JP7352005B2 - 制御装置、作業機および作業システム - Google Patents

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Description

本発明は、主に、作業機の走行制御を行うための制御装置に関する。
作業機(例えば芝刈機)のなかには、作業領域を作業機自身で検出し、該作業領域を走行しながら作業(例えば芝刈)を行うものがある。特許文献1~2には、作業領域に設置された電力線に基づいて該作業領域を走行することが記載されている。電力線は、作業領域を示す信号として電磁波を発生しており、該作業領域を特定するための基準線として機能する。このような作業機は、自走式作業機、無人走行式作業機等とも称されうる。
特開2017-182634号公報 特開平8-50511号公報
立地条件によっては上述の作業領域の外形が複雑になる場合があり、一例として、作業領域が部分的に通路状に延びた形状(いわゆる狭路)となる場合もある。このような場合においても作業機による作業効率が向上するように、更なる改善が求められうる。
本発明は、作業領域の外形が複雑化した場合においても作業効率を向上させることを例示的目的とする。
本発明の第1側面は、
作業機の走行制御を行うための制御装置であって、
前記作業機は、作業領域に設置された基準線に基づいて該作業領域を走行しながら作業を実行し、
前記制御装置は、
前記基準線からの距離を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から一側方側に離間した仮想線を第1仮想線として、該第1仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第1制御手段と、
前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から他側方側に離間した仮想線を第2仮想線として、該第2仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第2制御手段と、
前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方を選択する選択手段と、
を備え、
前記設定手段は、前記基準線からの距離を変更可能に構成されており、
前記基準線からの距離は、ユーザにより操作入力された複数の距離の1つであり、
前記制御装置は、前記複数の距離を示す情報を取得する取得手段を更に備え、
前記設定手段は、前記取得手段により取得された情報に基づいて前記基準線からの距離を変更する
ことを特徴とする。
本発明によれば、作業領域の外形が複雑化した場合においても作業効率を向上可能となる。
作業システムの構成例を示す図。 作業機の構成例を示す図。 電力線が発生する電磁波の強度分布の例を示す図。 電力線が発生する電磁波の強度分布の例を示す図。 作業態様の一例を示すフローチャート。 作業態様の一例を示す模式図。 作業態様の一例を示す模式図。 作業態様の一例を示す模式図。 作業機の構成例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(作業システムの構成例)
図1は、実施形態に係る作業システムSYの構成例を示す。作業システムSYは、作業機1、電力線2およびステーション3を備える。詳細については後述とするが、作業機1は、電力線2に基づいて作業領域WRを走行しながら所定の作業を実行し、また、作業を実行していない間においてはステーション3にて待機する。
図2は、作業機1の構成例を示す。作業機1は、動力源11、走行部12、作業部13、取得部14、記憶部15、制御装置16およびバッテリ17を備える。
動力源11は、作業部12および走行部13を駆動するための動力(回転)を発生する。本実施形態においては、動力源11として三相誘導モータ等の電動モータが用いられるものとし、この電動モータは、後述のバッテリ17からの電力に基づいて駆動される。本実施形態では、単一の動力源11が作業部12および走行部13の双方の動力を発生するものとするが、他の実施形態として、作業部12の動力を発生する動力源と、走行部13の動力を発生する動力源とは個別に設けられてもよい。その場合、一方の動力源に電動モータが用いられ、他方の動力源に内燃機関が用いられてもよい。
走行部12は、動力源11の動力に基づいて作業機1を走行させる。走行部12は、本実施形態においては、駆動輪である左右一対の後輪と、従動輪である左右一対の前輪とを含むものとする。例えば、左右一対の後輪が互いに等しい回転数で且つ共に前進方向に回転することにより、作業機1は前進(直進)する。また、左右一対の後輪が互いに異なる回転数で且つ共に前進方向に回転することにより、作業機1は旋回(左旋回または右旋回)する。尚、走行部12には、四輪走行を実現可能な上記構造に代替して、クローラ式走行体等の他の構造が採用されてもよい。
作業部13は、作業機1の車体下方部に設けられ、動力源11の動力に基づいて所定の作業を実行可能に構成される。本実施形態においては、作業の内容は芝刈作業であり、作業部13は、動力源11の動力に基づいて回転可能な芝刈用ブレードと、該ブレードを昇降可能とする昇降機構とを含むものとする。例えば、作業部13は、作業を実行する場合には作業用ブレードを降下させて回転状態とし(稼働状態)、作業を実行しない場合には、該ブレードを上昇させて非回転状態とする(休止状態)。
