
第1のダイクロイック膜51aで反射された可視光VLは、第1の入射面51bで全反射する入射角(臨界角)で該第1の入射面51bに入射される。
第1の入射面51bで全反射された可視光VLは、第1のプリズムガラス51の、第1の入射面51bと第1のダイクロイック膜51aが設けられた面とを繋ぐ面を透過して第1の固体撮像素子100aに入射される。
第2のプリズムガラス52は、第1のダイクロイック膜51aを透過した非可視光が入射される第2の入射面52bと、該第2の入射面52bに対向する面に設けられた第2のダイクロイック膜52aとを有する。
第2のダイクロイック膜52aは、第1のダイクロイック膜51aを透過した非可視光のうち第1の赤外光IR1(例えば710nm~820nmの波長域の光)を第2の入射面52bに向けて反射させ、且つ、第2の赤外光IR2(例えば830nm~1000nmの波長域の光)を透過させる。このように、第1の赤外光IR1の波長域の上限と、第2の赤外光IR2の波長域の下限との差を例えば10nmとすることにより、第1の赤外光IR1と第2の赤外光IR2とのクロストークを抑制することが可能となる。
第2のダイクロイック膜52aで反射された第1の赤外光IR1は、第2の入射面52bで全反射する入射角(臨界角より大きい入射角)で該第2の入射面52bに入射される。
第2の入射面52bで全反射された第1の赤外光IR1は、第2のプリズムガラス52の、第2の入射面52bと第2のダイクロイック膜52aが設けられた面とを繋ぐ面を透過して一の第2の固体撮像素子200a1に入射される。
プリズム50は、第2のプリズムガラス52に隣り合うように配置され、第2のプリズムガラス52からの(第2のダイクロイック膜52aを透過した)第2の赤外光IR2をそのまま透過させる第3のプリズムガラス53を更に含む。
第3のプリズムガラス53を透過した第2の赤外光IR2は、別の第2の固体撮像素子200a2に入射される。
3.<本発明の第2の実施形態に係る撮像装置>
以下に、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置20について、図3及び図4を参照して説明する。
撮像装置20は、図3に示すように、プリズムが4つのプリズムガラスを含む、4板式のプリズムカメラである。
撮像装置20では、プリズム500は、入射光ILを可視光VLと、波長域が互いに異なる第1、第2及び第3の赤外光IR1、IR2、IR3を含む光(非可視光)とに分岐する第1のプリズムガラス501と、第1のプリズムガラス501に隣り合うように配置され、第1のプリズムガラス501で分岐された非可視光を第1の赤外光IR1と、第2及び第3の赤外光IR2、IR3を含む光とに分岐する第2のプリズムガラス502と、第2のプリズムガラス502に隣り合うように配置され、第2のプリズムガラス502で分岐された第2及び第3の赤外光IR2、IR3を含む光を第2の赤外光IR2と第3の赤外光IR3とに分岐する第3のプリズムガラス503と、を含む。
一例として、図4に示すように、第1、第2及び第3の赤外光IR1、IR2、IR3は、いずれも近赤外光である。第1、第2及び第3の赤外光IR1、IR2、IR3の中で、第1の赤外光IR1の波長域が最も短波長側であり、第3の赤外光IR3の波長域が最も長波長域側である。
第1のプリズムガラス501は、入射光ILが入射される第1の入射面501bと、該第1の入射面501bに対向する面に設けられた第1のダイクロイック膜501aとを有する。
第1のダイクロイック膜501aは、第1の入射面501bを透過した入射光ILのうち可視光VL(例えば380nm~700nmの波長域の光)を第1の入射面501bに向けて反射させ、且つ、第1、第2及び第3の赤外光IR1、IR2、IR3を含む光(非可視光、例えば710nm以上の波長の光)を透過させる。このように、可視光VLの波長域の上限と第1の赤外光IR1の波長域の下限との差を例えば10nm以上とすることにより、可視光VLと第1の赤外光IR1とのクロストークを抑制することが可能となる。
第1のダイクロイック膜501aで反射された可視光VLは、第1の入射面501bで全反射される入射角(臨界角より大きい入射角)で該第1の入射面501bに入射される。
第1の入射面501bで全反射された可視光VLは、第1のプリズムガラス501の、第1の入射面501bと第1のダイクロイック膜501aが設けられた面とを繋ぐ面を透過して第1の固体撮像素子100aに入射される。
第2のプリズムガラス502は、第1のダイクロイック膜501aを透過した第1、第2及び第3の赤外光IR1、IR2、IR3を含む光(非可視光)が入射される第2の入射面502bと、該第2の入射面502bに対向する第2のダイクロイック膜502aとを有する。
第2のダイクロイック膜502aは、第2の入射面502bを透過した第1、第2及び第3の赤外光IR1、IR2、IR3を含む光(非可視光)のうち第1の赤外光IR1(例えば710nm~800nmの波長域の光)を第2の入射面502bに向けて反射し、且つ、第2及び第3の赤外光IR2、IR3(例えば810nm以上の波長の光)を透過させる。このように、第1の赤外光IR1の波長域の上限と第2の赤外光IR2の波長域の下限との差を例えば10nm以上とすることにより、第1の赤外光IR1と第2の赤外光IR2とのクロストークを抑制することが可能となる。
第2のダイクロイック膜502aで反射された第1の赤外光IR1は、第2の入射面502bで全反射される入射角(臨界角より大きい入射角)で該第2の入射面502bに入射される。