取得部14は、詳細については後述とするが、作業情報(作業の実行に必要な情報ないし信号)を取得可能に構成される。例えば、取得部14は、電力線2が発生する電磁波を、作業領域WRを示す信号として取得し、また、作業時の走行経路を決定するための情報をステーション3から取得する。この観点で、取得部14は、電力線2の電磁波ないし信号を検出するための検出部としての機能と、ステーション3と通信するための通信部としての機能とを有する、とも云える。
記憶部15は、詳細については後述とするが、走行経路に関連する情報を記憶する。記憶部15には、EEPROM等の不揮発性メモリ、或いは、DRAM、SRAM等の揮発性メモリが用いられればよい。
制御装置16は、作業機1全体の動作を制御するシステムコントローラとして機能する。例えば、制御装置16は、走行部12および作業部13の駆動制御(即ち、作業機1の走行制御および作業の実行)を行う。本実施形態では、制御装置16は、CPU及びメモリを含むプロセッサであり、その機能は所定のプログラムを実行することにより実現されるものとする。他の実施形態として、制御装置16は、PLD(プログラマブルロジックデバイス)、ASIC(特定用途向け半導体集積回路)等の半導体装置で構成されてもよい。即ち、制御装置16の機能はハードウェアおよびソフトウェアの何れによっても実現可能である。
バッテリ17は、動力源11に電力を供給可能とする。また、詳細については後述とするが、バッテリ17は後述のステーション3により充電可能とする。バッテリ17には、例えば、リチウムイオン電池、鉛蓄電池等の二次電池が用いられればよい。
再び図1を参照すると、電力線2は、作業領域WRに設置(埋設あるいは敷設)され、所定の電力に基づいて電磁波を発生する。作業機1は、取得部14の検出部としての機能を用いて電磁波を検出し、該電磁波に基づいて作業領域WRを走行しながら作業を行う。ここで、電磁波は、広義に解釈可能であり、その概念には光、電波等も含まれる。この観点で、電力線2が発生する電磁波は作業領域WRを示す信号であり、即ち、電力線2は、作業領域WRを特定するための基準線として機能する、と云える。
図3A及び図3Bは、電力線2が発生する電磁波の強度(信号の値)と、電力線2からの距離との関係を示す強度分布を示す。電力線2には、所定周期のパルス電流(比較的短期間に複数回の直流電流)がステーション3から間欠的に供給され、その間、電力線2から所定の電磁波が発生する。
図3Aにおいては、電力線2に、パルス電流が紙面奥側から紙面手前側に向かって流れるものとする(区別のため「電力線2a」と示す。)。その結果、上記電磁波として、電力線2aの左側方には下向きの磁界(正極の磁界とする。)が発生し、また、電力線2aの右側方には上向きの磁界(負極の磁界とする。)が発生する。
図3Bにおいては、電力線2に、パルス電流が紙面手前側から紙面奥側に向かって流れるものとする(区別のため「電力線2b」と示す。)。その結果、上記電磁波として、電力線2bの左側方には上向きの磁界(負極の磁界)が発生し、また、電力線2bの右側方には下向きの磁界(正極の磁界)が発生する。
図3A及び図3Bから分かるように、電磁波の強度の絶対値は、電力線2に近接するほど大きく、電力線2から離間するほど小さい。即ち、電磁波の強度は、電力線2からの距離に対応する。そのため、詳細については後述とするが、作業機1は、電力線2から所望の位置だけ離間した位置を走行することが可能となる。このことは、取得部14の前述の検出部としての機能に基づいて実現可能である。
ステーション3は、電力線2に電気接続されており、上述のとおり、電力線2が電磁波を発生するように電力線2に電力を供給する。また、ステーション3は、作業を実行していない間においては作業機1を待機させることが可能であり、その間、該作業機1のバッテリ17を充電する。この観点で、ステーション3は、充電ステーション等と表現されてもよい。
本実施形態においては、電力線2は、ステーション3を介して作業領域WRに環状に設置される。よって、作業領域WRは内側領域WR1および外側領域WR2を含み、それらは、環状に設置された電力線2により区画されている、と云える。また、内側領域WR1においては電力線2により正極の磁界が発生しており、外側領域WR2においては電力線2により負極の磁界が発生しているものとする(図3A及び図3B参照)。
このような構成により、作業機1は、電力線2が発生する電磁波に基づいて作業領域WRを走行しながら作業領域WRの作業を実行する。
(作業時の走行経路について)
図4は、本実施形態に係る作業態様の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、作業機1による作業の開始の際に主に制御装置16により実行され、その概要は、電力線2に対して平行な仮想線に沿って作業機1が走行するように、該作業機1に内側領域WR1および外側領域WR2を選択的に走行させる、というものである。
ステップS1000(以下「S1000」と示す。後述の他のステップについても同様とする。)では、作業機1のユーザ(或いは作業領域WRのオーナー)により予め入力された作業情報を取得する。作業情報は、作業機1による作業の実行に必要となる条件(例えば、作業領域WRの形状、該作業領域WRにおける電力線2の相対位置など)を示す。本実施形態では、この作業情報に基づいて、選択指示信号SIG1および距離設定信号SIG2が設定される。選択指示信号SIG1は、内側領域WR1および外側領域WR2のうちの一方を選択することを指示する信号とする。距離設定信号SIG2は、電力線2からの距離を設定するための信号とする。
選択指示信号SIG1および距離設定信号SIG2は、本実施形態では、
SIG1 SIG2
WR1 1
・ ・
・ ・
・ ・
WR1 K1(K1は、2以上の整数とする。)
WR2 1
・ ・
・ ・
・ ・
WR2 K2(K2は、2以上の整数とする。)
WR1(WR2) 0
を示す。
即ち、信号SIG1及びSIG2は、下記(a)~(c):
(a)選択指示信号SIG1が、領域WR1を選択することを指示し、かつ、距離設定信号SIG2が、“1”~“K1”の何れかを示すこと;
(b)選択指示信号SIG1が、領域WR2を選択することを指示し、かつ、距離設定信号SIG2が、“1”~“K2”の何れかを示すこと;又は、
(c)選択指示信号SIG1が、領域WR1(又はWR2)を選択することを指示し、かつ、距離設定信号SIG2が、“0”を示すこと、
の何れかを満たすように、選択的に設定されることとなる。
一例として、選択指示信号SIG1が、領域WR1を選択することを指示し、かつ、距離設定信号SIG2が“1”を示している場合には、作業機1は、電力線2から内側領域WR1側に1×d(単位は、例えばセンチメートルとする。また、dは、例えば作業部13の幅に相当するパラメータとする。)だけ離間した経路を走行することとなる。
他の例として、選択指示信号SIG1が、領域WR2を選択することを指示し、かつ、距離設定信号SIG2が“2”を示している場合には、作業機1は、電力線2から外側領域WR2側に2×dだけ離間した経路を走行することとなる。
更に他の例として、選択指示信号SIG1が、領域WR1(又はWR2)を選択することを指示し、かつ、距離設定信号SIG2が“0”を示している場合には、作業機1は、電力線2の直上を走行することとなる。
前述のとおり、信号SIG1及びSIG2は、ユーザにより予め入力された作業情報に基づいて設定される。例えば、距離設定信号SIG2が示す電力線2からの距離は、この作業情報によって決まるため、ユーザにより操作入力された複数の距離の1つと云える。
尚、上記(c)は、他の実施形態として、例えば(a)に含まれることとし、
(a)選択指示信号SIG1が、領域WR1を選択することを指示し、かつ、距離設定信号SIG2が、“0”~“K1”の何れかを示すこと、
(b)選択指示信号SIG1が、領域WR2を選択することを指示し、かつ、距離設定信号SIG2が、“1”~“K2”の何れかを示すこと、
としてもよい。
他の実施形態として、上記信号SIG1及びSIG2は、単一の信号SIG0に纏められてもよい。一例として、信号SIG0は、“+K1”、・・・、“+2”、“+1”、“±0”、“-1”、“-2”、・・・、“-K2”、を示してもよく、この場合、「+」及び「-」の極性は、領域WR1及びWR2にそれぞれ対応するものとする。例えば、“+1”は、電力線2から内側領域WR1側に1×dだけ離間した経路を走行することを示し、“-2”は、電力線2から外側領域WR2側に2×dだけ離間した経路を走行することを示し、また、“±0”は、電力線2の直上を走行することを示す。
S1020では、信号SIG1及びSIG2に基づいて、作業機1の走行経路を設定する。例えば、領域WR1及びWR2の何れを走行するかが選択指示信号SIG1に基づいて決定され、その際の電力線2からの距離が距離設定信号SIG2に基づいて決定される。
S1030では、作業機1をステーション3から発進させる。
S1040では、選択指示信号SIG1に基づいて、作業機1が領域WR1及びWR2の何れを走行するのかを判定する。作業機1が内側領域WR1を走行するものと判定された場合にはS1100に進み、作業機1が外側領域WR2を走行するものと判定された場合にはS1200に進む。
S1100では、作業機1を、一側方(例えば左側方)に旋回させて内側領域WR1に進入させ、距離設定信号SIG2が示す距離だけ電力線2から離間した位置まで移動させる。
S1110では、上記S1100での作業機1の旋回態様を示す情報を記憶部15に記憶させる。ここで記憶される情報は、ステーション3からS1100で移動した位置までの作業機1の走行態様(例えば、旋回角ないし旋回半径、移動距離等)を示し、後述のS1300(ステーション3への帰還)等の際に用いられうる。
S1120では、距離設定信号SIG2が示す距離だけ電力線2から内側領域WR1側に離間した位置を維持するように作業機1を走行させる。このことは、取得部14の検出部としての機能により実現され、即ち、電磁波の強度の検出値が所望値に維持されるように作業機1の走行制御が行われる。これにより、作業機1は、距離設定信号SIG2が示す距離だけ電力線2から内側領域WR1側に離間した仮想線(仮想線L1とする。)に沿って走行しながら、作業を実行することとなる。尚、仮想線L1は、電力線2に対して平行となる。
S1130では、上記仮想線L1に沿った走行により作業機1が作業領域WR(の内側領域WR1)を一周したか否かを判定する。該一周が完了の場合にはS1300に進み、そうでない場合にはS1120に戻る(即ち、S1120は、該一周が完了するまで繰り返し行われる。)。
S1200~S1230は、外側領域WR2について上述のS1100~S1130同様に行われればよい。即ち、S1200では、作業機1を、他側方(例えば右側方)に旋回させて外側領域WR2に進入させ、距離設定信号SIG2が示す距離だけ電力線2から離間した位置まで移動させる。S1210では、上記S1200での作業機1の旋回態様を示す情報を記憶部15に記憶させる。S1220では、作業機1を、距離設定信号SIG2が示す距離だけ電力線2から外側領域WR2側に離間した仮想線(仮想線L2とする。)に沿って走行させ、該作業機1に作業を実行させる。尚、仮想線L2は、電力線2に対して平行となる。S1230では、上記仮想線L2に沿った走行により作業機1が作業領域WR(の外側領域WR2)を一周したか否かを判定する。該一周が完了の場合にはS1300に進み、そうでない場合にはS1220に戻る。