第2の入射面502bで全反射された第1の赤外光IR1は、第2のプリズムガラス502の、第2の入射面502bと第2のダイクロイック膜502aが設けられた面とを繋ぐ面を透過して一の第2の固体撮像素子200a1に入射される。
第3のプリズムガラス503は、第2のダイクロイック膜501aを透過した第2及び第3の赤外光IR2、IR3を含む光が入射される第3の入射面503bと、該第3の入射面503bに対向する第3のダイクロイック膜503aとを有する。
第3のダイクロイック膜503aは、第3の入射面503bを透過した第2及び第3の赤外光IR2、IR3を含む光のうち第2の赤外光IR2(例えば810nm~900nmの波長域の光)を第3の入射面503bに向けて反射し、且つ、第3の赤外光IR3(例えば910nm~1000nmの波長域の光)を透過させる。このように、第2の赤外光IR2の波長域の上限と第3の赤外光IR3の波長域の下限との差を例えば10nm以上とすることにより、第2の赤外光IR2と第3の赤外光IR3とのクロストークを抑制することが可能となる。
第3のダイクロイック膜503aで反射された第2の赤外光IR2は、第3の入射面503bで全反射される入射角(臨界角より大きい入射角)で該第3の入射面503bに入射される。
第3の入射面503bで全反射された第2の赤外光IR2は、第3のプリズムガラス503の、第2の入射面503bと第2のダイクロイック膜503aが設けられた面とを繋ぐ面を透過して別の第2の固体撮像素子200a2に入射される。
第3のダイクロイック膜503aを透過した第3の赤外光IR3は、更なる別の第2の固体撮像素子200a3に入射される。
プリズム500は、第3のプリズムガラス503に隣り合うように配置され、第3のプリズムガラス503からの第3の赤外光IR3をそのまま透過させる第4のプリズムガラス504を含み、更なる別の第2の固体撮像素子200a3は、第4のプリズムガラス504を透過した第3の赤外光IR3を受光する。
4.<本発明の変形例>
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、本発明に係る撮像装置として、3板又は4板のプリズムカメラを例にとって説明したが、本発明は、5板以上のプリズムカメラにも適用可能である。
上記各実施形態では、第1の固体撮像素子として、カラー固体撮像素子を用いているが、これに限らない。
例えば、R、G、Bの光をそれぞれ検出する3つの第1の固体撮像素子を有していてもよい。この場合には、撮像装置に5板以上のプリズムカメラを用いて、波長域が異なる複数の赤外光を受光する必要がある。
例えば、R、G、Bのうち2色の光を検出する第1の固体撮像素子及び残りの1色の光を検出する第1の固体撮像素子を用いてもよい。この場合には、撮像装置に4板以上のプリズムカメラを用いて、波長域が異なる複数の赤外光を受光する必要がある。
例えば、R、G、Bのうち1色の光を検出する第1の固体撮像素子のみを用いてもよい。この場合には、撮像装置に3板以上のプリズムカメラを用いて、波長域が異なる複数の赤外光を受光する必要がある。
上記各実施形態では、信号処理部300は、可視光検出部からの各色の信号及び赤外光検出部からの複数の赤外光の信号の全てを処理し、カラー画像及びIR画像を生成しているが、これら複数の信号のうち必要に応じて少なくとも2つの信号のみを選択的に処理し、画像(例えば色画像及び/又はIR画像)を生成してもよい。
上記各実施形態では、プリズムは、可視光VL、第1の赤外光IR1、第2の赤外光IR2の順に光を取り出しているが、この順を変更してもよい。
上記各実施形態において、各赤外光の波長域は、適宜変更可能である。
例えば、上記第1の実施形態では、第1の赤外光IR1の波長域が700nm~1000nmの範囲内にあり、且つ、第2の赤外光IR2の波長域が1000nm~2500nmの範囲内にあってもよい。
例えば、上記第1の実施形態では、第1の赤外光IR1の波長域が700nm~2500nmの範囲内にあり、且つ、第2の赤外光IR2の波長域が2500nm~4000nmの範囲内にあってもよい。
例えば、上記第1の実施形態では、第1の赤外光IR1の波長域が700nm~4000nmの範囲内にあり、且つ、第2の赤外光IR2の波長域が4000nm~1000μmの範囲内にあってもよい。
例えば、上記第2の実施形態では、第1の赤外光IR1の波長域が700nm~1000nmの範囲内にあり、第2及び第3の赤外光IR2、IR3の波長域が1000nm~2500nmの範囲内にあってもよい。
例えば、上記第2の実施形態では、第1の赤外光IR1の波長域が700nm~1000nmの範囲内にあり、且つ、第2の赤外光IR2の波長域が1000nm~2500nmの範囲内にあり、且つ、第3の赤外光IR3の波長域が2500nm~4000nmの範囲内にあってもよい。
例えば、上記第2の実施形態では、第1の赤外光IR1の波長域が700nm~2500nmの範囲内にあり、且つ、第2の赤外光IR2の波長域が2500nm~4000nmの範囲内にあり、且つ、第3の赤外光IR3の波長域が4000nm~1000μmの範囲内にあってもよい。
例えば、5板のプリズムカメラを用いて1つの可視光VL及び第1~第4の赤外光(4つの赤外光)を検出する場合に、第1の赤外光IR1の波長域が700nm~1000nmの範囲内にあり、且つ、第2の赤外光IR2の波長域が1000nm~2500nmの範囲内にあり、且つ、第3の赤外光IR3の波長域が2500nm~4000nmの範囲内にあり、且つ、第4の赤外光IR4の波長域が4000nm~1000μmの範囲内にあってもよい。