S1300では、作業機1をステーション3に帰還させる。ステーション3への進入経路は、S1110又はS1210で記憶部15に記憶された情報(S1100又はS1200での作業機1の旋回態様を示す情報)に基づいて、決定されうる。また、ステーション3は、電力線2とは異なる他の電磁波を発生しており、作業機1は、ステーション3に近接した際には該他の電磁波に基づいてステーション3に進入することができる。
S1310では、作業領域WRの全部についての作業が完了したか否かを判定する。作業が完了の場合には本フローチャートを終了し、そうでない場合にはS1020に戻る。
S1020に戻る場合(即ち、作業が未完の場合)、該S1020では、残りの作業(作業領域WRのうち作業済でない部分についての作業)が実行されるように信号SIG1及びSIG2が変更される。これにより、他の走行経路が新たに設定されることとなる(走行経路の更新(再設定))。その後、S1030~S1230では、該更新された走行経路に沿って作業機1が走行することにより、残りの作業が実行されることとなる。
本実施形態においては、信号SIG1及びSIG2は、前述の(a)~(c)の何れかを満たすように、選択的に設定されることとなる。よって、ステーション3は、信号SIG1及びSIG2を用いることにより、作業領域WRのうちの何れの部分が作業済かを管理することができる。このような作業の進捗状況についての管理は、作業機1において制御装置16及び記憶部15により行われてもよい。
尚、S1020に戻った場合においては、信号SIG1及びSIG2は、走行経路の変更を指示することとなるため(前回とは異なる値となりうるため)、この観点で、変更指示信号とも云える。
図5は、本フローチャートに基づく作業機1の作業態様の例を示す模式図である。図中において、一点鎖線の矢印は、仮想線L1に従う作業機1の走行経路を示す(前述の(a)に対応)。また、二点鎖線の矢印は、仮想線L2に従う作業機1の走行経路を示す(前述の(b)に対応)。また、破線の矢印は、電力線2の直上を通る仮想線L0に従う作業機1の走行経路を示す(前述の(c)に対応)。
前述の(a)~(c)は、何れの順番で行われてもよく、例えば、距離設定信号SIG2は、選択指示信号SIG1に関わらず、電力線2からの距離が大きいもの又は小さいものから順に選択されるように設定されてもよい。例えば、作業は、領域WR1及びWR2の何れについても、電力線2から遠い走行経路のものから順に行われてもよいし、電力線2に近い走行経路のものから順に行われてもよい。或いは、それらは順不同で行われてもよい。
(小括)
以上、本実施形態によれば、作業機1は、S1100~S1130に基づく制御により、電力線2に対して平行な仮想線L1に沿って作業領域WR(の内側領域WR1)を一周する。また、作業機1は、S1200~S1230に基づく制御により、電力線2に対して平行な仮想線L2に沿って作業領域WR(の外側領域WR2)を一周する。そして、S1020及びS1040は、これら2つの制御を選択的に行うことにより、電力線2の両側方の作業を実行可能とする。このようにして、作業機1は、電力線2に対して平行に設定された複数の走行経路で作業領域WRを周回することにより、作業領域WRの作業を完了させることができる。
尚、ここでは、作業領域WRを一周するたびに作業機1がステーション3に帰還する態様を例示したが、作業機1は、作業領域WRをN周した場合にステーション3に帰還することとしてもよい(Nは、2以上かつ(K1+K2+1)以下の整数とする。)。
以下において幾つかの実施例を示しながら後述するが、本実施形態によれば、作業領域WRが複雑化した場合(例えば、作業領域WRが通路状に形成されている場合)においても、電力線2を比較的簡便に設置可能となる。また、本実施形態によれば、該複雑化した作業領域WRの作業効率を比較的簡便に向上可能となる。
(第1実施例)
図6は、第1実施例としての作業システムSYの構成例を示す。本実施例では、作業領域WRに、複数の障害物9が所定間隔で配列されている。ここで、互いに隣り合う2つの障害物9間の距離は距離W1とする。よって、作業領域WRは、障害物9の配列に起因して、少なくとも部分的に通路状に形成されている。
このような作業領域WRの典型例としては、複数のソーラーパネルが配列された太陽光発電所、複数の木が配列された果樹園等が挙げられる。尚、ここでいう通路とは、他の部分に比べて幅狭となっていることを云い、その延設方向の長さは不問とする。
このような作業領域WRにおいては、作業機1は障害物9を回避しながら作業を行う必要がある。前述のフローチャート(図4参照)によれば、
K1×d=W1/2、
K2=K1、
となるように、K1及びK2を設定することにより、作業領域WRにおける障害物9間の領域についての作業を適切に実行可能となる。
本実施例ではK1=K2としたが、必要に応じてK1≠K2と設定されてもよい。即ち、仮想線L1のうち電力線2までの距離が最も遠いものから電力線2までの距離と、仮想線L2のうち電力線2までの距離が最も遠いものから電力線2までの距離とは、互いに異なっていてもよい。この場合、従前の電力線2の設置態様では困難となり得た作業機1による作業領域WRの作業が、比較的容易に実現されうる。例えば、作業領域WR内に他の障害物が固定的に設置されている場合、K1及び/又はK2を互いに異なる値に設定することにより、作業機1は、該他の障害物を回避しながら作業を行うことが可能となる。また、この場合、電力線2を比較的短く設置することが可能となり、作業システムSYのコストの低減にも有利となりうる。
(第2実施例)
図7は、第2実施例としての作業システムSYの構成例を示す。本実施例では、複数の障害物9のうちの一部が他のものに比べて離間して配置されている。即ち、複数の障害物9のうち、或る2つの障害物9は距離W2(>W1)だけ離間するように隣り合って配置され、それ以外のものについては互いに隣り合う2つが距離W1だけ離間するように配列されている。
このような場合、前述の第1実施例によれば、距離W2だけ離間した2つの障害物9の間の領域については、作業が充分に行われないこととなる。
そこで、本実施例では、作業領域WRに、変更指示信号SIG3を発生するユニット4が更に設置される。本実施例においては、ユニット4は、電力線2に電気接続されたサブステーションとするが、電力線2とは異なる電気系統で設けられてもよく、例えばビーコン等、他の信号を発生する信号源であってもよい。或いは、ユニット4は、例えばポール等、単なるランドマークであってもよい。
ここでは、2つのユニット4が設置されるものとする。作業機1は、取得部14の検出部としての機能によりユニット4が発生する変更指示信号SIG3(区別のため、信号SIG3aとする。)を検出した場合には、走行経路を一時的に変更し、ユニット4が発生する変更指示信号SIG3(区別のため、信号SIG3bとする。)を検出した場合には、該走行経路を元のものに戻す。このような構成によれば、上記2つのユニット4の間においては、信号SIG1及びSIG2に基づく走行制御を一時的に中断され、比較的大きい距離W2だけ離間した2つの障害物9の間の領域についても、作業が充分に行われうる。
変更指示信号SIG3aは、信号SIG1及びSIG2に基づく走行制御の中断を指示するものであればよく、例えば、信号SIG1及び/又はSIG2の信号値を変更するものであってもよい。付随的に、変更指示信号SIG3aは、上記2つのユニット4の間を往復することを指示するものであってもよい。或いは、変更指示信号SIG3aは、公知の他の走行制御を実行すること(例えば、変更指示信号SIG3bを受け取るまで、或いは、所定期間に亘って、上記2つのユニット4の間を任意の経路で走行すること)を指示するものであってもよい。
また、変更指示信号SIG3bは、変更指示信号SIG3aが示す指示を停止して信号SIG1及びSIG2に基づく走行制御の再開を指示するものであればよい。
本実施例によれば、作業領域WRが更に複雑化した場合においても作業効率の向上に有利と云える。尚、本実施例においては、ユニット4は、電力線2を介してステーション3に接続されており、また、ステーション3の機能の一部を有する。そのため、ステーション3による作業の進捗状況についての管理は、付随的にユニット4によって行われてもよい。
(第3実施例)
前述のフローチャート(図4、S1020参照)では、作業領域WRを一周するたびに、即ちステーション3に帰還するたびに、走行経路が更新される態様を例示したが、この更新は、他の方法によって行われてもよい。例えば、走行経路の更新は、第2実施例で例示されたユニット4による変更指示信号SIG3により行われてもよいし、所定時間の経過に基づいて行われてもよい。
図8に示されるように、第3実施例においては、作業機1は、作業時間を計測する時間計測部18を更に備える。所定時間の経過に基づいて走行経路の設定を行う場合、作業機1は、この時間計測部18による作業時間の計測結果を取得部14により取得し、それにより、走行経路の更新を行うことができる。
以上、幾つかの実施例を示しながら本実施形態を述べたが、本実施形態によれば、作業領域WRが複雑化した場合においても、電力線2を比較的簡便に設置可能であり、また、該複雑化した作業領域WRの作業効率を比較的簡便に向上可能である。ここで例示された実施例および変形例は、その趣旨を逸脱しない範囲で変更が加えられてもよく、部分的に組み合わされてもよいし、或いは、公知のものと組み合わされてもよい。
(その他)
以上の説明においては、理解の容易化のため、各要素をその機能面に関連する名称で示したが、各要素は、実施形態で説明された内容を主機能として備えるものに限られるものではなく、それを補助的に備えるものであってもよい。
また、実施形態においては作業機1として芝刈機を例示したが、作業機1は芝刈機に限られるものではない。即ち、実施形態の内容は、作業部13としてオーガを備える除雪機にも適用可能であるし、或いは、耕運機等の農作業機にも適用可能である。
(実施形態のまとめ)
第1の態様は制御装置(例えば16)に係り、前記制御装置は、作業機(例えば1)の走行制御を行うための制御装置であって、前記作業機は、作業領域(例えばWR)に設置された基準線(例えば2)に基づいて該作業領域を走行しながら作業を実行し、前記制御装置は、前記基準線からの距離を設定する設定手段(例えばS1010)と、前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から一側方側に離間した仮想線を第1仮想線(例えばL1)として、該第1仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第1制御手段(例えばS1120)と、前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から他側方側に離間した仮想線を第2仮想線(例えばL2)として、該第2仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第2制御手段(例えばS1220)と、前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方を選択する選択手段(例えばS1040)と、を備える