例えば、上記各実施形態の撮像装置の第1の固体撮像素子は、カラーフィルタ及びオンチップレンズの少なくとも一方を有していなくてもよい。第1の固体撮像素子は、例えば白黒画像の生成に用いられる場合は、カラーフィルタを有していなくてもよい。すなわち、第1の固体撮像素子は、モノクロ固体撮像素子であってもよい。
10、20:撮像装置、50、500:プリズム、51、501:第1のプリズムガラス、52、502:第2のプリズムガラス、53、503:第3のプリズムガラス、504:第4のプリズムガラス、51a、501a:第1のダイクロイック膜、51b、501b:第1の入射面、52a、502a:第2のダイクロイック膜、52b、502b:第2の入射面、503a:第3のダイクロイック膜、503b:第3の入射面、300:信号処理部。

Claims (10)

  1. 入射光を可視光と非可視光とに分岐し、分岐された前記非可視光を波長域が互いに異なる、第1及び第2の赤外光を含む複数の赤外光に分岐するプリズムと、
    前記プリズムからの前記可視光を受光して光電変換する第1の固体撮像素子を含む可視光検出部と、
    前記プリズムからの前記複数の赤外光をそれぞれ受光して光電変換する複数の第2の固体撮像素子を含む赤外光検出部と、
    前記可視光検出部及び/又は前記赤外光検出部から出力された電気信号を処理する信号処理部と、
    を備え
    前記可視光検出部の検出結果に基づくカラー画像に、前記赤外光検出部の検出結果に基づく複数のIR画像が重畳され、
    被検体に前記第1の赤外光と同一波長の励起光が照射され、
    前記入射光が、前記被検体の一の部位で反射される前記励起光及び/又は前記被検体の他の部位であって前記励起光を吸収した他の部位から発せられる、前記第2の赤外光と同一波長の蛍光を含む場合に、前記カラー画像に前記複数のIR画像が重畳された画像において前記励起光及び/又は前記蛍光を判別可能である、撮像装置。
  2. 前記複数の赤外光は、いずれも近赤外光である、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記複数の赤外光は、波長域が互いに重複する部分を有しない第1及び第2の赤外光を含み、
    前記第1及び第2の赤外光は、いずれも波長域が700nm~1000nmの範囲内にある、請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の固体撮像素子は、カラー固体撮像素子である、請求項1~3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の固体撮像素子は、モノクロ固体撮像素子である、請求項1~3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記信号処理部は、前記可視光検出部からの電気信号に基づいてカラー画像又はモノクロ画像を生成し、且つ、前記赤外光検出部からの電気信号に基づいてIR画像を生成する、請求項1~5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記プリズムは、前記入射光を前記可視光と前記非可視光とに分岐する第1のプリズムガラスと、該第1のプリズムガラスに隣り合うように配置され、該第1のプリズムガラスで分岐された前記非可視光を波長域が互いに異なる第1及び第2の赤外光に分岐する第2のプリズムガラスと、前記第2のプリズムガラスに隣り合うように配置され、前記第2のプリズムガラスからの前記第2の赤外光を透過させる第3のプリズムガラスとを含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1のプリズムガラスは、前記入射光が入射される第1の入射面と、該第1の入射面を透過した前記入射光のうち前記可視光を前記第1の入射面に向けて反射させ、且つ、前記非可視光を透過させる第1のダイクロイック膜とを有し、
    前記第1の固体撮像素子は、前記第1の入射面で全反射された前記可視光を受光し、
    前記第2のプリズムガラスは、前記第1のダイクロイック膜を透過した前記非可視光が入射される第2の入射面と、該第2の入射面を透過した前記非可視光のうち前記第1の赤外光を前記第2の入射面に向けて反射させ、且つ、前記第2の赤外光を透過させる第2のダイクロイック膜とを有し、
    前記複数の第2の固体撮像素子のうち一の第2の固体撮像素子は、前記第2の入射面で全反射された前記第1の赤外光を受光し、
    前記複数の第2の固体撮像素子のうち別の第2の固体撮像素子は、前記第2のダイクロイック膜を透過した前記第2の赤外光を受光し、