ことを特徴とする。第1の態様によれば、作業領域が複雑化した場合においても基準線(実施形態では電力線)を比較的簡便に設置可能であり、また、該複雑化した作業領域の作業効率を比較的簡便に向上可能となる。
第2の態様では、前記選択手段は、前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方から他方に変更可能に構成されている
ことを特徴とする。第2の態様によれば、基準線の両側方の作業を適切に実行可能となる。
第3の態様では、前記選択手段による前記変更を指示する信号を検出する第1検出手段(例えばS1000、S1020)を更に備え、前記選択手段は、前記第1検出手段による検出結果に基づいて前記変更を行う
ことを特徴とする。第3の態様によれば、走行経路を適切に設定可能となる。
第4の態様では、前記設定手段は、前記基準線からの距離を変更可能に構成されている
ことを特徴とする。第4の態様によれば、走行経路を適切に設定可能となる。
第5の態様では、前記設定手段による前記変更を指示する信号を検出する第2検出手段(例えばS1000、S1010)を更に備え、前記設定手段は、前記第2検出手段による検出結果に基づいて前記変更を行う
ことを特徴とする。第5の態様によれば、走行経路を適切に設定可能となる。
第6の態様では、前記基準線からの距離は、ユーザにより操作入力された複数の距離の1つであり、前記制御装置は、前記複数の距離を示す情報を取得する取得手段(例えばS1000)を更に備え、前記設定手段は、前記取得手段により取得された情報に基づいて前記変更を行う
ことを特徴とする。第6の態様によれば、走行経路を適切に設定可能となる。
第7の態様では、前記設定手段は、前記取得手段により取得された情報に基づいて、前記複数の距離のうち大きいもの又は小さいものから順に選択するように前記変更を行う
ことを特徴とする。第7の態様によれば、比較的簡便に走行経路を設定可能となる。
第8の態様では、前記作業領域には、前記選択手段及び/又は前記設定手段による前記変更を指示する信号を発生するユニット(例えば3、4)が設けられており、前記選択手段及び/又は前記設定手段は該ユニットからの信号に基づいて前記変更を行う
ことを特徴とする。第8の態様によれば、作業領域が更に複雑化した場合においても作業効率を向上可能となる。
第9の態様では、作業時間を計測する時間計測手段(例えば14)を更に備え、前記選択手段及び/又は前記設定手段は、前記時間計測手段による計測結果に基づいて前記変更を行う
ことを特徴とする。第9の態様によれば、作業領域が更に複雑化した場合においても作業効率を向上可能となる。
第10の態様では、前記選択手段及び/又は前記設定手段は、前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方に基づく前記作業機の走行が完了したことに応じて、前記変更を行う
ことを特徴とする。第10の態様によれば、比較的簡便に走行経路を設定可能となる。
第11の態様では、前記基準線は、信号を発生可能に構成されており、該信号は、前記基準線から離間するほど小さい値となり、該信号の値は、前記設定手段が設定する前記基準線からの距離に対応する
ことを特徴とする。第11の態様によれば、所望の走行経路で作業機を適切に走行可能となる。
第12の態様では、前記基準線は、前記信号として電磁波を発生する電力線(例えば2)である
ことを特徴とする。第12の態様によれば、所望の走行経路で作業機を適切に走行可能となる。
第13の態様は作業機(例えば1)に係り、前記作業機は、上述の制御装置(例えば16)と、前記作業機を走行させるための走行部(例えば12)と、前記作業を実行するための作業部(例えば13)と、を備える
ことを特徴とする。即ち、上述の制御装置は公知の作業機に適切に適用可能である。
第14の態様は作業システム(例えばSY)に係り、前記作業システムは、上述の作業機(例えば1)と、前記基準線としての電力線(例えば2)と、前記電力線に電力を供給可能に構成されたステーション(例えば3)と、を備える
ことを特徴とする。即ち、上述の作業機は公知の作業システムに適切に適用可能である。
第15の態様では、前記電力線は、前記ステーションを介して前記作業領域に環状に設置されており、前記第1制御手段は、前記作業機が前記第1仮想線に沿って前記作業領域を一周するように前記制御を行い、前記第2制御手段は、前記作業機が前記第2仮想線に沿って前記作業領域を一周するように前記制御を行う
ことを特徴とする。第15の態様によれば、上記第14の態様を適切に実現可能となる。
第16の態様では、前記第1制御手段および前記第2制御手段は、前記作業機による前記作業領域の前記作業が完了した場合には前記作業機を前記ステーションに帰還させる
ことを特徴とする。第16の態様によれば、作業を完了した作業機をステーションに待機させることができる。
第17の態様では、前記作業領域は、前記環状に設置された前記電力線により区画される内側領域(例えばWR1)および外側領域(例えばWR2)を含み、前記第1制御手段による前記制御に基づいて前記作業機が走行する領域は、前記内側領域および前記外側領域の一方の領域に対応し、前記第2制御手段による前記制御に基づいて前記作業機が走行する領域は、前記内側領域および前記外側領域の他方の領域に対応する
ことを特徴とする。第17の態様によれば、上記第14の態様を適切に実現可能となる。
第18の態様では、前記制御装置は、前記作業機が前記ステーションから前記一方の領域に進入するように前記作業機を一側方に旋回させる第1旋回手段(例えばS1100)と、前記一方の領域についての前記作業が完了した後に、前記作業機が前記一方の領域から前記他方の領域に進入するように前記作業機を他側方に旋回させる第2旋回手段(例えばS1200)と、を更に備える
ことを特徴とする。第18の態様によれば、作業機をステーションから適切に発進させることができる。
第19の態様では、前記制御装置は、前記第1旋回手段による前記作業機の旋回方向を記憶する記憶手段(例えば15、S1120、S1220)を更に備える
ことを特徴とする。第19の態様によれば、作業機をステーションに適切に帰還させることができる。
第20の態様では、前記作業領域は、少なくとも部分的に通路状に形成されている
ことを特徴とする。第20の態様によれば、このような作業領域においても作業効率を向上可能となる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。

Claims (19)

  1. 作業機の走行制御を行うための制御装置であって、
    前記作業機は、作業領域に設置された基準線に基づいて該作業領域を走行しながら作業を実行し、
    前記制御装置は、
    前記基準線からの距離を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から一側方側に離間した仮想線を第1仮想線として、該第1仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第1制御手段と、
    前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から他側方側に離間した仮想線を第2仮想線として、該第2仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第2制御手段と、
    前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方を選択する選択手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、前記基準線からの距離を変更可能に構成されており、
    前記基準線からの距離は、ユーザにより操作入力された複数の距離の1つであり、
    前記制御装置は、前記複数の距離を示す情報を取得する取得手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記取得手段により取得された情報に基づいて前記基準線からの距離を変更する
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記設定手段による前記変更を指示する信号を検出する第2検出手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記第2検出手段による検出結果に基づいて前記変更を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記設定手段は、前記取得手段により取得された情報に基づいて、前記複数の距離のうち大きいもの又は小さいものから順に選択するように前記変更を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の制御装置。
  4. 前記選択手段は、前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方から他方に変更可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項記載の制御装置。
  5. 作業機の走行制御を行うための制御装置であって、
    前記作業機は、作業領域に設置された基準線に基づいて該作業領域を走行しながら作業を実行し、
    前記制御装置は、
    前記基準線からの距離を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から一側方側に離間した仮想線を第1仮想線として、該第1仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第1制御手段と、
    前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から他側方側に離間した仮想線を第2仮想線として、該第2仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第2制御手段と、
    前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方を選択する選択手段と、
    作業時間を計測する時間計測手段と、を備え、
    前記選択手段は、前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方から他方に変更可能に構成されており、
    前記選択手段及び/又は前記設定手段は、前記時間計測手段による計測結果に基づいて前記基準線からの距離を変更する
    ことを特徴とする制御装置。
  6. 前記選択手段による前記変更を指示する信号を検出する第1検出手段を更に備え、
    前記選択手段は、前記第1検出手段による検出結果に基づいて前記変更を行う
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の制御装置。
  7. 前記作業領域には、前記選択手段及び/又は前記設定手段による前記変更を指示する信号を発生するユニットが設けられており、前記選択手段及び/又は前記設定手段は該ユニットからの信号に基づいて前記変更を行う
    ことを特徴とする請求項4から請求項6の何れか1項記載の制御装置。