    前記別の第2の固体撮像素子は、前記第3のプリズムガラス透過した前記第2の赤外光を受光する、請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記プリズムは、前記入射光を前記可視光と前記非可視光とに分岐する第1のプリズムガラスと、前記第1のプリズムガラスに隣り合うように配置され、前記第1のプリズムガラスで分岐された前記非可視光を第1の赤外光と、該第1の赤外光と波長域が異なり、且つ、互いに波長域が異なる第2及び第3の赤外光を含む光とに分岐する第2のプリズムガラスと、前記第2のプリズムガラスに隣り合うように配置され、前記第2のプリズムガラスで分岐された前記第2及び第3の赤外光を含む光を前記第2の赤外光と前記第3の赤外光とに分岐する第3のプリズムガラスと、前記第3のプリズムガラスに隣り合うように配置され、前記第3のプリズムガラスからの前記第3の赤外光を透過させる第4のプリズムガラスとを含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記第1のプリズムガラスは、前記入射光が入射される第1の入射面と、該第1の入射面を透過した前記入射光のうち前記可視光を前記第1の入射面に向けて反射させ、且つ、前記非可視光を透過させる第1のダイクロイック膜とを有し、
    前記第1の固体撮像素子は、前記第1の入射面で全反射された前記可視光を受光し、
    前記第2のプリズムガラスは、前記第1のダイクロイック膜を透過した前記非可視光が入射される第2の入射面と、該第2の入射面を透過した前記非可視光のうち前記第1の赤外光を前記第2の入射面に向けて反射させ、且つ、前記第2及び第3の赤外光を含む光を透過させる第2のダイクロイック膜とを有し、
    前記複数の第2の固体撮像素子のうち一の第2の固体撮像素子は、前記第2の入射面で全反射された前記第1の赤外光を受光し、
    前記第3のプリズムガラスは、前記第2のダイクロイック膜を透過した前記第2及び第3の赤外光を含む光が入射される第3の入射面と、該第3の入射面を透過した前記第2及び第3の赤外光を含む光のうち前記第2の赤外光を前記第3の入射面に向けて反射させ、且つ、前記第3の赤外光を透過させる第3のダイクロイック膜とを有し、
    前記複数の第2の固体撮像素子のうち別の第2の固体撮像素子は、前記第3の入射面で全反射された前記第2の赤外光を受光し、
    前記複数の第2の固体撮像素子のうち更なる別の第2の固体撮像素子は、前記第3のダイクロイック膜を透過した前記第3の赤外光を受光し、
    前記更なる別の第2の固体撮像素子は、前記第4のプリズムガラスを透過した前記第3の赤外光を受光する、請求項9に記載の撮像装置。
JP2021566751A 2019-12-27 2019-12-27 撮像装置 Active JP7355408B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/051548 WO2021131052A1 (ja) 2019-12-27 2019-12-27 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021131052A1 JPWO2021131052A1 (ja) 2021-07-01
JP7355408B2 true JP7355408B2 (ja) 2023-10-03

Family

ID=76573828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021566751A Active JP7355408B2 (ja) 2019-12-27 2019-12-27 撮像装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP4084460A4 (ja)
JP (1) JP7355408B2 (ja)
CN (1) CN115176454A (ja)
WO (1) WO2021131052A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7025811B1 (ja) 2021-07-26 2022-02-25 株式会社タナカ技研 撮像装置
JP7131870B1 (ja) 2021-07-26 2022-09-06 株式会社タナカ技研 撮像装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001356004A (ja) 2000-06-12 2001-12-26 Fuji Photo Film Co Ltd 画像撮像装置及び距離測定方法
JP2018175762A (ja) 2017-04-21 2018-11-15 池上通信機株式会社 撮像装置
JP2019047977A (ja) 2017-09-11 2019-03-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 内視鏡及び内視鏡システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3108388B2 (ja) * 1997-06-06 2000-11-13 池上通信機株式会社 ビデオカメラを用いる画像処理装置
JP2007334311A (ja) * 2006-05-18 2007-12-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 可視光・赤外光撮影光学系
JP5262180B2 (ja) * 2008-02-26 2013-08-14 ソニー株式会社 固体撮像装置及びカメラ
CN104980628B (zh) * 2014-04-13 2018-09-11 比亚迪股份有限公司 图像传感器和监控系统
EP3291530A4 (en) * 2015-04-28 2018-12-19 JAI Ltd. Function expansion device, attaching and detaching structure of function expansion device, and function expansion system