  8. 前記選択手段及び/又は前記設定手段は、前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方に基づく前記作業機の走行が完了したことに応じて、前記変更を行う
    ことを特徴とする請求項4から請求項7の何れか1項記載の制御装置。
  9. 前記基準線は、信号を発生可能に構成されており、該信号は、前記基準線から離間するほど小さい値となり、該信号の値は、前記設定手段が設定する前記基準線からの距離に対応する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項記載の制御装置。
  10. 前記基準線は、前記信号として電磁波を発生する電力線である
    ことを特徴とする請求項9記載の制御装置。
  11. 請求項1から請求項10の何れか1項記載の制御装置と、
    前記作業機を走行させるための走行部と、
    前記作業を実行するための作業部と、を備える
    ことを特徴とする作業機。
  12. 請求項11記載の作業機と、
    前記基準線としての電力線と、
    前記電力線に電力を供給可能に構成されたステーションと、を備える
    ことを特徴とする作業システム。
  13. 前記電力線は、前記ステーションを介して前記作業領域に環状に設置されており、
    前記第1制御手段は、前記作業機が前記第1仮想線に沿って前記作業領域を一周するように前記制御を行い、
    前記第2制御手段は、前記作業機が前記第2仮想線に沿って前記作業領域を一周するように前記制御を行う
    ことを特徴とする請求項12記載の作業システム。
  14. 前記第1制御手段および前記第2制御手段は、前記作業機による前記作業領域の前記作業が完了した場合には前記作業機を前記ステーションに帰還させる
    ことを特徴とする請求項13記載の作業システム。
  15. 前記作業領域は、前記環状に設置された前記電力線により区画される内側領域および外側領域を含み、
    前記第1制御手段による前記制御に基づいて前記作業機が走行する領域は、前記内側領域および前記外側領域の一方の領域に対応し、
    前記第2制御手段による前記制御に基づいて前記作業機が走行する領域は、前記内側領域および前記外側領域の他方の領域に対応する
    ことを特徴とする請求項13または請求項14記載の作業システム。
  16. 前記制御装置は、
    前記作業機が前記ステーションから前記一方の領域に進入するように前記作業機を一側方に旋回させる第1旋回手段と、
    前記一方の領域についての前記作業が完了した後に、前記作業機が前記一方の領域から前記他方の領域に進入するように前記作業機を他側方に旋回させる第2旋回手段と、
    を更に備える
    ことを特徴とする請求項15記載の作業システム。
  17. 前記制御装置は、前記第1旋回手段による前記作業機の旋回方向を記憶する記憶手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項16記載の作業システム。
  18. 前記作業領域は、少なくとも部分的に通路状に形成されている
    ことを特徴とする請求項17記載の作業システム。
  19. 作業領域に設置された基準線に基づいて該作業領域を走行しながら作業を実行する作業機と、前記基準線としての電力線と、前記電力線に電力を供給可能に構成されたステーションと、を備える作業システムであって、
    前記作業機は、制御装置と、前記作業機を走行させるための走行部と、作業を実行するための作業部と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記基準線からの距離を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から一側方側に離間した仮想線を第1仮想線として、該第1仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第1制御手段と、
    前記設定手段により設定された距離だけ前記基準線から他側方側に離間した仮想線を第2仮想線として、該第2仮想線に沿って走行するように前記作業機を制御する第2制御手段と、
    前記第1制御手段による制御および前記第2制御手段による制御の一方を選択する選択手段と、
    を備え、
    前記電力線は、前記ステーションを介して前記作業領域に環状に設置されており、
    前記第1制御手段は、前記作業機が前記第1仮想線に沿って前記作業領域を一周するように前記制御を行い、
    前記第2制御手段は、前記作業機が前記第2仮想線に沿って前記作業領域を一周するように前記制御を行い、
    前記作業領域は、前記環状に設置された前記電力線により区画される内側領域および外側領域を含み、
    前記第1制御手段による前記制御に基づいて前記作業機が走行する領域は、前記内側領域および前記外側領域の一方の領域に対応し、
    前記第2制御手段による前記制御に基づいて前記作業機が走行する領域は、前記内側領域および前記外側領域の他方の領域に対応し、
    前記制御装置は、
    前記作業機が前記ステーションから前記一方の領域に進入するように前記作業機を一側方に旋回させる第1旋回手段と、
    前記一方の領域についての前記作業が完了した後に、前記作業機が前記一方の領域から前記他方の領域に進入するように前記作業機を他側方に旋回させる第2旋回手段と、
    を更に備える
    ことを特徴とする作業システム。
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