WO2017127929A1 (en) * 2016-01-26 2017-08-03 Novadaq Technologies Inc. Configurable platform
NL2017973B1 (en) * 2016-12-09 2018-06-19 Quest Photonic Devices B V Dichroic prism assembly with four or five channels
NL2018494B1 (en) * 2017-03-09 2018-09-21 Quest Photonic Devices B V Method and apparatus using a medical imaging head for fluorescent imaging
CN108650447B (zh) * 2018-07-06 2024-03-05 上海图漾信息科技有限公司 图像传感器、深度数据测量头及测量系统

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001356004A (ja) 2000-06-12 2001-12-26 Fuji Photo Film Co Ltd 画像撮像装置及び距離測定方法
JP2018175762A (ja) 2017-04-21 2018-11-15 池上通信機株式会社 撮像装置
JP2019047977A (ja) 2017-09-11 2019-03-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 内視鏡及び内視鏡システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021131052A1 (ja) 2021-07-01
EP4084460A4 (en) 2023-08-23
CN115176454A (zh) 2022-10-11
WO2021131052A1 (ja) 2021-07-01
EP4084460A1 (en) 2022-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5283731B2 (ja) 内視鏡用の自己蛍光画像化システム
JP5088990B2 (ja) 内視鏡用の自己蛍光画像化システム
US20170289467A1 (en) Imaging device
US10659703B2 (en) Imaging device and imaging method for capturing a visible image and a near-infrared image
JP2005046634A5 (ja)
US9433350B2 (en) Imaging system and method for the fluorescence-optical visualization of an object
WO2018008062A1 (ja) 蛍光観察装置および蛍光観察内視鏡装置
US20140066781A1 (en) Medical diagnosis device and method for controlling the device
JP7355408B2 (ja) 撮像装置
JP2004520105A (ja) 蛍光及び反射率撮像と分光のための方法及び装置並びに多数の測定装置による電磁放射線の同時測定のための方法及び装置
US20220322922A1 (en) Method and apparatus using a medical imaging head for fluorescent imaging
US10805512B2 (en) Dual path endoscope
WO2017047140A9 (ja) 内視鏡装置
KR102240757B1 (ko) Lctf-기반 다분광 영상 기술을 이용한 가공 채소류 내 포함된 이물질 실시간 검출 시스템
JP2019088773A5 (ja)
US10918282B2 (en) Eye-examining apparatus in which visible-optical channel and infrared-optical channel are integrated
JP2006261861A (ja) 撮像装置
JP7121892B2 (ja) 光学モジュール及び光学装置
KR20190135705A (ko) 단일 컬러 카메라를 이용하고 가시광선 및 근적외선 영상 동시 획득이 가능한 가시광선 및 근적외선 영상 제공 시스템 및 방법
KR101709398B1 (ko) 의료용 복합 이미징 시스템
US20070260146A1 (en) In vivo spectrometric inspection system
WO2012138066A2 (ko) 멀티모달 광 단층촬영 시스템 및 그 방법
JP5468756B2 (ja) 生体内観測装置
KR20220061563A (ko) 주사 레이저 검안경
JP6875827B2 (ja) 酸素飽和度測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7355408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150